(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-05
(45)【発行日】2024-01-16
(54)【発明の名称】コメント追加方法及び電子デバイス
(51)【国際特許分類】
G06F 3/041 20060101AFI20240109BHJP
G06F 3/0488 20220101ALI20240109BHJP
G06F 3/0484 20220101ALI20240109BHJP
H04M 1/72436 20210101ALI20240109BHJP
【FI】
G06F3/041 560
G06F3/0488
G06F3/0484
H04M1/72436
(21)【出願番号】P 2021561665
(86)(22)【出願日】2020-04-11
(86)【国際出願番号】 CN2020084348
(87)【国際公開番号】W WO2020211709
(87)【国際公開日】2020-10-22
【審査請求日】2021-11-09
(31)【優先権主張番号】201910310631.6
(32)【優先日】2019-04-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ツァイ,ウエンディー
【審査官】菅原 浩二
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2019/0087024(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0357335(US,A1)
【文献】再公表特許第2014/106911(JP,A1)
【文献】特開2012-113435(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0088794(US,A1)
【文献】特開2018-073143(JP,A)
【文献】再公表特許第2014/147724(JP,A1)
【文献】特開2006-288962(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0038922(US,A1)
【文献】特表2017-503273(JP,A)
【文献】特開2013-125356(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0135129(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0026380(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/041
G06F 3/048ー3/04895
H04M 1/72436
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コメント追加方法であって、
電子デバイスにより、ディスプレイにブラウザアプリケーションの第1のインターフェースを表示するステップと、
前記電子デバイスにより、予め設定されたトリガ動作に応答して前記第1のインターフェースでコメントモードに入るステップと、
前記電子デバイスにより、前記コメントモードにおいて前記ディスプレイ上で第1の入力イベントを受け取るステップと、
前記電子デバイスにより、前記第1の入力イベントがスタイラスにより形成されているか又はユーザの指により形成されているかを決定するステップと、
前記第1の入力イベントがスタイラスにより形成されているとき、前記電子デバイスにより前記第1のインターフェースに、前記第1の入力イベントに応答して第1のコメントを表示するステップ
、又は
前記第1の入力イベントが前記ディスプレイ上でユーザの指により形成されているとき、前記電子デバイスにより、前記第1の入力イベントに応答して前記ブラウザアプリケーションの第2のインターフェースを表示するステップと、
前記電子デバイスにより、前記コメントモードにおいて前記第1のインターフェース上に前記ユーザの指により形成されたタッチイベントを受け取るステップと、
前記電子デバイスにより、前記タッチイベントに応答して、前記第1のインターフェース内の内容を編集又は更新するステップと、
前記電子デバイスにより、前記ユーザから保存動作を受け取るステップと、
前記電子デバイスにより、前記保存動作に応答して、前記第1のコメントと、前記第1のインターフェース内の第1の内容とを含むピクチャを
、前記ブラウザアプリケーション以外の第1のアプリケーションに保存するステップ
と、
前記電子デバイスにより、
前記ピクチャを前記第1のアプリケーションに保存しつつ、前記ピクチャ
と共に前記第1のインターフェースに関連づけられたユニフォームリソースロケータ(URL)アドレスを保存するステップと、
前記電子デバイスにより、前記電子デバイスが
前記第1のインターフェースに関連づけられた前記URLアドレスに基づいて前記ブラウザアプリケーションを開いて前記第1のインターフェースを表示したことを検出し、前記電子デバイスが前記ブラウザアプリケーションを開いて前記第1のインターフェースを表示したことを検出したことに応答して、前記第1のインターフェースに関連づけられたコメントが見つかっていることを前記ユーザに提示する第1の情報を表示するステップと、
を含む方法。
【請求項2】
当該方法は、
前記電子デバイスにより、前記コメントモードにおいて前記ディスプレイ上で第2の入力イベントを受け取るステップと、
前記電子デバイスにより、前記第2の入力イベントが前記スタイラスにより形成されているか又は前記指により形成されているかを決定するステップと、
前記第2の入力イベントが前記指により形成されているとき、前記電子デバイスにより、前記第2の入力イベントに応答して第2のインターフェースを表示するステップであり、前記第2の入力イベントはスライド動作を含み、前記第2のインターフェース内の第2の内容は、前記第1のインターフェース内の前記第1の内容と部分的に同じである、ステップと、
前記電子デバイスにより、前記コメントモードにおいて前記ディスプレイ上で第3の入力イベントを受け取るステップと、
前記第3の入力イベントが前記スタイラスにより形成されているとき、前記電子デバイスにより前記第2のインターフェースに、前記第3の入力イベントに応答して第2のコメントを表示するステップと、
をさらに含み、
前記ピクチャは、前記第2のコメントと、前記第2のインターフェース内の前記第2の内容とをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
当該方法は、
前記電子デバイスにより、タッチアンドホールド動作に応答して、テキストをコピーするために使用される編集メニューを表示するステップをさらに含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のインターフェースは、ビデオファイル又はオーディオファイルに対応する再生ボタンを含み、当該方法は、
前記電子デバイスにより、前記再生ボタンに対するタップ動作に応答して、前記第1のインターフェース内で前記ビデオファイル又は前記オーディオファイルを再生するステップをさらに含む、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記電子デバイスにより、前記第1のインターフェース上にコメント層を重ねるステップであり、前記コメント層は、前記第1のインターフェースに対応する第1の透過領域を含む、ステップと、
前記電子デバイスにより、前記第1の透過領域で前記ユーザからの前記第1のコメントを受け取るステップと、
前記電子デバイスにより、前記第1の透過領域に前記第1のコメントを表示するステップと、
をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記コメント層は、ツールバーをさらに含み、前記ツールバーは、終了オプション、保存オプション、消しゴムオプション、ライン太さオプション、又はライン色オプションのうち1つ以上を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記電子デバイスにより、前記第2のインターフェース上に前記コメント層における第2の透過領域を重ねるステップをさらに含む、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記電子デバイスにより、前記第2のインターフェースを表示した後、当該方法は、
前記電子デバイスにより、前記第2の透過領域で前記第2のコメントを前記ユーザから受け取るステップと、
前記電子デバイスにより、前記第2のインターフェース内に前記第2のコメントを表示するステップと、
をさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記電子デバイスにより、前記第2のコメントを表示した後、当該方法は、
前記電子デバイスにより、前記ユーザから保存動作を受け取るステップと、
前記電子デバイスにより、前記保存動作に応答して、前記第1のコメント及び前記第2のコメントと共に前記第1のインターフェース及び前記第2のインターフェース上でスクリーンショット動作を実行して前記ピクチャを取得するステップと、
前記ピクチャを保存するステップと、
をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記電子デバイスにより、前記スクリーンショット動作を実行することに応じて、前記第1のコメント及び前記第2のコメントが保存されていることを前記ユーザに提示する第2の情報を表示するステップ、
をさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記電子デバイスにより、前記ピクチャをメモアプリケーション又はギャラリーアプリケーションに保存するステップ、
をさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記電子デバイスにより、前記ピクチャを前記メモアプリケーションの予め設定されたフォルダに保存するステップ、
をさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記メモアプリケーションは検索バーを含み、当該方法は、
前記電子デバイスにより、前記検索バーにおいて前記ユーザからのキーワードを受け取るステップであり、前記キーワードは前記ピクチャ内のテキストである、ステップと、
前記電子デバイスにより、前記キーワードに従って検索動作を実行する検索動作入力を前記ユーザから受け取るステップと、
前記電子デバイスにより、前記検索動作入力に応答して前記検索動作を実行するステップと、
前記電子デバイスにより、前記検索動作に応答して前記ピクチャを表示するステップと、
をさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記電子デバイスにより、前記ピクチャを保存した後、当該方法は、
前記電子デバイスにより、前記ユーザが前記メモアプリケーションにおいて又は前記ギャラリーアプリケーションにおいて前記ピクチャを選択したことを検出し、前記ユーザが前記メモアプリケーションにおいて又は前記ギャラリーアプリケーションにおいて前記ピクチャを選択したことを検出したことに応答して、前記ブラウザアプリケーションを開いて前記第1のインターフェースを表示するステップ、
をさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
電子デバイスであって、
ディスプレイ及びタッチセンサを含む、タッチスクリーンと、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のコンピュータプログラムと、を含み、前記1つ以上のコンピュータプログラムは前記メモリに記憶され、前記1つ以上のコンピュータプログラムは命令を含み、前記命令が当該電子デバイスにより実行されると、当該電子デバイスは請求項1乃至
14のうちいずれか1項に記載の方法を実行可能にされる、電子デバイス。
【請求項16】
コンピュータ読取可能記憶媒体であって、命令を記憶し、前記命令が電子デバイス上で実行されると、前記電子デバイスは、請求項1乃至
14のうちいずれか1項に記載のコメント追加方法を実行可能にされる、コンピュータ読取可能記憶媒体。
【請求項17】
命令を含むコンピュータプログラムであって、当該コンピュータプログラムが電子デバイス上で実行されると、前記電子デバイスは、請求項1乃至
14のうちいずれか1項に記載のコメント追加方法を実行可能にされる、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2019年4月17日に中国国家知識産権局に出願され、「COMMENT ADDITION METHOD AND ELECTRONIC DEVICE」と題された中国特許出願第201910310631.6号に対する優先権を主張するものであり、該出願はその全体を参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
[技術分野]
本出願は端末技術の分野に関し、特にコメント追加方法及び電子デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
現在、一部の製造業者は、携帯電話及びタブレットコンピュータなどの電子デバイスにスタイラスをインストールしている。ユーザは、スタイラスを使用して、テキスト及びパターンなどのコメント内容を電子デバイスに記録することができる。
【0004】
