(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-09
(45)【発行日】2024-01-17
(54)【発明の名称】メンタリングシステム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240110BHJP
【FI】
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2023137944
(22)【出願日】2023-08-28
【審査請求日】2023-08-31
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】399090994
【氏名又は名称】株式会社サマデイ
(74)【代理人】
【識別番号】100205626
【氏名又は名称】村上 博
(72)【発明者】
【氏名】相川 秀希
【審査官】中野 修平
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-069455(JP,A)
【文献】特開2021-060712(JP,A)
【文献】世界最高のメンターに弟子入りする,ChatGPTに送る指示文(プロンプト),2023年07月05日,https://prompt.quel.jp/prompt.php?pid=10174,[令和5年11月9日検索]
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
生成AIに入力するためのプロンプトのテンプレートを格納するプロンプトテンプレートデータベースと、
メンター毎に前記メンターの属性及び人としての個性を示すテキストデータであるメンター個性情報を格納するメンター属性データベースと、
前記プロンプトテンプレートデータベースから選択された前記テンプレートを読み出し、読み出した前記テンプレートに前記メンター属性データベースから選択された前記メンターの前記メンター個性情報を読み出して適用することにより前記プロンプトを生成し、前記生成AIを備える生成AIサーバに生成された前記プロンプトを送信し、前記生成AIが前記プロンプトを処理して出力した出力データを受信してユーザ端末に送信する制御部と、
を備えるメンタリングシステム。
【請求項2】
生成AIに入力するためのプロンプトのテンプレートを格納するプロンプトテンプレートデータベースと、
メンター毎に前記メンターの属性及び人としての個性を示すテキストデータであるメンター個性情報を格納するメンター属性データベースと、
ユーザの属性及び人としての個性を示すテキストデータであるユーザ個性情報を格納するユーザデータデータベースと、
前記プロンプトテンプレートデータベースから選択された前記テンプレートを読み出し、予め前記ユーザ個性情報を入力すると前記メンターを特定する情報を出力するように学習した学習済モデルに前記ユーザデータデータベースから読み出したメンタリング対象の前記ユーザの前記ユーザ個性情報を入力し、前記学習済モデルが出力した前記メンターを特定する情報をユーザ端末に送信し、読み出した前記テンプレートに、前記ユーザ端末から受信した、選択された前記メンターの前記メンター個性情報を前記メンター属性データベースから読み出して適用することにより前記プロンプトを生成し、前記生成AIを備える生成AIサーバに生成された前記プロンプトを送信し、前記生成AIが前記プロンプトを処理して出力した出力データを受信して前記ユーザ端末に送信する制御部と、
を備えるメンタリングシステム。
【請求項3】
前記ユーザ個性情報は、
ユーザ回答情報を含む、請求項2に記載のメンタリングシステム。
【請求項4】
生成AIに入力するためのプロンプトのテンプレートを格納するプロンプトテンプレートデータベースと、
メンター毎に前記メンターの属性及び人としての個性を示すテキストデータであるメンター個性情報を格納するメンター属性データベースと、
ユーザの属性及び人としての個性を示すテキストデータであるユーザ個性情報を格納するユーザデータデータベースと、
前記プロンプトテンプレートデータベースから選択された前記テンプレートを読み出し、予め前記ユーザ個性情報を入力すると前記メンターを特定する情報を出力するように学習した前記生成AIに前記ユーザデータデータベースから読み出したメンタリング対象の前記ユーザの前記ユーザ個性情報を入力し、前記生成AIが出力した前記メンターを特定する情報をユーザ端末に送信し、読み出した前記テンプレートに、前記ユーザ端末から受信した、選択された前記メンターの前記メンター個性情報を前記メンター属性データベースから読み出して適用することにより前記プロンプトを生成し、前記生成AIを備える生成AIサーバに生成された前記プロンプトを送信し、前記生成AIが前記プロンプトを処理して出力した出力データを受信して前記ユーザ端末に送信する制御部と、
を備えるメンタリングシステム。
【請求項5】
前記ユーザ個性情報は、
ユーザ回答情報を含む、請求項4に記載のメンタリングシステム。
【請求項6】
生成AIに入力するためのプロンプトのテンプレート毎にテンプレートID及びプロンプト用途を格納するプロンプトテンプレートデータベースと、
メンター毎に前記メンターの属性及び人としての個性を示すテキストデータであるメンター個性情報を格納するメンター属性データベースと、
