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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-11
(45)【発行日】2024-01-19
(54)【発明の名称】立体駐車装置
(51)【国際特許分類】
   E04H 6/42 20060101AFI20240112BHJP
   E04H 6/06 20060101ALI20240112BHJP
【FI】
E04H6/42 H
E04H6/42 C
E04H6/06 B
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2019222180
(22)【出願日】2019-12-09
(65)【公開番号】P2021036118
(43)【公開日】2021-03-04
【審査請求日】2022-10-21
(31)【優先権主張番号】P 2019126712
(32)【優先日】2019-07-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(31)【優先権主張番号】P 2019152334
(32)【優先日】2019-08-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】516313900
【氏名又は名称】株式会社日本パーキングシステムズ
(74)【代理人】
【識別番号】100098545
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 伸一
(74)【代理人】
【識別番号】100189717
【弁理士】
【氏名又は名称】太田 貴章
(72)【発明者】
【氏名】遠山 恒幸
【審査官】兼丸 弘道
(56)【参考文献】
【文献】特開平10-102800(JP,A)
【文献】特開平09-302974(JP,A)
【文献】特開2001-349087(JP,A)
【文献】特開2013-049974(JP,A)
【文献】実開平02-002453(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H 6/00-6/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数段及び複数列に配置されるパレットを備え、
前記パレットにはそれぞれ車両を積載でき、
前記パレットは少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット上の前記車両が入出庫でき、
地表面に位置する列方向の前記パレット間には歩廊を有し、
前記パレットの両側には、パレット端部立ち上がりを形成し、
一対の前記パレット端部立ち上がりの間にパレットタイヤ踏み板が形成され、
前記パレット端部立ち上がりが、
前記パレットタイヤ踏み板の側端から上方に立ち上げた立上壁と、
前記立上壁の上端から前記パレットの外方に延出させた天面と、
前記天面の外端から下方に立ち下げた立下壁と
からなる立体駐車装置であって、
前記パレット端部立ち上がりの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、
前記パレット端部立ち上がり前端部が、
前記立上壁と前記立下壁とに連続するパレット端部立ち上がり前端部側壁と、
前記天面よりも低い位置となるパレット端部立ち上がり前端部低面と
を有し、
前記パレット端部立ち上がり前端部低面を、前記パレットタイヤ踏み板の前記側端より高い位置とし、
前記パレット端部立ち上がり前端部側壁を、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端に対してパレット端部立ち上がり前端部側壁上端が前記立下壁に近接するように傾斜させて形成し、
前記パレット端部立ち上がり前端部側壁を、パレット端部立ち上がり前端部側壁後端に対してパレット端部立ち上がり前端部側壁前端が前記パレットタイヤ踏み板の前記踏み板中心線から離間するように形成した
ことを特徴とする立体駐車装置。
【請求項2】
前記歩廊が、
前記立下壁と平行に形成される歩廊側壁と、
一対の前記歩廊側壁の上端の間に形成される歩廊面と
からなり、
前記歩廊の前記車両入出庫側には、前記歩廊側壁と異なる傾斜面で形成される歩廊前端部側壁、又は前記歩廊面と異なる傾斜面で形成される歩廊前端部天面からなる歩廊前端部を有し、
前記パレット端部立ち上がり前端部側壁前端を、前記歩廊前端部よりも反車両入出庫側に位置させた
ことを特徴とする請求項1に記載の立体駐車装置。
【請求項3】
前記歩廊が、
前記立下壁と平行に形成される歩廊側壁と、
一対の前記歩廊側壁の上端の間に形成される歩廊面と
からなり、
前記歩廊の前記車両入出庫側には、前記歩廊側壁と異なる傾斜面で形成される歩廊前端部側壁、又は前記歩廊面と異なる傾斜面で形成される歩廊前端部天面からなる歩廊前端部を有し、
前記パレット端部立ち上がり前端部側壁後端を、前記歩廊前端部よりも反車両入出庫側に位置させた
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の立体駐車装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、立体駐車場として利用される立体駐車装置に関する。
【背景技術】
【0002】
立体駐車装置は、複数段及び複数列に配置されるパレットを備え、パレットにはそれぞれ車両を積載でき、パレットは昇降・横行動作することで、それぞれのパレット上の車両が入出庫できる(例えば、特許文献1から特許文献3)。
パレットは、両側にパレット端部立ち上がりを形成し、一対のパレット端部立ち上がりの間にパレットタイヤ踏み板が形成されている。
両側にパレット端部立ち上がりを形成したパレットにおいて、パレット上に車両を入出庫しやすいように、パレット端部立ち上がりの車両入出庫側に傾斜面を形成するものが提案されている(例えば、特許文献4から特許文献6)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2013-15002号公報
【文献】特開2016-211321号公報
【文献】特開2018-66255号公報
【文献】特開平7-293022号公報
【文献】実開平6-76556号公報
【文献】実開平2-2453号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、最近の自動車メーカーは横幅の広い車両を多く販売しているため、パレットの横幅を広げないと入出庫時に何回も切り返さなければならない状況が多く見受けられる。
従って、パレットタイヤ踏み板の有効幅を拡げる必要があるが、パレットタイヤ踏み板を拡げると、拡げたパレットタイヤ踏み板に比例して1台分の間口寸法が大きくなり、立体駐車装置の全体寸法が大きくなってしまう。
立体駐車装置の全体寸法が大きくなると、既設の立体駐車装置に代えて設置する場合には、例えば新たに掘削作業が必要となってしまう。
そこで、1台分の間口寸法を変えずにパレット上に車両を入出庫しやすくするには、特許文献4から特許文献6で提案されているように、パレット端部立ち上がりの車両入出庫側に傾斜面を形成することが有効である。
また、パレット上に車両を入出庫しやすくするには、パレット端部立ち上がりの幅を狭くすることも効果的である。
しかし、パレット端部立ち上がりの幅を狭くする場合には、パレット端部立ち上がりの車両入出庫側に傾斜面を形成することによる効果は低下する。
ところで、特にパレットが複数段に配置される立体駐車装置にあっては、パレットの側方には歩廊を有しており、人が歩く歩廊の幅は狭くすることができない。
【0005】
