(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-04
(45)【発行日】2024-01-15
(54)【発明の名称】ビデオ配信システムのためのモジュール式ユーザインターフェース
(51)【国際特許分類】
H04N 21/235 20110101AFI20240105BHJP
H04N 21/24 20110101ALI20240105BHJP
G06F 3/0482 20130101ALI20240105BHJP
【FI】
H04N21/235
H04N21/24
G06F3/0482
(21)【出願番号】P 2022561175
(86)(22)【出願日】2021-05-18
(86)【国際出願番号】 US2021032873
(87)【国際公開番号】W WO2021236575
(87)【国際公開日】2021-11-25
【審査請求日】2022-11-18
(32)【優先日】2020-05-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-06-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-05-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】512333560
【氏名又は名称】フル・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100199565
【氏名又は名称】飯野 茂
(74)【代理人】
【識別番号】100212705
【氏名又は名称】矢頭 尚之
(74)【代理人】
【識別番号】100219542
【氏名又は名称】大宅 郁治
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100162570
【氏名又は名称】金子 早苗
(72)【発明者】
【氏名】キャロウ、トレバー
(72)【発明者】
【氏名】アビタビーレ、マイク
(72)【発明者】
【氏名】パルマー、エリカ
(72)【発明者】
【氏名】チュン、マシュー
(72)【発明者】
【氏名】バレケット、レナ
(72)【発明者】
【氏名】サム、リンダ
(72)【発明者】
【氏名】ウマカント、ダルシャナ
(72)【発明者】
【氏名】ホプトン、ドミニク
(72)【発明者】
【氏名】ウォン、ジェイソン
(72)【発明者】
【氏名】ジャオ、イー
(72)【発明者】
【氏名】チョー、ヘザー
(72)【発明者】
【氏名】ヒントン、ザッカリー
(72)【発明者】
【氏名】マルドナード、ジョシュ
【審査官】富樫 明
(56)【参考文献】
【文献】特表2010-506449(JP,A)
【文献】国際公開第2017/057010(WO,A1)
【文献】特開平11-168667(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0136935(US,A1)
【文献】特開2007-325310(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00-21/858
G06F 3/0482
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピューティングデバイスによって、ユーザアカウントのためのコンテキストを選択することと、
前記コンピューティングデバイスによって、インターフェースのための複数のコレクションを選択すること、ここにおいて、コレクションは、ビデオのセットを含む、と、
前記コンピューティングデバイスによって、前記コンテキストに基づいて、前記複数のコレクションにおけるコレクションのための複数のテーマからテーマを選択すること、ここにおいて、前記複数のテーマは、前記コレクションに異なる表示フォーマットを適用する、と、
前記コンピューティングデバイスによって、前記コレクションを前記複数のコレクションと共に表示するために使用すべき前記テーマを前記インターフェースに示すために、前記テーマのための識別子および前記コレクションに関する情報を、前記ユーザアカウントによって使用されているクライアントデバイスに送ることと、
を備える方法。
【請求項2】
前記複数のコレクションを選択することは、前記ユーザアカウントのための前記コンテキストに基づいて、前記コレクションを選択することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記コレクションは、前記ユーザアカウントに対する関連性に基づいて選択される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記コレクションのための前記テーマを選択することは、
前記コレクションの特性および前記ユーザアカウントの前記コンテキストに基づいて、前記テーマを選択することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記コレクションのための前記テーマを選択することは、
前記ユーザアカウントの前記コンテキストに基づいて、関連性の値を生成すること、ここにおいて、前記関連性の値は、前記ユーザアカウントに対する前記コレクションの関連性を評価する、と、
関連性の値を前記テーマに対する閾値と比較することと、
前記テーマに対する前記閾値を満たす前記関連性の値に基づいて、前記テーマを選択することと、
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記コレクションのための前記テーマを選択することは、
前記複数のコレクションにおける別のコレクションに適用されたテーマに基づいて、前記テーマを選択すること備え、ここにおいて、前記テーマは、前記インターフェース上でテーマを異ならせるように選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記コレクションのための前記テーマを選択することは、
前記テーマを使用した前記コレクションとエンゲージした別のユーザアカウントからの情報に基づいて、前記テーマを選択することを備え、ここにおいて、前記別のユーザアカウントは、前記ユーザアカウントに類似していると見なされる、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記コレクションのための前記テーマを選択することは、
ランク付けされたテーマの階層をレビューすることと、
前記ユーザアカウントによって使用されているデバイスの能力と互換性がある、前記階層において最も高くランク付けされたテーマを選択することと、
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
複数の識別子から前記テーマのための前記識別子を選択することをさらに備え、ここにおいて、前記複数のテーマは、前記複数の識別子に関連付けられている、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記テーマの要件に基づいて、前記コレクションに関する前記情報を選択することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記複数のテーマにおける異なるテーマのために、異なる情報が前記コレクションのために選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記インターフェースは、前記複数のテーマをテンプレートに適用するために、テンプレートを用いて構成される、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記テンプレートは、前記複数のテーマにおけるどのテーマが、前記テンプレートにおいて表示されている前記コレクションに適用されるかに基づいて、前記インターフェースにおけるエリアを変更する、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
命令を含む非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令は、実行されると、
ユーザアカウントのためのコンテキストを選択することと、
インターフェースのための複数のコレクションを選択すること、ここにおいて、コレクションは、ビデオのセットを含む、と、
前記コンテキストに基づいて、前記複数のコレクションにおけるコレクションのための複数のテーマからテーマを選択すること、ここにおいて、前記複数のテーマは、前記コレクションに異なる表示フォーマットを適用する、と、
前記コレクションを前記複数のコレクションと共に表示するために使用すべき前記テーマを前記インターフェースに示すために、前記テーマのための識別子および前記コレクションに関する情報を、前記ユーザアカウントによって使用されているクライアントデバイスに送ることと、
を行うために動作可能であるようにコンピュータシステムを制御する、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
コンピューティングデバイスによって、インターフェースのための複数のコレクションを受信すること、ここにおいて、コレクションは、ビデオのセットを含む、と、
前記コンピューティングデバイスによって、前記複数のコレクションにおけるコレクションのためのテーマに適用すべき識別子を受信すること、ここにおいて、前記テーマは、前記コレクションに異なる表示フォーマットを適用する複数のテーマから選択される、と、
前記コンピューティングデバイスによって、前記テーマに基づいて、前記コレクションに関する情報を選択することと、
前記コンピューティングデバイスによって、前記複数のコレクションと共に、前記インターフェースにおいて、前記テーマを使用して前記コレクションに関する前記情報を表示すること、ここにおいて、前記複数のテーマは、異なる表示フォーマットを使用して前記コレクションを表示する、と、
を備える方法。
【請求項16】
前記テーマは、第1のテーマを備え、前記識別子は、第1の識別子を備え、前記方法は、
前記コレクションのための第2のテーマのための第2の識別子を受信することと、
前記インターフェースにおいて、前記コレクションの表示を前記第1のテーマから前記第2のテーマに変更すること、ここにおいて、前記第2のテーマは、前記第1のテーマとは異なる表示フォーマットで前記コレクションを表示する、と、
をさらに備える、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記コレクションは、前記インターフェースのテンプレートにおいて表示され、
前記テンプレートは、前記複数のテーマにおける異なるテーマを使用して、前記コレクションを表示するように構成される、
請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記テンプレートは、前記インターフェース上で異なるサイズにおいてテーマを表示し得る、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記コレクションのための前記テーマは、前記インターフェース上で前記コレクションを表示するために使用されるアプリケーションを再プログラミングすることなく変更可能である、請求項15に記載の方法。
