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特許7410941医療システムのデータを利用するシステム及び方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-26
(45)【発行日】2024-01-10
(54)【発明の名称】医療システムのデータを利用するシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   A61B 34/00 20160101AFI20231227BHJP
   A61F 9/007 20060101ALI20231227BHJP
【FI】
A61B34/00
A61F9/007 200Z
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2021520216
(86)(22)【出願日】2019-10-01
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-13
(86)【国際出願番号】 IB2019058361
(87)【国際公開番号】W WO2020089710
(87)【国際公開日】2020-05-07
【審査請求日】2022-09-21
(31)【優先権主張番号】62/753,277
(32)【優先日】2018-10-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】319008904
【氏名又は名称】アルコン インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100160705
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】ペーター マルティン
(72)【発明者】
【氏名】ハイコ ボーン
【審査官】山口 賢一
(56)【参考文献】
【文献】特表2008-523912(JP,A)
【文献】特表2010-536111(JP,A)
【文献】特表2015-531092(JP,A)
【文献】特開2017-219847(JP,A)
【文献】特表2017-511157(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 34/00
A61B 34/10
A61F 9/007
G16H 40/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
システムであって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに連結され、前記少なくとも1つのプロセッサによる実行時に、前記システムに、
患者の目に関わる外科手術を含む医療処置のための複数の医療システムの複数のコンポーネントの第1の複数の測定値に関連付けられた第1のセンサデータを受信させ、前記第1のセンサデータは、前記複数のコンポーネントをモニタリングするため、かつ/又は、前記複数のコンポーネントの利用をモニタリングするための複数のセンサに関連付けられており、
第1のユーザ入力から、閾値を含むフィルタ情報を受信させ、
前記フィルタ情報に少なくとも基づいて、1つ又は複数の閾値を判断するために、選択された少なくとも1つ又は複数の選択領域を含む報告データを判断するために前記第1のセンサデータを検索させ、
グラフィカルユーザインタフェースを介して、前記報告データをユーザに提供させ、
保守の問題、予防保全の問題、故障の問題及びコンポーネント障害の問題を含む、患者の目に関わる外科手術を含む医療処置のための前記複数の医療システムの1つ又は複数の問題を示す第2のユーザ入力を受信させ、
前記第2のユーザ入力に少なくとも基づいて1つ又は複数の閾値を判断させ、
患者の目に関わる外科手術を含む医療処置のための前記複数の医療システムの前記複数のコンポーネントの第2の複数の測定値に関連付けられた第2のセンサデータを受信させ、前記第2のセンサデータは、前記複数のコンポーネントをモニタリングするため、かつ/又は、前記複数のコンポーネントの利用をモニタリングするための複数のセンサに関連付けられており、
前記1つ又は複数の閾値に少なくとも基づいて、患者の目に関わる外科手術を含む医療処置のための前記複数の医療システムの前記1つ又は複数の問題の少なくとも1つを判断させ、前記1つ又は複数の問題の少なくとも1つは、不十分な外科的技術、未熟な外科的技術、及び/又は、患者の目に関わる外科手術を含む医療処置のための前記複数の医療システムの1つ若しくは複数のコンポーネントの保守の問題を含み、
前記複数の医療システムの前記1つ又は複数の問題の前記少なくとも1つに少なくとも基づいて、患者の目に関わる外科手術を含む医療処置のための前記複数の医療システムの前記少なくとも1つにそれぞれ関連付けられた少なくとも1つの警告を発行させる、
命令を含む、メモリ媒体と、
を備える、システム。
【請求項2】
前記命令が、前記システムにさらに、前記複数の医療システムの前記1つ又は複数の問題の前記少なくとも1つに少なくとも基づいて、患者の目に関わる外科手術を含む医療処置のための前記複数の医療システムの前記少なくとも1つにそれぞれ関連付けられた、医療システムの少なくとも1つの予防保全指令、又は、予防保全及び/若しくは予知保全を実行する際の少なくとも1つのサービス指令を発行させる、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記複数の医療システムの前記少なくとも1つにそれぞれ関連付けられた前記少なくとも1つの警告を発行するために、前記命令が、前記システムにさらに、前記複数の医療システムの前記少なくとも1つのディスプレイを介して前記少なくとも1つの警告を示す情報を提供させ、
前記少なくとも1つの警告は、少なくとも1人の医療関係者による前記複数の医療システムの少なくとも1つの医療システムの過去の操作に関連する、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記命令が、前記システムにさらに、データベースを介して前記第1のセンサデータを記憶させ、
前記報告データを判断するために前記第1のセンサデータを検索するために、前記命令が、前記システムにさらに、前記報告データを判断するために前記データベースを検索させる、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記グラフィカルユーザインタフェースを介して、前記報告データを前記ユーザに提供するために、前記命令が、前記システムにさらに、ウェブベースアプリケーションの少なくとも一部を前記ユーザに提供させる、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、請求項1に記載の前記システムのプロセッサによる実行時に、前記システムに、
患者の目に関わる外科手術を含む医療処置のための複数の医療システムの複数のコンポーネントの第1の複数の測定値に関連付けられた第1のセンサデータを受信させ、前記第1のセンサデータは、前記複数のコンポーネントをモニタリングするため、かつ/又は、前記複数のコンポーネントの利用をモニタリングするための複数のセンサに関連付けられており、
第1のユーザ入力から、閾値を含むフィルタ情報を受信させ、
前記フィルタ情報に少なくとも基づいて、1つ又は複数の閾値を判断するために、選択された少なくとも1つ又は複数の選択領域を含む報告データを判断するために前記第1のセンサデータを検索させ、
グラフィカルユーザインタフェースを介して、前記報告データをユーザに提供させ、