そこで本発明は、1台分の間口寸法を変えずにパレット上に車両を入出庫しやすくする立体駐車装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の本発明の立体駐車装置は、複数段及び複数列に配置されるパレット10を備え、前記パレット10にはそれぞれ車両Aを積載でき、前記パレット10は少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット10上の前記車両Aが入出庫でき、地表面に位置する列方向の前記パレット10間には歩廊20を有し、前記パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対の前記パレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成され、前記パレット端部立ち上がり10Xが、前記パレットタイヤ踏み板10Yの側端から上方に立ち上げた立上壁11と、前記立上壁11の上端から前記パレット10の外方に延出させた天面12と、前記天面12の外端から下方に立ち下げた立下壁13とからなる立体駐車装置であって、前記パレット端部立ち上がり10Xの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成し、前記パレット端部立ち上がり前端部10Fが、前記立上壁11と前記立下壁13とに連続するパレット端部立ち上がり前端部側壁11Fと、前記天面12よりも低い位置となるパレット端部立ち上がり前端部低面12Fとを有し、前記パレット端部立ち上がり前端部低面12Fを、前記パレットタイヤ踏み板10Yの前記側端より高い位置とし、前記パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fを、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fdに対してパレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuが前記立下壁13に近接するように傾斜させて形成し、前記パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fを、パレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbに対してパレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ffが前記パレットタイヤ踏み板10Yの前記踏み板中心線10Ycから離間するように形成したことを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の立体駐車装置において、前記歩廊20が、前記立下壁13と平行に形成される歩廊側壁21と、一対の前記歩廊側壁21の上端の間に形成される歩廊面22とからなり、前記歩廊20の前記車両入出庫側には、前記歩廊側壁21と異なる傾斜面で形成される歩廊前端部側壁21F、又は前記歩廊面22と異なる傾斜面で形成される歩廊前端部天面23Fからなる歩廊前端部20Fを有し、前記パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ffを、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の立体駐車装置において、前記歩廊20が、前記立下壁13と平行に形成される歩廊側壁21と、一対の前記歩廊側壁21の上端の間に形成される歩廊面22とからなり、前記歩廊20の前記車両入出庫側には、前記歩廊側壁21と異なる傾斜面で形成される歩廊前端部側壁21F、又は前記歩廊面22と異なる傾斜面で形成される歩廊前端部天面23Fからなる歩廊前端部20Fを有し、前記パレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbを、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、パレットにはパレット端部立ち上がり前端部低面を形成することで、従来の間口寸法を変更することなく、パレット上に車両を入出庫しやすくする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の一実施例による立体駐車装置の外観構成図
図2】同立体駐車装置の動作を示す正面図
図3】同立体駐車装置の要部外観構成図
図4】同立体駐車装置のパレット及び歩廊を示す外観写真
図5】本発明の他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図
図6】本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図
図7】本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部拡大図
図8】本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部拡大図
図9】本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部拡大図
図10】本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部拡大図
図11】本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部拡大図
図12】本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部拡大図
図13】本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図
図14図13に示す実施例の立体駐車装置の要部拡大図
図15】本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図
図16図15に示す実施例の立体駐車装置の要部拡大図
図17】本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図
図18】本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図
図19】本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図
図20】前面ゲートを設けた本発明の立体駐車装置の他の実施例を示す図
図21】前面ゲートを設けた本発明の立体駐車装置の更に他の実施例を示す図
図22】本発明の立体駐車装置の更に他の実施例を示す図
図23】本発明の立体駐車装置の更に他の実施例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の第1の実施の形態による立体駐車装置は、パレット端部立ち上がりの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、パレット端部立ち上がり前端部が、立上壁と立下壁とに連続するパレット端部立ち上がり前端部側壁と、天面よりも低い位置となるパレット端部立ち上がり前端部低面とを有し、パレット端部立ち上がり前端部低面を、パレットタイヤ踏み板の側端より高い位置とし、パレット端部立ち上がり前端部側壁を、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端に対してパレット端部立ち上がり前端部側壁上端が立下壁に近接するように傾斜させて形成し、パレット端部立ち上がり前端部側壁を、パレット端部立ち上がり前端部側壁後端に対してパレット端部立ち上がり前端部側壁前端がパレットタイヤ踏み板の踏み板中心線から離間するように形成したものである。
本実施の形態によれば、パレットにはパレット端部立ち上がり前端部低面を形成することで、従来の間口寸法を変更することなく、パレット上に車両を入出庫しやすくする。また、パレット端部立ち上がり前端部低面をパレットタイヤ踏み板の側端から立ち上げているので、パレットのしなり強度を高めることができる。また、パレット端部立ち上がり前端部側壁へのタイヤの接触を少なくすることで、更にパレット上に車両を入出庫しやすくする。また、パレット端部立ち上がりへのタイヤの接触を少なくすることができる。
【0010】
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による立体駐車装置において、歩廊が、立下壁と平行に形成される歩廊側壁と、一対の歩廊側壁の上端の間に形成される歩廊面とからなり、歩廊の車両入出庫側には、歩廊側壁と異なる傾斜面で形成される歩廊前端部側壁、又は歩廊面と異なる傾斜面で形成される歩廊前端部天面からなる歩廊前端部を有し、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端を、歩廊前端部よりも反車両入出庫側に位置させたものである。
本実施の形態によれば、パレット端部立ち上がりへのタイヤの接触を少なくすることができる。
【0011】
本発明の第3の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による立体駐車装置において、歩廊が、立下壁と平行に形成される歩廊側壁と、一対の歩廊側壁の上端の間に形成される歩廊面とからなり、歩廊の車両入出庫側には、歩廊側壁と異なる傾斜面で形成される歩廊前端部側壁、又は歩廊面と異なる傾斜面で形成される歩廊前端部天面からなる歩廊前端部を有し、パレット端部立ち上がり前端部側壁後端を、歩廊前端部よりも反車両入出庫側に位置させたものである。
本実施の形態によれば、パレット端部立ち上がりへのタイヤの接触を少なくすることができる。
【実施例
【0012】
以下本発明の一実施例による立体駐車装置について説明する。