【請求項20】
前記コレクションに関する前記情報を選択することは、
前記テーマの要件に基づいて、前記コレクションのためにどの情報を表示すべきかを選択することを備える、請求項15に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
[0001]本願は、2020年5月19日に出願された米国仮特許出願第63/027,197号および2020年6月2日に出願された米国仮特許出願第63/033,650号の出願日の利益を主張する、2021年5月17日に出願された米国特許出願第17/322,203号の利益を主張し、これら全ての内容は、あらゆる目的のために、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
[0002]ビデオコンテンツ管理システム(VCMS:video content management systems)は、従来、どのコンテンツがアプリケーションによって提供されるべきかに焦点を当てている。次いで、アプリケーションは、選択されたコンテンツを、ユーザに対してインターフェースにおいて表示する。ユーザインターフェースのレイアウトは、通常、単一のユーザおよび典型的に全てのユーザに対して同じである。ブラウズすべき多量のコンテンツがあるとき、ユーザアカウントは、レイアウトが静的であり、変化しない場合、視聴するコンテンツのインスタンスを選択するのに苦労し得る。また、一部のユーザアカウントは、コンテンツの異なるインスタンスを好み得る。しかしながら、ユーザインターフェースにおけるコンテンツのインスタンスは、一部のインスタンスが、他のものよりも一部のユーザアカウントにより関連性があり得るにもかかわらず、複数のユーザアカウントに対して同じレイアウトで表示され得る。
【0003】
[0003]以下の説明および特に図面に関して、示される詳細は、例示的な説明を目的として例を表し、本開示の原理および概念的な態様の説明を提供するために提示されることが強調される。この点に関して、本開示の基本的理解のために必要とされるものを超えた実施詳細を示すいかなる試みも行われない。以下の説明は、図面と併せて、本開示による実施形態がどのように実施され得るかを当業者に明らかにする。類似または同一の参照番号が、様々な図面およびサポートする説明における類似または同一の要素を識別するか、または別様に参照するために使用され得る。添付の図面においては、以下のとおりである。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【
図1】[0004]
図1は、いくつかの実施形態による、モジュール式ユーザインターフェースを生成するための簡略化されたシステムを図示する。
【
図2A】[0005]
図2Aは、いくつかの実施形態による、第1のタイプのモジュール式ユーザインターフェースの例を図示する。
【
図2B】[0006]
図2Bは、いくつかの実施形態による、第2のタイプのモジュール式ユーザインターフェースの例を図示する。
【
図2C】[0007]
図2Cは、いくつかの実施形態による、第3のタイプのモジュール式ユーザインターフェースの例を図示する。
【
図3】[0008]
図3は、いくつかの実施形態による、コレクションのためのテーマを選択するための方法の簡略化されたフローチャートを図示する。
【
図4】[0009]
図4は、いくつかの実施形態による、関連付けられたテーマを用いて(with)コレクションを表示するための方法の簡略化されたフローチャートを図示する。
【
図5A】[0010]
図5Aは、いくつかの実施形態による、個人化されたモジュール式ユーザインターフェースの異なる例を図示する。
【
図5B】
図5Bは、いくつかの実施形態による、個人化されたモジュール式ユーザインターフェースの異なる例を図示する。
【
図6】[0011]
図6は、一実施形態による、1つまたは複数の通信ネットワークを介して複数のクライアントデバイスと通信状態にあるビデオストリーミングシステムを図示する。
【
図7】[0012]
図7は、ビデオコンテンツおよび広告を視聴するための装置の概略図を図示する。
【発明を実施するための形態】
【0005】
[0013]本明細書では、ビデオ配信システムのためのユーザインターフェースのための技法が説明される。以下の説明では、説明を目的として、多くの例および特定の詳細が、いくつかの実施形態の完全な理解を提供するために示されている。特許請求の範囲によって定義されるいくつかの実施形態は、これらの例における特徴のうちのいくつかまたは全てを、単独でまたは以下で説明される他の特徴と組み合わせて含み得、本明細書で説明される特徴および概念の修正および同等物をさらに含み得る。
【0006】
[0014]システムが、ユーザインターフェースにおいてどのようにコンテンツが表示されるかを変更し得るモジュール式ユーザインターフェースを生成する。コンテンツは、「コレクション」と呼ばれるグループに編成され得る。システムは、コンテンツ間の類似の特性に基づいてコンテンツを編成するために、コレクションを使用し得る。システムは、コレクションに適用されるテーマを変更することによって、単一のユーザアカウントに対して、および複数のユーザアカウントにわたって、ユーザインターフェース上で固定レイアウトを有するという欠点を克服する。例えば、システムは、単一のユーザアカウントに対して、および複数のユーザアカウントにわたって、レイアウトを変更するために、異なるテーマをコレクションに適用し得る。テーマは、どのようにコレクションが表示されるかのフォーマットであり得る。これらテーマは、ユーザインターフェースにおいて提示されるコンテンツに対して異なる強調を用いて、コレクションを表示し得る。
【0007】
[0015]システムは、ユーザアカウントの選好、視聴習慣、ユーザアカウント入力に基づいて、または事業目標に基づいて等、異なる条件に基づいて、表示すべきコレクションを選択し得る。次いで、テーマは、異なる条件に基づいて、異なるようにコレクションに適用され得る。例えば、コレクションのためのテーマは、コレクションがビデオ配信システムによって高度に関連性があると見なされたとき、複数のユーザアカウントにわたって固定され得、ここで、このテーマは、複数のユーザアカウントに対してこのコレクションをより強調し得る。また、テーマは、ユーザアカウントの視聴挙動および入力等の測定基準に基づいて、ユーザアカウントごとに異なるように適用され得、これにより、ユーザアカウントに高度に関連性があるコレクションが、インターフェース上でより強調される。システムはまた、ユーザごとに、テーマにおいてなぜシステムがそのユーザアカウントにコンテンツを推奨しているかを説明するテキストを含み得る。
【0008】
[0016]モジュール式ユーザインターフェースは、ユーザインターフェースアプリケーションへのソフトウェアコードの更新を必要とせずに、デバイスおよび/またはユーザアカウントにわたって、ユーザインターフェースがどう見えるかを構成および変更できる柔軟性により、利点を提供する。さらに、モジュール式ユーザインターフェースは、エンゲージメント(engagement)を最適化するために、ユーザアカウントごとにユーザインターフェースをアルゴリズム的に個人化する能力を提供する。ユーザインターフェースは、モジュール式であり、コレクションを表示するためのエリアを含むテンプレートを使用し得る。この場合、ユーザインターフェースは、任意のコレクションが、指定されたエリア内で任意のテーマを有することを可能にすることによって柔軟である。ユーザインターフェースは、デバイスおよび/またはユーザアカウントにわたって、コレクションに適用されるテーマを管理、変更、および個人化するために、テンプレートを使用する。
【0009】
[0017]システムの概要
【0010】
[0018]
図1は、いくつかの実施形態による、モジュール式ユーザインターフェースを生成するための簡略化されたシステム100を図示する。システム100は、サーバシステム102と、クライアント104と、を含む。一事例が示されているが、サーバシステム102は、複数のサーバを含み得る。また、サーバシステム102は、モジュール式ユーザインターフェース112を異なるクライアント104に提供するために、複数のクライアント104と通信し得る。また、(例えば、ユーザアカウントまたはユーザプロファイルによって)異なるユーザが、クライアント104を使用し得る。
【0011】
[0019]サーバシステム102は、ビデオをクライアント104に配信するビデオ配信システム106を含む。ビデオは、ビデオ配信サービスによって提供されるビデオのライブラリからのものであり得る。ユーザは、ビデオを選択し、オンデマンドでビデオを再生させ得る。さらに、ビデオ配信システム106は、線形スケジュール(linear schedule)でライブビデオを提供し得る。
【0012】
[0020]クライアント104は、スマートフォン、セットトップボックス、タブレットデバイス、リビングルームデバイス、ゲームコンソール、パーソナルコンピュータ等のような、コンピューティングデバイスを含み得る。クライアント104は、コンテンツを再生し得るメディアプレーヤ(図示せず)を含む。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース112は、メディアプレーヤにおいてビデオを再生し得、これは、ユーザインターフェース112上に表示される。
【0013】
[0021]ユーザインターフェース112は、再生のためにユーザに利用可能であるコンテンツを表示し得る。例えば、ユーザインターフェース112は、再生前にコンテンツを表示し、ユーザがどのコンテンツを再生するかを選択することを可能にし得る。再生のために利用可能であるコンテンツの表示が説明されるが、ユーザインターフェース112のモジュール式の態様は、異なるテーマを用いて強調されるべき異なるコンテンツを含むページを表示するため等、他の目的のために使用され得る。
【0014】
[0022]コンテンツは、1つまたは複数のビデオのコレクション等のグループに編成され得る。システム100は、ある特性に基づいてコレクションを生成し得、その結果、コレクションの各ビデオが、その特性を含み得る。例えば、コレクションは、ホラー映画として定義されるビデオ、または、コメディとして定義されるビデオを含み得る。コレクションはまた、ランダムに、ユーザアカウント挙動によって、またはユーザアカウント入力によって等、他の方法で形成され得る。
【0015】
[0023]ユーザインターフェース112は、ユーザインターフェースのレイアウトへの変更を可能にするために、モジュール式であり得る。固定レイアウトとは対照的に、ユーザインターフェース112のセクションは、以下で説明されるように、異なるフォーマットに変更され得る。ユーザインターフェース112のモジュール性は、テンプレートを使用して提供され得、これは、コレクションの表示のためにユーザインターフェース112の異なるエリアを定義し得る。テンプレートは、コレクションにおけるコンテンツが、ユーザインターフェース112において異なるように表示されることを可能にする。すなわち、コンテンツの表示に使用されるフォーマットは、テンプレートにおいて動的に変更され得る。動的な変更は、ユーザインターフェース112のリフレッシュ時に実行され得る。したがって、ユーザアカウントは、ある特定の条件が満たされると、コレクションのためのフォーマットが変更され得る。
