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特許7414719エアロゾル発生装置およびエアロゾル発生物品のパケットを保持するためのホルダー
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-05
(45)【発行日】2024-01-16
(54)【発明の名称】エアロゾル発生装置およびエアロゾル発生物品のパケットを保持するためのホルダー
(51)【国際特許分類】
   A24F 15/08 20060101AFI20240109BHJP
   A24F 15/06 20060101ALI20240109BHJP
   A24F 47/00 20200101ALI20240109BHJP
   A24F 40/40 20200101ALI20240109BHJP
【FI】
A24F15/08
A24F15/06
A24F47/00
A24F40/40
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2020534441
(86)(22)【出願日】2018-12-24
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-03-25
(86)【国際出願番号】 EP2018086844
(87)【国際公開番号】W WO2019129764
(87)【国際公開日】2019-07-04
【審査請求日】2021-12-24
(31)【優先権主張番号】17210856.5
(32)【優先日】2017-12-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】596060424
【氏名又は名称】フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【弁理士】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100196612
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 慎也
(72)【発明者】
【氏名】トゥン ジェフリー
【審査官】根本 徳子
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第06430782(US,B1)
【文献】特表2014-500017(JP,A)
【文献】登録実用新案第3211659(JP,U)
【文献】実開平06-060398(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2005/0100847(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2003/0063523(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2010-0000905(KR,A)
【文献】登録実用新案第3005730(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A24F 13/00-47/00
A47G 29/00-29/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル発生装置およびエアロゾル発生物品のパケットを保持するためのホルダーであって、
後部壁と、前記後部壁の第一の面上に据え付けられた支持構造と、前記後部壁の第二の面上に据え付けられた受容部とを備え、前記第一の面が前記第二の面と反対側であり、
前記支持構造が、
前記後部壁の前記第一の面から突出する第一の側壁と、
前記後部壁の前記第一の面から突出する第二の側壁であって、前記第二の側壁が前記第一の側壁の反対側に位置付けられていて、かつ前記第一の側壁から所定の距離だけ分離されていて、これによって前記第一の側壁および第二の側壁が締まり嵌めによって前記エアロゾル発生装置およびエアロゾル発生物品の前記パケットを保持するように構成されていて、かつ前記第一の側壁は、前記第二の側壁が前記後部壁から突出するよりも前記後部壁からさらに遠くに突出する、第二の側壁と、を備え、
前記受容部が、一つ以上の区画を画定する、
ホルダー。
【請求項2】
前記受容部が、閉じた底部端および開いた上端を有する主本体を備える、請求項1に記載のホルダー。
【請求項3】
前記受容部が、前記開いた上端を覆うように構成されたリッドを備える、請求項2に記載のホルダー。
【請求項4】
前記リッドがヒンジリッドである、請求項3に記載のホルダー。
【請求項5】
