(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-05
(45)【発行日】2024-01-16
(54)【発明の名称】ユーザプロフィール提供方法及び装置
(51)【国際特許分類】
G06F 21/45 20130101AFI20240109BHJP
G06F 21/62 20130101ALI20240109BHJP
H04L 67/306 20220101ALI20240109BHJP
【FI】
G06F21/45
G06F21/62 345
H04L67/306
(21)【出願番号】P 2021200803
(22)【出願日】2021-12-10
【審査請求日】2021-12-10
(31)【優先権主張番号】10-2020-0172774
(32)【優先日】2020-12-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】515291063
【氏名又は名称】株式会社カカオ
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】弁理士法人南青山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リー,ウン ヒェ
(72)【発明者】
【氏名】キム,チュン ホ
(72)【発明者】
【氏名】パク,ジ フィー
(72)【発明者】
【氏名】ハム,ヒョ ジン
(72)【発明者】
【氏名】パク,ウ ヨン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ミョン ジュン
【審査官】岸野 徹
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-096244(JP,A)
【文献】特表2017-500625(JP,A)
【文献】特開2011-128775(JP,A)
【文献】再公表特許第2014/128836(JP,A1)
【文献】特表2013-533987(JP,A)
【文献】特開2002-083067(JP,A)
【文献】特開2007-287131(JP,A)
【文献】特開2014-032449(JP,A)
【文献】国際公開第2012/162548(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2021/0209090(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0006797(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 21/45
G06F 21/62
H04L 67/306
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバのプロセッサによって行われるユーザプロフィール提供方法であって、
本人認証された
第1ユーザアカウントに対応して、前記
第1ユーザアカウントが本人認証されたことを指示するインターフェーシングオブジェクトを前記
第1ユーザアカウントのプロフィールインターフェースに付加するステップと、
第2ユーザアカウントの端末から受信される
前記第1ユーザアカウントのプロフィールの要求に反応して、前記
第2ユーザアカウントの端末に前記インターフェーシングオブジェクトを含む前記
第1ユーザアカウントのプロフィールインターフェースを提供するステップと、
前記
第2ユーザアカウントの端末から受信される前記
第1ユーザアカウントの認証情報の要求に反応して、前記
第2ユーザアカウントの本人認証の有無を確認するステップと、
前記
第2ユーザアカウントが本人認証されたものと確認された場合、前記
第2ユーザアカウントの端末に前記
第1ユーザアカウントの認証情報を提供するステップと、
前記第2ユーザアカウントが本人認証されていないものと確認された場合、前記第2ユーザアカウントの端末に本人確認を要求するステップと、
を含み、
前記認証情報は、認証された実名情報及び認証された資格情報のうち少なくとも1つを含み、
前記
第2ユーザアカウントの本人認証の有無を確認するステップは、
前記
第2ユーザアカウントの認証情報が前記サーバに格納されているか否かを判断するステップを含
み、
前記第2ユーザアカウントの認証情報は、前記第2ユーザアカウントのユーザが入力した個人情報が前記第2ユーザアカウントのユーザ本人の個人情報であるかを確認することによって取得される、ユーザプロフィール提供方法。
【請求項2】
前記第2ユーザアカウントの端末に本人確認を要求するステップは、前記
第2ユーザアカウントが本人認証されていないアカウントである場合、前記
第2ユーザアカウントに前記認証情報の提供を制限するステップを含む、請求項1に記載のユーザプロフィール提供方法。
【請求項3】
前記認証情報を提供するステップは、
前記
第1ユーザアカウントの前記認証情報の表示設定に基づいて、前記プロフィールインターフェースの前記認証情報の表示機能を活性化するステップと、
本人認証された前記
第2ユーザアカウントに前記プロフィールインターフェースを介して前記認証情報を表示するステップと、
を含む、請求項1に記載のユーザプロフィール提供方法。
【請求項4】
前記
第1ユーザアカウントに認証された実名情報を取得するステップをさらに含み、
前記認証情報を提供するステップは、前記
第1ユーザアカウントの前記実名情報の表示設定に基づいて、前記認証された実名情報の少なくとも一部を表示するステップを含む、請求項1に記載のユーザプロフィール提供方法。
【請求項5】
前記
第1ユーザアカウントの認証された実名情報に基づいて、前記
第1ユーザアカウントに対応する少なくとも1つの認証された資格情報を取得するステップをさらに含み、
前記認証情報を提供するステップは、前記少なくとも1つの認証された資格情報それぞれに対応して、前記
第1ユーザアカウントの該当する資格情報の表示設定に基づいて前記該当する資格情報を表示するステップを含む、請求項1に記載のユーザプロフィール提供方法。
【請求項6】
前記資格情報を取得するステップは、
前記第1ユーザアカウントから第1発行機関に関する第1資格情報の発行要求を受信するステップと、
前記
第1ユーザアカウントの認証された実名情報に基づいて、前記第1発行機関から前記
第1ユーザアカウントに対応する前記第1資格情報を取得するステップと、
を含む、請求項
5に記載のユーザプロフィール提供方法。
【請求項7】
前記プロフィールの要求は、
前記認証情報に含まれている認証された資格情報に基づいた検索を通じた要求を含み、
前記プロフィールインターフェースを提供するステップは、前記
第2ユーザアカウントの前記検索に反応して、前記
第1ユーザアカウントに対応して設定される検索許容オプションに基づいて、前記
