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特許7416911サイドリンク通信のための確認応答フィードバック
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-09
(45)【発行日】2024-01-17
(54)【発明の名称】サイドリンク通信のための確認応答フィードバック
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/04 20090101AFI20240110BHJP
   H04W 4/40 20180101ALI20240110BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20240110BHJP
   H04W 72/25 20230101ALI20240110BHJP
   H04W 72/40 20230101ALI20240110BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04W4/40
H04W92/18
H04W72/25
H04W72/40
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2022508847
(86)(22)【出願日】2020-08-14
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-27
(86)【国際出願番号】 EP2020072857
(87)【国際公開番号】W WO2021028565
(87)【国際公開日】2021-02-18
【審査請求日】2022-04-19
(31)【優先権主張番号】62/887,284
(32)【優先日】2019-08-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【弁理士】
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100161470
【弁理士】
【氏名又は名称】冨樫 義孝
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【弁理士】
【氏名又は名称】石岡 利康
(74)【代理人】
【識別番号】100194320
【弁理士】
【氏名又は名称】藤井 亮
(74)【代理人】
【識別番号】100150670
【弁理士】
【氏名又は名称】小梶 晴美
(72)【発明者】
【氏名】ドー, ヒェウ
(72)【発明者】
【氏名】スン, ワンルー
(72)【発明者】
【氏名】ブラスコ セラーノ, リカルド
(72)【発明者】
【氏名】アシュラフ, シエザド アリ
(72)【発明者】
【氏名】レオン カルボ, ホセ アンヘル
【審査官】鈴木 重幸
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2019/0044667(US,A1)
【文献】Huawei, HiSilicon,Sidelink physical layer procedures for NR V2X[online],3GPP TSG RAN WG1 #97 R1-1906008,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_97/Docs/R1-1906008.zip>,2019年05月03日
【文献】LG Electronics,Feature lead summary for agenda item 7.2.4.5 Physical layer procedures for sidelink[online],3GPP TSG RAN WG1 #97 R1-1907682,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_97/Docs/R1-1907682.zip>,2019年05月16日
【文献】Ericsson,PHY layer procedures for NR sidelink[online],3GPP TSG RAN WG1 #98 R1-1908917,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_98/Docs/R1-1908917.zip>,2019年08月16日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線デバイス(12A)によって実施される方法であって、
前記無線デバイス(12A)とピア無線デバイス(12B)との間のサイドリンク(20)上で前記ピア無線デバイス(12B)からデータ送信(22)を受信すること(600)と、
前記ピア無線デバイス(12B)に、前記ピア無線デバイス(12B)の識別情報(32B)に基づいたシーケンス(26)を送信すること(620)であって、前記シーケンス(26)の送信が、前記データ送信(22)に関する確認応答フィードバック(24)を伝達する、前記シーケンス(26)を送信すること(620)と、
を含む、無線デバイス(12A)によって実施される方法。
【請求項2】
前記ピア無線デバイス(12B)の前記識別情報(32B)に基づいて前記シーケンス(26)を生成または選択すること(605)を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記シーケンス(26)が前記無線デバイス(12A)の識別情報にも基づく、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記シーケンス(26)がベースシーケンスのあるバージョンであり、前記ベースシーケンスの前記あるバージョンが、前記ベースシーケンスを位相回転したバージョンまたは前記ベースシーケンスを巡回シフトしたバージョンであり、前記ベースシーケンスの位相回転、または前記ベースシーケンスの巡回シフトが、前記無線デバイス(12A)の識別情報に基づく、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記シーケンス(26)を送信するリソースブロックを選択すること(615)を更に含み、前記リソースブロックを選択することが前記無線デバイス(12A)の識別情報に基づき、前記シーケンス(26)を送信することが、選択された前記リソースブロックで前記シーケンス(26)を送信することを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
特定のサブチャネル上で前記シーケンス(26)を送信するリソースブロックを選択することを更に含み、前記リソースブロックを選択することが、前記特定のサブチャネルにおける複数のリソースブロックの中で前記リソースブロックを選択することを含み、前記シーケンス(26)を送信することが、選択された前記リソースブロックで前記シーケンス(26)を送信することを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記シーケンス(26)を送信することが、前記データ送信(22)が受信されるブチャネルと同じサブチャネル上で前記シーケンス(26)を送信することを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記データ送信(22)が、前記無線デバイス(12A)と前記ピア無線デバイス(12B)との間のサイドリンク(20)上におけるV2X(Vehicle-to-Everything)データ送信である、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記シーケンス(26)が、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)上で送信される、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
ピア無線デバイス(12B)によって実施される方法であって、
無線デバイス(12A)と前記ピア無線デバイス(12B)との間のサイドリンク(20)上で前記ピア無線デバイス(12B)から前記無線デバイス(12A)へのデータ送信(22)を送信すること(700)と、
前記無線デバイス(12A)から、前記ピア無線デバイス(12B)の識別情報(32B)に基づいたシーケンス(26)の送信を受信すること(710)であって、前記シーケンス(26)の前記送信が、前記データ送信(22)に関する確認応答フィードバック(24)を伝達する、前記シーケンス(26)の前記送信を受信すること(710)と、
を含む、方法。
【請求項11】
前記シーケンス(26)が前記無線デバイス(12A)の識別情報にも基づく、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記シーケンス(26)がベースシーケンスのあるバージョンであり、前記ベースシーケンスの前記あるバージョンが、前記ベースシーケンスを位相回転したバージョンまたは前記ベースシーケンスを巡回シフトしたバージョンであり、前記ベースシーケンスの位相回転、または前記ベースシーケンスの巡回シフトが、前記無線デバイス(12A)の識別情報に基づく、請求項10または11に記載の方法。
【請求項13】
前記シーケンス(26)が、前記無線デバイス(12A)の識別情報と関連付けられたリソースブロック上で受信される、請求項10から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記シーケンス(26)を受信することが、前記データ送信(22)が送信されるブチャネルと同じサブチャネル上で前記シーケンス(26)を受信することを含む、請求項10から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記データ送信(22)が、前記無線デバイス(12A)と前記ピア無線デバイス(12B)との間のサイドリンク(20)上におけるV2X(Vehicle-to-Everything)データ送信である、請求項10から14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記シーケンス(26)が、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)上で受信される、請求項10から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
無線デバイス(12A)であって、
前記無線デバイス(12A)とピア無線デバイス(12B)との間のサイドリンク(20)上で前記ピア無線デバイス(12B)からデータ送信(22)を受信し、
前記ピア無線デバイス(12B)に、前記ピア無線デバイス(12B)の識別情報(32B)に基づいたシーケンス(26)を送信し、前記シーケンス(26)の送信が、前記データ送信(22)に関する確認応答フィードバック(24)を伝達する
ように設定された、無線デバイス(12A)。
【請求項18】
請求項2から9のいずれか一項に記載の方法を実施するように設定された、請求項17に記載の無線デバイス。
【請求項19】
ピア無線デバイス(12B)であって、
無線デバイス(12A)と前記ピア無線デバイス(12B)との間のサイドリンク(20)上で前記ピア無線デバイス(12B)から前記無線デバイス(12A)にデータ送信(22)を送信し、
前記無線デバイス(12A)から、前記ピア無線デバイス(12B)の識別情報(32B)に基づいたシーケンス(26)の送信を受信し、前記シーケンス(26)の前記送信が、前記データ送信(22)に関する確認応答フィードバック(24)を伝達する
ように設定された、ピア無線デバイス(12B)。
【請求項20】
請求項11から16のいずれか一項に記載の方法を実施するように設定された、請求項19に記載のピア無線デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、全体として、無線デバイス間のサイドリンク通信に関し、より詳細には、かかるサイドリンク通信のための確認応答フィードバックに関する。
【背景技術】
【0002】
ダウンリンクデータ送信を無線通信ネットワークから受信する無線デバイスは、例えば、物理レイヤにおいて送信をエラーありまたはなしのどちらで受信したかを示すために、確認応答フィードバックをネットワークに送信する。このように、無線デバイスがエラーありのダウンリンクデータ送信を受信した場合、ネットワークは、無線デバイスとの信頼性が高い通信を実現するように、ダウンリンクデータ送信を再送信することができる。
【0003】
ネットワークは、異なる無線デバイスが確認応答フィードバックを直交無線リソース上でネットワークに送信するようにスケジューリングする。ネットワークは、スケジューリング情報を無線デバイスに送信して、このスケジューリングを示す。無線リソース使用をこのように調整することによって、ネットワークは、あるデバイスの確認応答フィードバックを他のデバイスの確認応答フィードバックから区別できることを担保する。
【0004】
しかしながら、確認応答フィードバックのこれらおよび他の態様は、サイドリンクを通じた無線デバイス間の直接通信が困難であることが分かっている。これは、少なくとも部分的には、ネットワークがリソース選択および確認応答フィードバックの他のパラメータを調整する能力を限定する、サイドリンクの分散される性質によるものである。
【発明の概要】
【0005】
本明細書のいくつかの実施形態は、無線デバイス間のサイドリンク通信に関する確認応答フィードバックを容易にする。いくつかの実施形態は、例えば、シーケンスを送信することによって、かかる確認応答フィードバックを伝達する。1つまたは複数の実施形態では、シーケンスは、確認応答フィードバックが伝達される無線デバイスの識別情報、確認応答フィードバックを伝達する無線デバイスの識別情報、および/またはそれらの無線デバイス間の距離に基づく。代わりにまたは加えて、いくつかの実施形態は、確認応答フィードバックを送信する無線デバイスの識別情報に基づいて、および/または確認応答フィードバック自体に基づいて、リソースブロック上でシーケンスを送信する。本明細書の更に他の実施形態では、代わりにまたは加えて、どのサブチャネル上でシーケンスが送信されるかを支配する。本明細書の他の実施形態では、代わりにまたは加えて、他の確認応答フィードバックがいつ送信または受信されるべきかに基づいて、確認応答フィードバックがいつ送信されるべきかをスケジューリングする。これらおよび他の実施形態は、上記により、サイドリンクの分散される性質にかかわらず、および/またはシグナリングオーバーヘッドに対する有意な影響なしに、サイドリンク通信に関する確認応答フィードバックを容易にしてもよい。
【0006】
より詳細には、本明細書の実施形態は、無線デバイスによって実施される方法を含む。方法は、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上でピア無線デバイスからデータ送信を受信することを含む。方法は更に、ピア無線デバイスの識別情報に基づいたシーケンスをピア無線デバイスに送信することを含む。いくつかの実施形態では、シーケンスの送信は、データ送信に関する確認応答フィードバックを伝達する。
【0007】
いくつかの実施形態では、方法は更に、ピア無線デバイスの識別情報に基づいてシーケンスを生成または選択することを含む。
【0008】
いくつかの実施形態では、シーケンスはまた、無線デバイスの識別情報に基づく。
【0009】
いくつかの実施形態では、シーケンスは、ベースシーケンスの位相回転したもの、またはベースシーケンスを巡回シフトしたものである、ベースシーケンスのあるバージョンであり、ベースシーケンスの位相回転、またはベースシーケンスの巡回シフトは、無線デバイスの識別情報に基づく。
【0010】
いくつかの実施形態では、方法は更に、シーケンスを送信するリソースブロックを選択することを含み、リソースブロックを選択することは無線デバイスの識別情報に基づき、シーケンスを送信することは、選択されたリソースブロックでシーケンスを送信することを含む。
【0011】
いくつかの実施形態では、方法は更に、特定のサブチャネル上でシーケンスを送信するリソースブロックを選択することを含み、リソースブロックを選択することは、特定のサブチャネルにおける複数のリソースブロックの中でリソースブロックを選択することを含み、シーケンスを送信することは、選択されたリソースブロックでシーケンスを送信することを含む。
【0012】
いくつかの実施形態では、シーケンスを送信することは、データ送信が受信されるサブチャネルと同じサブチャネル上でシーケンスを送信することを含む。
【0013】
いくつかの実施形態では、データ送信は、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上におけるV2X(Vehicle-to-Everything)データ送信である。
【0014】
いくつかの実施形態では、シーケンスは、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)上で送信される。
【0015】
本明細書の実施形態はまた、無線デバイスによって実施される方法を含む。方法は、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上でピア無線デバイスからデータ送信を受信することを含む。方法はまた、データ送信に関する確認応答フィードバックを伝達するためにシーケンスを送信するリソースブロックを選択することを含む。リソースブロックは、無線デバイスの識別情報に基づいて選択される。方法はまた、選択されたリソースブロック上でピア無線デバイスにシーケンスを送信することを含む。
【0016】
いくつかの実施形態では、リソースブロックを選択することは、複数のサブチャネルにわたる複数のリソースブロックの中からリソースブロックを選択することを含み、各サブチャネルは1つまたは複数のリソースブロックを含む。
【0017】
いくつかの実施形態では、シーケンスは特定のサブチャネル上で送信され、リソースブロックを選択することは、特定のサブチャネルの複数のリソースブロックの中からリソースブロックを選択することを含む。
【0018】
いくつかの実施形態では、シーケンスを送信することは、データ送信が受信されるサブチャネルと同じサブチャネル上でシーケンスを送信することを含む。
【0019】
いくつかの実施形態では、データ送信は、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上におけるV2X(Vehicle-to-Everything)データ送信である。
【0020】
いくつかの実施形態では、シーケンスは、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)上で送信される。
【0021】
本明細書の実施形態は更に、無線デバイスによって実施される方法を含む。方法は、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンクのサブチャネル上でピア無線デバイスからデータ送信を受信することを含む。方法はまた、データ送信が受信されたサブチャネルと同じサブチャネル上でピア無線デバイスにシーケンスを送信することを含み、シーケンスの送信は、データ送信に関する確認応答フィードバックを伝達する。
【0022】
本明細書の実施形態はまた、無線デバイスによって実施される方法を含む。方法は、同じ時間スロット内で実施されるべき複数の確認応答フィードバック動作の中から、複数の確認応答フィードバック動作にそれぞれの優先順位を割り当てる1つまたは複数の規則に基づいて、時間スロット内で実施する複数の確認応答フィードバック動作のサブセットを決定することを含む。方法はまた、時間スロット内で、決定されたサブセットに含まれる確認応答フィードバック動作を実施することを含む。
【0023】
いくつかの実施形態では、複数の確認応答フィードバック動作は、第1のデータ送信の肯定応答を送信することと、第2のデータ送信の否定応答を送信することとを含む。
【0024】
いくつかの実施形態では、第1のデータ送信はグループキャスト送信であり、決定されたサブセットは、否定応答を送信することを含み、肯定応答を送信することは除外する。
【0025】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の規則は、確認応答フィードバック動作が確認応答フィードバックを送信するためもしくは受信するためのどちらであるか、確認応答フィードバック動作に関する確認応答フィードバックが肯定応答もしくは否定応答のどちらであるか、または確認応答フィードバック動作が実施されるべきデータ送信がユニキャスト送信もしくはグループキャスト送信のどちらであるかの1つまたは複数に基づいて、それぞれの優先順位を複数の確認応答フィードバック動作に割り当てる。
【0026】
実施形態は更に、ピア無線デバイスによって実施される方法を含む。方法は、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上でピア無線デバイスから無線デバイスにデータ送信を送信することを含む。方法はまた、無線デバイスから、ピア無線デバイスの識別情報に基づいたシーケンスの送信を受信することを含み、シーケンスの送信は、データ送信に関する確認応答フィードバックを伝達する。
【0027】
いくつかの実施形態では、シーケンスはまた、無線デバイスの識別情報に基づく。
【0028】
いくつかの実施形態では、シーケンスは、ベースシーケンスの位相回転したもの、またはベースシーケンスを巡回シフトしたものである、ベースシーケンスのあるバージョンであり、ベースシーケンスの位相回転、またはベースシーケンスの巡回シフトは、無線デバイスの識別情報に基づく。
【0029】
いくつかの実施形態では、シーケンスは、無線デバイスの識別情報と関連付けられたリソースブロック上で受信される。
【0030】
いくつかの実施形態では、シーケンスを受信することは、データ送信が送信されるサブチャネルと同じサブチャネル上でシーケンスを受信することを含む。
【0031】
いくつかの実施形態では、データ送信は、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上におけるV2X(Vehicle-to-Everything)データ送信である。
【0032】
いくつかの実施形態では、シーケンスは、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)上で受信される。
【0033】
本明細書の実施形態は更に、ピア無線デバイスによって実施される方法を含む。方法は、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上でピア無線デバイスから無線デバイスにデータ送信を送信することを含む。方法はまた、無線デバイスからシーケンスの送信を受信することを含み、シーケンスの送信は、データ送信に関する確認応答フィードバックを伝達し、シーケンスの送信は、無線デバイスの識別情報に依存するリソースブロック上で受信される。
【0034】
いくつかの実施形態では、シーケンスを受信することは、データ送信が送信されるサブチャネルと同じサブチャネル上でシーケンスを受信することを含む。
【0035】
いくつかの実施形態では、データ送信は、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上におけるV2X(Vehicle-to-Everything)データ送信である。
【0036】
いくつかの実施形態では、シーケンスは、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)上で受信される。
【0037】
本明細書の実施形態はまた、ピア無線デバイスによって実施される方法を含む。方法は、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンクのサブチャネル上でピア無線デバイスから無線デバイスにデータ送信を送信することを含む。方法は更に、データ送信が送信されたサブチャネルと同じサブチャネル上で無線デバイスからシーケンスの送信を受信することを含み、シーケンスの送信は、データ送信に関する確認応答フィードバックを伝達する。
【0038】
いくつかの実施形態では、データ送信は、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上におけるV2X(Vehicle-to-Everything)データ送信である。
【0039】
いくつかの実施形態では、シーケンスは、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)上で受信される。
【0040】
実施形態はまた、対応する装置、コンピュータプログラム、およびそれらのコンピュータプログラムのキャリアを含む。例えば、本明細書の実施形態は、例えば通信回路と処理回路とを備える、無線デバイスを含む。無線デバイスは、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上でピア無線デバイスからデータ送信を受信するように設定される。無線デバイスはまた、ピア無線デバイスに、ピア無線デバイスの識別情報に基づいたシーケンスを送信するように設定され、シーケンスの送信は、データ送信に関する確認応答フィードバックを伝達する。
【0041】
本明細書の実施形態はまた、例えば通信回路と処理回路とを備える、無線デバイスを含む。無線デバイスは、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上でピア無線デバイスからデータ送信を受信するように設定される。無線デバイスは更に、データ送信に関する確認応答フィードバックを伝達するためにシーケンスを送信するリソースブロックを選択するように設定され、リソースブロックは、無線デバイスの識別情報に基づいて選択される。無線デバイスはまた、選択されたリソースブロック上でピア無線デバイスにシーケンスを送信するように設定される。
【0042】
本明細書の実施形態は、例えば通信回路と処理回路とを備える、無線デバイスを含む。無線デバイスは、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンクのサブチャネル上でピア無線デバイスからデータ送信を受信するように設定される。方法はまた、データ送信が受信されたサブチャネルと同じサブチャネル上でピア無線デバイスにシーケンスを送信するように設定され、シーケンスの送信は、データ送信に関する確認応答フィードバックを伝達する。
【0043】
本明細書の実施形態は、例えば通信回路と処理回路とを備える、無線デバイスを含む。無線デバイスは、同じ時間スロット内で実施されるべき複数の確認応答フィードバック動作の中から、複数の確認応答フィードバック動作にそれぞれの優先順位を割り当てる1つまたは複数の規則に基づいて、時間スロット内で実施する複数の確認応答フィードバック動作のサブセットを決定するように設定される。無線デバイスは更に、時間スロット内で、決定されたサブセットに含まれる確認応答フィードバック動作を実施するように設定される。
【0044】
本明細書の実施形態は、例えば通信回路と処理回路とを備える、ピア無線デバイスを含む。方法は、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上でピア無線デバイスから無線デバイスにデータ送信を送信するように設定される。ピア無線デバイスは更に、無線デバイスから、ピア無線デバイスの識別情報に基づいたシーケンスの送信を受信するように設定され、シーケンスの送信は、データ送信に関する確認応答フィードバックを伝達する。
【0045】
本明細書の実施形態はまた、例えば通信回路と処理回路とを備える、ピア無線デバイスを含む。ピア無線デバイスは、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上でピア無線デバイスから無線デバイスにデータ送信を送信するように設定される。ピア無線デバイスはまた、無線デバイスからシーケンスの送信を受信するように設定され、シーケンスの送信は、データ送信に関する確認応答フィードバックを伝達し、シーケンスの送信は、無線デバイスの識別情報に依存するリソースブロック上で受信される。
【0046】
本明細書の実施形態は、例えば通信回路と処理回路とを備える、ピア無線デバイスを含む。ピア無線デバイスは、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンクのサブチャネル上でピア無線デバイスから無線デバイスにデータ送信を送信するように設定される。ピア無線デバイスはまた、データ送信が送信されたサブチャネルと同じサブチャネル上で無線デバイスからシーケンスの送信を受信するように設定され、シーケンスの送信は、データ送信に関する確認応答フィードバックを伝達する。
【図面の簡単な説明】
【0047】
図1】いくつかの実施形態による無線通信システムのブロック図である。
図2】いくつかの実施形態によるリソースブロック選択のブロック図である。
図3】他の実施形態によるリソースブロック選択のブロック図である。
図4】いくつかの実施形態による距離の範囲に基づいたシーケンス生成のブロック図である。
図5】いくつかの実施形態によるサブチャネルに基づいたシーケンス送信のブロック図である。
図6】いくつかの実施形態による無線デバイスによって実施される方法の論理フロー図である。
図7】いくつかの実施形態によるピア無線デバイスによって実施される方法の論理フロー図である。
図8】いくつかの実施形態による無線ネットワークノードによって実施される方法の論理フロー図である。
図9】他の実施形態による無線デバイスによって実施される方法の論理フロー図である。
図10】更に他の実施形態による無線デバイスによって実施される方法の論理フロー図である。
図11】更なる他の実施形態による無線デバイスによって実施される方法の論理フロー図である。
図12】いくつかの実施形態による無線デバイスのブロック図である。
図13】いくつかの実施形態によるネットワークノードのブロック図である。
図14】いくつかの実施形態によるV2X(Vehicle-to-Everything)通信システムのブロック図である。
図15】いくつかの実施形態による物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット0のブロック図である。
図16】いくつかの実施形態によるサイドリンクリソースプール内のサブチャネルのブロック図である。
図17】いくつかの実施形態によるPSFCH送信/受信のブロック図である。
図18】いくつかの実施形態によるによるPSFCHシーケンス生成のブロック図である。
図19】いくつかの実施形態によるリソース選択のブロック図である。
図20】他の実施形態によるリソース選択のブロック図である。
図21】いくつかの実施形態による無線通信ネットワークのブロック図である。
図22】いくつかの実施形態によるユーザ機器のブロック図である。
図23】いくつかの実施形態による仮想化環境のブロック図である。
図24】いくつかの実施形態によるホストコンピュータとの通信ネットワークのブロック図である。
図25】いくつかの実施形態によるホストコンピュータのブロック図である。
図26】一実施形態による通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。
図27】一実施形態による通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。
図28】一実施形態による通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。
図29】一実施形態による通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0048】
図1は、いくつかの実施形態による無線通信システム10を示している。システム10は、無線アクセスネットワーク(RAN)10Aとコアネットワーク(CN)10Bとを含む。RAN 10Aは、1つまたは複数の無線デバイス(例えば、ユーザ機器(UE))に対する無線アクセスを提供し、無線デバイスをCN 10Bに接続する。CN 10Bは次に、無線デバイスを1つまたは複数のデータネットワークに、例えば、インターネットに接続する。
【0049】
図1は特に無線デバイス12Aを示している。無線デバイス12Aは、RAN 10Aの無線ネットワークノード14と無線で通信するように設定されてもよい。無線デバイス12は、これに関して、アップリンク16を通じて無線ネットワークノード14に通信を送信してもよく、ダウンリンク18を通じて無線ネットワークノード14から通信を受信してもよい。特に、無線デバイス12は、代わりにまたは加えて、サイドリンク20を通じてピア無線デバイス12Bと直接通信するように設定される。無線デバイス12Aは、これに関して、ネットワークノードが何ら介在することなく、サイドリンク20を通じてピア無線デバイス12Bとの直接接続を有してもよい。いくつかの実施形態では、無線デバイス12A、12Bの一方または両方は、マシン型通信(MTC)デバイスまたはV2X(Vehicle-to-Everything)デバイスである。実際は、図1に示されるように、無線デバイス12Aは、車両11Aに埋め込まれるか、統合されるか、中に位置付けられるか、または別の形で関連付けられ、ピア無線デバイス12Bは、車両11Bに埋め込まれるか、統合されるか、中に位置付けられるか、または別の形で関連付けられる。
【0050】
図1に示されるように、無線デバイス12Aは、例えば、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)などのデータチャネルを通じて、サイドリンク20上でピア無線デバイス12Bからデータ送信22(例えば、データパケットまたは搬送ブロック)を受信する。データ送信22は、例えばV2X送信であってもよい。いずれにせよ、無線デバイス12Aは、例えば、受信したデータ送信22のエラーをチェックし、またいくつかの実施形態では、補正可能な検出されたエラーを補正することによって、受信したデータ送信22を復号するよう試行してもよい。無線デバイス12Aは次に、エラーなしで復号に成功したものとしてデータ送信22に肯定応答する(ACK)か、または復号に失敗したものとしてデータ送信22に否定応答する(NACK)ために、確認応答フィードバック24をピア無線デバイス12Bに返して伝達してもよい。確認応答フィードバック24は、例えば、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックであってもよい。無線デバイス12Aは、サイドリンク制御チャネル上、例えば、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)または物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)上で、確認応答フィードバック24を伝達してもよい。いくつかの実施形態では、無線デバイス12Aは、シーケンス26(例えば、Zadoff-Chuシーケンス)をピア無線デバイス12Bに送信することによって、この確認応答フィードバック24を伝達する。即ち、確認応答フィードバック24を伝達するシーケンス26の送信である。