前記受容部が、前記開いた上端を覆うカバーを備え、かつ前記カバーが弾力的に変形可能な材料の領域を含み、前記弾力的に変形可能な材料の領域が前記弾力的に変形可能な材料を通って延びる少なくとも一つのスリットを含む、請求項2に記載のホルダー。
【請求項6】
前記少なくとも一つのスリットが、前記弾力的に変形可能な材料を通って延びる二つのスリットを含み、十字形状を画定するように前記二つのスリットが相互に重なる、請求項5に記載のホルダー。
【請求項7】
前記受容部が、前記底部端における開口部と、前記開口部を覆うように構成されたフラップとを備える、請求項2~6のいずれかに記載のホルダー。
【請求項8】
エアロゾル発生装置およびエアロゾル発生物品のパケットを保持するためのホルダーであって、
後部壁と、前記後部壁の前面に据え付けられた支持構造と、を備え、
前記支持構造が、
前記後部壁の前記前面から突出する第一の側壁と、
前記後部壁の前記前面から突出する第二の側壁であって、前記第一の側壁の反対側に位置付けられた第二の側壁と、
前記後部壁の前記前面から突出する、かつ前記第一の側壁に近接して位置付けられた基部壁であって、前記エアロゾル発生装置およびエアロゾル発生物品のパケットのうちの一つ以上を支持するように構成されている、基部壁と、
前記後部壁の前記前面から突出する中間壁であって、前記第一の側壁と前記第二の側壁の間に位置付けられた中間壁と、を備え、前記中間壁が、前記中間壁および前記第一の側壁が締まり嵌めによって前記エアロゾル発生装置を保持するように構成されているように前記第一の側壁から第一の所定の距離だけ分離されていて、かつ前記中間壁が、前記中間壁および前記第二の側壁が締まり嵌めによって前記エアロゾル発生物品のパケットを保持するように構成されているように前記第二の側壁から第二の所定の距離だけ分離され、前記第一の側壁が、前記後部壁に隣接する後縁と、前記後縁と反対側の前縁とを備え、前記第一の側壁が突出部をさらに備え、前記突出部が前記第一の側壁の前縁に隣接して位置付けられていて、かつ前記中間壁に向かって方向付けられていて、前記突出部が前記第一の側壁と前記中間壁との間に一の消費者物品を保持するように構成され、前記第一の側壁の突出部が細長く、かつ前記第一の側壁の前記前縁と平行に延びる、ホルダー。
【請求項9】
前記支持構造の前記第一の側壁および前記基部壁が、前記第一の側壁および前記基部壁が一緒に前記第一の消費者物品用の座を形成するように、前記後部壁の角部にて接続されている、請求項8に記載のホルダー。
【請求項10】
前記第一の所定の距離が、前記エアロゾル発生装置を保持するように前記ホルダーが適合されていて、前記エアロゾル発生装置の最も広い側が前記後部壁に隣接しているような距離である、請求項8または9に記載のホルダー。
【請求項11】
前記第一の所定の距離が、前記エアロゾル発生装置を保持するように前記ホルダーが適合されていて、前記エアロゾル発生物品の最も狭い側が前記後部壁に隣接しているような距離である、請求項8または9に記載のホルダー。
【請求項12】
前記後部壁の後面上に取り付け機構をさらに備え、前記後面が前記前面の反対側である、請求項8~11のいずれかに記載のホルダー。
【請求項13】
前記支持構造は、複数の壁を備え、前記複数の壁は、前記第一の側壁と、前記第二の側壁と、前記基部壁と、前記中間壁と、からなる、請求項8に記載のホルダー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、消費者物品で使用するためのホルダーに関する。特に、本発明は、物品が異なる消費者物品である時でさえも、二つの消費者物品を同時に保持しうるホルダーに関する。
【背景技術】
【0002】
消費者物品を保持するためのホルダーは当業界で周知である。こうした装置は典型的に、単一の消費者物品を保持または収容する。ホルダーは、消費者物品を保護し、かつそれが損傷されるのを防止することが意図される場合がある。ホルダーは、アクセスの容易さを改善するために、消費者物品を特定の位置または場所に保持することが意図される場合がある。
【0003】
