(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-28
(45)【発行日】2024-01-12
(54)【発明の名称】ビデオ再生方法、装置、電子機器及びコンピュータ可読媒体
(51)【国際特許分類】
H04N 21/431 20110101AFI20240104BHJP
G06F 3/0484 20220101ALI20240104BHJP
【FI】
H04N21/431
G06F3/0484
(21)【出願番号】P 2022548724
(86)(22)【出願日】2021-02-09
(86)【国際出願番号】 CN2021076411
(87)【国際公開番号】W WO2021160142
(87)【国際公開日】2021-08-19
【審査請求日】2022-10-06
(31)【優先権主張番号】202010087507.0
(32)【優先日】2020-02-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520476341
【氏名又は名称】北京字節跳動網絡技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room B-0035, 2/F, No.3 Building, No.30, Shixing Road, Shijingshan District Beijing 100041 China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ユェン,フォンブォ
(72)【発明者】
【氏名】ファ,シャン
【審査官】鈴木 隆夫
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第110647286(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2009/0058822(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0297376(US,A1)
【文献】特開2009-284468(JP,A)
【文献】特開2018-026799(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00-21/838
G06F 3/0484
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオ情報と
、ユーザインタラクションコントロールと、を含む
、ビデオ再生ページを表示するステップと、
ユーザの前記ビデオ再生ページに対する第1のユーザ操作を検出したことに応答し
て、前記ビデオ情報を非表示し、前記ユーザインタラクションコントロールの不透明度を初期不透明度から目標不透明度まで調整し、前記ユーザインタラクションコントロールの表示位置を初期位置から目標位置まで調整するステップであって、前記ユーザインタラクションコントロールが前記初期位置に配置された場合に前記ビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域よりも、前記ユーザインタラクションコントロールが前記目標位置に配置された場合に前記ビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域は小さい
、調整するステップと、を含む
、
ビデオ再生方法。
【請求項2】
当該ビデオ再生方法は、さらに、
前記ユーザの前記ビデオ再生ページに対する前記第1のユーザ操作を検出したことに応答し
て、ビデオ進行調整コントロール、ビデオ再生制御コントロール、及びビデオ回転コントロールの少なくとも1つを表示するステップを含む
、
請求項1に記載の
ビデオ再生方法。
【請求項3】
前記ビデオ再生ページには、さらに、現在再生されているビデオに関連するプッシュ情報が含まれ、
当該ビデオ再生方法は、さらに、
前記ユーザの前記ビデオ再生ページに対する前記第1のユーザ操作を検出したことに応答し
て、前記プッシュ情報を非表示するステップを含む
、
請求項1又は2に記載の
ビデオ再生方法。
【請求項4】
前記ビデオ再生ページには、さらに、ページジャンプをトリガーするための第1のコントロールを含み、
当該ビデオ再生方法は、さらに、
前記ユーザの前記第1のコントロールに対する第2のユーザ操作を検出したことに応答し
て、
現在再生されているビデオに対応するジャンプページをディスプレイするステップを含む
、
請求項1~3のいずれか1項に記載の
ビデオ再生方法。
【請求項5】
当該ビデオ再生方法は、さらに、
前記ビデオ再生ページに表示されているビデオが横向きのビデオである場合に応じて、横向き画面ページに入ることをトリガーするための横向き画面入りコントロールを前記ビデオ再生ページに表示するステップと、
前記横向き画面入りコントロールに対する第3のユーザ操作を検出したことに応答し
て、前記ビデオ再生ページに表示されているビデオを横向き画面で表示するステップと、を含む
、
請求項1~4のいずれか1項に記載の
ビデオ再生方法。
【請求項6】
当該ビデオ再生方法は、さらに、
前記ビデオ情報が非表示され、前記ユーザインタラクションコントロールの表示位置と不透明度が変更された状態で、前記ユーザの前記ビデオ再生ページに対する第4のユーザ操作を検出したことに応答し
て、前記ビデオ情報を再表示し、前記ユーザインタラクションコントロールの不透明度を前記初期不透明度に復元し、前記ユーザインタラクションコントロールの表示位置を前記初期位置に復元するステップを含む
、
請求項1~5のいずれか1項に記載の
ビデオ再生方法。
【請求項7】
当該ビデオ再生方法は、さらに、
前記ビデオ情報が非表示され、前記ユーザインタラクションコントロールの表示位置と不透明度が変更された状態で、ユーザの前記ビデオ再生ページに対するビデオ切り替え操作を検出したことに応答し
て、切り替えられたビデオと前記切り替えられたビデオのビデオ情報を表示し、前記ユーザインタラクションコントロールを前記初期不透明度で前記初期位置に表示するステップを含む
、
請求項1~6のいずれか1項に記載の
ビデオ再生方法。
【請求項8】
ビデオ情報と
、ユーザインタラクションコントロールと、を含む
、ビデオ再生ページを表示するように構成された表示ユニットと、
ユーザの前記ビデオ再生ページに対する第1のユーザ操作を検出したことに応答し
て、前記ビデオ情報を非表示し、前記ユーザインタラクションコントロールの不透明度を初期不透明度から目標不透明度まで調整し、前記ユーザインタラクションコントロールの表示位置を初期位置から目標位置まで調整するように構成された調整ユニットであって、前記ユーザインタラクションコントロールが前記初期位置に配置された場合に前記ビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域よりも、前記ユーザインタラクションコントロールが前記目標位置に配置された場合に前記ビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域は小さい
