(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-27
(45)【発行日】2024-01-11
(54)【発明の名称】アナログ電子時計、アナログ電子時計制御方法、及びアナログ電子時計制御プログラム
(51)【国際特許分類】
G04C 3/00 20060101AFI20231228BHJP
【FI】
G04C3/00 B
(21)【出願番号】P 2020045052
(22)【出願日】2020-03-16
【審査請求日】2023-01-11
(73)【特許権者】
【識別番号】502366745
【氏名又は名称】セイコーウオッチ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100165179
【氏名又は名称】田▲崎▼ 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100126664
【氏名又は名称】鈴木 慎吾
(74)【代理人】
【識別番号】100161207
【氏名又は名称】西澤 和純
(72)【発明者】
【氏名】土屋 忠士
【審査官】榮永 雅夫
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-185885(JP,A)
【文献】特開2004-49920(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G04B 1/00 - 99/00
G04C 1/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
角度位置に基づいて複数の情報を時針及び分針のみで表示するアナログ電子時計であって、
前記時針及び分針が示す前記情報を表示するための複数の機能にそれぞれ対応づけられた複数のスイッチと、
前記スイッチに所定の操作が行われると、当該スイッチに対応づけられた前記機能を実行する制御部と、
を備え、
前記機能には、前記時針及び前記分針の両方が用いられて示される前記情報を表示する複数の第1機能が含まれ、
前記複数のスイッチの数と、前記複数の第1機能の数とが等しく、
前記第1機能についての操作は、前記複数のスイッチのうち当該第1機能に対応づけられた前記スイッチによって行われ
、
前記制御部は、現在実行する機能を前記機能へと切り替えてから所定の時間が経過すると、当該機能から時刻を表示する機能へと前記現在実行する機能を切り替え、前記現在実行する機能を前記機能へと切り替えてから当該機能に対応づけられた前記スイッチに操作が行われた場合、前記所定の時間を延長する
アナログ電子時計。
【請求項2】
前記制御部は、2つの前記スイッチへの操作が同時に行われた場合、現在実行する機能を前記機能についての設定を行う機能へと切り替える
請求項
1に記載のアナログ電子時計。
【請求項3】
請求項1に記載のアナログ電子時計の制御方法であって、
前記スイッチに所定の操作が行われると、当該スイッチに対応づけられた前記機能を実行する
アナログ電子時計制御方法。
【請求項4】
請求項1に記載のアナログ電子時計に搭載された制御回路に、
前記スイッチに所定の操作が行われると、当該スイッチに対応づけられた前記機能を実行する機能
を実行させるためのアナログ電子時計制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アナログ電子時計、アナログ電子時計制御方法、及びアナログ電子時計制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
時針及び分針が時刻以外の情報を表示する機能を有するアナログ電子時計が知られている。従来、そのようなアナログ電子時計では、スイッチが操作されることによって機能を順番に切り替えてゆくユーザインタフェースが採用されている。従来のユーザインタフェースでは、情報を表示するために2針以上の時刻針を必要とされる機能(例えば、カレンダー表示機能、デュアルタイム表示機能など)を複数搭載した場合、それぞれの機能の識別が難しく読み誤りを引き起こす場合がある。情報を表示するために1針、多針が必要とされる機能が混在した場合、機能の識別は更に困難となる。
【0003】
例えば、特許文献1に記載のアナログ電子時計では、時針及び分針が時刻以外の情報に対応する角度位置に自ら選択的に重ねるように駆動されることによって、時刻以外の情報を表示する。その場合、文字数の長い機能ほど、また機能数が多くなるほど、文字板に記載する内容も多くなるため、文字のサイズが小さくなって視認性が悪くなるばかりでなく、デザインの自由度が無くなる。
【0004】