【0016】
[0024]モジュール式インターフェースエンジン108は、ユーザインターフェース112においてコンテンツを最適に提示するために、異なるテーマおよびコンテンツの配置を割り当てる柔軟性を持たせるようにテンプレートを構成するために使用される。テンプレートは、機械学習出力に基づいて、または測定基準が満たされたとき等、異なる条件が満たされたときに、テーマ設計の設計バリエーションを繰り返し適用する(iterate on the design variations on theme design)能力を提供する。モジュール式インターフェースアプリケーション110は、コンテンツの挿入のために設計されたテンプレートのためのテーマを変更するように構成される。各テンプレートは、異なるテーマをサポートし得る。モジュール式インターフェースアプリケーション110のソフトウェアコードは、異なるテーマの表示をサポートするために変更される必要がなくなり得る。静的な単一の設計レイアウトを有する従来のユーザインターフェースとは対照的に、モジュール式インターフェースアプリケーション110は、テンプレートおよび独立したコレクションを有することによって、レイアウト設計を動的に変更し得る。ユーザインターフェース112は、異なるテーマが、単一のコレクションに適用されること、また、複数のコレクションに適用されることも可能にし、それによって、固定レイアウトと比較してユーザインターフェースの動作を改善する。この適応的かつモジュール式の設計システムは、ユーザインターフェース上の各コレクションについて多数のタイプのテンプレートを維持および作成するための運用コストを低減しながら、プログラミング側でのプログラミング変更を低減するために、テンプレートを使用する。
【0017】
[0025]コレクションは、異なるテーマを用いて表示され得、これは、異なる表示フォーマットを有し得る。表示フォーマットは、異なるサイズにおいて、異なるレベルの情報を用いて等、異なるようにコレクションを表示し得るか、または異なるアクション、例えば、「再生(Playback)」対「ブラウズ(Browse)」(詳細へ移動(Go to Details))等の、他のフォーマッティングの違いを含み得る。いくつかの例では、これらテーマは、高強調テーマ、中強調テーマ、および低強調テーマ等の、異なるレベルの強調を有するテーマとして参照され得る。各レベルの強調は、各テーマが、コンテンツのインスタンスについて異なるデータ量を表示し得、異なるサイズを使用してコレクションを表示し得る等、異なるフォーマッティングを含み得る。
【0018】
[0026]個人化プラットフォーム114が、ユーザアカウントごとにユーザインターフェース112を個人化し得る。例えば、個人化プラットフォーム114は、コレクションおよびコレクションのためのテーマを選択し得る。コレクションのためのテーマは、異なる条件に基づいて選択され得る。例えば、個人化プラットフォーム114は、全てのユーザ、一部のユーザ、または単一のユーザのために、コレクションのためのテーマを選択し得る。単一のユーザアカウントの場合、個人化プラットフォーム114は、コレクションのためのテーマを選択するために、ユーザアカウントに関する情報を分析し得る。例えば、個人化プラットフォーム114は、ユーザアカウントに高度に関連性があると見なされたコレクションに対して、高強調テーマを選択し得る。また、個人化プラットフォーム114は、ユーザアカウントのためにコレクションのためのテーマを選択するために、他のユーザアカウントからの情報を使用し得る。例えば、個人化プラットフォーム114は、コレクションのためのテーマを選択するために、テーマとのユーザエンゲージメントにおけるグローバル履歴傾向を分析し得る。例えば、高度に関連性があるコレクションは、複数のアカウントにわたって高強調テーマで提示され得る。テーマの選択は、以下でより詳細に説明される。
【0019】
[0027]ユーザインターフェース112は、識別されたテーマに基づいて、コレクションを動的に表示するように設計される。例えば、コレクションのために使用されるテーマは、クライアント104に送られるモジュール式インターフェースコマンドに基づいて変更され得る。コマンドは、コレクションのためのテーマを定義し得、テーマを使用してコレクションについてのコンテンツを表示するために必要な情報も含み得る。次いで、クライアント104は、指定されたテーマに基づいて、コレクションを表示し得る。
【0020】
[0028]モジュール式ユーザインターフェースの例
【0021】
[0029]
図2A~
図2Cは、いくつかの実施形態による、モジュール式ユーザインターフェース112の異なる例を図示する。これらの例が説明されるが、他の例も理解され得る。異なるタイプのコンテンツは、異なるアイコンおよび画像を用いて、ユーザインターフェース112において異なるように表される。
【0022】
[0030]
図2Aは、いくつかの実施形態による、第1のタイプのモジュール式ユーザインターフェースの例を図示する。ユーザインターフェース112は、ユーザがビデオのコレクションをスクロールすることを可能にし得る。タイルは、映画またはショー等のコンテンツのインスタンスを包含する、インターフェース112のエリアであり得る。セレクタが、ビデオを選択するために使用され得、例えば、セレクタのフォーカスが、タイル内のビデオを選択するために移動され得る。
【0023】
[0031]ユーザインターフェース112は、高強調テーマ等の第1のテーマを使用して、コレクションを表示し得る。高強調テーマは、セレクタのフォーカスであるビデオを表示する。例えば、202におけるビデオは、セレクタによって選択されたときに表示される。高強調テーマは、他のコレクションよりもユーザにとってより関連性があると見なされ得るコレクションに適用され得る。この決定は、単一のユーザアカウントまたは複数のユーザアカウントの特性に基づき得、その結果、単一のユーザアカウントまたは複数のユーザアカウントに高度に関連性があるコレクションは、画面上でより強調される。
【0024】
[0032]ユーザインターフェース112は、204において、セレクタのフォーカスでない追加のコレクションを表示し、他の追加のコレクション(図示せず)も、インターフェース112上に表示され得る。追加のコレクションは、異なるテーマまたは同じ高強調テーマを使用して表示され得る。204において、コレクションは、標準強調テーマを用いて表示され、これは、高強調テーマにおけるタイルと比較して少ない情報で、ビデオのためのタイルを表示する。
【0025】
[0033]いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース112は、高強調テーマを使用するとき、他のテーマと比較してより多くのエリアを使用してビデオを表示し得る。例えば、202におけるビデオは、204において示される他のビデオよりも大きいエリアに表示される。より大きいエリアは、高強調テーマが、タイトルと、ビデオの説明と、ビデオに関連付けられたメタデータと、推奨理由と、ビデオからの画像との組合せのうちの1つまたは複数等、他のテーマよりも多くの情報を表示することを可能にし得る。高強調テーマはまた、アクションを実行するために選択され得る「今すぐ観る(Watch Now)」および「詳細(Details)」等の、他のテーマでは表示されないことがある異なるオプションを提供し得る。今すぐ観るボタンの選択は、ビデオの再生を開始し得る。詳細ボタンの選択は、ビデオに関する更なる詳細を表示し得る。他の特徴または情報が、高強調テーマにおけるビデオに対して表示され得る。
【0026】
[0034]ビデオのためのタイルがユーザインターフェース112上のより多くのエリアを使用するので、高強調テーマは、画面上で他のテーマよりも少ないビデオを表示し得る。例えば、204におけるコレクションは、ユーザインターフェース112において現在表示されている少なくとも4つのビデオを有し、これは、202において表示されている1つのビデオよりも多い。いくつかの実施形態では、高強調テーマは、インターフェース112の画面上(例えば、可視)エリアにおいてコレクションについての単一のビデオのみを表示しているが、異なる数のビデオが表示され得る。また、高強調テーマを用いたコレクションは、他のテーマに関連付けられた他のコレクションよりも少ないビデオをコレクション内に有し得る。例えば、高強調テーマのためのコレクションは、1つのビデオのみを含み得、一方、より低い強調テーマは、1つより多くのビデオを表示し得る。しかしながら、コレクションは、1つのビデオのみを表示し得るが、他のビデオは、コレクション内の他のビデオへとスクロールするスクロール機構を使用して、202において表示され得る等、他の数のビデオが使用され得る。異なるエリアでの、およびより少ないビデオの表示は、ユーザアカウントに対してビデオを強調して、ビデオをより見やすくし、また、ビデオに関するより多くの情報を提供し得る。これらのビデオがユーザアカウントにより関連性があるとみなされた場合には、これらビデオは、ユーザアカウントがビデオをより容易に見つけられ、また、ビデオに関するより多くの情報を見ることができるような方法で提示される。また、より低い強調テーマと比較した高強調テーマにおけるビデオ間の対比(contrast)は、ユーザアカウントが、どのビデオがより高い強調で強調されているかを認識し得るので、ビデオをさらに強調する。
【0027】
[0035]
図2Bは、いくつかの実施形態による、第2のタイプのモジュール式ユーザインターフェースの例を図示する。例えば、このテーマは、中強調テーマと呼ばれ得る。
【0028】
[0036]動作中、セレクタ212は、214において第1のコレクション内で現在選択されている、ユーザインターフェース112上のエンティティを強調表示し得る。コレクションは、これらのタイル内に少なくとも3つのビデオを含み得、2つのビデオが、206および208において完全に示されている。ユーザインターフェース112は、210において第2のコレクションを含み、これは、他のビデオを含む。
【0029】
[0037]第1のコレクションは、高強調テーマよりも優先度が低い、中強調テーマ等のテーマを用いて表示される。中強調テーマは、206において、セレクタ212のフォーカスであるビデオを表示する。中強調テーマは、高強調テーマにおけるタイルよりも少ないエリアで、ビデオのためのタイルを表示し得る。例えば、中強調テーマにおけるタイルは、高強調テーマにおけるタイルよりも小さい。また、中強調テーマは、タイル内により少ない情報を表示し得るが、高強調テーマと同じ量の情報を(より小さいエリアにおいてではあるが)表示することもできる。表示される情報は、タイトル、ビデオに関する何らかのメタデータ、ビデオに関する画像、および推奨理由のうちの1つまたは複数であり得る。メタデータは、ペアレンタルレーティング、ジャンル、公開年等であり得る。中強調テーマは、再生用のビデオを選択するためのきめ細かいオプションおよびビデオのプロットを説明するテキスト等の、高強調テーマで表示されるいくつかの情報を表示しない場合がある。しかしながら、タイル自体の選択は、ビデオの再生および/または追加の情報の表示を生じさせ得る。208におけるビデオ等の、コレクション内の追加のビデオは、セレクタのフォーカスの対象であるタイルと同様のタイル内に表示される。
