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特許7417592LANサービスの制御方法、及び通信機器
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-10
(45)【発行日】2024-01-18
(54)【発明の名称】LANサービスの制御方法、及び通信機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/10 20180101AFI20240111BHJP
   H04W 8/22 20090101ALI20240111BHJP
   H04W 48/18 20090101ALI20240111BHJP
【FI】
H04W76/10
H04W8/22
H04W48/18
【請求項の数】 21
(21)【出願番号】P 2021506674
(86)(22)【出願日】2019-07-31
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-12-02
(86)【国際出願番号】 CN2019098555
(87)【国際公開番号】W WO2020029843
(87)【国際公開日】2020-02-13
【審査請求日】2021-02-08
【審判番号】
【審判請求日】2023-04-12
(31)【優先権主張番号】201810912302.4
(32)【優先日】2018-08-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100159329
【弁理士】
【氏名又は名称】三縄 隆
(72)【発明者】
【氏名】柯 小婉
【合議体】
【審判長】齋藤 哲
【審判官】廣川 浩
【審判官】本郷 彰
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/038490(WO,A1)
【文献】特開2016-010072(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B7/24- 7/26
H04W4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第3の通信機器に適用され、
端末のLANサービスの能力、前記端末の位置情報、LANサービス契約情報、及びLANサービス要求情報の少なくとも1つを含む、端末に関連するLANサービス関連情報を取得することと、
前記LANサービス関連情報に基づいて、LANサービスの第1の関連操作を実行することとを含み、
前記LANサービスの第1の関連操作は、
前記端末にLANに関連するルート選択ポリシー情報を設定すること、を含み、
前記LANサービスは、通信ネットワークで一組の端末に提供されるプライベート通信サービスであり、
前記LANに関連するルート選択ポリシー情報は、
アプリケーションに関連付けられたLANのデータネットワーク名DNN情報、
アプリケーションに関連付けられたLANのスライス情報の少なくとも1つを含む、LANサービスの制御方法。
【請求項2】
前記LANサービスの第1の関連操作は
前記端末にLANサービスの関連設定情報を設定すること、
前記端末にLANサービス中継の関連設定情報を設定すること、
LANサービスの関連設定情報を送信すること、
LANサービス中継の関連設定情報を送信すること、
LANに関連するルート選択ポリシー情報を送信すること、
前記端末の加入が許可されたLANのLAN関連情報を送信すること、
前記端末の加入が許可されないLANのLAN関連情報を送信することの少なくとも1つを更に含む、請求項1に記載のLANサービスの制御方法。
【請求項3】
前記LANサービスの関連設定情報は、
LANサービスを許可するか否かの情報、
LANサービスのサービス範囲情報、
加入が許可されたLANのLAN関連情報、
加入が許可されないLANのLAN関連情報、
LANサービスをサポートするDNN情報、
LANサービスをサポートするスライス情報の少なくとも1つを含む、請求項2に記載のLANサービスの制御方法。
【請求項4】
前記LANサービス中継の関連設定情報は、
LANサービス中継とすることを許可するか否かの情報、
LANサービス中継のサービス範囲情報、
中継を許可するLANのLAN中継関連情報、
中継を許可しないLANのLAN中継関連情報、
中継を許可するLANのLAN関連情報、
中継を許可しないLANのLAN関連情報の少なくとも1つを含む、請求項2に記載のLANサービスの制御方法。
【請求項5】
前記LANに関連するルート選択ポリシー情報は、さらに、
アプリケーションによるLANサービスへのアクセスが許可されるか否か、
アプリケーションによるアクセスが許可されたLANのLAN関連情報、
アプリケーションによるアクセスが許可されないLANのLAN関連情報の少なくとも1つを含む、請求項2に記載のLANサービスの制御方法。
【請求項6】
端末に適用され、
ANに関連するルート選択ポリシー情報を含む第1の情報を取得することと、
前記第1の情報に基づいて、LANサービスの第2の関連操作を実行することとを含み、
前記LANサービスは、通信ネットワークで一組の端末に提供されるプライベート通信サービスであり、
前記LANに関連するルート選択ポリシー情報は、
アプリケーションに関連付けられたLANのデータネットワーク名DNN情報、
アプリケーションに関連付けられたLANのスライス情報の少なくとも1つを含み、
前記LANサービスの第2の関連操作は、
LANへの加入、
LANからの離脱、
LANにおける1対1通信、
LANにおける1対多通信、
LANにおける通信機器への中継サービス提供の少なくとも1つを含む、LANサービスの制御方法。
【請求項7】
前記第1の情報は、LANサービスの関連設定情報、を更に含み、
前記LANサービスの関連設定情報は、
LANサービスを許可するか否かの情報、
LANサービスのサービス範囲情報、
加入が許可されたLANのLAN関連情報、
加入が許可されないLANのLAN関連情報、
LANサービスをサポートするDNN情報、
LANサービスをサポートするスライス情報の少なくとも1つを含む、請求項6に記載のLANサービスの制御方法。
【請求項8】
前記LAN関連情報は、
LANの識別子情報、
マルチキャストを許可するか否か、
LANにおけるマルチキャストの通信アドレス情報、
LANにおける前記端末の通信アドレス情報、
LANのサービス範囲情報、
LANにおける通信機器情報、
LANをサポートするDNN情報、
LANをサポートするスライス情報の少なくとも1つを含む、請求項7に記載のLANサービスの制御方法。
【請求項9】
前記LANの識別子情報は、
アプリケーション層のLAN識別子、
通信ネットワーク内のLAN識別子、
伝送層のLAN識別子の少なくとも1つを含む、請求項8に記載のLANサービスの制御方法。
【請求項10】
前記第1の情報は、さらに、LANサービス中継の関連設定情報を含み、
前記LANサービス中継の関連設定情報は、
LANサービス中継とすることを許可するか否かの情報、
LANサービス中継のサービス範囲情報、
中継を許可するLANのLAN中継関連情報、
中継を許可しないLANのLAN中継関連情報、
中継を許可するLANのLAN関連情報、
中継を許可しないLANのLAN関連情報の少なくとも1つを含む、請求項6に記載のLANサービスの制御方法。
【請求項11】
前記LAN中継関連情報は、
LANの識別子情報、
マルチキャストを許可するか否か、
LANにおけるマルチキャストの通信アドレス情報、
LANにおける前記端末の通信アドレス情報、
LANのサービス範囲情報、
LANにおける通信機器情報、
LANにおける中継としての前記端末の通信アドレス情報、
LAN中継のサービス範囲情報、
LAN中継によるアクセスが許可された通信機器情報の少なくとも1つを含む、請求項10に記載のLANサービスの制御方法。
【請求項12】
前記LANに関連するルート選択ポリシー情報は、さらに、
アプリケーションによるLANサービスへのアクセスが許可されるか否か、
アプリケーションによるアクセスが許可されたLANのLAN関連情報、
アプリケーションによるアクセスが許可されないLANのLAN関連情報の少なくとも1つを含む、請求項6に記載のLANサービスの制御方法。
【請求項13】
前記LANにおける通信機器への中継サービス提供は、
LANに対応するVLANの情報を、中継された通信機器のデータパケットに追加することと、
中継された通信機器について、LAN加入要求を送信することと、
中継された通信機器について、LANからの離脱の要求を送信することとの少なくとも1つを含む、請求項6に記載のLANサービスの制御方法。
【請求項14】
端末のLANサービスの能力、前記端末の位置情報、LANサービス契約情報、及びLANサービス要求情報の少なくとも1つを含む、端末に関連するLANサービス関連情報を取得するための取得モジュールと、
前記LANサービス関連情報に基づいて、LANサービスの第1の関連操作を実行するための実行モジュールとを含み、
前記LANサービスの第1の関連操作は、
前記端末にLANに関連するルート選択ポリシー情報を設定すること、を含み、
前記LANサービスは、通信ネットワークで一組の端末に提供されるプライベート通信サービスであり、
前記LANに関連するルート選択ポリシー情報は、
アプリケーションに関連付けられたLANのデータネットワーク名DNN情報、
アプリケーションに関連付けられたLANのスライス情報の少なくとも1つを含む、第3の通信機器。
【請求項15】
前記LANサービスの第1の関連操作は、
前記端末にLANサービスの関連設定情報を設定すること、
前記端末にLANサービス中継の関連設定情報を設定すること、
LANサービスの関連設定情報を送信すること、
LANサービス中継の関連設定情報を送信すること、
LANに関連するルート選択ポリシー情報を送信すること、
前記端末の加入が許可されたLANのLAN関連情報を送信すること、
前記端末の加入が許可されないLANのLAN関連情報を送信することの少なくとも1つを更に含む、請求項14に記載の第3の通信機器。
【請求項16】
前記LANに関連するルート選択ポリシー情報は、さらに、
アプリケーションによるLANサービスへのアクセスが許可されるか否か、
アプリケーションによるアクセスが許可されたLANのLAN関連情報、
アプリケーションによるアクセスが許可されないLANのLAN関連情報の少なくとも1つを含む、請求項15に記載の第3の通信機器。
【請求項17】
ANに関連するルート選択ポリシー情報を含む第1の情報を取得するための取得モジュールと、
前記第1の情報に基づいて、LANサービスの第2の関連操作を実行するための実行モジュールとを含み、
前記LANサービスは、通信ネットワークで一組の端末に提供されるプライベート通信サービスであり、
前記LANに関連するルート選択ポリシー情報は、
アプリケーションに関連付けられたLANのデータネットワーク名DNN情報、
アプリケーションに関連付けられたLANのスライス情報の少なくとも1つを含み、
前記LANサービスの第2の関連操作は、
LANへの加入、
LANからの離脱、
LANにおける1対1通信、
LANにおける1対多通信、
LANにおける通信機器への中継サービス提供の少なくとも1つを含む、端末。
【請求項18】
前記第1の情報は、LANサービスの関連設定情報、を更に含み、
前記LANサービスの関連設定情報は、
LANサービスを許可するか否かの情報、
LANサービスのサービス範囲情報、
加入が許可されたLANのLAN関連情報、
加入が許可されないLANのLAN関連情報、
LANサービスをサポートするDNN情報、
LANサービスをサポートするスライス情報の少なくとも1つを含む、請求項17に記載の端末。
【請求項19】
前記LAN関連情報は、
LANの識別子情報、
マルチキャストを許可するか否か、
LANにおけるマルチキャストの通信アドレス情報、
LANにおける前記端末の通信アドレス情報、
LANのサービス範囲情報、
LANにおける通信機器情報、
LANをサポートするDNN情報、
LANをサポートするスライス情報の少なくとも1つを含む、請求項18に記載の端末。
【請求項20】
前記LANの識別子情報は、
アプリケーション層のLAN識別子、
通信ネットワーク内のLAN識別子、
伝送層のLAN識別子の少なくとも1つを含む、請求項19に記載の端末。
【請求項21】
コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~13のいずれか1項に記載のLANサービスの制御方法が実現される、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2018年8月10日に中国に提出された中国特許出願番号No.201810912302.4の優先権を主張しており、その全内容が引用により本出願に組み込まれている。
【0002】
本開示の実施例は、無線通信の技術分野に関し、特にLANサービスの制御方法、及び通信機器に関する。
【背景技術】
【0003】
鉄道スケジューリング、自動化制御など、多くの垂直産業において通信が必要とされている。5G通信ネットワークは、垂直産業による通信ニーズを満たすために、ローカルネットワーク(Local Area Network、LAN)タイプのプライベート通信サービスを垂直産業に提供することができる。
【0004】
しかし、いかにLANサービスをサポートするかについては、いまのところ、解決していない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の実施例は、いかにLANサービスをサポートするかの問題を解決するために、LANサービスの制御方法、端末、及びネットワーク側機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術的課題を解決するために、本開示は以下のように実現される。
【0007】
第1の態様によれば、本開示の実施例は、第1の通信機器に適用されるLANサービスの制御方法を提供し、該制御方法は、端末のLANサービスの能力情報、前記端末の位置情報、LANサービス契約情報、及びLANサービス要求情報の少なくとも1つを含むLANサービス関連情報を送信することを含む。
【0008】
第2の態様によれば、本開示の実施例は、第2の通信機器に適用されるLANサービスの制御方法を提供し、該制御方法は、ネットワークのLANサービス能力情報を送信することを含む。
【0009】
第3の態様によれば、本開示の実施例は、第3の通信機器に適用されるLANサービスの制御方法を提供し、該制御方法は、端末のLANサービスの能力、前記端末の位置情報、LANサービス契約情報、及びLANサービス要求情報の少なくとも1つを含む、端末に関連するLANサービス関連情報を取得することと、前記LANサービス関連情報に基づいて、LANサービスの第1の関連操作を実行することとを含む。
【0010】
第4の態様によれば、本開示の実施例は、端末に適用されるLANサービスの制御方法を提供し、該制御方法は、LANサービスの関連設定情報、LANサービス中継の関連設定情報、及びLANに関連するルート選択ポリシー情報の少なくとも1つを含む第1の情報を取得することと、前記第1の情報に基づいて、LANサービスの第2の関連操作を実行することとを含む。
【0011】
第5の態様によれば、本開示の実施例は、端末に適用されるLANサービスの制御方法を提供し、該制御方法は、ターゲットLANへの加入要求情報、及びターゲットLAN中継とする要求情報の少なくとも1つを含む第1の要求情報を送信することを含む。
【0012】
第6の態様によれば、本開示の実施例は、ネットワーク側機器に適用されるLANサービスの制御方法を提供し、該制御方法は、予め設定された条件を満たすか否かを判断することと、予め設定された条件を満たす場合、LANサービスの第3の関連操作を実行することとを含む。
【0013】
第7の態様によれば、本開示の実施例は、端末に適用されるLANサービスの制御方法を提供し、該制御方法は、ターゲットLANのLAN中継関連情報、ターゲットLANのLAN関連情報、ターゲットLANへの加入が許可されるか否かの情報、及びターゲットLAN中継とすることが許可されるか否かの情報の少なくとも1つを含む第2の情報を取得することと、前記第2の情報に基づいて、LANサービスの第4の関連操作を実行することとを含む。
【0014】
第8の態様によれば、本開示の実施例は、端末のLANサービスの能力情報、前記端末の位置情報、LANサービス契約情報、及びLANサービス要求情報の少なくとも1つを含むLANサービス関連情報を送信するための送信モジュールを含む第1の通信機器を提供する。
【0015】
第9の態様によれば、本開示の実施例は、ネットワークのLANサービス能力情報を送信するための送信モジュールを含む第2の通信機器を提供する。
