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特許7411960制御装置、制御システム、制御方法、および、プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-28
(45)【発行日】2024-01-12
(54)【発明の名称】制御装置、制御システム、制御方法、および、プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04L 67/10 20220101AFI20240104BHJP
   H04L 12/28 20060101ALI20240104BHJP
   H04Q 9/00 20060101ALI20240104BHJP
【FI】
H04L67/10
H04L12/28 500A
H04Q9/00 301D
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020053610
(22)【出願日】2020-03-25
(65)【公開番号】P2021152832
(43)【公開日】2021-09-30
【審査請求日】2022-10-24
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【弁理士】
【氏名又は名称】新居 広守
(74)【代理人】
【識別番号】100137235
【弁理士】
【氏名又は名称】寺谷 英作
(74)【代理人】
【識別番号】100131417
【弁理士】
【氏名又は名称】道坂 伸一
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 賢
(72)【発明者】
【氏名】谷川 賢太郎
(72)【発明者】
【氏名】石原 杏平
【審査官】前田 健人
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-158121(JP,A)
【文献】特開2003-230184(JP,A)
【文献】特開2018-181109(JP,A)
【文献】国際公開第2012/008108(WO,A1)
【文献】特開2002-247668(JP,A)
【文献】特開2006-350819(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 67/10
H04L 12/28
H04Q 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
保管サーバからダウンロードしたプログラムを実行することで、機器サーバを介して機器を制御する制御装置であって、
前記機器サーバは、ユーザのユーザIDと、前記ユーザが保有している機器の機器IDとの対応付けを管理していて、
前記機器サーバが前記対応付けに基づいて生成した特定情報であって、前記ユーザが保有している機器の制御に用いるプログラムを特定する特定情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記特定情報により特定される前記プログラムを前記保管サーバからダウンロードするダウンロード部とを備える
制御装置。
【請求項2】
前記制御装置は、さらに、
あらかじめ、前記ユーザIDと前記機器IDとの対応付けを前記機器サーバに登録することで、前記機器サーバに前記対応付けを管理させる登録部を備え、
前記取得部は、前記登録部が前記機器サーバに登録したことに基づいて管理されている前記対応付けに基づいて生成された前記特定情報を取得する
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記機器は、複数の機器を含み、
前記機器IDは、前記複数の機器それぞれの機器IDを含み、
前記取得部は、前記ユーザが保有している前記複数の機器それぞれの制御に用いるプログラムを含む複数のプログラムを特定する前記特定情報を取得し、
前記ダウンロード部は、前記取得部が取得した前記特定情報により特定される前記複数のプログラムのうち、前記ユーザによって選択された機器の制御に用いるプログラムをダウンロードする
請求項1又は2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記保管サーバは、前記機器の機器IDと、前記機器の制御に用いるプログラムとを対応付けた第一対応情報を管理しており、
前記特定情報は、前記ユーザが保有している前記機器の機器IDを含み、
前記ダウンロード部は、
(a)前記機器IDを含む前記特定情報を前記保管サーバに送信し、
(b)送信された前記特定情報を前記保管サーバが受信したことに応じて送信した、前記特定情報に含まれる前記機器IDに前記第一対応情報において対応付けられたプログラムをダウンロードする
請求項1~3のいずれか1項に記載の制御装置。
【請求項5】
前記機器サーバは、前記機器の機器IDと、前記機器の制御に用いるプログラムとを対応付けた第二対応情報を管理しており、
前記特定情報は、前記第二対応情報において前記機器IDに対応付けられたプログラムのプログラムIDを含み、
前記ダウンロード部は、
(a)前記プログラムIDを含む前記特定情報を前記保管サーバに送信し、
(b)送信された前記特定情報を前記保管サーバが受信したことに応じて送信した、前記特定情報に含まれるプログラムIDにより特定されるプログラムをダウンロードする