評価の視点である指標毎に、ユーザが記述した文章を評価するための評価基準、及び前記ユーザが記述した文章がこの評価基準によって評価された評価結果に対応して前記評価結果を数値に換算するポイントを含むルーブリックを記憶するルーブリック記憶部と、
前記プロンプトテンプレートデータベースからテンプレートID及びプロンプト用途を読み出してユーザ端末に一覧可能な態様により送信し、前記ユーザ端末から前記ユーザが選択した前記プロンプト用途に対応するプロンプトIDに基づいて、前記プロンプトテンプレートデータベースから前記テンプレートを読み出し、前記メンター属性データベースから選択された前記メンターの前記メンター個性情報を読み出し、前記ルーブリック記憶部から前記ルーブリックを読み出し、
読み出した前記メンター個性情報、及び読み出した前記ルーブリックを前記テンプレートに追記し、前記ユーザに対して入力を促す指示を前記ユーザ端末に表示させる旨、前記ユーザが前記ユーザ端末から追加入力した追加入力回答を前記ルーブリックによって評価する旨、得られた評価及び前記追加入力回答に基づいて前記ユーザに適した職業を提案する旨の依頼を前記テンプレートにさらに追記することにより送信用プロンプトを生成し、
前記生成AIを備える生成AIサーバに生成された前記送信用プロンプトを送信し、
前記生成AIが受信した前記プロンプトを処理して出力した出力データを前記生成AIサーバから受信して前記ユーザ端末に送信する制御部と、
を備えるメンタリングシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メンタリングシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
ある分野において経験のある者がメンターとして、その分野において経験の少ない者の相談に乗ったり、アドバイスを行ったりすることが一般によく行われている。
【0003】
しかし、メンターも人間である以上、アドバイス内容が日によって変わったり、アドバイスを受けるユーザの個性に不適切なアドバイスを行ったりしてしまうことがある。
【0004】
この点に関し、ユーザの個性に合った学習済モデルを選択し、この学習済モデルにアドバイスを生成させた上、ユーザの個性にあった表現によりアドバイスをユーザに提供する技術(例えば特許文献1、特に(実勢例3)。)や、ユーザの特徴を数値化し、この数値に基づいて指導内容を変更する技術(例えば特許文献2。)などが提案されている。
【0005】
さらに、最近ではいわゆる生成AIを用いてアドバイスを生成させることも可能となっている。この場合、ユーザの個性に合ったより柔軟なアドバイスが可能となる。
【0006】
しかしながら、生成AIは入力される情報によって所望の情報を出力させるにはある程度の熟練した技術が必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】特許第6550603号公報
【文献】特開2006-64880号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、メンタリングに適した生成AI入力用の情報をユーザの手を介さずに生成してユーザにメンタリングを行うメンタリングシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、生成AIに入力するためのプロンプトのテンプレートを格納するプロンプトテンプレートデータベースと、メンター毎に前記メンターの属性及び人としての個性を示すテキストデータであるメンター個性情報を格納するメンター属性データベースと、前記プロンプトテンプレートデータベースから選択された前記テンプレートを読み出し、読み出した前記テンプレートに前記メンター属性データベースから選択された前記メンターの前記メンター個性情報を読み出して適用することにより前記プロンプトを生成し、前記生成AIを備える生成AIサーバに生成された前記プロンプトを送信し、前記生成AIが前記プロンプトを処理して出力した出力データを受信してユーザ端末に送信する制御部と、を備えるメンタリングシステムを提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、メンタリングに適した生成AI入力用の情報をユーザの手を介さずに生成してユーザにメンタリングを行うメンタリングシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】第1の実施形態のメンタリングシステムの構成を示すブロック図である。
【
図2】プロンプトテンプレートデータベースのデータ構成を示す図である。
【
図3】メンター属性データベースのデータ構成を示す図である。
【
図4】ユーザデータデータベースのデータ構成を示す図である。
【
図5】メンタリング動作を示すフローチャートである。
【
図6】第2の実施形態のメンタリングシステムの構成を示すブロック図である。
【
図7】学習済モデル生成動作を示すフローチャートである。
【
図8】教師プロンプト生成及び生成AIの学習処理動作を示すフローチャートである。
【
図9】第4の実施形態のメンタリングシステムのメンタリング動作を示すフローチャートである。
【