【0016】
第10の態様によれば、本開示の実施例は、端末のLANサービスの能力、前記端末の位置情報、LANサービス契約情報、及びLANサービス要求情報の少なくとも1つを含む、端末に関連するLANサービス関連情報を取得するための取得モジュールと、前記LANサービス関連情報に基づいて、LANサービスの第1の関連操作を実行するための実行モジュールとを含む第3の通信機器を提供する。
【0017】
第11の態様によれば、本開示の実施例は、LANサービスの関連設定情報、LANサービス中継の関連設定情報、及びLANに関連するルート選択ポリシー情報の少なくとも1つを含む第1の情報を取得するための取得モジュールと、前記第1の情報に基づいて、LANサービスの第2の関連操作を実行するための実行モジュールとを含む端末を提供する。
【0018】
第12の態様によれば、本開示の実施例は、ターゲットLANへの加入要求情報、及びターゲットLAN中継とする要求情報の少なくとも1つを含む第1の要求情報を送信するための送信モジュールを含む端末を提供する。
【0019】
第13の態様によれば、本開示の実施例は、予め設定された条件を満たすか否かを判断するための判断モジュールと、予め設定された条件を満たす場合、LANサービスの第3の関連操作を実行するための実行モジュールとを含むネットワーク側機器を提供する。
【0020】
第14の態様によれば、本開示の実施例は、ターゲットLANのLAN中継関連情報、ターゲットLANのLAN関連情報、ターゲットLANへの加入が許可されるか否かの情報、及びターゲットLAN中継とすることが許可されるか否かの情報の少なくとも1つを含む第2の情報を取得するための取得モジュールと、前記第2の情報に基づいて、LANサービスの第4の関連操作を実行するための実行モジュールとを含む端末を提供する。
【0021】
第15の態様によれば、本開示の実施例は、プロセッサ、メモリ、及び前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサにより実行されると、上記LANサービスの制御方法が実現される通信機器を提供する。
【0022】
第16の態様によれば、本開示の実施例は、プロセッサにより実行されると、上記LANサービスの制御方法を実現するコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0023】
本開示の実施例によれば、通信ネットワークでのLANサービスの発現及び設定をサポートし、端末のLAN通信をサポートする一方、端末がLANにおける通信機器の中継とすることをサポートすることにより、既存の通信機器と互換することを可能にし、既存の通信機器が通信ネットワークを介してLAN通信にアクセスできるようにする。
【図面の簡単な説明】
【0024】
以下の好適実施形態の詳細から、他の各種の利点及び効果が、当業者にとって明らかになる。図面は好適実施形態を示す目的のみに使用され、本開示を制限するものではない。図面を通じて、同じ符号は同じ部材を表す。
図1】本開示の一実施例のLANサービスのシステム構造模式図である。
図2】本開示の別の実施例のLANサービスのシステム構造模式図である。
図3】本開示の一実施例のLANにおいてイーサネット方式に基づいて伝送する場合のプロトコルスタック模式図である。
図4】本開示の別の実施例のLANにおいてイーサネット方式に基づいて伝送する場合のプロトコルスタック模式図である。
図5】本開示の一実施例のLANにおいてIP方式に基づいて伝送する場合のプロトコルスタック模式図である。
図6】本開示の一実施例のLANサービスの制御方法の模式的フローチャートである。
図7】本開示の一実施例のLANサービスの制御方法の模式的フローチャートである。
図8】本開示の一実施例のLANサービスの制御方法の模式的フローチャートである。
図9】本開示の一実施例のLANサービスの制御方法の模式的フローチャートである。
図10】本開示の一実施例のLANサービスの制御方法の模式的フローチャートである。
図11】本開示の一実施例のLANサービスの制御方法の模式的フローチャートである。
図12】本開示の一実施例のLANサービスの制御方法の模式的フローチャートである。
図13】本開示の実施例1のLANサービスの制御方法の模式的フローチャートである。
図14】本開示の実施例2のLANサービスの制御方法の模式的フローチャートである。
図15】本開示の実施例3のLANサービスの制御方法の模式的フローチャートである。
図16】本開示の一実施例の第1の通信機器の構造模式図である。
図17】本開示の一実施例の第2の通信機器の構造模式図である。
図18】本開示の一実施例の第3の通信機器の構造模式図である。
図19】本開示の一実施例の端末の構造模式図である。
図20】本開示の一実施例の端末の構造模式図である。
図21】本開示の一実施例のネットワーク側機器の構造模式図である。
図22】本開示の一実施例の端末の構造模式図である。
図23】本開示の一実施例の端末の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本開示の実施例では、LANサービス(LANタイプサービスとも呼ばれる)は、通信ネットワーク(たとえば第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP)ネットワーク)で提供されるプライベート通信サービスを指すことができる。5G LANタイプサービスは、5G通信ネットワークで提供されるプライベート通信サービスを指すことができる。前記プライベート通信サービスは、ネットワークプロトコル(Internet Protocol、IP)タイプ又は非IPタイプに基づくものであってもよい。非IPタイプ通信はたとえばイーサネットである。LANサービスはプライベート通信ネットワーク上に配置されてもよいし、パブリック通信ネットワーク上に配置されてもよい。
【0026】
本開示の別の実施例では、LANはローカルネットワーク(たとえばローカルエリアネットワーク)と呼ばれてもよい。LANでは、一組の機器(たとえば端末)にプライベート通信サービスを提供する。LANは、ポート、IPサブネット、仮想ローカルエリアネットワーク(Virtual Local Area Network、VLAN)、及びメディアアクセス制御(Medium Access Control、MAC)アドレスの少なくとも1つの方式に基づいて配置されることができる。VLANは1つの物理的ローカルネットワークを理論的に複数のブロードキャストドメインに分割する技術である。VLANを設定することにより、データの送信範囲を隔離し、またVLAN内の通信の安全性を向上させることができる。
【0027】
LANサービスをサポートする端末は1つ又は複数のLANにアクセスできる。LANタイプサービスをサポートする端末は、アクセスしているLANから離脱することもできる。一般には、LANはメンバー機器のアクセスしか許可しない。一部のオープンLANでは、メンバー以外の機器が一時的にアクセスすることもサポートできる。
【0028】
本開示の実施例では、プライベート仮想ネットワーク(Private Virtual Network、PVN)は、LANタイプサービスをサポートするプライベート仮想ネットワークであってもよい。PVN及びLANの概念は交換して使用することがあり、プライベート通信サービスをサポートするネットワーク又はプライベート通信サービスをサポートする一組の機器を指すことができる。
【0029】
図1及び図2は、本開示の実施例のLANサービスのシステム構造模式図であり、図1には、LANの機器(図1のユーザインターフェース機能(UPF)の右側の機器)はモバイル通信ネットワークを介してLANに直接アクセスできる。
【0030】
図2には、LANの機器(図1のUPFの右側の機器)は、モバイル通信ネットワークの端末(このとき、モバイル通信ネットワークの端末は中継として機能する)を介してLANにアクセスしてもよい。
【0031】
LANサービスをサポートするには、以下の問題を解決しなければならない。
【0032】
問題1:1つの端末が1つ又は複数のLAN(LANはLAN群とも呼ばれる)に加入することを許可される。端末が所在する位置において、どのLANが存在するか、どのLANでは端末加入が許可されるか、どのLANでは端末加入が許可されないか、LANにはサービス範囲の制限が存在するか、どの位置でLANにアクセスできるか、どの位置でLANにアクセスできないかは、また不明である。
【0033】
問題2:LANサービスのアーキテクチャがまだ不明である。LANは、以下の複数の配置タイプを有する。1)LANは1つの通信ネットワーク(たとえば5Gネットワーク)内に配置されている。2)LANは複数の通信ネットワーク(たとえば5Gネットワーク)ネットワーク上、たとえばクロスオペレーターネットワーク、たとえばクロスプライベート通信ネットワーク(略してプライベートネットワーク)及びパブリック通信ネットワーク(略してパブリックネットワーク)に配置されている。3)LANはモバイル通信ネットワーク(たとえば3GPPネットワーク)及び他の非モバイル通信ネットワーク(たとえば有線通信)上に配置されている。このため、LANサービスの制御はコアネットワーク(CN)機器において強化されることに適していない。アーキテクチャに関しては、アプリケーション層のネットワーク機能ユニット、たとえばLAN制御機能が必要とされる場合はある。
【0034】
問題3:LANにアクセスして通信するのに必要な設定情報はまた不明である。
【0035】
LANにおける伝送メカニズムは、1)MAC(たとえばイーサネット)に基づく、2)インターネットプロトコル(IP)ネットワークに基づく、又は3)仮想ローカルエリアネットワーク(Virtual Local Area Network、VLAN)に基づくものであってもよい。VLANの方式は様々であり、たとえばIPサブネット、メディアアクセス制御(MAC)アドレス、ポート、VLANプロトコル(たとえば802.1Q)などに基づく。
【0036】
IPネットワークに基づく場合、端末はLANにアクセスするに先立って、LANをサポートするゲートウェイ(たとえばUPF)にアクセスする。中継方式に関しては、1つのLANに加入するには、LAN内の中継を選択してもよい。LANゲートウェイ又は中継をサポートする情報の設定や選択はまだ不明である(DNN、スライス情報)。
【0037】
VLANに基づく場合、端末はデータを送信する際にVLANのタグ情報を必要とするが、アクセスするLANのVLANタグ情報をどのように取得するかもまだ不明である。
【0038】
MAC方式に基づく場合、端末はLAN通信中のMACアドレスを取得する必要がある。
【0039】
問題3:LANにおいていかに1対1通信をサポートするか。
【0040】
端末は、LANにおける他の機器と通信する場合、LANにおけるメンバーのアドレス情報又はサーバのアドレス情報を予め取得し、マルチキャストに関与するか又はマルチキャストを開始させる場合、マルチキャストアドレスを取得する必要がある。
【0041】
問題4:端末におけるアプリケーションはLAN(たとえばプリンタアプリケーション)へのアクセスが許可されるアプリケーション、又はLAN内で許可されないアプリケーションであってもよい。アプリケーションのデータチャンネルの確立をいかに制限するかはまだ不明である。
【0042】
以下、図1及び図2を参照して、LANにおける伝送メカニズムを説明する。
【0043】
図1を参照すると、図1に示すLANのユーザプレーン模式図において、端末はLANにおける機器である。
【0044】
図1には、機器1は有線接続を通じてLANにアクセスする。
【0045】
機器2、機器3及び機器4は無線接続(RAN)を通じてLANにアクセスする。
‐IPサブネット方式に基づく場合、UPFは、機器2、機器3及び機器4にIPサブネット内のアドレスをマッピングする必要がある。
‐VLAN方式に基づく場合
■端末にVLANタグを追加し、UPFはVLANに基づいてルーティングする。
■又は、端末にはVLANタグを追加しておらず、UPFには、機器2、機器3及び機器4の代わりにVLANタグ(VLAN識別子とも呼ばれる)を追加した後、ルーティングする。
‐MAC方式に基づく場合、UPFはMACとLANとの関係をバインドする必要がある。
‐ポート方式に基づく場合、UPFはMACとポートとの関係をバインドする必要がある。
【0046】
図2を参照すると、図2に示すLANのユーザプレーン模式図において、端末はLAN機器の中継として機能する。中継方式は、IP又は非IP(たとえばイーサネット方式)に基づくものであってもよい。
【0047】
機器1は有線接続を通じてLANにアクセスする。
【0048】
端末1、2は無線接続を通じてLANにアクセスする。
【0049】
機器2、3は端末1を通じてLANにアクセスする。
【0050】
機器4は端末2を通じてLANにアクセスする。
【0051】
‐IPサブネット方式に基づく場合、端末は、機器2、3、4にIPサブネット内のアドレスをマッピングする必要がある。
‐VLAN方式に基づく場合、
■機器にVLANタグを追加し、端末はポケットを転送すればよい。
■又は、機器にVLANタグを追加しておらず、端末に機器2、3、4の代わりとしてVLANタグ(VLAN識別子とも呼ばれる)を追加された後、ルーティングする。
■又は、端末及び機器のいずれにもVLANタグを追加しておらず、UPFには機器2、3、4の代わりにVLANタグ(VLAN識別子とも呼ばれる)を追加された後、ルーティングする。
◆データチャンネルとVLANがバインドされていない限り、UPFは区別できない。
‐MAC方式に基づく場合、端末はMACとLANとの関係をバインドする必要がある。
‐ポート方式に基づく場合、端末はMACとポートとの関係をバインドする必要がある。
【0052】
図3及び図4はLANにおいてイーサネット方式に基づいて伝送する場合のプロトコルスタック模式図である。図3には、端末はLANにおける機器、図4には、端末はLANにおける機器の中継として機能する。
【0053】
図5はLANにおいてIP方式に基づいて伝送する場合のプロトコルスタック模式図である。図5には、端末はLANにおける機器として機能する。
【0054】
本開示の実施例に係る一部の用語は以下のとおりである。
【0055】
本開示の実施例では、「LANにアクセス」、「LANに訪問」又は「LANへ加入」は同じ意味であってもよく、交換使用が可能である。LANにアクセスするとは、端末が前記LANに接続されること、端末が前記LANのメンバーとなることの少なくとも1つを意味する。
【0056】
本開示の実施例では、「LANタイプサービスにアクセス」、「LANタイプサービスに訪問」又は「LANタイプサービスへ加入」は、同じ意味であってもよく、交換使用が可能である。
【0057】
本開示の実施例では、「LANからの離脱」は、LAN通信に参加しないこと、LANのサービス範囲を離れること、LANへのアクセスを許可しないこと、LANのメンバーではないことの少なくとも1つを意味する。
【0058】
本開示の実施例では、「LANタイプサービスからの離脱」は、LANタイプサービスに参加しないこと、LANタイプサービスのサービス範囲を離れること、LANタイプサービスを許可しないこと、LANタイプサービス(たとえばLANタイプサービス能力をシャットダウン)をサポートしないことの少なくとも1つを意味する。
【0059】
本開示の実施例では、LAN管理機能はLAN制御機能又はLAN機能と呼ばれてもよい。前記LAN管理機能は、LANタイプサービス、たとえばLANタイプサービスの認可、LAN内の通信などを管理することができる。AMFなど他のネットワーク要素と同時に設置してもよく、独立したネットワーク要素としてもよく、具体的には、実際なニーズに応じて決定し、本開示の実施例ではこれについて限定しない。
【0060】
本開示の実施例では、「LANサービス」及び「LANタイプサービス」は同じ意味であってもよく、交換使用が可能である。
【0061】
本開示の実施例では、VLANの情報は、VLANのタイプ情報、VLANの識別子情報の少なくとも1つを含む。
【0062】
本開示の実施例では、VLANの識別子情報はVLANのタグ情報と呼ばれてもよい。一実施形態では、VLANはIEEE 802.1Qで定義されたVLANである。VLANの識別子情報は、S-TAG VID、C-TAG VID、PCPの少なくとも1つをさらに含んでもよい。
【0063】
VLANタイプは、ポートに基づくVLAN、IPサブネットに基づくVLAN、VLANプロトコルに基づくVLAN、及びMACアドレスに基づくVLANの少なくとも1つを含むことができる。
【0064】
本開示の実施例では、プライベート通信ネットワークは、略してプライベートネットワークとしてもよい。プライベート通信ネットワークは、仮想プライベート通信ネットワーク(PVN)、TypaAネットワーク、TypeBネットワークを含むことができる。
