(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-27
(45)【発行日】2024-01-11
(54)【発明の名称】アイコン移動方法及び電子機器
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04817 20220101AFI20231228BHJP
G06F 3/0483 20130101ALI20231228BHJP
【FI】
G06F3/04817
G06F3/0483
(21)【出願番号】P 2022526816
(86)(22)【出願日】2020-12-18
(86)【国際出願番号】 CN2020137671
(87)【国際公開番号】W WO2021129536
(87)【国際公開日】2021-07-01
【審査請求日】2022-05-10
(31)【優先権主張番号】201911345821.8
(32)【優先日】2019-12-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【氏名又は名称】森本 有一
(72)【発明者】
【氏名】高 李陽
【審査官】滝谷 亮一
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0089410(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第109828705(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/04817
G06F 3/0483
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器に用いられるアイコン移動方法において、
第1入力を受け付けるステップと、
前記第1入力に応じ、それぞれ前記電子機器中の1つのページを指示するためのN個のページウィンドウを表示するステップであって、Nが2以上であり、且つNが整数であるステップと、
第2入力を受け付けるステップであって、前記第2入力が前記N個のページウィンドウのうちの第1ページウィンドウと第2ページウィンドウに対する入力であるステップと、
前記第2入力に応じ、目標ページウィンドウ中のアイコンを移動させるステップであって、前記目標ページウィンドウが前記第1ページウィンドウと前記第2ページウィンドウの少なくとも1つを含むステップとを含
み、
前記第2入力は前記第1ページウィンドウを前記第2ページウィンドウの所在領域に移動させる入力であり、
目標ページウィンドウ中のアイコンを移動させる前記ステップは、
前記第1ページウィンドウ中のアイコンを前記第2ページウィンドウに移動させるステップを含み、
前記第1ページウィンドウ中の第1移動待ちアイコンは、目標比に基づいて、決定されるものであり、前記目標比は、前記第1ページウィンドウと前記第2ページウィンドウの重なり領域の面積と前記第1ページウィンドウの面積の比である、アイコン移動方法。
【請求項2】
前記第1ページウィンドウ中のアイコンを前記第2ページウィンドウに移動させる前記ステップの前に、
前記第1ページウィンドウと前記第2ページウィンドウとが重なった場合に、前記第1ページウィンドウと前記第2ページウィンドウの重なり領域の面積を取得するステップと、
前記重なり領域の面積により、前記第1ページウィンドウ中の
前記第1移動待ちアイコンを決定するステップとを更に含み、
前記第1ページウィンドウ中のアイコンを前記第2ページウィンドウに移動させる前記ステップは、
前記第1移動待ちアイコンを前記第2ページウィンドウに移動させるステップを含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項3】
前記重なり領域の面積により、前記第1ページウィンドウ中の
前記第1移動待ちアイコンを決定する前記ステップは、
前記
目標比が第1所定閾値以上である場合に、前記第1ページウィンドウ中の第1目標アイコンを前記第1移動待ちアイコンと決定するステップと、
前記目標比が第2所定閾値より大きく且つ前記第1所定閾値より小さい場合に、前記第1ページウィンドウ中の第2目標アイコンを前記第1移動待ちアイコンと決定するステップと、
前記目標比が前記第2所定閾値以下である場合に、前記第1ページウィンドウ中の第3目標アイコンを前記第1移動待ちアイコンと決定するステップとを含む、請求項
2に記載の方法。
【請求項4】
第2入力を受け付ける前記ステップの前に、
第3入力を受け付けるステップと、
前記第3入力に応じ、前記目標ページウィンドウ中の第2移動待ちアイコンを決定するステップとを更に含み、
目標ページウィンドウ中のアイコンを移動させる前記ステップの前に、
前記第1ページウィンドウと前記第2ページウィンドウとが重なった場合に、前記第2移動待ちアイコンに対応する、前記第2ページウィンドウ中の領域である少なくとも1つの移動領域を通知するための通知情報を表示するステップと、
前記少なくとも1つの移動領域中の目標領域に対する入力である第4入力を受け付けるステップとを更に含み、
目標ページウィンドウ中のアイコンを移動させる前記ステップは、
前記第4入力に応じ、前記第2移動待ちアイコンを前記目標領域に移動させるステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記目標領域は前記第2ページウィンドウにおける表示されているアイコンの所在領域以外の領域であり、
又は、
前記目標領域は前記第2ページウィンドウにおける少なくとも1つのフォルダインターフェース中の領域であり、
前記第2移動待ちアイコンを前記目標領域に移動させる前記ステップの前に、
前記第2ページウィンドウに前記少なくとも1つのフォルダを作成するステップを更に含む、請求項
4に記載の方法。
【請求項6】
目標ページウィンドウ中のアイコンを移動させる前記ステップの後、
第5入力を受け付けるステップと、
前記第5入力に応じ、前記目標ページウィンドウ中のアイコンの移動をキャンセルするステップとを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
受付モジュール、表示モジュール及び移動モジュールを備える電子機器であって、
前記受付モジュールは、第1入力を受け付けるように構成され、
前記表示モジュールは、前記受付モジュールによって受け付けた前記第1入力に応じ、それぞれ前記電子機器中の1つのページを指示するためのN個のページウィンドウを表示するように構成され、Nが2以上であり、且つNが整数でり、
前記受付モジュールは、更に、前記N個のページウィンドウのうちの第1ページウィンドウと第2ページウィンドウに対する入力である第2入力を受け付けるように構成され、
前記移動モジュールは、前記受付モジュールによって受け付けた前記第2入力に応じ、前記第1ページウィンドウと前記第2ページウィンドウの少なくとも1つを含む目標ページウィンドウ中のアイコンを移動させるように構成され
、
前記第2入力は前記第1ページウィンドウを前記第2ページウィンドウの所在領域に移動させる入力であり、
前記移動モジュールは、具体的に、前記第1ページウィンドウ中のアイコンを前記第2ページウィンドウに移動させるように構成され、
前記第1ページウィンドウ中の第1移動待ちアイコンは、目標比に基づいて、決定されるものであり、前記目標比は、前記第1ページウィンドウと前記第2ページウィンドウの重なり領域の面積と前記第1ページウィンドウの面積の比である、電子機器。
【請求項8】
取得モジュールと決定モジュールを更に備え、
前記取得モジュールは、前記移動モジュールが前記第1ページウィンドウ中のアイコンを前記第2ページウィンドウに移動させる前に、前記第1ページウィンドウと前記第2ページウィンドウとが重なった場合に、前記第1ページウィンドウと前記第2ページウィンドウの重なり領域の面積を取得するように構成され、
前記決定モジュールは、前記取得モジュールによって取得した前記重なり領域の面積により、前記第1ページウィンドウ中の
前記第1移動待ちアイコンを決定するように構成され、
前記移動モジュールは、具体的に、前記決定モジュールによって決定した前記第1移動待ちアイコンを前記第2ページウィンドウに移動させるように構成される、請求項
7に記載の電子機器。
【請求項9】
前記決定モジュールは、具体的に、前記
目標比が第1所定閾値以上である場合に、前記第1ページウィンドウ中の第1目標アイコンを前記第1移動待ちアイコンと決定し、又は、前記目標比が第2所定閾値より大きく且つ前記第1所定閾値より小さい場合に、前記第1ページウィンドウ中の第2目標アイコンを前記第1移動待ちアイコンと決定し、又は、前記目標比が前記第2所定閾値以下である場合に、前記第1ページウィンドウ中の第3目標アイコンを前記第1移動待ちアイコンと決定するように構成される、請求項
8に記載の電子機器。
【請求項10】
前記受付モジュールは、更に、第2入力を受け付ける前に、第3入力を受け付けるように構成され、
前記電子機器は、決定モジュールを更に備え、
前記決定モジュールは、前記受付モジュールによって受け付けた前記第3入力に応じ、前記目標ページウィンドウ中の第2移動待ちアイコンを決定するように構成され、
前記表示モジュールは、更に、前記移動モジュールが目標ページウィンドウ中のアイコンを移動させる前に、前記第1ページウィンドウと前記第2ページウィンドウとが重なった場合に、前記第2移動待ちアイコンに対応する、前記第2ページウィンドウ中の領域である少なくとも1つの移動領域を通知するための通知情報を表示するように構成され、