【0051】
いくつかの実施形態では、例えば、確認応答フィードバック24を伝達する、シーケンス26のコンテンツ自体ではなく、特定のリソースブロック28上におけるシーケンス26の送信である。ここで、リソースブロック28は、例えば、時間周波数リソースのブロック、例えばリソース要素のブロックであってもよい。換言すれば、シーケンス26が送信されるリソースブロック28は、確認応答フィードバック24を暗示的に伝達する。これらの実施形態のいくつかでは、次に、無線デバイス12Aは、伝達されるべき確認応答フィードバック24に基づいて、シーケンス26を送信するリソースブロック28を選択する。これに関して、図1は、無線デバイス12Aにおけるリソースブロック選択31が伝達されるべき確認応答フィードバック24を入力として取ってもよいことを示している。
【0052】
図2に示されるように、例えば、異なる候補リソースブロック30A、30Bはそれぞれ、肯定応答(ACK)および否定応答(NACK)と関連付けられてもよい。肯定応答と関連付けられたリソースブロック30A上におけるシーケンス26の送信は、データ送信22の肯定応答を伝達し、一方で否定応答と関連付けられたリソースブロック30B上における同じシーケンス26の送信は、データ送信22の否定応答を伝達する。いくつかの実施形態では、例えば、低いインデックスを有するリソースブロックは肯定応答に対するものであり、高いインデックスを有するリソースブロックは否定応答に対するものである。肯定応答および否定応答を異なるリソースブロックに分離することによって、有利には、ピア無線デバイス12Bにおける肯定および否定応答の明確な区別を可能にする。
【0053】
図1ではリソースブロック選択に関して示されているが、確認応答フィードバック24は、他の実施形態では、シーケンス26を送信する他の任意のタイプの無線リソース(例えば、時間、周波数、および/または符号)の選択を介して、暗示的に伝達されてもよい。
【0054】
かかる選択を介して確認応答フィードバック24を暗示的に伝達する代わりにまたは加えて、本明細書のいくつかの実施形態は、確認応答フィードバック24が無線デバイス12Aからのものであることをどのように示すか、および/または少なくとも無線デバイス12Aからの確認応答フィードバック24を別の無線デバイス(図示なし)からの確認応答フィードバックとどのように区別するかに関する。1つまたは複数の実施形態は、例えば、この目的のためのリソースブロック選択を同様に活用する。これらの実施形態では、無線デバイス10Aは、無線デバイス12Aの識別情報32A、例えば物理レイヤ(即ち、レイヤ1)識別情報に基づいて、シーケンス26を送信するリソースブロック28を選択する。図1は、例えば、無線デバイス12Aにおけるリソースブロック選択31が、代わりにまたは加えて、かかる識別情報32Aを入力として取ってもよいことを示している。かかる実施形態では、それ故、図1の無線デバイス12Aは、無線デバイスの識別情報32Aと関連付けられたリソースブロックであるものとして、例えば、無線デバイスの識別情報32Aと関連付けられたリソースブロックのセットに含まれるリソースブロックであるものとして、シーケンス26を送信するリソースブロック28を選択してもよい。
【0055】
図3に示されるように、例えば、1つまたは複数のリソースブロックの異なるセット34A、34Bはそれぞれ、異なる無線デバイスA、Bと関連付けられてもよい。セット34Aの任意のリソースブロック上におけるシーケンスの送信は、デバイスAに関する確認応答フィードバックを伝達してもよく、一方でシーケンスの送信(同じシーケンスであっても)は、デバイスBに関する確認応答フィードバックを伝達してもよい。異なる無線デバイスに関する異なるリソースブロックセットを使用することによって、有利には、各デバイスの確認応答フィードバックによって生じる干渉のランダム化が可能になって、例えば、同じリソースブロックが確認応答フィードバックに関して複数のデバイスによって選択されるシナリオが回避される。いくつかの実施形態では、ピア無線デバイス12Bは、どのリソースブロックセットがどの無線デバイスと関連付けられるかの知識を有してもよく、その場合、ピア無線デバイス12Bは、特定の無線デバイスから伝達されるものとして特定の確認応答フィードバックを識別してもよい。他の実施形態では、対照的に、ピア無線デバイス12Bが、どのリソースブロックがどの無線デバイスと関連付けられるか知っている必要がない場合など、ピア無線デバイス12Bはいずれにせよ、(どの特定の無線デバイスがどの確認応答フィードバックを伝達したかを必ずしも理解する必要なく)異なる無線デバイスから伝達されるものとして、異なるリソースブロックセット上で伝達される確認応答フィードバックを区別してもよい。この後者の場合は、例えば、データ送信22がグループキャストまたはブロードキャスト送信である場合に有用であることが分かっている。実際は、グループキャストまたはブロードキャスト送信を用いて、ピア無線デバイス12Bは単に、いずれかの無線デバイス(どの無線デバイスであるかとは逆に)がデータ送信22に否定応答するか否かを知っている必要がある。この事例においていずれかの無線デバイスがデータ送信22に否定応答した場合、どの無線デバイスがデータ送信22に否定応答しても、ピア無線デバイス12Bはデータ送信22を再送信する。
【0056】
一例では、リソースプールまたは関心のサブチャネルは、例えば偶数のリソースブロック(RB)とする、2×K個のリソースブロックから成る。これは、1からKまでインデックス付けされたK個の互いに疎な連続するRB対(各対は2つの連続するRBから成る)に分割される。ID=Nの無線デバイスは、Kを法とするインデックス=NのRB対を選択する。
【0057】
いずれの場合も、上述の実施形態と組み合わせて、いくつかの実施形態におけるリソースブロック選択は、無線デバイスの識別情報32Aおよび確認応答フィードバック24の両方に基づいてもよい。例えば、無線デバイス12Aは、最初に、無線デバイスの識別情報32Aと関連付けられたリソースブロックのセットを選択し、次に、選択されたセットに含まれるリソースブロックの中から、シーケンス26を送信するリソースブロック28を選択してもよい。
【0058】
いくつかの実施形態では、複数の異なるサブチャネル(図示なし)は周波数領域内で規定され、各サブチャネルが1つまたは複数のリソースブロックを備える。この場合、いくつかの実施形態では、上述のリソースブロック選択は、無線デバイス12Aが、複数のサブチャネルにわたる複数のリソースブロックの中からシーケンスを送信するリソースブロック28を選択するように、サブチャネルにわたって行われてもよい。リソースブロック選択は、この場合、サブチャネル選択を命令するか、制御するか、または別の形で影響を与える。他の実施形態では、対照的に、リソースブロック選択は特定のサブチャネル内で行われてもよい(例えば、特定のサブチャネルが別の方法で選択または決定される場合)。この場合、無線デバイス12Aは、特定のサブチャネル内の1つまたは複数のリソースブロックの中から、シーケンスを送信するリソースブロック28を選択する。
【0059】
他の実施形態は、対照的に、シーケンス26自体を使用して、確認応答フィードバック24が無線デバイス12Aからのものであることを示し、かつ/または異なる無線デバイスからの確認応答フィードバックを区別する。いくつかの実施形態では、例えば、シーケンス26自体は無線デバイス12Aの識別情報32Aに基づいてもよい。図1は、対応して、無線デバイスID 32Aが無線デバイス12Aにおけるシーケンス生成または選択33に対する入力であってもよいことを示している。かかる一実施形態では、シーケンス26はベースシーケンスのあるバージョンであり、例えば、ベースシーケンスを位相回転させたバージョンまたはベースシーケンスを巡回シフトさせたバージョンである。この場合、ベースシーケンスのバージョン管理は無線デバイス12Aの識別情報32Aに基づいてもよい。例えば、位相回転または巡回シフトはデバイスの識別情報32Aに基づいてもよく、例えば、同じベースシーケンスの異なる位相回転または巡回シフトが、異なる無線デバイスに関する確認応答フィードバックを伝達する。この場合、次に、無線デバイス12Aは、無線デバイス12Aの識別情報32Aに基づいて、ベースシーケンスに適用する位相回転または巡回シフトを決定し、次に、決定された位相回転または巡回シフトをベースシーケンスに適用してもよい。ピア無線デバイス12Bは、対応して、異なる無線デバイスからの確認応答フィードバックを検出するために、ベースシーケンスの異なる巡回シフトまたは位相回転を使用して実施するブラインド検出を実施してもよい。
【0060】
上述の実施形態の代わりにまたは加えて、本明細書の他の実施形態は、確認応答フィードバック24がピア無線デバイス12Bを対象とするものであることをどのように示すかに関する。いくつかの実施形態では、これに関して、シーケンス26自体は、代わりにまたは加えて、ピア無線デバイス10Bの識別情報(ID)32Bに、即ちシーケンス26がどれに送信されるかに基づく。識別情報32Bは、例えば、ピア無線デバイス10Bの物理レイヤ識別情報であってもよい。ピア無線デバイスID 32Bは、したがって、無線デバイス12Aにおけるシーケンス生成または選択33に対する入力であってもよい。これらの実施形態では、次に、ピア無線デバイス12Bは、自身の識別情報32Bに基づいた任意のシーケンスを検出することによって、それを対象とする任意のシーケンスを検出してもよい。これは、ピア無線デバイス12Bがそれを対象とするシーケンスを監視するために、明示的な制御シグナリングが不要であることを意味する。例えば、ピア無線デバイス12Bは、シーケンス26のコピーをローカルで生成または選択し、ローカルシーケンスを受信したシーケンスと照合するように試行し、ローカルシーケンスに一致する任意の受信したシーケンスがピア無線デバイス12Bを対象とすることを決定してもよい。
【0061】
これらの実施形態のいくつかでは、どの無線デバイスからシーケンスが送信されるかにかかわらず、またシーケンスの送信が肯定または否定どちらの応答を伝達するかにかかわらず、ピア無線デバイス12Bを対象とする任意のシーケンスは同じである。これは、例えば、シーケンスを送信するための無線ブロック選択が、確認応答フィードバックを暗示的に伝達し、ならびにその無線デバイスからシーケンスが受信される場合であってもよい。
【0062】
他の実施形態では、ピア無線デバイス12Bを対象とする任意のシーケンスは、同じベースシーケンスに基づいてもよく、そのベースシーケンスの異なるバージョンがそれぞれ、確認応答フィードバックが異なる無線デバイスから伝達されることを示す。例えば、図1のように、確認応答フィードバック24を無線デバイス12Aからピア無線デバイス12Bに伝達する場合、ベースシーケンスは、ピア無線デバイス12Bの識別情報32Bに基づいてもよく、一方でベースシーケンスの位相回転または巡回シフトは、無線デバイス12Aの識別情報32Aに基づいてもよい。
【0063】
更に他の実施形態では、シーケンス26自体は、代わりにまたは加えて、例えば、無線デバイス12Aによって推定、測定、または別の方法で取得されるような、無線デバイス12Aとピア無線デバイス12Bとの間の距離36に基づく。図1は、対応して、この距離36が、シーケンス生成に対する入力または無線デバイス12Aにおける選択33であってもよいことを示している。例えば、シーケンス26は、ベースシーケンスのあるバージョン(例えば、位相回転したバージョンまたは巡回シフトしたバージョン)であってもよい。この場合、ベースシーケンスは、無線デバイス12Aとピア無線デバイス12Bとの間の距離36に基づいてもよい。
【0064】
いくつかの実施形態では、例えば、距離の異なる(例えば、互いに疎な)範囲は異なるベースシーケンスと関連付けられる。図4は、例えば、ピア無線デバイス12Bからの距離の異なる範囲R1、R2、およびR3を示している。範囲R1はベースシーケンスS1と関連付けられ、範囲R2はベースシーケンスS2と関連付けられ、範囲R3はベースシーケンスS3と関連付けられる。無線デバイス12Aは、異なる範囲R1、R2、およびR3のうちどの中に、無線デバイス12Aとピア無線デバイス12Bとの間の距離36が含まれるかを決定する。無線デバイス12Aは次に、異なるベースシーケンスS1、S2、およびS3の中から、決定された距離の範囲と関連付けられたベースシーケンスを決定する。図4のこの例では、それ故、無線デバイス12Aはその距離36が範囲R3に含まれると決定されるので、無線デバイス12Aは、その範囲R3と関連付けられたベースシーケンスS3を使用すると決定する。なお、それ故、ピア無線デバイス12Bから同じ距離の範囲内にある全ての無線デバイスは、それらの確認応答フィードバックをピア無線デバイス12Bに伝達するのに、同じベースシーケンスを使用するであろう。しかしながら、いくつかの実施形態で上述したように、同じ範囲内の異なる無線デバイス12Bは、そのベースシーケンスの異なるバージョン(例えば、異なる位相回転または巡回シフトを介する)を使用してもよく、または異なるリソースブロック上でベースシーケンスを送信してもよい。
【0065】
シーケンス26がこのようにまたは別の形で無線デバイス間の距離に基づくことは、有利には、所与のピア無線デバイス12Bに確認応答フィードバックを送信するためのより大きい容量を容易にしてもよい。実際は、全ての無線デバイスが同じベースシーケンスを共有するのとは対照的に、ピア無線デバイス12Bから同じ距離範囲内にあるそれらの無線デバイスのみが、ピア無線デバイス12Bに確認応答フィードバックを伝達するために同じベースシーケンスを共有する。更に、ピア無線デバイス12Bは、どれだけ多くの無線デバイス(例えば、グループキャスト内)が肯定応答を伝達しているか、および/またはどれだけ多くの無線デバイスが範囲基準による範囲で否定応答を伝達しているか推論するのに、異なる範囲を活用してもよい。
【0066】
上述の実施形態の代わりにまたは加えて、無線デバイス12Aは、データ送信22が受信されるサブチャネルと同じサブチャネル上でシーケンス26を送信するように設定されてもよい。図5に示されるように、例えば、N個のサブチャネルが規定され、各サブチャネルは1つまたは複数のリソースブロックを備える。無線デバイス12Aは、サブチャネル1上で、即ちサブチャネル1内のリソースブロック40上でデータ送信22を受信する。これらの実施形態によれば、次に、サブチャネル1上におけるデータ送信22の受信は、無線デバイス12Aがシーケンス26を送信して、やはりサブチャネル1上でそのデータ送信22に対する確認応答フィードバック24を伝達することを命令する。
【0067】
なお、図1図4からの上述の実施形態はいずれも、無線デバイス12Aがピア無線デバイス12Bおよび/またはRAN 10A内の無線ネットワークノード14から受信するという制御シグナリングによって、支配または別の形で設定されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、無線デバイス12Aは、(i)シーケンス26を生成する、(ii)シーケンス26を送信するかリソースブロック28を選択する、かつ/または(iii)シーケンス26を送信するサブチャネルを選択するのに、無線デバイス12Aがしたがう1つまたは複数の規則を示す制御シグナリングを受信する。1つまたは複数の規則は、例えば、上述したように、無線デバイス12Aが実施する方式を指定してもよい。無線デバイス12Aは、対応して、シーケンス26を生成し、リソースブロック28を選択し、かつ/またはサブチャネルを選択するのに、1つまたは複数の規則を適用してもよい。
【0068】
上述の修正および変形に照らして、図6は、特定の実施形態による、無線デバイス12Aによって実施される方法を示している。方法は、無線デバイス12Aとピア無線デバイス12Bとの間のサイドリンク20上でピア無線デバイス12Bからデータ送信22(例えば、V2Xデータ送信)を受信することを含む(ブロック600)。方法はまた、ピア無線デバイス12Bにシーケンス26を送信することを含み、シーケンス26の送信は、データ送信22に対する確認応答フィードバック24を伝達する(ブロック620)。
【0069】
いくつかの実施形態では、シーケンス26は、ピア無線デバイス12Bの識別情報32Bに基づく。例えば、シーケンス26がベースシーケンスのあるバージョンである場合、ベースシーケンスは、ピア無線デバイス12Bの識別情報32Bに基づいてもよい。代わりにまたは加えて、シーケンス26は、無線デバイス12Aの識別情報32Aに基づいてもよい。例えば、シーケンス26がベースシーケンスの位相回転したバージョンまたは巡回シフトしたバージョンである場合、ベースシーケンスの位相回転または巡回シフトは、無線デバイス12Aの識別情報32Aに基づいてもよい。代わりにまたは加えて、シーケンス26は、無線デバイス12Aとピア無線デバイス12Bとの間の距離36に基づいてもよい。例えば、シーケンス26がベースシーケンスのあるバージョンである場合、ベースシーケンスはかかる距離36に基づいてもよい。これらの実施形態のいずれかでは、それ故、方法は更に、例えば上述したように、シーケンス26を生成または選択することを含んでもよい(ブロック605)。
【0070】
いくつかの実施形態では、方法は、代わりにまたは加えて、シーケンス26を送信するサブチャネルを選択することを含む(ブロック610)。例えば、無線デバイス12Aは、データ送信22が受信されたサブチャネルと同じサブチャネル上でシーケンス26を送信することを選択してもよい。または、サブチャネル選択は、複数の可能なサブチャネルの優先順位付けもしくはインデックス付けに基づいてもよい。
【0071】
いくつかの実施形態では、方法は、代わりにまたは加えて、シーケンス26を送信するリソースブロック28を選択することを含む(ブロック615)。例えば、リソースブロック選択は、無線デバイス12Aの識別情報32Aに基づいてもよい。代わりにまたは加えて、選択は、例えば、特定のリソースブロック上のシーケンス26の送信が確認応答フィードバック24を伝達するように、伝達されるべき確認応答フィードバック24に基づいてもよい。例えば、無線デバイス12Aは、伝達されるべき確認応答フィードバックがデータ送信22に肯定または否定どちらで応答するかに応じて、肯定応答および否定応答とそれぞれ関連付けられた、2つの候補リソースブロックの間からリソースブロック28を選択してもよい。いずれにせよ、無線デバイス12Aは、複数のサブチャネルにわたる複数のリソースブロックの中からリソースブロック28を選択してもよく、各サブチャネルは1つまたは複数のリソースブロックを含む。または、他の実施形態の無線デバイス12Aは、特定のサブチャネルの複数のリソースブロックの中からリソースブロックを選択してもよい(例えば、上述したように選択される)。
【0072】
代わりにまたは加えて、方法は、(i)シーケンス26を生成する、(ii)シーケンス26を送信するリソースブロック28を選択する、かつ/または(iii)シーケンス26を送信するサブチャネルを選択するのに、無線デバイス12Aがしたがう1つまたは複数の規則を示す制御シグナリングを受信することを含んでもよい(ブロック625)。
【0073】
図7は、他の特定の実施形態による、ピア無線デバイス12Bによって実施される方法を示している。方法は、無線デバイス12Aとピア無線デバイス12Bとの間のサイドリンク20上でピア無線デバイス12Bから無線デバイス12Aにデータ送信22(例えば、V2Xデータ送信)を送信することを含む(ブロック700)。方法はまた、無線デバイス12Aからシーケンス26の送信を受信することを含み、シーケンス26の送信は、データ送信22に関する確認応答フィードバック24を伝達する(ブロック710)。
【0074】
いくつかの実施形態では、シーケンス26は、ピア無線デバイス12Bの識別情報32Bに基づく。例えば、シーケンス26がベースシーケンスのあるバージョンである場合、ベースシーケンスは、ピア無線デバイス12Bの識別情報32Bに基づいてもよい。代わりにまたは加えて、シーケンス26は、無線デバイス12Aの識別情報32Aに基づいてもよい。例えば、シーケンス26がベースシーケンスの位相回転したバージョンまたは巡回シフトしたバージョンである場合、ベースシーケンスの位相回転または巡回シフトは、無線デバイス12Aの識別情報32Aに基づいてもよい。代わりにまたは加えて、シーケンス26は、無線デバイス12Aとピア無線デバイス12Bとの間の距離36に基づいてもよい。例えば、シーケンス26がベースシーケンスのあるバージョンである場合、ベースシーケンスはかかる距離36に基づいてもよい。これらの実施形態のいずれかでは、それ故、方法は更に、例えば上記に基づいて、シーケンス26を検出および/または処理することを含んでもよい(ブロック720)。
【0075】
いくつかの実施形態では、無線デバイス12Bは、データ送信22が送信されたサブチャネルと同じサブチャネル上でシーケンス26を受信してもよい。
【0076】
いくつかの実施形態では、無線デバイス12Bはリソースブロック28内でシーケンス26を受信してもよい。例えば、シーケンスが受信されるリソースブロック28は、無線デバイス12Aの識別情報32Aに基づいてもよい。代わりにまたは加えて、シーケンスが受信されるリソースブロック28は、例えば、特定のリソースブロック上のシーケンス26の送信が確認応答フィードバック24を伝達するように、伝達されるべき確認応答フィードバック24に基づいてもよい。例えば、2つの候補リソースブロックは、伝達されるべき確認応答フィードバックがデータ送信22に肯定または否定どちらで応答するかに応じて、肯定応答および否定応答とそれぞれ関連付けられてもよい。
【0077】
代わりにまたは加えて、方法は、(i)シーケンス26を生成する、(ii)シーケンス26を送信するリソースブロック28を選択する、かつ/または(iii)シーケンス26を送信するサブチャネルを選択するのに、無線デバイス12Aがしたがう1つまたは複数の規則を示す制御シグナリングを送信することを含んでもよい(ブロック725)。
【0078】
図示されていないが、方法は更に、伝達された確認応答フィードバック24を処理することと、確認応答フィードバック24に応じて、新しいデータ送信またはデータ送信22の再送信を実施することとを含んでもよい。
【0079】
図8は、他の特定の実施形態による、無線ネットワークノード14によって実施される方法を示している。方法は、(i)シーケンス26を生成する、(ii)シーケンス26を送信するリソースブロック28を選択する、および/または(iii)シーケンス26を送信するサブチャネルを選択するのに、無線デバイス12Aがしたがう1つまたは複数の規則を示す制御シグナリングを送信することを含む(ブロック800)。
【0080】
図9は、他の特定の実施形態による、無線デバイス12Aによって実施される方法を示している。方法は、1つまたは複数のサイドリンク上でデータ送信を受信することを含み、データ送信それぞれに関する確認応答フィードバックは、同じフィードバック報告時間間隔で伝達されるべきである(ブロック900)。方法はまた、データ送信それぞれに関して、そのデータ送信に関する確認応答フィードバックが伝達されるべきピア無線デバイスを識別することを含む(ブロック910)。方法は更に、上記識別にしたがって、データ送信の複数に関する確認応答フィードバックが伝達されるべきピア無線デバイスに関して、ピア無線デバイスに同じフィードバック報告時間間隔内で、データ送信の複数に関する確認応答フィードバックを伝達するシーケンスを送信することを含んでもよく、異なるデータ送信に関する確認応答フィードバックは符号領域内で区別される(ブロック920)。
【0081】
例えば、いくつかの実施形態では、送信されたシーケンスはベースシーケンスの位相回転したバージョンを含む。この場合、ベースシーケンスの異なる位相回転は、データ送信の複数に関する確認応答フィードバックの異なる組合せを伝達してもよい。
【0082】
図10は、他の特定の実施形態による、無線デバイス12Aによって実施される方法を示している。方法は、同じ時間スロット内で実施されるべき複数の確認応答フィードバック動作の中から、複数の確認応答フィードバック動作にそれぞれの優先順位を割り当てる1つまたは複数の規則に基づいて、時間スロット内で実施する複数の確認応答フィードバック動作のサブセットを決定することを含む(ブロック1000)。方法はまた、時間スロット内で、決定されたサブセットに含まれる確認応答フィードバック動作を実施することを含んでもよい(ブロック1010)。
【0083】
図11は、他の特定の実施形態による、無線デバイス12Aによって実施される方法を示している。方法は、別のデータ送信に関して確認応答フィードバックがいつ送信または受信されるべきかに基づいて、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上で、無線デバイスからピア無線デバイスへのデータ送信をいつ実施するかをスケジューリングすることを含む(ブロック1100)。方法はまた、上記スケジューリングにしたがってデータ送信を実施することを含んでもよい(ブロック1110)。
【0084】
本明細書の実施形態はまた、対応する装置を含む。本明細書の実施形態は、例えば、無線デバイスに関して上述した実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施するように設定された、無線デバイスを含む。
【0085】
実施形態はまた、処理回路と電力供給回路とを備える無線デバイスを含む。処理回路は、無線デバイスに関して上述した実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施するように設定される。電力供給回路は、無線デバイスに電力を供給するように設定される。
【0086】
実施形態は更に、処理回路を備える無線デバイスを含む。処理回路は、無線デバイスに関して上述した実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施するように設定される。いくつかの実施形態では、無線デバイスは更に、通信回路を備える。
【0087】
実施形態は更に、処理回路とメモリとを備える無線デバイスを含む。メモリは、処理回路によって実行可能な命令を含み、それにより、無線デバイスは、無線デバイスに関して上述した実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施するように設定される。
【0088】
実施形態は更に、ユーザ機器(UE)を含む。UEは、無線信号を伝送しかつ受信するように設定されたアンテナを備える。UEはまた、アンテナおよび処理回路に接続され、アンテナと処理回路との間で通信される信号を調整するように設定された、無線フロントエンド回路を備える。処理回路は、無線デバイスに関して上述した実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施するように設定される。いくつかの実施形態では、UEはまた、処理回路に接続され、UEへの情報の入力が処理回路によって処理されることを可能にするように設定された、入力インターフェースを備える。UEは、処理回路に接続され、処理回路によって処理されているUEからの情報を出力するように設定された、出力インターフェースを備えてもよい。UEはまた、処理回路に接続され、UEに電力を供給するように設定された、バッテリーを備える。
【0089】
本明細書の実施形態はまた、無線ネットワークノードに関して上述した実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施するように設定された、無線ネットワークノードを含む。
【0090】
実施形態はまた、処理回路と電力供給回路とを備える無線ネットワークノードを含む。処理回路は、無線ネットワークノードに関して上述した実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施するように設定される。電力供給回路は、無線ネットワークノードに電力を供給するように設定される。
【0091】
実施形態は更に、処理回路を備える無線ネットワークノードを含む。処理回路は、無線ネットワークノードに関して上述した実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施するように設定される。いくつかの実施形態では、無線ネットワークノードは更に、通信回路を備える。
【0092】
実施形態は更に、処理回路とメモリとを備える無線ネットワークノードを含む。メモリは、処理回路によって実行可能な命令を含み、それにより、無線ネットワークノードは、無線ネットワークノードに関して上述した実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施するように設定される。
【0093】
より詳細には、上述の装置は、任意の機能的手段、モジュール、ユニット、または回路を実装することによって、本明細書の方法および他の任意の処理を実施してもよい。一実施形態では、例えば、装置は、方法の図に示されるステップを実施するように設定されたそれぞれの回路または回路を備える。回路または回路は、これに関して、特定の機能的処理を実施する専用の回路および/またはメモリと併用される1つもしくは複数のマイクロプロセッサを備えてもよい。例えば、回路は、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラ、ならびにデジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含んでもよい他のデジタルハードウェアを含んでもよい。処理回路は、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光学記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含んでもよい、メモリに格納されたプログラムコードを実行するように設定されてもよい。メモリに格納されたプログラムコードは、いくつかの実施形態では、1つまたは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書に記載する技法のうちの1つまたは複数を実施するための命令を含んでもよい。メモリを採用する実施形態では、メモリは、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると本明細書に記載する技法を実施する、プログラムコードを格納する。
【0094】
図12は、例えば、1つまたは複数の実施形態にしたがって実装されるような、無線デバイス1200(例えば、無線デバイス12Aまたはピア無線デバイス12B)を示している。図示されるように、無線デバイス1200は、処理回路1210と通信回路1220とを含む。通信回路1220(例えば、無線回路)は、例えば任意の通信技術を介して、情報を1つもしくは複数の他のノードに送信し、かつ/または1つもしくは複数の他のノードから受信するように設定される。かかる通信は、無線デバイス1200の内部または外部のいずれかにある1つもしくは複数のアンテナを介して行われてもよい。処理回路1210は、メモリ1230に格納された命令を実行することなどによって、上述の処理を実施するように設定される。処理回路1210は、これに関して、特定の機能的手段、ユニット、またはモジュールを実装してもよい。
【0095】
図13は、1つまたは複数の実施形態にしたがって実装されるようなネットワークノード1300(例えば、無線ネットワークノード14)を示している。図示されるように、ネットワークノード1300は、処理回路1310と通信回路1320とを含む。通信回路1320は、例えば任意の通信技術を介して、情報を1つもしくは複数の他のノードに送信し、かつ/または1つもしくは複数の他のノードから受信するように設定される。処理回路1310は、メモリ1330に格納された命令を実行することなどによって、上述の処理を実施するように設定される。処理回路1310は、これに関して、特定の機能的手段、ユニット、またはモジュールを実装してもよい。
【0096】
当業者であれば、本明細書の実施形態は更に、対応するコンピュータプログラムを含むことを認識するであろう。
【0097】
コンピュータプログラムは、装置の少なくとも1つのプロセッサ上で実行されると、装置に上述のそれぞれの処理のいずれかを実施させる命令を備える。コンピュータプログラムは、これに関して、上述の手段またはユニットに対応する1つまたは複数のコードモジュールを備えてもよい。
【0098】
実施形態は更に、かかるコンピュータプログラムを含むキャリアを含む。このキャリアは、電子信号、光学信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうち1つを備えてもよい。
【0099】
これに関して、本明細書の実施形態はまた、非一時的コンピュータ可読(記憶または記録)媒体に格納され、装置のプロセッサによって実行されると、装置に上述のように実施させる命令を備える、コンピュータプログラム製品を含む。
【0100】
実施形態は更に、コンピュータプログラム製品がコンピューティングデバイスによって実行されると、本明細書の実施形態のいずれかのステップを実施するためのプログラムコード部分を備える、コンピュータプログラム製品を含む。このコンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読記録媒体に格納されてもよい。
【0101】
以下、追加の実施形態について記載する。これらの実施形態のうち少なくともいくつかは、説明目的で、特定の文脈および/または無線ネットワークタイプにおいて適用可能であるものとして記載されることがあるが、実施形態は、明示的に記載されない他の文脈および/または無線ネットワークタイプにおいて同様に適用可能である。
【0102】
本明細書のいくつかの実施形態は、最初に第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によってリリース14で指定され、リリース15で拡張された、ロングタームエボリューション(Long-Term Evolution)V2Xに基づいた文脈において適用可能である。LTE V2Xは、車両通信を可能にする基本的特徴および拡張から成る。最も関連性がある態様の1つは、直接V2V(Vehicle-to-Vehicle)通信機能性の導入である。仕様は、図14に示されるような、V2P(車歩間または歩車間)、V2I(Vehicle-to-Infrastructure)など、他のタイプのV2X(Vehicle-to-Everything)通信をサポートする。
【0103】