、調整ユニットと、を含む
、
ビデオ再生装置。
【請求項9】
1つ又は複数のプロセッサと、
記憶装置と、を含
む、
電子機器であって、
前記記憶装置には、1つ又は複数のプログラムが記憶されており、
前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサにより実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサが請求項1~7のいずれか1項に記載の
ビデオ再生方法を実現する
、
電子機器。
【請求項10】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読媒体であって、
前記
コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、請求項1~7のいずれか1項に記載の
ビデオ再生方法が実現される
、
コンピュータ可読媒体。
【請求項11】
コンピュータ可読媒体に記憶されたコンピュータプログラム
であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、請求項1~7のいずれか1項に記載の
ビデオ再生方法が実現される
、
コンピュータプログラ
ム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施例は、コンピュータ技術の分野に関し、具体的には、ビデオ再生方法、装置、電子機器及びコンピュータ可読媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
さまざまなビデオ再生アプリケーションによってビデオを再生するとき、ビデオ再生インタフェースには、ビデオの名称、バックグラウンドミュージック、ユーザインタラクションデータなど、現在再生中のビデオに関連するさまざまな情報が含まれている。これらの情報により、ビデオはある程度のオクルージョンや干渉を受け、ユーザの視聴に影響を与える可能性がある。また、ビデオ再生中に、ユーザは、クリックなどのジェスチャーでビデオを一時停止することができる。しかし、ビデオ再生インタフェースの大面積の一時停止ホットエリアにより、誤操作が発生しやすく、さらに、ビデオ再生が干渉される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示の内容部分では、本発明の構想について簡略化された形式で説明し、これらの構想について、後述する具体的な実施形態の部分で詳細に説明する。本開示の内容部分は、主張される技術的解決策の主要な特徴又は必要な特徴を特定することを意図せず、主張される技術的解決策の範囲を制限するために使用されることも意図しない。
【0004】
本開示のいくつかの実施例は、上記背景技術の部分に言及された技術的問題を解決するために、ビデオ再生方法、装置、電子機器及びコンピュータ可読媒体を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様では、本開示のいくつかの実施例は、ビデオ再生方法を提供し、当該方法は、ビデオ情報と、ユーザインタラクションコントロールと、を含む、ビデオ再生ページを表示するステップと、ユーザのビデオ再生ページに対する第1のユーザ操作を検出したことに応答して、ビデオ情報を非表示し、ユーザインタラクションコントロールの不透明度を初期不透明度から目標不透明度まで調整し、ユーザインタラクションコントロールの表示位置を初期位置から目標位置まで調整するステップであって、ユーザインタラクションコントロールが初期位置に配置された場合にビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域よりも、ユーザインタラクションコントロールが目標位置に配置される場合にビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域は小さい、調整するステップと、を含む。
【0006】
第2の態様では、本開示のいくつかの実施例は、ビデオ再生装置を提供し、当該装置は、ビデオ情報と、ユーザインタラクションコントロールと、を含む、ビデオ再生ページを表示するように構成された表示ユニットと、ユーザのビデオ再生ページに対する第1のユーザ操作を検出したことに応答して、ビデオ情報を非表示し、ユーザインタラクションコントロールの不透明度を初期不透明度から目標不透明度まで調整し、ユーザインタラクションコントロールの表示位置を初期位置から目標位置まで調整するように構成された調整ユニットであって、ユーザインタラクションコントロールが初期位置に配置された場合にビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域よりも、ユーザインタラクションコントロールが目標位置に配置される場合にビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域は小さい、調整ユニットと、を含む。
【0007】
第3の態様では、本開示のいくつかの実施例は、電子機器を提供し、当該電子機器は、1つ又は複数のプロセッサと、記憶装置と、を含み、記憶装置には、1つ又は複数のプログラムが記憶されており、1つ又は複数のプログラムが1つ又は複数のプロセッサにより実行されると、1つ又は複数のプロセッサが上記方法のいずれかを実現する。
【0008】
第4の態様では、本開示のいくつかの実施例は、コンピュータ可読媒体を提供し、当該可読媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、上記方法のいずれかが実現される。
【0009】
第5の態様では、本開示のいくつかの実施例は、コンピュータプログラム製品を提供し、当該製品は、コンピュータ可読媒体に記憶されたコンピュータプログラムを含み、コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、プロセッサが上記方法のいずれかを実現する。
【0010】
第6の態様では、本開示のいくつかの実施例は、コンピュータプログラムを提供し、当該コンピュータプログラムが電子機器で作動されると、電子機器が上記方法のいずれかを実現する。
【発明の効果】
【0011】
本開示の上記各実施例のうちの1つの実施例は、以下の有益な効果を有する。ユーザは特定の操作(例えばクリック)を実行することにより、純粋モードに入ることができる。純粋モード下で、ビデオ情報を非表示し、再生されているビデオへのオクルージョン及び干渉を減らすことができる。また、ユーザインタラクションコントロールのビデオ再生ページでの表示位置及び不透明度を変更することにより、再生されているビデオへのオクルージョン及び干渉をさらに減らすことができる。さらに、クリックなどのジェスチャーによるビデオの一時停止をキャンセルしたため、誤操作に起因するビデオ再生への干渉は回避される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
