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特許7415600プログラム、端末装置、情報処理装置、及び管理システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-09
(45)【発行日】2024-01-17
(54)【発明の名称】プログラム、端末装置、情報処理装置、及び管理システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/08 20120101AFI20240110BHJP
   G06Q 10/06 20230101ALI20240110BHJP
【FI】
G06Q50/08
G06Q10/06
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020012510
(22)【出願日】2020-01-29
(65)【公開番号】P2021117889
(43)【公開日】2021-08-10
【審査請求日】2022-08-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000198787
【氏名又は名称】積水ハウス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100117101
【弁理士】
【氏名又は名称】西木 信夫
(74)【代理人】
【識別番号】100120318
【弁理士】
【氏名又は名称】松田 朋浩
(72)【発明者】
【氏名】彌重 功
(72)【発明者】
【氏名】平岡 千穂
【審査官】貝塚 涼
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-092364(JP,A)
【文献】特開2014-229167(JP,A)
【文献】特開2008-097341(JP,A)
【文献】特開2018-041395(JP,A)
【文献】特開2014-126933(JP,A)
【文献】特開2014-235558(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示パネル及びタッチセンサを有するタッチパネルと、通信インタフェースとを備える端末装置に実装されるプログラムであって、
住まいに関するテーマである住まいテーマを示す文字或いは図形をそれぞれ有する複数のテーマオブジェクトを上記表示パネルに表示させるテーマ表示処理と、
上記タッチパネルを通じて手書き入力を受け付ける手書き受付処理と、
受け付けた手書き入力が示す第1手書き文を含む付箋形状の付箋オブジェクトを上記表示パネルに表示させる第1表示処理と、
上記表示パネル上における上記付箋オブジェクトの位置の指定を受け付ける位置受付処理と、
受け付けた位置である第1指定位置に上記付箋オブジェクトを移動させて表示する第2表示処理と、
上記第1手書き文を示す第1手書き画像データと、上記第1指定位置と、当該第1指定位置に最も近い上記テーマオブジェクトが示す上記住まいテーマを示す情報と、を含む端末情報を、上記通信インタフェースを通じて情報処理装置に送信する端末情報送信処理と、
第2手書き文を示す第2手書き画像データと、第2指定位置と、上記住まいテーマと対応付けられた画像データの個数と、を含む他端末情報を上記通信インタフェースを通じて上記情報処理装置から受信する他端末情報受信処理と、
上記第2手書き文を含む付箋オブジェクトを上記第2指定位置が示す上記表示パネル上の位置に表示する第3表示処理と、
複数の図形を有する結果表示オブジェクトであって、上記付箋オブジェクトの個数に応じた数だけ当該図形の表示態様が変化する結果表示オブジェクトと、上記住まいテーマについての議論が十分にされたか否かを示すオブジェクトとを、上記付箋オブジェクトとともに上記表示パネルに表示させる第4表示処理と、を実行し、
上記テーマ表示処理において、上記付箋オブジェクトの個数に基づいて、上記テーマオブジェクトの表示態様を変える、プログラム。
【請求項2】
上記端末情報は、ユーザ情報を含んでおり、
上記他端末情報は、他端末装置のユーザ情報である他ユーザ情報を含んでおり、
上記第3表示処理は、上記他ユーザ情報を含む上記付箋オブジェクトを表示する処理である、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
上記ユーザ情報は、上記付箋オブジェクトの色を示す色情報である、請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
上記結果表示オブジェクトは、4つの葉を有するクローバの図形であり、
上記クローバの葉の図形は、上記付箋オブジェクトの個数に応じて表示態様が変わる、請求項1から3のいずれかに記載のプログラム。
【請求項5】
表示パネル及びタッチセンサを有するタッチパネルと、通信インタフェースと、コントローラと、を有する端末装置であって、
上記コントローラは、
住まいに関するテーマである住まいテーマを示す文字或いは図形をそれぞれ有する複数のテーマオブジェクトを上記表示パネルに表示させるテーマ表示処理と、
上記タッチパネルを通じて手書き入力を受け付ける手書き受付処理と、
受け付けた手書き入力が示す第1手書き文を含む付箋形状の付箋オブジェクトを上記表示パネルに表示させる第1表示処理と、
上記表示パネル上における上記付箋オブジェクトの位置の指定を受け付ける位置受付処理と、
受け付けた位置である第1指定位置に上記付箋オブジェクトを移動させて表示する第2表示処理と、
上記第1手書き文を示す第1手書き画像データと、上記第1指定位置と、当該第1指定位置に最も近い上記テーマオブジェクトが示す上記住まいテーマを示す情報と、を含む端末情報を、上記通信インタフェースを通じて情報処理装置に送信する端末情報送信処理と、
第2手書き文を示す第2手書き画像データと、第2指定位置と、上記住まいテーマと対応付けられた画像データの個数と、を含む他端末情報を上記通信インタフェースを通じて上記情報処理装置から受信する他端末情報受信処理と、
上記第2手書き文を含む付箋オブジェクトを上記第2指定位置が示す上記表示パネル上の位置に表示する第3表示処理と、
複数の図形を有する結果表示オブジェクトであって、上記付箋オブジェクトの個数に応じた数だけ当該図形の表示態様が変化する結果表示オブジェクトと、上記住まいテーマについての議論が十分にされたか否かを示すオブジェクトとを、上記付箋オブジェクトとともに上記表示パネルに表示させる第4表示処理と、を実行し、
上記テーマ表示処理において、上記付箋オブジェクトの個数に基づいて、上記テーマオブジェクトの表示態様を変える、端末装置。
【請求項6】
コントローラ及び通信インタフェースを有しており、当該通信インタフェースを通じて複数の端末装置と通信可能な情報処理装置であって、
上記コントローラは、
住まいに関するテーマである住まいテーマを示す文字或いは図形をそれぞれ有する複数のテーマオブジェクトを示すデータを上記端末装置に送信する処理と、
各端末装置がそれぞれ送信した端末情報であって、手書き文を示す手書き画像データ及び位置情報と、当該手書き画像データと対応付けられた上記住まいテーマを示す対応情報と、を含む端末情報を上記通信インタフェースを通じて受信する受信処理と、
受信した各上記端末情報にそれぞれ含まれる上記手書き画像データ及び上記位置情報を、上記対応情報が示す上記住まいテーマと対応付けてメモリに記憶させる第1記憶処理と、
上記住まいテーマと対応付けられた上記手書き画像データの個数を算出する算出処理と、
上記住まいテーマについての議論が十分にされたか否かを示す担当者指示情報を上記通信インタフェースを通じて受信する処理と、
上記担当者指示情報に基づいて、上記住まいテーマについての議論が十分にされたか否かを示すオブジェクトを生成する処理と、
上記メモリに記憶された上記手書き画像データ及び上記位置情報と、算出した上記個数と、複数の図形を有する結果表示オブジェクトであって、当該個数に応じた数だけ当該図形の表示態様が変化する結果表示オブジェクトと、上記オブジェクトとを、上記手書き画像データが示す手書き文、上記結果表示オブジェクト、及び上記オブジェクトを同一画面に表示するように、上記通信インタフェースを通じて各上記端末装置にそれぞれ送信する送信処理と、
を実行し、
複数の上記テーマオブジェクトを示すデータを上記端末装置に送信する処理において、算出した上記個数に基づいて、上記テーマオブジェクトの表示態様を変更させる、情報処理装置。
【請求項7】
上記コントローラは、
受信した上記端末情報に含まれる上記手書き画像データに基づいてテキストデータを生成する生成処理と、
上記テキストデータを上記住まいテーマごとに一覧表示可能な一覧表示データを生成してメモリに記憶させる第2記憶処理と、をさらに実行する、請求項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
表示パネル及びタッチセンサを有するタッチパネルと、第1通信インタフェースと、第1コントローラと、をそれぞれ有する複数の端末装置と、
第2コントローラ及び第2通信インタフェースを有しており、当該第2通信インタフェースを通じて複数の上記端末装置と通信可能な情報処理装置と、を備える管理システムであって、
上記第2コントローラは、
住まいに関するテーマである住まいテーマを示す文字或いは図形をそれぞれ有する複数のテーマオブジェクトを示すデータを上記端末装置に送信する処理を実行し、
上記第1コントローラは、
受信した複数の上記テーマオブジェクトを上記表示パネルに表示させるテーマ表示処理と、
上記タッチパネルを通じて手書き入力を受け付ける手書き受付処理と、
受け付けた手書き入力が示す第1手書き文を含む付箋形状の付箋オブジェクトを上記表示パネルに表示させる第1表示処理と、
上記表示パネル上における上記付箋オブジェクトの位置の指定を受け付ける位置受付処理と、