図11】適職の提案の依頼を含むプロンプトのテンプレートの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の一実施形態に係るメンタリングシステムを詳細に説明する。
【0013】
(生成AI)
本実施形態は、いわゆる生成AIを使用する。従って、この生成AIについてまず説明する。
【0014】
一般に、従来の学習済モデルは、説明変数と目的変数とを明確に分けて構造化し、この構造化されたデータを教師データとしてモデルに学習させる。例えば、モデルがいわゆるニューラルネットワークなどである場合には、説明変数を入力して、所望の目的変数を出力するモデルを選択し、このモデルを学習済モデルとして採用する。
【0015】
このように生成された学習済モデルは、教師データの説明変数にある程度類似する入力を受けると、教師データの目的変数にある程度類似する処理結果を出力する。しかしながら、教師データの目的変数とは異なる処理結果を作り出す、つまり生成することは期待できない。
【0016】
これに対し、上述のような構造化がなされていない学習用データを用いてモデルを学習させると、ある程度創作的な処理結果を得ることができるようになる。
【0017】
例えば、従来一般に行われている、インターネットを介したチャット機能を用いた、人間が回答者となっている相談チャットの質問と回答の組み合わせを、数十万~数百万程度用いてモデル学習させると、学習済モデルは非常に滑らかな応対を返すようになる。そして、この学習済モデルに、創作するように「依頼」すると、ある程度創作的な処理結果を出力、ないし生成する。そして、この「依頼」を示すテキストデータをプロンプトという。
【0018】
このように、ある程度創作的な処理結果を生成する学習済モデルは生成AIと現在では呼ばれている。このような生成AIには、プログラムコード、画像、動画、音声などを生成するものがあり、中でも、例えばChatGPTのようなテキストデータを生成する生成AIの利用が盛んにおこなわれてきている。
【0019】
このChatGPTは既に商用運用が始まっており、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース(Application Programming Interface))がベンダーから提供されているため、利用が容易になっている。
【0020】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態のメンタリングシステム1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、メンタリングシステム1は、いわゆるサーバ装置、乃至コンピュータを用いて実現することができる。メンタリングシステム1は、制御部11と、記憶部12と、入出力部13と、通信部14と、を備える。
【0021】
制御部11は、CPU(central processing unit)などの演算装置を備える。制御部11は、記憶部12が格納するプログラムを順次読み出して実行する。
【0022】
記憶部12は、メモリ、SSD(Solid State Drive)、ハードディスクドライブなどの記憶装置を備える。記憶部12は、プロンプトテンプレートDB121(データベースをDBという。)と、メンター属性DB122と、生成AI別API仕様DB123と、ユーザデータDB124と、インターフェースDB125と、を格納する。
【0023】
生成AI別API仕様DB123は、生成AIサーバ2の生成AI21毎に設定されるAPIの仕様を格納する。
【0024】
インターフェースDB125は、ユーザ端末4に表示させるためのデータの仕様を格納する。
【0025】
入出力部13は、マウス、キーボード、ディスプレイなどの入出力装置を備える。
【0026】
通信部14は、インターネット3などの公衆通信回線網に接続可能な通信装置を備える。メンタリングシステム1は、通信部14を介して生成AIを備える生成AIサーバ2及びユーザ端末4に接続する。
【0027】
図2は、プロンプトテンプレートDB121のデータ構成を示す図である。
図2に示すように、プロンプトテンプレートDB121は、テンプレート毎に固有に割り当てられる識別子であるテンプレートIDと、プロンプトが用いられる用途を示すプロンプト用途と、生成AIが果たす役割を設定する情報である役割設定情報と、メンターの個性を示す情報を格納するための領域を示すメンター個性情報用FILLERと、プロンプトの依頼内容に記載される目標を示す目標設定情報と、生成AIがユーザ端末との間において行うやり取りの手順、及び生成AIが行うべき情報処理の手順を示すフロー設定情報と、を格納する。
【0028】
図3は、メンター属性DB122のデータ構成を示す図である。
図3に示すようにメンター属性DB122は、メンター毎に固有に割り当てられる識別情報であるメンターIDと、メンターの属性及び人としての個性を示すテキストデータであるメンター個性情報と、を格納する。
【0029】
メンター個性情報は、例えば、生年月日、自己紹介文、好きな物、嫌いな物、家族の中の立場、影響を受けた人、職場の中の立場、好きだった教科、好きな曲、好きな曲を好きな理由、高校時代の放課後の過ごし方、ずっと続けていること、今までに探求したこと、など、メンターの属性及び人としての個性、ないしメンターの人となりを示すテキストデータが挙げられる。