第2ユーザアカウントに前記プロフィールインターフェースを提供するステップを含む、請求項1に記載のユーザプロフィール提供方法。
【請求項8】
前記検索許容オプションは、
前記
第1ユーザアカウントが検索されることを許容するオプションと、
前記
第1ユーザアカウントが検索されることを許容しないオプションと、
前記
第1ユーザアカウントに関するアカウントにのみ前記
第1ユーザアカウントが検索されることを許容するオプションと、
のうち少なくとも1つを含む、請求項
7に記載のユーザプロフィール提供方法。
【請求項9】
前記インターフェーシングオブジェクトは、視覚的なマークの形態に前記プロフィールインターフェースを介して表示される、請求項1に記載のユーザプロフィール提供方法。
【請求項10】
前記インターフェーシングオブジェクトは、前記認証情報に含まれている認証された資格情報に基づいて、複数の視覚的なマークのいずれか1つの形態に前記プロフィールインターフェースを介して表示される、請求項1に記載のユーザプロフィール提供方法。
【請求項11】
前記
第1ユーザアカウント及び前記第2ユーザアカウントを含むユーザアカウントは、
前記サーバで提供されるサービスに加入することによって生成され、
前記サービスは、ソーシャルネットワークサービス及びインスタントメッセージングサービスのうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載のユーザプロフィール提供方法。
【請求項12】
前記インターフェーシングオブジェクトを前記
第1ユーザアカウントのプロフィールインターフェースに付加するステップは、
前記
第1ユーザアカウントから受信されるプロフィールの認証表示要求に反応して、前記
第1ユーザアカウントの本人認証の有無を確認するステップと、
前記
第1ユーザアカウントが本人認証されていないアカウントである場合、前記
第1ユーザアカウントに本人認証を要求するステップと、
をさらに含む、請求項1に記載のユーザプロフィール提供方法。
【請求項13】
第1ユーザアカウントを用いてユーザ端末のプロセッサによって行われるユーザプロフィール提供方法であって、
第2ユーザアカウントのプロフィールをサーバに要求するステップと、
前記サーバから受信される前記
第2ユーザアカウントのプロフィールインターフェースを表示するステップと、
前記
第2ユーザアカウントのプロフィールインターフェースに含まれた前記
第2ユーザアカウントが本人認証されたことを指示するインターフェーシングオブジェクトに関するユーザ入力に反応して、前記
第2ユーザアカウントの認証情報を前記サーバに要求するステップと、
前記第1ユーザアカウントが本人確認されたアカウントである場合、前記サーバか
ら受信される前記
第2ユーザアカウントの前記認証情報を表示するステップと、
前記第1ユーザアカウントが本人確認されていないアカウントである場合、前記サーバから前記第1ユーザアカウントの本人認証要求を受信するステップと、
を含み、
前記認証情報は、認証された実名情報及び認証された資格情報のうち少なくとも1つを含み、
前記
第1ユーザアカウントの本人認証の有無は
、前記
第1ユーザアカウントの認証情報が前記サーバに格納されているか否かを判断
し、
前記第1ユーザアカウントの認証情報は、前記第1ユーザアカウントのユーザが入力した個人情報が前記第1ユーザアカウントのユーザ本人の個人情報であるかを確認することによって取得される、ユーザプロフィール提供方法。
【請求項14】
前記第1ユーザアカウントの本人認証要求を受信するステップは
、
前記
第1ユーザアカウントが本人認証されていないアカウントである場合、前記
第2ユーザアカウントの前記認証情報を制限的に表示するステップと、
を含む、請求項
13に記載のユーザプロフィール提供方法。
【請求項15】
ハードウェアと結合して請求項1~請求項
14のいずれか一項に記載の方法を実行させるために媒体に格納されたコンピュータプログラム。
【請求項16】
本人認証された
第1ユーザアカウントに対応して、前記
第1ユーザアカウントが本人認証されたことを指示するインターフェーシングオブジェクトを前記
第1ユーザアカウントのプロフィールインターフェースに付加し、
第2ユーザアカウントの端末から受信される
前記第1ユーザアカウントのプロフィールの要求に反応して、前記
第2ユーザアカウントの端末に前記インターフェーシングオブジェクトを含む前記
第1ユーザアカウントのプロフィールインターフェースを提供し、前記
第2ユーザアカウントの端末から受信される前記
第1ユーザアカウントの認証情報の要求に反応して、前記
第2ユーザアカウントの本人認証の有無を確認し、前記
第2ユーザアカウントが本人認証されたものと確認された場合、前記
第2ユーザアカウントの端末に前記
第1ユーザアカウントの認証情報を提供
し、前記第2ユーザアカウントが本人認証されていないものと確認された場合、前記第2ユーザアカウントの端末に本人確認を要求する、少なくとも1つのプロセッサと、
前記認証情報を格納するメモリと、
を含み、
前記認証情報は、認証された実名情報及び認証された資格情報のうち少なくとも1つを含み、
前記プロセッサは、
前記
第2ユーザアカウントの本人認証の有無を確認することにおいて
、
前記
第2ユーザアカウントの認証情報
が格納されているか否かを判断
し、
前記第2ユーザアカウントの認証情報は、前記第2ユーザアカウントのユーザが入力した個人情報が前記第2ユーザアカウントのユーザ本人の個人情報であるかを確認することによって取得される、サーバ。
【請求項17】
前記プロセッサは、
前記第2ユーザアカウントの端末に本人認証を要求することにおいて
、
前記
第2ユーザアカウントが本人認証されていないアカウントである場合、前記
第2ユーザアカウントに前記認証情報の提供を制限する、請求項
16に記載のサーバ。
【請求項18】
前記プロセッサは、
前記認証情報を提供することにおいて、
前記
第1ユーザアカウントの前記認証情報の表示設定に基づいて、前記プロフィールインターフェースの前記認証情報の表示機能を活性化し、
本人認証された前記
第2ユーザアカウントに前記プロフィールインターフェースを介して前記認証情報を表示する、請求項
16に記載のサーバ。
【請求項19】
前記インターフェーシングオブジェクトは、視覚的なマークの形態に前記プロフィールインターフェースを介して表示される、請求項
