(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-05
(45)【発行日】2024-01-16
(54)【発明の名称】モジュール型ペット用トイレ
(51)【国際特許分類】
A01K 1/01 20060101AFI20240109BHJP
【FI】
A01K1/01 801H
(21)【出願番号】P 2022187817
(22)【出願日】2022-11-24
【審査請求日】2022-11-24
(31)【優先権主張番号】10-2021-0194187
(32)【優先日】2021-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】520136995
【氏名又は名称】パーソング,インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】PurrSong, Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100087398
【氏名又は名称】水野 勝文
(74)【代理人】
【識別番号】100128783
【氏名又は名称】井出 真
(74)【代理人】
【識別番号】100128473
【氏名又は名称】須澤 洋
(74)【代理人】
【識別番号】100160886
【氏名又は名称】久松 洋輔
(72)【発明者】
【氏名】ノ,テ グ
(72)【発明者】
【氏名】コ,ヨン ギュン
(72)【発明者】
【氏名】パク,チャン ヒョン
【審査官】竹中 靖典
(56)【参考文献】
【文献】特表2021-509819(JP,A)
【文献】特開2013-085493(JP,A)
【文献】実開昭63-026263(JP,U)
【文献】特表2015-519888(JP,A)
【文献】特開2006-296288(JP,A)
【文献】特開2021-185880(JP,A)
【文献】特表2018-526004(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2006/0169214(US,A1)
【文献】特開2021-112195(JP,A)
【文献】国際公開第2018/096749(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01K 1/01
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モジュール型ペット用トイレにおいて、
上部が開放されており、ベッド部の収納のための収納空間を有するベース部と、
前記収納空間に収納され、砂を収容する前記ベッド部と、
前記ベース部の上部に結合され、前記ベッド部に連結される空間を含む組立式入口部と、
を含み、
前記組立式入口部は、
前記空間の両側壁を構成する側面部と、
前記空間の後壁を構成する後面部と、
前記側面部と着脱可能に結合され、ペットの出入りが可能になるように、少なくとも一部が開放されている開放部を含む前面出入部と、
前記側面部、前記後面部、及び前記前面出入部の上部に着脱可能に結合され、前記ペットの出入りが可能になるように、少なくとも一部が開放されている上端出入部と、
を含む、モジュール型ペット用トイレ。
【請求項2】
前記前面出入部は、前記開放部と着脱可能に結合され、前記開放部の開放されている部分を開放させるドア部
を更に含む、請求項1に記載のモジュール型ペット用トイレ。
【請求項3】
前記前面出入部と交替されて前記側面部と結合され、前記空間の前方を遮断する前面部
を更に含む、請求項1に記載のモジュール型ペット用トイレ。
【請求項4】
前記ベース部と前記組立式入口部とを結合させる結合部
を更に含み、
前記結合部は、
上部に前記側面部、前記後面部及び前記前面出入部を固定させる固定溝
を含む、請求項1に記載のモジュール型ペット用トイレ。
【請求項5】
前記結合部は、前記ベース部と前記組立式入口部とが結合される方向と垂直方向に突出され、前記砂が前記ベース部と前記ベッド部との間の空間に流入されることを遮断する突部
を含む、請求項4に記載のモジュール型ペット用トイレ。
【請求項6】
前記ベース部の前面の外部に結合される足場部
を更に含む、請求項1に記載のモジュール型ペット用トイレ。
【請求項7】
前記ベース部の前面の内部に結合される空気清浄部
を更に含み、
前記空気清浄部は、
前記ベッド部の内部の空気が流入される空気流入部と、
前記空気を脱臭する脱臭フィルター部と、
を含む、請求項6に記載のモジュール型ペット用トイレ。
【請求項8】
前記足場部の内部に位置し、前記空気清浄部と連通され、前記空気を前記モジュール型ペット用トイレの外部に排出させるファン部
を更に含む、請求項7に記載のモジュール型ペット用トイレ。
【請求項9】
