IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニーの特許一覧

特許7413444皮膚用接着剤塗布用窓を備えた血管アクセスデバイスのための固定用手当用品
<>
  • 特許-皮膚用接着剤塗布用窓を備えた血管アクセスデバイスのための固定用手当用品 図1
  • 特許-皮膚用接着剤塗布用窓を備えた血管アクセスデバイスのための固定用手当用品 図2
  • 特許-皮膚用接着剤塗布用窓を備えた血管アクセスデバイスのための固定用手当用品 図3
  • 特許-皮膚用接着剤塗布用窓を備えた血管アクセスデバイスのための固定用手当用品 図4
  • 特許-皮膚用接着剤塗布用窓を備えた血管アクセスデバイスのための固定用手当用品 図5
  • 特許-皮膚用接着剤塗布用窓を備えた血管アクセスデバイスのための固定用手当用品 図6
  • 特許-皮膚用接着剤塗布用窓を備えた血管アクセスデバイスのための固定用手当用品 図7
  • 特許-皮膚用接着剤塗布用窓を備えた血管アクセスデバイスのための固定用手当用品 図8
  • 特許-皮膚用接着剤塗布用窓を備えた血管アクセスデバイスのための固定用手当用品 図9
  • 特許-皮膚用接着剤塗布用窓を備えた血管アクセスデバイスのための固定用手当用品 図10
  • 特許-皮膚用接着剤塗布用窓を備えた血管アクセスデバイスのための固定用手当用品 図11
  • 特許-皮膚用接着剤塗布用窓を備えた血管アクセスデバイスのための固定用手当用品 図12
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-04
(45)【発行日】2024-01-15
(54)【発明の名称】皮膚用接着剤塗布用窓を備えた血管アクセスデバイスのための固定用手当用品
(51)【国際特許分類】
   A61M 25/02 20060101AFI20240105BHJP
【FI】
A61M25/02 502
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2022093732
(22)【出願日】2022-06-09
(62)【分割の表示】P 2019531712の分割
【原出願日】2017-11-07
(65)【公開番号】P2022111338
(43)【公開日】2022-07-29
【審査請求日】2022-06-28
(31)【優先権主張番号】15/377,148
(32)【優先日】2016-12-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】595117091
【氏名又は名称】ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】BECTON, DICKINSON AND COMPANY
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジョナサン カール バークホルツ
【審査官】上石 大
(56)【参考文献】
【文献】特表2002-512865(JP,A)
【文献】特開平09-094299(JP,A)
【文献】特開2014-136148(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 25/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
カテーテル固定用手当用品であって、
接近用窓を含む第1の被覆層と、
前記第1の被覆層を皮膚に接着するように構成された第1の接着剤層と、
第2の被覆層と、
前記第2の被覆層を前記第1の被覆層に接着するように構成された第2の接着剤層と、
および前記第1の被覆層を覆い、上部接近用窓を構成する上部剥離ライナーと、
を含み、
前記第1の被覆層の端部と前記第2の被覆層の端部とが重なり、分離可能に結合され、 カテーテル固定用手当用品が開いた位置にあるとき、前記第2の被覆層は第2の被覆層の端部の上に折りたたまれる、カテーテル固定用手当用品。
【請求項2】
前記第2の被覆層は、折り目を含む請求項1に記載のカテーテル固定用手当用品。
【請求項3】
前記第1の接着剤層を覆う下部の剥離ライナーをさらに含む請求項1に記載のカテーテル固定用手当用品。
【請求項4】
前記第2の接着剤層を覆う第2の剥離ライナーをさらに含む請求項1に記載のカテーテル固定用手当用品。
【請求項5】
前記第1の被覆層の一部分を覆う上部の剥離ライナーをさらに含む請求項1に記載のカテーテル固定用手当用品。
【請求項6】
前記上部の剥離ライナーは、前記接近用窓と少なくとも部分的に重なる上部接近用窓を含む請求項5に記載のカテーテル固定用手当用品。
【請求項7】
前記接近用窓は、1以上のメッシュサポートおよびすり割り付き穴を含む請求項1に記載のカテーテル固定用手当用品。