16に記載のサーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の実施形態は、ユーザプロフィール提供方法及び装置に関し、具体的に、ソーシャルネットワーキングサービスサーバ又はインスタントメッセージングサービスでユーザプロフィールを提供するサーバ及びそのサーバの動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、モバイルスマート機器の発達に伴ってネットワークを介して他のユーザと交流するためのオンラインプラットフォームサービスの利用が増加している。他のユーザと交流するためのオンラインプラットフォームサービスの代表的な例として、ユーザ間のコミュニケーション、情報共有、及び人脈拡大などを通じて社会的な関係を生成して強化するオンラインプラットフォームであるソーシャルネットワーキングサービス(social networking service;SNS)、2以上のユーザ間のリアルタイムコンテンツ通信のためのオンラインプラットフォームであるインスタントメッセージングサービス(instant messaging service;IMS)などがある。
このようなSNS、IMSなどのサービスにおいて、プロフィールはユーザの名前、写真など、自分を表現するための個人情報を他のユーザと共有するために用いられることができる。プロフィールは、自分を表現するための手段として様々に用いられることができるが、ユーザの個人情報を含んでいるため、他人に無分別に露出されることを防止する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
下記の実施形態の目的は、SNS、IMSなどのサービスでユーザの個人情報を含むプロフィールを他人に無分別に露出されることを防止してプロフィールを表示する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
一側面に係るサーバで行われるユーザプロフィール提供方法は、本人認証されたユーザアカウントに対応して、前記ユーザアカウントが本人認証されたことを指示するインターフェーシングオブジェクトを前記ユーザアカウントのプロフィールインターフェースに付加するステップと、他のユーザアカウントから受信される前記プロフィールの要求に反応して、前記他のユーザアカウントに前記インターフェーシングオブジェクトを含む前記プロフィールインターフェースを提供するステップと、前記他のユーザアカウントから受信される前記ユーザアカウントの認証情報の要求に反応して、前記他のユーザアカウントの本人認証の有無を確認するステップと、前記他のユーザアカウントの本人認証の有無に基づいて、前記他のユーザアカウントに前記認証情報を提供するステップとを含む。前記認証情報は、認証された実名情報及び認証された資格情報のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0005】
前記認証情報を提供するステップは、前記他のユーザアカウントが本人認証されたアカウントである場合、前記他のユーザアカウントに前記認証情報を提供するステップを含むことができる。
【0006】
前記認証情報を提供するステップは、前記他のユーザアカウントが本人認証されていないアカウントである場合、前記他のユーザアカウントに前記認証情報の提供を制限するステップを含むことができる。
前記認証情報を提供するステップは、前記ユーザアカウントの前記認証情報の表示設定に基づいて、前記プロフィールインターフェースの前記認証情報の表示機能を活性化するステップと、本人認証された前記他のユーザアカウントに前記プロフィールインターフェースを介して前記認証情報を表示するステップとを含むことができる。
【0007】
前記プロフィール提供方法は、前記ユーザアカウントに認証された実名情報を取得するステップをさらに含むことができる。
【0008】
前記認証情報を提供するステップは、前記ユーザアカウントの前記実名情報の表示設定に基づいて、前記認証された実名情報の少なくとも一部を表示するステップを含むことができる。
【0009】
前記プロフィール提供方法は、前記ユーザアカウントの認証された実名情報に基づいて、前記ユーザアカウントに対応する少なくとも1つの認証された資格情報を取得するステップをさらに含むことができる。
【0010】
前記認証情報を提供するステップは、前記少なくとも1つの認証された資格情報それぞれに対応して、前記ユーザアカウントの該当する資格情報の表示設定に基づいて前記該当する資格情報を表示するステップを含むことができる。
【0011】
前記資格情報を取得するステップは、前記ユーザアカウントから第1発行機関に関する第1資格情報の発行要求を受信するステップと、前記ユーザアカウントの認証された実名情報に基づいて、前記第1発行機関から前記ユーザアカウントに対応する前記第1資格情報を取得するステップとを含むことができる。
【0012】
前記プロフィールの要求は、前記認証情報に含まれている認証された資格情報に基づいた検索を通じた要求を含むことができる。
【0013】
前記プロフィールインターフェースを提供するステップは、前記他のユーザアカウントの前記検索に反応して、前記ユーザアカウントに対応して設定される検索許容オプションに基づいて、前記他のユーザアカウントに前記プロフィールインターフェースを提供するステップを含むことができる。
【0014】
前記検索許容オプションは、前記ユーザアカウントが検索されることを許容するオプションと、前記ユーザアカウントが検索されることを許容しないオプションと、前記ユーザアカウントに関するアカウントにのみ前記ユーザアカウントが検索されることを許容するオプションのうち少なくとも1つを含むことができる。
【0015】
前記インターフェーシングオブジェクトは、視覚的なマークの形態に前記プロフィールインターフェースを介して表示されることができる。
【0016】
前記インターフェーシングオブジェクトは、前記認証情報に含まれている認証された資格情報に基づいて、複数の視覚的なマークのいずれか1つの形態に前記プロフィールインターフェースを介して表示されることができる。
【0017】
前記ユーザアカウントは、前記サーバで提供されるサービスに加入することによって生成されることができる。
【0018】
前記サービスは、ソーシャルネットワークサービス及びインスタントメッセージングサービスのうち少なくとも1つを含むことができる。
【0019】
前記インターフェーシングオブジェクトを前記ユーザアカウントのプロフィールインターフェースに付加するステップは、前記ユーザアカウントから受信されるプロフィールの認証表示要求に反応して、前記ユーザアカウントの本人認証の有無を確認するステップと、前記ユーザアカウントが本人認証されていないアカウントである場合、前記ユーザアカウントに本人認証を要求するステップとをさらに含むことができる。
【0020】