エアロゾル発生物品などの消費者物品に関して、複数のアイテムを一度に携行することが消費者にとって必要になることがよくある。従来の紙巻たばこを使用する時、ライターまたはマッチの箱も必要である。自分で組み立てる、または「自分で巻く」紙巻たばこについては、たばこ、紙、およびフィルターのすべてが、紙巻たばこを組み立てるために必要である。たばこロッドを加熱するが燃焼しないためにエアロゾル発生装置が使用される現代の喫煙物品において、使い捨てロッドおよび装置自体の両方が必要とされる場合がある。eシガレットおよびその他のベイピング装置については、装置自体だけでなく、交換用カートリッジまたは交換用液体の容器が必要とされる場合がある。上述の物品のようなもので必要とされる使い捨て要素の多くは、あらゆる場所での廃棄には適切ではない。消費者は、使用済みの使い捨て要素を都合よく廃棄することができるまで保持しなければならないことがよくあり、これは関連物品のさらなる使用を妨げる場合がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数のアイテムを搬送しなければならないことは消費者にとって負担になり得る。複数のアイテムの一つをなくした、または損傷した場合、いずれの物品も使用できなくなる場合がある。加えて、必要とされる物品の多様性に起因して、すべての必要な物品を都合よく手に持って保持することが困難である場合がある。最後に、使用済みの使い捨て物品を搬送するのは特に負担になる場合がある。従って、二つ以上の消費者物品を同時に保持するためのホルダーを提供することが望ましいことになる。加えて、使用済み物品を保持するための手段も提供する一方で、二つ以上の消費者物品を同時に保持するためのホルダーを提供することが望ましいことになる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第一の態様によると、二つ以上の消費者物品を保持するためのホルダーが提供されていて、ホルダーは後部壁と、後部壁の前面上に据え付けられた支持構造とを備える。支持構造は、後部壁の前面から突出する第一の側壁と、後部壁の前面から突出する第二の側壁であって、第一の側壁の反対側に位置付けられた第二の側壁と、後部壁の前面から突出する、かつ第一の側壁に近接して位置付けられた基部壁であって、消費者物品のうちの一つ以上を支持するように構成された基部壁と、を備える。支持構造は、後部壁の前面から突出する中間壁であって、第一の側壁と第二の側壁の間に位置付けられた中間壁をさらに提供し、中間壁は、中間壁および第一の側壁が締まり嵌めによって第一の消費者物品を保持するように構成されているように第一の側壁から第一の所定の距離だけ分離されていて、かつ中間壁は、中間壁および第二の側壁が締まり嵌めによって第二の消費者物品を保持するように構成されているように第二の側壁から第二の所定の距離だけ分離されている。
【0006】
本明細書で使用される「消費者物品」という用語は、やり方の様態のうちのいずれか一つで消費者によって使用されうる物品に関する。物品は、使用後に廃棄されなければならない単回使用物品であってもよい。物品は再使用可能であってもよく、また消費者は使用と使用の間に物品を交換する、またはホルダー内に貯蔵できることを望む場合がある。消費者物品(エアロゾル発生物品など)およびエアロゾル発生装置の例は下記に提示されている。消費者物品という用語はまた、上述の物品のうちのいずれかのパッケージまたは容器を指す場合がある。
【0007】
本明細書で使用される「エアロゾル発生物品」という用語は、エアロゾルを形成することができる揮発性化合物を放出する能力を有するエアロゾル形成基体を含む物品を指す。エアロゾル形成基体は、加熱された時に揮発性化合物を放出しうる。エアロゾル発生物品は紙巻たばこであってもよく、またエアロゾル形成基体はたばこロッドを備えてもよい。エアロゾル発生物品は、例えば電気ヒーターを有するエアロゾル発生装置内で加熱されるように設計されてもよい。
【0008】
本明細書で使用される「エアロゾル形成基体」という用語は、エアロゾルを形成することができる揮発性化合物を放出する能力を有する基体に関する。揮発性化合物はエアロゾル形成基体を加熱することによって放出されてもよい。エアロゾル形成基体は、担体または支持体に吸着、被覆、含浸、または別の方法で装填されてもよい。適切なエアロゾル形成基体は、ニコチン、植物由来材料、均質化した植物由来材料、少なくとも一つのエアロゾル形成体、またはその他の添加剤もしくは成分(風味剤など)を含んでもよい。適切な基体は液体状であることが好ましい。
【0009】
本明細書で使用される「エアロゾル発生装置」は、エアロゾル発生物品のエアロゾル形成基体と相互作用してエアロゾルを発生する装置に関する。エアロゾル発生装置は、電源からエアロゾル発生物品のエアロゾル形成基体にエネルギーを供給して、ユーザーが吸入可能なエアロゾルを発生させるために使用される一つ以上の構成要素を備えてもよい。エアロゾル発生装置は、外部電源であってもよく、またはエアロゾル発生装置の一部を形成する搭載型電源であってもよい電源を備えてもよい。エアロゾル発生装置は、エアロゾル形成基体またはエアロゾル発生物品と相互作用して、ユーザーが直接吸入可能なエアロゾルを発生してもよい。
【0010】