例えば、携帯電話が電子デバイスとして使用される。ユーザが、スタイラスを使用して携帯電話のタッチパネルに接触すると、携帯電話は、接触の電気信号(例えば、容量性信号)が変化したことを検出して、タッチパネル上のスタイラスの接触の位置を識別し、次いで、スタイラスを使用することによりタッチパネルに入力されたコメント内容を記録し、識別することができる。
【0005】
しかしながら、携帯電話にインストールされたサードパーティアプリケーションが、ユーザがサードパーティアプリケーションで手書きコメントモードを可能にするのをサポートするためには、さらなるインターフェースが設定される必要がある。具体的には、実行中のアプリケーションが手書きコメントモードの使用をサポートしていない場合、ユーザは、現在のアプリケーションインターフェース内でコメントを手書きするためにスタイラスを使用することはできない。これは、スタイラスの使用シナリオ及び範囲を大幅に低減させ、スタイラスの不十分な使用体験をもたらす。
【発明の概要】
【0006】
本出願は、コメント追加方法及び電子デバイスを提供し、それにより、電子デバイスは、コメントを追加すべき表示されている任意のインターフェースでコメントモードに入って、スタイラスの適用シナリオを豊富にし、ユーザによりスタイラスを使用する使用体験を向上させる。
【0007】
上記目的を達成するために、本出願では以下の技術的解決策が用いられる。
【0008】
第1の態様によれば、本出願は、以下を含むコメント追加方法を提供する。電子デバイスが、第1のアプリケーションの第1のインターフェースを表示する。電子デバイスが、ユーザが予め設定されたトリガ動作を実行したことを検出した場合、電子デバイスは、第1のインターフェースでコメントモードに入ることができる。コメントモードにおいて、電子デバイスは、表示されている第1のインターフェースにおいてユーザにより追加された第1のコメントを受け取り、第1のインターフェースに第1のコメントを表示することができる。同様に、電子デバイスが、第2のアプリケーション(第1のアプリケーションとは異なる)の第2のインターフェース(第1のインターフェースとは異なる)を表示しているとき、電子デバイスが、ユーザがトリガ動作を実行したことを検出した場合、電子デバイスは、第2のインターフェースでコメントモードに入ることができる。同様に、コメントモードにおいて、電子デバイスは、表示されている第2のインターフェースにおいてユーザにより追加された第2のコメントを受け取り、第2のインターフェースに第2のコメントを表示することができる。
【0009】
具体的には、本出願で提供されるコメント追加方法によれば、電子デバイスが任意のインターフェースを表示しているとき、電子デバイスは、コメントモードに入ってユーザにより追加されたコメントを受け取ることができる。このコメント追加方法は、表示されている表示インターフェースに何の要件も課さず、対応するインターフェースが適合のためにアプリケーションに追加される必要はない。したがって、コメントモードの使用シナリオを豊富にすることができ、ユーザの使用体験を向上させることができる。
【0010】
可能な一実装において、第1のインターフェースは、ピクチャフォーマットのインターフェースではなく、動的に更新可能である、第1のアプリケーションのインターフェースである。例えば、第1のインターフェースでコメントモードに入った後、電子デバイスは、さらに、第1のインターフェースにおいてユーザにより実行された第1の編集動作(例えば、再生動作、コピー動作、スライド動作、又はタップ動作)を受け取ることができる。電子デバイスは、対応して、第1の編集動作に応答して第1のインターフェース内の内容を編集して、第1のインターフェース内の表示内容を更新することができる。同様に、第2のインターフェースも、動的に更新可能である、第2のアプリケーションのインターフェースである。第2のインターフェースでコメントモードに入った後、電子デバイスは、さらに、第2のインターフェースにおいてユーザにより実行された第2の編集動作を受け取ることができる。同様に、電子デバイスは、対応して、第2の編集動作に応答して第2のインターフェース内の内容を編集して、第2のインターフェース内の表示内容を更新することができる。
【0011】
可能な一実装において、電子デバイスが第1のインターフェースでコメントモードに入ることは、具体的に、電子デバイスが第1のインターフェース上にコメント層を重ねることを意味し、コメント層は、第1のインターフェースに対応する第1の透過領域を含む。この場合、電子デバイスが、第1のインターフェースに、ユーザにより追加された第1のコメントを表示することは、具体的に、電子デバイスが、第1のインターフェースにおいてユーザにより第1の透過領域に入力された第1のコメントを表示することを意味する。
【0012】
具体的には、コメントモードに入った後、電子デバイスは、第1のインターフェース上に透過領域を含むコメント層を重ね、それにより、ユーザは、透過領域を介して第1のインターフェース内の表示内容を見ることができる。さらに、ユーザは、第1のインターフェースに対応する透過領域に第1のコメントを追加することができる。このように、ユーザにより透過層にコメントを追加することと、電子デバイスにより第1のアプリケーションを実行することは、2つの相対的に独立したプロセスであり、したがって、ユーザがコメントを追加するとき、第1のアプリケーションの通常の実行は影響を受けない。
【0013】
可能な一実装において、電子デバイスが、第1のインターフェースに、ユーザにより追加された第1のコメントを表示した後、当該方法は、以下をさらに含む。電子デバイスは、ユーザの指のスライド動作に応答して第1のアプリケーションの第3のインターフェースを表示することができ、コメント層における第2の透過領域が、第3のインターフェース上に重ねられる。具体的には、コメントモードにおいて、電子デバイスが、画面スクロールを介して第1のインターフェースに続いて第3のインターフェースを表示するとき、電子デバイスは、コメント層における透過領域を同期的にスクロールすることができ、それにより、新しい第2の透過領域が第3のインターフェース上に重ねられる。
【0014】
この場合、電子デバイスが第1のアプリケーションの第3のインターフェースを表示した後、当該方法は、以下をさらに含む。電子デバイスは、第2の透過領域において、第3のインターフェース内でユーザにより入力された第3のコメントを受け取り、第3のインターフェースに第3のコメントを表示することができる。このようにして、コメントモードにおいて、電子デバイスは、アプリケーションの異なる表示インターフェースに複数のコメントを追加することができる。
【0015】
可能な一実装において、電子デバイスが、第1のインターフェースにおいてユーザにより追加された第1のコメントを表示した後、当該方法は、以下をさらに含む。ユーザにより入力された保存動作に応答して、電子デバイスは、第1のコメントを含む第1のインターフェース上でスクリーンショット動作を実行して、第1のピクチャを取得する。電子デバイスは、第1のピクチャを保存する。具体的には、電子デバイスは、スクリーンショット方式で、ユーザにより追加されたコメントを保存することができる。確かに、電子デバイスは、代替的に、別のフォーマットで、ユーザにより現在追加されているコメントを保存してもよい。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
【0016】
可能な一実装において、電子デバイスが、第1のコメントを含む第1のインターフェース上でスクリーンショット動作を実行するとき、電子デバイスはさらに、第1の通知メッセージを表示することができ、第1の通知メッセージは、第1のコメントが保存されていることをユーザに提示するために使用される。
【0017】
可能な一実装において、電子デバイスが、第3のインターフェースにおいてユーザにより第2の透過領域に入力された第3のコメントを表示した後、当該方法は、以下をさらに含む。ユーザにより入力された保存動作に応答して、電子デバイスは、第1のコメント及び第3のコメントをそれぞれ含む第1のインターフェース及び第3のインターフェース上でスクリーンショット動作を実行して、第2のピクチャを取得する。電子デバイスは、第2のピクチャを保存する。具体的には、ユーザが、複数のコメントを異なるインターフェースに追加するとき、電子デバイスは、ロングスクリーンショット方式で、ユーザにより追加された複数のコメントを保存することができる。
【0018】
可能な一実装において、電子デバイスが、第1のコメント及び第3のコメントをそれぞれ含む第1のインターフェース及び第3のインターフェース上でスクリーンショット動作を実行するとき、電子デバイスはさらに、第2の通知メッセージを表示することができ、第2の通知メッセージは、第1のコメント及び第2のコメントが保存されていることをユーザに提示するために使用される。
【0019】
可能な一実装において、電子デバイスは、第1のピクチャをメモアプリケーションに保存することができる。同様に、電子デバイスは、第2のピクチャもメモアプリケーションに保存する。
【0020】
可能な一実装において、コメントを保存するために使用されるフォルダが、メモアプリケーションに予め設定されてもよい。この場合、第1のピクチャと第2のピクチャは、ユーザによる検索を容易にするために、メモアプリケーションの予め設定されたフォルダに保存され得る。
【0021】
可能な一実装において、検索バーがメモアプリケーションに設定されてもよく、当該方法は、以下をさらに含む。電子デバイスは、検索バーにユーザにより入力されたキーワードを受け取り、キーワードは、第1のピクチャ内のテキストであり得る。ユーザにより入力された検索動作に応答して、電子デバイスは、メモアプリケーション内にありキーワードを含むメモリストを表示することができ、メモリストは、第1のピクチャのメモを含む。具体的には、電子デバイスは、ユーザにより入力されたキーワードに基づいて、キーワードに関連するコメントを取り出すことができ、それにより、ユーザは、メモアプリケーション内に保存されたコメント内容を迅速に見つけることができる。
【0022】
可能な一実装において、電子デバイスが第1のピクチャを保存するとき、当該方法は、以下をさらに含む。電子デバイスは、第1のピクチャと第1のインターフェースとの間の対応関係を保存する。さらに、電子デバイスが第1のピクチャを保存した後、当該方法は、以下をさらに含む。電子デバイスが、ユーザがメモアプリケーション内の第1のピクチャを選択したことを検出した場合、電子デバイスは、第1のアプリケーションを開いて第1のピクチャに対応する第1のインターフェースを表示することができる。代替的に、電子デバイスが、電子デバイスが第1のアプリケーションを開いて第1のインターフェースを表示したことを検出した場合、電子デバイスは、第3の通知メッセージを表示することができ、第3の通知メッセージは、第1のインターフェースに関連づけられたコメントが見つかっていることをユーザに提示するために使用され、ユーザは、関連する閲覧コンテンツに対して前に作成されたコメントを適時に見ることができる。
【0023】
可能な一実装において、トリガ動作は、スタイラス上でユーザにより実行される予め設定された動作を含み、第1のコメントと第2のコメントの双方が、スタイラスを使用することによりユーザにより追加されたコメントである。
【0024】
可能な一実装において、コメント層は、ツールバーをさらに含み、ツールバーは、終了オプション、保存オプション、消しゴムオプション、ライン太さオプション、及びライン色オプションのうち1つ以上を含んでもよい。これらのオプションは、現在のコメント追加プロセスでコメント内容を調整するために使用される。
【0025】
第2の態様によれば、本出願は、タッチスクリーン、1つ以上のプロセッサ、メモリ、及び1つ以上のコンピュータプログラムを含む電子デバイスを提供する。プロセッサは、タッチスクリーン、通信モジュール、及びメモリの各々に結合される。1つ以上のコンピュータプログラムは、メモリに記憶される。電子デバイスが動作すると、プロセッサは、メモリに記憶された1つ以上のコンピュータプログラムを実行し、それにより、電子デバイスは、前述の実装のいずれか1つに記載のコメント追加方法を実行する。
【0026】
第3の態様によれば、本出願は、コンピュータ命令を含むコンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ命令が電子デバイス上で実行されると、電子デバイスは、第1の態様の実装のいずれか1つに記載のコメント追加方法を実行可能にされる。
【0027】
第4の態様によれば、本出願は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品が電子デバイス上で動作すると、電子デバイスは、第1の態様の実装のいずれか1つに記載のコメント追加方法を実行可能にされる。
【0028】
上記で提供される第2の態様による電子デバイス、第3の態様によるコンピュータ記憶媒体、及び第4の態様によるコンピュータプログラム製品は全て、上記で提供された対応する方法を実行するように構成されることが理解され得る。したがって、電子デバイス、コンピュータ記憶媒体、及びコンピュータプログラム製品により達成することができる有益な効果については、上記で提供された対応する方法における有益な効果を参照する。詳細は、ここで再度説明されない。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】本出願の一実施形態による電子デバイスの概略構造
図1である。
【
図2】本出願の一実施形態による電子デバイス及びスタイラスの適用シナリオの概略図である。
【
図3】本出願の一実施形態による電子デバイス内のオペレーティングシステムの概略アーキテクチャ図である。