前記受付モジュールは、更に、前記少なくとも1つの移動領域中の目標領域に対する入力である第4入力を受け付けるように構成され、
前記移動モジュールは、具体的に、前記受付モジュールによって受け付けた前記第4入力に応じ、前記第2移動待ちアイコンを前記目標領域に移動させるように構成され、
前記目標領域は前記第2ページウィンドウにおける表示されているアイコンの所在領域以外の領域であり、
又は、
前記目標領域は前記第2ページウィンドウにおける少なくとも1つのフォルダインターフェース中の領域であり、
前記移動モジュールが前記第2移動待ちアイコンを前記目標領域に移動させる前に、前記第2ページウィンドウに前記少なくとも1つのフォルダを作成するように構成される作成モジュールを更に備える、請求項
7に記載の電子機器。
【請求項11】
前記受付モジュールは、更に、前記移動モジュールが目標ページウィンドウ中のアイコンを移動させた後、第5入力を受け付けるように構成され、
前記電子機器は、前記受付モジュールによって受け付けた前記第5入力に応じ、前記目標ページウィンドウ中のアイコンの移動をキャンセルするように構成される処理モジュールを更に備える、請求項
7に記載の電子機器。
【請求項12】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて実行可能なコンピュータプログラムとを備える電子機器であって、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサにより実行される時に、請求項1から
6のいずれか一項に記載のアイコン移動方法のステップを実現する、電子機器。
【請求項13】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される時に、請求項1から
6のいずれか一項に記載のアイコン移動方法のステップを実現する、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2019年12月24日に中国で出願した中国特許出願番号201911345821.8の優先権を主張し、その全ての内容が参照によって本願に組み込まれる。
本発明の実施例は、通信技術分野に関し、特に、アイコン移動方法及び電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的には、ユーザは電子機器ホーム画面におけるアプリケーションプログラムのアイコン(以下、アプリケーションアイコンと略称する)の分類整理を行う時に、あるアプリケーションアイコンに対して長押し入力を行って電子機器のホーム画面をアイコン編集モード(例えば、アプリケーションアイコンが移動可能状態にある)にし、次にこのアプリケーションアイコンをホーム画面中のあるページに移動させることができる。
【0003】
しかしながら、上記方法において、ユーザはホーム画面におけるいくつかのアプリケーションアイコンを整理する時に、これらのアプリケーションアイコンを一つ一つドラッグする必要があり、また、1つのアプリケーションアイコンをドラッグするたびに、ドラッグされているアプリケーションアイコンを必要なページに移動させるために、ホーム画面における各ページから必要なページを一つ一つ探す必要があるので、ユーザの操作は煩雑で時間がかかり、電子機器でのアプリケーションアイコン移動の効率が低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施例は、電子機器でのアプリケーションアイコン移動の効率が低いという問題を解決できるアイコン移動方法及び電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術的問題を解決するために、本発明の実施例は下記の技術的解決手段を採用する。
【0006】
本発明の実施例の第1態様では、電子機器に用いられるアイコン移動方法において、第1入力を受け付けるステップと、第1入力に応じ、それぞれ電子機器中の1つのページを指示するためのN個のページウィンドウを表示するステップであって、Nが2以上であり、且つNが整数であるステップと、第2入力を受け付けるステップであって、前記第2入力がN個のページウィンドウのうちの第1ページウィンドウと第2ページウィンドウに対する入力であるステップと、第2入力に応じ、目標ページウィンドウ中のアイコンを移動させるステップであって、前記目標ページウィンドウが第1ページウィンドウと第2ページウィンドウの少なくとも1つを含むステップとを含むアイコン移動方法を提供する。
【0007】
本発明の実施例の第2態様では、受付モジュール、表示モジュール及び移動モジュールを備える電子機器を提供する。その中で、受付モジュールは、第1入力を受け付けるように構成される。表示モジュールは、受付モジュールによって受け付けた第1入力に応じ、それぞれ電子機器中の1つのページを指示するためのN個のページウィンドウを表示するように構成され、Nが2以上であり、且つNが整数である。受付モジュールは、更に、N個のページウィンドウのうちの第1ページウィンドウと第2ページウィンドウに対する入力である第2入力を受け付けるように構成される。移動モジュールは、受付モジュールによって受け付けた第2入力に応じ、第1ページウィンドウと第2ページウィンドウの少なくとも1つを含む目標ページウィンドウ中のアイコンを移動させるように構成される。
【0008】
本発明の実施例の第3態様では、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され且つプロセッサにおいて実行可能なコンピュータプログラムとを備える電子機器であって、当該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される時に、第1態様に記載のアイコン移動方法のステップを実現する電子機器を提供する。
【0009】
本発明の実施例の第4態様では、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体であって、当該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される時に、第1態様に記載のアイコン移動方法のステップを実現するコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の実施例では、電子機器は、第1入力により、N個のページウィンドウ(各ページウィンドウはそれぞれ電子機器中の1つのページを指示することに用いられる)を表示し、且つN個のページウィンドウのうちの第1ページウィンドウと第2ページウィンドウに対する第2入力により、目標ページウィンドウ中のアイコンを移動させることができる。ユーザは第1入力によって電子機器に複数のページウィンドウを表示させることができるので、ユーザによるこれら複数のページウィンドウのうちのページウィンドウに対する直接的な第2入力が可能になって、電子機器が対応ページウィンドウ中のアイコンを迅速に移動でき、ユーザがホーム画面中の各ページから必要なページを一つ一つ探す必要がなくなるので、ユーザの操作を簡素化し消費時間を節約することができ、電子機器でのホーム画面中のアイコンの移動効率が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の実施例によるAndroidオペレーティングシステムのアーキテクチャ模式図である。
【
図2】本発明の実施例によるアイコン移動方法の第1模式図である。
【
図3】本発明の実施例による携帯電話のインターフェースの第1実例模式図である。
【
図4】本発明の実施例による携帯電話のインターフェースの第2実例模式図である。
【
図5】本発明の実施例によるアイコン移動方法の第2模式図である。
【
図6】本発明の実施例による携帯電話のインターフェースの第3実例模式図である。
【
図7】本発明の実施例による携帯電話のインターフェースの第4実例模式図である。
【
図8】本発明の実施例による携帯電話のインターフェースの第5実例模式図である。
【
図9】本発明の実施例によるアイコン移動方法の第3模式図である。
【
図10】本発明の実施例による携帯電話のインターフェースの第6実例模式図である。
【
図11】本発明の実施例による携帯電話のインターフェースの第7実例模式図である。
【
図12】本発明の実施例による電子機器の第1構造模式図である。
【
図13】本発明の実施例による電子機器の第2構造模式図である。
【
図14】本発明の実施例による電子機器の第3構造模式図である。
【
図15】本発明の実施例による電子機器の第4構造模式図である。
【
図16】本発明の実施例による電子機器の第5構造模式図である。
【
図17】本発明の実施例による電子機器のハードウェア模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下において、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術的解決手段を明確に、完全に説明し、当然ながら、説明される実施例は本発明の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく得られた他の全ての実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属するものとする。
【0013】
