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特許7414227ショッピングモールでAPIによって具現された提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供する方法およびシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-05
(45)【発行日】2024-01-16
(54)【発明の名称】ショッピングモールでAPIによって具現された提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供する方法およびシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20240109BHJP
   G06Q 20/12 20120101ALI20240109BHJP
【FI】
G06Q30/0601 332
G06Q30/0601 340
G06Q20/12
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2022043348
(22)【出願日】2022-03-18
(65)【公開番号】P2022163696
(43)【公開日】2022-10-26
【審査請求日】2022-05-11
(31)【優先権主張番号】10-2021-0048621
(32)【優先日】2021-04-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】522031641
【氏名又は名称】ブリンコ カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】ユン,ジュ ヒョン
【審査官】久宗 義明
(56)【参考文献】
【文献】特表2015-536502(JP,A)
【文献】特開2013-058131(JP,A)
【文献】特開2000-163480(JP,A)
【文献】特開2001-109742(JP,A)
【文献】特表2017-534125(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2010/0205069(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2009/0150262(US,A1)
【文献】特表2020-523716(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
購入者端末機と有線/無線ネットワークで連結された提携サービスサーバーが電子商取引サービスを提供する方法であって、
提携サービスカートをショッピングモールページに具現するためのAPIを提供する段階、
前記ショッピングモールページに出力された前記提携サービスカートを通じての商品の決済要請を前記購入者端末機から受信する段階、
前記決済要請に対応して決済が完了すると、前記決済要請に含まれた商品が前記提携サービスサーバーが指定した提携配送地に配送されたかを確認する段階、
前記決済要請に含まれた商品を受領するための配送条件-前記配送条件は購入者配送地および配送方法を含む-を前記購入者端末機から受信する段階、および、
前記購入者配送地および前記配送方法により前記決済要請に含まれた商品の配送要請を送信する段階を含み、
前記APIを提供する段階は、複数のオンラインショッピングモールのために前記APIを提供し、
前記提携配送地への配送を確認する段階は、前記決済要請に含まれた複数の商品のうち少なくとも一つが前記提携配送地に配送されたかを確認し、
前記配送要請を送信する段階は、前記提携配送地に配送が完了すると前記複数の商品のうち少なくとも一つの配送要請を送信する段階を含む、ショッピングモールに含まれた提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供する方法。
【請求項2】
購入者端末機と有線/無線ネットワークで連結された提携サービスサーバーが電子商取引サービスを提供する方法であって、
提携サービスカートをショッピングモールページに具現するためのAPIを提供する段階、
前記ショッピングモールページに出力された前記提携サービスカートを通じての商品の決済要請を前記購入者端末機から受信する段階、
前記決済要請に対応して決済が完了すると、前記決済要請に含まれた商品が前記提携サービスサーバーが指定した提携配送地に配送されたかを確認する段階、
前記決済要請に含まれた商品を受領するための配送条件-前記配送条件は購入者配送地および配送方法を含む-を前記購入者端末機から受信する段階、および、
前記購入者配送地および前記配送方法により前記決済要請に含まれた商品の配送要請を送信する段階を含み、
前記電子商取引サービスの利用のための加入情報を前記購入者端末機から受信する段階をさらに含み、
前記購入者端末機は、前記提携サービスサーバーから前記加入情報を通じて認証を受けると、前記ショッピングモールページで前記提携サービスカートを通じての購入要請をする段階を含む、ショッピングモールに含まれた提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供する方法。
【請求項3】
前記ショッピングモールページは、第1国の第1言語で具現されて前記購入者端末機に提供され、
前記購入者端末機は、前記第1国と異なる国で前記ショッピングモールページに接続する、請求項1又は請求項2に記載のショッピングモールに含まれた提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供する方法。
【請求項4】
前記ショッピングモールページは、第1国の第1言語で具現されて前記第1言語と異なる第2言語に翻訳されて前記購入者端末機に提供され、
前記購入者端末機は、前記第1国と異なる国で前記ショッピングモールページに接続する、請求項1又は請求項2に記載のショッピングモールに含まれた提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供する方法。
【請求項5】
前記配送方法は、前記複数の商品のうち一部を前記購入者配送地に配送する選択配送と前記複数の商品全部を一度に前記購入者配送地に配送する一括配送を含む、請求項に記載のショッピングモールに含まれた提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供する方法。
【請求項6】
購入者端末機およびショッピングモールサーバーと有線/無線ネットワークで連結されて電子商取引サービスを提供する提携サービスサーバーにおいて、
前記有線/無線ネットワークを通じて情報またはデータをやりとりする通信部、
提携サービスカートをショッピングモールページに具現するためのAPIを管理するAPI管理部、
前記ショッピングモールページに出力された前記提携サービスカートを通じての商品の決済要請に対応して決済が完了すると、前記決済要請に含まれた商品が前記提携サービスサーバーが指定した提携配送地に配送されたかを確認する配送確認部、
前記通信部を通じて、前記決済要請に含まれた商品を受領するための配送条件-前記配送条件は購入者配送地および配送方法を含む-を前記購入者端末機から受信する制御部、および、
前記購入者配送地および前記配送方法により前記決済要請に含まれた商品の配送要請を生成する配送要請生成部を含
前記制御部は、前記配送要請を送信し、
前記API管理部は、複数のオンラインショッピングモールのために前記APIを提供し、
前記配送確認部は、前記決済要請に含まれた複数の商品のうち少なくとも一つが前記提携配送地に配送されたかを確認し、
前記配送要請生成部は、前記提携配送地に配送が完了すると前記複数の商品のうち少なくとも一つの配送要請を送信する、提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供する提携サービスサーバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施例は国内外に居住する購入者の電子商取引サービスに対する接近性を高めるシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットを基盤としたネットワークを通じて各種オンラインリアルタイム取引がなされている。オンラインショッピングモールはこのようなインターネットを基盤としたオンラインリアルタイム取引プラットホームである。このうち代表的なものとしてオープンマーケット(open market)は、個別販売者それぞれによって運営される個別オンラインショッピングモールとは異なり、誰でも物を買うことができ、また、誰でも物を売ることができる開かれた市場を意味する。
【0003】
このようなオープンマーケットプラットホームサービス提供者は、販売者と購入者を会員として誘致してそれら間の取引のための仮想空間を提供することになる。国内のオープンマーケットプラットホームサービス提供者はGマーケット、11番街、クーパンなど、多様である。
【0004】
オンラインの特性上、国内居住者はもちろん海外購入者もオープンマーケットに接続して望む商品を購入できることは言うまでもない。この時、海外購入者はやむを得ず国内の物を購入者が居住する海外で配送を受けなければならないので、海外への配送料を支払わなければならない。この時、一つのショッピングモールで複数の商品を購入したりまたは互いに異なるショッピングモールで互いに異なる商品を購入する場合、それぞれの商品に対する配送料を負担しなければならない。
【0005】
