(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-09
(45)【発行日】2024-01-17
(54)【発明の名称】半導体集積回路装置
(51)【国際特許分類】
H01L 21/822 20060101AFI20240110BHJP
H01L 27/04 20060101ALI20240110BHJP
H01L 21/82 20060101ALI20240110BHJP
H01L 21/8234 20060101ALI20240110BHJP
H01L 27/06 20060101ALI20240110BHJP
【FI】
H01L27/04 A
H01L27/04 C
H01L21/82 L
H01L21/82 D
H01L27/06 102A
(21)【出願番号】P 2021554531
(86)(22)【出願日】2019-11-08
(86)【国際出願番号】 JP2019043824
(87)【国際公開番号】W WO2021090471
(87)【国際公開日】2021-05-14
【審査請求日】2022-10-13
(73)【特許権者】
【識別番号】514315159
【氏名又は名称】株式会社ソシオネクスト
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】弁理士法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】飯田 真久
(72)【発明者】
【氏名】中村 敏宏
【審査官】脇水 佳弘
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-302832(JP,A)
【文献】特開2007-299860(JP,A)
【文献】特開2007-273846(JP,A)
【文献】特開2009-135282(JP,A)
【文献】特開2008-147338(JP,A)
【文献】特開2001-284537(JP,A)
【文献】特開2008-166495(JP,A)
【文献】特開2000-195254(JP,A)
【文献】特開平5-190670(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2010/0315748(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 27/04
H01L 21/822
H01L 21/82
H01L 21/8234
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体集積回路装置であって、
内部回路が形成されたコア領域と、前記コア領域と当該半導体集積回路装置の一辺との間にあるIO領域とを含み、
前記IO領域は、複数のIOセルを含み、
前記IOセルは、
一端が第1電源電圧の供給を受ける第1外部接続パッドに接続され、他端が出力ノードに接続された、第1導電型の第1出力トランジスタと、
一端が前記第1電源電圧と異なる第2電源電圧の供給を受ける第2外部接続パッドに接続され、他端が前記出力ノードに接続された、第2導電型の第2出力トランジスタと
を備え、
前記第1および第2外部接続パッドの間に、容量トランジスタが設けられており、
前記容量トランジスタは、平面視で、前記第1および第2出力トランジスタと当該半導体集積回路装置の前記一辺との間に配置されており、
前記容量トランジスタのゲート長は、前記第1および第2出力トランジスタのゲート長よりも小さい
ことを特徴とする半導体集積回路装置。
【請求項2】
請求項1記載の半導体集積回路装置において、
前記容量トランジスタのソースおよびドレインは、第1方向に延びており、
前記容量トランジスタのソースおよびドレインの上層において、
前記第1方向に延びており、前記容量トランジスタのソースと平面視で重なる第1配線と、
前記第1方向に延びており、前記容量トランジスタのドレインと平面視で重なる第2配線とが形成されており、
前記第1および第2配線は、第1および第2コンタクトを介して、前記容量トランジスタのソースおよびドレインとそれぞれ接続されている
ことを特徴とする半導体集積回路装置。
【請求項3】
請求項2記載の半導体集積回路装置において、
前記容量トランジスタのゲートは、前記第1方向に延びており、
前記第1および第2配線の上層において、
前記第1方向に延びており、前記第1配線と平面視で重なっており、かつ、前記第1配線と接続された第3配線と、
前記第1方向に延びており、前記第2配線と平面視で重なっており、かつ、前記第2配線と接続された第4配線と、
前記第1方向に延びており、前記容量トランジスタのゲートと平面視で重なっており、かつ、前記容量トランジスタのゲートと接続された第5配線とが形成されている
ことを特徴とする半導体集積回路装置。
【請求項4】
請求項3記載の半導体集積回路装置において、
前記第3~第5配線の上層において、
前記第1方向と垂直をなす第2方向に延びており、前記第3および第4配線と接続された第6配線と、
前記第2方向に延びており、前記第5配線と接続された第7配線とが形成されている
