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  • 特許-電動工具取り付け部品 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-09
(45)【発行日】2024-01-17
(54)【発明の名称】電動工具取り付け部品
(51)【国際特許分類】
   B25B 21/00 20060101AFI20240110BHJP
   F16H 37/02 20060101ALI20240110BHJP
   B25F 5/00 20060101ALI20240110BHJP
【FI】
B25B21/00 H
F16H37/02 Z
B25B21/00 M
B25F5/00 G
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2021500927
(86)(22)【出願日】2019-06-20
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-09-13
(86)【国際出願番号】 EP2019066333
(87)【国際公開番号】W WO2020011509
(87)【国際公開日】2020-01-16
【審査請求日】2022-05-19
(31)【優先権主張番号】1850892-9
(32)【優先日】2018-07-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】SE
(73)【特許権者】
【識別番号】502212604
【氏名又は名称】アトラス・コプコ・インダストリアル・テクニーク・アクチボラグ
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【氏名又は名称】松下 満
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100196221
【弁理士】
【氏名又は名称】上潟口 雅裕
(72)【発明者】
【氏名】フォルスベルグ ペール インゲマール
(72)【発明者】
【氏名】マリノフスキー ヴォイテク
【審査官】山村 和人
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2013/0180364(US,A1)
【文献】実開昭49-034490(JP,U)
【文献】特表2017-518890(JP,A)
【文献】特開2008-012666(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B25B 21/00
F16H 37/02
B25F 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上側ハウジング部品(11)と該上側ハウジング部品(11)に相互接続された下側ハウジング部品(12)とを含む細長ハウジング(11,12)と、
電動レンチの出力シャフトへの接続のための入力歯車(22)であって、前記ハウジングの第1の端部に配置された前記入力歯車(22)と、
出力接続部(23a)を有し、前記ハウジングの第2の端部に配置された出力歯車(23)と、
前記入力歯車(22)の回転を前記出力歯車(23)まで伝達するように前記ハウジング(11,12)の内側に配置された少なくとも1つの中間歯車(24,25,26)と、
を含む電動工具のための電動工具取り付け部品(10)であって、
強磁性粒子を収集するように配置された磁石(13)が、前記細長ハウジング(11,12)に配置され、
前記細長ハウジング(11,12)は、切り離し可能キャップ(14)を更に含み、
前記磁石(13)は、前記切り離し可能キャップ(14)に配置される、
ことを特徴とする電動工具取り付け部品(10)。
【請求項2】
前記切り離し可能キャップ(14)は、前記入力歯車(22)の下に配置されることを特徴とする請求項1に記載の電動工具取り付け部品(10)。
【請求項3】
前記切り離し可能キャップ(14)は、前記上側ハウジング部品(11)と前記下側ハウジング部品(12)とを互いに保持する配置の一部であり、
前記切り離し可能キャップ(14)が、細長ハウジング(11,12)の第1の端部内に配置された貫通開口内に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動工具取り付け部品(10)。
【請求項4】
アダプタに取り付けられるように構成されたインタフェースヘッド(17)と、前記入力歯車(22)を受け入れるように構成されたスリーブ(16)であって、該インタフェースヘッド(17)と係合するように構成された少なくとも1つの半径方向外向きに延びる締め付けフランジ(18)が設けられた前記スリーブ(16)とを含み、
前記上側ハウジング部品(11)及び前記下側ハウジング部品(12)の各々が、前記スリーブ(16)を受け入れるように構成された貫通開口部を有し、
前記切り離し可能キャップ(14)は、前記スリーブ(16)と係合し、それによって前記インタフェースヘッド(17)と該切り離し可能キャップ(14)とを前記細長ハウジング(11,12)に取り付けるように構成される、
ことを特徴とする請求項3に記載の電動工具取り付け部品(10)。