【0065】
本開示の実施例では、パブリック通信ネットワークは、略してパブリックネットワークとしてもよい。パブリック通信ネットワークは、公衆陸上モバイルネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)を含むことができる。
【0066】
本開示の実施例では、ルート選択ポリシー情報は、アプリケーションのルートポリシー、端末ルート選択ポリシー(UE Route Selection Policy、URSP)の少なくとも1つと称してもよい。
【0067】
本開示の実施例では、アプリケーションによるアクセスが許可されたLANは、アプリケーションに関連付けられたLAN、又はLANのアプリケーションと理解できる。一実施形態では、アプリケーションがデータを生成するときに、端末はこのアプリケーションについて許可されるLANにアクセスし、アプリケーションのデータをLANに送信することができる。1つのアプリケーションは、LANだけにアクセスして通信するか、又はLANとパブリックネットワークに同時にアクセスすることができる。
【0068】
本開示の実施例では、「データ」と「データパケット」は、同じ意味であってもよく、交換使用が可能である。
【0069】
本開示の実施例では、取得とは、設定から取得すること、受信して取得することと、要求により受信して取得することと、自己学習により取得することと、受信していない情報から推定して取得することと、又は受信した情報に基づいて処理して取得することの少なくとも1つとして理解でき、たとえば機器から送信されたある能力指示情報を受信していない場合、該機器がこの能力をサポートしないと推定できる。具体的には、実際なニーズに応じて決定でき、本開示の実施例では、これについて限定しない。
【0070】
本開示の実施例では、アプリケーションは、端末にインストールされるアプリケーション又はドライバであり得る。
【0071】
本開示の実施例では、通信機器は端末及びネットワーク側機器を含むことができる。
【0072】
端末はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、具体的に実現する際に、端末は携帯電話、タブレットパーソナルコンピュータ(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)、車載機器などの端末側機器、ドローン、通信機能をサポートする機器、端末機能をサポートする中継、中継機能をサポートする端末であってもよい。端末は、ME、チップ、カード(たとえばSIM、UICC(ユニバーサル集積回路カード(Universal Integrated Circuit Card、UICC)、又は汎用加入者識別モジュール(Universal Subscriber Identity Module、USIM))の少なくとも1つ又は複数の組み合わせであってもよい。なお、本開示の実施例では、端末のタイプを特に限定しない。
【0073】
ネットワーク側機器は、ラジオアクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)ネットワーク要素、コアネットワーク(Core Network、CN)ネットワーク要素の少なくとも1つを含むことができる。
【0074】
さらに、CNネットワーク要素は、コアネットワーク機器、コアネットワークノード、コアネットワーク機能、コアネットワークネットワークユニット、モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)、アクセス管理機能(Access Management Function、AMF)、セッション管理機能(Session Management Function、SMF)、ユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)、サービスゲートウェイ (serving GW、SGW)、PDNゲートウェイ(PDN Gate Way、PDNゲートウェイ)、ポリシー制御機能(Policy Control Function、PCF)、ポリシー及び課金ルール機能ユニット(Policy and Charging Rules Function、PCRF)、GPRSサービスサポートノード(Serving GPRS Support Node、SGSN)、ゲートウェイGPRSサポートノード(Gateway GPRS Support Node、GGSN)、LAN制御機能、統合データ管理(Unified Data Management、UDM)、PCF(Policy Control function、ポリシー制御機能)、LANアプリケーションサーバーの少なくとも1つを含みうるが、これらに制限されない。
【0075】
本開示の実施例では、LAN制御機能はLAN管理機能又はLAN機能とも呼ばれる。前記LAN制御機能は、LANタイプサービス、たとえばLANタイプサービスの認可、LAN内の通信などの制御に用いられ得る。
【0076】
RANネットワーク要素は、ラジオアクセスネットワーク機器、ラジオアクセスネットワークノード、ラジオアクセスネットワーク機能、ラジオアクセスネットワークネットワークユニット、3GPPラジオアクセスネットワーク、非3GPPラジオアクセスネットワーク、集中ユニット(Centralized Unit、CU)、分散ユニット(Distributed Unit、DU)、基地局、進化基地局(evolved Node B、eNB)、5G基地局(gNB)、ラジオネットワークコントローラ(Radio Network Controller、RNC)、基地局(NodeB)、非3GPPインターワーキング機能(Non-3GPP Inter Working Function、N3IWF)、アクセス制御(Access Controller、AC)ノード、アクセスポイント(Access Point、AP)機器又は無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks、WLAN)ノードの少なくとも1つを含みうるが、これらに制限されない。
【0077】
基地局は、GSM又はCDMAにおける基地局(Base Transceiver Station、BTS)であってもよいし、WCDMAにおける基地局(NodeB)であってもよいし、LTEにおける進化基地局(eNB又はe-NodeB、evolutional Node B)、ng-eNB及び5G基地局(gNB)であってもよく、本開示の実施例では限定しない。
【0078】
以下、本開示の実施例の図面を参照しながら、本開示の実施例の技術案を明瞭且つ完全に説明するが、明らかなように、説明する実施例は本開示の実施例の一部であり、すべての実施例ではない。当業者が本開示の実施例に基づいて創造的な努力を必要とせずに取得するすべての他の実施例は、本開示の特許範囲に属する。
【0079】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における用語「含む」及びこの任意の変形は、非排他的な包含を意図しており、たとえば、一連のステップ又はユニットを含む過程、方法、システム、製品又は機器は、明確に挙げられたステップ又はユニットに制限されず、明確に挙げられていない、又はこれらの過程、方法、製品又は機器に固有の他のステップ又はユニットも含む。さらに、明細書及び特許請求の範囲で使用される「及び/又は」は、接続対象の少なくとも1つを意味し、たとえばA及び/又はBは、A単独、B単独、及びAとBの両方が存在するという3つの場合を含む。
【0080】
本開示の実施例では、「例示的には」又は「たとえば」などの用語は、例、実例又は説明であることを表す。本開示の実施例では、「例示的には」又は「たとえば」で説明されるいずれの実施例又は設計形態は、他の実施例又は設計形態よりも好ましい、又は優位性を有すると理解できない。正確には、「例示的には」又は「たとえば」などの用語は、具体的な形態をもって関連する概念を例示するために用いられる。
【0081】
図6は、本開示の一実施例のLANサービスの制御方法であり、該制御方法は、第1の通信機器に適用され、図6を参照すると、該制御方法は、ステップ61を含む。
ステップ61:端末のLANサービスの能力情報、前記端末の位置情報、LANサービス契約情報、及びLANサービス要求情報の少なくとも1つを含むLANサービス関連情報を送信する。
【0082】
本開示の実施例では、第1の通信機器は、端末、及び統合データ管理(Unified Data Management、UDM)の少なくとも1つであってもよい。前記端末は、中継機能を有する端末を含むことができる。
【0083】
前記第1の通信機器が端末である場合、前記LANサービス関連情報は、端末のLANサービスの能力情報、前記端末の位置情報、及びLANサービス要求情報の少なくとも1つを含むことができる。
【0084】
前記第1の通信機器がUDMである場合、前記LANサービス関連情報は、LANサービス契約情報を含む。
【0085】
本開示の実施例では、前記第1の通信機器は、第3の通信機器に前記LANサービス関連情報を送信する。第3の通信機器は、ネットワーク側機器、端末(たとえば中継としての端末)、AMF、LAN管理機能の少なくとも1つを含むことができる。
【0086】
オプションとして、前記端末のLANサービスの能力情報は、LANサービスをサポートするか否か、及びLANサービスの中継とすることをサポートするか否かの少なくとも1つを含む。
【0087】
オプションとして、前記LANサービス要求情報は、LANサービス中継としての要求、及びLANサービスへのアクセス要求の少なくとも1つを含む。
【0088】
前記LANサービス関連情報が前記LANサービス要求情報を含む場合、さらに、LANサービス関連情報を送信する前記ステップは、
予め設定された条件を満たす場合、前記LANサービス要求情報を送信するステップを含み、
前記予め設定された条件は、ネットワークのLANサービス能力情報を取得したことを含む。
【0089】
本開示の実施例では、第1の通信機器は、端末(たとえば中継機能を有する端末)、RANネットワーク要素、及びCNネットワーク要素のうちの少なくとも1つから、ネットワークのLANサービス能力情報を取得することができる。
【0090】
オプションとして、前記ネットワークのLANサービス能力情報は、LANサービスをサポートするか否かの指示情報、サポートするLANのLAN関連情報、サポートしないLANのLAN関連情報の少なくとも1つを含む。
【0091】
本開示の実施例では、第1の通信機器は端末に関連するLANサービス関連情報を送信し、前記LANサービス関連情報を受信した第3の通信機器(たとえばネットワーク側機器)が、前記LANサービス関連情報に基づいて、対応するLANサービス関連操作を実行できるようにする。
【0092】
図7は本開示の一実施例のLANサービスの制御方法であり、該制御方法は第2の通信機器に適用され、図7を参照すると、該制御方法はステップ71を含む。
ステップ71:ネットワークのLANサービス能力情報を送信する。
【0093】
本開示の実施例では、前記第2の通信機器は、端末(たとえば中継機能を有する端末)、RANネットワーク要素、及びCNネットワーク要素の少なくとも1つを含むことができる。
【0094】
一実施形態では、ネットワークのLANサービス能力情報はシステム情報ブロードキャストに含まれることができる。
【0095】
本開示の実施例では、前記第2の通信機器は、第1の通信機器にネットワークのLANサービス能力情報を送信することができる。
【0096】
オプションとして、前記ネットワークのLANサービス能力情報は、LANサービスをサポートするか否かの指示情報、サポートするLANのLAN関連情報、及びサポートしないLANのLAN関連情報の少なくとも1つを含む。
【0097】
本開示の実施例では、前記第2の通信機器は、第1の通信機器にネットワークのLANサービス能力情報を送信し、第1の通信機器がネットワークのLANサービス能力情報に基づいて、LANサービス要求情報を送信するか否かを決定するようにする。
【0098】
図8は本開示の一実施例のLANサービスの制御方法であり、該制御方法は第3の通信機器に適用され、図8を参照すると、該制御方法はステップ81とステップ82を含む。
ステップ81:端末のLANサービスの能力、前記端末の位置情報、LANサービス契約情報、及びLANサービス要求情報の少なくとも1つを含む、端末に関連するLANサービス関連情報を取得する。
ステップ82:前記LANサービス関連情報に基づいて、LANサービスの第1の関連操作を実行する。
【0099】
本開示の実施例では、前記第3の通信機器は、ネットワーク側機器、AMF、LAN制御機能、端末(たとえば中継としての端末)の少なくとも1つを含むことができる。
【0100】
本開示の実施例では、前記第3の通信機器は、第1の通信機器から、端末に関連する前記LANサービス関連情報を取得することができる。第1の通信機器は、端末、及びUDMの少なくとも1つであってもよい。
【0101】
前記第3の通信機器が端末に関連する前記LANサービス関連情報を端末から取得するときに、前記LANサービス関連情報は、前記端末のLANサービスの能力、前記端末の位置情報、及びLANサービス要求情報の少なくとも1つを含むことができる。
【0102】
前記通信機器が、端末に関連する前記LANサービス関連情報をUDMから取得する場合、前記LANサービス関連情報はLANサービス契約情報を含むことができる。
【0103】
オプションとして、前記端末のLANサービスの能力情報は、LANサービスをサポートするか否か、及びLANサービスの中継とすることをサポートするか否かの少なくとも1つを含む。
【0104】
オプションとして、前記LANサービス要求情報は、LANサービス中継としての要求、及びLANサービスへのアクセス要求の少なくとも1つを含む。
【0105】
オプションとして、前記LANサービスの第1の関連操作は、
-前記端末にLANサービスの関連設定情報を設定すること、
-前記端末にLANサービス中継の関連設定情報を設定すること、
-前記端末にLANに関連するルート選択ポリシー情報を設定すること、
-LANサービスの関連設定情報を送信すること、
-LANサービス中継の関連設定情報を送信すること、
-LANに関連するルート選択ポリシー情報を送信すること、
-前記端末加入が許可されたLANのLAN関連情報を送信すること、
-前記端末加入が許可されないLANのLAN関連情報を送信することの少なくとも1つを含む。
【0106】
本開示の実施例では、第1のターゲット側に以下の少なくとも1つを送信することができる。
-第1のターゲット側にLANサービスの関連設定情報を送信すること、
-第1のターゲット側にLANサービス中継の関連設定情報を送信すること、
-第1のターゲット側にLANに関連するルート選択ポリシー情報を送信すること。
【0107】
本開示の実施例では、第2のターゲット側に以下の少なくとも1つを送信することができる。
-第2のターゲット側に、前記端末加入が許可されたLANのLAN関連情報を送信すること、
-第2のターゲット側に、前記端末加入が許可されないLANのLAN関連情報を送信すること。
【0108】
前記第1のターゲット側及び前記第2のターゲット側は、同じであってもよく、異なってもよい。第1のターゲット側は、端末及び/又はUDMであってもよい。第2のターゲット側も端末及び/又はUDMであってもよい。
【0109】
オプションとして、前記LANサービスの関連設定情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-LANサービスを許可するか否かの情報、
-LANサービスのサービス範囲情報、
-加入が許可されたLANのLAN関連情報、
-加入が許可されないLANのLAN関連情報、
-LANサービスをサポートするDNN情報、
-LANサービスをサポートするスライス情報。
【0110】
一実施形態では、端末の位置が異なると、加入が許可されたLANは異なってもよい。
【0111】
オプションとして、前記LANサービス中継の関連設定情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-LANサービス中継とすることを許可するか否かの情報、
-LANサービス中継のサービス範囲情報、
-中継を許可するLANのLAN中継関連情報、
-中継を許可しないLANのLAN中継関連情報、
-中継を許可するLANのLAN関連情報、
-中継を許可しないLANのLAN関連情報。
【0112】
オプションとして、前記LANに関連するルート選択ポリシー情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-アプリケーションによるLANサービスへのアクセスが許可されるか否か(関連するか否かとも呼ばれる)、
