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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-04
(45)【発行日】2024-01-15
(54)【発明の名称】加湿清浄装置
(51)【国際特許分類】
   F24F 6/00 20060101AFI20240105BHJP
   F24F 6/16 20060101ALI20240105BHJP
   F24F 8/133 20210101ALN20240105BHJP
   F24F 8/80 20210101ALN20240105BHJP
   B01D 47/08 20060101ALN20240105BHJP
【FI】
F24F6/00 B
F24F6/16
F24F8/133
F24F8/80 400
B01D47/08
【請求項の数】 25
(21)【出願番号】P 2021103731
(22)【出願日】2021-06-23
(62)【分割の表示】P 2018521944の分割
【原出願日】2016-10-28
(65)【公開番号】P2021167714
(43)【公開日】2021-10-21
【審査請求日】2021-07-20
(31)【優先権主張番号】62/248,463
(32)【優先日】2015-10-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】10-2015-0156254
(32)【優先日】2015-11-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2015-0185850
(32)【優先日】2015-12-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2016-0037235
(32)【優先日】2016-03-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】62/355,118
(32)【優先日】2016-06-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】10-2016-0083087
(32)【優先日】2016-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2016-0129355
(32)【優先日】2016-10-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【弁護士】
【氏名又は名称】小林 英了
(72)【発明者】
【氏名】リ,キョンホ
(72)【発明者】
【氏名】キム,テヨン
(72)【発明者】
【氏名】リ,クンヤン
(72)【発明者】
【氏名】リ,ジョンス
(72)【発明者】
【氏名】リ,ジャンウ
(72)【発明者】
【氏名】チョン,チュング
(72)【発明者】
【氏名】リ,ヤング
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ジユン
(72)【発明者】
【氏名】クォン,ヒュクジュ
(72)【発明者】
【氏名】サン,サンヒュク
【審査官】▲高▼藤 啓
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-294278(JP,A)
【文献】特開2003-014262(JP,A)
【文献】特開平11-023020(JP,A)
【文献】特開2004-028411(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24F 6/00-6/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
加湿清浄装置であって、
水が保存される水槽と、
前記水槽の上に配置され、かつ、透明材質で形成されたビジュアルボディと、
前記水槽と前記ビジュアルボディとの間に配置され、かつ、前記ビジュアルボディの内側と前記水槽の外側とを連通させるエアーウォッシュ流入口と、
前記水槽に配置され、上側に延び、内部空間を形成し、かつ、下側に開口された、ウォータリングハウジングと、
前記ウォータリングハウジングを回転させるモータと、
前記ウォータリングハウジングの半径方向において、前記ウォータリングハウジングの側面から突出し、及び、前記ウォータリングハウジングの垂直方向に対して傾斜する複数のウォータリング羽根と、並びに、
前記ウォータリングハウジングの側面に配置され、前記ビジュアルボディの下端と上端との間の高さで配置され、前記ビジュアルボディに、前記ウォータリングハウジングの内側空間における水を噴射する、噴射口と、を備えてなり、
前記ウォータリングハウジングに結合された前記ウォータリング羽根の一部は、前記ウォータリングハウジングの垂直方向に沿って延び、
前記噴射口は、前記ウォータリングハウジングの円周方向において前記ウォータリング羽根間に配置される、加湿清浄装置。
【請求項2】
前記ウォータリングハウジングは、前記エアーウォッシュ流入口の内側及び前記ビジュアルボディの下端を通過して上側に延びる、請求項1に記載の加湿清浄装置。
【請求項3】
前記ウォータリングハウジングの上端は、前記ビジュアルボディの前記下端と前記上端との間の高さで配置される、請求項1又は2に記載の加湿清浄装置。
【請求項4】
前記噴射口は、前記ウォータリングハウジングの半径方向に水を吐出する、請求項1に記載の加湿清浄装置。
【請求項5】
前記噴射口は、水平方向に前記ウォータリングハウジングの前記側面を介して通過する、請求項1に記載の加湿清浄装置。
【請求項6】
前記噴射口は、複数で構成され、
前記複数の噴射口は、異なる高さで配置される、請求項1に記載の加湿清浄装置。
【請求項7】
前記モータは、前記水槽の下に配置される、請求項1に記載の加湿清浄装置。
【請求項8】
前記水槽が配置されたベースボディを更に備え、
前記モータは、前記ベースボディに設置される、請求項7に記載の加湿清浄装置。
【請求項9】
前記ベースボディに配置され、前記水槽の下にある送風ファンと、及び
前記ベースボディと前記水槽との間に配置された連結流路と、を更に備え、
前記連結流路は、前記エアーウォッシュ流入口に連結される、請求項8に記載の加湿清浄装置。
【請求項10】
前記モータによって回転されるように構成され、前記水槽を貫通し、前記ウォータリングハウジングと結合する、動力伝達軸を更に備える、請求項7に記載の加湿清浄装置。
【請求項11】
前記水槽は、前記水槽の底部から突出し、前記ウォータリングハウジングに挿入されるコラムを備え、
前記動力伝達軸は前記コラム内に配置され、前記コラムを貫通する、請求項10に記載の加湿清浄装置。
【請求項12】
前記ビジュアルボディの上部に配置され、前記ビジュアルボディ内部における空気を吐出させる吐出流路を備える、トップカバーを更に備える、請求項1~7の何れか一項に記載の加湿清浄装置。
【請求項13】
水を吸収する材質で形成され、かつ、
前記エアーウォッシュ流入口をカバーする、水槽加湿媒体を更に備える、請求項1に記載の加湿清浄装置。
【請求項14】
前記エアーウォッシュ流入口は、前記水槽の360度全方向に形成され、及び、
前記水槽加湿媒体は、前記エアーウォッシュ流入口全体をカバーする、請求項13に記載の加湿清浄装置。
【請求項15】
前記水槽加湿媒体の下端は、前記水槽の内側に位置する、請求項13に記載の加湿清浄装置。
【請求項16】
前記水槽加湿媒体の上端は、前記水槽の外側に位置し、
前記水槽加湿媒体の下端は、前記水槽の内側に位置する、請求項13に記載の加湿清浄装置。
【請求項17】
前記水槽加湿媒体は、前記水槽に保存された水と離間して配置され、
前記噴射口から噴射された水が前記水槽加湿媒体を濡らす、請求項13に記載の加湿清浄装置。
【請求項18】
前記水槽加湿媒体が設けられる水槽加湿媒体ハウジングを更に備える、請求項13に記載の加湿清浄装置。
【請求項19】
前記水槽加湿媒体ハウジングは、前記ビジュアルボディと分離可能に据え置かれる、請求項18に記載の加湿清浄装置。
【請求項20】
前記ビジュアルボディは、前記ウォータリングハウジングの回転中心に対して傾斜している内部表面を備え、
前記噴射口は、前記傾斜されたビジュアルボディの前記内部表面の下端と上端との間の高さで配置される、請求項1に記載の加湿清浄装置。
【請求項21】
前記傾斜されたビジュアルボディの前記内部表面は、前記上端の幅が前記下端の幅よりも大きいホッパー形状を有する、請求項20に記載の加湿清浄装置。
【請求項22】
前記ビジュアルボディの下端は、前記水槽の側壁の上端よりも上方に配置され、
前記エアーウォッシュ流入口は、前記水槽の側壁の上端と前記ビジュアルボディの下端の間に配置される、請求項1に記載の加湿清浄装置。
【請求項23】
前記水槽加湿媒体ハウジングの上端は、前記ビジュアルボディとオーバーラップされ、
前記水槽加湿媒体ハウジングの下端は、前記水槽とオーバーラップされる、請求項18に記載の加湿清浄装置。
【請求項24】
前記ビジュアルボディの内側に形成され、流れ落ちた水を一時保存するリザーバと、
前記水槽加湿媒体ハウジングの上端に配置され、流れ落ちた水を前記水槽内側に案内するガイドと、を更に備え、
前記ガイドは、前記リザーバの上側に位置する、請求項18に記載の加湿清浄装置。
【請求項25】
前記ビジュアルボディの上部内側に配置され、給水流路及び吐出流路を形成するトップカバーアセンブリを更に備え、
前記吐出流路に流動した水は、前記ビジュアルボディ内側に沿って流れ落ち、
前記ビジュアルボディには、流れ落ちる水を一時保存するリザーバが形成される、請求項1に記載の加湿清浄装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加湿清浄装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
空気調和装置は、空気の温度を制御するエアコン、空気の異物を除去して清浄度を維持
させる空気清浄器、空気中に水分を提供する加湿器、空気中の水分を除去する除湿機など
がある。
【0003】
従来の加湿器は、振動板で水を霧化させて空気中に吐出する振動式及び加湿フィルタで
自然蒸発させる自然蒸発式に区分される。
【0004】
前記自然蒸発式加湿器は、駆動力を利用してディスクを回転させ、空気中のディスク表
面で水が自然蒸発されるディスク式加湿器と、水で濡らした加湿媒体において流動する空
気により自然蒸発される加湿フィルタ式加湿器とに区分される。
【0005】
従来の加湿器は、加湿過程に流動する空気のうちの一部がフィルタでろ過された。
【0006】
しかし、従来の加湿器は、湿度の低い季節にのみ使用され、空気清浄器は、加湿機能が
ないため、2つの製品を備えなければならないという問題点があった。
【0007】
また、従来の加湿器は、加湿機能が主な機能であり、空気を浄化する空気清浄機能は、
付加的な機能であるため、空気清浄機能が微弱な問題点があった。
また、従来の加湿器または空気清浄器は、加湿または空気清浄を区分して別に作動させる
ことができないという問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、加湿機能及び空気清浄機能を独立的に作動させることができる加湿清浄装置
を提供することにその目的がある。
【0009】
本発明は、加湿流路に結ばれた水滴をユーザが目で確認し、加湿がなされる状態を直観
的に確認できる加湿清浄装置を提供することにその目的がある。
【0010】
本発明は、加湿媒体が水に浸らない構造の加湿清浄装置を提供することにその目的があ
る。
【0011】
本発明は、水槽加湿媒体を濡らした水がエアーウォッシュ流入口を介して外に漏水され
ることを防止する加湿清浄装置を提供することにその目的がある。
【0012】
本発明は、ウォータリングのために供給された水を水槽に案内する加湿清浄装置を提供
することにその目的がある。
【0013】
本発明は、レインビューのために噴射された水を水槽に案内する加湿清浄装置を提供す
ることにその目的がある。
【0014】
本発明は、上部給水された水を水槽に案内する加湿清浄装置を提供することにその目的
がある。
本発明の課題は、以上で言及した課題に制限されず、言及されていないさらに異なる課題
は、下記の記載から当業者に明確に理解され得るであろう。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明に係る加湿清浄装置は、水が保存される水槽と、前記水槽に形成され、前記水槽
の内外側を連通させるエアーウォッシュ流入口と、水を吸収できる材質で形成され、前記
エアーウォッシュ流入口を通過する空気に対して加湿を提供する水槽加湿媒体とを備え、
前記水槽加湿媒体は、前記エアーウォッシュ流入口の内側に位置して前記エアーウォッシ
ュ流入口をカバーする。
【0016】
前記エアーウォッシュ流入口を通過する空気は、水槽の外側から前記水槽の内側に流動
するように圧力が形成され得る。
【0017】
前記エアーウォッシュ流入口は、前記水槽の360度全方向に形成され、前記水槽加湿
媒体は、前記エアーウォッシュ流入口全体をカバーできる。
【0018】
前記水槽加湿媒体の下端は、前記水槽内側に位置し得る。
【0019】
前記水槽加湿媒体の上端は、前記水槽の外側に位置し、下端は、前記水槽の内側に位置
し得る。
【0020】
前記水槽内部に配置され、前記水槽に保存された水を噴射するウォータリングユニット
をさらに備え、前記水槽加湿媒体は、前記水槽に保存された水と離間して配置され、前記
ウォータリングユニットから噴射された水が前記水槽加湿媒体を濡らすことができる。
【0021】
前記水槽加湿媒体のうちの一部は、前記水槽とオーバーラップされ、前記ウォータリン
グユニットは、前記オーバーラップされた部分に水を噴射できる。
【0022】
前記水槽加湿媒体が設けられる水槽加湿媒体ハウジングをさらに備え、前記水槽加湿媒
体ハウジングは、水を前記水槽に案内する落水防止流路をさらに備えることができる。
【0023】
前記水槽加湿媒体ハウジングの上端は、前記水槽の外側に位置し、下端は、前記水槽の
内側に位置し得る。
【0024】
前記水槽加湿媒体ハウジングの下端は、前記水槽とオーバーラップされることができる
【0025】