本開示の様々な実施例の上記及び他の特徴、利点及び態様は、添付の図面と併せて、以下の具体な実施形態を参照すると、より明らかになる。図面全体を通して、同じ又は類似の参照番号は、同じ又は類似の要素を指す。図面は概略図であり、素子及び要素は必ずしも一定の縮尺で描かれているわけではないことを理解すべきである。
【
図1】本開示によるいくつかの実施例のビデオ再生方法の1つの応用シーンの概略図である。
【
図2】本開示によるいくつかの実施例のビデオ再生方法の1つの応用シーンの概略図である。
【
図3】本開示によるビデオ再生方法のいくつかの実施例のフローチャートである。
【
図4】本開示のいくつかの実施例によるビデオ再生方法におけるビデオ再生ページには現在再生されているビデオに関連するプッシュ情報が含まれる場合の一例の応用シーンの図である。
【
図5】本開示のいくつかの実施例によるビデオ再生方法におけるビデオ再生ページには現在再生されているビデオに関連するプッシュ情報が含まれる場合の一例の応用シーンの図である。。
【
図6】本開示によるビデオ再生方法の他のいくつかの実施例のフローチャートである。
【
図7】本開示によるビデオ再生方法のいくつかの実施例において、ユーザのビデオ再生ページに対する第1のユーザ操作を検出し、ビデオ進行調整コントロール、ビデオ再生制御コントロール、及びビデオ回転コントロールを表示する一例の応用シーンの図である。
【
図8】本開示によるビデオ再生装置のいくつかの実施例の構造概略図である。
【
図9】本開示のいくつかの実施例を実現するのに適する電子機器の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して本開示の実施例をさらに詳細に説明する。図面には、本開示の特定の実施例が示されているが、本開示は、さまざまな形態で実現でき、本明細書に記載される実施例に限定されないものとして解釈されるべきではなく、その逆に、これらの実施例は、本開示をより徹底的且つ完全に理解するために提供されることを理解するべきである。本開示の図面及び実施例は、単に例示的なものとして機能し、本開示の保護範囲を限定するためのものではないことを理解するべきである。
【0014】
また、説明の便宜上、図面には本発明に関連する部分のみが示されている。本開示の実施例及び実施例における特徴は、矛盾しない限り、互いに組み合わせることができる。
【0015】
なお、本開示における「第1」、「第2」などの概念は、異なる装置、モジュール又はユニットが区別されるように使用され、これらの装置、モジュール又はユニットによって実行される機能の順序又は相互間の依存関係を限定するためのものではない。
【0016】
なお、本開示における「1つ」及び「複数」という修飾語は、限定的ではなく例示的なものであり、当業者が理解すべきこととして、特に明記されていない限り、それは、「1つ又は複数」として理解されるべきである。
【0017】
本開示の実施形態における複数の装置間でインタラクションされるメッセージ又は情報の名称は、説明する目的でのみ使用され、これらのメッセージ又は情報の範囲を限定するためのものではない。
【0018】
以下、本開示について、添付の図面と併せて、実施例を参照しながら詳細に説明する。
【0019】
図1及び
図2は、本開示によるいくつかの実施例のビデオ再生方法の1つの応用シーンの概略図である。
【0020】
本開示のいくつかの実施例により提供されるビデオ再生方法は、一般的に、端末機器により実行される。なお、端末機器は、ハードウェアであってもよいし、ソフトウェアであってもよい。端末機器はハードウェアである場合に、スマートフォン、タブレットコンピュータ、電子書籍リーダー、車載端末などを含むがこれらに限定されない、ビデオ処理をサポートするさまざまな電子機器であってもよい。端末機器はソフトウェアである場合に、上記に例示した電子機器にインストールされることができる。例えば、分散サービスを提供するための複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよいし、単一のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよい。本開示は具体的にそれを限定しない。
【0021】
図1に示すように、ビデオ再生方法の実行主体は、スマートフォン101にインストールされたビデオ再生アプリケーションであってもよい。ビデオ再生アプリケーションは、まずビデオ再生ページ102を表示することができる。ビデオ再生ページ102は、ビデオ情報103と、ユーザインタラクションコントロール104とを含む。本応用シーンでは、1つの例として、ビデオ情報103は、ビデオの名称や、ビデオ内容情報、ユーザインタラクションデータ(例えば、いいねの数10、コメントの数5、再投稿の数2)などを含む。1つの例として、ユーザインタラクションコントロール104は、コントロール1041、1042、1043、1044、及び1045を含むことができ、それらは、それぞれ、ユーザがコメント、いいね、再投稿、個人ページ入り、バックグラウンドミュージック視聴などをサポートするコントロールである。図面に示すように、ビデオ情報103及びユーザインタラクションコントロール104は、再生されているビデオをある程度オクルージョンしている。
【0022】
上記に基づき、ユーザのビデオ再生ページ102に対する第1のユーザ操作(例えばクリック操作)の検出に応答して、ビデオ情報103を非表示し、ユーザインタラクションコントロールの不透明度を初期不透明度から目標不透明度まで調整し、ユーザインタラクションコントロールの表示位置を初期位置から目標位置まで調整し、ユーザインタラクションコントロールが初期位置に配置された場合にビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域よりも、ユーザインタラクションコントロールが目標位置に配置される場合にビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域は小さい。1つの例として、コントロール1041と1045の不透明度を0に調整し、コントロール1042、1043、及び1044の不透明度を50%に調整し、コントロール1042、1043、及び1044の表示位置を下に移動させることができ、調整されたページ2に示すように、ビデオクルージョンの問題を解決できる。
【0023】
次に
図3を参照すると、
図3は、本開示によるビデオ再生方法のいくつかの実施例のフロー300を示す。当該ビデオ再生方法は、以下のステップを含む。
【0024】
ステップ301では、ビデオ情報と、ユーザインタラクションコントロールと、を含む、ビデオ再生ページを表示する。
【0025】
いくつかの実施例において、ビデオ再生方法の実行主体は、ビデオ再生ページを表示することができる。ビデオ再生ページは、ビデオ再生を可能にするページであってもよい。ビデオ再生ページは、ビデオ情報とユーザインタラクションコントロールと、を含むことができる。ビデオ情報は、ビデオ名称や、内容情報、バックグラウンドミュージック情報、ユーザインタラクションデータ(例えば、いいねの数、コメントの数、再投稿の数)などを含むがそれらに限定されない、ビデオのさまざまな情報であってもよい。ユーザインタラクションコントロールは、ユーザのインタラクションを可能にするコントロールであってもよい。ユーザインタラクションは、いいね、コメント、再投稿、個人ページ入り、バックグラウンドミュージックの視聴などを含むが、それらに限定されない。