【請求項5】
アダプタに取り付けられるように構成されたインタフェースヘッド(17)を含み、
前記インタフェースヘッドは、前記入力歯車(22)を受け入れるように構成されたスリーブ(16)を有し、
前記上側ハウジング部品(11)及び前記下側ハウジング部品(12)の各々が、前記スリーブを受け入れるように構成された貫通開口部を有し、
前記切り離し可能キャップ(14)は、前記スリーブと係合するように構成される、
ことを特徴とする請求項3に記載の電動工具取り付け部品。
【請求項6】
前記スリーブ(16)及び前記切り離し可能キャップ(14)は、前記入力歯車(22)を受け入れるためのチャンバを形成することを特徴とする請求項4又は5に記載の電動工具取り付け部品(10)。
【請求項7】
前記チャンバは、前記上側ハウジング部品(11)と前記下側ハウジング部品(12)とによって形成された前記細長ハウジングの中に開口することを特徴とする請求項6に記載の電動工具取り付け部品。
【請求項8】
前記切り離し可能キャップ(14)は、前記磁石(13)を受け入れるように構成された内側キャップ面(14a)を有することを特徴とする請求項4から7のいずれか一項に記載の電動工具取り付け部品(10)。
【請求項9】
前記内側キャップ面(14a)は、前記入力歯車(22)に隣接して配置されることを特徴とする請求項8に記載の電動工具取り付け部品(10)。
【請求項10】
いくつかの磁石(13)を含むことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の電動工具取り付け部品(10)。
【請求項11】
前記いくつかの磁石(13)は、前記細長ハウジング(11,12)内の異なる位置に置かれることを特徴とする請求項10に記載の電動工具取り付け部品(10)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動工具から継ぎ手までトルクを伝達するための電動工具取り付け部品に関する。
【背景技術】
【0002】
電動工具取り付け部品は、締め付けられる継ぎ手のボルト又はナットにアクセスするのが困難であることに起因して通常の電動工具を使用することが可能ではない限定空間に一般的に使用される。電動工具取り付け部品は、クロウフット、フロントパートアタッチメント、又はオフセットアタッチメントとしても公知である。以下では、それは、電動工具取り付け部品と呼ぶことにする。
【0003】
電動工具取り付け部品は、入力歯車から出力歯車まで回転運動を伝達するいくつかの歯車を含む。歯車は、一般的に、細長ハウジングの内側に歯対歯の関係で真っ直ぐな列に位置付けられる。ハウジング壁の厚みに加えて、取り付け部品の長さは、歯車の幅の合計に対応する。電動工具取り付け部品は、一般的に限定空間で使用される。すなわち、小さい歯車を使用することが望ましい。小さい歯車は、より大きい歯車よりも摩耗しやすい。すなわち、従来の電動工具アタッチメントの欠点は、電動工具アタッチメントが電動工具アタッチメントを誤動作させる可能性がある摩耗に敏感であることである。
【0004】
従って、上述の問題を解決する又は少なくとも軽減することができる改善された電動工具取り付け部品に対する必要性が存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、従来の取り付け部品と比べて向上した耐久性を有する取り付け部品を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的は、継ぎ手を締め付けるための電動工具取り付け部品に関連する請求項1に記載の本発明によって達成される。電動工具取り付け部品は、上側ハウジング部品と上側ハウジング部品に相互接続された下側ハウジング部品とを含む細長ハウジングを含む。電動工具の出力シャフトへの接続のための入力歯車が、ハウジングの第1の端部に配置される。電動工具取り付け部品は、出力接続を有する出力歯車を更に含み、出力歯車は、ハウジングの第2の端部に配置される。少なくとも1つの中間歯車が、入力歯車の回転を出力歯車まで伝達するためにハウジングの内側に配置される。電動工具取り付け部品は、強磁性粒子を収集するように配置された磁石が細長ハウジングに配置されることを特徴とする。
【0007】
本発明の1つの具体的な実施形態では、磁石は、下側ハウジング部品に配置される。
【0008】
本発明の別の実施形態では、磁石は、上側ハウジング部品に配置される。
【0009】
本発明の更に別の実施形態では、磁石は、2つの歯車間の推測の下で下側ハウジング部品に配置される。
【0010】
磁石は、従って、歯車が下側ハウジング部品内で係合する領域の下方に配置することができる。これに代えて又はこれに加えて、磁石は、歯車が上側ハウジング部品内で係合する領域の上方に配置することができる。
【0011】
本発明の1つの具体的な実施形態では、細長ハウジングは、切り離し可能なキャップを含み、磁石は、切り離し可能キャップに配置される。
【0012】
本発明の別の実施形態では、切り離し可能キャップは、入力歯車の下に配置され、磁石は、切り離し可能キャップに配置される。
【0013】
本発明の更に別の実施形態では、切り離し可能キャップは、上側ハウジング部品と下側ハウジング部品とを互いに保持する配置の一部であり、磁石は、切り離し可能キャップに配置される。