前記水槽加湿媒体ハウジングは、前記水槽と分離可能に据え置かれ、前記水槽加湿媒体
ハウジングの上端には、流れ落ちた水を前記水槽内側に案内するガイドが配置され得る。
【0026】
前記水槽のうち、少なくとも一部を形成し、外部から内部を透視してみることができる
材質で形成されたビジュアルボディをさらに備え、前記エアーウォッシュ流入口は、前記
ビジュアルボディの下側に配置されることができる。
【0027】
前記ビジュアルボディの側面は、前記水槽の内側に向かって傾斜して形成されることが
できる。
【0028】
前記ビジュアルボディの内側には、流れ落ちた水を一時保存するリザーバが形成され得
る。
【0029】
前記水槽加湿媒体が設けられる水槽加湿媒体ハウジングをさらに備え、前記水槽加湿媒
体ハウジングの上端は、前記ビジュアルボディとオーバーラップされ、下端は、前記水槽
とオーバーラップされることができる。
【0030】
前記水槽加湿媒体ハウジングは、前記ビジュアルボディと分離可能に据え置かれること
ができる。
【0031】
前記水槽加湿媒体が設けられる水槽加湿媒体ハウジングをさらに備え、前記水槽加湿媒
体ハウジングの上端に配置され、流れ落ちた水を前記水槽内側に案内する落水防止ガイド
をさらに備えることができる。
【0032】
前記水槽加湿媒体が設けられる水槽加湿媒体ハウジングと、前記ビジュアルボディの内
側に形成され、流れ落ちた水を一時保存するリザーバと、前記水槽加湿媒体ハウジングの
上端に配置され、流れ落ちた水を前記水槽内側に案内するガイドとをさらに備え、前記ガ
イドは、前記リザーバ上側に位置し得る。
【0033】
前記ビジュアルボディの上部内側に配置され、給水流路及び吐出流路を形成するトップ
カバーアセンブリをさらに備え、前記吐出流路に流動した水は、前記ビジュアルボディ内
側に沿って流れ落ち、前記ビジュアルボディには、流れ落ちる水を一時保存するリザーバ
が形成され得る。
【0034】
前記水槽内部に配置され、前記水槽に保存された水を噴射するウォータリングユニット
と、前記水槽加湿媒体が設けられる水槽加湿媒体ハウジングとをさらに備え、前記水槽加
湿媒体は、前記水槽に保存された水と離間して配置され、前記ウォータリングユニットか
ら噴射された水が前記水槽加湿媒体を濡らし、前記水槽加湿媒体ハウジングは、前記エア
ーウォッシュ流入口外側に位置し、前記水槽とオーバーラップされるフレームをさらに備
え、前記ウォータリングユニットは、前記フレームに水を噴射できる。
【発明の効果】
【0035】
本発明に係る加湿清浄装置は、次のような効果が1つあるいはそれ以上ある。
【0036】
第1に、水槽加湿媒体がエアーウォッシュ流入口をカバーするので、加湿流路の水がエ
アーウォッシュ流入口を介して外に漏水されることを防止するという長所がある。
【0037】
第2に、水槽加湿媒体の下端が水槽内に位置するので、水槽加湿媒体を濡らして残った
水が水槽に移動されるという長所がある。
【0038】
第3に、エアーウォッシュ流入口を通過する空気が外側から内側に流動するので、加湿
流路の水がエアーウォッシュ流入口を介して外に漏水されることを防止するという長所が
ある。
【0039】
第4に、ウォータリングのために、水槽加湿媒体に水を供給するとき、水槽及び水槽加
湿媒体のオーバーラップされた部分に水が噴射されるので、エアーウォッシュ流入口外に
水が漏水されることを防止できる。
【0040】
第5に、水槽加湿媒体ハウジングの上端がビジュアルボディに据え置かれ、下端が水槽
の内側に位置するので、エアーウォッシュ流入口全体をカバーでき、エアーウォッシュ流
入口外に水が漏水されることを防止できる。
【0041】
第6に、水槽加湿媒体ハウジングは、ウォータリングのために供給された水を再度水槽
に案内するという長所がある。
【0042】
第7に、ビジュアルボディは、レインビューのために供給された水を再度水槽に案内す
るという長所がある。
【0043】
第8に、ビジュアルボディは、上部給水のために供給された水を再度水槽に案内すると
いう長所がある。
本発明の効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及されていないさらに異なる効果
は、請求の範囲の記載から当業者に明確に理解され得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【0044】
図1】本発明の第1の実施形態に係る加湿清浄装置の斜視図である。
図2図1の分解斜視図である。
図3図1の分解正面図である。
図4図3の分解断面図である。
図5】本発明の第1の実施形態に係る加湿清浄装置の空気流れが示された例示図である。
図6図2に示された水槽の斜視図である。
図7図6のCを拡大した拡大図である。
図8図6の正断面図である。
図9図6の左側断面図である。
図10図8のDを拡大した拡大図である。
図11図9に水槽加湿媒体ハウジングが据え置かれたエアーウォッシュモジュールの断面図である。
図12図8に水槽加湿媒体ハウジングが据え置かれたエアーウォッシュモジュールの断面図である。
図13図11に示された水槽加湿媒体ハウジングの斜視図である。
図14図13の下側から見た斜視図である。
図15図13の正面図である。
図16図15のA-Aに沿って切断された断面図である。
図17図16のBが示された拡大図である。
図18図16のCが示された拡大図である。
図19図13の一部分解斜視図である。
図20図19の下側から見た斜視図である。
図21図19の正面図である。
図22図21のD-Dに沿って切断された断面図である。
図23】本発明の第1の実施形態に係るウォータリングユニットが示された分解斜視図である。
図24図23に示されたウォータリングユニットの結合斜視図である。
図25図24の断面図である。
図26】本発明の第2の実施形態に係る水槽加湿媒体の設置状態が示された断面図である。
図27】本発明の第3の実施形態に係る水槽加湿媒体の設置状態が示された断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0045】
本発明の利点及び特徴、そして、それらを達成する方法は、添付される図面とともに詳細
に後述されている実施形態を参照すれば明確になるであろう。しかし、本発明は、以下に
おいて開示される実施形態等に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態で実現
されることができ、ただし、本実施形態等は、本発明の開示が完全なようにし、本発明の
属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供
されるものであり、本発明は、請求項の範疇により定義されるだけである。明細書全体に
わたって同一参照符号は、同一構成要素を指す。
以下、本発明の実施形態を添付された図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る加湿清浄装置の斜視図であり、図2は、図1の分
解斜視図であり、図3は、図1の分解正面図であり、図4は、図3の分解断面図である。
本実施形態に係る加湿清浄装置は、エアークリーンモジュール100及び前記エアークリ
ーンモジュール100上側に据え置かれるエアーウォッシュモジュール200を備える。
前記エアークリーンモジュール100は、外部空気を吸入した後にろ過し、ろ過空気を前
記エアーウォッシュモジュール200に提供する。前記エアーウォッシュモジュール20
0は、前記ろ過空気の供給を受けて水分を提供する加湿を行い、加湿空気を外部に吐出す
る。
前記エアーウォッシュモジュール200は、水が保存される水槽300を備える。前記水
槽300は、前記エアーウォッシュモジュール200が分離されるとき、前記エアークリ
ーンモジュール100から分離可能である。前記エアーウォッシュモジュール200は、
エアークリーンモジュール100上に据え置かれる。
ユーザは、前記エアーウォッシュモジュール200をエアークリーンモジュール100か
ら分離することができ、分離されたエアーウォッシュモジュール200を掃除することが
できる。ユーザは、エアーウォッシュモジュール200が分離されたエアークリーンモジ
ュール100内部を掃除することもできる。前記エアーウォッシュモジュール200が分
離された場合、前記エアークリーンモジュール100の上面がユーザに開放される。
前記エアークリーンモジュール100は、後述するフィルタアセンブリ10を備え、ベー
スボディ110からフィルタアセンブリ10を分離した後、掃除することができる。
ユーザは、前記エアーウォッシュモジュール200に水を供給できる。前記エアーウォッ
シュモジュール200には、外部から前記水槽300へ水を供給できる給水流路109が
形成される。
前記給水流路109は、空気が吐出される吐出流路107と分離されて構成される。前記
給水流路109は、いつでも前記水槽に水を供給できるように構成される。例えば、前記
エアーウォッシュモジュール200が作動中であるときにも給水流路を介して水を供給で
きる。例えば、前記エアーウォッシュモジュール200がエアークリーンモジュール10
0に結合された状態でも給水流路を介して水を供給できる。例えば、前記エアーウォッシ
ュモジュール200がエアークリーンモジュール100から分離される状態であるときに
も給水流路を介して水を供給できる。
前記エアークリーンモジュール100及びエアーウォッシュモジュール200は、連結流
路103を介して連結される。前記エアーウォッシュモジュール200が分離可能である
ため、前記連結流路103は、エアークリーンモジュール100及びエアーウォッシュモ
ジュール200に分散されて配置される。前記エアーウォッシュモジュール200がエア
ークリーンモジュール100に据え置かれるとき、初めてエアーウォッシュモジュール2
00の流路とエアークリーンモジュール100の流路とが連結流路103を介して互いに
連通される。
前記エアークリーンモジュール100に形成された連結流路をクリーン連結流路104と
定義し、前記エアーウォッシュモジュール200に形成された連結流路を加湿連結流路1
05と定義する。
前記エアークリーンモジュール100及びエアーウォッシュモジュール200を通過する
空気の流動は、より詳細に後述する。
以下、エアークリーンモジュール100及びエアーウォッシュモジュール200について
より詳細に説明する。
前記エアークリーンモジュール100は、ベースボディ110と、前記ベースボディ11
0に配置され、空気をろ過させるフィルタアセンブリ10と、前記ベースボディ110に
配置され、空気を流動させる送風ユニット20とを備える。
前記エアーウォッシュモジュール200は、加湿のための水が保存され、前記エアークリ
ーンモジュール100に分離可能に据え置かれる水槽300と、前記水槽300に配置さ
れ、前記水槽300内部に配置され、前記水槽の水を噴射するウォータリングユニット4
00と、前記ウォータリングユニット400から噴射された水により濡らされ、流動する
空気に水分を提供する加湿媒体50と、前記水槽300に結合され、内部を見ることがで
きる材質で形成されたビジュアルボディ210と、前記ビジュアルボディ210に分離可
能に据え置かれ、空気が吐出される吐出流路107及び水が供給される給水流路109が
形成されたトップカバーアセンブリ230とを備える。
前記エアークリーンモジュール100には、吸入流路101、ろ過流路102、送風流路
108、クリーン連結流路104が配置される。前記吸入流路101を介して吸入された
空気は、ろ過流路102、送風流路108を経てクリーン流路104に流動する。
前記エアーウォッシュモジュール200は、加湿連結流路105、加湿流路106、吐出
流路107、及び給水流路109が配置される。
前記エアークリーンモジュール100のクリーン連結流路104及びエアーウォッシュモ
ジュール200の加湿連結流路105は、エアーウォッシュモジュール200がエアーク
リーンモジュール100に据え置かれるとき、初めて連結される。
前記エアーウォッシュモジュール200の加湿連結流路105を介して供給されたろ過空
気は、加湿流路106及び吐出流路107を経て室内に吐出される。前記給水流路109
は、加湿流路106と連通されるが、空気は吐出させず、水のみ給水され得る構造で製作
される。
まず、エアークリーンモジュール100の各構成について説明する。
前記ベースボディ110は、アッパーボディ120及びロアボディ130で構成される。
前記ロアボディ130上側に前記アッパーボディ120が積層され、前記アッパーボディ
120及びロアボディ130は組み立てられる。
前記ベースボディ110内部に空気が流動する。
前記ロアボディ130に吸入流路101、ろ過流路102、及び送風流路108が配置さ
れ、前記吸入流路101、ろ過流路102、及び送風流路108を形成させる構造物等が
配置される。
前記アッパーボディ120に連結流路103の一部が配置され、ろ過された空気を前記エ
アーウォッシュモジュール200に案内するための構造物等及びエアーウォッシュモジュ
ール200を据え置くための構造物等が配置される。
前記ベースボディ110は、外形を形成し、下側面に吸入口111が形成されたロアボデ
ィ130と、外形を形成し、前記ロアボディ130上側に結合されるアッパーボディ12
0とを備える。
前記フィルタアセンブリ10は、前記ベースボディ110から脱着可能に組み立てられる

前記フィルタアセンブリ10は、ろ過流路102を提供し、外部空気に対してフィルタリ
ングを行う。前記フィルタアセンブリ10は、前記ベースボディ110に対して水平方向
に脱着可能な構造である。前記フィルタアセンブリ10は、垂直方向を逆らって流動する
空気の流動方向に対して交差するように配置される。前記フィルタアセンブリ10は、水
平方向にスライド移動され、垂直方向上側に流動する空気に対してろ過を行う。前記フィ
ルタアセンブリ10は、水平に配置され、上下方向にろ過流路102を形成する。
前記フィルタアセンブリ10は、前記ベースボディ110に対して水平方向に摺動される
ことができる。
前記フィルタアセンブリ10は、前記ロアボディ130内部に配置され、ろ過流路102
を形成するフィルタハウジング11と、前記フィルタハウジング11に分離可能に結合さ
れ、前記ろ過流路102を通過する空気に対してろ過を行うフィルタ14とを備える。
