(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-05
(45)【発行日】2024-01-16
(54)【発明の名称】生活支援システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240109BHJP
【FI】
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2019114495
(22)【出願日】2019-06-20
【審査請求日】2022-06-02
(73)【特許権者】
【識別番号】519129078
【氏名又は名称】株式会社日本システム管理
(74)【代理人】
【識別番号】100125265
【氏名又は名称】貝塚 亮平
(72)【発明者】
【氏名】高岡 裕
【審査官】関 博文
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-258819(JP,A)
【文献】特開2013-239133(JP,A)
【文献】特開2016-192080(JP,A)
【文献】特開2004-133622(JP,A)
【文献】本郷書生生活-書生生活,[online] ,特定非営利団体法人 街ing本郷,2017年03月18日,pp.1-2,インターネット<URL:https://www.shosei.tokyo>,[検索日:2023年5月22日]
【文献】三橋 ゆか里,第39話 Tinderの不動産版! スワイプ操作で家も選ぶ時代に,Mac Fan ,日本,株式会社マイナビ出版,2019年02月01日,第27巻, 第2号,p.15
【文献】Mr.PC編集部推薦フリーソフト 最新フリーソフトランキング Windows10対応ソフト続々登場! 節分,Mr.PC ,日本,株式会社晋遊舎,2018年01月24日,第9巻, 第3号,p.72
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
不動産への入居者
の選考を行うと共に、当該入居者の生活を支援する
生活支援システムであって、
前記不動産への入居を希望する希望者
が使用する応募者端末から送信されたデータを受信することで、当該希望者からの応募を受け付ける応募受付部と、
前記不動産である集合住宅の管理業務を行う業者が使用する管理業者端末から送信された募集要項に関するデータが格納された募集要項データベースと、
前記入居者へ少なくとも支援に相当するポイントを賦与することで当該入居者を支援するスポンサーが使用するスポンサー端末から送信された情報であって、当該スポンサーが希望する人材の要件に関する情報を含む希望要件情報が格納された希望要件データベースと、
前記希望者の中から、
前記不動産の家賃を補助する少なくとも1人の前記入居者を決定する選考処理部と、
前記入居者に対して前記不動産に関する作業の手伝いを依頼する依頼処理部と、
前記入居者から前記手伝いに関する報告を受信する報告受信部と、
前記入居者に対して、前記スポンサーによって賦与された前記ポイントであって、前記スポンサーが商品またはサービスを提供する店舗において前記入居者が使用可能なポイントを発行するポイント発行部と、
を備え
、
前記募集要項データベースに格納された前記募集要項には、前記集合住宅への入居の条件として前記希望者が当該集合住宅の管理の手伝いへの協力を承諾することが含まれており、
前記希望要件データベースに格納された前記希望要件情報には、前記スポンサーから前記入居者への支援に相当する賦与ポイント数に関する情報と、前記スポンサーの前記入居者に関する希望条件とが含まれており、
前記選考処理部は、前記募集要項データベースに格納された前記管理業者端末から送信された募集要項と、前記希望要件データベースに格納された前記スポンサーが希望する人材の要件を含む希望要件情報とに基づいて、前記入居者を決定し、
前記依頼処理部は、前記管理業者端末から受信したデータに基づいて前記決定した入居者に対して前記不動産に関する作業の手伝いを依頼し、
前記報告受信部は、前記決定した入居者から前記手伝いに関する報告に関するデータを受信する
ことを特徴とする生活支援システム。
【請求項2】
請求項1に記載の生活支援システムであって、
前記応募者端末から送信されたデータを受信することで、前記入居者から前記店舗に対する評価の入力を受け付ける評価入力部と、
前記スポンサー端末へデータを送信することで、前記スポンサーに対して前記評価を出力する評価出力部と、
を備えることを特徴とする生活支援システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の生活支援システムであって、
前記入居者に関する情報を記憶する入居者情報記憶部と、
前記スポンサー端末へデータを送信することで、前記店舗の運営者である前記スポンサーに対して前記入居者に関する情報を出力する入居者情報出力部と、
前記スポンサー端末からデータを受信することで、前記運営者から求人情報の入力を受け付ける求人情報入力部と、
前記応募者端末へデータを送信することで、前記入居者に対して前記求人情報を送信する求人情報送信部と、
を備えることを特徴とする生活支援システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生活支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
学生に奨学金を与えて生活を支援し、学生の勉学を推奨することが行われている。特許文献1では、奨学金額等の経済情報を含む各種の情報を登録して電子的に管理するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
生活に必要な出費は多岐にわたるところ、金銭を直接的に与える奨学金ではいずれの用途に出捐をするべきか迷うことがある。
【0005】
本発明はこのような背景を鑑みてなされたものであり、金銭を直接的に与えること以外の方法により対象者を支援することのできる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、不動産への入居者の生活を支援する生活支援システムであって、前記不動産への入居を希望する希望者からの応募を受け付ける応募受付部と、前記希望者の中から、家賃を補助する少なくとも1人の前記入居者を決定する選考処理部と、前記入居者に対して前記不動産に関する作業の手伝いを依頼する依頼処理部と、前記入居者から前記手伝いに関する報告を受信する報告受信部と、を備えることとする。
【0007】
また、本発明は、前記生活支援システムにおいて、前記入居者に対して、商品またはサービスを提供する店舗において使用可能なポイントを発行するポイント発行部をさらに備えてもよい。またこの場合、前記入居者から前記店舗に対する評価の入力を受け付ける評価入力部と、前記評価を出力する評価出力部と、をさらに備えてもよい。
【0008】
また、本発明は、前記生活支援システムにおいて、前記入居者に関する情報を記憶する入居者情報記憶部と、前記店舗の運営者に対して前記入居者に関する情報を出力する入居者情報出力部と、前記運営者から求人情報の入力を受け付ける求人情報入力部と、前記入居者に対して前記求人情報を送信する求人情報送信部と、をさらに備えてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明にかかる生活支援システムによれば、金銭を直接的に与えること以外の方法により対象者を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本実施形態の生活支援システムに係る運用の概要を説明する図である。