これらの直接通信機能性は、最初にLTEのリリース12で規定されたような、ProSe(プロキシミティサービス)としても知られるLTE D2D(device-to-device)で構築され、車両通信の特定の特性を目標とする多くの重要な拡張を含む。例えば、LTE V2X動作は、ネットワークカバレッジを有しておよび有さずに可能であり、独立型のネットワークなし動作に対するサポートを含む、UE(ユーザ機器)とNW(ネットワーク)との間の対話の程度は様々である。
【0104】
LTE V2Xは主に、前方衝突警告、緊急ブレーキ、道路工事警告などのような基本的な交通安全の使用例を目標とする。V2X適用例をサポートする車両UEは、位置、速度および向きなどの自身の状態情報を、他の近隣車両、インフラストラクチャノード、および/または歩行者と交換することができる。車両によって伝送される一般的メッセージは、ETSIによって規定される、協調認識メッセージ(CAM)および分散型環境通知メッセージ(DENM)、またはSAE(自動車技術会)によって規定される、基本安全メッセージ(BSM)である。
【0105】
代わりにまたは加えて、本明細書のいくつかの実施形態は、V2X通信に関して開発された新無線(New Radio)(NR)バージョンに基づいた文脈において適用可能である。NR V2Xは主に、隊列走行、拡張センサ、先進運転、およびリモート運転の4つの使用例のグループにカテゴリ分けすることができる、基本的な交通安全サービスよりも先進的なV2Xサービスを目標とする。先進的なV2Xサービスは、待ち時間および信頼性に関する厳格な要件を満たすように、現行のNRシステムおよび新NRサイドリンク設計を拡張することを要するであろう。NR V2Xシステムはまた、より大きいシステム容量およびより良好なカバレッジを有するとともに、更に先進的なV2Xサービスおよび他のサービスの将来的な発展をサポートするように、簡単な拡張を可能にすることが予期される。
【0106】
NR V2Xの際立った特徴の1つは、LTE V2Xの場合のようなブロードキャスト送信のサポートに加えて、無線レイヤにおけるユニキャストおよびグループキャスト(マルチキャストとしても知られる)送信のサポートである。ユニキャストは、一対のUEが互いと通信することを意味し、グループキャストは、UEのグループが互いと通信するシナリオを指す。
【0107】
本明細書のいくつかの実施形態は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)と呼ばれる適応的再送信スキーム、特に3GPPで指定されるスキームに適用可能である。このスキームによれば、受信機がパケットの復号に成功したか失敗したかにそれぞれ応じて、パケットの受信機は肯定応答(ACK)または否定応答(NACK)を送信側に伝送する。ACKの場合、送信側は新しいパケットを送信し、NACKの場合、送信側は、最初のパケットの同じバージョンまたは異なるバージョンのどちらかを再送信する。単一のデータパケットに対して複数の再送信試行があり得る。従来、キャスティングモードがパケットのソースおよび宛先(例えば、ソースおよび宛先ID)を識別するいくつかの手法を有する場合が多いため、HARQはユニキャストおよびグループキャスト送信に最も適しており、それによってフィードバックおよびデータ再送信の両方が容易になる。従来、HARQは、フィードバックおよび再送信のいずれかが関心対象ではないブロードキャストモードでは使用されていなかった場合が多く、またはそれらの利益は、参加者が多数であることに関連する複雑さを上回ることがない。
【0108】
HARQメカニズムの重要な部分はHARQフィードバックである。そのため、アップリンク/ダウンリンク(即ち、Uuインターフェース)とサイドリンクとの間に明確な差がある。
【0109】
NRアップリンクおよびダウンリンクでは、HARQフィードバックの送信はgNBによってスケジューリングされて、ダウンリンク制御情報(DCI)を介してUEに通知される。アップリンクでは、ACK/NACKは物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)で伝送される。それぞれ異なる目的で、ACK/NACKを伝送する複数のPUCCHフォーマットがある。中でも、本開示に最も関連性があるフォーマットはPUCCHフォーマット0である。
【0110】
PUCCHフォーマット0は、NRにおける短いPUCCHフォーマットの1つであり、最大2ビットを送信することができる。これはHARQフィードバックおよびスケジューリング要求を伝送するのに使用される。PUCCHフォーマット0の基本はシーケンス選択であり、情報ビットは送信するシーケンスを選択する。送信されるシーケンスは、同じ基礎を成す長さ12のベースシーケンスの異なる位相回転によって生成される。したがって、位相回転は情報を伝達する。換言すれば、情報はいくつかの位相回転シーケンスの1つを選択する。PUCCHフォーマット0の例は図15で与えられる。
【0111】
特に、図15は、PUCCHフォーマット0におけるHARQ確認応答(ACK、NACKに対するA、N)およびスケジューリング要求(SR)の関数としての位相回転の例を示している。12の異なる位相回転が同じベースシーケンスに対して規定されて、最大12の異なる直交シーケンスが各ベースシーケンスから提供される。周波数領域内の線形位相回転は時間領域内で巡回シフトを適用することと等価であり、したがって、「巡回シフト」という用語は、場合によっては時間領域を暗示的に参照して使用される。
【0112】
PUCCHフォーマット0は、一般的に、スロットの終わりに送信され、1つまたは2つのOFDMシンボルに及ぶ。しかしながら、スロット内の他の位置でもPUCCHフォーマット0を送信することが可能である。
【0113】
NR SLユニキャストおよびグループキャストの場合、HARQを使用して送信の信頼性を改善することができる。物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)と称される新しい物理チャネルは、HARQフィードバック(即ち、ACKおよび/またはNACK)を受信機から送信機に伝達する。各PSFCHは、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)に関してHARQフィードバックを提供する。PSSCHは、一般的に、データパケットを伝達し、関連する物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)によってスケジューリングされる。グループキャストの場合、HARQフィードバックを伝送する2つの選択肢がある。選択肢1では、受信機UEはHARQ NACKのみを送信する。この選択肢の場合、全ての受信機UEがPSFCHを共有することがサポートされる。更に、いくつかの実施形態では、受信機UEのサブセットがPSFCHを共有する。選択肢2では、受信機UEはHARQ ACK/NACKを送信する。この選択肢の場合、各受信機UEがHARQ ACK/NACKに関して別個のPSFCHを使用することがサポートされる。更に、いくつかの実施形態では、受信機UEの全てまたはサブセットが、ACK送信のためにあるPSFCHを、またNACK送信のために別のPSFCHを共有する。
【0114】
上記2つの選択肢に加えて、送信機・受信機間距離は、グループキャストに関するHARQメカニズム全体を単純化する手段として使用されてもよい。具体的には、少なくとも上述の選択肢1に関して、UEは、そのUEからPSSCHの送信機UEまでの距離が、PSSCHで伝達されるメッセージの通信範囲要件以下である場合、PSSCHに関するHARQフィードバックを送信する。そうでなければ、UEはPSSCHに関するHARQフィードバックを送信しない。
【0115】
NRサイドリンクリソースプールは、時間および周波数両方の領域にわたる無線リソースから成る。周波数領域では、リソースプールは複数のサブチャネル(またはサブバンド)に分割され、各サブチャネルは多数の連続するリソースブロックから成る。サイドリンクにおける送信は、整数のサブチャネルを使用するであろう。時間領域では、リソースプールは不連続のスロットから成ってもよく、即ち、2つの連続するサイドリンクスロット間に非サイドリンクスロット(例えば、アップリンクスロットまたは特定の信号を送信するための専用スロット)が存在し得る。図16は、サイドリンクリソースプールのサブチャネルを示している。具体的には、図16は、3つのサブチャネルから成るNRサイドリンクリソースプールの一例を示している。PSCCHxおよびPSSCHxはそれぞれ、物理サイドリンク制御チャネルおよびそれに対応する物理サイドリンク共有チャネルを示す。
【0116】
本明細書のいくつかの実施形態は、有利には、サイドリンク通信の文脈におけるHARQフィードバックに関する問題に対処する。NRアップリンクおよびダウンリンクでは、gNBは、UEから/UEへのHARQフィードバックの送信に関して直交リソースをスケジューリングする。この調整のおかげで、異なるHARQフィードバックは、gNB側およびUE側の両方で常に区別可能である。アップリンクおよびダウンリンクにおける上述の状況とは異なり、サイドリンクの分散された性質によって、HARQフィードバックメカニズムの設計が非常に困難になる。具体的には、gNBの調整なしに効率的な手法で(例えば、最小限のシグナリングオーバーヘッドで)、(i)UEのHARQフィードバックに関するリソース選択、(ii)PSFCHの物理フォーマット、および(iii)HARQフィードバックとそれに対応するデータ送信との関連付けといった課題に対処する必要がある。
【0117】
上述の事項のいくつかは、以下によって少なくとも部分的に対処されてもよい。(i)NRサイドリンクは、スロット内のサイドリンクに利用可能な1つの最後の記号を使用する、シーケンスベースのPSFCHフォーマットをサポートする。PSFCHシーケンスはPUCCHフォーマット0を始点として使用する。(ii)少なくとも、スロット内のPSFCHが単一のPSSCHに応答する場合、設定されたリソースプール内でPSFCHの少なくとも周波数および/または符号領域を決定するのに、暗示的メカニズムが使用される。(iii)PSFCHリソースは、N個のスロットの周期で周期的に(予め)設定される。NはN={1,2,4}のセットから設定可能である。これは、PSFCHを伝送するリソースがN番目のサイドリンクスロットごとにのみ利用可能であることを意味する。
【0118】
上記にかかわらず、依然として解決すべき複数の問題がある。
【0119】
P1:PSFCHに関するリソースを決定する暗示的メカニズムの詳細。リソースプールはサブチャネルに分割され、PSSCHは、整数の連続するサブチャネルを使用して送信される。従来、そのPSSCHに対するPSFCHを伝送するのに、どのサブチャネルを使用すべきかの疑問が残っている。更に、2つのRBを占めるPUCCHフォーマット0に類似するPSFCHフォーマットの場合、従来、UEがPSFCHに対してRBをどのように選択するかは不明であった。
【0120】
P2:複数のUEからのPSFCHをグループキャストにどのように適応させるか。1つの方策は、異なるUEからのPSFCHを区別するのに、同じベースシーケンスの異なる位相回転を使用するものであるが、各UEに関して1ビットのフィードバックしか伝送しないという代償を伴うものであり、グループキャストにおけるUEの最大数は12に限定されたままであろう。これらの限定は常に望ましいものではない。この方策は、PUCCHフォーマット0設計の拡張とみなされてもよい。
【0121】
いくつかの問題は、N=2および4によって(即ち、PSFCHに関するリソースが各々のサイドリンクスロットで利用可能ではないことによって)生じるものであり、サイドリンクリソースプールが不連続スロットを含むことがあるという事実によって誇張される。
【0122】
P3:(PSFCH送信/受信のオーバーラップ):同じスロットでは、UEはHARQフィードバックを同時に送信および受信する必要がある。PSFCH送信のPSFCH送信/受信のオーバーラップまたは半二重の問題に関して、一例が図17で与えられ、PSFCHリソースはN=4スロットの期間で設定される。PSFCHリソースが利用可能な図17に示される最終スロットでは、UE 1は、HARQフィードバックをUE 3に伝送し、同時にHARQフィードバックをUE 2から受信する必要がある。通常、この同時の送信および受信は、半二重の課題として知られるハードウェアの限定によって不可能である。潜在的な解決策は、UEにフィードバック送信またはフィードバック受信のどちらかを中断させることであろう。しかしながら、中断のための判断基準は慎重に設計する必要があり、いずれの場合も、中断によってHARQメカニズムの性能は明らかに低減されるであろう。
【0123】
P4:(複数のHARQフィードバックを有するPSFCH送信):同じスロットで、UE 1は異なるPSSCHに対して複数のHARQフィードバックを伝送する必要がある。潜在的な解決策は、フィードバックのうち1つのみを送信することであろう。しかしながら、かかる解決策は性能の損失を招くことがある。別の潜在的な解決策は、周波数領域で複数のPSFCHを多重化し(各PSFCHは、1つのフィードバックに対するものであり、PUCCHフォーマット0のようなリソースブロックを占める)、多重化された信号を伝送することであろう。しかしながら、組み合わされた信号は望ましくない性質を有するため、かかる送信は妥当ではない。例えば、多重化されたPSFCHシーケンスにわたる相互変調は、個々のシーケンスのいくつかの望ましい性質を妨げるであろう。言及した課題に加えて、異なるPSSCHが異なるサブチャネル上で送信されて、PSFCHのリソース選択が複雑になる可能性がある。
【0124】
加えて、良好な設計は効率的な形で上述の問題を解決する必要がある。特に、設計は、個々の問題に対する解決策の影響のバランスを取る必要がある。
【0125】
本開示の特定の態様およびそれらの実施形態は、これらまたは他の課題に対する解決策を提供してもよい。上述の問題に対する解決策のセットが本明細書で提供されてもよい。例えば、PSFCHリソースおよびシーケンスを暗示的に決定するための様々な方法が、(ユニキャストおよびグループキャストの両方に関して)以下の通り提案される。
UEが無線リソースを決定し、PSFCHに関するシーケンスを生成する方法。方法は、送信機UE(即ち、PSSCHを送信するUE)のID、受信機UE(即ち、PSSCHを受信し、したがってPSFCHを送信するUE)のID、および送信機・受信機間距離を、様々な形で利用する。
フィードバックビットの受信機と関連するサブチャネルとの関係を利用する、1つのPSFCHで複数のHARQフィードバックビットを伝送する方法。
関連するHARQフィードバック情報の性質に基づいて、PSFCHに関連する動作(即ち、HARQフィードバックの送信または受信)を別の動作よりも優先する方法。
PSFCHの同時送信および受信を回避し、同時PSFCH送信を回避する、リソースを選択する方法。
【0126】
いくつかの実施形態は、全体として、以下の1つまたは複数を実施する。
TX UE IDを使用して、PSFCHシーケンスまたはベースシーケンスを選択する。
RX UE IDを使用して、PSFCHに関する選択されたリソースブロックをランダム化する。
送信機・受信機間距離を利用して、グループキャストにおけるHARQフィードバックの区別可能性を改善する(グループキャストにおけるPSFCHに対する直交リソースの数を増加させる)。
HARQフィードバックビットの意図される受信機間の関係を活用して、単一のPSFCH内でフィードバックビットを組み合わせるか否かを決定する。
ACKまたはNACKのどちらであるかに基づいた、PSFCHを優先順位付け。
PSFCH送信に関する情報を利用して、HARQフィードバックの送信と送信または送信と受信のオーバーラップを回避する。
【0127】
特定の実施形態は、以下の技術的利点の1つまたは複数を提供してもよい。
同じUEからまたは異なるUEから送信される、ACKとNACKとの区別可能性を最大限にする。
区別可能なHARQフィードバックを同じUEに伝送することができる、UEの数を最大限にする(即ち、グループキャストのシナリオ)。
PSFCHに関するリソースが各々のサイドリンクスロットで利用可能ではない設定によって生じる問題、即ち、PSFCHの同時送信および受信の問題、複数のHARQフィードバックを同じスロット内で送信することの問題(問題P3、P4を参照)による、損失を回避するかまたは最小限に抑える。
上述の全ての利点は、UE間で交換される余分なシグナリングオーバーヘッドをほとんどまたは全く伴わない。換言すれば、シグナリングは暗示的である。
【0128】
下記のいくつかの実施形態は、サイドリンクV2X通信の文脈で記載する。しかしながら、実施形態はいずれも、他のシナリオではD2D(device-to-device)通信が関与する、UE間の直接通信に利用可能である。
【0129】
本開示は、上述の問題(P1~4)に対するいくつかの解決策を含む。解決策は、1つを超える問題に対処することができ、解決策は様々な有意な形で組み合わせることができる。解決策は、ユニキャストもしくはグループキャストのどちらかまたは両方に適用することができる。更に、解決策は、ACKおよびNACKが存在するとき、ならびに一方のみ(例えば、上述の選択肢1のNACKのみ)が存在するときの両方に適用される。
【0130】
以下の記載は、各シーケンスベースのPSFCHが、PUCCHフォーマット0のように、1つのRBを占める(即ち、12のサブキャリアにマッピングされる、長さ12のシーケンス)ものと仮定するが、解決策はいずれのシーケンス長さにも適用可能である。
【0131】
以下の注釈は下記の記載で使用される。PSFCH-ACKは、ACKを伝達するPSFCHを指し、PSFCH-NACKはNACKを伝達するPSFCHを指す。送信機UE(即ち、TX UE)は、データパケット(即ち、PSSCH)を送信するUEを指し、受信機UE(即ち、RX UE)は、データパケットを受信するUEを指す。したがって、RX UEはPSFCHを伝送するUEである。
【0132】
解決策1(ユニキャストでのPSFCHに関するリソースおよびシーケンスの決定):
この解決策は問題P1およびP2に対処する。別個の(互いに疎な)リソースブロック(RB)は、同じPSSCHのPSFCH-ACKおよびPSFCH-NACKに割り当てられる。これらのRBのロケーションはRX UEの識別情報に応じて決まる。更に、PSFCH-ACKおよびPSFCH-NACKは、TX UEの識別情報に基づいて生成(または選択)される、同じシーケンスを使用する。
【0133】
この解決策の利点は次の通りである。第一に、PSFCH-ACKおよびPSFCH-NACKを異なるRBに分離することによって、PUCCHフォーマット0のように異なる位相回転を使用するよりも、TX UEにおいてACKおよびNACKをより明確に区別することが可能になる。第二に、RBを選択する際にRX UE IDを使用することによって、各PSFCHに生じる干渉をランダム化することが可能になって、多くのPSFCHに関してRBが選択され、したがって大きく干渉されるシナリオが回避される。これはまた、複数のPSFCHが同じスロット内で同じTX UEに伝送される場合に、TX UEが、PSFCHがどのRX UEから来るかを識別する助けとなる(ユニキャストの場合、一般的に、TX UEはRX UE IDを分かっており、その逆もまた真であることに留意されたい)。第三に、PSFCHシーケンスを選択する際にTX UE IDを使用することによって、PSFCHまたはいずれかの場所で明示的なシグナリングを要することなく、TX UEが所望のPSFCHを検出することが可能になる(例えば、TX UEは、シーケンスのコピーをローカルで生成することができ、ローカルシーケンスを受信したシーケンスと照合する)。
【0134】
解決策2(グループキャストでのPSFCHに関するシーケンスの決定):
この解決策は問題P1およびP2に対処する。PSFCHに関するベースシーケンスは、TX UEの識別情報に基づいて生成(または選択)され、RX UE IDを使用して、ベースシーケンスの位相回転(即ち、巡回シフト)を選択してPSFCHシーケンスが作成される。ACKおよびNACKの両方がHARQフィードバックが可能な場合、PSFCH-ACKおよびPSFCH-NACKは同じベースシーケンスを共有するが、互いに疎なリソースブロックを使用する。
【0135】
この解決策の利点は次の通りである:追加のシグナリングなしで、TX UEはどのベースシーケンスがPSFCHに使用されるか分かっている。TX UEは単に、ベースシーケンスの異なる巡回シフトを使用してブラインド検出を行って、いくつのACKおよびNACKが受信されているかを見つけ出すことができる。なお、各RX UEが自身のPSFCHに関して使用する巡回シフトはRX UE IDに基づいて選ばれるので、異なるRX UEからのPSFCHはTX UEにおいて区別可能である。
【0136】
解決策3(グループキャストでのPSFCHに関するリソースおよびシーケンスの決定)
この解決策は問題P1およびP2に対処する。TX UEの周りの空間は互いに疎な範囲間隔(または距離範囲)に分割される。各範囲間隔は、TX UEを中心とする内円および外円によって区切られる。例えば、TX UEの周りのエリアは、TX UEから(0,150m]、(150m,300m]、(300m,450m]、および[450m超]の距離範囲で4つの間隔に分割される。同じ範囲間隔に属する全てのRX UEは、自身のPSFCHに関して同じベースシーケンスを使用する。PSFCHベースシーケンスは、TX UEの識別情報とRX UEが属する距離範囲との組合せに基づいて生成(または選択)される。RX UE IDは、ベースシーケンスの位相回転(即ち、巡回シフト)を選択して、そのRX UEのPSFCHシーケンスを形成するのに使用される。一例が図18に与えられる。
【0137】
図18では、RX UEのセットが異なるグループに分割され、各グループはTX UEまでの同じ距離範囲を有する。この図では、RX UE 1およびRX UE 2は、TX UEまでの距離が同じ範囲d1に属するので、同じグループに属する。同様に、RX UE 3、RX UE 4、およびRX UE 5は、TX UEまでの距離が同じ範囲d2に属するので、別のグループに属し、その後も同様である。解決策3によれば、RX UE 1およびRX UE 2は、自身のPSFCHに関して同じベースシーケンスを共有し、各RX UEのIDはそのベースシーケンスの位相回転を選択するのに使用される。同じ原理がUEの他のグループに当てはまる。
【0138】
この解決策の1つの利点は、より多数の受信機をグループキャストに適応させる助けとなることである。具体的には、グループキャストの全てのRX UEが同じベースシーケンスを共有する場合とは対照的に、同じ距離範囲内のRX UEのみがPSFCHに関して同じベースシーケンスを共有する(ベースシーケンスは距離範囲に基づいて選択されるため)。更に、解決策は、TX UEが、グループキャスト内のいくつのRX UEがACKおよび/またはNACKを伝送しているかだけではなく、いくつが個々の距離範囲それぞれに関してACKおよび/またはNACKを伝送しているかを知る助けとなる。上述の解決策と同様に、この解決策は余分なシグナリングを要しない。
【0139】
解決策4(1つのPSFCHにおける複数のHARQフィードバック)
この解決策は問題P1およびP4に対処する。複数のHARQフィードバック(即ち、ACKおよび/またはNACK)が同じスロット内のRX UEから伝送されるべきである場合、各フィードバックは個々のPSSCHを目標とし、RX UEは、フィードバックがどのTX UEのセット(即ち、PSSCHを伝送したUE)を標的としているかをチェックし、以下を行う。
【0140】
セット内に1つしかTX UEがない(即ち、全てのフィードバックが同じTX UEを標的としている)場合、フィードバックビットは組み合わされ、単一のPSFCHで伝送される。フィードバックビットの異なる組合せは、符号領域内で、例えばPSFCHシーケンスの位相回転によって区別される。例えば、PUCCH 0の場合と同じように位相回転を使用して、1つのPSFCHで3ビット(即ち、(ACK,ACK,ACK)、(ACK,ACK,NACK)など、フィードバックビットの8つの組合せ)をシグナリングすることができる。更に、位相回転がサポートすることができるよりも多くのフィードバックビットが組み合わされる場合、ビットの一部を破棄することができる。フィードバックビットを破棄する規則は、時間優先(即ち、ビットは対応するPSSCHの送信時間にしたがって順序付けられる)か、もしくはPSSCHの優先順位、または送信時間と優先順位の組合せに基づくことができる。
【0141】
いくつかの実施形態では、PSSCHが異なるサブチャネルで送信される場合、サブチャネルの1つはPSFCHを送信するのに使用される。このサブチャネルを選択する規則は(予め)設定することができ、例えば、最も小さいインデックスを有するものが選択されるか、またはPSSCHが最も高い優先順位を有するものが送信される。PSSCHが同じサブチャネル内で送信される場合、そのサブチャネルがPSFCHに使用される。
【0142】
その他の場合(即ち、HARQフィードバックが異なるTX UEを標的とする場合)、フィードバックの1つがPSFCH内で伝送され、例えば、最も高い優先順位のPSSCHと関連付けられたHARQフィードバックが伝送される(更に解決策6を参照)。
【0143】
この解決策の利点は、HARQフィードバックの容量を改善することである。具体的には、複数のHARQフィードバックを1つのPSFCHで伝送することが可能になるが、どのサブチャネルが使用されるべきかに関して、TX UEとRX UEとの間で明示的なシグナリングを必要としない。更に、解決策は、一般的に、サポートされていない場合よりもデータパケットごとにより多数のフィードバックビットを要する、コードブロックグループ(CBG)ごとのHARQフィードバックがサポートされる場合に特に有用であり得る。この場合、各PSSCHはコードブロックまたはコードブロックグループを表す。
【0144】
解決策5(PSFCHに関するサブチャネル選択における優先順位付け)
PSFCHを送信するのに、UEは、標的のPSSCHのサブチャネルと同じサブチャネルを使用することを優先する。この解決策の利点は、RX UEがPSFCHに関して使用するであろうサブチャネルインデックスをシグナリングする必要性が回避されることである。したがって、この解決策は問題P1に対処する。なお、複数のHARQフィードバックがある場合、特定の例では、フィードバックを組み合わせ、解決策5に記載したようなサブチャネルの1つで伝送することができる。
【0145】
解決策6(HARQフィードバック送信/受信における優先順位付け)
この解決策は問題P3およびP4に対処する。UEが、複数のPSFCH関連動作を同時に実施する(例えば、PSFCHを同時に送信および受信する、または複数のフィードバックを同時に送信する)必要がある場合、UEは、特定の規則に基づいて動作の1つを優先することができる。一例として、グループキャストでは、UEがACKおよびNACKを同じスロット内で伝送する必要がある場合、UEはNACK送信を優先する。これは、データパケットの送信機にとって、再送信を実施するために、パケットを復号できなかった受信機があるかどうか(即ち、NACKが存在するかどうか)を知ることが最も重要なためである。いくつのNACKが存在するかを送信機が知ろうとすることも一般的である。
【0146】
別の例として、ユニキャストでは、UEが同じスロット内でNACKを伝送し、別のPSFCHを受信する必要がある場合、UEはPSFCH受信を優先する。これは、ユニキャストでは、HARQフィードバックの受信は一般的にNACKと解釈されないためである。
【0147】
別の例では、ユニキャストにおいて、UEが同じスロット内でACKおよびNACKを伝送する必要がある場合、UEはACK送信を優先する。これは、ユニキャストでは、HARQフィードバックの受信は一般的にNACKと解釈されないためである。
【0148】
解決策7(PSFCHのためのリソース選択)
この解決策は問題P3およびP4に対処する。リソース選択アルゴリズムは、将来のPSFCH送信および/または受信を考慮に入れる。この解決策では、UEがHARQフィードバックを伝送または受信する必要がある時間スロットを分かっていて、同じUEまたは別のUEが、データ送信のためのリソースを検索するときに、利用可能なリソースのセットから特定のリソースのセットを除外する。結果として、PSFCH送信/受信のオーバーラップまたは複数のPSFCHの同時送信という状況を回避することができる。
【0149】
解決策の組合せおよび適用可能性
上述したように、解決策は様々な有意の形で組み合わせることができる。解決策は、ユニキャストもしくはグループキャストのどちらかまたは両方に適用することができる。例えば、上述の解決策1~7を参照すると:
解決策1、4、5、6、7はユニキャストに適用可能であってもよい。
解決策2、3、5、6、7はグループキャストに適用可能であってもよい。
【0150】
上述の解決策に関する実施形態
解決策1に関する実施形態
この実施形態によれば、UEは、以下のことによって、PSSCHに応答して、シーケンスベースのPSFCHを送信するためのリソースを選択する。
PSFCH-ACKおよびPSFCH-NACKに対してオーバーラップしないリソースブロック(RB)を選択する。RBのロケーションは、規則にしたがってUEの識別情報に基づいて選択される。
PSFCH-ACKおよびPSFCH-NACKに対して同じシーケンスを使用する。シーケンスは、規則にしたがってPSSCHの送信機UEの識別情報に基づいて生成される。
【0151】
いくつかの実施形態では、PSFCHを送信するためのリソースは、時間、周波数、空間、および符号領域の任意の組合せにおけるリソースを含む。
【0152】
いくつかの実施形態では、UEの識別情報はUEの物理レイヤ識別情報である。
【0153】
いくつかの実施形態では、選択されたRBは2つの連続するRBを備える。
【0154】
いくつかの実施形態では、PSSCHの送信機UEの識別情報は、PSSCHの送信機UEの物理レイヤIDであり、IDはPSSCHをスケジューリングするPSCCHで示される。
【0155】
いくつかの実施形態では、上述の実施形態で規定した規則は、ネットワークノードによって(予め)設定され、UEおよびPSSCHの送信機UEに伝送される。他のいくつかの例では、規則は、PSSCHの送信機UEによって設定され、サイドリンクシグナリングを介して受信機UEに伝送される。他のいくつかの例では、規則は、ネットワークノードおよびPSSCHの送信機UEの両方によって設定される。
【0156】
解決策2に関する実施形態
この実施形態によれば、UEは、以下のことによって、PSSCHに応答して、シーケンスベースのPSFCHを送信するためのシーケンスを選択する。
規則にしたがって、PSSCHの送信機UEの識別情報に基づいて、PSFCHに関するベースシーケンスを選択する。
位相回転をベースシーケンスに適用する。位相回転は、規則にしたがってUEの識別情報に基づく。
【0157】
いくつかの実施形態では、PSFCH-ACKおよびPSFCH-NACKの両方を要する場合、規則にしたがって、PSFCH-ACKおよびPSFCH-NACKに関して互いに疎なリソースブロックが選択される。一例では、リソースブロックは連続するリソースブロックである。
【0158】
いくつかの実施形態では、UEの識別情報はUEの物理レイヤ識別情報である。
【0159】
いくつかの実施形態では、PSSCHの送信機UEの識別情報は、PSSCHの送信機UEの物理レイヤIDであり、IDはPSCCHで示されてPSSCHをスケジューリングする。
【0160】
いくつかの実施形態では、上述の実施形態で規定した規則は、ネットワークノードによって(予め)設定され、UEおよびPSSCHの送信機UEに伝送される。他のいくつかの例では、規則は、PSSCHの送信機UEによって設定され、サイドリンクシグナリングを介して受信機UEに伝送される。他のいくつかの例では、規則は、ネットワークノードおよびPSSCHの送信機UEの両方によって設定される。
【0161】
解決策3に関する実施形態
この実施形態によれば、UEは、以下のことによって、PSSCHに応答して、シーケンスベースのPSFCHを選択/生成する。
PSSCHの制御情報によって示される識別情報と、UEからPSSCHの送信機UEまでの距離との組合せに基づいて、PSFCHに関するベースシーケンスを選択する。選択は規則にしたがう。
位相回転をベースシーケンスに適用する。位相回転は、規則にしたがってUEの識別情報に基づく。
【0162】
いくつかの実施形態では、PSSCHの制御情報によって示される識別情報(PSFCHシーケンスを生成または選択するのに使用される)は、PSSCHのTX UEの物理レイヤIDであり、IDはPSCCHで伝送されてPSSCHをスケジューリングする。
【0163】
いくつかの実施形態では、UEの識別情報はUEの物理レイヤ識別情報である。
【0164】
いくつかの実施形態では、上述の実施形態で規定した規則は、ネットワークノードによって(予め)設定され、UEおよびPSSCHの送信機UEに伝送される。他のいくつかの例では、規則は、PSSCHの送信機UEによって設定され、サイドリンクシグナリングを介して受信機UEに伝送される。他のいくつかの例では、規則は、ネットワークノードおよびPSSCHの送信機UEの両方によって設定される。
【0165】
解決策4に関する実施形態
この実施形態によれば、UEは、以下のことによって、シーケンスベースのPSFCHを選択/生成して、複数のPSSCHに応答して複数のHARQフィードバックを送信する。
フィードバックが標的としているTX UEのセット(即ち、PSSCHの送信機UE)を決定する。
セット内にTX UEが1つしかないという決定に応答して、フィードバックを単一のPSFCHに組み合わせる。
PSFCHを決定されたTX UEに伝送する。
【0166】
いくつかの実施形態では、フィードバックを1つのPSFCHに組み合わせることは、位相回転をベースシーケンスに適用することによって達成される。フィードバックビットは特定の規則にしたがって位相回転を決定する。一例では、規則はネットワークノードによって(予め)設定される。
【0167】
いくつかの実施形態では、PSSCHが送信されるサブチャネルの中から、特定の規則にしたがってPSFCHに関するサブチャネルが選択される。例えば、最も小さいインデックスを有するサブチャネルが選択される。ある例では、ネットワークノードは規則を(予め)設定する。
【0168】
いくつかの実施形態では、セット内に複数のTX UEがあるという決定に応答して、1つのフィードバックのみを選択し、PSFCH内の対応するUEに伝送する。一例では、選択されたフィードバックは、最も優先順位が高いデータパケットと関連付けられる。
【0169】
解決策5に関する実施形態
この実施形態によれば、UEは、PSFCHを送信するための関連するPSSCHのサブチャネルとして、同じサブチャネルを使用することを優先する。
【0170】
いくつかの実施形態では、PSSCHが複数のサブチャネルを使用して送信される場合、対応するPSFCHは、複数のサブチャネルの中で最も小さいインデックスを有するサブチャネルを使用して送信される。