図1は本実施例による立体駐車装置の外観構成図であり、図1(a)は同立体駐車装置の正面図、図1(b)は同立体駐車装置の側面図である。
【0013】
本実施例による立体駐車装置は、複数段及び複数列に配置されるパレット10を備えている。図1では、3段2列の立体駐車装置を示している。
上下3段に配列されるパレット10は、一対の前側固定柱1Fと一対の後側固定柱1Rとで囲まれる空間に配置され、一対の前側固定柱1F及び一対の後側固定柱1Rに対して昇降動作する。また、上下3段に配列されるパレット10は、4本のパレット支柱2に固定されている。昇降動作は、昇降用モータ3によって行われる。
【0014】
図2は同立体駐車装置の動作を示す正面図であり、図2(a)は上段のパレットが入出庫状態、図2(b)は中段のパレットが入出庫状態、図2(c)は下段のパレットが入出庫状態にあることを示している。
【0015】
図2に示すように、本実施例は、地表面tから掘削したピット内に、一対の前側固定柱1Fと一対の後側固定柱1Rとを配置する立体駐車装置である。
上下3段に配列されるパレット10は、4本のパレット支柱2に固定されているため、共に昇降動作を行う。
パレット10にはそれぞれ車両Aを積載でき、パレット10は少なくとも昇降動作することで、それぞれのパレット10上の車両Aが入出庫できる。
【0016】
図3は同立体駐車装置の要部外観構成図であり、図3(a)は同立体駐車装置の要部上面図、図3(b)は図3(a)の正面図、図3(c)は図3(a)の斜視図、図3(d)及び図3(e)は図3(c)の要部拡大図である。
【0017】
地表面に位置する列方向のパレット10間、又はパレット10の側方には歩廊20を有し、パレット10と歩廊20との間には歩廊外側隙間4を有している。
パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対のパレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成されている。
パレット端部立ち上がり10Xは、パレットタイヤ踏み板10Yの側端から上方に立ち上げた立上壁11と、立上壁11の上端からパレット10の外方に延出させた天面12と、天面12の外端から下方に立ち下げた立下壁13とからなる。
歩廊20は、立下壁13と平行に形成される歩廊側壁21と、一対の歩廊側壁21の上端の間に形成される歩廊面22とからなる。
天面12の天面横幅は、歩廊面22の歩廊面横幅より狭く、歩廊面横幅の1/4以下であることが好ましく、更には1/9以下であることが好ましい。
【0018】
歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、パレット端部立ち上がり10Xの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成している。
歩廊前端部20Fは、歩廊側壁21から連続する歩廊前端部側壁21Fと、歩廊面22よりも低い位置となる歩廊前端部低面22Fと、歩廊面22から連続する歩廊前端部天面23Fとを有している。歩廊前端部天面23Fは一対の歩廊前端部側壁21Fの間に形成し、歩廊前端部低面22Fは歩廊前端部側壁21Fの側方に形成している。歩廊前端部側壁21Fは、歩廊前端部側壁前端21Ffから歩廊前端部側壁後端21Fbまでの間に形成している。歩廊前端部側壁後端21Fbは、歩廊前端部側壁前端21Ffよりも反車両入出庫側に位置する。
歩廊前端部側壁21Fは、歩廊前端部側壁後端21Fbに対して歩廊前端部側壁前端21Ffを、パレットタイヤ踏み板10Yの踏み板中心線10Ycから、又は歩廊外側隙間4から離間させて、歩廊側壁21と異なる傾斜面で形成している。なお、踏み板中心線10Ycは、パレットタイヤ踏み板10Yの横幅の中心である。歩廊前端部側壁後端21Fbに対して歩廊前端部側壁前端21Ffを、パレットタイヤ踏み板10Yの踏み板中心線10Ycから離間させて形成することで、歩廊前端部低面22Fは、歩廊前端部低面後端22Fbに対して歩廊前端部低面前端22Ffが幅広に形成される。歩廊前端部天面23Fは、歩廊前端部天面後端23Fbに対して歩廊前端部天面前端23Ffが低い位置となるように、歩廊面22と異なる傾斜面で形成している。歩廊前端部天面前端23Ffは、歩廊前端部低面22Fと同じ高さとすることが好ましい。
歩廊前端部天面後端23Fbに対して歩廊前端部天面前端23Ffを低い位置とすることで、歩廊前端部天面23Fへのタイヤの乗り上げが可能となり、更にパレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
本実施例では、歩廊前端部側壁21Fを垂直面で立ち上げている。
【0019】
パレット端部立ち上がり前端部10Fは、立上壁11と立下壁13とに連続するパレット端部立ち上がり前端部側壁11Fと、天面12よりも低い位置となるパレット端部立ち上がり前端部低面12Fとを有する。パレット端部立ち上がり前端部低面12Fは、パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fよりも車両入出庫側に形成している。パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fは、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ffからパレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbまでの間に形成している。パレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbは、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ffよりも反車両入出庫側に位置する。
パレット端部立ち上がり前端部低面12Fは、パレットタイヤ踏み板10Yの側端より高い位置としている。このように、パレット端部立ち上がり前端部低面12Fをパレットタイヤ踏み板10Yの側端から立ち上げているので、パレット10のしなり強度を高めることができる。
【0020】
パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fは、パレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbに対してパレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ffがパレットタイヤ踏み板10Yの踏み板中心線10Ycから離間するように形成している。このように、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ffをパレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbに対して踏み板中心線10Ycから離間させることで、パレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
また、パレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbは、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも反車両入出庫側に位置させている。このように、パレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbを、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を少なくすることができる。
また、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ffは、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも反車両入出庫側に位置させている。このように、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ffを、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を更に少なくすることができる。
また、パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fは、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fdに対してパレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuが立下壁13に近接するように傾斜させて形成している。このように、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fdに対してパレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuが立下壁13に近接するように傾斜させることで、パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、更にパレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