【
図4(a)】本出願の一実施形態によるコメント追加シナリオの概略図である。
【
図4(b)】本出願の一実施形態によるコメント追加シナリオの概略図である。
【
図5】本出願の一実施形態によるコメント追加方法の概略相互作用図である。
【
図6(a)】本出願の一実施形態によるコメント追加方法のシナリオの概略
図1である。
【
図6(b)】本出願の一実施形態によるコメント追加方法のシナリオの概略
図1である。
【
図7】本出願の一実施形態によるコメント追加方法のシナリオの概略
図2である。
【
図8】本出願の一実施形態によるコメント追加方法のシナリオの概略
図3である。
【
図9】本出願の一実施形態によるコメント追加方法のシナリオの概略
図4である。
【
図10(a)】本出願の一実施形態によるコメント追加方法のシナリオの概略
図5である。
【
図10(b)】本出願の一実施形態によるコメント追加方法のシナリオの概略
図5である。
【
図11(a)】本出願の一実施形態によるコメント追加方法のシナリオの概略
図6である。
【
図11(b)】本出願の一実施形態によるコメント追加方法のシナリオの概略
図6である。
【
図12】本出願の一実施形態によるコメント追加方法のシナリオの概略
図7である。
【
図13(a)】本出願の一実施形態によるコメント追加方法のシナリオの概略
図8である。
【
図13(b)】本出願の一実施形態によるコメント追加方法のシナリオの概略
図8である。
【
図14】本出願の一実施形態によるコメント追加方法のシナリオの概略
図9である。
【
図15】本出願の一実施形態によるコメント追加方法のシナリオの概略
図10である。
【
図16】本出願の一実施形態によるコメント追加方法のシナリオの概略
図11である。
【
図17(a)】本出願の一実施形態によるコメント追加方法のシナリオの概略
図12である。
【
図17(b)】本出願の一実施形態によるコメント追加方法のシナリオの概略
図12である。
【
図18(a)】本出願の一実施形態によるコメント追加方法のシナリオの概略
図13である。
【
図18(b)】本出願の一実施形態によるコメント追加方法のシナリオの概略
図13である。
【
図19】本出願の一実施形態による電子デバイスの概略構造
図2である。
【
図20】本出願の一実施形態による電子デバイスの概略構造
図3である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下では、添付の図面を参照して実施形態の実装を詳細に説明する。
【0031】
例えば、本出願の実施形態で提供されるコメント追加方法は、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、ハンドヘルドコンピュータ、ネットブック、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、ウェアラブル電子デバイス、又は仮想現実デバイスなどの電子デバイスに適用され得る。これは、本出願の実施形態において限定されない。
【0032】
例えば、
図1は、電子デバイス100の概略構造図である。
【0033】
電子デバイス100は、プロセッサ110、外部メモリインターフェース120、内部メモリ121、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)インターフェース130、充電管理モジュール140、電力管理モジュール141、バッテリ142、アンテナ1、アンテナ2、移動通信モジュール150、無線通信モジュール160、オーディオモジュール170、スピーカ170A、受信機170B、マイクロホン170C、ヘッドセットジャック170D、センサモジュール180、カメラ193、ディスプレイ194などを含むことができる。
【0034】
本発明のこの実施形態に示される構造は、電子デバイス100に特定の制限を構成しないことが理解され得る。本出願のいくつかの他の実施形態において、電子デバイス100は、図に示されているものよりも多くの又は少ないコンポーネントを含んでもよく、いくつかのコンポーネントを組み合わせてもよく、いくつかのコンポーネントを分割してもよく、あるいは異なるコンポーネント配置を有してもよい。図に示すコンポーネントは、ハードウェア、ソフトウェア、又はソフトウェアとハードウェアの組み合わせを使用することにより実装されてもよい。
【0035】
プロセッサ110は、1つ以上の処理ユニットを含んでもよい。例えば、プロセッサ110は、アプリケーションプロセッサ(application processor、AP)、モデムプロセッサ、グラフィックス処理ユニット(graphics processing unit、GPU)、画像信号プロセッサ(image signal processor、ISP)、コントローラ、ビデオコーデック、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、ベースバンドプロセッサ、及び/又はニューラルネットワーク処理ユニット(neural-network processing unit、NPU)を含んでもよい。異なる処理ユニットは、独立したコンポーネントでもよく、あるいは1つ以上のプロセッサに統合されてもよい。
【0036】
プロセッサ110にメモリがさらに配置されてもよく、命令及びデータを記憶するように構成される。いくつかの実施形態において、プロセッサ110内のメモリはキャッシュである。メモリは、プロセッサ110によりちょうど使用されるか又は周期的に使用される命令又はデータを記憶することができる。プロセッサ110が命令又はデータを再度使用する必要がある場合、プロセッサ110は、メモリから命令又はデータを直接呼び出すことができる。これは、繰り返されるアクセスを回避し、プロセッサ110の待ち時間を短縮する。したがって、システム効率が改善される。
【0037】
いくつかの実施形態において、プロセッサ110は、1つ以上のインターフェースを含んでもよい。インターフェースは、集積回路間(inter-integrated circuit、I2C)インターフェース、集積回路間サウンド(inter-integrated circuit sound、I2S)インターフェース、パルスコード変調(pulse code modulation、PCM)インターフェース、ユニバーサル非同期受信機/送信機(universal asynchronous receiver/transmitter、UART)インターフェース、モバイル産業プロセッサインターフェース(mobile industry processor interface、MIPI)、汎用入力/出力(general-purpose input/output、GPIO)インターフェース、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)インターフェース、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)インターフェース等を含むことができる。
【0038】
充電管理モジュール140は、充電器からの充電入力を受け取るように構成される。充電器は、無線充電器又は有線充電器であってよい。有線充電のいくつかの実施形態において、充電管理モジュール140は、USBインターフェース130を介して有線充電器からの充電入力を受け取ることができる。無線充電のいくつかの実施形態において、充電管理モジュール140は、電子デバイス100の無線充電コイルを介して無線充電入力を受け取ることができる。充電管理モジュール140は、さらに、バッテリ142を充電しながら電力管理モジュール141を使用することにより電子デバイスに電力を供給することができる。
【0039】
電力管理モジュール141は、バッテリ142及び充電管理モジュール140をプロセッサ110に接続するように構成される。電力管理モジュール141は、バッテリ142の入力及び/又は充電管理モジュール140の入力を受け取り、プロセッサ110、内部メモリ121、ディスプレイ194、カメラ193、無線通信モジュール160などに電力を供給することができる。いくつかの他の実施形態において、電力管理モジュール141は、代替的に、プロセッサ110内に配置されてもよい。いくつかの他の実施形態において、電力管理モジュール141及び充電管理モジュール140は、代替的に、同じ装置内に配置されてもよい。
【0040】
電子デバイス100の無線通信機能は、アンテナ1、アンテナ2、移動通信モジュール150、無線通信モジュール160、モデムプロセッサ、ベースバンドプロセッサなどを介して実装され得る。
【0041】
アンテナ1及びアンテナ2は、電磁波信号を送信及び受信するように構成される。電子デバイス100の各アンテナは、1つ以上の通信帯域をカバーするように構成され得る。さらに、アンテナ利用を改善するために、異なるアンテナが多重化されてもよい。例えば、アンテナ1は、無線ローカルエリアネットワーク内のダイバーシチアンテナとして多重化されてもよい。いくつかの他の実施形態において、アンテナは、同調スイッチと組み合わせて使用されてもよい。
【0042】
移動通信モジュール150は、2G/3G/4G/5Gなどを含み、かつ電子デバイス100に適用される無線通信ソリューションを提供することができる。移動通信モジュール150は、1つ以上のフィルタ、スイッチ、電力増幅器、低ノイズ増幅器(low noise amplifier、LNA)などを含むことができる。移動通信モジュール150は、アンテナ1を介して電磁波を受信し、受信した電磁波に対してフィルタリング及び増幅などの処理を実行し、受信した電磁波を復調のためにモデムプロセッサに送信することができる。移動通信モジュール150は、さらに、モデムプロセッサにより変調された信号を増幅し、増幅された信号を放射のためアンテナ1を介して電磁波に変換することができる。いくつかの実施形態において、移動通信モジュール150の少なくともいくつかの機能モジュールは、プロセッサ110に配置されてもよい。いくつかの実施形態において、移動通信モジュール150の少なくともいくつかの機能モジュール及びプロセッサ110の少なくともいくつかのモジュールは、同じデバイス内に配置されてもよい。
【0043】
モデムプロセッサは、変調器及び復調器を含むことができる。変調器は、送信すべき低周波数ベースバンド信号を中高周波信号に変調するように構成される。復調器は、受信した電磁波信号を低周波数ベースバンド信号に復調するように構成される。次いで、復調器は、復調を介して取得された低周波数ベースバンド信号を処理のためにベースバンドプロセッサに送信する。低周波数ベースバンド信号は、ベースバンドプロセッサにより処理され、次いで、アプリケーションプロセッサに送信される。アプリケーションプロセッサは、オーディオデバイス(これは、スピーカ170A、受信機170Bなどに限定されない)を使用することによりサウンド信号を出力し、あるいはディスプレイ194を介して画像又はビデオを表示する。いくつかの実施形態において、モデムプロセッサは、独立したコンポーネントでもよい。いくつかの他の実施形態において、モデムプロセッサは、プロセッサ110から独立していてもよく、移動通信モジュール150又は別の機能モジュールと同じデバイスに配置される。
【0044】
無線通信モジュール160は、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)(例えば、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、Wi-Fi)ネットワーク)、ブルートゥース(Bluetooth、BT)、全地球航法衛星システム(global navigation satellite system、GNSS)、周波数変調(frequency modulation、FM)、近距離通信(near field communication、NFC)技術、赤外線(infrared、IR)技術などを含み、かつ電子デバイス100に適用される無線通信ソリューションを提供することができる。無線通信モジュール160は、1つ以上の通信プロセッサモジュールを統合する1つ以上のコンポーネントでもよい。無線通信モジュール160は、アンテナ2を介して電磁波を受信し、電磁波信号に対して周波数変調及びフィルタリング処理を実行し、処理された信号をプロセッサ110に送信する。無線通信モジュール160は、さらに、送信すべき信号をプロセッサ110から受信し、その信号に対して周波数変調及び増幅を実行し、その信号を放射のためアンテナ2を介して電磁波に変換することができる。
【0045】
いくつかの実施形態において、電子デバイス100のアンテナ1及び移動通信モジュール150は結合され、電子デバイス100のアンテナ2及び無線通信モジュール160は結合され、それにより、電子デバイス100は、無線通信技術を使用することによりネットワーク及び他のデバイスと通信することができる。無線通信技術は、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(global system for mobile communications、GSM)、汎用パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA)、時分割符号分割多元接続(time-division code division multiple access、TD-CDMA)、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)、BT、GNSS、WLAN、NFC、FM、IR技術などを含んでもよい。GNSSは、全地球測位システム(global positioning system、GPS)、全地球航法衛星システム(global navigation satellite system、GLONASS)、北斗衛星導航系統(BeiDou navigation satellite system、BDS)、準天頂衛星システム(quasi-zenith satellite system、QZSS)、及び/又は衛星ベースの補強システム(satellite based augmentation systems、SBAS)を含んでもよい。