請求項1~3のいずれか1項に記載の制御装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の制御装置と、
前記制御装置がダウンロードする前記プログラムを保管している前記保管サーバと、
前記ユーザIDと前記機器IDとの前記対応付けを管理している前記機器サーバとを備える
制御システム。
【請求項7】
保管サーバからダウンロードしたプログラムを実行することで、機器サーバを介して機器を制御する制御方法であって、
前記機器サーバは、ユーザのユーザIDと、前記ユーザが保有している機器の機器IDとの対応付けを管理していて、
前記機器サーバが前記対応付けに基づいて生成した特定情報であって、前記ユーザが保有している機器の制御に用いるプログラムを特定する特定情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップで取得した前記特定情報により特定される前記プログラムを前記保管サーバからダウンロードするダウンロードステップとを含む
制御方法。
【請求項8】
請求項7に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置、制御システム、制御方法、および、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、プログラムを適切に動作させるのに必要なハードウェアを有するコンピュータデバイスだけに、プログラムの受信を許可する技術がある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2010-182309号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、プログラムによって機器を制御する場合、制御対象の機器に応じた適切なプログラムを検索し、コンピュータデバイスにダウンロードする必要がある。仮に、適切でないプログラムをダウンロードして実行することで機器を制御しようとすると、意図しない動作を機器が行ったり、機器の不具合または故障を招いたりするなどの問題が生じ得る。
【0005】
そこで、本開示は、制御対象の機器に応じた適切なプログラムをダウンロードできる制御装置などを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示における制御装置は、保管サーバからダウンロードしたプログラムを実行することで、機器サーバを介して機器を制御する制御装置であって、前記機器サーバは、ユーザのユーザIDと、前記ユーザが保有している機器の機器IDとの対応付けを管理していて、前記機器サーバが前記対応付けに基づいて生成した特定情報であって、前記ユーザが保有している機器の制御に用いるプログラムを特定する特定情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記特定情報により特定される前記プログラムを前記保管サーバからダウンロードするダウンロード部とを備える。
【0007】
これによれば、制御装置は、機器の制御に用いるプログラムを、機器サーバが管理している対応付けを用いて特定し、特定したプログラムをダウンロードする。そのため、制御装置は、機器の制御に用いるプログラムとしてより適切なプログラムを特定できる。また、制御装置は、機器の制御に用いるプログラムを特定する情報をユーザから受ける必要がない利点もある。このようにして、制御装置は、制御対象の機器に応じた適切なプログラムをダウンロードできる。
【0008】
また、前記制御装置は、さらに、あらかじめ、前記ユーザIDと前記機器IDとの対応付けを前記機器サーバに登録することで、前記機器サーバに前記対応付けを管理させる登録部を備え、前記取得部は、前記登録部が前記機器サーバに登録したことに基づいて管理されている前記対応付けに基づいて生成された前記特定情報を取得してもよい。
【0009】
これによれば、制御装置は、ユーザIDと機器IDとの対応付けを機器サーバに登録して管理させたうえで、その登録に基づいて適切に管理されている対応付けを利用して、ダウンロードするプログラムを特定する。また、ユーザIDと機器IDとの対応付けの登録は、例えば、機器サーバを介した機器の制御のための登録であり、実際のデータ通信を用いて、機器IDが正しいことが検証されたうえでなされることが想定される。よって、制御装置は、より適切に特定された制御対象の機器に応じた適切なプログラムをダウンロードできる。
【0010】
また、前記機器は、複数の機器を含み、前記機器IDは、前記複数の機器それぞれの機器IDを含み、前記取得部は、前記ユーザが保有している前記複数の機器それぞれの制御に用いるプログラムを含む複数のプログラムを特定する前記特定情報を取得し、前記ダウンロード部は、前記取得部が取得した前記特定情報により特定される前記複数のプログラムのうち、前記ユーザによって選択された機器の制御に用いるプログラムをダウンロードしてもよい。
【0011】
これによれば、制御装置は、複数の機器のプログラムのダウンロードが可能である状況において、ユーザが選択したプログラムのみのダウンロードを行うことができる。これにより、通信量を削減し、また、情報処理に要する消費電力を削減できる利点がある。よって、制御装置は、必要な通信量及び消費電力を削減しながら、制御対象の機器に応じた適切なプログラムをダウンロードできる。