【
図2】本実施形態の生活支援システムの全体構成例を示す図である。
【
図3】コンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
【
図4】本実施形態の生活支援システムのソフトウェア構成例を示す図である。
【
図5】募集要項データベースに記憶される募集要項の構成例を示す図である。
【
図6】希望要件データベースに記憶される希望要件情報の構成例を示す図である。
【
図7】応募情報データベースに記憶される応募情報の構成例を示す図である。
【
図8】入居情報データベースに記憶される入居情報の構成例を示す図である。
【
図9】ポイントデータベースに記憶されるポイント情報の構成例を示す図である。
【
図10】店舗評価データベースに記憶される店舗評価情報および店舗評価詳細情報の構成例を示す図である。
【
図11】求人情報データベースに記憶される求人情報の構成例を示す図である。
【
図12】奨学生への応募処理の流れを説明する図である。
【
図13】奨学生による集合住宅の管理の手伝いに関する処理の流れを説明する図である。
【
図14】スポンサーから奨学生に対する求人を行う処理の流れについて説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明の実施の形態による生活支援システムは、以下のような構成を備える。
【0012】
[項目1]
不動産への入居者の生活を支援するシステムであって、
前記不動産への入居を希望する希望者からの応募を受け付ける応募受付部と、
前記希望者の中から、家賃を補助する少なくとも1人の前記入居者を決定する選考処理部と、
前記入居者に対して前記不動産に関する作業の手伝いを依頼する依頼処理部と、
前記入居者から前記手伝いに関する報告を受信する報告受信部と、
を備えることを特徴とする生活支援システム
[項目2]
項目1に記載の生活支援システムであって、
前記入居者に対して、商品またはサービスを提供する店舗において使用可能なポイントを発行するポイント発行部をさらに備えること、
を特徴とする生活支援システム。
[項目3]
項目2に記載の生活支援システムであって、
前記入居者から前記店舗に対する評価の入力を受け付ける評価入力部と、
前記評価を出力する評価出力部と、
を備えることを特徴とする生活支援システム。
[項目4]
項目1ないし3のいずれか1項に記載の生活支援システムであって、
前記入居者に関する情報を記憶する入居者情報記憶部と、
前記店舗の運営者に対して前記入居者に関する情報を出力する入居者情報出力部と、
前記運営者から求人情報の入力を受け付ける求人情報入力部と、
前記入居者に対して前記求人情報を送信する求人情報送信部と、
を備えることを特徴とする生活支援システム。
【0013】
==生活支援の概要==
以下、本発明の一実施形態に係る生活支援システムについて説明する。本実施形態の生活支援システムは、奨学生の生活を支援しようとするものである。なお、本発明は、奨学生に限らず、一般人の生活を支援するシステムに適用することもできる。本実施形態の生活支援システムでは、集合住宅の管理を行う管理業者が、その集合住宅に入居する奨学生の家賃を負担するとともに、各種スポンサーが、奨学生の生活支援として、スポンサーの提供する商品(サービスを含む。)の購入代金(サービスの使用料を含む。)に充当可能なポイントを発行する。奨学生は、集合住宅の管理業務の一部を手伝う。また、スポンサーは、奨学生に対してアルバイトやインターンを募集することができる。
【0014】
図1は、本実施形態の生活支援システムに係る運用の概要を説明する図である。
【0015】
管理業者1は、集合住宅11の管理業務を行う業者である(S1)。この管理業者1が人材業者2に奨学生の募集を依頼する(S2)。募集依頼には、集合住宅11に関する情報、対象者としての条件(選考基準)などを含めることができる。スポンサー4からも支援対象とする奨学生3に求める条件(希望要件)を人材業者2に通知することができる(S3)。
【0016】
人材業者2は、奨学生の募集を行う(S4)。奨学生の募集は、たとえば、Webサイトにおいて行うことができる。奨学生3(応募者)がこれに応募すると(S5)、人材業者2は、選考基準に従って選考を行う(S6)。なお、本実施形態では、人材業者2は、管理業者1が指定する条件(選考基準)を満たす応募者の中から、スポンサー4からの条件(希望要件)を考慮しながら選考を行うものとする。人材業者2は、選考結果を管理業者1に通知する(S7)。ここで人材業者2は、スポンサー4に対しても選考結果(選出された奨学生3および集合住宅11に関する情報)を通知するようにしてもよい。
【0017】
選出された奨学生3は、管理業者1が募集時に指定した集合住宅11に入居することができる(S8)。入居した奨学生3は、集合住宅11における作業の手伝いを行う(S9)。手伝いとしては、たとえば、共用部分の簡単な掃除や、掲示板への情報貼付、集合住宅11に関する改善点の管理業者1への提案、集合住宅11の設備または住人に関するトラブルの検知および報告などがあり得る。管理業者1は、集合住宅11の家主に対して奨学生3の賃料の全部または一部を支払う(S10)。
【0018】
加えて、スポンサー4は、奨学生3に対して店舗5で利用可能なポイントを発行する(S11)。たとえば、スポンサー4が飲食業である場合、その飲食店において利用可能なポイントを発行することができる。なお、スポンサー4は、ポイント発行に代えて、たとえば、割引券(クーポン)やおまけの提供などの報奨を奨学生3に対して行うようにしてもよい。店舗5は、オンラインサービスを提供するWebサイト等であってもよい。奨学生3は、店舗5が提供するサービスに対する対価支払にポイントを充当することができる(S12)。
【0019】
スポンサー4は、インターンやアルバイトなどの募集を奨学生3に対して行うことが可能であり(S13)、奨学生3は、これに応じてインターンやアルバイトなどの労働を提供することができる(S14)。なお、インターンやアルバイトの募集も人材業者2が提要するWebサイトにおいて行うことができる。
【0020】
以上のようにして、管理業者1が集合住宅11の家賃を補助し、スポンサー4が店舗5における支払の補助することにより、奨学生3の生活が支援される。
【0021】
==システム概要==
図2は、本実施形態の生活支援システムの全体構成例を示す図である。本実施形態の生活支援システムは、管理業者1が使用する管理業者端末100、人材業者2が運営するサーバ装置200、奨学生3が使用する応募者端末300、スポンサー4が使用するスポンサー端末400、および店舗5が使用する店舗端末500を含んで構成される。
サーバ装置200と、管理業者端末100、応募者端末300、スポンサー端末400および店舗端末500とは通信ネットワーク20を介して互いに通信可能に接続されている。通信ネットワーク20は、たとえば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)であってもよいし、LAN(Local Area Network)、VAN(Value Added Network)などであってもよい。通信ネットワーク20は、たとえば、公衆電話回線網、携帯電話回線網、無線通信路、イーサネット(登録商標)、シリアルケーブルなどにより構築することができる。
【0022】