前記ベース部は、電波が遮蔽される複数の遮蔽面
を含む、請求項8に記載のモジュール型ペット用トイレ。
【請求項10】
前記ベース部の下面に位置し、前記遮蔽面により形成された遮蔽空間を向けて電波を送信する電波送信部
を更に含む、請求項9に記載のモジュール型ペット用トイレ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モジュール型ペット用トイレに関する。
【背景技術】
【0002】
ペットは、家族の一構成員として認識されており、そのため、ペットのための様々な専門用品が設計されている。
【0003】
ペット用トイレは、ペットの排便空間を提供するためのものであって、内部を綺麗に維持できるよう、事後管理が容易であるように設計されなければならない。例えば、猫用トイレの場合、一般的に、悪臭の発生を防止するため、トイレの内部に猫排便用の砂を約5cm以上充分に敷いて、猫がトイレを用いる度に掃除するか、もしくは、少なくとも一日一回は掃除する必要がある。
【0004】
また、ペット用トイレは、ペットにとって使用が便利である必要がある。すなわち、個別のペットの性格及び体格に適合したトイレを提供しなければならない。例えば、敏感な性格の猫の場合、用便をする姿を見せることを嫌がるため、その場合、屋根のあるペット用トイレが望まれる。また、猫に応じて、好むペット用トイレの出入り方向(前面または上部)がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】韓国登録特許公報第10-1959717号(2019年3月13日登録)
【文献】韓国公開特許公報第10-1968478号(2019年4月8日登録)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、ペットにとって使用が容易な構造を提供することができるモジュール型ペット用トイレを提供する。
【0007】
また、事後管理が容易であるように設計され、内部を綺麗に維持できるモジュール型ペット用トイレを提供する。
【0008】
但し、本実施例が達成しようとする技術的課題は、上記のような技術的課題に限定されず、更に他の技術的課題が存在する可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した技術的課題を達成するための手段として、本発明の一実施例は、モジュール型ペット用トイレにおいて、上部が開放されており、ベッド部の収納のための収納空間を有するベース部と、前記収納空間に収納され、砂を収容する前記ベッド部と、前記ベース部の上部に結合され、前記ベッド部に連結される空間を含む組立式入口部と、を含み、前記組立式入口部は、前記空間の両側壁を構成する側面部と、前記空間の後壁を構成する後面部と、前記側面部と着脱可能に結合され、ペットの出入りが可能になるように、少なくとも一部が開放されている開放部を含む前面出入部と、前記側面部、後面部、及び前記前面出入部の上部に着脱可能に結合され、前記ペットの出入りが可能になるように、少なくとも一部が開放されている上端出入部と、を含む、モジュール型ペット用トイレを提供することができる。
【0010】
上述した課題解決の手段は、単に例示的なものであり、本発明を制限しようとする意図に解釈されてはいけない。上述した例示的な実施例の他にも、図面及び発明の詳細な説明に記載されている追加的な実施例が存在する可能性がある。
【発明の効果】
【0011】
前述した本発明の課題解決の手段の何れか1つによると、ペットの特性または習性に応じて、出入口の位置、形態または数を調節することができる。また、ユーザが上部面を開放または閉鎖するなど、ペットにとって使用が容易な構造に容易に組み立てることができるモジュール型ペット用トイレを提供することができる。
【0012】
また、トイレの上部面が脱着可能であり、状況に応じてトイレの上部を開放または閉鎖できるようにして、事後管理が容易であり、且つ内部を綺麗に維持できるモジュール型ペット用トイレを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の一実施例に係るモジュール型ペット用トイレの構成図である。
【
図2】本発明の一実施例に係るモジュール型ペット用トイレの分解図である。
【
図3】本発明の一実施例に係る組み立て可能な前面出入部を説明するための例示的な図である。
【
図4】本発明の一実施例に係る結合部を説明するための例示的な図である。
【
図5】本発明の一実施例に係る空気清浄部を説明するための例示的な図である。
【