前記フィルタハウジング12は、下側が吸入流路101と連通され、上側が送風流路10
8と連通される。前記吸入流路101を介して吸入された空気は、ろ過流路102を経て
送風流路108に流動する。
前記フィルタハウジング12は、前記ろ過流路102と交差する方向に一側が開口する。
前記フィルタハウジング12の開口面を介して前記フィルタ14が分離可能に結合され得
る。前記フィルタハウジング12の開口面は、側方向に形成される。前記フィルタハウジ
ング12の開口面は、ロアボディ130の外側面に配置される。これにより、前記フィル
タ14は、前記ロアボディ130の側面を介して挿入され、フィルタハウジング12内部
に位置する。前記フィルタ14は、前記ろ過流路102と交差するように配置され、前記
ろ過流路102を通過する空気に対してろ過を行う。
前記フィルタ14は、印加された電源を帯電させて空気中の異物を捕集する電気集塵フィ
ルタでありうる。前記フィルタ14は、ろ過材を介して空気中の異物を捕集する材質で形
成されることができる。前記フィルタ14は、様々な構造が配置され得る。前記フィルタ
14のろ過方式またはフィルタのろ過材によって本発明の権利が制限されない。
前記ろ過流路102は、加湿清浄装置の主な流動方向と同じ方向に配置される。本実施形
態において前記ろ過流路102は、上下方向に配置され、重力反対方向に空気を流動させ
る。すなわち、前記加湿清浄装置の主な流動方向は、下側から上側に向かうように形成さ
れる。
前記フィルタハウジング12の上側に送風ユニット20が配置される。
前記フィルタハウジング12の上側面は、開口して形成され、前記ろ過流路102を通過
した空気は、前記送風ユニット20に流動する。
前記送風ユニット20は、空気の流動を生成させる。前記送風ユニット20は、前記ベー
スボディ110内部に配置され、下側から上側に空気を流動させる。
前記送風ユニット20は、送風ハウジング150、送風モータ22、及び送風ファン24
で構成される。本実施形態において前記送風モータ22が上側に配置され、送風ファン2
4が下側に配置される。前記送風モータ22のモータ軸が下方に向かって設けられ、前記
送風ファン24と組み立てられる。
前記送風ハウジング150は、前記ベースボディ110内部に配置される。前記送風ハウ
ジング150は、流動する空気の流路を提供する。前記送風ハウジング150に前記送風
モータ22及び送風ファン24が配置される。
前記送風ハウジング150は、前記フィルタアセンブリ10上側に配置され、前記アッパ
ーボディ120下側に配置される。
前記送風ハウジング150は、内部に送風流路108を形成させる。前記送風流路108
に前記送風ファン24が配置される。前記送風流路108は、ろ過流路102及びクリー
ン連結流路104を連結させる。
前記送風ファン24は、遠心ファンであって、下側で空気を吸入した後、半径方向外側に
空気を吐出させる。前記送風ファン24は、半径方向外側及び上側に空気を吐出させる。
前記送風ファン24は、外側端が半径方向上側に向かうように形成される。
前記送風モータ22は、流動する空気との接触を最小化させるために、前記送風ファン2
4の上側に配置される。前記送風モータ22は、送風ファン24により囲まれて設けられ
る。前記送風モータ22は、前記送風ファン24による空気流路上に位置せず、送風ファ
ン24により流動する空気と抵抗を発生させない。
前記アッパーボディ120は、ベースボディ110の外形を形成し、ロアボディ130と
結合されるアッパーアウターボディ128と、前記アッパーアウターボディ128の内側
に配置され、前記水槽300が挿入され、連結流路103を提供するアッパーインナーボ
ディ140と、前記アッパーインナーボディ140及びアッパーアウターボディ128を
結合させ、空気を前記水槽300に案内するエアーガイド170とを備える。
前記アッパーボディ120は、連結流路及び水槽挿入空間を分離して配置するので、水槽
300の水が連結流路に流入することを最小化できる。特に、アッパーインナーボディを
介して仕切られて連結流路が水が保存される空間の外側に配置されるので、水が連結流路
に流入することを抑制できる。
前記アッパーインナーボディ140は、上側が開口して形成され、前記水槽300が挿入
される。前記アッパーインナーボディ140は、ろ過空気が流入するクリーン連結流路1
04のうちの一部を形成する。
前記アッパーインナーボディ140は、エアーウォッシュ流入口31と対応するアッパー
流入口121が形成される。前記アッパー流入口121は、必須構成要素ではない。アッ
パーボディ120が前記エアーウォッシュ流入口31を連結流路103に露出させる形状
であれば、それで十分である。
前記エアーガイド170は、クリーン連結流路104を介して供給された空気を前記アッ
パー流入口121に案内する。前記エアーガイド170は、ベースボディ110の外側に
沿って上昇された空気を内側に集める。前記エアーガイド170は、下側から上側に流動
する空気の流動方向を切り換える。ただし、前記エアーガイド170は、空気の流動方向
を切り換えるものの、その角度を最小化させて空気の流動抵抗を最小化させる。
前記エアーガイド170は、アッパーインナーボディ140の外側を360度囲むように
形成される。前記エアーガイド170は、360度全方向に対して空気を前記水槽300
に案内する。前記エアーガイド170は、ロアボディ130の外側に沿って案内された空
気を内側に集めて水槽300に供給する。このような構造により前記水槽300に供給さ
れる空気の流量を十分確保できる。
これにより、前記エアーガイド170は、空気の流動方向に形成された案内部172と、
前記案内部172と連結され、案内された空気の流動方向を切り換える切換部174とを
備える。
前記エアーガイド170は、連結流路103を形成する。
前記案内部172は、ろ過流路102と略同じ方向に形成され、本実施形態では、、上下
方向に形成される。前記切換部174は、前記ろ過流路102と交差する方向に形成され
、本実施形態では、、略水平方向に形成される。
前記切換部174は、エアーガイド170の上側に形成される。前記切換部172は、案
内部172と曲面に連結されることが好ましい。
前記切換部174が水平方向に形成されても、前記連結流路103を通過する空気は、略
傾斜した上側方向に流動する。前記連結流路103及びろ過流路102の転流角を直進方
向と類似して形成し、空気の流動抵抗を低減できる。
前記案内部172の下端が前記アッパーアウターボディ128に固定される。前記切換部
174の上側端が前記アッパーインナーボディ140に固定される。
前記アッパーインナーボディ140外側に前記クリーン連結流路104のうちの一部が形
成される。前記エアーガイド170がクリーン連結流路104のうちの一部を形成する。
前記クリーン連結流路104を通過した空気は、アッパー流入口121及びエアーウォッ
シュ流入口31を介して水槽300内部に流動する。
前記アッパーインナーボディ140は、全体的にバスケット状である。前記アッパーイン
ナーボディ140は、平断面が円形に形成され、前記クリーン連結流路104は、360
度全方向に形成される。
前記エアーガイド170は、ろ過空気を前記クリーン連結流路104に案内するための構
成であり、実施形態によって含まれないこともある。前記エアーガイド170は、アッパ
ーインナーボディ140またはアッパーアウターボディ128を結合させる。
前記エアーガイド170は、前記アッパーインナーボディ140を囲むように形成される
。特に、前記エアーガイド170は、アッパー流入口121を囲むように形成され、前記
アッパー流入口121にろ過空気を案内する。平面から見るとき、前記エアーガイド17
0は、ドーナッツ状である。
本実施形態において前記エアーガイド170の上端は、前記アッパーインナーボディ14
0の上端に密着される。
平面から見るとき、前記エアーガイド170の上側面と前記アッパーインナーボディ14
0の上側面とが一致する。本実施形態において前記アッパーインナーボディ140の上端
には、前記エアーガイド170と結合または密着されるアッパーインナーボディリング1
26が形成される。
前記アッパーインナーボディ140及びアッパーインナーボディリング126を連結する
インナーボディ延長部148が形成される。前記インナーボディ延長部148は、複数個
が配置される。前記インナーボディ延長部148及びアッパーインナーボディリング12
6間にアッパー流入口121が形成される。
前記インナーボディ延長部148は、ブリッジ380と対応する。前記水槽300の据え
置きの際、前記インナーボディ延長部148の内側にブリッジ380が位置する。前記イ
ンナーボディ延長部148及びブリッジ380は、内外に重なる。
前記エアーガイド170の上端は、前記アッパーインナーボディリング126と密着また
は結合される。前記エアーガイド170の下端は、アッパーアウターボディ128と密着
または結合される。
これにより、前記アッパーインナーボディ140及びアッパーアウターボディ128間の
クリーン連結流路104を介して流動する空気は、アッパー流入口121に案内される。
前記アッパーインナーボディリング126の直径と前記エアーガイド170上端の直径と
が一致するか、類似している。前記エアーガイド170及びアッパーインナーボディリン
グ126が密着されてろ過空気の漏れを防止する。前記アッパーインナーボディリング1
26は、エアーガイド170の内側に配置される。
前記アッパーアウターボディ128に取っ手129が形成され得る。前記アッパーボディ
120にエアーウォッシュモジュール200が据え置かれるところ、前記取っ手129を
介して加湿清浄装置全体を持ち上げることができる。
前記アッパーインナーボディ140は、水槽300が挿入され得るように内部に水槽挿入
空間125が形成される。
前記アッパー流入口121を基準に外側にクリーン連結流路104が配置され、内側に水
槽挿入空間125が配置される。前記クリーン連結流路104に沿って流動した空気は、
アッパー流入口121を通過する。前記水槽300が水槽挿入空間125に据え置かれた
場合、前記アッパー流入口121を通過したろ過空気は、水槽300内部に流入する。
一方、アッパーボディ120の上側にアウタービジュアルボディ214が結合される。
前記アウタービジュアルボディ214は、ビジュアルボディ210の構成であるが、本実
施形態では、、アッパーボディ120に固定される。本実施形態とは異なり、前記アウタ
ービジュアルボディ214は、エアーウォッシュモジュール200に固定されても構わな
い。本実施形態とは異なり、前記アウタービジュアルボディ214は、削除可能な構成で
ある。
前記アウタービジュアルボディ214は、アッパーボディ120に固定される。本実施形
態において前記アウタービジュアルボディ214は、アッパーアウターボディ128に結
合される。前記アウタービジュアルボディ214は、アッパーアウターボディ128の外
側面が連続した面を形成する。
アウタービジュアルボディ214は、内部を透視できる材質で形成される。前記アウター
ビジュアルボディ214は、透明であるか、半透明な材質で形成され得る。
前記エアークリーンモジュール100またはエアーウォッシュモジュール200のうち、
少なくともいずれか1つに作動状態をユーザに表示するディスプレイモジュール160が
配置され得る。本実施形態では、、前記ベースボディ110に加湿清浄装置の作動状態を
ユーザに表示するディスプレイモジュール160が設けられる。
前記アウタービジュアルボディ214内側にディスプレイモジュール160が配置される
。前記ディスプレイモジュール160は、アウタービジュアルボディ214の内側面に密
着されるように配置される。前記ディスプレイモジュール160は、平面から見るとき、
ドーナッツ状である。前記ディスプレイモジュール160の内側に前記水槽300が挿入
される。
前記ディスプレイモジュール160は、アウタービジュアルボディ214に支持される。
前記ディスプレイモジュール160の内側縁は、アッパーインナーボディリング126に
支持される。前記ディスプレイモジュール160は、エアーガイド170上側に位置する
。前記ディスプレイモジュール160は、ベースコネクタ260と一体に製作されること
ができる。
前記ディスプレイモジュール160は、エアーガイド170上側に位置する。前記ディス
プレイモジュール160は、アッパーアウターボディ128及びアッパーインナーボディ
140間に配置されることができる。前記ディスプレイモジュール160は、ユーザがア
ッパーアウターボディ128及びアッパーインナーボディ140間を見ることができない
ようにカバーする。特に、前記アッパーアウターボディ128及びアッパーインナーボデ
ィ140間に水が浸透することを遮断するために、前記ディスプレイモジュール160の
内側及び外側はシーリングされることが好ましい。
前記ディスプレイモジュール160の内側は、アッパーインナーボディ140に支持され
、外側は、アウタービジュアルボディ218に支持される。
本実施形態において前記ディスプレイモジュール160はリング形状に形成される。本実
施形態とは異なり、前記ディスプレイモジュール160は、弧形状に形成されることがで
きる。前記ディスプレイモジュール160の表面は、光を反射できる材質で形成されるか
、光を反射できる材質がコーティングされる。
これにより、前記ビジュアルボディ210に水が結ばれる場合、ビジュアルボディ210
に結ばれた水がディスプレイモジュール160表面に投影されたり、反射されることがで
きる。前記ビジュアルボディ210で結ばれた水が流れ落ちる場合、前記ディスプレイモ
ジュール160にも同じ効果が表れる。
このような効果は、ユーザに視覚的な刺激を与え、加湿がなされていることをユーザが直
観的に認知できる。前記ディスプレイモジュール160に投影された水滴イメージは、ユ
ーザに清涼感を与える感性的効果だけでなく、加湿状態を分かることができる機能的効果
もある。
前記ディスプレイモジュール160の上側面は、傾斜して形成される。前記ディスプレイ
モジュール160は、ユーザ側に傾斜して形成される。これにより、内側が高く、外側が
低く形成される。
次に、エアーウォッシュモジュール200の各構成について説明する。
前記エアーウォッシュモジュール200は、ろ過空気に対して加湿を提供する。前記エア