本発明の実施例の明細書及び特許請求の範囲における「第1」、「第2」等の技術用語は、対象の特定の順序を記述するものではなく、異なる対象を区別するためのものである。例えば、第1入力、第2入力等は、入力の特定の順序を記述するものではなく、異なる入力を区別するためのものである。
【0014】
本発明実施例の説明では、特に断らない限り、「複数」の意味は2つ又は2つ以上ということである。例えば、複数の要素とは、2つの要素又は2つ以上の要素を意味する。
【0015】
本明細書における技術用語の「及び/又は」は、関連対象の関連関係を記述するためのものであり、3つの関係が存在可能であることを示し、例えば、表示パネル及び/又はバックライトは、表示パネルのみが存在すること、表示パネルとバックライトが同時に存在すること、及びバックライトのみが存在することの3つの場合を示してもよい。本明細書における符号の「/」は、関連する対象物の間の「又は」の関係を示し、例えば、入力/出力は、入力又は出力を示す。
【0016】
本発明の実施例において、「例示的」又は「例えば」等の用語は、例、例証又は説明を示すためのものである。本発明の実施例において、「例示的」又は「例えば」で述べられるあらゆる実施例又は設計方案は、他の実施例又は設計方案よりも好ましい又は優位的であると解釈されるべきではない。厳密に言えば、「例示的」又は「例えば」等の用語は具体的な形態で関連概念を示す目的で使用される。
【0017】
本発明の実施例は、アイコン移動方法及び電子機器を提供し、ユーザは第1入力によって電子機器に複数のページウィンドウを表示させることができるので、ユーザによるこれら複数のページウィンドウのうちのページウィンドウに対する直接的な第2入力が可能になって、電子機器が対応ページウィンドウ中のアイコンを迅速に移動でき、ユーザがホーム画面中の各ページから必要なページを一つ一つ探す必要がなくなるので、ユーザの操作を簡素化し消費時間を節約することができ、電子機器でのホーム画面中のアイコンの移動効率が高くなる。
【0018】
本発明の実施例によるアイコン移動方法及び電子機器は、電子機器でのホーム画面中のアイコンの移動プロセスに利用可能である。具体的には、電子機器がホーム画面における各ページ中のアプリケーションプログラムアイコン及び/又はフォルダアイコンを移動させるプロセスに利用可能である。
【0019】
本発明の実施例における電子機器は、オペレーティングシステムを有する電子機器であってもよい。該オペレーティングシステムは、アンドロイド(Android(登録商標))オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本発明の実施例では具体的に限定しない。
【0020】
以下において、Androidオペレーティングシステムを例にして、本発明の実施例によって提供されるアイコン移動方法が適用されるソフトウェア環境を説明する。
【0021】
図1は、本発明の実施例によって提供される可能な一Androidオペレーティングシステムのアーキテクチャ模式図である。
図1において、Androidオペレーティングシステムのアーキテクチャは4つの層を含み、それぞれアプリケーション層、アプリケーションフレームワーク層、システム実行ライブラリ層及びカーネル層(具体的に、Linux(登録商標)カーネル層であってもよい)である。
【0022】
アプリケーション層は、Androidオペレーティングシステム内の各アプリケーション(システムアプリケーションと第三者アプリケーションを含む)を含む。
【0023】
アプリケーションフレームワーク層は、アプリケーションのフレームワークであり、開発者は、アプリケーションフレームワークの開発原則を遵守するうえで、アプリケーションフレームワーク層に基づいて幾つかのアプリケーションを開発することができる。
【0024】
システム実行ライブラリ層は、ライブラリ(システムライブラリとも呼ばれる)とAndroidオペレーティングシステム実行環境を含む。ライブラリは主として、Androidオペレーティングシステムに必要な各種リソースを提供するものである。Androidオペレーティングシステム実行環境は、Androidオペレーティングシステムにソフトウェア環境を提供するためのものである。
【0025】
カーネル層は、Androidオペレーティングシステムのオペレーティングシステム層であり、Androidオペレーティングシステムのソフトウェア階層の最下位層である。カーネル層は、Linux(登録商標)カーネルをもとに、Androidオペレーティングシステムにコアシステムサービスとハードウェア関連のドライバプログラムを提供する。
【0026】
Androidオペレーティングシステムを例にし、本発明の実施例において、開発者は、上述した
図1に示すAndroidオペレーティングシステムのシステムアーキテクチャをもとに、本発明の実施例によって提供されるアイコン移動方法を実現するソフトウェアプログラムを開発することができ、それによって、該アイコン移動方法は、
図1に示すようなAndroidオペレーティングシステムのもとで実行可能となる。つまり、プロセッサ又は電子機器は、Androidオペレーティングシステムにおいて該ソフトウェアプログラムを実行することで本発明の実施例によって提供されるアイコン移動方法を実現することができる。
【0027】
本発明の実施例における電子機器は、可動型の電子機器であっても、又は非可動型の電子機器であってもよい。例示的に、可動型の電子機器は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートパソコン、携帯情報端末、車載電子機器、ウェアラブル機器、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、ネットブック又はパーソナルディジタルアシスタント(personal digital assistant,PDA)等であってもよく、非可動型の電子機器は、パーソナルコンピュータ(personal computer,PC)、テレビジョン(television,TV)、現金自動預払機又はキオスク等であってもよく、本発明の実施例では具体的に限定しない。
【0028】
以下、図面を参照しながら、具体的な実施例及びその応用シーンによって本発明の実施例によるアイコン移動方法及び電子機器を詳細に説明する。
【0029】
本発明の実施例では、ユーザは電子機器のホーム画面における1つのページ中のアイコン(例えば、アプリケーションアイコンとフォルダアイコン)を別のページに移動させたい時に、従来の方式のように、これらのアイコンを必要なページに移動させるために、当該ページ中のアイコンを一つ一つドラッグし、且つホーム画面における各ページから必要なページを一つ一つ探す必要がなく、この1つのページに対して入力を行って、電子機器に複数のページウィンドウを表示させることができ、これによってユーザによるこれら複数のページウィンドウのうちのページウィンドウに対する直接的な入力が可能になって、電子機器がこの1つのページ中のアイコンを別のページに迅速に移動でき、このようにして、電子機器でのホーム画面中のアイコンの移動効率が高くなる。
【0030】
本発明の実施例はアイコン移動方法を提供し、
図2は本発明の実施例によるアイコン移動方法のフローチャートを示し、当該方法は
図1に示すようなAndroidオペレーティングシステムを有する電子機器に利用可能である。
図2に示すように、本発明の実施例によるアイコン移動方法は下記のステップ201からステップ204を含んでよい。
【0031】
ステップ201で、電子機器は第1入力を受け付ける。
【0032】
本発明の実施例では、上記第1入力はユーザによる電子機器の第1ページ中の1つのアイコンに対する入力である。
【0033】
本発明の実施例では、上記第1入力は電子機器が複数のページウィンドウを表示することをトリガするためのものである。
【0034】
ユーザが第1ページ中の1つのアイコンに対して第1入力を行うと、第1ページ中のアイコンが全て編集状態(例えば、移動可能状態、選択可能状態又は削除可能状態等)になることは理解可能である。
【0035】
選択可能に、本発明の実施例では、上記第1ページはホーム画面における1つのページであってよく、当該第1ページ中のアイコンはアプリケーションプログラムアイコン(即ち、アプリケーションプログラムに対応するアイコン)とフォルダアイコン等の少なくとも一項を含んでよい。
【0036】
選択可能に、本発明の実施例では、上記第1入力はユーザによる第1ページ中の1つのアイコンに対する長押し入力であってよい。
【0037】
ステップ202で、電子機器は第1入力に応じ、N個のページウィンドウを表示する。
【0038】
本発明の実施例では、上記N個のページウィンドウのうちの各ページウィンドウはそれぞれ電子機器中の1つのページを指示するためのものであり、Nが2以上であり、且つNが整数である。
【0039】
本発明の実施例では、上記N個のページウィンドウには第1ページに対応するページウィンドウを含む。
【0040】
電子機器が第1入力を受け付けると、第1ページを更新してN個のページウィンドウを表示できることは理解可能である。
【0041】
選択可能に、本発明の実施例では、各ページウィンドウはそれぞれ1つのページの縮図であってよく、各ページウィンドウには少なくとも1つのアイコン(例えば、アプリケーションプログラムアイコン及び/又はフォルダアイコン等)を含んでよい。
【0042】
