(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-28
(45)【発行日】2024-01-12
(54)【発明の名称】通信装置
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0484 20220101AFI20240104BHJP
G08C 15/00 20060101ALI20240104BHJP
G08C 15/06 20060101ALI20240104BHJP
H04Q 9/00 20060101ALI20240104BHJP
G06F 3/0487 20130101ALI20240104BHJP
【FI】
G06F3/0484
G08C15/00 C
G08C15/06 G
H04Q9/00 311J
G06F3/0487
(21)【出願番号】P 2020117789
(22)【出願日】2020-07-08
【審査請求日】2023-03-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100168583
【氏名又は名称】前井 宏之
(72)【発明者】
【氏名】芦原 成紀
【審査官】▲高▼瀬 健太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-071596(JP,A)
【文献】特開2015-023397(JP,A)
【文献】特開2001-145178(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0484
G08C 15/00
G08C 15/06
H04Q 9/00
G06F 3/0487
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
資源又はエネルギーに関する計測装置の計測結果を示す情報をセンター装置に送信する通信装置であって、
自装置の姿勢を検出する姿勢検出部と、
外部操作に応じて第1トリガー信号を生成するトリガー部と、
前記第1トリガー信号に応じて、前記姿勢に応じた動作モードを開始する制御部と
を備え
、
前記トリガー部は、磁石の磁界を検出する磁気センサを含み、
前記磁石の前記磁界に応じて、前記トリガー部は、前記第1トリガー信号を生成する、通信装置。
【請求項2】
前記姿勢検出部は、加速度を検出する加速度センサを含む、請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記姿勢検出部は、地磁気を検出する地磁気センサを含む、請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
前記動作モードの種別を報知する報知部をさらに備える、請求項1から請求項
3のいずれか1項に記載の通信装置。
【請求項5】
前記動作モードの開始後に、前記トリガー部は、前記外部操作に応じて第2トリガー信号を生成し、
前記第2トリガー信号に応じて、前記制御部は、前記動作モードを終了する、請求項1から請求項
4のいずれか1項に記載の通信装置。
【請求項6】
前記計測装置に接続された電線が接続される接続部をさらに備え、
複数の前記動作モードを有し、
前記制御部は、前記電線及び前記接続部を介して前記計測装置の前記計測結果を示す前記情報を取得し、
前記接続部は、前記複数の動作モードに共通し、
前記複数の動作モードは、前記計測装置の種類ごとに定められた動作モードを含む、請求項1から請求項
5のいずれか1項に記載の通信装置。
【請求項7】
前記動作モードは、前記通信装置と前記センター装置との通信に関する動作モードを含む、請求項1から請求項
6のいずれか1項に記載の通信装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ガスメータ等の計測装置の計測結果(例えば計測値)を取得し、取得した計測結果をサーバに送信する通信装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の通信装置は、ガスメータに接続されており、操作部を有する。操作部は、通信装置に対する指示を受け付ける。操作部は、ディップスイッチを含む。ディップスイッチは、通信装置の動作モードを切り替える指示を受け付ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の通信装置を小型化するためには、ディップスイッチを小型化する必要がある。しかしながら、ディップスイッチを小型化することによって、通信装置の動作モードを設定する操作が煩雑になり、通信装置の操作者にとっての煩わしさが大きくなる可能性がある。
【0005】
本発明は、容易に所望の動作モードを設定できる通信装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一局面によれば、通信装置は、資源又はエネルギーに関する計測装置の計測結果を示す情報をセンター装置に送信する。通信装置は、姿勢検出部と、トリガー部と、制御部とを備える。姿勢検出部は、前記通信装置の姿勢を検出する。トリガー部は、外部操作に応じて第1トリガー信号を生成する。制御部は、前記第1トリガー信号に応じて、前記姿勢に応じた動作モードを開始する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、通信装置に対して容易に所望の動作モードを設定できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の実施形態1に係るテレメータシステムの構成を示すブロック図である。
【
図2】実施形態1に係る通信装置の構成を示すブロック図である。
【
図3】実施形態1に係る通信装置の姿勢検出部を示す斜視図である。
【
図4】実施形態1に係る通信装置の記憶部が記憶するテーブルを示す図である。
【
図5】実施形態1に係る通信装置の動作モードの設定方法を示すフローチャートである。
【
図6】本発明の実施形態2に係る通信装置の記憶部が記憶するテーブルを示す図である。
【
図7】実施形態2に係る通信装置の動作モードの設定方法を示すフローチャートである。
【
図8】本発明の実施形態3に係る通信装置の構成を示すブロック図である。
【
図9】実施形態3に係る通信装置の姿勢検出部を示す斜視図である。
【
図10】実施形態3に係る通信装置の記憶部が記憶するテーブルを示す図である。
【
図11】実施形態3に係る通信装置の動作モードの設定方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0010】
(実施形態1)
図1を参照して、本発明の実施形態1に係るテレメータシステム100について説明する。
図1は、実施形態1に係るテレメータシステム100の構成を示すブロック図である。
【0011】
図1に示すように、テレメータシステム100は、通信装置1と、メータ2と、サーバ3と、センター装置4とを備える。実施形態1において、テレメータシステム100は、複数の通信装置1と、複数のメータ2と、サーバ3と、センター装置4とを備える。テレメータシステム100は、メータ2の計測結果を示す情報を収集するシステムである。より具体的には、テレメータシステム100は、メータ2の計測結果を示す情報を通信装置1がセンター装置4に送信して、センター装置4に計測結果を示す情報を収集させるシステムである。サーバ3とセンター装置4とは、例えばセンターシステムである。センター装置4は、例えば、通信装置1に対して情報制御を実行する。