受け付けた位置である第1指定位置に上記付箋オブジェクトを移動させて表示する第2表示処理と、
上記第1手書き文を示す第1手書き画像データと、上記第1指定位置と、当該第1指定位置に最も近い上記テーマオブジェクトが示す上記住まいテーマを示す対応情報と、を含む端末情報を、上記第1通信インタフェースを通じて上記情報処理装置に送信する端末情報送信処理と、
第2手書き文を示す第2手書き画像データと、第2指定位置と、上記住まいテーマと対応付けられた画像データの個数と、を含む他端末情報を上記第1通信インタフェースを通じて上記情報処理装置から受信する他端末情報受信処理と、
上記第2手書き文を含む付箋オブジェクトを上記第2指定位置が示す上記表示パネル上の位置に表示する第3表示処理と、を実行し、
上記第2コントローラは、
各上記端末装置がそれぞれ送信した上記端末情報を上記第2通信インタフェースを通じて受信する受信処理と、
受信した各上記端末情報にそれぞれ含まれる上記第1手書き画像データ及び上記第1指定位置を、上記対応情報が示す上記住まいテーマと対応付けてメモリに記憶させる第1記憶処理と、
上記住まいテーマと対応付けられた上記第1手書き画像データの個数を算出する算出処理と、
上記住まいテーマについての議論が十分にされたか否かを示す担当者指示情報を上記第2通信インタフェースを通じて受信する処理と、
上記担当者指示情報に基づいて、上記住まいテーマについての議論が十分にされたか否かを示すオブジェクトを生成する処理と、
上記メモリに記憶された上記第1手書き画像データ及び第1指定位置を上記第2手書き画像データ及び上記第2指定位置とし、当該第2手書き画像データ及び上記第2指定位置と、算出した上記個数と、複数の図形を有する結果表示オブジェクトであって、当該個数に応じた数だけ当該図形の表示態様が変化する結果表示オブジェクトと、上記オブジェクトとを、上記第2通信インタフェースを通じて各上記端末装置にそれぞれ送信する送信処理と、を実行し、
上記第1コントローラは、
上記付箋オブジェクト、上記結果表示オブジェクト、及び上記オブジェクトをともに上記表示パネルに表示させる第4表示処理を実行し、
上記第2コントローラは、複数のテーマオブジェクトを示すデータを上記端末装置に送信する処理において、上記個数に基づいて上記テーマオブジェクトの表示態様を変更する、管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅に関する顧客の意見の抽出を行う技術に関する。
【背景技術】
【0002】
住宅の設計は、顧客に接する担当者が、顧客の嗜好などを予測して顧客に対して提案がなされつつ完成される。顧客は、様々なライフスタイルを有するので、顧客のライフスタイルに対応した住宅の設計が提案できるか否かは、担当者の能力に依存するところが大きい。これに対して、顧客のライフスタイルを把握するためのシステムとして、特許文献1には、顧客の意見に基づいたライフスタイルデータを記憶手段に記憶することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2007-58577号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、顧客が自らの嗜好などをシステムへの入力として伝えることを好まず、手書きや付箋など、アナログ形式の親しみやすさが顧客の本音を引き出すことがある。また、顧客と担当者との会話ではなく、家族同士のコミュニケーションとして意見を出してもらうことによって、家族全員が積極的に住宅の設計に関わることができる。
【0005】
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、住まいテーマごとに、顧客の意見を十分に引き出して取得することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 本発明に係るプログラムは、表示パネル及びタッチセンサを有するタッチパネルと、通信インタフェースとを備える端末装置に実装される。当該プログラムは、住まいに関するテーマである住まいテーマを示す文字或いは図形をそれぞれ有する複数のテーマオブジェクトを上記表示パネルに表示させるテーマ表示処理と、上記タッチパネルを通じて手書き入力を受け付ける手書き受付処理と、受け付けた手書き入力が示す第1手書き文を含む付箋形状の付箋オブジェクトを上記表示パネルに表示させる第1表示処理と、上記表示パネル上における上記付箋オブジェクトの位置の指定を受け付ける位置受付処理と、受け付けた位置である第1指定位置に上記付箋オブジェクトを移動させて表示する第2表示処理と、上記第1手書き文を示す第1手書き画像データと、上記第1指定位置と、当該第1指定位置に最も近い上記テーマオブジェクトが示す上記住まいテーマを示す情報と、を含む端末情報を、上記通信インタフェースを通じて情報処理装置に送信する端末情報送信処理と、第2手書き文を示す第2手書き画像データと、第2指定位置と、上記住まいテーマと対応付けられた画像データの個数と、を含む他端末情報を上記通信インタフェースを通じて上記情報処理装置から受信する他端末情報受信処理と、上記第2手書き文を含む付箋オブジェクトを上記第2指定位置が示す上記表示パネル上の位置に表示する第3表示処理と、上記他端末情報に含まれる上記個数を示す結果表示オブジェクトを上記表示パネルに表示させる第4表示処理と、を実行する。
【0007】
顧客本人或いは顧客本人の家族の1人が端末装置に手書き入力を行うと、付箋オブジェクトが当該端末装置の表示パネルに表示され、また、他端末装置で入力された第2手書き文を示す第2手書き画像データと、第2指定位置と、画像データの個数とが、情報処理装置から送信される。端末装置が実装するプログラムは、第2手書き文を含む付箋オブジェクトを第2指定位置に表示させる。すなわち、顧客本人或いは顧客本人の家族の1人が使用する端末装置の表示パネルには、家族全員が出した意見が付箋オブジェクトとして表示される。また、表示パネルには、各住まいテーマに対して家族全員が行った手書き入力の個数を示す結果表示オブジェクトが表示される。したがって、顧客本人及び顧客本人の家族は、家族全員の手書き入力の内容をテーマごとに確認することができ、かつ、住まいテーマごとに、意見の数を容易に確認することができる。担当者は、顧客本人及び顧客本人の家族に対して、意見の数が少ない住まいテーマについて、さらに意見を出すことを促す。その結果、本発明に係るプログラムは、住まいテーマごとに、顧客の意見を十分に引き出して取得することができる。
【0008】
(2) 上記端末情報は、ユーザ情報を含んでおり、上記他端末情報は、他端末装置のユーザ情報である他ユーザ情報を含んでおり、上記第3表示処理は、上記他ユーザ情報を含む上記付箋オブジェクトを表示する処理であってもよい。
【0009】
本発明に係るプログラムは、他ユーザ情報を含む付箋オブジェクトを表示パネルに表示するので、どの付箋オブジェクトが誰の意見を示す付箋オブジェクトであるかを顧客に容易に認識させることができる。
【0010】
(3) 上記ユーザ情報は、上記付箋オブジェクトの色を示す色情報であってもよい。
【0011】
付箋オブジェクトの色を、顧客本人や顧客本人の妻や娘などの種別によって変えることにより、どの意見が誰の意見であるかを顧客に認識させることができる。
【0012】
(4) 上記テーマ表示処理において、受信した上記他端末情報に含まれる上記個数に基づいて、上記テーマオブジェクトの表示態様が変わってもよい。
【0013】
上記構成によれば、画像データの個数に基づいて表示態様が相違するので、顧客は、ある程度の数の意見が出された住まいテーマと、ある程度の数の意見が出されていない住まいテーマとを容易に区別することができる。顧客は、意見の数を参考にして、必要に応じてさらに意見を出す。その結果、本発明に係るプログラムは、顧客の意見をさらに引き出して取得することができる。
【0014】
(5) 上記結果表示オブジェクトは、4つの葉を有するクローバの図形であり、上記クローバの葉の図形は、上記付箋オブジェクトの個数に応じて表示態様が変わってもよい。
【0015】
上記構成によれば、住まいテーマごとに、出された意見の数を顧客に容易に認識させることができる。顧客は、出された意見の数が少ない住まいテーマに着目して、さらに意見を出す。その結果、本発明に係るプログラムは、顧客の意見をさらに引き出して取得することができる。
【0016】
(6) 本発明に係る端末装置は、表示パネル及びタッチセンサを有するタッチパネルと、通信インタフェースと、コントローラと、を有する。上記コントローラは、住まいに関するテーマである住まいテーマを示す文字或いは図形をそれぞれ有する複数のテーマオブジェクトを上記表示パネルに表示させるテーマ表示処理と、上記タッチパネルを通じて手書き入力を受け付ける手書き受付処理と、受け付けた手書き入力が示す第1手書き文を含む付箋形状の付箋オブジェクトを上記表示パネルに表示させる第1表示処理と、上記表示パネル上における上記付箋オブジェクトの位置の指定を受け付ける位置受付処理と、受け付けた位置である第1指定位置に上記付箋オブジェクトを移動させて表示する第2表示処理と、上記第1手書き文を示す第1手書き画像データと、上記第1指定位置と、当該第1指定位置に最も近い上記テーマオブジェクトが示す上記住まいテーマを示す情報と、を含む端末情報を、上記通信インタフェースを通じて情報処理装置に送信する端末情報送信処理と、第2手書き文を示す第2手書き画像データと、第2指定位置と、上記住まいテーマと対応付けられた画像データの個数と、を含む他端末情報を上記通信インタフェースを通じて上記情報処理装置から受信する他端末情報受信処理と、上記第2手書き文を含む付箋オブジェクトを上記第2指定位置が示す上記表示パネル上の位置に表示する第3表示処理と、上記他端末情報に含まれる上記個数を示す結果表示オブジェクトを上記表示パネルに表示させる第4表示処理と、を実行する。