【0021】
本実施例では、歩廊前端部側壁21Fを含む面を歩廊前端部側壁仮想面Hとすると、パレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuを、歩廊前端部側壁仮想面H上に位置させることで、パレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fdを、歩廊前端部側壁仮想面Hよりも車両入出庫側に位置させることでパレット10のしなり強度を可能な限り高めることができる。
【0022】
なお、歩廊前端部低面22Fは、パレット端部立ち上がり前端部低面12Fと同じ高さとすることが好ましいが、パレットタイヤ踏み板10Yと同じ高さであってもよい。また、パレット端部立ち上がり前端部低面12Fは、パレットタイヤ踏み板10Yと同じ高さであってもよい。パレット端部立ち上がり前端部低面12Fをパレットタイヤ踏み板10Yと同じ高さとする場合には、歩廊前端部低面22Fについても、パレット端部立ち上がり前端部低面12F及びパレットタイヤ踏み板10Yと同じ高さとすることが好ましい。
【0023】
図4は同立体駐車装置のパレット及び歩廊を示す外観写真であり、図4(a)は同立体駐車装置のパレット及び歩廊を車両入出庫側から写した写真、図4(b)は図4(a)の要部拡大写真、図4(c)は図4(b)の位置の上面からの写真、図4(d)は同パレットの裏面を車両入出庫側から写した写真である。
図4(d)に示すように、パレット10の車両入出庫側には裏面に補強部材30を設けている。
第1補強部材31はパレット10の車両入出庫側端部に設け、第2補強部材32は第1補強部材31と平行にパレット10の両側端に渡って設けている。
第3補強部材33は一方のパレット端部立ち上がり前端部10Fに対応する位置、及びパレット端部立ち上がり前端部10Fより後端側に延びてパレット端部立ち上がり10Xの一部に対応する位置に設けている。
第4補強部材34は他方のパレット端部立ち上がり前端部10Fに対応する位置、及びパレット端部立ち上がり前端部10Fより後端側に延びてパレット端部立ち上がり10Xの一部に対応する位置に設けている。
第3補強部材33と第4補強部材34との間に、第3補強部材33及び第4補強部材34に平行に、更に第5補強部材35を設けることが好ましい。
【0024】
図5は本発明の他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図であり、図5(a)は同立体駐車装置の要部上面図、図5(b)は図5(a)の正面図、図5(c)は図5(a)の斜視図、図5(d)及び図5(e)は図5(c)の要部拡大図である。
図3に示す実施例と相違する点を以下に説明する。
本実施例では、パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fを、歩廊前端部側壁21Fと同様に垂直面で立ち上げている。
そして、パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fは、歩廊前端部側壁21Fを含む歩廊前端部側壁仮想面H上に配置している。すなわち、パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fは、歩廊前端部側壁仮想面Hと同一面に配置している。
パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fは、歩廊前端部側壁仮想面H上に位置することで、パレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を少なくすることができる。
【0025】
図6は本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図であり、図6(a)は同立体駐車装置の要部上面図、図6(b)は図6(a)の正面図、図6(c)は図6(a)の斜視図、図6(d)及び図6(e)は図6(c)の要部拡大図である。
図3に示す実施例と相違する点を以下に説明する。
本実施例では、歩廊前端部側壁21Fは、歩廊前端部側壁下端21Fdに対して歩廊前端部側壁上端21Fuがパレットタイヤ踏み板10Yの踏み板中心線10Ycから、又は歩廊外側隙間4から離間するように傾斜させて、歩廊側壁21と異なる傾斜面で形成している。このように、歩廊前端部側壁21Fを、歩廊前端部側壁下端21Fdに対して歩廊前端部側壁上端21Fuが踏み板中心線10Ycから、又は歩廊外側隙間4から離間するように傾斜させて形成することで、歩廊前端部側壁21Fへのタイヤの接触を少なくすることができる。
そして、パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fは、歩廊前端部側壁21Fを含む歩廊前端部側壁仮想面H上に配置している。すなわち、パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fは、歩廊前端部側壁仮想面Hと同一面に配置している。
パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fは、歩廊前端部側壁仮想面H上に位置することで、パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fへのタイヤの接触を少なくすることができる。
【0026】
図7は本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部拡大図である。
図7は、図3(e)に対応する要部だけを示しているが、図3(d)に対応する要部についても図7と同一の構成としている。その他の点は図3に示す実施例と同一である。
本実施例に示す歩廊前端部低面22Fは、歩廊前端部側壁21Fの側方に形成するとともに、歩廊前端部低面前端22Ffを歩廊前端部側壁前端21Ffより更に車両入出庫側に延出させて形成している。
このように、歩廊前端部低面22Fを車両入出庫側に延出させることで、それぞれの歩廊前端部側壁21Fの側方に形成している一対の歩廊前端部低面22Fは、歩廊前端部側壁前端21Ffより車両入出庫側では連続した低面を形成する。
本実施例に示すように、歩廊前端部低面22Fを歩廊前端部側壁前端21Ffより更に車両入出庫側に延出させることで、歩廊前端部側壁21F、歩廊前端部天面23F、及びパレット端部立ち上がり前端部側壁11Fが反車両入出庫側に位置するため、更にパレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
なお、図7に示す実施例は、図3に示す実施例の変更例であるが、図5及び図6の実施例に対しても同様に適用することができる。
【0027】
図8は本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部拡大図である。
図8(a)は、図3に示す実施例の変形例を示しており、歩廊前端部20Fが、歩廊側壁21から連続する歩廊前端部側壁21Fと、歩廊面22よりも低い位置となる歩廊前端部低面22Fと、歩廊前端部天面23Fとで構成されている。ただし歩廊前端部天面23Fは歩廊面22と同一平面として形成されている。その他の点は図3に示す実施例と同一である。
図8(b)は、図5に示す実施例の変形例を示しており、歩廊前端部20Fが、歩廊側壁21から連続する歩廊前端部側壁21Fと、歩廊面22よりも低い位置となる歩廊前端部低面22Fと、歩廊前端部天面23Fとで構成されている。ただし歩廊前端部天面23Fは歩廊面22と同一平面として形成されている。その他の点は図5に示す実施例と同一である。
図8(c)は、図6に示す実施例の変形例を示しており、歩廊前端部20Fが、歩廊側壁21から連続する歩廊前端部側壁21Fと、歩廊面22よりも低い位置となる歩廊前端部低面22Fと、歩廊前端部天面23Fとで構成されている。ただし歩廊前端部天面23Fは歩廊面22と同一平面として形成されている。その他の点は図6に示す実施例と同一である。
【0028】
図9は本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部拡大図である。
図9(a)は図8(a)に示す実施例の変形例を示し、図9(b)は図8(b)に示す実施例の変形例を示し、図9(c)は図8(c)に示す実施例の変形例を示しており、歩廊前端部低面22Fは、歩廊前端部側壁21Fの側方に形成するとともに、歩廊前端部低面前端22Ffを歩廊前端部側壁前端21Ffより更に車両入出庫側に延出させて形成している。