保守の問題、予防保全の問題、故障の問題及びコンポーネント障害の問題を含む、患者の目に関わる外科手術を含む医療処置のための前記複数の医療システムの1つ又は複数の問題を示す第2のユーザ入力を受信させ、
前記第2のユーザ入力に少なくとも基づいて、1つ又は複数の閾値を判断させ、
患者の目に関わる外科手術を含む医療処置のための前記複数の医療システムの前記複数のコンポーネントの第2の複数の測定値に関連付けられた第2のセンサデータを受信させ、前記第2のセンサデータは、前記複数のコンポーネントをモニタリングするため、かつ/又は、前記複数のコンポーネントの利用をモニタリングするための複数のセンサに関連付けられており、
前記1つ又は複数の閾値に少なくとも基づいて、患者の目に関わる外科手術を含む医療処置のための前記複数の医療システムの前記1つ又は複数の問題の少なくとも1つを判断させ、前記1つ又は複数の問題の少なくとも1つは、不十分な外科的技術、未熟な外科的技術、及び/又は、患者の目に関わる外科手術を含む医療処置のための前記複数の医療システムの1つ若しくは複数のコンポーネントの保守の問題を含み、
前記複数の医療システムの前記1つ又は複数の問題の前記少なくとも1つに少なくとも基づいて、患者の目に関わる外科手術を含む医療処置のための前記複数の医療システムの前記少なくとも1つにそれぞれ関連付けられた少なくとも1つの警告を発行させる、
命令を含む、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項7】
前記命令が、前記システムにさらに、
前記複数の医療システムの前記1つ又は複数の問題の前記少なくとも1つに少なくとも基づいて、患者の目に関わる外科手術を含む医療処置のための前記複数の医療システムの前記少なくとも1つにそれぞれ関連付けられた、医療システムの少なくとも1つの予防保全指令、又は、予防保全及び/若しくは予知保全を実行する際の少なくとも1つのサービス指令を発行させる、請求項6に記載の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項8】
前記複数の医療システムの前記少なくとも1つにそれぞれ関連付けられた前記少なくとも1つの警告を発行するために、前記命令が、前記システムにさらに、前記複数の医療システムの前記少なくとも1つのディスプレイを介して前記少なくとも1つの警告を示す情報を提供させ、
前記少なくとも1つの警告は、少なくとも1人の医療関係者による前記複数の医療システムの少なくとも1つの医療システムの過去の操作に関連する請求項6に記載の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項9】
前記グラフィカルユーザインタフェースを介して、前記報告データを前記ユーザに提供するために、前記命令が、前記システムにさらに、ウェブベースアプリケーションの少なくとも一部を前記ユーザに提供させる、請求項6に記載の少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項10】
患者の目に関わる外科手術を含む医療処置のための複数の医療システムの複数のコンポーネントの第1の複数の測定値に関連付けられた第1のセンサデータを受信することであって、前記第1のセンサデータは、前記複数のコンポーネントをモニタリングするため、かつ/又は、前記複数のコンポーネントの利用をモニタリングするための複数のセンサに関連付けられている、第1のセンサデータを受信することと、
第1のユーザ入力から、閾値を含むフィルタ情報を受信することと、
前記フィルタ情報に少なくとも基づいて、1つ又は複数の閾値を判断するために、選択された少なくとも1つ又は複数の選択領域を含む報告データを判断するために前記第1のセンサデータを検索することと、
グラフィカルユーザインタフェースを介して、前記報告データをユーザに提供することと、
保守の問題、予防保全の問題、故障の問題及びコンポーネント障害の問題を含む、患者の目に関わる外科手術を含む医療処置のための前記複数の医療システムの1つ又は複数の問題を示す第2のユーザ入力を受信することと、
前記第2のユーザ入力に少なくとも基づいて、1つ又は複数の閾値を判断することと、
患者の目に関わる外科手術を含む医療処置のための前記複数の医療システムの前記複数のコンポーネントの第2の複数の測定値に関連付けられた第2のセンサデータを受信することであって、前記第2のセンサデータは、前記複数のコンポーネントをモニタリングするため、かつ/又は、前記複数のコンポーネントの利用をモニタリングするための複数のセンサに関連付けられている、第2のセンサデータを受信することと、
前記1つ又は複数の閾値に少なくとも基づいて、患者の目に関わる外科手術を含む医療処置のための前記複数の医療システムの前記1つ又は複数の問題の少なくとも1つを判断することであって、前記1つ又は複数の問題の少なくとも1つは、不十分な外科的技術、未熟な外科的技術、及び/又は、患者の目に関わる外科手術を含む医療処置のための前記複数の医療システムの1つ若しくは複数のコンポーネントの保守の問題を含む、前記複数の医療システムの前記1つ又は複数の問題の少なくとも1つを判断することと、
前記複数の医療システムの前記1つ又は複数の問題の前記少なくとも1つに少なくとも基づいて、患者の目に関わる外科手術を含む医療処置のための前記複数の医療システムの前記少なくとも1つにそれぞれ関連付けられた少なくとも1つの警告を発行することと、
を含む、請求項1に記載の前記システムの作動方法。
【請求項11】
前記複数の医療システムの前記1つ又は複数の問題の前記少なくとも1つに少なくとも基づいて、患者の目に関わる外科手術を含む医療処置のための前記複数の医療システムの前記少なくとも1つにそれぞれ関連付けられた、医療システムの少なくとも1つの予防保全指令、又は、予防保全及び/若しくは予知保全を実行する際の少なくとも1つのサービス指令を発行することをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記複数の医療システムの前記少なくとも1つにそれぞれ関連付けられた前記少なくとも1つの警告を前記発行することが、前記複数の医療システムの前記少なくとも1つのディスプレイを介して前記少なくとも1つの警告を示す情報を提供することを含み、
前記少なくとも1つの警告は、少なくとも1人の医療関係者による前記複数の医療システムの少なくとも1つの医療システムの過去の操作に関連する、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
データベースを介して前記第1のセンサデータを記憶することをさらに含み、
前記フィルタ情報に少なくとも基づいて、前記報告データを判断するために前記第1のセンサデータを前記検索することが、前記報告データを判断するために前記データベースを検索することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記グラフィカルユーザインタフェースを介して、前記報告データを前記ユーザに前記提供することが、ウェブベースアプリケーションの少なくとも一部を前記ユーザに提供することを含む、請求項10に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、医療処置に利用される医療システムに関し、より詳細には、医療システムのデータを利用することに関する。
【背景技術】
【0002】