時針及び分針が時刻以外の情報を表示する機能を有するアナログ電子時計において、複数のスイッチにそれぞれ別の機能に切り替える操作が対応している場合、ある機能が実行されている場合に、当該機能において実行される操作を複数のスイッチに対応させると、別の機能に切り替わってしまう場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、複数のスイッチにそれぞれ別の機能に切り替える操作が対応している場合、ある機能が実行されている場合に別の機能に切り替わってしまうことを抑制できるアナログ電子時計、アナログ電子時計制御方法、及びアナログ電子時計制御プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るアナログ電子時計は、角度位置に基づいて複数の情報を時針及び分針のみで表示するアナログ電子時計であって、前記時針及び分針が示す前記情報を表示するための複数の機能にそれぞれ対応づけられた複数のスイッチと、前記スイッチに所定の操作が行われると、当該スイッチに対応づけられた前記機能を実行する制御部と、を備え、前記機能には、前記時針及び前記分針の両方が用いられて示される前記情報を表示する複数の第1機能が含まれ、前記複数のスイッチの数と、前記複数の第1機能の数とが等しく、前記第1機能についての操作は、前記複数のスイッチのうち当該第1機能に対応づけられた前記スイッチによって行われ、前記制御部は、現在実行する機能を前記機能へと切り替えてから所定の時間が経過すると、当該機能から時刻を表示する機能へと前記現在実行する機能を切り替え、前記現在実行する機能を前記機能へと切り替えてから当該機能に対応づけられた前記スイッチに操作が行われた場合、前記所定の時間を延長する。
【0010】
また、本発明の一態様に係るアナログ電子時計において、前記制御部は、2つの前記スイッチへの操作が同時に行われた場合、現在実行する機能を前記機能についての設定を行う機能へと切り替える。
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るアナログ電子時計制御方法は、上記に記載のアナログ電子時計の制御方法であって、前記スイッチに所定の操作が行われると、当該スイッチに対応づけられた前記機能を実行する。
【0012】
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るアナログ電子時計制御プログラムは、上記に記載のアナログ電子時計に搭載された制御回路に、前記スイッチに所定の操作が行われると、当該スイッチに対応づけられた前記機能を実行する機能を実行させる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、複数のスイッチにそれぞれ別の機能に切り替える操作が対応している場合、ある機能が実行されている場合に別の機能に切り替わってしまうことを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】第1の実施形態に係るアナログ電子時計の構成の一例を示す図である。
【
図2】第1の実施形態に係るアナログ電子時計が備える指針及びスイッチの一例を示す図である。
【
図3】第1の実施形態に係る複数の機能の切り替えの一例を示す図である。
【
図4】第1の実施形態に係る機能管理部による処理の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本実施形態に係るアナログ電子時計1の構成の一例を示す図である。アナログ電子時計1は、発振回路11と、分周回路12と、入力回路13と、スイッチAと、スイッチBと、スイッチCと、制御回路14と、駆動信号発生回路15と、電池16と、動力源駆動回路17と、動力源18と、指針19と、通信部20とを備える。
【0016】
発振回路11は、所定の周波数を有する信号を発生させ、発生した信号を分周回路12に送信する。分周回路12は、発振回路11から受信した信号を分周して計時の基準となる時計信号を発生させ、発生した時計信号を制御回路14に送信する。入力回路13は、ユーザがアナログ電子時計1を操作することにより生成された信号を受信し、受信した信号を制御回路14に送信する。このような信号は、例えば、ユーザが
図1に示したスイッチA、スイッチB又はスイッチCを押下したり、一定時間以上押下し続けたりすることにより生成される。また、ユーザは、例えば、エンドユーザである。
【0017】
制御回路14は、分周回路12から受信した時計信号等に基づいて、アナログ電子時計1の各部に制御信号を送信し、アナログ電子時計1の各部の動作を制御する。また、制御回路14は、電源制御部141と、通信制御部142と、動力源制御部143とを備える。電源制御部141、通信制御部142、及び動力源制御部143各々の詳細については、後述する。
【0018】
駆動信号発生回路15は、制御回路14から受信した制御信号に基づいて、動力源駆動回路17に駆動信号を送信する。この駆動信号は、例えば、ハイレベルのゲート信号又はローレベルのゲート信号を含む櫛歯状の電圧パルス、矩形の電圧パルスである。また、駆動信号発生回路15は、ハイレベルのゲート信号とローレベルのゲート信号の比率を調整することにより、駆動信号のデューティ比を調整することができる。
【0019】
