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特許7413251顕微鏡用の光学アダプタおよび光学画像の方向を調整するための方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-04
(45)【発行日】2024-01-15
(54)【発明の名称】顕微鏡用の光学アダプタおよび光学画像の方向を調整するための方法
(51)【国際特許分類】
   G02B 21/36 20060101AFI20240105BHJP
   G03B 17/14 20210101ALI20240105BHJP
   G03B 17/56 20210101ALI20240105BHJP
【FI】
G02B21/36
G03B17/14
G03B17/56 Z
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2020500948
(86)(22)【出願日】2018-03-19
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-04-16
(86)【国際出願番号】 CN2018079406
(87)【国際公開番号】W WO2018171537
(87)【国際公開日】2018-09-27
【審査請求日】2021-03-04
(31)【優先権主張番号】201710168851.0
(32)【優先日】2017-03-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201710238871.0
(32)【優先日】2017-04-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】519341142
【氏名又は名称】ズーマックス メディカル コーポレーション,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100109634
【弁理士】
【氏名又は名称】舛谷 威志
(74)【代理人】
【識別番号】100129263
【弁理士】
【氏名又は名称】中尾 洋之
(72)【発明者】
【氏名】リー,ジェンユェ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,シャオグァン
(72)【発明者】
【氏名】ドゥー,レイ
(72)【発明者】
【氏名】ファン,ビン
(72)【発明者】
【氏名】ツァン,チュァンウー
【審査官】岡田 弘
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-109554(JP,A)
【文献】特開平06-222283(JP,A)
【文献】特開2009-157054(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 19/00-21/00
G02B 21/06-21/36
G03B 17/04-17/17
G03B 17/56-17/58
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外科用顕微鏡または眼科用スリットランプ顕微鏡のビームスプリッタとデジタルカメラ機器とを接続するための光学アダプタであって、
光路上に位置するレンズ群;および
デジタルカメラ機器の感光ユニット上で光学画像の方向を調整することができ、前記光路上に位置する光学画像回転レンズ群を含み、前記光学画像回転レンズ群は、屋根型Doveプリズム、Pechanプリズム、屋根型Pechanプリズム、および複数の直角プリズムからなる群から1つ選択され、前記光学画像回転レンズ群は、回転によって、光学画像の方位を調整する光学アダプタ。
【請求項2】
前記光学アダプタは、前記レンズ群を取り囲む本体筐体をさらに含み、前記本体筐体の一端が前記ビームスプリッタに接続されているのに対し、前記本体筐体の別端が前記デジタルカメラ機器に接続されている、請求項1に記載の光学アダプタ。
【請求項3】
前記レンズ群は、前記ビームスプリッタの出射光を実際の画像に集束させるための少なくとも第1のレンズユニットと、前記実際の画像を前記デジタルカメラ機器の感光ユニット上に投影するための第2のレンズユニットとを含み、前記第2のレンズユニットは、前記第1のレンズユニットに対して前記光路の反対端に設けられ、前記レンズ群の射出瞳は、前記第2のレンズユニットの後ろに位置し、前記第2のレンズユニットにおいて前記射出瞳と最後のレンズの背後の光学面上に位置する頂端との距離は、30mm以下である、請求項1に記載の光学アダプタ。
【請求項4】
前記第1のレンズユニットおよび前記第2のレンズユニットは、凸レンズユニットであり、前記第1のレンズユニットの焦点距離は、前記第2のレンズユニットの焦点距離よりも大きい、請求項3に記載の光学アダプタ。
【請求項5】