医療システムは、医療処置において利用され得る。医療システムは、医療システムの様々なコンポーネントをモニタリングするセンサを含む。センサからのデータは、医療システムのコンピュータシステムによって記憶される。医療システムにサービスを提供する技術者は、医療システムのコンピュータシステム及び記憶されたデータにアクセスし得る。しかしながら、技術者は、医療システムを利用する場所に行かなければならない。医療システムに関連する問題がある場合、このことによって応答時間が消費される。ある場合には、医療システムに故障が存在し得る。別の場合には、医療システムに予防保全問題が存在し得る。医療システムは、様々な時に定期保守を必要とし得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本開示は、複数の医療システムの複数のコンポーネントの第1の複数の測定値に関連付けられた第1のセンサデータを受信することが可能なシステムを提供する。一例では、1つ又は複数のセンサは、医療システムのレーザをモニタリングし得る。第2の例では、1つ又は複数のセンサは、医療システムのレーザによって消費されるエネルギー量をモニタリングし得る。第3の例では、1つ又は複数のセンサは、医療システムのレーザによって生産されるエネルギー量をモニタリングし得る。第4の例では、1つ又は複数のセンサは、医療システムのガス容器のガスの量をモニタリングし得る。別の例では、1つ又は複数のセンサは、外科医が医療システムのコンポーネントをどのように利用するかをモニタリングし得る。医療システムのコンポーネントをモニタリングするセンサは、物理現象を測定するセンサを含み得る。例えば、センサは、物理現象の測定値に少なくとも基づくデータを提供し得る。システムは、第1のユーザ入力からフィルタ情報をさらに受信し得る。例えば、フィルタ情報は、ユーザに報告するデータを判断する際に利用され得る。
【0004】
システムは、さらに、フィルタ情報に少なくとも基づいて、報告データを判断するために第1のセンサデータを検索し得る。例えば、システムは、報告データを判断するためにデータベースを検索してもよく、データベースは、第1のセンサデータを記憶する。システムは、さらに、グラフィカルユーザインタフェースを介して報告データをユーザに提供し得る。例えば、グラフィカルユーザインタフェースは、ウェブベースアプリケーションの少なくとも一部であってもよい。システムは、さらに、複数の医療システムの少なくとも1つに関連付けられた1つ又は複数の問題を示す第2のユーザ入力を受信し得る。一例では、複数の医療システムの少なくとも1つに関連付けられた問題は、保守問題を含み得る。第2の例では、複数の医療システムの少なくとも1つに関連付けられた問題は、予防保全問題を含み得る。第3の例では、複数の医療システムの少なくとも1つに関連付けられた問題は、故障問題を含み得る。別の例では、複数の医療システムの少なくとも1つに関連付けられた問題は、コンポーネント障害問題を含み得る。
【0005】
システムは、さらに、第2のユーザ入力に少なくとも基づいて1つ又は複数の閾値を判断し得る。例えば、第2のユーザ入力に少なくとも基づいて1つ又は複数の閾値を判断することは、記憶されたセンサデータに少なくとも基づき得る。システムは、第2のユーザ入力に少なくとも基づいて、記憶されたセンサデータを分類し得る。例えば、システムは、記憶されたセンサデータの1つ又は複数の分類に少なくとも基づいて、1つ又は複数の閾値を判断し得る。システムは、さらに、複数の医療システムの複数のコンポーネントの第2の複数の測定値に関連付けられた第2のセンサデータを受信し得る。一例では、システムは、センサデータを複数の医療システムから受信し続け得る。別の例では、システムは、センサデータを追加の複数の医療システムから受信し得る。システムは、さらに、1つ又は複数の閾値に少なくとも基づいて、複数の医療システムの少なくとも1つに関連付けられた1つ又は複数の問題の少なくとも1つを判断し得る。例えば、システムは、1つ又は複数の判断された閾値に少なくとも基づいて、第2の複数の測定値に関連付けられた第2のセンサデータから複数の医療システムの少なくとも1つに関連付けられた1つ又は複数の問題の少なくとも1つを判断し得る。
【0006】
システムは、さらに、複数の医療システムの少なくとも1つに関連付けられた1つ又は複数の問題の少なくとも1つに少なくとも基づいて、複数の医療システムの少なくとも1つにそれぞれ関連付けられた少なくとも1つの警告を発行し得る。例えば、少なくとも1つの警告を発行することは、複数の医療システムの少なくとも1つのディスプレイを介して、少なくとも1つの警告を示す情報を提供することを含み得る。少なくとも1つの警告は、少なくとも1人の医療関係者による複数の医療システムの少なくとも1つの、過去の動作に関連付けられ得る。例えば、少なくとも1つの警告は、外科医による医療システムの、過去の動作に関連付けられ得る。システムは、さらに、複数の医療システムの少なくとも1つに関連付けられた1つ又は複数の問題の少なくとも1つに少なくとも基づいて、複数の医療システムの少なくとも1つにそれぞれ関連付けられた少なくとも1つの予防保全指令を発行し得る。システムは、さらに、複数の医療システムの少なくとも1つに関連付けられた1つ又は複数の問題の少なくとも1つに少なくとも基づいて、複数の医療システムの少なくとも1つにそれぞれ関連付けられた少なくとも1つのサービス指令を発行し得る。
【0007】
本開示は、システムのプロセッサによる実行時に、システムに上記ステップを実行させる命令を有する非過渡的コンピュータ可読メモリデバイスをさらに含む。本開示は、以下の特徴の1つ又は複数を有する上述のシステム又は非過渡的コンピュータ可読メモリデバイスをさらに含み、以下の特徴は、明らかに相互排他的でない限り、互いに組み合わせて使用され得る。i)複数の医療システムの複数のコンポーネントの第1の複数の測定値に関連付けられた第1のセンサデータを受信し、ii)データベースを介して第1のセンサデータを記憶し、iii)第1のユーザ入力からフィルタ情報を受信し、iv)フィルタ情報に少なくとも基づいて、報告データを判断するために第1のセンサデータを検索し、v)グラフィカルユーザインタフェースを介して報告データをユーザに提供し、vi)複数の医療システムの少なくとも1つに関連付けられた1つ又は複数の問題を示す第2のユーザ入力を受信し、vii)第2のユーザ入力に少なくとも基づいて1つ又は複数の閾値を判断し、viii)複数の医療システムの複数のコンポーネントの第2の複数の測定値に関連付けられた第2のセンサデータを受信し、ix)1つ又は複数の閾値に少なくとも基づいて、複数の医療システムの少なくとも1つに関連付けられた1つ又は複数の問題の少なくとも1つを判断し、x)複数の医療システムの少なくとも1つに関連付けられた1つ又は複数の問題の少なくとも1つに少なくとも基づいて、複数の医療システムの少なくとも1つにそれぞれ関連付けられた少なくとも1つの警告を発行し、xi)複数の医療システムの少なくとも1つに関連付けられた1つ又は複数の問題の少なくとも1つに少なくとも基づいて、複数の医療システムの少なくとも1つにそれぞれ関連付けられた少なくとも1つの予防保全指令を発行する。
【0008】
上記システムのいずれかは、上記方法のいずれかを実行することが可能であってもよく、上記非過渡的コンピュータ可読メモリデバイスのいずれかは、システムに上記方法のいずれかを実行させることが可能であってもよい。上記方法のいずれかは、上記システムのいずれかの上で、又は上記非過渡的コンピュータ可読メモリデバイスのいずれかを使用して、実施されてもよい。
【0009】
前述の概略説明及び以下の詳細な説明の両方が、本質的に例示且つ説明的であり、本開示の範囲を限定することなく本開示の理解をもたらすことを意図するものと理解されるべきである。その点に関して、本開示の追加の態様、特徴、及び利点が、以下の詳細な説明から当業者には明らかとなるであろう。