【0012】
また、前記保管サーバは、前記機器の機器IDと、前記機器の制御に用いるプログラムとを対応付けた第一対応情報を管理しており、前記特定情報は、前記ユーザが保有している前記機器の機器IDを含み、前記ダウンロード部は、(a)前記機器IDを含む前記特定情報を前記保管サーバに送信し、(b)送信された前記特定情報を前記保管サーバが受信したことに応じて送信した、前記特定情報に含まれる前記機器IDに前記第一対応情報において対応付けられたプログラムをダウンロードしてもよい。
【0013】
これによれば、制御装置は、ユーザが保有している機器の機器IDを含む特定情報を用いて、より容易に、機器の制御に用いるプログラムを特定してダウンロードすることができる。よって、制御装置は、より容易に、制御対象の機器に応じた適切なプログラムをダウンロードできる。
【0014】
また、前記機器サーバは、前記機器の機器IDと、前記機器の制御に用いるプログラムとを対応付けた第二対応情報を管理しており、前記特定情報は、前記第二対応情報において前記機器IDに対応付けられたプログラムのプログラムIDを含み、前記ダウンロード部は、(a)前記プログラムIDを含む前記特定情報を前記保管サーバに送信し、(b)送信された前記特定情報を前記保管サーバが受信したことに応じて送信した、前記特定情報に含まれるプログラムIDにより特定されるプログラムをダウンロードしてもよい。
【0015】
これによれば、制御装置は、ユーザが保有している機器の制御に用いるプログラムのプログラムIDを含む特定情報を用いて、より容易に、機器の制御に用いるプログラムを特定してダウンロードすることができる。よって、制御装置は、より容易に、制御対象の機器に応じた適切なプログラムをダウンロードできる。
【0016】
本開示における制御システムは、上記の制御装置と、前記制御装置がダウンロードする前記プログラムを保管している前記保管サーバと、前記ユーザIDと前記機器IDとの前記対応付けを管理している前記機器サーバとを備える。
【0017】
これによれば、上記制御装置と同様の効果を奏する。
【0018】
本開示における制御方法は、保管サーバからダウンロードしたプログラムを実行することで、機器サーバを介して機器を制御する制御方法であって、前記機器サーバは、ユーザのユーザIDと、前記ユーザが保有している機器の機器IDとの対応付けを管理していて、前記機器サーバが前記対応付けに基づいて生成した特定情報であって、前記ユーザが保有している機器の制御に用いるプログラムを特定する特定情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップで取得した前記特定情報により特定される前記プログラムを前記保管サーバからダウンロードするダウンロードステップとを含む。
【0019】
これによれば、上記制御装置と同様の効果を奏する。
【0020】
本開示におけるプログラムは、上記の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0021】
これによれば、上記制御装置と同様の効果を奏する。
【発明の効果】
【0022】
本開示の制御装置は、制御対象の機器に応じた適切なプログラムをダウンロードできる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1図1は、実施の形態に係る制御システムによる機器の制御を概念的に示す説明図である。
図2図2は、実施の形態に係る制御装置の構成を示す説明図である。
図3図3は、実施の形態に係る機器リストの例を示す説明図である。
図4図4は、実施の形態に係る対応情報の例を示す説明図である。
図5図5は、実施の形態に係る制御装置が機器を制御するときに用いられる画像の第一例を示す説明図である。
図6図6は、実施の形態に係る制御装置が機器を制御するときに用いられる画像の第二例を示す説明図である。
図7図7は、実施の形態に係る制御システムの全体的な処理を示すフロー図である。
図8図8は、実施の形態に係る制御システムの登録処理を示すフロー図である。
図9図9は、実施の形態に係る制御システムのダウンロード処理を示すフロー図である。
図10図10は、実施の形態に係る制御システムの制御処理を示すフロー図である。
図11図11は、実施の形態の変形例に係る制御システムのダウンロード処理を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
【0025】
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
【0026】
(実施の形態)
本実施の形態において、制御対象の機器に応じた適切なプログラムをダウンロードできる制御装置などについて説明する。
【0027】
図1は、本実施の形態に係る制御システム1による機器20の制御を概念的に示す説明図である。
【0028】
図1に示されるように、制御システム1は、制御装置10と、機器20と、機器サーバ30と、保管サーバ40とを備える。上記の各装置は、ネットワークNを介して通信可能に接続されている。
【0029】
なお、ネットワークNは、さまざまな通信ネットワークによって構成され、例えば、携帯電話のネットワーク、広域無線通信ネットワーク、および、近距離無線通信ネットワークを含んでよく、これらを複合したネットワークであってもよい。