前記第1のレンズユニットと前記第2のレンズユニットとの焦点距離の比は、3よりも大きい、請求項3に記載の光学アダプタ。
【請求項6】
回転部は、前記光学画像回転レンズ群を回転するために前記本体筐体上に設けられ、前記光学画像回転レンズ群は、前記回転部に接続されている、請求項2に記載の光学アダプタ。
【請求項7】
前記回転部の回転角を標示するためのスケールが、前記本体筐体上および/または前記回転部上に提供される、請求項6に記載の光学アダプタ。
【請求項8】
前記光学画像回転レンズ群は、前記本体筐体の外側に接続されている、請求項2に記載の光学アダプタ。
【請求項9】
前記光学アダプタが前記ビームスプリッタに接続される際に、前記光学画像回転レンズ群は、前記ビームスプリッタと前記本体筐体の前記一端との間に設けられるように適合される、請求項8に記載の光学アダプタ。
【請求項10】
前記光学アダプタが前記デジタルカメラ機器に接続される際に、前記光学画像回転レンズ群が、前記デジタルカメラ機器と前記本体筐体の前記別端との間に設けられるように適合される、請求項8に記載の光学アダプタ。
【請求項11】
前記光学アダプタは、前記光路上に位置するミラー群をさらに含み、前記ミラー群は、ミラー、ペンタプリズム、直角プリズム、および屋根型直角プリズムを含む少なくとも1つの反射素子を含む、請求項1に記載の光学アダプタ。
【請求項12】
前記ミラー群は、屋根型直角プリズム;ペンタプリズム;前記光学画像回転レンズ群がDoveプリズムまたはPechanプリズムを含む際には偶数の直角プリズム;および前記光学画像回転レンズ群がDove屋根型プリズムまたはPechan屋根型プリズムを含む際には奇数の直角プリズム;からなる群から選択される、請求項11に記載の光学アダプタ。
【請求項13】
光学画像回転レンズ群が直角プリズムを含む際に、前記ミラー群は、少なくとも3つの直角プリズムを含む、請求項11に記載の光学アダプタ。
【請求項14】
顕微鏡のビームスプリッタとデジタルカメラ機器とを接続するための顕微鏡用光学アダプタであって、
前記デジタルカメラ機器の感光ユニット上で光学画像の方向を調整するための光学画像回転ユニットであって、光路上に固定されるように構成されている光学画像回転レンズ群を含み、前記光学画像回転レンズ群は、屋根型Doveプリズム、Pechanプリズム、および屋根型Pechanプリズムからなる群から1つ選択される光学画像回転ユニット
を含み、
前記光学画像回転レンズ群は、回転によって、光学画像の方位を調整する光学アダプタ。
【請求項15】
前記顕微鏡は、外科用顕微鏡または眼科用スリットランプ顕微鏡を含み、前記デジタルカメラ機器は、画像捕捉機能を有する携帯電話、タブレットコンピュータ、カメラ、ビデオカメラを含む、請求項14に記載の顕微鏡用光学アダプタ。
【請求項16】
顕微鏡において顕微鏡用光学アダプタを用いて光学画像の方向を調整するための方法であって、
前記顕微鏡用光学アダプタの光入射端を前記顕微鏡のビームスプリッタに接続すること;
デジタルカメラ機器を前記顕微鏡用光学アダプタの光放射端に接続すること;
前記デジタルカメラ機器の感光ユニット上に光学画像を形成することを含み:
前記顕微鏡用光学アダプタは、前記デジタルカメラ機器の感光ユニット上で光学画像の方向を調整するための光学画像回転ユニットを含み、
前記光学画像回転ユニットは、前記ビームスプリッタに対して独立して光軸の周りに回転できるように構成されている光学画像回転レンズ群を含み、前記光学画像回転レンズ群は、屋根型Doveプリズム、Pechanプリズム、屋根型Pechanプリズム、および複数の直角プリズムからなる群から1つ選択され、
前記光学画像回転レンズ群は、回転によって、光学画像の方位を調整させ、
前記顕微鏡の光学アダプタの光放射方向が前記光学画像回転ユニットの回転によって変えられる際に、異なる放射方向から放射された光によって前記デジタルカメラ機器の感光ユニット上に形成される前記光学画像を、コンピュータ・ソフトウェアの調整を行うことなく、前記顕微鏡によって観察される画像と共に整列させることができる、
方法。
【請求項17】
前記光学画像形成することは、光を前記顕微鏡のビームスプリッタからそれぞれ前記光学画像回転レンズ群と光路に位置するミラー群とを通して通過させて、前記デジタルカメラ機器の感光ユニット上に前記光学画像を形成するステップを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記顕微鏡は、外科用顕微鏡または眼科用スリットランプ顕微鏡を含み、前記デジタルカメラ機器は、画像捕捉機能を有する携帯電話、タブレットコンピュータ、カメラ、ビデオカメラを含む、請求項16に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