選択可能に、本発明の実施例では、上記N個のページウィンドウはホーム画面における全てのページに対応するページウィンドウであってよく、そしてこれらのページウィンドウにはそれぞれ少なくとも1つのアイコンを含む。
【0043】
選択可能に、本発明の実施例では、電子機器は第1ページに対応するページウィンドウを第1所定表示サイズで表示し、且つ他のページウィンドウ(即ち、N個のページウィンドウのうち第1ページに対応するページウィンドウ以外のページウィンドウ)をそれぞれ第2所定表示サイズで表示することができる。
【0044】
選択可能に、本発明の実施例では、電子機器は第1ページに対応するページウィンドウを第1所定領域に表示し、且つ他のページウィンドウを第2所定領域に表示することができる。
【0045】
例示的に、電子機器が携帯電話であることを例として説明する。
図3中の(A)に示すように、携帯電話にホーム画面の第1ページ10が表示されており、当該第1ページ10には少なくとも1つのアイコン(例えば、アプリケーションプログラムアイコン1、アプリケーションプログラムアイコン2及びフォルダアイコン1)を含み、ユーザが当該少なくとも1つのアイコンのうちの1つのアイコン(例えば、アプリケーションプログラムアイコン1)に対して第1入力を行った後、
図3中の(B)に示すように、携帯電話にN個のページウィンドウ(例えば、ページウィンドウ11、ページウィンドウ12及びページウィンドウ13)が表示されるようになり、ページウィンドウ11は第1ページ10に対応するページウィンドウであり、ページウィンドウ12には少なくとも1つのアイコン(例えば、アプリケーションプログラムアイコン3とフォルダアイコン2)を含み、ページウィンドウ13には少なくとも1つのアイコン(例えば、アプリケーションプログラムアイコン4、アプリケーションプログラムアイコン5、アプリケーションプログラムアイコン6及びフォルダアイコン3)を含む。
【0046】
電子機器に表示されているN個のページウィンドウは全て編集可能状態にあり、N個のページウィンドウ中のアイコンは全て編集可能状態にあることを説明する必要がある。
【0047】
ステップ203で、電子機器は第2入力を受け付ける。
【0048】
本発明の実施例では、上記第2入力はユーザによるN個のページウィンドウのうちの第1ページウィンドウと第2ページウィンドウに対する入力である。
【0049】
選択可能に、本発明の実施例では、上記第2入力はユーザが第1ページウィンドウを第2ページウィンドウの所在領域に移動させる入力であってよい。
【0050】
選択可能に、本発明の実施例では、上記第2入力は具体的には、ユーザが第1ページウィンドウを長押しして第2ページウィンドウの所在領域にドラッグする入力であってよく、これによって第1ページウィンドウと第2ページウィンドウとが重なる(即ち、第1ページウィンドウが第2ページウィンドウを覆う)。
【0051】
上記第1ページウィンドウと第2ページウィンドウとが重なることは、第1ページウィンドウと第2ページウィンドウとが完全に重なる又は部分的に重なると理解可能であることを説明する必要がある。
【0052】
選択可能に、本発明の実施例では、ユーザが第2入力を行った後、第1ページウィンドウ中のアイコンが移動待ちのアイコンになり、及び/又は、第2ページウィンドウ中のアイコンが移動待ちのアイコンになる。
【0053】
例示的に、
図3中の(B)を参照にし、
図4に示すように、ユーザは、ページウィンドウ13とページウィンドウ12とが重なるように、第1ページウィンドウ(例えば、ページウィンドウ13)を第2ページウィンドウ(例えば、ページウィンドウ12)所在領域に移動でき、ページウィンドウ13中のアイコン(即ち、アプリケーションプログラムアイコン4、アプリケーションプログラムアイコン5、アプリケーションプログラムアイコン6及びフォルダアイコン3)及び/又はページウィンドウ12中のアイコン(即ち、アプリケーションプログラムアイコン3とフォルダアイコン2)が移動待ちのアイコンになる。
【0054】
ステップ204で、電子機器は第2入力に応じ、目標ページウィンドウ中のアイコンを移動させる。
【0055】
本発明の実施例では、上記目標ページウィンドウは第1ページウィンドウと第2ページウィンドウの少なくとも1つを含む。
【0056】
選択可能に、本発明の実施例では、電子機器は第1ページウィンドウ中のアイコン(全てのアイコン又は一部のアイコン)を第2ページウィンドウに移動でき、又は、電子機器は第2ページウィンドウ中のアイコン(全てのアイコン又は一部のアイコン)を第1ページウィンドウに移動できる。
【0057】
選択可能に、本発明の実施例では、電子機器は第1ページウィンドウ中のアイコン(全てのアイコン又は一部のアイコン)と第2ページウィンドウ中のアイコン(全てのアイコン又は一部のアイコン)を第2ページウィンドウ中の1つの領域(例えば、1つのフォルダ)に移動できる。
【0058】
電子機器での目標ページウィンドウ中のアイコンの移動の具体的な方法については下記実施例で説明するので、ここで詳細に説明しないことは説明する必要がある。
【0059】
本発明の実施例はアイコン移動方法を提供し、電子機器は、第1入力により、N個のページウィンドウ(各ページウィンドウはそれぞれ電子機器中の1つのページを指示することに用いられる)を表示し、且つN個のページウィンドウのうちの第1ページウィンドウと第2ページウィンドウに対する第2入力により、目標ページウィンドウ中のアイコンを移動させることができる。ユーザは第1入力によって電子機器に複数のページウィンドウを表示させることができるので、ユーザによるこれら複数のページウィンドウのうちのページウィンドウに対する直接的な第2入力が可能になって、電子機器が対応ページウィンドウ中のアイコンを迅速に移動でき、ユーザがホーム画面中の各ページから必要なページを一つ一つ探す必要がなくなるので、ユーザの操作を簡素化し消費時間を節約することができ、電子機器でのホーム画面中のアイコンの移動効率が高くなる。
【0060】
選択可能に、本発明の実施例では、上記第2入力はユーザが第1ページウィンドウを第2ページウィンドウの所在領域に移動させる入力である。
図2を参照にし、
図5に示すように、上記ステップ204は具体的には、下記のステップ204aによって実現可能である。
【0061】
ステップ204aで、電子機器は第2入力に応じ、第1ページウィンドウ中のアイコンを第2ページウィンドウに移動させる。
【0062】
本発明の実施例では、電子機器は第1ページウィンドウ中の全てのアイコン又は一部のアイコンを第2ページウィンドウに移動できる。
【0063】
選択可能に、本発明の実施例では、電子機器は第1ページウィンドウ中の全てのアプリケーションプログラムアイコンを第2ページウィンドウに移動でき、又は、電子機器は第1ページウィンドウ中の全てのフォルダアイコンを第2ページウィンドウに移動できる。
【0064】
電子機器は第1ページウィンドウ中のアイコンを第2ページウィンドウに移動させることで、第1ページウィンドウに対応するページ中のアイコンを第2ページウィンドウに対応するページに移動できることを理解可能である。
【0065】
本発明の実施例では、ユーザは第1入力によって電子機器に複数のページウィンドウを表示させることができるので、第1ページウィンドウを直接的に第2ページウィンドウの所在領域に移動させることができ、電子機器が第1ページウィンドウ中のアイコンを第2ページウィンドウに迅速に移動でき、ユーザがホーム画面中の各ページから必要なページ(即ち、第2ページウィンドウに対応するページ)を一つ一つ探す必要がなくなるので、ユーザの操作を簡素化し消費時間を節約することができ、電子機器でのホーム画面中のアイコンの移動効率が高くなる。
【0066】
選択可能に、本発明の実施例では、上記ステップ204aの「第1ページウィンドウ中のアイコンを第2ページウィンドウに移動させるステップ」の前に、本発明の実施例によるアイコン移動方法は下記のステップ301とステップ302を更に含み、また、上記ステップ204aは具体的には、下記のステップ204a1によって実現可能である。
【0067】
ステップ301で、電子機器は第2入力に応じ、第1ページウィンドウと第2ページウィンドウとが重なった場合に、第1ページウィンドウと第2ページウィンドウの重なり領域の面積を取得する。
【0068】
本発明の実施例では、電子機器は第1ページウィンドウのサイズと第2ページウィンドウのサイズにより、重なり領域の面積を決定できる。
【0069】
ステップ302で、電子機器は重なり領域の面積により、第1ページウィンドウ中の第1移動待ちアイコンを決定する。
【0070】
本発明の実施例では、電子機器は重なり領域の面積と第1ページウィンドウの面積の比を決定して、当該比により、第1ページウィンドウ中の第1移動待ちアイコンを決定することができる。
【0071】
選択可能に、本発明の実施例では、上記第1移動待ちアイコンは第1ページウィンドウ中の少なくとも1つのアイコンを含んでよく、当該少なくとも1つのアイコンは一部のフォルダアイコン、全てのフォルダアイコン、一部のアプリケーションプログラムアイコン及び全てのアプリケーションプログラムアイコンの少なくとも1つを含む。
【0072】
選択可能に、本発明の実施例では、上記ステップ302は具体的には、下記のステップ302a、ステップ302b又はステップ302cによって実現可能である。
【0073】
ステップ302aで、目標比が第1所定閾値以上である場合に、電子機器は第1ページウィンドウ中の第1目標アイコンを第1移動待ちアイコンと決定する。