本明細書で使用される「上部」、「底部」、「側面」、「前部」、「後部」、「下側」および「上側」という用語は、添付図で例示的な実施形態に示す通り、ホルダーが直立した位置にある時の、本発明によるホルダーおよびその構成要素の部分の相対的な位置を指す。これらの用語は、本発明によるホルダーを説明する時に、説明されているホルダーの向きに関係なく使用される。
【0011】
本発明は、第一の消費者物品を保持するための第一の領域および第二の消費者物品を保持するための第二の領域を画定する支持構造を有するホルダーを提供する。二つの消費者物品は、中間壁の各側に一つずつ保持されてもよい。この配設において、二つの消費者物品は互いに近接して保持されうる。これは、ユーザーによる両方の消費者物品への容易なアクセスを促進する場合がある。ユーザーは、一つの消費者物品を位置させて、次にもう一方の消費者物品を位置させる時間と労力を費やす必要がない場合がある。
【0012】
本発明は、各消費者物品を、締まり嵌めによって二つの対向する側壁の間に保持させることを可能にする。消費者物品とその各側の側壁との間に作り出された摩擦は、消費者物品が落下するのを防止する場合があり、または偶発的にホルダーから取り外されることを防止する場合がある。締まり嵌めを使用することの利点は、消費者物品をホルダーの中に挿入する、またはホルダーから取り外すのに必要な複雑な部品または可動部品がないことである。消費者物品は、本発明のホルダーの中に摺動されてもよい。消費者物品は、壁によって画定されたチャネルの一方の端から対向する側壁の間に摺動されてもよい。別の方法として、消費者物品は後部壁の反対側の前縁から対向する側壁間に摺動されてもよい。使用時の本発明の位置付けに依存して、ユーザーは、最も好都合などの方向からでも消費者物品をホルダーの中に摺動してもよい。
【0013】
基部壁は、消費者物品に追加的な支持を提供してもよい。ホルダー内の消費者物品は、基部壁上に着座してもよい。これは、締まり嵌めによってだけではしっかりと保持されない場合があるより重い消費者物品にとって、または強力な締まり嵌めを可能にしない外表面のテクスチャを有する消費者物品にとって特に有利である。
【0014】
第一の側壁、第二の側壁、および中間壁は、後部壁に対して実質的に直角に、前方向に延びてもよい。別の方法として、第一の側壁、第二の側壁、および中間壁のうちの一つ以上は、後部壁に対して非直角の角度で延びてもよい。例えば、ホルダー内の消費者物品の保持を改善するために、壁のうちの一つ以上は相互に向かって傾斜していてもよい。
【0015】
第一の側壁は、後部壁に隣接する後縁と、後縁の反対側の前縁とを備え、第一の側壁は突出部をさらに備え、突出部は第一の側壁の前縁に隣接して位置付けられていて、かつ中間壁に向かって方向付けられていて、突出部は第一の側壁と中間壁の間に第一の消費者物品を保持するように構成されることが好ましい。突出部は、第一の消費者物品の寸法と等しい距離だけ後部壁から分離されてもよい。突出部は、ホルダー内に保持された消費者物品が後部壁から離れて落下するのを防止しうる。突出部は、消費者物品の面の半分を超えて横切って延びてもよい。別の方法として、突出部は、消費者物品の面の半分未満を横切って延びてもよい。突出部は、消費者物品とホルダーの間にスナップ嵌め接続があるように、消費者物品が突出部を通過することによってホルダーの中に挿入されることを可能にしうる。
【0016】
第一の側壁の突出部は細長く、かつ第一の側壁の前縁と実質的に平行に延びることが好ましい。細長い突出部は、第一の側壁の全長に実質的に沿って延びてもよい。別の方法として、細長い突出部は、第一の側壁の長さに沿って半分未満延びてもよい。別の方法として、突出部は丸み付きまたは円形の突出部であってもよい。
【0017】
支持構造の第一の側壁および基部壁は、第一の側壁および基部壁が一緒に第一の消費者物品用の座を形成するように、後部壁の角部にて接続されていることが好ましい。第一の側壁および基部壁は、直角の角部を形成してもよい。別の方法として、第一の側壁および基部壁は湾曲した角部を形成してもよい。第一の側壁と基部壁の間の角部の湾曲は、ホルダー内に受容される消費者物品の角部に適合しうる。
【0018】
第一の消費者物品はエアロゾル発生装置であり、また第二の消費者物品はエアロゾル発生物品のパケットであることが好ましく、エアロゾル発生物品は典型的に、エアロゾル発生装置で使用することが意図される。エアロゾル発生装置は、エアロゾルを発生するように作用するための何らかの形態のエアロゾル形成基体を必要とする。エアロゾル発生装置は、エアロゾル形成基体のエアロゾル発生物品を加熱するために、ある形態のヒーターを含むことが好ましい。こうしたエアロゾル形成物品は典型的に、単回使用物品である。従って、ユーザーが外出時に装置の二回以上の使用を望む場合、こうしたエアロゾル形成物品のパケットは、エアロゾル発生装置に付随することが必要とされる場合がある。装置を使用していない時に、エアロゾル形成装置と同じ位置にあるエアロゾル形成物品のパケットを貯蔵または保持することはユーザーにとって好都合である場合がある。このようにして、エアロゾル形成物品のパケットおよびエアロゾル形成装置は、分離される可能性が低い場合がある。