【請求項8】
前記第1の接着剤層および第2の接着剤層のうちの少なくとも一方は、抗菌剤を含む請求項1に記載のカテーテル固定用手当用品。
【請求項9】
前記上部剥離ライナーに面する、第2の剥離ライナーを前記第2の接着剤層にさらに含む、請求項1に記載のカテーテル固定用手当用品。
【請求項10】
前記上部接近用窓が前記接近用窓と同じ形状を含む請求項1に記載のカテーテル固定用手当用品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、静脈内カテーテル(例えば、血管アクセスデバイス)に関する。より詳細には、本願は、皮膚用接着剤塗布用窓を備えた血管アクセスデバイスのための固定用手当用品を使用するためのさまざまな方法およびシステムを開示している。総じて、血管アクセスデバイスは、診断的な理由または治療的な理由のために、末梢血管または中心血管を介して静脈の中へ挿入される。血管アクセスデバイスは、流体(例えば、生理食塩水、血液、薬剤、および/または、完全非経口栄養法)を患者の中へ注入するために使用され、流体(例えば、血液)を患者から引き出すために使用され、および/または、患者の血管系のさまざまなパラメーターをモニタリングするために使用され得る。
【背景技術】
【0002】
静脈内(IV)カテーテルアッセンブリは、さまざまなタイプの血管アクセスデバイスの1つである。オーバーザニードル(over-the-needle)式の末梢IVカテーテルは、一般的なIVカテーテル構成である。その名が暗示するように、オーバーザニードル式カテーテルは、鋭い末端先を有する誘導針の上に装着される。誘導針は、一般的に、ニードルアッセンブリに連結されている静脈穿刺ニードルであり、ニードルアッセンブリは、針を案内することを助け、カテーテルとのその協働を促進させる。少なくともカテーテルの末端部の内面は、針の外面にきつく係合しており、カテーテルのピールバック(peelback)を防止し、それによって、血管の中へのカテーテルの挿入を促進させる。カテーテルおよび誘導針は、誘導針の鋭い末端先がカテーテルの末端先を越えて延在するように組み立てられていることが多い。そのうえ、カテーテルおよびニードルは、挿入の間に、針の斜面が上を向き、すなわち、患者の皮膚から離れた方を向くように組み立てられていることが多い。カテーテルおよび誘導針は、一般的に、患者の皮膚を通して血管の中へ浅い角度で挿入される。
【0003】
カテーテル挿入に続いて、静脈内カテーテルアッセンブリは、時期尚早、および/または、意図しない除去を防止するために、患者に固定される。多くの場合、固定用手当用品が、カテーテル挿入部位に貼付けられ、カテーテルアッセンブリを患者に固定する。固定用手当用品は、カテーテル部位への露出を制限し、カテーテル部位の汚染を防止し、カテーテルの時期尚早、および/または、意図しない除去を防止する。ますます、また、皮膚用接着剤が、カテーテル挿入部位に塗布され、静脈内カテーテルアッセンブリをさらに固定し、カテーテル挿入部位をシールし、および/または、カテーテルが適切な場所に留まることができる時間を長くしつつある。皮膚用接着剤は、固定用手当用品を交換するように設計されているのではなく、むしろ、カテーテルの周りの挿入部位を局所的にシールし、挿入箇所におけるカテーテルの局所化された固定をもたらし、いくつかの場合では、全体的なカテーテルアッセンブリへの固定をもたらすように設計されている。
【0004】
従来の固定用手当用品および皮膚用接着剤は、さまざまな利益をもたらすことが可能であるが、それらは、それらの欠点がないということではない。例えば、現在の接着剤は、固定用手当用品が貼付けられ得る前に、乾燥するために時間を必要とする。これは、臨床医が、第1に、カテーテルを挿入しなければならず、それから、挿入されたカテーテルを片手で適切な場所に保持しながら、もう片方の手を使用して、接着剤容器を開け、接着剤を塗布し、接着剤が乾燥するのを待ち、固定用手当用品を準備し、固定用手当用品を設置しなければならないということを意味している。カテーテルを適切な場所に保持しながらこれらの複数のステップを実施することは、困難である可能性があり、また、乱雑、および/または、非効果的な接着剤の塗布、除去するために長々しい後片付けプロセスを必要とし得るあまりに多くの接着剤の使用、カテーテルデバイスもしくは患者への臨床医のグローブまたは指の不注意な接着、および/または、カテーテルの非意図的な脱落を結果として生じさせる可能性がある。
【0005】