現在いくつかのオンラインショッピングモールでは販売する商品に対して一括配送を実施しているが、商品を販売する事業者が異なるか一括配送条件に該当しないと、それぞれの商品を別途に配送を受けなければならず、これに伴い、配送料も別途に支払わなければならない。また、同一のオンラインショッピングモール内では一つのショッピングカートを通じて統合注文をすることができるが、互いに異なるオンラインショッピングモール間の統合注文はなされていないため、購入者はそれぞれのショッピングモールを個別に訪問して個別に注文しなければならない。すなわち、異種のオンラインショッピングモールを利用する時には個別のショッピングモールごとに個別に注文して個別に決済をしなければならないため、このようなショッピングの複雑性は海外購入者の購入意欲を減少させることになる。
【0006】
前述した配送の不便さ以外にも、海外購入者がオンラインショッピングモールを利用する場合、加入に不便さが存在する。加入をしないと決済および配送につながらないため、これは先決的に解決されるべき事項であり得る。例えば、海外購入者が国内のオンラインショッピングモールを利用したいが国内のオンラインショッピングモールの加入のための認証ができない場合がある。海外購入者は海外に居住する購入者と定義され得る。海外購入者は国籍-韓国国籍または各国のオンラインショッピングモールに加入するために必要な国籍および身分-を有していないため、身分を確認する方法がない場合もある。国内のオンラインショッピングモールは加入(または決済)のために個人識別番号-例えば公認証明書、携帯電話番号、住民登録番号など-を要求し得るためである。海外購入者がアメリカ人であるかまたは韓国人ではあるが海外に居住しアメリカ国籍のみを有している場合が上記の場合に該当し得る。
【0007】
他の例示として、国内に居住する国内購入者もオンラインショッピングモールを利用する場合、加入に不便さが存在し得る。例えば、国内に居住する外国人-例えば、国内に一時的に滞留中である外国人勤労者-は国内のオンラインショッピングモールの加入に困難が存在し得る。国内に一時的に居住する外国人も個人識別番号を有していないためである。国内購入者は国内に縁故を有しているので海外購入者に比べて困難が少ないであろうが、国内に居住する外国人が増加しているのでそのうち解決されなければならない問題である。
【0008】
さらに他の例示として、海外または国内購入者が各国のオンラインショッピングモールごとに決済をしなければならない困難さが存在し得る。例えば、アメリカで接続する購入者が韓国および中国のオンラインショッピングモールで購入する場合、または韓国の2以上のオンラインショッピングモールで購入する場合、各ショッピングモールごとに毎度決済を進行しなければならない場合が存在し得る。そうすると、決済を各オンラインショッピングモールごとに進行したり、各国のオンラインショッピングモールごとに異なる方式で決済をすることになって煩雑さが存在し得る。
【0009】
さらに他の例示として、オンラインショッピングモールで提供するポイントまたはマイレージ利用に不便さが存在し得る。すなわち、ポイントを合算または統合して使うことができない。例えば、Aオンラインショッピングモールで提供するAポイントとBオンラインショッピングモールで提供するBポイントは互いに連動して使うことができず、それぞれのオンラインショッピングモールでのみ使うことができる。AポイントおよびBポイントを合算して使うことができないと、使用のためのポイント金額が最低値に未達であったり、大きい金額のサービスの利用または商品の購入が不可能な場合が存在し得るためである。
【0010】
そこで、本発明の発明者は、海外購入者の国内のオンラインショッピングモールに対する接近性を高めて加入、注文、決済および配送を容易とする方法を長期にわたり研究し、試行錯誤を経たあげく本発明を完成するに至った。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
このような背景から、本実施例の一目的は、提携サービスサーバーが提供するAPIを通じてショッピングモールサーバーが提携サービスカートをショッピングモールページに具現し、購入者が提携サービスカートを通じて購入要請および決済要請をすると、ショッピングモールサーバーがこれに含まれた商品を提携サービスサーバーが管理する提携配送地への配送を要請するショッピングモールサーバーおよびこの動作方法を提供することである。
【0012】
本実施例の他の目的は、ショッピングモールサーバーにAPIを提供し、APIを通じてショッピングモールサーバーが提携サービスカートをショッピングモールページに具現するようにし、購入者の提携サービスカートを通じての購入要請および決済要請によって提携配送地に商品が配送されると、購入者の配送条件にしたがって商品を購入者に配送するように要請する提携サービスサーバーおよびこの動作方法を提供することである。
【0013】
本実施例のさらに他の目的は、国内のショッピングモールページに具現された提携サービスカートを通じて海外で接続した購入者に提携配送地に配送-1次配送-し、配送条件にしたがって購入者配送地に配送-2次配送-する前記ショッピングモールサーバーおよび前記提携サービスサーバーを含むシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前述した目的を達成するために、一実施例は、購入者端末機と有線/無線ネットワークで連結されたショッピングモールサーバーが電子商取引サービスを提供する方法において、提携サービスカートをショッピングモールページに具現するためのAPIを獲得する段階;前記APIから具現された前記提携サービスカートを前記ショッピングモールページに出力する段階;前記購入者端末機から前記提携サービスカートを通じての商品の購入要請を受信する段階;前記購入要請に含まれた商品に対する提携注文リストを前記購入者端末機で提供する段階;および前記購入者端末機から前記商品の決済要請を受信する段階;および前記商品の決済が完了すると、前記決済要請に含まれた商品の配送要請を送信する段階を含む、ショッピングモールに含まれた提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供する方法を提供する。
【0015】
前記方法において、前記購入者端末機のショッピングモールページに対する接続を確認する段階;および前記購入者端末機の接続が海外で発生するかを判断する段階をさらに含み、前記提携サービスカートを出力する段階は、前記購入者端末機の接続が海外で発生した場合に前記提携サービスカートを出力することができる。
【0016】
前記方法において、前記ショッピングモールページは、第1国の第1言語で具現されて前記購入者端末機に提供され、前記購入者端末機は、前記第1国と異なる国で前記ショッピングモールページに接続することができる。
【0017】
前記方法において、前記ショッピングモールページは、第1国の第1言語で具現されて前記第1言語と異なる第2言語に翻訳されて前記購入者端末機に提供され、前記購入者端末機は、前記第1国と異なる国で前記ショッピングモールページに接続することができる。
【0018】
前記方法において、前記APIを受信する段階は、複数のオンラインショッピングモールのためのそれぞれのAPIを受信し、前記提携サービスカートを出力する段階は、前記複数のオンラインショッピングモールのショッピングモールページそれぞれに前記提携サービスカートを出力し、前記購入要請を受信する段階は、前記複数のオンラインショッピングモールのショッピングモールページから選択された複数の商品に対する購入要請を受信し、前記提携注文リストを提供する段階は、前記複数の商品が含まれた前記提携注文リストを提供することができる。
【0019】
前記方法において、前記決済要請を受信する段階は、前記複数の商品のうち一部に対する決済要請を受信し、前記配送要請を受信する段階は、前記決済要請に含まれた一部の商品の配送要請を送信することができる。
【0020】
前記方法において、前記提携サービスカートを出力する段階は、購入者端末機の接続が発生した国で輸入禁止品目と指定された場合、または前記購入者端末機の接続が発生した国への輸出禁止品目と指定された場合、前記提携サービスカートを出力しないか非活性化することができる。
【0021】
他の実施例は、購入者端末機および提携サービスサーバーと有線/無線ネットワークで連結されて電子商取引サービスを提供するショッピングモールサーバーにおいて、提携サービスカートをショッピングモールページに具現するためのAPIを前記提携サービスサーバーから獲得し、前記購入者端末機から前記提携サービスカートを通じての商品の購入要請を受信し、前記購入要請に含まれた商品に対する提携注文リストを前記購入者端末機に送信し、前記購入者端末機から前記商品の決済要請を受信し、前記商品の決済が完了すると、前記決済要請に含まれた商品の配送要請を送信する通信部;前記APIから具現された前記提携サービスカートを前記ショッピングモールページに出力する出力部;および前記提携注文リストを生成する提携注文リスト生成部を含むショッピングモールに含まれた提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供するショッピングモールサーバーを提供する。
【0022】
さらに他の実施例は、購入者端末機と有線/無線ネットワークで連結された提携サービスサーバーが電子商取引サービスを提供する方法において、提携サービスカートをショッピングモールページに具現するためのAPIを送信する段階;前記ショッピングモールページに出力された前記提携サービスカートを通じての商品の購入要請が前記購入者端末機から発生すると、前記購入要請に含まれた商品が前記提携サービスサーバーが指定した提携配送地に配送されたかを確認する段階;前記購入要請に含まれた商品を受領するための配送条件-前記配送条件は購入者配送地および配送方法を含む-を前記購入者端末機から受信する段階;前記購入者配送地および前記配送方法により前記購入要請に含まれた商品の配送要請を送信する段階を含むショッピングモールに含まれた提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供する方法を提供する。