【0030】
制御装置10は、機器20を制御するコンピュータ装置である。制御装置10は、機器サーバ30を介して機器20に制御コマンドを送信することで、機器20を制御する。制御装置10は、機器20を制御するための適切なプログラムを保管サーバ40から受信つまりダウンロードし、ダウンロードしたプログラムを実行することで、機器20の制御を行う。具体的には、制御装置10は、プログラムを実行することによって、機器サーバ30を介して制御コマンドを機器20に送信することで、機器20の制御を行う。制御装置10は、例えば、ユーザUの宅内に設置されたテレビジョン受像機であり、この場合を例として説明するが、ユーザUが保有する携帯電話端末、スマートフォンまたはタブレットなどでもよい。
【0031】
機器20は、制御装置10によって制御される電気機器、言い換えれば、制御装置10の制御対象である電気機器である。機器20は、制御装置10から、機器サーバ30を介して送信される制御コマンドを受信し、受信した制御コマンドに従って動作する。機器20は、例えば、エアコンであり、この場合を例として説明するが、冷蔵庫または洗濯機などでもよい。
【0032】
機器サーバ30は、ユーザUが保有している機器20を管理しているサーバ装置である。具体的には、機器サーバ30は、ユーザUのユーザIDと、ユーザUが保有している機器20の機器IDとを対応付けて管理している。この対応付けの管理は、例えば、ユーザIDと機器IDとを対応付けた対応情報によってなされ得る。機器サーバ30は、制御装置10からユーザIDを受信した場合に、対応情報を参照して、そのユーザIDに係るユーザUが保有している機器の機器IDを特定する。ここで、ユーザIDとは、ユーザUを一意に特定し得る識別子である。また、機器IDとは、機器20を一意に特定し得る識別子である。
【0033】
また、機器サーバ30は、機器20を制御するための制御コマンドが制御装置10から送信された場合に、その制御コマンドを機器20に送信する。
【0034】
保管サーバ40は、制御装置10が機器20を制御するためのプログラムを保管しているサーバである。保管サーバ40は、一般に、リポジトリ、または、アプリストアとも呼ばれる。
【0035】
保管サーバ40は、制御装置10が実行することができる、さまざまな機器の制御のための複数のプログラムを保管している。また、保管サーバ40は、機器20の機器IDと、その機器20の制御に用いられるプログラムのプログラムIDとを対応付けて管理している。この対応付けの管理は、例えば、機器IDとプログラムIDとを対応付けた対応情報によってなされ得る。保管サーバ40は、制御装置10から機器20の機器IDを受信した場合に、対応情報を参照して、その機器IDに係る機器20の制御に用いるプログラムIDを特定し、特定したプログラムIDに係るプログラムを制御装置10に送信する。制御装置10に送信されたプログラムは、制御装置10により受信および実行され、機器20の制御に用いられる。
【0036】
図2は、本実施の形態に係る制御装置10の構成を示す説明図である。
【0037】
図2に示されるように、制御装置10は、登録部11と、取得部12と、ダウンロード部13と、記憶部14と、実行部15とを備える。登録部11と、取得部12と、ダウンロード部13と、実行部15とは、制御装置10が備えるCPU(Central Processing Unit)(不図示)がメモリ(不図示)を用いて所定のプログラムを実行することで実現され得る。
【0038】
登録部11は、ユーザIDと機器IDとの対応付けを機器サーバ30に登録する処理部である。登録部11は、ユーザUのユーザIDを保有している。登録部11は、上記登録の際に、ユーザ認証処理を実行することでユーザUを識別する。また、登録部11は、機器20の機器IDが、ユーザIDと対応付けて機器サーバ30に登録されるように制御する。例えば、登録部11は、機器20の機器IDを機器20から読み出して機器サーバ30に送信する制御をしてもよいし、機器20と機器サーバ30とを直接に通信させることによって機器IDを機器20から機器サーバ30に送信することで、機器サーバ30に機器IDを受信させる制御をしてもよい。機器サーバ30は、上記のように対応付けて登録されたユーザIDと機器IDとを管理する。
【0039】
取得部12は、ユーザUが保有している機器20の制御に用いるプログラムを特定する特定情報を取得する処理部である。ここで、特定情報とは、機器サーバ30が、管理している対応付けに基づいて生成した情報である。取得部12は、取得した特定情報をダウンロード部13に提供する。ユーザUが保有している機器20が複数ある場合には、特定情報は、その複数の機器20それぞれの制御に用いるプログラムを特定する情報である。
【0040】
特定情報は、(1)ユーザUが保有している機器20の機器IDを含む場合と、(2)プログラムのプログラムIDを含む場合とがある。ここでは、上記(1)の場合を例として説明する。なお、上記(2)の場合については下記変形例において説明する。
【0041】
ダウンロード部13は、取得部12が取得した特定情報により特定されるプログラムを保管サーバ40からダウンロードする処理部である。ダウンロード部13は、ダウンロードしたプログラムを、プログラム17として記憶部14に格納する。
