IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 藤澤 千惠子の特許一覧

<>
  • 特許-ビーチサンダルのストラップ留め具 図1
  • 特許-ビーチサンダルのストラップ留め具 図2
  • 特許-ビーチサンダルのストラップ留め具 図3
  • 特許-ビーチサンダルのストラップ留め具 図4
  • 特許-ビーチサンダルのストラップ留め具 図5
  • 特許-ビーチサンダルのストラップ留め具 図6
  • 特許-ビーチサンダルのストラップ留め具 図7
  • 特許-ビーチサンダルのストラップ留め具 図8
  • 特許-ビーチサンダルのストラップ留め具 図9
  • 特許-ビーチサンダルのストラップ留め具 図10
  • 特許-ビーチサンダルのストラップ留め具 図11
  • 特許-ビーチサンダルのストラップ留め具 図12
  • 特許-ビーチサンダルのストラップ留め具 図13
  • 特許-ビーチサンダルのストラップ留め具 図14
  • 特許-ビーチサンダルのストラップ留め具 図15
  • 特許-ビーチサンダルのストラップ留め具 図16
  • 特許-ビーチサンダルのストラップ留め具 図17
  • 特許-ビーチサンダルのストラップ留め具 図18
  • 特許-ビーチサンダルのストラップ留め具 図19
  • 特許-ビーチサンダルのストラップ留め具 図20
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-10
(45)【発行日】2024-01-18
(54)【発明の名称】ビーチサンダルのストラップ留め具
(51)【国際特許分類】
   A43C 1/02 20060101AFI20240111BHJP
   A43B 3/12 20060101ALI20240111BHJP
【FI】
A43C1/02
A43B3/12 Z
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2023000648
(22)【出願日】2023-01-05
(62)【分割の表示】P 2021073286の分割
【原出願日】2018-06-28
(65)【公開番号】P2023026629
(43)【公開日】2023-02-24
【審査請求日】2023-01-05
(73)【特許権者】
【識別番号】316008879
【氏名又は名称】藤澤 千惠子
(72)【発明者】
【氏名】藤澤 千惠子
【審査官】石井 茂
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3209133(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2013/0326907(US,A1)
【文献】実開昭59-101804(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A43B 1/00-23/30
A43C 1/00-19/00
A43D 1/00-999/00
B29D 35/00-35/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビーチサンダルの靴底に裏面側から当てる靴底当てと、前記靴底当てに接続され、足首に巻いて固定するストラップと、を備えたストラップ留め具であって、前記靴底当てと前記ストラップは伸縮性部材を介して連結されていて、前記伸縮性部材は前記ストラップよりも柔らかい素材を用いていることを特徴とするビーチサンダルのストラップ留め具。
【請求項2】
鼻緒を有するビーチサンダル本体と、ビーチサンダルの靴底に裏面側から当てる靴底当てと、前記靴底当てに接続され、足首に巻いて固定するストラップと、を備えたビーチサンダルであって、前記靴底当てと前記ストラップは伸縮性部材を介して連結されていて、前記伸縮性部材は前記ストラップよりも柔らかい素材を用いていることを特徴とするビーチサンダル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ビーチサンダルの要素を活かしつつ靴のように使用出来るビーチサンダルを提供するビーチサンダルに装着して足の甲、踵が浮いて脱げてしまうことを防ぐものです。