【0030】
[0038]210において、ユーザインターフェース112は、第3のテーマの例を用いた第2のコレクションを表示する。
図2Cは、いくつかの実施形態による、第3のタイプのモジュール式ユーザインターフェースの例を図示する。第3のテーマは、ユーザインターフェース112において、標準強調テーマと呼ばれ得る。標準強調テーマは、より高い強調を有する他のテーマが適用されない場合、またはテーマがモジュール式インターフェースアプリケーション110に対して指定されない場合、コレクションに適用されるデフォルトテーマであり得る。しかしながら、いつ標準強調テーマを適用するべきかを決定する他の方法も使用され得る。
【0031】
[0039]218におけるコレクションは、標準強調テーマが適用されている。ユーザインターフェース112は、220において、中強調テーマ等の別のテーマを用いて別のコレクションを表示する。
【0032】
[0040]標準強調テーマは、セレクタ212のフォーカスである216におけるタイル内にビデオを表示する。標準強調テーマは、高強調テーマおよび中強調テーマよりも、少ないエリアおよび少ない情報でタイルを表示し得る。例えば、標準強調テーマは、ビデオについてのタイトルおよびより小さい画像を表示し得るが、ビデオに関するメタデータが少ない。また、メタデータがないことに加えて、いかなるオプションも、ビデオのプロットを説明するテキストおよび再生のためには提供されない。しかしながら、タイルの選択は、追加の情報の表示および/または再生を引き起こすために受信され得る。
【0033】
[0041]異なるテーマは、異なるサイズのエリアに表示され、異なる情報量を含み得、これは、ユーザインターフェース112が、可視画面上にコレクション内の異なる数のビデオを表示することを可能にし得る。例えば、標準強調テーマは、コレクションについてユーザインターフェース112において最も多くのビデオを表示し、中強調テーマは、コレクションについて次に多くのビデオを表示し、高強調テーマは、コレクションについて最も少ないビデオを表示し得る。可視画面上に表示されるビデオの数が多いほど、ユーザアカウントにより多くの可視選択肢を提供する。しかしながら、より少ないビデオが表示される場合、ユーザアカウントが、ユーザにとってより関心があり得るビデオに関するより多くの詳細を見ることを可能にするために、ビデオに関するより多くの情報が表示され得る。また、より大きいタイル内でビデオを表示することは、ユーザアカウントにより多くの強調を提供し得る。より高い強調テーマにおけるタイルのためのより大きいエリアの使用は、より価値のあるユーザインターフェース空間を、ユーザにより関連性があり得るコレクションに割り当てる。例えば、高強調テーマが使用される場合、それは、ユーザにより関連性があると見なされかつ選択される可能性がより高いビデオを含むと見なされ得る。追加の情報は、ビデオについてのより多くのコンテキストを提供するために表示され、また、ビデオは、タイルがより大きいので、見つけるのがより容易である。より低い強調テーマは、より関連性がないと見なされたビデオを含み得、より多くのビデオが、より少ない情報と共により小さいタイル内に示され得、ここで、ユーザアカウントが、ビデオをスクロールし得る。
【0034】
[0042]コレクションおよびテーマの選択
【0035】
[0043]いくつかの実施形態では、モジュール式インターフェースエンジン108は、テーマを用いて(with)コレクションを分類するために、分類システムを使用し得る。分類システムは、以下で説明されるように、異なる方法を使用して、テーマにおいて(in)コレクションを分類し得る。モジュール式インターフェースエンジン108がコレクションのためのテーマを決定すると、モジュール式インターフェースエンジン108は、コレクションに適用されるテーマを設定する。
【0036】
[0044]ユーザインターフェース112は、コレクションが異なるテーマ間で変更されることを可能にするように構成され得る。例えば、ユーザインターフェース112は、最初に高強調テーマにおいてコレクションを表示し得る。しかしながら、ユーザインターフェース112は、中強調テーマ等の別の強調でコレクションを表示するように変更され得る。いくつかの実施形態では、モジュール式インターフェースアプリケーション110の設計は、コレクションを表示することになるユーザインターフェース112の異なるエリアに関連付けられた変数を使用し得る。モジュール式インターフェースアプリケーション110は、テンプレートエリアにおいて異なるテーマを表示するためのロジックを含む。
【0037】
[0045]以下では、サーバシステム102におけるコレクションおよび関連付けられたテーマの選択について説明する。
図3は、いくつかの実施形態による、コレクションのためのテーマを選択するための方法の簡略化されたフローチャート300を図示する。302において、モジュール式インターフェースエンジン108は、ユーザアカウントに対してインターフェースが表示されるべきであると決定し、ユーザアカウントのためのコンテキストを決定する。例えば、ユーザアカウントは、モジュール式インターフェースアプリケーション110にログインし得るか、セクションもしくはページにナビゲートし得るか、アプリケーションをリフレッシュし得るか、またはユーザインターフェース112の表示を必要とする任意のアクションを実行し得る。コンテキストは、ユーザアカウント、再生セッション等に関する情報を含み得る。例えば、コンテキストは、ユーザアカウントの視聴履歴、ユーザアカウントの(ジャンル、セグメント等に対する)選好、ユーザアカウントについての個人特性およびデモグラフィックス(demographics)、ならびに表現された選好(例えば、ジャンルの登録中の選択、視聴されたビデオの評価等)であり得る。
【0038】
[0046]304において、個人化プラットフォーム114は、要求に対するコレクションを選択する。コレクションは、要求を送ったユーザアカウントに対して個人化され得、または複数のユーザアカウントに対してグローバルに選択され得る。個人化プラットフォーム114は、ユーザアカウントにとって関心があり得るコレクションを選択するために、コンテキストを使用し得る。例えば、個人化プラットフォーム114は、ユーザに関連付けられた特性に基づいて、コレクションを推奨し得る。また、個人化プラットフォーム114は、ユーザアカウントにとって関心があると予測されるコレクションのための推奨を生成するために、類似のユーザアカウントからのコンテンツとのエンゲージメントにおける履歴傾向を分析し得る。
【0039】
[0047]306において、個人化プラットフォーム114は、各コレクションについてのテーマを選択する。コレクションにテーマを割り当てるために、個人化プラットフォーム114は、ユーザアカウントからのコンテキスト等の入力を受信し、入力を分析し、コレクションのためのテーマを出力し得る。例えば、クリックスルー率、訪問者1人当たりの時間、または訪問者1人当たりのタイトル数等の、異なるテーマおよびコレクションのパフォーマンスからのフィードバックが受信され得る。フィードバックは、このユーザアカウントおよび/または他のユーザアカウントからのものであり得る。フィードバックは、ユーザアカウントがコレクションを選択したかどうかを測定するクリックスルー率、ユーザアカウントがセッションに費やした時間を測定する訪問者1人当たりの時間、およびセッション中に選択されたタイトルの数を測定する訪問者1人当たりのタイトル数等の、テーマでコレクションを出力することに基づいて測定され得る。個人化プラットフォーム114は、異なるテーマについての測定基準を比較し、コレクションについて他のテーマよりも良好に機能したテーマを選択し得る。また、個人化プラットフォーム114は、測定基準を閾値と比較し得、閾値が満たされると、個人化プラットフォーム114は、コレクションをそれぞれのテーマに分類する。異なるテーマは、異なる閾値を有し得、コレクションは、異なるテーマに分類されるために、異なる閾値を満たし得る。例えば、コレクションについてのクリックスルー率が第1の閾値を満たすとき、個人化プラットフォーム114は、コレクションを標準強調テーマから中強調テーマに変更し得る。次いで、コレクションについてのクリックスルー率が第2の閾値を満たすとき、個人化プラットフォーム114は、コレクションを中強調テーマから高強調テーマに変更し得る。したがって、個人化プラットフォーム114は、特定のテーマとエンゲージする過去の傾向(propensity)を使用し得る。すなわち、一部のユーザアカウントは、特定のテーマに良好に反応する(respond well)可能性がより高くなり得る。また、個人化プラットフォーム114は、特定のテーマでの(with)既知の選好およびエンゲージメントパターンを使用し得る。例えば、個人化プラットフォーム114は、アニメを好むユーザアカウントがアニメコレクションを見ることに良好に反応し得ることを述べたルールを有し得る。
【0040】
[0048]また、個人化プラットフォーム114は、コレクションについての関連性(relevancy)を生成し、関連性の値を、これらテーマに対する異なる閾値と比較し得る。個人化プラットフォーム114は、いずれかの閾値が満たされたテーマをコレクションに適用する。したがって、個人化プラットフォーム114は、最も関連性があると見なされた推奨を拡大するために、テーマに対する強調を増大させ得る。また、予測ネットワークは、コレクションに関連付けられた特徴を受信し、テーマを用いてコレクションを分類し得る。コレクションのためのテーマを指定する入力を受信する等、他の方法もまた使用され得る。個人化プラットフォーム114はまた、所与のコレクションのテーマの選択において、周囲のテーマも考慮し(factor for)得る。例えば、全ての周囲のコレクションが同じ強調テーマを有する場合、ユーザアカウントは、最も関連性のあるコレクションに気付かない場合があり、したがって、個人化プラットフォーム114は、周囲のテーマを強調しないようにし得る。加えて、個人化プラットフォーム114は、ユーザインターフェース112の特定のエリアに対して既に設定されているテーマについての設定を使用し得る。例えば、ユーザアカウントのホームページが既に多くのプログラムされた高強調テーマまたは中強調テーマのコレクションを有する場合、個人化プラットフォーム114は、ページ上でのコレクションのバリエーションを提供するために、標準強調等のより高密度のテーマを選択し得る。
【0041】
[0049]上記の個人化は、コレクションに含めるビデオを選択することとは異なる。むしろ、個人化は、コレクションの表示の関連性(relevance)を改善するために、コレクションのためのテーマを選択することに基づく。
【0042】