【0171】
解決策6に関する実施形態
この実施形態によれば、UEは、関連するHARQフィードバック情報の性質(即ち、フィードバックがACKかまたはNACKか)、および関連する通信がユニキャストかまたはグループキャストかに基づいて、1つのPSFCH関連動作(即ち、HARQフィードバックの送信または受信)を別のPSFCH関連動作よりも優先する。
【0172】
いくつかの実施形態では、グループキャストにおいて、UEは、ACKを送信することよりもNACKを送信することを優先する。
【0173】
いくつかの実施形態では、ユニキャストにおいて、UEは、NACKを送信することよりもACKを受信することを優先する。
【0174】
いくつかの実施形態では、ユニキャストにおいて、UEは、NACKを送信することよりもACKを送信することを優先する。
【0175】
解決策7に関する実施形態
この部分は、上述の半二重の課題および同時送信の課題を解決する、方法のセットについて記載する。
【0176】
(i)t1におけるUE 1からUE 2へ、および(ii)t2におけるUE 3からUE 1への2つのユニキャスト送信のシナリオについて検討する。また、明示的または暗示的な指示がPSCCHおよび/またはPSSCHに含まれ、受信機UEにHARQフィードバックが予期されることを通知するものと仮定する。
【0177】
一実施形態では、UEは、UEが関与する将来のPSFCH送信に基づいて、自身のデータ送信に関するリソースを選択し、即ち、UEはPSFCH送信の送信機または受信機のどちらかである。
【0178】
t1>t2である一代替例では、UE 1は最初にデータをUE 3から受信し、それからデータをUE 2に伝送する。この場合、UE 1は、時間t2+d(dはPSFCHリソースプールの時間ロケーションに応じて決まる)においてPSFCHをUE 3に伝送する必要があることを認識している。したがって、UE 1がUE 2に対する自身のデータ送信のためにリソースを選択するとき、PSFCHリソースプールの現在の期間に属するリソースを除外する。一例では、リソースの除外は、始点がt2+dよりも遅いリソース選択ウィンドウを導入することによって実現される。この解決策は図19に示されており、UE 1は最初にデータをUE 3から受信し、それからデータをUE 2に伝送する。この例では、PSFCHに関するリソースは4スロットごとに利用可能である(即ち、N=4)。
【0179】
t1<t2である別の代替例では、UE 1は最初にデータをUE 2に伝送し、それからデータをUE 3から受信する。この場合、UE 3は、UE 1が最も近いPSFCHリソースにおいてHARQフィードバックを予期していることを認識している場合がある。なお、これは、上述したように、UE(例えば、UE 1)が、HARQフィードバックを予期していることを示す指示を、PSCCHに含むためである。このように、UE 3がUE 1に対する自身のデータ送信のためにリソースを選択するとき、PSFCHリソースプールの現在の期間に属するリソースを除外する。一例では、リソースの除外は、始点がt1+dよりも遅いリソース選択ウィンドウを導入することによって実現される。この解決策は図20に示されており、UE 1は最初にデータをUE 2に伝送し、それからデータをUE 3から受信する。なお、UE 3は、UE 1からUE 2へのデータ送信を復号することができ、その知識を、UE 3がUE 1にデータ送信するためのリソースを選択するのに使用する。この例では、PSFCHに関するリソースは4スロットごとに利用可能である(即ち、N=4)。
【0180】
上述の記載は、PSFCHによって伝達されるHARQフィードバックのみに焦点を当てていた。しかしながら、本明細書の実施形態は、他の情報がPSFCHに含まれる場合にも依然として適用することができる。実施形態は主に、SLユニキャストの観点から記載している。しかしながら、本明細書の実施形態は、SLグループキャストにも拡張することができる。
【0181】
実施形態は、UEが送信を自律的に選択するSLモード、例えばNR SLモード2に関して記載している。しかしながら、実施形態はまた、NWがデータ送信またはPSFCHリソースをUEに割り当てるSLモード、例えばNR SLモード1に適用することができる。
【0182】
いくつかの実施形態では、HARQフィードバックは、(事前)設定に基づいて使用可能および使用不能にされるべきである。いくつかの実施形態では、HARQの有効化/無効化は、輻輳制御およびV2Xサービス要件を考慮し、一般的なQoSフレームワークの一部である。
【0183】
更に、受信機UEに対する指示は、いくつかの実施形態では、HARQフィードバックが要求されるかどうかのサイドリンク制御情報(SCI)に含まれる。例えば、オンにされた場合にHARQフィードバックの必要性を示すフラグである。いくつかの実施形態では、それ故、SCIは、対応するHARQフィードバックの存在を示すフィールド、即ち、PSSCH復号の成果に基づいたACKまたはNACKを伝送する。
【0184】
いくつかの実施形態では、TX-RX距離ベースのHARQフィードバックは、少なくともグループキャストの選択肢1に関してサポートされ、UEは、TX-RX距離が通信範囲要件以下である場合にのみHARQフィードバックを送信する。また、この機能性をサポートするため、TX-RX距離は、RX UEのロケーションおよびTX UEのロケーションに基づいてRX UEによって推定される。それ故、次の疑問は、ロケーションをどのように規定するか、およびTX UEのロケーションについてRX UEにどのように通知するかである。
【0185】
第一に、地理座標は、1)ロケーション情報をより正確に表すことができ、2)NWのカバレッジ内およびカバレッジ外両方のシナリオに使用することができるので、ロケーションを規定するのに良好な手法である。しかしながら、完全GPS座標は通常、数十ビットのサイズを有し、SCIで伝送される場合に大きすぎるオーバーヘッドであることがある。したがって、PC5-RRCメッセージは、いくつかの実施形態では、比較的大きいサイズの地理座標を伝達するのに使用される。他方で、PC5-RRCメッセージの送信は非常に低頻度であり得るので、PC5-RRCのみに依存すると、ロケーション情報が十分に更新されないことがある。したがって、いくつかの実施形態は、PC5-RRCをSCIで伝達される下層情報と組み合わせ、その場合、SCIは、最新のPC5-RRCメッセージで伝送されたロケーションと比較した相対移動を含むことができる。更に、各UEは、他のUEのL1ソースIDとそれぞれのロケーションとの間のマッピングを格納してもよい。このように、TX UEのL1ソースIDを含むSCIを復号した後、RX UEは、以前格納されたロケーション情報をどのように正確にTX UEに接続し、次にTX-RX距離を計算するかが分かる。いくつかの実施形態では、次に、その地理座標がロケーション情報を表すのに使用される。TX UEのロケーションは、PC5-RRCおよびSCIを介して併せて伝送することができる。RX UEは、TX UEのL1ソースIDとそれぞれのロケーションとの間のマッピングを格納する。
【0186】
TX UEのロケーションを、PC5-RRCおよびSCIを介して併せて伝送することで、オーバーヘッドを低減することができるが、いくつかのシナリオに関しては面倒なことが残っていることがある。この課題を解決するため、RSRPベースおよび距離ベース両方のHARQフィードバックが、サポートされてもよく、(予め)設定することができる。また、ネットワークが、RSRPおよび距離の両方を使用するように、UEを(予め)設定することがあってもよく、この場合、UEは、両方の判断基準が満たされる場合のみ、HARQフィードバック送信をスキップすることが可能になる。サイドリンクグループキャストの場合、距離およびRSRPの両方がベースのHARQフィードバック判断基準がサポートされ、(予め)設定できることが提案される。
【0187】
いくつかの実施形態によるPSFCHリソース割当てについて検討する。いくつかの実施形態では、Kは、Uuにおける検討事項と整合される、UE能力に基づいて決定される。スロット内の追加のDMRS機会(V2Xシナリオに関してより関連性が高い)を有するDMRS設定の場合、NR UuにおけるDL受信の最小UE処理時間は以下の表に与えられる。
【0188】
ベースラインUE能力の最小処理時間、およびPSFCHの可能なスロット構造(例えば、1つまたは2つのPSFCHシンボル、PSFCHの後の1つのGPシンボルおよびPSFCHの前の1つのAGCシンボル)を考慮に入れることによって、Kは、いくつかの実施形態におけるサブキャリア間隔にかかわらず、少なくとも2であってもよい。いくつかの実施形態では、それ故、全てのSCSに関して少なくともK=2をサポートする。15kHzおよび30kHzの場合のK=1はFFSである。
【0189】
加えて、設定されたリソースプール内で、PSSCHに応答してPSFCHの周波数および/または符号領域リソースを決定するのに、暗示的メカニズムが使用されるべきである。次に、ユニキャストおよびグループキャストそれぞれに関する、暗示的PSFCHリソース割当てメカニズムについて検討する。
【0190】
サイドリンクユニキャストの場合、PSFCHに使用されるRBは、関連するPSSCHによって使用されるサブチャネル内に制限されてもよい。また、ACKおよびNACKを異なるRB上で伝送することがより有益である。更に、同じ時間周波数リソース内で生じる異なるPSSCHに応答してPSFCH送信を区別するため、選択されたPSFCHリソースはTX UEのL1ソースIDに応じて決まってもよい。IDは、HARQフィードバックに関するベースシーケンスを選択するのに使用することができる。したがって、ユニキャストに関する暗示的メカニズムは次式によって与えられ得る。ユニキャストのPSFCHリソース(RB、コード)=関数(PSSCHサブチャネル、TX UEのL1ソースID、復号の成果)。
【0191】
以下は、サイドリンクユニキャストに関して提案され、PSFCHリソース(RB、コード)=関数(PSSCHサブチャネル、TX UEのL1ソースID、復号の成果)である。
a.使用されるRBは、関連するPSSCH送信のサブチャネル内に制限される。
b.ACKおよびNACKは、サブチャネル内の異なるRBを使用して送信される。
c.使用されるコードは、TX UEのL1ソースIDによって選択される。
【0192】
サイドリンクグループキャストに関して、検討事項は同様である。しかしながら、各RX UEは、選択肢2に関してHARQ ACK/NACKに別個のPSFCHを使用してもよく、グループ内の各RX UEは区別する必要がある。TX UEの場合、どのRX UEがパケットを受信したかまたはしていないかを正確に理解する必要がないので、各RX UEのIDを知っている必要はない。他方で、重要なのは、全てのRX UEがパケットの受信に成功したか否かをTX UEに認識させることである。そうでなければ、TX UEは別の再送信を実施することができる。この目的のため、1つのグループキャストに関して、TX UEのL1ソースIDに応じて、RX UEの全てのPSFCHリソースに使用されるベースシーケンスは同じであるべきである。その上更に、各RX UEは、ベースシーケンスに適用される巡回シフトを選択することができ、その場合、巡回シフトはRX UEのソースIDに応じて決まる。このように、TXおよびRX UEの間の追加のシグナリングなしで、TX UEは依然として、どのベースシーケンスをPSFCHリソースが使用したかを知っており、それ故、ベースシーケンス全ての可能な巡回シフトにわたってブラインド検出を実施することができる。巡回シフトの可能な値は前もって設定することができる。したがって、グループキャストに関する暗示的メカニズムは次式によって与えられ得る。グループキャストのPSFCHリソース(RB、コード)=関数(PSSCHサブチャネル、TX UEのL1ソースID、復号の成果、RX UEのソースID)。
【0193】
したがって、サイドリンクグループキャストに関して、PSFCHリソース(RB、コード)=関数(PSSCHサブチャネル、TX UEのL1ソースID、復号の成果、RX UEのソースID)である。
d.使用されるRBは、関連するPSSCH送信のサブチャネル内に制限される。
e.ACKおよびNACK送信はFDM多重化される。
f.使用されるコードのベースシーケンスは、TX UEのL1ソースIDによって選択される。
g.ベースシーケンスに適用される巡回シフトはRX UEのIDによって選択される。
【0194】
次に、グループキャスト受信機が選択肢1および選択肢2の両方に関してPSFCHをどのように共有するかについて検討する。受信機のサブセットがACK/NACKに関して1つのPSFCHリソースを共有するのが有益な場合がある。サブセットの選択は、それらのロケーション、即ちそれらそれぞれのTx-Rx距離に応じて決まる。例えば、図18では、範囲d1に属するUE(UE 1およびUE 2)は、PSFCHリソース1上でNACKフィードバック(FB)を伝送し、範囲d2に属するUE(UE 3、UE 4、およびUE 5)は、PSFCHリソース2上でNACKフィードバック(FB)を伝送し、範囲d3に属するUE(UE 6およびUE 7)は、PSFCHリソース3上でNACKフィードバック(FB)を伝送する。このように、Rx UEのサブセットは1つのPSFCHリソースを共有し、サブセット選択はRx UEのロケーションに応じて決まる。
【0195】
次に、いくつかのシナリオに関して、グループキャストRx UEを、Tx UEまでの距離に応じて、サブセットに分割するのが有益であり得ることを観察する。異なるサブセットは、HARQフィードバックを伝送するために異なるPSFCHリソースを使用する。
【0196】
上記で分析したように、選択肢1および選択肢2の両方に関して、PSFCHを共有する受信機UEのサブセットをサポートするのが有用である。UEのサブセットのみがHARQフィードバックを伝送するか、またはUEの1つを超えるサブセットが異なるPSFCHリソース上でHARQフィードバックを送信するのが可能である。特に、選択肢2では、グループ内により多数の受信機があると、各受信機UEがHARQ ACK/NACKのために別個のPSFCHを使用した場合、消費されるPSFCHリソースが多くなりすぎる。これによってシステム全体の性能が低下する。なお、PSFCHリソースはシステムの全てのUEによって共有する必要がある。したがって、この場合、ACKおよびNACKフィードバックは特定のリソースのセットに限定されるべきである。例えば、1つのSLグループキャスト接続に関して、1つのPSFCHリソースが全てのACK送信に使用され、別のPSFCHリソースが全てのNACK送信に使用される。更に、PSFCHを共有する受信UEのサブセットは、例えば、図18に示されるようなそれらと送信機UEとの距離に応じて、外側ループリンク適応にも有益である。このように、送信機UEは、その送信がどれだけ遠く達し得るかをより良く把握する。
【0197】
グループキャストの選択肢1に関して、受信機UEのサブセットがPSFCHを共有するのをサポートすることが提案される。グループキャストの選択肢2に関して、受信機UEの全てまたはサブセットが、ACK送信のためにあるPSFCHを、またNACK送信のために別のPSFCHを共有する事が提案される。
【0198】
加えて、輻輳に基づいて選択肢1および選択肢2を混合することは不要であり、同じグループに属する各UEに関して別個のRRC設定を要するであろう。輻輳ネットワークの場合、PSFCHリソースに対する制限は、グループに属するUEのサブセットの中で同じPSFCHリソースを共有することによって回避することができる。いくつかの実施形態では、NR SLが、グループキャスト送信に関して選択肢1および選択肢2の混合をサポートしないことが提案される。
【0199】
更に、復号できなかった場合に、グループ内の全てのUEにHARQ再送信を要求させることで、システムの観点から性能が低下する。したがって、再送信自体に対する制約が両方のHARQの選択肢に関して考慮されてもよい。1つのかかる判断基準は、HARQ ACKまたはNACKに関する閾値を予め規定することである。例えば、UEは、受信したHARQ NACKの総数が閾値を上回る場合のみ、パケットを再送信し、またはUEは、特定の数のHARQ ACKが受信された場合、パケットを再送信しない。いくつかの実施形態では、輻輳制御の目的で、TBの再送信に対する制約が両方のHARQの選択肢に適用されることが提案される。
【0200】
次に、PSFCH TX/RXオーバーラップ、複数のUEに対するPSFCH TX、および同じUEに対する複数のHARQフィードバックを含むPSFCH TXを含む、PSFCH送信および受信の3つの事例をどのように扱うかについて検討する。単純な統一された解決策は優先順位付けである。より具体的には、RX UEは、例えば、対応するサービスのQoS要件に応じた(予め)設定された規則に基づいて、PSFCH TXおよびRXの間で優先順位を付けるか、複数のUEに対するPSFCH TXの中で優先順位を付けるか、または同じUEに対する複数のHARQフィードバックを含むPSFCH TXの中で優先順位を付けることができる。あるいは、優先順位付けはまた、UE実装次第であることができる。
【0201】
優先順位付けは、PSFCH TX/RXオーバーラップ、複数のUEに対するPSFCH TX、および同じUEに対する複数のHARQフィードバックを含むPSFCH TXを含む、PSFCH送信および受信の3つの可能な事例を扱う野に適用される。優先順位付けが、(予め)設定された規則に基づくか、またはUE実装次第である場合はFFSである。
【0202】
本明細書に記載する主題は、任意の好適な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムにおいて実装されてもよいが、本明細書に開示する実施形態は、図21に示される例示の無線ネットワークなどの無線ネットワークに関連して記載する。単純にするため、図21の無線ネットワークは、ネットワーク2106、ネットワークノード2160および2160b、ならびにWD 2110、2110b、および2110cのみを示している。実際には、無線ネットワークは更に、無線デバイス間の通信、あるいは無線デバイスと、固定電話、サービスプロバイダ、または他の任意のネットワークノードもしくはエンドデバイスなど、別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに好適な、任意の追加の要素を含んでもよい。例示される構成要素のうち、ネットワークノード2160および無線デバイス(WD)2110が、追加の詳細とともに示される。無線ネットワークは、通信および他のタイプのサービスを1つまたは複数の無線デバイスに提供して、無線デバイスの、無線ネットワークへのアクセス、および/または、無線ネットワークによってもしくは無線ネットワークを介して提供されるサービスの使用を容易にしてもよい。
【0203】
無線ネットワークは、任意のタイプの通信、電気通信、データ、セルラ、および/もしくは無線ネットワーク、または他の同様のタイプのシステムを備え、および/あるいはそれらとインターフェース接続してもよい。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、特定の規格または他のタイプの予め規定された規則もしくは手順にしたがって動作するように設定されてもよい。したがって、無線ネットワークの特定の実施形態は、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)、ロングタームエボリューション(Long-Term Evolution)、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)、および/または他の好適な2G、3G、4G、もしくは5G規格などの通信規格、IEEE802.11規格などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/あるいは、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMax)、Bluetooth、Z-Waveおよび/またはZigBee規格などの他の任意の適切な無線通信規格を実装してもよい。
【0204】
ネットワーク2106は、1つまたは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間の通信を可能にする他のネットワークを備えてもよい。
【0205】
ネットワークノード2160およびWD 2110は、更に詳細に後述する様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、無線ネットワークにおいて無線接続を提供することなど、ネットワークノードおよび/または無線デバイスの機能性を提供するために共に働く。異なる実施形態では、無線ネットワークは、任意の数の有線もしくは無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、中継局、ならびに/あるいは有線接続を介してかまたは無線接続を介してかにかかわらず、データおよび/もしくは信号の通信を容易にするかまたはその通信に参加してもよい、他の任意の構成要素もしくはシステムを備えてもよい。
【0206】
本明細書で使用するとき、ネットワークノードは、無線デバイスと、ならびに/あるいは、無線デバイスへの無線アクセスを可能にし、および/もしくは提供するための、および/または、無線ネットワークにおいて他の機能(例えば、アドミニストレーション)を実施するための、無線ネットワーク中の他のネットワークノードまたは機器と、直接または間接的に通信することが可能な、そうするように設定された、設定された、および/または動作可能な機器を指す。ネットワークノードの例としては、非限定的に、アクセスポイント(AP)(例えば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(例えば、無線基地局、ノードB、エボルブドノードB(eNB)、およびNRノードB(gNB))が挙げられる。基地局は、基地局が提供するカバレッジの量(または、言い換えれば、基地局の送信電力レベル)に基づいてカテゴリ分類されてもよく、その場合、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局と呼ばれることもある。基地局は、リレーを制御するリレーノードまたはリレードナーノードであってもよい。ネットワークノードはまた、リモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれる場合がある、集中型デジタルユニットおよび/またはリモート無線ユニット(RRU)など、分散型無線基地局の1つもしくは複数(または全て)の部分を含んでもよい。かかるリモート無線ユニットは、アンテナ統合無線機としてアンテナと統合されてもよくまたはされなくてもよい。分散型無線基地局の部分は、分散型アンテナシステム(DAS)内のノードと呼ばれることもある。ネットワークノードの他の更なる例としては、マルチ規格無線(MSR)BSなどのMSR機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)もしくは基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、ベーストランシーバ基地局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(例えば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、測位ノード(例えば、E-SMLC)、および/またはMDTが挙げられる。別の例として、ネットワークノードは、更に詳細に後述するように、仮想ネットワークノードであってもよい。しかしながら、より一般的に、ネットワークノードは、無線ネットワークへのアクセスを可能にし、および/もしくは無線デバイスに提供し、または、無線ネットワークにアクセスした無線デバイスに何らかのサービスを提供することが可能な、そのように設定された、配置された、および/または動作可能な任意の好適なデバイス(またはデバイスのグループ)を表してもよい。
【0207】
図21では、ネットワークノード2160は、処理回路2170と、デバイス可読媒体2180と、インターフェース2190と、補助機器2184と、電源2186と、電力回路2187と、アンテナ2162とを含む。図21の例示の無線ネットワークに示されるネットワークノード2160は、ハードウェア構成要素の例示の組合せを含むデバイスを表してもよいが、他の実施形態は、構成要素の別の組合せを有するネットワークノードを備えてもよい。ネットワークノードは、本明細書に開示するタスク、特徴、機能、および方法を実施するのに必要とされるハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の好適な組合せを備えることが理解されるべきである。更に、ネットワークノード2160の構成要素は、より大きいボックス内に位置する、または複数のボックス内で入れ子にされた、単一のボックスとして示されているが、実際には、ネットワークノードは、単一の例示の構成要素を組成する複数の異なる物理的構成要素を備えてもよい(例えば、デバイス可読媒体2180は、複数の別個のハードドライブならびに複数のRAMモジュールを備えてもよい)。
【0208】
同様に、ネットワークノード2160は、複数の物理的に別個の構成要素(例えば、ノードB構成要素およびRNC構成要素、またはBTS構成要素およびBSC構成要素など)で設定されてもよく、それらは各々自身のそれぞれの構成要素を有してもよい。ネットワークノード2160が複数の別個の構成要素(例えば、BTS構成要素およびBSC構成要素)を備える特定のシナリオでは、別個の構成要素のうち1つまたは複数が、いくつかのネットワークノードの中で共有されてもよい。例えば、単一のRNCが複数のノードBを制御してもよい。かかるシナリオでは、一意のノードBおよびRNCの各対は、いくつかの事例では、単一の別個のネットワークノードとみなされてもよい。いくつかの実施形態では、ネットワークノード2160は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように設定されてもよい。かかる実施形態では、いくつかの構成要素は複製されてもよく(例えば、異なるRATに関する別個のデバイス可読媒体2180)、いくつかの構成要素は再使用されてもよい(例えば、同じアンテナ2162がRATによって共有されてもよい)。ネットワークノード2160はまた、ネットワークノード2160に統合された、例えば、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術に関する様々な例示される構成要素の複数のセットを含んでもよい。これらの無線技術は、同じもしくは異なるチップまたはチップのセット、およびネットワークノード2160内の他の構成要素に統合されてもよい。
【0209】
処理回路2170は、ネットワークノードによって提供されているものとして本明細書に記載する、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(例えば、特定の取得動作)を実施するように設定される。処理回路2170によって実施されるこれらの動作は、例えば、取得した情報を他の情報に変換すること、取得した情報または変換した情報をネットワークノードに格納された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得した情報または変換した情報に基づいて、および上記処理が決定を行ったことの結果として、1つもしくは複数の動作を実施することによって、処理回路2170によって取得した情報を処理することを含んでもよい。
【0210】
処理回路2170は、単独で、またはデバイス可読媒体2180など、他のネットワークノード2160の構成要素と併せてのどちらかで、ネットワークノード2160の機能性を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、もしくは他の任意の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうち1つもしくは複数の組合せ、またはハードウェア、ソフトウェアおよび/もしくは符号化された論理の組合せを備えてもよい。例えば、処理回路2170は、デバイス可読媒体2180に、または処理回路2170内のメモリに格納された、命令を実行してもよい。かかる機能は、本明細書で考察する様々な無線の特徴、機能、または利益のうちいずれかを提供することを含んでもよい。いくつかの実施形態では、処理回路2170はシステムオンチップ(SOC)を含んでもよい。
【0211】
いくつかの実施形態では、処理回路2170は、無線周波数(RF)トランシーバ回路2172およびベースバンド処理回路2174のうち1つまたは複数を含んでもよい。いくつかの実施形態では、無線周波数(RF)トランシーバ回路2172およびベースバンド処理回路2174は、別個のチップ(またはチップのセット)、基板、または無線ユニットおよびデジタルユニットなどのユニット上にあってもよい。代替実施形態では、RFトランシーバ回路2172およびベースバンド処理回路2174の一部または全部が、同じチップもしくはチップのセット、基板、またはユニット上にあってもよい。
【0212】
特定の実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNB、または他のかかるネットワークデバイスによって提供されるものとして、本明細書に記載する機能性の一部または全部が、デバイス可読媒体2180に、または処理回路2170内のメモリに格納された、命令を実行する処理回路2170によって実施されてもよい。代替実施形態では、機能性の一部または全部が、ハードワイヤード方式など、別個のまたは離散的なデバイス可読媒体に格納された命令を実行することなしに、処理回路2170によって提供されてもよい。それらの実施形態のいずれかでは、デバイス可読記憶媒体に格納された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路2170は、記載される機能性を実施するように設定することができる。かかる機能性によって提供される利益は、処理回路2170のみまたはネットワークノード2160の他の構成要素に限定されないが、全体としてネットワークノード2160によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって享受される。
【0213】
デバイス可読媒体2180は、非限定的に、永続ストレージ、固体メモリ、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光学媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(例えば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(例えば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)、もしくはデジタルビデオディスク(DVD))を含む、任意の形態の揮発性もしくは不揮発性コンピュータ可読メモリ、ならびに/または、処理回路2170によって使用されてもよい情報、データ、および/もしくは命令を格納する、他の任意の揮発性もしくは不揮発性の、非一時的デバイス可読および/もしくはコンピュータ実行可能メモリデバイスを備えてもよい。デバイス可読媒体2180は、論理、ルール、コード、テーブルなどのうち1つもしくは複数を含む、コンピュータプログラム、ソフトウェア、アプリケーション、ならびに/または処理回路2170によって実行されることが可能であり、ネットワークノード2160によって利用される他の命令を含む、任意の好適な命令、データ、または情報を格納してもよい。デバイス可読媒体2180は、処理回路2170によって行われた任意の計算、および/またはインターフェース2190を介して受信された任意のデータを格納するのに使用されてもよい。いくつかの実施形態では、処理回路2170およびデバイス可読媒体2180は、統合されているものとみなされてもよい。
【0214】
インターフェース2190は、ネットワークノード2160、ネットワーク2106、および/またはWD 2110の間のシグナリングおよび/またはデータの有線もしくは無線通信で使用される。例示されるように、インターフェース2190は、例えば、有線接続を通じてネットワーク2106との間でデータを伝送しかつ受信する、ポート/端末2194を備える。インターフェース2190は、アンテナ2162に結合されるか、または特定の実施形態ではアンテナ2162の一部であってもよい、無線フロントエンド回路2192も含む。無線フロントエンド回路2192は、フィルタ2198と増幅器2196とを備える。無線フロントエンド回路2192は、アンテナ2162および処理回路2170に接続されてもよい。無線フロントエンド回路は、アンテナ2162と処理回路2170との間で通信される信号を調整するように設定されてもよい。無線フロントエンド回路2192は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信してもよい。無線フロントエンド回路2192は、デジタルデータを、フィルタ2198および/または増幅器2196の組合せを使用して、適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換してもよい。無線信号は、次に、アンテナ2162を介して送信されてもよい。同様に、データを受信するとき、アンテナ2162は無線信号を収集してもよく、それが次に、無線フロントエンド回路2192によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路2170に渡されてもよい。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備えてもよい。
【0215】
特定の代替実施形態では、ネットワークノード2160は別個の無線フロントエンド回路2192を含まなくてもよく、代わりに、処理回路2170が無線フロントエンド回路を備えてもよく、別個の無線フロントエンド回路2192なしでアンテナ2162に接続されてもよい。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路2172の全部または一部が、インターフェース2190の一部とみなされてもよい。更に他の実施形態では、インターフェース2190は、無線ユニット(図示なし)の一部として、1つもしくは複数のポートまたは端末2194と、無線フロントエンド回路2192と、RFトランシーバ回路2172とを含んでもよく、インターフェース2190は、デジタルユニット(図示なし)の一部であるベースバンド処理回路2174と通信してもよい。