-アプリケーションによるアクセスが許可されたLANのLAN関連情報、
-アプリケーションによるアクセスが許可されないLANのLAN関連情報、
-アプリケーションに関連付けられたLANのデータネットワーク名(Data Network Name、DNN)情報、
-アプリケーションに関連付けられたLANのスライス情報。
【0113】
オプションとして、前記LANサービス関連情報に基づいて、LANサービスの第1の関連操作を実行する前記ステップは、
予め設定された条件を満たす場合、LANサービスの第1の関連操作を実行するステップを含み、前記予め設定された条件は、端末がLANサービスのサービス範囲内であると決定したことを含むことができる。
【0114】
本開示の実施例では、第3の通信機器は、端末に関連するLANサービス関連情報を取得して、端末に関連するLANサービス関連情報に基づいて、端末に関連するLANサービスの関連操作を実行することができる。
【0115】
図9は、本開示の一実施例のLANサービスの制御方法であり、該制御方法は端末に適用され、図9を参照すると、該制御方法は、ステップ91とステップ92を含む。
ステップ91:LANサービスの関連設定情報、LANサービス中継の関連設定情報、及びLANに関連するルート選択ポリシー情報の少なくとも1つを含む第1の情報を取得する。
ステップ92:前記第1の情報に基づいて、LANサービスの第2の関連操作を実行する。
【0116】
本開示の実施例では、前記端末は、中継機能をサポートする端末、中継機能をサポートしない端末の少なくとも1つを含むことができる。
【0117】
本開示の実施例では、端末は、通信機器から前記情報を取得し、前記通信機器は、LANアプリケーションサーバー、LAN制御機能、UDM、AMF、SMF、及びPCFの少なくとも1つを含むことができる。
【0118】
オプションとして、第1の情報を取得する前記ステップの前に、端末のLANサービスの能力情報、前記端末の位置情報、及びLANサービス要求情報の少なくとも1つを含むLANサービス関連情報を送信するステップをさらに含む。
【0119】
オプションとして、前記端末のLANサービスの能力情報は、LANサービスをサポートするか否か、及びLANサービスの中継とすることをサポートするか否かの少なくとも1つを含む。
【0120】
オプションとして、前記LANサービス要求情報は、LANサービス中継としての要求、及びLANサービスへのアクセス要求の少なくとも1つを含む。
【0121】
オプションとして、前記LANサービスの関連設定情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-LANサービスを許可するか否かの情報、
-LANサービスのサービス範囲情報、
-加入が許可されたLANのLAN関連情報、
-加入が許可されないLANのLAN関連情報、
-LANサービスをサポートするDNN情報、
-LANサービスをサポートするスライス情報。
【0122】
さらに、前記LANサービスのサービス範囲情報は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
-LANサービスをサポートするネットワークのネットワーク識別子情報、
-LANサービスをサポートするネットワークのネットワークタイプ情報、
-LANサービスをサポートするロケーションエリア情報、
-LANサービスをサポートする基地局情報、
-LANサービスをサポートするセル情報。
【0123】
さらに、前記ネットワークタイプ情報は、TypeA、TypeB、仮想プライベート通信ネットワーク、及びパブリック通信ネットワークの少なくとも1つを含むことができ、及び/又は
さらに、前記ネットワーク識別子情報は、TypeAネットワークの識別子、TypeBネットワーク識別子、プライベート通信ネットワーク識別子、仮想プライベート通信ネットワーク識別子、及びパブリック通信ネットワーク識別子の少なくとも1つを含むことができる。
【0124】
さらに、前記LAN関連情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-LANの識別子情報、
-マルチキャストを許可するか否か、
-LANにおけるマルチキャストの通信アドレス情報、
-LANにおける前記端末の通信アドレス情報、
-LANのサービス範囲情報、
-LANにおける通信機器情報、
-LANをサポートするDNN情報、
-LANをサポートするスライス情報。
【0125】
さらに、前記LANの識別子情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-アプリケーション層のLAN識別子、
-通信ネットワーク内のLAN識別子、
-伝送層のLAN識別子。
【0126】
一実施形態では、前記通信ネットワークは3GPPネットワークを含む。
【0127】
一実施形態では、前記伝送層のLAN識別子はVLANの識別子情報を含む。
【0128】
一実施形態では、アプリケーション層LAN識別子は、アプリケーション層のサーバにより割り当てられ得る。通信ネットワーク内のLAN識別子は、アプリケーション層のLAN識別子と1対1でマッピングする。
【0129】
一実施形態では、アプリケーション層のLAN識別子は、一組の端末が有線接続端末と無線接続端末を含むことを示す。通信ネットワーク内のLAN識別子は、通信ネットワーク内の、このLANに属する端末に対応し得る。通信ネットワーク内のLANの識別子によりアプリケーション層のLAN識別子をマッピングし、アプリケーション層のLAN識別子により通信ネットワークのLAN識別子をマッピングすることができる。アプリケーション層LAN識別子に対応するLANに含まれる端末は、通信ネットワークにおけるLAN識別子に対応するLANの端末以上であってもよい。1つのアプリケーション層LANは複数の通信ネットワークでのユーザ又は非通信ネットワークのユーザを含みうることを容易に理解できる。2層のLAN識別子により、通信ネットワークとアプリケーション層によるLANのメンテナンスをサポートして疎結合することが可能となる。
【0130】
別の実施形態では、アプリケーション層のLAN識別子はVLANに1対1でマッピングする。データパケットにVLANの識別子を含めることによって、VLANにおけるルーティングを実現できる。
【0131】
さらに、前記LANのサービス範囲情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-LANをサポートするネットワークのネットワーク識別子、
-LANをサポートするネットワークのネットワークタイプ情報、
-LANをサポートするロケーションエリア情報、
-LANをサポートする基地局情報、
-LANをサポートするセル情報。
【0132】
前記ネットワークタイプ情報は、TypeA、TypeB、プライベート通信ネットワーク、仮想プライベート通信ネットワーク、及びパブリック通信ネットワークの少なくとも1つを含むことができ、及び/又は
前記ネットワーク識別子情報は、TypeAネットワークの識別子、TypeBネットワーク識別子、プライベート通信ネットワーク識別子、仮想プライベート通信ネットワーク識別子、及びパブリック通信ネットワーク識別子の少なくとも1つを含むことができる。
【0133】
さらに、前記通信アドレス情報は、ポート、メディアアクセス制御(MAC)アドレス、IPアドレス、及び仮想プライベート通信ネットワーク(VLAN)識別子の少なくとも1つを含むことができ、一実施形態では、前記IPアドレスは、LANに対応するIPサブネット内のIPアドレスである。LANにおける前記端末の通信アドレス情報に含まれ得る項目は通信アドレス情報と同じであってもよい。前記マルチキャストの通信アドレス情報に含まれ得る項目は通信アドレス情報と同じであってもよい。たとえばLANマルチキャストのIPアドレスはマルチキャストIPアドレスであり、LANマルチキャストのMACアドレスはマルチキャストMACアドレスである。
【0134】
さらに、前記LANにおける通信機器情報は、LANにおける通信機器の通信アドレス情報を含むことができる。一実施形態では、LAN内の通信機器はLANのメンバーである。LANのメンバーは、すでにLANにアクセスして通信しているLANメンバー、LANにアクセスして通信していないLANメンバーの少なくとも1つを含むことができる。
【0135】
さらに、LANにおける前記端末の通信アドレス情報はIPアドレスであってもよく、非IPアドレス、たとえばMACアドレスであってもよい。
【0136】
さらに、前記LANサービス中継の関連設定情報は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
-LANサービス中継とすることを許可するか否かの情報、
-LANサービス中継のサービス範囲情報、
-中継を許可するLANのLAN中継関連情報、
-中継を許可しないLANのLAN中継関連情報、
-中継を許可するLANのLAN関連情報、
-中継を許可しないLANのLAN関連情報。
【0137】
さらに、前記LANサービス中継のサービス範囲情報は、ネットワーク識別子情報、ネットワークタイプ情報、ロケーションエリア情報、基地局情報、LANサービスをサポートするセル情報の少なくとも1つを含むことができ、
前記ネットワークタイプ情報は、TypeA、TypeB、プライベート通信ネットワーク、仮想プライベート通信ネットワーク、及びパブリック通信ネットワークの少なくとも1つを含むことができ、及び/又は
前記ネットワーク識別子情報は、TypeAネットワークの識別子、TypeBネットワーク識別子、プライベート通信ネットワーク識別子、仮想プライベート通信ネットワーク識別子、及びパブリック通信ネットワーク識別子の少なくとも1つを含むことができる。
【0138】
さらに、前記中継を許可するLANのLAN関連情報に含まれ得る項目は、図9の実施例に係るLAN関連情報と同じであるので、ここで詳しく説明せず、
さらに、前記LAN中継関連情報は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
-LANの識別子情報、
-マルチキャストを許可するか否か、
-LANにおけるマルチキャストの通信アドレス情報、
-LANにおける前記端末の通信アドレス情報、
-LANのサービス範囲情報、
-LANにおける通信機器情報、
-LANにおける中継としての前記端末の通信アドレス、
-LAN中継のサービス範囲情報、
-LAN中継によるアクセスが許可された通信機器情報。
【0139】
さらに、前記LANに関連するルート選択ポリシー情報は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
-アプリケーションによるLANサービスへのアクセスが許可されるか否か(関連するか否かとも呼ばれる)、
-アプリケーションによるアクセスが許可されたLANのLAN関連情報、
-アプリケーションによるアクセスが許可されないLANのLAN関連情報、
-アプリケーションに関連付けられたLANのDNN情報、
-アプリケーションに関連付けられたLANのスライス情報。
【0140】
オプションとして、前記LANサービスの第2の関連操作は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
-LANへの加入、
-LANからの離脱、
-LANにおける1対1通信、
-LANにおける1対多通信、
-LANにおける通信機器への中継サービス提供。
【0141】
さらに、前記のLANにおける通信機器への中継サービス提供は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
-LANに対応するVLANの情報を中継された通信機器のデータパケットに追加すること、
-中継された通信機器について、LAN加入要求を送信すること、
-中継された通信機器について、LANからの離脱の要求を送信すること。
【0142】
本開示の実施例では、端末は、ネットワーク側のLANサービスの関連情報を取得し、ネットワーク側のLANサービスの関連情報に基づいて、対応するLANサービスを実行することができる。
【0143】
図10は本開示の一実施例のLANサービスの制御方法であり、図10を参照すると、該制御方法は、端末に適用され、該制御方法はステップ101を含む。
ステップ101:ターゲットLANへの加入要求情報、及びターゲットLAN中継とする要求情報の少なくとも1つを含む第1の要求情報を送信する。
【0144】
一実施形態では、前記ターゲットLANへの加入要求情報は、ターゲットLANに加入して、ターゲットLANメンバーとなる旨の要求情報であってもよい。
【0145】
一実施形態では、第1の要求情報は、ターゲットLANへの加入を要求するために使用できる。
【0146】
別の実施形態では、第1の要求情報は、ターゲットLANの中継とすることを要求するために使用できる。
【0147】
本開示の実施例では、端末は、ネットワーク側機器に前記第1の要求情報を送信することができる。
【0148】
本開示の実施例では、端末は第1の要求情報を送信することで、ターゲットLANへ加入するか、又はターゲットLANの中継とすることを要求し、それにより、LANサービスを実現する。
【0149】
図11は本開示の一実施例のLANサービスの制御方法であり、該制御方法は、ネットワーク側機器に適用され、図11を参照すると、該制御方法はステップ111とステップ112を含む。
ステップ111:予め設定された条件を満たすか否かを判断する。
ステップ112:予め設定された条件を満たす場合、LANサービスの第3の関連操作を実行する。
【0150】
オプションとして、本開示の実施例に係るネットワーク側機器は、LAN制御機能、AMFの少なくとも1つであってもよい。
【0151】
オプションとして、前記予め設定された条件は、第1の要求情報を取得すること、及びターゲットLANのLAN関連情報を生成又は更新することの少なくとも1つを含み、
オプションとして、ターゲットLANのLAN関連情報を生成又は更新することに含まれ得る項目は、図9の実施例に係るLAN関連情報と同じであるので、ここで詳しく説明しない。
【0152】
オプションとして、前記第1の要求情報は、ターゲットLANへの端末加入要求情報、及びターゲットLAN中継とする要求情報の少なくとも1つを含む。
【0153】
一実施形態では、ターゲットLANは、1つ又は複数の具体的なLANであってもよい。
【0154】
オプションとして、前記LANサービスの第3の関連操作は、以下の少なくとも1つを含む。
-ターゲットLANへの前記端末加入が許可されるか否かを検証すること、
-前記ターゲットLANへの前記端末加入を許可するか否かの情報を送信すること、
-前記端末がターゲットLAN中継とすることが許可されるか否かを検証すること、
-及び、前記端末が前記ターゲットLAN中継とすることを許可するか否かの情報を送信すること。
【0155】
さらに、端末及び/又はUDMに、前記ターゲットLANへの前記端末加入を許可するか否かの情報を送信することができる。
【0156】
さらに、前記ターゲットLANへの前記端末加入が許可されるか否かの前記情報は、前記端末による前記ターゲットLAN関連データチャンネルの確立、又は前記端末に対する前記ターゲットLAN関連データチャンネルの確立が許可されるか否かの情報であってもよい。続いて、SMFは、端末の第1のLANに関連するデータチャンネルの確立を許可するか否かを判断するときに、UDMからこの情報を参照できる。
【0157】
さらに、ターゲットLANへの前記端末加入が許可された場合、前記LANサービスの第3の関連操作は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
-前記端末にターゲットLANのLAN関連情報を設定すること、
-ターゲットLANのLAN関連情報を送信すること、
-及び、前記端末加入が許可されたターゲットLANのLAN関連情報を送信すること。
【0158】
第1のターゲット側は端末であってもよい。前記第2のターゲット側は端末及び/又はUDMであってもよい。
【0159】
さらに、ターゲットLANへの前記端末加入が許可された場合、前記LANサービスの第3の関連操作は、前記端末を前記ターゲットLANに加入こと、及びUDM及び/又はターゲットLANにおけるLAN機器に、前記ターゲットLANにおけるLAN機器の更新済みの情報を送信することの少なくとも1つをさらに含むことができる。
【0160】
オプションとして、ターゲットLANのLAN関連情報は、ターゲットLANにおけるメンバーの情報、及びターゲットLANにおける通信アドレスの少なくとも1つを含むことができる。
【0161】
さらに、前記ターゲットLANへの前記端末加入が許可されない場合、前記LANサービスの第3の関連操作は、前記端末加入が許可されないターゲットLANのLAN関連情報を第2のターゲット側に送信することを含むことができる。