図6】本発明の一実施例に係る遮蔽空間を説明するための例示的な図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者が本発明を容易に実施できるように、本発明の実施例について詳しく説明する。但し、本発明は、様々な相違した形態に具現される可能性があり、ここで説明する実施例に限定されない。更に、本発明を明確に説明するために、説明とは関係のない部分は図面から省略しており、明細書の全体に亘って同じ部分に対しては同じ符号を使用する。
【0015】
本願の明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」という場合、これは特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素を更に含み得ることを意味する。また、明細書全体において、ある部分が他の部分と「連結」されているという場合、これは「直接的に連結」されている場合だけでなく、中間に他の部材を挟んで「連結」されている場合と、その中間に他の素子を挟んで「電気的に連結」されている場合も含む。更に、本願の明細書全体において、ある部材が他の部材の「上に」位置しているという場合、これは、ある部材が他の部材に接している場合だけでなく、両部材の間にまた他の部材が存在する場合も含む。
【0016】
本明細書において、端末またはデバイスが行うものとして記述された動作や機能のうち、一部は該端末またはデバイスと連結されたサーバにおいて代わりに行われることもできる。同様に、サーバが行うものとして記述された動作や機能の一部も該サーバと連結された端末またはデバイスにおいて行われることもできる。
【0017】
以下、添付した図面を参考し、本発明の一実施例について詳しく説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施例に係るモジュール型ペット用トイレの構成図である。
図1を参照すると、モジュール型ペット用トイレ100は、ベース部110、ベッド部120、及び組立式入口部130で構成され得る。モジュール型ペット用トイレ100は、ベース部110及び組立式入口部130を結合させる結合部140を含むことができ、ベース部110の前面の外部に結合される足場部150を更に含むことができる。
【0019】
但し、
図1に示すモジュール型ペット用トイレ100は、本発明の一具現例に過ぎず、
図1に示す構成要素に基づいて様々な変形が可能である。
【0020】
モジュール型ペット用トイレ100は、猫などのペットの排便が可能な排便空間が用意された形態であることができ、
図1に示す形態に限定されない。
【0021】
モジュール型ペット用トイレ100は、ペットの特性または習性に応じて、出入口の位置、形態または数を調節することができるように構成される。例えば、モジュール型ペット用トイレ100は、ユーザの簡単な組み立てでも形態や構成を変更することができるモジュール型製品であり得る。例えば、モジュール型ペット用トイレ100は、ユーザが組立式入口部130を多様な形態に変更させることで、ベッド部120に連結された出入口の位置、形態または数が変更され得る。
【0022】
図1に示すように、モジュール型ペット用トイレ100は、大体、内部にベッド部120を収納するベース部110及び組立式入口部130に形成され得る。ベース部110の内部に収納されるベッド部120は、ペットの排便が可能な排便空間を提供することができる。例えば、ベッド部120は、排便用砂を収容することができる。
【0023】
ベース部110の上部に結合される組立式入口部130は、モジュール型ペット用トイレ100の屋根、出入口または足場として機能することができる。ベース部110及び組立式入口部130は、結合部140を通じて互いに結合され得る。
【0024】
組立式入口部130は、ユーザの簡単な組み立てでも形態が変更され得る。例えば、モジュール型ペット用トイレ100は、組立式入口部130の前面の一部を開放させるか、前面の一部にドアを結合させるか、前面、側面及び後面を何れも閉鎖させることができる。これを通じて、ペットは、組立式入口部130の前面または組立式入口部130の上端を通じてモジュール型ペット用トイレ100を用いることができる。
【0025】
以下、
図2~
図6を参照して、モジュール型ペット用トイレ100の構成について具体的に説明する。
【0026】
図2は、本発明の一実施例に係るモジュール型ペット用トイレの分解図である。
図2を参照すると、ベース部110は、上部が開放されており、ベッド部120の収納のための収納空間を有することができる。
【0027】
ベッド部120は、収納空間に収納され、固形物を収容することができる。例えば、ベッド部120は、ペットの排便が可能な排便空間であり得る。ベッド部120には、一定量の固形物が収容されることができ、このような固形物は、例えば、砂であり、ペット(例えば、猫)は、固形物上で排便することができる。一例として、固形物は、ベントナイト、豆腐砂、ペレット、シリカゲルの何れか1つ以上を含むことができる。本明細書において、便宜上、砂と称するものは、一般的にこのような固形物を意味する。