一側面に係るユーザアカウントを用いてユーザ端末で行われるユーザプロフィール提供方法は、他のユーザアカウントのプロフィールをサーバに要求するステップと、前記サーバから受信される前記他のユーザアカウントのプロフィールインターフェース(前記プロフィールインターフェースは、前記他のユーザアカウントが本人認証されたことを指示するインターフェーシングオブジェクトを含む)を表示するステップと、前記インターフェーシングオブジェクトに関するユーザ入力に反応して、前記他のユーザアカウントの認証情報を前記サーバに要求するステップと、前記ユーザアカウントの本人認証の有無に基づいて、前記サーバから受信される前記他のユーザアカウントの前記認証情報を表示するステップとを含む。前記認証情報は、認証された実名情報及び認証された資格情報のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0021】
前記認証情報を表示するステップは、前記ユーザアカウントが本人認証されたアカウントである場合、前記他のユーザアカウントの前記認証情報を表示するステップと、前記ユーザアカウントが本人認証されていないアカウントである場合、前記他のユーザアカウントの前記認証情報を制限的に表示するステップとを含むことができる。
【0022】
一側面に係るサーバは、本人認証されたユーザアカウントに対応して、前記ユーザアカウントが本人認証されたことを指示するインターフェーシングオブジェクトを前記ユーザアカウントのプロフィールインターフェースに付加し、他のユーザアカウントから受信される前記プロフィールの要求に反応して、前記他のユーザアカウントに前記インターフェーシングオブジェクトを含む前記プロフィールインターフェースを提供し、前記他のユーザアカウントから受信される前記ユーザアカウントの認証情報の要求に反応して、前記他のユーザアカウントの本人認証の有無を確認し、前記他のユーザアカウントの本人認証の有無に基づいて、前記他のユーザアカウントに前記認証情報を提供する、少なくとも1つのプロセッサと、前記認証情報を格納するメモリを含む。前記認証情報は、認証された実名情報及び認証された資格情報のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0023】
前記プロセッサは、前記認証情報を提供することにおいて、前記他のユーザアカウントが本人認証されたアカウントである場合、前記他のユーザアカウントに前記認証情報を提供し、前記他のユーザアカウントが本人認証されていないアカウントである場合、前記他のユーザアカウントに前記認証情報の提供を制限することができる。
【0024】
前記プロセッサは、前記認証情報を提供することにおいて、前記ユーザアカウントの前記認証情報の表示設定に基づいて、前記プロフィールインターフェースの前記認証情報の表示機能を活性化し、本人認証された前記他のユーザアカウントに前記プロフィールインターフェースを介して前記認証情報を表示することができる。
【0025】
前記インターフェーシングオブジェクトは、視覚的なマークの形態に前記プロフィールインターフェースを介して表示されることができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明の実施形態によると、SNS、IMSなどのサービスにおいてユーザの個人情報を含むプロフィールを他人に無分別に露出されることを防止でき、プロフィールの認証情報表示機能を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】一実施形態に係るサーバで行われるユーザプロフィール提供方法を説明するための図である。
【
図2】一実施形態に係るプロフィールの認証表示のためのサーバの動作方法のフローチャートである。
【
図3】一実施形態に係るインターフェーシングオブジェクトを含むプロフィールインターフェースの構成の例を示す図である。
【
図4A】一実施形態に係る認証情報が表示されるプロフィールインターフェースの構成の例を示す図である。
【
図4B】一実施形態に係る認証情報が表示されるプロフィールインターフェースの構成の例を示す図である。
【
図5A】ユーザアカウントの認証情報の表示設定に関する実施形態を説明するための図である。
【
図5B】ユーザアカウントの認証情報の表示設定に関する実施形態を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本明細書で開示する特定の構造的又は機能的な説明は単に実施形態を説明するための目的として例示したものであり、実施形態は様々な異なる形態で実施され、本発明は本明細書で説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲は、実施形態で説明した技術的な思想に含まれている変更、均等物、または代替物を含む。
【0029】
第1又は第2などの用語を複数の構成要素を説明するために用いることがあるが、このような用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ解釈されなければならない。例えば、第1構成要素は第2構成要素と命名することができ、同様に第2構成要素は第1構成要素にも命名することができる。
【0030】
いずれかの構成要素が他の構成要素に「連結」されているか「接続」されていると言及されたときには、その他の構成要素に直接的に連結されているか又は接続されているが、中間に他の構成要素が存在し得るものと理解されなければならない。単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味をもたない限り複数の表現を含む。
【0031】
以下、添付する図面を参照しながら実施形態を詳細に説明する。各図面に提示された同じ参照符号は同じ部材を示す。
【0032】
図1は、一実施形態に係るサーバで行われるユーザプロフィール提供方法を説明するための図である。
【0033】
図1を参照すると、一実施形態に係るサーバ101は、インスタントメッセージングサービス(instant messaging service)又はソーシャルネットワークサービス(social networking service)を提供するサーバを含む。第1ユーザ102及び第2ユーザ103は、サーバ101からサービスを提供されるユーザ端末及び/又はユーザアカウントを意味する。
【0034】
ユーザ端末は、コンピュータ、ポータブル(portable)コンピュータ、無線電話機(wireless phone)、モバイルフォン(mobile phone)、スマートフォン(smart phone)、PDA(Personal Digital Assistants)、ウェブタブレット(web tablet)などの電子装置の1つとして、サーバ101に関するサービスアプリケーションのインストール及び実行可能な全ての装置を意味する。ここで、ユーザ端末は、アプリケーションの制御下でサービス画面の構成、データ入力、データ送受信、データ格納など、サービス全般の動作を行うことができ、例えば、ユーザ端末は、アプリケーションを介してサーバ101に接続することができる。