【0216】
アンテナ2162は、無線信号を伝送および/または受信するように設定された、1つもしくは複数のアンテナ、またはアンテナアレイを含んでもよい。アンテナ2162は、無線フロントエンド回路2190に結合されてもよく、データおよび/または信号を無線で送信および受信することが可能な任意のタイプのアンテナであってもよい。いくつかの実施形態では、アンテナ2162は、例えば、2GHzから66GHzの間の無線信号を送信/受信するように動作可能な、1つまたは複数の全指向性、セクタ、またはパネルアンテナを備えてもよい。全指向性アンテナは、任意の方向で無線信号を送信/受信するのに使用されてもよく、セクタアンテナは、特定のエリア内のデバイスから無線信号を送信/受信するのに使用されてもよく、またパネルアンテナは、比較的直線ラインで無線信号を送信/受信するのに使用される見通し線アンテナであってもよい。いくつかの事例では、1つを超えるアンテナの使用はMIMOと呼ばれることがある。特定の実施形態では、アンテナ2162は、ネットワークノード2160とは別個であってもよく、インターフェースまたはポートを通してネットワークノード2160に接続可能であってもよい。
【0217】
アンテナ2162、インターフェース2190、および/または処理回路2170は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書に記載する、任意の受信動作および/または特定の取得動作を実施するように設定されてもよい。任意の情報、データ、および/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノード、および/または他の任意のネットワーク機器から受信されてもよい。同様に、アンテナ2162、インターフェース2190、および/または処理回路2170は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書に記載する、任意の送信動作を実施するように設定されてもよい。任意の情報、データ、および/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノード、および/または任意の他のネットワーク機器に送信されてもよい。
【0218】
電力回路2187は、電力管理回路を備えるかまたは電力管理回路に結合されてもよく、本明細書に記載する機能性を実施するための電力を、ネットワークノード2160の構成要素に供給するように設定される。電力回路2187は、電源2186から電力を受信してもよい。電源2186および/または電力回路2187は、それぞれの構成要素に好適な形態で(例えば、それぞれの構成要素に必要な電圧および電流レベルで)、ネットワークノード2160の様々な構成要素に電力を提供するように設定されてもよい。電源2186は、電力回路2187および/もしくはネットワークノード2160に含まれるか、または外部にあるかのいずれかであってもよい。例えば、ネットワークノード2160は、電気ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して外部電源(例えば、電気コンセント)に接続可能であってもよく、それによって外部電源は電力を電力回路2187に供給する。更なる例として、電源2186は、バッテリー、または電力回路2187に接続されるかもしくは統合されたバッテリーパックの形態の電力源を備えてもよい。バッテリーは、外部電源が落ちた場合、バックアップ電力を提供してもよい。光起電力デバイスなどの他のタイプの電源も使用されてもよい。
【0219】
ネットワークノード2160の代替実施形態は、本明細書に記載する機能性、および/または本明細書に記載する主題をサポートするのに必要な任意の機能性のいずれかを含む、ネットワークノードの機能性の特定の態様を提供することを担ってもよい、図21に示される構成要素以外の追加の構成要素を含んでもよい。例えば、ネットワークノード2160は、ネットワークノード2160への情報の入力を可能にし、ネットワークノード2160からの情報の出力を可能にする、ユーザインターフェース機器を含んでもよい。これは、ユーザが、ネットワークノード2160に関する診断、保守、修復、および他のアドミニストレーティブ機能を実施することを可能にしてもよい。
【0220】
本明細書で使用するとき、無線デバイス(WD)は、ネットワークノードおよび/または他の無線デバイスと無線で通信することが可能な、そのように設定された、配置された、および/または動作可能なデバイスを指す。別段の記載がない限り、WDという用語は、本明細書ではユーザ機器(UE)と互換的に使用されてもよい。無線で通信することは、空中で情報を伝達するのに好適な、電磁波、電波、赤外波、および/または他のタイプの信号を使用して、無線信号を送信および/または受信することを伴ってもよい。いくつかの実施形態では、WDは、直接人間対話なしに情報を送信および/または受信するように設定されてもよい。例えば、WDは、内部もしくは外部イベントによってトリガされると、またはネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計されてもよい。WDの例としては、非限定的に、スマートフォン、モバイルフォン、セルフォン、ボイスオーバーIP(VoIP)電話、無線ローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、無線カメラ、ゲーミングコンソールもしくはデバイス、音楽記憶デバイス、再生器具、ウェアラブル端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップ、ラップトップ組込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、無線顧客構内設備(CPE)、車載無線端末デバイスなどが挙げられる。WDは、例えば、サイドリンク通信、V2V(Vehicle-to-Vehicle)、V2I(Vehicle-to-Infrastructure)、V2X(Vehicle-to-Everything)のための3GPP規格を実装することによって、D2D(device-to-device)通信をサポートしてもよく、この場合、D2D通信デバイスと呼ばれることがある。更に別の特定の例として、モノのインターネット(IoT)のシナリオでは、WDは、監視および/または測定を実施し、かかる監視および/または測定の結果を別のWDおよび/またはネットワークノードに送信する、マシンまたは他のデバイスを表してもよい。WDは、この場合、マシンツーマシン(M2M)デバイスであってもよく、M2Mデバイスは、3GPPの文脈ではMTCデバイスと呼ばれることがある。1つの特定の例として、WDは、3GPP狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)規格を実装するUEであってもよい。かかるマシンまたはデバイスの特定の例は、センサ、電力計などの計量デバイス、産業用機械類、または家庭用もしくは個人用電気器具(例えば、冷蔵庫、テレビジョンなど)、個人用ウェアラブル(例えば、時計、フィットネストラッカーなど)である。他のシナリオでは、WDは、車両または他の機器を表してもよく、その動作ステータスを監視および/もしくは報告すること、またはその動作と関連付けられた他の機能が可能である。上述したようなWDは、無線接続のエンドポイントを表してもよく、その場合、デバイスは無線端末と呼ばれることがある。更に、上述したようなWDはモバイルであってもよく、その場合、モバイルデバイスまたはモバイル端末と呼ばれることもある。
【0221】
例示されるように、無線デバイス2110は、アンテナ2111と、インターフェース2114と、処理回路2120と、デバイス可読媒体2130と、ユーザインターフェース機器2132と、補助機器2134と、電源2136と、電力回路2137とを含む。WD 2110は、WD 2110によってサポートされる、例えば、いくつか例を挙げると、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、NB-IoT、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術に関する例示の構成要素のうち1つまたは複数の複数のセットを含んでもよい。これらの無線技術は、WD 2110内の他の構成要素と同じまたは異なるチップまたはチップのセットに統合されてもよい。
【0222】
アンテナ2111は、無線信号を伝送および/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含んでもよく、インターフェース2114に接続される。特定の代替実施形態では、アンテナ2111は、WD 2110とは別個であって、インターフェースまたはポートを通してWD 2110に接続可能であってもよい。アンテナ2111、インターフェース2114、および/または処理回路2120は、WDによって実施されるものとして本明細書に記載する、任意の受信または送信動作を実施するように設定されてもよい。任意の情報、データ、および/または信号が、ネットワークノードおよび/または別のWDから受信されてもよい。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路および/またはアンテナ2111は、インターフェースとみなされてもよい。
【0223】
例示されるように、インターフェース2114は、無線フロントエンド回路2112とアンテナ2111とを備える。無線フロントエンド回路2112は、1つまたは複数のフィルタ2118と増幅器2116とを備える。無線フロントエンド回路2114は、アンテナ2111および処理回路2120に接続され、アンテナ2111と処理回路2120との間で通信される信号を調整するように設定される。無線フロントエンド回路2112は、アンテナ2111に結合されるかまたはその一部であってもよい。いくつかの実施形態では、WD 2110は別個の無線フロントエンド回路2112を含まなくてもよく、むしろ、処理回路2120は、無線フロントエンド回路を備えてもよく、アンテナ2111に接続されてもよい。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路2122の一部または全部が、インターフェース2114の一部とみなされてもよい。無線フロントエンド回路2112は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信してもよい。無線フロントエンド回路2112は、デジタルデータを、フィルタ2118および/または増幅器2116の組合せを使用して、適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換してもよい。無線信号は、次に、アンテナ2111を介して送信されてもよい。同様に、データを受信するとき、アンテナ2111は無線信号を収集してもよく、それが次に、無線フロントエンド回路2112によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路2120に渡されてもよい。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備えてもよい。
【0224】
処理回路2120は、単独で、またはデバイス可読媒体2130など、他のWD 2110の構成要素と併せてのどちらかで、WD 2110の機能性を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、もしくは他の任意の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうち1つもしくは複数の組合せ、またはハードウェア、ソフトウェアおよび/もしくは符号化された論理の組合せを備えてもよい。かかる機能は、本明細書で考察する様々な無線の特徴または利益のいずれかを提供することを含んでもよい。例えば、処理回路2120は、本明細書に開示する機能性を提供するのに、デバイス可読媒体2130に、または処理回路2120内のメモリに格納された、命令を実行してもよい。
【0225】
例示されるように、処理回路2120は、RFトランシーバ回路2122、ベースバンド処理回路2124、およびアプリケーション処理回路2126のうち1つまたは複数を含む。他の実施形態では、処理回路は、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備えてもよい。特定の実施形態では、WD 2110の処理回路2120はSOCを備えてもよい。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路2122、ベースバンド処理回路2124、およびアプリケーション処理回路2126は、別個のチップまたはチップのセット上にあってもよい。代替実施形態では、ベースバンド処理回路2124およびアプリケーション処理回路2126の一部または全部は、1つのチップまたはチップのセットになるように組み合わされてもよく、RFトランシーバ回路2122は、別個のチップまたはチップのセット上にあってもよい。更なる代替実施形態では、RFトランシーバ回路2122およびベースバンド処理回路2124の一部または全部は、同じチップまたはチップのセット上にあってもよく、アプリケーション処理回路2126は別個のチップまたはチップのセット上にあってもよい。更なる他の代替実施形態では、RFトランシーバ回路2122、ベースバンド処理回路2124、およびアプリケーション処理回路2126の一部または全部は、同じチップまたはチップのセット内で組み合わされてもよい。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路2122は、インターフェース2114の一部であってもよい。RFトランシーバ回路2122は、処理回路2120に関するRF信号を調整してもよい。
【0226】
特定の実施形態では、WDによって実施されるものとして本明細書に記載する機能性の一部もしくは全部が、デバイス可読媒体2130に格納された命令を実行する処理回路2120によって提供されてもよく、デバイス可読媒体2130は、特定の実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体であってもよい。代替実施形態では、機能性の一部もしくは全部が、ハードワイヤード方式など、別個のまたは離散的なデバイス可読記憶媒体に格納された命令を実行することなしに、処理回路2120によって提供されてもよい。それら特定の実施形態のいずれかでは、デバイス可読記憶媒体に格納された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路2120は、記載される機能性を実施するように設定することができる。かかる機能性によって提供される利益は、処理回路2120のみまたはWD 2110の他の構成要素に限定されないが、全体としてWD 2110によって、ならびに/および概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって享受される。
【0227】
処理回路2120は、WDによって実施されるものとして本明細書に記載する、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(例えば、特定の取得動作)を実施するように設定されてもよい。処理回路2120によって実施されるようなこれらの動作は、例えば、取得した情報を他の情報に変換すること、取得した情報もしくは変換した情報をWD 2110に格納された情報と比較すること、ならびに/または、取得した情報もしくは変換した情報に基づいて、および上記処理が決定を行ったことの結果として、1つもしくは複数の動作を実施することによって、処理回路2120によって取得した情報を処理することを含んでもよい。
【0228】
デバイス可読媒体2130は、論理、ルール、コード、テーブルなどのうち1つもしくは複数を含む、コンピュータプログラム、ソフトウェア、アプリケーション、および/または処理回路2120によって実行されることが可能な他の命令を格納するように動作可能であってもよい。デバイス可読媒体2130は、コンピュータメモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読出し専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(例えば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(例えば、コンパクトディスク(CD)、もしくはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/または、処理回路2120によって使用されてもよい情報、データ、および/もしくは命令を格納する、他の任意の揮発性もしくは不揮発性の、非一時的デバイス可読および/もしくはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含んでもよい。いくつかの実施形態では、処理回路2120およびデバイス可読媒体2130は、統合されているものとみなされてもよい。
【0229】
ユーザインターフェース機器2132は、人間のユーザがWD 2110と対話することを可能にする構成要素を提供してもよい。かかる対話は、視覚、聴覚、触覚など、多くの形態のものであってもよい。ユーザインターフェース機器2132は、ユーザへの出力を作成するように、またユーザがWD 2110への入力を提供するのを可能にするように、動作可能であってもよい。対話のタイプは、WD 2110にインストールされたユーザインターフェース機器2132のタイプに応じて変わってもよい。例えば、WD 2110がスマートフォンである場合、対話はタッチ画面を介してもよく、WD 2110がスマートメータである場合、対話は、使用量(例えば、使用されたガロンの数)を提供する画面、または(例えば、煙が検出された場合)可聴警報を提供するスピーカを通したものであってもよい。ユーザインターフェース機器2132は、入力インターフェース、デバイス、および回路、ならびに出力インターフェース、デバイス、および回路を含んでもよい。ユーザインターフェース機器2132は、WD 2110への情報の入力を可能にするように設定され、処理回路2120が入力情報を処理することを可能にするように、処理回路2120に接続される。ユーザインターフェース機器2132は、例えば、マイクロフォン、近接もしくは他のセンサ、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つもしくは複数のカメラ、USBポート、または他の入力回路を含んでもよい。ユーザインターフェース機器2132はまた、WD 2110からの情報の出力を可能にするように、また処理回路2120がWD 2110からの情報を出力することを可能にするように設定される。ユーザインターフェース機器2132は、例えば、スピーカ、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力回路を含んでもよい。ユーザインターフェース機器2132の1つまたは複数の入力および出力インターフェース、デバイス、および回路を使用して、WD 2110は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信し、エンドユーザおよび/または無線ネットワークが本明細書に記載する機能性から利益を得ることを可能にしてもよい。
【0230】
補助機器2134は、一般にWDによって実施されないことがある、より固有の機能性を提供するように動作可能である。これは、様々な目的のための測定を行う特殊なセンサ、有線通信などの追加のタイプの通信用のインターフェースなどを備えてもよい。補助機器2134の構成要素の包含およびタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて変わってもよい。
【0231】
電源2136は、いくつかの実施形態では、バッテリーまたはバッテリーパックの形態であってもよい。外部電源(例えば、電気コンセント)、光起電力デバイス、または電池など、他のタイプの電源も使用されてもよい。WD 2110は更に、電源2136から、本明細書に記載するかまたは示す任意の機能性を実施するのに電源2136からの電力を必要とする、WD 2110の様々な部分に電源2136からの電力を送達する、電力回路2137を備えてもよい。電力回路2137は、特定の実施形態では、電力管理回路を備えてもよい。電力回路2137は、加えてまたは代わりに、外部電源から電力を受信するように動作可能であってもよく、その場合、WD 2110は、入力回路または電力ケーブルなどのインターフェースを介して(電気コンセントなどの)外部電源に接続可能であってもよい。電力回路2137はまた、特定の実施形態では、外部電源から電源2136に電力を送達するように動作可能であってもよい。これは、例えば、電源2136の充電のためであってもよい。電力回路2137は、電源2136からの電力に対して、その電力を、電力が供給されるWD 2110のそれぞれの構成要素に好適であるようにするため、任意のフォーマッティング、変換、または他の修正を実施してもよい。
【0232】
図22は、本明細書に記載する様々な態様による、UEの一実施形態を示している。本明細書で使用するとき、ユーザ機器またはUEは必ずしも、関連するデバイスを所有および/または操作する人間のユーザという意味においてユーザを有するとは限らない。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売、または人間のユーザによる操作が意図されるが、特定の人間のユーザと関連付けられなくてもよい、または特定の人間のユーザと最初に関連付けられなくてもよい、デバイス(例えば、スマートスプリンクラーコントローラ)を表してもよい。あるいは、UEは、エンドユーザへの販売、またはエンドユーザによる操作が意図されないが、ユーザと関連付けられるか、またはユーザの利益のために操作されてもよい、デバイス(例えば、スマート電力計)を表してもよい。UE 22200は、NB-IoT UE、マシン型通信(MTC)UE、および/または拡張MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって識別される任意のUEであってもよい。UE 2200は、図22に示されるように、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のGSM、UMTS、LTE、および/または5G規格など、3GPPによって公表された1つもしくは複数の通信規格にしたがった通信のために設定された、WDの一例である。上述したように、WDおよびUEという用語は互換的に使用されてもよい。したがって、図22はUEであるが、本明細書で考察される構成要素はWDに等しく適用可能であり、その逆もまた真である。
【0233】
図22では、UE 2200は、入出力インターフェース2205、無線周波数(RF)インターフェース2209、ネットワーク接続インターフェース2211、メモリ2215(ランダムアクセスメモリ(RAM)2217、読出し専用メモリ(ROM)2219、および記憶媒体2221などを含む)、通信サブシステム2231、電源2233、および/もしくは他の構成要素、またはそれらの任意の組合せに動作可能に結合される、処理回路2201を含む。記憶媒体2221は、オペレーティングシステム2223と、アプリケーションプログラム2225と、データ2227とを含む。他の実施形態では、記憶媒体2221は、他の同様のタイプの情報を含んでもよい。特定のUEは、図22に示されている構成要素の全て、または構成要素のサブセットのみを利用してもよい。構成要素間の統合のレベルはUEごとに変わってもよい。更に、特定のUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信機、受信機など、構成要素の複数のインスタンスを含んでもよい。
【0234】
図22では、処理回路2201は、コンピュータ命令およびデータを処理するように設定されてもよい。処理回路2201は、(例えば、離散的論理、FPGA、ASICなどにおける)1つもしくは複数のハードウェア実装状態機械など、機械可読コンピュータプログラムとしてメモリに格納された機械命令を実行するように動作可能な任意の逐次状態機械、適切なファームウェアと併せたプログラマブル論理、適切なソフトウェアと併せた、マイクロプロセッサもしくはデジタル信号プロセッサ(DSP)など、1つもしくは格納されたプログラム、汎用プロセッサ、または上記の任意の組合せを実装するように設定されてもよい。例えば、処理回路2201は2つの中央処理装置(CPU)を含んでもよい。データは、コンピュータによる使用に好適な形態の情報であってもよい。
【0235】
図示される実施形態では、入出力インターフェース2205は、入力デバイス、出力デバイス、または入出力デバイスに通信インターフェースを提供するように設定されてもよい。UE 2200は、入出力インターフェース2205を介して出力デバイスを使用するように設定されてもよい。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェースポートを使用してもよい。例えば、UE 2200への入力およびUE 2200からの出力を提供するのに、USBポートが使用されてもよい。出力デバイスは、スピーカ、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、またはそれらの任意の組合せであってもよい。UE 2200は、ユーザがUE 2200に情報をキャプチャすることを可能にするため、入出力インターフェース2205を介して入力デバイスを使用するように設定されてもよい。入力デバイスは、タッチセンシティブまたはプレゼンスセンシティブディスプレイ、カメラ(例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサ、マウス、トラックボール、方向性パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含んでもよい。プレゼンスセンシティブディスプレイは、ユーザからの入力を感知する容量性または抵抗性タッチセンサを含んでもよい。センサは、例えば、加速度計、ジャイロスコープ、チルトセンサ、力センサ、磁力計、光学センサ、近接センサ、別の同様のセンサ、またはそれらの任意の組合せであってもよい。例えば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、および光学センサであってもよい。
【0236】
図22では、RFインターフェース2209は、送信機、受信機、およびアンテナなど、RF構成要素に通信インターフェースを提供するように設定されてもよい。ネットワーク接続インターフェース2211は、ネットワーク2243aに通信インターフェースを提供するように設定されてもよい。ネットワーク2243aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワーク、またはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含してもよい。例えば、ネットワーク2243aはWi-Fiネットワークを備えてもよい。ネットワーク接続インターフェース2211は、イーサネット、TCP/IP、SONET、ATMなど、1つまたは複数の通信プロトコルにしたがって、通信ネットワークを通じて1つまたは複数の他のデバイスと通信するのに使用される、受信機および送信機インターフェースを含むように設定されてもよい。ネットワーク接続インターフェース2211は、通信ネットワークリンク(例えば、光学、電気など)に適した受信機および送信機の機能性を実装してもよい。送信機および受信機の機能性は、回路構成要素、ソフトウェア、もしくはファームウェアを共有してもよく、または別個に実装されてもよい。
【0237】
RAM 2217は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなど、ソフトウェアプログラムの実行中に、データまたはコンピュータ命令の記憶またはキャッシングを提供するため、バス2202を介して処理回路2201にインターフェース接続するように設定されてもよい。ROM 2219は、処理回路2201にコンピュータ命令またはデータを提供するように設定されてもよい。例えば、ROM 2219は、不揮発性メモリに格納される、基本入出力(I/O)、起動、またはキーボードからのキーストロークの受信など、基本システム機能に関する、不変低レベルシステムコードまたはデータを格納するように設定されてもよい。記憶媒体2221は、RAM、ROM、プログラマブル読出し専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光学ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、リムーバブルカートリッジ、またはフラッシュドライブなどの、メモリを含むように設定されてもよい。一例では、記憶媒体2221は、オペレーティングシステム2223と、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェットもしくはガジェットエンジン、または別のアプリケーションなどのアプリケーションプログラム2225と、データファイル2227とを含むように設定されてもよい。記憶媒体2221は、UE 2200による使用のため、種々の様々なオペレーティングシステム、またはオペレーティングシステムの組合せのいずれかを格納してもよい。
【0238】
記憶媒体2221は、独立ディスクの冗長アレイ(RAID)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD-DVD)光学ディスクドライブ、内蔵ハードディスクドライブ、Blu-Ray光学ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータ記憶(HDDS)光学ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュールもしくはリムーバブルユーザ識別情報(SIM/RUIM)モジュールなどのスマートカードメモリ、他のメモリ、またはそれらの任意の組合せなど、多数の物理ドライブユニットを含むように設定されてもよい。記憶媒体2221は、UE 2200が、一時的もしくは非一時的メモリ媒体に格納されたコンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスすること、データをオフロードすること、またはデータをアップロードすることを可能にしてもよい。通信システムを利用するものなどの製造品は、デバイス可読媒体を備えてもよい、記憶媒体2221内で有形的に具体化されてもよい。
【0239】
図22では、処理回路2201は、通信サブシステム2231を使用してネットワーク2243bと通信するように設定されてもよい。ネットワーク2243aおよびネットワーク2243bは、同じ1つもしくは複数のネットワークまたは異なる1つもしくは複数のネットワークであってもよい。通信サブシステム2231は、ネットワーク2243bと通信するのに使用される1つまたは複数のトランシーバを含むように設定されてもよい。例えば、通信サブシステム2231は、IEEE 802.22、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、UTRAN、WiMaxなど、1つまたは複数の通信プロトコルにしたがって、無線アクセスネットワーク(RAN)の別のWD、UE、または基地局など、無線通信が可能な別のデバイスの1つまたは複数のリモートトランシーバと通信するのに使用される、1つまたは複数のトランシーバを含むように設定されてもよい。各トランシーバは、RANリンク(例えば、周波数割当てなど)に適した送信機または受信機の機能性をそれぞれ実装するのに、送信機2233および/または受信機2235を含んでもよい。更に、各トランシーバの送信機2233および受信機2235は、回路構成要素、ソフトウェア、またはファームウェアを共有してもよく、あるいは別個に実装されてもよい。
【0240】
例示される実施形態では、通信サブシステム2231の通信機能は、データ通信、ボイス通信、マルチメディア通信、Bluetoothなどの短距離通信、ニアフィールド通信、ロケーションを決定する全地球測位システム(GPS)の使用などのロケーションベース通信、別の同様の通信機能、またはそれらの任意の組合せを含んでもよい。例えば、通信サブシステム2231は、セルラ通信、Wi-Fi通信、Bluetooth通信、およびGPS通信を含んでもよい。ネットワーク2243bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワーク、またはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含してもよい。例えば、ネットワーク2243bは、セルラネットワーク、Wi-Fiネットワーク、および/またはニアフィールドネットワークであってもよい。電源2213は、UE 2200の構成要素に交流(AC)または直流(DC)電力を提供するように設定されてもよい。
【0241】
本明細書に記載する特徴、利益、および/または機能は、UE 2200の構成要素の1つで実装されるか、またはUE 2200の複数の構成要素にわたって区分されてもよい。更に、本明細書に記載する特徴、利益、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアの任意の組合せで実装されてもよい。一例では、通信サブシステム2231は、本明細書に記載する構成要素のいずれかを含むように設定されてもよい。更に、処理回路2201は、バス2202を通じてかかる構成要素のいずれかと通信するように設定されてもよい。別の例では、かかる構成要素のいずれかは、処理回路2201によって実行されると、本明細書に記載する対応する機能を実施する、メモリに格納されたプログラム命令によって表されてもよい。別の例では、かかる構成要素のいずれかの機能性は、処理回路2201と通信サブシステム2231との間で区分されてもよい。別の例では、かかる構成要素のいずれかの非計算集約的機能は、ソフトウェアまたはファームウェアで実装されてもよく、計算集約的機能はハードウェアで実装されてもよい。
【0242】
図23は、いくつかの実施形態によって実装される機能が仮想化されてもよい、仮想化環境2300を示す概略ブロック図である。本文脈では、仮想化は、ハードウェアプラットフォーム、記憶デバイス、およびネットワーキングリソースを仮想化することを含んでもよい、装置またはデバイスの仮想バージョンを作成することを意味する。本明細書で使用される仮想化は、ノード(例えば、仮想化された基地局または仮想化された無線アクセスノード)に、またはデバイス(例えば、UE、無線デバイスまたは任意の他のタイプの通信デバイス)もしくはそのデバイスの構成要素に適用され得、機能の少なくとも一部分が、(例えば、1つまたは複数のネットワークにおいて1つまたは複数の物理処理ノード上で実行する、1つまたは複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシンまたはコンテナを介して)1つまたは複数の仮想構成要素として実装される、実装形態に関する。