【0012】
メータ2は、資源又はエネルギーに関する計測装置である。メータ2の計測対象は、例えば、ガス、水道、又は電気である。メータ2は、例えば、個人宅、会社、及び各種施設のような需要家毎に設置される。すなわち、メータ2は、例えば、ガス、水道、又は電気の使用量を計測し、計測結果としての計測値を出力する計測装置である。メータ2は、例えば、一定期間毎に交換される。また、メータ2に不具合が発生した場合に、メータ2は交換される。メータ2は、「計測装置」の一例である。以下、本明細書において、メータ2がガスの使用量を計測するガスメータである場合を例に挙げて説明する。
【0013】
メータ2は、例えばガス管に設置される。ガス管には、メータ2の計測対象であるガスが流れる。ガスは、ガスボンベ又はガスホルダーからガス管を通じて需要家に供給される。なお、メータ2の計測対象であるガスは、LPガス(液化石油ガス)であってもよいし、都市ガスでもよい。メータ2は、ガス管を流れるガスの流量を計測することによって、ガスの使用量を計測する。なお、メータ2の種類は、特に限定されない。メータ2は、例えば、5ビットメータ、8ビットメータ、Uバスメータ、又はマイコンメータである。実施形態1において、メータ2は、5ビットメータである。
【0014】
なお、計測装置の一例としてメータ2を説明するが、計測装置が資源又はエネルギーに関する限り、計測装置は、例えばガス遮断装置が備えるオンオフセンサであってもよい。ガス遮断装置は、ガス管に設けられる。オンオフセンサは、例えば、地震を計測した場合にオンして、ガス管を遮断する。すなわち、ガス管でのガスの流通を遮断する。なお、地震が発生していないときには、オンオフセンサは、オフ状態である。オンオフセンサがオフ状態である場合には、ガスの流通が許容される。ガスの流通は、ガス管を通じてガスが流れることを示す。通信装置1は、計測結果として、オンオフセンサがオンしたことを示す情報をセンター装置4に送信する。
【0015】
通信装置1は、メータ2(計測装置)毎に設置される。また、通信装置1は、例えば、メータ2の周辺の壁またはガスボンベに設置される。作業者は、メータ2の設置工事の際に、通信装置1を操作して、通信装置1がメータ2の計測結果をセンター装置4に送信できるように、通信装置1を設定する。具体的には、作業者は、通信装置1を操作して、通信装置1の動作モードを設定し、通信装置1がメータ2の計測結果をセンター装置4に送信できるように通信装置1を設定する。実施形態1において、通信装置1は、複数の動作モードを有する。
【0016】
通信装置1の動作モードは、通信装置1とセンター装置4との通信に関する動作モードを含む。実施形態1において、通信装置1とセンター装置4との通信に関する動作モードは、例えば、「電界強度測定」、「開通発呼」、「保守」、「U端子強制設定」、及び「ATコマンド」であり、詳細については後述する。従って、メータ2の設置工事の際に、作業者は、通信装置1とセンター装置4との通信に関する動作モードを通信装置1に開始させることができる。その結果、メータ2の計測結果をセンター装置4に送信できるように、通信装置1が設定される。また、通信装置1の動作モードは、メータ2の種類ごとに定められた動作モードを含む。メータ2の種類ごとに定められた動作モードについては後述する。
【0017】
通信装置1は、メータ2と有線又は無線で通信可能に接続される。実施形態1では、複数の通信装置1は、それぞれ、複数のメータ2と電線PLにより有線接続される。電線PLは、信号線及びグランド線を含む。
【0018】
複数の通信装置1の各々とセンター装置4とは、無線で通信可能に接続される。具体的には、複数の通信装置1の各々とセンター装置4とは、例えば、PHS(Personal Handy-phone System)網、FOMA(Freedom Of Mobile Multimedia Access)網、LTE(Long Term Evolution)網、4G(第4世代移動通信システム)網、及び5G(第5世代移動通信システム)網のような広域無線網Neに接続される。そして、複数の通信装置1の各々とセンター装置4とは、広域無線網Neを介して互いに無線通信を行う。
【0019】
センター装置4は、通信装置1を介して、複数のメータ2の各々の計測結果を示す情報を収集する。具体的には、センター装置4は、通信装置1を介して、複数のメータ2の各々が計測した計測値を収集する。そして、センター装置4は、例えば、収集した計測値をサーバ3に格納する。サーバ3は、例えば、データベースサーバである。
【0020】
次に、
図2を参照して、通信装置1について説明する。
図2は、通信装置1の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、通信装置1は、筐体Caと、基板Cbと、電池Baとを備える。
【0021】
筐体Caは、基板Cb及び電池Baを収容する。筐体Caは、例えば中空の部材である。筐体Caは、例えば樹脂のような磁気を遮断しない物質により形成される。また、筐体Caは、例えば防水加工されている。
【0022】
基板Cbには、制御部10と、トリガー部20と、姿勢検出部30と、通信部40と、報知部50と、第1接続部60と、第2接続部70と、第3接続部80と、電源制御部90とが搭載されている。
【0023】
電源制御部90は、電池Baに接続される。電源制御部90は、電池Baから供給される電源電圧を内部電源電圧に変換して、制御部10と、トリガー部20と、姿勢検出部30と、通信部40と、報知部50とに内部電源電圧を供給する。
【0024】
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)及びMPU(Micro Processing Unit)のようなプロセッサー11及び記憶部12を含む。プロセッサー11は、記憶部12に記憶されたコンピュータープログラムを実行することにより、通信装置1の各要素を制御する。
【0025】
記憶部12は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び/又は、フラッシュメモリのような半導体メモリーを含む。記憶部12は、プロセッサー11によって実行される種々のコンピュータープログラムを記憶する。また、記憶部12は、テーブル121を記憶する。テーブル121には、通信装置1の姿勢を示す情報と、動作モードとが関連付けられている。テーブル121の詳細については後述する。記憶部12は、例えば、通信装置1とセンター装置4との通信のログをさらに記憶してもよい。
【0026】