【0030】
図4は、ユーザデータDB124のデータ構成を示す図である。
図4に示すように、ユーザデータDB124は、ユーザに固有に割り当てられる識別子であるユーザIDと、ユーザの属性及び人としての個性を示すテキストデータであるユーザ個性情報と、別途設けられ、問題を格納する問題DBの問題ごとに固有に割り当てられる識別子である問題ID及びこの問題に対してなされたユーザの回答を示すテキストデータであるユーザ回答情報と、を格納する。
【0031】
ユーザ個性情報は、例えば、性別、学年、志望大学、志望学科、最も興味がある分野、海外在住経験、取得した語学資格、スポーツの経験、音楽の経験、コンテスト等の受賞歴、好きな本または映画、好きな理由、将来社会に対して行いたいことなど、ユーザの属性及び人としての個性、ないしユーザの人となりを示すテキストデータが挙げられる。
【0032】
問題DBが格納する問題は、テキストデータを含み、ユーザの属性及び人としての個性が発揮され、回答が一つないし少数の回答に定まらないように設計される。このような問題の例は、出願人の特許出願に係る特許第7320809号の段落[0029]~[0038]に記載の問題が挙げられる。
【0033】
図5は、メンタリングシステム1の制御部11が行うメンタリング動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、ステップS1において、ユーザ端末4はメンタリングシステム1に、種々の相談をメンターに要求する旨を示すメンタリング要求を送信する。
【0034】
ステップS2において、制御部11は、メンタリングを行うメンターの一覧をユーザ端末に送信する処理であるメンター提示処理を実行する。具体的には、制御部11は、メンター属性DB122からメンターID及びメンター個性情報の全部または一部を読み出し、ユーザ端末4において一覧可能な状態に列挙するデータを生成し、ユーザ端末4に送信する。
【0035】
ステップS3において、ユーザ端末4は、ユーザが選択したメンターのメンターIDをメンタリングシステム1に送信する。
【0036】
ステップS4において、制御部11は、ユーザ端末4から受信したメンターIDに基づいて、メンター属性DB122から該当するメンターIDのメンター個性情報を読み込む。
【0037】
ステップS5において、制御部11はプロンプトを生成する。具体的には、制御部11は、まずプロンプトテンプレートDB121からテンプレートID及びプロンプト用途を読み出し、ユーザ端末4に一覧可能な態様により送信する。次に制御部11は、ユーザ端末4からユーザが選択したプロンプト用途に対応するプロンプトIDに基づいて、プロンプトテンプレートDB121からテンプレートを読み出す。そして、制御部11は、メンター個性情報用FILLERにメンター個性情報をセットしてプロンプトを生成し、記憶部12のメモリに格納する。
【0038】
ステップS6において、制御部11は、生成AI別API仕様DB123から使用する生成AIのAPIの仕様を読み出し、このAPIの使用に基づき、必要に応じてメモリ内のプロンプトを修正する。
【0039】
ステップS7において、制御部11は、プロンプトをメモリから読み出して生成AIサーバ2に送信する。
【0040】
ステップS8において、生成AIサーバ2は、プロンプトをメンタリングシステム1から受信し、受信したプロンプトを適宜処理した後に生成AIに入力することにより、生成AIに処理を開始させる。
【0041】
ステップS9において、生成AIサーバ2は、プロンプトに基づいて処理した結果である応答文を生成し、メンタリングシステム1に送信する。
【0042】
ステップS10において、制御部11は、受信した応答文をユーザ端末4に送信する。
【0043】
ステップS11において、ユーザ端末4は、受信した応答文に追加入力の指示があった場合、追加入力を行い、メンタリングシステム1に送信する。
【0044】
メンタリングシステム1は、上記のステップS9→ステップS10→ステップS11→ステップS10→ステップS9のように、生成AIサーバ2とユーザ端末4とのデータのやり取りを、必要な回数だけ仲介する。
【0045】
ステップS12において、生成AI21は回答文を生成し、生成AIサーバ2はこの回答文をメンタリングシステム1に送信する。
【0046】
ステップS13において、制御部11は、回答文をユーザ端末4に送信する。
【0047】
ステップS14において、ユーザ端末4は、回答文を受信し、ユーザ端末4が有するディスプレイなどの表示部に表示させ、処理を終了する。
【0048】
以上述べたように、本実施形態のメンタリングシステム1は、生成AI21に入力するためのプロンプトのテンプレートを格納するプロンプトテンプレートDB121と、メンター毎にメンターの属性及び人としての個性を示すテキストデータであるメンター個性情報を格納するメンター属性DB122と、プロンプトテンプレートDB121から選択されたテンプレートを読み出し、読み出したテンプレートにメンター属性DB122から選択されたメンターのメンター個性情報を読み出して適用することによりプロンプトを生成し、生成AI21を備える生成AIサーバ2に生成されたプロンプトを送信し、生成AIがプロンプトを処理して出力した出力データを受信してユーザ端末4に送信する制御部と、を備える。