ことを特徴とする半導体集積回路装置。
【請求項5】
請求項1記載の半導体集積回路装置において、
前記第1および第2出力トランジスタ、ならびに、前記容量トランジスタは、平面視で、当該半導体集積回路装置の前記一辺に沿う方向である第3方向と垂直をなす第4方向に並んで配置されていることを特徴とする半導体集積回路装置。
【請求項6】
請求項5記載の半導体集積回路装置において、
前記第2出力トランジスタは、平面視で、前記第4方向において、前記第1出力トランジスタの、前記コア領域の側に配置されており、
前記容量トランジスタは、平面視で、前記第4方向において、前記第1出力トランジスタの、当該半導体集積回路装置の前記一辺の側に配置されていることを特徴とする半導体集積回路装置。
【請求項7】
請求項1記載の半導体集積回路装置において、
前記第1電源電圧は、前記第2電源電圧よりも高い電圧であり、
前記第1出力トランジスタは、P型のトランジスタであり、
前記第2出力トランジスタは、N型のトランジスタであることを特徴とする半導体集積回路装置。
【請求項8】
請求項1記載の半導体集積回路装置において、
前記容量トランジスタは、ゲートが前記第1外部接続パッドに接続され、ソースおよびドレインが前記第2外部接続パッドにそれぞれ接続された、N型のトランジスタであることを特徴とする半導体集積回路装置。
【請求項9】
半導体集積回路装置であって、
内部回路が形成されたコア領域と、前記コア領域と当該半導体集積回路装置の一辺との間にあるIO領域とを含み、
前記IO領域は、第1および第2のIOセルを含み、
前記第1のIOセルは、
一端が第1電源電圧の供給を受ける第1外部接続パッドに接続され、他端が第1出力ノードに接続された、第1導電型の第1出力トランジスタと、
一端が前記第1電源電圧と異なる第2電源電圧の供給を受ける第2外部接続パッドに接続され、他端が前記第1出力ノードに接続された、第2導電型の第2出力トランジスタと
を備え、
前記第1および第2外部接続パッドの間に、第1容量トランジスタが設けられており、
前記第1容量トランジスタは、平面視で、前記第1および第2のIOセルの間に配置されており、
前記第1容量トランジスタのゲート長は、前記第1および第2出力トランジスタのゲート長よりも小さい
ことを特徴とする半導体集積回路装置。
【請求項10】
請求項9記載の半導体集積回路装置において、
前記第1および第2のIOセルは、平面視で、当該半導体集積回路装置の前記一辺に沿う方向である第3方向に隣接して配置されていることを特徴とする半導体集積回路装置。
【請求項11】
請求項10記載の半導体集積回路装置において、
前記第1のIOセルは、
前記第1および第2外部接続パッドの間に、設けられた第2容量トランジスタ
をさらに備え、
前記第2のIOセルは、
一端が前記第1外部接続パッドに接続され、他端が第2出力ノードに接続された、前記第1導電型の第3出力トランジスタと、
一端が前記第2外部接続パッドに接続され、他端が前記第2出力ノードに接続された、前記第2導電型の第4出力トランジスタと
前記第1および第2外部接続パッドの間に、設けられた第3容量トランジスタと
をさらに備え、
前記第2および第3容量トランジスタは、平面視で、前記第3方向と垂直をなす第4方向において、前記第1および第2のIOセルの、当該半導体集積回路装置の前記一辺の側の端にそれぞれ配置されている
ことを特徴とする半導体集積回路装置。
【請求項12】
請求項9記載の半導体集積回路装置において、
前記第1および第2のIOセルは、平面視で、当該半導体集積回路装置の前記一辺に沿う方向である第3方向と垂直をなす第4方向に隣接して配置されていることを特徴とする半導体集積回路装置。
【請求項13】
請求項12記載の半導体集積回路装置において、
前記第1のIOセルは、
前記第1および第2外部接続パッドの間に、設けられた第2容量トランジスタをさらに備え、
前記第2のIOセルは、
一端が前記第1外部接続パッドに接続され、他端が第2出力ノードに接続された、前記第1導電型の第3出力トランジスタと、
一端が前記第2外部接続パッドに接続され、他端が前記第2出力ノードに接続された、前記第2導電型の第4出力トランジスタと
前記第1および第2外部接続パッドの間に、設けられた第3容量トランジスタと
をさらに備える
ことを特徴とする半導体集積回路装置。
【請求項14】
請求項13記載の半導体集積回路装置において、
前記第2および第3容量トランジスタは、平面視で、前記第4方向において、前記第1および第2のIOセルの、当該半導体集積回路装置の前記一辺の側の端にそれぞれ配置されていることを特徴とする半導体集積回路装置。
【請求項15】
請求項13記載の半導体集積回路装置において、
前記第2容量トランジスタは、平面視で、前記第4方向において、前記第1のIOセルの、前記コア領域の側の端に配置されており、
前記第3容量トランジスタは、平面視で、前記第4方向において、前記第2のIOセルの、当該半導体集積回路装置の前記一辺の側の端に配置されている
ことを特徴とする半導体集積回路装置。
【請求項16】
請求項13記載の半導体集積回路装置において、