【背景技術】
【0002】
ビーチサンダルを履いて歩いていると足音が気になり落ち着かない。
ビーチサンダルを履いて水に入ると脱げてしまう。
踵の着地が不安定な為、疲れやすい。
この改善策としてビーチサンダル本体と足を密着させる方法がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実用新案登録第3209133号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ビーチサンダルを履いて歩いていると踵がビーチサンダル本体から離れる・着地するを繰り返し足元が不安定になる。
ビーチサンダル本体と足との密着性が不十分な為、脱げやすい。
ビーチサンダルを履いて走ると更に足元の着地が悪くなり、脱げやすくなり、転倒する恐れがあり危険である。
水辺で使用する目的の多いビーチサンダルが、川や海に入ると浮いて脱げてしまう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ビーチサンダルの靴底に裏面側から当てる靴底当てと、前記靴底当てに連結され、足首に巻いて固定するストラップと、を備えたストラップ留め具であって、前記ストラップは、鼻緒の内側を通してから足首に巻いて固定することを特徴とするビーチサンダルのストラップ留め具。
【発明の効果】
【0006】
ビーチサンダル本体に足を密着させたい時に、ストラップ部やベルト部を使用する時、輪状に一本でつながっているとビーチサンダルを足に装着する時に鼻緒に装飾のあるビーチサンダルでは取り付けにくい。
ビーチサンダル本体に足を密着させたい時に、ストラップ部やベルト部を使用する時、輪状に一本でつながっていると輪の中を目掛けて足を挿入する必要があり、正しい位置に装着させる為には手直しが必要である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】ストラップ留め具左足用表面正面図
図2】ストラップ留め具右足用表面正面図
図3】ストラップ留め具左足用後ろ表面正面図
図4】ストラップ留め具を装着した裏面底部図
図5】ストラップ留め具を装着した前面図
図6】ストラップ留め具を装着した表面図
図7】右足にストラップ留め具を装着した側面図
図8】右足にストラップ留め具を装着した上面図
図9】右足にストラップ留め具を装着した裏面底部図
図10】後部に厚みのある靴底当てのストラップ留め具後ろ正面図
図11】靴底当て左右共通表面のストラップ留め具正面図
図12】左右共通のストラップ留め具を装着した裏面底部図
図13】左右共通の靴底当てを小さくして接続部を長くしたストラップ留め具正面図
図14】左右共通の靴底当てを小さくして接続部を長くし後部に厚みのあるストラップ留め具正面図
図15】左右共通の靴底当てを小さくして接続部を長くし中央部に厚みのあるストラップ留め具正面図
図16】左右共通の靴底当てを小さくして接続部を長くしたストラップ留め具を装着した裏面底部図
図17】左右共通の靴底当てを小さくして接続部を長くしたストラップ留め具を右足に装着した裏面底部図
図18】靴底当てと平ゴムテープを直線的に繋いだストラップ留め具の図
図19】ストラップ留め具を装着して平ゴムテープの巻き方アレンジ図
図20】ストラップ留め具を装着したビーチサンダルを束ねた図
【発明を実施するための形態】
【0008】
ビーチサンダルに取り付け可能な靴底当ての実施例を説明します。
ビーチサンダルの裏面底部中央の足裏の土踏まずが当たる部分に装着するものです。
【0009】
図1は、ビーチサンダルを履いてビーチサンダルの底面の中央部に取り付ける部分的なストラップ留め具の左足用の表面正面図です。
靴底当て1は、底にあってもある程度の強度のあるもので、全体に薄く、矩形板形状で厚さは5mm前後で、軽く、柔らかい素材で出来ていて、素材には、スポンジ、ラバーソール、天然ゴム、EVA樹脂、プラスチック、合成樹脂、合成ゴム、ウレタンゴム、革、ポリウレタン、シリコーンなどがある。