【0046】
電子デバイス100は、GPU、ディスプレイ194、アプリケーションプロセッサ等を使用することによりディスプレイ機能を実装する。GPUは、画像処理のためのマイクロプロセッサであり、ディスプレイ194及びアプリケーションプロセッサに接続される。GPUは、数学的及び幾何学的計算を実行し、画像をレンダリングするように構成される。プロセッサ110は、ディスプレイ情報を生成又は変更するためのプログラム命令を実行する1つ以上のGPUを含んでもよい。
【0047】
ディスプレイ194は、画像、ビデオ等を表示するように構成される。ディスプレイ194は、ディスプレイパネルを含む。ディスプレイパネルは、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)、アクティブマトリックス有機発光ダイオード(active-matrix organic light emitting diode、AMOLED)、フレキシブル発光ダイオード(flexible light-emitting diode、FLED)、ミニLED、マイクロLED、マイクロOLED、量子ドット発光ダイオード(quantum dot light emitting diodes、QLED)などであり得る。いくつかの実施形態において、電子デバイス100は、1つ又はN個のディスプレイ194を含んでもよく、Nは、1より大きい正の整数である。
【0048】
電子デバイス100は、ISP、カメラ193、ビデオコーデック、GPU、ディスプレイ194、アプリケーションプロセッサなどを介して撮影機能を実装することができる。
【0049】
ISPは、カメラ193によりフィードバックされたデータを処理するように構成される。例えば、撮影中、シャッターが押され、レンズを介してカメラの感光素子に光が伝達される。光信号が電気信号に変換され、カメラの感光素子は電気信号を処理のためISPに送信して、電気信号を可視画像に変換する。ISPはさらに、画像のノイズ、輝度、及び顔色に対するアルゴリズム最適化を実行することができる。ISPはさらに、撮影シナリオの露光及び色温度などのパラメータを最適化することができる。いくつかの実施形態において、ISPは、カメラ193に配置されてもよい。
【0050】
カメラ193は、静止画像又はビデオを捕捉するように構成される。いくつかの実施形態において、携帯電話100は、1つ又はN個のカメラを含んでもよく、Nは、1より大きい正の整数である。カメラ193は、前面カメラ又は背面カメラでもよい。
【0051】
デジタル信号プロセッサは、デジタル信号を処理するように構成され、デジタル画像信号に加えて別のデジタル信号を処理することができる。例えば、電子デバイス100が周波数を選択すると、デジタル信号プロセッサは、周波数エネルギーに対してフーリエ変換などを実行するように構成される。
【0052】
ビデオコーデックは、デジタルビデオを圧縮又は解凍するように構成される。電子デバイス100は、1つ以上のビデオコーデックをサポートすることができる。このようにして、電子デバイス100は、複数のコーディングフォーマット、例えば、動画エキスパートグループ(moving picture experts group、MPEG)-1、MPEG-2、MPEG-3、及びMPEG-4のビデオを再生又は記録することができる。
【0053】
外部メモリインターフェース120は、電子デバイス100の記憶能力を拡張するために、外部ストレージカード、例えばマイクロSDカードに接続するように構成され得る。外部ストレージカードは、外部メモリインターフェース120を介してプロセッサ110と通信して、データ記憶機能を実現する。例えば、音楽やビデオなどのファイルは、外部ストレージカードに記憶される。
【0054】
内部メモリ121は、1つ以上のコンピュータプログラムを記憶するように構成され得、1つ以上のコンピュータプログラムは、命令を含む。プロセッサ110は、内部メモリ121に記憶された命令を実行することができ、それにより、電子デバイス100は、本出願のいくつかの実施形態で提供されるインテリジェントなコンタクト推奨方法、様々な機能アプリケーション、データ処理などを実行する。内部メモリ121は、プログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含んでもよい。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステムを記憶することができる。プログラム記憶領域はさらに、1つ以上のアプリケーション(例えば、ギャラリー及びコンタクト)などを記憶することができる。データ記憶領域は、電子デバイス101の使用中に作成されたデータ(例えば、写真及びコンタクト)等を記憶することができる。さらに、内部メモリ121は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、あるいは不揮発性メモリ、例えば、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又はユニバーサルフラッシュストレージ(universal flash storage、UFS)を含んでもよい。いくつかの他の実施形態において、プロセッサ110は、内部メモリ121に記憶された命令、及び/又はプロセッサに配置されたメモリに記憶された命令を実行し、それにより、電子デバイス100は、本出願の実施形態で提供されるインテリジェントな番号推奨方法、様々な機能アプリケーション、及びデータ処理を実行する。
【0055】
電子デバイス100は、オーディオモジュール170、スピーカ170A、受信機170B、マイクロホン170C、ヘッドセットジャック170D、アプリケーションプロセッサなどを使用することにより、音楽の再生又は記録などのオーディオ機能を実装することができる。
【0056】
オーディオモジュール170は、デジタルオーディオ情報をアナログオーディオ信号出力に変換するように構成され、アナログオーディオ入力をデジタルオーディオ信号に変換するようにも構成される。オーディオモジュール170はさらに、オーディオ信号をコーディング及び復号するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、オーディオモジュール170はプロセッサ110に配置されてもよく、あるいは、オーディオモジュール170のいくつかの機能モジュールがプロセッサ110に配置される。
【0057】
スピーカ170Aは、「ホーン」とも呼ばれ、電気オーディオ信号をサウンド信号に変換するように構成される。電子デバイス100は、スピーカ170Aを使用することにより音楽を聞き、あるいはハンズフリー通話に応答することができる。
【0058】
受信機170Bは、「イヤーピース」とも呼ばれ、電気オーディオ信号をサウンド信号に変換するように構成される。電子デバイス100を使用することにより通話に応答し、あるいは発話情報を受け取ると、受信機170Bは、発話を受け取るように人間の耳の近くに置かれ得る。
【0059】
マイクロホン170Cは、「マイク」又は「マイクロホン」とも呼ばれ、音響信号を電気信号に変換するように構成される。発呼する又は発話情報を送るとき、ユーザは、マイクロホン170Cにサウンド信号を入力するために、マイクロホン170Cの近くで人間の口を動かすことにより音を立てることができる。1つ以上のマイクロホン170Cが、電子デバイス100に配置されてもよい。いくつかの他の実施形態において、2つのマイクロホン170Cが電子デバイス100に配置されて、サウンド信号を収集することに加えてノイズ低減機能を実現してもよい。いくつかの他の実施形態において、3つ、4つ、又はそれ以上のマイクロホン170Cが代替的に電子デバイス100に配置されて、サウンド信号を収集し、ノイズを低減し、サウンドソースを識別し、指向性記録機能を実現してもよい。
【0060】
ヘッドセットジャック170Dは、有線ヘッドセットに接続するように構成される。ヘッドセットジャック170Dは、USBインターフェース130でもよく、あるいは3.5mmのオープン移動端末プラットフォーム(open mobile terminal platform、OMTP)標準インターフェース、又は米国のセルラー電気通信工業協会(cellular telecommunications industry association of the USA、CTIA)標準インターフェースでもよい。
【0061】
センサモジュール180は、圧力センサ、ジャイロセンサ、気圧センサ、磁気センサ、加速度センサ、距離センサ、光近接センサ、指紋センサ、温度センサ、タッチセンサ、周辺光センサ、骨伝導センサなどを含んでもよい。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
【0062】
確かに、本出願のこの実施形態で提供される電子デバイス100は、キー、モータ、インジケータ、及びSIMカードインターフェースなどの1つ以上のコンポーネントをさらに含んでもよい。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
【0063】
いくつかの実施形態において、
図2に示すように、電子デバイス100は、スタイラス200をさらに保持し得る。ユーザは、スタイラス200を使用して、電子デバイス100に表示された特定の領域にテキストなどの情報を書き込むことができる。電子デバイス100は、ディスプレイ上でスタイラス200により形成された移動軌道を表示することができる。さらに、電子デバイス100は、ディスプレイ上でスタイラス200により形成された移動軌道を記録し、次いで対応するテキストを識別することができる。
【0064】
本出願のこの実施形態において、スタイラス200は、ブルートゥース又はWi-Fiなどの無線通信を介して電子デバイス100と通信することができる。
図2に示すように、1つ以上のボタン201がスタイラス200に配置されてもよく、ボタン201は物理的ボタン又は仮想的ボタンであってよい。スタイラス200が、ユーザがボタン201をタップしたことを検出した場合、スタイラス200は、ブルートゥース等を介して、ボタン201に対応するキー(key)値を電子デバイス100に送信することができる。電子デバイス100は、スタイラス200により送信されたキー値を解析することにより、対応する動作を実行することができる。
【0065】
例えば、ボタン201をダブルタップする動作に対応するキー値が001であり、キー値001はコメントモードに入ることを示すために使用されることが仮定される。この場合、スタイラス200が、ユーザがボタン201上でダブルタップ動作を実行したことを検出した場合、スタイラス200は、対応するキー値001を電子デバイス100に送信し得る。キー値001に応答して、電子デバイス100は、表示されているインターフェースでコメントモードに入ることができ、コメントモードにおいて、ユーザは、スタイラス200を使用して、表示インターフェースにコメント内容を手書きすることができる。さらに、電子デバイス100は、表示インターフェース内でのスタイラス200の移動軌道に基づいて、ユーザにより手書きされたコメント内容を識別し、表示インターフェース内のコメント内容を保存することができる。
【0066】
スタイラス200は具体的に、抵抗性スタイラス、電磁スタイラス、又は容量性スタイラスでもよい。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
【0067】
電子デバイス100のソフトウェアシステムは、層状アーキテクチャ、イベント駆動アーキテクチャ、マイクロカーネルアーキテクチャ、マイクロサービスアーキテクチャ、又はクラウドアーキテクチャを使用してもよい。本願の一実施形態では、電子デバイス100のソフトウェア構造を説明するために、一例として、層状アーキテクチャを有するAndroidシステムが使用される。
【0068】
図3は、本出願の一実施形態による電子デバイス100のソフトウェア構造のブロック図である。
【0069】
層状アーキテクチャでは、ソフトウェアは複数の層に分割され、各層は明確な役割とタスクを有する。これらの層は、ソフトウェアインターフェースを介して互いに通信する。いくつかの実施形態において、Androidシステムは、4つの層、すなわち、上から下にアプリケーション層、アプリケーションフレームワーク層、Androidランタイム(Android runtime)及びシステムライブラリ、並びにカーネル層に分割される。
【0070】
アプリケーション層は、一連のアプリケーションを含むことができる。
【0071】
図3に示すように、アプリケーションは、電話、メモ、ブラウザ、コンタクト、カメラ、ギャラリー、カレンダー、マップ、ブルートゥース、ミュージック、ビデオ、及びメッセージなどのAPP(applications、APP)を含むことができる。これらのアプリケーションは、電子デバイス100が工場から配送されるときプリインストールされることがあり、あるいは、ユーザが電子デバイス100を使用するときアプリケーションマーケットからユーザによりダウンロード及びインストールされることもある。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