【0074】
本発明の実施例では、上記目標比は重なり領域の面積と第1ページウィンドウの面積の比である。
【0075】
選択可能に、本発明の実施例では、上記第1目標アイコンは第1ページウィンドウ中の全てのフォルダアイコンと全てのアプリケーションプログラムアイコンを含んでよい。
【0076】
選択可能に、本発明の実施例では、第1ページウィンドウと第2ページウィンドウとが完全に重なった場合に(例えば、目標比が100%の場合に)、電子機器は第1ページウィンドウ中の全てのフォルダアイコンと全てのアプリケーションプログラムアイコンを第2ページウィンドウに移動できる。
【0077】
例示的に、
図4を参照にし、
図6に示すように、第1ページウィンドウ(即ちページウィンドウ13)と第2ページウィンドウ(即ちページウィンドウ12)とが完全に重なった場合に、携帯電話はページウィンドウ13中の全てのフォルダアイコンと全てのアプリケーションプログラムアイコンをページウィンドウ12に移動でき、即ちページウィンドウ13中のアプリケーションプログラムアイコン4、アプリケーションプログラムアイコン5、アプリケーションプログラムアイコン6及びフォルダアイコン3を全てページウィンドウ12に移動でき、即ちページウィンドウ12にはアプリケーションプログラムアイコン3(
図6においてaで示す)、フォルダアイコン2(
図6においてbで示す)、アプリケーションプログラムアイコン4(
図6においてcで示す)、アプリケーションプログラムアイコン5(
図6においてdで示す)、アプリケーションプログラムアイコン6(
図6においてeで示す)及びフォルダアイコン3(
図6においてfで示す)を含むようになる。
【0078】
ステップ302bで、目標比が第2所定閾値より大きく且つ第1所定閾値より小さい場合に、電子機器は第1ページウィンドウ中の第2目標アイコンを第1移動待ちアイコンと決定する。
【0079】
選択可能に、本発明の実施例では、上記第2目標アイコンは第1ページウィンドウ中の全てのフォルダアイコン、全てのアプリケーションプログラムアイコン又は一部のアプリケーションプログラムアイコンを含んでよい。具体的には実際の使用ニーズに応じて決定可能であり、本発明の実施例はここで制限しない。
【0080】
選択可能に、本発明の実施例では、上記一部のアプリケーションプログラムアイコンは所定条件を満たしているアプリケーションプログラムアイコンであってよく、当該所定条件は使用回数が所定回数以下、使用頻度が第3所定閾値以下、使用時間が所定時間以下の少なくとも一項を含んでよい。
【0081】
選択可能に、本発明の実施例では、第1ページウィンドウと第2ページウィンドウとが部分的に重なった場合に(例えば、目標比が50%より大きく且つ100%より小さい場合に)、電子機器は第1ページウィンドウ中の全てのフォルダアイコン、全てのアプリケーションプログラムアイコン又は一部のアプリケーションプログラムアイコンを第2ページウィンドウに移動できる。
【0082】
例示的に、
図4を参照にし、
図7に示すように、第1ページウィンドウ(即ちページウィンドウ13)と第2ページウィンドウ(即ちページウィンドウ12)とが部分的に重なった場合に(例えば、目標比が50%より大きく且つ100%より小さい場合に)、携帯電話はページウィンドウ13中の全てのフォルダアイコンをページウィンドウ12に移動でき、即ちページウィンドウ13中のフォルダアイコン3をページウィンドウ12に移動でき、即ちページウィンドウ12にはアプリケーションプログラムアイコン3、フォルダアイコン2及びフォルダアイコン3を含むようになる。
【0083】
ステップ302cで、目標比が第2所定閾値以下である場合に、電子機器は第1ページウィンドウ中の第3目標アイコンを第1移動待ちアイコンと決定する。
【0084】
選択可能に、本発明の実施例では、上記第3目標アイコンは第1ページウィンドウ中の全てのフォルダアイコン、全てのアプリケーションプログラムアイコン又は一部のアプリケーションプログラムアイコンを含んでよい。具体的には実際の使用ニーズに応じて決定可能であり、本発明の実施例はここで制限しない。
【0085】
選択可能に、本発明の実施例では、第1ページウィンドウと第2ページウィンドウとが部分的に重なった場合に(例えば、目標比が50%以下である場合に)、電子機器は第1ページウィンドウ中の全てのフォルダアイコン、全てのアプリケーションプログラムアイコン又は一部のアプリケーションプログラムアイコンを第2ページウィンドウに移動できる。
【0086】
例示的に、
図4を参照にし、
図8に示すように、第1ページウィンドウ(即ちページウィンドウ13)と第2ページウィンドウ(即ちページウィンドウ12)とが部分的に重なった場合に(例えば、目標比が50%以下である場合に)、携帯電話はページウィンドウ13中の全てのアプリケーションプログラムアイコンをページウィンドウ12に移動でき、即ちページウィンドウ13中のアプリケーションプログラムアイコン4、アプリケーションプログラムアイコン5及びアプリケーションプログラムアイコン6を全てページウィンドウ12に移動でき、即ちページウィンドウ12にはアプリケーションプログラムアイコン3(
図8においてaで示す)、フォルダアイコン2(
図8においてbで示す)、アプリケーションプログラムアイコン4(
図8においてcで示す)、アプリケーションプログラムアイコン5(
図8においてdで示す)及びアプリケーションプログラムアイコン6(
図8においてeで示す)を含むようになる。
【0087】
ステップ204a1で、電子機器は第1移動待ちアイコンを第2ページウィンドウに移動させる。
【0088】
選択可能に、本発明の実施例では、電子機器は第2ページウィンドウ中の空き領域に第1移動待ちアイコンを表示でき、当該空き領域は第2ページウィンドウにおけるアイコンを表示していない領域(即ち、第2ページウィンドウにおける表示されているアイコンの所在領域以外の領域)であってよい。
【0089】
選択可能に、本発明の実施例では、電子機器は第1移動待ちアイコンのうちの各アイコンの第1ページウィンドウでの表示順序により、第2ページウィンドウ中の空き領域に第1移動待ちアイコンを順次表示できる。
【0090】
電子機器は第1移動待ちアイコンを第2ページウィンドウに移動させることで、当該第1移動待ちアイコンを第2ページウィンドウに対応するページに移動できることを理解可能である。
【0091】
本発明の実施例では、電子機器は第1ページウィンドウと第2ページウィンドウの重なり領域の面積により、第1移動待ちアイコンを決定して、当該第1移動待ちアイコンを第2ページウィンドウに移動させることができるので、電子機器でのホーム画面中のアイコンの移動の柔軟性と効率を向上可能である。
【0092】
選択可能に、本発明の実施例では、
図2を参照にし、
図9に示すように、上記ステップ203の前に、本発明の実施例によるアイコン移動方法は下記のステップ401とステップ402を更に含み、また、上記ステップ204の「目標ページウィンドウ中のアイコンを移動させるステップ」の前に、本発明の実施例によるアイコン移動方法は下記のステップ501とステップ502を更に含み、また、上記ステップ204は具体的には、下記のステップ204bによって実現可能である。
【0093】
ステップ401で、電子機器は第3入力を受け付ける。
【0094】
本発明の実施例では、上記第3入力はユーザによる目標ページウィンドウ中の第2移動待ちアイコンに対する入力である。
【0095】
選択可能に、本発明の実施例では、上記第3入力はユーザが目標ページウィンドウで第2移動待ちアイコンに行う選択入力であってよい。
【0096】
選択可能に、本発明の実施例では、上記第2移動待ちアイコンは目標ページウィンドウ中の少なくとも1つのアイコンを含んでよく、当該少なくとも1つのアイコンは一部のフォルダアイコン、全てのフォルダアイコン、フォルダ中の一部のアプリケーションプログラムアイコン、一部のアプリケーションプログラムアイコン及び全てのアプリケーションプログラムアイコンの少なくとも1つを含む。
【0097】
例示的に、
図3中の(B)を参照にし、
図10に示すように、ユーザは第1ページウィンドウ(即ちページウィンドウ13)中のアイコン(例えば、アプリケーションプログラムアイコン4とフォルダアイコン3)及び第2ページウィンドウ(即ちページウィンドウ12)中のアイコン(例えば、アプリケーションプログラムアイコン3)に対して選択入力を行って、携帯電話にアプリケーションプログラムアイコン4、フォルダアイコン3及びアプリケーションプログラムアイコン3を第2移動待ちアイコンと決定させることができる。
【0098】
ステップ402で、電子機器は第3入力に応じ、目標ページウィンドウ中の第2移動待ちアイコンを決定する。
【0099】
本発明の実施例では、電子機器は目標ページウィンドウ中の第2移動待ちアイコンを選択された状態に更新できる。
【0100】
ステップ501で、電子機器は第2入力に応じ、第1ページウィンドウと第2ページウィンドウとが重なった場合に、通知情報を表示する。
【0101】
本発明の実施例では、上記通知情報は第2移動待ちアイコンに対応する、第2ページウィンドウ中の領域である少なくとも1つの移動領域をユーザに通知するためのものである。
【0102】
選択可能に、本発明の実施例では、上記第2入力は具体的には、ユーザが第1ページウィンドウを第2ページウィンドウに移動させ、且つ第2ページウィンドウに対する押し時間が所定時間以上である入力であってよい。