したがって、さまざまな固定用手当用品が現在存在しているが、上述の列挙されているものを含む課題が、依然として存在している。したがって、現在のシステムおよび技法を増大させるか、または、現在のシステムおよび技法を他のシステムおよび技法に取って代わることが、当技術分野における改善になることとなる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、概して、皮膚用接着剤をカテーテル挿入部位に塗布することを支援するカテーテル固定用手当用品に関する。より詳細には、本開示は、カテーテル挿入部位においてカテーテルを固定するための方法およびシステムを述べ、塗布の間のカテーテルの脱落のリスクを低減させながら、臨床医が皮膚用接着剤をカテーテル挿入部位に塗布でき、皮膚用接着剤の効率的な塗布を可能にし、過剰な接着剤の使用を低減させる。
【0007】
いくつかの例示的なカテーテル固定用手当用品は、接近用窓を含む第1の被覆層と、第1の被覆層を皮膚に接着するように構成されている第1の接着剤層と、第2の被覆層と、第2の被覆層を第1の被覆層に接着するように構成されている第2の接着剤層とを含むことが可能である。また、カテーテル固定具は、第1の被覆層の第1の重複部分を含むことが可能であり、第1の被覆層の第1の重複部分は、第2の被覆層の第2の重複部分に選択的に結合されている。第2の被覆層は、折り目を含むことが可能である。
【0008】
いくつかの実施例では、カテーテル固定用手当用品は、第1の接着剤層を覆う下部の剥離ライナーをさらに含む。また、カテーテル固定用手当用品は、第2の接着剤層を覆う第2の剥離ライナーを含むことが可能である。また、カテーテル固定用手当用品は、第1の被覆層の一部分を覆う上部の剥離ライナーを含むことが可能である。上部の剥離ライナーは、接近用窓と少なくとも部分的に重なる上部接近用窓を含むことが可能である。いくつかの場合では、接近用窓は、メッシュサポートおよびすり割り付き穴のうちの1以上を含むことが可能である。他の場合では、第1の接着剤層および第2の接着剤層のうちの少なくとも1つは、抗菌剤を含むことが可能である。
【0009】
いくつかの実施例では、方法は、カテーテル固定具を貼付ける方法であって、カテーテル挿入部位においてカテーテルを挿入し、カテーテル挿入部位においてカテーテル固定具の第1の被覆層を取り付け、第1の被覆層の中の接近用窓を介して、皮膚用接着剤をカテーテル挿入部位に塗布し、カテーテル固定具の第2の被覆層を接近用窓の上に取り付けることを含む。また、その方法は、第1の被覆層を取り付けることを含むことが可能であり、カテーテル挿入部位においてカテーテルを固定し、皮膚用接着剤の塗布の間のカテーテルの脱落を防止する。その方法は、皮膚用接着剤を塗布した後に、上部の剥離ライナーを第1の被覆層から除去することを含むことが可能である。その方法は、カテーテル挿入部位において第1の被覆層を取り付ける前に、第1の被覆層の接着剤層から下部の剥離ライナーを除去することを含むことが可能である。また、その方法は、第2の被覆層を接近用窓の上方に取り付ける前に、第2の被覆層の接着剤層から第2の剥離ライナーを除去することを含むことが可能である。
【0010】
いくつかの実施例では、カテーテル固定用手当用品は、第1の重複部分を含む第1の被覆層と、第2の重複部分を含む第2の被覆層と、第1の被覆層の中に形成された接近用窓とを含み、第1の重複部分は、第2の重複部分に選択的に結合されている。いくつかの場合には、第2の被覆層は、折り目を含み、折り目は、接近用窓を剥き出しにするために、第2の被覆層が第1の被覆層から離れるように折り曲げることができるように構成されている。他の場合には、第1の被覆層は、患者の皮膚に取り付けられるように構成されている第1の接着剤層を含むことが可能である。さらに他の場合には、第2の被覆層は、第2の被覆層を接近用窓の上に取り付けるように構成されている第2の接着剤層を含むことが可能である。カテーテル固定用手当用品は、第1の被覆層の上面に配設されている上部の剥離ライナーをさらに含むことが可能である。上部の剥離ライナーは、接近用窓と少なくとも部分的に重なる上部接近用窓を含むことが可能である。
【0011】
開示された実施例における前記および他の特徴および利点が取得される方法が、より容易に理解されるために、簡潔に上述されたシステムおよび方法のより具体的な説明が、添付の図面に図示されるその特有の実施例を参照してなされる。これらの図面は、代表的な実施例を示すにすぎない、したがって、その範囲を制限するように考えられるべきではないということを理解されたい。開示されるシステムおよび方法の例示的な実施例は、添付図面の使用により、付加的な特殊性をもって以下に詳細に記載され説明した。
【0012】