靴底当て1の両サイドの靴底当て親指側4は横幅2cm前後で、靴底当て小指側5は横幅3cm前後で、靴底当て1の中央から靴底当て親指側4に向かって、横幅が狭く、靴底当て小指側5に向かって横幅が広くなっている。
両サイドの横幅の長さが違う為、靴底当て1の靴底当て前方2は滑らかな曲線になっていて、靴底当て後方3は、ほぼ直線になっている。
靴底当て1に連結され、足首に巻いて固定するストラップは、伸縮性のあるゴム(例えば平ゴム)や、布地からなり、本実施の例では、平ゴムテープ外側6と平ゴムテープ内側7は、柔らかい素材で、伸縮性及び弾力性を含み帯状になっている。
面ファスナー外側8と面ファスナー内側9は、フック状に起毛された面ファスナー外側8とループ状に起毛された面ファスナー内側9で着脱できる。
【0010】
平ゴム小指側前方10と平ゴム小指側後方12は伸縮性のある素材で出来ていて平ゴム小指側前方10は靴底当て小指側5の接続部14Aと平ゴムテープ外側6の先端の接続部15Bとをつないでいる。
平ゴム小指側後方12は靴底当て小指側5の接続部16Cと平ゴムテープ外側6の先端の接続部17Dとをつないでいる。
平ゴム小指側前方10と平ゴム小指側後方12は平ゴムテープ外側6より柔らかく、伸縮性は小さくても良い。
平ゴム小指側前方10は平ゴム小指側後方12より長くなっている。
接続部14A、15B、16C、17Dは縫い付け、接着剤、などにより接着できる。
【0011】
平ゴム親指側前方11と平ゴム親指側後方13は伸縮性のある素材で出来ていて平ゴム親指側前方11は靴底当て親指側4の接続部18Eと平ゴムテープ内側7の先端の接続部19Fとをつないでいる。
平ゴム親指側後方13は靴底当て親指側4の接続部20Gと平ゴムテープ内側7の先端の接続部21Hとをつないでいる。
平ゴム親指側前方11と平ゴム親指側後方13は平ゴムテープ内側7より柔らかく、伸縮性は小さくても良い。
平ゴム親指側前方11は平ゴム親指側後方13より長くなっている。
接続部18E、19F、20G、21Hは縫い付け、接着剤などにより接着できる。
【0012】
図2は右足用のストラップ留め具の表面正面図です。
靴底当て1は柔らかい素材の為、靴底当て親指側4と靴底当て小指側5はビーチサンダルの底面から側面に沿って曲げることが出来る。
図3は左足用のストラップ留め具の表面後ろ正面図です。
図3の様に靴底当て1に接続部14Aと18E、16Cと20Gを直接連結させて平ゴムテープ6・7へと連結させてもよい。
図4はビーチサンダルの靴底に裏面側から当てる靴底当て1と、靴底当て1に連結され、足首に巻いて固定するストラップとからなるストラップ留め具を装着した裏面底部図です。
図4-1は左足裏面底部、図4-2は右足裏面底部で、ストラップ留め具を装着した使用例です。
【0013】
ビーチサンダルの鼻緒をとめる前緒24を足親指と足人差し指で挟んで使用するというビーチサンダルの構成により、前緒24はビーチサンダル縦幅中央より親指側に寄っている為、靴底当て1は親指1本を支える靴底当て親指側4よりも、足指4本を支える靴底当て小指側5の方が横幅が広くなっている。
靴底当て1の靴底当て後方3はビーチサンダル裏面底部の鼻緒をとめる小指側横緒25より前方から親指側横緒26の前方を結ぶ様に靴底当て親指側4と靴底当て小指側5の両サイドを横断させる。
【0014】
図5-1はビーチサンダルにストラップ留め具を装着した右足前面図です。
図5-2はビーチサンダルにストラップ留め具を装着した左足前面図です。
親指側鼻緒23の内側に平ゴムテープ内側7を通して小指側鼻緒22の内側に平ゴムテープ外側6を通すことで靴底当て1が離脱することを防ぐ。
【0015】
図6-1はビーチサンダルにストラップ留め具を装着した左足表面図です。
図6-2はビーチサンダルにストラップ留め具を装着した右足表面図です。
図7は実際にビーチサンダルを履いてストラップ留め具を装着した右足の図でビーチサンダルの裏面底部に靴底当て1を図4-2の様に横断させて図5-1の様に小指側鼻緒22と親指側鼻緒23の内側に平ゴムテープ外側6と平ゴムテープ内側7の平ゴムテープ6・7を通して後ろに引っ張りながら足甲部で交差させてビーチサンダルに足を押さえつけて靴底当て1と足でビーチサンダルを挟む様にしてビーチサンダルに足を密着させる。