この出願は、2017年3月21日出願の中国特許出願第201710168851.0号、2017年4月13日出願の中国特許出願第201710238871.0号の優先権の利益を請求するものであり、これらはここに、あらゆる目的のために参照によりその全体を明示的に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本発明は概して、医療用のデバイスおよび機器に関し、顕微鏡用の光学アダプタに関するがこれに限定されない。
【背景技術】
【0003】
図1A図1B、および図1Cに示されるように、従来の光学アダプタBは、顕微鏡Dからデジタルカメラ機器C1/C2/C3にビームスプリッタAを接続するために用いられる。光学アダプタBは、回転軸の周りに回転できるように構成され、それにより、異なる回転位置に、通常は各位置間で90度に配置されることによって、デジタルカメラ機器C1、C2、およびC3の方向を上方位、下方、または後方位置に調整する。これは、ビームスプリッタAに接続される際にスライドの方向を選択することによって、および再構築に必要な角度を変えることによって、実施される。
【0004】
従来の光学アダプタBおよびその光路の一例が、図2A図2B、および図2Cに図式的に示されている。これらの図からわかるように、レンズ3および直角プリズム41(平面ミラーも許容される)が、光学アダプタBに連続的に配列される。光学アダプタBが異なる位置に回転されると、直角プリズム41の反射面は光軸の周りに回転する。そうなると、ビームスプリッタAの分割面の法線と直角プリズム41の反射面の法線とは、もはや平行のままとはならず、それによって、光学画像の方向は回転されたものとなる。例えば、光学アダプタBがその最初の位置にある場合に、すなわち、直角レンズが回転しない場合には、それゆえ、結果として得られる光学画像は、図2Aに示された通りになる。光学アダプタBが次のギアに回転すると、直角プリズム41の反射面は90度ずつ回転し、結果として得られる光学画像は、図2Bに示される通りになる。あるいは、光学アダプタBがさらに次にギアに回転すると、直角プリズム41の反射面が180度ずつ回転し、結果として得られる光学画像は、図2Cに示される通りになる。
【0005】
デジタルカメラ機器の感光ユニットは矩形であることから、デジタルカメラからの出力シグナルは連続的に設定され、上下左右を含めて異なる画像方向があるものとなる。ゆえに、デジタルカメラ機器によって捕捉される画像は、観察(viewing)、保存、編集などのために、コンピュータまたはネットワークにアップロードされる必要がある。そのため、間違った方向の画像は、使用には不便であり、図1A図1B、および図1Cに示されるように、ビデオソフトウェアによって(90度のみでの複数の回転により)調整される必要がある。したがって、適切な方位に感光ユニットを回転するようにデジタルカメラ機器の設置方向を再調整して、感光ユニットによって捕捉される画像が確実に顕微鏡で観察された画像の方向に従うようにすることが、常に求められる。そうとはいえ、デジタルカメラ機器のディスプレイに表示される画像と操作者の通常の観察方向との間には、依然としていくらかの不一致があり、その結果、使用上の大きな不都合、例えば図1Dが生じる。
【0006】
さらに、携帯電話またはタブレットデバイスで使用されるデジタルカメラCは、顕微鏡DのビームスプリッタAに焦点を合わせることによって画像を捕捉するか、またはカメラの専用アダプタを使用する(図1A図1D)。これにより、眺めと瞳の角度の間にミスマッチが存在するために、捕捉された画像を切り落とすか、またはデジタルカメラの視野全体を満たすことのできないものとなることがある。ゆえに、ユーザは、画像を拡大するために、手動で携帯電話またはタブレットデバイス上でズームインしなければならないことがあり、その結果、情報および画質を失い、さらに複雑な操作を生じる。
【発明の概要】
【0007】
本発明は、上記に前述された課題を鑑みて提案されるものである。上記の目的を達成するために、本発明に採用される技術的な解決策は以下を含む:外科用顕微鏡または眼科用スリットランプ顕微鏡のビームスプリッタとデジタルカメラ機器とを接続するための光学アダプタ。デジタルカメラ機器の例としては、画像捕捉機能を有する携帯電話、タブレットコンピュータ、カメラ、およびビデオカメラが挙げられ得る。本発明の第1の実施形態による光学アダプタは、光路上に位置するレンズ群、およびデジタルカメラ機器の感光ユニット上に投影される光学画像の方向を調整するための光学画像回転ユニットを含む。光学画像回転ユニットは、光路上に位置する光学画像回転レンズ群を含むことがある。この実施形態では、光学画像回転レンズ群は、光軸の周りに回転できるように構成される。
【0008】
一実施形態では、本光学アダプタは、本体筐体を含むことがあり、そこでは、本体筐体の一端が顕微鏡のビームスプリッタに接続され、本体筐体の他端がデジタルカメラ機器に接続される。
【0009】