【0162】
オプションとして、前記端末が前記ターゲットLAN中継とすることが許可された場合、前記LANサービスの第3の関連操作は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
-前記端末にターゲットLAN中継関連情報を設定すること、
-前記端末にターゲットLANのLAN関連情報を設定すること、
-ターゲットLAN中継関連情報を送信すること、
-前記端末加入が許可されたターゲットLANのLAN関連情報を送信すること。
【0163】
前記端末がターゲットLAN中継とすることが許可されない場合、前記LANサービスの第3の関連操作は、
前記端末がターゲットLAN中継とすることが許可されない旨のLAN関連情報を送信することを含む。本開示の実施例では、ネットワーク側は、端末の要求、又はターゲットLANのLAN関連情報を生成又は更新することに応じて、ターゲットLANに関する関連操作を実行することができる。
【0164】
図12は、本開示の一実施例のLANサービスの制御方法であり、該制御方法は端末に適用され、図12を参照すると、該制御方法はステップ121とステップ122を含む。
ステップ121:ターゲットLANのLAN中継関連情報、ターゲットLANのLAN関連情報、ターゲットLANへの加入が許可されるか否かの情報、及びターゲットLAN中継とすることが許可されるか否かの情報の少なくとも1つを含む第2の情報を取得する。
【0165】
一実施形態では、ターゲットLANは、1つ又は複数の具体的なLANであってもよい。
【0166】
ステップ122:前記第2の情報に基づいて、LANサービスの第4の関連操作を実行する。
【0167】
本開示の実施例では、前記端末は、ネットワーク側機器から第2の情報を取得する。
【0168】
オプションとして、第2の情報を取得する前記ステップの前、ターゲットLANへの加入要求情報、及びターゲットLAN中継とする要求情報の少なくとも1つを含む第1の要求情報を送信するステップをさらに含む。
【0169】
オプションとして、前記ターゲットLANのLAN関連情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-ターゲットLANの識別子情報、
-マルチキャストを許可するか否か、
-ターゲットLANにおけるマルチキャストの通信アドレス情報、
-LANにおける前記端末の通信アドレス情報、
-ターゲットLANのサービス範囲情報、
-ターゲットLANにおける通信機器情報、
-LANをサポートするDNN情報、
-LANをサポートするスライス情報。
【0170】
さらに、前記通信アドレス情報は、ポート、MACアドレス、IPアドレス、及び仮想プライベート通信ネットワーク(VLAN)識別子の少なくとも1つを含むことができる。
【0171】
さらに、前記ターゲットLANにおける通信機器情報は、ターゲットLANにおける機器の通信アドレス情報を含むことができる。一実施形態では、ターゲットLAN内の通信機器はターゲットLANのメンバーである。ターゲットLANのメンバーは、すでにターゲットLANにアクセスして通信しているターゲットLANメンバー、ターゲットLANにアクセスして通信していないターゲットLANメンバーの少なくとも1つを含むことができる。
【0172】
オプションとして、前記ターゲットLANのLAN中継関連情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-ターゲットLANの識別子情報、
-マルチキャストを許可するか否か、
-ターゲットLANにおけるマルチキャストの通信アドレス情報、
-ターゲットLANにおける前記端末の通信アドレス情報、
-ターゲットLANのサービス範囲情報、
-ターゲットLANにおける通信機器情報、
-LAN中継としての前記端末の通信アドレス、
-LAN中継のサービス範囲情報、
-LAN中継によるアクセスが許可された通信機器情報。
【0173】
さらに、ターゲットLANサービス中継のサービス範囲情報は、ネットワーク識別子情報、ネットワークタイプ情報、ロケーションエリア情報、基地局情報、LANサービスをサポートするセル情報の少なくとも1つを含むことができる。
【0174】
オプションとして、前記LANサービスの第4の関連操作は、以下の少なくとも1つを含む。
-ターゲットLANへの加入、
-ターゲットLANからの離脱、
-ターゲットLANにおける1対1通信、
-ターゲットLANにおける1対多通信、
-ターゲットLANにおける通信機器への中継サービス提供。
【0175】
さらに、前記のターゲットLANにおける通信機器への中継サービス提供は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
-中継された通信機器のデータパケットに、ターゲットLANに対応するVLANの情報を追加すること、
-中継された通信機器について、ターゲットLANへの加入要求を送信すること、
-中継された通信機器について、ターゲットLANからの離脱要求を送信すること。
【0176】
本開示の実施例では、端末は、ターゲットLANのLAN関連情報を取得し、対応するLANサービス操作を実行することができる。
【0177】
以下、手順の実施例にて実現シナリオと組み合わせて方法の実施例を例示的に説明する。
【0178】
実施例1
図13を参照すると、本実施例は、主に、端末の登録過程においてLANサービス設定を取得する過程を説明する。前記過程において、端末は、LANサービスの関連設定情報、LANサービス中継の関連設定情報、及びLANに関連するルート選択ポリシー情報の少なくとも1つを含む第1の情報を取得する。本実施例では、AMFを第1のCNネットワーク要素、UDMを第2のCNネットワーク要素、PCFを第3のCNネットワーク要素の例としているが、これらに制限されない。
【0179】
ステップ131:RANネットワーク要素はネットワークのLANサービス能力情報(たとえば図7の実施例に係るネットワークのLANサービス能力情報)をブロードキャストする。
【0180】
ステップ132:端末はAMFに登録要求を送信する。オプションとして、前記登録要求には、LANサービス関連情報(たとえば図6の実施例に係るLANサービス関連情報)が含まれる。LANサービス関連情報は、たとえば、端末のLANサービスの能力情報を含むことができる。
【0181】
オプションとして、AMFは、端末がアクセスするRANネットワーク要素からLANサービス関連情報中の端末の位置情報を取得することができる。
【0182】
ステップ133:AMFはUDMに登録する。
【0183】
ステップ134:UDMはAMFに前記端末の契約情報を送信する。オプションとして、端末の契約情報は、LANサービス関連情報(たとえば図6の実施例に係るLANサービス関連情報)を含むことができる。この場合、LANサービス関連情報は、たとえばLANサービス契約情報を含むことができる。
【0184】
前記LANサービス関連情報に基づいて、AMFがLANサービスの第1の関連操作を実行するステップは、図8の実施例と同様であるので、ここで詳しく説明しない。
【0185】
ステップ135:AMFとPCFとの間にポリシー相関関係を確立する。
【0186】
一実施形態では、AMFはLANサービス関連情報をPCFに送信する。
【0187】
前記LANサービス関連情報に基づいて、PCFがLANサービスの第1の関連操作を実行するステップは、図8の実施例と同様であるので、ここで詳しく説明しない。
【0188】
一実施形態では、PCFはAMFにURSPを送信する。オプションとして、前記URSPには、LANに関連するルート選択ポリシー情報が含まれる。
【0189】
ステップ136:AMFネットワーク要素は端末へ登録受付情報を返信する。オプションとして、前記登録受付メッセージは、LANサービスの関連設定情報、LANサービス中継の関連設定情報、及びLANに関連するルート選択ポリシー情報の少なくとも1つを含むことができる。
【0190】
ステップ137:端末はAMFに登録完了情報を返送する。
【0191】
本開示の実施例によれば、AMFは、端末についてLANサービスを検証する。AMF及びPCFは、端末についてLANサービスを設定することができる。
【0192】
実施例2
図14を参照すると、本実施例は、主に、LAN制御機能への端末のアクセス又はLANサービス設定の過程を説明する。前記過程において、端末は、LANサービスの関連設定情報、LANサービス中継の関連設定情報、及びLANに関連するルート選択ポリシー情報の少なくとも1つを含む第1の情報を取得する。
【0193】
ステップ141:端末はLAN制御機能にLANサービス要求を送信する。
【0194】
オプションとして、前記登録要求には、LANサービス関連情報(たとえば図6の実施例に係るLANサービス関連情報)が含まれる。LANサービス関連情報は、たとえば、端末のLANサービスの能力情報、前記端末の位置情報、LANサービス契約情報、及びLANサービス要求情報の少なくとも1つを含むことができる。
【0195】
ステップ142:LAN制御機能はUDMから前記端末の契約情報を取得し、オプションとして、端末の契約情報は、LANサービス関連情報(たとえば図6の実施例に係るLANサービス関連情報)を含むことができる。この場合、LANサービス関連情報は、たとえば、LANサービス契約情報を含むことができる。
【0196】
前記LANサービス関連情報に基づいて、AMFがLANサービスの第1の関連操作を実行するステップは、図8の実施例と同じであるので、ここで詳しく説明しない。
【0197】
ステップ143:端末は、LAN制御機能によって送信されたLANサービス要求応答を受信する。前記応答は、LANサービスの関連設定情報、LANサービス中継の関連設定情報、及びLANに関連するルート選択ポリシー情報の少なくとも1つを含むことができる。
【0198】
本開示の実施例によれば、LAN制御機能は、端末についてLANサービスを検証して設定する。
【0199】
実施例3
図15を参照すると、本実施例は、主に、端末がターゲットLANのLAN関連情報の取得を要求する過程を説明する。
【0200】
ステップ151a:端末1は、LAN制御機能に第1の要求情報を送信する。
【0201】
第1の要求情報は、具体的には、図10に示す実施例に係る第1の要求情報の通りである。前記第1の要求情報は、ターゲットLANへの加入要求情報、及びターゲットLAN中継とする要求情報の少なくとも1つを含む。
【0202】
ステップ151b:LAN制御機能は、ターゲットLANのLAN関連情報を生成又は更新する。
【0203】
ステップ152:LAN制御機能は、端末に前記ターゲットLANのLAN関連情報を送信する。ターゲットLANのLAN関連情報は、図11に示す実施例に係るターゲットLANのLAN関連情報の通りである。ターゲットLANのLAN関連情報は、ターゲットLANのLAN中継関連情報、ターゲットLANのLAN関連情報、ターゲットLANへの加入が許可されるか否かの情報、及びターゲットLAN中継とすることが許可されるか否かの情報の少なくとも1つを含むことができる。
【0204】
ステップ153:端末1がターゲットLANに加入したと決定すると、LAN制御機能は、端末1がターゲットLANに加入した情報をUDMに送信する。
【0205】
ステップ154:端末1がターゲットLANに加入したと決定すると、LAN制御機能は、端末1がターゲットLANに加入した情報を端末2に送信する。端末2はターゲットLANにおける機器である。
【0206】
本開示の実施例によれば、LAN制御機能は、端末についてアクセスするターゲットLANサービスを検証して設定する。
【0207】
図16を参照すると、図16は、本開示の一実施例の第1の通信機器の構造模式図であり、該第1の通信機器160は、端末のLANサービスの能力情報、前記端末の位置情報、LANサービス契約情報、及びLANサービス要求情報の少なくとも1つを含むLANサービス関連情報を送信するための送信モジュール161を含む。オプションとして、前記LANサービス要求情報は、LANサービス中継としての要求、及びLANサービスへのアクセス要求の少なくとも1つを含む。
【0208】
オプションとして、前記端末のLANサービスの能力情報は、LANサービスをサポートするか否か、及びLANサービスの中継とすることをサポートするか否かの少なくとも1つを含む。
【0209】
さらに、前記LANサービス関連情報は、前記LANサービス要求情報を含み、前記LANサービス関連情報を送信するステップは、
予め設定された条件を満たす場合、前記LANサービス要求情報を送信するステップを含み、
前記予め設定された条件は、ネットワークのLANサービス能力情報を取得したことを含む。
【0210】
本開示の実施例に係る第1の通信機器は、上記方法の実施例に係る第1の通信機器に対応し、したがって、本実施例に係る第1の通信機器の一部の特徴は、第1の通信機器に対応する方法の実施例に対応する特徴と同じであるので、重複説明を省略する。
【0211】
図17は、本開示の一実施例の第2の通信機器の構造模式図であり、図17を参照すると、該第2の通信機器170は、ネットワークのLANサービス能力情報を送信するための送信モジュール171を含む。
【0212】
オプションとして、前記ネットワークのLANサービス能力情報は、LANサービスをサポートするか否かの指示情報、サポートするLANのLAN関連情報、及びサポートしないLANのLAN関連情報の少なくとも1つを含む。
【0213】
本開示の実施例に係る第2の通信機器は、上記方法の実施例に係る第2の通信機器に対応し、したがって、本実施例に係る第2の通信機器の一部の特徴は、第2の通信機器に対応する方法の実施例の対応する特徴と同じであるので、重複説明を省略する。
【0214】
図18は、本開示の一実施例の第3の通信機器の構造模式図であり、図18を参照すると、該第3の通信機器180は、
前記端末のLANサービスの能力、前記端末の位置情報、LANサービス契約情報、及びLANサービス要求情報の少なくとも1つを含む、端末に関連するLANサービス関連情報を取得するための取得モジュール181と、
前記LANサービス関連情報に基づいて、LANサービスの第1の関連操作を実行するための実行モジュール182とを含む。
【0215】
オプションとして、前記LANサービスの第1の関連操作は、以下の少なくとも1つを含む。
-前記端末にLANサービスの関連設定情報を設定すること、
-前記端末にLANサービス中継の関連設定情報を設定すること、
-前記端末にLANに関連するルート選択ポリシー情報を設定すること、
-LANサービスの関連設定情報を送信すること、
-LANサービス中継の関連設定情報を送信すること、
-LANに関連するルート選択ポリシー情報を送信すること、
-前記端末加入が許可されたLANのLAN関連情報を送信すること、
-第2のターゲット側に前記端末加入が許可されないLANのLAN関連情報を送信すること。
【0216】
さらに、前記LANサービスの関連設定情報は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
-LANサービスを許可するか否かの情報、
-LANサービスのサービス範囲情報、
-加入が許可されたLANのLAN関連情報、
-加入が許可されないLANのLAN関連情報、
-LANサービスをサポートするDNN情報、
-LANサービスをサポートするスライス情報。
【0217】
さらに、前記LANサービス中継の関連設定情報は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
-LANサービス中継とすることを許可するか否かの情報、
-LANサービス中継のサービス範囲情報、
-中継を許可するLANのLAN中継関連情報、
-中継を許可しないLANのLAN中継関連情報、
-中継を許可するLANのLAN関連情報、
-中継を許可しないLANのLAN関連情報。
【0218】
さらに、前記LANに関連するルート選択ポリシー情報は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
-アプリケーションによるLANサービスへのアクセスが許可されるか否か、
-アプリケーションによるアクセスが許可されたLANのLAN関連情報、
-アプリケーションによるアクセスが許可されないLANのLAN関連情報、
-アプリケーションに関連付けられたLANのデータネットワーク名DNN情報、
-アプリケーションに関連付けられたLANのスライス情報。
【0219】
本開示の実施例に係る第3の通信機器は、上記方法の実施例に係る第3の通信機器に対応し、したがって、本実施例に係る第3の通信機器の一部の特徴は、第3の通信機器に対応する方法の実施例の対応する特徴と同じであるので、重複説明を省略する。