【0028】
組立式入口部130は、
図2に示すように、モジュール型ペット用トイレ100の屋根、出入口または足場として機能することができる。組立式入口部130は、ベース部110の上部に結合され、ベッド部120に連結される空間を含むことができる。ベース部110及び組立式入口部130は、結合部140により結合され得る。
【0029】
具体的に、組立式入口部130は、空間の両側壁を構成する側面部131、空間の後壁を構成する後面部132、及び空間の前面を構成する前面出入部133-1を含むことができる。
【0030】
前面出入部133-1は、側面部131と着脱可能に結合され、ペットの出入りが可能になるように、少なくとも一部が開放されている開放部133aを含むことができる。前面出入部133-1は、開放部133aと着脱可能に結合されるドア部133bを含むことができる。ドア部133bは、開放部133aの開放されている部分を一方向または両方向に開放させることができる。
【0031】
例えば、ユーザは、前面出入部133-1の開放部133aにドア部133bを取り付けることができる。この際、ドア部133bは、モジュール型ペット用トイレ100の出入りドアになり得る。例えば、ユーザは、開放部133aからドア部133bを除去することができる。この場合、開放されている開放部133aは、モジュール型ペット用トイレ100の出入りドアであり得る。
【0032】
一方、組立式入口部130は、前面出入部133-1と交替可能な前面部133-2を更に含むことができる。すなわち、ユーザは、前面出入部133-1を前面部133-2に交替することができる。例えば、ユーザは、前面出入部133-1と側面部131との結合を解除し、前面部133-2を側面部131に結合させることができる。
図2に示すように、前面部133-2は、開放部133aを含まないことから、前面出入部133-1とは異なっている。
【0033】
例えば、側面部131に前面部133-2が結合された場合、ペットは少なくとも一部が開放されている上端出入部134を通じてモジュール型ペット用トイレ100を用いることができる。
【0034】
上端出入部134は、側面部131、後面部132、及び前面出入部133-1または前面部133-2の上部に着脱可能に結合され得る。すなわち、上端出入部134は、組立式入口部130から脱着可能である。例えば、ユーザは、ベッド部120にあるペットの排泄物を処理するために、上端出入部134を組立式入口部130から除去することで、ペットの排泄物を容易に処理できる。ユーザは、状況に応じて、上端出入部134を組立式入口部130から脱付着することで、モジュール型ペット用トイレ100の管理を容易にすることができる。
【0035】
上端出入部134は、ペットの出入りが可能になるように、少なくとも一部が開放され得る。例えば、ペットは、一部が開放されている上端出入部134を通じてベッド部120へ出入りすることができる。
【0036】
図2を参照すると、ベース部110の前面の外部には、足場部150が結合され得る。例えば、足場部150は、上部にマット151及びLED部152を含むことができる。LED部152は、暗い夜中や暗い空間でも、ペットがモジュール型ペット用トイレ100を容易に利用できるように照明を作動させ得る。
【0037】
例えば、ペットは、足場部150を用いてモジュール型ペット用トイレ100へ出入りすることができる。例えば、ペットは、足場部150のマット151を踏んで開放部133aを通過するか、ドア部133bを押すか、上端出入部134を通じてベッド部120へ出入りすることができる。
【0038】
一方、ベース部110の前面の内部には、空気清浄部160が結合されることができ、前面の内部にはファン部170が結合され、ファン部170は空気清浄部160と連通され、空気をモジュール型ペット用トイレ100の外部に排出させることができる。この際、足場部150は、ファン部170を覆うように形成され、ファン部170は足場部150の内部に位置することができる。このように、足場部150の内部には、ファン部170を位置させることで、空間の効率的な活用及び製品の小型化が可能になる。
【0039】
例えば、空気清浄部160は、空気流入部161を通じてベッド部120の内部の汚染している空気を吸い込むことができる。空気清浄部160は、吸い込む内部の汚染している空気を脱臭することができる。ファン部170は、脱臭された空気を外部に排出させることができる。このために、足場部150の下部は、開放されているか、下部に複数の孔が形成されているため、これを通じて脱臭された空気が外部に排出され得る。
【0040】