【0103】
選択可能に、本発明の実施例では、電子機器はフローティングウィンドウの形式で通知情報を表示できる。
【0104】
選択可能に、本発明の実施例では、上記少なくとも1つの移動領域は第2ページウィンドウ中の空き領域、第2ページウィンドウに既存のフォルダ内及び第2ページウィンドウに新規で作成したフォルダ内を含んでよい。
【0105】
選択可能に、本発明の実施例では、上記通知情報にはアプリケーションプログラムアイコン移動オプション、目標フォルダ識別名(例えば、名称又はアイコン)オプション及びフォルダ新規作成オプションを含んでよい。その中で、アプリケーションプログラムアイコン移動オプションは第2移動待ちアイコンを第2ページウィンドウ中の空き領域に移動させるためのものであり、目標フォルダ識別名オプションは第2移動待ちアイコンを目標フォルダ識別名の指示する第2ページウィンドウ中の1つのフォルダに移動させるためのものであり、フォルダ新規作成オプションは第2ページウィンドウに1つのフォルダを新規で作成し、且つ第2移動待ちアイコンを新規で作成したフォルダに移動させるためのものである。
【0106】
ステップ502で、電子機器は第4入力を受け付ける。
【0107】
本発明の実施例では、上記第4入力はユーザによる少なくとも1つの移動領域のうちの目標領域に対する入力である。
【0108】
選択可能に、本発明の実施例では、上記目標領域は第2ページウィンドウにおける表示されているアイコンの所在領域以外の領域である。又は、上記目標領域は第2ページウィンドウにおける少なくとも1つのフォルダインターフェース中の領域である。
【0109】
選択可能に、本発明の実施例では、上記第4入力は具体的には、ユーザによるアプリケーションプログラムアイコン移動オプションに対する選択入力であってよく、上記目標領域は第2ページウィンドウ中の空き領域であってよい。
【0110】
選択可能に、本発明の実施例では、上記第4入力は具体的には、ユーザによる目標フォルダ識別名オプションに対する選択入力であってよく、上記目標領域は目標フォルダ識別名の指示する第2ページウィンドウにおける1つのフォルダインターフェース中の領域であってよい。
【0111】
選択可能に、本発明の実施例では、上記第4入力は具体的には、ユーザによるフォルダ新規作成オプションに対する選択入力であってよく、上記目標領域は第2ページウィンドウに新規で作成したフォルダインターフェース中の領域であってよい。
【0112】
ステップ204bで、電子機器は第4入力に応じ、第2移動待ちアイコンを目標領域に移動させる。
【0113】
選択可能に、本発明の実施例では、電子機器は第1ページウィンドウ中の第2移動待ちアイコンを第2ページウィンドウ中の空き領域に移動でき、又は、電子機器は目標ページウィンドウ中の第2移動待ちアイコンを目標フォルダ識別名の指示する第2ページウィンドウにおける1つのフォルダに移動でき、又は、電子機器は目標ページウィンドウ中の第2移動待ちアイコンを新規で作成した1つのフォルダに移動できる。
【0114】
選択可能に、本発明の実施例では、上記ステップ204bの「第2移動待ちアイコンを目標領域に移動させるステップ」の前に、本発明の実施例によるアイコン移動方法は下記のステップ601を更に含む。
【0115】
ステップ601で、電子機器は第2ページウィンドウに少なくとも1つのフォルダを作成する。
【0116】
選択可能に、本発明の実施例では、電子機器はユーザの第4入力により、第2ページウィンドウに少なくとも1つのフォルダを生成し、且つ少なくとも1つのフォルダに名前を付けることができる。
【0117】
選択可能に、本発明の実施例では、電子機器は所定の名前付け方式で少なくとも1つのフォルダに名前を付けることができ、又は、電子機器は、ユーザがフォルダの名称を入力して少なくとも1つのフォルダに名前を付けることができるように、名前付け入力ボックスを表示できる。
【0118】
電子機器は第2移動待ちアイコンを目標領域に移動させることで、当該第2移動待ちアイコンを第2ページウィンドウ対応ページにおける目標領域に対応する領域に移動できることを理解可能である。
【0119】
例示的に、
図10を参照にし、
図11中の(A)に示すように、ユーザは第1ページウィンドウ(即ちページウィンドウ13)を第2ページウィンドウ(即ちページウィンドウ12)に移動させて、ページウィンドウ13とページウィンドウ12を重ね、且つページウィンドウ13を所定時間押すことて、通知情報14(例えば、アプリケーションプログラムアイコン移動オプション、目標フォルダ識別名(例えば、フォルダ2)オプション及びフォルダ新規作成オプションを含む)を携帯電話に表示させることができる。
図11中の(B)に示すように、ユーザは、通知情報14中の1つのオプション(例えば、フォルダ2オプション)に対して選択入力を行って、携帯電話にアプリケーションプログラムアイコン4、フォルダアイコン3及びアプリケーションプログラムアイコン3を全てページウィンドウ12中のフォルダ2に移動させることができる(即ち、フォルダ2にはアプリケーションプログラムアイコン3、アプリケーションプログラムアイコン4及びフォルダアイコン3を含むようになる)。
【0120】
選択可能に、本発明の実施例では、電子機器は第2移動待ちアイコンを目標領域に移動させた後、ユーザがアイコン選択とアイコン選択キャンセルの操作を継続できるように、第2移動待ちアイコンを選択された状態に保持し続けてもよい。
【0121】
本発明の実施例では、電子機器はユーザの第3入力により第2移動待ちアイコンを決定し、且つユーザの第4入力により、当該第2移動待ちアイコンを第2ページウィンドウ中の対応領域に迅速に移動させることができるので、電子機器でのホーム画面中のアイコンの移動の柔軟性と効率を向上可能である。
【0122】
選択可能に、本発明の実施例では、上記ステップ204の後、本発明の実施例によるアイコン移動方法は下記のステップ701とステップ702を更に含む。
【0123】
ステップ701で、電子機器は第5入力を受け付ける。
【0124】
本発明の実施例では、上記第5入力は電子機器が目標ページウィンドウ中のアイコンの移動をキャンセルすることをトリガするためのものである。
【0125】
選択可能に、本発明の実施例では、上記第5入力はユーザによる第1ページウィンドウに対するドラッグ入力であってよく、これによって第1ページウィンドウと第2ページウィンドウとが重ならないようにする。
【0126】
選択可能に、本発明の実施例では、上記第5入力は具体的には、ユーザが第1ページウィンドウを初期表示箇所にドラッグする入力であってよい。
【0127】
ステップ702で、電子機器は第5入力に応じ、目標ページウィンドウ中のアイコンの移動をキャンセルする。
【0128】
選択可能に、本発明の実施例では、電子機器は目標ページウィンドウ中のアイコンを初期表示箇所に移動できる。
【0129】
電子機器は目標ページウィンドウ中のアイコンを初期表示箇所に移動させることで、目標ページウィンドウに対応するページ中のアイコンをホーム画面中の初期表示箇所に移動させることを理解可能である。
【0130】
選択可能に、本発明の実施例では、電子機器が目標ページウィンドウ中のアイコンを移動させ又は目標ページウィンドウ中のアイコンの移動をキャンセルした後、ユーザは戻るボタンに対して選択入力を行って、電子機器にN個のページウィンドウの表示をキャンセルさせることができる(即ち、移動インターフェースから退出する)。
【0131】
本発明の実施例では、ユーザは第5入力によって、電子機器に目標ページウィンドウ中のアイコンの移動を迅速にキャンセルさせることができ、これによって電子機器でのページウィンドウ中のアイコンの整理の柔軟性を高くする。
【0132】
図12は本発明の実施例に係る電子機器の可能な一構造模式図を示す。
図12に示すように、電子機器80は受付モジュール81、表示モジュール82及び移動モジュール83を備えてよい。
【0133】
その中で、受付モジュール81は、第1入力を受け付けるように構成される。表示モジュール82は、受付モジュール81によって受け付けた第1入力に応じ、それぞれ電子機器中の1つのページを指示するためのN個のページウィンドウを表示するように構成され、Nが2以上であり、且つNが整数である。受付モジュール81は、更に、N個のページウィンドウのうちの第1ページウィンドウと第2ページウィンドウに対する入力である第2入力を受け付けるように構成される。移動モジュール83は、受付モジュール81によって受け付けた第2入力に応じ、第1ページウィンドウと第2ページウィンドウの少なくとも1つを含む目標ページウィンドウ中のアイコンを移動させるように構成される。
【0134】
可能な一実現形態において、上記第2入力は第1ページウィンドウを第2ページウィンドウの所在領域に移動させる入力である。上記移動モジュール83は、具体的に、第1ページウィンドウ中のアイコンを第2ページウィンドウに移動させるように構成される。
【0135】
可能な一実現形態において、
図12を参照にし、
図13に示すように、本発明の実施例による電子機器80は取得モジュール84と決定モジュール85を更に備える。その中で、取得モジュール84は、移動モジュール83が第1ページウィンドウ中のアイコンを第2ページウィンドウに移動させる前に、第1ページウィンドウと第2ページウィンドウとが重なった場合に、第1ページウィンドウと第2ページウィンドウの重なり領域の面積を取得するように構成される。決定モジュール85は、取得モジュール84によって取得した重なり領域の面積により、第1ページウィンドウ中の第1移動待ちアイコンを決定するように構成される。移動モジュール83は、具体的に、決定モジュール85によって決定した第1移動待ちアイコンを第2ページウィンドウに移動させるように構成される。