図3は、管理業者端末100、サーバ装置200、応募者端末300、スポンサー端末400および店舗端末500を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)101、メモリ102、記憶装置103、通信インタフェース104、入力装置105、出力装置106を備える。記憶装置103は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース104は、通信ネットワーク20に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。入力装置105は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置106は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。
【0023】
==ソフトウェア==
図4は、本実施形態の生活支援システムのソフトウェア構成例を示す図である。
【0024】
<管理業者端末100>
管理業者端末100は、募集要項登録部111、選考結果受信部112、手伝い依頼送信部113、手伝い報告受信部114、および連絡事項送受信部115の各機能部を備える。
【0025】
なお、管理業者端末100が備える上記各機能部は、管理業者端末100が備えるCPU101が記憶装置103に記憶されているプログラムをメモリ102に読み出して実行することにより実現される。
【0026】
募集要項登録部111は、奨学生3の募集要項を登録する。募集要項には、たとえば、大学に入学予定としていること、満20歳未満であること、過去に奨学生としての家賃補助を受けていないこと、エッセイの提出をすることなど、奨学生としての選考を行うために必要な条件を設定することができる。募集要項登録部111は、管理業者1から募集要項の各項目の入力を受け付けて、入力された募集要項をサーバ装置20に送信することで、サーバ装置200に募集要項を登録することができる。
【0027】
選考結果受信部112は、サーバ装置200から送信される奨学生3の選考結果を受信する。選考結果受信部112は、受信した選考結果を出力して、管理業者1に対して集合住宅11への入居者の情報を伝達することができる。
【0028】
手伝い依頼送信部113は、管理業者1から奨学生3に対する集合住宅11の管理に関する手伝いの依頼を送信する。手伝い依頼送信部113は、管理業者1から集合住宅11の指定および依頼内容の入力を受け付け、集合住宅11に入居している奨学生3に関する情報をサーバ装置200から取得する。手伝い依頼送信部113は、集合住宅11を示す集合住宅IDを設定した、奨学生3に関する情報を取得するためのリクエスト(以下、入居情報取得要求という。)をサーバ装置200に送信し、サーバ装置200から応答される入居情報を受信する。入居情報には、後述するように、奨学生3の連絡先(入居者連絡先)が含まれている。入居者連絡先は、たとえば、電子メールアドレスや、電話番号、チャットサービスのID、SNSのアカウントなどである。手伝い依頼送信部113は、取得した入居情報に含まれる入居者連絡先に対して、依頼内容を設定したメッセージを送信する。
【0029】
手伝い報告受信部114は、奨学生3からの手伝いの報告を受信する。手伝い報告受信部114は、応募者端末300から手伝いの報告に関するメッセージを受信し、受信したメッセージを管理業者1に対して出力する。
【0030】
連絡事項送受信部115は、管理業者1と奨学生3との間での連絡事項のやりとりを行う。連絡事項送受信部115は、たとえば、チャットや電子メールにより奨学生3の応募者端末300との間でメッセージを送受信することができる。連絡事項送受信部115は、入居情報取得要求をサーバ装置200に送信して入居情報を取得し、入力情報に含まれている入居者連絡先に対してメッセージを送信することができる。
【0031】
<サーバ装置200>
サーバ装置200は、入居募集部211、入居応募受付部212、入居選考処理部213、入居選考結果送信部214、入居情報送信部215、ポイント処理部216、店舗評価処理部217、求人情報受信部218、求人募集部219、求人応募受付部220、求人選考処理部221、および求人選考結果送信部222の各機能部と、募集要項データベース231、希望要件データベース232、応募情報データベース233、入居情報データベース234、ポイントデータベース235、店舗評価データベース236、および求人情報データベース237の各記憶部とを備える。
【0032】
なお、サーバ装置200が備える上記各機能部は、サーバ装置200が備えるCPU101が記憶装置103に記憶されているプログラムをメモリ102に読み出して実行することにより実現され、サーバ装置200が備える上記各記憶部は、サーバ装置200が備えるメモリ102および記憶装置103が提供する記憶領域の一部として実現される。
【0033】
募集要項データベース231は、募集要項を記憶する。管理業者端末100から受信した募集要項が募集要項データベース231に登録される。
図5は、募集要項データベース231に記憶される募集要項の構成例を示す図である。同図に示すように募集要項には、募集要項を特定する募集ID、募集の対象となる集合住宅11を特定する集合住宅ID、集合住宅11の所在地、間取り、広さ、募集期間、募集要件、選考基準などを含めることができる。募集要件には、集合住宅11の管理のお手伝いへの協力を承諾することを含めるものとし、その他の要件は、管理業者1が任意に設定することができる。たとえば、募集要件には、2020年4月時点で大学に就学している学生であること、夢や目標に向かって努力していること、その結果を残していること、非喫煙者であること、成績表を添付すること、アンケート、インタビュー、写真掲載等への協力を承諾することなどを含めることができる。選考基準には、複数の応募者の中から奨学生として採用する選考の際の基準を設定することができる。選考基準には、たとえば、コミュニケーション能力が高いこと、主体性があること、誠実であること、高校の成績が優秀であったことなどを設定することができる。なお、選考基準には、より具体的なものを設定することが好ましい。
【0034】
入居募集部211は、奨学生の募集を行う。入居募集部211は、たとえば、サーバ装置200がWebサーバとして機能している場合に、応募者端末300からのリクエストに応じて、募集要項データベース231に登録された募集要項のうち、現在日時が募集期間に入っているものを読み出し、読み出した募集要項に基づいてWebページを生成して応答することができる。また、入居募集部211は、たとえば、奨学生3の候補者に対して、募集要項に基づき、奨学生の募集が行われている旨のメッセージを、電子メールやチャット、オンライン広告などの手段により報知するようにしてもよい。
【0035】
希望要件データベース232は、スポンサー4が希望する人材の要件を含む情報(以下、希望要件情報という。)を記憶する。
図6は、希望要件データベース232に記憶される希望要件情報の構成例を示す図である。希望要件情報には、募集要項を特定する募集IDに対応付けて、奨学生3に対して賦与する予定のポイント数と、ポイントを利用可能な店舗5を示す店舗IDと、人材についての希望要件とを含めることができる。ポイント数は、たとえば、定期的(毎日、毎週、毎月など)に奨学生3に賦与するポイントの数とすることができる。ポイントではなく、クーポン等を発行する場合には、奨学生3に対する支援の金銭評価を設定することができる。店舗IDは複数設定することができる。店舗IDが設定されていない場合には、ポイントはどの店舗5でも利用可能であるものとする。希望要件も複数設定することができる。希望要件としては、たとえば、性別や年齢の範囲、大学での成績に対する条件、大学での専攻についての条件、協調性があること、積極であることなどとすることができる。なお、希望要件は、募集要項に対する応募時に応募者から提供される情報についての条件とすることができる。