トリガー部20は、外部操作に応じてトリガー信号を生成する(以下、トリガー信号SGと記載する場合がある)。トリガー部20は、実施形態1において、磁気センサ21を含む。磁気センサ21は、例えばホールセンサである。外部操作は、例えば、磁気センサ21が磁石Mgの磁界を検知できる程度に、筐体Caを介して磁石Mgを磁気センサ21に近づける操作のことである。すなわち、磁石Mgの磁界に応じて、トリガー部20は、トリガー信号SGを生成する。実施形態1において、磁石Mgは、通信装置1とは別体の部材である。従って、筐体Caの内部にトリガー部20を配置できる。その結果、トリガー信号を生成するための物理キーを筐体の外側に設ける必要がないため、筐体Caに防水加工するためのコストを低減できる。ひいては、通信装置1の製造コストを低減できる。なお、外部操作は、防水の観点から非接触操作であることが好ましいが、接触操作であってもよい。
【0027】
姿勢検出部30は、通信装置1の姿勢(例えば、通信装置1の傾き)を検出する。実施形態1において、姿勢検出部30は、例えば、加速度を検出する加速度センサ31を含む。従って、姿勢検出部30の製造コストを低減できる。その結果、通信装置1の製造コストを低減できる。なお、姿勢検出部30は、加速度センサ31に加えて、又は、加速度センサ31に代えて、ジャイロセンサを含んでいてもよい。
【0028】
加速度センサ31は、通信装置1の姿勢に応じた加速度を検出する。姿勢検出部30は、加速度センサ31の検出結果を制御部10に出力する。制御部10には、例えば、I2C(Inter-Integrated Circuit)などのシリアルバスを介して、姿勢検出部30から加速度センサ31の検出結果が出力される。制御部10は、姿勢検出部30に出力された加速度センサ31の検出結果に基づいて、通信装置1の姿勢を決定する。つまり、制御部10は、姿勢検出部30に出力された加速度センサ31の検出結果を解析して、通信装置1の姿勢を決定する。加速度センサ31は、例えば、3軸加速度センサである。なお、例えば、加速度センサ31は、2軸加速度センサであってもよい。
【0029】
通信部40は、広域無線網Neに接続され、広域無線網Neを介して無線通信を行う。通信部40は、例えば、広域無線網Neの通信プロトコルに準拠した無線通信モジュールである。
【0030】
報知部50は、例えば、作業者に通知すべき情報を報知する。具体的には、報知部50は、通信装置1の動作モードの種別を報知する。実施形態1において、報知部50は、例えば、単数又は複数のLED(Light Emitting Diode)を含む。例えば、通信装置1の動作モードの種別に応じた点灯パターンでLEDが点灯することによって、通信装置1の動作モードの種別を作業者に報知する。すなわち、LEDは複数の点灯パターンを有する。例えば、点灯パターン毎に、LEDが出射する光の色、及び/又は、LEDが点滅する周期が異なる。従って、作業者は、報知部50により通信装置1の動作モードの種別を確認できる。その結果、通信装置1の誤操作を効果的に抑制できる。なお、例えば、通信装置1が待機状態であるときには、報知部50のLEDは非点灯状態である。
【0031】
実施形態1において、報知部50は、2つのLEDを含む。2つのLEDのうちの一方のLED(以下、第1LEDと記載する場合がある)は、例えば、通信装置1の動作モードの種別に応じた点灯パターンで点灯する。2つのLEDのうちの他方のLED(以下、第2LEDと記載する場合がある)は、例えば、通信装置1が通信装置1の姿勢に応じた動作モードで動作した結果に応じて点灯する。従って、作業者は、通信装置1の動作モードの種別に加えて、通信装置1が動作した結果を報知部50により確認できる。その結果、通信装置1の誤操作をより効果的に抑制できる。
【0032】
なお、報知部50は、スピーカー、ブザー、又は振動素子を含んでいてもよい。例えば、報知部50がスピーカーを含む場合には、スピーカーが動作モードの種別を示す音声を出力することによって、通信装置1の動作モードの種別を作業者に報知する。また、例えば、報知部50がブザーを含む場合には、ブザーが動作モードの種別に対応する回数だけ音を出力することによって、通信装置1の動作モードの種別を作業者に報知する。また、例えば、報知部50が振動素子を含む場合には、振動素子が動作モードの種別に対応する回数だけ振動することによって、通信装置1の動作モードの種別を作業者に報知する。従って、報知部50が、スピーカー、ブザー、又は振動素子を含むことで、LEDの点灯を確認するための窓を筐体に設けなくてもよいため、筐体Caの防水性をさらに向上できる。
【0033】
また、報知部50は、液晶パネルを含んでいてもよい。報知部50が液晶表示パネルを含む場合には、液晶表示パネルが動作モードの種別を示す画像を表示することによって、通信装置1の動作モードの種別を作業者に報知する。従って、通信装置1を操作する作業者の周辺で大きな音(例えば騒音)が発生する場合であっても、作業者は、通信装置1の動作モードの種別を確認できる。
【0034】
第1接続部60には、メータ2に接続された電線PLが接続される。すなわち、第1接続部60は、電線PLによってメータ2と有線接続される。制御部10は、電線PL及び第1接続部60を介して、メータ2の計測結果を示す情報を取得する。実施形態1において、第1接続部60に接続可能なメータ2の種類は、例えば、5ビットメータ、Uバスメータ、又は、マイコンメータである。実施形態1において、メータ2の種類は5ビットメータである。従って、メータ2に接続された電線PLは、第1接続部60に接続されている。第1接続部60は、「接続部」の一例である。
【0035】
第2接続部70には、計測装置に接続された電線PLが接続されることが可能である。第2接続部70に接続可能な計測装置の種類は、例えば、8ビットメータである。第3接続部80には、計測装置に接続された電線PLが接続されることが可能である。第3接続部80に接続可能な計測装置の種類は、例えばオンオフセンサである。
【0036】
メータ2の設置工事の際には、作業者は、第1接続部60、第2接続部70、又は第3接続部80に接続するメータ2の種類を通信装置1に設定する。メータ2の種類を通信装置1に設定する場合、例えば、作業者は、通信装置1が有する複数の動作モードのうち、メータ2の種類ごとに定められた動作モードのいずれかを通信装置1に開始させる。実施形態1において、メータ2の種類ごとに定められた動作モードは、例えば、「Uバスメータ」、「5ビットメータ」、「マイコンメータ」、「8ビットメータ」、及び「オンオフセンサ」を含み、詳細については後述する。作業者は、メータ2の種類ごとに定められた動作モードを通信装置1に開始させて、第1接続部60、第2接続部70、又は第3接続部80に接続するメータ2の種類を通信装置1に設定する。実施形態1において、メータ2の種類が5ビットメータであるため、作業者は、動作モードとしての「5ビットメータ」を通信装置1に開始させる。
【0037】
実施形態1によれば、メータ2の種類ごとに定められた動作モードは、第1接続部60に接続可能な複数の種類のメータ2(具体的には、5ビットメータ、Uバスメータ、及びマイコンメータ)の各々の動作モードを含む。すなわち、第1接続部60は、複数の動作モードに共通する。従って、第1接続部60に対して、複数の種類のメータ2のいずれか1つを接続できる。その結果、基板Cbに、メータ2の種類ごとに接続部を搭載させることなく、通信装置1を構成できる。ひいては、通信装置1の構成を簡素化できる。
【0038】
次に、引き続き