【0072】
アプリケーションフレームワーク層は、アプリケーションプログラミングインターフェース(application programming interface、API)と、アプリケーション層におけるアプリケーションのためのプログラミングフレームワークを提供する。アプリケーションフレームワーク層は、いくつかの予め定義された機能を含む。
【0073】
図3に示すように、アプリケーションフレームワーク層は、ウィンドウマネージャ、コンテンツプロバイダ、ビューシステム、リソースマネージャ、通知マネージャなどを含むことができる。
【0074】
ウィンドウマネージャは、ウィンドウプログラムを管理するように構成される。ウィンドウマネージャは、ディスプレイのサイズを取得する、ステータスバーがあるかどうかを決定する、スクリーンロックを実行する、スクリーンショットを取る等を行うことができる。コンテンツプロバイダは、データを記憶及び取得し、そのデータをアプリケーションにアクセス可能にするように構成される。データには、ビデオ、画像、オーディオ、発信及び受信した通話、閲覧履歴及びブックマーク、電話帳などを含んでもよい。ビューシステムは、テキストを表示するためのコントロール(control)及びピクチャを表示するためのコントロールなどの視覚的コントロールを含む。ビューシステムは、アプリケーションを構築するように構成されてもよい。表示インターフェースは、1つ以上のビューを含むことができる。リソースマネージャは、ローカライズされた文字列、アイコン、ピクチャ、レイアウトファイル、及びビデオファイルなどの様々なリソースをアプリケーションに提供する。通知マネージャは、アプリケーションが通知情報をステータスバーに表示することを可能にし、通知メッセージを伝達するように構成され得る。通知マネージャは、ユーザインタラクションなく、短い一時停止の後、自動的に消えてもよい。例えば、通知マネージャは、ダウンロード完了を通知する、メッセージ通知を提供する等を行うように構成される。通知マネージャは、代替的に、グラフ又はスクロールバーテキストの形式でシステムの上部ステータスバーに現れる通知、例えば、バックグラウンドで実行中のアプリケーションの通知、又はダイアログウィンドウの形式で画面に現れる通知でもよい。例えば、テキスト情報がステータスバーにおいて提示され、アナウンスが生成され、電子デバイスが振動し、あるいはインジケータライトが点滅する。
【0075】
システムライブラリは、複数の機能モジュール、例えば、サーフェスマネージャ(surface manager)、メディアライブラリ(Media Libraries)、3次元グラフィックス処理ライブラリ(例えば、OpenGL ES)、及び2Dグラフィックスエンジン(例えば、SGL)を含んでもよい。
【0076】
サーフェスマネージャは、表示サブシステムを管理し、複数のアプリケーションのために2D及び3D層の融合を提供するように構成される。メディアライブラリは、複数の一般的に使用されるオーディオ及びビデオフォーマット、静止画像ファイルなどの再生及び記録をサポートする。メディアライブラリは、MPEG-4、H.264、MP3、AAC、AMR、JPG、及びPNGなどの複数のオーディオ及びビデオコーディングフォーマットをサポートすることができる。3次元グラフィックス処理ライブラリは、3次元グラフィックス描画、画像レンダリング、合成、層処理等を実現するように構成される。2Dグラフィックスエンジンは、2D描画のための描画エンジンである。
【0077】
Androidランタイムは、コアライブラリと仮想マシンを含む。Androidランタイムは、Androidシステムのスケジューリング及び管理の責任を負う。
【0078】
コアライブラリは、2つの部分、すなわち、Java言語で呼び出される必要のある関数と、Androidのコアライブラリを含む。
【0079】
アプリケーション層とアプリケーションフレームワーク層は、仮想マシン上で動作する。仮想マシンは、アプリケーション層とアプリケーションフレームワーク層のJavaファイルをバイナリファイルとして実行する。仮想マシンは、オブジェクトライフサイクル管理、スタック管理、スレッド管理、セキュリティ及び例外管理、ガベージコレクションなどの機能を実現するように構成される。
【0080】
カーネル層は、ハードウェアとソフトウェアの間の層である。カーネル層は、少なくともディスプレイドライバ、カメラドライバ、オーディオドライバ、センサドライバ等を含む。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
【0081】
本出願のこの実施形態において、電子デバイス100が、スタイラス200により送信され、かつコメントモードを有効にすることを示すために使用されるキー値を受信した場合、電子デバイス100は、ウィンドウマネージャを呼び出して、表示されているインターフェースに、コメントを受け取るために使用される層(これはコメント層と呼ばれることがある)をロードすることができる。コメント層は最上層であるため、ユーザがスタイラス200を使用してコメント内容をディスプレイ上に入力するプロセスは、実際には、スタイラス200がコメント層でコメント内容を入力するプロセスである。ウィンドウマネージャは、スタイラス200により入力され、かつコメント層で受け取った移動軌道を識別のためにプロセッサに送って、ユーザにより追加されたコメント内容を識別することができる。
【0082】
例えば、電子デバイス100はブラウザAPPを実行する。
図4(a)に示すように、ブラウザAPPを実行するとき、電子デバイス100は、ブラウザAPPの表示インターフェース401をディスプレイ上に表示することができ、表示インターフェース401は、ユーザにより閲覧されているウェブコンテンツを含む。電子デバイス100が、ブルートゥースを介して、スタイラス200から送られたキー値(例えば、キー値は001である)を受信した後、それは、ユーザがコメントモードを有効にするためにスタイラス200上のボタン201をトリガしていることを示す。さらに、
図4(b)に示すように、ウィンドウマネージャは、表示インターフェース401にコメント層402をロードすることができる。コメント層402は、ツールバー403を含んでもよく、ツールバー403は、消しゴムオプション、ライン太さオプション、ライン色オプション、保存オプション、終了オプションなどを含んでもよい。これらのオプションは、現在のコメント追加プロセスでコメント内容を調整するために使用される。
【0083】
例えば、さらに
図4(b)に示すように、ウィンドウマネージャは、コメント層402内のツールバー403以外の領域を透過であるように設定することができる。この場合、電子デバイス100がコメントモードに入った後、ユーザは、コメント層402を介して表示インターフェース401内の表示内容(すなわち、ブラウザAPP内の表示コンテンツ)をさらに見ることができる。このようにして、ユーザは、コメント層402における透過領域内でスタイラス200を使用することにより、表示インターフェース401内の表示内容に対するコメントを作成することができる。その後、ウィンドウマネージャは、スクリーンショットアプリケーションを起動して、コメント層402と表示インターフェース401とが重ねられ(superimposed)た後に形成される画像のスクリーンショットを取得し、保存することができる。画像は、表示インターフェース401内の表示内容と、スタイラス200を使用することによりコメント層402に対してユーザにより追加されたコメント内容の双方を含む。
【0084】
本出願のこの実施形態において、ユーザが、スタイラス200を使用することにより、コメントモードに入るように電子デバイス100をトリガした後、電子デバイス100は、ウィンドウマネージャを使用することにより、表示されている任意の表示インターフェースにコメント層402をロードできることが習得され得る。コメント層402に透過領域が設定されるため、ユーザは、コメント層402における透過領域でスタイラス200を使用することにより、表示インターフェース内の元の表示内容に対するコメントを作成することができる。このコメント追加方法は、表示されている表示インターフェースに何の要件も課さず、対応するインターフェースが適合のためにアプリケーション層にインストールされたアプリケーションに追加される必要はない。具体的には、電子デバイス100は、表示されている任意のインターフェースで手書きコメントモードに入って、実生活で紙及びペンを使用することによってユーザによりコメントを追加する体験を復元し、スタイラスの適用シナリオを豊富にし、ユーザによりスタイラスを使用する使用体験を向上させることができる。
【0085】
理解を容易にするために、以下では、添付の図面を参照して、本出願の一実施形態で提供されるコメント追加方法を詳細に説明する。以下の実施形態では、電子デバイス100として携帯電話を使用する一例を説明に用いる。
【0086】
図5は、本出願の一実施形態によるコメント追加方法の概略フローチャートである。
図5に示すように、コメント追加方法は、以下のステップを含み得る。
【0087】
S501:スタイラス上の第1のボタンに対してユーザにより実行された予め設定された動作に応答して、スタイラスが、第1のキー値を携帯電話に送信し、第1のキー値は、コメントモードに入るように携帯電話に指示するために使用される。
【0088】
図2に示すスタイラス200を依然として一例として用いる。スタイラス200は、携帯電話へのブルートゥース接続を確立することができる。スタイラス200上のボタン201は、第1のボタンでもよい。スタイラス200が、ユーザがボタン201に対して予め設定された動作(例えば、ダブルタップ動作、シングルタップ動作、又はタッチアンドホールド動作)を実行したことを検出した場合、それは、ユーザが携帯電話のコメントモードを有効にすることを期待し、スタイラスを使用して携帯電話の表示インターフェースにコメントを追加することを示す。
【0089】
スタイラス200には、異なる動作に対応する異なるボタン及び特定のキー値が予め設定される。例えば、ボタン201をシングルタップする動作に対応するキー値は010であり、ボタン201をダブルタップする動作に対応するキー値は001である。この場合、ユーザがボタン201をダブルタップしたことを検出した後、スタイラス200は、確立されたブルートゥース接続に基づいて、対応するキー値001(すなわち、第1のキー値)を携帯電話に送信することができる。第1のキー値は、スタイラスのコメントモードに入るように携帯電話に指示するために使用される。第1のキー値を受信した後、携帯電話は、ステップS502を引き続き実行してコメントモードに入ることができ、それにより、ユーザは、コメントモードにおいて、スタイラスを使用することにより表示インターフェース内の内容に対するコメントを作成することができる。
【0090】
S502:スタイラスにより送信された第1のキー値に応答して、携帯電話が、表示されている第1のアプリケーションの第1のインターフェースにコメント層をロードし、コメント層は、第1のツールバーと透過領域を含む。
【0091】
例えば、
図6(a)に示すように、スタイラスにより送信された第1のキー値を受信するとき、携帯電話は、ブラウザAPPの第1のインターフェース601を表示している。この場合、第1のインターフェース601は、ディスプレイ上の表示画像全体の最上層である。第1のインターフェース601は、ブラウザAPPのツールバー602を含んでもよく、ツールバー602には、共有、コメント、お気に入りなどの1つ以上のオプションが設定され得る。第1のキー値を受信した後、携帯電話は、第1のキー値を解析して、この時点でのユーザの動作意図がコメントモードを有効にすることであると識別することができる。具体的には、ユーザは、スタイラス上の第1のボタンをトリガし、それにより、携帯電話は、コメントモードに迅速に入って、ユーザがコメントを作成するのを助けることができる。
【0092】
いくつかの他の実施形態において、ユーザは、代替的に、コメントモードに入るために別の方法で携帯電話をトリガすることができる。例えば、携帯電話が、表示されている第1のインターフェース601においてユーザが予め設定された動作を実行したことを検出した場合、携帯電話は、この予め設定された動作に応答してコメントモードに入ることができる。例えば、予め設定された動作は、プレス動作、タップ動作、又は2本指のスライド動作などの動作でもよい。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
【0093】
携帯電話がコメントモードに入った後、
図6(b)に示すように、携帯電話は、第1のインターフェース601に新しい層(すなわち、コメント層603)をロードすることができる。この場合、コメント層603は、ディスプレイ上の表示画像全体の最上層である。コメント層603は、透過領域604及び第1のツールバー605を含んでもよい。第1のツールバー605に、コメント内容を調整するために使用される機能オプションが設定される。例えば、第1のツールバー605は、コメントモードを終了すること、コメントを保存すること、ライン太さを調整すること、ライン色を調整すること、及び消しゴムなどの1つ以上の機能オプションを含んでもよい。
【0094】