このように、歩廊前端部低面22Fを車両入出庫側に延出させることで、それぞれの歩廊前端部側壁21Fの側方に形成している一対の歩廊前端部低面22Fは、歩廊前端部側壁前端21Ffより車両入出庫側では連続した低面を形成する。
本実施例に示すように、歩廊前端部低面22Fを歩廊前端部側壁前端21Ffより更に車両入出庫側に延出させることで、歩廊前端部側壁21F及びパレット端部立ち上がり前端部側壁11Fが反車両入出庫側に位置するため、更にパレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
【0029】
図10は本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部拡大図である。
図10は、図3に示す実施例の変形例を示している。図10は、図3(a)の要部拡大図を示しており、図示していないその他の点は図3に示す実施例と同一である。
図10(a)は、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fdを、歩廊前端部側壁仮想面Hよりも車両入出庫側に位置させ、パレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuを、歩廊前端部側壁仮想面Hよりも反車両入出庫側に位置させている。また、パレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbを、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも反車両入出庫側に位置させている。
図10(b)は、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fdを、歩廊前端部側壁仮想面H上に位置させ、パレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuを、歩廊前端部側壁仮想面Hよりも反車両入出庫側に位置させている。また、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ff及びパレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbを、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも反車両入出庫側に位置させている。
図10(c)は、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fd、及びパレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuを、歩廊前端部側壁仮想面Hよりも反車両入出庫側に位置させている。また、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ff及びパレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbを、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも反車両入出庫側に位置させている。
【0030】
図10(a)に示すように、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fdを、歩廊前端部側壁仮想面Hよりも車両入出庫側に位置させることでパレット10のしなり強度を可能な限り高めることができる。
また、図10(a)に示すように、パレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuを、歩廊前端部側壁仮想面Hよりも反車両入出庫側に位置させることでパレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を少なくすることができる。
また、図10(a)に示すように、パレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbを、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を更に少なくすることができる。
また、図10(b)に示すように、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fdを、歩廊前端部側壁仮想面H上に位置させることで、図10(a)に示す場合よりも更にパレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を少なくすることができる。
また、図10(c)に示すように、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fd、及びパレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuを、歩廊前端部側壁仮想面Hよりも反車両入出庫側に位置させることで、図10(b)に示す場合よりも更にパレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を少なくすることができる。
また、図10(b)及び図10(c)に示すように、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ff及びパレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbを、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を更に少なくすることができる。
【0031】
図11は本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部拡大図である。
図11は、図5に示す実施例の変形例を示している。
図11(a)は、パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fを、歩廊前端部側壁仮想面Hと平行に、歩廊前端部側壁仮想面Hよりも反車両入出庫側に位置させている。また、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ff及びパレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbを、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも反車両入出庫側に位置させている。
図11(b)は、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ffを歩廊前端部側壁仮想面H上とし、パレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbを歩廊前端部側壁仮想面Hから離間させ、パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fを、歩廊前端部側壁仮想面Hよりも反車両入出庫側に位置させている。また、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ff及びパレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbを、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも反車両入出庫側に位置させている。
図11(c)は、パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fを、立上壁11と垂直に、歩廊前端部側壁仮想面Hよりも反車両入出庫側に位置させている。また、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ff及びパレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbを、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも反車両入出庫側に位置させている。
【0032】