別の実施形態では、レンズ群は、ビームスプリッタの出射光を実際の画像に集束させるための少なくとも第1のレンズユニットと、実際の画像をデジタルカメラ機器の感光ユニット上に投影するための第2のレンズユニットとを含むことがあり、第2のレンズユニットは、レンズ群の一端に設けられている。この実施形態では、前記レンズ群の射出瞳は、前記第2のレンズユニットの後ろに位置し、前記第2のレンズユニットにおいて射出瞳と最後のレンズの背後の光学面上に位置する頂端との距離は、30mm以下である。好ましくは、第1のレンズユニットおよび第2のレンズユニットは、凸レンズユニットであり、第1のレンズユニットの焦点距離は、前記第2のレンズユニットの焦点距離よりも大きい一方で、第1のレンズユニットと第2のレンズユニットとの焦点距離の比は、3よりも大きい。
【0010】
好適な実施形態では、光学画像回転レンズ群とレンズ群との両方が本体筐体に設けられるように、光学画像回転ユニットは本体筐体内に設けられる。このようにして、全ての光学素子は、本体筐体内に位置する。
【0011】
この好適な実施形態では、光学画像回転レンズ群を回転させるために回転部が本体筐体上に設けられ、光学画像回転レンズ群が回転部に接続され、本体筐体上に回転部を設けることによって光学画像回転レンズ群の回転を促進することができ、回転部は本体筐体などの上で回転ジョイントとなることがある。
【0012】
代替の一実施形態では、回転部の回転角を標示するためのスケールが、本体筐体上および/または回転部上に提供されてもよい。このようにして、光学画像回転レンズ群は、スケールを用いて正確に動作することができ、それゆえに、右方向への光学画像回転レンズ群の回転が容易に促進される。
【0013】
さらに別の実施形態では、光学画像回転ユニットが、本体筐体の外側に接続される。この実施形態では、光学画像回転ユニットは、相対的に独立した構成部品として本体筐体の外側に接続され、本体筐体に固定して、またはそれから取り外し可能に接続される。この実施形態では、光学画像回転レンズ群を除いて、レンズ群および/または他の光学素子が、本体筐体内にさらに設けられる。
【0014】
さらに別の実施形態では、光学画像回転ユニットは、本体筐体の一端に接続されることがある。例えば、光学アダプタがビームスプリッタに接続される際に、光学画像回転ユニットは、ビームスプリッタと本体筐体の一端との間に設けられるように適合される。あるいは、光学画像回転ユニットは、本体筐体の他端に接続されることがある。この場合、光学アダプタがデジタルカメラ機器に接続されル際に、光学画像回転ユニットは、本体筐体の他端とデジタルカメラ機器との間に設けられるように適合される。このようにして、光学画像回転ユニットは、本体筐体の両端に接続できることによって、2つの接続モードで動作する。
【0015】
光学画像回転レンズ群は、Doveプリズム、屋根型Doveプリズム、Pechanプリズム、屋根型Pechanプリズム、および直角プリズムのうち少なくとも1つを含むことがある。
【0016】
さらに別の実施形態では、光学アダプタは、光路に位置するミラー群をさらに含み、そこでは、ミラー群を本体筐体内に設けることができる。このミラー群は、ペンタプリズム、直角プリズム、および屋根型直角プリズムのうち少なくとも1つを有する、少なくとも1つの反射素子を含むことがある。
【0017】
さらに別の実施形態では、ミラー群は、光学画像を少なくとも2回反射する、少なくとも2つの反射素子を含むことがある。このようにして、感光ユニット上の光学画像の方向は、2次元で調整することができる。同様に、反射素子の数を連続的に増加させて、光学画像の多次元調整を達成することがある。
【0018】
好適な実施形態では、光学アダプタは、デジタルカメラ機器をさらに含むことがある。この実施形態では、デジタルカメラ機器は、光学アダプタの一体型をなす部分となる。
【0019】
本発明の第2の態様に従って、外科用顕微鏡または眼科用スリットランプ顕微鏡のビームスプリッタとデジタルカメラ機器とを接続するための光学アダプタが提供される。本発明の第2の態様による光学アダプタは、光路上に位置するレンズ群と、デジタルカメラ機器の感光ユニット上に投影される光学画像の方向を調整するための光学画像回転レンズ群とを含むことがある。この実施形態では、光学画像回転レンズ群は、光路上に固定されるように構成される。
【0020】
好ましくは、光学画像回転レンズ群は、Doveプリズム、屋根型Doveプリズム、Pechanプリズム、および屋根型Pechanプリズムのうち少なくとも1つを含むことがある。
【0021】