ーウォッシュモジュール200は、加湿流路106でレインビューを実現することができ
る。前記エアーウォッシュモジュール200は、水槽300の水を噴射し、これを循環さ
せる。前記エアーウォッシュモジュール200は、水を小さな大きさの液滴に変換させ、
飛散した液滴を介してろ過空気を再度洗い落とす。飛散した水滴を介してろ過空気をウォ
ッシング(washing)するとき、加湿及びろ過が再度なされる。
前記エアーウォッシュモジュール200は、加湿連結流路105、加湿流路106、吐出
流路107、及び給水流路109を備える。
前記エアーウォッシュモジュール200は、水槽300、ウォータリングユニット400
、加湿媒体50、ビジュアルボディ210、トップカバーアセンブリ230、及びハンド
ル180を備える。
前記ハンドル180は、ビジュアルボディ210に結合され、前記ビジュアルボディ21
0で回転され、前記ビジュアルボディ210に収納される。前記ハンドル180を介して
エアーウォッシュモジュール200のみを簡便に持ち上げることができ、前記エアークリ
ーンモジュール100から分離することができる。
前記加湿連結流路105は、水槽300の外側に配置され、前記水槽300の内部に空気
を案内することができる。前記加湿連結流路105は、ビジュアルボディ210の外側に
配置され、前記ビジュアルボディ210の内部に空気を案内することができる。
前記加湿連結流路105は、水槽300またはビジュアルボディ210のうち、少なくと
もいずれか1つの外側に配置され、水槽300またはビジュアルボディ210のうち、い
ずれか1つの内部に空気を案内することができる。
前記吐出流路107は、トップカバーアセンブリ230及びビジュアルボディ210の間
に配置されることができる。前記吐出流路107は、トップカバーアセンブリ230また
はビジュアルボディ210のうち、少なくともいずれか1つに配置されることができる。
本実施形態では、、トップカバーアセンブリ230の外側縁に吐出流路107が形成され
、前記トップカバーアセンブリ230の内側中央に給水流路109が配置される。
本実施形態に係る加湿清浄装置は、前記エアークリーンモジュール100に電源が連結さ
れ、前記エアーウォッシュモジュール200は、前記エアークリーンモジュール100を
介して電源の供給を受ける。
前記エアーウォッシュモジュール200が前記エアークリーンモジュール100に対して
分離可能な構造であるから、前記エアークリーンモジュール100及びエアーウォッシュ
モジュール200は、分離可能な電源供給構造が備えられる。
前記エアークリーンモジュール100及びエアーウォッシュモジュール200は、前記ア
ッパーボディ120を介して分離可能に組み立てられるので、前記アッパーボディ120
には、前記エアーウォッシュモジュール200に電源を提供するベースコネクタ260が
配置される。
前記エアーウォッシュモジュール200のトップカバーアセンブリ230は、電源を必要
とする操作部及びディスプレイが配置される。前記エアーウォッシュモジュール200に
は、前記ベースコネクタ260と分離可能に連結されるトップコネクタ270が配置され
る。前記トップコネクタ270は、トップカバーアセンブリ230に配置される。
本実施形態では、、前記トップカバーアセンブリ230を分離できるので、ビジュアルボ
ディ210の内側面または水槽300の内側面を簡便に掃除することができる。
前記トップカバーアセンブリ230は、内側に給水流路109が形成され、ビジュアルボ
ディ210との間に吐出流路107を形成させる。前記トップカバーアセンブリ230は
、前記ビジュアルボディ210に対して分離可能に設けられる。前記トップカバーアセン
ブリ230は、ベースコネクタ260と電気的に連結されるトップコネクタ270が配置
される。
前記トップカバーアセンブリ230が据え置かれるとき、トップコネクタ270がベース
コネクタ260上側に据え置かれる。前記トップカバーアセンブリ230は、前記トップ
コネクタ270を介して前記ベースコネクタ260から電気の供給を受ける。
前記給水流路109の周りには、前記水槽300の水位を表示する水位表示部(図示せず
)が配置される。これにより、ユーザは、水を給水するとき、見えない水槽300の水位
がある程度満たされたかを確認することができる。このように、ユーザが水を給水する動
線上に水位表示部を配置することにより、ユーザが水を過度に供給することを防止でき、
水槽300から水が溢れることを防止できる。
前記水位表示部は、前記トップカバーアセンブリ230に配置される。前記トップコネク
タ270及びベースコネクタ260の分離可能な電源供給構造は、上部給水を効果的に構
成できるようにする。
前記水槽300は、前記アッパーボディ120に分離可能に据え置かれる。前記ウォータ
リングユニット400は、前記水槽300内部に配置され、前記水槽300内部で回転さ
れる。
前記水槽300は、水が保存される水槽ボディ320と、前記水槽ボディ320の側面に
形成されたエアーウォッシュ流入口31と、前記水槽ボディ320から上側へ延びて形成
され、前記ビジュアルボディ210に結合されるブリッジ380とを備える。
本実施形態において前記水槽ボディ320は、上側が開口した円筒形に形成される。本実
施形態とは異なり、前記水槽ボディ320は、様々な形状に形成されることができる。
前記ブリッジ380は、前記水槽300から上側へ延びて形成される。前記ブリッジ38
0は、前記エアーウォッシュ流入口31を形成させる。前記ブリッジ380間に前記エア
ーウォッシュ流入口31が形成される。
前記エアーウォッシュ流入口31は、水槽ボディ320の側面に形成される。前記エアー
ウォッシュ流入口31は、水槽ボディ320に対して360度全方向に形成される。前記
エアーウォッシュ流入口31は、加湿連結流路105と連通される。
前記ブリッジ380は、前記ビジュアルボディ210の内側面から流れ落ちる水を前記水
槽300内部に案内する。前記ビジュアルボディ210から流れ落ちる水を案内すること
によって落水騷音を最小化することができる。
前記ブリッジ380は、ビジュアルボディ210の下端に締め付けられる。
本実施形態では、、前記水槽ボディ320の構成を介してエアーウォッシュ流入口31が
形成される。本実施形態とは異なり、前記ビジュアルボディ210にブリッジ380を配
置してエアーウォッシュ流入口31を形成させることもできる。また、本実施形態とは異
なり、複数個のブリッジ380のうちの一部は水槽300に配置し、複数個のブリッジ3
80のうちの残りはビジュアルボディ210に配置して、エアーウォッシュ流入口31を
構成することができる。また、本実施形態とは異なり、ビジュアルボディ210及び水槽
300と区分される別の構成にエアーウォッシュ流入口31を形成させることができる。
また、本実施形態とは異なり、ビジュアルボディ210に開口面を形成してエアーウォッ
シュ流入口31を形成させ、水槽300にも開口面を形成してエアーウォッシュ流入口3
1を形成させることができる。
すなわち、前記エアーウォッシュ流入口31は、水槽300またはビジュアルボディ21
0のうち、少なくともいずれか1つに配置されることができる。前記エアーウォッシュ流
入口31は、水槽300及びビジュアルボディ210の結合によって形成されることがで
きる。前記エアーウォッシュ流入口31を水槽300及びビジュアルボディ210と区分
される別の構成に配置した後、これを水槽300及びビジュアルボディ210間に配置す
ることができる。前記エアーウォッシュ流入口31は、前記水槽300及びビジュアルボ
ディ210の結合によって形成されることができる。
前記エアーウォッシュ流入口31は、エアーウォッシュモジュール200の側部に配置さ
れ、加湿流路106と連結される。前記エアーウォッシュ流入口31は、加湿連結流路1
05と連通または連結されることができる。
前記ウォータリングユニット400は、加湿媒体50に水を供給する機能がある。前記ウ
ォータリングユニット400は、加湿過程を視角化する機能がある。前記ウォータリング
ユニット400は、エアーウォッシュモジュール200内部にレインビューを実現する機
能がある。
前記ウォータリングユニット400は、ウォータリングハウジング800を回転させて前
記水槽内部の水を吸入し、吸入された水を上側に揚水し、揚水された水を半径方向外側に
噴射する。前記ウォータリングユニット400は、水を内部に吸入し、吸入された水を上
側に揚水した後、半径方向外側に噴射させるウォータリングハウジング800を備える。
本実施形態では、、水を噴射させるために、ウォータリングハウジング800を回転させ
る。本実施形態とは異なり、前記ウォータリングハウジング800の代わりに、ノズルを
使用して水を噴射しても構わない。ノズルで水を噴射して加湿媒体50に水を供給でき、
レインビューも同様に実現することができる。実施形態によって、ノズルで水を噴射し、
ノズルを回転させることもできる。
前記ウォータリングハウジング800から噴射された水が前記加湿媒体50を濡らす。前
記ウォータリングハウジング800から噴射された水は、前記ビジュアルボディ210ま
たは加湿媒体50のうち、少なくともいずれか1つに向かって噴射されることができる。
ビジュアルボディ210に向かって噴射される水は、レインビューを実現することができ
る。加湿媒体50に向かって噴射される水は、ろ過空気を加湿するのに用いられる。ビジ
ュアルボディ210に向かって水を噴射してレインビューを実現した後、ビジュアルボデ
ィ210から流れ落ちた水が加湿媒体50を濡らすように実現することができる。
本実施形態では、、ウォータリングハウジング800に高さの異なる複数個の噴射口を配
置する。いずれか1つの噴射口から吐出された水がビジュアルボディ210の内側面に液
滴を形成してレインビューを実現し、残りの1つの噴射口から吐出された水が加湿媒体5
0を濡らして加湿に用いられる。
前記ウォータリングハウジング800は、前記ビジュアルボディ210の内側面に向かっ
て水を噴射し、噴射された水は、前記ビジュアルボディ210の内側面に沿って下方へ流
れ落ちる。前記ビジュアルボディ210の内側面には、水滴形態で結ばれた液滴が形成さ
れ、ユーザは、前記ビジュアルボディ210を介して前記液滴を見ることができる。
特に、ビジュアルボディ210から流れ落ちた水は、加湿媒体50を濡らして加湿に用い
られる。前記加湿媒体50は、ウォータリングハウジング800から噴射された水及びビ
ジュアルボディから流れ落ちた水により濡らされることができる。
前記ビジュアルボディ210は、前記水槽300と結合され、前記水槽300の上側に位
置する。前記ビジュアルボディ210の少なくとも一部は、内部を透視できる材質で形成
される。
前記ビジュアルボディ210の外側にディスプレイモジュール160が配置され得る。前
記ディスプレイモジュール160は、ビジュアルボディ210またはアッパーボディ12
0のうち、いずれか1つに結合されることができる。
前記ディスプレイモジュール160は、レインビューを観察できる視線上に配置される。
本実施形態において前記ディスプレイモジュール160は、前記アッパーボディ120に
配置される。
前記エアーウォッシュモジュール200が据え置かれるとき、前記ビジュアルボディ21
0の外側面が前記ディスプレイモジュール160に密着される。前記ディスプレイモジュ
ール160の表面のうち、少なくとも一部は、光を反射する材質で形成されるか、コーテ
ィングされることができる。
前記ビジュアルボディ210に結ばれた液滴は、前記ディスプレイモジュール160の表
面にも投影される。これにより、ユーザは、前記ビジュアルボディ210及びディスプレ
イモジュール160の2ヶ所で液滴の動きを観察できる。
前記水槽300には、空気が通じるエアーウォッシュ流入口31が形成される。前記エア
ーウォッシュ流入口31は、連結流路103及び加湿流路106間に位置する。前記エア
ーウォッシュ流入口31は、連結流路103の出口であり、加湿流路106の入口である

前記エアークリーンモジュール100から供給されたろ過空気は、前記エアーウォッシュ
流入口31を介して前記エアーウォッシュモジュール200内部に流動する。
前記加湿媒体50は、加湿流路106入口に配置される水槽加湿媒体51及び加湿流路1
06出口に配置される吐出加湿媒体55を備える。前記加湿流路106の出口と吐出流路
107の入口とは、互いに連結される。これにより、前記吐出加湿媒体55が吐出流路1
07に配置されても構わない。
前記連結流路103、加湿流路106、及び吐出流路107はダクトなどのような構造物
を介して形成されるものではないため、その境界を明確に区分し難い。ただし、加湿がな
される加湿流路106を水槽加湿媒体51及び吐出加湿媒体55間と定義する場合、連結
流路103及び吐出流路107が自然に定義される。
前記連結流路103は、送風ハウジング150及び水槽加湿媒体51間と定義される。前
記吐出流路107は、吐出加湿媒体55以後と定義される。
本実施形態において前記水槽加湿媒体51は、水槽300のエアーウォッシュ流入口31
に配置される。
前記水槽加湿媒体51は、エアーウォッシュ流入口31と同一平面上、外側、または内側
のうち、少なくともいずれか1つに位置し得る。前記水槽加湿媒体51は、加湿のために
水が濡らされるので、前記エアーウォッシュ流入口31の内側に位置することが好ましい

前記水槽加湿媒体51を濡らした後、流れ落ちた水は、前記水槽300に保存されること
が好ましい。前記水槽加湿媒体51を濡らした後、流れ落ちた水が前記水槽300外部に
流れ落ちないように配置されることが好ましい。
【0046】
これにより、前記水槽加湿媒体51は、前記エアーウォッシュ流入口31を通過するろ
過空気に対して加湿を提供する。
前記加湿媒体50で自然蒸発された水によりろ過空気が加湿される。前記自然蒸発は、別
の熱を加えなかった状態で水が蒸発されることをいう。空気との接触が増加するほど、空
気の流速が速くなるほど、空気中の圧力が低くなるほど、自然蒸発が促進される。前記自
然蒸発を自然気化と指すこともある。
前記加湿媒体50は、水の自然蒸発を促進させる。本実施形態において前記加湿媒体50
は、水に濡らされるが、水槽300には浸らない。
前記水槽300に保存された水と離間し、分離されて配置されるので、水槽300に保存