図11(a)(b)(c)に示すように、パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fを、歩廊前端部側壁仮想面Hよりも反車両入出庫側に位置させることでパレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を少なくすることができる。また、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ff及びパレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbを、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を更に少なくすることができる。
【0033】
図12は本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部拡大図である。
図12は、図6に示す実施例の変形例を示している。
図12(a)は、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fdを、歩廊前端部側壁仮想面Hよりも車両入出庫側に位置させ、パレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuを、歩廊前端部側壁仮想面H上に位置させている。
図12(b)は、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fdを、歩廊前端部側壁仮想面H上に位置させ、パレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuを、歩廊前端部側壁仮想面Hよりも反車両入出庫側に位置させている。また、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ff及びパレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbを、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも反車両入出庫側に位置させている。
図12(c)は、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fd、及びパレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuを、歩廊前端部側壁仮想面Hよりも反車両入出庫側に位置させている。また、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ff及びパレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbを、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも反車両入出庫側に位置させている。
【0034】
図12(a)に示すように、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fdを、歩廊前端部側壁仮想面Hよりも車両入出庫側に位置させることでパレット10のしなり強度を可能な限り高めることができる。
また、図12(a)に示すように、パレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuを、歩廊前端部側壁仮想面H上に位置させることでパレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を少なくすることができる。
また、図12(b)に示すように、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fdを、歩廊前端部側壁仮想面H上に位置させ、パレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuを、歩廊前端部側壁仮想面Hよりも反車両入出庫側に位置させることで、図12(a)に示す場合よりも更にパレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を少なくすることができる。また、パレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbを、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を更に少なくすることができる。
また、図12(c)に示すように、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fd、及びパレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuを、歩廊前端部側壁仮想面Hよりも反車両入出庫側に位置させることで、図10(b)に示す場合よりも更にパレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を少なくすることができる。また、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ff及びパレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbを、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を更に少なくすることができる。
【0035】
図13は本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図であり、図13(a)は同立体駐車装置の要部上面図、図13(b)は図13(a)の正面図、図13(c)は図13(a)の斜視図、図13(d)及び図13(e)は図13(c)の要部拡大図である。
図3に示す実施例と相違する点を以下に説明する。相違点以外の点は図3に示す実施例と同一である。
本実施例では、歩廊前端部低面22Fは、歩廊前端部低面後端22Fbに対して歩廊前端部低面前端22Ffを、踏み板中心線10Yc側にも延出させることで、更に幅広に形成している。
パレット10の車両入出庫側両側端部10Zは、歩廊前端部低面前端22Ffの延出に合わせて、踏み板中心線10Yc側に斜めにカットしている。パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fは、斜めにカットされた車両入出庫側両側端部10Zよりも反車両入出庫側に位置させている。パレット端部立ち上がり前端部低面12Fは、パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fよりも車両入出庫側に形成し、車両入出庫側両側端部10Zにも形成している。
【0036】
また、本実施例では、歩廊前端部側壁21Fを、パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fと同様に傾斜させて立ち上げている。すなわち、歩廊前端部側壁21Fは、歩廊前端部側壁下端21Fdに対して歩廊前端部側壁上端21Fuがパレットタイヤ踏み板10Yの踏み板中心線10Ycからから離間するように傾斜させて形成している。このように、歩廊前端部側壁21Fを、歩廊前端部側壁下端21Fdに対して歩廊前端部側壁上端21Fuが踏み板中心線10Ycから離間するように傾斜させて形成することで、歩廊前端部側壁21Fへのタイヤの接触を少なくすることができる。
【0037】
図14図13に示す実施例の立体駐車装置の要部拡大図である。
図14(a)に示すように、パレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuは、歩廊前端部側壁21Fを含む歩廊前端部側壁仮想面H上に配置している。
また、図14(b)に示すように、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fdは、歩廊前端部側壁21Fを含む歩廊前端部側壁仮想面Hよりも反車両入出庫側に配置している。
このようなパレット端部立ち上がり前端部側壁11Fとすることで、パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fへのタイヤの接触を少なくすることができる。
また、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ff及びパレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbを、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を更に少なくすることができる。
【0038】
図15及び図16は本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図であり、図15(a)は同立体駐車装置の要部上面図、図15(b)は図15(a)の正面図、図15(c)は図15(a)の斜視図、図15(d)及び図15(e)は図15(c)の要部拡大図、図16図15に示す実施例の立体駐車装置の要部拡大図である。