【0023】
前記方法において、前記ショッピングモールページは、第1国の第1言語で具現されて前記購入者端末機に提供され、前記購入者端末機は、前記第1国と異なる国で前記ショッピングモールページに接続することができる。
【0024】
前記方法において、前記ショッピングモールページは、第1国の第1言語で具現されて前記第1言語と異なる第2言語に翻訳されて前記購入者端末機に提供され、前記購入者端末機は、前記第1国と異なる国で前記ショッピングモールページに接続することができる。
【0025】
前記方法において、前記APIを送信する段階は、複数のオンラインショッピングモールのためのそれぞれのAPIを送信し、前記提携配送地への配送を確認する段階は、前記購入要請に含まれた複数の商品のうち少なくとも一つが提携配送地に配送されたかを確認し、前記配送要請を送信する段階は、前記提携配送地に配送が完了すると前記複数の商品のうち少なくとも一つの配送要請を送信することができる。
【0026】
前記方法において、前記配送方法は、前記複数の商品のうち一部を前記購入者配送地に配送する選択配送と前記複数の商品全部を一度に前記購入者配送地に配送する一括配送を含むことができる。
【0027】
前記方法において、前記電子商取引サービスの利用のための加入情報-前記加入情報はイメールアドレスを含む-を前記購入者端末機から受信する段階をさらに含み、前記購入者端末機は、前記提携サービスサーバーから前記加入情報を通じて認証を受けると、前記ショッピングモールページで前記提携サービスカートを通じての購入要請を送信することができる。
【0028】
さらに他の実施例は、購入者端末機およびショッピングモールサーバーと有線/無線ネットワークで連結されて電子商取引サービスを提供する提携サービスサーバーにおいて、提携サービスカートをショッピングモールページに具現するためのAPIを管理するAPI管理部;前記ショッピングモールページに出力された前記提携サービスカートを通じての商品の購入要請が前記購入者端末機から発生すると、前記購入要請に含まれた商品が前記提携サービスサーバーが指定した提携配送地に配送されたかを確認する配送確認部;前記購入者配送地および前記配送方法により前記購入要請に含まれた商品の配送要請を生成する配送要請生成部;および前記APIを前記ショッピングモールサーバーに送信し、前記購入要請に含まれた商品を受領するための配送条件-前記配送条件は購入者配送地および配送方法を含む-を前記購入者端末機から受信し、前記配送要請を送信する通信部を含む提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供する提携サービスサーバーを提供する。
【発明の効果】
【0029】
以上で説明した通り、本実施例によると、ショッピングモールページに具現された提携サービスカートを通じて海外購入者の購入を容易にさせることによって、オンラインショッピングモールに対する接近性を高めることができる。
【0030】
そして、本実施例によると、提携サービスカートを具現するAPI(application programming interface)をオンラインショッピングモールサービスと連動させることによって、加入、購入、決済および配送の手続きが手作業ではなく自動で進行されるようにしてオンライン購入手続きを迅速にし、これにより購入と決済間の時間差を減らすことができる。
【0031】
そして、本実施例によると、購入および決済間の時間差が減少したことによって、その間に発生する価格変動-例えば、為替レートの差-の影響から自由となり得る。
【0032】
そして、本実施例によると、ショッピングモールページを運営する主体であるショッピングモールサーバーの代わりに提携サービスサーバーを通じての加入だけで、複雑な国内のオンラインショッピングモールの加入および認証がなくても海外購入者の商品の購入を可能にすることができる。
【0033】
そして、本実施例によると、互いに異なる異種のオンラインショッピングモールの商品を一つのショッピングカートに入れて統合注文するだけでなく、複数の商品を一括に統合して配送することによって配送料を大幅に節約することができる。
【0034】
そして、本実施例によると、各オンラインショッピングモールごとに積み立てられるポイントなどを統合して、または一度に使うことができる。
【0035】
そして、本実施例によると、決済において、決済手段、決済方式、決済情報-住所、人的事項など-などを各オンラインショッピングモールごとに毎度入力する必要がなくなるため、便利性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
図1】一実施例に係る提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供するシステムの構成図である。
図2】一実施例に係る互いに異なる国で接続された購入者端末機に示されるショッピングモールページの第1例示図である。
図3】一実施例に係る互いに異なる国で接続された購入者端末機に示されるショッピングモールページの第2例示図である。
図4】一実施例に係る提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供する購入者端末機、ショッピングモールサーバーおよび提携サービスサーバーに対するそれぞれの構成図である。
図5】一実施例に係る提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供するシステムの動作を示すフローチャートである。
図6】一実施例に係る提携サービスカートが出力されたショッピングモールページの例示図である。
図7】一実施例に係る提携サービスカートを利用して電子商取引サービスの加入および認証を示すフローチャートである。
図8】一実施例に係る購入者が複数のオンラインショッピングモールを利用する場合、提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供するシステムの動作を示すフローチャートである。
図9】一実施例に係る電子商取引サービスでの決済方式を説明するための図面である。添付された図面は本発明の技術思想に対する理解のために参照として例示されたものであることを明らかにし、それによって本発明の権利範囲が制限されはしない。
【発明を実施するための形態】
【0037】
本発明の説明において、関連した公知の機能に対して、この分野の技術者に自明な事項であって、本発明の要旨を不要に曖昧にさせ得る恐れがあると判断される場合にはその詳細な説明を省略する。
【0038】
本出願で使った用語は単に特定の実施例を説明するために使われたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は文脈上明白に異なって意味しない限り、複数の表現を含む。本出願で、「含む」または「有する」等の用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加の可能性をあらかじめ排除しないものと理解されるべきである。
【0039】
以下、本発明に係る実施例を添付図面を参照して詳細に説明することにし、添付図面を参照して説明する際に同一または対応する構成要素は同一の図面番号を付し、これに対する重複する説明は省略することにする。
【0040】
図1は、一実施例に係る提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供するシステムの構成図である。
【0041】
図1を参照すると、提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供するシステム(100、以下、「システム」という)は、購入者端末機110、ショッピングモールサーバー120、提携サービスサーバー130および決済サーバー140を含むことができる。
【0042】
ここで、購入者端末機110を操作する購入者は海外購入者であって、主に海外に居住する購入者と定義され得る。例えば、海外購入者は、アメリカ人であるかまたは韓国人であるが海外に居住しアメリカ国籍のみを有し得る。また、購入者端末機110を操作する購入者は国内購入者を含むことができる。国内購入者は国内に居住する購入者と定義され得る。例えば、国内購入者は国内に居住する外国人-例えば、国内に一時的に滞留中である外国人勤労者-であり得る。
【0043】
購入者端末機110は海外購入者がオンラインショッピングモールを利用できるようにする端末機であり、スマートフォン、携帯電話、タブレットPC、デスクトップ(desktop)、ラップトップ(laptop)などの多様な機器を含むことができ、これに限定されない。
【0044】
購入者端末機110はショッピングモールサーバー120、提携サービスサーバー130および決済サーバー140と有線/無線ネットワークで連結されて通信することができる。有線/無線ネットワークはネットワーク(N)は端末機、サーバーのようなそれぞれのノード相互間に情報の交換が可能な連結構造を意味するもので、このようなネットワークの一例は、インターネット(Internet)、LAN(local area network)、wireless LAN(local area network)、WAN(wide area network)、PAN(personal area Network)、3G、4G、5G、Wi-Fi、Bluetooth、NFC、RFID、ホームネットワークなどが含まれるが、これに限定されはしない。
【0045】