【0017】
本発明は、端末装置として捉えることもできる。
【0018】
(7) 本発明に係る情報処理装置は、コントローラ及び通信インタフェースを有しており、当該通信インタフェースを通じて複数の端末装置と通信可能である。上記コントローラは、各端末装置がそれぞれ送信した端末情報であって、手書き文を示す手書き画像データ及び位置情報と、当該手書き画像データと対応付けられた住まいテーマを示す対応情報と、を含む端末情報を上記通信インタフェースを通じて受信する受信処理と、受信した各上記端末情報にそれぞれ含まれる上記手書き画像データ及び上記位置情報を、上記対応情報が示す上記住まいテーマと対応付けてメモリに記憶させる第1記憶処理と、上記住まいテーマと対応付けられた上記手書き画像データの個数を算出する算出処理と、上記メモリに記憶された上記手書き画像データ及び上記位置情報と、算出した個数とを上記通信インタフェースを通じて各上記端末装置にそれぞれ送信する送信処理と、を実行する。
【0019】
本発明は、情報処理装置として捉えることもできる。
【0020】
(8) 上記コントローラは、受信した上記端末情報に含まれる上記手書き画像データに基づいてテキストデータを生成する生成処理と、上記テキストデータを上記住まいテーマごとに一覧表示可能な一覧表示データを生成してメモリに記憶させる第2記憶処理と、をさらに実行してもよい。
【0021】
担当者は、メモリに記憶された一覧表示データを閲覧することにより、端末装置によって収集された複数の意見を住まいテーマごとに把握することができる。
【0022】
(9) 本発明に係る管理システムは、複数の端末装置と、情報処理装置と、を備える。各上記端末装置は、表示パネル及びタッチセンサを有するタッチパネルと、第1通信インタフェースと、第1コントローラと、をそれぞれ有する。上記情報処理装置は、第2コントローラ及び第2通信インタフェースを有しており、当該第2通信インタフェースを通じて複数の上記端末装置と通信可能である。上記第1コントローラは、住まいに関するテーマである住まいテーマを示す文字或いは図形をそれぞれ有する複数のテーマオブジェクトを上記表示パネルに表示させるテーマ表示処理と、上記タッチパネルを通じて手書き入力を受け付ける手書き受付処理と、受け付けた手書き入力が示す第1手書き文を含む付箋形状の付箋オブジェクトを上記表示パネルに表示させる第1表示処理と、上記表示パネル上における上記付箋オブジェクトの位置の指定を受け付ける位置受付処理と、受け付けた位置である第1指定位置に上記付箋オブジェクトを移動させて表示する第2表示処理と、上記第1手書き文を示す第1手書き画像データと、上記第1指定位置と、当該第1指定位置に最も近い上記テーマオブジェクトが示す上記住まいテーマを示す対応情報と、を含む端末情報を、上記第1通信インタフェースを通じて上記情報処理装置に送信する端末情報送信処理と、第2手書き文を示す第2手書き画像データと、第2指定位置と、上記住まいテーマと対応付けられた画像データの個数と、を含む他端末情報を上記第1通信インタフェースを通じて上記情報処理装置から受信する他端末情報受信処理と、上記第2手書き文を含む付箋オブジェクトを上記第2指定位置が示す上記表示パネル上の位置に表示する第3表示処理と、上記他端末情報に含まれる上記個数を示す結果表示オブジェクトを上記表示パネルに表示させる第4表示処理と、を実行する。上記第2コントローラは、各上記端末装置がそれぞれ送信した上記端末情報を上記第2通信インタフェースを通じて受信する受信処理と、受信した各上記端末情報にそれぞれ含まれる上記第1手書き画像データ及び上記第1指定位置を、上記対応情報が示す上記住まいテーマと対応付けてメモリに記憶させる第1記憶処理と、上記住まいテーマと対応付けられた上記第1手書き画像データの個数を算出する算出処理と、上記メモリに記憶された上記第1手書き画像データ及び第1指定位置を上記第2手書き画像データ及び上記第2指定位置とし、当該第2手書き画像データ及び上記第2指定位置と、算出した上記個数とを上記第2通信インタフェースを通じて各上記端末装置にそれぞれ送信する送信処理と、を実行する。
【0023】
本発明は、管理システムとして捉えることもできる。
【発明の効果】
【0024】
本発明に係るプログラム、端末装置、情報処理装置、及び管理システムは、住まいテーマごとに、顧客の意見を十分に引き出して取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1図1は、管理システム10の構成を示す図である。
図2図2(A)は、第1データベースを示す図であり、図2(B)は、第2データベースを示す図である。
図3図3は、第1プログラム28、第2プログラム48、第3プログラム68、及び第4プログラムの処理の一部を示す図である。
図4図4は、図3の処理の続きを示す図である。
図5図5は、図4の処理の続きを示す図である。
図6図6は、図5の処理の続きを示す図である。
図7図7は、第1画面を示す図である。
図8図8は、手書き入力がされた状態の第1画面を示す図である。
図9図9は、他端末情報が表示された状態の第1画面を示す図である。
図10図10は、第3画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は、本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
【0027】
本実施形態では、図1に示される管理システム10を説明する。管理システム10は、邸の施工を検討する顧客の意見を収集するためのシステムである。顧客は、顧客本人と、顧客本人の家族とを含む。家族は、例えば顧客本人の妻、娘、母親である。
【0028】
管理システム10は、顧客本人及び家族にそれぞれ使用させる複数の顧客端末11と、担当者が使用する担当者端末12と、第1サーバ13と、第2サーバ14と、を備える。担当者は、担当者端末12の表示パネル51に表示される画面を見ながら、顧客に説明を行う。顧客は、担当者の説明を聞き、顧客端末11に意見を入力する。一の顧客端末11に入力された意見は、他の顧客端末11にも表示される。また、顧客端末11に入力された意見は、第1サーバ13に送信される。第1サーバ13は、顧客の意見に基づいて第1データベース(図2(A))及び第2データベース(図2(B))を生成し、生成したデータベースを第2サーバ14に送信する。第2サーバ14は、例えばストレージサーバであり、受信したデータベースを記憶する。すなわち、顧客の意見が取得されて第2サーバ14のメモリに整理して記憶される。以下、詳しく説明する。
【0029】
顧客端末11は、手書き入力を行うことができ、かつ通信機能を有するタブレットなどである。顧客端末11は、コントローラ21と、タッチパネル22と、通信I/F23と、を備える。「I/F」は、「インタフェース」の略である。コントローラ21は、第1コントローラの一例である。顧客端末11は、端末装置及び他端末装置の一例である。通信I/F23は、通信インタフェース及び第1通信インタフェースの一例である。
【0030】
通信I/F23は、インターネット15と接続されたLANなどのローカルネットワークが有するアクセスポイント16と無線通信を行うインタフェースである。通信I/F23は、Wi-Fiなどの通信規格に準拠した無線通信を行う。なお、上記ローカルネットワークは、ファイアウォールを構築するルータ等を介してインターネット15と接続されている。顧客端末11は、通信I/F23を通じてHTTPリクエストを送信し、送信したHTTPリクエストに対するレスポンスを、ローカルネットワーク及び通信I/F23を通じて受信する。すなわち、顧客端末11と第1サーバ13との間の通信は、顧客端末11が送信したHTTPリクエストと、当該HTTPリクエストに対して第1サーバ13が返信するHTTPレスポンスとによって行われる。
【0031】
タッチパネル22は、表示パネル31と、表示パネル31に重ねられた透明な膜状のタッチセンサ32と、を有する。タッチセンサ32は、タッチされた位置を示す位置情報を出力する。顧客は、例えばタッチペン17を用いてタッチセンサ32にタッチし、手書き入力を行う。
【0032】
コントローラ21は、中央演算処理装置であるCPU24と、メモリ25と、通信バス26と、を有する。メモリ25は、ハードディスクなどの記憶領域や、後述のOS27や第1プログラム28の実行に使用されるRAMなどの記憶領域や、バッファなどのその他の記憶領域を有する。ハードディスクなどの記憶領域は、OS27及び第1プログラム28や、第1サーバ13が公開する第1URLや、自己に付与された端末IDなどを記憶する。
【0033】
CPU24、メモリ25、タッチパネル22、及び通信I/F23は、通信バス26によって相互に接続されている。すなわち、CPU24によって実行されるOS27や第1プログラム28は、メモリ25から情報やデータを読み出し或いは情報やデータをメモリ25に書き込むことができ、画面データを表示パネル31に入力して画面を表示パネル31に表示させることができ、タッチセンサ32が出力する位置情報を受け付けることができ、さらに、通信I/F23を通じて情報やデータを送受信することができる。
【0034】
OS27は、オペレーティングシステムであり、API(Application Programming Interfaceの略)を、顧客端末11が実装する他のプログラムに提供する。第1プログラム28は、例えば、APIを用いて第1サーバ13と通信を行う。
【0035】