【0243】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載する機能の一部または全部は、ハードウェアノード2330の1つもしくは複数によってホストされる1つまたは複数の仮想環境2300で実装される、1つまたは複数の仮想マシンによって実行される仮想構成要素として実装されてもよい。更に、仮想ノードが無線アクセスノードではないか、または無線コネクティビティを必要としない(例えば、コアネットワークノード)実施形態では、ネットワークノードは完全に仮想化されてもよい。
【0244】
機能は、本明細書で開示される実施形態のうちいくつかの特徴、機能、および/または利益のうちいくつかを実装するように動作可能な、1つまたは複数のアプリケーション2320(あるいは、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれることがある)によって実装されてもよい。アプリケーション2320は、処理回路2360とメモリ2390とを備えるハードウェア2330を提供する、仮想化環境2300で稼働される。メモリ2390は、処理回路2360によって実行可能な命令2395を含み、それにより、アプリケーション2320は、本明細書で開示される特徴、利益、および/または機能の1つもしくは複数を提供するように動作可能である。
【0245】
仮想化環境2300は、商用オフザシェルフ(COTS)プロセッサ、専用の特定用途向け集積回路(ASIC)、あるいはデジタルもしくはアナログハードウェア構成要素または専用プロセッサを含む他の任意のタイプの処理回路であってもよい、1つもしくは複数のプロセッサのセットまたは処理回路2360を備える、汎用または専用ネットワークハードウェアデバイス2330を備える。各ハードウェアデバイスは、処理回路2360によって実行される命令2395またはソフトウェアを一時的に格納する非永続的メモリであってもよい、メモリ2390-1を備えてもよい。各ハードウェアデバイスは、物理ネットワークインターフェース2380を含む、ネットワークインターフェースカードとしても知られる、1つまたは複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC)2370を備えてもよい。各ハードウェアデバイスはまた、処理回路2360によって実行可能なソフトウェア2395および/または命令を格納した、非一時的、永続的、機械可読記憶媒体2390-2を含んでもよい。ソフトウェア2395は、1つもしくは複数の(ハイパーバイザとも呼ばれる)仮想化レイヤ2350をインスタンス化するソフトウェア、仮想マシン2340を実行するソフトウェア、ならびに、本明細書に記載するいくつかの実施形態と関連して記載する機能、特徴、および/または利益をソフトウェアが実行することを可能にするソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含んでもよい。
【0246】
仮想マシン2340は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキングまたはインターフェース、および仮想ストレージを備え、対応する仮想化レイヤ2350またはハイパーバイザによって稼働されてもよい。仮想アプライアンス2320の事例の異なる実施形態が、仮想マシン2340の1つまたは複数で実装されてもよく、実装は異なる手法で行われてもよい。
【0247】
動作中、処理回路2360は、ソフトウェア2395を実行して、場合によっては仮想マシンモニタ(VMM)と呼ばれることがある、ハイパーバイザまたは仮想化レイヤ2350をインスタンス化する。仮想化レイヤ2350は、仮想マシン2340に対して、ネットワーキングハードウェアのように見える仮想動作プラットフォームを提示してもよい。
【0248】
図23に示されるように、ハードウェア2330は、一般的なまたは特定の構成要素を有するスタンドアロンネットワークノードであってもよい。ハードウェア2330は、アンテナ23225を備えてもよく、仮想化を介していくつかの機能を実装してもよい。あるいは、ハードウェア2330は、多くのハードウェアノードが共に働き、中でも特に、アプリケーション2320のライフサイクル管理を監督する、管理およびオーケストレーション(MANO)23100を介して管理される、(例えば、データセンタまたは顧客構内設備(CPE)の場合などの)ハードウェアのより大きいクラスタの一部であってもよい。
【0249】
ハードウェアの仮想化は、いくつかの文脈では、ネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、データセンタおよび顧客構内設備内に配置することができる、業界標準高ボリュームサーバハードウェア、物理スイッチ、および物理ストレージ上にコンソリデートするのに使用されてもよい。
【0250】
NFVの文脈では、仮想マシン2340は、物理的な仮想化されていないマシン上で実行しているかのようにプログラムを稼働させる、物理マシンのソフトウェア実装であってもよい。仮想マシン2340の各々と、その仮想マシン専用のハードウェアであろうと、および/またはその仮想マシンによって仮想マシン2340の他のものと共有されるハードウェアであろうと、その仮想マシンを実行するハードウェア2330の一部とは、別個の仮想ネットワークエレメント(VNE)を形成する。
【0251】
更に、NFVの文脈では、仮想ネットワーク機能(VNF)は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャ2330の上の1つまたは複数の仮想マシン2340で稼働する固有のネットワーク機能を扱うことを担い、図23のアプリケーション2320に対応する。
【0252】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の送信機23220と1つまたは複数の受信機23210とをそれぞれ含む、1つまたは複数の無線ユニット23200は、1つまたは複数のアンテナ23225に結合されてもよい。無線ユニット23200は、1つまたは複数の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノード2330と直接通信してもよく、無線アクセスノードまたは基地局など、無線能力を有する仮想ノードを提供するのに、仮想構成要素と組み合わせて使用されてもよい。
【0253】
いくつかの実施形態では、ハードウェアノード2330と無線ユニット23200との間の通信に代替的に使用されてもよい、制御システム23230の使用によって、何らかのシグナリングに影響を及ぼすことができる。
【0254】
図24は、いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信ネットワークを示している。特に、図24を参照すると、一実施形態によれば、通信システムは、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク2411とコアネットワーク2414とを備える、3GPPタイプセルラネットワークなどの通信ネットワーク2410を含む。アクセスネットワーク2411は、NB、eNB、gNB、または他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局2412a、2412b、2412cを備え、それぞれ対応するカバレッジエリア2413a、2413b、2413cを規定する。各基地局2412a、2412b、2412cは、有線接続または無線接続2415を通じてコアネットワーク2414に接続可能である。カバレッジエリア2413c内に位置する第1のUE 2491は、対応する基地局2412cに無線で接続するかまたはそれによってページングされるように設定される。カバレッジエリア2413a内の第2のUE 2492が、対応する基地局2412aに無線で接続可能である。この例では複数のUE 2491、2492が示されているが、開示される実施形態は、単独のUEがカバレッジエリア内にあるか、または単独のUEが対応する基地局2412に接続している状況に等しく適用可能である。
【0255】
通信ネットワーク2410自体は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバのハードウェアおよび/もしくはソフトウェアにおいて、またはサーバファーム内の処理リソースとして具体化されてもよい、ホストコンピュータ2430に接続される。ホストコンピュータ2430は、サービスプロバイダの所有もしくは制御下にあってもよく、またはサービスプロバイダによって、もしくはサービスプロバイダに代わって操作されてもよい。通信ネットワーク2410とホストコンピュータ2430との間の接続2421および2422は、コアネットワーク2414からホストコンピュータ2430まで直接延在してもよく、または任意の中間ネットワーク2420を介して進んでもよい。中間ネットワーク2420は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストされたネットワークのうち1つ、または2つ以上の組合せであってもよく、中間ネットワーク2420は、存在する場合、バックボーンネットワークまたはインターネットであってもよく、特に、中間ネットワーク2420は、2つ以上のサブネットワーク(図示なし)を備えてもよい。
【0256】
図24の通信システムは全体として、接続されたUE2491、2492とホストコンピュータ2430との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT)接続2450として記載されてもよい。ホストコンピュータ2430および接続されたUE2491、2492は、アクセスネットワーク2411、コアネットワーク2414、任意の中間ネットワーク2420、および可能な更なるインフラストラクチャ(図示なし)を媒介として使用して、OTT接続2450を介して、データおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続2450は、OTT接続2450が通過する参加通信デバイスが、アップリンクおよびダウンリンク通信のルーティングに気づいていないという意味で、透過的であってもよい。例えば、基地局2412は、接続されたUE 2491にフォワーディング(例えば、ハンドオーバ)されるべき、ホストコンピュータ2430から生じるデータを伴う着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて、通知されなくてもよく、または通知される必要がない。同様に、基地局2412は、UE 2491から生じてホストコンピュータ2430に向かう発信アップリンク通信の将来のルーティングに気づいている必要がない。
【0257】
次に、一実施形態による、前の段落で考察したUE、基地局、およびホストコンピュータの例示の実装形態について、図25を参照して記載する。図25は、いくつかの実施形態による、部分的無線接続を通じて基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータを示している。通信システム2500では、ホストコンピュータ2510は、通信システム2500の異なる通信デバイスのインターフェースとの、有線または無線接続をセットアップし維持するように設定された通信インターフェース2516を含む、ハードウェア2515を備える。ホストコンピュータ2510は、記憶および/または処理能力を有してもよい、処理回路2518を更に備える。特に、処理回路2518は、命令を実行するように適合された、1つもしくは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示なし)を備えてもよい。ホストコンピュータ2510は更に、ホストコンピュータ2510に格納されるかまたはホストコンピュータ2510によってアクセス可能であり、処理回路2518によって実行可能である、ソフトウェア2511を備える。ソフトウェア2511はホストアプリケーション2512を含む。ホストアプリケーション2512は、UE 2530およびホストコンピュータ2510で終端するOTT接続2550を介して接続するUE 2530など、リモートユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。リモートユーザにサービスを提供する際、ホストアプリケーション2512は、OTT接続2550を使用して送信されるユーザデータを提供してもよい。
【0258】
通信システム2500は更に、通信システム内に提供される基地局2520であって、ホストコンピュータ2510と、またUE 2530と通信できるようにするハードウェア2525を備える、基地局2520を含む。ハードウェア2525は、通信システム2500の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続をセットアップし維持するための通信インターフェース2526、ならびに基地局2520によってサーブされるカバレッジエリア(図25には図示なし)内に位置するUE 2530との少なくとも無線接続2570をセットアップし維持するための無線インターフェース2527を含んでもよい。通信インターフェース2526は、ホストコンピュータ2510への接続2560を容易にするように設定されてもよい。接続2560は、直接であってもよく、あるいは通信システムのコアネットワーク(図25には図示なし)を、および/または通信システム外部の1つもしくは複数の中間ネットワークを通過してもよい。図示される実施形態では、基地局2520のハードウェア2525は更に、命令を実行するように適合された、1つもしくは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示なし)を備えてもよい、処理回路2528を含む。基地局2520は更に、内部に格納されるかまたは外部接続を介してアクセス可能である、ソフトウェア2521を有する。
【0259】
通信システム2500は更に、上記に言及したUE 2530を含む。UE 2530のハードウェア2535は、UE 2530が現在位置するカバレッジエリアにサーブする基地局との無線接続2570をセットアップし維持するように設定された、無線インターフェース2537を含んでもよい。UE 2530のハードウェア2535は更に、命令を実行するように適合された、1つもしくは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示なし)を備えてもよい、処理回路2538を含む。UE 2530は更に、UE 2530に格納されるかまたはUE 2530によってアクセス可能であり、処理回路2538によって実行可能である、ソフトウェア2531を備える。ソフトウェア2531はクライアントアプリケーション2532を含む。クライアントアプリケーション2532は、ホストコンピュータ2510のサポートにより、UE 2530を介して人間のまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。ホストコンピュータ2510では、実行しているホストアプリケーション2512は、UE 2530およびホストコンピュータ2510で終端するOTT接続2550を介して、実行しているクライアントアプリケーション2532と通信してもよい。ユーザにサービスを提供する際、クライアントアプリケーション2532は、ホストアプリケーション2512から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供してもよい。OTT接続2550は、要求データとユーザデータの両方を転送してもよい。クライアントアプリケーション2532は、提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話してもよい。
【0260】
図25に示されるホストコンピュータ2510、基地局2520、およびUE 2530はそれぞれ、図24のホストコンピュータ2430、基地局2412a、2412b、2412cのうち1つ、およびUE 2491、2492のうち1つと、同様または同等であってもよいことに留意されたい。即ち、これらのエンティティの内部の働きは、図25に示されているようなものであってもよく、別個に、周囲のネットワークトポロジーは図24のものであってもよい。
【0261】
図25では、OTT接続2550は、仲介デバイスとこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングとを明示的に参照することなく、基地局2520を介したホストコンピュータ2510とUE 2530との間の通信を例示するように、抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャは、UE 2530から、もしくはホストコンピュータ2510を動作させるサービスプロバイダから、またはその両方から隠すように設定されてもよい、ルーティングを決定してもよい。OTT接続2550がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは更に、ネットワークインフラストラクチャが(例えば、ネットワークの負荷分散の考慮または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更するのに、判定を行ってもよい。
【0262】
UE 2530と基地局2520との間の無線接続2570は、本開示全体にわたって記載する実施形態の教示にしたがう。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続2570が最後のセグメントを形成するOTT接続2550を使用して、UE 2530に提供されるOTTサービスの性能を改善する。
1つまたは複数の実施形態が改善する、データレート、レイテンシ、および他のファクタを監視する目的で、測定手順が提供されてもよい。更に、測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ2510とUE 2530との間のOTT接続2550を再設定する、任意のネットワーク機能があってもよい。測定手順、および/またはOTT接続2550を再設定するためのネットワーク機能性は、ホストコンピュータ2510のソフトウェア2511およびハードウェア2515で、もしくはUE 2530のソフトウェア2531およびハードウェア2535で、または両方で実装されてもよい。実施形態では、OTT接続2550が通過する通信デバイスにおいて、またはそれに関連して、センサ(図示なし)が展開されてもよく、センサは、上記に例示する監視された量の値を供給するか、またはソフトウェア2511、2531が監視された量を計算または推定してもよい他の物理量の値を供給することによって、測定手順に参加してもよい。OTT接続2550の再設定は、メッセージフォーマット、再送信設定、好ましいルーティングなどを含んでもよい、再設定は、基地局2520に影響を及ぼす必要がなく、また基地局2520に知られていないかまたは知覚不可能であってもよい。かかる手順および機能性は、当該技術分野で知られており、実践されてもよい。特定の実施形態では、測定は、スループット、伝播時間、レイテンシなどのホストコンピュータ2510の測定を容易にする、プロプライエタリUEシグナリングを伴ってもよい。測定は、ソフトウェア2511および2531が、伝播時間、エラーなどを監視しながら、OTT接続2550を使用して、メッセージ、特に空のまたは「ダミー」メッセージを送信させるという点で実装されてもよい。
【0263】
図26は、一実施形態による通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図24および図25を参照して記載されるものであってもよい、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含む。本開示を単純にするため、図26に対する図面参照のみをこのセクションに含む。ステップ2610で、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ2610の(任意であってもよい)サブステップ2611において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ2620で、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを伝達する送信を開始する。(任意であってもよい)ステップ2630で、基地局は、本開示全体にわたって記載する実施形態の教示にしたがって、ホストコンピュータが開始した送信で伝達されたユーザデータをUEに送信する。(やはり任意であってもよい)ステップ2640で、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行する。
【0264】
図27は、一実施形態による通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図24および図25を参照して記載されるものであってもよい、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含む。本開示を単純にするため、図27に対する図面参照のみをこのセクションに含む。方法のステップ2710で、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。任意のサブステップ(図示なし)で、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ2720で、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを伝達する送信を開始する。送信は、本開示全体にわたって記載する実施形態の教示にしたがって、基地局を介して進んでもよい。(任意であってもよい)ステップ2730で、UEは、送信で伝達されるユーザデータを受信する。
【0265】
図28は、一実施形態による通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図24および図25を参照して記載されるものであってもよい、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含む。本開示を単純にするため、図28に対する図面参照のみをこのセクションに含む。(任意であってもよい)ステップ2810で、UEは、ホストコンピュータによって提供される入力データを受信する。加えてまたは代わりに、ステップ2820で、UEはユーザデータを提供する。ステップ2820の(任意であってもよい)サブステップ2821で、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ2810の(任意であってもよい)サブステップ2811で、UEは、ホストコンピュータによって提供される受信した入力データに反応してユーザデータを提供する、クライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際、実行されたクライアントアプリケーションは更に、ユーザから受信されるユーザ入力を考慮してもよい。ユーザデータが提供された特定の方式にかかわらず、UEは、(任意であってもよい)サブステップ2830で、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を開始する。方法のステップ2840で、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって記載する実施形態の教示にしたがって、UEから送信されるユーザデータを受信する。
【0266】
図29は、一実施形態による通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図24および図25を参照して記載されるものであってもよい、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含む。本開示を単純にするため、図29に対する図面参照のみをこのセクションに含む。(任意であってもよい)ステップ2910で、本開示全体にわたって記載する実施形態の教示にしたがって、基地局はUEからユーザデータを受信する。(任意であってもよい)ステップ2920で、基地局は、ホストコンピュータへの受信したユーザデータの送信を開始する。(任意であってもよい)ステップ2930で、ホストコンピュータは、基地局によって開始される送信で伝達されるユーザデータを受信する。
【0267】
本明細書で開示する任意の適切なステップ、方法、特徴、機能、または利益は、1つまたは複数の仮想装置の1つまたは複数の機能ユニットまたはモジュールを通して実施されてもよい。各仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを備えてもよい。これらの機能ユニットは、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含んでもよい処理回路、ならびにデジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含んでもよい他のデジタルハードウェアを介して実装されてもよい。処理回路は、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光学記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含んでもよい、メモリに格納されたプログラムコードを実行するように設定されてもよい。メモリに格納されたプログラムコードは、1つまたは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書に記載する技法のうち1つまたは複数を実施するための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、それぞれの機能ユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による、対応する機能を実施させるのに使用されてもよい。
【0268】
上記に関連して、本明細書の実施形態は、全体として、ホストコンピュータを含む通信システムを含む。ホストコンピュータは、ユーザデータを提供するように設定された処理回路を備えてもよい。ホストコンピュータはまた、ユーザデータをセルラネットワークにフォワーディングしてユーザ機器(UE)に送信するように設定された、通信インターフェースを備えてもよい。セルラネットワークは、無線インターフェースと処理回路とを有する基地局を備えてもよく、基地局の処理回路は、基地局に関して上述した実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施するように設定される。
【0269】
いくつかの実施形態では、通信システムは更に基地局を含む。
【0270】
いくつかの実施形態では、通信システムは更にUEを含み、UEは基地局と通信するように設定される。
【0271】
いくつかの実施形態では、ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように設定される。この場合、UEは、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定される処理回路を備える。
【0272】
本明細書の実施形態はまた、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法を含む。方法は、ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することを含む。方法はまた、ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラネットワークを介して、ユーザデータをUEに伝達する送信を開始することを含んでもよい。基地局は、基地局に関して上述した実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施する。
【0273】
いくつかの実施形態では、方法は更に、基地局において、ユーザデータを送信することを含む。
【0274】
いくつかの実施形態では、ユーザデータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ホストコンピュータにおいて提供される。この場合、方法は更に、UEにおいて、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行することを含む。
【0275】
本明細書の実施形態はまた、基地局と通信するように設定されたユーザ機器(UE)を含む。UEは、UEに関して上述した実施形態のいずれかを実施するように設定された、無線インターフェースと処理回路とを備える。
【0276】
本明細書の実施形態は更に、ホストコンピュータを含む通信システムを含む。ホストコンピュータは、ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、ユーザデータをセルラネットワークにフォワーディングしてユーザ機器(UE)に送信するように設定された、通信インターフェースとを備える。UEは、無線インターフェースと処理回路とを備える。UEの構成要素は、UEに関して上述した実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施するように設定される。
【0277】
いくつかの実施形態では、セルラネットワークは更に、UEと通信するように設定された基地局を含む。
【0278】
いくつかの実施形態では、ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように設定される。UEの処理回路は、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定される。
【0279】
実施形態はまた、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法を含む。方法はまた、ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供し、基地局を備えるセルラネットワークを介して、ユーザデータをUEに伝達する送信を開始することを含む。UEは、UEに関して上述した実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施する。
【0280】
いくつかの実施形態では、方法は更に、UEにおいて、基地局からユーザデータを受信することを含む。
【0281】
本明細書の実施形態は更に、ホストコンピュータを含む通信システムを含む。ホストコンピュータは、ユーザ機器(UE)から基地局への送信から生じるユーザデータを受信するように設定された、通信インターフェースを備える。UEは、無線インターフェースと処理回路とを備える。UEの処理回路は、UEに関して上述した実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施するように設定される。
【0282】
いくつかの実施形態では、通信システムは更にUEを含む。
【0283】
いくつかの実施形態では、通信システムは更に基地局を含む。この場合、基地局は、UEと通信するように設定された無線インターフェースと、UEから基地局への送信によって伝達されるユーザデータを、ホストコンピュータにフォワーディングするように設定された通信インターフェースとを備える。
【0284】
いくつかの実施形態では、ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように設定される。また、UEの処理回路は、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように設定される。
【0285】
いくつかの実施形態では、ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行し、それによって要求データを提供するように設定される。また、UEの処理回路は、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それによって、要求データに応答してユーザデータを提供するように設定される。
【0286】
本明細書の実施形態はまた、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法を含む。方法は、ホストコンピュータにおいて、UEから基地局に送信されるデータを受信することを含む。UEは、UEに関して上述した実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施する。
【0287】
いくつかの実施形態では、方法は更に、UEにおいて、基地局にユーザデータを提供することを含む。
【0288】
いくつかの実施形態では、方法はまた、UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行し、それによって送信されるべきユーザデータを提供することを含む。方法は更に、ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションと関連付けられたホストアプリケーションを実行することを含む。
【0289】
いくつかの実施形態では、方法は更に、UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、UEにおいて、クライアントアプリケーションへの入力データを受信することとを含む。入力データは、ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションと関連付けられたホストアプリケーションを実行することによって提供される。送信されるべきユーザデータは、入力データに応答してクライアントアプリケーションによって提供される。
【0290】
実施形態はまた、ホストコンピュータを含む通信システムを含む。ホストコンピュータは、ユーザ機器(UE)から基地局への送信から生じるユーザデータを受信するように設定された、通信インターフェースを備える。基地局は、無線インターフェースと処理回路とを備える。基地局の処理回路は、基地局に関して上述した実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施するように設定される。
【0291】
いくつかの実施形態では、通信システムは更に基地局を含む。
【0292】