図2を参照して、通信装置1の設定方法について説明する。実施形態1において、通信装置1に所望の動作モードを開始させるために、作業者は、先ず、通信装置1を所望の動作モードに応じた姿勢にする。そして、作業者は、通信装置1の姿勢を保持しつつ、通信装置1に対して外部操作する。すなわち、作業者は、通信装置1の姿勢を保持しつつ、磁気センサ21に磁石Mgを近接させる。
【0039】
実施形態1において、磁気センサ21が磁石Mgの磁界を検出する場合、トリガー部20は、トリガー信号SGとしての動作モード開始用トリガー信号SG1を生成する。具体的には、通信装置1が通信装置1の姿勢に応じた動作モードを開始する前に、磁気センサ21が磁石Mgの磁界を検出する場合、トリガー部20は、トリガー信号SGとしての動作モード開始用トリガー信号SG1を生成する。動作モード開始用トリガー信号SG1は、「第1トリガー信号」の一例である。
【0040】
制御部10は、動作モード開始用トリガー信号SG1に応じて、通信装置1の姿勢に応じた動作モードを開始する。従って、通信装置に設けられうるディップスイッチのような物理キーに対する押圧操作をすることなく、所望の動作モードを通信装置1に開始させることができる。その結果、作業者は容易に所望の動作モードを設定できる。なお、通信装置1には、物理キーが設けられていてもよいし、設けられなくてもよい。
【0041】
動作モードを終了させる場合には、作業者は、通信装置1に対して外部操作する。すなわち、作業者は、動作モードを終了させるために、磁気センサ21に磁石Mgを近接させる。動作モードの開始後、すなわち通信装置1が通信装置1の姿勢に応じた動作モードで動作する間に、磁気センサ21が磁石Mgの磁界を検出する場合、トリガー部20は、トリガー信号SGとしての動作モード終了用トリガー信号SG2を生成する。動作モード終了用トリガー信号SG2は、「第2トリガー信号」の一例である。
【0042】
制御部10は、動作モード終了用トリガー信号SG2に応じて、通信装置1の姿勢に応じた動作モードを終了する。従って、動作モードを開始させるための外部操作と、動作モードを終了させるための外部操作とは同様である。その結果、動作モード終了用トリガー信号を生成するためだけの専用のトリガー部を省略でき、通信装置1を簡素化できる。
【0043】
次に、
図3を参照して、加速度センサ31について説明する。
図3は、加速度センサ31を搭載した基板Cbを示す斜視図である。
図3では、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を示す。X軸、Y軸及びZ軸は、加速度センサ31に固定された座標軸である。
【0044】
実施形態1において、加速度センサ31は、基板Cbに固定されている。つまり、加速度センサ31のX軸、Y軸及びZ軸は、通信装置1に固定されている。従って、加速度センサ31のX軸の傾き、Y軸の傾き、及び、Z軸の傾きは、それぞれ、通信装置1のX軸の傾き、Y軸の傾き、及び、Z軸の傾きを示す。Z軸は、例えば、基板Cbに直交する。加速度センサ31の1辺の大きさは、例えば略2mmである。加速度センサ31は、例えば静電容量型又はピエゾ抵抗型等の半導体式の加速度センサである。
【0045】
加速度センサ31は、例えば、X軸方向の加速度、Y軸方向の加速度、及びZ軸方向の加速度を検出する。そして、加速度センサ31は、X軸方向の加速度を示す第1加速度信号、Y軸方向の加速度を示す第2加速度信号、およびZ軸方向の加速度を示す第3加速度信号を制御部10に出力する。制御部10は、第1加速度信号、第2加速度信号、及び第3加速度信号に基づいて、通信装置1の姿勢を決定する。具体的には、制御部10は、第1加速度信号、第2加速度信号、及び第3加速度信号に基づいて、通信装置1のX軸の傾き、Y軸の傾き、及びZ軸の傾きを決定する。例えば、X軸の周りに基板Cbが傾く場合、制御部10は、通信装置1のY軸の傾き及びZ軸の傾きを決定する。
【0046】
例えば、加速度センサ31は、通信装置1の静止状態において、重力加速度を検出することができる。この場合、通信装置1の静止状態において、加速度センサ31の各軸(X軸、Y軸、及び、Z軸)は、重力加速度の各成分を検出する。具体的には、通信装置1の静止状態において、加速度センサ31の第1加速度信号は、重力加速度のX成分を示し、加速度センサ31の第2加速度信号は、重力加速度のY成分を示し、加速度センサ31の第3加速度信号は、重力加速度のZ成分を示す。制御部10は、加速度センサ31が出力する第1加速度信号、第2加速度信号、及び、第3加速度信号を解析して、通信装置1の姿勢を決定する。
【0047】
次に、
図4を参照して、記憶部12が記憶するテーブル121について説明する。
図4は、テーブル121を示す図である。以下、実施形態1に係る記憶部12が記憶するテーブル121を、テーブル121aと記載する場合がある。
【0048】
図4に示すように、実施形態1において、記憶部12は、テーブル121aを記憶する。テーブル121aでは、通信装置1の動作モードと、通信装置1の姿勢を示す情報と、報知部50による点灯パターンとが関連付けられている。通信装置1の姿勢を示す情報は、通信装置1のX軸の傾きを示す情報と、Y軸の傾きを示す情報と、Z軸の傾きを示す情報とを含む。テーブル121aでは、傾きは、傾き角度で表されている。なお、通信装置1の動作モードに関連付けられた通信装置1の姿勢を示す情報は一例であり、特に限定されない。また、通信装置1の動作モードの種別も一例であり、特に限定されない。
【0049】
制御部10は、姿勢検出部30による通信装置1の姿勢の検出結果に基づいて(具体的には、通信装置1の姿勢に応じた加速度センサ31による加速度の検出結果に基づいて)、通信装置1の姿勢を決定する。そして、制御部10は、テーブル121aを参照して、通信装置1の姿勢に応じた動作モード及び点灯パターンを決定する。
【0050】
なお、制御部10が決定した通信装置1の姿勢と、テーブル121aの通信装置1の姿勢を示す情報とは、完全一致していなくてもよい。例えば、テーブル121aの通信装置1の姿勢を示す情報と、制御部10が決定した通信装置1の姿勢を示す情報との差が5°以下であれば、制御部10が決定した通信装置1の姿勢を示す情報は、テーブル121aの通信装置1の姿勢を示す情報に対応すると判断してもよい。例えば、制御部10によって決定された通信装置1のX軸の傾きが+85°以上であって+95°以下である場合、制御部10は、通信装置1のX軸の傾きが+90°であるとみなしてもよい。Y軸の傾き、及び、Z軸の傾きについても同様である。
【0051】
例えば、制御部10が決定した通信装置1の姿勢を示す情報が、X軸の傾きが+86°であり、Y軸の傾きが+87°であり、Z軸の傾きが0°である場合、制御部10は、通信装置1のX軸の傾きは+90°であり、Y軸の傾きは+90°であり、Z軸の傾きは0°であるとみなす。この場合、制御部10は、通信装置1の動作モードを「ATコマンド」に決定する。
【0052】
なお、制御部10が決定した通信装置1の姿勢を示す情報が、テーブル121aの通信装置1の姿勢を示す情報のいずれにも該当しない場合には、例えば、制御部10は、通信装置1の姿勢がいずれかの動作モードに対応するまで待機してもよい。
【0053】