【0016】
ビーチサンダルに足を密着させたまま平ゴムテープ6・7を更に後ろに引っ張るように足首後部アキレス腱付近に回して巻き付けて、面ファスナー外側8と面ファスナー内側9の面ファスナー8・9でビーチサンダルに足の踵を更に固定する。
平ゴムテープ6・7は直接素肌に触れる部分なので素肌が傷つかないように伸縮性・弾力性・柔軟性のある柔らかい素材で出来ている。 足に巻き付けた時や歩行時に肌に食い込まないように、又、密着性を増すために帯状で幅は1cm以上が好ましい。
平ゴムテープ6・7の先端には面ファスナー8・9が付いていて、すぐに着脱出来るように、又、足首まわりの大きさにあわせてサイズ調整が出来るように、面ファスナー8・9の長さや幅は1cm以上が好ましい。
【0017】
尚、平ゴムテープ外側6と平ゴムテープ内側7は同じ構造なのですが、図面では別々に分けて符号を付けて書いています。
面ファスナー外側8と面ファスナー内側9は面ファスナーの構造より、フック状に起毛された片方とループ状に起毛された片方とで対になっているので図面では別々に分けて符号を書いていますがどちらが内側でも外側でも良い。
面ファスナー8・9は面ファスナー1対を端部につけるか、どちらか1方をフック状に起毛された片面にして、もう1方を平ゴムテープ6・7の1方を含む全体をループ状に起毛された片面の素材を使用することで、どこでもとめられる様になる。
【0018】
靴底当て1と平ゴム小指側前方10と平ゴム小指側後方12の二本と平ゴム親指側前方11と平ゴム親指側後方13の二本の柔軟性のある素材で平ゴムテープ6・7をそれぞれ連結することで、靴底当て1とビーチサンダルが足の動きに追従して歩行がスムースになり、靴底当て1と平ゴムテープ6・7の連結部は二本の方が靴底当て1とビーチサンダル本体と足がフィットしやすく伸縮性のある平ゴムテープ6・7で足首を固定することで更に密着性が増す。
靴底当て1を装着して小指側鼻緒22と親指側鼻緒23に平ゴムテープ6・7をそれぞれ通した後、平ゴムテープ6・7を持ってビーチサンダルが履けるので足の指が前緒24に入りやすくなり履きやすくなる。
平ゴムテープ6・7は利き手によって足甲部の右上で交差してからでも左上で交差してからでも足首に巻き付けても良い。
ビーチサンダルの裏面底部中央の足裏の土踏まずが当たる部分に靴底当て1を補足することで土踏まず部のアーチを保護できる。
【0019】
全体的に柔らかい素材で出来ているビーチサンダル本体は路面の凹凸の衝撃を直接的に感じやすく場合によっては疲労を早める事になり、ビーチサンダルの靴底に裏面側から当てる靴底当て1を装着しビーチサンダル本体を補強する事で衝撃を和らげる事ができる。
全体的に柔らかい素材で出来ているビーチサンダル本体は土踏まず部分の強度に欠ける為、ビーチサンダルの靴底に裏面側から当てる靴底当て1を装着することで土踏まず部分を補強することができ長時間履いていても疲れにくくなる。
靴底当て1は滑り止め加工されていた方がより良い。
靴底当て1は水に強く消耗が少なく、熱い砂浜でも耐久性に優れ、滑りにくい構造や素材が良い。
面ファスナー8・9は足首後ろでとめなくても平ゴムテープ6・7の長さを調節することで足首横でとめられる。
【0020】
ビーチサンダルの小指側鼻緒22、親指側鼻緒23と足の間に隙間が少なく小指側鼻緒22、親指側鼻緒23の内側に平ゴムテープ6・7が通せない時は、小指側鼻緒22と親指側鼻緒23の外側から足甲部に交差させて足首に巻き付けても良い。
靴底当て親指側4と靴底当て小指側5がビーチサンダル側面に沿って密着して曲げることが出来れば靴底当て1は柔らかくても硬くても良い。
靴底当て1は同一の素材により一体に形成されるものではあるがこれに限られるものでなくてもよい。例えば靴底当て1を硬い素材にする場合は靴底当て親指側4と靴底当て小指側5は強度や耐久性があれば靴底当て1よりも柔らかく、しなやかで、ビーチサンダル側面にそって密着性があれば良い。