図13及び図14に示す実施例と相違する点を以下に説明する。
本実施例では、パレット端部立ち上がり前端部低面12Fは、パレットタイヤ踏み板10Yの側端、及び歩廊前端部低面22Fと同じ高さとしている。
このように、パレット端部立ち上がり前端部低面12Fを、パレットタイヤ踏み板10Yの側端や歩廊前端部低面22Fと同じ高さとすることもできる。
【0039】
以上のように本発明によれば、歩廊20には歩廊前端部側壁21Fによって歩廊前端部低面前端22Ffが幅広の歩廊前端部低面22Fを形成し、パレット10にはパレット端部立ち上がり前端部低面12Fを形成することで、従来の間口寸法を変更することなく、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくする。
なお、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fdを、歩廊前端部側壁仮想面H上又は歩廊前端部側壁仮想面Hよりも車両入出庫側に位置させることで、パレット10のしなり強度を可能な限り高めることができるとともに、パレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuを、歩廊前端部側壁仮想面H上又は歩廊前端部側壁仮想面Hよりも反車両入出庫側に位置させることで、歩廊前端部側壁21Fへのタイヤの接触を少なくすることができる。
また、パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fを、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fdが歩廊前端部側壁仮想面H上又は歩廊前端部側壁仮想面Hよりも反車両入出庫側に位置させて形成することで、パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fへのタイヤの接触を少なくすることができる。
【0040】
図17は本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図であり、図17(a)は同立体駐車装置の要部上面図、図17(b)は図17(a)の正面図、図17(c)は図17(a)の斜視図である。
図3に示す実施例と相違する点を以下に説明する。
本実施例では、歩廊前端部20Fは、歩廊側壁21から連続する歩廊前端部側壁21Fと、歩廊面22から連続する歩廊前端部天面23Fと、一対の歩廊前端部側壁前端21Ff及び歩廊前端部天面前端23Ffにつながる歩廊前端部前面24Fとを有している。歩廊前端部天面23Fは一対の歩廊前端部側壁21Fの間に形成し、歩廊前端部前面24Fは垂直面で立ち上げている。
また、本実施例では、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fd及びパレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuを、歩廊前端部側壁仮想面Hよりも反車両入出庫側に位置させている。また、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ff及びパレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbを、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも反車両入出庫側に位置させている。
歩廊前端部側壁21Fは、歩廊側壁21と異なる傾斜面で形成され、歩廊前端部側壁後端21Fbに対して歩廊前端部側壁前端21Ffを、パレットタイヤ踏み板10Yの踏み板中心線10Ycから離間させて形成することで、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
また、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ffをパレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbに対して踏み板中心線10Ycから離間させることで、パレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
また、パレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbを、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を少なくすることができる。
また、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ffを、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を更に少なくすることができる。
また、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fdに対してパレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuが立下壁13に近接するように傾斜させることで、パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、更にパレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
また、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fd、及びパレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuを、歩廊前端部側壁仮想面Hよりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を少なくすることができる。
【0041】
図18は本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図であり、図18(a)は同立体駐車装置の要部上面図、図18(b)は図18(a)の正面図、図18(c)は図18(a)の斜視図である。
図3に示す実施例と相違する点を以下に説明する。
本実施例では、歩廊前端部20Fは、歩廊側壁21から連続する歩廊前端部側壁21Fと、歩廊面22から連続する歩廊前端部天面23Fとを有している。歩廊前端部天面23Fは一対の歩廊前端部側壁21Fの間に形成している。
また、本実施例では、パレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbは、歩廊前端部天面後端23Fb及び歩廊前端部側壁後端21Fbと、車両入出庫側からの距離を同じとしている。
【0042】
歩廊前端部天面23Fは、歩廊面22と異なる傾斜面で形成され、歩廊前端部天面後端23Fbに対して歩廊前端部天面前端23Ffを低い位置とすることで、歩廊前端部天面23Fへのタイヤの乗り上げが可能となり、更にパレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
また、パレット端部立ち上がり前端部側壁後端11Fbを、歩廊前端部天面後端23Fb及び歩廊前端部側壁後端21Fbと、車両入出庫側からの距離を同じにすることで、パレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触を少なくすることができる。
また、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ffを、歩廊前端部側壁後端21Fbよりも車両入出庫側に位置させているが、歩廊前端部天面23は歩廊前端部天面後端23Fbが歩廊面22と同じ高さであるため、パレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触が少ない。
また、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fdに対してパレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuが立下壁13に近接するように傾斜させることで、パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、更にパレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
【0043】
図19は本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図であり、図19(a)は同立体駐車装置の要部上面図、図19(b)は図19(a)の正面図、図19(c)は図19(a)の斜視図である。