【0042】
具体的には、ダウンロード部13は、取得部12が取得した、機器IDを含む特定情報を保管サーバ40に送信する。そして、送信された特定情報を保管サーバ40が受信したことに応じて送信した、上記機器IDに対応付けられたプログラムをダウンロードする。このとき、保管サーバ40は、機器20の機器IDと、機器20の制御に用いるプログラムとを対応付けた対応情報(第一対応情報に相当)を管理しているとする。
【0043】
なお、ダウンロード部13は、取得部12が取得した特定情報が、複数のプログラムを特定するものであるときは、特定情報により特定される複数のプログラムのうち、ユーザUによって選択された機器の制御に用いるプログラムをダウンロードする。
【0044】
記憶部14は、機器20を制御するためのプログラム17が格納される記憶装置である。記憶部14には、ダウンロード部13によってプログラム17が格納される。また、記憶部14に格納されているプログラム17は、実行部15によって読み出される。記憶部14は、揮発性または不揮発性の記憶装置(例えば、メモリまたはストレージ)により実現される。
【0045】
実行部15は、プログラムを実行することで機器20を制御する処理部である。実行部15は、記憶部14に格納されているプログラム17を読み出し、制御装置10が備えるCPUによってプログラム17を実行する。これにより、実行部15は、機器20を制御するための制御コマンドを生成し、生成した制御コマンドを送信する。送信された制御コマンドは、機器サーバ30を経由して機器20に受信される。機器20は、受信した制御コマンドに従って動作する。なお、実行部15は、ユーザUによる操作に基づいて機器20を制御することもでき、その場合には、制御装置10が備える表示画面(不図示)に表示したコマンドに対応した画像に対するユーザによるタッチ操作をタッチパネルにより受けて、機器20を制御してもよい。また、実行部15は、制御装置10が備えるマイク(不図示)によってユーザが発する制御コマンドに対応する音声を収音し、収音した音声に対する音声認識処理および構文解析処理などを経て制御コマンドを取得し、取得した制御コマンドを用いて機器20を制御してもよい。
【0046】
図3は、本実施の形態に係る機器リストの例を示す説明図である。図3に示される機器リストは、機器サーバ30が管理している対応付けの一例である。
【0047】
図3に示されるように、機器リストに含まれる各エントリには、ユーザIDと、機器IDとが対応付けて管理されている。
【0048】
ユーザIDは、当該エントリにおいて機器IDと対応付けられているユーザIDである。
【0049】
機器IDは、当該エントリにおいて、ユーザIDと対応付けられている機器IDであり、上記ユーザIDに係るユーザUが保有している機器20の機器IDである。
【0050】
例えば、図1に示されるようにユーザUが、機器20としてエアコン、洗濯機および冷蔵庫を保有している場合の機器リストが図3に示されている。具体的には、図3に示される一番上のエントリでは、ユーザID「U01」と機器ID「AIR0112345」とが対応付けられている。同様に、上から2番目のエントリでは、ユーザID「U01」と機器ID「WAS0224680」とが対応付けられている。上から3番目のエントリでは、ユーザID「U01」と機器ID「REF0336925」とが対応付けられている。
【0051】
図4は、本実施の形態に係る対応情報の例を示す説明図である。図4に示される対応情報は、保管サーバ40が保有して管理している対応情報であり、機器20の機器IDと、機器20の制御に用いるプログラムとを対応付けた対応情報の一例である。保管サーバ40が保有している対応情報は、第一対応情報に相当する。
【0052】
図4に示されるように、対応情報に含まれる各エントリには、機器IDと、プログラムIDとが対応付けて管理されている。
【0053】
機器IDは、当該エントリにおいてプログラムIDと対応付けられている機器IDである。
【0054】
プログラムIDは、当該エントリにおいて機器IDと対応付けられているプログラムIDであり、上記機器IDにより特定される機器20の制御に用いられるプログラムのプログラムIDである。なお、複数の機器20の機器IDと一のプログラムIDとを対応付けることもでき、この場合、機器IDを数値又は文字の範囲で表現したり、ワイルドカード(例えば任意の1文字にマッチする「?」、任意の複数の文字にマッチする「*」など)を用いて表現したりしてもよい。
【0055】
例えば、図3に示される3つの機器20に該当する、機器IDとプログラムIDとの対応付けが図4に示されている。ここでは、機器IDにワイルドカード「?」が用いられている。
【0056】
図4に示される一番上のエントリでは、機器ID「AIR01?????」(つまり、「AIR010000」~「AIR0199999」)とプログラムID「PA0001」とが対応付けられている。同様に、2番目のエントリでは、機器ID「WAS02?????」とプログラムID「PW0002」とが対応付けられている。3番目のエントリでは、機器ID「REF03?????」とプログラムID「PR0005」とが対応付けられている。
【0057】