【0019】
第一の所定の距離は、ホルダーがエアロゾル発生装置を、エアロゾル発生装置の最も広い側を後部壁に隣接させて保持するように適合されているような距離であることが好ましい。エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生装置の一方の面がホルダーの後部壁に当接して保持されてもよい。エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生装置の対向する側面がホルダーの第一の側壁および中間壁にそれぞれ当接して保持されてもよい。この配設において、エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生装置がホルダーから突き飛ばされるリスクを最小化するために、ホルダーの後部壁に対して同一平面上で、ホルダーから可能な限り小さく延びて保持されてもよい。
【0020】
別の方法として、第一の所定の距離は、エアロゾル発生物品の最も狭い側が後部壁に隣接してエアロゾル発生装置を保持するようにホルダーが適合されているような距離である。この配設において、第一の所定の距離は最小化されてもよく、またホルダーの全幅は最小化されてもよい。
【0021】
ホルダーは、後部壁の後面上に取り付け機構をさらに備え、後面は支持構造が据え付けられている前面の反対側であることが好ましい。取り付け機構は、ホルダーを使用に便利な位置に位置付けるために、ホルダーを構造または表面に取り付けることを可能にする場合がある。取り付け機構は、ユーザーがホルダーを搬送することができるように、ホルダーを袋または運搬手段に取り付けることを可能にする場合がある。取り付け機構は、ユーザーがホルダーに簡単にアクセスすることができるように、ホルダーを表面またはテーブルの上面に取り付けることを可能にする場合があり、またホルダーが表面またはテーブルの上面上で移動することを防止できる。取り付け機構は、ユーザーがホルダーを携行することができるように、ホルダーを衣服のポケットの内側または外側に取り付けることを可能にする場合がある。
【0022】
取り付け機構は、間に溝を画定する少なくとも二つの突出部を備え、溝は自動車の空気通気口の一部を受容するように構成されていることが好ましい。少なくとも二つの突出部は、相互に実質的に平行であることが好ましい。ユーザーの注意は自動車または車両の運転または操作に集中する場合があるため、ユーザーが消費者物品に簡単にアクセスすることを可能にする自動車または類似の車両内に、ホルダーを提供することは特に有用でありうる。ユーザーは片手を自動車または車両のハンドル上に保つことが必要とされうるので、片手でアクセスすることができるホルダーを自動車または車両内に提供することは特に有用でありうる。
【0023】
溝の使用は、自動車内または車両内の空気通気口のフラップにホルダーを摺動して嵌める、また外すことを可能にする場合がある。取り付け手段は、空気通気口のフラップとの締まり嵌めによって空気通気口上にホルダーを保持してもよい。空気通気口は典型的に、自動車または車両の運転者からすぐ手の届く範囲内である。従って、ホルダーを空気通気口の上に位置させることは、ホルダーを運転者からすぐ手の届く範囲内にすることも可能にしうる。ホルダーは、ユーザーが車両を出る時にユーザーによって取り外されてもよい。
【0024】
別の方法として、取り付け機構は自動車の空気通気口に取り付けるように構成されたクランプであってもよい。別の方法として、取り付け機構は自動車の空気通気口に取り付けるように構成されたクリップであってもよい。別の方法として、または追加的に、取り付け機構は、ホルダーを、自動車もしくは車両のダッシュボードの金属部分に取り付けるように、または自動車もしくは車両のダッシュボードに取り付けられた相補的磁石に取り付けるように構成された磁石を含んでもよい。別の方法として、取り付け機構は、ホルダーを吸引によって自動車または車両のダッシュボードに取り付けるように構成された吸盤部分を含んでもよい。
【0025】