[0050]308において、モジュール式インターフェースエンジン108は、個人化プラットフォーム114によって選択されたコレクションの各々に対する各テーマについての値を決定する。例えば、モジュール式インターフェースエンジン108は、テーマ識別子についての指定値を、コレクションに関する識別情報に関連付け得る。テーマ識別子は、文字列、数字等のような、異なるフォーマットを使用し得る。簡略化された例では、それらの識別子は、高強調テーマについては「テーマ=1」、中強調テーマについては「テーマ=2」、および標準強調テーマについては「テーマ=3」であり得る。テーマを識別する文字列等の他の識別子が使用され得る。テーマは、中強調テーマが水平フォーマットおよび垂直フォーマットを使用し得る等、異なるフォーマットを使用し得ることに留意されたい。水平フォーマットは、リビングルームデバイス等の第1のデバイスタイプ上で使用され得、垂直フォーマットは、モバイルデバイス等の第2のデバイスタイプ上で使用され得る。この場合、テーマは、異なるフォーマットを識別し得る複数の識別子を含み得る。
【0043】
[0051]310において、モジュール式インターフェースエンジン108は、コレクションに割り当てられたテーマに基づいて、コレクション内の各ビデオについての情報を選択し得る。上述したように、異なるテーマは、ビデオに関する異なる情報を表示し得る。モジュール式インターフェースエンジン108は、各ビデオについてのテーマに必要とされる適用可能な情報を収集し得る。他の実施形態では、クライアント104は、全てのテーマに必要とされる、ビデオに関する全ての情報を送り得、クライアント104は、表示すべき情報を選択する。また、クライアント104は、全ての情報を予めダウンロードし得、モジュール式インターフェースエンジン108は、クライアント104に送るべきビデオに関する情報を選択する必要がなくなり得る。
【0044】
[0052]312において、モジュール式インターフェースエンジン108は、コレクションに関する情報および関連付けられたテーマ識別子をクライアント104に送る。コレクションに関する情報は、コレクション内のビデオについての識別子を送り得る。また、情報は、ビデオを表示するために必要な全ての情報を含み得、または、クライアント104は、既に情報をダウンロード済みであり得る。
【0045】
[0053]モジュール式インターフェースエンジン108は、(例えば、画面リフレッシュについての)要求に応答して、または要求を受信することなく変更をプッシュすることによってのいずれかで、モジュール式インターフェースコマンドをモジュール式インターフェースアプリケーション110に送ることによって、テーマの変更を引き起こし得る。テーマの変更は、テーマがより高い強調テーマに上がった場合、コレクションのために送られるべき追加の情報を必要とし得る。テーマがより低い強調テーマに下がった場合、ユーザインターフェース112は、より低い強調テーマが高強調テーマよりも少ない情報を表示するので、新しいテーマのためにコレクションを表示するために必要な情報を有し得るが、追加の情報は、より低い強調テーマのために送られ得る。
【0046】
[0054]クライアントにおけるコレクションおよびテーマの表示
【0047】
[0055]コレクションがユーザインターフェース112において表示されるべきであるとき、モジュール式インターフェースアプリケーション110は、コレクションについての変数の値を決定し、関連付けられたテーマを使用してコレクションを表示する。
図4は、いくつかの実施形態による、関連付けられたテーマを用いてコレクションを表示するための方法の簡略化されたフローチャート400を図示する。402において、クライアント104におけるモジュール式インターフェースアプリケーション110は、ユーザインターフェース112を表示するための要求を送る。例えば、クライアント104は、コレクションについてのコンテンツが表示されるべきセクション等の、ユーザインターフェース112のエリアに関する要求を送り得る。例えば、クライアント104は、クライアント104の初期化時に(例えば、ログイン時に)、またはコレクションがユーザインターフェース112上に表示される前にオンデマンドで、要求を送る。
【0048】
[0056]404において、モジュール式インターフェースアプリケーション110は、ユーザインターフェース112上に表示され得る各コレクションについての情報を受信する。上述したように、モジュール式インターフェースエンジン108は、コレクションのためのテーマを選択し、コレクションのための識別子を追加し、必要に応じて、コレクションを表示するために必要な情報を含める。
【0049】
[0057]406において、モジュール式インターフェースアプリケーション110は、各コレクションについてのテーマを決定する。例えば、各コレクションは、テーマ識別子に関連付けられ得る。クライアント104は、値「1」、「2」、または「3」のどのテーマ識別子が、各コレクションについて受信されるかを決定し得る。
【0050】
[0058]408において、モジュール式インターフェースアプリケーション110は、どの情報をコレクションのために表示すべきかを決定する。例えば、クライアント104は、モジュール式インターフェースエンジン108からの応答において、コレクションを表示するために必要とされる、コレクションに関する情報を受信し得る。他の実施形態では、モジュール式インターフェースアプリケーション110は、テーマおよび/またはコレクションのために表示され得る全ての可能なテーマに関する情報を受信(または、予め受信)し得る。例えば、クライアント104は、モジュール式インターフェースアプリケーション110が、コレクションのために表示されるテーマ間で動的に切り替え得るように、各テーマについて必要とされる情報を受信する。モジュール式インターフェースアプリケーション110は、コレクション内の各ビデオについてどの情報を表示すべきかを決定するために、コレクションのための識別子およびテーマ識別子を使用し得る。
【0051】
[0059]410において、モジュール式インターフェースアプリケーション110は、ユーザインターフェース112において各コレクションについての関連付けられたテーマでコレクションを表示する。例えば、モジュール式インターフェースエンジン108は、コレクションのためのテーマ識別子が「1」の値である場合、高強調テーマを用いて「映画」のコレクションを表示し得る。また、モジュール式インターフェースエンジン108は、コレクションのためのテーマ識別子が「2」の値である場合、中強調テーマを用いて「映画」のコレクションを表示し得る。
【0052】
[0060]これらテーマは、コレクションを表示するために、ユーザインターフェース112上の異なるエリアを必要とし得る。ユーザインターフェース112のテンプレートは、それぞれのテンプレートで使用されているテーマに基づいて、サイズが拡大または縮小するように構成される。ユーザインターフェースのレイアウトは変化するが、ソフトウェアコードの更新を必要としない。これは、ソフトウェアコードへのマニュアル変更を必要とせずに、テーマへの変更を可能にすることによって、ユーザインターフェースの機能を改善する。むしろ、変更がユーザインターフェース112に送られ得、ユーザインターフェース112は、ユーザインターフェースをリフレッシュまたは再表示する際に、コレクションのためのテーマを変更し得る。
【0053】
[0061]個人化
【0054】
[0062]モジュール式インターフェースエンジン108は、異なるユーザアカウント、異なるクライアントデバイスタイプ、異なるユーザ等のためのテーマを使用して、コレクションを個人化し得る。例えば、テーマは、重要度、デバイス能力等のような基準に基づいて、階層構造に配列され得る。例えば、一部のクライアント104は、デバイスタイプの能力に基づいて、1つのテーマを表示することが可能であり得るが、別のテーマを表示することが可能でない場合がある。すなわち、リビングルームデバイスは、高強調テーマを表示する能力を有し得るが、モバイルデバイスは、ユーザインターフェース上の限られた空間により、その能力を有しない。したがって、テーマは、能力に関連付けられ得、各タイプのクライアントデバイス104は、1つまたは複数の能力を割り当てられ得る。モジュール式インターフェースアプリケーション110がコレクションを表示しようとするとき、モジュール式インターフェースアプリケーション110は、関連付けられたクライアント104の能力を決定する。次いで、モジュール式インターフェースアプリケーション110は、モジュール式インターフェースエンジン108に能力を送る。他の実施形態では、モジュール式インターフェースエンジン108は、クライアント104の能力を既に知り得る。
【0055】
[0063]コレクションを表示するためのコマンドを送るときになると、モジュール式インターフェースエンジン108は、コレクションについての階層を決定する。コレクションにおいて最も高くランク付けされたテーマに関して、モジュール式インターフェースエンジン108は、クライアント104がこのテーマに関する能力をサポートするかどうかを決定する。そうである場合、モジュール式インターフェースエンジン108は、そのテーマを選択し、そのテーマのための識別子を、モジュール式インターフェースアプリケーション110に送る。そうでない場合、モジュール式インターフェースエンジン108は、階層において次に高くランク付けされたテーマを用いてプロセスを実行する。モジュール式インターフェースエンジン108は、階層の最後のデフォルトテーマ(例えば、標準強調テーマ)に到達するまで、テーマをテストし続け得、そのテーマが選択されて、モジュール式インターフェースアプリケーション110に送られる。能力が考慮され、これは、いくつかのクライアントタイプは、あるテーマの表示をサポートすることが可能でない場合があるからである。例えば、デバイスは、ユーザインターフェース112においてビデオをプレビューする高強調テーマの特徴をサポートすることが可能でない場合があるが、静止画像を表示する標準強調テーマをサポートすることが可能であり得る。
【0056】
[0064]別の個人化の態様では、コンテンツまたはコレクションについての推奨を行うとき、個人化プラットフォーム114は、コンテンツおよびユーザアカウントについて知られていることに基づいて、なぜシステムが推奨を行っているかについての説明を提供し得る。個人化プラットフォーム114は、コンテンツおよびユーザアカウントからのコンテキスト情報(contextual information)をレビューすることによって、説明を決定し得る。例えば、個人化プラットフォーム114は、監督、俳優、賞、ジャンル等のような重要な特徴を含む、コンテンツについて知られているメタデータをレビューする。また、個人化プラットフォーム114は、ユーザアカウントについての特定の監督、俳優、賞、またはジャンルに関する過去の消費または選好等の、ユーザアカウントに関して決定された洞察(insights)をレビューする。個人化プラットフォーム114はまた、ユーザアカウントによって好まれる監督を強調すること等によって、分析に基づいて説明を調整し得る。また、テーマについてのタイルサイズが異なり得、また、推奨のためのテキスト量が異なり得る。したがって、個人化プラットフォーム114は、より高い強調テーマでは、推奨のためのより多くの説明(例えば、テキスト)を含み、より低い強調テーマでは、より少ない説明を含み得る。
【0057】