図5は、本実施の形態に係る制御装置10が機器20を制御するときに用いられる画像の第一例を示す説明図である。具体的には、図5は、制御対象の機器20の選択をユーザUから受けるために実行部15が表示画面16に表示する画像である。
【0058】
図5に示される画像は、機器20であるエアコン、洗濯機および冷蔵庫のそれぞれを示すアイコン画像51、52および53(アイコン画像51等ともいう)を含む。アイコン画像51等を視認したユーザUは、アイコン画像51等のうち、制御対象である機器20に係る画像に対してタッチ操作を行うことが想定される。
【0059】
実行部15は、ユーザUが行う表示画面16へのタッチ操作であって、ユーザUが制御したい機器20(つまり制御対象である機器20)を選択するためのタッチ操作を受けた場合に、選択された機器20の動作を制御するための画像を表示する。
【0060】
例えば、ユーザUは、機器20の1つであるエアコンの制御をしたいときには、エアコンのアイコンの画像51に対するタッチ操作をする。この場合、実行部15は、エアコンの動作を制御するための画像を表示する(図6参照)。
【0061】
図6は、本実施の形態に係る制御装置10が機器20を制御するときに用いられる画像の第二例を示す説明図である。図6に示される画像は、機器20の一例であるエアコンの操作を受けるために実行部15が表示画面16に表示する画像である。
【0062】
図6には、エアコンの動作状態を示す画像60と、エアコンの動作を制御するためのボタンの画像61、62、63および64とが示されている。
【0063】
ユーザUは、画像60を視認することによって、現在のエアコンの動作の状態、つまり、暖房モードで設定温度25度Cで動作している状態を知ることができる。また、ユーザUは、動作モードを冷房モードに変更するボタンの画像61、暖房モードに変更するボタンの画像62、設定温度を上げるボタンの画像63、および、設定温度を下げるボタンの画像64を視認し、各ボタンを操作すれば、操作したボタンに対応して動作モードまたは設定温度の変更ができることを知ることができる。
【0064】
例えば、ユーザUは、設定温度を下げたいときには、画像64に対するタッチ操作をする。この場合、実行部15は、エアコンの設定温度を下げる制御をするための制御コマンドを生成し、機器サーバ30を介してエアコンに送信する。エアコンは、この制御コマンドを受信し、制御コマンドに従って設定温度を下げる動作をする。
【0065】
以上のように構成された制御システム1の処理について説明する。
【0066】
図7は、本実施の形態に係る制御システム1の全体的な処理を示すフロー図である。
【0067】
ステップS1において、制御システム1は、登録処理を実行する。登録処理は、ユーザIDと機器IDとの対応付けを機器サーバ30に登録する処理である。
【0068】
ステップS2において、制御システム1は、ダウンロード処理を実行する。ダウンロード処理は、機器20の制御に適切なプログラムを制御装置10にダウンロードする処理である。
【0069】
ステップS3において、制御システム1は、制御処理を実行する。制御処理は、制御装置10により機器20を制御する処理である。
【0070】
各処理における制御システム1内の各装置の動作について、以降で詳しく説明する。
【0071】
図8は、本実施の形態に係る制御システム1の登録処理を示すフロー図である。図8に示される処理は、図7のステップS1に含まれる処理である。
【0072】
ステップS121において、機器20は、機器IDを制御装置10に送信する。制御装置10は、機器IDを受信する。機器IDの送信は、制御装置10からの要求に応じてなされるものであってもよいし、自発的になされるものであってもよい。また、機器20の筐体などに表示された機器IDをユーザUが目視により読み取って制御装置10に入力することによってなされてもよい。また、制御装置10が携帯電話端末である場合には、制御装置10が機器20の筐体などに表示されたコード(いわゆるバーコードまたはQRコード(登録商標)等)を制御装置10に読み取らせる態様もあり得る。
【0073】
ステップS111において、制御装置10(登録部11)は、ユーザUのユーザIDと、ステップS121で受信した機器IDとを機器サーバ30に送信する。機器サーバ30は、送信されたユーザIDと機器IDとを受信する。
【0074】
ステップS131において、機器サーバ30は、機器20との間で機器IDの検証処理を実行する。検証処理は、上記ステップS111で受信した機器IDに係る機器20との間で実際に通信できることを検証する処理である。検証処理は、後で行う、機器サーバ30が機器20に制御コマンドを送信するための通信が正常になされることを事前に検証するために実行される。機器サーバ30と機器20との実際の通信が成功した場合、検証が成功した、と表現する。
【0075】
ステップS122において、機器20は、機器サーバ30との間で機器IDの検証処理を実行する。ステップS122の処理は、機器サーバ30のステップS131の処理に対応する、機器20が実行する処理である。
【0076】
ステップS132において、機器サーバ30は、ステップS131で実行した検証処理において検証が成功した場合に機器IDの登録処理を実行する。具体的には、機器サーバ30は、ステップS111で送信されたユーザIDと機器IDとを対応付けて機器リストに登録し、管理する。
【0077】