例えば、動作モードとしての「電界強度測定」には、X軸の傾きが0°であり、Y軸の傾きが+90°であり、Z軸の傾きが+90°である通信装置1の姿勢と、点灯パターン1とが関連付けられている。動作モードとしての「電界強度測定」は、基地局から所定の周期で送信される信号の電波強度を、通信装置1が測定するモードである。動作モードとしての「電界強度測定」では、例えば、測定結果としての電界強度が強い場合には、第2LEDは緑色で点灯する。また、例えば、電界強度が中程度である場合には、第2LEDは橙色で点灯する。さらに、例えば、電波強度が低い場合には、第2LEDは、赤色で点灯する。作業者は、例えば電波強度が低い場合には、通信装置1の取付位置を変更して、再び、動作モードとしての「電界強度測定」を通信装置1に開始させる。
【0054】
例えば、動作モードとしての「開通発呼」には、X軸の傾きが0°であり、Y軸の傾きが-90°であり、Z軸の傾きが-90°である通信装置1の姿勢と、点灯パターン2とが関連付けられている。動作モードとしての「開通発呼」は、メータ2の設置工事が完了したことを、作業者がセンター装置4に通知するためのモードである。すなわち、メータ2の設置工事が完了した後に、作業者は、動作モードとしての「開通発呼」を通信装置1に開始させる。「開通発呼」では、通信装置1は、メータ2を取り付けられた需要家に関する情報をセンター装置4から受信して、受信した情報を通信装置1に設定する。
【0055】
例えば、動作モードとしての「保守」には、X軸の傾きが+90°であり、Y軸の傾きが0°であり、Z軸の傾きが+90°である通信装置1の姿勢と、点灯パターン3とが関連付けられている。動作モードとしての「保守」では、例えば、通信装置1の制御部10が動作しているときには、第2LEDは赤色で点灯する。また、例えば、通信装置1の通信部40が通信しているときには、第2LEDは橙色で点灯する。さらに、例えば、通信装置1がメータ2と通信しているときには、第2LEDは緑色で点灯する。
【0056】
例えば、動作モードとしての「U端子強制設定」には、X軸の傾きが-90°であり、Y軸の傾きが0°であり、Z軸の傾きが-90°である通信装置1の姿勢と、点灯パターン4とが関連付けられている。動作モードとしての「U端子強制設定」は、通信装置1に対して、Uバスメータと異なる種類であって、第1接続部60に接続可能な種類のメータ2が設定されている場合に、Uバスメータ用の設定器(不図示)を通信装置1に接続して、設定器と通信装置1とを通信させるためのモードである。設定器は、通信装置1及びセンター装置4と通信可能なデバイスである。設定器は、例えば、タブレット端末装置、ノート型コンピュー夕、又はスマートフォンである。「U端子強制設定」では、設定器は、例えば、通信装置1に対して設定情報を設定する。設定情報は、例えば、通信装置1の識別番号、現在の時刻、及び/又は、無線チャネルを示す。
【0057】
例えば、動作モードとしての「ATコマンド」には、X軸の傾きが+90°であり、Y軸の傾きが+90°であり、Z軸の傾きが0°である通信装置1の姿勢と、点灯パターン5とが関連付けられている。動作モードとしての「ATコマンド」は、外部装置(例えばノートパソコン)が制御部10を介さずに通信部40と直接通信するためのモードである。「ATコマンド」では、外部装置は、ATコマンドで通信部40を制御する。
【0058】
例えば、動作モードとしての「リセット」には、X軸の傾きが0°であり、Y軸の傾きが0°であり、Z軸の傾きが0°である通信装置1の姿勢と、点灯パターン6とが関連付けられている。動作モードとしての「リセット」は、通信装置1に設定された情報をリセットするためのモードである。なお、例えば、制御部10は、X軸の傾きが0°であり、Y軸の傾きが0°であり、Z軸の傾きが0°である場合において、磁気センサ21が磁気を検出したことに応じて、通信装置1に設定された情報をリセットする。
【0059】
例えば、動作モードとしての「Uバスメータ」には、X軸の傾きが-90°であり、Y軸の傾きが-90°であり、Z軸の傾きが0°である通信装置1の姿勢と、点灯パターン7とが関連付けられている。動作モードとしての「Uバスメータ」は、通信装置1に接続されるメータ2の種類がUバスメータであることを通信装置1に設定するためのモードである。
【0060】
例えば、動作モードとしての「5ビットメータ」には、X軸の傾きが0°であり、Y軸の傾きが+45°であり、Z軸の傾きが+45°である通信装置1の姿勢と、点灯パターン8とが関連付けられている。動作モードとしての「5ビットメータ」は、通信装置1に接続されるメータ2の種類が5ビットメータであることを通信装置1に設定するためのモードである。
【0061】
例えば、動作モードとしての「マイコンメータ」には、X軸の傾きが0°であり、Y軸の傾きが-45°であり、Z軸の傾きが-45°である通信装置1の姿勢と、点灯パターン9とが関連付けられている。動作モードとしての「マイコンメータ」は、通信装置1に接続されるメータ2の種類がマイコンメータであることを通信装置1に設定するためのモードである。
【0062】
例えば、動作モードとしての「8ビットメータ」には、X軸の傾きが+45°であり、Y軸の傾きが+45°であり、Z軸の傾きが0°である通信装置1の姿勢と、点灯パターン10とが関連付けられている。動作モードとしての「8ビットメータ」は、通信装置1に接続されるメータ2の種類が8ビットメータであることを通信装置1に設定するためのモードである。
【0063】
例えば、動作モードとしての「オンオフセンサ」には、X軸の傾きが-45°であり、Y軸の傾きが-45°であり、Z軸の傾きが0°である通信装置1の姿勢と、点灯パターン11とが関連付けられている。動作モードとしての「オンオフセンサ」は、通信装置1にオンオフセンサが接続されることを通信装置1に設定するためのモードである。
【0064】
次に、
図5を参照して、通信装置1の設定方法について説明する。
図5は、通信装置1の設定方法を示すフローチャートである。
図5に示すように、通信装置1の設定方法は、ステップS10~ステップS26を含む。
【0065】
ステップS10において、通信装置1の操作者は、通信装置1を所望の動作モードに応じた姿勢にする。すなわち、操作者は、所望の動作モードに関連付けられた通信装置1の姿勢に、通信装置1を傾ける。
【0066】
ステップS12において、通信装置1の操作者は、ステップS10での通信装置1の姿勢を保ったまま、通信装置1に対して外部操作する。すなわち、通信装置1の操作者は、ステップS10での通信装置1の姿勢を保持しつつ、磁石Mgを磁気センサ21に近接させる。その結果、磁気センサ21は、磁石Mgの磁界を検出する。
【0067】
ステップS14において、トリガー部20は、ステップS12での磁界の検出に応じて、動作モード開始用トリガー信号SG1を生成する。
【0068】
ステップS16において、姿勢検出部30は、通信装置1の姿勢を検出する。具体的には、姿勢検出部30は、ステップS14での通信装置1の姿勢に応じた各軸の加速度を検出する。
【0069】
ステップS17において、制御部10は、姿勢検出部30の検出結果に基づいて、通信装置1の姿勢を決定する。
【0070】
ステップS18において、制御部10は、テーブル121を参照して、通信装置1の姿勢に応じた動作モードを決定する。
【0071】
