IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社システムリバースの特許一覧

<>
  • 特許-MMA樹脂を用いたストーンカラー工法 図1
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-09
(45)【発行日】2024-01-17
(54)【発明の名称】MMA樹脂を用いたストーンカラー工法
(51)【国際特許分類】
   B05D 1/02 20060101AFI20240110BHJP
   B05D 1/36 20060101ALI20240110BHJP
   B05D 3/00 20060101ALI20240110BHJP
   B05D 5/06 20060101ALI20240110BHJP
   B05D 7/00 20060101ALI20240110BHJP
   B05D 7/24 20060101ALI20240110BHJP
   E04F 15/02 20060101ALN20240110BHJP
   E04F 15/08 20060101ALN20240110BHJP
【FI】
B05D1/02 Z
B05D1/36 B
B05D1/36 Z
B05D3/00 D
B05D5/06 101Z
B05D7/00 K
B05D7/24 302P
E04F15/02 C
E04F15/08 E
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2020085454
(22)【出願日】2020-05-14
(65)【公開番号】P2021178298
(43)【公開日】2021-11-18
【審査請求日】2022-08-04
(73)【特許権者】
【識別番号】520168147
【氏名又は名称】株式会社システムリバース
(74)【代理人】
【識別番号】100094617
【弁理士】
【氏名又は名称】神崎 正浩
(72)【発明者】
【氏名】後藤 悟
【審査官】河内 浩志
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-019486(JP,A)
【文献】特開昭64-011673(JP,A)
【文献】特開昭57-197067(JP,A)
【文献】特公昭53-001292(JP,B1)
【文献】特開2003-172009(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B05D 1/00- 7/26
E04F13/00-13/30
15/00-15/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
既存の模様付け被処理対象物に下地処理をする下地処理工程と、
前記下地処理をした模様付け被処理対象物にMMA(Methyl methacrylate)樹脂による塗り重ね塗装処理を行う樹脂塗り重ね工程と、
前記塗り重ね塗装処理を行った被処理対象物に、MMA樹脂を散布して樹脂が硬化する前にMMA樹脂のトップコート塗布を行う樹脂表面意匠工程と、を備え、
前記樹脂塗り重ね工程は、前記下地処理をした被処理対象物に、MMA樹脂によるプライマーを塗装する処理と、MMA樹脂を主成分とする液状樹脂と各種骨材を組み合わせたMMA樹脂モルタルにより、前記下地処理をしてプライマーを塗布した被処理対象物のクラックまたは欠損部位を埋め戻しする処理と、MMAペースト樹脂により中塗りをする処理と、MMA樹脂によるパテで、前記中塗りをした被処理対象物の表面を平滑化する処理と、前記平滑化した被処理対象物にMMAソフト樹脂を塗布する処理と、前記MMAソフト樹脂を塗布した被処理対象物に、MMA樹脂のトップコートを塗布する処理と、を含み、
前記樹脂表面意匠工程におけるMMA樹脂の散布は、粘度が100[Pa・s]~180[Pa・s]の異なる色に着色された複数のMMA樹脂を、吹き付けガンを用いて山状の凸部を形成するように、線状又は玉状に吹き付ける処理をMMA樹脂が硬化する前に複数回行うものであり、MMA樹脂を散布した後に、ローラー又は刷毛でトップコートを塗布するものである、
ことを特徴とするMMA樹脂を用いたストーンカラー工法。
【請求項2】
前記下地処理工程は、ハツリ、ケレン、及び脱脂清掃の少なくともいずれか一つを含む、請求項1に記載のMMA樹脂を用いたストーンカラー工法。
【請求項3】