複数の図は、以下に説明されるように、例示的なカテーテル固定用手当用品、および、そのような装置を製造および使用するための方法の特有な一面を図示している。以下の説明と一緒に、複数の図は、構造、方法の原理、および、本明細書で説明されている原理を、例示し、説明する。図面において、構成要素の厚さおよび寸法は、誇張されている場合があり、ないしは他の方法で、明確化のために変更されている場合がある。異なる図面において同一の参照番号は、同一の要素を表すので、それらの説明は、繰り返されない。さらに、よく知られた構造、材料、または動作は、説明される装置の一面を曖昧にすることを回避するために、詳細に示されず説明されない。なおまた、複数の図は、簡単化されまたは部分図を示す場合があり、複数の図における複数の要素の寸法は、誇張され、ないしは他の方法で、明確化および説明のために、比例していない場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、皮膚用接着剤塗布用窓を備えた例示的なカテーテル固定用手当用品の斜視図を示す。
図2図2は、図1におけるカテーテル固定用手当用品の斜視図を示す。
図3図3は、図1におけるカテーテル固定用手当用品の分解斜視図を示す。
図4図4は、図1におけるカテーテル固定用手当用品の側面図を示す。
図5図5は、カテーテルの挿入、カテーテル固定用手当用品の貼付け、および、皮膚用接着剤の塗布の連続する段階で、患者の手の上に配された、図1におけるカテーテル固定用手当用品の上面図を示す。
図6図6は、カテーテルの挿入、カテーテル固定用手当用品の貼付け、および、皮膚用接着剤の塗布の連続する段階で、患者の手の上に配された、図1におけるカテーテル固定用手当用品の上面図を示す。
図7図7は、カテーテルの挿入、カテーテル固定用手当用品の貼付け、および、皮膚用接着剤の塗布の連続する段階で、患者の手の上に配された、図1におけるカテーテル固定用手当用品の上面図を示す。
図8図8は、カテーテルの挿入、カテーテル固定用手当用品の貼付け、および、皮膚用接着剤の塗布の連続する段階で、患者の手の上に配された、図1におけるカテーテル固定用手当用品の上面図を示す。
図9図9は、カテーテルの挿入、カテーテル固定用手当用品の貼付け、および、皮膚用接着剤の塗布の連続する段階で、患者の手の上に配された、図1におけるカテーテル固定用手当用品の上面図を示す。
図10図10は、カテーテルの挿入、カテーテル固定用手当用品の貼付け、および、皮膚用接着剤の塗布の連続する段階で、患者の手の上に配された、図1におけるカテーテル固定用手当用品の上面図を示す。
図11図11は、皮膚用接着剤塗布用窓を備えた例示的なカテーテル固定用手当用品の上面図を示す。
図12図12は、皮膚用接着剤塗布用窓を備えた例示的なカテーテル固定用手当用品の上面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下の説明は、完璧な理解をもたらすために、具体的な詳細を提供する。それにもかかわらず、当業者は、説明されるカテーテル固定用手当用品、および、それらを製造および使用する方法は、これらの具体的な詳細を用いることなく実施および使用され得るということを理解する。実際に、カテーテル固定用手当用品およびその関連の方法は、図示されている装置および方法を変更することによって実行され得、また、当業界において従来から使用されている他の装置および技術に関連して使用され得る。
【0015】
概ね、本開示は、カテーテル挿入に引き続いて静脈内カテーテルアッセンブリを患者に固定するためのシステムおよび方法に関する。いくつかの場合には、カテーテル固定用手当用品は、カテーテル挿入に引き続いてカテーテルの位置を固定するように構成されている1以上の粘着部を含み得る。いくつかの実施例では、そのカテーテルは、カテーテル挿入部位に挿入され、それから、カテーテル固定用手当用品が、カテーテルを固定するために貼付けられる。そのカテーテルが第1の被覆層の粘着部によって固定された後、皮膚用接着剤が、カテーテル固定用手当用品の第1の被覆層の中の接近用窓を介して、カテーテル挿入部位に塗布され得る。その皮膚用接着剤が塗布された後、カテーテル固定用手当用品の第2の被覆層が、第1の被覆層の上に折り重ねられ、さらにカテーテル挿入部位を固定、および/または、保護することが可能である。その皮膚用接着剤は、第2の被覆層が第1の被覆層の上に折り重ねられる前に、乾燥でき、または、第2の被覆層は、皮膚用接着剤が塗布された直後に、もしくは、皮膚用接着剤が乾燥している間に、第1の被覆層の上に折り重ねられ得る。カテーテル固定用手当用品は、挿入に際してカテーテルの局部的な固定をもたらすように、臨床医が皮膚用接着剤をカテーテル挿入部位に塗布する間に、カテーテル挿入部位にカテーテルを固定することによって、臨床医を助けるように構成され得る。そのカテーテル固定用手当用品は、塗布の間に皮膚用接着剤が拡散過ぎることを制限するのを助けるように構成され得るものであり、また、カテーテル挿入部位の周りの直ぐのところに皮膚用接着剤の塗布を集中させることが可能である。
【0016】