本発明の第二の態様によると、後部壁と、後部壁の第一の面上に据え付けられた支持構造と、後部壁の第二の面上に据え付けられた受容部とを備える二つ以上の消費者物品を保持するためのホルダーが提供されていて、第一の面は第二の面の反対側である。支持構造は、後部壁の第一の面から突出する第一の側壁と、後部壁の第一の面から突出する第二の側壁であって、第一の側壁の反対側に位置付けられていて、かつ第一の側壁および第二の側壁が締まり嵌めによって二つ以上の消費者物品を保持するように構成されているように第一の側壁から所定の距離だけ分離されている第二の側壁とを備える。受容部は一つ以上の区画を画定する。
【0026】
消費者物品を保持するための締まり嵌めの使用は、ユーザーが複数の方向または位置からアクセスすることが容易なホルダーを提供する。消費者物品は、対向する壁の間で任意の方向から摺動し、かつ壁の間に保持されることができる。加えて、二つの消費者物品を対向する側壁の間に一緒に保持することは、二つの物品が一緒に保持されることを確実にする。これは、二つの消費者物品を一緒に使用するために両方に同時にアクセスできることを確実にしうる。
【0027】
第一の側壁および第二の側壁は、後部壁に対して実質的に直角に、前方向に延びてもよい。別の方法として、第一の側壁および第二の側壁は、後部壁に対して非直角な角度で延びてもよい。例えば、ホルダー内の消費者物品の保持を改善するために、第一の側壁および第二の側壁は相互に向かって傾斜していてもよい。
【0028】
受容部は、保持された消費者物品のいずれかによって生成された廃棄物を貯蔵するための手段を提供してもよい。これは、廃棄物を廃棄する適切な時間または場所が見つかるまで、ユーザーが自分で廃棄物を貯蔵しなければならないことを防止する場合がある。消費者物品と同一のホルダー上に受容部を有することは、消費者物品に関連するすべての要素を一カ所に保持しうる。これは、散らかりと廃棄物を最小限にする場合があり、容易な使用を促進しうる。
【0029】
受容部は、閉じた底部端および開いた上端を有する主本体を備えることが好ましい。主本体は、後部壁の後部側から延びる側壁、および後部壁で形成されてもよい。閉じた底部端は、後部壁の後部側と主本体の側壁および後部壁との間に延びてもよい。後部壁の後部側と主本体の側壁および後部壁とは、閉じた底部端から遠位の壁の端にて開いた上端を画定してもよい。受容部は、不用な消費者物品を安全に廃棄することができるまで受容するための容器となってもよい。不用な消費者物品は使用済みのエアロゾル発生物品であってもよい。不用な消費者物品は開いた上端を通して挿入され、受容部の主本体および閉じた底部端によって保持されてもよい。
【0030】
受容部は、開いた上端を覆うように構成されたリッドを備えてもよい。リッドはヒンジリッドであってもよい。リッドは内向きに開放可能であってもよい。リッドは、リッドが受容部の開いた上端を覆う閉位置の状態に付勢されてもよい。リッドは、受容部の内側に向かってリッド上に力を加えることによって開放可能であってもよい。リッドは、挿入された後に不用な消費者物品が受容部から漏れ出るのを防止しうる。リッドは、不用な消費者物品からの臭いが受容部から漏れ出るのを防止しうる。
【0031】
別の方法として、受容部は開いた上端を覆うカバーを備えてもよい。カバーは、受容部の開いた上端に固定的に接続されてもよい。カバーは、弾力的に変形可能な材料の領域を含んでもよく、弾力的に変形可能な材料の領域は、弾力的に変形可能な材料を通って延びる少なくとも一つのスリットを含む。不用な消費者物品は少なくとも一つのスリットを通して押されて、カバーの材料を下向きに強制することができ、これによって不用な消費者物品を受容部の中に挿入することができる。消費者物品がスリットを通して受容部の中に挿入された後、カバーの材料は、その元の位置に戻ることができる場合がある。カバーは、挿入された後に不用な消費者物品が受容部から漏れ出るのを防止しうる。カバーは、不用な消費者物品からの臭いが受容部から漏れ出るのを防止しうる。
【0032】
少なくとも一つのスリットは、任意の適切な数のスリットを含んでもよい。少なくとも一つのスリットは、単一のスリットであってもよい。少なくとも一つのスリットは、二つ、三つ、四つ、またはそれ以上のスリットを含んでもよい。少なくとも一つのスリットは、弾力的に変形可能な材料を通って延びる二つのスリットを含んでもよく、二つのスリットは相互に直角に重なる。二つのスリットは十字形状を形成してもよい。
【0033】
受容部は、底部端における開口部と、開口部を覆うように構成されたフラップとを備えることが好ましい。開口部は、不用な消費者物品を受容部から出すことを可能にしうる。不用な消費者物品は、開口部を通して重力によって受容部から落下されてもよい。フラップは、第一の閉位置および第二の開位置に位置付け可能であってもよい。閉位置において、フラップは、受容部の内容物が開口部を通して漏れ出るのを防止しうる。開位置において、受容部の内容物は開口部を通過し、受容部を出ることができてもよい。フラップは、フラップを閉位置に保持するように構成された係止手段を含んでもよい。