購入者端末機110は本発明の一実施例に係る電子商取引サービスを利用するために、提携サービスサーバー130に加入手続きを進行することができる。購入者端末機110は提携サービスサーバー130に加入情報を送信することができる。加入情報は購入者端末機110を操作する購入者を識別する情報であり、主にイーメール(email)アドレスやSNS(social network service)アカウントを含むことができる。購入者はイメールアドレスまたはSNSアカウントだけを持っていても本電子商取引サービスに加入することができる。加入情報はイーメールまたはSNSアカウント以外にも個人識別情報も含むことができる。個人識別情報は購入者が裁量で自由に生成できる任意的な個人識別情報-例えば、イーメール-と、購入者が一定の法令上または行政上の手続きを通じないと獲得できない非任意的な個人識別情報-例えば、公認証明書、携帯電話番号、住民登録番号など-も含むことができる。加入情報に任意的な個人識別情報は必ず含まれるが、非任意的な個人識別情報は必ずしも含まれなくてもよい。
【0046】
購入者端末機110は提携サービスサーバー130から認証結果を受信することができる。提携サービスサーバー130は加入情報を通じて購入者端末機110を認証または拒否することができる。例えば、提携サービスサーバー130は加入情報に含まれたイメールアドレスが有効であるかどうか-購入者端末機110の購入者に対するイーメールであるかどうか-を判断し、有効であれば購入者の加入を承認し、有効でなければ拒否することができる。
【0047】
提携サービスサーバー130を通じての加入が完了すると、購入者端末機110はショッピングモールサーバー120が管理するオンラインショッピングモールに接近することができる。購入者は購入者端末機110を通じてオンラインショッピングモールに接続し、ブラウザ(browser)またはオンラインショッピングモールで提供するアプリケーション(application)を通じてショッピングモールページを探索することができる。ここで提携サービスサーバー130を通じての加入が必ず先行してこそオンラインショッピングモールに接続または購入が可能なものではなく、オンラインショッピングモールに接続後にまたは購入中-例えば、購入者が提携注文リストを見て購入ボタンを操作中-にその加入を行うことができる。
【0048】
一方、ショッピングモールサーバー120はオンラインショッピングモールを運営しながら、オンラインショッピングモールを構成するそれぞれのショッピングモールページを購入者端末機110に提供することができる。ショッピングモールページが購入者端末機110のアプリケーションを通じて出力されると、購入者はショッピングモールページを見て購入を始めることができる。ここで、ショッピングモールサーバー120を運営する主体はオープンマーケットの運営者または個別オンラインショッピングモールの運営者を含むことができる。例えば、ショッピングモールサーバー120は「クーパン」、「ティモン」や「ウィメプ」のような国内のオープンマーケットを運営したり、「SEOUL BUND」のようなオンラインショッピングモールを運営することができる。以下において、オンラインショッピングモールは購入者がショッピングできる仮想空間を意味し、オープンマーケットを含む総括的概念で解釈され、以下ではオープンマーケットを代替する用語で使われ得る。
【0049】
ショッピングモールサーバー120は購入者端末機110の購入を容易にするために、提携サービスカートをショッピングモールページに含ませてショッピングモールページとともに出力することができる。購入者端末機110は提携サービスカートを通じての購入要請をショッピングモールサーバー120にすることができる。
【0050】
例えば、ショッピングモールサーバー120はショッピングモールページに提携サービスカートを示す標識-例えば、アイコン(icon)またはリンク-を出力することができる。購入者はショッピングモールページで商品を選択して提携サービスカートに入れることができる。提携サービスカートに入れられた商品が購入者によって決済されると、その商品は購入者に配送され得る。付け加えると、従来には購入者がショッピングモールページで商品を選択すると、ショッピングモールサーバー120-オンラインショッピングモールの運営主体-が提供する個別カート(cart)に商品を入れることができた。その個別カートに入れられた商品が購入者によって決済されると、その商品を購入者に配送することができた。しかし、一実施例によると、購入者は提携サービスサーバー130が提供する提携サービスカートに商品を入れ、決済をすることができる。
【0051】
ひいては、購入者が複数のショッピングモールサーバー120が運営する複数のオンラインショッピングモールで商品を購入したいときは、各オンラインショッピングモールのショッピングモールページで出力される提携サービスカートを通じて商品を購入することができる。購入者は第1ショッピングモールサーバーが運営するオンラインショッピングモールのショッピングモールページで提携サービスカートに第1商品を入れ、第2ショッピングモールサーバーが運営するオンラインショッピングモールのショッピングモールページで同一の提携サービスカートに第2商品を入れ、提携サービスカートを通じて第1および第2商品を共に決済し配送を受けることができる。
【0052】
ショッピングモールサーバー120は提携サービスカートを自主的に運営するショッピングモールページに具現するために、API(application programming interface)を提携サービスサーバー130から受信または提供を受けることができる。またはショッピングモールサーバー120はAPIシステムに接近することによってAPIを獲得することができる。APIはプログラミングされた多様な関数の集合であって、具現しようとする機能別に異なってプログラミングされ得る。ここで、提携サービスカートを具現するために設計されたAPIは提携サービスカートAPIと命名され得る。提携サービスカートAPIはオンラインショッピングモールを具現するアルゴリズムまたはAPI-オンラインショッピングモールAPI-と結合され得る。提携サービスカートAPIはショッピングモールサーバー120によって、またはショッピングモールサーバー120の管理者によってプログラミング的に結合され得る。提携サービスカートAPIがオンラインショッピングモールAPIと結合すると、提携サービスカート-またはこれを示すアイコン-ショッピングモールページに出力され得る。
【0053】
ショッピングモールサーバー120は提携サービスカートを提携サービスカートAPIから具現し、ショッピングモールページに出力させることができる。購入者端末機110の購入者は前記出力された提携サービスカートを五感を通じて認知することができる。
【0054】
購入が発生-例えば、購入者が提携サービスカートに商品を入れて購入ボタンをクリック-すると、ショッピングモールサーバー120は購入者端末機110から提携サービスカートを通じての商品の購入要請を受信することができる。
【0055】
ショッピングモールサーバー120が商品の購入要請を受信すると、ショッピングモールサーバー120は購入要請に含まれた商品に対する情報-例えば、商品名、価格、数量、供給者など-を提携サービスサーバー130に送信することができる。
【0056】
提携サービスサーバー130は、購入要請に含まれた商品に対する提携注文リストを生成して購入者端末機110に提供することができる。ここで、提携注文リストはショッピングモールサーバー120が自主的に生成した注文リストと異なり得る。例えば、提携注文リストは提携サービスサーバー130またはこれを運営する管理者によって設定され得、他のオンラインショッピングモールで入れられた他の商品も含まれるように設計され得る。購入者は複数のオンラインショッピングモールで入れた商品を提携注文リストで確認することができる。
【0057】
購入者が提携注文リストを通じて商品を決済すると、提携サービスサーバー130は購入者端末機110から決済要請を受信することができる。ここで、提携注文リストには複数のオンラインショッピングモールの複数のショッピングモールページで入れられた複数の商品が列挙および含まれ得るが、購入者は複数の商品のうち一部又は全部を選択し、購入者端末機110は一部又は全部に対する決済要請を送ることができる。
【0058】
購入者が決済を完了すると、ショッピングモールサーバー120は提携配送地に決済要請に含まれた商品の配送要請をすることができる。ショッピングモールサーバー120は配送サーバー(図示されず)に商品の配送要請を送信したり自主的に配送作業を進行するように動作することができる。ここで、提携注文リストには複数のオンラインショッピングモールの複数のショッピングモールページで入れられた複数の商品が列挙および含まれ得るが、購入者は複数の商品のうち一部又は全部を選択し決済を完了すると、ショッピングモールサーバー120は一部又は全部に対する配送要請を送信したり一部又は全部に対する配送作業を進行することができる。
【0059】
ここで、提携配送地は購入者に最終的に配送される前に決済された商品が到着する場所となり得る。購入者に最終的に到着する配送地は購入者配送地として購入者の住所を含むことができる反面、提携配送地は提携サービスサーバー130の管理下にあるか直接指定した場所であり得る。一実施例によると、購入者は海外に居住しオンラインショッピングモールは国内にある状況であるので、購入された商品が海外に配送される前に一次的に集結される必要がある。まずは集結された後に国境を越えて2次的に配送され得る。ここで、一次的に集結される国内の場所が提携配送地であり得る。
【0060】