された水があっても水槽加湿媒体51及び吐出加湿媒体55は、常に濡らされた状態では
ない。すなわち、加湿モードで作動されるときにのみ水槽加湿媒体51及び吐出加湿媒体
55が濡らされた状態であり、空気清浄モードで作動されるときには、水槽加湿媒体51
及び吐出加湿媒体55が乾燥された状態で維持されることができる。
前記水槽加湿媒体51は、前記エアーウォッシュ流入口31をカバーし、空気は、前記水
槽加湿媒体51を貫介してて前記水槽300内部に流動する。
前記吐出加湿媒体55は、加湿流路106の出口または吐出流路107入口に配置される
ことができる。
本実施形態において前記吐出加湿媒体55は、ビジュアルボディ210の上部をカバーす
るように配置される。前記吐出加湿媒体55は、ビジュアルボディ210に据え置かれる
。本実施形態とは異なり、吐出加湿媒体55は、トップカバーアセンブリ230の底面に
結合されることができる。
前記吐出加湿媒体55は、前記吐出流路107をカバーし、加湿空気は、前記吐出加湿媒
体55を貫介してた後、吐出流路107に流動する。
以下、図面を参照して空気の流動について説明する。
送風ユニット20が作動されれば、外部空気は、ベースボディ110の下側面に形成され
た吸入流路101を介してベースボディ110内部に流入する。前記吸入流路101を介
して吸入された空気は、上側に移動されつつエアークリーンモジュール100及びエアー
ウォッシュモジュール200を順に通過し、エアーウォッシュモジュール200の上側に
形成された吐出流路107を介して外部に吐出される。
前記吸入流路101に吸入された空気は、フィルタアセンブリ10のろ過流路102を通
過し、前記フィルタアセンブリ102は、外部空気をろ過する。
前記ろ過流路102を通過した空気は、送風ユニット20を介して連結流路103に流動
する。前記ろ過流路102を通過した空気は、送風流路108に流入する。
前記ろ過空気は、送風流路108で送風ファン24により加圧された後、クリーン連結流
路104に流動する。
前記送風ユニット20は、ろ過流路102の次に配置されるので、ろ過空気を加圧して送
風するようになる。フィルタアセンブリ10及び送風ユニット20の先後関係配置を介し
て前記送風ファン24に埃などのような異物が付着されることを最小化させることができ
る。
前記送風ユニット20がろ過流路102前に配置される場合、外部空気が送風ファン24
と先に接触され、このため、送風ファン24に異物が付着される蓋然性が高まる。送風フ
ァン24が異物に汚染される場合、ユーザが周期的に掃除しなければならず、送風ファン
24を掃除するための構造を提供しなければならない。
本実施形態に係る送風ユニット20は、空気中の異物が分離されたろ過空気を送風させる
ために、別の掃除を行わなくても構わない。
また、送風ユニット20は、加湿流路106前に配置されるので、送風ファン24表面に
水分が付着されることを最小化できる。送風ファン24表面に加湿された水分が付着され
る場合、異物がからみつくか、かびなどが生じる蓋然性が大きい。
前記送風ユニット20は、ろ過流路102後及び加湿流路106前に配置されるので、送
風ユニット20の汚染を最小化できる。
前記連結流路103は、エアークリーンモジュール100に形成されたクリーン連結流路
104及びエアーウォッシュモジュール200に形成された加湿連結流路105で構成さ
れる。
前記エアーウォッシュモジュール200がアッパーボディ120に据え置かれた状態であ
るとき、前記クリーン連結流路104及び加湿連結流路105が連結される。前記エアー
ウォッシュモジュール200が分離された状態であるとき、前記クリーン連結流路104
及び加湿連結流路105は、外部に露出する。
前記クリーン連結流路104は、アッパーボディ120に形成され、加湿連結流路105
は、エアーウォッシュモジュール200に形成され得る。
前記クリーン連結流路104及び加湿連結流路105は、ダクト形態で形成されて明確な
流路を形成することもできる。本実施形態では、、連結流路103をアッパーボディ12
0の構造物及び水槽300の構造物に分散配置する。
ダクトのような構成によって連結流路103を形成させることもできる。しかし、ダクト
のような構造物によって水槽300内部に空気を供給する場合、ダクトによる流動抵抗が
大きく発生し、流量を十分確保し難い。水槽300に供給される流量が制限される場合、
送風ファン24のRPMを増加させなければならず、これによる消費電力及び騷音が増加
される。
本実施形態では、、連結流路103が360度全方向に前記水槽300に空気を提供し、
これにより十分な流量を確保することができる。
送風流路108を通過したろ過空気は、アッパーボディ120に形成されたクリーン連結
流路104に流動する。前記アッパーボディ120のクリーン連結流路104には、ろ過
空気の流動方向切換を最小化させるエアーガイド170が配置され、前記エアーガイド1
70は、流動するろ過空気の転流角を最小化させる。
本実施形態では、、アッパーボディ120に水槽挿入空間125を刑成させるアッパーイ
ンナーボディ140が配置されるので、クリーン連結流路104とエアーウォッシュ流入
口31とが直接連結される。
本実施形態とは異なり、前記アッパーインナーボディ140の高さが短かったり、無い場
合、水槽300の外側壁が加湿連結流路105を提供する。すなわち、アッパーインナー
ボディ140の底141のみあり、側壁がない場合、水槽300の側壁外側が加湿連結流
路105を提供し、エアーガイド170の内側がクリーン連結流路104を提供し、前記
水槽300が底141に据え置かれるとき、初めて連結流路103が連結される。
本実施形態では、、クリーン連結流路104のろ過空気がアッパー流入口121及びエア
ーウォッシュ流入口31を順に通過した後、水槽加湿媒体51を通過し、加湿流路106
に流動する。
前記加湿流路106は、ろ過空気に水分が供給される区間である。本実施形態において前
記加湿流路106は、水槽加湿媒体51から吐出加湿媒体55までの流路または空間であ
る。
前記加湿流路106では、様々な経路を介して加湿がなされる。
第1に、ろ過空気が水槽加湿媒体51を通過する過程で水槽加湿媒体51の水分が自然蒸
発され、ろ過空気に水分が供給され得る。
第2に、前記ウォータリングユニット400で飛散した水滴によりろ過空気に水分が供給
され得る。
第3に、前記水槽300で蒸発された水分により加湿がなされ得る。
第4に、ろ過空気が吐出加湿媒体55を通過する過程でも吐出加湿媒体55に濡らされた
水が自然蒸発され、ろ過空気に水分が供給され得る。
このように、ろ過空気は、加湿流路106を通過するとき、様々な経路を介して水分の供
給を受けることができる。
そして、前記吐出加湿媒体55を通過した空気は、吐出流路107を介して外部に露出す
る。
前記吐出流路107を介してろ過及び加湿がなされた空気が吐出される。前記吐出流路1
07は、上側及び傾斜した方向に対して360度全方向に空気を吐出する。
【0047】
図6は、図2に示された水槽の斜視図であり、図7は、図6のCを拡大した拡大図であ
り、図8は、図6の正断面図であり、図9は、図6の左側断面図であり、図10は、図8
のDを拡大した拡大図である。
【0048】
水槽300を構成するビジュアルボディ210について説明する。
【0049】
本実施形態においてビジュアルボディ210は、水槽300と別に製作されたが、本実
施形態とは異なり、一体に製作されることができる。前記ビジュアルボディ210は、水
槽300と別の構成でありうるし、水槽300に含まれた構成でありうる。
【0050】
前記ビジュアルボディ210は、透明な材質または半透明な材質で形成され、ユーザは
、前記ビジュアルボディ210内部を透視してみることができる。ユーザは、前記ビジュ
アルボディ210を介して水槽300内部の作動状態を確認できる。
【0051】
前記ビジュアルボディ210は、水槽300に固定されて一体化される。本実施形態に
おいて前記ビジュアルボディ210は、水槽の上部に位置し、水槽300の上側に結合さ
れる。前記エアーウォッシュ流入口31を介して水槽300内部に流入された空気は、ビ
ジュアルボディ210に沿って上側に流動する。
【0052】
前記ビジュアルボディ210は、水槽300と連続された面を形成し、空気の抵抗を最
小化させる。
【0053】
前記ビジュアルボディ210の半径方向外側に上述したアウタービジュアルボディ21
4が配置される。本実施形態とは異なり、アウタービジュアルボディ214は、省略され
ることができる。本実施形態において前記ビジュアルボディ210は、インナービジュア
ルボディとして使用される。
【0054】
前記ビジュアルボディ210は、上側及び下側が開口して形成される。本実施形態にお
いて前記ビジュアルボディ210は、上側開口面が下側開口面より広く形成される。前記
ビジュアルボディ210の側面216は、傾斜して形成される。
【0055】
前記ビジュアルボディ210は、ホッパー形状で形成される。前記ビジュアルボディ2
10は、アウタービジュアルボディ214の内側に挿入される。前記アウタービジュアル
ボディ214は、ベースボディ110に固定された状態であり、ビジュアルボディ210
は、前記アウタービジュアルボディ214内部に挿入される。前記ビジュアルボディ21
0の上端が前記アウタービジュアルボディ214の上端に密着される。
【0056】
前記ビジュアルボディ210は、水を一時保存するリザーバが配置される。本実施形態
において前記ビジュアルボディ210は、内側に配置され、水を一時保存する上部リザー
バ220と、内側に配置され、前記上部リザーバ220の下側に配置される下部リザーバ
240とを備える。
【0057】
前記ビジュアルボディ210のリザーバは、1個のみ備えられることができ、3個以上
が備えられることもできる。前記リザーバに保存された水は、臨時保存された後、重力に
より下側に移動される。前記リザーバを介して上側から供給された水が下側に急激に流動
することを防止できる。過度な水が下側に流れ落ちる場合、エアーウォッシュ流入口31
を介して水が漏水される危険性が大きくなる。また、過度な水が下側に流れ落ちる場合、
水槽300の水面で過度な落水騷音が発生される。
【0058】
前記上部リザーバ220は、トップカバーアセンブリ230の下側に位置する。前記上
部リザーバ220にトップカバーアセンブリ230が分離可能に据え置かれることができ
る。
【0059】
前記上部リザーバ220は、水が一時保存される上部保存空間225が形成され、下部
リザーバ240は、水が一時保存される下部保存空間245が形成される。
【0060】
上部保存空間225は、ビジュアルボディ210、リザーバベース223、リザーバウ
ォール222により形成される。下部保存空間245もビジュアルボディ210、リザー
バベース243、リザーバウォール242により形成される。
【0061】
リザーバベース223、243は、ビジュアルボディ210の側面216から内側に突
出されて形成される。
【0062】
リザーバウォール222、242は、リザーバベース223、243の内側端から上側
に突出されて形成される。
本実施形態においてリザーバウォール222、242は、複数個が形成され、リザーバウ
ォール222、242間にリザーバ開口部224、244が配置され得る。
【0063】
リザーバ開口部224、244を介して一時保存された水が下側に流動し得る。
【0064】
本実施形態においてリザーバ開口部224、244は、内側に向かって開口して形成さ
れる。本実施形態とは異なり、リザーバ開口部224、244は、下側に開口して形成さ
れることもでき、この場合、リザーバ開口部224、244は、リザーバベース223、
243に形成される。
【0065】
上部リザーバ開口部224を介して排水された水は、ビジュアルボディ210の側面2
16に沿って下側に流動する。
【0066】
下部リザーバ開口部244を介して排水された水は、ブリッジ380に沿って下側に流
動する。
【0067】
上部リザーバ220には、ハンドル180が設けられる。前記上部保存空間225に前
記ハンドル180が設けられる。前記ハンドル180は、前記上部保存空間225にイン
サート設置されて隠匿されることができる。
【0068】
前記上部リザーバ220にハンドルフィクサー182が固定され、前記ハンドルフィク
サー182に前記ハンドル180が回転可能に結合される。これにより、ユーザが前記ハ
ンドル180を持ち上げると、前記エアーウォッシュモジュール200全体を持ち上げる
ことができる。本実施形態とは異なり、前記ハンドルフィクサー182を設けず、前記ハ
ンドル180だけをビジュアルボディ210に設けても構わない。
【0069】
前記水槽300は、前記下部リザーバ240と結合される。また、前記下部リザーバ2
40は、一時保存された水をブリッジ380を介して流動させる。
【0070】
本実施形態において前記ブリッジ380は、様々な機能を果たす。前記ブリッジ380
は、ビジュアルボディ210及び水槽300を結合させる構造物である。前記ブリッジ3
80は、上側に流れ落ちた水を水槽300内部に案内する落水防止流路を提供する。前記
ブリッジ380は、エアーウォッシュ流入口31を形成させる構造物である。
【0071】
本実施形態において前記ブリッジ380は、水槽300と一体に製作されるが、本実施
形態とは異なり、ビジュアルボディ210と一体に製作されることができる。また、前記
ブリッジ380は、水槽300またはビジュアルボディ210と区分される別の部品で製
作された後、水槽300及びビジュアルボディ210に各々締め付けられることができる
【0072】
前記ブリッジ380は、加湿流路106が配置された内側に水を案内する。前記ブリッ
ジ380は、内側にブリッジ空間385が形成される。前記ブリッジ380は、ブリッジ
空間385を形成するガイドウォール386を備える。
【0073】
前記ブリッジ空間385は、下部リザーバ開口部244と連通される。
【0074】
本実施形態において前記ブリッジ空間385は、水槽300内側に向かって開放されて
形成され、前記ガイドウォール386は、ブリッジ380の両側に各々配置され、前記ブ
リッジ空間385を囲む。前記ガイドウォール386は前記ブリッジ380の側面縁で内
側に向かって突出される。
【0075】
前記水槽300及びビジュアルボディ210の締付構造は、ブリッジ380及び下部リ