ステップS19において、制御部10は、テーブル121を参照して、動作モードの種別に応じた報知を実行するように、報知部50を制御する。その結果、報知部50は、動作モードの種別を報知する。具体的には、報知部50は、ステップS16で制御部10が決定した動作モードの種別を報知する。より具体的には、報知部50に含まれる第1LEDは、ステップS16で決定された動作モードに応じた点灯パターンで点灯する。その結果、作業者は、ステップS10での通信装置1の姿勢に応じて決定された動作モードの種別を認識できる。
【0072】
ステップS20において、制御部10は、ステップS14で生成された動作モード開始用トリガー信号SG1に応じて、ステップS16で決定した動作モードを開始する。
【0073】
ステップS22において、通信装置1の操作者は、通信装置1に対して外部操作する。すなわち、通信装置1の操作者は、磁石Mgを磁気センサ21に近接させる。すなわち、磁気センサ21は、磁石Mgの磁界を検出する。
【0074】
ステップS24において、トリガー部20は、ステップS22での磁界の検出に応じて、動作モード終了用トリガー信号SG2を生成する。
【0075】
ステップS26において、制御部10は、ステップS24で生成された動作モード終了用トリガー信号SG2に応じて、ステップS20で開始された動作モードを終了する。
【0076】
(実施形態2)
次に、
図3を参照して、実施形態2に係る通信装置1xについて説明する。作業者が通信装置1xの基準姿勢を決定する点で、実施形態2は実施形態1と異なる。以下、実施形態2について、実施形態1と異なる事項について説明し、実施形態1と重複する部分についての説明は割愛する。実施形態2に係る通信装置1xの構成と、
図2に示す実施形態1に係る通信装置1の構成とは同様である。
【0077】
実施形態2において、通信装置1xを動作させるために、先ず、作業者は、通信装置1xを台(例えば机)に乗せる。次に、作業者は通信装置1xに対して外部操作する。すなわち、作業者は、磁気センサ21に磁石Mgを近接させる。実施形態2において、磁気センサ21が磁石Mgの磁界を1回目に検出する場合、トリガー部20は、トリガー信号SGとしての基準姿勢検出用トリガー信号SG3を生成する。具体的には、通信装置1xが通信装置1xの姿勢に応じた動作モードを開始する前に、磁気センサ21が磁石Mgの磁界を1回目に検出する場合、トリガー部20は、トリガー信号SGとしての基準姿勢検出用トリガー信号SG3を生成する。
【0078】
基準姿勢検出用トリガー信号SG3に応じて、姿勢検出部30は、通信装置1xの姿勢を検出する。すなわち、基準姿勢検出用トリガー信号SG3に応じて、姿勢検出部30は、基準姿勢検出用トリガー信号SG3が生成されたときの通信装置1xの姿勢を検出する。より具体的には、姿勢検出部30は、基準姿勢検出用トリガー信号SG3が生成されてから所定時間にわたって維持された通信装置1xの姿勢を検出する。所定時間は、例えば3秒である。そして、制御部10は、姿勢検出部30の検出結果に基づいて、通信装置1xの基準姿勢を決定する。
【0079】
次に、作業者は、通信装置1xを、所望の動作モードに応じた姿勢にする。例えば、作業者は、通信装置1xを台に乗せたまま、基板Cbに直交するZ軸を軸として、通信装置1xを回転させる。そして、作業者は、回転させた通信装置1xに対して外部操作する。すなわち、作業者は、回転して姿勢を変更した通信装置1xの姿勢を保持しつつ、磁気センサ21に磁石Mgを近接させる。実施形態2において、通信装置1xが通信装置1xの姿勢に応じた動作モードを開始する前に、磁気センサ21が磁石Mgの磁界を2回目に検出する場合、トリガー部20は、動作モード開始用トリガー信号SG1を生成する。
【0080】
制御部10は、動作モード開始用トリガー信号SG1に応じて、通信装置1xの姿勢に応じた動作モードを開始する。具体的には、制御部10は、動作モード開始用トリガー信号SG1に応じて、基準姿勢に対する通信装置1xの傾きに応じた動作モードを開始する。
【0081】
次に、
図6を参照して、実施形態2に係る記憶部12が記憶するテーブル121について説明する。
図6は、実施形態2に係るテーブル121を示す図である。以下、実施形態2に係る通信装置1xの記憶部12が記憶するテーブル121を、テーブル121bと記載する場合がある。なお、実施形態2において、Z軸は、加速度センサ31に固定された座標軸である。
【0082】
図6に示すように、実施形態2において、記憶部12は、テーブル121bを記憶する。テーブル121bでは、通信装置1xの動作モードと、通信装置1xの姿勢を示す情報と、報知部50による点灯パターンとが関連付けられている。通信装置1xの姿勢を示す情報は、基準姿勢に対する通信装置1xの傾きを示す情報を含む。具体的には、通信装置1xの姿勢を示す情報は、基準姿勢に対する通信装置1xのX軸周りの傾きを示す情報と、基準姿勢に対する通信装置1xのY軸周りの傾きを示す情報と、基準姿勢に対する通信装置1のZ軸周りの傾きを示す情報とを含む。テーブル121bでは、傾きは、傾き角度で表されている。なお、通信装置1xの動作モードに関連付けられた通信装置1xの姿勢を示す情報は一例であり、特に限定されない。また、通信装置1xの動作モードの種別も一例であり、特に限定されない。
【0083】
制御部10は、姿勢検出部30による通信装置1xの姿勢の検出結果に基づいて(具体的には、通信装置1xの姿勢に応じた加速度センサ31による加速度の検出結果に基づいて)、基準姿勢に対する通信装置1xの姿勢を決定する。そして、制御部10は、テーブル121bを参照して、基準姿勢に対する通信装置1xの姿勢に応じた動作モード及び点灯パターンを決定する。
【0084】
なお、制御部10が決定した通信装置1xの姿勢と、テーブル121bの通信装置1xの姿勢を示す情報とは、完全一致していなくてもよい。例えば、テーブル121bの通信装置1xの姿勢を示す情報と、通信装置1xの姿勢を示す情報との差が5°以下であれば、制御部10が決定した通信装置1xの姿勢を示す情報は、テーブル121bの通信装置1の姿勢を示す情報に対応すると判断してもよい。例えば、通信装置1xの基準姿勢に対する通信装置1xの姿勢を示す情報が、基準姿勢に対する通信装置1xのX軸周りの傾きが0°であり、基準姿勢に対する通信装置1xのY軸周りの傾きが0°であり、基準姿勢に対する通信装置1xのZ軸周りの傾きが+35°であることを示す場合、制御部10は、動作モードを「電界強度測定」に決定する。
【0085】
次に、
図7を参照して、実施形態2に係る通信装置1xの設定方法について説明する。
図7は、通信装置1xの設定方法を示すフローチャートである。
図7に示すように、通信装置1xの設定方法は、ステップS30~ステップS56を含む。
【0086】
ステップS30において、作業者は、通信装置1xを台(例えば机)に乗せる。ステップS30の通信装置1xの姿勢が、通信装置1xの基準姿勢となる。
【0087】
ステップS32において、作業者は、通信装置1xに対して外部操作する。すなわち、作業者は、磁気センサ21に磁石Mgを近接させる。
【0088】
ステップS34において、トリガー部20は、基準姿勢検出用トリガー信号SG3を生成する。
【0089】