靴底当て1の横幅がビーチサンダル本体と同等の横幅、又は小さくした場合は、歩行時にビーチサンダル本体の側面と各接続部が擦れて各接続部の強度が落ちて擦り切れない様に各接続部の強度を増した方が良い。
伸縮性を有する材料により形成されるものであるがこれに限られるものではない。
【0021】
図8はビーチサンダルを履いてストラップ留め具を装着した右足の上面図です。
図9はビーチサンダルを履いてストラップ留め具を装着した右足の裏面底部図です。
図10は左足用のストラップ留め具の後ろ正面図です。図1と違うのは図1のストラップ留め具の靴底当て前方2の薄さはそのままで靴底当て後方3の厚みを増すことで更に
土踏まずのアーチを刺激しマッサージ効果が期待できる。
図11はストラップ留め具の靴底当て前方2をほぼ直線にした表面正面図です。図1と違うのは靴底当て前方2と靴底後方3がほぼ直線の為、右足用・左足用と気にせず装着できる。
図12図11のストラップ留め具を装着した時のビーチサンダルの左右裏面底部図です。
【0022】
図13は靴底当て1の横幅をビーチサンダルの横幅よりも小さくして平ゴム10・11・12・13を長くしています。平ゴムが直接地面に触れて擦り切れない様に接続部14A・16C・18E・20Gはビーチサンダル底と靴底当て1の間に接続面を挟む様に接続している靴底当て1正面図です。
図14図13の靴底当て後方3に厚みを増した形態です。
靴底当て1の面積を小さくした分ピンポイントでの足裏のツボを刺激する効果が期待出来る。
図15図13の足裏の土踏まずが当たる部分を刺激するように盛り上がりを付けることで足裏のマッサージ効果と足裏のツボを刺激する効果が期待でき、土踏まずのアーチを補助する効果が期待出来る。
【0023】
図16図13図14図15のストラップ留め具を装着したビーチサンダル左右裏面底部図です。
図17図13図14図15のストラップ留め具を実際に足に装着した右足の裏面底部図です。
図18は平ゴムテープ6・7と靴底当て1をほぼ同じ幅で接続した図で、靴底当て1の縦幅の面積を小さくし、接続部を少なくしたことでコストの削減が期待出来る。
図19-1は平ゴムテープ6・7の巻き方の実施例として小指側鼻緒22と親指側鼻緒23の内側に通した平ゴムテープ6・7を足首後ろで交差させて足首前でとめる。
図19-2は右足に実際にビーチサンダルを履いてストラップ留め具を装着した平ゴムテープ6・7の巻き方の実施例で、開放感とデザイン性に優れているが足の甲の部分をビーチサンダルに押さえつけない為、密着度は軽減される。
鼻緒22・23の下に平ゴムテープ6・7を通すことで足と鼻緒22・23で平ゴムテープ6・7が押さえられて、巻き方を変えてもビーチサンダルが足から離脱することがない。
【0024】
図20はビーチサンダル本体にストラップ留め具を装着して面ファスナー8・9をとめたままビーチサンダル本体の裏面底部を向かい合わせにした状態で併せ巻く事で持ち運びやすく収納がしやすくなる。
ビーチサンダルを履いての歩行に際して柔軟性や足当たりの良いストラップ留め具である。
靴底当て1をビーチサンダルの底面に密着させ、より足に密着するように平ゴムテープ6・7を鼻緒22・23の内側を通して後方に引っ張って面ファスナー8・9で固定させる為、靴底当て1の幅や距離の関係から、平ゴム小指側前方10は平ゴム小指側後方12より長くなっていて、平ゴム親指側前方11は平ゴム親指側後方13より長くなっている。
靴底当て1とビーチサンダルの靴底の間に隙間が出来ない様に密着させる方法には、ビーチサンダルの靴底に靴底当て1を縫い付ける、焼き付ける、両面テープや接着剤などで貼り付けるなど、隙間なく密着、固定することも出来る。
靴底当て1の靴底当て前方2を板状に薄く滑らかにすることで、ストラップ留め具を装着していても歩行時に違和感なく滑り込む様に足が踏み込め着地出来る。
ビーチサンダルの靴底に裏面側から当てる靴底当て1は路面の凸凹に引っ掛からない様に、砂や砂利が入らない様に、ビーチサンダルの靴底と靴底当て1の間に隙間が出来ない様に密着させる必要があり、靴底当て前方2を板状に薄く滑らかにし、平ゴムテープ6・7を鼻緒22・23の内側を通し、足と鼻緒22・23で平ゴムテープ6・7を挟み、平ゴム10・11がビーチサンダルの後方に引っ張られる事でビーチサンダルの靴底と靴底当て前方2が密着し、更に平ゴムテープ6・7を足甲部に交差させてビーチサンダルに足を押さえ付けることで靴底当て1の密着度が増し、更に足首に巻き付けて面ファスナー8・9で固定することで靴底当て1とビーチサンダルの靴底との間に隙間が出来ない様にする。