【0026】
ステップ302では、ユーザのビデオ再生ページに対する第1のユーザ操作を検出したことに応答して、ビデオ情報を非表示し、ユーザインタラクションコントロールの不透明度を初期不透明度から目標不透明度まで調整し、ユーザインタラクションコントロールの表示位置を初期位置から目標位置まで調整し、ユーザインタラクションコントロールが初期位置に配置された場合にビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域よりも、ユーザインタラクションコントロールが目標位置に配置される場合にビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域は小さい。
【0027】
いくつかの実施例において、ユーザのビデオ再生ページに対する第1のユーザ操作を検出したことに応答して、ビデオ情報を非表示することができる。実際の必要に応じて、第1のユーザ操作は、さまざまなジェスチャー(例えばクリック、ダブルクリック、スライドなど)であってもよいし、音声入力や画像入力などの操作であってもよい。また、ユーザインタラクションコントロールの不透明度を初期不透明度から目標不透明度まで調整し、ユーザインタラクションコントロールの表示位置を初期位置から目標位置まで調整することもできる。ユーザインタラクションコントロールが初期位置に配置された場合にビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域よりも、ユーザインタラクションコントロールが目標位置に配置される場合にビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域は小さい。実践中に、実際の必要に応じて、複数のユーザインタラクションコントロールが含まれた場合に、各ユーザインタラクションコントロールの目標位置及び目標不透明度をそれぞれ変更することができる。各ユーザインタラクションコントロールの目標位置及び目標不透明度は、予め設定されてもよいし、実際の必要に応じて決定されてもよい。
【0028】
いくつかの実施例のいくつかの選択的な実現形態では、ビデオ再生ページには、さらに、現在再生されているビデオに関連するプッシュ情報が含まれ、当該方法は、さらに、ユーザのビデオ再生ページに対する第1のユーザ操作を検出したことに応答して、関連するプッシュ情報を非表示するステップを含む。それによって、現在再生されているビデオに関連するプッシュ情報が含まれた場合に、ビデオクルージョンの問題はさらに解決されることができる。
【0029】
これらの実現形態では、現在再生されているビデオに関連するプッシュ情報は、さまざまな情報であってもよい。1つの例として、それは、ビデオにディスプレイされている物品の紹介や購入へのリンクなどであってもよい。
【0030】
いくつかの実施例のいくつかの選択的な実現形態では、ビデオ再生ページに表示されているビデオが横向きのビデオである場合に応じて、横向き画面入りコントロールをビデオ再生ページに表示し、横向き画面入りコントロールは、横向き画面ページに入ることをトリガーするためのものであり、横向き画面入りコントロールに対する第3のユーザ操作の検出に応答して、ビデオ再生ページに表示されているビデオを横向き画面で表示する。これらの実現形態では、横向き画面入りコントロールを表示することによりビデオを横向き画面で再生することは実現される。
【0031】
図4及び
図5を参照すると、
図4及び
図5は、本開示によるビデオ再生方法におけるビデオ再生ページには現在再生されているビデオに関連する情報が含まれた場合の一例の応用シーンの図を示す。
図4に示すように、ビデオ再生ページ401には、現在再生されているビデオに関連するプッシュ情報、すなわち、ビデオにディスプレイされている物品に関する紹介「手作り饅頭の作り方***」402が含まれる。ビデオ再生ページ401に対するユーザの第1のユーザ操作(例えばクリック)を検出したことに応答して、「手作り饅頭の作り方***」402の紹介を非表示することができる。次に
図5を参照すると、
図5は、関連するプッシュ情報が非表示された場合の例示的な効果図を示す。
【0032】
いくつかの実施例のいくつかの選択的な実現形態では、ビデオ再生ページには、さらに、第1のコントロールを含み、第1のコントロールはページジャンプをトリガーするためのものであり、当該方法は、さらに、第1のコントロールに対するユーザの第2のユーザ操作を検出したことに応答して、現在再生されているビデオに対応するジャンプページをディスプレイする。
【0033】
本開示のいくつかの実施例により提供される方法により、ユーザは、特定の操作(例えば、クリック)を実行することにより、純粋モードに入ることができる。純粋モード下で、ビデオ情報を非表示し、再生されているビデオへのオクルージョン及び干渉を減らすことができる。また、ユーザインタラクションコントロールのビデオ再生ページでの表示位置及び不透明度を変更することにより、再生されているビデオへのオクルージョン及び干渉をさらに減らすことができる。さらに、クリックなどのジェスチャーによるビデオの一時停止をキャンセルしたため、誤操作に起因するビデオ再生への干渉は回避される。
【0034】
さらに、
図6を参照すると、
図6は、ビデオ再生方法の他のいくつかの実施例のフロー600を示す。当該ビデオ再生方法のフロー600は、以下のステップを含む。
【0035】
ステップ601では、ビデオ情報と、ユーザインタラクションコントロールと、を含む、ビデオ再生ページを表示する。
【0036】
ステップ602では、ユーザのビデオ再生ページに対する第1のユーザ操作を検出したことに応答して、ビデオ情報を非表示し、ユーザインタラクションコントロールの不透明度を初期不透明度から目標不透明度まで調整し、ユーザインタラクションコントロールの表示位置を初期位置から目標位置まで調整し、ユーザインタラクションコントロールが初期位置に配置された場合にビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域よりも、ユーザインタラクションコントロールが目標位置に配置される場合にビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域は小さい。
【0037】
いくつかの実施例において、ステップ601~602の具体的な実現及びもたらした技術的効果について、
図3に対応する実施例におけるステップ301~302を参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
【0038】
いくつかの実施例のいくつかの選択的な実現形態では、ユーザのビデオ再生ページに対する第1のユーザ操作を検出したことに応答して、ビデオ進行調整コントロール、ビデオ再生制御コントロール、ビデオ回転コントロールの少なくとも1つを表示する。