【0049】
従って、本発明の第1の実施形態によれば、メンタリングに適した生成AI入力用の情報であるプロンプトをユーザの手を介さずに生成し、生成AI21にこのプロンプトを入力させ、生成AI21がプロンプトを処理して出力した出力データをユーザ端末4に送信することによりユーザにメンタリングを行うメンタリングシステム1を提供することができる、という効果がある。
【0050】
(第2の実施形態)
第1の実施形態のメンタリングシステム1は、メンター個性情報が予めメンター属性DB122に格納されている。これに対して、本実施形態のメンタリングシステム1は、説明変数としてメンター個性情報を、目的変数としてメンターIDなどのメンターを特定する情報を含む教師データを作成し、この教師データを外部AIサーバ5のモデルである外部AI51に学習させて学習済モデルを生成させ、ユーザ個性情報及びユーザ回答情報をこの学習済モデルに入力して、ユーザにふさわしいメンターを特定する情報を出力させることにより、ユーザがメンターを選択する手間を省くものである。
【0051】
図6は、第2の実施形態のメンタリングシステム1の構成を示すブロック図である。
図6に示すように、メンタリングシステム1は、いわゆるサーバ装置、乃至コンピュータを用いて実現することができる。メンタリングシステム1は、制御部11と、記憶部12と、入出力部13と、通信部14と、を備える。
【0052】
制御部11は、CPUなどの演算装置を備える。制御部11は、記憶部12が格納するプログラムを順次読み出して実行する。
【0053】
記憶部12は、メモリ、SSD、ハードディスクドライブなどの記憶装置を備える。記憶部12は、プロンプトテンプレートDB121と、メンター属性DB122と、生成AI別API仕様DB123と、ユーザデータDB124と、インターフェースDB125と、を格納する。
【0054】
生成AI別API仕様DB123は、生成AIサーバ2の生成AI21毎に設定されるAPIの仕様を格納する。
【0055】
インターフェースDB125は、ユーザ端末4に表示させるためのデータの仕様を格納する。
【0056】
入出力部13は、マウス、キーボード、ディスプレイなどの入出力装置を備える。
【0057】
通信部14は、インターネット3などの公衆通信回線網に接続可能な通信装置を備える。メンタリングシステム1は、通信部14を介して生成AIを備える生成AIサーバ2、外部AI51を備える外部AIサーバ5、及びユーザ端末4に接続する。
【0058】
本実施形態のプロンプトテンプレートDB121、メンター属性DB122、生成AI別API仕様DB123、ユーザデータDB124、及びインターフェースDB125のデータ構成は、第1の実施形態のプロンプトテンプレートDB121、メンター属性DB122、生成AI別API仕様DB123、ユーザデータDB124、及びインターフェースDB125のデータ構成と同様である。
【0059】
図7は、メンタリングシステム1の制御部11が行う学習済モデル生成動作を示すフローチャートである。
図7に示すように、ステップS101において、制御部11は、メンターを特定する情報とメンター個性情報とが組み合わされたデータセットを数千~数万件一度に読み込む。
【0060】
ステップS102において、制御部11は、説明変数としてメンター個性情報を、目的変数としてメンターIDなどのメンターを特定する情報を含む教師データを作成する。
【0061】
ステップS103において、制御部11は、作成した教師データを外部AIサーバ5に送信する。
【0062】
ステップS104において、外部AIサーバ5は、教師データを受信する。
【0063】
ステップS105において、外部AIサーバ5は、受信した教師データを用いてモデルを学習させ、ユーザ個性情報及びユーザ回答情報を入力するとメンターを特定する情報を出力する学習済モデルを生成し、処理を終了する。
【0064】
次に、本実施形態におけるメンタリング動作について説明する。本実施形態のメンタリングシステム1の制御部11が行うメンタリング動作は、第1の実施形態のメンタリングシステム1の制御部11が行うメンタリング動作のうちのステップS2が、以下のようになる。
「ステップS2において、制御部11は、メンタリングを行うメンターの一覧をユーザ端末に送信する処理であるメンター提示処理を実行する。具体的には、制御部11は、ユーザデータDB124から、メンタリングを要求したユーザがログイン時に入力したユーザIDに基づいてユーザデータDB124からユーザ個性情報及びユーザ回答情報を読み出し、外部AIサーバ5に送信して外部AI51に処理させ、外部AI51が処理結果として出力したメンターのリストをユーザ端末4において一覧可能な状態に列挙するデータを生成し、ユーザ端末4に送信する。」
上記以外のステップの処理は、第1の実施形態のメンタリング動作と同様である
【0065】