例えば、携帯電話は、第1のインターフェース601内にあるブラウザAPPのツールバー602の上に、コメント層603における第1のツールバー605を重ねることができる。この場合、コメント層603が最上層であるが、コメントモードが入力される前にブラウザAPPに表示されていた第1のインターフェース601は、コメント層603における透過領域604を介して表示され得る。その後、ユーザは、上位層であるコメント層603でスタイラスを使用することにより、第1のインターフェース601内の内容に対するコメントを作成することができる。このようにして、実行中のブラウザAPPは影響を受けず、リアルタイムで現在の表示インターフェースにコメントを追加する機能も実装することができる。
【0095】
例えば、なお
図6(b)に示すように、コメントモードに入った後、携帯電話はさらに、プロンプト(prompt)606を表示して、携帯電話が現在コメントモードに入っていることをユーザに通知することができる。別の例として、携帯電話はさらに、テキスト、発話、又はアニメーションなどの方法で、スタイラスを使用することによりコメント層603における透過領域604にコメントを追加するようにユーザに提示する(prompt)ことができる。
【0096】
S503:携帯電話が、スタイラスを使用することにより第1のインターフェースにおいてコメント層にユーザにより入力された第1のコメントを受け取る。
【0097】
コメント層603が第1のインターフェース601上に重ねられる一例を依然として用いる。携帯電話がコメントモードに入った後、ユーザは、コメント層603における透過領域604を介して、ブラウザAPPの第1のインターフェース601内の表示内容を見ることができる。さらに、ユーザは、スタイラスを使用することによりコメントを対応する表示内容に追加することができる。コメントは、テキスト、数字、又はパターンなどの1つ以上の内容を含んでもよい。
【0098】
図7に示すように、ユーザは、スタイラスを使用することにより第1のインターフェース601内の表示内容を丸で囲み、丸で囲んだ表示内容を「強調」としてマークする。この場合、ユーザにより内容を丸で囲むことによって形成されたパターンとテキストの「強調」は、現在追加されている第1のコメント701である。この場合、ディスプレイ上で実際には上位層である層が、コメント層603であるため、携帯電話は、実際には、コメント層603における透過領域604で、ユーザにより現在入力されている第1のコメント701を受け取り、記録する。この場合、携帯電話は、ブラウザAPPの第1のインターフェース601内の表示コンテンツを修正しない。ユーザは、第1のインターフェース601に対応するコメント層603に1つ以上のコメントを追加してもよいことに留意されたい。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
【0099】
いくつかの実施形態において、コメントモードで入力イベントを受け取った後、携帯電話は、最初に、入力イベントがコメント層603に対するコメントイベントであるかどうかを決定することができる。例えば、入力イベントが、ディスプレイ上でスタイラスにより形成された入力イベントである場合、携帯電話は、入力イベントがコメント層603に対するコメントイベントであると決定してもよい。この場合、携帯電話は、コメント層603におけるユーザの現在の入力内容を表示及び記録して、第1のコメントを形成することができる。入力イベントが、ディスプレイ上でユーザの指により形成された入力イベントである場合(例えば、ユーザの指のスライド動作)、それは、ユーザがブラウザAPPの第1のインターフェース601上で動作を実行することをおそらく期待していることを示す。したがって、携帯電話は、現在の入力イベントがコメント層603に対するコメントイベントでないと決定してもよく、この場合、携帯電話は、ステップS506~S509を継続して実行してもよい。
【0100】
例えば、携帯電話は、入力イベントにおける接触エリアのサイズに基づいて、入力イベントがディスプレイ上でスタイラスにより形成された入力イベントか、又はディスプレイ上でユーザの指により形成された入力イベントかを決定することができる。ユーザの指がディスプレイ上でスライドするとき、ユーザの指とディスプレイとの間の接触エリアは比較的大きく、スタイラスがディスプレイ上でスライドするとき、スタイラスとディスプレイとの間の接触エリアは比較的小さい。したがって、携帯電話が、現在の入力イベントにおける接触の接触エリアが予め設定された値より小さいことを検出した場合、携帯電話は、入力イベントがディスプレイ上でスタイラスにより形成された入力イベントであると決定してもよい。あるいは、携帯電話が、現在の入力イベントにおける接触の接触エリアが予め設定された値より大きいことを検出した場合、携帯電話は、入力イベントがディスプレイ上でユーザの指により形成された入力イベントであると決定してもよい。
【0101】
別の例では、ディスプレイ上で指により生成される電気信号は、ディスプレイ上でスタイラスにより生成される電気信号とは異なる。例えば、指がディスプレイに接触した後に発生する容量性信号の強度は、第1の閾値範囲内に入り、スタイラスがディスプレイに接触した後に発生する容量性信号の強度は、第2の閾値範囲内に入る。この場合、携帯電話は、ディスプレイ上で入力イベントにより生成された電気信号の強度に基づいて、入力イベントがディスプレイ上でスタイラスにより形成された入力イベントか、又はディスプレイ上でユーザの指により形成された入力イベントかを決定することができる。
【0102】
本出願のこの実施形態において、携帯電話が第1のインターフェース601にコメント層603を重ねた後、ブラウザAPPは、第1のインターフェース601内のコンテンツを依然として動的に更新することができる。例えば、第1のインターフェース601がビデオ又はアニメーションを含むとき、携帯電話は、第1のインターフェース601内のビデオ又はアニメーションを通常どおり再生することができる。具体的には、携帯電話がコメント層603においてユーザにより追加されたコメントを受け取るプロセスは、携帯電話が第1のインターフェース601においてビデオ又はアニメーションを再生するプロセスと衝突しない。
【0103】
別の例として、携帯電話が第1のインターフェース601にコメント層603を重ねた後、携帯電話はさらに、第1のインターフェース601上でユーザにより行われた編集動作を受け取ることができる。例えば、編集動作は、コピーアンドペースト動作でもよい。ユーザの指がディスプレイに接触し、ホールドしていることを検出した後、携帯電話は、タッチアンドホールド動作がブラウザAPPの第1のインターフェース601に対する動作であると決定することができ、したがって、携帯電話は、テキストをコピーする等のために使用される編集メニューを表示することができる。別の例として、第1のインターフェース601に再生ボタンが設定されているとき、携帯電話が、ユーザが再生ボタンをタップしたことを検出した場合、携帯電話は、第1のインターフェース601において対応するビデオ又はオーディオファイルを再生することができる。
【0104】
具体的には、ユーザがスタイラスを使用することにより第1のインターフェース601にコメントを追加するとき、ブラウザAPPの第1のインターフェース601の通常の実行は影響を受けない。携帯電話がユーザの指のタッチイベントを受け取った後、携帯電話内のブラウザAPPは、タッチイベントに応答して第1のインターフェース601内のコンテンツを通常どおり編集又は更新することができる。携帯電話がスタイラスのタッチイベントを受け取った後、携帯電話は、コメント層603でのスタイラスの移動軌道を表示することができる。
【0105】
確かに、ユーザが、新しいインターフェースにジャンプするとき、第1のインターフェース601におけるインターフェースジャンプ動作、例えば、ユーザにより戻るボタンをタップする動作、又はユーザによりウェブリンクをタップする動作を実行する場合、携帯電話はさらに、第1のインターフェース601上に重ねられたコメント層603を削除し、コメントモードを終了することができる。代替的に、携帯電話は、新しいインターフェースにジャンプするとき、コメント層603を保持し続けてもよい。この場合、携帯電話が新しいインターフェースにジャンプした後、コメント層603は、携帯電話がジャンプした新しいインターフェースに重ねられ、したがって、ユーザは、新しいインターフェースにコメントを継続して追加することができる。
【0106】
さらに、現在の入力イベントが、コメント層603における第1のツールバー605上で実行された場合、入力イベントがユーザによりスタイラスを使用することにより形成されているか、又はユーザにより指を使用することにより形成されているかにかかわらず、携帯電話は、入力イベントがコメント層603に対するコメントイベントであると決定することができる。
【0107】
なお
図7に示すように、携帯電話がコメントモードに入った後、携帯電話が、ユーザが第1のツールバー605内の終了オプション702を選択したことを検出した場合、携帯電話は、上位層であるコメント層603を削除することができる。この場合、コメント層603で既に記録された第1のコメントも削除され、ブラウザAPPの第1のインターフェース601は、最上層である層に復元される。携帯電話が、ユーザが第1のツールバー605内のライン色調整オプション703を選択したことを検出した場合、携帯電話は、ユーザが選択するための複数の任意のライン色を表示することができ、ユーザにより選択された色は、スタイラスがコメント層603でその後移動するときに表示される色として使用される。携帯電話が、ユーザが第1のツールバー605内のライン厚さ調整オプション704を選択したことを検出した場合、携帯電話は、ユーザが選択するための厚さを表す複数の任意のラインを表示することができ、ユーザにより選択された厚さを表すラインは、スタイラスがコメント層603でその後移動するときに表示される厚さ度合いとして使用される。携帯電話が、ユーザが第1のツールバー605内の消しゴムオプション705を選択したことを検出した場合、携帯電話は、コメント層603においてスタイラスによりその後選択されたラインを消去することができる。携帯電話が、ユーザが第1のツールバー605内の保存オプション706を選択したことを検出した場合、携帯電話は、ステップS504及びS505を実行して、現在追加されているコメントを保存することができる。確かに、第1のツールバー605は、前、次、及び特殊効果の追加などのオプションをさらに含んでもよい。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
【0108】
例えば、ユーザは、スタイラスを使用することにより第1のツールバー605内の対応するオプションを選択することができ、あるいは、ユーザは、指を使用することにより第1のツールバー605内の対応するオプションを選択することができる。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
【0109】
S504:携帯電話が、ユーザによる現在のコメントを保存する動作を検出した場合、携帯電話は、第1のコメントを含む第1のインターフェースのスクリーンショットを取って第1のピクチャを取得する。
【0110】
携帯電話が、ユーザが第1のツールバー605内の保存オプション706を選択したことを検出した場合、それは、ユーザが現在のコメントを保存する動作を実行していることを示す。この場合、携帯電話は、スクリーンショットアプリケーションを呼び出して、ディスプレイ上に表示されているインターフェースに対するスクリーンショット動作を実行することができる。現在のスクリーンショット動作を介して取得される第1のピクチャは、ブラウザAPPの第1のインターフェース601と、第1のインターフェース601内の関連コンテンツに対してコメント層603でユーザにより追加された第1のコメントとの双方を含む。
【0111】
代替的に、ユーザが第1のコメントを第1のインターフェース601に追加したことを検出した後、携帯電話は、第1のインターフェース601の内容と第1のコメントの内容を自動的に保存してもよい。例えば、携帯電話は、第1のコメントを含む第1のインターフェース601のスクリーンショットを自動的に取ることができる。
【0112】
さらに、
図8に示すように、第1のコメントを含む第1のインターフェース601のスクリーンショットを取るとき、携帯電話は、コメントが保存されていることを示すプロンプト801を表示して、現在追加されているコメントが保存されていることをユーザに提示することができる。さらに、携帯電話は、第1のインターフェース601上に重ねられたコメント層603をさらに削除し、コメントモードを終了してもよい。
【0113】
いくつかの実施形態において、
図9に示すように、スクリーンショット動作を行うことにより、第1のコメントを含む第1のピクチャ901を取得した後、携帯電話は、第1のピクチャ901のプレビューインターフェース902をさらに表示することができる。プレビューインターフェース902は、第1のピクチャ901と第2のツールバー903を含んでもよい。第2のツールバー903には、共有、スター(Star)、編集、及び削除などの1つ以上のオプションが設定される。ユーザは、第2のツールバー903内のこれらのオプションを使用することにより、第1のピクチャ901に対してピクチャ共有又はピクチャ削除などの動作を実行することができる。例えば、携帯電話が、プレビューインターフェース902を表示した後、予め設定された時間内にユーザの入力動作を受け取らない場合、携帯電話は、プレビューインターフェース902を自動的に隠し、ブラウザAPPの第1のインターフェース601を再表示して、ブラウザAPPを使用する際にユーザに対してプレビューインターフェース902により引き起こされる妨害を回避することができる。