本発明の第3の態様に従えば、顕微鏡において顕微鏡用光学アダプタを使用して光学画像の方向を調整するためのプロセスが提供され、本方法は、顕微鏡用光学アダプタを顕微鏡のビームスプリッタにその光入射端上で接続すること;デジタルカメラ機器を前記顕微鏡用光学アダプタの光放射端に接続すること;デジタルカメラ機器の感光ユニット上に光学画像を形成することを含む。顕微鏡用光学アダプタは、デジタルカメラ機器の感光ユニット上で光学画像の方向を調整するための光学画像回転ユニットを含む。光学画像回転ユニットは、独立して光軸の周りに回転できるように構成されている光学画像回転レンズ群を含むことがある。顕微鏡の光学アダプタの光放射方向が光学画像回転ユニットの回転によって変えられる際に、異なる放射方向から放射された光によってデジタルカメラ機器の感光ユニット上に形成される光学画像を、コンピュータ・ソフトウェアの調整を行うことなく、顕微鏡によって観察される画像と共に整列させることができる。
【0022】
先行技術との比較により、本発明の実施形態は、上記の技術的な解決策の適用の結果として下記の利点および効果をもたらす。
【0023】
本発明の実施形態は、デジタルカメラ機器の感光ユニット上で光学画像の方向をリアルタイムで調整するためのシステムおよび方法を提供し、その際に、デジタルカメラの位置に関わらず、簡単でユーザフレンドリーかつ便利な構造を用いて、満足の行く光学画像の方向を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
本開示を添付の図と併せて記載する。
図1A】先行技術の光学アダプタおよび顕微鏡の例示的な模式図である。
図1B】先行技術の光学アダプタおよび顕微鏡の例示的な模式図である。
図1C】先行技術の光学アダプタおよび顕微鏡の例示的な模式図である。
図1D】先行技術の光学アダプタおよび顕微鏡の例示的な模式図である。
図2A】先行技術の光学アダプタに存在する光学素子の光路の例示的な模式図である。
図2B】先行技術の光学アダプタに存在する光学素子の光路の例示的な模式図である。
図2C】先行技術の光学アダプタに存在する光学素子の光路の例示的な模式図である。
図3】本発明の第1の実施形態による光学アダプタの光路の模式図である。
図4】本発明の第2の実施形態による光学アダプタの光路の模式図である。
図5】本発明の第3の実施形態による光学アダプタの光路の模式図である。
図6】本発明の第4の実施形態による光学アダプタの光路の模式図である。
図7】本発明の第5の実施形態による光学アダプタの光路の模式図である。
図8】本発明の第6の実施形態による光学アダプタの光路の模式図である。
図9】本発明の第7の実施形態による光学アダプタの光路の模式図である。
図10】本発明の第8の実施形態による光学アダプタの光路の模式図である。
図11】本発明の第9の実施形態による光学アダプタの光路の模式図である。
図12】本発明の第10の実施形態による顕微鏡用の光学アダプタの例示的な実施形態の断面図である。
図13】本発明の第10の実施形態による光学アダプタの光路の模式図である。
図14A】本発明の実施形態による光学アダプタとの顕微鏡の例示的な模式図である。
図14B】本発明の実施形態による光学アダプタとの顕微鏡の例示的な模式図である。
図14C】本発明の実施形態による光学アダプタとの顕微鏡の例示的な模式図である。
【0025】
添付の図では、同様の構成部品および/または特徴は、同じ参照ラベルを有することがある。さらに、同じタイプの様々な構成部品は、類似の構成部品を区別するダッシュおよび第2のラベルによる参照ラベルに従うことによって区別されることがある。第1の参照ラベルのみを本明細書に使用した場合は、その記載は、第2の参照ラベルに関係なく、同じ第1の参照ラベルを有する類似の構成部品のいずれか1つに適用することができる。理解を簡単にするために、主要な構成部品を、対応の参照ラベルと併せて下記に一覧として挙げる:1:ビームスプリッタプリズム;20:Doveプリズム;21:屋根型Doveプリズム;22:Pechanプリズム;23:屋根型Pechanプリズム;3,30,31:レンズ群;310:rear光学面;40:ペンタプリズム;41:直角プリズム;42:屋根型直角プリズム;5:本体筐体;50:第1の本体筐体;51:第2の本体筐体;52:回転部;A:ビームスプリッタ;B:光学アダプタ;C:デジタルカメラ;C1:タブレットコンピュータ;C2:携帯電話;C3:カメラ;D:顕微鏡;E:実際の画像;F:頂端;G:射出瞳。
【発明を実施するための形態】
【0026】
添付の図面および実施形態を参照して、本発明を下記にさらに記載する。下記にさらに記載されるように、実施形態I~IVに定められるような光学画像回転レンズ群は、Doveプリズムまたは屋根型Doveプリズムを含むことがあり、それらのプリズムは、光軸の周りに回転して、デジタルカメラによって捕捉された光学画像の方位を調整する。奇数回の反射の総計による画像の反映を回避するために、以下の方式ではプリズムの組合せが使用されることがある。
実施形態I
【0027】