以上述べたように、本実施形態のメンタリングシステム1は、生成AI21に入力するためのプロンプトのテンプレートを格納するプロンプトテンプレートDB121と、メンター毎にメンターの属性及び人としての個性を示すテキストデータであるメンター個性情報を格納するメンター属性DB122と、ユーザの属性及び人としての個性を示すテキストデータであるユーザ個性情報及びユーザ回答情報を格納するユーザデータDB124と、プロンプトテンプレートDB121から選択されたテンプレートを読み出し、予めユーザ個性情報及びユーザ回答情報を入力するとメンターを特定する情報を出力するように学習した学習済モデルにユーザデータDB124から読み出したメンタリング対象のユーザのユーザ個性情報を及びユーザ回答情報入力し、学習済モデルが出力したメンターを特定する情報をユーザ端末4に送信し、読み出したテンプレートに、ユーザ端末4から受信した、選択されたメンターのメンター個性情報をメンター属性DB122から読み出して適用することによりプロンプトを生成し、生成AI21を備える生成AIサーバ2に生成されたプロンプトを送信し、生成AIがプロンプトを処理して出力した出力データを受信してユーザ端末4に送信する制御部と、を備える。
【0066】
従って、本発明の第2の実施形態によれば、ユーザにふさわしいメンターを特定する情報を外部AI51としての学習済モデルに出力させることにより、ユーザがメンターを選択する手間を省くことができ、かつ、メンタリングに適した生成AI入力用の情報であるプロンプトをユーザの手を介さずに生成し、生成AI21にこのプロンプトを入力させ、生成AI21がプロンプトを処理して出力した出力データをユーザ端末4に送信することによりユーザにメンタリングを行うメンタリングシステム1を提供することができる、という効果がある。
【0067】
(第3の実施形態)
第1の実施形態のメンタリングシステム1は、メンター個性情報が予めメンター属性DB122に格納されている。これに対して、本実施形態のメンタリングシステム1は、メンター個性情報とメンターを特定する情報を含む教師プロンプトを作成し、この教師プロンプトを生成AIサーバ2の生成AI21に学習させ、ユーザ個性情報及びユーザ回答情報をこの生成AI21に入力して、ユーザにふさわしいメンターを特定する情報を出力させることにより、ユーザがメンターを選択する手間を省くものである。
【0068】
本実施形態のメンタリングシステム1の構成は、第2の実施形態のメンタリングシステム1の構成と同様である。
【0069】
図8は、メンタリングシステム1の制御部11が行う、教師プロンプト生成及び生成AIの学習処理動作を示すフローチャートである。
図8に示すように、ステップS201において、制御部11は、メンターを特定する情報とメンター個性情報とが組み合わされたデータセットを数千~数万件一度に読み込む。
【0070】
ステップS202において、制御部11は、読み込んだデータセットを含む教師プロンプトを作成する。この教師プロンプトは、生成AI21にデータセットを学習するように要求する依頼文を含む。
【0071】
ステップS203において、制御部11は、作成した教師プロンプトを生成AIサーバ2に送信する。
【0072】
ステップS204において、生成AIサーバ2は、教師プロンプトを受信する。
【0073】
ステップS205において、生成AIサーバ2は、受信した教師プロンプトを生成AI21に入力して処理させ、ユーザ個性情報を入力するとメンターを特定する情報を出力するように生成AI21を学習させ、処理を終了する。
【0074】
次に、本実施形態におけるメンタリング動作について説明する。本実施形態のメンタリングシステム1の制御部11が行うメンタリング動作は、第1の実施形態のメンタリングシステム1の制御部11が行うメンタリング動作のうちのステップS2が、以下のようになる。
「ステップS2において、制御部11は、メンタリングを行うメンターの一覧をユーザ端末に送信する処理であるメンター提示処理を実行する。具体的には、制御部11は、ユーザデータDB124から、メンタリングを要求したユーザがログイン時に入力したユーザIDに基づいてユーザデータDB124からユーザ個性情報及びユーザ回答情報を読み出し、生成AIサーバ2に送信して生成AI21に処理させ、生成AI21が処理結果として出力したメンターのリストをユーザ端末4において一覧可能な状態に列挙するデータを生成し、ユーザ端末4に送信する。」
【0075】
上記以外のステップの処理は、第1の実施形態のメンタリング動作と同様である。
【0076】
以上述べたように、本実施形態のメンタリングシステム1は、生成AI21に入力するためのプロンプトのテンプレートを格納するプロンプトテンプレートDB121と、メンター毎にメンターの属性及び人としての個性を示すテキストデータであるメンター個性情報を格納するメンター属性DB122と、ユーザの属性及び人としての個性を示すテキストデータであるユーザ個性情報及びユーザ回答情報を格納するユーザデータDB124と、プロンプトテンプレートDB121から選択されたテンプレートを読み出し、予めユーザ個性情報及びユーザ回答情報を入力するとメンターを特定する情報を出力するように学習した生成AI21にユーザデータDB124から読み出したメンタリング対象のユーザのユーザ個性情報及びユーザ回答情報を入力し、生成AI21が出力したメンターを特定する情報をユーザ端末4に送信し、読み出したテンプレートに、ユーザ端末4から受信した、選択されたメンターのメンター個性情報をメンター属性DB122から読み出して適用することによりプロンプトを生成し、生成AI21を備える生成AIサーバ2に生成されたプロンプトを送信し、生成AIがプロンプトを処理して出力した出力データを受信してユーザ端末4に送信する制御部と、を備える。