ザーバ240に各々形成される。前記水槽300及びビジュアルボディ210を締め付け
るために、前記ブリッジ380にブリッジ締付部387が形成され、下部リザーバ240
にビジュアル締付部247が形成される。
【0076】
特に、前記下部リザーバ開口部244にビジュアル締付部247が配置され、ブリッジ
空間385にブリッジ締付部387が配置される。前記ブリッジ締付部387及びビジュ
アル締付部247は、互いに嵌合された後、締め付けられる。本実施形態では、ブリッジ
締付部387がビジュアル締付部247に挿入された後、ブリッジ380外側で締付がな
される。
【0077】
そして、下部リザーバ240の水をブリッジ空間385に案内するために、前記下部リ
ザーバ240は、前記ブリッジ空間385に挿入されるインサートウォール246をさら
に備える。
【0078】
前記インサートウォール246は、リザーバベース243またはリザーバウォール24
2のうち、少なくともいずれか1つと連結され、下側に突出される。
【0079】
前記インサートウォール246は、下部インサート開口部244の両側に形成され、前
記下部インサート開口部244を形成する。前記インサートウォール246間に前記ビジ
ュアル締付部247が配置される。
【0080】
前記インサートウォール246は、ブリッジ空間385に挿入され、ガイドウォール3
86内側に位置する。前記インサートウォール246等は、ガイドウォール386間に位
置し、ブリッジ380に嵌入固定される。
【0081】
そして、前記インサートウォール246及びビジュアル締付部247間には、窪んだチ
ャネル249が形成される。前記チャネル249は、外側に窪んで形成される。前記チャ
ネル249は、下部保存空間245の水をより容易にブリッジ380に案内するための構
成である。
【0082】
前記チャネル249は、ブリッジ380に向かって下側に長く延びて形成される。前記
チャネル249を形成する溝は、リザーバベース243側に窪んで形成される。前記チャ
ネル249は、リザーバウォール242より外側に突出されることができる。
【0083】
前記リザーバウォール242に沿って流動した水は、前記チャネル249に沿ってブリ
ッジ380に案内される。
【0084】
一方、前記ビジュアルボディ210は、前記トップコネクタ270が据え置かれるコネ
クタ据え置き部212が形成される。前記コネクタ据え置き部212にトップコネクタ2
70の少なくとも一部が据え置かれる。前記コネクタ据え置き部212の上側にトップコ
ネクタ270が位置し、下側にベースコネクタ260が位置する。
【0085】
前記トップコネクタ270は、前記コネクタ据え置き部212に据え置かれるとき、水
平移動が制限される。このために、前記ビジュアルボディ210は、前記トップコネクタ
270の水平移動を制限するコネクタ係止部211が形成される。トップコネクタ270
が据え置かれるとき、前記コネクタ係止部211は、トップコネクタ270の側部に密着
される。
【0086】
前記ビジュアルボディ210には、コネクタ開口部213が配置される。前記コネクタ
開口部213は、ビジュアルボディ210を貫通するように形成される。前記コネクタ開
口部213は、上下方向に開口して形成される。
【0087】
前記コネクタ開口部213とコネクタ据え置き部212とは、互いに異なる位置に配置
されることができる。本実施形態では、コネクタ据え置き部212にコネクタ開口部21
3が配置される。前記コネクタ据え置き部212の一部が開口して前記コネクタ開口部2
13を形成する。
【0088】
前記ビジュアルボディ210を介して水の流動過程を説明すれば、次のとおりである。
【0089】
まず、トップカバーアセンブリ230に上部給水が行われる場合、給水流路109を介
して加湿流路106に水が落下する。上部給水の際、前記トップカバーアセンブリ230
から溢れた水を上部リザーバ220に流動し得る。
【0090】
前記上部リザーバ220に一時保存された水は、上部保存空間225に沿って流動した
後、上部リザーバ開口部224を介してビジュアルボディ210の内側に流れ落ちる。ビ
ジュアルボディ210の内側面216に沿って流れ落ちた水は、下部リザーバ240に一
時保存される。
【0091】
前記下部リザーバ240に保存された水は、下部保存空間245に沿って流動した後、
下部リザーバ開口部244を介してブリッジ380に流動する。前記ブリッジ380に流
動した水は、ブリッジ空間385に沿って下方に流動した後、水槽300に保存される。
【0092】
このように、前記上部リザーバ220、ビジュアルボディ210の側面216、下部リ
ザーバ240、ブリッジ380は、水が流れ落ちることができる落水防止流路を提供する
。前記落水防止流路は、水槽300の水面に水が直接落下することを防止するための構造
である。
【0093】
前記落水防止流路を構成する前記上部リザーバ220、ビジュアルボディ210の側面
216、下部リザーバ240、ブリッジ380は、水を連続的に案内する。
【0094】
特に、エアーウォッシュ流入口31の上側に位置する下部リザーバ240は、エアーウ
ォッシュ流入口31に水が落下することを防止し、これを介してエアーウォッシュ流入口
31に水が漏水されることを遮断する。
【0095】
前記下部リザーバ240の水は、複数個のブリッジ380を介して分散された後、水槽
300に案内される。すなわち、いずれか一側に多量の水が流れ落ちても、前記下部保存
空間245に沿って水が流動しつつ流量を緩衝でき、隣接したブリッジ380を介して流
量を分散できる。
【0096】
特に、下部リザーバ240に過度な量の水が供給されることを防止するために、後述す
る水槽加湿媒体ハウジング1300のインナーアッパーフレーム1312が、流れ落ちた
水を水槽加湿媒体ハウジング1300の内側にガイドする。
【0097】
前記水槽加湿媒体ハウジング1300にも、前記落水防止流路が配置される。これは、
後述する水槽加湿媒体ハウジング1300の構造で説明する。
【0098】
図11は、図9に水槽加湿媒体ハウジングが据え置かれたエアーウォッシュモジュール
の断面図であり、図12は、図8に水槽加湿媒体ハウジングが据え置かれたエアーウォッ
シュモジュールの断面図であり、図13は、図11に示された水槽加湿媒体ハウジングの
斜視図であり、図14は、図13の下側から見た斜視図であり、図15は、図13の正面
図であり、図16は、図15のA-Aに沿って切断された断面図であり、図17は、図1
6のBが示された拡大図であり、図18は、図16のCが示された拡大図であり、図19
は、図13の一部分解斜視図であり、図20は、図19の下側から見た斜視図であり、図
21は、図19の正面図であり、図22は、図21のD-Dに沿って切断された断面図で
ある。
【0099】
図面を参照して水槽加湿媒体ハウジングについてより詳細に説明する。
【0100】
本実施形態では、加湿媒体50のうち、水槽加湿媒体51が設けられるハウジングを水
槽加湿媒体ハウジング1300と定義する。
【0101】
本実施形態では、前記水槽加湿媒体51が水槽300に保存された水と離間して配置さ
れる特徴がある。水槽加湿媒体51が水と分離されるので、加湿媒体を使用しないときに
は乾燥状態を維持できる。
【0102】
前記水槽が満水位であるとき、前記水槽加湿媒体51の下端は、前記水槽300に保存
された水面より高く位置する。
【0103】
また、前記水槽加湿媒体51が設けられる水槽加湿媒体ハウジング1300も水と離間
して配置される。
【0104】
本実施形態において前記水槽加湿媒体ハウジング1300は、水槽300に配置される
。特に、前記水槽加湿媒体ハウジング1300は、エアーウォッシュ流入口31内側に配
置される。本実施形態において前記水槽加湿媒体ハウジング1300は、ビジュアルボデ
ィ210に据え置かれ、前記水槽300の内側に位置する。本実施形態とは異なり、前記
水槽加湿媒体ハウジング1300は、水槽300に設けられることができる。
【0105】
前記水槽加湿媒体ハウジング1300は、エアーウォッシュ流入口31を介して吸入さ
れた空気を通過させる。前記水槽加湿媒体51は、前記通過される空気に対して加湿を行
う。
【0106】
前記エアーウォッシュ流入口31を通過する空気は、前記水槽300の外側から前記水
槽300の内側に流動する。
【0107】
前記水槽加湿媒体ハウジング1300は、水槽加湿媒体51が設けられて流動する空気
に対して水分を供給するだけでなく、前記水槽300の上側をカバーして前記水槽300
から水が溢れることを防止する。
【0108】
例えば、外部の衝撃が加えられる場合、水槽300に保存された水が水槽300外に溢
れ出ることがある。例えば、エアーウォッシュモジュール200を分離して移動させると
き、水槽300の水が溢れることがある。例えば、ベースボディ110が傾くとき、水槽
300の水が外部に溢れることがある。
【0109】
これを防止するために、水槽加湿媒体ハウジング1300は、水槽300の上側縁に密
着され、これを介して前記水槽300の水が水槽300外に溢れることを抑制できる。
【0110】
本実施形態において水槽加湿媒体ハウジング1300の下端は、水槽300の内側に位
置する。前記水槽加湿媒体51の下端も水槽300の内側に位置する。
【0111】
また、前記水槽加湿媒体ハウジング1300の下端は、前記水槽300の上端とオーバ
ーラップされることができる。前記水槽加湿媒体51の下端も前記水槽300の上端とオ
ーバーラップされることができる。
【0112】
前記オーバーラップは、前記水槽300の水がエアーウォッシュ流入口31外に流出す
ることを防止する。前記オーバーラップは、前記エアーウォッシュ流入口31に流入する
空気が必ず水槽加湿媒体51を通過するようにする。
【0113】
本実施形態では、前記水槽加湿媒体51の上端及び下端が共に水槽300とオーバーラ
ップされる。前記水槽加湿媒体ハウジング1300の上端及び下端が共に水槽300とオ
ーバーラップされる。
【0114】
前記ビジュアルボディ210に水槽加湿媒体ハウジング1300が据え置かれるとき、
下端が水槽300の上側縁に密着される。本実施形態とは異なり、前記水槽加湿媒体ハウ
ジング1300を水槽300の上端に締付または結合させて溢水を完壁に遮断させること
もできる。
【0115】
前記水槽加湿媒体ハウジング1300の上端は、前記水槽300の外側に位置し、下端
は、水槽300の内側に位置する。また、水槽加湿媒体51の上端は、水槽300の外側
に位置し、下端は、水槽300の内側に位置する。
【0116】
また、水槽加湿媒体ハウジング1300の上端は、ビジュアルボディ210とオーバー
ラップされ、下端は、水槽300とオーバーラップされる。
【0117】
正面から見るとき、前記水槽加湿媒体ハウジング1300の外形は、傾斜して形成され
る。正面から見るとき、前記水槽加湿媒体51は、傾斜して形成される。
【0118】
前記水槽加湿媒体ハウジング1300は、水槽加湿媒体51内側に位置し、前記水槽加
湿媒体51を支持し、空気が通過されるインナー媒体流入口1311が形成されたインナ
ー媒体フレーム1310と、前記水槽加湿媒体51外側に位置し、前記水槽加湿媒体51
を支持し、空気が通過されるアウター媒体流入口1321が形成されたアウター媒体フレ
ーム1320と、前記インナー媒体フレーム1310またはアウター媒体フレーム132
0のうち、少なくともいずれか1つと結合され、前記水槽300に密着されて、前記水槽
300の溢水を防止する溢水防止カバー1330を備える。
【0119】
前記水槽加湿媒体51は、インナー媒体フレーム1310及びアウター媒体フレーム1
320間に配置される。前記水槽加湿媒体51は、エアーウォッシュ流入口31をカバー
する。前記水槽加湿媒体51は、リング形態で形成されることができる。本実施形態にお
いて前記水槽加湿媒体51は、下側断面積が小さく、上側断面積が大きいホッパー形態で
形成される。前記水槽加湿媒体51は、上下方向に対して傾斜して配置される。前記水槽
加湿媒体51の傾斜は、空気流動方向を考慮したものである。
【0120】
連結流路103を介してエアーウォッシュ流入口31に流動する空気は、水平移動より
は、上側方向に傾斜した流動を形成するようになる。傾斜して形成された水槽加湿媒体5
1は、空気流動方向と直交するように配置されることができる。
【0121】
空気流動と水槽加湿媒体51とが直交する場合、水槽加湿媒体51の特定部分に空気が
集まることを防止でき、全体面積で均等に空気が通過され得る。
【0122】
前記水槽加湿媒体51を固定するために、前記アウター媒体フレーム1320またはイ
ンナー媒体フレーム1310のうち、少なくともいずれか1つには、前記水槽加湿媒体5
1を固定させる加湿媒体固定手段が形成され得る。
【0123】
本実施形態において前記加湿媒体固定手段は、突起及び溝で構成される。
【0124】
前記加湿媒体固定手段は、前記インナー媒体フレーム1310またはアウター媒体フレ
ーム1320のうち、いずれか1つに形成された固定突起1302と、前記インナー媒体
フレーム1310またはアウター媒体フレーム1320のうち、他の1つに形成され、前
記固定突起1302が挟まれる固定溝1304とを備える。
【0125】
本実施形態において前記固定突起1302は、アウター媒体フレーム1320に形成さ
れ、固定溝1304は、インナー媒体フレーム1310に形成される。本実施形態とは異
なり、その位置の反対に配置されることができる。前記固定突起1302及び固定溝13
04間に水槽加湿媒体51が配置され、固定突起1302が固定溝1304に挟まれると
き、固定される。
【0126】
前記固定突起1302及び固定溝1304は、水槽加湿媒体51がインナー媒体フレー
ム1310及びアウター媒体フレーム1320間で移動されることを防止する。
【0127】
本実施形態では、前記固定溝1304を形成するために、前記インナー媒体フレーム1
310の一部が上側に突出される。
【0128】
前記固定溝1304は、下側に開放されて形成され、固定突起1302は、上側に突出
されて形成される。
【0129】
前記固定突起1302及び固定溝1304の結合により前記インナー媒体フレーム13
10及びアウター媒体フレーム1320に結合される効果もある。
【0130】
前記インナー媒体フレーム1310には、空気が通過されるインナー媒体流入口131