【0035】
ユーザアカウントは、サーバ101から提供されるサービスに加入して生成されるもので、サーバ101は、ソーシャルネットワーキングサービス、インスタントメッセージングサービスなど、サービスに加入したユーザアカウントの間の通信のためのサービスを提供するサービスプラットフォームの役割を果たす。ユーザ端末は、ユーザアカウントを用いてサービスを提供されるため、下記の実施形態に含まれているユーザアカウントは、実質的にユーザ端末を意味するものと解釈される。
【0036】
サーバ101を介してユーザは、ユーザの識別情報を含むプロフィールを生成する。ユーザアカウントに対応するプロフィールは、プロフィールインターフェースを介して端末に表示されることができる。一実施形態に係るサービスは、プロフィールに情報を付加する方法及びプロフィールに含まれた情報を表示する方法を多様化することで活用度の向上されたプロフィールを提供することができ、サーバ101は、そのためのプロフィール提供方法を行うことができる。
【0037】
サーバ101で行われるプロフィール提供方法は、本人認証された第1ユーザアカウントに対応し、ユーザアカウントが本人認証されたことを指示するインターフェーシングオブジェクトを第1ユーザアカウントのプロフィールインターフェースに付加(S120)するステップ、第1ユーザアカウントと区分される第2ユーザアカウントから受信されるプロフィールの要求(S130)に反応して、第2ユーザアカウントにインターフェーシングオブジェクトを含むプロフィールインターフェースを提供(S140)するステップと、第2ユーザアカウントから受信される第1ユーザアカウントの認証情報の要求(S150)に反応して、第2ユーザアカウントの本人認証の有無を確認(S160)するステップと、第2ユーザアカウントの本人認証の有無に基づいて、前記他のユーザアカウントに前記認証情報を提供(S170)するステップを含む。
【0038】
サービスに加入したユーザアカウントは、サーバ101を介して本人認証を実行(S110)する。本人認証は、サービスユーザが入力した個人情報がサービスユーザ本人の個人情報であるか否か確認するものとして、例えば、本人名義の携帯電話番号に認証番号を送り、入力された名前と住民番号の実所有者を確認する携帯電話の本人認証、公認証明書を用いた本人認証などを含む。
【0039】
サーバ101は、ユーザアカウントの本人認証を介してユーザアカウントに対応する認証情報を取得し、サーバ101は、ユーザアカウントに対応して取得された認証情報を格納及び管理することができる。認証情報は、本人認証に基づいた認証された個人情報を含むものとして、例えば、認証された実名情報及び認証された資格情報を含んでもよい。認証された実名情報は、本人認証を介して認証されたユーザの実際の名前情報である。認証された資格情報は、ユーザアカウントが保持している身分、地位、能力などを証明する情報であって、例えば、運転免許証、学生証、社員証、その他の資格証などを含んでもよい。
【0040】
資格情報は、ユーザアカウントの認証情報に基づいて発行機関から取得される。例えば、本人認証されたユーザはサーバ101を介して自分が保持している第1資格情報の発行を要求してもよく、サーバ101は、ユーザアカウントの認証された実名情報に基づいて、第1資格情報を付与する第1発行機関からユーザアカウントに対応する第1資格情報を取得してもよい。取得された資格情報は、サーバ101で管理するメモリにユーザアカウントに対応して格納されることができる。
【0041】
一実施形態によると、サーバ101は、第1ユーザアカウントの本人認証に基づいて、第1ユーザアカウントの認証された実名情報を取得し、第1ユーザアカウントの認証された実名情報に基づいて、第1ユーザアカウントに対応する少なくとも1つの認証された資格情報を取得することができる。
【0042】
サーバ101は、本人認証された第1ユーザアカウントに対応して、ユーザアカウントが本人認証されたことを指示するインターフェーシング(interfacing)オブジェクトを第1ユーザアカウントのプロフィールインターフェースに付加(S120)する。インターフェーシングオブジェクトは、インターフェース内でユーザと互いに作用するように実現された構成であって、例えば、ユーザのクリックで他の画面に切り替えられるように実現されたボタンなどを含んでもよい。以下で、「ユーザアカウントが本人認証されたことを指示するインターフェーシングオブジェクト」は簡略に「インターフェーシングオブジェクト」のように称する。
【0043】
サーバ101は、本人認証された第1ユーザアカウントから受信されたプロフィールの認証表示の要求に反応して、ユーザアカウントのプロフィールインターフェースにユーザアカウントが本人認証されたことを指示するインターフェーシングオブジェクトを付加(S120)する。プロフィールの認証表示は、本人認証されていない他のユーザアカウントのプロフィールと区分されるよう、本人認証されたユーザアカウントのプロフィールに認証表示ものとして、サーバ101は、本人認証されたことを指示するインターフェーシングオブジェクトをユーザアカウントのプロフィールインターフェースに付加(S120)することで、プロフィールの認証表示を行うことができる。
【0044】
ユーザは、プロフィールの認証表示を介して自分が本人認証されたユーザに該当することを他のユーザに知らせることで、自分の身元証明及び資格証明を補助する手段として活用することができる。
【0045】
一実施形態に係るインターフェーシングオブジェクトを含むプロフィールインターフェースの構成について、以下の
図3を参照して詳説する。
【0046】
一実施形態によると、本人認証されたユーザアカウントに限ってサーバ101にプロフィールの認証表示を要求するようサービスが実現されてもよいが、本人認証の有無に関わらず、サーバ101にプロフィールの認証表示を要求するようにサービスが実現されてもよい。この場合、サーバ101の動作方法について
図2を参照して説明する。
【0047】
図2を参照すると、一実施形態に係るサーバ101の情報処理方法は、ユーザアカウントからプロフィールの認証表示の要求を受信するステップS210、プロフィールの認証表示を要求したユーザアカウントの本人認証の有無を確認するステップS220、プロフィールの認証表示を要求したユーザアカウントが本人認証されていないアカウントである場合、ユーザアカウントに対して本人認証を要求するステップS230、プロフィールの認証表示を要求したユーザアカウントが本人認証されたアカウントである場合、ユーザアカウントの認証情報を取得するステップS240、及びプロフィールの認証表示のためのインターフェーシングオブジェクトを付加するステップS250を含む。