第1プログラム28は、例えば、表示パネル31に画面データを入力し、タッチセンサ32から入力された位置情報を受け付けるUIモジュールと、通信I/F23を通じて第1サーバ13と通信を行う通信モジュールと、UIモジュール及び通信モジュールに処理を指示する本体モジュールなど、複数のモジュールで構成されている。ただし、第1プログラム28は、単一のプログラムであってもよい。第1プログラム28は、いわゆるアプリケーションである。ただし、第1プログラム28は、顧客端末11に実装されたブラウザの機能を拡張するプラグインプログラムであってもよい。或いは、第1プログラム28は、ブラウザによって処理されるスクリプトを有するHTMLデータであってもよい。第1プログラム28は、プログラム28の一例である。
【0036】
端末IDは、顧客端末11を識別する識別情報であり、例えば、顧客端末11に付与されたIPアドレスやMACアドレスなどである。
【0037】
担当者端末12は、顧客端末11と同構成である。担当者端末12は、コントローラ41と、タッチパネル42と、通信I/F43と、を備える。タッチパネル42は、表示パネル51及びタッチセンサ52を有する。コントローラ41は、CPU44と、メモリ45と、通信バス46と、を有する。
【0038】
担当者端末12のメモリ45は、OS47と、第2プログラム48と、第1URLと、端末IDと、を記憶する。第2プログラム48は、第1プログラム28と同一のプログラムであり、担当者に通知されたアカウントなどの担当者IDを入力されることにより、第2プログラム48として機能する。ただし、第2プログラム48は、第1プログラム28とは異なるプログラムであってもよい。担当者IDは、担当者を識別する識別情報である。
【0039】
第1サーバ13は、第1URLをインターネット15上に公開する、いわゆるウェブサーバである。第1サーバ13は、コントローラ61及び通信I/F63を備える。通信I/F63は、インターネット15と接続されている。通信I/F63の構成は、顧客端末11の通信I/F23の構成と同じである。第1サーバ13、或いは、第1サーバ13及び後述の第2サーバ14は、情報処理装置の一例である。コントローラ61は、第2コントローラの一例である。通信I/F63は、通信インタフェース及び第2通信インタフェースの一例である。
【0040】
コントローラ61は、CPU64と、メモリ65と、不図示の通信バスと、を有する。CPU64、メモリ65、及び通信I/F63は、通信バスと接続されている。
【0041】
メモリ65の構成は、メモリ25の構成と同様である。メモリ65は、OS67及び第3プログラム68を記憶する。
【0042】
また、メモリ65は、第2サーバ14がインターネット15上に公開する第2URLを記憶する。第1サーバ13は、メモリ65に記憶された第2URLを用いて第2サーバ14と通信を行う。
【0043】
また、メモリ65は、住まい情報を記憶する。住まい情報は、住まいに関するテーマである複数の住まいテーマと、担当者IDとを対応付けた情報である。住まいテーマは、例えば、図7に示されるように、「自分の時間/思い思いの時間」や「家族の時間/いっしょの時間」や「家事」や「大切なこと」や「楽しいこと」などである。住まいテーマは、固定テーマと自由テーマとに分別されていてもよい。固定テーマは、担当者によらないテーマであり、自由テーマは、担当者が個別に設定可能なテーマである。住まいテーマは、例えば、担当者端末12からインターネット15を通じて第1サーバ13に入力され、メモリ65に記憶される。なお、住まい情報は、第2サーバ14が有するメモリに記憶されていてもよい。その場合、第1サーバ13の第3プログラム68は、通信I/F63及びインターネット15を通じて第2サーバ14から住まい情報を取得する。第1サーバ13の第3プログラム68は、メモリ65に記憶された住まい情報或いは第2サーバ14から取得した住まい情報を、通信I/F63及びインターネット15を通じて顧客端末11及び担当者端末12に送信する。また、顧客ごとに住まいテーマが設定される場合、住まい情報において、住まいテーマは、担当者ID及び顧客IDと対応付けられていてもよい。すなわち、顧客ごとに設定された住まいテーマがメモリ65に記憶される。
【0044】
また、メモリ65は、対応テーブルを記憶する。対応テーブルは、担当者IDと、担当者が顧客に使用させる顧客端末11の端末IDとが対応付けられたテーブルである。すなわち、対応テーブルは、顧客端末11がいずれの担当者に属しているかを示すテーブルである。対応テーブルは、例えば、担当者端末12からインターネット15を通じて第1サーバ13に入力され、メモリ65に記憶される。第1サーバ13の第3プログラム68は、対応テーブルを用いて、端末IDと対応する担当者IDを特定する。第3プログラム68は、例えば、特定した担当者IDを有する住まい情報を特定し、特定した住まい情報が有する住まいテーマを端末IDが示す顧客端末11に送信する。すなわち、対応テーブルは、住まいテーマの特定に用いられる。詳しくは後述する。なお、対応テーブルは、第2サーバ14が有するメモリに記憶されていてもよい。その場合、第1サーバ13の第3プログラム68は、端末IDを通信I/F63及びインターネット15を通じて第2サーバ14に送信する。第2サーバ14に実装されたプログラムは、受信した端末IDと対応付けられた担当者IDを対応テーブルにおいて特定し、特定した担当者IDを通信I/F及びインターネット15を通じて第1サーバ13に返信する。すなわち、対応テーブルが第2サーバ14のメモリに記憶されている場合、第1サーバ13の第3プログラム68は、第2サーバ14と通信を行って、端末IDと対応付けられた担当者IDを取得し、取得した担当者IDを用いて住まいテーマを特定する。
【0045】
また、メモリ65は、第1データベース(図2(A))及び第2データベース(図2(B)を記憶する。顧客の意見を取得した第3プログラム68によって、第1データベースに情報が登録され、また、第2データベースが生成される。詳しくは後述される。
【0046】
第2サーバ14は、第2URLをインターネット15上に公開する、いわゆるウェブサーバである。また、第2サーバ14は、第1サーバ13が取得した顧客の意見を記憶する、いわゆるストレージサーバでもある。第2サーバ14の構成は、第1サーバ13の構成と同様であるので、構成の説明は省略される。
【0047】
以下、管理システム10において、顧客端末11の第1プログラム28、担当者端末12の第2プログラム48、第1サーバ13の第3プログラム68、及び第2サーバ14が実装するプログラム(以下、第4プログラムとも記載する)が実行する処理について説明する。具体的には、顧客の意見を顧客端末11によって収集し、収集した顧客の意見を第1サーバ13のメモリ45或いは第2サーバ14のメモリに記憶させる処理について説明する。
【0048】
担当者は、顧客端末11及び担当者端末12のタッチパネル22、42を操作し、第1プログラム28及び第2プログラム48を起動させる。そして、担当者は、顧客端末11に顧客IDを入力した後、顧客端末11を顧客に貸与して使用させる。顧客IDは、顧客を識別するIDであって、例えば、顧客に個別に付与された、いわゆるお客様コードなどである。
【0049】
なお、以下では、端末IDと担当者IDとの対応を示す対応テーブル(図1)と、住まいテーマ及び担当者IDを含む住まい情報(図1)とが第1サーバ13のメモリ65ではなく第2サーバ14のメモリに記憶されているものとして説明がされる。
【0050】
図3に示されるように、顧客端末11の第1プログラム28は、顧客IDを取得する(S11)。具体的には、第1プログラム28は、顧客IDの入力を受け付けるテキストボックス及びソフトウエアキーボードを有する不図示の第1入力画面を表示パネル31に表示させる。担当者は、ソフトウエアキーボードを用いて顧客IDをテキストボックスに入力する。第1プログラム28は、テキストボックスに入力された顧客IDを取得する。
【0051】
また、顧客端末11の第1プログラム28は、名称及び色情報を取得する(S12)。具体的には、第1プログラム28は、名称の入力を受け付けるテキストボックスと、色の選択を受け付けるプルダウンメニューと、ソフトウエアキーボードと、を有する不図示の第2入力画面を表示パネル31に表示させる。顧客は、「お父さん」や「お母さん」や「娘さん」や「おばあちゃん」などの名称をソフトウエアキーボードを用いてテキストボックスに入力する。また、顧客は、プルダウンメニューに表示された「赤」や「青」や「黄」や「緑」や「黒」などの複数の色から自分の好む1つの色を選択する。第1プログラム28は、テキストボックスに入力された名称、及びプルダウンメニューにおいて選択された色を示す色情報を取得する。名称及び色情報は、ユーザ情報及び他ユーザ情報の一例である。
【0052】
以下では、顧客は、顧客本人と、顧客本人の妻、娘、及び母親と、で構成され、顧客本人が名称「お父さん」を入力し、顧客本人の妻、娘、及び母親がそれぞれ「お母さん」、「娘さん」、「おばあちゃん」を入力したものとして説明がされる。また、図3から図6では、4台の顧客端末11のうち、2台の顧客端末11のみが示され、残りの2台の顧客端末11は図示が省略されている。以下では、2台の顧客端末11のうちの一方の顧客端末11を第1顧客端末11と記載し、他方の顧客端末11を第2顧客端末11と記載して説明する。第1顧客端末11は、顧客本人(名称:お父さん)が使用する顧客端末11である。
【0053】
第1顧客端末11の第1プログラム28は、取得した顧客ID、名称、及び色情報と、メモリ45に記憶された端末IDと、第1要求と、を含むHTTPリクエストを、通信I/F23を通じて、メモリ45に記憶された第1URL宛てに送信する(S13)。以下では、顧客端末11や担当者端末12が通信I/F23、43を通じて第1URL宛てにHTTPリクエストを送信することを、単に「HTTPリクエストを第1サーバ13に送信する」と記載して説明する。同様に、第1サーバ13がリクエストを第2URL宛てに通信I/F63を通じて送信することを、単に「リクエストを第2サーバ14に送信する」と記載して説明する。
【0054】