1が形成される。前記アウター媒体フレーム1320には、空気が通過されるアウター媒
体流入口1321が形成される。
【0131】
インナー媒体流入口1311及びアウター媒体流入口1321は、360度全方向に対
して空気を吸入できるように形成される。インナー媒体流入口1311及びアウター媒体
流入口1321は、互いに対向して配置されることができる。
【0132】
前記インナー媒体フレーム1310は、上側直径が大きく、下側直径が小さく形成され
る。前記アウター媒体フレーム1320も、上側直径が大きく、下側直径が小さく形成さ
れる。本実施形態において前記水槽加湿媒体ハウジング1300は、全体的にホッパー形
態で形成される。
【0133】
前記アウター媒体フレーム1320及びインナー媒体フレーム1310は、互いに対し
て抑止嵌入方式で結合される。前記アウター媒体フレーム1320及びインナー媒体フレ
ーム1310が抑止嵌入されるとき、前記水槽加湿媒体51が固定される。
【0134】
前記溢水防止カバー1330は、水槽300の上側面のうちの一部をカバーして水槽3
00の水が溢れることを防止する。また、溢水防止カバー1330は、上側から流れ落ち
た水が水槽300の水面に直接落下することを防止する機能を提供する。
【0135】
前記溢水防止カバー1330は、アウター媒体フレーム1320及びインナー媒体フレ
ーム1310の下側に組み立てられる。前記溢水防止カバー1330は、アウター媒体フ
レーム1320またはインナー媒体フレーム1310のうち、少なくともいずれか1つと
抑止嵌入される。
【0136】
組み立てられたアウター媒体フレーム1320及びインナー媒体フレーム1310を媒
体フレームアセンブリと定義する。
【0137】
前記媒体フレームアセンブリの上端は、前記ビジュアルボディ210に据え置かれる。
前記ビジュアルボディ210に沿って流れ落ちた水は、前記媒体フレームアセンブリに沿
って流れ落ちることができる。
【0138】
前記溢水防止カバー1330は、媒体フレームアセンブリの下端に配置され、前記媒体
フレームアセンブリを支える。前記溢水防止カバー1330は、流れ落ちた水を一時保存
し、一時保存された水を水槽300内側面に案内する。本実施形態において前記溢水防止
カバー1330は、落水防止流路のうちの一部を提供する。
【0139】
前記溢水防止カバー1330は、流れ落ちた水を案内し、落水騷音を最小化させる。前
記溢水防止カバー1330は、媒体フレームアセンブリの下端のうち、少なくとも一部を
支えるように形成されることができる。本実施形態において前記溢水防止カバー1330
は、媒体フレームアセンブリの下端全体を囲み、水が水槽300水面に直接落下すること
を防止する。
【0140】
前記溢水防止カバー1330は、トップビューから見るとき、ドーナッツ形状で形成さ
れる。前記溢水防止カバー1330の上側面は、媒体フレームアセンブリから流れ落ちた
水を集めて水槽300の内側面に案内する。前記溢水防止カバー1330の下側面は、前
記水槽300の内側縁を防いで前記水槽300外に溢れる水を遮断させる。
【0141】
前記インナー媒体フレーム1310は、前記ビジュアルボディ210に据え置かれるイ
ンナーアッパーフレーム1312と、前記インナーアッパーフレーム1312から下側に
延び、前記インナー媒体流入口1311を形成させるインナーバーチカルフレーム131
3と、前記インナーバーチカルフレーム1313と連結され、溢水防止カバー1330の
上側面に定着するインナーロアフレーム1314とを備える。
【0142】
前記インナーアッパーフレーム1312及びインナーロアフレーム1314間に複数個
のインナーバーチカルフレーム1313が配置される。前記インナーアッパーフレーム1
312及びインナーロアフレーム1314、並びにインナーバーチカルフレーム1313
間にインナー媒体流入口1311が形成される。
【0143】
前記インナーアッパーフレーム1312は、上側面が内側に向かうように形成される。
前記インナーアッパーフレーム1312は、ビジュアルボディ210に沿って流れ落ちた
水を内側に案内するガイドである。前記インナーアッパーフレーム1312は、曲面で形
成される。前記インナーアッパーフレーム1312の外側は、ビジュアルボディ210の
側面216に密着されることができる。
【0144】
前記インナーアッパーフレーム1312は、下部リザーバ240の上側に位置し、流れ
落ちた水を内側に案内して、前記下部リザーバ240に向かう水を低減できる。
【0145】
本実施形態において前記インナーアッパーフレーム1312の上側面に形成されたガイ
ドは、曲面で形成され、前記ビジュアルボディ210に沿って流れ落ちた水を前記水槽加
湿媒体51に案内する。
【0146】
前記インナーバーチカルフレーム1313には、ハンドル1315が形成される。前記
ハンドル1315は、複数個が形成され得る。前記ハンドル1315は、インナーバーチ
カルフレーム1313から内側に向かって突出される。ユーザは、前記ハンドル1315
を介して水槽加湿媒体ハウジング1300全体を持ち上げることができる。
【0147】
前記インナーアッパーフレーム1312は、リング形態で形成され、内側が開口する。
前記インナーロアフレーム1314は、リング形態で形成され、内側が開口する。
【0148】
前記インナーアッパーフレーム1312は、ビジュアルボディ210の下部ガイド溝2
17に据え置かれることができるように、前記アウター媒体フレーム1320より半径方
向外側にさらに突出されて形成される。
【0149】
前記アウター媒体フレーム1320は、前記インナー媒体フレーム1310と類似した
構造である。前記インナー媒体フレーム1310のように、前記アウター媒体フレーム1
320は、アウター媒体流入口1321、アウターアッパーフレーム1322、アウター
バーチカルフレーム1323、及びアウターロアフレーム1324を備える。
【0150】
前記アウターロアフレーム1324には、保存空間1328が形成される。前記保存空
間1328には、流れ落ちた水が一時保存される。前記保存空間1328は、リング形状
で形成される。前記アウターロアフレーム1324の内側に垂直壁が形成され、水が内側
に溢れることを防止する。前記保存空間1328の水は、後述するアウター媒体ガイド1
325に流動する。
【0151】
前記インナー媒体フレーム1310と異なり、前記アウター媒体フレーム1320は、
アウターアッパーフレーム1322及びアウターロアフレーム1324を連結するアウタ
ー媒体ガイド1325をさらに備える。
【0152】
前記アウター媒体ガイド1325は、前記アウターアッパーフレーム1322及びアウ
ターロアフレーム1324を支持する。前記アウター媒体ガイド1325は、内部に空い
た空間が形成される。前記アウター媒体ガイド1325は、前記保存空間1328と連結
される。
【0153】
前記アウター媒体ガイド1325は、水槽加湿媒体51の水を溢れ防止ガイド1330
に排水する。
【0154】
前記アウター媒体ガイド1325の下側端には、内部の水を前記溢れ防止ガイド133
0に排水するアウター媒体ガイドホール1326が形成される。前記アウター媒体ガイド
ホール1326は、半径方向に段差を形成する。これにより、前記アウター媒体ガイドホ
ール1326は、内側に引き込まれて形成される。前記溢れ防止ガイド1330は、前記
アウター媒体ガイド1325と相互型合わせられる。
【0155】
前記アウター媒体ガイド1325の底面は、傾斜面1327で形成される。前記傾斜面
1327は、内側が高く、外側が低く形成される。これにより、前記アウター媒体ガイド
1325の水は、前記傾斜面1327に沿ってアウター媒体ガイドホール1326に案内
される。前記傾斜面1327の終端に前記アウター媒体ガイドホール1326が配置され
る。
【0156】
本実施形態において前記アウター媒体ガイド1325は、3個が配置される。前記アウ
ター媒体ガイド1325等は、各々が等間隔に配置され、放射状形態で配置される。
【0157】
前記保存空間1328の水は、自重によりアウター媒体ガイド1325に移動される。
保存空間1328の水は、円周方向に流れた後、前記アウター媒体ガイド1325に移動
され、前記アウター媒体ガイドホール1326を介して溢水防止カバー1330に排水さ
れる。
【0158】
前記保存空間1328、アウター媒体ガイド1325、アウター媒体ガイドホール13
26、溢水防止カバー1330の構造を介して水槽加湿媒体ハウジング1300から水槽
300の水面に水が直接落下することを防止できる。
【0159】
前記溢水防止カバー1330は、水槽300の上部をカバーするカバー部1332と、
前記カバー部1332と連結されて形成され、前記カバー部1332で折り曲げられて収
容空間1338を形成させるバリア1334と、前記カバー部1332に形成され、前記
アウター媒体ガイド1325が挿入されるカバー挿入溝1335と、前記カバー挿入溝1
335に形成され、前記水槽300内部と連通されて水を排水するカバーホール1336
とを備える。
【0160】
前記カバー部1332は、媒体フレームアセンブリ下側に配置される。前記カバー部1
332は、前記水槽300の内部に配置されることができる。前記カバー部1332は、
前記水槽300の上部一部をカバーできる。本実施形態において前記カバー部1332は
、前記水槽300の内側面に沿って形成される。
【0161】
前記カバー挿入溝1335は、前記カバー部1332から下側に窪んで形成される。前
記カバー挿入溝1335に前記アウター媒体ガイド1325が挿入される。前記カバー挿
入溝1335は、垂直方向に窪んで形成され、前記アウター媒体ガイド1325は、垂直
方向に挿入される。
【0162】
前記カバー挿入溝1335に挿入されたアウター媒体ガイド1325は、横方向への移
動が制限される。前記カバー挿入溝1335は、アウター媒体ガイドホール1326と所
定間隔離間する。
【0163】
前記カバー挿入溝1335にカバーホール1336が形成される。前記カバーホール1
336は、半径方向に貫通されて形成される。前記カバーホール1336は、前記水槽3
00内部と連通される。前記カバーホール1336は、前記水槽300内側面に向かって
形成される。前記カバーホール1336に排水された水は、前記水槽300内側面に沿っ
て移動される。
【0164】
前記カバー挿入溝1335の底面は、傾斜面1337で形成される。前記傾斜面133
7は、アウター媒体ガイド1325の傾斜面1327と対応する。
【0165】
前記カバー挿入溝1335のうち、少なくとも1つには、嵌入溝1335aが形成され
、前記アウター媒体ガイド1325には、前記嵌入溝1335aに対応する嵌入部132
5aが形成され得る。
【0166】
前記嵌入部1325aは、下側に突出されて形成され、前記嵌入溝1335aに上下方
向に挿入される。前記嵌入部1325a及び嵌入溝1335aは、アウター媒体フレーム
1320及び溢水防止カバー1330の結合位置を確認できる位置決定手段として使用さ
れることができる。前記嵌入部1325a及び嵌入溝1335aが一致しない場合、アウ
ター媒体フレーム1320及び溢水防止カバー1330が組み立てられない。
【0167】
前記カバー部1302は、水槽300の内側面に密着されることができる。前記カバー
部1302は、前記水槽300の上端縁に密着されることができる。前記カバー部130
2は、前記水槽300の上端にオーバーラップされることができる。本実施形態において
前記カバー部1302は、水槽300の内側面に密着され、前記水槽300の上端縁に密
着される。
【0168】
前記傾斜面1337は、内側が高く、外側が低く形成される。前記傾斜面1337の終
端に前記カバーホール1336が配置される。前記カバーホール1336に吐出された水
は、水槽300の内側面と接触される。前記傾斜面1327、1337を介して水を水槽
300内側面に案内することができる。
【0169】
前記カバー部1332は、傾斜して形成される。前記カバー部1332は、外側が高く
、内側が低く形成される。前記カバー部1332の傾斜は、上側の水がカバー部1332
外側に流動することを抑制する。前記カバー部1332上側面の水は、傾斜に沿って内側
に流動する。
【0170】
前記カバー部1332の上側に沿って流動する水は、前記保存空間1328に案内され
る。これにより、前記カバー部1332の上側面に沿って流れ落ちる水は、前記保存空間
1328、アウター媒体ガイドホール1326、カバーホール1336を経て水槽300
内側面に案内される。このような構造を介して、流れ落ちる水が前記水槽300の水面に
直接落下することを防止できる。
【0171】
前記バリア1334は、前記カバー部1332とともに収容空間1338を形成する。
前記収容空間1338は、前記カバー部1332の下側に形成される。前記収容空間13
38は、前記水槽300の水が激しく揺れるとき、前記水槽300の内側壁に沿って揺れ
る水を収容し、前記水槽300の下側に案内する。
【0172】
前記バリア1334は、インナーバリア1331及びアウターバリア1333を備える
【0173】
前記インナーバリア1331及びアウターバリア1333は、前記カバー部1332か
ら下側に折り曲げられて形成される。前記インナーバリア1331は、前記カバー部13
32の内側縁に沿って形成され、下側に折り曲げられて形成される。前記アウターバリア
1333は、前記カバー部1332の外側縁に沿って形成され、下側に折り曲げられて形
成される。
【0174】
前記アウターバリア1333は、前記水槽300の内側面に密着される。
【0175】
前記インナーバリア1331は、アウター媒体フレーム1320に密着される。より詳
細には、前記インナーバリア1331は、前記アウターロアフレーム1324に密着され
る。
【0176】
前記インナーバリア1331及びアウターロアフレーム1324は、相互結合される。
前記インナーバリア1331またはアウターロアフレーム1324のうち、いずれか1つ
に係止突起1339が形成され、他の1つに係止溝1329が形成される。本実施形態で
は、インナーバリア1331に係止突起1339が形成され、アウターロアフレーム13
24に係止溝1329が形成される。
【0177】