まず図3を参照して、本発明の第1の実施形態による顕微鏡用の光学アダプタの光路を示す。光学アダプタは、Doveプリズム20、レンズ群3、およびペンタプリズム40を含むことがあり、それらは、ビームスプリッタプリズム1の1本の分割光路上に連続的に配列されている。図3からわかるように、入射光は、Doveプリズム20の内部で1回、およびペンタプリズム40の内部で2回反射されて、総数4回の反射を確保する。この実施形態では、デジタルカメラ機器C1、C2、およびC3の感光ユニット上に形成される光学画像の方位は、Doveプリズム20を回転するのみで調整することができる。このプリズムの組合せによって、屋根型プリズムの製造にさらに高いコストとさらに複雑なプロセスとを使用することを回避することが可能になる。
実施形態II
【0028】
次に図4を参照して、本発明の第2の実施形態による顕微鏡用の光学アダプタの光路を示す。この実施形態では、光学アダプタは、屋根型Doveプリズム21、レンズ群3、および直角プリズム41を含み、それらは、ビームスプリッタプリズム1の分割光路上に連続的に配列されている。この実施形態では、入射光は、屋根型Doveプリズム21の内部で2回、および直角プリズム41の内部で1回反射されて、総数偶数回の反射(4回)を確保する。第1の実施形態と同様に、屋根型Doveプリズム21の回転のみで、デジタルカメラ機器C1、C2、およびC3の感光ユニット上に形成される光学画像の方位を調整することができる。
実施形態III
【0029】
図5を参照して、本発明の第3の実施形態による顕微鏡用の光学アダプタの光路を示す。この実施形態では、光学アダプタは、Doveプリズム20、レンズ群3、および屋根型直角プリズム42を含み、それらは、ビームスプリッタプリズム1の分割光路上に連続的に配列されている。この実施形態では、入射光は、Doveプリズム20の内部で1回、および屋根型直角プリズム42の内部で2回反射されて、総数偶数回の反射(4回)を確保する。第1の実施形態と同様に、屋根型Doveプリズム20の回転のみで、デジタルカメラ機器C1、C2、およびC3の感光ユニット上に形成される光学画像の方位を調整することができる。
実施形態IV
【0030】
図6は、本発明の第4の実施形態による顕微鏡用の光学アダプタの光路を説明する。第4の実施形態は、ペンタプリズム40が2つの直角プリズム41(図6の参照ラベル41-1&41-2)に置き換えられている点で、第1の実施形態とは異なる。この実施形態では、入射光は、Doveプリズム20の内部で1回、および直角プリズム41のそれぞれの内部で1回反射されて、総数偶数回の反射(4回)を確保する。この構成によっても、屋根型プリズムの製造にさらに高いコストとさらに複雑なプロセスとを使用することを回避することが可能になる。先の実施形態と同様に、第4の実施形態の光学素子は、ビームスプリッタプリズム1の分割光路上に連続的に配列されている.2つの直角プリズム41(図6の参照ラベル41-1&41-2)を使用することによって、光学画像の2次元調整が可能になる。同様に、光学画像の多次元調整は、さらに多くの反射を追加することによって達成することができる。ここでもやはり、Doveプリズム20の回転のみで、デジタルカメラ機器C1、C2、およびC3の感光ユニット上で形成される光学画像の方位を調整することができる。
【0031】
実施形態V~VIIIに定められるような光学画像回転レンズ群は、Pechanプリズムまたは屋根型Pechanプリズムを含むことがあり、それは、光軸の周りに回転して、デジタルカメラによって捕捉された光学画像の方位を調整する。実施形態V~VIIIの光学素子の光路は、レンズ群3が光路の第1の光学素子として位置する点で、先の実施形態I~IVとは異なる。奇数回の反射の総計による画像の反映を回避するために、以下の方式ではプリズムの組合せが使用されることがある。
実施形態V
【0032】
次に図7を参照して、本発明の第5の実施形態による顕微鏡用の光学アダプタの光路を示す。光学アダプタは、レンズ群3、Pechanプリズム22、および屋根型直角プリズム42を含むことがあり、それらは、ビームスプリッタプリズム1の分割光路上に連続的に配列されている。図7からわかるように、入射光は、Pechanプリズム22の内部で5回、および屋根型直角プリズム42の内部で2回反射されて、総数8回の反射を確保する。ここでもやはり、Pechanプリズム22を回転するのみで、デジタルカメラ機器C1、C2、およびC3の感光ユニット上に形成される光学画像の方位を調整することができる。
実施形態VI
【0033】
図8は、本発明の第6の実施形態による顕微鏡用の光学アダプタの光路を説明する。この実施形態では、光学アダプタは、レンズ群3、屋根型Pechanプリズム23、および直角プリズム41を含むことがある。第5の実施形態と同様に、光学素子は、ビームスプリッタプリズム1の分割光路上に連続的に配列されており、レンズ群3は、光路の第1の光学素子として設けられている。この実施形態では、入射光は、屋根型Pechanプリズム23の内部で6回、および直角プリズム41の内部で1回反射されて、総数偶数回の反射(8回)を確保する。ここでもやはり、屋根型Pechanプリズム23を回転するのみで、デジタルカメラ機器C1、C2、およびC3の感光ユニット上に形成される光学画像の方位を調整することができる。