【0220】
図19は、本開示の一実施例の端末の構造模式図であり、図19を参照すると、該端末190は、
LANサービスの関連設定情報、LANサービス中継の関連設定情報、及びLANに関連するルート選択ポリシー情報の少なくとも1つを含む第1の情報を取得するための取得モジュール191と、
前記第1の情報に基づいて、LANサービスの第2の関連操作を実行するための実行モジュール192とを含む。
【0221】
オプションとして、前記端末190は、
端末のLANサービスの能力情報、前記端末の位置情報、及びLANサービス要求情報の少なくとも1つを含むLANサービス関連情報を送信するための送信モジュールをさらに含む。
【0222】
オプションとして、前記LANサービスの関連設定情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-LANサービスを許可するか否かの情報、
-LANサービスのサービス範囲情報、
-加入が許可されたLANのLAN関連情報、
-加入が許可されないLANのLAN関連情報、
-LANサービスをサポートするDNN情報、
-LANサービスをサポートするスライス情報。
【0223】
さらに、前記LANサービスのサービス範囲情報は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
-LANサービスをサポートするネットワークのネットワーク識別子情報、
-LANサービスをサポートするネットワークのネットワークタイプ情報、
-LANサービスをサポートするロケーションエリア情報、
-LANサービスをサポートする基地局情報、
-LANサービスをサポートするセル情報。
【0224】
前記ネットワークタイプ情報は、TypeA、TypeB、プライベート通信ネットワーク、仮想プライベート通信ネットワーク、及びパブリック通信ネットワークの少なくとも1つを含み、及び/又は
前記ネットワーク識別子情報は、TypeAネットワークの識別子、TypeBネットワーク識別子、プライベート通信ネットワーク識別子、仮想プライベート通信ネットワーク識別子、及びパブリック通信ネットワーク識別子の少なくとも1つを含む。
【0225】
さらに、前記LAN関連情報は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
-LANの識別子情報、
-マルチキャストを許可するか否か、
-LANにおけるマルチキャストの通信アドレス情報、
-LANにおける前記端末の通信アドレス情報、
-LANのサービス範囲情報、
-LANにおける通信機器情報、
-LANをサポートするDNN情報、
-LANをサポートするスライス情報。
【0226】
さらに、前記LANの識別子情報は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
-アプリケーション層のLAN識別子、
-通信ネットワーク内のLAN識別子、
-伝送層のLAN識別子。
【0227】
さらに、前記LANのサービス範囲情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-LANをサポートするネットワークのネットワーク識別子、
-LANをサポートするネットワークのネットワークタイプ情報、
-LANをサポートするロケーションエリア情報、
-LANをサポートする基地局情報、
-LANをサポートするセル情報。
【0228】
前記ネットワークタイプ情報は、TypeA、TypeB、プライベート通信ネットワーク、仮想プライベート通信ネットワーク、及びパブリック通信ネットワークの少なくとも1つを含むことができ、及び/又は
前記ネットワーク識別子情報は、TypeAネットワークの識別子、TypeBネットワーク識別子、プライベート通信ネットワーク識別子、仮想プライベート通信ネットワーク識別子、及びパブリック通信ネットワーク識別子の少なくとも1つを含むことができる。
【0229】
さらに、前記通信アドレス情報は、ポート、メディアアクセス制御MACアドレス、IPアドレス、及びVLANの情報の少なくとも1つを含むことができる。一実施形態では、前記IPアドレスは、LANに対応するIPサブネット内のIPアドレスである。LANにおける前記端末の通信アドレス情報に含まれ得る項目は通信アドレス情報と同じであってもよい。前記マルチキャストの通信アドレス情報に含まれ得る項目は通信アドレス情報と同じであってもよい。たとえばLANマルチキャストのIPアドレスはマルチキャストIPアドレスであり、LANマルチキャストのMACアドレスはマルチキャストMACアドレスである。
【0230】
さらに、前記LANにおける通信機器情報は、LANにおける通信機器の通信アドレス情報を含むことができる。
【0231】
オプションとして、前記LANサービス中継の関連設定情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-LANサービス中継とすることを許可するか否かの情報、
-LANサービス中継のサービス範囲情報、
-中継を許可するLANのLAN中継関連情報、
-中継を許可しないLANのLAN中継関連情報、
-中継を許可するLANのLAN関連情報、
-中継を許可しないLANのLAN関連情報。
【0232】
さらに、前記LANサービス中継のサービス範囲情報は、ネットワーク識別子情報、ネットワークタイプ情報、ロケーションエリア情報、基地局情報及びLANサービスをサポートするセル情報の少なくとも1つを含むことができ、
さらに、前記ネットワークタイプ情報は、TypeA、TypeB、プライベート通信ネットワーク、仮想プライベート通信ネットワーク、及びパブリック通信ネットワークの少なくとも1つを含むことができ、及び/又は
さらに、前記ネットワーク識別子情報は、TypeAネットワークの識別子、TypeBネットワーク識別子、プライベート通信ネットワーク識別子、仮想プライベート通信ネットワーク識別子、及びパブリック通信ネットワーク識別子の少なくとも1つを含むことができる。
【0233】
さらに、前記LAN中継関連情報は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
-LANの識別子情報、
-マルチキャストを許可するか否か、
-LANにおけるマルチキャストの通信アドレス情報、
-LANにおける前記端末の通信アドレス情報、
-LANのサービス範囲情報、
-LANにおける通信機器情報、
-LANにおける中継としての前記端末の通信アドレス情報、
-LAN中継のサービス範囲情報、
-LAN中継によるアクセスが許可された通信機器情報。
【0234】
さらに、前記LANにおける通信機器情報は、LANにおける通信機器の通信アドレス情報を含むことができる。一実施形態では、LAN内の通信機器はLANのメンバーである。LANのメンバーは、すでにLANにアクセスして通信しているLANメンバー、LANにアクセスして通信していないLANメンバーの少なくとも1つを含むことができる。
【0235】
オプションとして、前記LANに関連するルート選択ポリシー情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-アプリケーションによるLANサービスへのアクセスが許可されるか否か、
-アプリケーションによるアクセスが許可されたLANのLAN関連情報、
-アプリケーションによるアクセスが許可されないLANのLAN関連情報、
-アプリケーションに関連付けられたLANのDNN情報、
-アプリケーションに関連付けられたLANのスライス情報。
【0236】
オプションとして、前記LANサービスの第2の関連操作は、以下の少なくとも1つを含む。
-LANへの加入、
-LANからの離脱、
-LANにおける1対1通信、
-LANにおける1対多通信、
-LANにおける通信機器への中継サービス提供。
【0237】
さらに、前記のLANにおける通信機器への中継サービス提供は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
-LANに対応するVLANの情報を中継された通信機器のデータパケットに追加すること、
-中継された通信機器について、LAN加入要求を送信すること、
-中継された通信機器について、LANからの離脱の要求を送信すること。
【0238】
本開示の実施例に係る端末は、上記実施例4に係る端末に対応し、したがって、本実施例に係る端末の一部の特徴は、実施例4の方法の実施例の対応する特徴と同じであるので、重複説明を省略する。
【0239】
図20は、本開示の一実施例の端末の構造模式図であり、図20を参照すると、該端末201は、ターゲットLANへの加入要求情報、及びターゲットLAN中継とする要求情報の少なくとも1つを含む第1の要求情報を送信するための送信モジュール202を含む。
【0240】
本開示の実施例に係る端末は、上記実施例5に係る端末に対応し、したがって、本実施例に係る端末の一部の特徴は、実施例5に係る方法の実施例の対応する特徴と同じであるので、重複説明を省略する。
【0241】
図21は、本開示の一実施例のネットワーク側機器の構造模式図であり、図21を参照すると、該ネットワーク側機器210は、
予め設定された条件を満たすか否かを判断するための判断モジュール211と、
予め設定された条件を満たす場合、LANサービスの第3の関連操作を実行するための実行モジュール212とを含む。
【0242】
オプションとして、前記予め設定された条件は、第1の要求情報を取得したこと、及びターゲットLANのLAN関連情報を生成又は更新したことの少なくとも1つを含み、
前記第1の要求情報は、ターゲットLANへの端末加入要求情報、及びターゲットLAN中継とする要求情報の少なくとも1つを含む。
【0243】
オプションとして、前記LANサービスの第3の関連操作は、以下の少なくとも1つを含む。
-ターゲットLANへの前記端末加入が許可されるか否かを検証すること、
-前記ターゲットLANへの前記端末加入を許可するか否かの情報を送信すること、
-前記端末がターゲットLAN中継とすることが許可されるか否かを検証すること、
-前記端末が前記ターゲットLAN中継とすることを許可するか否かの情報を送信すること。
【0244】
さらに、ターゲットLANへの前記端末加入が許可された場合、前記LANサービスの第3の関連操作は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
-前記端末にターゲットLANのLAN関連情報を設定すること、
-ターゲットLANのLAN関連情報を送信すること、
-前記端末加入が許可されたターゲットLANのLAN関連情報を送信すること。
【0245】
前記ターゲットLANへの前記端末加入が許可されない場合、前記LANサービスの第3の関連操作は、前記端末加入が許可されないターゲットLANのLAN関連情報を第2のターゲット側に送信することを含むことができる。
【0246】
さらに、前記端末が前記ターゲットLAN中継とすることが許可された場合、前記LANサービスの第3の関連操作は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
-前記端末にターゲットLAN中継関連情報を設定すること、
-前記端末にターゲットLANのLAN関連情報を設定すること、
-ターゲットLAN中継関連情報を送信すること、
-前記端末加入が許可されたターゲットLANのLAN関連情報を送信すること。
【0247】
前記端末がターゲットLAN中継とすることが許可されない場合、前記LANサービスの第3の関連操作は、前記端末がターゲットLAN中継とすることが許可されない旨のLAN関連情報を送信することを含む。
【0248】
さらに、前記ターゲットLANへの前記端末加入が許可されるか否かの前記情報は、前記端末による前記ターゲットLAN関連データチャンネルの確立、又は前記端末に対する前記ターゲットLAN関連データチャンネルの確立が許可されるか否かの情報であってもよい。
【0249】
本開示の実施例に係るネットワーク側機器は、上記実施例6に係るネットワーク側機器に対応し、したがって、本実施例に係るネットワーク側機器の一部の特徴は、実施例6に係る方法の実施例の対応する特徴と同じであるので、重複説明を省略する。
【0250】
図22は、本開示の一実施例の端末の構造模式図であり、図22を参照すると、該端末220は、
ターゲットLANのLAN中継関連情報、ターゲットLANのLAN関連情報、ターゲットLANへの加入が許可されるか否かの情報、及びターゲットLAN中継とすることが許可されるか否かの情報の少なくとも1つを含む第2の情報を取得するための取得モジュール221と、
前記第2の情報に基づいて、LANサービスの第4の関連操作を実行するための実行モジュール222とを含む。
【0251】
オプションとして、前記端末220は、
ターゲットLANへの加入要求情報、及びターゲットLAN中継とする要求情報の少なくとも1つを含む第1の要求情報を送信するための送信モジュールをさらに含む。
【0252】
オプションとして、前記ターゲットLANのLAN関連情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-ターゲットLANの識別子情報、
-マルチキャストを許可するか否か、
-ターゲットLANにおけるマルチキャストの通信アドレス情報、
-LANにおける前記端末の通信アドレス情報、
-ターゲットLANのサービス範囲情報、
-ターゲットLANにおける通信機器情報、
-LANをサポートするDNN情報、
-LANをサポートするスライス情報。
【0253】
オプションとして、前記ターゲットLANのLAN中継関連情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-ターゲットLANの識別子情報、
-マルチキャストを許可するか否か、
-ターゲットLANにおけるマルチキャストの通信アドレス情報、
-ターゲットLANにおける前記端末の通信アドレス情報、
-ターゲットLANのサービス範囲情報、
-ターゲットLANにおける通信機器情報、
-LAN中継としての前記端末の通信アドレス、
-LAN中継のサービス範囲情報、
-LAN中継によるアクセスが許可された通信機器情報。
【0254】
オプションとして、前記LANサービスの第4の関連操作は、以下の少なくとも1つを含む。
-ターゲットLANへの加入、
-ターゲットLANからの離脱、
-ターゲットLANにおける1対1通信、
-ターゲットLANにおける1対多通信、
-ターゲットLANにおける通信機器への中継サービス提供。
【0255】
さらに、前記のターゲットLANにおける通信機器への中継サービス提供は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
-中継された通信機器のデータパケットに、ターゲットLANに対応するVLANの情報を追加すること、
-中継された通信機器について、ターゲットLANへの加入要求を送信すること、
-中継された通信機器について、ターゲットLANからの離脱要求を送信すること。
【0256】
本開示の実施例に係る端末は、上記実施例7に係る端末に対応し、したがって、本実施例に係る端末の一部の特徴は、実施例7に係る方法の実施例の対応する特徴と同じであるので、重複説明を省略する。
【0257】
図23は、本開示の一実施例の端末の構造模式図であり、図23を参照すると、該端末230は、RFユニット231、ネットワークモジュール232、オーディオ出力ユニット233、入力ユニット234、センサ235、表示ユニット236、ユーザ入力ユニット237、インターフェースユニット238、メモリ239、プロセッサ2310や電源2311などの部材を含むが、これらに制限されない。当業者が理解できるように、図23に示す端末構造は、端末を限定するものではなく、端末は、図示したものよりも多い又は少ない部材を有したり、一部の部材を組み合わせたり、異なる部材を配置したりすることができる。本開示の実施例では、端末は、携帯電話、タブレットパーソナルコンピュータ、ノートコンピュータ、ラップトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイスや歩数計などを含むが、これらに制限されない。
【0258】
RFユニット231は、端末のLANサービスの能力情報、前記端末の位置情報、LANサービス契約情報、及びLANサービス要求情報の少なくとも1つを含むLANサービス関連情報を送信するために用いられる。
又は
RFユニット231は、ネットワークのLANサービス能力情報を送信するために用いられる。
又は
RFユニット231は、LANサービスの関連設定情報、LANサービス中継の関連設定情報、及びLANに関連するルート選択ポリシー情報の少なくとも1つを含む第1の情報を取得するために用いられる。
【0259】
プロセッサ2310は、前記第1の情報に基づいて、LANサービスの第2の関連操作を実行するために用いられる。