第1要求は、例えば、名称及び色情報を第1データベース(図2(A))に登録することを第1サーバ13の第3プログラム68に指示するコマンドである。
【0055】
第1サーバ13の第3プログラム68は、通信I/F63を通じて、第1顧客端末11が送信したHTTPリクエストを受信する(S13)。以下では、第1サーバ13が通信I/F63を通じてHTTPリクエストを受信することを、単に「HTTPリクエストを受信する」と記載して説明する。
【0056】
第1サーバ13の第3プログラム69は、受信したHTTPリクエストに含まれる第1要求にしたがって、当該HTTPリクエストに含まれる名称及び色情報を第1データベースに登録する。以下、詳しく説明する。
【0057】
まず、第1データベースについて説明する。第1データベースは、図2(A)に示されるように、複数のカラム(列)と、複数のレコード(行)と、を備える。各カラムは、「担当者ID」、「顧客ID」、「構成」、「名称」、「色情報」、「住まいテーマ1」、「住まいテーマ2」、「住まいテーマ3」、「住まいテーマ4」、「住まいテーマ5」、及び「途中結果」の名称をそれぞれ付されている。
【0058】
「担当者ID」の名称が付されたカラムのフィールドには、担当者IDが登録される。「顧客ID」の名称が付されたカラムのフィールドには、顧客IDが登録される。一の担当者ID及び一の顧客IDにより、一の担当者が担当する一の顧客に関する複数のレコードが特定される。担当者ID及び顧客IDは、担当者によって予め第1データベースに登録される。例えば、担当者は、担当者端末12を用いて、第1データベースに担当者ID及び顧客IDを登録する。
【0059】
「構成」の名称が付されたカラムのフィールドには、顧客や妻や長女や母など、顧客本人を基準とした家族の構成が登録される。顧客や妻や長女や母などの構成は、例えば、顧客IDとともに担当者によって第1データベースに登録される。
【0060】
「色情報」の名称が付されたカラムのフィールドには、黒や赤や青や緑など、色を示す色情報が登録される。「住まいテーマ1」、「住まいテーマ2」、「住まいテーマ3」、「住まいテーマ4」、「住まいテーマ5」の名称が付されたカラムのフィールドには、手書き画像データ及び位置情報が登録される。手書き画像データは、顧客が顧客端末11に入力した手書き文を示す画像データである。位置情報は、手書き文を含む付箋オブジェクトが表示される位置を示す情報である。「途中結果」の名称が付されたカラムのフィールドには、途中結果情報が登録される。途中結果情報は、各テーマに対して顧客が入力した手書き文の個数である。手書き画像データ、位置情報、及び途中結果情報については、詳しくは後述される。
【0061】
第1サーバ13の第3プログラム68は、受信したHTTPリクエストに含まれる端末IDと対応付けられた担当者IDを、対応テーブル(図1)において特定する。第3プログラム69は、特定した担当者IDと、受信したHTTPリクエストに含まれる顧客IDとを有するレコードを第1データベースにおいて特定する。第3プログラム69は、特定したレコードのフィールドに、名称及び色情報を登録する(S14)。図2(A)に示す例では、「お父さん」及び「黒」や「お母さん」及び「赤」や「娘さん」及び「青」や「おばあちゃん」及び「緑」が第1データベースに登録される。なお、各レコードにおける「顧客」や「妻」や「長女」や「母」は、例えば担当者によって予め第1データベースに登録される。
【0062】
第1サーバ13の第3プログラム68は、図3に示されるように、名称及び色情報を第1データベースに登録したことに基づいて、名称及び色情報を第1データベースに登録したことを示す肯定応答(ACK)を含むHTTPレスポンスを第1顧客端末11に返信する(S15)。なお、名称及び色情報は、担当者によって第1データベースに予め登録されていてもよい。その場合、ステップS12からS15までの処理は、実行されない。
【0063】
第1顧客端末11の第1プログラム28は、肯定応答を受信したことに基づいて(S15)、端末ID及び第2要求を含むHTTPリクエストを第1サーバ13に送信する(S16)。第2要求は、住まいテーマを返信することを示す要求であり、例えば、第1サーバ13の第3プログラム68が解釈可能なコマンドである。
【0064】
第1サーバ13は、端末ID及び第2要求を含むHTTPリクエストを受信したことに基づいて(S16)、受信したHTTPリクエストに含まれる端末ID及び第3要求を含むリクエストを生成し、生成したリクエストを第2サーバ14に送信する(S17)。第3要求は、例えば、第2サーバ14の第4プログラムが解釈可能なコマンドであって、住まいテーマを返信することを要求するコマンドである。なお、第1サーバ13のメモリ65は、例えば、顧客端末11から受信した第1要求を示すコマンドと、第2サーバ14に送信するコマンドとの対応を示すテーブルを予め記憶する。第1サーバ13の第3プログラム68は、受信したコマンドに対応付けられたコマンドを当該テーブルにおいて特定し、特定したコマンド及び端末IDを含むリクエストを第2サーバ14に送信する(S17)。
【0065】
第2サーバ14の第4プログラムは、第1サーバ13が送信したHTTPリクエストを受信したことに基づいて(S17)、受信したHTTPリクエストに含まれる端末IDと対応付けられた担当者IDを対応テーブル(図1)において特定する。次いで、第4プログラムは、特定した担当者IDと対応付けられた住まいテーマを、メモリに記憶する住まい情報(図1)において特定する(S18)。第4プログラムは、特定した住まいテーマを含むレスポンスを第1サーバ13に返信する(S19)。
【0066】
第1サーバ13の第3プログラム68は、第2サーバ14が返信したレスポンスを受信したことに基づいて(S19)、受信したレスポンスに含まれる住まいテーマを含むHTTPレスポンスを生成し、生成したHTTPレスポンスを第1顧客端末11に返信する(S20)。
【0067】
第1顧客端末11の第1プログラム28は、第1サーバ13が返信したHTTPレスポンスを受信する(S20)。第1プログラム28は、受信したHTTPレスポンスに含まれる住まいテーマを用いて第1画面データを生成し、生成した第1画面データを表示パネル31に入力して、第1画面(図7)を表示パネル31に表示させる(S21)。具体的に説明すると、第1プログラム28は、例えば、第1画面データを生成するための第1画面元データを予め有する。当該第1画面元データは、住まいテーマが入力される入力フィールド或いはクラスを有する。第1プログラム28は、当該入力フィールド或いはクラスに、ステップS20で受信した住まいテーマを入力して、第1画面データを生成する。なお、第1サーバ13は、ステップS20において、第1画面データを含むHTMLデータを顧客端末11に送信してもよい。その場合、顧客端末11の第1プログラム28は、受信したHTMLデータが示す第1画面データを表示パネル31に入力して、第1画面を表示パネル31に表示させる。後述の第2画面や第3画面についても同様に生成される。ステップS21の処理は、テーマ表示処理の一例である。
【0068】
図7に示されるように、第1画面は、住まいテーマを示す5つのテーマオブジェクト71、72、73、74、75を有する第1表示エリア70と、家族と色との関係を示す参照オブジェクト81等が表示される参照エリア80と、「意見を書いてください」の文字及び手書き入力エリア90と、途中結果表示エリア100と、を有する。
【0069】
テーマオブジェクト71は、住まいテーマ1を示す「1.自分の時間/思い思いの時間」の文字を有する。テーマオブジェクト72は、住まいテーマ2を示す「2.家族の時間/いっしょの時間」の文字を有する。テーマオブジェクト73は、住まいテーマ3を示す「3.家事」の文字を有する。テーマオブジェクト74は、住まいテーマ4を示す「4.大切なこと」の文字を有する。テーマオブジェクト75は、住まいテーマ5を示す「5.楽しいこと」の文字を有する。
【0070】
参照エリア80に表示される参照オブジェクト81、82、83、84(図9)は、「お父さん」や「お母さん」や「娘さん」や「おばあちゃん」などの文字を有し、かつ付箋の形状を有する。そして、当該名称と対応付けられた色で表示される。図7に示す例では、「お父さん」の名称を有し、黒色で表示された参照オブジェクト81が参照エリア80に表示されている。
【0071】
手書き入力エリア90は、顧客が手書き入力を行うエリアである。例えば、顧客本人(お父さん)は、タッチペン17を用いて、「スマホでごろごろ」の文字を手書き入力エリア90に書き込む(図8)。
【0072】
途中結果表示エリア100は、各住まいテーマに対して書き込まれた手書き入力(以下、意見とも記載する)の個数を示す結果表示オブジェクト101、102、103、104、105が表示されるエリアである。結果表示オブジェクト101は、「テーマ1」の文字と、4つの葉を有するクローバを示す図形と、を有する。結果表示オブジェクト102は、「テーマ2」の文字と、4つの葉を有するクローバを示す図形と、を有する。結果表示オブジェクト103は、「テーマ3」の文字と、4つの葉を有するクローバを示す図形と、を有する。結果表示オブジェクト104は、「テーマ4」の文字と、4つの葉を有するクローバを示す図形と、を有する。結果表示オブジェクト105は、「テーマ5」の文字と、4つの葉を有するクローバを示す図形と、を有する。
【0073】
4つの葉は、無色或いは緑色などで着色されている。具体的には、出された意見の個数に応じた葉の数だけ着色される。図7に示す例では、結果表示オブジェクト101から102におけるクローバの葉は、無色である。図9に示す例では、結果表示オブジェクト101におけるクローバの4つの葉は、全て着色されている。結果表示オブジェクト102におけるクローバの4つの葉のうちの3つの葉が、着色されている。結果表示オブジェクト103におけるクローバの4つの葉のうちの2つの葉が、着色されている。結果表示オブジェクト104におけるクローバの4つの葉のうちの1つの葉が、着色されている。
