(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-10
(45)【発行日】2024-01-18
(54)【発明の名称】リクライニング装置
(51)【国際特許分類】
A47C 1/025 20060101AFI20240111BHJP
B60N 2/225 20060101ALI20240111BHJP
【FI】
A47C1/025
B60N2/225
(21)【出願番号】P 2019214245
(22)【出願日】2019-11-27
【審査請求日】2022-10-21
(73)【特許権者】
【識別番号】000143639
【氏名又は名称】株式会社今仙電機製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100095795
【氏名又は名称】田下 明人
(74)【代理人】
【識別番号】100143454
【氏名又は名称】立石 克彦
(72)【発明者】
【氏名】小川 信彦
【審査官】五十嵐 康弘
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-127210(JP,A)
【文献】特開2006-055476(JP,A)
【文献】特開2013-094375(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0327009(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47C 1/025
B60N 2/00 - 2/90
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートクッションに対してシートバックを傾動可能に保持するシートのリクライニング装置であって、
シートクッションおよびシートバックのいずれか一方に固定される第1フレームと、
シートクッションおよびシートバックの他方に固定される第2フレームと、
前記第1フレームに連結されて外周面に外歯が形成され、内周面に軸方向と同軸の外歯ボス部を備える外歯歯車と、
前記第2フレームに連結されて外周面に前記外歯に噛合可能な内歯が形成され、内周面に軸方向と同軸の内歯ボス部を備える内歯歯車と、
前記外歯歯車又は前記内歯歯車に同軸的かつ回転自在に嵌合するとともに、前記外歯歯車および前記内歯歯車のいずれか一方を他方の歯車軸を中心に公転させる回転軸と、
前記内歯ボス部と前記外歯ボス部との間に介挿され、前記内歯ボス部側と前記外歯ボス部側とに同時に接触して前記内歯ボス部と前記外歯ボス部との回転を規制すると共に、前記回転軸が回転すると前記内歯ボス部側と前記外歯ボス部側との少なくとも一方を摺動させ前記内歯ボス部と前記外歯ボス部との回転を許容する一対のくさび状カムと、
前記内歯ボス部と前記外歯ボス部との間に介挿され、前記内歯ボス部側と前記外歯ボス部側とに微小な間隔を確保して前記内歯ボス部と前記外歯ボス部とを偏心させ
る偏心量減少防止プレートと、
前記一対のくさび状カムを前記内歯ボス部側と前記外歯ボス部側とに同時に接触させる方に付勢するバネ材と、
を備え
、
前記偏心量減少防止プレートは半割スリーブ状であり、
前記偏心量減少防止プレートの外周側には、当該外周と接するU字ブッシュの内周にほぼ等しい第1半円形状が設けられ、
前記偏心量減少防止プレートの内周側には、当該内周と接する前記外歯ボス部の外周にほぼ等しい第2半円形状が設けられ、
前記U字ブッシュの厚みは、前記偏心量減少防止プレートの厚みと前記一対のくさび状カムの厚みとを併せたものにほぼ等しく、
前記偏心量減少防止プレートの側面が前記一対のくさび状カムの側面と接触し、
前記一対のくさび状カムの外周が前記U字ブッシュの内周に接することを特徴とするリクライニング装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートクッションに対してシートバックを傾動可能に保持するシートのリクライニング装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、シートクッションに対してシートバックを傾動可能に保持するシートのリクライニング装置として下記特許文献1に開示されるリクライニング装置が知られている。このリクライニング装置は、ロアアームに溶接される外歯歯車の外歯とアッパアームに溶接される内歯歯車の内歯とが同軸的に且つ回転自在に嵌合するように構成されている。また、外歯歯車と内歯歯車とを偏心させる一対の偏心カムの移動によって、外歯歯車と内歯歯車の回転を規制すると共に、回転を許容させている。