図3に示す実施例と相違する点を以下に説明する。
本実施例では、歩廊20が車両入出庫側に至っており、歩廊前端部20Fに相当する構成を備えていない。
本実施例においても、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ffを、歩廊20の前端よりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり10Xへのタイヤの接触が少ない。
また、パレット端部立ち上がり前端部側壁下端11Fdに対してパレット端部立ち上がり前端部側壁上端11Fuが立下壁13に近接するように傾斜させることで、パレット端部立ち上がり前端部側壁11Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、更にパレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
【0044】
図20は、前面ゲートを設けた本発明の立体駐車装置の他の実施例を示す図であり、図20(a)は前面ゲート閉鎖時、図20(b)は前面ゲート格納時、図20(c)は同立体駐車装置の要部上面図である。なお、本実施例では、図15及び図16で説明したパレット10及び歩廊20を示しているが、図3から図17で説明したパレット10及び歩廊20を用いてもよい。
それぞれのパレット10の車両入出庫側には、前面ゲート41を設けている。前面ゲート41は、図2で図示したピット内に格納することができ、前面ゲート41をピット内に格納することで、パレット10上の車両を入出庫することができる。
それぞれの前面ゲート41の両側にはゲートガイド支柱42を設けている。
図20に示すゲートガイド支柱42は、ピット内に立設され、地表面から所定高さまで延出させている。
ゲートガイド支柱42は、歩廊20の車両入出庫側に位置し、歩廊前端部側壁仮想面Hよりも、歩廊20の歩廊中心線20c側に配置する。
このように、ゲートガイド支柱42を歩廊前端部側壁仮想面Hよりも歩廊中心線20c側に配置することで、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
【0045】
図21は、前面ゲートを設けた本発明の立体駐車装置の更に他の実施例を示す図であり、図21(a)は前面ゲート閉鎖時、図21(b)は前面ゲート格納時、図21(c)は同立体駐車装置の要部上面図である。なお、本実施例においても、図15及び図16で説明したパレット10及び歩廊20を示しているが、図3から図17で説明したパレット10及び歩廊20を用いてもよい。
図20に示す実施例と相違する点を以下に説明する。
本実施例では、ゲートガイド支柱42は、ピット内に立設され、地表面から延出させていない。
本実施例に示すように、地表面から上方へは延出させないゲートガイド支柱42とすることで、パレット10上への車両Aの入出庫を更に容易にすることができる。
【0046】
図22は、本発明の立体駐車装置の更に他の実施例を示す図である。
図22では、図21に示す実施例と同様に、それぞれのパレット10の車両入出庫側には、前面ゲート41を設けているが、図20で示すゲートガイド支柱42は、ピット内に立設され、地表面から延出させていない。なお、本実施例では、図15及び図16で説明したパレット10及び歩廊20を示しているが、図3から図17で説明したパレット10及び歩廊20を用いてもよい。
図22(a)では、歩廊前端部天面23Fに発光源51を設けている。歩廊前端部天面23Fに発光源51を設けることで、歩廊前端部低面前端22Ffが幅広の歩廊前端部低面22Fを形成していることを、夜間の入庫操作を行う運転者に認識させることができるとともに、歩廊前端部天面23Fを、歩廊前端部天面後端23Fbに対して歩廊前端部天面前端23Ffが低い位置となるように形成しているため、車両の入出庫側から発光源51を認識しやすい。
更に、発光源51は、歩廊前端部側壁上端21Fuに沿って設けることで、歩廊前端部低面前端22Ffが幅広の歩廊前端部低面22Fを形成していることを運転者に更に認識させやすい。
【0047】
図22(b)では、歩廊前端部側壁21Fに発光源52を設けている。発光源52は、パレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ffよりも車両入出庫側に位置させる。発光源52をパレット端部立ち上がり前端部側壁前端11Ffよりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部側壁21Fに設けることで、歩廊前端部側壁21Fの位置を認識しやすく、更にパレット10に向けた照射となるために、パレット10の入出庫側を照らすことができる。
【0048】
図22(a)及び図22(b)に示すように、歩廊前端部20Fに発光源51、52を設けることで、歩廊前端部低面前端22Ffが幅広の歩廊前端部低面22Fを形成していることを、夜間の入庫操作を行う運転者に認識させることができる。
また、図22(a)及び図22(b)に示すように、前面ゲート41を少なくとも2つ有する場合には、車両が入出庫するパレット10の両側のそれぞれの歩廊前端部20Fに設けた発光源51、52を発光させることで、運転者に対して車両が入出庫するパレット10に誘導することができる。
【0049】
図23は、本発明の立体駐車装置の更に他の実施例を示す図である。
図23では、図20に示す実施例と同様に、それぞれのパレット10の車両入出庫側には前面ゲート41を設け、それぞれの前面ゲート41の両側にはゲートガイド支柱42を設けている。なお、本実施例においても、図15及び図16で説明したパレット10及び歩廊20を示しているが、図3から図17で説明したパレット10及び歩廊20を用いてもよい。
図23に示すように前面ゲート41の両側にゲートガイド支柱42を設けている場合にも、図22で示す実施例と同様に発光源51、52を設けることが好ましい。
図23では、更にゲートガイド支柱42の車両入出庫側にゲート用発光源53を設けている。ゲートガイド支柱42にゲート用発光源53を設けることで、夜間の入庫操作を行う運転者にゲートガイド支柱42を認識させることができる。
また、図23(a)及び図23(b)に示すように、ゲートガイド支柱42を少なくとも3つ有する場合には、車両が入出庫するパレット10の両側のそれぞれの歩廊前端部20Fに設けた発光源51、52を発光させるとともに、車両が入出庫するパレット10に対応する前面ゲート41の両側のゲートガイド支柱42に設けたゲート用発光源53を発光させることで、運転者に対して車両が入出庫するパレット10に誘導することができる。
なお、図23(a)及び図23(b)では、発光源51、52とともにゲート用発光源53を設けた場合を示したが、発光源51、52を設けることなくゲート用発光源53を設けてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明は、地下1段地上1段昇降式立体駐車装置、地下2段地上1段昇降式立体駐車装置、地下3段地上1段昇降式立体駐車装置、地下1段地上1段以上の昇降横行式立体駐車装置、地下2段地上1段以上の昇降横行式立体駐車装置、地上2段式以上の昇降横行式立体駐車装置に適用できる。
【符号の説明】
【0051】
1R 後側固定柱
1F 前側固定柱
2 パレット支柱
3 昇降用モータ
4 歩廊外側隙間
10 パレット
10F パレット端部立ち上がり前端部
10X パレット端部立ち上がり
10Y パレットタイヤ踏み板
10Yc 踏み板中心線
10Z 車両入出庫側両側端部
11 立上壁
11F パレット端部立ち上がり前端部側壁
11Fb パレット端部立ち上がり前端部側壁後端
11Fd パレット端部立ち上がり前端部側壁下端
11Ff パレット端部立ち上がり前端部側壁前端
11Fu パレット端部立ち上がり前端部側壁上端
12 天面
12F パレット端部立ち上がり前端部低面
13 立下壁
20 歩廊
20c 歩廊中心線
20F 歩廊前端部
21 歩廊側壁
21F 歩廊前端部側壁
21Fb 歩廊前端部側壁後端
21Fd 歩廊前端部側壁下端
21Ff 歩廊前端部側壁前端
21Fu 歩廊前端部側壁上端
22 歩廊面
22F 歩廊前端部低面
22Fb 歩廊前端部低面後端
22Ff 歩廊前端部低面前端
23F 歩廊前端部天面
23Fb 歩廊前端部天面後端
23Ff 歩廊前端部天面前端
24F 歩廊前端部前面
30 補強部材
31 第1補強部材
32 第2補強部材
33 第3補強部材
34 第4補強部材
35 第5補強部材
41 前面ゲート
42 ゲートガイド支柱
51、52 発光源
53 ゲート用発光源
A 車両
H 歩廊前端部側壁仮想面
t 地表面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23