【0114】
S505:携帯電話が、第1のピクチャを保存のためにメモに追加する。
【0115】
スクリーンショット動作を実行することにより、第1のコメントを含む第1のピクチャ901を取得した後、携帯電話は、第1のピクチャ901をメモとしてメモAPPに自動的に追加することができる。この場合、
図10(a)に示すように、ユーザは、メモAPPを開いて、第1のピクチャ901を含むメモ1001を見つけることができる。携帯電話が、ユーザがメモ1001を開いたことを検出した場合、
図10(b)に示すように、携帯電話は、第1のコメントを含む第1のピクチャ901をメモAPPに表示してもよい。
【0116】
いくつかの実施形態において、スクリーンショット動作を実行することにより第1のピクチャ901を取得するとき、携帯電話は、ブラウザAPPが第1のインターフェース601を表示するときのURL(ユニフォームリソースロケータ、uniform resource locator)アドレスをさらに取得してもよい。この場合、第1のピクチャ901をメモに保存するとき、携帯電話は、第1のインターフェース601のURLアドレスも保存することができる。
図11(a)に示すように、携帯電話がメモAPPに第1のピクチャ901を表示するとき、携帯電話が、ユーザが第1のピクチャ901をタップしたことを検出した場合、
図11(b)に示すように、携帯電話は、第1のインターフェース601のURLアドレスに基づいて、ブラウザAPPの第1のインターフェース601を再度開いてもよい。具体的には、携帯電話は、メモAPPにおいて、保存されたコメントと、コメントが作成されたページとの間の関連づけ関係を確立することができ、保存されたコメントを見るとき、ユーザは、レビューのためにコメントが作成されたページにリンクすることができる。
【0117】
代替的に、
図12に示すように、第1のピクチャ901のプレビューインターフェース902を表示するとき、携帯電話は、第1のピクチャ901をメモAPP又はギャラリーAPPに保存するようにユーザに提示する(prompt)ことができる。ユーザが、現在追加されているコメントをメモAPPに保存することを選択した場合、
図10(a)に示すように、携帯電話は、第1のピクチャ901をメモとしてメモAPPに追加することができる。対応して、ユーザが、現在追加されているコメントをギャラリーAPPに保存することを選択した場合、携帯電話は、第1のピクチャ901をギャラリーAPPに保存することができ、したがって、ユーザは、ギャラリーAPPにおいて、現在追加されているコメントを含む画像を見つけることができる。確かに、携帯電話は、代替的に、第1のピクチャ901をメモAPP及びギャラリーAPPの双方に保存してもよく、あるいは、携帯電話は、第1のピクチャ901を携帯電話の予め設定されたアプリケーション(例えば、グローバルお気に入りAPP)に保存してもよい。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
【0118】
いくつかの実施形態において、コメント層603において、ユーザにより追加された第1のコメントを受信すると、携帯電話は、スタイラスの移動軌道に基づいて、第1のコメント内の特定のテキスト情報を自動的に識別することができる。例えば、第1のコメントは、単語「強調」を含む。代替的に、第1のピクチャ901を取得した後、携帯電話は、第1のピクチャ901からテキスト情報を自動的に抽出してもよい。例えば、携帯電話は、OCR(光学文字認識、optical character recognition)技術を使用することにより、第1のピクチャ901に記録されたウェブコンテンツを抽出することができる。別の例として、ユーザがコメントを保存する動作を実行していることを検出すると、携帯電話は、ブラウザAPPに現在表示されている第1のインターフェース601のURLアドレスを取得し、第1のインターフェース601のウェブコンテンツをURLアドレスからダウンロードすることができる。この場合、携帯電話は、スクリーンショットを介して取得された第1のピクチャ901と、第1のピクチャ901の文字情報との双方を、メモ1001に保存することができる。
【0119】
このように、メモ1001を作成するとき、携帯電話は、第1のピクチャ901の関連テキスト情報をメモ1001のタイトルとして使用することができる。さらに、メモ1001のためにメモAPP内の複数のメモを検索するとき、ユーザは、検索ボックス1002に、第1のピクチャ901の関連キーワードを入力してもよい。携帯電話は、ユーザにより入力されたキーワードに基づいて、キーワードに関連するメモ1001を取り出すことができ、携帯電話は、キーワードを含む1つ以上の検索結果としての1つ以上のメモをユーザに提示することができ、それにより、ユーザは、メモAPP内の保存されたコメント内容を迅速に見つけることができる。
【0120】
いくつかの他の実施形態において、メモアプリケーションにスクリーンショットの形式で、ユーザにより追加されたコメントを保存することに加えて、携帯電話はさらに、ユーザにより現在追加されているコメントを別のフォーマットで保存することができる。
【0121】
例えば、表1に示すように、携帯電話は、ユーザが第1のツールバー605内の保存オプション706を選択したことを検出した後、携帯電話は、ブラウザAPPの現在表示されている第1のインターフェース601のURLアドレスを取得することができ、携帯電話は、URLアドレスに基づいて第1のインターフェース601において特定の表示コンテンツを取得することができる。さらに、携帯電話は、第1のインターフェース601における第1のコメント701の特定のコメント位置、第1のコメント701の特定のコメント内容、及び現在のコメントの追加時間などの情報をさらに記録することができる。さらに、表1に記録された第1のコメント701の関連情報に基づいて、携帯電話は、対応するファイルをピクチャ、テキスト、PDF、又はWordなどのフォーマットで生成して、現在追加されている第1のコメント701をこのファイルに保存することができる。その後、ユーザは、関連するアプリケーションにおいて、第1のインターフェース601内でユーザがコメントを作成した特定のコンテンツを見つけることができる。
【表1】
【0122】
いくつかの他の実施形態において、ブラウザAPPの第1のインターフェース601を依然として一例として用いる。スタイラスを使用することにより第1のインターフェース601に第1のコメントを入力した後、ユーザはさらに、現在表示されている第1のインターフェース601をスクロールして、新しい表示インターフェースに別のコメントを継続して追加することができる。具体的には、携帯電話がステップS503を実行した後、携帯電話がユーザの画面スクロール動作を受け取った場合、携帯電話は、ステップS506~S509を継続して実行して、第2のインターフェースに第2のコメントを追加することができる。
【0123】
S506:ユーザにより入力された画面スクロール動作に応答して、携帯電話が、画面スクロール後、第1のアプリケーションの第2のインターフェースを表示する。
【0124】
第1のアプリケーションがブラウザAPPである一例を依然として用いる。
図13(a)に示すように、コメントモードにおいて、コメント層603は、ブラウザAPPの第1のインターフェース601上に重ねられる。ユーザは、コメント層603における透過領域604に、第1のインターフェース601内のコンテンツに対するコメントを作成することができる。ユーザが、ブラウザAPPの第1のインターフェース601において後続のコンテンツを閲覧し続けることを期待する場合、ユーザは、画面スクロール動作をディスプレイに入力することができる。例えば、この動作は、ディスプレイ上でユーザの指により実行されるスライド動作でもよい。
【0125】
携帯電話がディスプレイ上でユーザの指により実行されたスライド動作を検出した後、ディスプレイ上で指により生成される電気信号がディスプレイ上でスタイラスにより生成される電気信号とは異なるため、現在のユーザ動作がユーザの指のスライド動作であると決定した後、携帯電話は、スライド動作がコメント層603に対する動作ではなくブラウザAPPに対する動作であると決定することができる。この場合、ユーザのスライド動作に応答して、携帯電話のディスプレイは、アプリケーション層で動作しているブラウザAPPに現在のスライドイベントを報告することができる。
図13(b)に示すように、ブラウザAPPは、画面スクロールを介してディスプレイ上に第2のインターフェース1301を表示することができる。第2のインターフェース1301における表示内容は、第1のインターフェース601における表示内容と部分的に同じであり得る。
【0126】
さらに、携帯電話が画面スクロールを介して第2のインターフェース1301を表示するとき、携帯電話がコメントモードを終了していないため、携帯電話は、コメント層603における透過領域604を同期的にスクロールすることができる。この場合、第1のインターフェース601に対応する透過領域604に元々記録された第1のコメントも、透過領域604のスクロールと共に隠される。
図13(b)に示すように、ブラウザAPPの第2のインターフェース1301上に重ねられたコメント層603は、第1のコメントを含まない。
【0127】
S507:携帯電話が、スタイラスを使用することにより第2のインターフェースにおいてコメント層にユーザにより入力された第2のコメントを受け取る。
【0128】
図14に示すように、携帯電話がブラウザAPPの第2のインターフェース1301を表示した後、ユーザは、コメント層603における新しい透過領域604を介して第2のインターフェース1301内の表示内容を見ることができる。さらに、ユーザは、スタイラスを使用することにより第2のコメント1401を対応する表示内容に追加してもよい。
【0129】
ステップS503と同様に、この場合、ディスプレイ上で実際には上位層である層がコメント層603であるため、携帯電話は、実際には、コメント層603における透過領域604で、ユーザにより現在入力されている第2のコメント1401を受け取り、記録する。この場合、携帯電話は、ブラウザAPPの第2のインターフェース1301における表示コンテンツを修正しない。
【0130】
その後、ユーザが、ブラウザAPPの第2のインターフェース1301の前後のインターフェース内の表示内容を継続して閲覧することを期待する場合、ユーザは、画面スクロール動作を継続して入力して、ステップS506及びS507を循環的に実行するように携帯電話をトリガすることができ、それにより、携帯電話は、コメントモードにおいて異なる表示インターフェース内の内容にコメントを追加することができる。
【0131】
対応して、ユーザが第1のコメントを第1のインターフェース601に入力し、第2のコメントを第2のインターフェース1301に入力した後、ユーザがコメントモードを終了し、2つの現在追加されているコメントを保存することを期待する場合、ユーザは、コメント層603における第1のツールバー605内の保存オプション706をタップすることができる。この場合、携帯電話は、ステップS508及びS509を実行して、ユーザにより現在追加されている複数のコメントを、異なる表示インターフェースに保存することができる。
【0132】
S508:携帯電話がユーザによる現在のコメントを保存する動作を検出した場合、携帯電話は、第1のコメント及び第2のコメントを含むインターフェースのロングスクリーンショットを取って、第2のピクチャを取得する。
【0133】
携帯電話が、ユーザが第1のツールバー605内の保存オプション706を選択したことを検出した場合、携帯電話は、第1のコメントを含む第1のインターフェース601及び第2のコメントを含む第2のインターフェース1301に対するロングスクリーンショット動作(画面記録動作と呼ばれることもある)を自動的に実行することができる。このように、携帯電話がロングスクリーンショットを取った後に取得される第2のピクチャは、ブラウザAPPの第1のインターフェース601内の表示内容と、ブラウザAPPの第2のインターフェース1301内の表示内容を含むだけでなく、第1のインターフェース601にユーザにより追加された第1のコメントと、第2のインターフェース1301にユーザにより追加した第2のコメントも含む。
【0134】
例えば、ユーザが第1のツールバー605内の保存オプションを選択したことを検出した後、
図15に示すように、ロングスクリーンショット動作を実行するとき、携帯電話は、プロンプト1501を表示して、現在追加されているコメントが保存されていることをユーザに提示することができる。さらに、携帯電話は、ブラウザAPPにより現在開かれている記事と、記事の異なる位置にユーザにより追加されたコメントとを表示及び保存するために、スクロールを開始することができる。携帯電話が特定の位置にスクロールしたときに、ユーザがスクリーンショット停止動作(例えば、タップ動作)を実行したことを携帯電話が検出した場合、携帯電話は、スクリーンショットを取ることを停止し、ブラウザAPPのインターフェース上に重ねられたコメント層603を削除し、コメントモードを終了することができる。この場合、タップ動作を受け取る前に携帯電話により保存されたロングスクリーンショットが、現在のコメントを保持する第2のピクチャである。
【0135】
図16に示すように、第1のコメント及び第2のコメントを含む第2のピクチャ1601を取得した後、携帯電話は、さらに、第2のピクチャ1601のプレビューインターフェース1602を表示してもよい。