前記第2容量トランジスタは、平面視で、前記第4方向において、前記第1のIOセルの、当該半導体集積回路装置の前記一辺の側の端に配置されており、
前記第3容量トランジスタは、平面視で、前記第4方向において、前記第2のIOセルの、前記コア領域の側の端に配置されている
ことを特徴とする半導体集積回路装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コア領域とIO領域とが形成された半導体集積回路装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の半導体集積回路装置は、高速化が進むとともに微細化が進み、電源電圧の低電圧化が進んでいる。このため、電源電圧変動による誤動作等の課題が大きくなっている。電源電圧変動抑制のために半導体集積回路装置内にトランジスタで形成された電源間容量を備えることが広く行われている。
【0003】
特許文献1では、IOセルにおいて、論理回路部と容量部とが隣接して配置されている。論理回路部および容量部に対する配線を同層に配置することにより、論理回路部および容量部の配置を容易化している。また、容量部を論理回路部に近接して配置することにより、論理回路部で発生するノイズを効果的に削減している。
【0004】
特許文献2では、IOセル同士の間に容量部を設けている。これにより、IOセル同士の間において、ノイズ源の近くに均等に容量部を配置することができる。この容量部は、トランジスタのチャネル領域とソース・ドレインのオーバーラップ容量(非配線・コンタクト寄生容量)とを容量としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2000-332201号公報
【文献】特開2006-186156号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、電源電圧の低電圧化が進むとともにトランジスタで形成された電源間容量の容量値が低下する課題がある。特許文献1,2には、コンタクトや配線間寄生容量などを用いた容量部の低電圧特性改善については言及されていない。
【0007】
本開示は、半導体集積回路装置が低電圧で動作するとき、電源間容量の容量値の低下を抑止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の第1態様では、半導体集積回路装置であって、内部回路が形成されたコア領域と、コア領域と半導体集積回路装置の一辺との間にあるIO領域を含む。IO領域は、複数のIOセルを含む。IOセルは、一端が第1電源電圧の供給を受ける第1外部接続パッドに接続され、他端が出力にそれぞれ接続された、第1導電型の第1出力トランジスタと、一端が第1電源電圧と異なる第2電源電圧の供給を受ける第2外部接続パッドに接続され、他端が出力にそれぞれ接続された、第2導電型の第2出力トランジスタとを備える。第1および第2外部接続パッドの間に、容量トランジスタが設けられており、容量トランジスタは、平面視で、第1および第2出力トランジスタと半導体集積回路装置の一辺との間に配置されている。容量トランジスタのゲート長は、第1および第2出力トランジスタのゲート長よりも小さい。
【0009】
この態様によると、第1出力トランジスタは、第1電源電圧の供給を受ける第1外部接続パッドと出力との間に設けられている。第2出力トランジスタは、第2電源電圧の供給を受ける第2外部接続パッドと出力との間に設けられている。第1および第2外部接続パッドの間に容量トランジスタが設けられている。容量トランジスタは、第1および第2出力トランジスタと半導体集積回路装置の一辺との間に配置されている。容量トランジスタのゲート長は、第1および第2出力トランジスタのゲート長よりも小さい。このため、容量トランジスタの閾値電圧は、第1および第2出力トランジスタの閾値電圧よりも低くなる。これにより、容量トランジスタは、低電圧においてもゲート配線の下にチャネルが形成され、低電圧においてより大きな容量値が得られる。したがって、半導体集積回路装置が低電圧で動作するとき、電源間容量の容量値の低下を抑止することができる。
【0010】
本開示の第2態様では、半導体集積回路装置であって、内部回路が形成されたコア領域と、コア領域と半導体集積回路装置の一辺との間にあるIO領域を含む。IO領域は、第1および第2のIOセルを含む。第1のIOセルは、一端が第1電源電圧の供給を受ける第1外部接続パッドに接続され、他端が第1出力にそれぞれ接続された、第1導電型の第1出力トランジスタと、一端が第1電源電圧と異なる第2電源電圧の供給を受ける第2外部接続パッドに接続され、他端が第1出力にそれぞれ接続された、第2導電型の第2出力トランジスタとを備える。第1および第2外部接続パッドの間に、第1容量トランジスタが設けられており、第1容量トランジスタは、平面視で、第1および第2のIOセルの間に配置されており、第1容量トランジスタのゲート長は、第1および第2出力トランジスタのゲート長よりも小さい。
【0011】