【0039】
これらの実現形態では、ビデオ再生制御コントロールを表示することにより、ユーザが一時停止又は再生を制御することは可能になり、ジェスチャーの一時停止をキャンセルすることによって引き起こされる欠陥は補われる。また、ビデオ進行調整コントロールは、ユーザによる進行調整を可能にして、ビデオ回転コントロールは、ユーザによるビデオ回転を可能にするため、純粋モード下での操作可能性は向上される。1つの例として、
図7を参照することができ、
図7は、ビデオ再生制御コントロール701、ビデオ進行調整コントロール702、及びビデオ回転コントロール703を例示的に示す。
【0040】
ステップ603では、ビデオ情報が非表示され、ユーザインタラクションコントロールの表示位置と不透明度が変更された状態で、ユーザのビデオ再生ページに対する第4のユーザ操作を検出したことに応答して、ビデオ情報を再表示し、ユーザインタラクションコントロールの不透明度を初期不透明度に復元し、ユーザインタラクションコントロールの表示位置を初期位置に復元する。
【0041】
いくつかの実施例において、ビデオ情報が非表示され、ユーザインタラクションコントロールの表示位置と透明度が変更された状態で、つまり、純粋モード下で、ユーザのビデオ再生ページに対する第4のユーザ操作を検出したことに応答して、ビデオ情報を再表示し、ユーザインタラクションコントロールの不透明度を初期不透明度に復元し、ユーザインタラクションコントロールの表示位置を初期位置に復元することができる。
【0042】
いくつかの実施例のいくつかの選択的な実現形態では、ビデオ情報が非表示され、ユーザインタラクションコントロールの表示位置と不透明度が変更された状態で、ユーザのビデオ再生ページに対するビデオ切り替え操作を検出したことに応答して、切り替えられたビデオと切り替えられたビデオのビデオ情報を表示し、ユーザインタラクションコントロールを初期不透明度で初期位置に表示する。これらの実現形態では、ユーザがスライドダウンなどのビデオ切り替え操作を実行してビデオを切り替えると、切り替えられたビデオと切り替えられたビデオのビデオ情報を表示し、ユーザインタラクションコントロールを初期不透明度で初期位置に表示することができる。つまり、これらの実現形態では、ユーザインタラクションコントロールの表示位置と不透明度との変更は、切り替えされたビデオの表示モードに影響を及ぼさない。
【0043】
いくつかの実施例において、
図3に対応する実施例と比較して、純粋モード下での操作ステップは追加され、実際の必要に応じて、その前のモードに戻してモードのさらなる切り替えを実現することもできる。
【0044】
さらに、
図8を参照すると、本開示は、上記各図に示される方法を実現するために、ビデオ再生装置のいくつかの実施例を提供しており、これらの装置の実施例は、
図3に示される方法の実施例に対応し、当該装置は、具体的にさまざまな電子機器に適用されることができる。
【0045】
図8に示すように、いくつかの実施例のビデオ再生装置800は、表示ユニット801と、調整ユニット802とを含む。表示ユニット801は、ビデオ情報と、ユーザインタラクションコントロールと、を含む、ビデオ再生ページを表示するように構成されており、調整ユニット802は、ユーザのビデオ再生ページに対する第1のユーザ操作を検出したことに応答して、ビデオ情報を非表示し、ユーザインタラクションコントロールの不透明度を初期不透明度から目標不透明度まで調整し、ユーザインタラクションコントロールの表示位置を初期位置から目標位置まで調整するように構成されており、ユーザインタラクションコントロールが初期位置に配置された場合にビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域よりも、ユーザインタラクションコントロールが目標位置に配置される場合にビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域は小さい。
【0046】
いくつかの実施例において、ビデオ再生装置800における表示ユニット801と調整ユニット802との具体的な実現及びもたらした技術的効果について、
図3に対応する実施例を参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
【0047】
いくつかの実施例の選択的な実現形態では、調整ユニット802は、さらに、ユーザのビデオ再生ページに対する第1のユーザ操作を検出したことに応答して、ビデオ進行調整コントロール、ビデオ再生制御コントロール、及びビデオ回転コントロールの少なくとも1つを表示するように構成されてもよい。
【0048】
いくつかの実施例の選択的な実現形態では、ビデオ再生ページには、さらに、現在再生されているビデオ関連するプッシュ情報が含まれ、装置800には、さらに、非表示ユニット(図示せず)が含まれてもよい。非表示ユニットは、ユーザのビデオ再生ページに対する第1のユーザ操作を検出したことに応答して、プッシュ情報を非表示するように構成されている。
【0049】
いくつかの実施例の選択的な実現形態では、ビデオ再生ページには、さらに、ページジャンプをトリガーするための第1のコントロールが含まれ、装置800は、さらに、ディスプレイユニット(図示せず)を含んでもよい。ディスプレイユニットは、ユーザの第1のコントロールに対する第2のユーザ操作を検出したことに応答して、現在再生されているビデオに対応するジャンプページをディスプレイするように構成されている。
【0050】
いくつかの実施例の選択的な実現形態では、表示ユニット801は、さらに、ビデオ再生ページに表示されているビデオが横向きのビデオである場合に応じて、横向き画面ページに入ることをトリガーするための横向き画面入りコントロールをビデオ再生ページに表示し、また、横向き画面入りコントロールに対する第3のユーザ操作を検出したことに応答して、ビデオ再生ページに表示されているビデオを横向き画面で表示するように構成されている。
【0051】
いくつかの実施例の選択的な実現形態では、調整ユニット802は、さらに、ビデオ情報が非表示され、ユーザインタラクションコントロールの表示位置と不透明度が変更された状態で、ユーザのビデオ再生ページに対する第4のユーザ操作を検出したことに応答して、ビデオ情報を再表示し、ユーザインタラクションコントロールの不透明度を前記初期不透明度に復元し、ユーザインタラクションコントロールの表示位置を初期位置に復元するように構成されてもよい。
【0052】
いくつかの実施例の選択的な実現形態では、表示ユニット801は、さらに、ビデオ情報が非表示され、ユーザインタラクションコントロールの表示位置と不透明度が変更された状態で、ユーザのビデオ再生ページに対するビデオ切り替え操作を検出したことに応答して、切り替えられたビデオと切り替えられたビデオのビデオ情報を表示し、ユーザインタラクションコントロールを初期不透明度で初期位置に表示するように構成されている。
【0053】