【0010】
本開示並びにその特徴及び利点をより完全に理解するために、ここで、以下の説明に対して参照が行われ、添付図面と併せて用いられる。添付図面は、縮尺通りではない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、システムの例を示す。
図2A図2Aは、コンピュータシステムの例を示す。
図2B図2Bは、システムの別の例を示す。
図2C図2Cは、コンピュータシステム及びデータセンタの例を示す。
図3A図3Aは、グラフィカルユーザインタフェースの例を示す。
図3B図3Bは、グラフィカルユーザインタフェースの第2の例を示す。
図3C図3Cは、グラフィカルユーザインタフェースの別の例を示す。
図4A図4Aは、システムを動作させる方法の例を示す。
図4B図4Bは、システムを動作させる方法の例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下の説明において、詳細は、開示された主題の議論を容易にするために例として明らかにされる。しかしながら、開示される実施形態は、例であり、全ての考えられる実施形態を網羅するものではないことは、当業者には明らかであるべきである。
【0013】
本明細書で用いられるように、参照番号は、エンティティのクラス又は種類を参照し、そのような参照番号に続く任意の文字が、そのクラス又は種類の特定のエンティティの特定のインスタンスを参照する。よって、例えば、「12A」によって参照される仮想エンティティは、特定のクラス/種類の特定のインスタンスを参照してもよく、参照「12」は、概してその特定クラス/種類に属するインスタンスの集合又はそのクラス/種類のいずれか1つのインスタンスを参照し得る。
【0014】
外科医は、医療システムを利用して医療処置を実行し得る。例えば、医療処置は、患者の目に関わる外科手術であってもよく、又は含んでもよい。患者の目に関わる外科手術は、レーザ眼科手術であってもよく、又は含んでもよい。レーザ眼科手術は、レーザ視力矯正(例えば、エキシマレーザ角膜屈折矯正手術(LASIK))であってもよく、又は含んでもよい。一例では、医療システムは、1つ又は複数の医療機器の利用を制御し得る。別の例では、医療システムは、1つ又は複数の医療機器の利用を記録し得る。
【0015】
医療システムのコンピュータシステムは、医療システムのセンサをモニタリングし得る。コンピュータシステムは、医療システムのセンサからデータを受信及び記憶し得る。コンピュータシステムは、データをローカルに記憶し得る。コンピュータシステムは、データを別のコンピュータシステムに提供し得る。例えば、コンピュータシステムは、データをデータセンタに提供し得る。データセンタは、クラウドコンピューティングソリューション及び/又はクラウドデータストレージソリューションの一部であってもよく、又は一部を形成してもよい。
【0016】
データは、分析され得る。例えば、データは、1つ又は複数の問題を判断するために分析され得る。1つ又は複数の問題は、特に、不十分な外科的技術、未熟な外科的技術、及び/又は医療システムの1つ若しくは複数のコンポーネントの1つ若しくは複数の保守問題を含み得る。一例では、医療システムを利用することにおける熟練度を判断することが、医療システムに問題が存在するかどうかを判断する際に利用され得る。第2の例では、医療システムの1つ又は複数のコンポーネントの1つ又は複数の保守問題は、1つ又は複数の予防保全問題を含み得る。第3の例では、医療システムの1つ又は複数のコンポーネントの1つ又は複数の保守問題は、1つ又は複数の定期保守問題を含み得る。別の例では、医療システムの1つ又は複数のコンポーネントの1つ又は複数の保守問題は、医療システムの1つ又は複数のコンポーネントに関連付けられた1つ若しくは複数の故障及び/又は1つ若しくは複数の障害を含み得る。
【0017】
1つ又は複数のコンピュータシステムは、1つ又は複数の問題を判断するために医療システムのセンサからのデータを利用するように構成され得る。例えば、1つ又は複数のコンピュータシステムは、1つ又は複数の問題を判断するために医療システムのセンサからのデータから学習するように構成され得る。1つ又は複数のコンピュータシステムは、1つ又は複数の問題を判断するために訓練され得る。例えば、1つ又は複数のコンピュータシステムは、医療システムのセンサからのデータによって、且つ医療システムのセンサからのデータに対するユーザ応答によって訓練され得る。1つ又は複数のコンピュータシステムは、1つ又は複数のアクションを実行するために訓練され得る。例えば、1つ又は複数のコンピュータシステムは、医療システムのセンサからのデータを相関させ、相関されたデータに基づいて1つ又は複数のアクションを実行し得る。1つ又は複数のアクションは、予防保全及び/又は予知保全を含み得る。例えば、1つ又は複数のコンピュータシステムは、予防保全及び/又は予知保全を実行する際にサービス指令を発行し得る。技術者は、予防保全及び/又は予知保全の物理的部分を完了させるためにサービス指令を受信し得る。
【0018】
ここで図1を参照すると、システムの例が示されている。図示されるように、外科医110は、システム100を利用し得る。例えば、外科医110は、患者140の患者部分130に関わる外科手術においてシステム100を利用し得る。システム100は、複数のシステムを含み得る。図示されるように、システム100は、切断システム120Aを含み得る。例えば、外科医110は、患者部分130を切断する際にシステム120Aを利用し得る。患者部分130は、患者140の目の角膜内のフラップを含み得る。図示されるように、システム100は、成形システム120Bを含み得る。例えば、外科医110は、患者140の角膜内部に対して切除を行う際に成形システム120Bを利用し得る。
【0019】
図示されるように、システム120Aは、ディスプレイ160Aを含み得る。図示されるように、システム120Aは、顕微鏡ディスプレイ170Aを含み得る。例えば、顕微鏡ディスプレイ170Aは、顕微鏡統合型ディスプレイ(MID)を含み得る。図示されるように、システム120Bは、ディスプレイ160Bを含み得る。図示されるように、システム120Bは、顕微鏡ディスプレイ170Bを含み得る。例えば、顕微鏡ディスプレイ170Bは、MIDを含み得る。
【0020】
システム120Aは、フェムト秒レーザなどのレーザを含んでもよく、レーザは、角膜内部を露出するために持ち上げられ得るフラップを形成するために、短レーザパルスを用いて角膜組織の一連の小部分を切除し得る。フラップは、制御デバイス及びコンピュータシステム150Aと共に、切断デバイスのディスプレイ160A及び170Aのうちの1つ又は両方を用いて計画され、切断され得る。図示されるように、システム120Aは、コンピュータシステム150Aを含み得る。
【0021】
システム120A及び120Bは、図1に示されるように、物理的に分離され得る。患者140は、システム120Aと120Bとの間に移動され得る。代替的には、患者140は、静止したままであってもよく、システム120A及び120Bが、患者140の方に移動されてもよい。システム120A及び120Bは、システム120Aと120Bとの間で切り替えるときにデバイスも患者140も位置変更されないように、単一の一元デバイス内に物理的に結合され得る。
【0022】
システム100は、システム120A及び120Bを制御するための1つ又は複数の制御デバイスを含み得る。例えば、1つ又は複数の制御デバイスは、タッチスクリーンディスプレイ、キーボード、マウス、タッチパッド、ボタン、ジョイスティック、フットペダル、ヘッドアップディスプレイ、及び仮想現実グラスなどの対話型ディスプレイ、又は医療関係者などのユーザと対話することが可能な他のデバイスの1つ又は複数を含み得る。