この態様によると、第1出力トランジスタは、第1電源電圧の供給を受ける第1外部接続パッドと第1出力との間に設けられている。第2出力トランジスタは、第2電源電圧の供給を受ける第2外部接続パッドと第1出力との間に設けられている。第1および第2外部接続パッドの間に第1容量トランジスタが設けられている。第1容量トランジスタは、第1および第2のIOセルの間に配置されている。第1容量トランジスタのゲート長は、第1および第2出力トランジスタのゲート長よりも小さい。このため、第1容量トランジスタの閾値電圧は、第1および第2出力トランジスタの閾値電圧よりも低くなる。これにより、第1容量トランジスタは、低電圧においてもゲート配線の下にチャネルが形成され、低電圧においてより大きな容量値が得られる。したがって、半導体集積回路装置が低電圧で動作するとき、電源間容量の容量値の低下を抑止することができる。
【発明の効果】
【0012】
本開示は、半導体集積回路装置が低電圧で動作するとき、電源間容量の容量値の低下を抑止できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】実施形態に係る半導体集積回路装置の全体構成を模式的に示す平面図。
【
図2】実施形態に係るIOセルに構成される回路図。
【
図4】実施形態に係る第1出力部および第2出力部の平面図。
【
図7】実施形態に係る容量部と従来の容量部との容量値を比較したグラフ。
【
図9】実施形態に係る半導体集積回路装置の他のレイアウト構造を示す平面図。
【
図10】実施形態に係る半導体集積回路装置の他のレイアウト構造を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0015】
(実施形態)
図1は実施形態に係る半導体集積回路装置の全体構成を模式的に示す平面図である。
図1に示す半導体集積回路装置1は、内部コア回路が形成されたコア領域2と、コア領域2の周囲に設けられ、インターフェース回路(IO回路)が形成されたIO領域3とを備えている。IO領域3には、半導体集積回路装置1の周辺部を囲むように、IOセル列5が設けられている。
図1では図示を簡略化しているが、IOセル列5には、インターフェース回路を構成する複数のIOセル10が並んでいる。なお、以下の説明において、半導体集積回路装置1の外周のうちの一辺を、半導体集積回路装置の一辺ということがある。
【0016】
図2は実施形態に係るIOセルに構成される回路図を示す。各IOセル10は、IOセル回路が構成されている。各IOセル回路は、出力トランジスタP1,N1および容量トランジスタN2により構成される。出力トランジスタP1はP型FET(Field Effect Transistor)であり、出力トランジスタN1および容量トランジスタN2はN型FETである。なお、IOセル10には、IOセル回路以外の回路も含まれるが、図示は省略している。
【0017】
出力トランジスタP1は、ソースが外部接続パッドPD1に接続され、ドレインが外部接続パッドPD3に接続されており、ゲートに駆動信号IN1を受ける。出力トランジスタN1は、ソースが外部接続パッドPD2に接続され、ドレインが外部接続パッドPD3に接続されており、ゲートに駆動信号IN2を受ける。容量トランジスタN2は、ソースおよびドレインが外部接続パッドPD2に接続されており、ゲートが外部接続パッドPD1に接続されている。外部接続パッドPD1は、電源電圧VDDIOを供給する電源に接続されている。外部接続パッドPD2は、接地電位(電源電圧VSS)を供給する電源に接続されている。外部接続パッドPD3は、出力OUT(出力ノードに相当)に接続されている。
【0018】
すなわち、出力トランジスタP1は、駆動信号IN1に従って、ソースに受けた電源電圧VDDIOを出力OUTに出力する。出力トランジスタN1は、駆動信号IN2に従って、ソースに受けた電源電圧VSSを出力OUTに出力する。
【0019】
また、容量トランジスタN2は、ゲートに電源電圧VDDIOが供給されることによりチャネルが形成されるため、ゲート酸化膜が容量として機能する。
【0020】
なお、出力トランジスタP1,N1は、複数段のP型およびN型トランジスタで構成されてもよい。
【0021】
また、IOセル10にトランジスタ以外の素子が含まれてもよい。例えば、出力トランジスタP1のソースと外部接続パッドPD1との間、および、出力トランジスタN1のソースと外部接続パッドPD2の間に、抵抗素子を挿入してもよい。
【0022】
また、出力トランジスタP1に代えて、外部接続パッドPD1,PD3の間に、N型FETを挿入してもよいし、出力トランジスタN1に代えて、外部接続パッドPD1,PD3の間に、P型FETを挿入してもよい。
【0023】
(IOセルの構成)
図3は実施形態に係るIOセルの平面図を示す。IOセル10は、第1出力部11と、第2出力部12と、容量部13とを備える。IOセル10では、第1出力部11、第2出力部12および容量部13が、X方向(図面横方向、半導体集積回路装置1の一辺に沿う方向と垂直をなす方向であり、第4方向に相当する)に並んで配置されている。第2出力部12は、X方向において、第1出力部11の、コア領域2側に配置されている。容量部13は、X方向において、第1出力部11の、半導体集積回路装置1の一辺側に配置されており、IOセル10の図面右端に配置されている。