【0074】
第2顧客端末11の第1プログラム28は、図3に示されるように、第1顧客端末11の第1プログラム28と同様にステップS11、S12、S13、S21の処理を実行する。すなわち、顧客ID、名称、及び色情報を取得し(S11、S12)、取得した顧客ID等を端末IDとともに第1サーバ13に送信する(S13)。そして、第2顧客端末11の第1プログラム28は、受信した住まいテーマを含む第1画面を表示パネル31に表示させる(S21)。
【0075】
一方、担当者端末12の第2プログラム48は、図4に示されるように、担当者IDを取得する(S31)。具体的に説明すると、第2プログラム48は、担当者IDの入力を受け付けるテキストボックスと、ソフトウエアキーボードとを有する不図示の第3入力画面を表示パネル51に表示させる。担当者IDは、例えば、担当者に付与されたアカウントなどである。担当者は、ソフトウエアキーボードを用いて、テキストボックスに担当者IDを入力する。
【0076】
担当者端末12の第2プログラム48は、取得した担当者IDと、住まいテーマを要求する上述の第2要求と、を含むHTTPリクエストを生成し、生成したHTTPリクエストを第1サーバ13に送信する(S32)。なお、担当者が使用する端末が常に担当者端末12である場合、担当者IDに代えて、担当者端末12の端末IDが用いられてもよい。
【0077】
第1サーバ13の第3プログラム68は、担当者端末12が送信したHTTPリクエストを受信したことに基づいて(S32)、担当者ID及び第3要求を含むリクエストを第2サーバ14に送信する(S33)。
【0078】
第2サーバ14の第4プログラムは、第1サーバ13が送信したリクエストを受信したことに基づいて(S33)、リクエストに含まれる担当者IDと一致する担当者IDを有する住まい情報を特定し、特定した住まい情報が有する住まいテーマを特定する(S34)。第4プログラムは、特定した住まいテーマを含むレスポンスを第1サーバ13に返信する(S35)。第1サーバ13は、第2サーバ14が返信したレスポンスを受信したことに基づいて(S35)、受信したレスポンスに含まれる住まいテーマを含むHTTPレスポンスを生成し、生成したHTTPレスポンスを担当者端末12に返信する(S36)。
【0079】
担当者端末12の第2プログラム48は、第1サーバ13が送信したHTTPレスポンスを受信したことに基づいて(S36)、受信したHTTPレスポンスに含まれる住まいテーマを有する第2画面を表示する(S37)。第2画面は、第1画面と同様にして生成される。第2画面は、第1画面とほぼ同じ画面であるが、担当者端末12にのみ表示される終了アイコン(不図示)をさらに有する。終了アイコンは、顧客の意見の収集を終了することを示す指示を第2プログラム48に入力するアイコンである。詳しくは後述される。
【0080】
担当者は、顧客端末11の表示パネル31に表示された第1画面とほぼ同じ第2画面を参照して、意見を手書き入力することを顧客に指示する。顧客は、タッチペン17を用いて、第1画面の手書き入力エリア90(図8)に手書き入力を行う。
【0081】
第1顧客端末11の第1プログラム28は、手書き入力を受け付ける(S38)。そして、第1プログラム28は、入力された手書き文を示す手書き画像データを生成する(S39)。第1プログラム28は、生成した手書き画像データが示す手書き画像を有する付箋オブジェクト111を生成し(S40)、生成した付箋オブジェクト111(図8)と、「指で移動させてください」の文字とを、第1画面のデフォルト位置に表示させる(S41)。ステップS38の処理は、手書き受付処理の一例である。ステップS41の処理は、第1表示処理の一例である。
【0082】
図8は、「スマホでごろごろ」の文字を有する付箋オブジェクト111と、「指で移動させてください」の文字とがデフォルト位置に表示された状態の第1画面を示す。顧客本人(お父さん)は、デフォルト位置に表示された付箋オブジェクト111を、テーマオブジェクト71の近傍にドラッグする。図8において、ドラッグされた付箋オブジェクト111が破線で示されている。
【0083】
第1顧客端末11の第1プログラム28は、図4に示されるように、タッチセンサ32から入力された位置情報であって、顧客本人がドラッグした位置である第1指定位置を取得し、取得した第1指定位置に付箋オブジェクト111を表示する(S42)。第1指定位置は、例えば、表示パネル31の左上の位置を原点とし、右方向をX軸方向とし、下方向をY軸方向とした座標位置である。ステップS42の処理は、位置受付処理及び第2表示処理の一例である。ステップS42の処理は、位置受付処理の一例である。
【0084】
第1プログラム28は、第1指定位置を取得したことに基づいて、第1指定位置と各テーマオブジェクト71、72、73、74、75との距離をそれぞれ算出する。なお、表示パネル31における各テーマオブジェクト71、72、73、74、75の位置情報は、第1プログラム28が有する上述の第1画面元データが予め備えている。第1プログラム28は、各テーマオブジェクト71、72、73、74、75の位置情報と、取得した第1指定位置とに基づいて、第1指定位置と各テーマオブジェクト71、72、73、74、75との距離をそれぞれ算出する。そして、第1プログラム28は、第1指定位置との距離が最も短いテーマオブジェクトを特定する。図8に示す例では、付箋オブジェクト111と最も距離が短いテーマオブジェクト71が特定される。第1プログラム28は、特定したテーマオブジェクト71が示す住まいテーマの名称と、付箋オブジェクト111或いは手書き画像データとを対応付けた対応情報を生成する(S43)。第1プログラム28は、生成した対応情報と、ステップS39で生成した手書き画像データと、第1指定位置と、上述の端末ID、顧客ID及び名称と、を含む端末情報を生成し、生成した端末情報を含むHTTPリクエストを第1サーバ13に送信する(S44)。すなわち、顧客本人が入力した手書き文と、顧客本人が指定した位置と、対応する住まいテーマの名称と、端末ID、顧客ID、及び名称とが、第1サーバ13に送信される。ステップS44の処理は、端末情報送信処理の一例である。顧客本人が入力した「スマホでごろごろ」は、第1手書き文の一例である。第1手書き文を示す手書き画像データは、第1手書き画像データの一例である。
【0085】
第2顧客端末11の第1プログラム28は、第1顧客端末11の第1プログラム28と同様に、ステップS38からS44までの処理を実行する。すなわち、全ての顧客端末11において、顧客によって手書き文が入力され、当該手書き文を含む付箋オブジェクト111、112が指定位置に表示され、付箋オブジェクト111、112とテーマオブジェクト71、72、73、74、75との対応を示す対応情報等を含む端末情報が第1サーバ13に送信される。
【0086】
第1サーバ13の第3プログラム68は、各顧客端末11が送信した端末情報をそれぞれ受信する(S44)。ステップS44の処理は、受信処理の一例である。
【0087】
第3プログラム68は、図5に示されるように、受信した端末情報を第1データベース(図2(A))に登録する(S51)。詳しく説明すると、第3プログラム68は、上述と同様にして、端末情報に含まれる端末IDから担当者IDを特定し、特定した担当者ID、顧客ID、及び名称と一致するレコードを第1データベースにおいて特定する。例えば、担当者IDが「ABC0123」であり、顧客IDが「DEF4567」であり、名称が「お父さん」である場合、図2に示される一番上のレコードが特定される。第3プログラム68は、特定したレコードにおいて、端末情報に含まれる住まいテーマの名称が付されたカラムのフィールドに、端末情報に含まれる手書き画像データと、第1指定位置が示す位置情報と、を登録する。図2(A)に示される例では、「スマホでごろごろ」を示す手書き画像データA-01と、位置情報(38,24)が第1データベースに登録される。このようにして、全ての顧客端末11から第1サーバ13に送信された端末情報が第1データベースに登録される(S51)。ステップS51の処理は、第1記憶処理の一例である。
【0088】
また、第1サーバ13の第3プログラム68は、図5に示されるように、第1データベースに登録された端末情報に基づいて途中結果情報(図2(A))を算出し、算出した途中結果情報を第1データベースに登録する(S52)。途中結果情報は、住まいテーマごとの手書き画像データの個数である。図2(A)に示す例では、途中結果情報として、テーマ1:5個、テーマ2:3個、テーマ3:2個、テーマ4:1個、テーマ5:0個が第1データベースに登録される。途中結果情報は、途中結果表示エリア100(図9)に表示される結果表示オブジェクト101、102、103、104の生成に用いられる。詳しくは後述される。第3プログラム68が途中結果情報を算出するステップS52の処理は、算出処理の一例である。
【0089】
各顧客端末11は、他の顧客端末11において顧客が手書き入力を行って生成された付箋オブジェクト111、112を自己の表示パネル31に表示させるため、他の顧客端末11が送信した端末情報及び途中結果情報を含む他端末情報を返信することを第1サーバ13に要求する(S53)。具体的に説明すると、顧客端末11は、他端末情報を返信することを要求するコマンドと、端末ID、顧客ID、及び名称と、を含むHTTPリクエストを所定の時間間隔で定期的に生成し、生成したHTTPリクエストを第1サーバ13に送信する。
【0090】