【0077】
従って、本発明の第3の実施形態によれば、ユーザにふさわしいメンターを特定する情報を生成AI21に出力させることにより、ユーザがメンターを選択する手間をさらに省くことができ、かつ、メンタリングに適した生成AI入力用の情報であるプロンプトをユーザの手を介さずに生成し、生成AI21にこのプロンプトを入力させ、生成AI21がプロンプトを処理して出力した出力データをユーザ端末4に送信することによりユーザにメンタリングを行うメンタリングシステム1を提供することができる、という効果がある。
【0078】
(第4の実施形態)
第1の実施形態~第3の実施形態のメンタリングシステム1は、メンタリングの内容がアドバイスにとどまっている。これに対して、本実施形態のメンタリングシステム1は、ユーザの回答を評価する評価基準であるルーブリック、及びユーザに適した職業である適職を提案する依頼を含むプロンプトを生成し、生成AIサーバ2に送信して生成AI21に処理させ、生成AI21の処理結果であるユーザにとっての適職に関する情報をユーザ端末4に送信する。ルーブリックは、記憶部12に設けられるルーブリック記憶部に格納される。
【0079】
本実施形態のメンタリングシステム1の構成は、第1の実施形態のメンタリングシステム1の構成と同様である。
【0080】
図9は、第4の実施形態のメンタリングシステム1の制御部11が行うメンタリング動作を示すフローチャートである。
図9に示すように、ステップS301において、ユーザ端末4はメンタリングシステム1に、適職に関する相談をメンターに要求する旨を示す適職相談要求を送信する。
【0081】
ステップS302において、制御部11は、メンタリングを行うメンターの一覧をユーザ端末に送信する処理であるメンター提示処理を実行する。具体的には、制御部11は、メンター属性DB122からメンターID及びメンター個性情報の全部または一部を読み出し、ユーザ端末4において一覧可能な状態に列挙するデータを生成し、ユーザ端末4に送信する。
【0082】
ステップS303において、ユーザ端末4は、ユーザが選択したメンターのメンターIDをメンタリングシステム1に送信する。
【0083】
ステップS304において、制御部11は、ユーザ端末4から受信したメンターIDに基づいて、メンター属性DB122から該当するメンターIDのメンター個性情報を読み込む。
【0084】
ステップS305において、制御部11はルーブリック記憶部からルーブリックを読み出す。
【0085】
ステップS306において、制御部11はプロンプトを生成する。具体的には、制御部11は、まずプロンプトテンプレートDB121からテンプレートID及びプロンプト用途を読み出し、ユーザ端末4に一覧可能な態様により送信する。次に制御部11は、ユーザ端末4からユーザが選択したプロンプト用途に対応するプロンプトIDに基づいて、プロンプトテンプレートDB121からテンプレートを読み出す。そしてさらに、メンター属性DB122から選択されたメンターのメンター個性情報を読み出す。さらに、制御部11は、ルーブリック記憶部からルーブリックを読み出す。
【0086】
制御部11は、テンプレートのメンター個性情報用FILLERに読み出したメンター個性情報をセットする。さらに、制御部11は、読み出したルーブリックをテンプレートに追記する。
【0087】
制御部11は、ユーザに対して入力を促す指示をユーザ端末4に表示させる旨、ユーザ端末4からユーザが追加入力した追加入力回答をルーブリックによって評価する旨、得られた評価及び追加回答に基づいてユーザに適した職業を提案する旨の依頼をテンプレートに追記することにより適職提案用プロンプトを生成する。
【0088】
ステップS307において、制御部11は、生成AI別API仕様DB123から使用する生成AIのAPIの仕様を読み出す。制御部11は、このAPIの仕様に基づき、必要に応じてメモリ内の適職提案用プロンプトを修正し、送信用適職提案用プロンプトを生成する。
【0089】
ステップS308において、制御部11は、送信用適職提案用プロンプトをメモリから読み出して生成AI21を備える生成AIサーバ2に送信する。
【0090】
ステップS309において、生成AIサーバ2は、プロンプトをメンタリングシステム1から受信し、受信したプロンプトを適宜処理した後に生成AIに入力することにより、生成AIに処理を開始させる。
【0091】
ステップS310において、生成AIサーバ2は、生成AI21が送信用適職提案用プロンプトに基づいて処理した結果である応答文を生成し、この回答文をメンタリングシステム1に送信する。
【0092】
ステップS311において、制御部11は、受信した応答文をユーザ端末4に送信する。
【0093】
ステップS312において、ユーザ端末4は、受信した応答文に追加入力の指示があった場合、追加入力を行い、メンタリングシステム1に送信する。
【0094】
メンタリングシステム1は、上記のステップS310→ステップS311→ステップS312→ステップS311→ステップS310のように、生成AIサーバ2とユーザ端末4とのデータのやり取りを、必要な回数だけ仲介する。