【0036】
入居応募受付部212は、奨学生に対する応募を受け付ける。入居応募受付部212は、たとえば、応募者端末300から応募者に関する情報(以下、応募情報という。)を受信することにより応募を受け付けることができる。応募情報には、応募の対象となる募集要項を特定する募集IDと、応募者を特定するユーザIDとが含まれる。また、応募情報には、応募者の氏名や住所などの属性に加えて、募集要項に設定されている募集要件および選考基準に必要となる応募者に関する各種の情報が設定される。入居応募受付部212は、受け付けた応募情報を応募情報データベース233に登録する。
【0037】
図7は、応募情報データベース233に記憶される応募情報の構成例を示す図である。同図に示すように、応募情報データベース233に登録される応募情報には、募集IDおよびユーザIDに対応付けて、応募者に関する各種の項目が設定される。
図7の例では、応募情報には、名前、生年月日、性別、大学名、学部名、志望動機、長所、高校の成績などが含まれているが、これらに限られるものではなく、募集要項に含まれる選考基準や希望要件に含まれる各種の条件において評価の対象となる項目が設定されるものとする。
【0038】
入居選考処理部213は、1人または複数の応募者の中から奨学生3の選考を行う。本実施形態では、入居選考処理部213は、募集期間が終了した募集要項のうち奨学生3がまだ選出されていないものについて、応募情報データベース233に登録されている当該募集要項に対応する応募情報のそれぞれを、当該募集要項に含まれている選考基準のうち、マッチング可能である定量的な項目(たとえば、年齢や大学名、学部名など)と比較して、選考基準を満たす応募情報を選択し、選択した応募情報と選考基準とを人材業者2に対して出力し、人材業者2から選出された奨学生3の指定を受け付けるようにすることができる。なお、入居選考処理部213は、応募情報と選考基準とを比較してスコアを算出し、スコアの最も高い応募者を奨学生3として決定するようにしてもよい。また、入居選考処理部213は、選考基準および応募情報に加えて、対応する希望要件を希望要件データベース232から読み出して、読み出した希望要件をも出力し、スポンサー4の希望を人材業者2が考慮するようにすることもできる。この場合に、入居選考処理部213は、スポンサー4からの支援金額(賦与ポイント)に応じた重みづけを行ったうえで、選考基準を満たす応募情報のそれぞれについて、希望要件に係るスポンサースコアを算出し、上記選考基準に係るスコアと、スポンサースコアとに応じて、奨学生3を選出することもできる。
【0039】
入居選考処理部213は、選出した応募者を入居情報データベース234に登録する。入居情報データベース234は、集合住宅11と、当該集合住宅11に入居した奨学生3とを対応付ける情報(以下、入居情報という。)を記憶する。
図8は、入居情報データベース234に記憶される入居情報の構成例を示す図である。同図に示すように、入居情報には、集合住宅11を特定する集合住宅IDと、この集合住宅11に入居している奨学生3を特定するユーザIDと、この奨学生3を選出する際の募集要項を示す募集ID、管理業者1の連絡先(管理業者連絡先)、奨学生3の連絡先(入居者連絡先)、および、ユーザ情報が含まれている。ユーザ情報には、応募情報に含まれていた各項目を登録することができる。また、入居後に変更のあった項目については、随時アップデートされているものとする。さらに、入居情報には、応募情報に設定されていなかった項目を設定するようにしてもよい。
【0040】
入居選考結果送信部214は、奨学生3の選考結果を管理業者1およびスポンサー4に通知する。入居選考結果送信部214は、選出された奨学生3に係る応募情報の全部または一部を管理業者端末100およびスポンサー端末400に送信することができる。なお、入居選考結果送信部214は、たとえば、人材業者2から選考結果を示す情報の入力を受け付け、受け付けた情報を管理業者端末100およびスポンサー端末400に送信するようにしてもよい。
【0041】
入居情報送信部215は、入居情報取得要求に応じて入居情報を送信する。入居情報送信部215は、入居情報取得要求を受信すると、入居情報取得要求に設定されている集合住宅IDに対応する入居情報を入居情報データベース234から読み出し、読み出した入居情報を応答することができる。
【0042】
ポイントデータベース235は、奨学生3に与えられたポイントを管理する。
図9は、ポイントデータベース235に記憶されるポイント情報の構成例を示す図である。ポイント情報は、ポイント賦与の対象となる奨学生3を示すユーザIDと、当該ポイントを利用可能な店舗5を示す店舗ID、ポイントの有効期限、賦与されたポイント数などを含むことができる。店舗IDは、複数あってもよい。また、店舗IDは、店舗5の運営者(スポンサー4)を特定するものであってもよいし、どこの店舗5でも使用可能なポイントである場合には、店舗IDを省略してもよい。
【0043】
ポイント処理部216は、ポイントに関する処理を行う。ポイント処理部216は、たとえば、ポイントの発行、現在のポイント数の照会、ポイントの使用に関する処理を行うことができる。
【0044】
ポイントの発行に関し、ポイント処理部216は、たとえば、集合住宅11ごとに、対応する希望要件情報(集合住宅IDに対応する募集要項の募集IDに対応する希望要件情報)に含まれる賦与ポイントに基づいて、奨学生3に対するポイントを発行することができる。ポイント処理部216は、たとえば、定期的にポイントの発行を行うことができる。ポイント処理部216は、奨学生3を示すユーザIDと、希望要件情報に含まれる店舗IDと、所定の有効期限(予め決められていてもよいし、希望要件情報に有効期限が設定されている場合には、その有効期限としてもよい。)と、発行したポイント数とを含むポイント情報を作成して、ポイントデータベース235に登録することができる。
【0045】
ポイントの照会に関し、ポイント処理部216は、ポイントを取得するためのコマンド(以下、ポイント取得要求という。)を応募者端末300から受信する。ポイント取得要求には、奨学生3を示すユーザIDが設定される。ポイント処理部216は、ポイント取得要求に設定されているユーザIDに対応するポイント情報をポイントデータベース235から読み出し、読み出したポイント情報を応答することができる。なお、ポイント処理部216は、店舗IDごとにポイント数を合計するようにしてもよい。また、ポイント取得要求に店舗IDが設定されていた場合には、ポイント処理部216は、ユーザIDと店舗IDとに対応する有効期限内のポイント情報のみをポイントデータベース235から読み出し、読み出したポイント情報のポイント数を合計してポイント残高を計算し、ポイント残高を応答することができる。
【0046】
ポイントの使用に関し、ポイント処理部216は、ポイントを使用した旨を示すメッセージ(以下、ポイント使用メッセージという。)を店舗端末500から受信する。なお、ポイント使用メッセージを応募者端末300から受信するようにしてもよい。ポイント使用メッセージには、ポイントを使用した奨学生3を示すユーザIDと、ポイントが使用された店舗5を示す店舗IDと、使用されたポイント数とが設定される。ポイント処理部216は、ポイント使用メッセージに含まれるユーザIDおよび店舗IDに対応するポイント情報のうち、有効期限が最も早いものから順に、ポイント使用メッセージに含まれているポイント数分のポイント数を減算していく。ポイント数が0になったポイント情報はポイントデータベース235から削除してもよい。