一対の偏心カムをスプリングで押し広げ、外歯歯車、内歯歯車間のガタを取り、偏心量を保持する構造としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、小型化が望まれているリクライニング装置において、上述の構造では、自動車衝突時等の大きな力が加わった時、偏心カムが抜け、外歯歯車、内歯歯車間の偏心量は減少する。外歯歯車と内歯歯車との噛み合いが浅くなり、歯車の保持荷重が低下する。即ち、大きな力が加わった際にもシートバックの角度を維持させるためには、噛み合いを浅くしない必要がある。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、内歯歯車および外歯歯車の小型化や薄型化を実現し得るリクライニング装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1のリクライニング装置では、シートクッションに対してシートバックを傾動可能に保持する。そして、シートクッションおよびシートバックのいずれか一方に固定される第1フレームと、シートクッションおよびシートバックの他方に固定される第2フレームと、前記第1フレームに連結されて外周面に外歯が形成され、内周面に軸方向と同軸の外歯ボス部を備える外歯歯車と、前記第2フレームに連結されて外周面に前記外歯に噛合可能な内歯が形成され、内周面に軸方向と同軸の内歯ボス部を備える内歯歯車と、前記外歯歯車又は前記内歯歯車に同軸的かつ回転自在に嵌合するとともに、前記外歯歯車および前記内歯歯車のいずれか一方を他方の歯車軸を中心に公転させる回転軸と、前記内歯ボス部と前記外歯ボス部との間に介挿され、前記内歯ボス部側と前記外歯ボス部側とに同時に接触して前記内歯ボス部と前記外歯ボス部との回転を規制すると共に、前記回転軸が回転すると前記内歯ボス部側と前記外歯ボス部側との少なくとも一方を摺動させ前記内歯ボス部と前記外歯ボス部との回転を許容する一対のくさび状カムと、前記一対のくさび状カムを前記内歯ボス部側と前記外歯ボス部側とに同時に接触させる方に付勢するバネ材と、を備える。また、前記内歯ボス部と前記外歯ボス部との間に介挿され、前記内歯ボス部側と前記外歯ボス部側とに微小な間隔を確保する偏心量減少防止プレートとを備える。
前記偏心量減少防止プレートは半割スリーブ状であり、前記偏心量減少防止プレートの外周側には、当該外周と接するU字ブッシュの内周にほぼ等しい第1半円形状が設けられ、前記偏心量減少防止プレートの内周側には、当該内周と接する前記外歯ボス部の外周にほぼ等しい第2半円形状が設けられ、前記U字ブッシュの厚みは、前記偏心量減少防止プレートの厚みと前記一対のくさび状カムの厚みとを併せたものにほぼ等しく、前記偏心量減少防止プレートの側面が前記一対のくさび状カムの側面と接触し、前記一対のくさび状カムの外周が前記U字ブッシュの内周に接する。
なお、U字ブッシュの内周側に偏心量減少防止プレートが設けられても良いし、U字ブッシュの外周側に偏心量減少防止プレートが設けられても良い。
【発明の効果】
【0007】
請求項1の発明では、内歯ボス部と外歯ボス部との間に介挿され、内歯ボス部側と外歯ボス部側とに微小な隙間を確保しつつ内歯ボス部と外歯ボス部とを偏心させる偏心量減少防止プレートを備える。大きな力が加わった際、微小な隙間が無くなり、偏心量減少防止プレートによって外歯歯車、内歯歯車間の偏心量の減少が最低限で抑えられる事で、外歯歯車と内歯歯車との噛み合いが殆ど浅くならず、歯車の保持荷重が維持される。外歯歯車、内歯歯車を小さくしても、大きな力が加わった際にもシートバックの角度を維持させることができる。
したがって、内歯歯車および外歯歯車の小型化や薄型化が可能となりリクライニング装置の小型化や薄型化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明のリクライニング装置を搭載する車両用シートの一例を概念的に示す側面図である。
【
図3】
図3(A)はリクライニング装置の正面図であり、
図3(B)はリクライニング装置の側面図であり、
図3(C)は、
図3(A)のリクライニング装置のD-D断面図である。
【
図4】
図4(A)は、
図3(A)のリクライニング装置のE-E断面図であり、
図4(B)は、
図3(B)のリクライニング装置のB-B断面図である。
【
図5】
図3(B)のリクライニング装置のC-C断面図である。
【0009】
以下、本発明に係るリクライニング装置20を搭載する車両用シート10の一実施形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明のリクライニング装置20を搭載する車両用シート10の一例を概念的に示す側面図である。
図1に示すように、本発明のリクライニング装置20を備えた車両用シート10は、着座者の座部を受けるシートクッション11と、このシートクッション11に対して傾動可能であって着座者の背部を受けるシートバック12とを備えている。
【0010】