実施形態VII
【0034】
図9を参照して、本発明の第7の実施形態による顕微鏡用の光学アダプタの光路を示す。この実施形態では、光学アダプタは、レンズ群3、Pechanプリズム22、およびペンタプリズムプリズム40を含むことがあり、それらは、ビームスプリッタプリズム1の分割光路上に連続的に配列されており、レンズ群3は、光路の第1の光学素子として設けられている。この実施形態では、入射光は、Pechanプリズム22の内部で5回、およびペンタプリズム40の内部で2回反射されて、総数偶数回の反射(8回)を確保する。このプリズムの組合せによって、屋根型プリズムの製造にさらに高いコストとさらに複雑なプロセスとを使用することを回避することが可能になる。先の実施形態と同様に、Pechanプリズム22を回転するのみで、デジタルカメラ機器C1、C2、およびC3の感光ユニット上に形成される光学画像の方位を調整することができる。
実施形態VIII
【0035】
図10は、本発明の第8の実施形態による顕微鏡用の光学アダプタの光路を説明する。第8の実施形態は、屋根型直角プリズム42が2つの直角プリズム41(図10の参照ラベル41-1&41-2)に置き換えられている点で、第5の実施形態とは異なる。この実施形態では、入射光は、Pechanプリズム22の内部で5回、および直角プリズム41のそれぞれの内部で1回反射されて、総数偶数回の反射(8回)を確保する。先の実施形態(第7の実施形態)と同様に、この構成によっても、屋根型プリズムの製造にさらに高いコストとさらに複雑なプロセスとを使用することを回避することが可能になる。ここでもやはり、第8の実施形態の光学素子は、ビームスプリッタプリズム1の分割光路上に連続的に配列されており、レンズ群3は、光路の第1の光学素子として設けられている。2つの直角プリズム41(図10の参照ラベル41-1&41-2)を使用することによって、光学画像の2次元調整が可能になる。同様に、光学画像の多次元調整は、さらに多くの反射を追加することによって達成することができる。ここでもやはり、Pechanプリズム22の回転のみで、デジタルカメラ機器C1、C2、およびC3の感光ユニット上で形成される光学画像の方位を調整することができる。
実施形態IX
【0036】
次に図11を参照して、本発明の第9の実施形態による顕微鏡用の光学アダプタの光路を示す。この実施形態では、光学アダプタは、レンズ群3およびミラー群を含むことがあり、それらは、ビームスプリッタプリズム1の分割光路上に連続的に配列されており、レンズ群3は、光路の第1の光学素子として設けられている。図11からわかるように、ミラー群は、4つの直角プリズム41(参照ラベル41-1、41-2、41-3&41-4)を含み、そこでは、光学画像回転レンズ群が、光路の終端に3つの直角プリズム41(図11の参照ラベル41-2、41-3、&41-4)を含有する。この実施形態では、直角プリズム41-4は、デジタルカメラ機器の回転に従うことができるが、一方で、直角プリズム41-4と直角プリズム41-3との間の相対回転角は、直角プリズム41-2と直角プリズム41-3との相対回転角と常に同じままである。これは、光学画像の方向を自動的に一定に維持するようにデジタルカメラ機器C1、C2、およびC3の方位を継続的に調整することを可能にする、機械的連係によって達成される。
実施形態X
【0037】
図12は、本発明の第10の実施形態による顕微鏡用の光学アダプタの例示的な実施形態の断面図を示す。この図に示されるように、光学アダプタは、L形状の本体筐体5を含むことがあり、そこでは、本体筐体5の一端が、ビームスプリッタAに接続するように構成されるのに対し、本体筐体5の他端は、デジタルカメラ機器C1、C2、およびC3に接続するように構成される。この実施形態では、レンズ群は、第1のレンズユニット30および第2のレンズユニット31を含むことがある。本体筐体5の内部では、第1のレンズユニット30、Pechanプリズム22、屋根型直角プリズム42、および第2のレンズユニット31が、ビームスプリッタからビームスプリッタプリズムの分割光路上に連続的に配列されている。ここでもやはり、Pechanプリズム22の回転のみで、デジタルカメラ機器C1、C2、およびC3の感光ユニット上で形成される光学画像の方位を調整することができる。
【0038】
この実施形態では、L形状の本体筐体5は、顕微鏡のビームスプリッタAに接続するための第1の本体筐体50と、デジタルカメラ機器C1、C2、およびC3に接続するための第2の本体筐体51とをさらに含む。第1の本体筐体50は、第2の本体筐体51に対して垂直に設定され、第2の本体筐体51は、第1の本体筐体50に対して360度の無段階式の回転を実施することができ、それによって、デジタルカメラ機器C1、C2、およびC3の位置取りを無段階式に調整することが可能になる。第1の本体筐体50および/または第2の本体筐体51は、第2の本体筐体51の回転角度を標示するためのスケールと共に提供される。