電池16は、例えば、酸化銀電池、アルカリボタン電池、リチウム電池であり、駆動信号発生回路15が駆動信号を生成するために必要な電気エネルギーを駆動信号発生回路15に供給する。また、電池16は、通信部20が無線通信を実行するために必要な電気エネルギーを通信部20に供給する。なお、電池16は、駆動信号発生回路15及び通信部20だけではなく、発振回路11、分周回路12、入力回路13、及び制御回路14の少なくとも一つに電気エネルギーを供給してもよい。
【0020】
動力源駆動回路17は、駆動信号発生回路15から受信した駆動信号に基づいて動力源18を制御する。
動力源18は、ステッピングモータ2を少なくとも一つ含む。ステッピングモータ2は、例えば、指針19を文字板BD上で所定の方向に回転させる。指針19には、時針191と、分針192とが含まれる。アナログ電子時計1では、時針191及び分針192は、時刻以外の情報を表示する機能を有する。
【0021】
通信部20は、一例として、外部機器と無線通信を行う無線通信モジュールを備える。通信部20は、Bluetooth(登録商標)等の無線通信を実行する。なお、無線通信モジュールが行う通信は、ブルートゥース(登録商標)に限定されず、種々の通信方式を採用可能である。無線通信モジュールは、時刻情報や位置情報等を、通信アンテナを介して外部機器と無線通信する機能を有している。外部機器としては、例えば携帯端末或いはサーバ等が挙げられるが、特定の機器に限定されるものではない。通信アンテナは必須なものではなく、具備しなくても構わない。
通信部20は、電力が供給されている動作状態と、電力が供給されていない非動作状態とを有する。つまり、通信部20は間欠的に駆動される。
【0022】
ここで
図2を参照し、アナログ電子時計1が備える指針及びスイッチについて説明する。
図2は、本実施形態に係るアナログ電子時計1が備える指針及びスイッチの一例を示す図である。
図2に示すように、アナログ電子時計1は、文字板BDと、スイッチAと、スイッチBと、スイッチCと、時針191と、分針192とを備える。このアナログ電子時計1は、時針191および分針192のみで、スイッチA、B、Cの操作に応じた複数の情報を表示することができる時計である。
図2に示す例では、スイッチA、スイッチB、及びスイッチCは、2時の位置、3時の位置、及び4時の位置にそれぞれ備えられている。
【0023】
時針191及び分針192は、文字板BD上の角度位置に基づいて複数の情報を示す。時針191及び分針192は、現在の時刻を表示する時刻表示機能を有する。また、上述したように、時針191及び分針192は、時刻以外の情報を表示する機能を有する。この機能には、例えば、カレンダー表示機能、デュアルタイム表示機能、通信結果表示機能、通信開始機能、及び自動時刻同期機能などが含まれる。
【0024】
スイッチA、スイッチB、及びスイッチCは、時針191及び分針192が示す情報を表示するための複数の機能にそれぞれ対応づけられている。一例として、スイッチAは、カレンダー表示機能、スイッチBは、時刻表示機能、スイッチCは、デュアルタイム表示機能、にそれぞれ対応づけられている。
【0025】
時刻表示機能では、現在時刻が時針191及び分針192によって示される。カレンダー表示機能では、例えば、時針191及び分針192によってそれぞれ月と日にち、または日にちと曜日とが示される。デュアルタイム表示機能では、例えば、複数の地域または都市における時刻が、時針191及び分針192によって示される。
【0026】
上述したように時刻表示機能、カレンダー表示機能、及びデュアルタイム表示機能は、時針191及び分針192の両方が用いられて示される情報を表示する機能である。時刻表示機能、カレンダー表示機能、及びデュアルタイム表示機能は、第1機能の一例である。アナログ電子時計1では、複数のスイッチ(スイッチA、スイッチB、及びスイッチC)の数と、第1機能の数とが等しい。
【0027】
文字板BDには、曜日を示す文字(「SUN」、「MON」、「TUE」、「WED」、「THU」、「FRI」、「SAT」)、AM及びPMを示す文字(「AM」、「PM」)、自動通信設定のオン及びオフを示す文字(「ON」、「OFF」)、通信結果を示す文字(「Y」、「N」)が表示されている。
【0028】
図1に戻って、制御回路14に備えられる電源制御部141、通信制御部142、及び動力源制御部143各々の詳細について説明する。
電源制御部141は、電池16から通信部20に供給される電力を制御する。具体的には、電源制御部141は、通信部20を動作状態に制御する場合には通信部20に対して電力を供給する。また、電源制御部141は、通信部20を非動作状態に制御する場合には通信部20に対して電力を供給しない。
【0029】
電源制御部141は、例えば、入力回路13から通信部20に動作をさせるための信号を受信した場合に、通信部20を動作状態に制御する。この信号は、一例としてスイッチBを介して、通信部20に動作をさせるための操作がユーザによって行われた場合に入力回路13によって生成される。
【0030】
通信制御部142は、通信部20と信号線により接続され、通信部20の制御を行う。通信制御部142は、電源制御部141によって通信部20が動作状態に制御されている間、通信部20の制御を実行する。通信制御部142は無線通信モジュールである通信部20と、シリアルインタフェース、I2C(Inter-Integrated Circuit、アイ・スクエア・シー)、SPI(シリアル・ペリフェラル・インタフェース)等の通信規格で通信を行う。