【0024】
図3に示すように、第1出力部11、第2出力部12および容量部13には、複数の出力トランジスタP1、複数の出力トランジスタN1および複数の容量トランジスタN2がそれぞれ配置されている。具体的に、第1出力部11には、複数の出力トランジスタP1が、X方向およびY方向(図面縦方向、半導体集積回路装置1の一辺に沿う方向であり、第3方向に相当する)に並ぶように配置されている。第2出力部12には、複数の出力トランジスタN1が、X方向およびY方向に並ぶように配置されている。容量部13には、複数の容量トランジスタN2が、X方向およびY方向に並ぶように配置されている。第1出力部11における複数の出力トランジスタP1は、並列に接続されている。第2出力部12における複数の出力トランジスタN1は、並列に接続されている。容量部13における複数の容量トランジスタP1は、並列に接続されている。
【0025】
なお、図示は省略するが、IOセル10の上層には、外部接続パッドPD1~PD3が形成されている。
【0026】
また、
図3では、第2出力部12が第1出力部11の図面左側に配置されているが、第2出力部12が第1出力部11の図面右側に配置されてもよいし、第1出力部11および第2出力部12がY方向に並べて配置されていてもよい。
【0027】
また、第1出力部11、第2出力部12および容量部13は、X方向に隣接して配置されているが、隣接して配置されていなくてもよい。例えば、第1出力部11および第2出力部の間に、ESD(Electrostatic discharge)保護回路や抵抗素子が配置されてもよい。ただし、容量部13が第1出力部11および第2出力部12のいずれか一方と隣接して配置されている方が、電源電圧抑制効果が大きくなる。
【0028】
また、IOセル10は、容量部13(容量トランジスタN2)を備えるとしたが、容量部13を備えなくてもよい。この場合、容量部13は、X方向において、IOセル10の、半導体集積回路装置1の一辺側(図面右側)に配置される。
【0029】
図4は第1出力部および第2出力部の平面図を示す。
図4に示すように、図面右側にはNウェル領域21が形成されており、図面左側にはPウェル領域22が形成されている。
【0030】
Nウェル領域21には、X方向に延びており、P型半導体を含む拡散領域31,32が形成されている。拡散領域31,32の間のチャネル領域上に、図略のゲート酸化膜を介して、X方向に延びるゲート配線33が形成されている。ゲート配線33の図面下側に設けられた拡散領域31が出力トランジスタP1のソースとなり、ゲート配線33の図面上側に設けられた拡散領域32が出力トランジスタP1のドレインとなり、ゲート配線33が出力トランジスタP1のゲートとなる。なお、以下の説明において、拡散領域31を出力トランジスタP1のソース31といい、拡散領域32を出力トランジスタP1のドレイン32という。
【0031】
Pウェル領域22には、X方向に延びており、N型半導体を含む拡散領域34,35が形成されている。拡散領域34,35の間のチャネル領域上に、図略のゲート酸化膜を介して、X方向に延びるゲート配線36が形成されている。ゲート配線36の図面下側に設けられた拡散領域34が出力トランジスタN1のソースとなり、ゲート配線36の図面上側に設けられた拡散領域35が出力トランジスタN1のドレインとなり、ゲート配線36が出力トランジスタN1のゲートとなる。なお、以下の説明において、拡散領域34を出力トランジスタN1のソース34といい、拡散領域35を出力トランジスタN1のドレイン35という。
【0032】
ゲート配線33,36のY方向の長さは、同一の長さLgdで形成されている。このため、出力トランジスタP1,N1のゲート長は同一のゲート長Lgdとなっている。
【0033】
出力トランジスタP1,N1の上層のM1配線層には、X方向に延びる配線41~44と、Y方向に延びる配線51~55とが形成されている。配線41は、コンタクト61を介して、ソース31と接続されている。配線42は、コンタクト61を介して、ドレイン32と接続されている。配線43は、コンタクト61を介して、ソース34と接続されている。配線44は、コンタクト61を介して、ドレイン35と接続されている。配線51は、コンタクト62を介して、ゲート配線33と接続されている。配線52は、コンタクト62を介して、ゲート配線36と接続されている。なお、配線51,52が駆動信号IN1,IN2の入力を受ける配線であり、配線53が出力OUTに相当する。また、配線54,55が、電源電圧VDDIO,VSSを供給する配線にそれぞれ相当する。
【0034】
M1配線層の上層のM2配線層には、X方向に延びる配線71~73が形成されている。配線71は、コンタクト81を介して配線41と接続されており、コンタクト82を介して配線54と接続されている。配線72は、コンタクト81を介して配線43と接続されており、コンタクト82を介して配線55と接続されている。配線73は、コンタクト81を介して配線42,44と接続されており、コンタクト82を介して配線53と接続されている。