【0039】
Pechanプリズム22の回転を促進するために、本体筐体5はさらに、第1の本体筐体50の表面の上部に設けられた回転部52と共に提供される。図12に示されるように、Pechanプリズム22は、回転部52に接続され、それゆえに、Pechanプリズム22の光軸周りの回転は、回転部52を動作させることによって達成される。さらに、本体筐体5および/または回転部52は、回転部52の回転角度を標示するための別のスケールと共に提供されることがある。このスケールは、第2の本体筐体51のスケールと適合するように構成され、それゆえに、Pechanプリズム22の回転を促進するように、回転部52を素早く正確に動作させることができる。
【0040】
代替の一実施形態では、レンズ群、光学画像回転レンズ群、およびミラー群が、光学アダプタBの本体筐体5内に追加的に設けられてもよい。この実施形態では、レンズ群、光学画像回転レンズ群、およびミラー群の異なる組合せによって、光学画像回転レンズ群が、ビームスプリッタAと光学アダプタBの本体筐体5との間、または光学アダプタBの本体筐体5とデジタルカメラ機器C1、C2、およびC3との間に設けられてもよい。
【0041】
図13を参照して、本発明の第10の実施形態による光学アダプタの光路を示す。上記にさらに記載されたように、本実施形態の光学アダプタのレンズ群は、第1のレンズユニット30および第2のレンズユニット31を含むことがある。光路の第1の光学素子として位置する第1のレンズユニット30は、ビームスプリッタAの出射光を実際の画像Eに集束させるために使用される。光学アダプタの他端に光路の最後の要素として位置する第2のレンズユニット31は、デジタルカメラ機器C1/C2/C3の感光ユニットに実際の画像Eを投影するために使用される。図13に示されるように、レンズ群の射出瞳Gは、第2のレンズユニット31の後ろに位置し、射出瞳Gと第2のレンズユニット31の最後または最終レンズの後部光学面310上の頂端Fとの間の距離は、30mm以下である。
【0042】
さらに具体的には、マイクロカメラ(デジタルカメラ機器C1/C2/C3)の入射瞳と第2のレンズユニット31の最後のレンズ由来の後部光学面310との間の距離が、一般的に10mm未満であることから、調整能力を確保しそれゆえにマイクロカメラの入射瞳に適合するように、射出瞳Gから本実施形態の後部光学面310の距離は、30mmを超えない。携帯電話上のマイクロカメラの撮像範囲は、一般に45度X60度(矩形の光検知ユニット)であり、その際、本実施形態に記載される光学アダプタによって8~10倍に増幅された後は、電子ズームインはもはや必要ではなく、マイクロカメラの光学性能を充分に利用することができる。
【0043】
好適な実施形態では、第1のレンズユニット30および第2のレンズユニット31は、凸レンズユニットであり、そこでは、第1のレンズユニット30の焦点距離は、第2のレンズユニット31の焦点距離よりも大きい。さらに好ましくは、第1のレンズユニット30と第2のレンズユニット31との焦点距離の比は、3よりも大きい。したがって、対応の焦点合わせ機構もまた、上述の第1のレンズ群30と第2のレンズ群31との間の焦点距離の調整を達成するために必要であることがある。さらに、第1のレンズユニット30と第2のレンズユニット31はそれぞれ、虹彩、色フィルタ、および偏光子のうち1つまたは複数をさらに含むことがある。このようにして、虹彩を設定することによって光アパーチャのサイズを自由に調整することがあり、光の形状をほぼ円形に保つことがあり、迷光を排除することができる。
【0044】
上述の実施形態に記載されるように光学画像回転レンズ群を構成することによって、デジタルカメラ機器C1、C2、C3の位置取り、例えば、上方、下方、前方、または後方への対面に関わらず、光学画像回転レンズ群を独立して回転することにより光学画像の方向を調整して、顕微鏡における最も適切な画像観察を確保することができる。図1A図1B図1C図14A図14B図14Cとの比較を参照されたい。
【0045】
上記の実施形態は、本発明の技術的な着想および特徴を説明するためのものであるに過ぎず、当業者が本発明の内容を理解し遂行することを可能にすることを意図されており、本発明の保護の範囲を制限することを意図されていない。本発明の趣旨に従って行われるいかなる等価の変換または改変も、本発明の保護の範囲内に包含されるものとする。


図1A
図1B
図1C
図1D
図2A
図2B
図2C
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14A
図14B
図14C