前記吹き付けガンのパターン幅は90[mm]~110[mm]、吐出量は90[ml/min]~100[ml/min]、エア量は70[l/min]~80[l/min]である、請求項1に記載のMMA樹脂を用いたストーンカラー工法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、既存の石材やタイル等の模様付け被処理対象物に施工し、床面や壁面を石材調に仕上げて意匠性を高める、MMA(Methyl methacrylate)樹脂を用いたストーンカラー工法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、例えば、特許文献1に開示されているように、カラーストーンによる敷石や園芸用の石材が提供されている。カラーストーンは、微粒状の石材に着色を施した着色砂(カラーサンド)であり、状況に応じた多彩なアレンジができ、劣化に強く、環境保全にも貢献する。
【0003】
また、床等の表面仕上げには、防水性に加えて耐薬品性、耐久性も高いメタクリル樹脂のトップコートが採用されている。メタクリル樹脂のトップコートは、ローラーや鏝で一定の厚みを付けることによりワックスの薄い膜を形成し、空気中の酸素を遮断することで重合反応が起こって硬化する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2005-60931号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記カラーストーンは、微粒状の石材に着色を施すだけであるため、意匠が制限されるという課題があった。
【0006】
また、メタクリル樹脂のトップコートは、ローラーや鏝等で厚みを付けて施工しないとラジカル重合反応で硬化しないため、施工箇所が限られてしまい、床面のような平面に対する使用に限られている。
【0007】
そこで、本発明は如上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、意匠性を向上できると共に、施工面の制限をなくして様々な箇所に施工できる、MMA樹脂を用いたストーンカラー工法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る請求項1の発明は、既存の模様付け被処理対象物に下地処理をする下地処理工程と、
前記下地処理をした模様付け被処理対象物にMMA(Methyl methacrylate)樹脂による塗り重ね塗装処理を行う樹脂塗り重ね工程と、
前記塗り重ね塗装処理を行った被処理対象物に、MMA樹脂を散布して樹脂が硬化する前にMMA樹脂のトップコート塗布を行う樹脂表面意匠工程と、を備え、
前記樹脂塗り重ね工程は、前記下地処理をした被処理対象物に、MMA樹脂によるプライマーを塗装する処理と、MMA樹脂を主成分とする液状樹脂と各種骨材を組み合わせたMMA樹脂モルタルにより、前記下地処理をしてプライマーを塗布した被処理対象物のクラックまたは欠損部位を埋め戻しする処理と、MMAペースト樹脂により中塗りをする処理と、MMA樹脂によるパテで、前記中塗りをした被処理対象物の表面を平滑化する処理と、前記平滑化した被処理対象物にMMAソフト樹脂を塗布する処理と、前記MMAソフト樹脂を塗布した被処理対象物に、MMA樹脂のトップコートを塗布する処理と、を含み、
前記樹脂表面意匠工程におけるMMA樹脂の散布は、粘度が100[Pa・s]~180[Pa・s]の異なる色に着色された複数のMMA樹脂を、吹き付けガンを用いて山状の凸部を形成するように、線状又は玉状に吹き付ける処理をMMA樹脂が硬化する前に複数回行うものであり、MMA樹脂を散布した後に、ローラー又は刷毛でトップコートを塗布するものであることで、上述した課題を解決した。
【0009】
この請求項1に係るMMA樹脂を用いたストーンカラー工法によれば、着色したMMA樹脂を、吹き付けガンを使用して散布して硬化反応させることで、単色のみならず様々な色彩パターンによる模様付けを行うことができ、明るさや華やかさ等の様々な視覚的効果を与え、意匠性を向上させることができる。また、平面でしかラジカル重合反応で硬化しなかった従来のメタクリル樹脂に対して、MMA樹脂に粘度を持たせることにより、法面、立面、上げ裏面でも容易に硬化させることが可能となり、石材やタイル等の既存の床面や手洗い場等、様々な箇所に施工できる。
また、樹脂塗り重ね工程は、MMA樹脂の早い硬化性のため、MMA樹脂の重ね塗り施工を短時間で行うことができ、多色模様の仕上がりが容易となる。しかも、樹脂表面意匠工程においては、MMA樹脂の強度や塗厚の向上を確保でき、またMMA樹脂の塗りムラやダレをボカス作業も可能となる。
更に、MMA樹脂の散布後に、MMA樹脂をローラー又は刷毛で塗布することで、散布した模様を押えることができ、これによって色のグラディエーションを容易に付与することができる。
更にまた、MMA樹脂が硬化する前に複数回の吹き付けを行うため、ラジカル重合反応によるMMA樹脂同士の結合を強くすることができ、色のグラディエーションが可能となる。このような色重ねの容易性によって、美観的及び意匠的な深みを十分に出すことができる。しかも、異なる色のMMA樹脂の調合及び吹き付けガンの吐出調整により、異なる色のMMA樹脂相互の粘度の調整が可能で、様々な色彩パターンによる模様付けを容易に行うことができる。