【0023】
システム100は、特に、ディスプレイ160A、170A、160B、及び170Bの少なくとも1つの上に提示される画像を生成するように構成される、少なくとも1つのコンピュータシステムを含み得る。例えば、少なくとも1つのコンピュータシステムは、コンピュータシステム150A及び150Bの1つ又は複数を含み得る。コンピュータシステム150A及び150Bの1つ又は複数が、顕微鏡、カメラ、光干渉断層撮影(OCT)デバイス若しくはディスプレイ、又は外科手術を受けている目の部分を測定することが可能な別のデバイスなどの、観察デバイスに連結され得る。コンピュータシステム150A及び150Bの1つ又は複数が、制御デバイスの1つ又は複数に連結され得る。
【0024】
一例では、切断デバイスのコンピュータシステム150Aは、i)患者140がシステム120Aと共に位置するときに、目を観察する観察デバイスに連結されてもよく、ii)計画されたフラップ位置及び計画された切除領域に関するグラフィカル情報をディスプレイ60A及び170Aの1つ又は複数に提供してもよく、iii)システム120Aの1つ又は複数の制御デバイスに連結されてもよい。第2の例では、成形デバイスのコンピュータ150Bは、i)患者140が成形システム130と共に位置するときに、目を観察する観察デバイスに連結されてもよく、ii)計画されたフラップ位置及び計画された切除領域に関するグラフィカル情報をディスプレイ60B及び170Bの1つ又は複数に提供してもよく、iii)システム120Bの1つ又は複数の制御デバイスに連結されてもよい。別の例では、コンピュータシステムは、コンピュータシステム150A及び150Bに関して上述した特性及び/又は属性を含み得る。
【0025】
システム100のコンピュータシステムは、有線式又は無線式でシステム100の別の部分に連結され得る。システム100のコンピュータシステムの1つ又は複数は、患者データ、治療計画、又は治療及び/若しくはシステム100に関連する他の情報を記憶する、ローカル、リモートコンピュータシステム若しくはリモートデータセンタ上、又はその両方に記憶された、データベースに連結され得る。一例では、データベースは、リレーショナルデータベースを含み得る。第2の例では、データベースは、グラフデータベースを含み得る。別の例では、データベースは、NoSQL(Not Only SQL)データベースを含み得る。
【0026】
システム100は、患者、及びその患者に対して行われるべき治療又はその患者に対して実際に行われた治療に関する情報を入力し得る。システム100は、ユーザが、患者及びその患者に対して行われるべき治療に関する情報を入力し、見ることを可能にし得る。そのようなデータは、識別情報、患者の医療履歴、及び治療されている患者部分130についての情報などの、患者についての情報を含み得る。そのようなデータは、特に、角膜切断の形状及び位置、並びに角膜切除の位置及び程度などの、治療計画についての情報を含み得る。
【0027】
ここで図2Aを参照すると、コンピュータシステムの例が示されている。図示されるように、コンピュータシステム150は、プロセッサ210、揮発性メモリ媒体220、不揮発性メモリ媒体230、及び入力/出力(I/O)デバイス240を含み得る。図示されるように、揮発性メモリ媒体220、不揮発性メモリ媒体230、及びI/Oデバイス240は、プロセッサ210に通信可能に連結され得る。
【0028】
「メモリ媒体」という用語は、「メモリ」、「記憶デバイス」、「メモリデバイス」、「コンピュータ可読媒体」、及び/又は「有形コンピュータ可読記憶媒体」を意味し得る。例えば、メモリ媒体は、ハードディスクドライブを含む直接アクセス記憶装置、テープディスクドライブなどのシーケンシャルアクセス記憶装置、コンパクトディスク(CD)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、非一時的媒体、及び/又は前述したものの1つ若しくは複数の組み合わせなどの記憶媒体を、限定ではなく含み得る。図示されるように、不揮発性メモリ媒体230は、プロセッサ命令232を含み得る。プロセッサ命令232は、プロセッサ210によって実行され得る。一例では、プロセッサ命令232の1つ又は複数の部分は、不揮発性メモリ媒体230を介して実行され得る。別の例では、プロセッサ命令232の1つ又は複数の部分は、揮発性メモリ媒体220を介して実行され得る。プロセッサ命令232の1つ又は複数の部分は、揮発性メモリ媒体220に移送され得る。
【0029】
プロセッサ210は、本明細書で説明される1つ若しくは複数のシステム、1つ若しくは複数のフローチャート、1つ若しくは複数のプロセス、及び/又は1つ若しくは複数の方法の少なくとも一部を実施する際にプロセッサ命令232を実行し得る。例えば、プロセッサ命令232は、本明細書で説明される1つ若しくは複数のシステム、1つ若しくは複数のフローチャート、1つ若しくは複数の方法、及び/又は1つ若しくは複数のプロセスの少なくとも一部による命令で、構成され、コード化され、及び/又は符号化され得る。プロセッサ210は、単一プロセッサとして示されているが、プロセッサ210は、複数のプロセッサであってもよく、又は含んでもよい。記憶媒体及びメモリ媒体の1つ又は複数は、ソフトウェア製品、プログラム製品、及び/又は製品であってもよい。例えば、ソフトウェア製品、プログラム製品、及び/又は製品は、本明細書で説明される1つ若しくは複数のシステム、1つ若しくは複数のフローチャート、1つ若しくは複数の方法、及び/又は1つ若しくは複数のプロセスの少なくとも一部によるプロセッサによって実行可能な命令で、構成され、コード化され、及び/又は符号化され得る。
【0030】
プロセッサ210は、メモリ媒体に記憶され、及び/又はネットワークを介して受信される、プログラム命令、プロセスデータ、又はその両方を解釈及び実行するように動作可能な任意の適当なシステム、デバイス、又は装置を含み得る。プロセッサ210は、1つ又は複数のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、又はプログラム命令、プロセスデータ、若しくはその両方を解釈及び実行するように構成される他の回路をさらに含み得る。
【0031】
I/Oデバイス240は、ユーザからの入力及びユーザへの出力を容易にすることによって、ユーザがコンピュータシステム150及びその関連コンポーネントと対話することを可能にし、許可し、及び/又は有効にする、任意の媒介又は複数の媒介を含み得る。ユーザからの入力を容易にすることは、ユーザがコンピュータシステム150を操作及び/又は制御することを可能にしてもよく、且つユーザへの出力を容易にすることは、コンピュータシステム150がユーザの操作及び/又は制御の効果を示すことを可能にしてもよい。例えば、I/Oデバイス240は、ユーザが、データ、命令、又はその両方をコンピュータシステム150に入力すること、並びにコンピュータシステム150及びその関連コンポーネントを操作及び/又は制御することを可能にし得る。I/Oデバイスは、キーボード、マウス、タッチスクリーン、ジョイスティック、手持ちレンズ、ツール追跡デバイス、座標入力装置、又はシステム100などのシステムで使用されるのに適当な任意の他のI/Oデバイスなどのユーザインタフェースデバイスを含み得る。
【0032】