ステップS36において、姿勢検出部30は、ステップS30で台に乗せられた状態の通信装置1xの姿勢を検出する。
【0090】
ステップS37において、制御部10は、姿勢検出部30の検出結果に基づいて、通信装置1xの基準姿勢を決定する。
【0091】
ステップS38において、報知部50は、通信装置1xの基準姿勢の決定を報知する。具体的には、例えば、報知部50に含まれるLEDが点灯して、通信装置1xの基準姿勢の決定を作業者に報知する。
【0092】
ステップS40において、作業者は、通信装置1xを、所望の動作モードに応じた姿勢にする。例えば、作業者は、通信装置1xを台に乗せたまま、通信装置1xのZ軸を軸として、所望の動作モードに関連付けられた通信装置1の姿勢になるまで通信装置1xを回転させる。
【0093】
ステップS42において、作業者は、回転させた通信装置1xに対して外部操作する。すなわち、作業者は、ステップS38での通信装置1xの姿勢を保持しつつ、磁気センサ21に磁石Mgを近接させる。その結果、磁気センサ21は、磁石Mgの磁界を検出する。
【0094】
ステップS44において、トリガー部20は、ステップS42での磁界の検出に応じて、動作モード開始用トリガー信号SG1を生成する。
【0095】
ステップS46において、姿勢検出部30は、通信装置1xの姿勢を検出する。具体的には、姿勢検出部30は、ステップS46での通信装置1の姿勢に応じた各軸の加速度を検出する。
【0096】
ステップS47において、制御部10は、姿勢検出部30の検出結果に基づいて、基準姿勢に対する通信装置1xの姿勢を決定する。
【0097】
ステップS48において、制御部10は、テーブル121bを参照して、基準姿勢に対する通信装置1xの姿勢に応じた動作モードを決定する。
【0098】
ステップS49~ステップS56は、
図5のステップS19~ステップS26と処理内容が同じであるため、説明を省略する。
【0099】
(実施形態3)
次に、
図8を参照して、実施形態3に係る通信装置1yについて説明する。通信装置1yの姿勢検出部30yが地磁気センサ32を備える点で、実施形態3は実施形態1と異なる。以下、実施形態3について、実施形態1と異なる事項について説明し、実施形態3と重複する部分についての説明は割愛する。
【0100】
図8は、実施形態3に係る通信装置1yを示すブロック図である。
図8に示すように、通信装置1yは、筐体Caと、基板Cbyと、電池Baとを備える。
【0101】
基板Cbyには、制御部10と、トリガー部20と、姿勢検出部30yと、通信部40と、報知部50と、第1接続部60と、第2接続部70と、第3接続部80と、電源制御部90とが搭載されている。
【0102】
姿勢検出部30yは、通信装置1yの姿勢を検出する。実施形態3において、姿勢検出部30yは、例えば、地磁気センサ32を含む。地磁気センサ32は、例えば、地磁気を検出する。姿勢検出部30は、地磁気センサ32の検出結果を制御部10に出力する。制御部10は、姿勢検出部30に出力された地磁気センサ32の検出結果に基づいて、通信装置1yの姿勢を決定する。地磁気センサ32は、例えば、ホールセンサ、MR(Magneto Resistance)センサ、又は、MI(Magneto Impedance)センサである。
【0103】
次に、
図9を参照して、地磁気センサ32について説明する。
図9は、地磁気センサ32を搭載した基板Cbyを示す斜視図である。また、
図9は、略水平面を有する台に載置された通信装置1yに搭載された基板Cbyを示す。実施形態3において、地磁気センサ32は、基板Cbyに固定されている。地磁気センサ32の1辺の大きさは、例えば略2mmである。
【0104】
地磁気センサ32は、通信装置1yの姿勢を検出する。具体的には、地磁気センサ32は、例えば、基準線AXを軸として通信装置1y(基板Cby)が回転したときの基準方向Adに対する回転角度を検出する。そして、地磁気センサ32は、検出した回転角度を示す回転角度信号を制御部10に出力する。制御部10は、回転角度信号に基づいて、通信装置1yの姿勢を決定する。基準線AXは、例えば、基板Cbyに平行である。通信装置1y(基板Cby)が水平面を有する台に乗せられている場合、基準線AXは、鉛直方向に平行である。また、基準方向Adは、例えば磁北方向である。なお、基準方向Adは、所定方向であってもよい。この場合、制御部10は、地磁気センサ32が出力する回転角度信号に基づいて、磁北方向に対する基準方向Adの回転角度を決定する。
【0105】
次に、引き続き
図10を参照して、通信装置1yの設定方法について説明する。実施形態3において、通信装置1yを動作させるために、先ず、作業者は、水平面を有する台(例えば机)に、通信装置1yを乗せる。次に、作業者は通信装置1yに対して外部操作する。すなわち、作業者は、磁気センサ21に磁石Mgを近接させる。実施形態3において、磁気センサ21が磁石Mgの磁界を1回目に検出する場合、トリガー部20は、トリガー信号SGとしての基準方向設定用トリガー信号SG4を生成する。具体的には、通信装置1yが通信装置1yの姿勢に応じた動作モードを開始する前に、磁気センサ21が磁石Mgの磁界を1回目に検出する場合、トリガー部20は、トリガー信号SGとしての基準方向設定用トリガー信号SG4を生成する。
【0106】
基準方向設定用トリガー信号SG4に応じて、姿勢検出部30yは、基準方向設定用トリガー信号SG4が生成されたときの通信装置1yの基準方向Adを検出する。具体的には、姿勢検出部30yは、基準方向設定用トリガー信号SG4が生成されてから所定時間にわたって通信装置1xの姿勢が維持されたときの基準方向Adを検出する。所定時間は、例えば3秒である。そして、制御部10は、姿勢検出部30の検出結果に基づいて、通信装置1yの基準方向Adを設定する。
【0107】
次に、作業者は、通信装置1yを、所望の動作モードに応じた姿勢にする。例えば、基準線AXを軸として、台の上で通信装置1yを回転させる。そして、作業者は、回転させた通信装置1yに対して外部操作する。すなわち、作業者は、回転させた後の通信装置1yの姿勢を保持しつつ、磁気センサ21に磁石Mgを近接させる。実施形態3において、通信装置1yが通信装置1yの姿勢に応じた動作モードを開始する前に、磁気センサ21が磁石Mgの磁界を2回目に検出する場合、トリガー部20は、動作モード開始用トリガー信号SG1を生成する。
【0108】
制御部10は、動作モード開始用トリガー信号SG1に応じて、通信装置1yの姿勢に応じた動作モードを開始する。具体的には、制御部10は、動作モード開始用トリガー信号SG1に応じて、基準方向Adに対する通信装置1yの回転角度に応じた動作モードを開始する。
【0109】
次に、
図10を参照して、実施形態4に係る記憶部12が記憶するテーブル121について説明する。
図10は、実施形態3に係るテーブル121を示す図である。以下、実施形態3に係る通信装置1yの記憶部12が記憶するテーブル121を、テーブル121cと記載する場合がある。
【0110】