[0065]個人化プラットフォーム114は、コンテンツを他のアイテムに相互参照させ得る。例えば、個人化プラットフォーム114は、俳優#1のファンに対するコンテンツを、その俳優が特定の番組で主演したことをユーザアカウントに伝えることによって、相互参照させ得る。同様に、個人化プラットフォーム114は、映画#1を見たユーザに、映画#2を見るように奨励し得、これは、ユーザの同様のサブセットによって見られている同様のテーマの番組であり得る。これらの例はコンテンツレベルであるが、これらの説明は、個人化プラットフォーム114がスーパーヒーロー映画のコレクションをユーザアカウントに提案するときの、コンテンツカテゴリについても同様であり、個人化プラットフォーム114は、推奨が特定のスーパーヒーロー映画の視聴に基づくことを説明し得る。個人化プラットフォーム114が決定する情報は、どのテーマが使用されるかを決定し得る。例えば、個人化プラットフォーム114が、コンテンツを推奨するための理由があると決定した場合、モジュール式インターフェースエンジン108は、中強調テーマを選択し得、これは、コンテンツタイルの表示においてこの理由を含む。
【0058】
[0066]異なるデバイスタイプ上のテーマ構成
【0059】
[0067]異なるタイプのデバイスは、異なるようにテーマを表示し得る。インターフェース112が表示されるクライアント104のタイプは、リビングルームデバイス、モバイルデバイス、およびウェブクライアントデバイスであり得るが、他のタイプのデバイスも理解され得る。モジュール式インターフェースエンジン108は、異なるクライアントデバイスタイプ上に表示されるコレクションに異なるテーマを割り当て得る。また、モジュール式インターフェースアプリケーション110は、両方のクライアントデバイスタイプが同じテーマを表示するように構成されている場合、同じテーマを異なるクライアントデバイスタイプに割り当て得る。
【0060】
[0068]異なるクライアントデバイスタイプの画面の異なる寸法を仮定すると、テーマのレイアウトは異なり得る。リビングルームデバイスタイプは、水平にスクロールされ得る水平タイルを含み得る。複数のエピソードを有するショーの場合、初期画像は、シリーズのシリーズアート(series art)であり得、フォーカスがこの画像を選択すると、状態は、エピソードについての画像に変化する。モバイルデバイスタイプは、垂直タイルとオーバーラップするピーキングタイル(peeking tile)を有する垂直タイルを含み得る。他のタイルが、列に含まれる。タイルは、ビデオについての詳細へ移動という1次アクション、ビデオを再生するという2次アクション、およびコレクションの終わりにジャンプするというオプションのアクションを提供する。ウェブクライアントデバイスタイプは、水平にスクロールされ得る水平画像を含む。複数のエピソードを有するショーの場合、初期画像は、シリーズのシリーズアートであり得、セレクタ212がこの画像を選択すると、状態は、エピソードについての画像に変化する。
【0061】
[0069]モジュール式インターフェースエンジン108は、異なるレイアウトが各デバイスタイプ上で使用されることを可能にし得る。モジュール式インターフェースエンジン108は、レイアウトを調整し、次いで、後に使用され得るテーマと共にレイアウトを記憶し得る。構成はまた、コレクションごとに設定され得る。例えば、モジュール式インターフェースエンジン108は、各コレクションおよびコレクション内のコンテンツが、リビングルームデバイス、モバイルデバイス、およびウェブデバイス上でユーザにどのように提示されるかを管理し得る。いくつかの例では、モジュール式インターフェースエンジン108は、コレクション内のタイルの形態/形状、コレクション内のタイルのサイズ/強調、コレクション内のビデオのために表示されるメタデータ、およびユーザアカウントがコレクション内のビデオに対して取り得るアクション(例えば、再生、詳細へ移動、追加、削除)を構成し得る。
【0062】
[0070]
図5Aおよび
図5Bは、いくつかの実施形態による、個人化されたモジュール式ユーザインターフェース112の異なる例を図示する。ユーザインターフェース112は、
図5Aのユーザインターフェース112-1と、
図5Bのユーザインターフェース112-2とにおいて、異なるように5つのコレクションを表示し得る。ユーザインターフェース112-1およびユーザインターフェース112-2は、同じユーザアカウントまたは異なるユーザアカウントに関連付けられ得、同じデバイスタイプまたは異なるデバイスタイプであり得る。また、ユーザインターフェース112-1およびユーザインターフェース112-2は、同じクライアント104上に表示され得るが、ユーザインターフェースは、時間期間にわたって動的に変更される。
【0063】
[0071]
図5Aでは、ユーザインターフェース112-1は、高強調で502-1においてコレクション#1を表示し、低強調で502-2においてコレクション#2を表示し、高強調で502-3においてコレクション#3を表示し、中強調で502-4においてコレクション#4を表示し、低強調で502-5においてコレクション#5を表示する。
図5Bでは、モジュール式インターフェースエンジン108は、コレクションに適用されるこれらテーマの少なくとも一部を変更し得る。例えば、ユーザインターフェース112-2は、高強調で502-1においてコレクション#1を表示し、中強調で502-2においてコレクション#2を表示し、低強調で502-3においてコレクション#3を表示し、高強調で502-4においてコレクション#4を表示し、低強調で502-5においてコレクション#5を表示する。モジュール式インターフェースエンジン108は、同じユーザアカウントに対して、または異なるユーザアカウントにわたって、変更を行い得る。例えば、モジュール式インターフェースエンジン108は、ユーザアカウントが異なる時間に何を好んで見るか等の条件に基づいて、同じユーザアカウントに対して1日の異なる時間においてテーマを変更し得る。また、モジュール式インターフェースエンジン108は、デバイスタイプまたは他の要因に基づいて、ユーザアカウントのためのテーマを変更し得る。モジュール式インターフェースエンジン108はまた、モジュール式インターフェースエンジン108が、異なるユーザアカウントが異なるコレクションを好み得ることを決定し得る等、異なるユーザアカウントに対してテーマを変更し得る。
【0064】
[0072]また、モジュール式インターフェースエンジン108は、いくつかの実施形態によれば、専用配置(図示せず)を作成し得る。専用配置は、指定されたコンテンツのために確保されているエリアであり得る。これは、編集者、広告主、および推奨エンジンが、ユーザインターフェース112全体にわたって、コンテンツスポットライト(content spotlights)、広告挿入、ライブイベント、製品チュートリアル等を動的に分散させることを可能にする。モジュール式インターフェースエンジン108は、編集者、広告主、および推奨アルゴリズムが、専用配置を使用して、ユーザをターゲットとしたコンテンツ/広告を動的にプログラムするための柔軟性を可能にする。専用配置は、ユーザアカウントの体験におけるタイル疲れを断ち切る(break the tile fatigue)のに役立ち得る。
【0065】
[0073]結論
【0066】
[0074]したがって、モジュール式ユーザインターフェースは、コンテンツのタイプにおいて提供されるコンテンツ、およびコンテンツがどのように提示されるかを個人化し得る。モジュール式インターフェースアプリケーション110は、いかなるソフトウェアコードも変更せずに、コレクションのための複数のテーマの表示をサポートするように構成される。この設計は、ユーザインターフェースがリフレッシュされるとき、もしくはユーザインターフェースの異なる部分が表示されるとき、または複数のセッションにわたって、ユーザインターフェース112のレイアウトの動的な変更を可能にする。
【0067】
[0075]例となる実施形態
【0068】
[0076]いくつかの実施形態では、方法が、コンピューティングデバイスによって、ユーザアカウントのためのコンテキストを選択することと、コンピューティングデバイスによって、インターフェースのための複数のコレクションを選択すること、ここにおいて、コレクションは、ビデオのセットを含む、と、コンピューティングデバイスによって、コンテキストに基づいて、複数のコレクションにおけるコレクションのための複数のテーマからテーマを選択すること、ここにおいて、複数のテーマは、コレクションに異なる表示フォーマットを適用する、と、コンピューティングデバイスによって、コレクションを複数のコレクションと共に表示するために使用すべきテーマをインターフェースに示すために、テーマのための識別子およびコレクションに関する情報を、ユーザアカウントによって使用されているクライアントデバイスに送ることと、を備える。
【0069】
[0077]いくつかの実施形態では、複数のコレクションを選択することは、ユーザアカウントのためのコンテキストに基づいて、コレクションを選択することを備える。
【0070】
[0078]いくつかの実施形態では、コレクションは、ユーザアカウントに対する関連性に基づいて選択される。
【0071】
[0079]いくつかの実施形態では、コレクションのためのテーマを選択することは、コレクションの特性およびユーザアカウントのコンテキストに基づいて、テーマを選択することを備える。
【0072】
[0080]いくつかの実施形態では、コレクションのためのテーマを選択することは、ユーザアカウントのコンテキストに対するテーマの関連性に基づいて、テーマを選択することを備える。
【0073】
[0081]いくつかの実施形態では、コレクションのためのテーマを選択することは、複数のコレクションにおける別のコレクションに適用されたテーマに基づいて、テーマを選択すること備え、ここにおいて、テーマは、インターフェース上でテーマを異ならせるように選択される。
【0074】
[0082]いくつかの実施形態では、コレクションのためのテーマを選択することは、テーマを使用したコレクションとエンゲージした別のユーザアカウントからの情報に基づいて、テーマを選択することを備え、ここにおいて、別のユーザアカウントは、ユーザアカウントに類似していると見なされる。
【0075】
[0083]いくつかの実施形態では、コレクションのためのテーマを選択することは、ランク付けされたテーマの階層をレビューすることと、ユーザアカウントによって使用されているデバイスの能力と互換性がある、階層において最も高くランク付けされたテーマを選択することと、を備える。
【0076】
[0084]いくつかの実施形態では、方法は、複数の識別子からテーマのための識別子を選択することをさらに備え、ここにおいて、複数のテーマは、複数の識別子に関連付けられている。
【0077】
[0085]いくつかの実施形態では、方法は、テーマの要件に基づいて、コレクションに関する情報を選択することをさらに備える。
【0078】
[0086]いくつかの実施形態では、複数のテーマにおける異なるテーマのために、異なる情報がコレクションのために選択される。
【0079】
[0087]いくつかの実施形態では、インターフェースは、複数のテーマをテンプレートに適用するために、テンプレートを用いて構成される。
【0080】
[0088]いくつかの実施形態では、テンプレートは、複数のテーマにおけるどのテーマが、テンプレートにおいて表示されているコレクションに適用されるかに基づいて、インターフェースにおけるエリアを変更する。
【0081】