なお、この一例において、通信制御部142と通信部20との間で行われる通信方式は上記した通信規格に限定されない。
【0031】
動力源制御部143は、運針制御部144と、機能管理部145と、時刻表示機能部146と、カレンダー表示機能部147と、デュアルタイム表示機能部148と、時間管理部149とを備える。
【0032】
運針制御部144は、通信部20が非動作状態にある場合に、動力源18を制御して指針19を回転させる。運針制御部144は、分周回路12から受信した時計信号等に基づいて、時針191、及び分針192の少なくとも一つを文字板BD上で所定の方向に回転させるように、駆動信号発生回路15及び動力源駆動回路17を介して動力源18を制御する。
【0033】
機能管理部145は、時針191及び分針192が示す情報を表示するための複数の機能についての制御を実行する。例えば、機能管理部145は、スイッチA、スイッチB、及びスイッチCのいずれかに所定の操作が行われると、現在実行する機能である現在の機能を、操作が行われたスイッチに対応づけられた機能へ、と切り替える。以下の説明では、現在の機能をアクティブ機能ともいう。機能管理部145は、スイッチA、スイッチB又はスイッチCを押下したり、一定時間以上押下し続けたりすることにより生成される信号(操作信号という)を、入力回路13から受信して複数の機能についての制御を実行する。
機能管理部145は、スイッチに所定の操作が行われると、現在の機能を、当該スイッチに対応づけられた機能へ、と切り替える制御部の一例である。
【0034】
時刻表示機能部146は、時刻表示機能についての制御を実行する。
カレンダー表示機能部147は、カレンダー表示機能についての制御を実行する。
デュアルタイム表示機能部148は、デュアルタイム表示機能についての制御を実行する。
時間管理部149は、スイッチの操作が行われてから経過した時間を計時する。
【0035】
次に
図3を参照し、時針191及び分針192が示す情報を表示するための複数の機能の切り替えについて説明する。
図3は、本実施形態に係る複数の機能の切り替えの一例を示す図である。
図3では、カレンダー表示機能が実行されている場合の表示であるカレンダー表示DA、時刻表示機能が実行されている場合の表示である時刻表示DB、及びデュアルタイム表示機能が実行されている場合の表示であるデュアルタイム表示DCがそれぞれ示されている。
【0036】
現在実行されている機能であるアクティブ機能がいずれの機能であっても、スイッチAが所定の時間以下押下された場合、アクティブ機能はカレンダー表示機能へと切り替えられる。アクティブ機能がいずれの機能であっても、スイッチBが所定の時間以下押下された場合、アクティブ機能は時刻表示機能へと切り替えられる。アクティブ機能がいずれの機能であっても、スイッチCが所定の時間以下押下された場合、アクティブ機能はデュアルタイム表示機能へと切り替えられる。ここで、所定の時間とは、例えば2秒間である。
【0037】
アクティブ機能がカレンダー表示機能またはデュアルタイム表示機能のいずれかである場合に、アクティブ機能が当該機能に切り替えられてから所定の時間(例えば、10秒間)が経過すると、アクティブ機能は時刻表示機能へと切り替えられる。
【0038】
アクティブ機能が時刻表示機能である場合に、スイッチAとスイッチCとが同時に所定の時間(例えば、2秒間)以上押下された場合、アクティブ機能は時刻設定機能へと切り替えられる。時刻設定機能は、時刻を設定するための機能である。
アクティブ機能が時刻設定機能である場合に、スイッチAとスイッチCとが同時に所定の時間(例えば、10秒間)以上押下された場合、アクティブ機能は針位置設定機能へと切り替えられる。針位置設定機能は、時針191と分針192との位置を設定する機能である。
【0039】
アクティブ機能がカレンダー表示機能である場合に、スイッチAとスイッチCとが同時に所定の時間(例えば、2秒間)以上押下された場合、アクティブ機能はカレンダー設定機能へと切り替えられる。カレンダー設定機能は、カレンダーを設定するための機能である。
【0040】
アクティブ機能がデュアルタイム表示機能である場合に、スイッチAとスイッチCとが同時に所定の時間(例えば、2秒間)以上押下された場合、アクティブ機能はデュアルタイム時差設定機能へと切り替えられる。デュアルタイム時差設定機能は、デュアルタイム表示機能において表示される複数の地域間の時差を設定する機能である。
【0041】
現在実行されている機能であるアクティブ機能がいずれの機能であっても、スイッチAが所定の時間(例えば、2秒間)以上押下された場合、アクティブ機能は通信結果表示機能へと切り替えられる。通信結果表示機能は、通信部20による無線通信の結果を表示する機能である。
【0042】