第1サーバ13の第3プログラム68は、上記HTTPリクエストを受信したことに基づいて(S53)、受信したリクエストに含まれる端末IDから担当者IDを特定し、特定した担当者ID及び顧客IDと一致する担当者ID及び顧客IDを有するレコードを第1データベースにおいて特定する。第3プログラム68は、特定したレコードのうち、受信したHTTPリクエストに含まれる名称以外の名称を有するレコードを特定し、特定したレコードの各フィールドに登録された色情報や位置情報や手書き画像データ等を読み出して取得する。また、第3プログラム68は、特定したレコードの途中結果情報を読み出して取得する。
【0091】
第3プログラム68は、読み出した情報である他端末情報及び途中結果情報を含むHTTPレスポンスを生成し、生成したHTTPレスポンスを返信する(S54)。第3プログラム68は、他端末情報を要求した全ての顧客端末11に対して、他端末情報及び途中結果情報を含むHTTPレスポンスを返信する。ステップS54の処理は、送信処理の一例である。
【0092】
第1顧客端末11の第1プログラム28は、他端末情報及び途中結果情報を含むHTTPレスポンスを受信したことに基づいて(S54)、受信した他端末情報及び途中結果情報を反映させた第1画面を表示パネル31に表示させる(S55)。詳しく説明すると、第1プログラム28は、受信した他端末情報に含まれる色情報及び名称に基づいて、参照オブジェクト82、83、84を生成し、生成した参照オブジェクト82、83、84を第1画面(図9)に表示させる。第1プログラム28が他端末情報を受信するステップS54の処理は、他端末情報受信処理の一例である。
【0093】
次に、第1顧客端末11の第1プログラム28は、他端末情報に含まれる色情報及び手書き画像データに基づいて、付箋オブジェクト112を生成する。そして、第1プログラム28は、生成した付箋オブジェクト112を、他端末情報に含まれる位置情報(図2(A))が示す表示パネル31上の位置に表示させる(S55)。他端末情報に含まれる位置情報は、第2指定位置の一例である。付箋オブジェクト112が有する「庭の眺め」等の文字は、第2手書き文の一例である。第2手書き文を示す画像データは、第2画像データの一例である。第1プログラム28が、付箋オブジェクト112を有する第1画面を表示パネル31に表示させるステップS55の処理は、第3表示処理の一例である。
【0094】
また、第1顧客端末11の第1プログラム28は、受信したHTTPレスポンスに含まれる途中結果情報に基づいて、結果表示オブジェクト101、102、103、104を生成し、生成した結果表示オブジェクト101、102、103、104を途中結果表示エリア100に表示させる(S55)。詳しく説明すると、結果表示オブジェクト101、102、103、104は、クローバの4つの葉を示す図形を有する。当該4つの葉は、途中結果情報が示す個数に応じて着色されている。具体的には、「テーマ1」の文字と対応付けられた結果表示オブジェクト101の4つの葉は、住まいテーマ1が示す「自分の時間/思い思いの時間」に対して生成された付箋オブジェクト111、112の個数である「5」に応じて、全て着色されている。「テーマ2」の文字と対応付けられた結果表示オブジェクト102の4つの葉のうちの3つの葉は、住まいテーマ2が示す「家族の時間/いっしょの時間」に対して生成された付箋オブジェクト111、112の個数である「3」に応じて着色されている。「テーマ3」の文字と対応付けられた結果表示オブジェクト103の4つの葉のうちの2つの葉は、住まいテーマ3が示す「家事」に対して生成された付箋オブジェクト112の個数である「2」に応じて着色されている。「テーマ4」の文字と対応付けられた結果表示オブジェクト104の4つの葉のうちの1つの葉は、住まいテーマ4が示す「大切なこと」に対して生成された付箋オブジェクト111の個数である「1」に応じて着色されている。「テーマ5」の文字と対応付けられた結果表示オブジェクト105の4つの葉は、住まいテーマ5が示す「楽しいこと」に対して生成された付箋オブジェクトの個数である「0」に応じて着色されていない。すなわち、クローバの着色された葉の数は、各住まいテーマに対して顧客が出した意見の数を示している。そして、クローバの4つの葉の全てが着色されていることは、住まいテーマに対してある程度(例えば4つ)の数の意見が出されていることを示す。図9に示す例では、住まいテーマ1に対してある程度の数の意見が出されていることを示しており、住まいテーマ2から住まいテーマ5に対しては、ある程度の数の意見が出されていないことを示している。担当者は、クローバの4つの葉が全て着色されていない住まいテーマのうち、議論が十分に尽くされていないと思う住まいテーマに対して、顧客に意見の入力を促す。或いは、顧客は、クローバの4つの葉が全て着色されていない住まいテーマのうち、議論が十分に尽くされていないと思う住まいテーマに対して、さらに意見を出す。すなわち、クローバの図形は、各テーマについて、さらに意見を出す必要がある住まいテーマであるか否かの判断の参考となる。第1プログラム28が、クローバの4つの葉を示す結果表示オブジェクト101、102、103、104、105を有する第1画面を表示パネル31に表示させるステップS55の処理は、第4表示処理の一例である。
【0095】
第2顧客端末11の第1プログラム28も第1顧客端末11の第1プログラム28と同様にステップS53、S54、S55の処理を実行し、他端末情報及び途中結果情報を第1画面に反映する。
【0096】
一方、担当者端末12の第2プログラム48は、端末情報を返信することの要求を含むHTTPリクエストを第1サーバ13に所定の時間間隔で定期的に送信する(S56)。具体的には、第2プログラム48は、端末情報を返信することを要求するコマンドと、担当者IDと、顧客IDと、を含むHTTPリクエストを、所定の時間間隔で第1サーバ13に定期的に送信する。当該要求を含むHTTPリクエストを受信した第1サーバ13の第3プログラム68は、上述と同様にして、第1データベースにおいてレコードを特定し、特定したレコードに登録された情報である端末情報及び途中結果情報を含むHTTPレスポンスを担当者端末12に返信する(S57)。
【0097】
担当者端末12の第2プログラム48は、HTTPレスポンスを受信したことに基づいて(S57)、受信したHTTPレスポンスに含まれる端末情報及び結果情報を第2画面に反映させる(S58)。
【0098】
担当者端末12の第2プログラム48は、図6に示されるように、第2画面において、意見の収集の終了を指示する終了アイコンが選択されたか否かを判断する(S61)。第2プログラム48は、終了アイコンが選択されていないと判断すると(S61:No)、ステップS37(図4)以降の処理を再度実行する。その場合、顧客端末11の第1プログラム28は、ステップS38以降の処理を繰り返し実行する。
【0099】
担当者端末12の第2プログラム48は、終了アイコンが選択されたと判断すると(S61:Yes)、終了指示、担当者ID、及び顧客IDを含むHTTPリクエストを生成し、生成したHTTPリクエストを第1サーバ13に送信する(S62)。終了指示は、例えば、第1サーバ13の第3プログラム68が解釈可能なコマンドである。
【0100】
第1サーバ13の第3プログラム68は、終了指示を含むHTTPリクエストを受信したことに基づいて(S62)、終了確認処理を実行する。終了確認処理は、顧客が入力途中である意見が有るか否かを確認する処理である。詳しく説明すると、第3プログラム68は、顧客端末11が定期的に送信するHTTPリクエスト(S53)を受信するまで待機する。そいて、第3プログラム68は、顧客端末11が送信したHTTPリクエストを受信すると、受信したHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスに、入力途中の意見が有るか否かを示す確認要求を含める。確認要求を含むHTTPレスポンスを受信した顧客端末11の第1プログラム28は、入力途中の意見が有るか否かを示す確認情報を含むHTTPリクエストを第1サーバ13に送信する。第1サーバ13の第3プログラム68は、受信したHTTPリクエストに含まれる確認情報が、入力途中の意見が無いことを示す場合、ステップS52の処理を実行する。第3プログラム68は、確認情報が、入力途中の意見が有ることを示す場合、当該意見を示す端末情報を含むHTTPリクエストを受信するまで待機し、当該端末情報を含むHTTPリクエストを受信した後、ステップS52の処理を実行する。なお、担当者が、顧客が意見の入力を終えたことを顧客に確認した後、終了アイコンを選択する場合、ステップS63の処理は行われなくてもよい。
【0101】
第1サーバ13の第3プログラム68は、ステップS63の処理の実行後、ステップS62で受信したHTTPリクエストに含まれる担当者ID及び顧客IDと一致する担当者ID及び顧客IDを有するレコードを第1データベースにおいて特定する。そして、第3プログラム68は、特定したレコードに登録された手書き画像データに基づいて手書きテキストデータを生成する(S64)。例えば、第3プログラム68は、画像データが示す文字から当該文字を示すテキストデータを生成する生成プログラムをサブモジュールとして有している。当該生成プログラムには、例えば既存のプログラムが用いられる。ステップS63の処理は、生成処理の一例である。
【0102】
第1サーバ13の第3プログラム68は、第1データベースにおいて特定したレコードに登録された情報と、生成した手書きテキストデータとに基づいて、第2データベースを生成する(S65)。第2データベースは、図2(B)に示されるように、「担当者ID」の名称が付されたカラム(列)と、「顧客ID」の名称が付されたカラムと、「構成」の名称が付されたカラムと、「名称」の名称が付されたカラムと、「住まいテーマ1」、「住まいテーマ2」、「住まいテーマ3」、「住まいテーマ4」、「住まいテーマ5」の名称が付された5つのカラムと、を有する。「担当者ID」、「顧客ID」、「構成」、及び「名称」の名称が付されたカラムの各フィールドには、第1データベースに登録された情報と同一の情報がそれぞれ登録される。「住まいテーマ1」から「住まいテーマ5」の名称が付されたカラムに対応する各フィールドには、ステップS64で生成した手書きテキストデータがそれぞれ登録される。ステップS65の処理は、第2記憶処理の一例である。第2データベースは、一覧表示データの一例である。