ここで図1乃至図3を参照すると、カテーテル固定用手当用品1が、示されている。カテーテル固定用手当用品1は、第1の被覆層10を含み得る。第1の被覆層10は、第1の端部において第1の重複部分12を含み得る。また、第1の被覆層10は、カテーテル挿入部位へ接近できるように構成されている接近用窓14を含み得る。第1の被覆層10は、患者の皮膚の表面との接触および接着のための第1の被覆層10の下方接触面に接着剤層16を含み得る。また、カテーテル固定用手当用品1は、第2の被覆層20を含み得る。いくつかの実施例では、第2の被覆層20は、第1の重複部分12に選択的に結合されている第2の重複部分22を介して第1の被覆層に選択的に結合されている。第1の重複部分12および第2の重複部分22は、カテーテル固定用手当用品1が意図した通りに機能できるのに適切な任意の方法で、選択的に結合され得る。例えば、第1の重複部分12および第2の重複部分22は、接着剤、溶着によって、縫製によって、1以上の締結具(例えば、貝折れくぎ、グロメット、ステップル、クリップなど)によって、または、他の如何なる適切な方法によって、選択的に結合され得る。
【0017】
また、第2の被覆層20は、接近用窓14をあらわにするように第2の被覆層20が折り目24に沿って折り返し可能とする折り目24を含んでいる。また、第2の被覆層20は、カテーテル固定用手当用品1が患者に貼付けられた場合、臨床医が時刻、および/または、日付のような関連した情報を記録することができる標識領域26を含むことが可能である。例えばまた、第2の被覆層20は、第1の被覆層10の上部表面との接触および接着のために、第2の被覆層20における下部の接触面に接着剤層28を含むことが可能である。
【0018】
いくつかの実施例では、接近用窓14は、カテーテル挿入部位の少なくとも一部分の上方に配され、カテーテル挿入部位の少なくとも一部分に接近できるように構成されている。接近用窓14は、窓のような開口部であってもよく、または、第1の被覆層10における細い隙間、もしくは、帯状の開口部であってもよい。接近用窓14は、カテーテル挿入部位の少なくとも一部分に接近できるいずれかの適切な形状によって構成され得るが、少なくともいくつかの実施例では、接近用窓は、図に示されるような角丸長方形であるか、または、それは、正方形、三角形、多角形、楕円形、十字形状、X字形状、カージオイド(心臓形)、レンズ状の形状、あるいは、カテーテル固定用手当用品1が患者に貼付けられた場合、カテーテル挿入部位の少なくとも一部分に接近できるように他のいずれかの適切な形状であってもよい。
【0019】
また、第1の被覆層10は、さらに詳細に以下に説明されるように、カテーテル固定用手当用品1が患者に貼付けられる準備ができる前に、不注意により、時期尚早の接着から接着剤層16を保護するように構成されている下部の剥離ライナー30を含み得る。その下部の剥離ライナー30は、臨床医がカテーテル固定用手当用品1を貼付ける準備ができた場合、臨床医が下部の剥離ライナー30を除去することを助けるように構成されている下部の剥離用タブ32を備え得る。下部の剥離ライナー30は、接着性を維持し、無菌を維持するために、粘着部16の上方に配され得る。いくつかの実施例では、下部の剥離ライナー30は、カテーテル固定用手当用品1が包装された保護包装からなる。
【0020】
いくつかの実施例では、第1の被覆層10は、上部の剥離ライナー40を含む。上部の剥離ライナー40は、第1の被覆層10の上部表面の無菌、および/または、清浄度を維持するために設けられ得る。また、上部の剥離ライナー40は、以下により詳細に説明されるように、皮膚用接着剤が第1の被覆層10に過剰に付着することを防止するために設けられ得る。上部の剥離ライナー40は、臨床医が上部の剥離ライナー40を第1の被覆層10から除去することを助けるように構成される上部の剥離用タブ42を備え得る。上部の剥離用タブは、臨床医が上部の剥離ライナー40を第1の被覆層10から除去することを助けることができる上部の剥離ライナー40におけるいずれかの部分に配置され得る。また、上部の剥離ライナー40は、カテーテル挿入部位の少なくとも一部分に接近できるように構成される上部の接近用窓44を備えることができる。上部の接近用窓44は、カテーテル挿入部位の少なくとも一部分に接近できるいずれかの適切な方法で形作られ得るが、少なくともいくつかの実施例では、上部の接近用窓44は、接近用窓14と同じ形状からなる。
【0021】