I/Oデバイス240は、プロセッサ210が本明細書で説明される1つ又は複数のシステム、プロセス、及び/又は方法の少なくとも一部を実施することを容易にし、及び/又は許可し得る、特に、1つ若しくは複数のバス、1つ若しくは複数のシリアルデバイス、及び/又は1つ若しくは複数のネットワークインタフェースを含み得る。一例では、I/Oデバイス240は、プロセッサ210が外部ストレージと通信することを容易にし、及び/又は許可し得るストレージインタフェースを含み得る。ストレージインタフェースは、特に、ユニバーサルシリアルバス(USB)インタフェース、SATA(シリアルATA)インタフェース、PATA(パラレルATA)インタフェース、及び小型計算機システムインタフェース(SCSI)の1つ又は複数を含み得る。第2の例では、I/Oデバイス240は、プロセッサ210がネットワークと通信することを容易にし、及び/又は許可し得るネットワークインタフェースを含み得る。I/Oデバイス240は、無線ネットワークインタフェース及び有線ネットワークインタフェースの1つ又は複数を含み得る。第3の例では、I/Oデバイス240は、特に、ペリフェラルコンポーネントインタコネクト(PCI)インタフェース、PCIエクスプレス(PCIe)インタフェース、シリアルペリフェラルインタコネクト(SPI)インタフェース、及びInter-Integrated Circuit(IC)インタフェースの1つ又は複数を含み得る。別の例では、I/Oデバイス240は、プロセッサ210が、特にディスプレイ160及び顕微鏡ディスプレイ170の1つ又は複数とデータを通信することを容易にし、及び/又は許可し得る。
【0033】
図示されるように、I/Oデバイス240は、ディスプレイ160及び顕微鏡ディスプレイ170に通信可能に連結され得る。例えば、コンピュータシステム150は、I/Oデバイス240を介してディスプレイ160及び顕微鏡ディスプレイ170に通信可能に連結され得る。I/Oデバイス240は、プロセッサ210が、顕微鏡ディスプレイ170の1つ又は複数の要素とデータを通信することを容易にし、及び/又は許可し得る。
【0034】
図示されるように、I/Oデバイス240は、センサ250A~250Cに連結され得る。例えば、センサ250は、システム100のコンポーネントに関連する物理現象を測定し得る。センサ250は、システム100のコンポーネントに関連する測定物理現象をデジタルデータに変換し得る。図示されるように、I/Oデバイス240は、センサハブ252に連結され得る。図示されるように、センサハブ252は、センサ250D及び250Eに連結され得る。例えば、センサハブ252は、センサ250D及び250Eからデータを受信してもよく、センサ250D及び250EからI/Oデバイス240にデータを提供してもよい。センサハブ252は、センサ250D及び250Eからデータを集計してもよく、センサ250D及び250EからI/Oデバイス240に集計されたデータを提供してもよい。センサハブ252は、第1のプロトコルを介してセンサ250D及び250Eからデータを受信してもよく、第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルを介して、センサ250D及び250EからI/Oデバイス240にデータを提供してもよい。センサハブ252は、マイクロコントローラを含み得る。
【0035】
ここで図2Bを参照すると、システムの例が示されている。図示されるように、システム100は、コンピュータシステム150、ディスプレイ160、顕微鏡ディスプレイ170、センサ250A~250E、及びセンサハブ252を含み得る。センサ250A~250Eの1つ又は複数は、システム100の1つ又は複数のコンポーネントに関連付けられた情報を受信し得る。システム100の1つ又は複数のコンポーネントに関連付けられた情報は、システム100の1つ又は複数の状態を判断する際に利用され得る。システム100の1つ又は複数のコンポーネントに関連付けられた情報は、システム100に関連付けられた1つ又は複数の問題を判断する際に利用され得る。
【0036】
一例では、1つ又は複数のセンサ250は、システム100のレーザをモニタリングし得る。第2の例では、1つ又は複数のセンサ250は、システム100のレーザによって消費されるエネルギー量をモニタリングし得る。第3の例では、1つ又は複数のセンサ250は、システム100のレーザによって生産されるエネルギー量をモニタリングし得る。第4の例では、1つ又は複数のセンサ250は、システム100のガス容器のガスの量をモニタリングし得る。別の例では、1つ又は複数のセンサは、外科医110がシステム100のコンポーネントをどのように利用するかをモニタリングし得る。
【0037】
システム100は、1つ又は複数のセンサ250からのデータをローカルに記憶し得る。例えば、コンピュータシステム150は、1つ又は複数のセンサ250からのデータをローカルに記憶し得る。システム100は、1つ又は複数のセンサ250からのデータをリモートに記憶し得る。例えば、コンピュータシステム150は、1つ又は複数のセンサからのデータをリモートコンピュータシステムに提供し得る。
【0038】
ここで図2Cを参照すると、コンピュータシステム及びデータセンタの例が示されている。図示されるように、コンピュータシステム150A~150Dは、ネットワーク260に連結され得る。図示されるように、データセンタ270A~270Eは、ネットワーク260に連結され得る。データセンタ270は、1つ又は複数のコンピュータシステムを含み得る。例えば、データセンタ270のコンピュータは、コンピュータシステム150を参照して説明されるもののような、1つ若しくは複数の構造及び/又は1つ若しくは複数の機能性を含み得る。コンピュータシステム150A~150Dの1つ又は複数は、ネットワーク260を介してデータセンタ270A~270Eの1つ又は複数にデータを提供し得る。例えば、コンピュータシステム250A~250Dの1つ又は複数は、ネットワーク260を介してデータセンタ270A~270Eの1つ又は複数に1つ又は複数のセンサ250からのデータを提供し得る。コンピュータシステム150A~150Dの1つ又は複数は、暗号化形式で、ネットワーク260を介してデータセンタ270A~270Eの1つ又は複数にデータを提供し得る。一例では、コンピュータシステム150は、1つ又は複数のセンサ250からのデータを暗号化してもよく、ネットワーク260を介してデータセンタ270A~270Eの1つ又は複数に暗号化されたデータを提供してもよい。別の例では、コンピュータシステム150は、治療に関連付けられたデータを暗号化してもよく、ネットワーク260を介してデータセンタ270A~270Eの1つ又は複数に暗号化されたデータを提供してもよい。コンピュータシステム150A~150Dの1つ又は複数は、ネットワーク260を介してデータセンタ270A~270Eの1つ又は複数からデータを受信し得る。
【0039】
ネットワーク260は、特に、有線ネットワーク、無線ネットワーク、光ネットワーク、又は前述のものの組み合わせを含み得る。ネットワーク260は、様々な種類の通信ネットワークを含んでもよく、及び/又は連結されてもよい。例えば、ネットワーク260は、特に、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット、公衆交換電話網(PSTN)、セルラ電話ネットワーク、衛星電話ネットワーク、又は前述のものの組み合わせを含んでもよく、及び/又は連結されてもよい。WANは、特に、プライベートWAN、コーポレートWAN、パブリックWAN、又は前述のものの組み合わせを含み得る。
【0040】