加えて、MMA樹脂で線状または玉状に何色にも渡り模様を吹き付けることで、模様付け後の意匠性を向上させることができる。例えば、建築物や土木公共事業における石材やタイル等の既存の床面や手洗い場等を、複数の異なる色に模様付けできる。
また、MMA樹脂の吹き付け凹凸模様により防滑性を兼ね備え、従来の珪砂による防滑処理よりも清掃性を格段に向上させ、模様付けにも適したものとなる。
【0012】
本発明に係る請求項の発明は、前記下地処理工程が、ハツリ、ケレン、脱脂清掃の少なくともいずれか一つを含むことで、同じく、上述した課題を解決した。
【0013】
この請求項に係るMMA樹脂を用いたストーンカラー工法によれば、下地処理により下地を清浄化し、MMA樹脂の密着性を高めて耐久性を向上させるとともに、塗り重ね塗装処理の品質と完成度を高めることができる。
【0023】
本発明に係る請求項の発明は、前記吹き付けガンのパターン幅が90[mm]~110[mm]、吐出量が90[ml/min]~100[ml/min]、エア量が70[l/min]~80[l/min]であることで、同じく、上述した課題を解決した。
【0024】
この請求項に係るMMA樹脂を用いたストーンカラー工法によれば、粘度が100[Pa・s]~180[Pa・s]のMMA樹脂を吹き付ける際に、吹き付けガンの吐出調整を行って、吹き付けガンのパターン幅を90[mm]~110[mm]、吐出量を90[ml/min]~100[ml/min]、エア量を70[l/min]~80[l/min]とすることで施工面の制限をなくし、MMA樹脂を、法面、立面、上げ裏面でも重合硬化させることができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、MMA樹脂を塗り重ねた被処理対象物に、吹き付けガンを用いて着色したMMA樹脂を散布し、MMA樹脂が硬化する前に、MMA樹脂のトップコート塗布を行うことで、複数の異なる色に模様付けして意匠性を向上させることができる。また、樹脂に粘度を持たせることで、メタクリル樹脂が法面、立面、上げ裏面でも重合反応硬化するので、施工面の制限をなくして様々な箇所に施工できる。
【0026】
従って、意匠性を向上できると共に、施工面の制限をなくして様々な箇所に施工できる、MMA樹脂を用いたストーンカラー工法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明の一実施形態に係る、MMA樹脂を用いたストーンカラー工法について説明するための工程図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0029】
<実施の形態>
本実施形態の工法は、建築物や土木公共事業等における石材やタイル等の既存の床面や手洗い場等に施工し、模様替えやイメージチェンジするためのMMA樹脂を用いたストーンカラー工法である。
【0030】
ここで、MMA樹脂とは、化学名「メチルメタクリレート(メタクリル酸メチル)」であり、アクリル樹脂の一種で、高い透明度を有し、耐候性に優れ、また熱的特性や機械的強度等のバランスも良い樹脂である。塗布後の膜自体は、紫外線による変色や退色に強く、屋内外への施工が可能である。また、優れた耐薬品性を備え、その衛生管理が容易である。更に、非常に割れにくい特性も備えている。尚、以下の説明においては、MMA樹脂と略称する。
【0031】
本実施形態における工法は、図1に示すように、石材やタイル等からなる既存の床面や手洗い場等の模様付け被処理対象物に、下記A~Cの工程を順次行うことにより、模様付け被処理対象物に意匠価値の高い模様付けが仕上がるようにするものである。
【0032】
(ア)ハツリ、ケレン、脱脂清掃等の下地処理をする下地処理工程A
(イ)下地処理をした床面や手洗い場等にMMA樹脂による塗り重ね塗装処理を行う樹脂塗り重ね工程B
(ウ)MMA樹脂を散布する樹脂散布処理g及び散布処理後の樹脂が硬化する前にMMA樹脂のトップコートを行うトップコート塗布処理hを有する樹脂表面意匠工程C
【0033】
尚、ラジカル重合により硬化反応させるMMA樹脂において、上記各工程の硬化を待たずに作業を進めるものとなる。
【0034】
樹脂塗り重ね工程Bでは、まず、上記下地処理工程Aによって下地処理をした石材やタイル等からなる既存の床面や手洗い場等に、MMA樹脂によるプライマー塗装処理aを行う。
【0035】
次に、MMA樹脂モルタルによるクラックまたは欠損部位の埋め戻し処理bを行う。更に、MMAペースト樹脂による中塗り処理c、MMA樹脂によるパテ処理d、MMAソフト樹脂のソフト塗布処理eを順次行ってから、最後にMMA樹脂のトップコート塗布処理fを行う。