図3は、本発明の一実施例に係る組み立て可能な前面出入部を説明するための例示的な図である。
図3の(a)は、前面出入部133-1の一部が開放されている形態のモジュール型ペット用トイレ100の例示であり、(b)は、前面出入部133-1のドア部133bが結合された形態のモジュール型ペット用トイレ100の例示であり、(c)は、前面部133-2に交替された形態のモジュール型ペット用トイレ100の例示である。
【0041】
先ず、
図3の(a)を参照すると、モジュール型ペット用トイレ100は、側面部131と開放部133aとを含む前面出入部133-1を結合することができる。この場合、ペットは、開放部133aを通じて内部の排便空間へ出入りすることができ、または上端出入部134を通じて出入りすることができる。
【0042】
図3の(b)を参照すると、モジュール型ペット用トイレ100は、開放部133aにドア部133bが付着され得る。この場合、ペットは、ドア部133bを押して、内部の排便空間へ出入りすることができ、または上端出入部134を通じて出入りすることができる。
【0043】
前面出入部133-1において一部開放されている開放部133aにドア部133bが結合される場合、ペットが排便空間を用いるために出入りする場合を除き、前面出入部133-1の開放部133aはドア部133bにより閉鎖され得る。よって、内部の悪臭が外に排出されることを抑制でき、排便用砂が外部に飛び出すことも防止できる。
【0044】
図3の(c)を参照すると、モジュール型ペット用トイレ100は、前面出入部133-1の代わりに、前面部133-2が側面部131に結合され得る。この場合、ペットは上端出入部134のみを通じて内部の排便空間へ出入りすることができる。
【0045】
前面部133-2が側面部131に結合される場合、組立式入口部130は、上端の一部面を除き、何れも閉鎖され得る。よって、内部の悪臭が外部に排出されることを抑制でき、排便用砂が外に飛び出すことも防止できる。
【0046】
このように、モジュール型ペット用トイレ100は、ペットの特性または習性に応じて、ユーザの簡単な組み立てで出入口の位置、形態または数が変更され得る。例えば、モジュール型ペット用トイレ100は、ユーザの簡単な組み立てでも前面出入部133-1の開放部133aにドア部133bが脱付着されることができ、側面部131に結合された前面出入部133-1が前面部133-2に交替され得る。
【0047】
例えば、上端出入部134を用いるのが難しいペットの場合、
図3の(a)に示すように、開放部133aが開放されている前面出入部133-1を用いることができ、ユーザは、悪臭及び排便用砂が外に漏れ出すことを防止するために、開放部133aにドア部133bを付着するか、前面出入部133-1を前面部133-2に交替することができる。
【0048】
例えば、前面出入部133-1の一部開放されている開放部133aを全然利用していないペットの場合、ユーザは、閉鎖された面を有する前面部133-2に交替することができる。
【0049】
図4は、本発明の一実施例に係る結合部を説明するための例示的な図である。
図4の(a)を参照すると、結合部140は、固定溝141及び突部142を含むことができる。
【0050】
図4の(a)及び(b)を参照すると、固定溝141は、結合部140の上部に所定の長さに形成された溝であって、側面部131、後面部132、及び前面出入部または前面部を固定させることができる。例えば、側面部131の下端は、固定溝141に挿入されて結合部140に固定され得る。
【0051】
突部142は、ベース部110と組立式入口部130が結合される方向と垂直の方向に突出されるように形成され得る。例えば、突部142は、一定の幅を有して、結合部140の内部の周りに沿って内部方向に突出されるように形成され得る。
【0052】
図4の(b)を参照すると、結合部140の突部142は、ベース部110とベッド部120との間の空間の上部を一部覆うことができる。すなわち、突部142は、ベース部110とベッド部120との間の空間に砂が流入されることを遮断することができる。
【0053】
例えば、ペットが猫である場合、猫は、習性上、排便する過程で砂を掘ることが度々あるところ、ベッド部120に積載されている砂が、ベース部110とベッド部120との間の空間に飛び出すことがある。この際、結合部140の突部142がベース部110とベッド部120との間の空間に砂が飛び出してしまうことを遮断できる。これを通じて、モジュール型ペット用トイレ100は、内部空間が綺麗に維持及び管理され得る。
【0054】
図5は、本発明の一実施例に係る空気清浄部を説明するための例示的な図である。
図5の(a)~(c)を参照すると、ベース部110の前面の内部には空気清浄部160が設置され、足場部150の内部にはファン部170が設置され得る。例えば、空気清浄部160は、内部汚染した空気を浄化させることができ、ファン部170は浄化された空気を外部に排出させることができる。