そして、ショッピングモールサーバー120は購入者端末機110の接続が発生した国で輸入禁止品目と指定された場合、提携サービスカートを出力しないか出力された提携サービスカートを自動で非活性化することができる。輸入禁止品目はショッピングモールサーバー120の管理者を通じて手動でまたはAPIによって自動で設定され得る。または購入者端末機110の購入要請に含まれた少なくとも一つの商品が購入者端末機110の接続が発生した国で輸入禁止品目と指定された場合、提携サービスサーバー130は購入者端末機110が決済要請をしてもその商品の決済を拒否することができる。例えば、提携サービスサーバー130は決済要請に対して決済を拒否するポップアップ(pop-up)を出力することができる。
【0061】
一方、提携サービスサーバー130はオンラインショッピングモールのショッピングモールページに出力される提携サービスカートを生成および提供することができる。提携サービスサーバー130はAPIをショッピングモールサーバー120に送信または提供することができる。提携サービスサーバー130はAPIを保管または生成することができる。
【0062】
ショッピングモールページに出力された提携サービスカートを通じて商品が購入されると-購入者端末機110が決済要請を提携サービスサーバー130に送って決済が完了すると-、提携サービスサーバー130は購入された商品が提携配送地に配送されたかを確認することができる。提携サービスサーバー130は提携配送地から配送の有無に対する情報を受信して配送の有無を確認することができる。
【0063】
提携サービスサーバー130は、購入要請に含まれた受領するための配送条件を購入者端末機110から受信することができる。ここで、前記配送条件は購入者配送地および配送方法を含むことができる。購入者配送地は購入者に最終的に到着する配送地となり得る。配送方法は選択配送または一括配送を含むことができる。選択配送は決済された複数の商品のうち一部を先に配送するものと理解され得る。決済された複数の商品のうち一部が先に提携配送地に到着すると、その到着した商品は先に海外の購入者配送地に配送され得る。一括配送は決済された複数の商品全部を一度に配送するものと理解され得る。決済された複数の商品全部が提携配送地に到着した後に、商品全部が後ほど一度に購入者配送地に配送され得る。
【0064】
一方、決済サーバー140は決済要請を受信して決済を遂行できる。決済サーバー140は購入者端末機110から直接決済要請を受信したり、提携サービスサーバー130を通じて購入者端末機110の決済要請を受信することができる。または一実施例に係るシステム100には決済サーバー140が含まれなくてもよく、この場合、決済は提携サービスサーバー130によって進行され得る。
【0065】
本発明の一実施例によると、提携サービスカートは提携サービスサーバー130が提供したAPIがショッピングモールサーバー120が運営するオンラインショッピングモールのAPIと連動することによって、オンラインショッピングモールで具現および出力され得る。従来はオンラインショッピングモールのショッピングモールページのテキストおよびイメージを移してきて-例えば、パーシング(parsing)のような文章分析方法で-購入者端末機110にショッピングモールページを提供したが、従来の方式は購入者にオンラインショッピングモールで商品を購入するのと同一の効果を提供することはできるものの、直接的にオンラインショッピングモールで購入するものではなかった。すなわち、従来の方式は購入者に間接的なオンラインショッピングの効果を提供するため、購入者に加入、決済および配送に対するリアルタイムまたは即刻反応(response)を提供するのが困難であった。しかし、一実施例に係るAPIの連動方式は購入者が直接オンラインショッピングモールで購入するものであるため、購入者に加入、決済および配送に対する即刻反応を提供することによってオンラインショッピングモールの長所を目立たせることができる。また、APIの連動方式は、購入者がオンラインショッピングモールの制約事項-加入および認証の複雑さ-を提携サービスサーバー130を通じて進行するようにすることによって、オンラインショッピングモールの短所を補完することができる。
【0066】
図2は、一実施例に係る互いに異なる国で接続された購入者端末機に示されるショッピングモールページの第1例示図である。
【0067】
図2を参照すると、一実施例に係るシステムが動作する状況が図示され得る。購入者が接続する地域によって示されるショッピングモールページは第1例示の形態を有し得る。ショッピングモールサーバー120は第1国でオンラインショッピングモールを運営し、第1購入者は第1国に居住し、第1購入者端末機110-1は第1国でオンラインショッピングモールにネットワークを通じて接続することができる。第2購入者は第2国に居住し、第2購入者端末機110-2は第2国でオンラインショッピングモールにネットワークを通じて接続することができる。第1国には第1言語-例えば、韓国語-が使われ、第2国には第2言語-例えば、英語-が使われ得る。ここで、ショッピングモールサーバー120は第1国に位置し提携サービスサーバー130が第2国に位置したものとして図示されるがこれに限定されない。
【0068】
第1購入者端末機110-1が第1国でオンラインショッピングモールに接続すると、ショッピングモールページは第1言語で表現され、提携サービスカートがショッピングモールページには出力されないことができる(図面の210参照)。
【0069】
第2購入者端末機110-2が第2国でオンラインショッピングモールに接続すると、ショッピングモールページは第1言語で表現され、提携サービスカートがショッピングモールページに出力され得る(図面の220参照)。提携サービスカートはフローティングアイコン(floating icon)の形態でショッピングモールページのいずれか一側に表現され得るが、位置および形態のような具現方式に制限されない。ここで、ショッピングモールページは第1言語そのまま具現され、第2言語で具現されたり翻訳されないまま提携サービスカートを含むことができる。
【0070】
ここで、ショッピングモールサーバー120は第2購入者端末機110-2の海外での接続の有無を判断し、これに伴い提携サービスカートの出力の有無を決定することができる。ショッピングモールサーバー120は第2購入者端末機110-2のショッピングモールページに対する接続を確認し、第2購入者端末機110-2の接続が海外で発生するかを判断することができる。ショッピングモールサーバー120は第2購入者端末機110-2の接続が海外で発生したものと判定すると、提携サービスカートを含んだショッピングモールページを第2購入者端末機110-2に提供することができる。ショッピングモールサーバー120が第2購入者端末機110-2の接続が海外で発生していないもの-国内で発生したもの-と判定すると、提携サービスカートを含まない従来のショッピングモールページを第2購入者端末機110-2に提供することができる。ショッピングモールサーバー120はネットワーク通信リソース(resource)-例えば、IPアドレス-を通じて海外接続の有無を判断することができる。
【0071】
従来には第2購入者端末機110-2が第2国でオンラインショッピングモールに接続すると、参照番号210のようなショッピングモールページが示された。しかし、ショッピングモールサーバー120が提携サービスサーバー130から受信したAPIを結合すると、提携サービスカートがショッピングモールページに出力されることになるため購入者が提携サービスカートを通じて第1言語で具現されたオンラインショッピングモールで商品を入れて決済することができる。
【0072】
図3は、一実施例に係る互いに異なる国で接続された購入者端末機に示されるショッピングモールページの第2例示図である。
【0073】
図3を参照すると、一実施例に係るシステムが動作する状況が図2と同一に図示され得る。ただし、購入者が接続する地域によって示されるショッピングモールページは第2例示の形態を有し得る。
【0074】
第1購入者端末機110-1が第1国でオンラインショッピングモールに接続すると、ショッピングモールページは第1言語で表現され、提携サービスカートがショッピングモールページには出力されないことができる(図面の210参照)。
【0075】
第2購入者端末機110-2が第2国でオンラインショッピングモールに接続すると、ショッピングモールページは第2言語で表現され、提携サービスカートがショッピングモールページに出力され得る(図面の330参照)。提携サービスカートはフローティングアイコン(floating icon)の形態でショッピングモールページいずれか一側に表現され得るが、位置および形態のような具現方式に制限されない。ここで、ショッピングモールページは第1言語そのまま具現され、第2言語に翻訳されて提携サービスカートを含むことができる。例えば、ショッピングモールページは購入者がショッピングモールページを探索するように助けるアプリケーション-ウェブブラウザ(web-browser)-によって自動で翻訳され得る。アプリケーションは第2購入者端末機110-2のIPアドレスを通じて地域を区分した後、第2言語ではなく第1言語で具現されたショッピングモールページを第2言語に翻訳して出力することができる。
【0076】
または、ショッピングモールページは第2言語で直接的に具現され得る。提携サービスサーバー130が提供したAPIは第2言語でショッピングモールページを設定し、第2購入者端末機110-2が第2国で接続すると第2言語のショッピングモールページを提携サービスカートとともに出力することができる。
【0077】
図4は、一実施例に係る提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供する購入者端末機、ショッピングモールサーバーおよび提携サービスサーバーに対するそれぞれの構成図である。
【0078】
図4を参照すると、一実施例に係るシステムは購入者端末機110、ショッピングモールサーバー120および提携サービスサーバー130を含むことができる。