[0089]いくつかの実施形態では、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体が命令を含み、命令は、実行されると、ユーザアカウントのためのコンテキストを選択することと、インターフェースのための複数のコレクションを選択すること、ここにおいて、コレクションは、ビデオのセットを含む、と、コンテキストに基づいて、複数のコレクションにおけるコレクションのための複数のテーマからテーマを選択すること、ここにおいて、複数のテーマは、コレクションに異なる表示フォーマットを適用する、と、コレクションを複数のコレクションと共に表示するために使用すべきテーマをインターフェースに示すために、テーマのための識別子およびコレクションに関する情報を、ユーザアカウントによって使用されているクライアントデバイスに送ることと、を行うために動作可能であるようにコンピュータシステムを制御する。
【0082】
[0090]いくつかの実施形態では、方法が、コンピューティングデバイスによって、インターフェースのための複数のコレクションを受信すること、ここにおいて、コレクションは、ビデオのセットを含む、と、コンピューティングデバイスによって、複数のコレクションにおけるコレクションのためのテーマに適用すべき識別子を受信すること、ここにおいて、テーマは、コレクションに異なる表示フォーマットを適用する複数のテーマから選択される、と、コンピューティングデバイスによって、テーマに基づいて、コレクションに関する情報を選択することと、コンピューティングデバイスによって、複数のコレクションと共に、インターフェースにおいて、テーマを使用してコレクションに関する情報を表示すること、ここにおいて、複数のテーマは、異なる表示フォーマットを使用してコレクションを表示する、と、を備える。
【0083】
[0091]いくつかの実施形態では、テーマは、第1のテーマを備え、識別子は、第1の識別子を備え、方法は、コレクションのための第2のテーマのための第2の識別子を受信することと、インターフェースにおいて、コレクションの表示を第1のテーマから第2のテーマに変更すること、ここにおいて、第2のテーマは、第1のテーマとは異なる表示フォーマットでコレクションを表示する、と、をさらに備える。
【0084】
[0092]いくつかの実施形態では、コレクションは、インターフェースのテンプレートにおいて表示され、テンプレートは、複数のテーマにおける異なるテーマを使用して、コレクションを表示するように構成される。
【0085】
[0093]いくつかの実施形態では、テンプレートは、インターフェース上で異なるサイズにおいてテーマを表示し得る。
【0086】
[0094]いくつかの実施形態では、コレクションのためのテーマは、インターフェース上でコレクションを表示するために使用されるアプリケーションを再プログラミングすることなく変更可能である。
【0087】
[0095]いくつかの実施形態では、コレクションに関する情報を選択することは、テーマの要件に基づいて、コレクションのためにどの情報を表示すべきかを選択することを備える。
【0088】
[0096]システム
【0089】
[0097]本明細書で開示される特徴および態様は、
図6に示されるように、1つまたは複数の通信ネットワークを介して複数のクライアントデバイスと通信状態にあるビデオストリーミングシステム600と共に実装され得る。ビデオストリーミングシステム600の態様は、単に、本開示に従って用意されたコンテンツの配布および配信を可能にするためのアプリケーションの例を提供するためだけに説明される。本技術は、ストリーミングビデオアプリケーションに限定されず、他のアプリケーションおよび配信機構のために適合され得ることを理解されたい。
【0090】
[0098]一実施形態では、メディア番組プロバイダが、メディア番組のライブラリを含み得る。例えば、メディア番組は、集約され、サイト(例えば、ウェブサイト)、アプリケーション、またはブラウザを通じて提供され得る。ユーザは、メディア番組プロバイダのサイトまたはアプリケーションにアクセスし、メディア番組を要求し得る。ユーザは、メディア番組プロバイダによって提供されるメディア番組のみを要求することに限定され得る。
【0091】
[0099]システム600では、ビデオデータは、ビデオコンテンツサーバ602への入力として使用するために、1つまたは複数のソースから、例えば、ビデオソース610から取得され得る。入力ビデオデータは、任意の好適なデジタルフォーマット、例えば、Moving Pictures Experts Group(MPEG)-1、MPEG-2、MPEG-4、VC-1、H.264/アドバンストビデオコーディング(AVC)、高効率ビデオコーディング(HEVC)、または他のフォーマットにおいて、生のまたは編集されたフレームベースのビデオデータを備え得る。代替として、ビデオは、非デジタルフォーマットで提供され、スキャナおよび/またはトランスコーダを使用して、デジタルフォーマットに変換され得る。入力ビデオデータは、様々なタイプのビデオクリップまたは番組、例えば、テレビジョンエピソード、動画、および消費者にとって関心のある主要なコンテンツとして製作されたその他のコンテンツを備え得る。ビデオデータは、音声も含み得るか、または音声のみが使用され得る。
【0092】
[00100]ビデオストリーミングシステム600は、1つまたは複数のコンピュータにわたって分散された1つまたは複数のコンピュータサーバまたはモジュール602、604、および/または607を含み得る。各サーバ602、604、607は、1つまたは複数のデータストア609、例えば、データベース、インデックス、ファイル、または他のデータ構造を含み得るか、またはそれらに動作可能に結合され得る。ビデオコンテンツサーバ602は、様々なビデオセグメントのデータストア(図示せず)にアクセスし得る。ビデオコンテンツサーバ602は、クライアントデバイスと通信しているユーザインターフェースコントローラによって指示されるように、ビデオセグメントを供給し得る。本明細書で使用される場合、ビデオセグメントは、テレビエピソード、動画、記録されたライブパフォーマンス、または他のビデオコンテンツを視聴するために、ストリーミングビデオセッションにおいて使用され得るような、フレームベースのビデオデータの明確な部分を指す。
【0093】
[00101]いくつかの実施形態では、ビデオ広告サーバ604は、特定の広告主またはメッセージのための広告として構成された比較的短いビデオ(例えば、10秒、30秒、または60秒のビデオ広告)のデータストアにアクセスし得る。広告は、何らかの種類の支払いと引き換えに広告主に提供され得るか、またはシステム600のための販売促進メッセージ、公共サービスメッセージ、または何らかの他の情報を備え得る。ビデオ広告サーバ604は、ユーザインターフェースコントローラ(図示せず)によって指示されるようにビデオ広告セグメントを供給し得る。
【0094】
[00102]ビデオストリーミングシステム600はまた、サーバシステム102を含み得る。
【0095】
[00103]ビデオストリーミングシステム600は、ビデオコンテンツおよびビデオ広告をストリーミングビデオセグメントに統合する、統合およびストリーミングコンポーネント607をさらに含み得る。例えば、ストリーミングコンポーネント607は、コンテンツサーバまたはストリーミングメディアサーバであり得る。コントローラ(図示せず)は、任意の好適なアルゴリズムまたはプロセスに基づいて、ストリーミングビデオにおける広告の選択または構成を決定し得る。ビデオストリーミングシステム600は、
図6に図示されていない他のモジュールまたはユニット、例えば、管理サーバ、コマースサーバ、ネットワークインフラストラクチャ、広告選択エンジン等を含み得る。
【0096】
[00104]ビデオストリーミングシステム600は、データ通信ネットワーク612に接続し得る。データ通信ネットワーク612は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、例えば、インターネット、電話ネットワーク、ワイヤレスセルラ電気通信ネットワーク(WCS)614、またはこれらもしくは類似のネットワークの何らかの組合せを備え得る。
【0097】
[00105]1つまたは複数のクライアントデバイス620は、データ通信ネットワーク612、ワイヤレスセルラ電気通信ネットワーク614、および/または別のネットワークを介して、ビデオストリーミングシステム600と通信状態にあり得る。このようなクライアントデバイスは、例えば、LANの場合はルータ618を介して、ワイヤレスセルラ電気通信ネットワーク614の場合は基地局617を介して、または何らかの他の接続を介して、1つまたは複数のラップトップコンピュータ620-1、デスクトップコンピュータ620-2、「スマート」モバイルフォン620-3、タブレットデバイス620-4、ネットワーク対応テレビジョン620-5、またはこれらの組合せを含み得る。動作中、このようなクライアントデバイス620は、ユーザ入力デバイスから受信されたユーザ入力または他の入力に応答して、システム600にデータまたは命令を送受信し得る。これに応答して、システム600は、メディア番組の選択に応じたデータストア609からのビデオセグメントおよびメタデータを、クライアントデバイス620に供給し得る。クライアントデバイス620は、ディスプレイ画面、プロジェクタ、または他のビデオ出力デバイスを使用して、メディアプレーヤにおけるストリーミングビデオセグメントからのビデオコンテンツを出力し、ビデオコンテンツと対話するためのユーザ入力を受信し得る。
【0098】
[00106]オーディオビデオデータの配布は、様々な方法、例えばストリーミングを使用して、コンピュータネットワーク、電気通信ネットワーク、およびこのようなネットワークの組合せを介して、ストリーミングコンポーネント607からリモートクライアントデバイスへと実施され得る。ストリーミングでは、コンテンツサーバは、少なくとも部分的にクライアントデバイス上で動作しているメディアプレーヤコンポーネントにオーディオビデオデータを連続的にストリーミングし、メディアプレーヤコンポーネントは、サーバからストリーミングデータを受信するのと同時並行にオーディオビデオデータを再生し得る。ストリーミングが説明されているが、他の配信方法も使用され得る。メディアプレーヤコンポーネントは、コンテンツプロバイダからデータの最初の部分を受信した直後に、ビデオデータの再生を開始し得る。従来のストリーミング技法は、エンドユーザのセットにデータのストリームを配信する単一のプロバイダを使用する。単一のストリームを多数の視聴者に配信するためには、高帯域幅および高処理能力が必要とされ得、プロバイダに必要な帯域幅は、エンドユーザの数が増大するにつれて増大し得る。
【0099】