【0035】
すなわち、出力トランジスタP1は、ソース31が、コンタクト61、配線41、コンタクト81、配線71、コンタクト82および配線54を介して、電源電圧VDDIOの供給を受け、ドレイン32が、コンタクト61、配線42、コンタクト81、配線73、コンタクト82および配線53を介して、出力OUTと接続される。トランジスタN1は、ソース34が、コンタクト61、配線43、コンタクト81、配線72、コンタクト82および配線55を介して、電源電圧VSSの供給を受け、ドレイン35が、コンタクト61、配線44、コンタクト81、配線73、コンタクト82および配線53を介して、出力OUTと接続される。
【0036】
図5は容量部の平面図を示し、
図6は容量部の断面図を示す。具体的に、
図6は
図5のY-Y’の断面図を示す。容量部13では、容量トランジスタN2がY方向に隣接して配置されている。また、Y方向に隣接して配置された容量トランジスタN2同士は、互いのゲート配線間に形成された拡散領域を共有している。
【0037】
図5に示すように、Pウェル領域22には、X方向に延びており、N型半導体を含む拡散領域37,38が形成されている。拡散領域37,38の間のチャネル領域上に、図略のゲート酸化膜を介して、X方向に延びるゲート配線39が形成されている。ゲート配線39の図面下側に設けられた拡散領域37が容量トランジスタN2のソースおよびドレインのいずれか一方となり、ゲート配線39の図面上側に設けられた拡散領域38が容量トランジスタN2のソースおよびドレインのいずれか他方となり、ゲート配線39が容量トランジスタN2のゲートとなる。なお、以下の説明において、便宜上、拡散領域37を容量トランジスタN2のソース37といい、拡散領域38をトランジスタN2のドレイン38という。
【0038】
M1配線層には、X方向に延びる配線45,46が形成されている。配線45は、コンタクト63を介して、ソース37と接続されている。配線46は、コンタクト64を介して、ドレイン38と接続されている。配線54は、コンタクト65を介して、ゲート配線39と接続されている。
【0039】
M2配線層には、X方向に延びる配線74~76が形成されている。配線74は、コンタクト83を介して配線45と接続されており、コンタクト84を介して配線55と接続されている。配線75は、コンタクト84を介して配線54と接続されている。配線76は、コンタクト83を介して配線46と接続されており、コンタクト84を介して配線55と接続されている。
【0040】
すなわち、容量トランジスタN2は、ソース37が、コンタクト63、配線45、コンタクト83、配線74、コンタクト84および配線55を介して電源電圧VSSの供給を受け、ドレイン38が、コンタクト64、配線46、コンタクト83、配線76、コンタクト84および配線55を介して、電源電圧VSSの供給を受け、ゲート配線39が、コンタクト65および配線54を介して、電源電圧VDDIOの供給を受ける。これにより、ソース37およびドレイン38の間にチャネル領域が発生し、ゲート酸化膜を介して、電源電圧VDDIO,VSSの間に容量が発生する。
【0041】
また、
図6に示すように、ゲート配線39とコンタクト63,64との間に、それぞれ、オーバーラップ・フリンジ容量が発生する。
【0042】
また、配線75と配線74,76との間に、それぞれ、配線間容量が発生する。
【0043】
そして、容量トランジスタN2のゲート配線39のY方向の長さLgcは、出力トランジスタP1,N1のゲート配線33,36のY方向の長さLgdよりも短く形成されている。すなわち、容量トランジスタN2のゲート長Lgcは、出力トランジスタP1,N1のゲート長Lgdよりも短い。
【0044】
図7は本実施形態に係る容量部と従来の容量部との容量値を比較したグラフである。
図7では、実線が本実施形態に係る容量部13の容量値であり、破線が従来の容量部の容量値である。
図7に示すように、低電圧動作時(例えば、0.6V付近)において、本実施形態に係る容量部は、従来の容量部よりも、容量値(C)が高い。
【0045】
出力トランジスタP1,N1では、ソースおよびドレイン間に高電圧が印加されることによるリーク電流の増大の抑制や、ホットキャリア劣化の抑制などのために、ゲート長Lgdが一定以上の長さとする必要がある。これに対して、容量トランジスタN2は、ソースおよびドレインに供給される電圧が同一電位であるため、ゲート長Lgcをゲート長Lgdよりも小さくしてもよい。
【0046】
容量トランジスタN2は、ゲート配線39に印加される電源電圧VDDIOがトランジスタの閾値電圧を超えると、ゲート配線39の下に形成されるチャネルにより容量値(
図7のゲート容量に相当)が大きくなる。従来の容量部では、単位面積あたりの容量値を大きくするために、容量トランジスタN2のゲート長Lgcをできるだけ大きくして単位面積あたりのゲート面積を大きくすることが行われる。しかし、電源電圧VDDIOが低い場合(例えば、電源電圧VDDIOが0.6V以下の場合)、ゲート配線39の下に形成されるチャネルが不十分で十分な容量値を得られない。