【0079】
購入者端末機110は通信部111、制御部112、出力部113および入力部114を含むことができる。制御部112は通信部111、出力部113および入力部114を制御することができる。
【0080】
通信部111はショッピングモールサーバー120および提携サービスサーバー130とネットワークを通じて情報またはデータをやりとりすることができる。
【0081】
制御部112は通信部111を通じて提携サービスサーバー130に加入要請を送り、加入結果(認証結果)を受信することができる。また、制御部112は通信部111を通じてショッピングモールサーバー120に購入要請を送信し、提携サービスサーバー130に決済要請および配送条件を送信することができる。
【0082】
出力部113は購入者にショッピングモールページのような情報またはデータを出力することができる。購入者は出力部113を通じて加入、購入、決済および配送に関する事項を認知することができる。
【0083】
入力部114は購入者から購入者端末機110に対する操作の入力を受けることができる。例えば、入力部114はタッチスクリーンを通じて購入者のタッチを受信することができる。
【0084】
そして、ショッピングモールサーバー120は通信部121、具現部122、制御部123および出力部124を含むことができる。制御部123は通信部121、具現部122および出力部124を制御することができる。
【0085】
通信部121は購入者端末機110および提携サービスサーバー130とネットワークを通じて情報またはデータをやりとりすることができる。
【0086】
制御部123は通信部121を通じて購入者端末機110から購入要請を受信することができる。具体的には、通信部121は提携サービスカートをショッピングモールページに具現するためのAPIを提携サービスサーバー130から受信し、購入者端末機110から提携サービスカートを通じての商品の購入要請を受信し、決済完了情報を提携サービスサーバー130から受信し、商品の決済が完了すると、提携配送地に前記決済要請に含まれた商品の配送要請を送信することができる。
【0087】
具現部122は提携サービスサーバー130から受信したAPIから提携サービスカートを具現することができる。具現部122はAPIをオンラインショッピングモールAPIと連動および結合することができる。
【0088】
出力部124はショッピングモールサーバー120の管理者にオンラインショッピングモールの運営現況に対する情報またはデータを出力することができる。ショッピングモールサーバー120の管理者は、出力部124を通じてオンラインショッピングモールに対する加入、購入、決済および配送に関する事項を認知することができる。
【0089】
そして、提携サービスサーバー130は通信部131、API管理部132、制御部133、配送確認部134、配送要請生成部135、出力部136および提携注文リスト生成部137を含むことができる。制御部133は通信部131、API管理部132、配送確認部134、配送要請生成部135、出力部136および提携注文リスト生成部137を制御することができる。通信部131は購入者端末機110およびショッピングモールサーバー120とネットワークを通じて情報またはデータをやりとりすることができる。
【0090】
制御部133は通信部131を通じてAPIをショッピングモールサーバー120に送信または提供し、購入要請に含まれた商品を受領するための配送条件-前記配送条件は購入者配送地および配送方法を含む-を購入者端末機110から受信し、購入者配送地への配送要請を送信することができる。
【0091】
API管理部132は提携サービスカートをショッピングモールページに具現するためのAPIを保存および生成することができる。API管理部132が扱うAPIには、提携サービスカートAPIおよび提携注文リストAPIなどが含まれ得る。
【0092】
配送確認部134はショッピングモールページに出力された提携サービスカートを通じての商品の購入要請が購入者端末機110から発生すると、購入要請に含まれた商品が提携サービスサーバー130が指定した提携配送地に配送されたかを確認することができる。または配送確認部134は購入者端末機110から受信した決済要請や決済要請に対応する決済完了情報に含まれた商品の一部又は全部が提携サービスサーバー130が指定した提携配送地に配送されたかを確認することができる。配送確認部134は提携配送地から受信された情報を通じて配送完了の有無を確認することができる。
【0093】
ここで、制御部133は購入者端末機110から決済要請を受信すると、自主的に決済を進行したりまたは決済サーバー(図示されず)に決済の進行を要請することができる。制御部133は決済が完了すると、決済完了情報をショッピングモールサーバー120に送信することができる。決済が完了していないと、制御部133は決済が完了するまで待機することができる。
【0094】
配送要請生成部135は配送条件すなわち、購入者配送地および配送方法により購入要請(または決済要請や決済完了情報)に含まれた商品の配送要請を生成することができる。配送要請生成部135は購入者端末機110から受信された購入者配送地-購入者が居住する海外の住所-および配送方法-選択配送または一括配送の選択、配送手段の選択-を含む配送要請を生成することができる。
【0095】
出力部136は提携サービスサーバー130の管理者に一実施例に係る電子商取引サービスの加入、購入、決済、および配送に対する情報またはデータを出力することができる。
【0096】
図5は一実施例に係る提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供するシステムの動作を示すフローチャートである、図6は一実施例に係る提携サービスカートが出力されたショッピングモールページの例示図である。
【0097】
図5を参照すると、提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供するシステムの動作が図示され得る。
【0098】
提携サービスサーバー130はショッピングモールサーバー120にAPIを送信し、ショッピングモールサーバー120はAPIを獲得することができる(S501段階)。
【0099】
ショッピングモールサーバー120はAPIから提携サービスカートを具現することができる(S503段階)。APIに含まれた提携サービスカートAPIがオンラインショッピングモールのAPIと結合され得る。この結合はショッピングモールサーバー120またはショッピングモールサーバー120の管理者によって遂行され得る。
【0100】
そして、購入者端末機110はショッピングモールページに接続することができる(S505段階)。好ましくは、購入者端末機110は海外から国内で運営されるオンラインショッピングモールのショッピングモールページに接続することができる。
【0101】
購入者端末機110がショッピングモールページに接続すると、ショッピングモールサーバー120は具現された提携サービスカートをショッピングモールページに出力することができる(S507段階)。例えば、提携サービスカートAPIがオンラインショッピングモールAPIと結合されると、ショッピングモールサーバー120はショッピングモールページの一領域にディスプレイされ得る。図6を参照すると、オンラインショッピングモールのある一ショッピングモールページに提携サービスカートを示すアイコン610がディスプレイされ得る。提携サービスカートアイコン610はショッピングモールページにフローティング(floating)されることもあるが、購入者の入力操作を収容するボタン(button)の形態のUI(user interface)で代替され得る。同時にショッピングモールページは本来韓国語で具現されたものであるが、インターネットブラウザによって英語に翻訳されてディスプレイされ得る。購入者は本例示のショッピングモールページで購入を要請して-商品を入れて-決済を要請することができる。主に購入者端末機110が海外で接続する場合にこのような提携サービスカートが出力されるが、これに限定されない。購入者端末機110が国内で接続しても購入者がオンラインショッピングモールに直接加入できない場合にも、本例示のショッピングモールページがディスプレイされ得る。
【0102】
再び図5に参照すると、購入者がオンラインショッピングモールで提携サービスカートに商品を入れて購入ボタンを操作すると、購入者端末機110はショッピングモールサーバー120に購入要請を送信することができる(S509段階)。
【0103】
ショッピングモールサーバー120が購入者端末機110から購入要請を受信すると、ショッピングモールサーバー120は購入要請に含まれた商品に対する情報-例えば、商品名、価格、数量、供給者など-を提携サービスサーバー130に送信することができる(S511段階)。
【0104】
提携サービスサーバー130は提携注文リストを生成して購入者端末機110に送信および提供することができる(S513段階)。
【0105】
購入者は提携注文リストに含まれた商品が自身が選択したものであることを確認して決済ボタンを操作すると、購入者端末機110は提携サービスサーバー130に決済要請を送信することができる(S515段階)。提携サービスサーバー130は決済を進行し、決済の完了の有無を判断することができる(S517段階)。提携サービスサーバー130は決済を完了すると、決済完了情報をショッピングモールサーバー120に送信することができる(S517段階のYESおよびS519段階)。提携サービスサーバー130が決済を完了していないと、決済処理を維持することができる(S517段階のNO)。
【0106】
ショッピングモールサーバー120が決済完了情報を受信すると、ショッピングモールサーバー120は決済された商品の提携配送地への配送を要請することができる(S521段階)。ショッピングモールサーバー120は配送サーバー(図示されず)または商品の販売者に配送を要請することができる。