現在実行されている機能であるアクティブ機能がいずれの機能であっても、スイッチBが所定の時間(例えば、2秒間)以上押下された場合、アクティブ機能は通信開始機能へと切り替えられる。通信開始機能は、通信部20による無線通信を開始する機能である。
【0043】
現在実行されている機能であるアクティブ機能がいずれの機能であっても、スイッチCが所定の時間(例えば、2秒間)以上押下された場合、アクティブ機能は自動時刻同期機能へと切り替えられる。自動時刻同期機能は、外部機器から時刻情報を取得し時刻同期を行う処理のオンとオフとを切り替える機能である。外部機器との無線通信は、上述したように通信部20を介して実行される。
【0044】
次に
図4を参照し、アクティブ機能が切り替えられて各機能が実行される処理の詳細について説明する。
図4は、本実施形態に係る機能管理部145による処理の一例を示す図である。機能管理部145による
図4の処理は、所定の周期毎に繰り返し実行される。所定の周期とは、例えば、制御回路14に備えられるCPU(Central Processing Unit)のクロック数である。
【0045】
機能管理部145は、アクティブ機能が時刻表示機能でないか否かを判定する(ステップS10)。機能管理部145は、アクティブ機能が時刻表示機能であると判定する場合(ステップS10;YES)、ステップS20の処理を実行する。一方、アクティブ機能が時刻表示機能でないと判定する場合(ステップS10;NO)、ステップS30の処理を実行する。
【0046】
機能管理部145は、スイッチA、スイッチB、及びスイッチCのいずれかのスイッチの操作が行われてから所定の時間が経過していないか否かを判定する(ステップS20)。ここで時間管理部149は、機能管理部145が入力回路13から操作信号を受信してから経過した時間を計時する。機能管理部145は、時間管理部149が計時した時間を取得し、取得した時間に基づいて判定を行う。
機能管理部145は、スイッチの操作が行われてから所定の時間が経過したと判定する場合(ステップS20;YES)、ステップS30の処理を実行する。一方、機能管理部145はスイッチの操作が行われてから所定の時間が経過していないと判定する場合(ステップS20;NO)、ステップS40の処理を実行する。
【0047】
機能管理部145は、スイッチA、スイッチB、及びスイッチCのいずれかのスイッチに対して所定の操作が行われたか否かを判定する(ステップS30)。所定の操作とは、スイッチが所定の時間(例えば2秒間)以下押下される操作である。機能管理部145は、入力回路13から受信する操作信号に基づいて判定を行う。
【0048】
機能管理部145は、スイッチに対して所定の操作が行われたと判定する場合(ステップS30;YES)、ステップS50の処理を実行する。一方、機能管理部145は、スイッチに所定の操作が行われていないと判定する場合(ステップS30;NO)、処理を終了する。
【0049】
機能管理部145は、アクティブ機能を時刻表示機能へ切り替える(ステップS40)。つまり、機能管理部145は、アクティブ機能を、所定の操作が行われたスイッチに対応づけられた機能へと切り替えてから所定の時間が経過すると、当該機能から時刻表示機能へとアクティブ機能を切り替える。
その後、機能管理部145は、処理を終了する。
【0050】
機能管理部145は、操作されたスイッチがアクティブ機能に対応づけられたスイッチか否かを判定する(ステップS50)。すなわち、例えばアクティブ機能が時刻表示機能である場合において、機能管理部145は、時刻表示機能に対応するスイッチBが操作されたか否かを判定する。機能管理部145は、操作されたスイッチがアクティブ機能に対応づけられたスイッチでないと判定する場合(ステップS50;NO)、操作されたスイッチに応じてステップS70、ステップS80、及びステップS90のいずれかの処理を、時刻表示機能部146、カレンダー表示機能部147、及びデュアルタイム表示機能部148のいずれかに実行させる。
一方、機能管理部145は、操作されたスイッチがアクティブ機能に対応づけられたスイッチであると判定する場合(ステップS50;YES)、ステップS60の処理を実行する。
【0051】
機能管理部145は、アクティブ機能を操作されたスイッチに対応する機能へ切り替える(ステップS60)。例えばアクティブ機能が時刻表示機能である場合において、スイッチBが操作された場合、現在の表示が時/分表示である場合には、表示を分/秒表示へ切り替える。一方、現在の表示が分/秒表示である場合には、表示を時/分表示へ切り替える。その後、処理を終了する。
なお、ステップS50及びステップS60の処理は省略されてもよい。その場合、ステップS30において、スイッチA、スイッチB、及びスイッチCのいずれかのスイッチに対して所定の操作が行われたと判定する場合、機能管理部145は、操作されたスイッチに応じてステップS70、ステップS80、及びステップS90のいずれかの処理を、時刻表示機能部146、カレンダー表示機能部147、及びデュアルタイム表示機能部148のいずれかに実行させる。
【0052】
[時刻表示機能]