【0014】
一実施形態により、電動工具取り付け部品は、アダプタに取り付けられるように構成されたインタフェースヘッドと、入力歯車を受け入れるように構成されたスリーブであって、インタフェースヘッドと係合するように構成された少なくとも1つの半径方向外向きに延びる締め付けフランジが設けられた上記スリーブとを含み、上側ハウジング部品及び下側ハウジング部品の各々は、スリーブを受け入れるように構成された貫通開口部を有し、切り離し可能キャップは、スリーブと係合し、それによってインタフェースヘッドと切り離し可能キャップとを細長ハウジングに取り付けするように構成される。
【0015】
これに代えて、電動工具取り付け部品は、アダプタに取り付けられるように構成されたインタフェースヘッドを含むことができ、インタフェースヘッドは、入力歯車を受け入れるように構成されたスリーブを有し、上側ハウジング部品及び下側ハウジング部品の各々は、スリーブを受け入れるように構成された貫通開口部を有し、切り離し可能キャップは、スリーブと係合するように構成される。
【0016】
一実施形態により、スリーブと切り離し可能キャップは、入力歯車を受け入れるためのチャンバを形成する。
【0017】
一実施形態により、チャンバは、上側ハウジング部品と下側ハウジング部品とによって形成された細長ハウジングの中に開口している。
【0018】
一実施形態により、切り離し可能キャップは、磁石を受け入れるように構成された内側キャップ面を有する。
【0019】
一実施形態により、内側キャップ面は、入力歯車に隣接して配置される。
【0020】
本発明の他の特徴及び利点は、図面から及び図示の実施形態の詳細説明から明らかであろう。
【0021】
以下の詳細説明では、添付の図面を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の開示の例示的実施形態による電動工具取り付け部品を示す図である。
図2】基本的に装着された状態にある電動工具取り付け部品を示す図である。
図3図2の電動工具取り付け部品の上面図である。
図4a】切り離し可能キャップが取り外された図3の線J-Jに沿った断面を示す図である。
図4b】切り離し可能キャップの対応する断面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図1では、電動工具取り付け部品10の例を示している。電動工具取り付け部品10は、上側ハウジング部品11と下側ハウジング部品12とを含む細長ハウジング11,12を含む。上側ハウジング部品11は、下側ハウジング部品12と相互接続される。
【0024】
例えば電動レンチのような電動工具のための取り付け部品は、螺合されるボルト又はナットにアクセスするのが困難又は不可能であることに起因して通常の電動工具を使用することが可能でない場合がある限定空間で使用される。従って、取り付け部品のサイズは重要な特徴である。小さい歯車は、より大きい歯車よりも摩耗しやすい。
【0025】
例示的な電動工具取り付け部品10は、同じ精度及びトルク容量の従来の取り付け部品と比較して摩耗を低減して耐久性を向上させることになる構成を有する。これは、以下の説明から明らかであろう。
【0026】
図1では、電動工具取り付け部品10は、分解図に示されている。電動工具取り付け部品10は、細長ハウジング11,12に配置された入力歯車22と出力歯車23を含む。入力歯車22は、細長ハウジング11,12の第1の端部に配置される。出力歯車23は、ハウジング11,12の第2の端部に配置される。
【0027】
入力歯車22は、1又は2以上の中間歯車を通じて出力歯車23に駆動的に接続される。この例では、入力歯車22の回転を出力歯車23まで伝達するように配置された3つの中間歯車23,25,26がある。
【0028】
出力歯車23は、出力接続部23aを含む。出力接続部23aは、レンチビット、スクリュービット、ナット又はスクリューヘッドを受け入れるように構成することができる。
【0029】
電動工具取り付け部品10は、磁石13を含む。磁石13は、細長ハウジング11,12に配置される。磁石13は、ハウジング11,12の内側の強磁性粒子を収集するように配置される。磁石13が、強磁性粒子を収集するように配置されるので、これらの粒子は、細長ハウジング11,12の内側で動き回って歯車22,23,24,25,26に対して摩耗を引き起こすことが防止される。これは、歯車22-26の摩耗を低減し、すなわち、取り付け部品10の耐久性を向上させることになる。
【0030】
一例示的実施形態により、磁石13は、下側ハウジング部品12に配置される。この実施形態の利点は、電動工具取り付け部品10が直立位置にある時に、磁石によって強磁性粒子をより容易に収集することができることである。
【0031】
電動工具取り付け部品10の更に別の例示的実施形態では、磁石13は、2つの歯車22-26間の推測の下で、すなわち、2つの係合している歯車22-26間のインタフェースで下側ハウジング部品12に配置される。
【0032】
電動工具取り付け部品10の別の例示的実施形態では、磁石13は、上側ハウジング部品11に配置される。電動工具取り付け部品10は、使用される時に動き回ることが多い。強磁性粒子は、この例示的実施形態では、電動工具アタッチメント10が逆さまの位置にある時に磁石によって収集されることになる。