【0107】
同時に購入者端末機110は提携サービスサーバー130に配送条件を送信することができる(S523段階)。配送条件には購入者配送地および配送方法が含まれ得る。
【0108】
提携サービスサーバー130は決済された商品の提携配送地への配送が完了したかを確認することができる(S525段階)。提携配送地への配送が完了していないと、提携サービスサーバー130は提携配送地への配送が完了するまで待機することができる(S525段階のNO)。
【0109】
提携配送地への配送が完了すると、提携サービスサーバー130は使用者配送地への配送を要請することができる(S525段階のYESおよびS527段階)。提携サービスサーバー130は配送サーバー(図示されず)に配送を要請したり直接配送作業を進行することができる。
【0110】
図7は、一実施例に係る提携サービスカートを利用して電子商取引サービスの加入および認証を示すフローチャートである。
【0111】
図7を参照すると、提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供するシステムで購入者端末機110が電子商取引サービスに加入する動作が図示される。
【0112】
提携サービスサーバー130はショッピングモールサーバー120にAPIを送信し、ショッピングモールサーバー120はAPIを獲得することができる(S701段階)。そうすると、ショッピングモールサーバー120はAPIから提携サービスカートを具現することができる(S703段階)。
【0113】
購入者端末機110は一実施例に係る電子商取引サービスを利用するために加入を進行することができる。購入者端末機110は加入情報を提携サービスサーバー130に送信することができる(S705段階)。加入情報には獲得が難しい非任意的な個人識別情報の代わりにイメールアドレスのように獲得が容易な任意的な個人識別情報が主に含まれ得る。
【0114】
提携サービスサーバー130は購入者のイメールアドレスを含む加入情報を通じて認証を遂行できる(S707段階)。提携サービスサーバー130はイメールアドレスが実際に存在するか、そして重複するかを確認して認証を承認または拒否することができる。
【0115】
提携サービスサーバー130は認証結果を購入者端末機110に送信することができる(S709段階)。そして、購入者端末機110はオンラインショッピングモールを利用するためにショッピングモールサーバー120に接続することができる(S711段階)。ショッピングモールサーバー120は認証結果により提携サービスサーバーを出力したりまたはしないことができる(S713段階)。また、購入者端末機110も認証結果により提携サービスカートを利用した電子商取引サービスを利用したりまたは利用できないこともある。
【0116】
例えば、認証が承認されると、ショッピングモールサーバー120は提携サービスカートを含むショッピングモールページを生成および出力することができる。購入者端末機110は提携サービスカートが出力されたショッピングモールページを受信し、購入者は提携サービスカートに商品を入れてオンラインショッピングモールで商品を購入することができる。もし認証が拒否されると、ショッピングモールサーバー120は提携サービスカートを含まないショッピングモールページを生成および出力することができる。購入者端末機110は提携サービスカートがないショッピングモールページを受信し、購入者はショッピングモールサーバー120が自主的に提供した個別カートに商品を入れてオンラインショッピングモールで商品を購入することができる。
【0117】
このように、本発明の一実施例に係る電子商取引サービスでは購入者が簡単な加入情報-例えば、非任意的な個人識別情報-だけでも加入が可能となり得る。従来には購入者が海外に居住するため身元を確認する手続きができない場合、身分の確認が難しい国内のオンラインショッピングモールを利用することができなかった。しかし、購入者は提携サービスサーバー130を通じて非任意的な個人識別情報で簡単に加入することによって、ショッピングモールサーバー120が提供するオンラインショッピングモールを利用することができる。そして、購入者が複数のオンラインショッピングモールを利用する場合、各オンラインショッピングモールごとに個別的に加入する必要がない。すなわち、海外購入者は国内のオンラインショッピングモールを提携サービスサーバー130を通じて間接的に利用できることになる。また、一実施例に係る電子商取引サービスは国内に居住するものの、身元の確認が難しい購入者にも同一に適用されて同一の効用を提供することができる。
【0118】
図8は、一実施例に係る購入者が複数のオンラインショッピングモールを利用する場合、提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供するシステムの動作を示すフローチャートである。
【0119】
図8を参照すると、購入者が複数のオンラインショッピングモールを通じて商品を購入する場合、提携サービスカートを利用して電子商取引サービスを提供するシステムの動作が図示される。
【0120】
購入者が複数のオンラインショッピングモールを通じて商品を購入する場合、システム(図1の100)は購入者端末機110、第1ショッピングモールサーバー120-1、第2ショッピングモールサーバー120-2および提携サービスサーバー130を含むことができる。ここで、第1ショッピングモールサーバー120-1は第1オンラインショッピングモールを、第2ショッピングモールサーバー120-2は第2オンラインショッピングモールをそれぞれ運営することができるが、必ずしもこれに限定されない。
【0121】
提携サービスサーバー130は、提携サービスカートのためのAPIを第1ショッピングモールサーバー120-1および第2ショッピングモールサーバー120-2にそれぞれ送信することができる(S801段階)。このAPIは第1ショッピングモールサーバー120-1および第2ショッピングモールサーバー120-2で提携サービスカートの具現に利用され得る。ここで、第1ショッピングモールサーバー120-1および第2ショッピングモールサーバー120-2で具現される提携サービスカートは同一の属性を有し得る。
【0122】
そうすると、第1ショッピングモールサーバー120-1はこのAPIから提携サービスカートを具現し、第2ショッピングモールサーバー120-2は前記APIから提携サービスカートを具現することができる(S803段階)。第1ショッピングモールサーバー120-1またはこの管理者は前記APIを第1オンラインショッピングモールのAPIと連動および結合し、第2ショッピングモールサーバー120-2またはこの管理者は前記APIを第2オンラインショッピングモールのAPIと連動および結合することができる。
【0123】
購入者端末機110はまず、第1オンラインショッピングモールの第1ショッピングモールページに接続して商品を購入することができる(S805段階)。第1ショッピングモールサーバー120-1は購入者端末機110による接続を確認し、購入者端末機110の接続が海外で発生するかを判断することができる。購入者端末機110の接続が海外で発生した場合、第1ショッピングモールサーバー120-1は提携サービスカートを第1オンラインショッピングモールの一つまたは複数の第1ショッピングモールページに含ませて出力することができる(S807段階)。
【0124】
購入者端末機110は商品を選択または指定して第1ショッピングモールサーバー120-1に購入要請を送ることができる(S809段階)。第1ショッピングモールサーバー120-1に送る購入要請は第1購入要請と命名され得る。第1ショッピングモールサーバー120-1が第1購入要請を受けると、第1購入要請に含まれた第1商品に対する情報-例えば、商品名、価格、数量、供給者など-を提携サービスサーバー130に送信することができる(S811段階)。
【0125】
提携サービスサーバー130は提携注文リストを生成して購入者端末機110に提供することができる(S813段階)。提携注文リストは第1購入要請に含まれた一つまたは複数の第1商品を含むことができる。
【0126】
次いで、購入者端末機110は第2オンラインショッピングモールの第2ショッピングモールページに接続して商品を購入することができる(S815段階)。第2ショッピングモールサーバー120-2は購入者端末機110による接続を確認し、購入者端末機110の接続が海外で発生するかを判断することができる。購入者端末機110の接続が海外で発生した場合、第2ショッピングモールサーバー120-2は提携サービスカートを第2オンラインショッピングモールの一つまたは複数の第2ショッピングモールページに含ませて出力することができる(S817段階)。
【0127】
購入者端末機110は商品を選択または指定して第2ショッピングモールサーバー120-2に第2購入要請を送ることができる(S819段階)。第2ショッピングモールサーバー120-2に送る購入要請は第2購入要請と命名され得る。第2ショッピングモールサーバー120-2が第2購入要請を受けると、第2購入要請に含まれた第2商品に対する情報-例えば、商品名、価格、数量、供給者など-を提携サービスサーバー130に送信することができる(S821段階)。
【0128】
提携サービスサーバー130は提携注文リストをアップデート(update)して購入者端末機110に提供することができる(S823段階)。アップデートされた提携注文リストは第1購入要請に含まれた一つまたは複数の第1商品だけでなく、第2購入要請に含まれた一つまたは複数の第2商品を含むことができる。これにより、購入者は提携注文リストを通じて複数のオンラインショッピングモールで購入を要請した商品を確認することができる。