【0034】
第一の側壁は、第二の側壁が後部壁から突出するよりも後部壁からさらに遠くに突出することが好ましい。エアロゾル発生装置は、より長い第一の側壁に隣接して保持されてもよい。エアロゾル発生物品のパケットは、より短い第二の側壁に隣接して保持されてもよい。ホルダー内のエアロゾル発生装置の向きに依存して、第一の側壁がエアロゾル発生装置の全幅または奥行きに沿ってエアロゾル発生装置に当接するように、より長い第一の側壁は、ホルダー内に保持されたエアロゾル発生装置が後部壁から延びる同一の距離にわたって、後部壁から延びてもよい。第一の側壁とエアロゾル発生装置の間の接続を最大化することは、第一の側壁およびエアロゾル発生装置によって付与される保持力を最大化しうる。パケットの基部がホルダーの後部壁に隣接するようにエアロゾル発生物品のパケットが配向されている時に、第二の側壁は、後部壁からエアロゾル発生物品のパケットの高さの半分のみと等しい距離にわたって延びてもよい。第二の側壁は、第二の側壁がエアロゾル発生物品のパケットのリッドを覆わないように、所定の範囲で終結してもよい。この配設において、ユーザーは、パケットをホルダーから取り外すことなく、エアロゾル発生物品のパケットのリッドを開閉してエアロゾル発生物品を取り外すことができる。より短い第二の側壁はまた、パケットがホルダーの中に挿入されている時に、第二の側壁がエアロゾル発生物品のパケットのリッドの底部縁を捕捉する、または別の方法でこれと干渉することを防止しうる。
【0035】
本発明によるホルダーは、任意の適切な材料または材料の組み合わせで形成されてもよい。本発明によるホルダーは、成形されたプラスチック材料で形成されていることが好ましい。
【0036】
ここで特定の実施形態を詳細に考察し、かつ以下で例証としてのみ示す。
【図面の簡単な説明】
【0037】
図1図1は、本発明の第一の態様によるホルダーの斜視図を示す。
図2a図2aは、一つの消費者物品を保持する図1のホルダーの斜視図を示す。
図2b図2bは、二つの消費者物品を保持する図1のホルダーの斜視図を示す。
図3図3は、図1のホルダーの側面図である。
図4図4は、図1のホルダーの斜視図である。
図5図5は、本発明の第二の態様によるホルダーの斜視図を示す。
図6図6は、消費者物品を伴う図5のホルダーの斜視図である。
図7図7は、第一の物品挿入構成を伴う図5のホルダーの斜視図である。
図8図8は、第二の物品挿入構成を伴う図5のホルダーの斜視図である。
図9a図9aは、消費者物品を排出する図8のホルダーの斜視図である。
図9b図9bは消費者物品を排出する図7のホルダーの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
図1は、本発明の第一の態様によるホルダーの概略図を示す。ホルダー10は、後部壁3、第一の側壁1、中間壁2、第二の側壁4、および基部壁16で形成されている。第一の側壁1、中間側壁2、第二の側壁4、および基部壁16の各々は、後部壁3の前面12から直角に前方に延びる。基部壁16は、丸み付き角部8にて第一の側壁1に接続されている。基部壁16は、第一の側壁1に直角に延びる。第一の側壁1、第二の側壁4、および中間壁2は相互に平行に位置付けられていて、各壁は実質的に垂直に延びる。第一の側壁1は、後部壁3の一方の縁に沿って位置付けられている。第二の側壁4は、後部壁3の縁に沿って、第一の側壁の反対側に位置付けられている。基部壁16は、第一の側壁1と第二の側壁4の間に延びる後部壁3の縁に沿って位置付けられている。
【0039】
第一の側壁1、中間壁2、および基部壁16は後部壁3とともに、第一の保持領域を画定する。第二の側壁4および中間壁2は後部壁3とともに、第二の保持領域を画定する。第一の側壁1は、第一の側壁1の前縁の内面に沿って延びる、かつ中間壁2に向かって突出するリップ14を含む。
【0040】
図2aは、ホルダー10の第一の保持領域内に保持されたエアロゾル発生装置5の斜視図を示す。エアロゾル発生装置5は、締まり嵌めによってホルダー10上に保持されるために、後部壁3だけでなく、第一の側壁1、中間壁2、および基部壁16の各々に当接する。加えて、エアロゾル発生装置5は、リップ14と後部壁3の間に位置付けられている。リップ14は、エアロゾル発生装置5がホルダー10の外に前方に落下するのを防止する。
【0041】
図2bは、ホルダー10の第二の保持領域内に保持されたエアロゾル発生物品のパケット6を示す。エアロゾル発生装置のパケット6は、締まり嵌めによってホルダー10上に保持されるために、第二の側壁4および中間側壁2の各々に当接する。