[00107]ストリーミングメディアは、オンデマンドまたはライブで配信され得る。ストリーミングは、ファイル内の任意の点での即時再生を可能にする。エンドユーザは、再生を開始するか、またはメディアファイル内の任意の点に再生を変更するために、メディアファイル中をスキップし得る。したがって、エンドユーザは、ファイルが徐々にダウンロードされるのを待つ必要がない。典型的に、ストリーミングメディアは、ビデオファイルの要求を受け入れ、かつそれらのファイルのフォーマット、帯域幅、および構造についての情報と共に、ビデオを再生するために必要なデータ量だけを、それを再生するために必要とされるレートで配信する専用デバイスを介して、高帯域幅能力を有する少数の専用サーバから配信される。ストリーミングメディアサーバはまた、宛先クライアント上のメディアプレーヤの伝送帯域幅および能力を考慮し得る。ストリーミングコンポーネント607は、ビデオが再生されるにつれて変化するネットワーク状態に適応するために、制御メッセージおよびデータメッセージを使用して、クライアントデバイス620と通信し得る。これらの制御メッセージは、クライアントにおいて早送り、巻き戻し、一時停止、またはファイルの特定の部分へのシーク等の制御機能を可能にするためのコマンドを含み得る。
【0100】
[00108]ストリーミングコンポーネント607は、必要に応じておよび必要とされるレートでのみビデオデータを送信するので、供給されるストリームの数に対する精確な制御が維持され得る。視聴者は、より低いデータレートの伝送媒体上では、高いデータレートのビデオを視聴することができない。しかしながら、ストリーミングメディアサーバは、(1)ユーザにビデオファイルへのランダムアクセスを提供し、(2)誰がどのビデオ番組を視聴しているか、およびそれらがどのくらい長く見られているかのモニタリングを可能にし、(3)視聴体験をサポートするために必要なデータ量のみが送信されるので、伝送帯域幅をより効率的に使用し、(4)ビデオファイルが視聴者のコンピュータに記憶されず、メディアプレーヤによって破棄されるので、コンテンツに対するより一層の制御を可能にする。
【0101】
[00109]ストリーミングコンポーネント607は、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)およびリアルタイムメッセージングプロトコル(RTMP)等、TCPベースのプロトコルを使用し得る。ストリーミングコンポーネント607はまた、ライブウェブキャストを配信し得、マルチキャストし得、これは、1つより多くのクライアントが単一のストリームに同調することを可能にし、したがって、帯域幅を節約する。ストリーミングメディアプレーヤは、メディア番組内の任意の点へのランダムアクセスを提供するために、ビデオ全体をバッファリングすることに依拠しなくてもよい。代わりに、これは、メディアプレーヤからストリーミングメディアサーバに送信される制御メッセージを使用して達成される。ストリーミングのために使用される他のプロトコルは、HTTPライブストリーミング(HLS)またはHTTP上の動的適応型ストリーミング(DASH)である。HLSおよびDASHプロトコルは、典型的に、1つまたは複数のコンテンツ配信ネットワーク(CDN)から様々なビットレートで利用可能にされる小さいセグメントの再生リストを介して、HTTP上でビデオを配信する。これは、メディアプレーヤが、ビットレートとコンテンツソースの両方を、セグメントごとに切り替えることを可能にする。この切り替えは、ビデオの再生中に発生し得るインフラストラクチャ障害およびネットワーク帯域幅の変動を補償するのに役立つ。
【0102】
[00110]ストリーミングによるビデオコンテンツの配信は、様々なモデルの下で達成され得る。1つのモデルでは、ユーザがビデオ番組の視聴に対して支払い、例えば、メディア番組のライブラリもしくは制限されたメディア番組の一部へのアクセスに対する料金を支払うか、またはペイパービューサービスを使用する。テレビ放送によってその開始直後に広く採用された別のモデルでは、番組の提示中またはそれに隣接して広告を提示する権利と引き換えに、スポンサがメディア番組の提示に対して支払う。いくつかのモデルでは、広告は、ビデオ番組中に所定の時間において挿入され、この時間は、「広告スロット」または「広告ブレイク」と呼ばれ得る。ストリーミングビデオでは、メディアプレーヤは、クライアントデバイスが、指定された広告スロット中に所定の広告も再生しなければ、ビデオを再生することができないように構成され得る。
【0103】
[00111]
図7を参照すると、ビデオコンテンツおよび広告を視聴するための装置700の概略図が例示される。選択された実施形態では、装置700は、プロセッサメモリ704に動作可能に結合されたプロセッサ(CPU)702を含み得、プロセッサメモリ704は、プロセッサ702による実行のためのバイナリコーディングされた機能モジュールを保持する。このような機能モジュールは、入力/出力およびメモリアクセス等のシステム機能を処理するためのオペレーティングシステム706と、ウェブページを表示するためのブラウザ708と、ビデオを再生するためのメディアプレーヤ710と、を含み得る。これらモジュールは、モジュール式インターフェースアプリケーション110をさらに含み得る。メモリ704は、
図7に示されていない追加のモジュール、例えば、本明細書の他の箇所で説明されている他の動作を実行するためのモジュールを保持し得る。
【0104】
[00112]バス714または他の通信コンポーネントが、装置700内の情報の通信をサポートし得る。プロセッサ702は、特定のタスクを定義する機械可読ソフトウェアコードを実行することによって、本明細書で開示されている特徴および態様に従って、特定のタスクを実行するように構成されているかまたはそのように動作可能な特殊もしくは専用のマイクロプロセッサであり得る。プロセッサメモリ704(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または他の動的記憶デバイス)は、バス714に接続され得るか、またはプロセッサ702に直接接続され得、プロセッサ702によって実行されることになる情報および命令を記憶し得る。メモリ704はまた、そのような命令の実行中に一時変数または他の中間情報を記憶し得る。
【0105】
[00113]記憶デバイス724におけるコンピュータ可読媒体が、バス714に接続され、プロセッサ702のための静的情報および命令を記憶し得、例えば、記憶デバイス(CRM)724は、装置700が電源オフにされたとき、モジュール706、708、710および712を記憶し得、装置700が電源オンにされたとき、そこからモジュールがプロセッサメモリ704へとロードされ得る。記憶デバイス724は、情報、命令、またはそれらの何らかの組合せ、例えば、プロセッサ702によって実行されると、装置700を、本明細書で説明されるような方法の、1つまたは複数の動作を実行するように構成させるかまたは動作可能にさせる命令を保持する、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を含み得る。
【0106】
[00114]通信インターフェース716がまた、バス714に接続され得る。通信インターフェース716は、オプションで、ルータ/モデム726およびワイヤードまたはワイヤレス接続を介して、装置700と1つまたは複数の外部デバイス、例えばストリーミングシステム600との間の双方向データ通信を提供またはサポートし得る。代替または追加として、装置700は、アンテナ729に接続されたトランシーバ718を含み得、それを通じて、装置700は、ワイヤレス通信システムのための基地局と、またはルータ/モデム726とワイヤレスに通信し得る。代替として、装置700は、ローカルエリアネットワーク、仮想プライベートネットワーク、または他のネットワークを介して、ビデオストリーミングシステム600と通信し得る。別の代替では、装置700は、システム600のモジュールまたはコンポーネントとして組み込まれ、バス714を介してまたは何らかの他のモダリティによって、他のコンポーネントと通信し得る。
【0107】
[00115]装置700は、(例えば、バス714およびグラフィックス処理ユニット720を介して)ディスプレイユニット728に接続され得る。ディスプレイ728は、装置700のオペレータに情報を表示するための任意の好適な構成を含み得る。例えば、ディスプレイ728は、液晶ディスプレイ(LCD)、タッチスクリーンLCD(例えば、静電容量式ディスプレイ)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、プロジェクタ、または視覚ディスプレイにおいて装置700のユーザに情報を提示するための他のディスプレイデバイスを含み得るかまたは利用し得る。
【0108】
[00116]1つまたは複数の入力デバイス730(例えば、英数字キーボード、マイクロフォン、キーパッド、リモコン装置、ゲームコントローラ、カメラ、またはカメラアレイ)が、装置700に情報およびコマンドを通信するために、ユーザ入力ポート722を介してバス714に接続され得る。選択された実施形態では、入力デバイス730は、カーソルの位置決めに対する制御を提供またはサポートし得る。ポインティングデバイスとも呼ばれる、このようなカーソル制御デバイスは、マウス、トラックボール、トラックパッド、タッチスクリーン、カーソル方向キー、または物理的移動を受信または追跡し、その移動を、カーソル移動を示す電気信号に変換するための他のデバイスとして構成され得る。カーソル制御デバイスは、例えば、タッチセンシティブスクリーンを使用して、ディスプレイユニット728に組み込まれ得る。カーソル制御デバイスは、方向情報およびコマンド選択をプロセッサ702に通信し、ディスプレイ728上のカーソル移動を制御し得る。カーソル制御デバイスは、2以上の自由度を有し得、例えば、デバイスが平面または3次元空間におけるカーソル位置を指定することを可能にし得る。
【0109】
[00117]いくつかの実施形態は、命令実行システム、装置、システム、または機械による使用のために、またはそれらに関連して非一時的なコンピュータ可読記憶媒体において実装され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、いくつかの実施形態によって説明された方法を実行するようにコンピュータシステムを制御するための命令を含む。コンピュータシステムは、1つまたは複数のコンピューティングデバイスを含み得る。命令は、1つまたは複数のコンピュータプロセッサによって実行されると、いくつかの実施形態で説明されたものを実行するように構成され得るか、またはそのように動作可能であり得る。
【0110】
[00118]本明細書の説明において、および以下の特許請求の範囲全体にわたって使用される場合、「a」、「an」、および「the」は、文脈がそうでないことを明確に示していない限り、複数の言及を含む。また、本明細書の説明および以下の特許請求の範囲全体にわたって使用される場合、「in」の意味は、文脈がそうでないことを明確に示していない限り、「in」および「on」を含む。
【0111】
[00119]上記の説明は、どのようにいくつかの実施形態の態様が実装され得るかの例と共に、様々な実施形態を例示する。上記の例および実施形態は、唯一の実施形態であると見なされるべきではなく、以下の特許請求の範囲によって定義されるいくつかの実施形態の柔軟性および利点を例示するために提示された。上記の開示および以下の特許請求の範囲に基づいて、他の配置、実施形態、実装形態、および同等物が、特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲から逸脱することなしに用いられ得る。