【0047】
店舗評価データベース236は、店舗5に関する評価を示す情報(以下、店舗評価情報という。)を記憶する。
図10は、店舗評価データベース236に記憶される店舗評価情報および店舗評価詳細情報の構成例を示す図である。店舗評価詳細情報は、評価者(本実施形態では奨学生3とするが、その他の評価者が存在してもよい。)から投稿された情報である。店舗評価詳細情報は、評価対象となる店舗5を示す店舗ID、評価者を示すユーザID、評価を行った日時、評価値、およびコメントを含む。店舗評価情報は、店舗評価詳細情報に基づいて作成される。店舗評価情報は、評価対象となる店舗5を示す店舗ID、評価値、およびタグが含まれる。店舗評価情報の評価値は、店舗評価詳細情報の評価値を集計した値であり、たとえば、現在から過去所定期間中の評価値の平均値などとすることができる。タグは、評価のカテゴリであり、たとえば、「居心地がよい」「リーズナブル」などを設定することができる。タグは、たとえば、店舗評価詳細情報のコメントに含まれているキーワードに基づいて決定することができる。
【0048】
店舗評価処理部217は、店舗5の評価に係る処理を行う。店舗評価処理部217は、たとえば、応募者端末300から店舗5を評価するメッセージ(以下、評価メッセージという。)を受信することができる。評価メッセージには、店舗ID、ユーザID、日時、評価値、およびコメントが含まれており、店舗評価処理部217は、評価メッセージを店舗評価詳細情報として店舗評価データベース236に登録することができる。
【0049】
求人情報受信部218は、スポンサー4からの求人情報を受信する。本実施形態では、求人情報受信部218は、スポンサー端末400から求人情報を受信するものとするが、他の通信装置から求人情報を受信するようにしてもよいし、キーボード等の入力装置105から求人情報の入力を受け付けるようにしてもよい。求人情報受信部218は、受け付けた求人情報を求人情報データベース237に登録する。
図11は、求人情報データベース237に記憶される求人情報の構成例を示す図である。同図に示すように、求人情報には、スポンサー4を特定するスポンサーIDに対応付けて、募集期間と求人内容とが含まれる。求人内容には、アルバイトやインターンなどに関する人材に対する要望が設定される。なお、求人情報は、アルバイトやインターン等において一般的に求められている情報を利用することができる。
【0050】
求人募集部219は、アルバイトやインターンなどのスポンサー4からの求人に係る募集を行う。求人募集部219は、たとえば、サーバ装置200がWebサーバとして機能している場合に、応募者端末300からのリクエストに応じて、求人情報データベース237に登録されている求人情報のうち、現在の日時が募集期間に入っているものを読み出し、読み出した求人情報に基づいてWebページを生成して応答することができる。なお、求人募集部219は、求人情報に基づくメッセージを電子メールやチャットなどの手段により応募者端末300に送信してもよいし、オンライン広告に求人情報を掲載する処理を行うようにしてもよい。求人募集部219は、入居情報データベース234に登録されている入居情報の連絡先に対して求人を通知するようにしてもよい。また、求人募集部219は、応募情報データベース233に登録されている応募情報に基づいて、奨学生3として採用されなかった応募者も含めて求人を通知するようにしてもよい。
【0051】
求人応募受付部220は、アルバイトやインターンなどのスポンサー4からの求人に対する応募を受け付ける。求人応募受付部220は、応募者端末300から応募者に関する応募情報を受信することにより応募を受け付けることができる。なお、応募情報は、応募情報データベース233に登録するようにしてもよい。この場合、応募情報には、募集IDに代えて、求人情報を特定する求人IDを設定し、その他の項目は、求人情報の求人内容に含まれる要件の充足を判断するための情報が設定されるものとする。
【0052】
求人選考処理部221は、求人の採用に係る選考を行う。求人選考処理部221は、求人応募受付部220が受け付けた応募情報の中から、求人内容に合致するものを選択することができる。なお、求人選考処理部221は、人材業者2に対して求人情報と応募情報とを出力し、人材業者2から採用候補者の指定を受け付けて、指定された候補者の応募情報のみを選択するようにすることもできる。
【0053】
求人選考結果送信部222は、求人の採用に係る選考の結果を送信する。求人選考結果送信部222は、求人選考処理部221が選択した応募情報をスポンサー端末400に送信することができる。
【0054】
<応募者端末300>
応募者端末300は、募集要項閲覧部311、応募処理部312、入居選考結果受信部313、手伝い依頼受信部314、手伝い報告送信部315、ポイント取得部316、ポイント使用部317、店舗評価送信部318、求人情報閲覧部319、求人応募処理部320、および連絡事項送受信部321の各機能部を備える。
【0055】
なお、応募者端末300が備える上記各機能部は、応募者端末300が備えるCPU101が記憶装置103に記憶されているプログラムをメモリ102に読み出して実行することにより実現される。
【0056】
募集要項閲覧部311は、応募可能な募集要項を閲覧する。上述したように、募集要項はたとえばWebページとして提供されることが可能であり、募集要項閲覧部311は、サーバ装置200にアクセスして、現在応募可能な募集要項を閲覧することができる。また、電子メールなどで募集要項が送信されてきた場合には、募集要項閲覧部311は、当該電子メールを受信するものとしてもよい。応募者は募集要項を閲覧し、これに応じて奨学生3への応募を行うことができる。
【0057】
応募処理部312は、奨学生3への応募を行う。応募処理部312は、応募者から募集要項に必要とされている情報の入力を受け付け、受け付けた情報を設定した応募情報を生成してサーバ装置200に送信することにより応募を行うことができる。
【0058】
入居選考結果受信部313は、応募した奨学生3の選考結果をサーバ装置200から受信する。入居選考結果受信部313は、受信した選考結果を出力し、応募者はこれにより自身が奨学生3に選出されたか否かを把握することができる。
【0059】
手伝い依頼受信部314は、管理業者端末100から手伝いの依頼を受信する。手伝い依頼受信部314は、受信した手伝い依頼に設定されている依頼内容を出力し、奨学生3に対して集合住宅11の手伝いの依頼が来た旨を報知する。
【0060】
手伝い報告送信部315は、奨学生3から依頼された手伝いに係る報告内容の入力を受け付け、受け付けた報告内容を設定したメッセージを管理業者端末100に送信する。
【0061】
ポイント取得部316は、奨学生3のポイント残高を取得する。ポイント取得部316は、奨学生3を示すユーザIDを設定したポイント取得要求をサーバ装置200に送信し、サーバ装置200から応答されるポイント情報を受信し、奨学生3に対して出力する。ポイント取得部316は、有効期限や店舗5ごとにポイント残高を集計するようにしてもよい。また、ポイント取得部316は、奨学生3が店舗5においてポイントを使用する際に、当該店舗5を示す店舗IDに対応するポイント情報のみの残高(ポイント数)を合計して表示することができる。
【0062】
ポイント使用部317は、店舗5においてポイントを使用する。ポイント使用部317は、ポイントを使用するためのコマンド(以下、ポイント使用要求という。)を店舗端末500に送信することによりポイントを使用することができる。
【0063】