いくつかの実施例において、ユーザは、特定の操作(例えばクリック)を実行することにより、純粋モードに入ることができる。純粋モード下で、ビデオ情報を非表示し、再生されているビデオへのオクルージョン及び干渉を減らすことができる。また、ユーザインタラクションコントロールのビデオ再生ページでの表示位置及び不透明度を変更することにより、再生されているビデオへのオクルージョン及び干渉をさらに減らすことができる。さらに、クリックなどのジェスチャーによるビデオの一時停止をキャンセルしたため、誤操作に起因するビデオ再生への干渉は回避される。
【0054】
以下、
図9を参照すると、
図9は、本開示のいくつかの実施例を実現するのに適する電子機器(例えば
図1のスマートフォン)900の構造概略図である。本開示のいくつかの実施例における電子機器は、携帯電話、ノートブックコンピュータ、デジタル放送受信機、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、PAD(タブレットコンピュータ)、PMP(携帯型マルチメディアプレーヤー)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)などのモバイル端末、及びデジタルTV、デスクトップコンピュータなどの固定端末を含むことができるが、それらに限定されない。
図9に示されている電子機器は単なる一例であり、本開示の実施例の機能及び使用範囲にいかなる制限も課すべきでない。
【0055】
図9に示すように、電子機器900は、処理装置(中央処理装置やグラフィックプロセッサなど)901を含むことができ、当該処理装置は、読み取り専用メモリ(ROM)902に記憶されたプログラムまたは記憶装置908からランダムアクセスメモリ(RAM)903にロードされたプログラムに従って、さまざまな適切な動作及び処理を実行することができる。RAM903には、電子機器900の操作に必要なさまざまなプログラム及びデータも記憶されている。処理装置901、ROM902及びRAM903は、バス904を介して互いに接続されている。入力/出力(I/O)インタフェース905もバス904に接続されている。
【0056】
通常、タッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイクロフォン、加速度計、ジャイロスコープなどを含む入力装置906と、液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカー、バイブレータなどを含む出力装置907と、メモリカードなどを含む記憶装置908と、通信装置909とは、I/Oインタフェース905に接続することができる。通信装置909は、電子機器900が他のデバイスと無線又は有線で通信してデータを交換することを可能にし得る。
図9は、さまざまなデバイスを備える電子機器900を示すが、図示されたデバイスのすべてが実施又は配置される必要があるわけではないことを理解すべきである。代替的に、より多くの又は少ないデバイスが実施又は配置され得る。
図9に示される各ブロックは1つのデバイスを表してもよいし、必要に応じて複数のデバイスを表してもよい。
【0057】
特に、本開示のいくつかの実施例によれば、フローチャートを参照して説明されているプロセスは、コンピュータソフトウェアプログラムとして実施されることができる。例えば、本開示のいくつかの実施例は、コンピュータ可読媒体に搭載されているコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含み、当該コンピュータプログラムがフローチャートに示される方法を実行するためのプログラムコードを含む。このようないくつかの実施例において、当該コンピュータプログラムは、通信装置909を介してネットワークからダウンロード及びインストールされるか、または記憶装置908からインストールされるか、またはROM902からインストールされることができる。当該コンピュータプログラムは、処理装置901により実行されると、本開示のいくつかの実施例に係る方法で限定されている上記機能が実行される。本開示のいくつかの実施例はさらに、コンピュータプログラムを含み、当該コンピュータプログラムが電子機器で作動されると、本開示のいくつかの実施例の方法で限定される上記機能が実行される。
【0058】
なお、本開示のいくつかの実施例に記載されたコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体又はコンピュータ可読記憶媒体又は上記2つの任意の組み合わせであり得る。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、又は半導体のシステム、装置、又はデバイス、あるいは上記の任意の組み合わせにすることができるが、それらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例として、1本又は複数のワイヤを有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光ストレージデバイス、磁気メモリコンポーネント、または上記の任意の適切な組み合わせを含み得るが、それらに限定されない。本開示のいくつかの実施例において、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによって使用されるか、またはそれらに関連して使用できるプログラムを含む又は記憶する任意の有形媒体であり得る。本開示のいくつかの実施例において、コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンドで、または搬送波の一部として伝播されるデータ信号を含むことができ、その中にコンピュータ可読プログラムコードが搭載されている。このような伝播されたデータ信号は、電磁信号、光信号、または上記の任意の適切な組み合わせを含むがそれらに限定されない多くの形をとることができる。コンピュータ可読信号媒体は、さらに、コンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体にすることができ、当該コンピュータ可読信号媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによって使用されるか、またはそれらに組み合わせて使用するためのプログラムを送信、伝播、または伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれたプログラムコードは、電線、光ファイバケーブル、RF(無線周波数)などを含むがそれらに限定されない任意の適切な媒体、または上記の任意の適切な組み合わせを使用して伝送することができる。
【0059】