【0048】
言い換えれば、サーバ101は、ユーザアカウントから受信されたプロフィールの認証表示の要求に反応して、ユーザアカウントの本人認証の有無を確認し、本人認証されていないアカウントに対して、本人認証を要求するように実現することができる。本人認証の要求に応じて本人認証が行われた場合、サーバ101は、本人認証を介してユーザアカウントの認証情報を取得し、本人認証されたユーザアカウントのプロフィールの認証表示のために、プロフィールインターフェースにインターフェーシングオブジェクトを付加することができる。
【0049】
再び
図1を参照すると、サービスに加入したユーザアカウントは、サーバ101を介してサービスに加入した他のユーザアカウントのプロフィールを要求し、これを受信する。サーバ101は、第2ユーザアカウントからの第1ユーザアカウントに対応するプロフィールの要求(S130)がある場合、第2ユーザアカウントに第1ユーザアカウントのプロフィールインターフェースを提供(S140)する。本人認証された第1ユーザ102アカウントに対応するプロフィールは、本人認証されたことを指示するインターフェーシングオブジェクトを含んでもよく、第2ユーザアカウントは、本人認証されたことを指示するインターフェーシングオブジェクトを含む第1ユーザアカウントのプロフィールインターフェースをサーバ101を介して受信(S140)する。
【0050】
一実施形態によると、プロフィールの要求は、認証情報に含まれている認証された資格情報に基づいた検索を通じた要求を含む。ユーザは、サービス内の検索ウィンドウを介して特定の資格情報を含むユーザを検索することができ、サーバ101は、検索結果で特定の資格情報を含むユーザプロフィールを提供することができる。サーバ101は、第2ユーザアカウントから第1ユーザアカウントに含まれている資格情報に基づいた検索要求を受信した場合、これに反応して、第1ユーザアカウントのプロフィールを第2ユーザアカウントに提供することができる。例えば、第2ユーザアカウントが第1資格情報を検索した場合、サーバ101は、検索結果で第1資格情報を保持している第1ユーザアカウントのプロフィールを提供できる。
【0051】
一実施形態によると、検索を通じて他のユーザにプロフィールが無分別に露出されることを防止するために、ユーザアカウントは検索許容オプションを設定してもよく、サーバ101は、検索許容オプションに基づいてユーザプロフィールを検索結果に提供する。検索許容オプションは、ユーザアカウントが検索されることを許容するオプション、ユーザアカウントが検索されることを許容しないオプション、及びユーザアカウントに関するアカウントにのみユーザアカウントが検索されることを許容するオプションのうち少なくとも1つを含んでもよい。ユーザアカウントに関するアカウントは、ユーザアカウントと友人関係にあるアカウント、ユーザアカウントと同じチャットルームに参加中であるアカウント、ユーザアカウントと同じチャネルを購読しているアカウントなどを含む。
【0052】
言い換えれば、サーバ101は、第2ユーザアカウント検索に反応して、第1ユーザアカウントに対応して設定された検索許容オプションに基づいて、第2ユーザアカウントに第1ユーザアカウントのプロフィールインターフェースを提供することができる。例えば、第1ユーザアカウントが検索されることを許容するオプションを設定した場合、検索結果として第1ユーザアカウントのプロフィールインターフェースが提供されるが、第1ユーザアカウントが検索されることを許容しないオプションを設定した場合、検索結果として第1ユーザアカウントのプロフィールインターフェースが提供されないことがある。又は、第1ユーザアカウントが友人関係にあるアカウントにのみ検索されることを許容するオプションを設定した場合、第1ユーザアカウントと友人関係にある第2ユーザアカウントの検索要求に反応して、第1ユーザアカウントのプロフィールインターフェースが検索結果として提供される。
【0053】
第2ユーザアカウントは、第1ユーザアカウントのプロフィールインターフェースを介してサーバ101に第1ユーザアカウントの認証情報を要求(S150)する。例えば、第2ユーザアカウントは、第1ユーザアカウントのプロフィールインターフェースに含まれている本人認証されたことを指示するインターフェーシングオブジェクトをクリックすることで、サーバ101に第1ユーザアカウントの認証情報を要求することができる。
【0054】
サーバ101は、第2ユーザアカウントからの第1ユーザアカウントの認証情報要求150に反応して、第2ユーザアカウントの本人認証の有無を確認(S160)する。サーバ101は、第2ユーザアカウントの本人認証の有無に基づいて、第1ユーザアカウントの認証情報を第2ユーザアカウントに提供(S170)する。サーバ101は、第2ユーザアカウントが本人認証されたアカウントである場合、第1ユーザアカウントの認証情報を提供(S170)する。第2ユーザアカウントが本人認証されていないアカウントである場合、認証情報の提供を制限してもよい。認証情報の提供を制限することは、認証情報を提供しないこと、又は、認証情報のうち一部のみを提供することを含む。
【0055】
一実施形態によると、第2ユーザアカウントが本人認証されていないアカウントである場合、サーバ101は、第2ユーザアカウントに本人認証を要求してもよい。サーバ101の要求に応じて、第2ユーザアカウントで本人認証が行われた場合、サーバ101は、第1ユーザアカウントのプロフィールインターフェースを介して第1ユーザアカウントの実名情報及び/又は資格情報を含む認証情報を第2ユーザアカウントに提供する。一実施形態に係る認証情報が表示されるプロフィールインターフェースの構成は、以下の
図4A及び
図4Bを参照して詳説する。
【0056】
一実施形態によると、プロフィールインターフェースを介して提供される資格情報は、有効な資格情報に該当する。言い換えれば、サーバ101は、第1ユーザアカウントに対応して格納された資格情報のうち、有効な資格情報をプロフィールインターフェースを介して第2ユーザアカウントに提供することができる。例えば、第1ユーザアカウントに対応して格納された資格情報のうち、第1資格情報の有効期間が満了した場合、第1資格情報は提供されないことがある。
【0057】
一実施形態によると、資格情報の有効有無の他に、資格情報が表示されるための条件がさらに付加されてもよい。例えば、資格情報が表示されるための条件は、ユーザが特定の資格情報を公開するものと設定したか否か、特定の資格情報が不特定の複数の他のユーザに公開されることが許容されているか否かなどの条件を含んでもよい。サーバ101は、資格情報が表示されるための条件に基づいて、資格情報をプロフィールインターフェースを介して他のユーザに提供することができる。
【0058】