【0129】
購入された商品の決済のために、購入者端末機110は提携サービスサーバー130に決済要請を送信することができる(S825段階)。提携サービスサーバー130は決済を直接進行したり決済サーバー(図示されず)が決済を処理するように要請することができる。
【0130】
提携サービスサーバー130は決済が完了したかを確認することができる(S827段階)。決済が完了していないと、提携サービスサーバー130は決済の処理進行し続け決済が完了するまで待機することができる(S827段階のNO)。
【0131】
決済が完了すると、提携サービスサーバー130は決済完了情報を第1ショッピングモールサーバー120-1および第2ショッピングモールサーバー120-2に送信することができる(S827段階のYESおよびS829段階)。
【0132】
第1ショッピングモールサーバー120-1および第2ショッピングモールサーバー120-2は提携配送地への配送を要請することができる(S831段階)。第1ショッピングモールサーバー120-1は第1購入要請に含まれた商品のうち決済された少なくとも一つ以上の商品に対する配送要請を配送サーバー(図示されず)に送信したり、その配送要請により配送を直接遂行できる。同時に第2ショッピングモールサーバー120-2は第2購入要請に含まれた商品のうち決済された少なくとも一つ以上の商品に対する配送要請を配送サーバー(図示されず)に送信したり、その配送要請により配送を直接遂行できる。
【0133】
一方、購入者端末機110は提携サービスサーバー130に配送条件を送信することができる(S833段階)。ここで、配送条件は購入者配送地および配送方法を含むことができ、配送条件は提携配送地から購入者配送地への配送をどのようにするかに対する購入者の要求事項に対するものであり得る。
【0134】
提携サービスサーバー130は提携配送地に決済された商品のうち少なくとも一つ以上が配送されたかを確認することができる(S835段階)。配送完了が確認されないと、提携サービスサーバー130は配送完了が確認されるまで待機することができる(S835段階のNO)。
【0135】
配送完了が確認されると、提携サービスサーバー130は選択配送または一括配送を進行することができる(S835段階のYESおよびS837段階)。ここで、選択配送は提携配送地に到着した複数の商品のうち一部を先に配送するものであり、一括配送は提携配送地に到着した複数の商品のうち一部又は全部を集めて一度に配送するものとそれぞれ理解され得る。選択配送および一括配送は購入者によって決定され得、配送条件に含まれて提携サービスサーバー130に伝達され得る。
【0136】
図9は、一実施例に係る電子商取引サービスでの決済方式を説明するための図面である。
【0137】
図9を参照すると、一実施例に係る電子商取引サービスは統合決済または即時決済を含む決済方式を提供することができる。提携サービスサーバーは購入者がすべての商品を選択した後にその製品を一度に決済するようにする統合決済と、購入者が一つの商品を選択するたびに決済するようにする即時決済に対するサービスを提供することができる。提携サービスサーバーは決済方式の選択(S902段階)、購入者ログイン(S903段階)、提携注文リスト提供(S904段階)の作業を遂行できる(本図面の点線参照)。
【0138】
購入者が購入者端末機110を通じて特定オンラインショッピングモールに接続して特定商品を購入することができる(S901段階)。ショッピングモールサーバーは本図面のような提携サービスカートを含むショッピングモールページを購入者端末機110に提供することができる。
【0139】
購入者端末機110が望む商品を選択してその商品を提携サービスカートを通じて購入するために、提携サービスカートアイコンを選択することができる。提携サービスサーバーは、提携注文リストを示す前に統合決済または即時決済を選択できるサービスウインドウ(window)を購入者端末機110に提供することができる(S902段階)。購入者が購入者端末機110を通じて「cart」を選択すれば統合決済が進行され、「pay」を選択すれば即時決済が進行され得る。
【0140】
提携サービスサーバーは購入者がログインをしていない場合にはログインウインドウを購入者端末機110に提供することができる(S903段階)。購入者はイーメールアカウントまたはソーシャルネットワークサービスアカウントを通じてログインすることができる。本段階は必ずしも決済方式選択段階後に開始される必要はなく、場合により他の段階で開始され得る。
【0141】
購入者が統合決済を進行する場合、提携サービスサーバーは第1提携注文リストを購入者端末機に提供することができる(S904-1段階)。購入者の購入要請-統合決済を通じての購入要請-があれば、提携サービスサーバーは購入者が訪問した複数のオンラインショッピングモールで購入した商品を含む第1提携注文リストを生成して提供することができる。例えば、第1提携注文リストはOOmall、□□mall、△△mallで購入した複数の商品情報-価格、オンラインショッピングモール、数量、総購入金額など-を示すことができる。
【0142】
購入者が即時決済を進行する場合、提携サービスサーバーは第2提携注文リストを購入者端末機に提供することができる(S904-2段階)。購入者の購入要請-即時決済を通じての購入要請-があれば、提携サービスサーバーは購入者が現在訪問した一オンラインショッピングモールで購入した少なくとも一つの商品を含む第2提携注文リストを生成して提供することができる。例えば、第2提携注文リストは△△mallで購入した少なくとも一つの商品情報-価格、オンラインショッピングモール、数量、総購入金額など-を示すことができる。
【0143】
そして、購入者端末機は決済要請を生成して提携サービスサーバーに送信することができる。提携サービスサーバーは自主的にまたは決済サーバーを通じて決済を進行することができる。提携サービスサーバーは決済が完了すると、決済完了情報を生成してショッピングモールサーバーに送信することができる。
【0144】
決済が完了すると、提携サービスサーバーはショッピングモールサーバーに提携配送地に決済された商品を配送することを要請することができる(S905段階)。統合決済がなされた場合、提携サービスサーバーは提携注文リストに含まれた商品のうち一部又は全部に相応する複数のショッピングモールに配送要請を送信することができる。即時決済がなされた場合、提携サービスサーバーは即時決済がなされた商品に相応する一つのショッピングモールに配送要請を送信することができる。
【0145】
本実施例で使われる構成要素または「部(unit)」またはブロックまたはモジュールは、メモリ上の所定領域で遂行されるタスク、クラス、サブルーチン、プロセス、オブジェクト、実行スレッド、プログラムのようなソフトウェア(software)や、FPGA(fieldprogrammable gate array)やASIC(application-specific integrated circuit)のようなハードウェア(hardware)で具現され得、また、前記ソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせからなってもよい。前記構成要素または「~部」などはコンピュータ読み取り可能な保存媒体に含まれていてもよく、複数のコンピュータにその一部が分散されて分布されてもよい。また、構成要素の中の一つ以上は一つ以上のコンピューティングデバイスまたはその一部を使って具現され得る。そのようなデバイスは例えば、パーソナルコンピュータ、サーバーコンピュータ、ハンドヘルドまたはラップトップデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロコントローラ基盤システム、セットトップボックス、プログラム可能家電製品、ネットワークPC、マイクロコンピュータ、メインフレームコンピュータ、携帯電話、個人用デジタル端末(PDA、personal digital assistant)、ゲーミング(gaming)デバイス、プリンタ、セットトップを含む機器、メディアセンター、または他の機器、自動車エンベデッドまたは付着コンピューティングデバイス、他のモバイルデバイス、前記システムまたはデバイスのうち任意のものを含む分散型コンピューティング環境などを含むことができる。
【0146】
一方、開示された実施例はコンピュータによって実行可能なプログラムおよび/または命令語を保存する記録媒体の形態で具現され得る。命令語はプログラムコードの形態で保存され得、プロセッサによって実行された時、プログラムモジュールを生成して開示された実施例の動作を遂行できる。記録媒体はコンピュータ読み取り可能記録媒体で具現され得る。コンピュータ読み取り可能記録媒体としては、コンピュータによって解読され得る命令語が保存されたすべての種類の記録媒体を含む。例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)、磁気テープ、磁気ディスク、フラッシュメモリ、光データ保存装置などがあり得る。
【0147】
本発明の保護範囲は、以上で明示的に説明した実施例の記載と表現に制限されるものではない。また、本発明が属する技術分野で自明な変更や置換によって本発明の保護範囲が制限され得ないことをもう一度付言する。
【符号の説明】
【0148】
100:システム
110:購入者端末機
110-1:第1購入者端末機
110-2:第2購入者端末機
120:ショッピングモールサーバー
120-1:第1ショッピングモールサーバー
120-2:第2ショッピングモールサーバー
130:提携サービスサーバー
610:提携サービスカートアイコン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9