【0103】
第1サーバ13の第3プログラム68は、第1データベースにおける特定したレコードに登録された情報と、生成した第2データベースと、を含むHTTPリクエストを生成し、生成したHTTPリクエストを第2サーバ14に送信する(S66)。
【0104】
第2サーバ14の第4プログラムは、HTTPリクエストを受信したことに基づいて(S66)、受信したHTTPリクエストに含まれる第1データベースに登録された情報と、第2データベースとを、搭載するメモリに記憶させる(S67)。なお、フローチャートには示されていないが、第4プログラムは、ステップS67の処理を実行したことに基づいて、肯定応答(ACK)を含むHTTPレスポンスを第1サーバ13に返信する。ステップS67の処理は、第2記憶処理の一例である。
【0105】
また、第1サーバ13の第3プログラム68は、顧客端末11に送信する結果情報を生成する(S68)。結果情報は、十分な数(4つ以上)の意見が出された住まいテーマの個数である。第3プログラム68は、第1データベースに基づいて、或いは生成した第2データベースに基づいて、4つ以上の意見が登録された住まいテーマの個数をカウントする。そして、第3プログラム68は、カウントした住まいテーマの個数を含むHTTPレスポンスを、他端末情報を要求するHTTPリクエストの応答として、顧客端末11に対して返信する(S69)。
【0106】
顧客端末11の第1プログラム28は、結果情報を含むHTTPレスポンスを受信したことに基づいて(S69)、第3画面を表示パネル31に表示させる(S70)。図10は、第3画面を示す。第3画面は、一乃至複数の最終結果オブジェクト120を有する。最終結果オブジェクト120は、4つの葉を有するクローバを示す。第1プログラム28は、結果情報が示す個数の数だけ、最終結果オブジェクト120を表示する。図10に示す例では、4つ以上の意見が出された住まいテーマの個数と同数の4本のクローバ(最終結果オブジェクト120)が表示パネル31に表示されている。なお、図6には示されていないが、第1サーバ13の第3プログラム68は、結果情報を含むHTTPレスポンスを担当者端末12に対して返信してもよい。その場合、担当者端末12の第2プログラム48は、当該HTTPレスポンスを受信したことに基づいて、第3画面(図10)を表示パネル51に表示させる。
【0107】
[実施形態の作用効果]
本実施形態では、顧客本人が第1顧客端末11に手書き入力を行うと、付箋オブジェクト111が当該顧客端末11の表示パネル31に表示されるとともに、手書き画像データや第1指定位置を含む端末情報が、第1サーバ13を介して第2顧客端末11に送信される。第1顧客端末11は、受信した他端末情報が示す付箋オブジェクト112を生成し、生成した付箋オブジェクト112を、受信した他端末情報の位置情報が示す位置に表示させる。すなわち、顧客本人が使用する第1顧客端末11の表示パネル31には、家族の手書き入力によって生成された全ての付箋オブジェクト112が表示される。また、第1画面には、結果表示オブジェクト101、102、103、104、105が表示される。したがって、顧客端末11を使用する顧客本人或いは家族の各人は、家族の他の人が行った手書き入力の内容を確認することができ、かつ、住まいテーマごとに、いくつの意見が出されたかを確認することができる。顧客本人及び家族の各人は、例えば、意見の数が少ない住まいテーマについて、さらに意見を出す。すなわち、家族内の全ての人から、十分な数の意見が引き出される。その結果、本発明に係る第1プログラム28、顧客端末11、或いは管理システム10は、住まいテーマごとに、顧客の意見を十分に引き出して取得することができる。
【0108】
本実施形態では、端末情報が名称及び色情報を含んでおり、当該色情報で示された付箋オブジェクト111、112を表示パネル31に表示するので、どの付箋オブジェクト111、112が、家族の誰の意見であるかを顧客に認識させることができる。
【0109】
本実施形態では、第1サーバ13の第3プログラム68は、住まいテーマと、収集した意見との一覧表である第2データベースを生成し、第2サーバ14のメモリに記憶させる。担当者は、第2データベースを閲覧することにより、顧客端末11によって収集された複数の意見を住まいテーマごとに把握することができる。
【0110】
[変形例]
上述の実施形態では、ある程度の数(4つ以上)の意見が出された住まいテーマも、ある程度の数の意見が出されていない住まいテーマも、表示パネル31に同様に表示される例が説明された。しかしながら、顧客端末11の第1プログラム28は、ある程度の数の意見が出された住まいテーマと、ある程度の数の意見が出されていない住まいテーマとの表示を異ならせてもよい。例えば、顧客端末11の第1プログラム28は、ある程度の数の意見が出された住まいテーマを非表示にし、或いは「OK」や「済」など、ある程度の数の数の意見が出されたことを示す文字や図形などをテーマオブジェクト71、72、73、74、75に重ねて、或いはテーマオブジェクト71、72、73、74、75の近傍に表示させる。或いは、顧客端末11の第1プログラム28は、ある程度の数の意見が出されていない住まいテーマを示すテーマオブジェクト71、72、73、74、75に重ねて、或いはテーマオブジェクト71、72、73、74、75の近傍に、「未」や「意見がありますか?」などの文字や図形を表示させる。ある程度の数の意見が出されたテーマオブジェクト71、72、73、74、75と、ある程度の数の意見が出されていないテーマオブジェクト71、72、73、74、75との表示を異ならせることにより、ある程度の数の意見が出されていない住まいテーマを顧客に認識させることができる。担当者は、「OK」や「済」や「未」や「意見がありますか?」などの表示を参考にして、顧客に意見の入力を促す。或いは、顧客は、「OK」や「済」や「未」や「意見がありますか?」などの表示を参考にして、さらに意見を出す。ある程度の数の意見が出された住まいテーマと、ある程度の数の意見が出されていない住まいテーマとの表示を異ならせることは、各テーマについて、さらに意見を出す必要がある住まいテーマであるか否かの判断の参考となる。
【0111】
上述の実施形態では、第1サーバ13のメモリ65及び第2サーバ14のメモリに第1データベース及び第2データベースが記憶される例が説明された。しかしながら、第1データベース及び第2データベースは、第1サーバ13のメモリ65にのみ記憶されてもよいし、第2サーバ14のメモリにのみ記憶されてもよい。
【0112】
上述の実施形態では、結果表示オブジェクト101、102、103、104、105が4つの葉を有するクローバの図形である例が説明された。しかしながら、結果表示オブジェクト101、102、103、104、105は、住まいテーマと対応付けられた付箋オブジェクトの個数を示す数字や文字や他の図形などであってもよい。
【0113】
上述の実施形態では、第1サーバ13、或いは、第1サーバ13及び第2サーバ14が情報処理装置の一例である場合が説明された。しかしながら、担当者端末12が情報処理装置の一例であってもよい。その場合、担当者端末12と複数の顧客端末11とは、例えば、有線LAN或いは無線LANによって通信可能に接続される。そして、担当者端末12の第2プログラム48は、第1サーバ13の第3プログラムや第2サーバ14の第4プログラムが実行する処理を実行する。具体的には、担当者端末12の第2プログラム48は、各顧客端末11がそれぞれ送信した端末情報を受信し、受信した端末情報をメモリ45が記憶する第1データベースに登録する。そして、第2プログラム48は、各顧客端末11からの要求に応じて、第1データベースに登録された他端末情報を各顧客端末11にそれぞれ送信する。また、第2プログラム48は、終了アイコンが選択されたと判断すると(S61:Yes)、第1データベースに基づいて第2データベースを生成し、生成した第2データベースをメモリ45に記憶させる。
【0114】
上述の実施形態では、ある程度(4つ以上)の数の意見が出された住まいテーマをクローバの4つの葉で表示する例を説明した。しかしながら、クローバの図形とともに、十分な議論がされた住まいテーマであるか否かを示す文字や図形などのオブジェクトが顧客端末11及び担当者端末12の表示パネル31、51に表示されてもよい。具体的には、担当者端末12の第2プログラム48は、議論が十分にされたか否かを示す担当者の入力を受け付ける。第2プログラム48は、上記担当者の入力を第1サーバ13に送信する。第1サーバ13の第3プログラム68は、上記担当者の入力に基づいて上記オブジェクトを生成し、生成したオブジェクトを顧客端末11及び担当者端末12に送信して、上記オブジェクトを第1画面に反映させる。顧客は、第1画面に反映された上記オブジェクトを参照して、議論が十分にされていない住まいテーマについて、さらに意見を出す。
【符号の説明】
【0115】
10・・・管理システム
11・・・顧客端末
12・・・担当者端末
13・・・第1サーバ
14・・・第2サーバ
15・・・インターネット
17・・・タッチペン
21・・・コントローラ
22・・・タッチパネル
23・・・通信I/F
28・・・第1プログラム
31・・・表示パネル
32・・・タッチセンサ
71、72、73、74、75・・・テーマオブジェクト
111、112・・・付箋オブジェクト
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図8
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図10