又は
RFユニット231は、ターゲットLANへの加入要求情報、及びターゲットLAN中継とする要求情報の少なくとも1つを含む第1の要求情報を送信するために用いられる。
又は
RFユニット231は、ターゲットLANのLAN中継関連情報、ターゲットLANのLAN関連情報、ターゲットLANへの加入が許可されるか否かの情報、及びターゲットLAN中継とすることが許可されるか否かの情報の少なくとも1つを含む第2の情報を取得するために用いられる。
【0260】
プロセッサ2310は、前記第2の情報に基づいて、LANサービスの第4の関連操作を実行するために用いられる。
【0261】
本開示の実施例は、いかにLANサービスをサポートするかの問題を解決することができ、たとえば、3GPP内のLANサービスの認可、LAN群への加入認可及びデータチャンネルの確立、LAN群のからの離脱及び基礎データチャンネルのバインドを制御することで、通信効率を向上させる。
【0262】
なお、本開示の実施例では、RFユニット231は、情報の受送信、又は通話中の信号の受送信に用いられ得、具体的には、基地局からのダウンリンクデータを受信して、プロセッサ2310に送信して処理し、また、アップリンクデータを基地局に送信する。通常、RFユニット231は、アンテナ、少なくとも1つのアンプ、トランシーバ、カプラー、低ノイズアンプ、ダイプレクサーなどを含むが、これらに制限されない。さらに、RFユニット231は、無線通信システム及びネットワークを介して他の機器と通信してもよい。
【0263】
端末は、ネットワークモジュール232を介して、無線ブロードバンドインターネット訪問をユーザに提供し、たとえば、ユーザが電子メールを受送信したり、ウェブサイトにアクセスしたり、ストリーミングメディアに訪問したりするなどに寄与する。
【0264】
オーディオ出力ユニット233は、RFユニット231又はネットワークモジュール232の受信した、又はメモリ239中に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換して音声として出力することができる。さらに、オーディオ出力ユニット233は、端末230が実行する特定の機能に関連するオーディオ出力(たとえば、通話信号受信音、メッセージ着信音など)を提供できる。オーディオ出力ユニット233は、スピーカー、ブザーやレシーバーなどを含む。
【0265】
入力ユニット234はオーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット234は、グラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit、GPU)2341及びマイクロフォン2342を含むことができ、グラフィックスプロセッシングユニット2341は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて、撮像装置(たとえばカメラ)により取得された静止画又はビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット236に表示することができる。グラフィックスプロセッシングユニット2341によって処理された画像フレームは、メモリ239(又は他の記憶媒体)に記憶されてもよく、又はRFユニット231又はネットワークモジュール232を介して送信されてもよい。マイクロフォン2342は、音声を受信し、そのような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、通話モードの場合、RFユニット231を介して移動通信基地局に送信可能なフォーマットに変換して出力することができる。
【0266】
端末230はまた、光センサ、動きセンサ、及び他のセンサのような少なくとも1つのセンサ235を含む。具体的には、光センサは、周囲光の明暗に応じて表示パネル2361の明るさを調整する周囲光センサと、端末230が耳に移動したときに表示パネル2361及び/又はバックライトを消灯する近接センサとを含む。動きセンサの1つとして、加速度計センサは各方向(一般的には3軸)の加速度の大きさを検出し、静止時に重力の大きさと方向を検出し、端末の姿勢認識(例えば、縦横スクリーンの切り替え、関連するゲーム、磁力計の姿勢校正)、振働認識関連機能(例えば、歩数計、タップ)などに利用でき、センサ235は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどを含むことができるが、ここではこれ以上説明しない。
【0267】
表示ユニット236は、ユーザにより入力された情報やユーザに提供された情報を表示するために用いられる。表示ユニット236は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)や有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形態で配置される表示パネル2361を備えていてもよい。
【0268】
ユーザ入力ユニット237は、入力された数字又は文字情報を受け付けたり、端末のユーザ設定及び機能制御に関するキー信号入力を生成したりするために用いられる。具体的には、ユーザ入力ユニット237は、タッチパネル2371と、その他の入力機器2372とを含む。タッチパネル2371は、タッチスクリーンとも呼ばれ、タッチパネル2371上又はその近傍でのユーザのタッチ操作(例えば、タッチパネル2371上又はその近傍でのユーザの指、ペンなどの任意の適切な物体又はアクセサリによる操作)を収集することができる。タッチパネル2371は、タッチ検出装置及びタッチコントローラの2つの部分を含むことができる。ここで、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出してタッチコントローラに送信し、タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信してタッチ座標に変換し、プロセッサ2310に送り、プロセッサ2310からの命令を受信して実行する。さらに、タッチパネル2371は、抵抗型、静電容量型、赤外線や弾性表面波などの複数種類で実現することができる。ユーザ入力ユニット237は、タッチパネル2371の他に、他の入力機器2372を含んでもよい。具体的には、他の入力機器2372は、物理キーボード、ファンクションキー(例えば、ボリュームコントロールキー、スイッチキーなど)、トラックボール、マウス、ジョイスティックを含むことができるが、これらに限定されるものではない。
【0269】
さらに、タッチパネル2371は、表示パネル2361上に被覆されてもよく、タッチパネル2371がその上又はその近傍でタッチ操作を検出すると、プロセッサ2310に伝達されてタッチイベントのタイプが決定され、次にプロセッサ2310は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル2361上に対応する視覚的出力を提供する。図23においては、タッチパネル2371と表示パネル2361とは、端末の入出力機能を2つの独立した部品として実現しているが、いくつかの実施例によっては、タッチパネル2371と表示パネル2361とを一体化して端末の入出力機能を実現してもよく、ここでは特に限定しない。
【0270】
インタフェースユニット238は、外部装置と端末230とを接続するためのインタフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドセットポート、外部電源(又はバッテリ充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置を接続するためのポート、オーディオ入出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、ヘッドホンポートなどを含むことができる。インターフェースユニット238は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力等)を受信し、受信した入力を端末230内の1つ以上の素子に伝送するために使用されてもよく、端末230と外部装置との間でデータを伝送するために使用されてもよい。
【0271】
メモリ239は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために使用することができる。メモリ239は、主に、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムなど(たとえば、音声再生機能、画像再生機能など)を記憶することができるプログラム記憶領域と、携帯電話の使用にしたがって作成されたデータ(たとえば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができるデータ記憶領域とを含んでいてもよい。さらに、メモリ239は、高速ランダムアクセスメモリを含むことができ、少なくとも1つのディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性固体メモリデバイスのような不揮発性メモリも含むことができる。
【0272】
プロセッサ2310は、端末の制御センタであり、様々なインタフェース及び回線を使用して端末全体の様々な部分を接続し、メモリ239内に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運転又は実行し、メモリ239内に記憶されたデータを呼び出すことによって、端末の様々な機能を実行し、データを処理することによって、端末全体を監視する。プロセッサ2310は、1つ又は複数の処理ユニットを含むことができ、オプションとして、プロセッサ2310は、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するアプリケーションプロセッサと、主に無線通信を処理するモデムプロセッサとを統合することができる。なお、上記のモデムプロセッサは、プロセッサ2310に統合されていなくてもよい。
【0273】
端末230はまた、様々な部材に電力を供給する電源2311(たとえばバッテリ)を含むことができ、オプションとして、電源2311は、電源管理システムを介してプロセッサ2310に論理的に接続されてもよく、これにより、充電、放電、電力消費管理などの機能が電源管理システムを介して実現され得る。
【0274】
また、端末230は、示されていないいくつかの機能モジュールを含むが、ここでは詳しく説明しない。
【0275】
本開示の実施例は、第1の通信機器をさらに提供し、該第1の通信機器は、プロセッサ及びメモリを含む。プロセッサは、バスアーキテクチャの管理及び通常の処理を行い、メモリは、プロセッサが操作するときに使用するデータを記憶することができる。本開示の実施例では、該第1の通信機器は、メモリに記憶され、プロセッサで運転可能なコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行されると、端末のLANサービスの能力情報、前記端末の位置情報、LANサービス契約情報、及びLANサービス要求情報の少なくとも1つを含むLANサービス関連情報を送信するステップを実現する。
【0276】
オプションとして、前記LANサービス要求情報は、LANサービス中継としての要求、及びLANサービスへのアクセス要求の少なくとも1つを含む。
【0277】
オプションとして、前記端末のLANサービスの能力情報は、LANサービスをサポートするか否か、及びLANサービスの中継とすることをサポートするか否かの少なくとも1つを含む。
【0278】
オプションとして、前記LANサービス関連情報は、前記LANサービス要求情報を含み、コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行されると、予め設定された条件を満たす場合、前記LANサービス要求情報を送信するステップも実現でき、前記予め設定された条件は、ネットワークのLANサービス能力情報を取得したことを含む。
【0279】
本開示の実施例は、第2の通信機器をさらに提供し、該第2の通信機器は、プロセッサ及びメモリを含む。プロセッサは、バスアーキテクチャの管理及び通常の処理を行い、メモリは、プロセッサが操作するときに使用するデータを記憶することができる。本開示の実施例では、該第2の通信機器は、メモリに記憶され、プロセッサで運転可能なコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行されると、ネットワークのLANサービス能力情報を送信するステップを実現する。
【0280】
オプションとして、前記ネットワークのLANサービス能力情報は、LANサービスをサポートするか否かの指示情報、サポートするLANのLAN関連情報及びサポートしないLANのLAN関連情報の少なくとも1つを含む。
【0281】
本開示の実施例は、第3の通信機器をさらに提供し、該第3の通信機器は、プロセッサ及びメモリを含む。プロセッサは、バスアーキテクチャの管理及び通常の処理を行い、メモリは、プロセッサが操作するときに使用するデータを記憶することができる。本開示の実施例では、該第3の通信機器は、メモリに記憶され、プロセッサで運転可能なコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行されると、前記端末のLANサービスの能力、前記端末の位置情報、LANサービス契約情報、及びLANサービス要求情報の少なくとも1つを含む、端末に関連するLANサービス関連情報を取得するステップと、前記LANサービス関連情報に基づいて、LANサービスの第1の関連操作を実行するステップとを実現する。
【0282】
オプションとして、前記LANサービスの第1の関連操作は、以下の少なくとも1つを含む。
-前記端末にLANサービスの関連設定情報を設定すること、
-前記端末にLANサービス中継の関連設定情報を設定すること、
-前記端末にLANに関連するルート選択ポリシー情報を設定すること、
-LANサービスの関連設定情報を送信すること、
-LANサービス中継の関連設定情報を送信すること、
-LANに関連するルート選択ポリシー情報を送信すること、
-前記端末の加入が許可されたLANのLAN関連情報を送信すること、
-前記端末の加入が許可されないLANのLAN関連情報を送信すること。
【0283】
さらに、前記LANサービスの関連設定情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-LANサービスを許可するか否かの情報、
-LANサービスのサービス範囲情報、
-加入が許可されたLANのLAN関連情報、
-加入が許可されないLANのLAN関連情報、
-LANサービスをサポートするDNN情報、
-LANサービスをサポートするスライス情報。
【0284】
さらに、前記LANサービス中継の関連設定情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-LANサービス中継とすることを許可するか否かの情報、
-LANサービス中継のサービス範囲情報、
-中継を許可するLANのLAN中継関連情報、
-中継を許可しないLANのLAN中継関連情報、
-中継を許可するLANのLAN関連情報、
-中継を許可しないLANのLAN関連情報。
【0285】
さらに、前記LANに関連するルート選択ポリシー情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-アプリケーションによるLANサービスへのアクセスが許可されるか否か、
-アプリケーションによるアクセスが許可されたLANのLAN関連情報、
-アプリケーションによるアクセスが許可されないLANのLAN関連情報、
-アプリケーションに関連付けられたLANのデータネットワーク名DNN情報、
-アプリケーションに関連付けられたLANのスライス情報。
【0286】
本開示の実施例は、端末をさらに提供し、該端末は、プロセッサ及びメモリを含む。プロセッサは、バスアーキテクチャの管理及び通常の処理を行い、メモリは、プロセッサが操作するときに使用するデータを記憶することができる。本開示の実施例では、該端末は、メモリに記憶され、プロセッサで運転可能なコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行されると、
LANサービスの関連設定情報、LANサービス中継の関連設定情報、及びLANに関連するルート選択ポリシー情報の少なくとも1つを含む第1の情報を取得するステップと、
前記第1の情報に基づいて、LANサービスの第2の関連操作を実行するステップとを実現する。
【0287】