【0036】
プライマー塗装処理aに使用されるMMAプライマー樹脂材は、品名:SP115(オリジナル品名)のMMA樹脂を0.3kg/m2 とする。
【0037】
埋め戻し処理bに使用されるMMAモルタル樹脂材は、品名:SM510(オリジナル品名)+KM17AのMMA樹脂を4kg/m2 とする。
【0038】
中塗り処理cに使用されるMMAペースト樹脂材は、品名:SN310(オリジナル品名)+KC1AのMMA樹脂を1.2kg/m2 とする。
【0039】
パテ処理dに使用されるMMA樹脂パテ材は、品名:SP115(オリジナル品目)+ダレ止め材の混合を0.3kg/m2 とする。
【0040】
ソフト塗布処理eに使用されるMMAソフト樹脂材は、品名:SS530(オリジナル品名)のMMA樹脂を0.2kg/m2 とする。
【0041】
トップコート塗布処理fに使用されるMMAトップコート樹脂材は、品名:ST520(オリジナル品)のMMA樹脂を0.3kg/m2 とする。
【0042】
尚、硬化剤としては、品名:BPO-50の硬化剤を3%とする。
【0043】
樹脂表面意匠工程Cにおける樹脂散布処理gは、異なる色に着色したMMA樹脂の吹き付けを、吹き付けガンを用いて行う。MMA樹脂の粘度は、従来の180[Pa・s]~290[Pa・s]よりも高く、100[Pa・s]~180[Pa・s]の範囲内であり、粘度が高いことで樹脂液がラジカル重合反応を行い、法面、立面、上げ裏面でも常温硬化する。また、吹き付けガンの吐出調整により、本例においては、吹き付けられる樹脂のパターン幅は90[mm]~110[mm]の範囲、例えば100[mm]である。また、吐出量は90[ml/min]~100[ml/min]の範囲、例えば95[ml/min]であり、エア量は70[l/min]~80[l/min]の範囲、例えば75[ml/min]にそれぞれ設定している。
【0044】
この樹脂散布処理gでは、上述したような吹き付けガンを用いたMMA樹脂の吹き付けを複数回行う。この際、異なる色のMMA樹脂の調合と吹き付けガンの吐出調整により、異なる色のMMA樹脂相互の粘度の調整が可能であり、様々な色彩パターンによる模様付けを容易に行うことができる。
【0045】
例えば、3回の色違いの吹き付けで、塗り床に凹凸感のあるグラディエーションを出すことができる。あるいは、吹き付けガンを用いての異なる色に着色したMMA樹脂の複数回の吹き付けで、ベース70%、メイン25%、アクセント5%の色彩パターン(ドミナントカラー)とすることもできる。
【0046】
更に、樹脂表面意匠工程Cにおける樹脂散布処理gでは、MMA樹脂による塗り床に、異なる色に着色したMMA樹脂を、吹き付けガンを用いて線状又は玉状に吹き付けるものとしても良い。この工程により、MMA樹脂による塗り床に、緩やかな山状の凸部が形成される。
【0047】
樹脂表面意匠工程Cの樹脂散布処理gの後には、トップコート塗布処理h(クリアトップコート)にて、MMA樹脂をローラー又は刷毛で塗布することで、樹脂散布処理gによって吹き付け散布された樹脂を押えることができ、これによって色のグラディエーションを付けることができる。
【0048】
以上説明したように、本実施形態においては、異なる色に着色したMMA樹脂による色彩パターンを使うことにより、従来にはなかった意匠性の高い模様付け仕上げが可能となる。しかも、明るさや華やかさ等の様々な視覚的効果を与えることができる。特に、樹脂塗り重ね工程は、MMA樹脂の早い硬化性のため、MMA樹脂の重ね塗り施工を短時間で行うことができ、多色模様の仕上がりが容易となる。
【0049】
また、樹脂に粘度を持たせることで、メタクリル樹脂が法面、立面、上げ裏面でも重合反応硬化するので、施工面の制限をなくして様々な箇所に施工できる。
【0050】
更に、MMA樹脂の吹き付け凹凸模様により防滑性を兼ね備えることで、従来の珪砂による防滑処理よりも清掃し易くして、石材やタイル等の床面や手洗い場等のMMA樹脂模様付けに適したものとすることができる。
【0051】
尚、例示はしないが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施可能である。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明は、建築物や土木公共事業等における石材やタイル等の既存の床面や手洗い場等に施工されるもの以外に、石材やタイル等の既存の壁材や階段等の模様付け手法として、種々の作業現場において、幅広く利用できるものである。
【符号の説明】
【0053】
A…下地処理工程
B…樹脂塗り重ね工程
C…樹脂表面意匠工程
a…プライマー塗装処理
b…埋め戻し処理
c…中塗り処理
d…パテ処理
e…ソフト塗布処理
f…トップコート塗布処理
g…樹脂散布処理
h…トップコート塗布処理
図1