データセンタ270A~270Eの1つ又は複数は、特にコンピュータシステム150A~150Dの1つ又は複数からのデータを記憶し得る。データセンタ270A~270Eの1つ又は複数は、特にセンサ250A~250Eの1つ又は複数からのデータを記憶し得る。データセンタ270A~270Eの1つ又は複数は、データベースを介してデータを記憶し得る。一例では、データベースは、リレーショナルデータベースを含み得る。第2の例では、データベースは、グラフデータベースを含み得る。別の例では、データベースは、NoSQLデータベースを含み得る。データセンタ270A~270Eの1つ又は複数は、クラウドコンピューティングソリューションを実施する際に利用され得る。一例では、データセンタ270A~270Eの1つ又は複数の1つ又は複数のコンピュータシステムは、クラウドコンピューティングソリューションを実施する際に利用され得る。別の例では、データセンタ270A~270Eの1つ又は複数の1つ又は複数のコンピュータシステムの1つ又は複数の仮想機械は、クラウドコンピューティングソリューションを実施する際に利用され得る。データセンタ270A~270Eの1つ又は複数は、クラウドデータストレージソリューションを実施する際に利用され得る。一例では、クラウドデータストレージソリューションは、特にコンピュータシステム150A~150Dの1つ又は複数からのデータを記憶し得る。別の例では、クラウドデータストレージソリューションは、特にセンサ250A~250Eの1つ又は複数からのデータを記憶し得る。クラウドデータストレージソリューションは、データベースを介してデータを記憶し得る。一例では、データベースは、リレーショナルデータベースを含み得る。第2の例では、データベースは、グラフデータベースを含み得る。別の例では、データベースは、NoSQLデータベースを含み得る。
【0041】
ここで図3Aを参照すると、グラフィカルユーザインタフェースの例が示されている。図示されるように、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)310は、アイコン320A~320Eを含み得る。320A~320Eのアイコンが選択され得る。一例では、アイコン320Aは、システム100を選択するために選択され得る。アイコン320Aが選択された後、システム100A、システム100Bなどが選択され得る。医療設備が、システム100に関連付けられてもよい。第2の例では、アイコン320Bは、治療データを見るために選択され得る。図3Bは、治療データを表示する例としてのGUI310を示す。第3の例では、アイコン320Cは、1つ又は複数のログファイルを選択するために選択され得る。1つ又は複数のログファイルは、1つ又は複数のセンサ250からのデータを含み得る。第4の例では、アイコン320Dは、1つ又は複数のログファイルをダウンロードするために選択され得る。別の例では、アイコン320Eは、履歴グループを削除するために選択され得る。
【0042】
図示されるように、GUI領域330A~330Dは、データを提示し得る。一例では、GUI領域330A~330Dは、報告データを提供し得る。報告データは、フィルタ情報に少なくとも基づく検索から生成され得る。別の例では、提示されるデータは、システム100からのものであってもよい。提示されるデータは、システム100の1つ又は複数のセンサ250からのものであってもよい。一例では、GUI領域330は、システム100のセンサ250からのデータを提示し得る。別の例では、GUI領域330は、システム100の複数のセンサ250からのデータを提示し得る。図示されるように、GUI領域330Cは、閾値340A及び340Bを含み得る。例えば、閾値340が構成され得る。閾値340は、ユーザ入力から構成され得る。図示されるように、データポイントは、閾値340A及び340Bの外側にプロットされ得る。一例では、閾値340A及び340Bの外側にプロットされ得るデータポイントは、システム100に関連する1つ又は複数の問題を示し得る。別の例では、閾値340A及び340Bの外側にプロットされ得るデータポイントは、外科医110に関連する1つ又は複数の問題を示し得る。
【0043】
図示されるように、GUI310は、選択メニュー350を含み得る。例えば、選択メニュー350は、履歴グループを含んでもよい。履歴グループは、システム100のセンサ250からのデータをカテゴリ化する際に選択され得る。示される例では、「レーザヘッド」の履歴グループが、選択されていてもよい。図示されるように、GUI310は、テキスト入力ボックス352を含み得る。例えば、テキスト入力ボックス352は、テキストを入力するために利用され得る。図示されるように、GUI310は、ドロップダウンメニュー354を含み得る。例えば、ドロップダウンメニューが、選択され得る。選択されたドロップダウンメニューは、GUI領域330を介して提示されるべきデータを示し得る。
【0044】
GUI310は、ウェブブラウザを含み得る。例えば、GUI310は、ウェブベースアプリケーションへのフロントエンドを含み得る。ウェブベースアプリケーションは、1つ又は複数のデータセンタ270の1つ又は複数のコンピュータシステムを介して実施され得る。ウェブベースアプリケーションは、クラウドコンピューティングソリューションを介して実施され得る。
【0045】
GUI310は、システム100をモニタリングするためにユーザによって利用され得る。例えば、システム100は、システム100に関連付けられたデータを提供する多数のセンサを含み得る。GUI310は、ユーザによって判別可能であり得る様式でシステム100に関連付けられたデータを提供し得る。一例では、ユーザは、システム100に関連付けられた1つ又は複数の問題を判別し得る。システム100に関連付けられたデータは、システム100に関連付けられた1つ又は複数の問題に相互に関連付けられ得る。別の例では、ユーザは、外科医110に関連付けられた1つ又は複数の問題を判別し得る。システム100に関連付けられたデータは、外科医110に関連付けられた1つ又は複数の問題に相互に関連付けられ得る。
【0046】
人工知能(AI)は、センサ250からのデータを利用し得る。AIは、センサ250からのデータに少なくとも基づいて、及びセンサ250からのデータに対するユーザの応答に少なくとも基づいて、学習し得る。例えば、AI学習は、センサ250からのデータに少なくとも基づいて、及びセンサ250からのデータに対するユーザの応答に少なくとも基づく教師ありであってもよい。AIが学習した後、AIは、システム100及び/又は外科医110に関連付けられた1つ又は複数の問題を判断し得る。AIは、システム100及び/又は外科医110に関連付けられた1つ又は複数の問題に少なくとも基づく情報を提供し得る。例えば、AIによって提供される情報は、1つ又は複数の問題に関連付けられた1つ又は複数の警報を含み得る。
【0047】
AIは、システム100及び/又は外科医110に関連付けられた1つ又は複数の問題に少なくとも基づく1つ又は複数のアクションを実行し得る。一例では、AIは、システム100に関連付けられたサービス指令を発行し得る。第2の例では、AIは、システム100に関連付けられた予防保全指令を発行し得る。第3の例では、AIは、システム100に関連付けられた警告を発行し得る。別の例では、AIは、システム100の1つ又は複数のコンポーネントの動作を中止し得る。
【0048】
ここで図3Bを参照すると、グラフィカルユーザインタフェースの第2の例が示されている。図示されるように、GUI310は、アイコン320A~320Eを含み得る。図示されるように、GUI310は、メッセージ356A~356Fを含み得る。例えば、メッセージ356は、治療に関連付けられ得る。治療は、システム100に関連して提供されていてもよい。図示されるように、GUI310は、メッセージカテゴリ化メニュー358を含み得る。例えば、GUI310は、メッセージカテゴリ化メニュー358から選択されるメッセージカテゴリに少なくとも基づいてメッセージを表示し得る。