シートクッション11の骨格となる座部フレーム11aと、シートバック12の骨格となる背部フレーム12aとが、座部フレーム11aの端部に設置されたリクライニング装置20の
図4(A)中に示される第1フレーム21および第2フレーム22等を介して連結されている。そして、当該リクライニング装置20に設けられる傾動用モータ(図示略)の回転駆動に応じて、シートバック12がシートクッション11に対して傾動可能となっている。
【0011】
次に、リクライニング装置20の構成について、
図2~
図5を用いて説明する。
図2は、リクライニング装置の分解斜視図である。
図3(A)はリクライニング装置の正面図であり、
図3(B)はリクライニング装置の側面図であり、
図3(C)は、
図3(A)のリクライニング装置のD-D断面図である。
図4(A)は、
図3(A)のリクライニング装置のE-E断面図であり、
図4(B)は、
図3(B)のリクライニング装置のB-B断面図である。
図5は
図3(B)のリクライニング装置のC-C断面図である。
【0012】
図2に示すように、リクライニング装置20は、上述した両フレーム21,22に加えて、外歯歯車23、内歯歯車24、回転軸25、プレートカバー26、樹脂ベアリング27、U字ブッシュ28、偏心量減少防止プレート32、一対のくさび状カム30A,30B、スプリング29およびシャフトカバー31を備えている。なお、
図3では、説明の便宜上、両フレーム21,22の記載を省略している。
【0013】
外歯歯車23は、貫通穴23bを中心に略円環状に形成されており、その外周面には外歯23aが形成されている。この外歯歯車23には、
図4(A)に示すように、一側面の中央部から外歯ボス部23cが突出するように形成されており、他側面から略円弧状の4つの突出部23dが突出して形成されている。
【0014】
図2、
図4(A)、
図4(B)に示すように、内歯歯車24は、内周面に内歯24aが形成される円筒部24dと、貫通孔24bを中心とする内歯ボス部24cが形成される側板部24eとを備えている。内歯24aは、外歯23aに対して偏心して噛合するように当該外歯23aよりも歯数が多くなるように形成されている。具体的には、例えば、外歯23aの歯数が32に設定される場合には、内歯24aの歯数が33に設定される。
【0015】
また、側板部24e側の部位が、外歯歯車23および内歯歯車24の噛合時に外歯23aに噛合しないように形成されている。また、側板部24eには、当該内歯歯車24をシャフトカバー31を介して第2フレーム22に固定するための半弧状の係合用突起24gが設けられている。
【0016】
回転軸25は、外歯歯車23の外歯ボス部23cに対して同軸的であって回転自在に嵌合するように形成されている。この回転軸25は、シートバック12をシートクッション11に対して傾動させるときに上記傾動用モータの回転駆動に応じて所定の減速比で回転されるものであり、回転軸25の内面には、傾動用モータの回転駆動に応じて回転する回転部材を連結するためのセレーション25aが形成されている。
【0017】
プレートカバー26は、金属板を略円筒状にして形成されており、外歯23aにて内歯24aに噛合した外歯歯車23の軸方向の移動を規制する役割を果たすもので、内歯歯車24の円筒部24dの端部にカシメ固定される。
【0018】
そして、内歯歯車24の貫通孔24bには耐摩耗性に優れ、下記U字ブッシュ28の接触部摩擦力を低減する為に摩擦係数の小さい円筒形の樹脂ベアリング27が嵌め込まれるとともに、この樹脂ベアリング27の内周面と外歯歯車23の外歯ボス部23cの外周面との間には、両者に接触するように、
図3(B)でC-C断面では、
図5に示すように、U字ブッシュ28と一対のくさび状カム30A,30Bとが挿入される。また、
図3(B)でB-B断面では、
図4(B)に示すように、U字ブッシュ28が挿入され、微小な隙間を確保し、偏心量減少防止プレート32が挿入される。
【0019】
図2中に示されるU字ブッシュ28の厚みT3は、U字ブッシュ28の厚みT1とくさび状カム30A,30Bの厚みT2とを併せたものとほぼ等しい。偏心量減少防止プレート32は、内歯ボス部24cと外歯ボス部23cとの間に介挿され、内歯ボス部側の樹脂ベアリング27内のU字ブッシュ28と外歯ボス部23cとに微小隙間を確保して内歯ボス部24cと外歯ボス部23cとを偏心させると共に、偏心量減少防止プレート32の一側面32s(
図2参照)において一対のくさび状カム30A、30Bと接触する。偏心量減少防止プレート32は半割スリーブ状であり、偏心量減少防止プレート32の外周32O側には、外周32Oと接するU字ブッシュ28の内周28Iにほぼ等しい第1半円形状が設けられ、偏心量減少防止プレート32の内周32I側には、内周32Iと接する外歯ボス部23cの外周にほぼ等しい第2半円形状が設けられる。
【0020】