図10に示すように、実施形態3において、記憶部12は、テーブル121cを記憶する。テーブル121cでは、通信装置1yの動作モードと、通信装置1yの姿勢を示す情報と、報知部50による点灯パターンとが関連付けられている。通信装置1yの姿勢を示す情報は、基準方向Adに対する通信装置1yの回転角度を示す情報を含む。なお、通信装置1yの動作モードに関連付けられた通信装置1yの姿勢を示す情報は一例であり、特に限定されない。また、通信装置1yの動作モードの種別も一例であり、特に限定されない。
【0111】
制御部10は、姿勢検出部30による通信装置1yの姿勢の検出結果に基づいて(具体的には、通信装置1yの姿勢に応じた地磁気センサ32の検出結果に基づいて)、通信装置1yの姿勢を決定する。そして、制御部10は、テーブル121cを参照して、通信装置1yの姿勢に応じた動作モード及び点灯パターンを決定する。
【0112】
なお、制御部10が決定した通信装置1yの姿勢と、テーブル121cの通信装置1yの姿勢を示す情報とは、完全一致していなくてもよい。例えば、テーブル121cの通信装置1yの姿勢を示す情報に対して、制御部10が決定した通信装置1yの姿勢を示す情報が±5°以下であれば、制御部10が決定した通信装置1yの姿勢を示す情報は、テーブル121cの通信装置1yの姿勢を示す情報に対応すると判断してもよい。例えば、制御部10の決定した通信装置1yの回転角度が35°である場合、制御部10は、動作モードを「電界強度測定」に決定する。
【0113】
次に、
図11を参照して、実施形態3に係る通信装置1yの設定方法について説明する。
図11は、通信装置1yの設定方法を示すフローチャートである。
図11に示すように、通信装置1yの設定方法は、ステップS60~ステップS86を含む。
【0114】
ステップS60において、作業者は、水平面を有する台に通信装置1yを乗せる。
【0115】
ステップS62において、作業者は通信装置1yに対して外部操作する。すなわち、作業者は、磁気センサ21に磁石Mgを近接させる。
【0116】
ステップS64において、トリガー部20は、基準方向設定用トリガー信号SG4を生成する。
【0117】
ステップS66において、姿勢検出部30は、基準方向Adを検出する。
【0118】
ステップS67において、制御部10は、姿勢検出部30の検出結果に基づいて、基準方向Adを設定する。
【0119】
ステップS68において、報知部50は、通信装置1yの基準方向Adが決定されたことを報知する。具体的には、例えば、報知部50に含まれるLEDが点灯して、通信装置1yの基準方向Adが決定されたことを作業者に報知する。
【0120】
ステップS70において、作業者は、通信装置1yを、所望の動作モードに応じた回転角度だけ通信装置1yを回転させる。例えば、作業者は、通信装置1yを台に乗せたまま、通信装置1yのZ軸を軸として、所望の動作モードに関連付けられた通信装置1の姿勢になるまで通信装置1yを回転させる。
【0121】
ステップS72において、作業者は、回転させた通信装置1yに対して外部操作する。すなわち、作業者は、ステップS68での通信装置1yの姿勢を保持しつつ、磁気センサ21に磁石Mgを近接させる。その結果、磁気センサ21は、磁石Mgの磁界を検出する。
【0122】
ステップS74において、トリガー部20は、ステップS72での磁界の検出に応じて、動作モード開始用トリガー信号SG1を生成する。
【0123】
ステップS76において、姿勢検出部30は、ステップS66で設定された基準方向Adに対する通信装置1yの回転角度を検出する。
【0124】
ステップS77において、制御部10は、姿勢検出部30の検出結果に基づいて、ステップS66で設定された基準方向Adに対する通信装置1yの回転角度を決定する。
【0125】
ステップS78において、制御部10は、テーブル121cを参照して、姿勢検出部30の検出結果に基づいて、通信装置1yの回転角度に応じた動作モードを決定する。
【0126】
ステップS79~ステップS86は、
図5のステップS19~ステップS26と処理内容が同じであるため、説明を省略する。
【0127】
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、以下に示す内容)。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の個数等は、図面作成の都合から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0128】
実施形態1~実施形態3では、トリガー部20は、磁気センサ21を含んだ。ただし、トリガー部20が外部操作に応じてトリガー信号SGを生成する限り、トリガー部20は、リードスイッチを含んでいてもよい。リードスイッチは、例えば、磁石Mgの磁界に応じてトリガー信号SGを生成する。また、トリガー部20は、例えばプッシュスイッチのような物理キーを含んでもよい。この場合、例えば、外部操作として、筐体Caの外部からプッシュスイッチが押圧されることに応じて、トリガー部20は、トリガー信号SGを生成する。
【0129】
また、実施形態1~実施形態3では、通信装置1とメータ2とは、別体であった。ただし、通信装置1がメータ2の計測結果を示す情報をセンター装置4に送信する限り、通信装置1とメータ2とは一体であってもよい。例えば、通信装置1は、メータ2に内蔵されていてもよい。
【0130】
さらに、実施形態1及び実施形態2では、姿勢検出部30の加速度センサ31は、通信装置1の姿勢を検出した。加速度センサ31は、さらに、地震等の振動を検出してもよい。この場合、通信装置1は、加速度センサ31が振動を検出したことに応じて、ガス管を遮断するように、ガス遮断装置を制御してもよい。また、通信装置1は、加速度センサ31が振動を検出したことに応じて、通信装置1が振動を検出したことを示す情報をセンター装置4に送信してもよい。
【0131】
さらに、実施形態2では、台に乗せられた通信装置1xの姿勢が通信装置1の基準姿勢として決定されたが、通信装置1xの基準姿勢は、通信装置1xが台に乗せられた状態に限定されない。通信装置1xの基準姿勢は、通信装置1xが壁に押し当てられている状態であってもよいし、作業者が手で通信装置1xを支えている状態であってもよい。
【0132】
さらに、実施形態2では、
図6に示すように、テーブル121bにおいて、通信装置1xの姿勢を示す情報は、通信装置1xの基準姿勢のX軸の傾きを示す情報と、通信装置1xの基準姿勢のY軸の傾きを示す情報とは一定であり、通信装置1xのZ軸の傾きを示す情報が変化した。ただし、通信装置1xの傾きを示す情報と、動作モードとが関連付けられているかぎり、通信装置1xの基準姿勢のX軸の傾きを示す情報と、通信装置1xの基準姿勢のY軸の傾きを示す情報とが変化してもよい。この場合、作業者は、通信装置1xを手で支えながら、通信装置1xの姿勢を変更する。
【産業上の利用可能性】
【0133】
本発明は、通信装置を提供するものであり、産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0134】
1 通信装置
2 メータ
3 サーバ
4 センター装置
10 制御部
20 トリガー部
21 磁気センサ
30 姿勢検出部
31 加速度センサ
32 地磁気センサ
50 報知部
60 第1接続部(接続部)
PL 電線
SG1 動作モード開始用トリガー信号(第1トリガー信号)
SG2 動作モード終了用トリガー信号(第2トリガー信号)