【0136】
可能な一実現形態において、上記決定モジュール85は、具体的に、重なり領域の面積と第1ページウィンドウの面積の比である目標比が第1所定閾値以上である場合に、第1ページウィンドウ中の第1目標アイコンを第1移動待ちアイコンと決定し、又は、目標比が第2所定閾値より大きく且つ第1所定閾値より小さい場合に、第1ページウィンドウ中の第2目標アイコンを第1移動待ちアイコンと決定し、又は、目標比が第2所定閾値以下である場合に、第1ページウィンドウ中の第3目標アイコンを第1移動待ちアイコンと決定するように構成される。
【0137】
可能な一実現形態において、上記受付モジュール81は、更に、第2入力を受け付ける前に、第3入力を受け付けるように構成される。
図12を参照にし、
図14に示すように、本発明の実施例による電子機器80は決定モジュール85を更に備える。その中で、決定モジュール85は、受付モジュール81によって受け付けた第3入力に応じ、目標ページウィンドウ中の第2移動待ちアイコンを決定するように構成される。表示モジュール82は、更に、移動モジュール83が目標ページウィンドウ中のアイコンを移動させる前に、第1ページウィンドウと第2ページウィンドウとが重なった場合に、第2移動待ちアイコンに対応する、第2ページウィンドウ中の領域である少なくとも1つの移動領域をユーザに通知するための通知情報を表示するように構成される。受付モジュール81は、更に、少なくとも1つの移動領域中の目標領域に対する入力である第4入力を受け付けるように構成される。移動モジュール83は、具体的に、受付モジュール81によって受け付けた第4入力に応じ、第2移動待ちアイコンを目標領域に移動させるように構成される。
【0138】
可能な一実現形態において、上記目標領域は第2ページウィンドウにおける表示されているアイコンの所在領域以外の領域である。又は、上記目標領域は第2ページウィンドウにおける少なくとも1つのフォルダインターフェース中の領域である。
【0139】
可能な一実現形態において、
図14を参照にし、
図15に示すように、本発明の実施例による電子機器80は作成モジュール86を更に備える。その中で、作成モジュール86は、移動モジュール83が第2移動待ちアイコンを目標領域に移動させる前に、第2ページウィンドウに少なくとも1つのフォルダを作成するように構成される。
【0140】
可能な一実現形態において、上記受付モジュール81は、更に、移動モジュール83が目標ページウィンドウ中のアイコンを移動させた後、第5入力を受け付けるように構成される。
図12を参照にし、
図16に示すように、本発明の実施例による電子機器80は処理モジュール87を更に備える。その中で、処理モジュール87は、受付モジュール81によって受け付けた第5入力に応じ、目標ページウィンドウ中のアイコンの移動をキャンセルするように構成される。
【0141】
本発明の実施例による電子機器は上記方法実施例において電子機器が実現する各工程を実現でき、繰り返して説明することを回避するために、ここで詳細な説明を省略する。
【0142】
本発明の実施例は電子機器を提供し、ユーザは第1入力によって電子機器に複数のページウィンドウを表示させることができるので、ユーザによるこれら複数のページウィンドウのうちのページウィンドウに対する直接的な第2入力が可能になって、電子機器が対応ページウィンドウ中のアイコンを迅速に移動でき、ユーザがホーム画面中の各ページから必要なページを一つ一つ探す必要がなくなるので、ユーザの操作を簡素化し消費時間を節約することができ、電子機器でのホーム画面中のアイコンの移動効率が高くなる。
【0143】
図17は本発明の各実施例を実現する電子機器のハードウェア模式図である。
図17に示すように、電子機器100は、高周波ユニット101、ネットワークモジュール102、オーディオ出力ユニット103、入力ユニット104、センサ105、表示ユニット106、ユーザ入力ユニット107、インターフェースユニット108、メモリ109、プロセッサ110及び電源111等の部材を含むが、それらに限定されない。
【0144】
説明すべきところは、当業者であれば、
図17に示す電子機器の構造が電子機器を限定するものではなく、電子機器において
図17に示すのより多く又はより少ない部材、又は一部の部材の組合せ、又は異なる部材配置を含んでもよいのが理解可能であることである。本発明の実施例において、電子機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、携帯情報端末、車載端末、ウェアラブル機器、及び万歩計(登録商標)等を含むが、それらに限定されない。
【0145】
その中で、プロセッサ110は、第1入力を受け付けるようにユーザ入力ユニット107を制御し、且つ当該第1入力に応じ、それぞれ電子機器中の1つのページを指示するためのN個のページウィンドウを表示するように表示ユニット106を制御するように構成され、Nが2以上であり、且つNが整数である。
【0146】
プロセッサ110は、更に、N個のページウィンドウのうちの第1ページウィンドウと第2ページウィンドウに対する入力である第2入力を受け付けるようにユーザ入力ユニット107を制御し、且つ当該第2入力に応じ、第1ページウィンドウと第2ページウィンドウの少なくとも1つを含む目標ページウィンドウ中のアイコンを移動させるように構成される。
【0147】
本発明の実施例は電子機器を提供し、ユーザは第1入力によって電子機器に複数のページウィンドウを表示させることができるので、ユーザによるこれら複数のページウィンドウのうちのページウィンドウに対する直接的な第2入力が可能になって、電子機器が対応ページウィンドウ中のアイコンを迅速に移動でき、ユーザがホーム画面中の各ページから必要なページを一つ一つ探す必要がなくなるので、ユーザの操作を簡素化し消費時間を節約することができ、電子機器でのホーム画面中のアイコンの移動効率が高くなる。
【0148】
なお、本発明の実施例において、高周波ユニット101は、情報の受送信又は通話プロセスでの信号の受送信に用いることができることを理解すべきであり、具体的には、基地局からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ110で処理し、また、アップリンクのデータを基地局に送信する。通常、高周波ユニット101は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、受送信機、カプラー、低騒音増幅器、デュプレクサ等を含むが、それらに限定されない。また、高周波ユニット101は、無線通信システムを介してネットワーク及び他の機器と通信することもできる。
【0149】
電子機器はネットワークモジュール102によって、例えば、電子メールの受送信、ウェブページの閲覧及びストリーミングメディアへのアクセスなどを助けるように、無線ブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供する。
【0150】
オーディオ出力ユニット103は、高周波ユニット101又はネットワークモジュール102が受信した又はメモリ109に記憶されているオーディオデータをオーディオ信号に変換して音声として出力することができる。且つ、オーディオ出力ユニット103は、電子機器100が実行する特定の機能に関するオーディオ出力(例えば、コール信号受信音、メッセージ受信音等)を提供することもできる。オーディオ出力ユニット103は、スピーカ、ブザー及び受話器等を含む。
【0151】
入力ユニット104は、オーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット104は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードで画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)が取得したスチル画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit,GPU)1041、及びマイクロホン1042を含んでもよい。処理された画像フレームは、表示ユニット106に表示することができる。グラフィックスプロセッシングユニット1041で処理された画像フレームは、メモリ109(又は他の記憶媒体)に記憶するか、又は高周波ユニット101もしくはネットワークモジュール102によって送信することができる。マイクロホン1042は、音声を受信することができ、且つこのような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話通話モードで、高周波ユニット101によって移動通信基地局に送信可能なフォーマットに変換して出力することができる。
【0152】