【0042】
図3は、エアロゾル発生装置5およびエアロゾル発生物品のパケット6を含むホルダー10の側面図を示す。後部壁3の後面18から延びているのは、取り付け機構20である。取り付け機構20は、後部壁3の後面18から直角に外向きに延びる。取り付け機構20は、二つの突出部22と22’の間に溝24を画定する二つの平行な突出部22および22’で形成されている。二つの突出部22および22’は、取り付け機構20の基部26にて結合されている。取り付け機構20の基部26は、大きい表面積を有する。取り付け機構20の基部26は、図4に示す通り、ホルダー10の後部壁3の後面18に接続されている。二つの突出部22および22’の各々は、突出部が先端28で狭くなっているように、基部26から離れて先細りになっている。
【0043】
取り付け機構20は、特に車両の空気通気口に取り付けるように構成されている。空気通気口のフラップは、ホルダー10を車両のダッシュボード上に位置付けるために溝24内に受容されることができる。
【0044】
図5は、本発明の第二の態様によるホルダー30を示す。ホルダー30は、後部壁33、第一の側壁31、第二の側壁34、および受容部32で形成されている。第一の側壁31および第二の側壁34は、後部壁33の第一の面から直角に延びる。第一の側壁31および第二の側壁34は、相互に平行に位置付けられていて、各側壁は実質的に垂直に延びる。第一の側壁31は、後部壁33の一方の縁に沿って位置付けられている。第二の側壁34は、後部壁33の縁に沿って、第一の側壁の反対側に位置付けられている。
【0045】
受容部32は、第一の面と反対側の、後部壁33の第二の面上に位置付けられている。受容部32は、後部壁33の第二の面全体を横切って延びる。受容部32は、二つの対向する側壁35、後部壁36、上部カバー39、および底部壁40によって画定されている。
【0046】
図6に示す通り、エアロゾル発生装置5およびエアロゾル発生物品のパケット6は、第一の側壁31の遠位端から後部壁33に摺動することによってホルダーの中に挿入されている。次に、エアロゾル発生装置5およびエアロゾル発生物品のパケット6は、第一の側壁31と第二の側壁34の間に同時に保持されている。エアロゾル発生装置5とエアロゾル発生物品のパケット6とを一緒にした幅は、エアロゾル発生装置5とエアロゾル発生物品のパケット6とが締まり嵌めによって適所に保持されるように、第一の側壁31と第二の側壁34の間の距離と実質的に等しい。
【0047】
開口部42は、受容部32の上部カバー39内に位置している。開口部42は、上部カバー39を通って延びる二つのスリットによって画定されている。この二つのスリットは相互に重なり、一つのスリットは、二つのスリットが一緒に十字を形成するように、もう一方のスリットと直交している。十字を包囲する上部カバー39は、弾力的に変形可能な材料で形成されている。この構造によって、使用済みのエアロゾル発生物品などの不用物は、図7に示す通り、受容部32に入るために開口部42を通して押されて、スリットのいずれかの側の材料を変形させてもよい。物品が挿入されると、スリットのいずれかの側の材料は、その元の位置に戻り、これによって廃棄物および廃棄物によって発生するいかなる臭いも受容部32から漏れ出ることが防止される。
【0048】
代替的な実施形態において、図8に示す通り、上部カバー39は後部壁33の第二の面にヒンジで接続されてもよい。この実施形態における上部カバー39は、不用な消費者物品を受容部32の中に挿入することを可能にするために、ユーザーによって開放されてもよい。受容部32の内容物を空にするために、図9aに示す通り、受容部32内の消費者物品が落ちて出ることができるようにするために、上部カバー39を開放し、かつホルダー30を傾けてもよい。
【0049】
上部カバー39が受容部32の主本体に固定的に取り付けられている第一の実施形態において、底部壁40は、受容部32の内容物を取り出すことを可能にする開口部46を含む。不用なエアロゾル発生物品を、都合の良い時に開口部46を通して排出することができる。開口部46は、図9aおよび図9bに示す通り、ヒンジ付きリッド44によって覆われている。ヒンジ付きリッド44は、開口部42を覆うように、ヒンジ付きリッド44を閉位置に保持するための係止手段を有する。ユーザーは、受容部32から廃棄物を出すことができるように、ヒンジ付きリッド44を開放するために係止手段を起動してもよい。
図1
図2a
図2b
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9a
図9b