スイッチBの操作が行われた場合、機能管理部145は、時刻表示機能部146に時刻表示機能を実行させる(ステップS70)。時刻表示機能部146は、時刻表示機能を開始すると、表示を時/分表示に切り替える。時刻表示機能部146は、現在の表示が時/分表示である場合には表示を分/秒表示へ切替え、一方、現在の表示が分/秒表示である場合には表示を時/分表示へと切り替える。つまり、時刻表示機能部146は、スイッチBに所定の操作が行われる度に、時/分表示と分/秒表示とを交互に切り替える。ここで時/分表示では、現在時刻の時と分とが時針191、及び分針192とによってそれぞれ示される。分/秒表示では、現在時刻の分と秒とが時針191、及び分針192とによってそれぞれ示される。
【0053】
[カレンダー表示機能]
スイッチAに操作が行われた場合、機能管理部145は、カレンダー表示機能部147にカレンダー表示機能を実行させる(ステップS80)。カレンダー表示機能部147は、カレンダー表示機能を開始すると、表示を月/日表示に切り替える。カレンダー表示機能部147は、現在の表示が月/日表示である場合には表示を日/曜日表示へ切替え、一方、現在の表示が日/曜日表示である場合には表示を月/日表示へと切り替える。つまり、カレンダー表示機能部147は、スイッチAに所定の操作が行われる度に、月/日表示と日/曜日表示とを交互に切り替える。ここで月/日表示では、月と日にちとが時針191、及び分針192とによってそれぞれ示される。日/曜日表示では、日にちと曜日とが時針191、及び分針192とによってそれぞれ示される。
【0054】
[デュアルタイム表示機能]
スイッチCに操作が行われた場合、機能管理部145は、デュアルタイム表示機能部148にデュアルタイム表示機能を実行させる(ステップS90)。デュアルタイム表示機能部148は、デュアルタイム表示機能を開始すると、表示を第1都市表示に切り替える。デュアルタイム表示機能部148は、現在の表示が第1都市表示である場合には表示を第2都市表示へ切替え、一方、現在の表示が第2都市表示である場合には表示を第1都市表示へと切り替える。つまり、デュアルタイム表示機能部148は、スイッチCに所定の操作が行われる度に、第1都市表示と第2都市表示とを交互に切り替える。ここで第1都市表示では、1番目の都市(または地域)の時刻が時針191、及び分針192によって示される。第2都市表示では、2番目の都市(または地域)の時刻が時針191、及び分針192によって示される。
以上で、機能管理部145は、処理を終了する。
【0055】
上述したように、時刻表示機能についての操作は、時刻表示機能に対応づけられたスイッチであるスイッチBによって行われる。カレンダー表示機能についての操作は、カレンダー表示機能に対応づけられたスイッチであるスイッチAによって行われる。デュアルタイム表示機能について操作は、デュアルタイム表示機能に対応づけられたスイッチであるスイッチCによって行われる。
つまり、時針191及び分針192の両方が用いられて示される情報を表示する第1機能についての操作は、複数のスイッチのうち当該第1機能に対応づけられたスイッチによって行われる。
【0056】
なお、機能管理部145は、アクティブ機能をスイッチに対応づけられた機能へと切り替えてから当該機能に対応づけられたスイッチに操作が行われた場合、ステップS20において判定する所定の時間を延長してもよい。その場合、機能管理部145は、例えば、所定の時間を10秒延長する。
【0057】
なお、機能管理部145は、ステップ30において、アクティブ機能が時刻設定機能である場合に、スイッチAとスイッチCとが同時に所定の時間(例えば、10秒間)以上押下された場合、アクティブ機能を時刻設定機能へと切り替える。また、機能管理部145は、ステップ30において、アクティブ機能がカレンダー表示機能である場合に、アクティブ機能をカレンダー設定機能へと切り替える。また、機能管理部145は、ステップ30において、アクティブ機能がデュアルタイム表示機能である場合に、アクティブ機能をデュアルタイム時差設定機能へと切り替える。
つまり、機能管理部145は、2つのスイッチへの操作が同時に行われた場合、アクティブ機能をスイッチに対応づけられた機能についての設定を行う機能へと切り替える。
【0058】
なお、アナログ電子時計1は、デュアルタイム表示機能の代わりに他の機能を備えてもよい。アナログ電子時計1は、例えば、デュアルタイム表示機能の代わりに、タイマー機能、アラーム機能、及びストップウォッチ機能のいずれかを備えてもよい。以下では、アナログ電子時計1がタイマー機能、アラーム機能、及びストップウォッチ機能をそれぞれ備える場合について説明する。
【0059】
[タイマー機能]
アナログ電子時計1がタイマー機能を備える場合、例えば、
図1に示した制御回路14において、動力源制御部143はデュアルタイム表示機能部148の代わりにタイマー機能部148aを備える。タイマー機能部148aは、タイマー機能についての制御を実行する。
【0060】