いくつかの実施形態では、通信システムは更にUEを含む。UEは、基地局と通信するように設定される。
【0293】
いくつかの実施形態では、ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように設定される。また、UEは、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それによって、ホストコンピュータによって受信されるべきユーザデータを提供するように設定される。
【0294】
実施形態は更に、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法を含む。方法は、ホストコンピュータにおいて、基地局から、基地局がUEから受信した送信から生じるユーザデータを受信することを含む。UEは、UEに関して上述した実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施する。
【0295】
いくつかの実施形態では、方法は更に、基地局において、UEからユーザデータを受信することを含む。
【0296】
いくつかの実施形態では、方法は更に、基地局において、受信したユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始することを含む。
【0297】
概して、本明細書で使用する全ての用語は、異なる意味が、明確に与えられ、かつ/または用語が使用される文脈から暗示されない限り、関連する技術分野における、それらの用語の通常の意味にしたがって解釈されるべきである。1つの(a/an)/その(the)要素、装置、構成要素、手段、ステップなどへの全ての言及は、別段の明示的な提示がない限り、要素、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つの事例に言及しているものとしてオープンに解釈されるべきである。本明細書で開示するいずれの方法のステップも、ステップが、別のステップに後続するかもしくは先行するものとして明示的に記載されない限り、および/またはステップが別のステップに後続するかもしくは先行しなければならないことが暗黙的である場合、開示される厳密な順序で実施される必要はない。本明細書で開示する実施形態のうちいずれかの特徴はいずれも、適切であればいかなる場合も、他の任意の実施形態に適用されてもよい。同じように、実施形態のうちいずれかの利点はいずれも、他の任意の実施形態に適用されてもよく、その逆もまた真である。同封の実施形態の他の目的、特徴、および利点は、その説明から明らかになるであろう。
【0298】
ユニットという用語は、エレクトロニクス、電気デバイス、および/または電子デバイスの分野における従来の意味を有してもよく、例えば、本明細書に記載するものなど、それぞれのタスク、手順、計算、出力、および/または表示機能などを実施するための、電気および/もしくは電子回路、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、論理固体および/もしくは離散的デバイス、コンピュータプログラム、または命令を含んでもよい。
【0299】
添付図面を参照して、本明細書で企図される実施形態のうちいくつかについて更に十分に記載する。しかしながら、他の実施形態が本明細書で開示する主題の範囲内に含まれる。開示する主題は、以下に記載する実施形態のみに限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、当業者に主題の範囲を伝達するために、例として提供される。
【0300】
本明細書に記載する技法および装置の例示の実施形態としては、以下に列挙する例が挙げられるがそれらに限定されない。
【0301】
グループAの実施形態
A1 無線デバイスによって実施される方法であって、
無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上でピア無線デバイスからデータ送信を受信することと、
ピア無線デバイスに、ピア無線デバイスの識別情報に基づいたシーケンスを送信することであって、シーケンスの送信が、データ送信に関する確認応答フィードバックを伝達する、シーケンスを送信することと、
を含む、方法。
【0302】
A2 ピア無線デバイスの識別情報に基づいてシーケンスを生成または選択することを更に含む、実施形態A1に記載の方法。
【0303】
A3 シーケンスが無線デバイスの識別情報にも基づく、実施形態A1~A2のいずれか1つに記載の方法。
【0304】
A4 シーケンスがベースシーケンスのあるバージョンであり、ベースシーケンスがピア無線デバイスの識別情報に基づき、ベースシーケンスのあるバージョンが、ベースシーケンスを位相回転したバージョンまたはベースシーケンスを巡回シフトしたバージョンである、実施形態A1~A3のいずれか1つに記載の方法。
【0305】
A5 ベースシーケンスの位相回転またはベースシーケンスの巡回シフトが、無線デバイスの識別情報に基づく、実施形態A4に記載の方法。
【0306】
A6 ピア無線デバイスの識別情報に基づいてベースシーケンスを生成または選択することと、
無線デバイスの識別情報に基づいて、ベースシーケンスに適用する位相回転または巡回シフトを決定することと、
決定された位相回転または巡回シフトをベースシーケンスに適用することと、
によって、シーケンスを生成することを更に含む、実施形態A4~A5のいずれか1つに記載の方法。
【0307】
A7 シーケンスが無線デバイスとピア無線デバイスとの間の距離にも基づく、実施形態A1~A6のいずれかの方法。
【0308】
A8 シーケンスがベースシーケンスのあるバージョンであり、ベースシーケンスが、ピア無線デバイスの識別情報と、無線デバイスとピア無線デバイスとの間の距離とに基づき、ベースシーケンスのあるバージョンが、ベースシーケンスを位相回転したバージョンまたはベースシーケンスを巡回シフトしたバージョンである、実施形態A7に記載の方法。
【0309】
A9 距離の異なる範囲が異なるベースシーケンスと関連付けられ、方法が、
距離の異なる範囲のうちどの中に、無線デバイスとピア無線デバイスとの間の距離が含まれるかを決定することと、
異なるベースシーケンスの中から、決定された距離の範囲と関連付けられたベースシーケンスを決定することと、
を更に含む、実施形態A8に記載の方法。
【0310】
A10 シーケンスを送信するリソースブロックを選択することを更に含み、シーケンスを送信することが、選択されたリソースブロック内でシーケンスを送信することを含む、実施形態A1~A9のいずれか1つに記載の方法。
【0311】
A11 リソースブロックを選択することが無線デバイスの識別情報に基づく、実施形態A10に記載の方法。
【0312】
A12 リソースブロックを選択することが、特定のリソースブロック上のシーケンスの送信が確認応答フィードバックを伝達するように、伝達されるべき確認応答フィードバックに基づく、実施形態A10~A11のいずれか1つに記載の方法。
【0313】
A13 リソースブロックを選択することが、伝達されるべき確認応答フィードバックがデータ送信に肯定または否定どちらで応答するかに応じて、肯定応答および否定応答とそれぞれ関連付けられた、2つの候補リソースブロックの間からリソースブロックを選択することを含む、実施形態A12に記載の方法。
【0314】
A14 リソースブロックを選択することが、複数のサブチャネルにわたる複数のリソースブロックの中からリソースブロックを選択することを含み、各サブチャネルが1つまたは複数のリソースブロックを含む、実施形態A10~A13のいずれか1つに記載の方法。
【0315】
A15 シーケンスが特定のサブチャネル上で送信され、リソースブロックを選択することが、特定のサブチャネル内の複数のリソースブロックの中からリソースブロックを選択することを含む、実施形態A10~A14のいずれか1つに記載の方法。
【0316】
A16 シーケンスを送信することが、データ送信が受信されるサブチャネルと同じサブチャネル上でシーケンスを送信することを含む、実施形態A1~A15のいずれか1つに記載の方法。
【0317】
A17 データ送信が、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上におけるV2X(Vehicle-to-Everything)データ送信である、実施形態A1~A16のいずれか1つに記載の方法。
【0318】
A18 シーケンスが、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)上で送信される、実施形態A1~A17のいずれか1つに記載の方法。
【0319】
A19 無線デバイスによって実施される方法であって、
無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上でピア無線デバイスからデータ送信を受信することと、
ピア無線デバイスに、無線デバイスとピア無線デバイスとの間の距離に基づいたシーケンスを送信することであって、シーケンスの送信が、データ送信に関する確認応答フィードバックを伝達する、シーケンスを送信することと、
を含む、方法。
【0320】
A20 シーケンスがベースシーケンスのあるバージョンであり、ベースシーケンスが、無線デバイスとピア無線デバイスとの間の距離に基づき、ベースシーケンスのあるバージョンが、ベースシーケンスを位相回転したバージョンまたはベースシーケンスを巡回シフトしたバージョンである、実施形態A19に記載の方法。
【0321】
A21 距離の異なる範囲が異なるベースシーケンスと関連付けられ、方法が、
距離の異なる範囲のうちどの中に、無線デバイスとピア無線デバイスとの間の距離が含まれるかを決定することと、
異なるベースシーケンスの中から、決定された距離の範囲と関連付けられたベースシーケンスを決定することと、
を更に含む、実施形態A20に記載の方法。
【0322】
A22 シーケンスがピア無線デバイスの識別情報にも基づく、実施形態A19~A21のいずれか1つに記載の方法。
【0323】
A23 シーケンスを送信するリソースブロックを選択することを更に含み、シーケンスを送信することが、選択されたリソースブロック内でシーケンスを送信することを含む、実施形態A19~A22のいずれか1つに記載の方法。
【0324】
A24 リソースブロックを選択することが無線デバイスの識別情報に基づく、実施形態A23に記載の方法。
【0325】
A25 リソースブロックを選択することが、特定のリソースブロック上のシーケンスの送信が確認応答フィードバックを伝達するように、伝達されるべき確認応答フィードバックに基づく、実施形態A23~A24のいずれか1つに記載の方法。
【0326】
A26 リソースブロックを選択することが、伝達されるべき確認応答フィードバックがデータ送信に肯定または否定どちらで応答するかに応じて、肯定応答および否定応答とそれぞれ関連付けられた、2つの候補リソースブロックの間からリソースブロックを選択することを含む、実施形態A25に記載の方法。
【0327】
A27 シーケンスが特定のサブチャネル上で送信され、リソースブロックを選択することが、特定のサブチャネル内の複数のリソースブロックの中からリソースブロックを選択することを含む、実施形態A23~A26のいずれか1つに記載の方法。
【0328】
A28 シーケンスを送信することが、データ送信が受信されるサブチャネルと同じサブチャネル上でシーケンスを送信することを含む、実施形態A19~A27のいずれか1つに記載の方法。
【0329】
A29 データ送信が、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上におけるV2X(Vehicle-to-Everything)データ送信である、実施形態A19~A29のいずれか1つに記載の方法。
【0330】
A30 シーケンスが、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)上で送信される、実施形態A19~A29のいずれか1つに記載の方法。
【0331】
A31 無線デバイスによって実施される方法であって、
無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上でピア無線デバイスからデータ送信を受信することと、
データ送信に関する確認応答フィードバックを伝達するためにシーケンスを送信するリソースブロックを選択することであって、リソースブロックが、
無線デバイスの識別情報、または、
伝達されるべき確認応答フィードバック、のうち1つもしくは複数に基づいて選択されることと、
選択されたリソースブロック上でピア無線デバイスにシーケンスを送信することと、
を含む、方法。
【0332】
A32 リソースブロックを選択することが、特定のリソースブロック上のシーケンスの送信が確認応答フィードバックを伝達するように、伝達されるべき確認応答フィードバックに基づく、実施形態A31に記載の方法。
【0333】
A33 リソースブロックを選択することが、伝達されるべき確認応答フィードバックがデータ送信に肯定または否定どちらで応答するかに応じて、肯定応答および否定応答とそれぞれ関連付けられた、2つの候補リソースブロックの間からリソースブロックを選択することを含む、実施形態A32に記載の方法。
【0334】
A34 リソースブロックが無線デバイスの識別情報に基づいて選択される、実施形態A31~A33のいずれか1つに記載の方法。
【0335】
A35 リソースブロックが、伝達されるべき確認応答フィードバックがデータ送信の肯定応答またはデータ送信の否定応答のどちらを示すかに基づいて選択される、実施形態A31~A34のいずれか1つに記載の方法。
【0336】
A36 リソースブロックを選択することが、複数のサブチャネルにわたる複数のリソースブロックの中からリソースブロックを選択することを含み、各サブチャネルが1つまたは複数のリソースブロックを含む、実施形態A31~A35のいずれか1つに記載の方法。
【0337】
A37 シーケンスが特定のサブチャネル上で送信され、リソースブロックを選択することが、特定のサブチャネル内の複数のリソースブロックの中からリソースブロックを選択することを含む、実施形態A31~A36のいずれか1つに記載の方法。
【0338】
A38 シーケンスを送信することが、データ送信が受信されるサブチャネルと同じサブチャネル上でシーケンスを送信することを含む、実施形態A31~A37のいずれか1つに記載の方法。
【0339】
A39 シーケンスがピア無線デバイスの識別情報に基づく、実施形態A31~A38のいずれか1つに記載の方法。
【0340】
A40 データ送信が、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上におけるV2X(Vehicle-to-Everything)データ送信である、実施形態A31~A39のいずれか1つに記載の方法。
【0341】
A41 シーケンスが、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)上で送信される、実施形態A31~A40のいずれか1つに記載の方法。
【0342】
A42 無線デバイスによって実施される方法であって、
無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンクのサブチャネル上でピア無線デバイスからデータ送信を受信することと、
データ送信が受信されたサブチャネルと同じサブチャネル上でピア無線デバイスにシーケンスを送信することであって、シーケンスの送信が、データ送信に関する確認応答フィードバックを伝達する、シーケンスを送信することと、
を含む、方法。
【0343】
A43 データ送信が、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上におけるV2X(Vehicle-to-Everything)データ送信である、実施形態A42に記載の方法。
【0344】
A44 シーケンスが、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)上で送信される、実施形態A42~A43のいずれか1つに記載の方法。
【0345】
A45 無線デバイスによって実施される方法であって、
1つまたは複数のサイドリンク上でデータ送信を受信することを含み、データ送信それぞれに関する確認応答フィードバックが、同じフィードバック報告時間間隔で伝達されるべきであることと、
データ送信それぞれに関して、そのデータ送信に関する確認応答フィードバックが伝達されるべきピア無線デバイスを識別することと、
上記識別にしたがって、データ送信の複数に関する確認応答フィードバックが伝達されるべきピア無線デバイスに関して、ピア無線デバイスに同じフィードバック報告時間間隔内で、データ送信の複数に関する確認応答フィードバックを伝達するシーケンスを送信することであって、異なるデータ送信に関する確認応答フィードバックが符号領域内で区別される、シーケンスを送信することと、
を含む、方法。
【0346】
A46 送信されるシーケンスが、ベースシーケンスを位相回転したバージョンを含み、ベースシーケンスの異なる位相回転が、データ送信の複数に関する確認応答フィードバックの異なる組合せを伝達する、実施形態A45に記載の方法。
【0347】
A47 データ送信が異なるそれぞれのサイドリンクデータチャネル上で受信される、実施形態A45~A46のいずれか1つに記載の方法。
【0348】
A48 データ送信が2つ以上の異なるサブチャネル内で受信され、シーケンスが、2つ以上の異なるサブチャネルのうち選択されたサブチャネル内で送信される、実施形態A46~A47のいずれか1つに記載の方法。
【0349】
A49 選択されたサブチャネルが、最も小さいインデックスを有するサブチャネルか、または最も優先順位が高いデータ送信が受信されたサブチャネルである、実施形態A48に記載の方法。
【0350】
A50 シーケンスが、最大数のデータ送信に関する符号領域確認応答フィードバックにおいて区別することができ、方法が、
シーケンスが、上記最大数を超える1つまたは複数のデータ送信に関してピア無線デバイスに伝達されるべき符号領域確認応答フィードバックを、区別することができないと決定することと、
上記最大数を超える1つもしくは複数のデータ送信に関するピア無線デバイス確認応答フィードバックを破棄するか、または伝達を差し控えることと、
を更に含む、実施形態A45~A49のいずれか1つに記載の方法。
【0351】
A51 上記破棄することまたは差し控えることが、上記最大数を超える1つもしくは複数のデータ送信が、シーケンスが確認応答フィードバックを伝達する対象であるデータ送信の複数よりも後の時間に受信されること、および/または上記最大数を超える1つもしくは複数のデータ送信が、シーケンスが確認応答フィードバックを伝達する対象であるデータ送信の複数よりも優先順位が低いデータを伝達することに基づく、実施形態A50に記載の方法。
【0352】
A52 無線デバイスによって実施される方法であって、
同じ時間スロット内で実施されるべき複数の確認応答フィードバック動作の中から、複数の確認応答フィードバック動作にそれぞれの優先順位を割り当てる1つまたは複数の規則に基づいて、時間スロット内で実施する複数の確認応答フィードバック動作のサブセットを決定することと、
時間スロット内で、決定されたサブセットに含まれる確認応答フィードバック動作を実施することと、
を含む、方法。
【0353】
A53 複数の確認応答フィードバック動作が、第1のデータ送信の肯定応答を送信することと、第2のデータ送信の否定応答を送信することとを含む、実施形態A52に記載の方法。
【0354】
A54 第1のデータ送信がグループキャスト送信であり、決定されたサブセットが、否定応答を送信することを含み、肯定応答を送信することは除外する、実施形態A53に記載の方法。
【0355】
A55 第1および第2のデータ送信がそれぞれユニキャスト送信であり、決定されたサブセットが、肯定応答を送信することを含み、否定応答を送信することは除外する、実施形態A53に記載の方法。
【0356】
A56 複数の確認応答フィードバック動作が、確認応答フィードバックを送信することと、確認応答フィードバックを受信することとを含み、決定されたサブセットが、確認応答フィードバックを受信することを含み、確認応答フィードバックを送信することは除外する、実施形態A52に記載の方法。
【0357】
A57 1つまたは複数の規則が、
確認応答フィードバック動作が、確認応答フィードバックを送信するかもしくは受信するか、
確認応答フィードバック動作に関する確認応答フィードバックが、肯定応答もしくは否定応答のどちらであるか、または、
確認応答フィードバック動作が実施されるべきデータ送信が、ユニキャスト送信もしくはグループキャスト送信のどちらであるか、
のうち1つまたは複数に基づいて、複数の確認応答フィードバック動作にそれぞれの優先順位を割り当てる、実施形態A52~A56のいずれか1つに記載の方法。
【0358】
A58 無線デバイスによって実施される方法であって、
別のデータ送信に関する確認応答フィードバックがいつ送信または受信されるべきかに基づいて、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上で、無線デバイスからピア無線デバイスへのデータ送信をいつ実施するかをスケジューリングすることと、
上記スケジューリングにしたがってデータ送信を実施することと、
を含む、方法。
【0359】
A59 上記スケジューリングが、無線デバイスが別のデータ送信に関する確認応答フィードバックをいつ送信または受信するかに基づく、実施形態A58の方法。
【0360】
A60 上記スケジューリングが、ピア無線デバイスが別のデータ送信に関する確認応答フィードバックをいつ送信または受信するかに基づく、実施形態A58~A59のいずれか1つに記載の方法。
【0361】
A61別のデータ送信の復号に基づいて、ピア無線デバイスが別のデータ送信に関する確認応答フィードバックをいつ送信または受信するかを決定することを更に含む、実施形態A60に記載の方法。
【0362】
A62 確認応答フィードバックに関する無線リソースのプールが周期的に繰り返され、上記スケジューリングが、別のデータ送信に関する確認応答フィードバックが送信または受信されるべきプールの期間とは異なるプールの期間内で、データ送信に関する確認応答フィードバックが無線デバイスによって受信されるように、実施されるべきそのデータ送信をスケジューリングすることを含む、実施形態A58~A61のいずれか1つに記載の方法。
【0363】
A63 上記スケジューリングが、確認応答フィードバックに関する無線リソースのプールの期間が期限切れになる後までデータ送信の実施を遅延することを含み、別のデータ送信に関する確認応答フィードバックが、その期間中に送信または受信されるべきである、実施形態A58~A62のいずれか1つに記載の方法。
【0364】
A64 無線デバイスによって実施される方法であって、
無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上で、ピア無線デバイスから受信されるデータ送信に関する確認応答フィードバックを伝達するシーケンスを生成するため、
シーケンスを送信するリソースブロックを選択するため、および/または、
シーケンスを送信するサブチャネル選択するために、
無線デバイスがしたがう1つまたは複数の規則を示す、制御シグナリングを受信することを含む、方法。
【0365】
A65 制御シグナリングが、シーケンスを生成するのに無線デバイスがしたがう1つまたは複数の規則を示す、実施形態A64に記載の方法。
【0366】
A66 1つまたは複数の規則が、シーケンスがピア無線デバイスの識別情報に基づいて生成されるべきであることを示す、実施形態A65に記載の方法。
【0367】
A67 シーケンスがベースシーケンスのあるバージョンであり、1つまたは複数の規則にしたがって、ベースシーケンスがピア無線デバイスの識別情報に基づき、ベースシーケンスのあるバージョンが、ベースシーケンスを位相回転したバージョンまたはベースシーケンスを巡回シフトしたバージョンである、実施形態A66に記載の方法。
【0368】
A68 ベースシーケンスの位相回転またはベースシーケンスの巡回シフトが、無線デバイスの識別情報に基づく、実施形態A67に記載の方法。
【0369】
A69 1つまたは複数の規則が、シーケンスが無線デバイスとピア無線デバイスとの間の距離に基づいて生成されるべきであることを示す、実施形態A64~A68のいずれか1つに記載の方法。
【0370】
A70 1つまたは複数の規則が、距離の異なる範囲が異なるベースシーケンスと関連付けられることを示す、実施形態A69に記載の方法。
【0371】
A71 シーケンスがベースシーケンスのあるバージョンであり、ベースシーケンスが、ピア無線デバイスの識別情報と、無線デバイスとピア無線デバイスとの間の距離とに基づき、ベースシーケンスのあるバージョンが、ベースシーケンスを位相回転したバージョンまたはベースシーケンスを巡回シフトしたバージョンであり、1つまたは複数の規則が、距離の異なる範囲が異なるベースシーケンスと関連付けられることを示す、実施形態A69~A70のいずれか1つに記載の方法。
【0372】
A72 制御シグナリングが、シーケンスを送信するリソースブロックを選択するのに無線デバイスがしたがう1つまたは複数の規則を示す、実施形態A64~A71のいずれか1つに記載の方法。
【0373】
A73 1つまたは複数の規則が、リソースブロックが無線デバイスの識別情報に基づいて選択されるべきであることを示す、実施形態A72に記載の方法。
【0374】
A74 1つまたは複数の規則が、伝達されるべき確認応答フィードバックがデータ送信の肯定応答またはデータ送信の否定応答のどちらを示すかに基づいて、リソースブロックが選択されるべきであることを示す、実施形態A72~A73のいずれか1つに記載の方法。
【0375】
A75 1つまたは複数の規則が、肯定応答および否定応答を伝達するために異なるリソースブロックが使用されるべきであることを示す、実施形態A74に記載の方法。
【0376】
A76 制御シグナリングが、シーケンスを送信するサブチャネルを選択するのに無線デバイスがしたがう1つまたは複数の規則を示す、実施形態A64~A75のいずれか1つに記載の方法。
【0377】
A77 1つまたは複数の規則が、複数のサブチャネルのうちどれでシーケンスが送信されるべきかの優先順位を付ける優先順位付け規則を示す、実施形態A76に記載の方法。
【0378】
A78 データ送信が、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上におけるV2X(Vehicle-to-Everything)データ送信である、実施形態A74~A77のいずれか1つに記載の方法。
【0379】
A79 シーケンスが、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)上で送信される、実施形態A64~A78のいずれか1つに記載の方法。
【0380】
A80 制御シグナリングにしたがって、シーケンスを生成し、リソースブロックを選択し、かつ/またはサブチャネルを選択するのに、1つまたは複数の規則を適用することを更に含む、実施形態A64~A79のいずれか1つに記載の方法。
【0381】
A81 1つまたは複数の規則にしたがって確認応答フィードバックを伝達するためのシーケンスを送信することを更に含む、実施形態A64~A80のいずれか1つに記載の方法。
【0382】
A82 制御シグナリングがピア無線デバイスから受信される、実施形態A64~A81のいずれか1つに記載の方法。
【0383】
A83 制御シグナリングが無線ネットワークノードから受信される、実施形態A64~A81のいずれか1つに記載の方法。
【0384】
AA ユーザデータを提供することと、
基地局への送信を介してホストコンピュータにユーザデータをフォワーディングすることと
を更に含む、上述の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0385】
グループXの実施形態
X1 ピア無線デバイスによって実施される方法であって、
無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上でピア無線デバイスから無線デバイスにデータ送信を送信することと、
無線デバイスから、ピア無線デバイスの識別情報に基づいたシーケンスの送信を受信することを含み、シーケンスの送信が、データ送信に関する確認応答フィードバックを伝達する、
方法。
【0386】
X2 シーケンスが無線デバイスの識別情報にも基づく、実施形態X1に記載の方法。
【0387】
X3 シーケンスがベースシーケンスのあるバージョンであり、ベースシーケンスがピア無線デバイスの識別情報に基づき、ベースシーケンスのあるバージョンが、ベースシーケンスを位相回転したバージョンまたはベースシーケンスを巡回シフトしたバージョンである、実施形態X1~X2のいずれか1つに記載の方法。
【0388】
X4 ベースシーケンスの位相回転またはベースシーケンスの巡回シフトが、無線デバイスの識別情報に基づく、実施形態X3に記載の方法。
【0389】
X5 シーケンスが無線デバイスとピア無線デバイスとの間の距離にも基づく、実施形態X1~X4のいずれか1つに記載の方法。
【0390】
X6 シーケンスがベースシーケンスのあるバージョンであり、ベースシーケンスが、ピア無線デバイスの識別情報と、無線デバイスとピア無線デバイスとの間の距離とに基づき、ベースシーケンスのあるバージョンが、ベースシーケンスを位相回転したバージョンまたはベースシーケンスを巡回シフトしたバージョンである、実施形態X5に記載の方法。
【0391】
X7 距離の異なる範囲が異なるベースシーケンスと関連付けられ、方法が、
距離の異なる範囲のうちどの中に、無線デバイスとピア無線デバイスとの間の距離が含まれるかを決定することと、
異なるベースシーケンスの中から、決定された距離の範囲と関連付けられたベースシーケンスを決定することと、
を更に含む、実施形態X6に記載の方法。
【0392】
X8 シーケンスが、無線デバイスの識別情報と関連付けられたリソースブロック上で受信される、実施形態X1~X7のいずれか1つに記載の方法。
【0393】
X9 特定のリソースブロック上でシーケンスの送信を受信することと、シーケンスの送信がどのリソースブロック上で受信されるかに基づいて、伝達される確認応答フィードバックを決定することとを更に含む、実施形態X8に記載の方法。
【0394】
X10 異なる候補リソースブロックが肯定応答および否定応答とそれぞれ関連付けられ、方法が、候補リソースブロックのうちどれの上でシーケンスが受信されるかに応じて、シーケンスの送信が、データ送信に肯定応答するかまたはデータ送信に否定応答する確認応答フィードバックのどちらを伝達するかを決定することを更に含む、実施形態X9に記載の方法。
【0395】
X11 シーケンスを受信することが、データ送信が送信されるサブチャネルと同じサブチャネル上でシーケンスを受信することを含む、実施形態X1~X10のいずれか1つに記載の方法。
【0396】
X12 データ送信が、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上におけるV2X(Vehicle-to-Everything)データ送信である、実施形態X1~X11のいずれか1つに記載の方法。
【0397】
X13 シーケンスが、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)上で受信される、実施形態X1~X12のいずれか1つに記載の方法。
【0398】
X14 ピア無線デバイスによって実施される方法であって、
無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上でピア無線デバイスから無線デバイスにデータ送信を送信することと、
ピア無線デバイスから、無線デバイスとピア無線デバイスとの間の距離に基づいたシーケンスを受信することであって、シーケンスの送信が、データ送信に関する確認応答フィードバックを伝達する、シーケンスを受信することと、
を含む、方法。
【0399】
X15 シーケンスがベースシーケンスのあるバージョンであり、ベースシーケンスが、無線デバイスとピア無線デバイスとの間の距離に基づき、ベースシーケンスのあるバージョンが、ベースシーケンスを位相回転したバージョンまたはベースシーケンスを巡回シフトしたバージョンである、実施形態X14に記載の方法。
【0400】
X16 距離の異なる範囲が異なるベースシーケンスと関連付けられ、方法が、
距離の異なる範囲のうちどの中に、無線デバイスとピア無線デバイスとの間の距離が含まれるかを決定することと、
異なるベースシーケンスの中から、決定された距離の範囲と関連付けられたベースシーケンスを決定することと、
を更に含む、実施形態X15に記載の方法。
【0401】
X17 シーケンスがピア無線デバイスの識別情報にも基づく、実施形態X15~X16のいずれか1つに記載の方法。
【0402】
X18 シーケンスが、無線デバイスの識別情報と関連付けられたリソースブロック上で受信される、実施形態X15~X17のいずれか1つに記載の方法。
【0403】
X19 特定のリソースブロック上でシーケンスの送信を受信することと、シーケンスの送信がどのリソースブロック上で受信されるかに基づいて、伝達される確認応答フィードバックを決定することとを更に含む、実施形態X15~X18のいずれか1つに記載の方法。
【0404】
X20 異なる候補リソースブロックが肯定応答および否定応答とそれぞれ関連付けられ、方法が、候補リソースブロックのうちどれの上でシーケンスが受信されるかに応じて、シーケンスの送信が、データ送信に肯定応答するかまたはデータ送信に否定応答する確認応答フィードバックのどちらを伝達するかを決定することを更に含む、実施形態X19に記載の方法。
【0405】
X21 シーケンスを受信することが、データ送信が送信されるサブチャネルと同じサブチャネル上でシーケンスを受信することを含む、実施形態X17~X20のいずれか1つに記載の方法。
【0406】
X22 データ送信が、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上におけるV2X(Vehicle-to-Everything)データ送信である、実施形態X17~X21のいずれか1つに記載の方法。
【0407】
X23 シーケンスが、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)上で受信される、実施形態X17~X22のいずれか1つに記載の方法。
【0408】
X24 ピア無線デバイスによって実施される方法であって、
無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上でピア無線デバイスから無線デバイスにデータ送信を送信することと、
無線デバイスからシーケンスの送信を受信することであって、シーケンスの送信が、データ送信に関する確認応答フィードバックを伝達し、シーケンスの送信が、