【0025】
ビーチサンダルでの歩行の際に足が踊らない様に足をビーチサンダル本体に密着させる役割があるストラップ留め具である。
ビーチサンダルは前緒24を足の指で挟んで鼻緒22・23を足の甲で支えてビーチサンダル本体を持ち上げて歩行するので足の指と足の甲への負担が大きく、ストラップ留め具を装着することで足甲部と足首に巻き付けた平ゴムテープ6・7がビーチサンダル本体を持ち上げる手助けをすることで足の指と足の甲への負担が軽減する。
【0026】
平ゴムテープ6・7は伸縮性のある素材を使用し、調整がきく構造であり、体積の変化に対応し足に常時密着することが出来るストラップ留め具である。
平ゴムテープ6・7が足の甲と踵を固定することで川や海に入ってもビーチサンダルが脱げて流されてしまうことを防ぐ事ができるストラップ留め具である。
平ゴムテープ6・7が足の甲と踵を固定することでビーチサンダル本体と足との接着面が増す為、安定した歩行ができ、足の着地がズレてビーチサンダル本体から足が落脱することを防ぐ。
ビーチサンダルと足の踵が安定して着地することで歩行時の足音が気にならなくなる。
既存のビーチサンダルに取り付けられることで今ある資源を有効活用することが出来る。
【0027】
ビーチサンダルは特に海や川で使用するものなので、熱い砂浜や岩場などを動き回るときにはビーチサンダル本体と足が密着して安定していた方が安全で、ストラップ留め具を装着することで安全度が増す。
【0028】
平ゴムテープ6・7は柄物や絵があり、シンプルであり、カラフルであり、かつ、名前や企業名が書き込める。
平ゴムテープ6・7に、ビーズ、スパンコール、刺繍、フリンジなどを付けることでデザイン性が増す。
ビーチサンダルは土踏まずを支える部分がアーチ状になっておらず、側面のサポートもなく履いている人の姿勢にもほとんど変化がない。そのため、長時間はいていると骨にずれが生じ、ひざ、腰、背中に痛みが生じる恐れがあり、又、足を固定するものが何もないため、転倒、足首の捻挫、骨折の原因にもなりうる為、ストラップ留め具を装着することにより土踏まずを支持し、足を固定することが出来、体のバランスがとりやすくなる。
ビーチサンダルを履いて歩いているとビーチサンダルが脱げない様にと無意識に前緒24を掴む足指に無理な力が入ったり、不自然な歩き方になったりする為、疲労しやすいが、ストラップ留め具を装着することで足がビーチサンダルに固定されるので脱げてしまう事を気にすることなく疲労が軽減される。
ビーチサンダルが脱げない様にと常に前緒24を挟んで掴んでいる足の指の間は摩擦を受けやすく、靴擦れや痛みを伴いやすいがストラップ留め具を装着して足とビーチサンダルを安定させることで足指の負担を軽減出来る。
【0029】
ストラップ留め具は、ビーチサンダルに限らず、鼻緒を有する履物に取り付け可能である。
【0030】
ストラップ留め具は、ビーチサンダルを足に固定することが目的ですが、災害時や緊急時に板状の物、スリッパ、タオル、壊れた靴などを応急処置として、ストラップ留め具で足に巻き付けることで足を保護することが出来る。
【符号の説明】
【0031】
1 靴底当て
2 靴底当て前方
3 靴底当て後方
4 靴底当て親指側
5 靴底当て小指側
6 平ゴムテープ外側
7 平ゴムテープ内側
8 面ファスナー外側
9 面ファスナー内側
10 平ゴム小指側前方
11 平ゴム親指側前方
12 平ゴム小指側後方
13 平ゴム親指側後方
14 接続部A
15 接続部B
16 接続部C
17 接続部D
18 接続部E
19 接続部F
20 接続部G
21 接続部H
22 小指側鼻緒
23 親指側鼻緒
24 前緒
25 小指側横緒
26 親指側横緒
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20