いくつかの実施形態では、クライアント端末及びサーバは、HTTP(HyperText Transfer Protocol,ハイパーテキスト転送プロトコル)などの従来の又は将来開発される任意のネットワークプロトコルを使用して通信することができ、任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(通信ネットワークなど)と相互接続することができる。通信ネットワークの例として、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、インターネットワーク(インターネットなど)、エンドツーエンドネットワーク(ad hocエンドツーエンドネットワークなど)、及び従来の又は将来開発される任意のネットワークを含む。
【0060】
上記コンピュータ可読媒体は、上記電子機器に含まれていてもよく、または当該電子機器に組み立てられずに単独で存在していてもよい。上記コンピュータ可読媒体には、1つ又は複数のプログラムが搭載されており、上記1つ又は複数のプログラムが当該電子機器により実行されると、当該電子機器は、ビデオ情報とユーザインタラクションコントロールと、を含むビデオ再生ページを表示し、ユーザのビデオ再生ページに対する第1のユーザ操作を検出したことに応答して、ビデオ情報を非表示し、ユーザインタラクションコントロールの不透明度を初期不透明度から目標不透明度まで調整し、ユーザインタラクションコントロールの表示位置を初期位置から目標位置まで調整し、ユーザインタラクションコントロールが初期位置に配置された場合にビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域よりも、ユーザインタラクションコントロールが目標位置に配置される場合にビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域は小さい。
【0061】
本開示のいくつかの実施例の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、Java、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語と、「C」言語又はそれに類似するプログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語と、を含む1つ又は複数のプログラミング言語、あるいはそれらの組み合わせで書くことができる。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータ上で、一部はユーザのコンピュータ上で、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして、一部はユーザのコンピュータ上で、一部はリモートコンピュータ上で、または完全にリモートコンピュータ又はサーバ上で実行できる。リモートコンピュータの場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)やワイドエリアネットワーク(WAN)など、あらゆる種類のネットワークを介してユーザのコンピュータに接続することができ、外部コンピュータに接続することもできる(例えば、インターネットサービスプロバイダーを使用してインターネット経由で接続する)。
【0062】
図面のフローチャート及びブロック図は、本開示の様々な実施例によるシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品によって実現可能なアーキテクチャ、機能、及び操作を示す。これに関して、フローチャート又はブロック図の各ブロックは、指定された論理的機能を実現するための1つ又は複数の実行可能な命令を含むモジュール、グログラムセグメント、又はコードの一部を表すことができる。いくつかの代替の実現では、ブロックに示されている機能が、図に示されている順序と異なる順序で実行できることにも注意すべきである。例えば、連続して表示される2つのブロックは、実際には、基本的に並行して実行できるが、または、関連する機能に応じて、ブロックが逆の順序で実行される場合もある。なお、ブロック図及び/又はフローチャートの各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャートのブロックの組み合わせは、指定された機能又は操作を実行する専用のハードウェアベースのシステムを使用して実現することができ、または、専用のハードウェアとコンピュータ命令の組み合わせを使用して実現することもできる。
【0063】
本開示のいくつかの実施例に記載されたユニットは、ソフトウェアで実現することができ、またはハードウェアで実現することもできる。記載されたユニットは、プロセッサに配置されてもよく、例えば、プロセッサであって、表示ユニットと調整ユニットが含まれるように記載されてもよい。これらのユニットの名称は、特定の状況下でのユニット自体を制限する目的ではない場合があり、例えば、表示ユニットが「ビデオ再生ページを表示するユニット」として記載される場合が挙げられる。
【0064】
本明細書で上記に説明された機能は、少なくとも部分的に、1つ又は複数のハードウェアロジックコンポーネントによって実行され得る。例えば、使用できるハードウェアロジックコンポーネントの例示的なタイプとして、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準部品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、複雑なプログラマブルロジックデバイス(CPLD)などを含むことができるが、それらに限定されない。
【0065】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、ビデオ再生方法を提供し、当該方法は、ビデオ情報とユーザインタラクションコントロールと、を含むビデオ再生ページを表示するステップと、ユーザのビデオ再生ページに対する第1のユーザ操作を検出したことに応答して、ビデオ情報を非表示し、ユーザインタラクションコントロールの不透明度を初期不透明度から目標不透明度まで調整し、ユーザインタラクションコントロールの表示位置を初期位置から目標位置まで調整するステップであって、ユーザインタラクションコントロールが初期位置に配置された場合にビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域よりも、ユーザインタラクションコントロールが目標位置に配置される場合にビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域は小さい、調整するステップと、を含む。
【0066】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、当該方法は、さらに、ユーザのビデオ再生ページに対する第1のユーザ操作を検出したことに応答して、ビデオ進行調整コントロール、ビデオ再生制御コントロール、及びビデオ回転コントロールの少なくとも1つを表示するステップを含む。
【0067】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、ビデオ再生ページには、さらに、現在再生されているビデオに関連するプッシュ情報が含まれ、当該方法は、さらに、ユーザのビデオ再生ページに対する第1のユーザ操作を検出したことに応答して、プッシュ情報を非表示するステップを含む。