U字ブッシュ28、一対のくさび状カム30A,30B、偏心量減少防止プレート32は、樹脂ベアリング27の内周面と外歯ボス部23cの外周面との間に配置されることで、外歯歯車23に対して内歯歯車24を偏心させ、外歯23aに内歯24aを噛合させるものである。外歯歯車23の貫通穴23bに嵌合される回転軸25が回転することで、U字ブッシュ28、一対のくさび状カム30A,30B、偏心量減少防止プレート32を回転させ、外歯23aと内歯24aの噛合位置を変化させ、外歯歯車23および内歯歯車24のいずれか一方を他方の歯車軸を中心に公転させることができる。くさび状カム30A,30Bの外形にはスプリング29の両係合端部29aがそれぞれ係合されており、回転軸25に回転力が入力されない限り、当該回転軸25と内歯歯車24との相対運動を禁止するようにくさび状カム30A,30Bを離反する方向へスプリング29によって付勢されている。
【0021】
そして、略円環状に形成されたシャフトカバー31を、円弧状に開口する3つの開口部31aに内歯歯車24の係合用突起24gを挿通させるようにして、内歯歯車24に組み付ける。これにより、回転軸25やU字ブッシュ28等が適正な位置に保持されるとともに、噛合部等へのほこりやゴミの侵入が防止されることとなる。
【0022】
そして、
図4に示されるように第1フレーム21と外歯歯車23の各突出部23d等とを溶接固定し、第2フレーム22と内歯歯車24の係合用突起24g(
図2参照)等とを溶接固定することで、リクライニング装置20が完成する。
【0023】
シートバック12をシートクッション11に対して傾動させるために上記傾動用モータの回転駆動に応じて回転軸25が回転するとき、くさび状カム30A,30Bによる規制が解除されて、この回転軸25の回転に応じて外歯歯車23および内歯歯車24が相対回動し、シートバック12がシートクッション11に対して傾動する。回転軸25の回転停止により、くさび状カム30A,30Bにより外歯歯車23および内歯歯車24の回動が規制される。
【0024】
実施形態のリクライニング装置20は、外歯ボス部23cとU字ブッシュ28との間に微小隙間を確保して、内歯ボス部側と外歯ボス部側とに同時に接触して内歯ボス部24cと外歯ボス部23cとを偏心させる偏心量減少防止プレート32を備える。大きな力が加わった際にも、偏心量減少防止プレート32によって外歯歯車23、内歯歯車24間の偏心量が若干減少するのみであり、外歯歯車23の外歯23aと内歯歯車24の内歯24aとの噛み合いが若干浅くなるのみであり、歯車の保持荷重が維持される。外歯歯車23、内歯歯車24を小型化や薄型化しても、大きな力が加わった際にもシートバックの角度を維持させることができる。
したがって、内歯歯車および外歯歯車の小型化や薄型化が可能となりリクライニング装置の小型化や薄型化を実現することができる。
【0025】
実施形態のリクライニング装置20では、くさび状カム30A,30Bを離反する方向へスプリング29によって付勢され、ギヤ間のガタ取りを行わせる。偏心量減少防止プレート32を設けることで、リクライニング装置に大きな力が加わったときでも、外歯歯車23、内歯歯車24の偏心量減少を最小限に抑えることができる。即ち、外歯歯車23、内歯歯車24に大きな力が加わった時でも、外歯歯車23の外歯23aと内歯歯車24の内歯24aとの噛み合いが若干浅くなるのみであり、荷重の保持が可能である。
なお、U字ブッシュと偏心量減少防止プレートとを一体化することも可能である。
また、U字ブッシュの内周側に偏心量減少防止プレートが設けられても良いし、U字ブッシュの外周側に偏心量減少防止プレートが設けられても良い。
また、樹脂ベアリング27の内周面と外歯ボス部23cの外周側との間に、微小隙間を確保した偏心量減少防止プレートを設けることも可能である。
【0026】
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、上記実施形態と同等の作用・効果が得られる。
(1)第1フレーム21が座部フレーム11aに連結されるとともに第2フレーム22が背部フレーム12aに連結されることに限らず、第1フレーム21が背部フレーム12aに連結されるとともに第2フレーム22が座部フレーム11aに連結されてもよい。
【0027】
(2)第1フレーム21および第2フレーム22は、座部フレーム11aおよび背部フレーム12aの一部であってもよい。
【符号の説明】
【0028】
10…車両用シート
11…シートクッション
12…シートバック
20…リクライニング装置
21…第1フレーム
22…第2フレーム
23…外歯歯車
23a…外歯
24…内歯歯車
24c…内歯
25…回転軸
27…樹脂ベアリング
28…U字ブッシュ
29…スプリング
30A…くさび状カム
30B…くさび状カム
32…偏心量減少防止プレート