一実施形態によると、第1ユーザアカウントは、プロフィールインターフェースを通した認証情報の表示を設定してもよい。より具体的に、第1ユーザアカウントは、第2ユーザ103に認証情報が表示されるようにプロフィールインターフェースの表示機能を活性化するか否かを設定することができる。また、第1ユーザアカウントは、認証情報を任意に他のユーザアカウントに表示されるように設定してもよい。ユーザアカウントの認証情報の表示設定に関する実施形態について、以下の
図5A及び
図5Bを参照して詳説する。
【0059】
図3は、一実施形態に係るインターフェーシングオブジェクトを含むプロフィールインターフェースの構成の例を示す図である。
【0060】
図3を参照すると、本人認証されたユーザアカウントのプロフィールインターフェース300は、一般に。プロフィールに含まれているユーザ情報(例えば、ユーザアカウントのプロフィール写真、プロフィール名など)を表示するための構成を含んでもよく、ユーザアカウントが本人認証されたことを指示するインターフェーシングオブジェクト310を含む。本人認証されたユーザアカウントのプロフィールインターフェースに付加されるインターフェーシングオブジェクト310は、本人認証されたユーザアカウントと本人認証されていないユーザアカウントとを区分するためのプロフィールインターフェースの構成に該当する。
【0061】
一実施形態に係るインターフェーシングオブジェクト310は、視覚的なマークの形態にプロフィールインターフェース300を介して表示されてもよい。この場合、インターフェーシングオブジェクト310を含む第1ユーザアカウントのプロフィールインターフェースに表示されているインターフェーシングオブジェクト310を介して第1ユーザアカウントが本人認証されたユーザアカウントであることが直観的に認知することができる。
【0062】
一実施形態に係るインターフェーシングオブジェクト310のタイプは、ユーザアカウントの認証情報に含まれている資格情報に基づいて、複数のタイプのいずれか1つに決定されてもよい。例えば、ユーザアカウントに含まれている資格情報の個数に応じて、インターフェーシングオブジェクト310のタイプが変わり、ユーザアカウントに特定の資格情報が含まれているか否かに応じて、インターフェーシングオブジェクト310のタイプが変わり得る。
【0063】
図3に示すように、インターフェーシングオブジェクト310が視覚的なマークの形態にプロフィールインターフェースに付加される場合、インターフェーシングオブジェクトのタイプは、視覚的なマークの形、色などにより決定されてもよい。この場合、ユーザアカウントに含まれている資格情報により、形、色、又はこれらの組み合わせが相違に構成された視覚的なマークがプロフィールインターフェースに表示されることができる。例えば、第1ユーザアカウントにn個以上の資格情報が含まれている場合、第1ユーザアカウントのプロフィールインターフェースに含まれているインターフェーシングオブジェクトは、第1色の視覚的なマークで構成されてもよく、第2ユーザアカウントにn個未満の資格情報が含まれている場合、第2ユーザアカウントのプロフィールインターフェースに含まれているインターフェーシングオブジェクトは第2色の視覚的なマークから構成され、第3ユーザアカウントに第1資格情報が含まれている場合、第3ユーザアカウントのプロフィールインターフェースに含まれているインターフェーシングオブジェクトは第3色の視覚的なマークから構成されてもよい。
【0064】
図3に示すように、インターフェーシングオブジェクト310は、プロフィールインターフェースを介して視覚的に表示されてもよいが、実施形態において、インターフェーシングオブジェクトは必ず視覚的に表示されるものと限定されず、インターフェーシングオブジェクトが付加されていないプロフィールインターフェースと区分される様々な方式に実現することができる。例えば、インターフェーシングオブジェクトは、プロフィールインターフェースを介して音から出力されるように聴覚的に実現されてもよい。
【0065】
図4A及び
図4Bは、一実施形態に係る認証情報が表示されるプロフィールインターフェースの構成の例を示す図である。
【0066】
図4A及び
図4Bを参照すると、認証情報は、プロフィールインターフェース410,420を介して表示される。認証情報は、プロフィールインターフェース410,420に含まれているインターフェーシングオブジェクトとユーザの相互作用により表示され得る。例えば、ユーザがプロフィールインターフェースを介してインターフェーシングオブジェクトを選択することで、認証情報が表示されてもよい。
【0067】
図4Aを参照すると、一実施形態に係る認証情報は実名情報を含む。実名情報は、プロフィールインターフェース410を介してユーザが正確な実名を認知するように表示されることができる。
【0068】
図4Bを参照すると、プロフィールインターフェース420を介して表示される認証情報は、実名情報及び資格情報を含む。資格情報は、ユーザアカウントに対応して格納された複数の資格情報項目のリストに表示され、各資格情報項目は資格証カードの形態に表示されてもよい。一実施形態によると、ユーザアカウントに対応して格納された複数の資格情報項目のうち、ユーザの設定に応じて、表示されるものとして選択された一部の資格情報項目のみがプロフィールインターフェースを介して表示されてもよい。一実施形態によると、プロフィールインターフェースを介して表示される資格情報項目の個数は、予め決定された個数に制限されてもよい。
【0069】
一実施形態によると、実名情報は、実名の一部がマスキングされて表示されてもよい。実名の一部をマスキングして表示することで、他のユーザに実名の全体が露出されることが防止される。認証された実名の全体が表示されたり、又は、一部がマスキングされた実名が表示されたりすることは、ユーザの設定に基づいて決定され得る。
【0070】
図5A及び
図5Bは、ユーザアカウントの認証情報の表示設定に関する実施形態を説明するための図である。
【0071】
一実施形態に係るサーバは、ユーザアカウントに認証情報の表示を設定するためのインターフェースを提供する。本人認証されたユーザアカウントは、認証情報の表示を設定するためのインターフェースを介してサーバにプロフィールの認証表示を要求することで、他のユーザアカウントに認証情報が表示されるようプロフィールインターフェースの認証情報表示機能を活性化させることができる。
【0072】
例えば、
図5Aを参照すると、本人認証された第1ユーザアカウントは、端末を介してプロフィール管理インターフェース510内のプロフィールの認証表示設定のためのインターフェーシングオブジェクト511をクリックし、
図5Bに示されたプロフィールの認証表示設定のためのインターフェース520に進入する。
【0073】