いくつかの実施例では、第2の被覆層20は、第2の剥離ライナー50を含む。第2の剥離ライナー50は、第1の被覆層10と第2の被覆層20との間の接触界面において、第2の被覆層20の下面の無菌、および/または、清浄度を維持するために設けられ得る。また、第2の剥離ライナー50は、患者にカテーテル固定用手当用品1を貼付ける間に、不注意なおよび時期尚早の接着から接着剤層28を保護するために設けられ得る。第2の剥離ライナー50は、臨床医が第2の剥離ライナー50を第2の被覆層20から除去することを助けるように構成された第2の剥離用タブ52を含み得る。いくつかの場合には、第2の剥離用タブ52は、折り目24に沿って配置され得る。他の場合には、第2の剥離用タブ52は、臨床医が第2の剥離ライナー50を第2の被覆層20から除去することを助けることができる、第2の剥離ライナー50におけるいずれかの部分の上に配置され得る。さらに他の場合には、1以上の付加的な剥離ライナーが、カテーテル固定用手当用品1のいずれかの表面の無菌、および/または、清浄度を維持するために、および/または、カテーテル固定用手当用品1が患者に貼付けられる準備ができる以前、不注意な、時期尚早の接着を防止するために設けられ得る。いくつかの場合では、単一の剥離ライナーが、第1の被覆層10と第2の被覆層20との間で使用され得る。例えば、上部の剥離ライナー40は、使用可能とされ、第2の剥離ライナー50は、省略され得る。さらに、上部の剥離ライナー40が、省略され、第2の剥離ライナー50が、使用され得る。他の場合、上部の剥離ライナー40および第2の剥離ライナー50の両方の1以上の特徴を含む単一の剥離ライナーが、使用可能とされる。
【0022】
接着剤層16、28は、本明細書で説明されているシステムおよび方法による使用に適しているいずれかの類型または種類接着剤からなることが可能である。いくつかの場合では、接着剤層16、28は、吹き付け接着剤、接着フィルム、触圧接着剤、および、感圧接着剤のうちの1以上からなることが可能である。例えば、臨床医が第1の被覆層10を患者の皮膚に貼付け、軽く圧力を加える場合、接着剤層16は、接着剤層16と患者の皮膚の表面との間の結合を形成するポリマー系感圧接着剤からなり得る。さらに、臨床医が第1の被覆層10に対して第2の被覆層20を折り重ね、軽く圧力を加える場合、接着剤層28は、接着剤層28と第1の被覆層20の上部表面との間の結合を形成するポリマー系感圧接着剤からなり得る。接着剤層16は、皮膚との結合を促進させるわずかな液体キャリア(liquid carrier)をさらに含むことが可能である。いくつかの場合には、接着剤層16は、一旦、皮膚から取り外されたならば、接着剤がその粘着性を失うような、使い捨て用接着剤を含み得る。
【0023】
いくつかの実施例では、接着剤層16、28は、接着剤層が繰り返し貼付および取り外し可能である複数回使用用途の接着剤を含む。例えば、接着剤層16のための複数回使用用途の接着剤は、患者の皮膚の表面に対して、カテーテル固定用手当用品1を、取り外し、再調整、および/または、再利用できることが要望される。同様に、接着剤層28のための複数回使用用途の接着剤は、カテーテル挿入部位の検査を可能にするために(例えば、もし、カテーテルの先端部が静脈の中で閉塞させられているかどうかということを確認するように、カテーテル挿入部位を検査するため)、第2の被覆層20が第1の被覆層10から折り返し可能であることが要望される。いくつかの実施例では、接着剤層16、28は、カテーテル固定用手当用品1と患者の皮膚との間、および、第1の被覆層10と第2の被覆層20との間で、所望の固定をもたらすように必要ないずれかの形状、配列、サイズ、および/または、構成で形成される。
【0024】
いくつかの実施例において、また、接着剤層16、28は、1以上の抗菌剤を含む。例えば、接着剤層16、28は、カテーテル挿入部位で無菌を維持する場合の助けとなるように1以上の抗菌剤を含み得る。抗菌剤は、カテーテル挿入部位で無菌を維持するためのいずれかの適切な薬剤を含むことが可能である。いくつかの場合では、抗菌剤は、クロルヘキシジングルコン酸塩、または、クロルヘキシジン二酢酸塩のような局所の消毒剤を含み得る。他の適した抗菌剤は、それに限定されないが、銀系薬剤、トリクロサン、クロロキシレノール(PCMX)、BEC、BAC、オクテニジン、および、他の抗生物質を含む。他の場合では、接着剤層28は、接近用窓14に互いに重なり合い、カテーテル挿入部位に接触するように構成されている抗菌接着剤領域29(図9に示されている)を含み得る。抗菌接着剤領域29は、説明されているような1以上の接着剤、および、説明されているような1以上の抗菌剤を含み得る。
【0025】
