特許7416254IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

蛍光X線分析装置

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

鉄製の試料室20の内部表面にニッケルメッキが施された構造を有する場合、試料Sを透過したX線が試料ベース21や上部チャンバ22に当たった際、ニッケルの蛍光X線(Ni-K:7478eV)を発生させることになる。係るニッケルの蛍光X線は試料Sの分析面で発生する蛍光X線と共に検出器30にて検出され得る。そのため、蛍光X線分析結果に悪影響を及ぼす懸念がある。また、仮に鉄製の試料室20の内部表面にニッケルメッキを施さない場合においても、試料Sを透過したX線が試料室20の試料ベース21や上部チャンバ22に当たった際、鉄の蛍光X線(FE-K:6403eV)を発生させることになる。係る鉄の蛍光X線もまた、試料Sの分析面で発生する蛍光X線と共に検出器30にて検出され得る。そのため、蛍光X線分析結果に悪影響を及ぼす懸念がある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、以下に示す蛍光X線分析装置を提供する。 [1] 試料にX線を照射するためのX線源と、X線の照射により試料から放出される蛍光X線を検出するための検出器と、試料を収納するための鉄製の試料室とを含み、試料室は、その内部表面の少なくとも一部が溶融アルミニウム由来のアルミニウムからなる層により被覆されている、蛍光X線分析装置。これによりニッケル由来の不純線および鉄由来の不純線による蛍光・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、鉄製の試料室を含む蛍光X線分析装置において、ニッケル由来の不純線および鉄由来の不純線による蛍光X線分析に対する影響を低減させつつ、酸溶媒による試料室内部表面における黒ずみの発生を抑制することができる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は、本発明に係る蛍光X線分析装置の一例を示す概略図である。
【図2】 図2は、本発明に係る蛍光X線分析装置の他の例を示す概略図である。
【図3】 図3は、従来の蛍光X線分析装置の一例を示す概略図である。
【図4】 図4は、鉄の厚さとX線透過率との関係を示す図である。
【図5】 図5は、溶融アルミニウム由来のアルミニウムからなる層の厚さとX線透過率との関係を示す図である。
【図6】 図6は、カーボンからなる層の厚さとX線透過率との関係を示す図である。

代表図 図1本件の代表的な図

1,101 蛍光X線分析装置、10 X線源、20 試料室、21 試料ベース、22 上部チャンバ、30 検出器、40 溶融アルミニウム層、50 被覆層、60 装置筐体、21a 開口、S 試料。

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