【0055】
具体的に、
図5の(c)を参照すると、空気清浄部160は、空気流入部161及び脱臭フィルター部162を含むことができる。空気清浄部160は、空気流入部161を通じてベッド部120の内部の空気を流入することができる。例えば、空気流入部161は、ベース部110の前面の上部に位置し、ベッド部120の内部の汚染した空気を空気清浄部160に流入して脱臭フィルター部162に移動させることができる。
【0056】
空気流入部161を通じて流入された汚染した空気は、脱臭フィルター部162を経て脱臭され得る。脱臭された空気は、ファン部170を経て外部に排出され得る。このように、モジュール型ペット用トイレ100は、ペットが排便する過程で発生された悪臭及び汚染した内部空気を脱臭して外部に排出することができる。よって、モジュール型ペット用トイレ100の周辺から悪臭が発生することを防止することができる。
【0057】
図6は、本発明の一実施例に係る遮蔽空間を説明するための例示的な図である。
図6の(a)を参照すると、ベース部110の内部には、電波が遮蔽される遮蔽空間111aが形成され得る。
【0058】
具体的に、ベース部110は、複数の遮蔽面111を含むことができる。例えば、ベース部110の内部の側面は、電波が遮蔽される遮蔽面111であり得る。
【0059】
また、ベース部110の内部には、電波送信部180が形成され得る。例えば、電波送信部180は、遮蔽空間111aの下面に位置することができる。
【0060】
図6の(b)を参照すると、ベース部110の下面に位置した電波送信部180は、遮蔽空間111aに向けて電波を送信することができる。例えば、電波送信部180は、
図6の(b)に示すように、遮蔽空間111aの下面から上面の方向に電波を送信することができる。
【0061】
図6の(c)を参照すると、電波送信部180は、連結された少なくとも1つのペット用端末10aに電波を送信することができる。この際、電波送信部180は、アンテナで構成されることができ、常時、ペット用端末10aに電波を送信することができ、ペット用端末10aと連結された場合、ペット用端末10aに電波を送信することもできる。
【0062】
例えば、モジュール型ペット用トイレ100は、ペット10が着用しているペット用端末10aを用いてペット用端末10aを識別することができる。
【0063】
具体的に、モジュール型ペット用トイレ100は、ペット用端末10aから受信した電波の強度が、既に設定されている範囲内に存在すると判断すれば、モジュール型ペット用トイレ100内に入室した特定のペット10が着用している特定のペット用端末10aを識別することができる。
【0064】
一例として、モジュール型ペット用トイレ100から一定半径の内に、ペット用端末10aを着用しているペット10が複数いる場合、モジュール型ペット用トイレ100は、複数のペット用端末10aからペット用端末10aに対する情報を含んでいる電波を受信することができ、受信した電波の強度に基づいて、複数のペット用端末10aの何れか1つのペット用端末10aを識別することができる。モジュール型ペット用トイレ100は、ペット用端末10a情報に基づいて、モジュール型ペット用トイレ100を用いているペット10を識別することができる。
【0065】
このように、モジュール型ペット用トイレ100を用いているペット10を識別することができ、これを参照して、モジュール型ペット用トイレ100を組み立てるか、変更するなど、状況に合わせて容易に管理することができる。
【0066】
上述した本発明の説明は例示のためのものであり、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想や必須の特徴を変更せずに他の具体的な形態に容易に変形可能であるということを理解できるはずである。それゆえ、上記した実施例は全ての面において例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきである。例えば、単一型で説明されている各構成要素は分散して実施されても良く、同様に、分散したものと説明されている構成要素も結合された形態で実施されても良い。
【0067】
本発明の範囲は、上記の詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、並びにその均等概念から導出される全ての変更又は変形された形態が本発明の範囲に含まれると解釈されなければならない。
【符号の説明】
【0068】
100:モジュール型ペット用トイレ
110:ベース部
120:ベッド部
130:組立式入口部
140:結合部
150:足場部