【0095】
ステップS313において、生成AI21は回答文を生成し、生成AIサーバ2はこの回答文をメンタリングシステム1に送信する。
【0096】
ステップS314において、制御部11は、回答文をユーザ端末4に送信する。
【0097】
ステップS315において、ユーザ端末4は、回答文を受信し、ユーザ端末4が有するディスプレイなどの表示部に表示させ、処理を終了する。
【0098】
図10は、ルーブリックの例を示す図である。
図10に示すように、ルーブリックは、評価の視点である指標毎に、ユーザが記述した文章を評価するための評価基準、及びこの評価基準によって評価されるユーザが記述した文章の評価結果に対応して評価結果を数値に換算するポイント、及びポイントの数値が示す意味を含む。各指標は、例えば「洞察力」などの評価の視点と、この指標の質的な評価の基準をテキストデータによって表された評価基準と、を含む。指標は5~20程度、適宜選択することができる。
【0099】
図11は、適職の提案の依頼を含むプロンプトのテンプレートの例を示す図である。
図11に示すように、適職の提案の依頼を含むプロンプトのテンプレートは、目標設定情報に適職の提案が目標である旨が記載され、フロー設定情報にユーザへの追加情報の入力の要請と、入力された追加情報に鑑みた適職の提案の依頼がテキストデータによって記載される。
【0100】
以上述べたように、本実施形態のメンタリングシステム1は、生成AI21に入力するためのプロンプトのテンプレート毎にテンプレートID及びプロンプト用途を格納するプロンプトテンプレートDB121と、メンター毎にメンターの属性及び人としての個性を示すテキストデータであるメンター個性情報を格納するメンター属性DB122と、評価の視点である指標毎に、ユーザが記述した文章を評価するための評価基準、及びユーザが記述した文章がこの評価基準によって評価された評価結果に対応して評価結果を数値に換算するポイントを含むルーブリックを記憶するルーブリック記憶部と、プロンプトテンプレートDB121からテンプレートID及びプロンプト用途を読み出してユーザ端末4に一覧可能な態様により送信し、ユーザ端末4からユーザが選択したプロンプト用途に対応するプロンプトIDに基づいて、プロンプトテンプレートDB121からテンプレートを読み出し、メンター属性DB122から選択されたメンターのメンター個性情報を読み出し、ルーブリック記憶部からルーブリックを読み出し、生成AI別API仕様DB123から使用する生成AIのAPIの仕様を読み出し、テンプレートのメンター個性情報用FILLERに読み出したメンター個性情報を追記し、及び読み出したルーブリックをテンプレートにさらに追記し、さらにユーザに対して入力を促す指示をユーザ端末4に表示させる旨、ユーザがユーザ端末4から追加入力した追加入力回答をルーブリックによって評価する旨、得られた評価及び追加入力回答に基づいてユーザに適した職業を提案する旨の依頼をテンプレートにさらに追記することにより送信用プロンプトを生成し、読み出したAPIの仕様に基づいてメモリ内の送信用プロンプトを修正し、生成AI21を備える生成AIサーバ2に修正された送信用プロンプトを送信し、生成AIが受信した送信用プロンプトを処理して出力した出力データを生成AIサーバ2から受信してユーザ端末4に送信する制御部と、を備える。
【0101】
従って、本発明の第4の実施形態によれば、メンタリングに適した生成AI入力用の情報であり、ユーザの回答を評価する評価基準であるルーブリック、及びユーザに適した職業である適職を提案する依頼を含む送信用プロンプトをユーザの手を介さずに生成し、生成AI21にこの送信用プロンプトを入力させ、生成AI21が送信用プロンプトを処理して出力した出力データをユーザ端末4に送信することによりユーザにメンタリングを行うメンタリングシステム1を提供することができる、という効果がある。
【符号の説明】
【0102】
1 メンタリングシステム
2 生成AIサーバ
3 インターネット
4 ユーザ端末
5 外部AIサーバ
11 制御部
12 記憶部
13 入出力部
14 通信部
51 外部AI
21 生成AI
51 外部AI
121 プロンプトテンプレートDB
122 メンター属性DB
123 生成AI別API仕様DB
124 ユーザデータDB
125 インターフェースDB
【要約】
【課題】メンタリングに適した生成AI入力用の情報をユーザの手を介さずに生成してユーザにメンタリングを行うメンタリングシステムを提供する。
【解決手段】メンタリングシステム1は、生成AI21に入力するためのプロンプトのテンプレートを格納するプロンプトテンプレートDB121と、メンター毎にメンターの属性及び人としての個性を示すテキストデータであるメンター個性情報を格納するメンター属性DB122と、プロンプトテンプレートDB121から選択されたテンプレートを読み出し、読み出したテンプレートにメンター属性DB122から選択されたメンターのメンター個性情報を読み出して適用することによりプロンプトを生成し、生成AI21を備える生成AIサーバ2に生成されたプロンプトを送信し、生成AIがプロンプトを処理して出力した出力データを受信してユーザ端末4に送信する制御部と、を備える。
【選択図】
図1