なお、上記ステップS121およびS111の代わりに、機器20が機器IDを機器サーバ30に送信し、制御装置10がユーザIDを機器サーバ30に送信し、機器サーバ30が、送信された機器IDとユーザIDとを対応付けて管理するようにしてもよい。
【0078】
図9は、本実施の形態に係る制御システム1のダウンロード処理を示すフロー図である。図9に示される処理は、図7のステップS2に含まれる処理である。
【0079】
ステップS211において、制御装置10(取得部12)は、ユーザUのユーザIDを機器サーバ30に送信する。機器サーバ30は、ユーザIDを受信する。
【0080】
ステップS231において、機器サーバ30は、ステップS211で受信したユーザIDに、機器リストにおいて対応付けられている機器IDを特定する。
【0081】
ステップS232において、機器サーバ30は、ステップS231で特定した機器IDを制御装置10に送信する。制御装置10(取得部12)は、送信された機器IDを受信する。
【0082】
ステップS212において、制御装置10(ダウンロード部13)は、ユーザUから機器20の選択を受ける。なお、ステップS212は実行されなくてもよい。
【0083】
ステップS213において、制御装置10(ダウンロード部13)は、ステップS232で受信した機器IDを保管サーバ40に送信する。保管サーバ40は、送信された機器IDを受信する。ステップS212でユーザUからの選択を受けた場合には、制御装置10は、選択を受けた機器の機器IDのみを保管サーバ40に送信する。一方、ステップS212を実行せず、つまり、ユーザUから機器20の選択を受けなかった場合には、ステップS232で受信した機器IDのすべてを保管サーバ40に送信する。
【0084】
ステップS241において、保管サーバ40は、ステップS213で送信された機器IDに、対応情報において対応付けられているプログラムIDを特定する。
【0085】
ステップS242において、保管サーバ40は、ステップS241で特定したプログラムIDに係るプログラムを制御装置10に送信する。制御装置10(ダウンロード部13)は、送信されたプログラムを受信し、受信したプログラムを記憶部14に格納する。
【0086】
図10は、本実施の形態に係る制御システム1の制御処理を示すフロー図である。図10に示される処理は、図7のステップS3に含まれる処理である。
【0087】
図10に示される制御装置10の処理は、実行部15が、ステップS242でダウンロードしたプログラムを実行することで実現される。
【0088】
ステップS311において、制御装置10(実行部15)は、ユーザUによる操作を受け付ける。上記操作は、タッチ操作、音声によって受け付け得る。
【0089】
ステップS312において、制御装置10(実行部15)は、ステップS311で受け付けた操作に対応する制御コマンドを生成する。
【0090】
ステップS313において、制御装置10(実行部15)は、ステップS312で生成した制御コマンドを機器サーバ30に送信する。機器サーバ30は、制御コマンドを受信する。
【0091】
ステップS331において、機器サーバ30は、ステップS313で受信した制御コマンドの制御対象である機器20を読み取り、制御対象である機器20に制御コマンドを送信する。機器20は、制御コマンドを受信する。
【0092】
ステップS321において、機器20は、ステップS331で送信された制御コマンドに従って動作を行う。
【0093】
図7(より詳細には、図8図9および図10)に示される処理により、制御装置10は、制御対象の機器に応じた適切なプログラムをダウンロードできる。
【0094】
(実施の形態の変形例)
本変形例において、制御対象の機器に応じた適切なプログラムをダウンロードできる制御装置などについて、上記実施の形態とは異なる態様について説明する。具体的には、本変形例に係る制御システムでは、ダウンロード処理(図9参照)が上記実施の形態に係る制御システム1と異なる。
【0095】
本変形例において、機器サーバ30が、機器20の機器IDと、機器20の制御に用いるプログラムとを対応付けた対応情報(第二対応情報に相当)を保有して管理している。なお、このとき、保管サーバ40が第一対応情報を保有している必要はない。
【0096】
本変形例に係る機器サーバ30は、実施の形態における機器サーバ30と同様に、制御装置10からユーザIDを受信した場合に、対応情報を参照して、そのユーザIDに係るユーザUが保有している機器の機器IDを特定する。そして、機器IDを特定した後に、その機器IDに係る機器20の制御に用いるプログラムIDを特定し、特定したプログラムIDを特定情報として制御装置10に送信する。
【0097】
本変形例に係る制御装置10のダウンロード部13は、機器サーバ30から受信したプログラムIDを含む特定情報を保管サーバ40に送信する。
【0098】
本変形例に係る保管サーバ40は、制御装置10からプログラムIDを受信した場合、そのプログラムIDに係るプログラムを制御装置10に送信する。ダウンロード部13は、送信された特定情報を保管サーバ40が受信したことに応じて送信した、特定情報に含まれるプログラムIDにより特定されるプログラムをダウンロードする。実行部15は、ダウンロード部13がダウンロードしたプログラムを実行することで機器20を制御できる。
【0099】