店舗評価送信部318は、奨学生3から店舗5に対する評価を受け付ける。店舗評価送信部318は、たとえば、ポイントを使用する度に、奨学生3から店舗5に対する評価値(たとえば、5段階や10段階のランク、100点満点での点数など)とコメントとの入力を受け付け、受け付けた評価値およびコメント、ならびに、店舗5を示す店舗ID、奨学生3を示すユーザIDおよび店舗を利用した日時を設定した評価メッセージを作成してサーバ装置200に送信することができる。
【0064】
求人情報閲覧部319は、応募可能な求人情報を閲覧する。上述したように、求人情報はたとえばWebページとして提供されることが可能であり、求人情報閲覧部319は、サーバ装置200にアクセスして、現在応募可能な求人情報を閲覧することができる。また、電子メールなどで募集要項が送信されてきた場合には、求人情報閲覧部319は、当該電子メールを受信するものとしてもよい。奨学生3は募集要項を閲覧し、これに応じて求人への応募を行うことができる。
【0065】
求人応募処理部320は、求人への応募を行う。求人応募処理部320は、奨学生3から求人内容に指定されている情報の入力を受け付け、受け付けた情報を設定した応募情報を生成してサーバ装置200に送信することができる。
【0066】
連絡事項送受信部321は、管理業者1またはスポンサー4と奨学生3との間での連絡事項のやりとりを行う。連絡事項送受信部321は、たとえば、チャットや電子メールにより管理業者端末100やスポンサー端末400との間でメッセージを送受信することができる。連絡事項送受信部321は、入居情報取得要求をサーバ装置200に送信して入居情報を取得し、入力情報に含まれている管理業者連絡先に対してメッセージを送信することができる。
【0067】
<スポンサー端末400>
スポンサー端末400は、希望要件登録部411、選考結果受信部413、ポイント発行部414、店舗評価受信部415、求人情報送信部416、求人選考処理部417、および連絡事項送受信部418の各機能部を備える。
【0068】
なお、スポンサー端末400が備える上記各機能部は、スポンサー端末400が備えるCPU101が記憶装置103に記憶されているプログラムをメモリ102に読み出して実行することにより実現され、スポンサー端末400が備える上記各記憶部は、スポンサー端末400が備えるメモリ102および記憶装置103が提供する記憶領域の一部として実現される。
【0069】
希望要件登録部411は、奨学生3に対する希望要件を登録する。希望要件には、奨学生3に賦与する予定のポイント数と、奨学生3の人材に求める要件とを含めることができる。希望要件登録部411は、たとえば、スポンサー4から希望要件に含める各項目の入力を受け付けて、受け付けた各項目を設定した希望要件をサーバ装置200に送信することにより希望要件をサーバ装置200に登録することができる。
【0070】
選考結果受信部413は、奨学生3の選考結果を受信する。選考結果受信部413は、受信した選考結果を出力し、スポンサー4は、どのような応募者が奨学生3として選出されたかを把握することができる。
【0071】
ポイント発行部414は、奨学生3に対して発行するポイントをサーバ装置200に送信する。上述したように、希望要件に含まれる賦与ポイントに応じてサーバ装置200では自動的にポイントが奨学生3に対して賦与されるが、たとえば、スポンサー4が任意のタイミング(たとえば、新商品を発表した場合や、奨学生3の新学期が始まった時期など)でポイントを賦与しようとする場合に、その旨を示す情報(ポイント情報)をサーバ装置200に送信することができる。サーバ装置200では、このポイント情報に応じて奨学生3にポイントが加算される。
【0072】
店舗評価受信部415は、奨学生3から店舗5についての評価を受け付ける。上述したように、本実施形態では、店舗評価情報がサーバ装置200から送信される。店舗評価受信部415は、受信した店舗評価情報を出力して、スポンサー4に対してフィードバックを行うことができる。
【0073】
求人情報送信部416は、求人情報をサーバ装置200に送信する。求人情報送信部416は、スポンサー4から募集期間や求人内容の入力を受け付け、スポンサー4を特定するスポンサーID、募集期間および求人内容を含む求人情報をサーバ装置200に送信する。
【0074】
求人選考処理部417は、求人の選考に関する処理を行う。上述したように、本実施形態では、求人選考処理部417は、求人内容に合致する応募情報をサーバ装置200から受信することができる。求人選考処理部417は、応募情報に対する評価基準を予め記憶しておき、応募情報と評価基準とに応じて応募者(奨学生3)をランクづけし、ランク順に所定数(採用上限数)の応募者を自動的に選択するようにしてもよい。求人選考処理部417は、受信した応募情報を出力してスポンサー4に対してアルバイトやインターンに申し込んできた奨学生3の情報を報知することができる。スポンサー4は、必要に応じて面接などを実施し、その結果をふまえて最終的にアルバイトやインターンシップに従事する奨学生3を決定することができる。求人選考処理部417は、スポンサー4から応募情報のそれぞれについて、採否の入力を受け付け、その結果を応募者端末300に送信することもできる。
【0075】
連絡事項送受信部418は、スポンサー4と奨学生3との間での連絡事項のやりとりを行う。連絡事項送受信部418は、たとえば、チャットや電子メールにより奨学生3の応募者端末300との間でメッセージを送受信することができる。奨学生3の連絡先は、求人の選考時に取得したものをスポンサー端末400に設定してもよいし、連絡事項送受信部418が、募集IDまたは集合住宅IDを設定した入居情報取得要求をサーバ装置200に送信して入居情報を取得し、入力情報に含まれている入居者連絡先を取得するようにしてもよい。
【0076】
<店舗端末500>
店舗端末500は、ポイント使用部511を備える。なお、ポイント使用部511は、店舗端末500が備えるCPU101が記憶装置103に記憶されているプログラムをメモリ102に読み出して実行することにより実現される。
【0077】
ポイント使用部511は、ポイントの使用に関する処理を行う。ポイント使用部511は、応募者端末300からポイント使用要求を受信すると、店舗5を示す店舗IDと奨学生3を示すユーザIDとを設定したポイント取得要求をサーバ装置200に送信し、サーバ装置200から応答されるポイント残高を取得する。ポイント使用部511は、取得したポイント残高がポイント使用要求に設定されているポイント数以上であれば、ポイント使用要求に設定されているポイント数と、ユーザIDおよび店舗IDとを設定したポイント使用メッセージをサーバ装置200に送信するとともに、店舗5に対してポイントが使用可能である旨を出力することができる。なお、店舗端末500における決済機能と連携して、当該ポイント数を充当させるようにしてもよい。なお、ポイント使用部511は、取得したポイント残高を上限としてポイントを使用可能な旨を出力し、店舗5のユーザから支払に充当するポイント数の入力を受け付け、受け付けたポイント数を設定したポイント使用メッセージをサーバ装置200に送信するようにしてもよい。
【0078】
以下、本実施形態の生活支援システムにおいて実行される処理について説明する。
==奨学生の応募処理==
図12は、奨学生への応募処理の流れを説明する図である。同図に示す処理は、奨学生の応募を行うタイミング(たとえば、年に1回など)に実行される。
【0079】