無線デバイスの識別情報、または、
確認応答フィードバック、のうち1つまたは複数に依存するリソースブロック上で受信されることと、
を含む、方法。
【0409】
X25 シーケンスの送信がどのリソースブロック上で受信されるかに基づいて、伝達される確認応答フィードバックを決定することを更に含む、実施形態X24に記載の方法。
【0410】
X26 異なる候補リソースブロックが肯定応答および否定応答とそれぞれ関連付けられ、方法が、候補リソースブロックのうちどれの上でシーケンスが受信されるかに応じて、シーケンスの送信が、データ送信に肯定応答するかまたはデータ送信に否定応答する確認応答フィードバックのどちらを伝達するかを決定することを更に含む、実施形態X25に記載の方法。
【0411】
X27 シーケンスが、無線デバイスの識別情報に応じたリソースブロック上で受信される、実施形態X24~X26のいずれか1つに記載の方法。
【0412】
X28 伝達されるべき確認応答フィードバックがデータ送信の肯定応答またはデータ送信の否定応答のどちらを示すかに応じたリソースブロック上で、シーケンスが受信される、実施形態X24~X27のいずれか1つに記載の方法。
【0413】
X29 シーケンスがどのリソースブロックで受信されるかに基づいて、シーケンスによって伝達される確認応答フィードバックが、データ送信の肯定応答またはデータ送信の否定応答のどちらを示すかを決定することを更に含む、実施形態X24~X28のいずれか1つに記載の方法。
【0414】
X30 シーケンスを受信することが、データ送信が送信されるサブチャネルと同じサブチャネル上でシーケンスを受信することを含む、実施形態X24~X29のいずれか1つに記載の方法。
【0415】
X31 データ送信が、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上におけるV2X(Vehicle-to-Everything)データ送信である、実施形態X24~X30のいずれか1つに記載の方法。
【0416】
X32 シーケンスが、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)上で受信される、実施形態X24~X31のいずれか1つに記載の方法。
【0417】
X33 ピア無線デバイスによって実施される方法であって、
無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンクのサブチャネル上でピア無線デバイスから無線デバイスにデータ送信を送信することと、
データ送信が送信されたサブチャネルと同じサブチャネル上で無線デバイスからシーケンスの送信を受信することであって、シーケンスの送信が、データ送信に関する確認応答フィードバックを伝達する、シーケンスの送信を受信することと、
を含む、方法。
【0418】
X34 データ送信が、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上におけるV2X(Vehicle-to-Everything)データ送信である、実施形態X33に記載の方法。
【0419】
X35 シーケンスが、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)上で受信される、実施形態X33~X34のいずれか1つに記載の方法。
【0420】
X36 ピア無線デバイスによって実施される方法であって、
無線デバイスとピア無線デバイスとの間の1つまたは複数のサイドリンク上でピア無線デバイスから無線デバイスに複数のデータ送信を送信することと、
無線デバイスから、複数のデータ送信に関する確認応答フィードバックを伝達するシーケンスを受信することであって、複数のデータ送信それぞれに関する確認応答フィードバックが符号領域内で区別される、シーケンスを受信することと、
を含む、方法。
【0421】
X37 受信されるシーケンスが、ベースシーケンスを位相回転したバージョンを含み、ベースシーケンスの異なる位相回転が、複数のデータ送信に関する確認応答フィードバックの異なる組合せを伝達する、実施形態A36に記載の方法。
【0422】
X38 複数のデータ送信が異なるそれぞれのサイドリンクデータチャネル上で送信される、実施形態X36~X37のいずれか1つに記載の方法。
【0423】
X39 複数のデータ送信が2つ以上の異なるサブチャネル内で送信され、シーケンスが、2つ以上の異なるサブチャネルのうち選択されたサブチャネル内で受信される、実施形態X36~X38のいずれか1つに記載の方法。
【0424】
X40 選択されたサブチャネルが、最も小さいインデックスを有するサブチャネルか、または最も優先順位が高いデータ送信が送信されたサブチャネルである、実施形態X39に記載の方法。
【0425】
X41 確認応答フィードバックが受信されるべきである、ピア無線デバイスからの1つまたは複数の他のデータ送信を、複数のデータ送信に関する確認応答フィードバックと同じ時間間隔内で送信することと、
1つまたは複数の他のデータ送信に関して確認応答フィードバックが受信されないべきであると決定することと、
を更に含む、実施形態X36~X40のいずれか1つに記載の方法。
【0426】
X42 上記決定することが、1つもしくは複数の他のデータ送信が複数のデータ送信よりも後の時間に受信されること、および/または1つもしくは複数の他のデータ送信が複数のデータ送信よりも優先順位が低いデータを伝達することに基づく、実施形態X41に記載の方法。
【0427】
X43 ピア無線デバイスによって実施される方法であって、
無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上で、ピア無線デバイスから受信されるデータ送信に関する確認応答フィードバックを伝達するシーケンスを生成するため、
シーケンスを送信するリソースブロックを選択するため、および/または、
シーケンスを送信するサブチャネルを選択するために、
無線デバイスがしたがう1つまたは複数の規則を示す、制御シグナリングを送信することを含む、方法。
【0428】
X44 制御シグナリングが、シーケンスを生成するのに無線デバイスがしたがう1つまたは複数の規則を示す、実施形態X43に記載の方法。
【0429】
X45 1つまたは複数の規則が、シーケンスがピア無線デバイスの識別情報に基づいて生成されるべきであることを示す、実施形態A44に記載の方法。
【0430】
X46 シーケンスがベースシーケンスのあるバージョンであり、1つまたは複数の規則にしたがって、ベースシーケンスがピア無線デバイスの識別情報に基づき、ベースシーケンスのあるバージョンが、ベースシーケンスを位相回転したバージョンまたはベースシーケンスを巡回シフトしたバージョンである、実施形態A45に記載の方法。
【0431】
X47 ベースシーケンスの位相回転またはベースシーケンスの巡回シフトが、無線デバイスの識別情報に基づく、実施形態X46に記載の方法。
【0432】
X48 1つまたは複数の規則が、シーケンスが無線デバイスとピア無線デバイスとの間の距離に基づいて生成されるべきであることを示す、実施形態X43~X47のいずれか1つに記載の方法。
【0433】
X49 1つまたは複数の規則が、距離の異なる範囲が異なるシーケンスと関連付けられることを示す、実施形態X48に記載の方法。
【0434】
X50 シーケンスがベースシーケンスのあるバージョンであり、ベースシーケンスが、ピア無線デバイスの識別情報と、無線デバイスとピア無線デバイスとの間の距離とに基づき、ベースシーケンスのあるバージョンが、ベースシーケンスを位相回転したバージョンまたはベースシーケンスを巡回シフトしたバージョンであり、1つまたは複数の規則が、距離の異なる範囲が異なるベースシーケンスと関連付けられることを示す、実施形態X48~X49のいずれか1つに記載の方法。
【0435】
X51 制御シグナリングが、シーケンスを送信するリソースブロックを選択するのに無線デバイスがしたがう1つまたは複数の規則を示す、実施形態X43~X50のいずれか1つに記載の方法。
【0436】
X52 1つまたは複数の規則が、リソースブロックがピア無線デバイスの識別情報に基づいて選択されるべきであることを示す、実施形態X51に記載の方法。
【0437】
X53 1つまたは複数の規則が、伝達されるべき確認応答フィードバックがデータ送信の肯定応答またはデータ送信の否定応答のどちらを示すかに基づいて、リソースブロックが選択されるべきであることを示す、実施形態X51~X52のいずれか1つに記載の方法。
【0438】
X54 1つまたは複数の規則が、肯定応答および否定応答を伝達するために異なるリソースブロックが使用されるべきであることを示す、実施形態X53に記載の方法。
【0439】
X55 制御シグナリングが、どのサブチャネル上でシーケンスを送信するかを選択するのに無線デバイスがしたがう1つまたは複数の規則を示す、実施形態X43~X54のいずれか1つに記載の方法。
【0440】
X56 1つまたは複数の規則が、複数のサブチャネルのうちどれでシーケンスが送信されるべきかの優先順位を付ける優先順位付け規則を示す、実施形態X55に記載の方法。
【0441】
X57 データ送信が、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上におけるV2X(Vehicle-to-Everything)データ送信である、実施形態X43~X56のいずれか1つに記載の方法。
【0442】
X58 シーケンスが、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)上で送信される、実施形態X43~X57のいずれか1つに記載の方法。
【0443】
X59 1つまたは複数の規則にしたがって確認応答フィードバックを伝達するシーケンスを受信することを更に含む、実施形態X43~X58のいずれか1つに記載の方法。
【0444】
グループBの実施形態
B1 無線ネットワークノードによって実施される方法であって、
無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上で、ピア無線デバイスから受信されるデータ送信に関する確認応答フィードバックを伝達するシーケンスを生成するため、
シーケンスを送信するリソースブロックを選択するため、および/または、
シーケンスを送信するサブチャネルを選択するために、
無線デバイスがしたがう1つまたは複数の規則を示す、制御シグナリングを送信することを含む、方法。
【0445】
B2 制御シグナリングが、シーケンスを生成するのに無線デバイスがしたがう1つまたは複数の規則を示す、実施形態B1に記載の方法。
【0446】
B3 1つまたは複数の規則が、シーケンスがピア無線デバイスの識別情報に基づいて生成されるべきであることを示す、実施形態B2に記載の方法。
【0447】
B4 シーケンスがベースシーケンスのあるバージョンであり、1つまたは複数の規則にしたがって、ベースシーケンスがピア無線デバイスの識別情報に基づき、ベースシーケンスのあるバージョンが、ベースシーケンスを位相回転したバージョンまたはベースシーケンスを巡回シフトしたバージョンである、実施形態B3に記載の方法。
【0448】
B5 ベースシーケンスの位相回転またはベースシーケンスの巡回シフトが、無線デバイスの識別情報に基づく、実施形態B4に記載の方法。
【0449】
B6 1つまたは複数の規則が、シーケンスが無線デバイスとピア無線デバイスとの間の距離に基づいて生成されるべきであることを示す、実施形態B1~B5のいずれか1つに記載の方法。
【0450】
B7 1つまたは複数の規則が、距離の異なる範囲が異なるベースシーケンスと関連付けられることを示す、実施形態B6に記載の方法。
【0451】
B8 シーケンスがベースシーケンスのあるバージョンであり、ベースシーケンスが、ピア無線デバイスの識別情報と、無線デバイスとピア無線デバイスとの間の距離とに基づき、ベースシーケンスのあるバージョンが、ベースシーケンスを位相回転したバージョンまたはベースシーケンスを巡回シフトしたバージョンであり、1つまたは複数の規則が、距離の異なる範囲が異なるベースシーケンスと関連付けられることを示す、実施形態B6~B7のいずれか1つに記載の方法。
【0452】
B9 制御シグナリングが、シーケンスを送信するリソースブロックを選択するのに無線デバイスがしたがう1つまたは複数の規則を示す、実施形態B1~B8のいずれか1つに記載の方法。
【0453】
B10 1つまたは複数の規則が、リソースブロックがピア無線デバイスの識別情報に基づいて選択されるべきであることを示す、実施形態B9に記載の方法。
【0454】
B11 1つまたは複数の規則が、伝達されるべき確認応答フィードバックがデータ送信の肯定応答またはデータ送信の否定応答のどちらを示すかに基づいて、リソースブロックが選択されるべきであることを示す、実施形態B9~B10のいずれか1つに記載の方法。
【0455】
B12 1つまたは複数の規則が、肯定応答および否定応答を伝達するために異なるリソースブロックが使用されるべきであることを示す、実施形態B11に記載の方法。
【0456】
B13 制御シグナリングが、シーケンスを送信するサブチャネルを選択するのに無線デバイスがしたがう1つまたは複数の規則を示す、実施形態B1~B12のいずれか1つに記載の方法。
【0457】
B14 複数のサブチャネルのうちどれでシーケンスが送信されるべきかの優先順位を付ける優先順位付け規則を示す、実施形態B13に記載の方法。
【0458】
B15 データ送信が、無線デバイスとピア無線デバイスとの間のサイドリンク上におけるV2X(Vehicle-to-Everything)データ送信である、実施形態B1~B14のいずれか1つに記載の方法。
【0459】
B16 シーケンスが、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)上で送信される、実施形態B1~B15のいずれか1つに記載の方法。
【0460】
BB ユーザデータを取得することと、
ユーザデータをホストコンピュータまたは無線デバイスにフォワーディングすることと
を更に含む、上述の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0461】
グループCの実施形態
C1 グループAまたはグループXの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、無線デバイス。
【0462】
C2 グループAまたはグループXの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路を備える、無線デバイス。
【0463】
C3 通信回路と、
グループAまたはグループXの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路と
を備える、無線デバイス。
【0464】
C4 グループAまたはグループXの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路と、
無線デバイスに電力を供給するように設定された電力供給回路と
を備える、無線デバイス。
【0465】
C5 処理回路とメモリとを備え、メモリが、処理回路によって実行可能な命令を含み、それにより、無線デバイスが、グループAまたはグループXの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、無線デバイス。
【0466】
C6 無線信号を伝送しかつ受信するように設定されたアンテナと、
アンテナおよび処理回路に接続され、アンテナと処理回路との間で通信される信号を調整するように設定された、無線フロントエンド回路と、
グループAまたはグループXの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、処理回路と、
処理回路に接続され、UEへの情報の入力が処理回路によって処理されることを可能にするように設定された、入力インターフェースと、
処理回路に接続され、処理回路によって処理されたUEからの情報を出力するように設定された、出力インターフェースと、
処理回路に接続され、UEに電力を供給するように設定された、バッテリーと
を備える、ユーザ機器(UE)。
【0467】
C7 無線デバイスの少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、無線デバイスに、グループAまたはグループXの実施形態のいずれか1つに記載のステップを実施させる命令を備える、コンピュータプログラム。
【0468】
C8 実施形態C7に記載のコンピュータプログラムを含むキャリアであって、電子信号、光学信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである、キャリア。
【0469】
C9 グループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、無線ネットワークノード。
【0470】
C10 グループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路を備える、無線ネットワークノード。
【0471】
C11 通信回路と、
グループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路と
を備える、無線ネットワークノード。
【0472】
C12 グループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路と、
無線ネットワークノードに電力を供給するように設定された電力供給回路と
を備える、無線ネットワークノード。
【0473】
C13 処理回路とメモリとを備え、メモリが、処理回路によって実行可能な命令を含み、それにより、無線ネットワークノードが、グループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、無線ネットワークノード。
【0474】
C14 無線ネットワークノードが基地局である、実施形態C9~C13のいずれか1つに記載の無線ネットワークノード。
【0475】
C15 無線ネットワークノードの少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、無線ネットワークノードにグループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップを実施させる命令を備える、コンピュータプログラム。
【0476】
C16 無線ネットワークノードが基地局である、実施形態C14に記載のコンピュータプログラム。
【0477】
C17 実施形態C15~C16のいずれか1つに記載のコンピュータプログラムを含むキャリアであって、電子信号、光学信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうち1つである、キャリア。
【0478】
グループDの実施形態
D1 ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
ユーザ機器(UE)への送信のためにユーザデータをセルラネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースと
を備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、
セルラネットワークが、無線インターフェースと処理回路とを有する基地局を備え、基地局の処理回路が、グループBの実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
【0479】
D2 基地局を更に含む、実施形態D1に記載の通信システム。
【0480】
D3 UEを更に含み、UEが基地局と通信するように設定された、実施形態D1およびD2に記載の通信システム。
【0481】
D4 ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように設定され、
UEが、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定された、処理回路を備える、
実施形態D1~D3のいずれか1つに記載の通信システム。
【0482】
D5 ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、
ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラネットワークを介してUEにユーザデータを伝達する送信を開始することであって、基地局が、グループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する、送信を開始することと、
を含む、方法。
【0483】
D6 基地局においてユーザデータを送信することを更に含む、実施形態D5に記載の方法。
【0484】
D7 ユーザデータが、ホストコンピュータにおいて、ホストアプリケーションを実行することによって提供され、方法が、UEにおいて、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行することを更に含む、実施形態D5またはD6に記載の方法。
【0485】
D8 基地局と通信するように設定されたユーザ機器(UE)であって、実施形態D5からD7のいずれかを実施するように設定された、無線インターフェースと処理回路とを備える、ユーザ機器(UE)。
【0486】
D9 ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
ユーザ機器(UE)への送信のためにユーザデータをセルラネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースと
を備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、
UEが無線インターフェースと処理回路とを備え、UEの構成要素が、グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、
通信システム。
【0487】
D10 セルラネットワークが、UEと通信するように設定された基地局を更に含む、実施形態D9に記載の通信システム。
【0488】
D11 ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように設定され、
UEの処理回路が、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定された、
実施形態D9またはD10に記載の通信システム。
【0489】
D12 ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、
ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラネットワークを介してUEにユーザデータを伝達する送信を開始することであって、UEが、グループAの実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施する、送信を開始することと、
を含む、方法。
【0490】
D13 UEにおいて、基地局からユーザデータを受信することを更に含む、実施形態D12に記載の方法。
【0491】
D14 ユーザ機器(UE)から基地局への送信から生じるユーザデータを受信するように設定された、通信インターフェースを備える、ホストコンピュータを含み、
UEが無線インターフェースと処理回路とを備え、UEの処理回路が、グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、
通信システム。
【0492】
D15 UEを更に含む、実施形態D14に記載の通信システム。
【0493】
D16 基地局を更に含み、基地局が、UEと通信するように設定された無線インターフェースと、UEから基地局への送信によって伝達されるユーザデータをホストコンピュータにフォワーディングするように設定された通信インターフェースと、を備える、実施形態D14またはD15に記載の通信システム。
【0494】
D17 ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
UEの処理回路が、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように設定された、
実施形態D14からD16に記載の通信システム。
【0495】
D18 ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それによって要求データを提供するように設定され、
UEの処理回路が、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それによって、要求データに応答してユーザデータを提供するように設定された、
実施形態D14からD17に記載の通信システム。
【0496】
D19 ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、
ホストコンピュータにおいて、UEから基地局に送信されたユーザデータを受信することであって、UEが、グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する、ユーザデータを受信すること
を含む、方法。
【0497】
D20 UEにおいて、基地局にユーザデータを提供することを更に含む、実施形態D19に記載の方法。
【0498】
D21 UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行し、それによって送信されるべきユーザデータを提供することと、
ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションと関連付けられたホストアプリケーションを実行することと、
を更に含む、実施形態D19またはD20に記載の方法。
【0499】
D22 UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、
UEにおいて、クライアントアプリケーションへの入力データを受信することであって、入力データが、クライアントアプリケーションに関連するホストアプリケーションを実行することによってホストコンピュータにおいて提供される、入力データを受信することと、
を更に含み、
送信されるべきユーザデータが、入力データに応答してクライアントアプリケーションによって提供される、実施形態D19からD21に記載の方法。
【0500】
D23 ユーザ機器(UE)から基地局への送信から生じたユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、基地局が無線インターフェースと処理回路とを備え、基地局の処理回路が、グループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
【0501】
D24 基地局を更に含む、実施形態D23に記載の通信システム。
【0502】
D25 UEを更に含み、UEが基地局と通信するように設定された、実施形態D23およびD24に記載の通信システム。
【0503】
D26 ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
UEが、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それによって、ホストコンピュータによって受信されるべきユーザデータを提供するように設定された、
実施形態D23からD25に記載の通信システム。
【0504】
D27 ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、
ホストコンピュータにおいて、基地局から、基地局がUEから受信した送信から生じたユーザデータを受信することであって、UEが、グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する、ユーザデータを受信すること
を含む、方法。
【0505】
D28 基地局において、UEからユーザデータを受信することを更に含む、実施形態D27に記載の方法。
【0506】
D29 基地局において、ホストコンピュータへの、受信されたユーザデータの送信を開始することを更に含む、実施形態D27またはD28に記載の方法。
【0507】
以下の略語のうちの少なくともいくつかが本開示で使用されることがある。略語間の不整合がある場合、その略語が上記でどのように使用されるかが選好されるべきである。以下で複数回リストされる場合、最初のリスティングが(1つまたは複数の)後続のリスティングよりも選好されるべきである。
ACK 確認応答
BSM 基本安全メッセージ
CAM 協調認識メッセージ
D2D D2D(device-to-device)通信
DENM 分散型環境通知メッセージ
HARQ ハイブリッド自動再送要求
LTE Long-Term Evolution
NACK 否定応答
NR 新無線(New Radio)
NW ネットワーク
PSCCH 物理サイドリンク制御チャネル
PSFCH 物理サイドリンクフィードバックチャネル
PSSCH 物理サイドリンク共有チャネル
PUCCH 物理アップリンク制御チャネル
RB リソースブロック
SAE 自動車技術会
SCI サイドリンク制御情報
SL サイドリンク
UE ユーザ機器
V2I V2I(Vehicle-to-Infrastructure)
V2P 車歩間
V2V V2V(Vehicle-to-Vehicle)
V2X V2X(Vehicle-to-Everything)通信
1xRTT CDMA2000 1×無線送信技術
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
5G 第5世代
ABS オールモストブランクサブフレーム(ABS)
ARQ 自動再送要求
AWGN 加算性白色ガウス雑音
BCCH ブロードキャスト制御チャネル
BCH ブロードキャストチャネル
CA キャリアアグリゲーション
CC キャリアコンポーネント
CCCH SDU 共通制御チャネルSDU
CDMA 符号分割多重化アクセス
CGI セルグローバル識別子
CIR チャネルインパルス応答
CP サイクリックプレフィックス
CPICH 共通パイロットチャネル
CPICH Ec/No 帯域中の電力密度で除算されたチップごとのCPICH受信エネルギー
CQI チャネル品質情報
C-RNTI セルRNTI
CSI チャネル状態情報
DCCH 専用制御チャネル
DL ダウンリンク
DM 復調
DMRS 復調用参照信号
DRX 間欠受信
DTX 間欠送信
DTCH 専用トラフィックチャネル
DUT 被試験デバイス
E-CID 拡張セルID(測位方法)
E-SMLC エボルブドサービングモバイルロケーションセンタ
ECGI エボルブドCGI
eNB E-UTRANノードB
ePDCCH 拡張物理ダウンリンク制御チャネル
E-SMLC エボルブドサービングモバイルロケーションセンタ
E-UTRA エボルブドUTRA
E-UTRAN エボルブドUTRAN
FDD 周波数分割複信
FFS 更なる検討が必要
GERAN GSM EDGE無線アクセスネットワーク
gNB NRにおける基地局
GNSS 全地球航法衛星システム
GSM 汎欧州デジタル移動電話方式
HARQ ハイブリッド自動再送要求
HO ハンドオーバ
HSPA 高速パケットアクセス
HRPD 高速パケットデータ
LOS 見通し線
LPP LTE測位プロトコル
LTE Long-Term Evolution
MAC 媒体アクセス制御
MBMS マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス
MBSFN マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク
MBSFN ABSMBSFNオールモストブランクサブフレーム(ABS)
MDT ドライブテスト最小化
MIB マスタ情報ブロック
MME モビリティ管理エンティティ
MSC モバイルスイッチングセンタ
NPDCCH 狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル
NR 新無線(New Radio)
OCNG OFDMAチャネル雑音生成器
OFDM 直交周波数分割多重(OFDM)
OFDMA 直交周波数分割多元接続
OSS 運用サポートシステム
OTDOA 観測到達時間差
O&M 運用保守
PBCH 物理ブロードキャストチャネル
P-CCPCH 一次共通制御物理チャネル
PCell 一次セル
PCFICH 物理制御フォーマットインジケータチャネル
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
PDP プロファイル遅延プロファイル
PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル
PGW パケットゲートウェイ
PHICH 物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル
PLMN 公衆陸上移動体ネットワーク
PMI プリコーダ行列インジケータ
PRACH 物理ランダムアクセスチャネル
PRS 測位参照信号
PSS 一次同期信号
PUCCH 物理アップリンク制御チャネル
PUSCH 物理アップリンク共有チャネル
RACH ランダムアクセスチャネル
QAM 直交振幅変調
RAN 無線アクセスネットワーク
RAT 無線アクセス技術
RLM 無線リンク管理
RNC 無線ネットワークコントローラ
RNTI 無線ネットワーク一時識別子
RRC 無線リソース制御
RRM 無線リソース管理
RS 参照信号
RSCP 受信信号コード電力
RSRP 参照シンボル受信電力、または
参照信号受信電力
RSRQ 参照信号受信品質、または
参照シンボル受信品質
RSSI 受信信号強度インジケータ
RSTD 参照信号時間差
SCH 同期チャネル
SCell 二次セル
SDU サービスデータユニット
SFN システムフレーム番号
SGW サービングゲートウェイ
SI システム情報
SIB システム情報ブロック
SNR 信号対雑音比
SON 自己最適化ネットワーク
SS 同期信号
SSS 二次同期信号
TDD 時分割複信(TDD)
TDOA 到達時間差
TOA 到達時間
TSS 三次同期信号
TTI 送信時間間隔
UE ユーザ機器
UL アップリンク
UMTS Universal Mobile Telecommunication System
USIM ユニバーサル加入者識別情報モジュール
UTDOA アップリンク到達時間差
UTRA ユニバーサル地上無線アクセス
UTRAN ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク
WCDMA 広帯域CDMA
WLAN ワイドローカルエリアネットワーク
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