オプションとして、コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行されると、第1の情報を取得する前記ステップの前に、端末のLANサービスの能力情報、前記端末の位置情報、及びLANサービス要求情報の少なくとも1つを含むLANサービス関連情報を送信するステップも実現できる。
【0288】
オプションとして、前記LANサービスの関連設定情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-LANサービスを許可するか否かの情報、
-LANサービスのサービス範囲情報、
-加入が許可されたLANのLAN関連情報、
-加入が許可されないLANのLAN関連情報、
-LANサービスをサポートするDNN情報、
-LANサービスをサポートするスライス情報。
【0289】
さらに、前記LANサービスのサービス範囲情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-LANサービスをサポートするネットワークのネットワーク識別子情報、
-LANサービスをサポートするネットワークのネットワークタイプ情報、
-LANサービスをサポートするロケーションエリア情報、
-LANサービスをサポートする基地局情報、
-LANサービスをサポートするセル情報。
【0290】
前記ネットワークタイプ情報は、TypeA、TypeB、プライベート通信ネットワーク、仮想プライベート通信ネットワーク、及びパブリック通信ネットワークの少なくとも1つを含み、及び/又は
前記ネットワーク識別子情報は、TypeAネットワークの識別子、TypeBネットワーク識別子、プライベート通信ネットワーク識別子、仮想プライベート通信ネットワーク識別子、及びパブリック通信ネットワーク識別子の少なくとも1つを含む。
【0291】
さらに、前記LAN関連情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-LANの識別子情報、
-マルチキャストを許可するか否か、
-LANにおけるマルチキャストの通信アドレス情報、
-LANにおける前記端末の通信アドレス情報、
-LANのサービス範囲情報、
-LANにおける通信機器情報、
-LANをサポートするDNN情報、
-LANをサポートするスライス情報。
【0292】
さらに、前記LANの識別子情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-アプリケーション層のLAN識別子、
-通信ネットワーク内のLAN識別子、
-伝送層のLAN識別子。
【0293】
さらに、前記LANのサービス範囲情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-LANをサポートするネットワークのネットワーク識別子、
-LANをサポートするネットワークのネットワークタイプ情報、
-LANをサポートするロケーションエリア情報、
-LANをサポートする基地局情報、
-LANをサポートするセル情報。
【0294】
前記ネットワークタイプ情報は、TypeA、TypeB、プライベート通信ネットワーク、仮想プライベート通信ネットワーク、及びパブリック通信ネットワークの少なくとも1つを含み、及び/又は
前記ネットワーク識別子情報は、TypeAネットワークの識別子、TypeBネットワーク識別子、プライベート通信ネットワーク識別子、仮想プライベート通信ネットワーク識別子、及びパブリック通信ネットワーク識別子の少なくとも1つを含む。
【0295】
さらに、前記通信アドレス情報は、ポート、メディアアクセス制御MACアドレス、IPアドレス、及びVLANの情報の少なくとも1つを含む。一実施形態では、前記IPアドレスは、LANに対応するIPサブネット内のIPアドレスである。LANにおける前記端末の通信アドレス情報に含まれ得る項目は、通信アドレス情報と同じであってもよい。前記マルチキャストの通信アドレス情報に含まれ得る項目は、通信アドレス情報と同じであってもよい。たとえばLANマルチキャストのIPアドレスはマルチキャストIPアドレスであり、LANマルチキャストのMACアドレスはマルチキャストMACアドレスである。
【0296】
さらに、前記LANにおける通信機器情報は、LANにおける通信機器の通信アドレス情報を含む。
【0297】
オプションとして、前記LANサービス中継の関連設定情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-LANサービス中継とすることを許可するか否かの情報、
-LANサービス中継のサービス範囲情報、
-中継を許可するLANのLAN中継関連情報、
-中継を許可しないLANのLAN中継関連情報、
-中継を許可するLANのLAN関連情報、
-中継を許可しないLANのLAN関連情報。
【0298】
さらに、前記LANサービス中継のサービス範囲情報は、ネットワーク識別子情報、ネットワークタイプ情報、ロケーションエリア情報、基地局情報及びLANサービスをサポートするセル情報の少なくとも1つを含み、
さらに、前記ネットワークタイプ情報は、TypeA、TypeB、プライベート通信ネットワーク、仮想プライベート通信ネットワーク、及びパブリック通信ネットワークの少なくとも1つを含み、及び/又は
さらに、前記ネットワーク識別子情報は、TypeAネットワークの識別子、TypeBネットワーク識別子、プライベート通信ネットワーク識別子、仮想プライベート通信ネットワーク識別子、及びパブリック通信ネットワーク識別子の少なくとも1つを含む。
【0299】
さらに、前記LAN中継関連情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-LANの識別子情報、
-マルチキャストを許可するか否か、
-LANにおけるマルチキャストの通信アドレス情報、
-LANにおける前記端末の通信アドレス情報、
-LANのサービス範囲情報、
-LANにおける通信機器情報、
-LANにおける中継としての前記端末の通信アドレス、
-LAN中継のサービス範囲情報、
-LAN中継によるアクセスが許可された通信機器情報。
【0300】
オプションとして、前記LANに関連するルート選択ポリシー情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-アプリケーションによるLANサービスへのアクセスが許可されるか否か、
-アプリケーションによるアクセスを許可されたLANのLAN関連情報、
-アプリケーションによるアクセスを許可されないLANのLAN関連情報、
-アプリケーションに関連付けられたLANのDNN情報、
-アプリケーションに関連付けられたLANのスライス情報。
【0301】
オプションとして、前記LANサービスの第2の関連操作は、以下の少なくとも1つを含む。
-LANへの加入、
-LANからの離脱、
-LANにおける1対1通信、
-LANにおける1対多通信、
-LANにおける通信機器への中継サービス提供。
【0302】
さらに、前記のLANにおける通信機器への中継サービス提供は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
【0303】
-LANに対応するVLANの情報を中継された通信機器のデータパケットに追加すること、
-中継された通信機器について、LAN加入要求を送信すること、
-中継された通信機器について、LANからの離脱の要求を送信すること。
【0304】
本開示の実施例は、端末をさらに提供し、該端末は、プロセッサ及びメモリを含む。プロセッサは、バスアーキテクチャの管理及び通常の処理を行い、メモリは、プロセッサが操作するときに使用するデータを記憶することができる。本開示の実施例では、該端末は、メモリに記憶され、プロセッサで運転可能なコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行されると、ターゲットLANへの加入要求情報、及びターゲットLAN中継とする要求情報の少なくとも1つを含む第1の要求情報を送信するステップを実現する。
【0305】
本開示の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供し、該ネットワーク側機器は、プロセッサ及びメモリを含む。プロセッサは、バスアーキテクチャの管理及び通常の処理を行い、メモリは、プロセッサが操作するときに使用するデータを記憶することができる。本開示の実施例では、該ネットワーク側機器は、メモリに記憶され、プロセッサで運転可能なコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行されると、予め設定された条件を満たすか否かを判断するステップと、予め設定された条件を満たす場合、LANサービスの第3の関連操作を実行するステップとを実現する。
【0306】
オプションとして、前記予め設定された条件は、第1の要求情報を取得したこと、及びターゲットLANのLAN関連情報を生成又は更新したことの少なくとも1つを含み、
前記第1の要求情報は、ターゲットLANへの端末加入要求情報、及びターゲットLAN中継とする要求情報の少なくとも1つを含む。
【0307】
オプションとして、前記LANサービスの第3の関連操作は、以下の少なくとも1つを含む。
【0308】
-ターゲットLANへの前記端末加入が許可されるか否かを検証すること、
-前記ターゲットLANへの前記端末加入を許可するか否かの情報を送信すること、
-前記端末がターゲットLAN中継とすることが許可されるか否かを検証すること、
-前記端末が前記ターゲットLAN中継とすることを許可するか否かの情報を送信すること。
【0309】
さらに、ターゲットLANへの前記端末加入が許可された場合、前記LANサービスの第3の関連操作は、以下の少なくとも1つを含む。
【0310】
-前記端末にターゲットLANのLAN関連情報を設定すること、
-ターゲットLANのLAN関連情報を送信すること、
-前記端末加入が許可されたターゲットLANのLAN関連情報を送信すること。
【0311】
前記ターゲットLANへの前記端末加入が許可されない場合、前記LANサービスの第3の関連操作は、前記端末加入が許可されないターゲットLANのLAN関連情報を第2のターゲット側に送信することを含む。
【0312】
さらに、前記端末が前記ターゲットLAN中継とすることが許可された場合、前記LANサービスの第3の関連操作は、以下の少なくとも1つを含む。
【0313】
-前記端末にターゲットLAN中継関連情報を設定すること、
-前記端末にターゲットLANのLAN関連情報を設定すること、
-ターゲットLAN中継関連情報を送信すること、
-前記端末加入が許可されたターゲットLANのLAN関連情報を送信すること。
【0314】
前記端末がターゲットLAN中継とすることが許可されない場合、前記LANサービスの第3の関連操作は、前記端末がターゲットLAN中継とすることが許可されない旨のLAN関連情報を送信することを含む。
【0315】
さらに、前記ターゲットLANへの前記端末加入が許可されるか否かの前記情報は、前記端末による前記ターゲットLAN関連データチャンネルの確立、又は前記端末に対する前記ターゲットLAN関連データチャンネルの確立が許可されるか否かの情報である。
【0316】
本開示の実施例は、端末をさらに提供し、該端末は、プロセッサ及びメモリを含む。プロセッサは、バスアーキテクチャの管理及び通常の処理を行い、メモリは、プロセッサが操作するときに使用するデータを記憶することができる。本開示の実施例では、該端末は、メモリに記憶され、プロセッサで運転可能なコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行されると、
ターゲットLANのLAN中継関連情報、ターゲットLANのLAN関連情報、ターゲットLANへの加入が許可されるか否かの情報、及びターゲットLAN中継とすることが許可されるか否かの情報の少なくとも1つを含む第2の情報を取得するステップと、
前記第2の情報に基づいて、LANサービスの第4の関連操作を実行するステップとを実現する。
【0317】
オプションとして、コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行されると、第2の情報を取得する前に、ターゲットLANへの加入要求情報、及びターゲットLAN中継とする要求情報の少なくとも1つを含む第1の要求情報を送信するステップも実現する。
【0318】
オプションとして、前記ターゲットLANのLAN関連情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-ターゲットLANの識別子情報、
-マルチキャストを許可するか否か、
-ターゲットLANにおけるマルチキャストの通信アドレス情報、
-LANにおける前記端末の通信アドレス情報、
-ターゲットLANのサービス範囲情報、
-ターゲットLANにおける通信機器情報、
-LANをサポートするDNN情報、
-LANをサポートするスライス情報。
【0319】
オプションとして、前記ターゲットLANのLAN中継関連情報は、以下の少なくとも1つを含む。
-ターゲットLANの識別子情報、
-マルチキャストを許可するか否か、
-ターゲットLANにおけるマルチキャストの通信アドレス情報、
-ターゲットLANにおける前記端末の通信アドレス情報、
-ターゲットLANのサービス範囲情報、
-ターゲットLANにおける通信機器情報、
-LAN中継としての前記端末の通信アドレス、
-LAN中継のサービス範囲情報、
-LAN中継によるアクセスが許可された通信機器情報。
【0320】
オプションとして、前記LANサービスの第4の関連操作は、以下の少なくとも1つを含む。
-ターゲットLANへの加入、
-ターゲットLANからの離脱、
-ターゲットLANにおける1対1通信、
-ターゲットLANにおける1対多通信、
-ターゲットLANのLAN機器への中継サービス提供。
【0321】
さらに、前記のターゲットLANにおける通信機器への中継サービス提供は、以下の少なくとも1つを含むことができる。
-中継された通信機器のデータパケットに、ターゲットLANに対応するVLANの情報を追加すること、
-中継された通信機器について、ターゲットLANへの加入要求を送信すること、
-中継された通信機器について、ターゲットLANからの離脱要求を送信すること。
【0322】
本開示の実施例は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行されると、上記LANサービスの制御方法の実施例の各過程を実現し、且つ、同じ技術的効果を達成でき、重複説明をしないように、ここで詳しく説明しない。前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、たとえば、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスクや光ディスクなどである。
【0323】
なお、本明細書では、用語「含有」、「含む」又はその他の変形は、非排他的包含をカバーすることを意図しており、それによって、一連の要素を含む過程、方法、物品、又は装置は、それらの要素を含むだけでなく、明示的に列挙されていない他の要素も含むか、又はそのような過程、方法、物品、又は装置に固有の要素も含むことになる。これ以上の制限がない場合、「……を含む」という語句によって限定された要素は、その要素を含む過程、方法、物品又は装置に同一の要素が他に存在することを排除するものではない。
【0324】
上記実施形態の説明により、当業者は、上記実施例の方法が、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームとを組み合わせた方式で実現され得ることを明確に理解することができ、もちろん、ハードウェアによっても実現され得るが、多くの場合、前者の方がよりよい実施形態である。このような知見に基づいて、本開示の技術案の本質、又は従来技術に貢献する部分は、ソフトウェア製品の形式で具現化することができ、このコンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えば、ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、空気調和機、又はネットワーク機器などであってもよい)に本開示の各実施例に記載の方法を実行させるためのいくつかの命令を含む。
【0325】
以上、図面を参照しながら本開示の実施例を説明したが、本開示は、上記した具体的な実施形態に限定されるものではなく、上記の具体的な実施形態は単なる例示的なものであり、限定的なものではなく、当業者は、本開示の趣旨及び請求項によって保護される範囲から逸脱することなく、本開示に基づいて多くの形態を作ることができ、いずれも本開示の保護範囲に属する。
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