【0033】
一実施形態により、電動工具取り付け部品10は、上側ハウジング部品11に配置された磁石13と下側ハウジング部品12に配置された磁石13とを含む場合がある。
【0034】
更に別の例示的実施形態では、磁石は、細長ハウジング11,12の切り離し可能キャップ(図1に図示していない)に配置される。この例示的実施形態の利点は、切り離し可能キャップを取り外す時に磁石13を清掃することができることである。別の例示的実施形態では、切り離し可能キャップは、入力歯車22の下に配置される。電動工具取り付け部品10の更に別の例示的実施形態では、切り離し可能キャップは、上側ハウジング部品11と下側ハウジング部品12とを互いに保持する配置の一部である。この例示的実施形態の利点は、上側ハウジング部品11を相互接続された下側ハウジング部品12から分解することなく磁石13を清掃することができることである。
【0035】
一例示的実施形態により、電動工具取り付け部品10は、細長ハウジング11,12内の異なる位置に置かれたいくつかの磁石を含む。
【0036】
図2では、具体的実施形態による電動工具取り付け部品10が示されている。この例示的実施形態では、電動工具取り付け部品10は、切り離し可能キャップ14を含む。図2では、電動工具取り付け部品10は、取り付け部品10の内部が見えないように、上側ハウジング部品11が下側ハウジング部品12上に配置されて示されている。しかし、切り離し可能キャップ14は、電動工具取り付け部品10から切り離なされて示されている。
【0037】
図3は、図2の電動工具取り付け部品10の上面図を示している。図4aは、切り離し可能キャップ14なしで図3の線J-Jに沿った断面を示し、図4bは、切り離し可能キャップ14の対応する断面を示している。
【0038】
上側ハウジング部品11及び下側ハウジング部品12は、各々が貫通開口部を含むことができ、これらは、上側ハウジング部品11と下側ハウジング部品12が互いに組み立てられた時に位置合わせされる。貫通開口部は、細長ハウジング11,12の第1の端部に配置される。貫通開口部は、入力歯車22を受け入れるように構成される。
【0039】
例示的な電動工具取り付け部品10は、貫通開口部によって受け入れられるように構成されたスリーブ16を含む。例示的な電動工具取り付け部品10はまた、割り出しアダプタのようなアダプタと係合するように構成されたインタフェースヘッド17を含む。スリーブ16は、インタフェースヘッド17と係合するように構成された1又は2以上の半径方向外向きに延びる締め付けフランジ18を有する。切り離し可能キャップ14は、切り離し可能キャップ14をスリーブ16に取り付けるための取り付け手段を含む。例えば、切り離し可能キャップ14は、螺合接続によってスリーブ16に取り付けることができる。インタフェースヘッド17、上側ハウジング部品11、下側ハウジング部品12、及び切り離し可能キャップ14は、従って、この構成によって互いに締結することができる。
【0040】
一変形により、インタフェースヘッド及びスリーブは、一体化することができる。切り離し可能キャップ14も、この例ではスリーブに取り付けられるように構成される。
【0041】
スリーブ16は、相互接続された上側ハウジング部品11及び下側ハウジング部品12の内部空間に向けて開口するように構成された周方向開口部を有することができる。このようにして、入力歯車22は、上側ハウジング部品11と下側ハウジング部品12とによって形成された細長ハウジングに配置された中間歯車24-26と相互作用することができる。
【0042】
スリーブ16及び切り離し可能キャップ14は、入力歯車22が配置されるチャンバを形成することができる。切り離し可能キャップ14は、電動工具取り付け部品10が装着状態にある時に入力歯車22に隣接して配置される内側キャップ面14aを有することができる。
【0043】
内側キャップ面14には、1又は2以上の磁石開口部19を設けることができる。1又は2以上の磁石開口部19は、切り離し可能キャップ14の中心軸線と平行に延びることができる。1又は2以上の磁石開口部19には、それぞれの磁石13を設けることができる。1又は複数の磁石13は、1又は2以上の磁石開口部19に圧入されるように構成することができる。チャンバ内の例えば入力歯車22からの強磁性粒子は、それによって磁石13によって収集することができる。
【0044】
図2-4bに示す例では、2つの磁石13が切り離し可能キャップ14に配置される。しかし、切り離し可能キャップ14は、他の例示的実施では、2よりも多い磁石13又は2よりも少ない磁石13を受け入れるように構成することができる。電動工具取り付け部品10は、磁石開口部19があるのと同数の磁石13を含む。
【0045】
以上、本発明を2つの具体的な実施形態を参照して説明した。しかし、本発明は、これらの実施形態のいずれにも制限されない。本発明は以下の特許請求の範囲によって定められるその範囲内で修正することができることは当業者には明白であろう。
【符号の説明】
【0046】
10 電動工具取り付け部品
11 上側ハウジング部品
13 磁石
22 入力歯車
23 出力歯車
図1
図2
図3
図4a
図4b