剥離ライナー30、50は、剥離ライナー30、50と接着剤層16、28との間で一時的に結合できるいずれかの物質または複数の物質の組み合わせを含み得るものであり、剥離ライナー30、50が取り外されるとき、接着剤層16、28は、放置される。剥離ライナー30、50のための相性が良い物質における非限定的な例は、プラスチックフィルム、紙、プラスチック、金属箔、プラスチックコート紙、ワックスコート紙、ワックスコートプラスチック、プラスチックコート箔、およびワックスコート箔を含む。さらに、剥離ライナー30、50は、1以上の剥離剤および抗菌剤によって、コーティングされ、含浸され、または、層状に積み重ねられ得る。いくつかの実施例では、接着剤層16、28と接触している剥離ライナー30、50のうちの一部分だけが、剥離の性質、即ち、剥離剤を有し、他の実施例では、剥離ライナー30、50は、全体にわたって同一の形成を有する。
【0026】
いくつかの実施例では、被覆層10、20は、カテーテル挿入部位を固定する際に使用するためのいずれかの適切な被覆、および/または、創傷処理材からなる。例えば、被覆層10、20は、透明なポリウレタン手当用品、ガーゼの手当用品、湿気反応性手当用品、または、カテーテル挿入部位を固定するためのいずれかの他の適切な物質からなり得る。また、被覆層10、20は、上述されているものを含む、いずれかの適切な抗菌物質からなり得る。また、被覆層10、20は、カテーテル挿入部位を固定するのに適切な任意の厚さを含み得る。
【0027】
ここで、図4を参照すると、カテーテル固定用手当用品1の側面図が図示されている。図4に示されるように、カテーテル固定用手当用品1は、重複部分12で第2の被覆層20に選択的に結合される第1の被覆層10を含み得る。その重複部分12は、第2のオーバーラップ22に選択的に結合され得る。第2の被覆層20は、折り目24に沿って、矢印Aによって示されている方向に折り返されるように構成され得る。その折り目24は、第2の被覆層20に、より薄い、切込みを入れられた、または、その他の方法で脆弱部分として形成され得る。また、第2の被覆層20は、折り目24に沿って、第1の被覆層10の上方位置へ、再び折り重ねるように構成され得る。上述され、図4に示されるように、剥離ライナー30、40は、第1の被覆層の下面および上面に、それぞれ、配され得る。同様に、剥離用タブ32、42は、臨床医がそれぞれの剥離ライナー30、50を除去することを助けるために配され得る。また、第2の剥離ライナー50は、第2の剥離ライナー20の下面に配され、剥離用タブ52は、第2の剥離ライナー50の取り外しを容易にすることが可能である。
【0028】
ここで図5乃至図10を参照すると、カテーテル固定用手当用品1は、カテーテル2が患者3の皮膚の中へ挿入された後、貼付けられ得る。いくつかの実施例では、カテーテル固定用手当用品1を貼付けることは、臨床医によってカテーテル挿入部位を清浄および準備することを含む。一旦患者3の部位が準備されたならば、カテーテル2は、図5に示されるように、カテーテル挿入部位に挿入され得る。カテーテル2は、それに限定されないが、手の甲の表面を含む、患者3のいずれかの適切な部分に挿入され得る。図6に示されるように、第2の被覆層20は、上部の剥離ライナー40を剥き出しにするために、折り目24に沿って折り返され得る。臨床医は、上部接近用窓44を介してカテーテル挿入部位を位置決めし、下部の剥離ライナー30が除去された後、カテーテル挿入部位の上方にカテーテル固定用手当用品1を貼付けることが可能である。それから、第1の被覆層10は、接着剤層16が、第1の被覆層10の下部を患者3の皮膚に取り付け、カテーテル2を患者3に固定するように、患者の皮膚に押圧され得る。下部の剥離ライナー30が保護包装を含む実施例では、保護包装は、接着剤層16を露出させるために、カテーテル固定用手当用品1の貼付け前に除去され得る。
【0029】
図7に示されるように、一旦、カテーテル固定用手当用品1が位置決めされたならば、臨床医は、上部接近用窓44および接近用窓14を介して、皮膚用接着剤60をカテーテル挿入部位に塗布することが可能である。いくつかの場合では、位置決めされたカテーテル固定用手当用品1は、カテーテル2を固定し、皮膚用接着剤60の塗布の間、カテーテル2の何気ない脱落を防止することが可能である。他の場合では、位置決めされたカテーテル固定用手当用品1は、カテーテル2を固定し、皮膚用接着剤60を塗布する間、カテーテル2を保持しなければならないことから、臨床医を自由にすることが可能である。ここで、図8を参照すると、皮膚用接着剤が塗布された後、ならびに、それが乾燥、および/または、セットする前または後に、上部の剥離ライナー40が、上部剥離用タブ42によって除去され得る。いくつかの場合では、上部の剥離ライナー40は、過剰な皮膚用接着剤60が第1の被覆層10において接触、および/または、乾燥することを防止することが可能である。
【0030】