電子機器100は光センサ、運動センサ及び他のセンサのような少なくとも1つのセンサ105をさらに含む。具体的には、光センサは、環境光の明暗に応じて表示パネル1061の輝度を調整することができる環境光センサと、電子機器100が耳元に移動された時、表示パネル1061及び/又はバックライトを消すことができる近接センサと、を含む。運動センサの1つとして、加速度計センサは、各方向(一般的には、三軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時に、重力の大きさ及び方向を検出することができ、電子機器の姿勢(例えば、インターフェースの横縦の切り替え、関連するゲーム、磁力計姿勢校正)の認識、振動認識関連機能(例えば、万歩計(登録商標)、タップ)等に用いることができる。センサ105は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサ等をさらに含んでもよく、ここでは説明を省略する。
【0153】
表示ユニット106は、ユーザが入力した情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット106は表示パネル1061を含んでもよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display,LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode,OLED)等の形態で表示パネル1061を構成することができる。
【0154】
ユーザ入力ユニット107は、入力される数字又は文字情報の受信、及び電子機器でのユーザ設定及び機能制御に関するキー信号入力の生成に用いることができる。具体的には、ユーザ入力ユニット107は、タッチパネル1071及び他の入力機器1072を含む。タッチパネル1071はタッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザのタッチ操作(例えば、ユーザが指、スタイラス等、あらゆる適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル1071上又はタッチパネル1071付近で行う操作)を検出可能であり、タッチ検出装置及びタッチコントローラとの2つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出するとともに、タッチ操作による信号を検出し、タッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してプロセッサ110に送信し、そして、プロセッサ110から送信された命令を受信して実行する。また、タッチパネル1071は、抵抗式、容量式、赤外線及び表面弾性波等の様々な形態で実現することができる。タッチパネル1071に加え、ユーザ入力ユニット107は他の入力機器1072をさらに含んでもよい。具体的には、他の入力機器1072は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限定されず、ここでは説明を省略する。
【0155】
さらに、タッチパネル1071は、表示パネル1061を被覆してもよく、タッチパネル1071はその上又は付近でのタッチ操作を検出すると、それをプロセッサ110に伝送してタッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ110は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル1061で対応する視覚出力を提供する。
図17において、タッチパネル1071と表示パネル1061は、2つの独立した部材として電子機器の入力と出力機能を実現するが、何らかの実施例では、電子機器の入力と出力機能を実現するように、タッチパネル1071と表示パネル1061を統合してもよく、ここでは具体的に限定しない。
【0156】
インターフェースユニット108は、外部装置と電子機器100を接続するインターフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドホンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、認識モジュールを備える装置を接続するためのポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポート等を含んでもよい。インターフェースユニット108は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力等)を受信し、受信された入力を電子機器100内の1つ又は複数の部材に伝送するか、又は電子機器100と外部装置の間でデータを伝送するために用いることができる。
【0157】
メモリ109は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いることができる。メモリ109は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等を記憶可能なプログラム記憶領域と、携帯電話の使用に応じて作成されたデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳等)等を記憶可能なデータ記憶領域と、を主に含んでもよい。また、メモリ109は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性ソリッドステート記憶デバイスをさらに含んでもよい。
【0158】
プロセッサ110は、電子機器の制御センタであり、様々なインターフェース及び回線により電子機器全体の各部分を接続するものであり、メモリ109内に記憶されているソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを動作させ又は実行し、及びメモリ109内に記憶されているデータを呼び出すことで、電子機器の様々な機能及びデータ処理を実行し、それにより、電子機器を全体的に監視する。プロセッサ110は、1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよく、選択可能に、プロセッサ110に、オペレーティングシステム、ユーザインターフェース及びアプリケーション等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、無線通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ110に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0159】
電子機器100は各部材に給電する電源111(例えば、電池)をさらに含んでもよく、選択可能に、電源111は、電源管理システムによってプロセッサ110に論理的に接続し、さらに電源管理システムによって充放電の管理、及び電力消費管理等の機能を実現することができる。
【0160】
なお、電子機器100はいくつかの示されていない機能モジュールを含み、ここで詳細な説明を省略する。
【0161】
選択可能に、本発明の実施例は、更に、
図17に示すようなプロセッサ110と、メモリ109と、メモリ109に記憶され且つ前記プロセッサ110において実行可能なコンピュータプログラムとを備える電子機器であって、当該コンピュータプログラムがプロセッサ110により実行される時に、上記方法実施例の各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成できる電子機器を提供し、繰り返して説明することを回避するために、ここで詳細な説明を省略する。
【0162】
本発明の実施例は、更に、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体であって、当該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される時に、上記方法実施例の各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成できるコンピュータ可読記憶媒体を提供し、繰り返して説明することを回避するために、ここで詳細な説明を省略する。ここで、前記のコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0163】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は、非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「1つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。
【0164】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本発明の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、電子機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器等であってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法を実行させる複数の命令を含む。
【0165】
以上、図面を参照しながら本発明の実施例を説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本発明の示唆をもとに、当業者が本発明の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本発明の保護範囲に属するものとする。