本実施形態では、前記溢水防止カバー1330が水槽300の内側に位置し、前記アウ
ターバリア1333が水槽300の内側面に密着される。
【0178】
これにより、前記水槽300に保存された水が激しく揺れる場合、前記水槽300の内
側壁に沿って上昇された後、前記アウターバリア1333、カバー部1332、及びイン
ナーバリア1331に沿って流動する。すなわち、前記水槽300内側壁に沿って上昇さ
れた水は、前記収容空間1338で方向が下側に切り換えられた後、再度水槽300の中
心に案内される。
【0179】
このように、前記溢水防止カバー1330は、前記水槽300の水が水槽300外に溢
れることを防止できる。
【0180】
また、水槽加湿媒体ハウジング1300は、インナーアッパーフレーム1312、保存
空間1328、アウター媒体ガイドホール1326、カバー部1332、カバーホール1
336の構成を介してビジュアルボディ210から流れ落ちた水が水槽300の水面に直
接落下することを防止する落水防止流路を提供する。
【0181】
図23は、本発明の第1の実施形態に係るウォータリングユニットが示された分解斜視
図であり、図24は、図23に示されたウォータリングユニットの結合斜視図であり、図
25は、図24の断面図である。
【0182】
前記ウォータリングハウジング800は、水槽300に保存された水を噴射するための
構成である。前記ウォータリングハウジング800は、水槽300に保存された水を効率
的に揚水するための構造が配置される。
【0183】
前記ウォータリングハウジング800は、ウォータリングモータ42の回転力が伝達さ
れて回転され、回転の際、水槽300に保存された水を内部に吸入した後、上側に揚水す
ることができる。前記ウォータリングハウジング800内部に揚水された水は、噴射口4
10を介して吐出される。
【0184】
前記ウォータリングハウジング800には、揚水手段が配置される。前記揚水手段は、
前記水槽300の水を上側に揚水(pumping)する。水槽の水を揚水する方法は、
様々に実現されることができる。
【0185】
例えば、前記揚水ポンプを介して水を揚水した後、噴射させることができる。
【0186】
例えば、ウォータリングハウジングを回転させ、回転の際、水と摩擦または相互干渉を
形成させて水を揚水できる。
【0187】
本実施形態では、ウォータリングハウジング800の回転によって水を揚水する構造が
提案される。本実施形態において揚水手段は、水との摩擦または相互干渉を介して水を上
側に押し上げる揚水グルーブ810である。
【0188】
前記ウォータリングハウジング800の内側面に揚水手段である揚水グルーブ810が
形成される。前記揚水グルーブ810は、揚水効率を向上させる。前記揚水グルーブ81
0は、前記ウォータリングハウジング800内側面から突出されて形成される。前記揚水
グルーブ810は、上下方向に長く延びて形成される。前記揚水グルーブ810は、ウォ
ータリングモータ軸43または動力伝達軸640に対して放射状に配置される。
【0189】
前記ウォータリングハウジング800の下端は、水槽300の底面と所定間隔離間して
吸入間隔801を形成する。前記吸入間隔801を介して水槽300の水がウォータリン
グハウジング800内部に吸入される。
【0190】
前記ウォータリングハウジング800は、下側が開放されるように形成される。前記ウ
ォータリングハウジング800は、カップ形状である。前記ウォータリングハウジング8
00は、カップを逆に置いた形状である。前記ウォータリングハウジング800内部には
、ハウジング空間805が形成される。
【0191】
前記ウォータリングハウジング800内部に水槽300のコラム35が位置し、前記コ
ラム35内部に動力伝達モジュール600が配置される。前記ウォータリングハウジング
800は、コラム35を囲むように配置される。
【0192】
前記ウォータリングハウジング800は、上側へ行くほど、平断面が拡張されるように
形成される。前記コラム35は、上側へ行くほど、平断面が縮小されるように形成される
。前記ウォータリングハウジング800及びコラム35の形状は、水を効果的に揚水する
ための形状である。前記ハウジング空間805の容積は、上側へ行くほど増加される。
【0193】
前記ウォータリングハウジング800が回転されるとき、内部に吸入された水は、遠心
力によりウォータリングハウジング800内周面に密着される。前記ウォータリングハウ
ジング800内周面に形成された揚水グルーブ810は、内部に吸入された水に回転力を
提供する。
【0194】
前記ウォータリングハウジング800には、吸入された水を外部に吐出する噴射口41
0が形成される。本実施形態において前記噴射口410は、水平方向に水を吐出させるよ
うに配置される。前記噴射口410を介して揚水された水が外部に吐出される。
【0195】
本実施形態において前記噴射口410から吐出された水は、ビジュアルボディ210に
噴射されることができる。
【0196】
前記噴射口410は、設計条件によってその個数が調整され得る。本実施形態において
前記噴射口410は、高さの差をおいてウォータリングハウジング800に複数個が配置
される。前記ウォータリングハウジング800の上側に配置された噴射口を第2の噴射口
と定義し、ウォータリングハウジングの中間に配置された噴射口を第1の噴射口と定義す
る。
【0197】
前記ウォータリングハウジング800が第1の回転速度以上に回転されるとき、前記第
1の噴射口から水が噴射され得る。前記ウォータリングハウジング800が第2の回転速
度以上に回転されるとき、前記第2の噴射口から水が噴射され得る。
【0198】
前記第2の回転速度は、前記第1の回転速度に比べて高速である。
【0199】
前記ウォータリングハウジング800が高速で回転されるときにのみ、前記第2の噴射
口から水が吐出される。前記ウォータリングハウジング800が通常的に回転される速度
には、前記第2の噴射口を介して水が吐出されないように配置することができる。前記第
1の噴射口は、ウォータリングハウジングが常に作動される全ての段階で水を吐出する。
【0200】
前記第2の噴射口は、複数個が配置され得る。前記第1の噴射口は、複数個が配置され
得る。
【0201】
ウォータリングハウジング800が通常回転速度で回転されれば、揚水された水は、少
なくとも第1の噴射口より高く上昇される。前記ウォータリングハウジング800が高速
で回転されれば、揚水された水は、第2の噴射口の高さ以上に上昇される。
【0202】
前記第2の噴射口は、ウォータリングハウジング800の円周方向に複数個が配置され
得る。前記第1の噴射口もウォータリングハウジング800の円周方向に複数個が配置さ
れ得る。
【0203】
前記ウォータリングハウジング800が回転されなければ、噴射口410を介して水が
吐出されない。ユーザが清浄モード(エアークリーンモジュールは作動され、エアーウォ
ッシュモジュールは停止されるモード)にのみ作動させれば、ウォータリングユニット4
0が作動されず、送風ユニット20だけが作動される。ユーザが加湿モードのみで作動さ
せるとき、前記ウォータリングハウジング800が回転され、前記噴射口410を介して
水が吐出される。ユーザが清浄モード及び加湿モードを同時作動させるとき、前記噴射口
410から吐出される水は、ビジュアルボディ210の内側面に噴射されることができる
【0204】
ウォータリングハウジング800が回転されるので、前記噴射口410から吐出された
水は、前記ビジュアルボディ210の内側面を打撃し、前記ビジュアルボディ210の内
側面に沿って移動される。
【0205】
ユーザは、ビジュアルボディ210を介して水が噴射されることを視覚的に確認するこ
とができる。このような水の噴射は、加湿モードで作動中であることを意味する。ユーザ
は、水の噴射を介して加湿モードが作動中であることを直観的に確認することができる。
【0206】
前記ビジュアルボディ210には、噴射された水により液滴が結ばれ、前記液滴は、下
方へ流れ落ちるようになる。
【0207】
本実施形態において前記ウォータリングハウジング800は、3個のパートで構成され
る。本実施形態とは異なり、前記ウォータリングハウジング800は、1個または2個の
部品で製作されることができる。
【0208】
前記ウォータリングハウジング800の下端は、水槽300の底面から所定間隔離間し
て配置される。
【0209】
前記ウォータリングハウジング800は、第1のウォータリングハウジング820、第
2のウォータリングハウジング840、ウォータリングハウジングカバー860、及びウ
ォータリング動力伝達部880を備える。
【0210】
前記ウォータリングハウジング800は、動力伝達軸640と組み立てられ、前記動力
伝達軸640から回転力が伝達される構造が配置される。本実施形態において前記ウォー
タリングハウジング800は、ウォータリング動力伝達部880及びウォータリングハウ
ジングカバー860が動力伝達軸640と組み立てられる。前記ウォータリングハウジン
グ800は、動力伝達軸640と2ヶ所で結合され、2ヶ所から回転力が伝達される。
【0211】
前記第1のウォータリングハウジング820には、第1の噴射口411が配置される。
本実施形態において前記第1の噴射口411は、2個が配置される。2個の第1の噴射口
411は、互いに反対方向に向かうように形成される。
【0212】
前記第1の噴射口411は、第1のウォータリングハウジング820の内外側を連通さ
せる。本実施形態では、前記第1の噴射口411の内側開口面積が外側開口面積より広く
形成される。
【0213】
前記第2のウォータリングハウジング840の外周面には、ウォータリング羽根850
が形成される。前記ウォータリング羽根850は、加湿空気を流動させることができる。
前記ウォータリングハウジング800の回転の際、前記ウォータリング羽根850は、周
りの空気を引き込むことができる。
【0214】
前記第2のウォータリングハウジング840は、第2の噴射口412、413が形成さ
れる。前記第2の噴射口412、413は、ビジュアルボディ210に向かって水を噴射
する。本実施形態において前記第2の噴射口412、413は、2個が配置される。前記
第2の噴射口のうちの1つを第2-1の噴射口412といい、残りの1つを第2-2の噴
射口413と定義する。
【0215】
前記第2-1の噴射口412及び第2-2の噴射口413は、互いに反対方向に向かう
ように配置される。前記第2-1の噴射口412及び第2-2の噴射口413は、動力伝
達軸640を基準に対称して配置されることができる。
【0216】
前記第2-1の噴射口412が形成する噴射ラインを第1の噴射ラインと定義し、前記
第2-2の噴射口413が形成される噴射ラインを第2の噴射ラインと定義する。
【0217】
前記噴射口410に噴射された水は、ビジュアルボディ210に配置されたリザーバに
一時保存された後、ブリッジ380を介して水槽300内部に案内される。
【0218】
図26は、本発明の第2の実施形態に係る水槽加湿媒体の設置状態が示された断面図で
ある。
【0219】
本実施形態では、第1の実施形態とは異なり、水槽加湿媒体ハウジング無しで水槽加湿
媒体51´が設けられる。
【0220】
前記水槽加湿媒体51´は、上端が下部リザーバ240に据え置かれ、エアーウォッシ
ュ流入口31の内側をカバーする。前記水槽加湿媒体51´は、360度全方向に形成さ
れる。
【0221】
前記水槽加湿媒体51´は、垂直方向に設けられる。本実施形態とは異なり、前記水槽
加湿媒体51´は、傾斜して設けられることができる。例えば、上端が水槽300外側に
位置し、下端が水槽300内側に位置して傾斜を形成できる。
【0222】
前記水槽加湿媒体51´の上端は、ビジュアルボディ210とオーバーラップされ、下
端は、水槽300とオーバーラップされる。これにより、前記エアーウォッシュ流入口3
1を介して入る空気は、水槽加湿媒体51´を通過して水槽300内部に流動する。
【0223】
前記水槽加湿媒体51´の上端は、下部リザーバウォール242に係止され得るように
、フック形態で形成される。
【0224】
前記水槽加湿媒体51´を水槽300に固定させるために、ベルクロテープのように脱
着手段がさらに設けられ得る。
【0225】
前記水槽加湿媒体51´の上端は、下部保存空間245に挿入されるので、下部リザー
バ240に保存された水により濡らされることができる。
【0226】
前記水槽加湿媒体51´の下端は、水槽300内側に位置するので、濡らされて残った
水が水槽300に案内され得る。
【0227】
以下、残りの構成は、前記第1の実施形態と同様なので、詳細な説明を省略する。
【0228】
図27は、本発明の第3の実施形態に係る水槽加湿媒体の設置状態が示された断面図で
ある。
【0229】
本実施形態は、第1の実施形態とは異なり、各エアーウォッシュ流入口31毎に個別的
に水槽加湿媒体(51″)が配置される。
【0230】
本実施形態では、エアーウォッシュ流入口31が3個配置されるところ、3個の水槽加
湿媒体51″が設けられる。
【0231】
それぞれの水槽加湿媒体51″は、それぞれの水槽加湿媒体ハウジング1300″に設
けられることができる。前記水槽加湿媒体ハウジング1300″は、エアーウォッシュ流
入口31の形状で形成されることができる。
【0232】
これにより、水槽加湿媒体51″が設けられた水槽加湿媒体ハウジング1300″がエ
アーウォッシュ流入口31に挟まれることができる。前記水槽加湿媒体ハウジング130
0″は、エアーウォッシュ流入口31から個別的に脱着されることができる。
【0233】
本実施形態において前記水槽加湿媒体51″は、エアーウォッシュ流入口31と同一面
に位置する。
【0234】
以下、残りの構成は、前記第1の実施形態と同様なので、詳細な説明を省略する。
【0235】
以上では、本発明の好ましい実施形態について図示し説明したが、本発明は、上述した
特定の実施形態に限定されず、特許請求の範囲で請求する本発明の要旨を逸脱せず、当該
発明の属する技術分野における通常の知識を有する者により様々な変形実施が可能である
ことはもちろんであり、このような変形実施等は、本発明の技術的思想や展望から個別的
に理解されてはならないであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27