【0047】
そこで、本実施形態では、容量トランジスタN2のゲート長Lgcを、出力トランジスタP1,N1のゲート長Lgdよりも小さくしている。すなわち、単位面積あたりのゲート面積が小さくなるため、容量トランジスタN2の閾値電圧が下がる。これにより、低電圧においてもゲート配線の下にチャネルが形成され、低電圧においてより大きな容量値が得られる。
【0048】
特に、電源電圧VDDIOがより低い場合、電源電圧変動による誤動作等の問題が発生しやすい。このため、本実施形態に係る容量トランジスタN2(容量部13)は、低電圧領域においてより大きな容量値を得られることから、低電圧での電源電圧変動抑制に効果的である。
【0049】
さらに、M1配線層において、容量トランジスタN2のソース37およびドレイン38の上部に配線45,46がそれぞれ設けられている。M2配線層において、容量トランジスタN2のソース37、ドレイン38およびゲート配線39の上部に配線74~76が設けられている。これにより、容量トランジスタN2のソース37、ドレイン38およびゲート配線39の上部に、配線間容量(
図7における配線間容量に相当)を構成することができる。
【0050】
ここで、容量トランジスタN2のゲート長Lgcを小さくすることによって単位面積あたりに敷設される配線数が多くなり、配線間距離を一定とした場合、単位面積あたりの配線間容量が大きくなる。これにより、ゲート容量に配線間容量を加えた総容量に関しても、広い電圧範囲において、容量トランジスタN2のゲート長Lgcを小さくした方がより大きな容量値が得られる。したがって、電源電圧変動抑制により効果的である。
【0051】
以上の構成により、IO領域3は、内部回路が形成されたコア領域2と半導体集積回路装置1の一辺との間に配置される。IO領域3は、複数のIOセル10を含む。IOセル10は、ソース31が電源VDDIOの供給を受ける外部接続パッドPD1に接続され、ドレイン32が出力OUTにそれぞれ接続された、出力トランジスタP1と、ソース34が電源VSSの供給を受ける外部接続パッドPD2に接続され、ドレイン35が出力OUTにそれぞれ接続された、出力トランジスタN1とを備える。外部接続パッドPD1,PD2の間に、容量トランジスタN2が設けられている。容量部13(容量トランジスタN2)は、平面視で、第1出力部11(出力トランジスタP1)および第2出力部12(出力トランジスタN1)と半導体集積回路装置1の一辺との間に配置されている。容量トランジスタN2のゲート長Lgcは、出力トランジスタP1,N1のゲート長Lgdよりも小さい。このため、容量トランジスタN2の閾値電圧は、出力トランジスタP1,N1の閾値電圧よりも低くなる。これにより、容量トランジスタは、低電圧においてもゲート配線の下にチャネルが形成され、低電圧においてより大きな容量値が得られる。したがって、半導体集積回路装置が低電圧で動作するとき、電源間容量の容量値の低下を抑止することができる。
【0052】
また、容量トランジスタN2のソース37およびドレイン38は、X方向に延びている。容量トランジスタN2のソース37およびドレイン38の上層において、X方向に延びており、ソース37と平面視で重なる配線45と、X方向に延びており、ドレイン38と平面視で重なる配線46とが形成されている。配線45,46は、コンタクト63,64を介して、ソース37およびドレイン38とそれぞれ接続されている。これにより、ゲート配線39とコンタクト71,72との間に、それぞれ、オーバーラップ・フリンジ容量が発生する。したがって、電源間容量の容量値を増加させることができる。
【0053】
また、M2配線層において、容量トランジスタN2のソース37、ドレイン38およびゲート配線39の上部に配線74~76が設けられている。これにより、容量トランジスタN2のソース37、ドレイン38およびゲート配線39の上部に、配線間容量を構成することができる。したがって、電源間容量の容量値を増加させることができる。
【0054】
(容量部の変形例)
図8は実施形態の変形例に係る容量部の平面図を示す。具体的に、
図8(a)は拡散層~M2配線層の容量部のレイアウト構造を示し、
図8(b)はM2配線層~M3配線層の容量部のレイアウト構造を示す。
【0055】
図8では、
図5と比較すると、M2配線層の上層のM3配線層に、M2配線層に形成された配線を接続する配線91,92が形成されている。
【0056】
具体的に、M3配線層には、Y方向に延びる配線91,92が形成されている。配線91は、コンタクト101を介して、複数の配線74および複数の配線76と接続されている。配線92は、コンタクト102を介して、複数の配線75と接続されている。
【0057】
M3配線層にY方向に延びる配線91,92を形成することにより、配線間容量をさらに増加させることができる。
【0058】
なお、M3配線層にX方向に延びる配線を形成してもよい。この場合、M3配線層の配線は、コンタクトを介して、配線74~76のうちのいずれか1つの配線と接続されるように形成される。
【0059】
また、配線91,92は、M3配線層よりも上層に形成されていてもよい。
【0060】