図4に示した処理において、ステップS30においてスイッチCに操作が行われた場合、機能管理部145は、ステップS90においてタイマー機能部148aにタイマー機能を実行させる。タイマー機能部148aは、タイマー機能を開始すると、タイマーによるカウントを開始する。このタイマー機能では、一例として、時間の経過とともにタイマーの値が減少してゆくダウンカウントが実行される。タイマー機能部148aは、現在のタイマーによるカウントが実行中である場合には、カウントを停止し、一方、現在カウントが停止中である場合にはタイマーによるカウントを開始する。つまり、タイマー機能部148aは、スイッチCに所定の操作が行われる度に、タイマーによるカウントの開始と停止とを交互に切り替える。
【0061】
なお、タイマー機能部148aによるタイマー機能は上述したものに限らない。別の一例として、タイマー機能部148aは、タイマー機能を開始すると、タイマーの値を初期値(例えば3分)に設定して待機する。タイマー機能部148aは、タイマー機能を開始してから2回目の所定の操作がスイッチCに行われた場合、タイマーによるカウントを開始する。タイマー機能部148aは、タイマー機能を開始してから3回目の所定の操作がスイッチCに行われた場合、カウントを停止する。タイマー機能部148aは、タイマー機能を開始してから4回目の所定の操作がスイッチCに行われた場合、タイマーによるカウントを再開する。なお、タイマー機能部148aは、タイマー機能を開始してから4回目の所定の操作がスイッチCに行われた場合、タイマーのカウントをリセットしてもよい。
【0062】
タイマーが停止している状態において所定の時間(例えば、10秒間)が経過すると、アクティブ機能は時刻表示機能へと切り替えられる。また、タイマーのカウントが0秒になってから所定の時間(例えば、10秒間)が経過すると、アクティブ機能は時刻表示機能へと切り替えられる。
【0063】
なお、スイッチAとスイッチCとが同時に所定の時間(例えば、2秒間)以上押下された場合、アクティブ機能はタイマー設定機能へと切り替えられる。タイマー設定機能は、タイマーの初期値を設定するための機能である。タイマーの初期値は、通信部20による無線通信によって外部装置から操作されて設定されてもよい。
【0064】
[アラーム機能]
アナログ電子時計1がアラーム機能を備える場合、例えば、
図1に示した制御回路14において、動力源制御部143はデュアルタイム表示機能部148の代わりにアラーム機能部148bを備える。アラーム機能部148bは、アラーム機能についての制御を実行する。なお、アナログ電子時計1がアラーム機能を備える場合、アナログ電子時計1はアラーム音などを鳴らすためのスピーカ及び音源データを備える。
【0065】
図4に示した処理において、ステップS30においてスイッチCに操作が行われた場合、機能管理部145は、ステップS90においてアラーム機能部148bにアラーム機能を実行させる。アラーム機能部148bは、アラーム機能を開始すると、アラームをオンにする。アラーム機能部148bは、現在アラームがオンである場合には、アラームをオフにし、一方、現在アラームがオフである場合には、アラームをオンにする。つまり、アラーム機能部148bは、スイッチCに所定の操作が行われる度に、アラームのオンとオフとを交互に切り替える。
【0066】
なお、アラーム機能部148bによるアラーム機能は上述したものに限らない。別の一例として、アラーム機能部148bは、アラーム機能を開始すると、AMとPMとの区別を表示し、所定の時間(例えば1秒)が経過すると、アラームの時刻として設定されている時刻を表示する。なお、アラーム機能部148bは、AMとPMとの区別を表示する前伊に、アラームのオンとオフとの区別を表示して、所定の時間(例えば1秒)が経過した後に、AMとPMとの区別を表示してもよい。アラーム機能部148bは、アラーム機能を開始してから2回目の所定の操作がスイッチCに行われた場合、アラームのオンとオフとを切り替える。
【0067】
アクティブ機能がアラーム機能に切り替えられてから所定の時間(例えば、10秒間)が経過すると、アクティブ機能は時刻表示機能へと切り替えられる。
【0068】
なお、アラーム機能部148bは、アラームのオンとオフとの区別を表示する場合に、例えば、時針191と分針192とを重ねて文字板BD上の「ON」の文字または「OFF」の文字を指示してもよいし、音を鳴らしてもよい。
【0069】
なお、スイッチAとスイッチCとが同時に所定の時間(例えば、2秒間)以上押下された場合、アクティブ機能はアラーム設定機能へと切り替えられる。アラーム設定機能は、アラームの時刻を設定するための機能である。アラームの時刻は、通信部20による無線通信によって外部装置から操作されて設定されてもよい。
【0070】
[ストップウォッチ機能]
アナログ電子時計1がストップウォッチ機能を備える場合、例えば、
図1に示した制御回路14において、動力源制御部143はデュアルタイム表示機能部148の代わりにストップウォッチ機能部148cを備える。ストップウォッチ機能部148cは、ストップウォッチ機能についての制御を実行する。
【0071】