管理業者端末100の募集要項登録部111は、管理業者1から募集要項の各項目の入力を受け付けて、入力された各項目を設定した募集要項をサーバ装置200に送信して、サーバ装置200の募集要項データベース231に募集要項を登録する(S501)。スポンサー端末400の希望要件登録部411は、スポンサー4から希望要件に含める各項目の入力を受け付けて、受け付けた各項目を設定した希望要件をサーバ装置200に送信して、サーバ装置200の希望要件データベース232に希望要件を登録する(S502)。なお、希望要件登録部411は、サーバ装置200から募集要項が登録された旨の通知を受けたことを契機として希望要件を登録するようにしてもよいし、希望要件データベース232を監視して、新たな募集要項の登録または募集要項の更新があったことを契機として希望要件を登録することもできる。
【0080】
応募者端末300の募集要項閲覧部311は、応募要項のリクエストをサーバ装置200に送信する(S503)。リクエストは、たとえばWebサーバに対するHTTPのリクエストとすることができる。サーバ装置200の入居募集部211は、リクエストに応じて、募集要項データベース231に登録されている募集要項のうち、現在日時が募集期間に入っているものを読み出し、読み出した募集要項に基づいてWebページを生成して応答する(S504)。
【0081】
応募者端末300の応募処理部312は、募集要項に必要とされている情報の入力を受け付けて(S505)、受け付けた情報を設定した応募情報をサーバ200に送信する(S506)。募集要項の入力は、たとえば、入居募集部211がWebページによるフォームを生成し、これに対して応募者が入力するようにすることができる。入居応募受付部212は、受信した応募情報を応募情報データベース233に登録する(S507)。
【0082】
以上の処理が募集期間中行われる。
【0083】
募集期間が終了すると、サーバ装置200の入居選考処理部213は、応募情報データベース233に登録されている応募情報のそれぞれを、募集要項に含まれている選考基準のマッチング可能である定量的な項目(たとえば、年齢や大学名、学部名など)と比較して、選考基準を満たす応募情報を抽出し、抽出した応募情報について、選考基準と応募情報の内容とのマッチ度合に応じてランクづけを行う(S508)。ランクづけは、たとえば、高等学校の成績の高さ、入学した大学および学部のランキング、エッセイに含まれている所定のキーワードの数などに基づいて行うことができる。また、入居選考処理部213は、募集要項と応募情報とを出力して、人材業者2から応募者に対する評価値(ランク)の入力を受け付けるようにしてもよい。
【0084】
入居選考処理部213はさらに、募集要項に対応する希望要件を希望要件データベース232から読み出し、希望要件と応募情報とを比較してランクづけを行う(S509)。希望要件に応じたランクづけは、たとえば、スポンサー4からの賦与ポイントの大きさに応じた重みづけを行ったうえで、希望要件と応募情報とのマッチ度合に応じてランクづけを行うことができる。
【0085】
入居選考処理部213は、募集要項の選考基準に基づく評価値(ランク)と、希望要件に基づく評価値(ランク)とに応じて、所定数(たとえば1人)の奨学生3を選出する(S510)。入居選考処理部213は、募集要項の選考基準に基づく評価値(ランク)と、希望要件に基づく評価値(ランク)とを出力して、人材業者2から選出する応募者の指定を受け付けるようにしてもよい。
【0086】
入居選考結果送信部214は、選出結果を、管理業者端末100に通知するとともに(S511)、スポンサー端末400にも通知し(S512)、さらに応募者端末300にも通知する(S513)。なお、入居選考結果送信部214は、管理業者端末100およびスポンサー端末400に対しては、選出された奨学生3についての情報を送信し、応募者端末300に対しては、各応募者について選出されたか否かを示すメッセージを送信することができる。
【0087】
以上のようにして、奨学生3の募集および選考が行われる。
【0088】
==手伝い処理==
図13は、奨学生3による集合住宅11の管理の手伝いに関する処理の流れを説明する図である。
【0089】
管理業者端末100は、管理対象の集合住宅11を示す集合住宅IDを設定した入居情報取得要求をサーバ装置200に送信する(S521)。サーバ装置200の入居情報送信部215は、入居情報に設定されている集合住宅IDに対応する入居情報を入居情報データベース234から読み出して管理業者端末100に応答する(S522)。手伝い依頼送信部113は、管理業者1から手伝いの依頼内容の入力を受け付け、受け付けた依頼内容を含むメッセージ(手伝い依頼)を、入居情報に含まれている連絡先に対して送信する(S523)。
【0090】
応募者端末300の手伝い依頼受信部314は、管理業者端末100から送信される手伝い依頼を受信して出力し、奨学生3はこれに応じて手伝いを行う(S524)。手伝いが終わった後、手伝い報告送信部315は、奨学生3から手伝いの報告の入力を受け付け、受け付けた報告を手伝い依頼の送信元である管理業者端末100に送信する(S525)。
【0091】
以上のようにして、管理業者1は、奨学生3に対して、入居している集合住宅11の管理業務の手伝いを依頼することができる。
【0092】
また、奨学生3は自身が入居している集合住宅11について気づいたことがあったような場合には(S526)、連絡事項送受信部321は、奨学生3から、気づいたこと等の各種連絡事項の入力を受け付けて、入力された連絡事項を含むメッセージを管理業者1宛てに管理業者端末100に向けて送信する(S527)。なお、管理業者1の連絡先は事前に奨学生3に教えられており、奨学生3が応募者端末300に入力することを想定するが、応募者端末300がサーバ装置200に対して入居情報取得要求を送信し、これに応答される入居情報に含まれる管理業者1の連絡先を宛先としてメッセージを送信するようにしてもよい。
【0093】
管理業者端末100の連絡事項送受信部115は、応募者端末300から受信したメッセージを出力し、管理業者1からメッセージに対する応答メッセージの入力を受け付け、受けてたメッセージを奨学生3に応答する(S528)。
【0094】
以上のようにして、集合住宅11において生活している奨学生3からの気づきを得ることができるので、管理業者1は集合住宅11の管理の質を向上させることができる。
【0095】
==求人処理==
図14は、スポンサー4から奨学生3に対する求人を行う処理の流れについて説明する図である。
【0096】
スポンサー端末400の求人情報送信部416は、スポンサー4から募集期間や求人内容の入力を受け付け、スポンサー4を特定するスポンサーID、募集期間および求人内容を含む求人情報をサーバ装置200に送信する(S541)。サーバ装置200の求人情報受信部218は、スポンサー端末400から送信される求人情報を受信して求人情報データベース237に登録し、求人募集部219は、求人情報を応募者端末300に送信する(S542)。求人募集部219は、スポンサーIDに対応する希望要件を希望要件データベース232のから読み出し、読み出した希望要件の募集IDに対応する入居情報を入居情報データベース234から読み出し、読み出した入居情報の入居者連絡先を宛先として求人情報を送信するようにしてもよいし、応募者端末300からのリクエストに応じて、求人情報に基づくWebページを作成して送信するようにしてもよい。
【0097】
応募者端末300の求人情報閲覧部319は、サーバ200から通知される求人情報を出力し、奨学生3は、求人情報を参考に応募するかどうかを決定することができる。求人に応募する場合、応募者端末300のは、求人情報に指定されている各種の項目の入力を受け付けて、受け付けた情報を設定した応募情報をサーバ装置200に送信する(S543)。