一実施形態によると、ユーザアカウントからプロフィールの認証表示要求を受信したサーバは、ユーザアカウントの本人認証の有無を確認することができる。確認結果、本人認証されていないユーザアカウントでプロフィールの認証表示を要求する場合、サーバはユーザアカウントの本人認証を要求することができる。例えば、本人認証されていないユーザアカウントでプロフィールの認証表示設定のためのインターフェーシングオブジェクト511をクリックした場合、ユーザアカウントの端末は、
図5Bに示されたプロフィールの認証表示設定のためのインターフェース520にすぐ進入することができず、本人認証のためのインターフェースに進入することができる。
【0074】
図5Bを参照すると、第1ユーザアカウントは、プロフィールの認証表示設定のためのインターフェース520を介してプロフィールインターフェースの認証情報表示機能を活性化させ得る。第1ユーザアカウントのプロフィールインターフェースの認証情報表示機能が活性化した場合、サーバは、第1ユーザアカウントの認証情報を要求した本人認証された第2ユーザアカウントに第1ユーザアカウントのプロフィールインターフェースを介して認証情報を提供することができる。
【0075】
第1ユーザアカウントは、プロフィールの認証表示設定のためのインターフェース520を介して第2ユーザアカウントに表示される実名情報を選択する。第1ユーザアカウントの設定に応じて、第2ユーザアカウントに提供されるプロフィールインターフェースに実名の全体が表示されてもよく、実名のうちの一部がマスキングされて表示されてもよい。
【0076】
第1ユーザアカウントは、プロフィールの認証表示設定のためのインターフェース520を介して第1ユーザアカウントに対応して取得された少なくとも1つの認証された資格情報の表示の有無を設定することができる。第1ユーザアカウントに対応して取得された資格情報が複数である場合、第1ユーザアカウントは、複数の資格情報それぞれに対して表示の有無を設定することができる。サーバは、第1ユーザアカウントの資格情報それぞれに対する表示設定に基づいて、第1ユーザアカウントが表示するものと設定された資格情報を選択的に第2ユーザアカウントへ提供することができる。
【0077】
以上で説明した実施形態は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、又はハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素の組み合せで具現される。例えば、本実施形態で説明した装置及び構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサー、又は命令(instruction)を実行して応答する異なる装置のように、1つ以上の汎用コンピュータ又は特殊目的コンピュータを用いて具現される。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)及び前記オペレーティングシステム上で行われる1つ以上のソフトウェアアプリケーションを行うことができる。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答してデータをアクセス、格納、操作、処理及び生成することもできる。理解の利便のために、処理装置は、1つが使用されるものと説明される場合もあるが、当該技術分野において通常の知識を有する者は、処理装置が複数の処理要素(processing element)及び又は複数のタイプの処理要素を含んでいることが分かる。例えば、処理装置は、複数のプロセッサ又は一のプロセッサ及び一つのコントローラを含んでもよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0078】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、又はそのうちの一つ以上の組合せを含み、希望の通りに動作するよう処理装置を構成したり、独立的又は結合的に処理装置を命令することができる。ソフトウェア及び/又はデータは、処理装置によって解釈されたり処理装置に命令又はデータを提供するために、いずれかの類型の機械、構成要素、物理的装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体又は装置、又は送信される信号波に永久的又は一時的に具体化することができる。ソフトウェアはネットワークに連結されたコンピュータシステム上に分散され、分散した方法で格納されたり実行され得る。ソフトウェア及びデータは一つ以上のコンピュータで読出し可能な記録媒体に格納され得る。
【0079】
実施形態に係る方法は、様々なコンピュータ手段を介して実施されるプログラム命令の形態で具現され、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される。記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独又は組み合せて含む。記録媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計して構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例として、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気-光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含む。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって行われる高級言語コードを含む。
【0080】
上記で説明したハードウェア装置は、本発明に示す動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成してもよく、その逆も同様である。
【0081】
上述したように実施形態をたとえ限定された図面によって説明したが、当技術分野で通常の知識を有する者であれば、上記の説明に基づいて様々な技術的な修正及び変形を適用することができる。例えば、説明された技術が説明された方法と異なる順で行われるし、及び/又は説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明された方法と異なる形態で結合又は組み合わせられてもよいし、他の構成要素又は均等物によって置き換え又は置換されたとしても適切な結果を達成することができる。
【0082】
したがって、本発明の範囲は、開示された実施形態に限定されて定められるものではなく、特許請求の範囲及び特許請求の範囲と均等なものなどによって定められるものである。