図4に示した処理において、ステップS30においてスイッチCに操作が行われた場合、機能管理部145は、ステップS90においてストップウォッチ機能部148cにストップウォッチ機能を実行させる。ストップウォッチ機能部148cは、ストップウォッチ機能を開始すると、計時を開始する。ストップウォッチ機能部148cは、計時が実行中である場合には、計時を停止し、一方、計時が停止中である場合には、計時を開始する。つまり、ストップウォッチ機能部148cは、スイッチCに所定の操作が行われる度に、ストップウォッチ機能による計時の開始と停止とを交互に切り替える。
【0072】
なお、ストップウォッチ機能部148cによるストップウォッチ機能は上述したものに限らない。別の一例として、ストップウォッチ機能部148cは、ストップウォッチ機能を開始すると、時針191と分針192とを重ねて初期位置(例えば、12時の位置)へと移動させる。ストップウォッチ機能部148cは、ストップウォッチ機能を開始してから2回目の所定の操作がスイッチCに行われた場合、分針192を1秒経過する毎に移動させ、時針191を60秒経過する毎に移動させる。つまり、分針192、及び時針191がそれぞれ秒、及び分に対応する。ストップウォッチ機能部148cは、ストップウォッチ機能を開始してから3回目の所定の操作がスイッチCに行われた場合、計時を停止する。ストップウォッチ機能部148cは、ストップウォッチ機能を開始してから4回目の所定の操作がスイッチCに行われた場合、計時を再開する。なお、ストップウォッチ機能部148cは、ストップウォッチ機能を開始してから4回目の所定の操作がスイッチCに行われた場合、計時のカウントをリセットしてもよい。
【0073】
ストップウォッチ機能において、計時が開始されてから60分が経過すると、アクティブ機能は時刻表示機能へと切り替えられる。また、計時が停止している場合に、所定の時間(例えば、10秒間)が経過すると、アクティブ機能は時刻表示機能へと切り替えられる。
【0074】
以上に説明したように、本実施形態に係るアナログ電子時計1は、角度位置に基づいて複数の情報を時針191及び分針192のみで表示するアナログ電子時計であって、複数のスイッチ(上述した実施形態においてスイッチA、スイッチB、及びスイッチC)と、制御部(上述した実施形態において機能管理部145)とを備える。複数のスイッチは、時針191及び分針192が示す情報を表示するための複数の機能にそれぞれ対応づけられている。制御部は、スイッチに所定の操作(上述した実施形態において、2秒間以下スイッチが押下されること)が行われると、現在実行する機能である現在の機能(上述した実施形態において、アクティブ機能)を当該スイッチに対応づけられた機能へと切り替える。
機能には、時針191及び分針192の両方が用いられて示される情報を表示する複数の第1機能(上述した実施形態において、時刻表示機能、カレンダー表示機能、デュアルタイム表示機能、タイマー機能、アラーム機能、及びストップウォッチ機能)が含まれ、複数のスイッチの数と、複数の第1機能の数とが等しい。第1機能についての操作は、複数のスイッチのうち当該機能に対応づけられたスイッチによって行われる。
【0075】
この構成により、本実施形態に係るアナログ電子時計1は、複数のスイッチにそれぞれ別の機能に切り替える操作が対応している場合に、複数のスイッチの数と、機能の数とが等しく、かつある機能についての操作を当該機能に対応づけられたスイッチによって行うことができるため、ある機能が実行されている場合に別の機能に切り替わってしまうことを抑制できる。
【0076】
なお、上述したアナログ電子時計1が備える機能の全部又は一部は、プログラムとしてコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録され、このプログラムがコンピュータシステムにより実行されてもよい。コンピュータシステムは、周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置、インターネット等のネットワーク上のサーバ等が備える揮発性メモリ(Random Access Memory:RAM)である。なお、揮発性メモリは、一定時間プログラムを保持する記録媒体の一例である。
【0077】
また、上述したプログラムは、伝送媒体、例えば、インターネット等のネットワーク、電話回線等の通信回線により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。
また、上記プログラムは、上述した機能の全部又は一部を実現するプログラムであってもよい。なお、上述した機能の一部を実現するプログラムは、上述した機能をコンピュータシステムに予め記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるプログラム、いわゆる差分プログラムであってもよい。
【0078】
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
【符号の説明】
【0079】
1…アナログ電子時計、14…制御回路、145…機能管理部、191…時針、192…分針、A…スイッチ、B…スイッチ、C…スイッチ