図9に示す第1のピクチャ901のプレビューインターフェース902と同様に、第2のピクチャ1601のプレビューインターフェース1602に第3のツールバー1603が設定される。共有、編集、及び削除などの1つ以上のオプションもまた、第3のツールバー1603に設定される。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
【0136】
S509:携帯電話が、第2のピクチャを保存のためにメモに追加する。
【0137】
ステップ505と同様に、このステップでは、スクリーンショット動作を実行することにより、第1のコメント及び第2のコメントを含む第2のピクチャ1601を取得した後、携帯電話は、第2のピクチャ1601をメモとしてメモAPPに追加することができる。例えば、
図17(a)に示すように、携帯電話は、メモAPPにおいて、お気に入りにコメントを追加するために使用されるフォルダ1701を設定することができる。ユーザがフォルダ1701を開いた後、
図17(b)に示すように、携帯電話は、複数のメモをメモAPPに表示することができ、各メモは、ユーザの1つのコメントプロセスをピクチャの形式で記録する。
【0138】
例えば、携帯電話はさらに、フォルダ1701内にレベル2のディレクトリを設定して、異なるタイプのコメントを保存することができる。例えば、携帯電話は、フォルダ1701に各月の粒度で、1月に対応するフォルダ1、2月に対応するフォルダ2などを設定してもよい。フォルダ1は、1月に携帯電話により保存された各コメントを記憶し、フォルダ2は、2月に携帯電話により保存された各コメントを記憶する。別の例として、携帯電話は、フォルダ1701にアプリケーションの粒度で、ブラウザAPPに対応するフォルダA、電子書籍APPに対応するフォルダBなどを設定してもよい。フォルダAは、ブラウザAPPにおいてユーザにより保存された各コメントを記憶し、フォルダBは、電子書籍APPにおいてユーザにより保存された各コメントを記憶する。
【0139】
いくつかの実施形態において、第2のピクチャ1601をメモAPPに追加するとき、携帯電話はさらに、第2のピクチャ1601に関連づけられたURLアドレスを記録してもよく、すなわち、ブラウザAPPにおける第1のインターフェース(又は、第2のインターフェース)のURLアドレスを表示してもよい。このようにして、ユーザが、ブラウザAPPを再度開いて第1のインターフェース(又は、第2のインターフェース)を閲覧するとき、携帯電話は、ブラウザAPPで現在開かれているURLアドレスが携帯電話により記録されたURLアドレスと同じであることを検出することができる。この場合、
図18(a)に示すように、ブラウザAPPの第1のインターフェース(又は、第2のインターフェース)を再度表示するとき、携帯電話は、通知メッセージ1801を表示し、通知メッセージ1801において、現在の表示インターフェースに関連づけられたコメントが見つかっていることをユーザに提示することができる。携帯電話が、ユーザが通知メッセージ1801を開いたことを検出した場合、
図18(b)に示すように、携帯電話は、メモAPPにおいてコメント内容を保持する第1のピクチャ901(又は、第2のピクチャ1601)を自動的に開くことができる。このようにして、ユーザがブラウザAPPを使用するとき、携帯電話は、現在閲覧されているコンテンツに関連づけられたコメントをユーザに自動的に提示することができ、それにより、ユーザは、関連する閲覧コンテンツに対して前に作成されたコメントを適時に見ることができる。
【0140】
代替的に、ユーザは、現在の表示インターフェースに関連づけられたコメントが記憶されているかどうかを見つけ出すように携帯電話を手動でトリガしてもよい。例えば、携帯電話が、ブラウザAPPの第1のインターフェース(又は、第2のインターフェース)を再度表示するとき、ユーザが、現在のインターフェースに関連づけられたコメント内容を検索することを期待する場合、ユーザは、現在のインターフェースにおいて予め設定されたジェスチャ(例えば、プレス動作又はナックルタップ動作)を実行することができる。さらに、現在のインターフェースにおいてユーザにより実行されたジェスチャに応答して、携帯電話は、現在のインターフェースのURLアドレスを取得し、メモAPPにおいて、このURLアドレスを記録する特定のメモがあるかどうかを見つけ出すことができる。携帯電話が、第2のピクチャ1601のメモ内にURLアドレスを見つけた場合、それは、ユーザが同じ表示インターフェースにコメントを前に追加したことがあり、追加されたコメントを第2のピクチャ1601に保存していることを示す。この場合、
図18(a)に示すように、携帯電話は、ブラウザAPPの第1のインターフェース内に通知メッセージ1801を表示して、現在の表示インターフェースに関連づけられたコメントが見つかっていることをユーザに提示することができる。
【0141】
代替的に、携帯電話が、ブラウザAPPの第1のインターフェース(又は、第2のインターフェース)を再度表示するとき、携帯電話は、表1に記憶されたコメントのURLアドレスに基づいて、ユーザにより現在開かれている第1のインターフェースが、第1のコメントが配置された第1のインターフェースと同じであると決定してもよい。さらに、携帯電話は、表1に記録された第1のコメントの特定のコメント位置及び特定のコメント内容に基づいて、現在表示されている第1のインターフェースに、ユーザにより前に追加された第1のコメントを再現することができる。このようにして、ユーザが、再度各アプリケーションを使用するとき、前にコメントが追加されたインターフェースを閲覧するときに、携帯電話は、現在のインターフェースにおいて前に追加されたコメントの特定の内容を迅速に再現して、現在のインターフェース及び対応するコメント内容をユーザに思い出させ、ユーザの使用体験を向上させることができる。
【0142】
前述の実施形態では、ユーザがスタイラスを使用することにより第1のインターフェース(又は、第2のインターフェース)にコメントを追加する一例を用いることにより、説明を提供していることに留意されたい。ユーザは、代替的に、別の方法で、例えば、指を使用することにより第1のインターフェース(又は、第2のインターフェース)に1つ以上のコメントを追加してもよいことが理解され得る。
【0143】
例えば、携帯電話が、第1のインターフェースを表示するときコメントモードに入った場合、携帯電話は、第1のインターフェースにコメント層をロードすることができる。さらに、携帯電話は、コメント層におけるツールバーに手書きボタンと非手書きボタンを設定することができる。携帯電話が、ユーザが手書きボタンを選択したことを検出した場合、携帯電話は、ユーザの指のタッチイベントに応答して、第1のインターフェースにおけるユーザの指のタッチ軌道を表示することができる。この場合、タッチイベントは、コメント層に対するコメントイベントである。携帯電話が、ユーザが非手書きボタンを選択したことを検出した場合、携帯電話が、ユーザの指で入力されたタッチイベントを検出したとき、それは、タッチイベントが第1のインターフェースに対するタッチイベントであることを示す。この場合、携帯電話は、タッチイベントに応答して、第1のインターフェース内のコンテンツを更新してもよい。例えば、携帯電話は、ビデオを再生する、テキストをコピーする、又はページを回転するなどの動作を行うことができる。
【0144】
代替的に、携帯電話は、予め設定されたジェスチャを使用することにより、ユーザの指のタッチ動作がコメント層に対するコメントイベントか、又は第1のインターフェースに対するタッチイベントかを識別してもよい。例えば、携帯電話が第1のインターフェースにコメント層をロードした後、携帯電話が、ユーザがプレス動作(すなわち、予め設定されたジェスチャ)を入力したことを検出した場合、携帯電話は、その後検出されるタッチイベントを第1のインターフェースに対するタッチイベントと決定することができ、携帯電話が、ユーザがプレス動作を入力したことを検出する前、携帯電話は、ユーザの指のタッチイベントをコメント層に対するコメントイベントと決定することができる。
【0145】
図19に示すように、本出願の一実施形態は、電子デバイスを開示する。電子デバイスは、前述の方法の実施形態において記録された方法を実施するように構成され得る。例えば、電子デバイスは、具体的に、受信ユニット1901、表示ユニット1902、スクリーンショットユニット1903、及び保存ユニット1904を含んでもよい。受信ユニット1901は、
図5のプロセスS501、S503、及びS507を実行する際に電子デバイスをサポートするように構成される。表示ユニット1902は、
図5のプロセスS502及びS506を実行する際に電子デバイスをサポートするように構成される。スクリーンショットユニット1903は、
図5のプロセスS504及びS508を実行する際に電子デバイスをサポートするように構成される。保存ユニット1904は、
図5のプロセスS505及びS509を実行する際に電子デバイスをサポートするように構成される。前述の方法の実施形態におけるステップの全ての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明において引用することができる。詳細はここで再度説明されない。
【0146】
図20に示すように、本出願の一実施形態は、タッチスクリーン2001と、1つ以上のプロセッサ2002と、メモリ2003と、1つ以上のコンピュータプログラム2004とを含む電子デバイスを開示し、タッチスクリーン2001は、タッチ感知(touch-sensitive)サーフェス2006と、ディスプレイ2007とを含む。前述のコンポーネントは、1つ以上の通信バス2005を介して接続されてもよい。1つ以上のコンピュータプログラム2004は、メモリ2003に記憶され、1つ以上のプロセッサ2002により実行されるように構成される。1つ以上のコンピュータプログラム2004は命令を含み、この命令は、前述の実施形態のステップを実行するために使用され得る。
【0147】
任意で、なお
図20に示すように、電子デバイスは、通信モジュール2008をさらに含んでもよい。通信モジュール2008は、スタイラスと相互作用するように構成され得る。
【0148】
例えば、プロセッサ2002は、具体的に、
図1に示すプロセッサ110でもよく、メモリ2003は、具体的に、
図1に示す内部メモリ121及び/又は外部メモリ120でもよく、ディスプレイ2007は、具体的に、
図1に示すディスプレイ194でもよく、通信モジュール2008は、具体的に、
図1に示す移動通信モジュール150及び/又は無線通信モジュール160でもよく、タッチ感知サーフェス2006は、具体的に、
図1に示すセンサモジュール180内のタッチセンサでもよい。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
【0149】
前述の実装の説明に基づき、当業者は、簡便かつ簡潔な説明のために、前述の機能モジュールへの分割は例示のため一例として用いられているに過ぎないことを明確に理解し得る。実際の適用では、前述の機能は、要件に基づいて実装のために異なる機能モジュールに割り当てることができ、すなわち、装置の内部構造は、上述の機能の全部又は一部を実装するために、異なる機能モジュールに分割される。前述のシステム、装置、及びユニットの詳細な作業プロセスについては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照する。詳細はここで再度説明されない。
【0150】
本出願の実施形態における機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてもよく、あるいはユニットの各々が物理的に単独で存在してもよく、あるいは2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、あるいはソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
【0151】
統合ユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売又は使用されるとき、統合ユニットは、コンピュータ読取可能記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づき、本質的に本出願の実施形態の技術的解決策、又は従来技術に寄与する部分、又は技術的解決策の全部若しくは一部は、ソフトウェア製品の形態で実施されてもよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(これはパーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスでもよい)又はプロセッサに本出願の実施形態に記載される方法のステップの全部又は一部を実行するように指示するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、フラッシュメモリ、リムーバブルハードディスク、読取専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、磁気ディスク、又は光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
【0152】
前述の説明は、本出願の実施形態の特定の実装に過ぎないが、本出願の実施形態の保護範囲を制限することを意図するものではない。本出願の実施形態において開示された技術的範囲内のバリエーション又は置き換えは、本出願の実施形態の保護の範囲内にあるものとする。したがって、本出願の実施形態の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。