図9に示されるように、第2の剥離ライナー50は、接着剤層28を露出させるために、第2の剥離用タブ52によって除去され得る。いくつかの場合では、第2の剥離ライナー50を除去することは、抗菌接着剤領域29を露出させることが可能である。他の場合では、第2の剥離ライナー50は、過剰な皮膚用接着剤60が第2の被覆層20、および/または、接着剤層28において接触または乾燥することを防止することが可能である。ここで、図10を参照すると、第2の被覆層20は、折り目24に沿って第1の被覆層10上に再び折り重ねられ得る。それから、第2の被覆層20は、接着剤層28が、カテーテル挿入部位を覆うように第1の被覆層10の上面に取り付けられるように、第1の被覆層10に押圧され得る。いくつかの場合では、抗菌接着剤領域29は、カテーテル挿入部位に接触する。他の場合では、それから、臨床医は、カテーテルが標識領域26の上に配置された時刻、および/または、日付を記録することが可能である。他の場合では、接着剤層28は、臨床医がカテーテル挿入部位を検査することができるように、第2の被覆層20が第1の被覆層から引き剥がされるとともに、折り目24に沿って折り返されることを可能にする複数回使用の接着剤を含むことが可能である。カテーテル挿入部位を検査した後、臨床医は、第2の被覆層20を第1の被覆層10上に再び折り重ねることが可能である。また、第2の被覆層20は、臨床医が第2の被覆層20を剥ぎ折り返すことを助ける、および、検査の後、臨床医が第2の被覆層20の位置を動かすことを助けるために、プルタブ(図示せず)を含むことが可能である。さらに他の場合では、第2の被覆層20の少なくとも一部分は、臨床医が第2の被覆層20を折り返すことなくカテーテル挿入部位を検査することができるように、透明であることが可能である。
【0031】
上述の特徴に加えて、説明されたカテーテル固定用手当用品1は、それが意図したように機能することを可能にするいずれかの適切な方法で変更され得る。1つの例では、図11に示されるように、カテーテル固定用手当用品1は、メッシュサポート(mesh support)17とともに構成されている。メッシュサポート17は、皮膚用接着剤60がメッシュサポート17を貫通しカテーテル挿入部位に到達できるように構成され、皮膚用接着剤が、メッシュサポート17に接着することによって、第1の被覆層10にしっかりと接着するように、機械的な構造体をもたらすように構成され得る。メッシュサポート17は、限定的ではなく、メッシュバンデージ、医療用網状物(netting)、医療用ガーゼ、プラスチックメッシュ、ファイバー、金属網状物、および、いずれかの他の適切な物質を含む、意図される機能を可能にするいずれかの適切な物質からなることが可能である。
【0032】
他の例では、図12に示されるように、カテーテル固定用手当用品1は、皮膚用接着剤60の拡散を制限するように構成されている開口部18とともに構成され得る。いくつかの場合では、開口部18は、皮膚用接着剤60が接触できる皮膚の一部分を制限するように、カテーテル挿入部位のサイズ、および/または、形状に合うような寸法に作られ得る。また、カテーテル固定用手当用品は、すり割り付き穴19とともに構成され得る。すり割り付き穴19は、開口部18からカテーテル固定用手当用品1の縁部へ延在することが可能である。すり割り付き穴19は、第1の被覆層10がカテーテル2の下に完全に位置決められることを可能にするように構成され得る。例えば、臨床医は、カテーテル挿入部位を清浄および準備することが可能であり、また、カテーテル2を挿入することが可能である。それから、臨床医は、カテーテル2の本体部をすり割り付き穴19に貫通させながら、開口部18がカテーテル挿入部位の上方にある状態で、カテーテル固定用手当用品1を貼付けることが可能である。すり割り付き穴19は、最後に、カテーテル2の本体部の下になる。それから、臨床医は、接着剤層16が、第1の被覆層10の下部を患者3の皮膚に取り付けるように、圧力を加えることが可能である。それから、臨床医は、上述したような残りのステップを完了する。
【0033】
以前に示されたいずれかの変更例に加えて、多数の他の変形例および代替的な構成が、この説明の精神および範囲から逸脱することなく、当業者によって考え出され得るものとされ、添付の請求の範囲は、そのような変更例および構成を対象として含むことが意図されている。したがって、最も実用的で好適な一面であると現在考えられているものに関連する特殊性および詳細とともに、情報が上述されてきたが、それに限定されないが、形態、機能、動作の方法、および使い方を含む、多数の変更が、本明細書に記載されている原理および概念から逸脱することなく行われ得るということが当業者にとって明らかであることとなる。また、本明細書で使用されているように、複数の例および実施例は、すべての点において、単なる例示目的のためのものであるということを意味しており、いかなる方法にも限定されるように解釈されるべきではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12