図11は、本変形例に係る制御システムのダウンロード処理を示すフロー図である。
【0100】
ステップS211において、制御装置10(取得部12)は、ユーザUのユーザIDを機器サーバ30に送信する。機器サーバ30は、ユーザIDを受信する。
【0101】
ステップS231において、機器サーバ30は、ステップS211で受信したユーザIDに、機器リストにおいて対応付けられている機器IDを特定する。
【0102】
ステップS235において、機器サーバ30は、ステップS231で特定した機器IDに、対応情報において対応付けられているプログラムIDを特定する。
【0103】
ステップS236において、機器サーバ30は、ステップS235で特定したプログラムIDを制御装置10に送信する。
【0104】
ステップS212において、制御装置10(ダウンロード部13)は、ユーザUから機器20の選択を受ける。なお、ステップS212は実行されなくてもよい。
【0105】
ステップS213において、制御装置10(ダウンロード部13)は、ステップS236で受信したプログラムIDを保管サーバ40に送信する。保管サーバ40は、送信されたプログラムIDを受信する。ステップS212でユーザUからの選択を受けた場合には、制御装置10は、選択を受けた機器の機器IDのみを保管サーバ40に送信する。
【0106】
ステップS245において、保管サーバ40は、ステップS213で受信したプログラムIDに係るプログラムを制御装置10に送信する。制御装置10(ダウンロード部13)は、送信されたプログラムを受信し、受信したプログラムを記憶部14に格納する。
【0107】
図11に示される一連の処理により、制御装置10は、機器20の制御に用いるプログラムをダウンロードし、その後、実施の形態と同じ制御処理(図7のステップS3参照)により機器20を制御する。特に、本変形例に係る保管サーバ40は、制御装置10から受信したプログラムIDに係るプログラムを制御装置10に送信する機能を有する必要があるだけであり、一般の保管サーバ40を有するシステムに容易に適用可能である利点がある。
【0108】
以上のように、本実施の形態および本変形例の制御装置は、機器の制御に用いるプログラムを、機器サーバが管理している対応付けを用いて特定し、特定したプログラムをダウンロードする。そのため、制御装置は、機器の制御に用いるプログラムとしてより適切なプログラムを特定できる。また、制御装置は、機器の制御に用いるプログラムを特定する情報をユーザから受ける必要がない利点もある。このようにして、制御装置は、制御対象の機器に応じた適切なプログラムをダウンロードできる。
【0109】
また、制御装置は、ユーザIDと機器IDとの対応付けを機器サーバに登録して管理させたうえで、その登録に基づいて適切に管理されている対応付けを利用して、ダウンロードするプログラムを特定する。また、ユーザIDと機器IDとの対応付けの登録は、例えば、機器サーバを介した機器の制御のための登録であり、実際のデータ通信を用いて、機器IDが正しいことが検証されたうえでなされることが想定される。よって、制御装置は、より適切に特定された制御対象の機器に応じた適切なプログラムをダウンロードできる。
【0110】
また、制御装置は、複数の機器のプログラムのダウンロードが可能である状況において、ユーザが選択したプログラムのみのダウンロードを行うことができる。これにより、通信量を削減し、また、情報処理に要する消費電力を削減できる利点がある。よって、制御装置は、必要な通信量及び消費電力を削減しながら、制御対象の機器に応じた適切なプログラムをダウンロードできる。
【0111】
また、制御装置は、ユーザが保有している機器の機器IDを含む特定情報を用いて、より容易に、機器の制御に用いるプログラムを特定してダウンロードすることができる。よって、制御装置は、より容易に、制御対象の機器に応じた適切なプログラムをダウンロードできる。
【0112】
また、制御装置は、ユーザが保有している機器の制御に用いるプログラムのプログラムIDを含む特定情報を用いて、より容易に、機器の制御に用いるプログラムを特定してダウンロードすることができる。よって、制御装置は、より容易に、制御対象の機器に応じた適切なプログラムをダウンロードできる。
【0113】
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
【0114】
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記実装を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
【0115】
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0116】
本開示は、ダウンロードしたプログラムを実行することで機器を制御する制御装置などに、本開示は適用可能である。
【符号の説明】
【0117】
1 制御システム
10 制御装置
11 登録部
12 取得部
13 ダウンロード部
14 記憶部
15 実行部
16 表示画面
17 プログラム
20 機器
30 機器サーバ
40 保管サーバ
51、52、53、60、61、62、63、64 画像
U ユーザ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11