【0049】
ここで図3Cを参照すると、グラフィカルユーザインタフェースの別の例が示されている。図示されるように、GUI310は、選択領域360A~360Cを含み得る。例えば、選択領域360A~360Cは、チェックボックスであってもよい。ユーザは、システム100に関連付けられた警告を発行するために選択領域360Aを選択し得る。ユーザは、システム100に関連付けられた予防保全指令を発行するために選択領域360Bを選択し得る。ユーザは、システム100に関連付けられたサービス指令を発行するために選択領域360Cを選択し得る。ユーザは、選択された選択領域360A~360Cの1つ又は複数に関連付けられた発行を実行するためにサブミットアイコン362を選択し得る。
【0050】
1つ又は複数の閾値は、選択された選択領域360A~360Cの1つ又は複数に少なくとも基づいて判断され得る。例えば、報告データは、1つ又は複数の閾値を判断するために選択された選択領域360A~360Cの1つ又は複数に少なくとも相互に関連付けられ得る。AIは、1つ又は複数の閾値を判断するために選択された選択領域360A~360Cの少なくとも1つ又は複数と報告データを相互に関連付け得る。例えば、AIは、センサデータの1つ又は複数の閾値を判断するために選択された選択領域360A~360Cの少なくとも1つ又は複数と報告データを相互に関連付け得る。AIは、センサデータの1つ又は複数の閾値を判断するためにユーザ入力から学習し得る。例えば、AIは、センサデータの1つ又は複数の閾値、及び1つ又は複数の閾値に関してセンサデータに応答して取るべき1つ又は複数のアクションを判断するために、ユーザ入力から学習し得る。例えば、AIは、センサデータの1つ又は複数の閾値、及び1つ又は複数の閾値に関してセンサデータに応答して取るべき1つ又は複数のアクションを判断するために、教師あり機械学習を利用し得る。
【0051】
ここで図4A及び4Bを参照すると、システムを動作させる方法の例が示されている。410において、複数の医療システムの複数のコンポーネントの第1の複数の測定値に関連付けられた第1のセンサデータが、受信され得る。一例では、複数の医療システムの複数のコンポーネントの第1の複数の測定値に関連付けられた第1のセンサデータを受信することは、データセンタが、複数の医療システムの複数のコンポーネントの第1の複数の測定に関連付けられた第1のセンサデータを受信することを含み得る。別の例では、複数の医療システムの複数のコンポーネントの第1の複数の測定値に関連付けられた第1のセンサデータを受信することは、データセンタの1つ又は複数のコンピュータシステムが、複数の医療システムの複数のコンポーネントの第1の複数の測定値に関連付けられた第1のセンサデータを受信することを含み得る。
【0052】
415において、第1のセンサデータが記憶され得る。例えば、第1のセンサデータは、データベースに記憶され得る。420において、フィルタ情報は、第1のユーザ入力から受信され得る。例えば、フィルタ情報は、グラフィカルユーザインタフェースを介して第1のユーザ入力から受信され得る。425において、第1のセンサデータは、報告データを判断するために、フィルタ情報に少なくとも基づいて、検索され得る。例えば、フィルタ情報に少なくとも基づいて、報告データを判断するために第1のセンサデータを検索することが、報告データを判断するためにデータベースを検索することを含み得る。
【0053】
430において、報告データは、グラフィカルユーザインタフェースを介してユーザに提供され得る。例えば、グラフィカルユーザインタフェースを介して、報告データをユーザに提供することは、ウェブベースアプリケーションの少なくとも一部をユーザに提供することを含み得る。435において、複数の医療システムの少なくとも1つに関連付けられた1つ又は複数の問題を示す第2のユーザ入力が、受信され得る。440において、第2のユーザ入力に少なくとも基づいて1つ又は複数の閾値が、判断され得る。445において、複数の医療システムの複数のコンポーネントの第2の複数の測定値に関連付けられた第2のセンサデータが、受信され得る。
【0054】
450において、複数の医療システムの少なくとも1つに関連付けられた1つ又は複数の問題の少なくとも1つが、1つ又は複数の閾値に少なくとも基づいて判断され得る。455において、複数の医療システムの少なくとも1つにそれぞれ関連付けられた少なくとも1つの警告は、複数の医療システムの少なくとも1つに関連付けられた1つ又は複数の問題の少なくとも1つに少なくとも基づいて発行され得る。一例では、複数の医療システムの少なくとも1つにそれぞれ関連付けられた少なくとも1つの警告を発行することが、複数の医療システムの少なくとも1つのディスプレイを介して少なくとも1つの警告を示す情報を提供することを含み得る。別の例では、少なくとも1つの警告は、少なくとも1人の医療関係者による複数の医療システムの少なくとも1つの、過去の動作に関連付けられ得る。少なくとも1つの警告は、外科医110によるシステム100の、過去の動作に関連付けられ得る。一例では、少なくとも1つの警告は、ディスプレイ160を介して外科医110に提供され得る。別の例では、少なくとも1つの警告は、顕微鏡ディスプレイ170を介して外科医110に提供され得る。
【0055】
460において、複数の医療システムの少なくとも1つにそれぞれ関連付けられた少なくとも1つの予防保全指令が、複数の医療システムの少なくとも1つに関連付けられた1つ又は複数の問題の少なくとも1つに少なくとも基づいて発行され得る。465において、複数の医療システムの少なくとも1つにそれぞれ関連付けられた少なくとも1つのサービス指令が、複数の医療システムの少なくとも1つに関連付けられた1つ又は複数の問題の少なくとも1つに少なくとも基づいて発行され得る。
【0056】
方法及び/若しくはプロセス要素の1つ若しくは複数、並びに/又は方法及び/若しくはプロセッサ要素の1つ若しくは複数の部分は、変化した順序で実行されてもよく、反復されてもよく、又は省略されてもよい。さらに、追加の、補足の、及び/又は重複した方法及び/又はプロセス要素が、実施されてもよく、インスタンス化されてもよく、及び/又は所望により実行されてもよい。さらに、システム要素の1つ若しくは複数が省略されてもよく、及び/又は追加システム要素が所望により追加されてもよい。
【0057】
メモリ媒体は、製品であってもよく、及び/又は製品を含んでもよい。例えば、製品は、ソフトウェア製品及び/若しくはプログラム製品を含んでもよく、並びに/又はソフトウェア製品及び/若しくはプログラム製品であってもよい。メモリ媒体は、製品を製造するために、本明細書で説明される1つ又は複数のフローチャート、システム、方法、及び/又はプロセスに従ってプロセッサ実行可能な命令でコード化され、及び/又は符号化され得る。
【0058】
上記で開示された主題は、制限ではなく例示として考えられるべきであり、添付された特許請求の範囲は、本開示の真の思想及び範囲内にある全てのそのような修正、強化、及び他の実施を包含するように意図される。したがって、法律によって許容される最大範囲まで、本開示の範囲は、以下の特許請求の範囲及びその均等物の最も広範な認可可能な解釈によって判断されるべきであり、前述の詳細な説明によって制限され、又は限定されないものとする。
図1
図2A
図2B
図2C
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B