【0098】
サーバ装置200の求人応募受付部220は、応募者端末300からの応募情報を受信すると応募情報データベース233に登録し、求人選考処理部221は、応募情報データベース233に登録されている応募情報の中から求人内容に合致するものを抽出し(S544)、抽出した応募情報をスポンサー端末400に送信する(S545)。なお、ここで求人選考処理部221は、たとえば、求人内容と応募情報とのマッチ度合からランクづけを行い、ランクを応募情報に付帯させてスポンサー端末400に送信するようにしてもよい。また、求人選考処理部221は、ランクの順に所定数以下の数の応募情報のみをスポンサー端末400に送信するようにしてもよい。
【0099】
ここで、スポンサー端末400の求人選考処理部417、サーバ装置200から応募情報を受信し、受信した応募情報を出力して、スポンサー4が求人に対する応募者を確認することができるようにする。スポンサー4は、応募情報を参考にし、また必要に応じて面接等を行い、応募者(奨学生3)のインターンやアルバイトへの採否を決定し(S546)、求人選考処理部417は、採否の入力を受け付けるる。求人選考処理部417は、応募情報のそれぞれについて、採否の結果を応募者端末300にに送信すにる(S547)。
【0100】
以上のようにして、スポンサー4から奨学生3に対して求人情報が提供され、奨学生3から求人に対する応募を行うことができる。
【0101】
以上説明したように、本実施形態の生活支援システムによれば、管理業者1は、家賃を負担するという形で奨学生3の生活を支援することができる。さらに、スポンサー4は、ポイント(またはクーポン等の報奨)を奨学生3に与えることにより奨学生3の生活を支援することができる。奨学生3にとって、漠然と金銭を授受するよりも、たとえば、家賃や店舗5(たとえば、飲食店)でのサービスなど、具体的な生活に密着するサービスを受けられるような支援の方が、支援を有意義に使い切れる可能性が高まる。したがって、奨学生3の生活をより効果的に支援することができる。
【0102】
また、本実施形態の生活支援システムによれば、管理業者1は、自身が管理している物件である集合住宅11の管理業務の一部を奨学生3に手伝ってもらうことができる。奨学生3は集合住宅11に入居しているため、きめ細やかな管理対応を行うことができるので、集合住宅11についての管理業務の質が上がることが期待される。
【0103】
また、本実施形態の生活支援システムによれば、スポンサー4は、自身が運営するサービスのユーザとして奨学生3を囲い込むことが可能になり、将来ロイヤリティの高い顧客になることが期待される。
【0104】
また、本実施形態の生活支援システムによれば、スポンサー4は、インターンやアルバイトといった求人を奨学生3に対して行うことができる。奨学生3は、管理業者1や人材業者2による選考過程を経ており、奨学生として採用された優秀な人材であることが期待できるところ、そのような人材に対して直接的に求人を行うことができる。また、奨学生3にとっても、ポイントの発行などにより生活に密着したスポンサー4について、アルバイトやインターンにより学生の間に企業内を体験することが可能であり、将来の就職等に向けた経験作りを行うことができる。
【0105】
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
【0106】
たとえば、本実施形態では、管理業者端末100、サーバ装置200、応募者端末300、スポンサー端末400、および店舗端末500はそれぞれ1台のコンピュータであるものとしたが、これに限らず、それぞれ複数台のコンピュータにより実現することも可能である。たとえば、機能部を複数台のコンピュータに分散して備えるようにしてもよいし、記憶部をたとえばデータベースサーバとして別体で管理するようにしておよい。また、複数台のコンピュータにより仮想的な1台のコンピュータを実現し、この仮想コンピュータによりサーバ装置200、応募者端末300、スポンサー端末400、および店舗端末500の少なくともいずれかを実現するようにしてもよい。
【0107】
また、本実施形態では、スポンサー4からの希望要件については、募集要項の募集要件に見合った応募情報についてさらなる評価を行うために用いるものとしたが、これに限らず、募集要件と希望要件の両方同時に満たす度合に応じて奨学生3の選出を行うようにしてもよい。
【0108】
また、本実施形態では、スポンサー4の存在を前提としたが、スポンサー4を省略することも可能である。その場合、生活支援システムからはスポンサー端末400を省略することができる。
【0109】
また、本実施形態では、管理業者1や人材業者2、スポンサー4が奨学生または求人のに係る選出を行うものとしたが、これに限らず、サーバ装置200の入居選考処理部213またはスポンサー端末400の求人選考処理部417が、自動的に採点を行ってランキングを付けるようにしてもよい。
【0110】
また、本実施形態では、手伝い依頼および手伝いの報告は、管理業者端末100と応募者端末300との間で送受信されるものとしたが、サーバ装置200と応募者端末300との間で送受信されるようにしてもよい。すなわち、管理業者端末100からの手伝い依頼、および応募者端末300からの手伝い報告は、サーバ装置200を介して管理業者端末100と応募者端末300との間で送受信されることになる。この場合、サーバ装置200は、手伝い依頼の履歴を管理する依頼履歴データベース、および手伝い報告の履歴を管理する手伝い報告履歴データベースを備えることができる。これにより、管理業者1と奨学生3との間での各種の連絡事項の履歴を管理することができる。
【0111】
また、本実施形態では、求人に関する連絡事項は、スポンサー端末400と応募者端末300との間で直接、管理業務に関する連絡事項は、管理業者端末100と応募者端末300との間で直接送受信されるものとしたが、サーバ装置200を介して行うようにしてもよい。この場合、サーバ装置200では、連絡事項をデータベースに蓄積するようにすることができる。この場合、サーバ装置200は、連絡事項のデータベースからFAQなどを自動的に作成するようにすることもできる。
【符号の説明】
【0112】
100 管理業者端末
111 募集要項登録部
112 選考結果受信部
113 手伝い依頼送信部
114 手伝い報告受信部
115 連絡事項送受信部
200 サーバ装置
211 入居募集部
212 入居応募受付部
213 入居選考処理部
214 入居選考結果送信部
215 入居情報送信部
216 ポイント処理部
217 店舗評価処理部
218 求人情報受信部
219 求人募集部
220 求人応募受付部
221 求人選考処理部
222 求人選考結果送信部
231 募集要項データベース
232 希望要件データベース
233 応募情報データベース
234 入居情報データベース
235 ポイントデータベース
236 店舗評価データベース
237 求人情報データベース
300 応募者端末
311 募集要項閲覧部
312 応募処理部
313 入居選考結果受信部
314 手伝い依頼受信部
315 手伝い報告送信部
316 ポイント取得部
317 ポイント使用部
318 店舗評価送信部
319 求人情報閲覧部
320 求人応募処理部
321 連絡事項送受信部
400 スポンサー端末
411 希望要件登録部
413 選考結果受信部
414 ポイント発行部
415 店舗評価受信部
416 求人情報送信部
417 求人選考処理部
418 連絡事項送受信部
500 店舗端末
511 ポイント使用部