(半導体集積回路装置の他のレイアウト構造その1)
図9は半導体集積回路装置の他のレイアウト構造を示す平面図である。
図9では、
図3と比較すると、IO領域3に、Y方向に隣接して配置されたIOセル10を含むIOセル列5aが配置されている。IOセル列5aには、IOセル10同士の間に、X方向に延びるように形成された容量部14が配置されている。なお、図示を省略するが、容量部14には、複数の容量トランジスタN2が配置されている。
【0061】
図9に示すように、各IOセル10は、図面右端に容量部13が形成されている。
【0062】
図9では、容量量14は、第2出力部12同士の間、第1出力部11同士の間および容量部13同士の間の領域に、配置されている。ここで、IOセル10同士の間の領域には、第1出力部11、第2出力部12に共通して接続される配線が一般的に設けられる。このため、IOセル10同士の間の領域において、第1出力部11同士および第2出力部12同士の間の領域では、配線間容量を設けることが難しい。したがって、IOセル10同士の間の領域において、容量部13同士の間の領域に、容量部14を設けることによって、配線間容量が設けやすくなる。
【0063】
なお、IOセル10同士の間に、容量部14を形成しなくてもよいし、IOセル10に容量部13を形成しなくてもよい。
【0064】
(半導体集積回路装置の他のレイアウト構造その2)
図10は半導体集積回路装置の他のレイアウト構造を示す平面図である。
図10(a)~(c)では、IO領域3には、Y方向に並んで配置されたIOセルを含むIOセル列が、X方向に2列配置されている。また、Y方向に隣接して配置されたIOセル同士の間に容量部14が形成されており、IOセル列同士の間に容量部15が形成されている。なお、図示を省略するが、容量部15には、複数の容量トランジスタN2が配置されている。また、IOセル列5bには、IOセル10をX方向に反転して配置したIOセル10aがY方向に並んで配置されている。
【0065】
図10(a)では、図面左側(コア領域2側)および図面右側(X方向における半導体集積回路装置1の一辺側)には、それぞれ、IOセル10を含むIOセル列5aが配置されている。
【0066】
図10(b)では、図面左側には、IOセル10aを含むIOセル列5bが配置されており、図面右側には、IOセル10を含むIOセル列5aが配置されている。
【0067】
図10(c)では、図面左側には、IOセル10を含むIOセル列5aが配置されており、図面右側には、IOセル10aを含むIOセル列5bが配置されている。この配置では、IOセル10,10aの容量部13および容量部14,15が近接して設けられるため、電源電圧抑制効果が大きくなる。
【0068】
なお、
図10(a)~(c)では、IO領域3に、X方向に並んだ2列のセル列が配置されているが、IO領域3に、X方向に並んだ2列以上のセル列を配置してもよい。
【0069】
なお、上述した実施形態および変形例では、IOセル列5は、半導体集積回路装置1の周辺部を囲むように設けられているものとしたが、これに限られるものではなく、例えば、半導体集積回路装置1の周辺部の一部に設けられていてもよい。また、本実施形態の構成は、IOセル列5の全体にわたって適用されている必要はなく、その一部の範囲において適用されていればよい。
【0070】
また、上述した実施形態および変形例では、出力トランジスタP1,N1のゲート配線33,36のY方向における長さLgd(ゲート長Lgd)は同一であるが、これに限らない。少なくとも、容量トランジスタN2のゲート配線39のY方向の長さLgc(ゲート長Lgc)が、ゲート配線33,36のY方向におけるいずれの長さよりも短ければよい。
【0071】
また、上述した実施形態および変形例では、容量トランジスタN2のソース37およびドレイン38等の延びる方向(第2方向に相当)と、半導体集積回路装置1の一辺に沿う方向(第3方向に相当)とが一致しており、容量トランジスタN2のソース37およびドレイン38等の延びる方向と垂直をなす方向(第1方向に相当)と、半導体集積回路装置1の一辺に沿う方向と垂直をなす方向(第4方向に相当)とが一致しているものとして説明しているが、これに限られない。例えば、平面視において、トランジスタの向きが90度回転した場合、第1方向と第3方向とが一致し、第2方向と第4方向とが一致することとなる。
【産業上の利用可能性】
【0072】
本開示によると、IOセルが配置された半導体集積回路装置について、半導体集積回路装置が低電圧で動作するとき、電源間容量の容量値の低下を抑止することができる。
【符号の説明】
【0073】
1 半導体集積回路装置
2 コア領域
3 IO領域
5,5a,5b IOセル列
10,10a IOセル
11 第1出力部
12 第2出力部
13~15 容量部
31,34,37 拡散領域(ソース)
32,35,38 拡散領域(ドレイン)
33,36,39 ゲート配線
41~46,51~55,71~76,91,92 配線
61~65,81~84,101,102 コンタクト
N1,P1 出力トランジスタ
N2 容量トランジスタ
PD1~PD3 外部接続パッド