【0068】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、ビデオ再生ページには、さらに、ページジャンプをトリガーするための第1のコントロールが含まれ、当該方法は、さらに、ユーザの第1のコントロールに対する第2のユーザ操作を検出したことに応答して、現在再生されているビデオに対応するジャンプページをディスプレイするステップを含む。
【0069】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、当該方法は、さらに、ビデオ再生ページに表示されているビデオが横向きのビデオである場合に応じて、横向き画面ページに入ることをトリガーするための横向き画面入りコントロールをビデオ再生ページに表示するステップと、横向き画面入りコントロールに対する第3のユーザ操作を検出したことに応答して、ビデオ再生ページに表示されているビデオを横向き画面で表示するステップと、を含む。
【0070】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、当該方法は、さらに、ビデオ情報が非表示され、ユーザインタラクションコントロールの表示位置と不透明度が変更された状態で、ユーザのビデオ再生ページに対する第4のユーザ操作を検出したことに応答して、ビデオ情報を再表示し、ユーザインタラクションコントロールの不透明度を初期不透明度に復元し、ユーザインタラクションコントロールの表示位置を初期位置に復元するステップを含む。
【0071】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、ビデオ再生装置を提供し、当該装置は、ビデオ情報とユーザインタラクションコントロールと、を含むビデオ再生ページを表示するように構成された表示ユニットと、ユーザのビデオ再生ページに対する第1のユーザ操作を検出したことに応答して、ビデオ情報を非表示し、ユーザインタラクションコントロールの不透明度を初期不透明度から目標不透明度まで調整し、ユーザインタラクションコントロールの表示位置を初期位置から目標位置まで調整するように構成された調整ユニットであって、ユーザインタラクションコントロールが初期位置に配置された場合にビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域よりも、ユーザインタラクションコントロールが目標位置に配置される場合にビデオ再生ページに表示されたビデオのオクルージョン領域は小さい、調整ユニットと、を含む。
【0072】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、調整ユニットは、さらに、ユーザのビデオ再生ページに対する第1のユーザ操作を検出したことに応答して、ビデオ進行調整コントロール、ビデオ再生制御コントロール、ビデオ回転コントロールの少なくとも1つを表示するように構成されてもよい。
【0073】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、ビデオ再生ページには、さらに、現在再生されているビデオに関連するプッシュ情報が含まれ、当該装置は、さらに、非表示ユニットを含んでもよい。非表示ユニットがユーザのビデオ再生ページに対する第1のユーザ操作を検出したことに応答して、プッシュ情報を非表示するように構成されている。
【0074】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、ビデオ再生ページには、さらに、ページジャンプをトリガーするための第1のコントロールが含まれ、当該装置は、さらに、ディスプレイユニットを含んでもよい。ディスプレイユニットがユーザの第1のコントロールに対する第2のユーザ操作を検出したことに応答して、現在再生されているビデオに対応するジャンプページをディスプレイするように構成されている。
【0075】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、表示ユニット801は、さらに、ビデオ再生ページに表示されているビデオが横向きのビデオである場合に応じて、横向き画面ページに入ることをトリガーするための横向き画面入りコントロールをビデオ再生ページに表示し、横向き画面入りコントロールに対する第3のユーザ操作を検出したことに応答して、ビデオ再生ページに表示されているビデオを横向き画面で表示するように構成されている。
【0076】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、調整ユニットは、さらに、ビデオ情報が非表示され、ユーザインタラクションコントロールの表示位置と不透明度が変更された状態で、ユーザのビデオ再生ページに対する第4のユーザ操作を検出したことに応答して、ビデオ情報を再表示し、ユーザインタラクションコントロールの不透明度を前記初期不透明度に復元し、ユーザインタラクションコントロールの表示位置を初期位置に復元するように構成されてもよい。
【0077】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、表示ユニットは、さらに、ビデオ情報が非表示され、ユーザインタラクションコントロールの表示位置と不透明度が変更された状態で、ユーザのビデオ再生ページに対するビデオ切り替え操作を検出したことに応答して、切り替えられたビデオと切り替えられたビデオのビデオ情報を表示し、ユーザインタラクションコントロールを初期不透明度で初期位置に表示するように構成されている。
【0078】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、電子機器を提供し、当該電子機器は、1つ又は複数のプロセッサと、記憶装置と、を含み、前記記憶装置には、1つ又は複数のプログラムが記憶されており、1つ又は複数のプログラムが1つ又は複数のプロセッサにより実行されると、1つ又は複数のプロセッサが上記に記載の方法のいずれかを実現する。
【0079】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、コンピュータ可読媒体を提供し、前記可読媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、プログラムがプロセッサにより実行されると、上記に記載の方法のいずれかが実現される。
【0080】
上記した説明は、本開示のいくつかの好ましい実施例に関する説明、及び適用される技術的原理に関する説明にすぎない。当業者は、本開示の実施例に係る発明範囲は、上記技術的特徴の特定の組み合わせによって形成される解決策に限定されず、上記発明構想から逸脱することなく、上記技術的特徴又はそれらの同等の特徴の任意の組み合わせによって形成される他の解決策、例えば、上記特徴を、本開示の実施例で開示される(ただしこれに限定されない)同様の機能を有する技術的特徴に置き換えることによって形成される解決策もカバーすべきであることを理解すべきである。