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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-11
(45)【発行日】2024-01-19
(54)【発明の名称】インクジェットヘッド
(51)【国際特許分類】
   B41J 2/14 20060101AFI20240112BHJP
【FI】
B41J2/14 603
B41J2/14 613
B41J2/14
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2019140182
(22)【出願日】2019-07-30
(65)【公開番号】P2021020428
(43)【公開日】2021-02-18
【審査請求日】2022-07-26
(73)【特許権者】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126240
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 琢磨
(74)【代理人】
【識別番号】100223941
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 佳子
(74)【代理人】
【識別番号】100159695
【弁理士】
【氏名又は名称】中辻 七朗
(74)【代理人】
【識別番号】100172476
【弁理士】
【氏名又は名称】冨田 一史
(74)【代理人】
【識別番号】100126974
【弁理士】
【氏名又は名称】大朋 靖尚
(72)【発明者】
【氏名】嶋村 亮
【審査官】牧島 元
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-221692(JP,A)
【文献】特開2015-093410(JP,A)
【文献】特開2019-123159(JP,A)
【文献】特開2017-024310(JP,A)
【文献】特開2007-160867(JP,A)
【文献】特開2018-149716(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41J 2/01 - 2/215
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インクを吐出する複数の吐出口が配列された吐出口列を有し、複数の前記吐出口列が配列されたインク吐出基板と、
前記インク吐出基板を支持する支持部材と、
異物を捕集するフィルタと、
前記インク吐出基板に供給するインクを貯留するインク貯留部と、
前記インク吐出基板にインクを注入するためのインク注入口と、を有し、
前記インク吐出基板、前記支持部材、前記インク貯留部および前記フィルタが、下方から上方に向かってこの順番に配置されているインクジェットヘッドにおいて、
前記支持部材は、前記吐出口列の一番端に位置する吐出口のうち、前記インク注入口がある側とは反対側の端にある吐出口の上方に梁を有することを特徴とするインクジェットヘッド。
【請求項2】
前記支持部材は、前記インク吐出基板にインクを供給するためのインク供給口を有し、
前記梁は、前記インク供給口の長手方向における端部の位置に設けられている請求項1に記載のインクジェットヘッド。
【請求項3】
前記梁は、前記インク供給口の短手方向に延在する請求項2に記載のインクジェットヘッド。
【請求項4】
前記支持部材は、前記吐出口列の前記インク注入口がある側の端部に位置する吐出口の上方の位置に第2の梁をさらに有する請求項2または請求項3に記載のインクジェットヘッド。
【請求項5】
前記支持部材は、前記インク供給口の長手方向における中央部の位置に設けられている第3の梁をさらに有する請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
【請求項6】
前記支持部材は、酸化アルミニウムで形成されている請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
【請求項7】
前記フィルタは、ステンレスの不織布フィルタで形成されている請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
【請求項8】
前記フィルタは、ステンレスのメッシュフィルタで形成されている請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットヘッドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
インクを吐出するインクジェットヘッドは、一般に、ほこりやちり等の異物が吐出口に詰まることを抑制するために、異物を捕集するフィルタを有する。しかしながら、例えば、フィルタの網目よりも小さい異物がフィルタを透過することや、フィルタの一部がインクジェットヘッドの流路内に落ちることにより、異物が吐出口に詰まる場合がある。異物が吐出口に詰まるとインクの正常な吐出が困難となり、記録品位が低下する。
【0003】
そこで、特許文献1においては、インクジェットヘッド内に正常な吐出が困難な吐出口が存在するときには、その吐出口の近傍にある他の吐出口からインクを吐出して記録を補完することにより記録品位の低下を抑制するインクジェットヘッドが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2006-187872号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者の検討によると、インク注入口からインクジェットヘッド内にインクを注入する際に、複数の吐出口が配列されてなる吐出口列の端部付近に異物が集まりやすいことが確認された。異物が特定の場所に集まると、吐出口により詰まりやすくなるため、吐出口列の端部に位置する吐出口は、正常な吐出が困難となりやすい。
【0006】
一方、吐出口列の端部に位置する吐出口は、吐出口列の端部に位置していることにより、近傍の他の吐出口による記録の補完を行えない場合がある。したがって、吐出口列の端部に位置する吐出口が異物により吐出困難となると、記録の補完も行えないために記録品位が低下する恐れがある。
【0007】
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、記録の補完が困難な吐出口に異物が詰まることにより記録品位が低下することを抑制することができる、インクジェットヘッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題は、以下の本発明によって解決される。即ち本発明は、インクを吐出する複数の吐出口が配列された吐出口列を有し、複数の前記吐出口列が配列されたインク吐出基板と、前記記録素子基板を支持する支持部材と、異物を捕集するフィルタと、前記インク吐出基板にインクを注入するためのインク注入口と、を有し、前記インク吐出基板、前記支持部材および前記フィルタが、下方から上方に向かってこの順番に配置されているインクジェットヘッドにおいて、前記支持部材は、前記吐出口列の一番端に位置する吐出口のうち、前記インク注入口がある側とは反対側の端にある吐出口の上方に梁を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、記録の補完が困難な吐出口に異物が詰まることにより記録品位が低下することを抑制することができる、インクジェットヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本実施形態のインクジェットヘッドを示す斜視図。
図2図1に示すインクジェットヘッドの分解斜視図。
図3】第1の支持部材の上面図を示す概略図。
図4図1に示すA-A断面の概略図。
図5】インク吐出基板101を示す概略図。
図6】第2の実施形態におけるインクジェットヘッドを示す概略図。
図7】比較例のインクジェットヘッドを示す概略図。
図8】比較例のインクジェットヘッドにインクを注入する際の挙動を示す概略図。
図9】比較例のインクジェットヘッドの異物の分布を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0012】
(第1の実施形態)
(液体吐出ヘッド)
本実施形態のインクジェットヘッドについて、図1および図2を参照しながら説明する。図1(a)は、本実施形態のインクジェットヘッドの斜視図である。図1(b)は、図1(a)に示すA-A断面図であり、インクジェット記録ヘッドの実使用姿勢、すなわちインクを下向きに吐出する際の姿勢を示す。図2は、図1に示すインクジェットヘッドの分解斜視図である。なお、図1(a)および図2においては、インク吐出基板102に形成される吐出口102の数を実際の吐出口の数よりも少なくして図示している。
【0013】
図2に示すように、インクジェットヘッド001は、記録素子ユニット10と、流路部材501と、から主に構成されている。記録素子ユニット10は、インク吐出基板101と、第1の支持部材201と、電気配線基板401と、第2の支持部材301と、から構成される。インク吐出基板101は、インクを吐出するための部材であって、インクを吐出する吐出口が複数個配列された吐出口列を有する。第1の支持部材201は、インク吐出基板101を支持して固定する部材である。電気配線基板401は、インクを吐出するための信号をインク吐出基板101に伝達するための部材である。第2の支持部材301は、電気配線基板401を支持する部材である。流路部材501は、記録素子ユニット10にインクを導くインク流路が形成された部材であって、記録装置本体に備えられたインクタンクと接続されるインク注入口502を有する。インク注入口502は、インク吐出基板101に供給するインクを貯留するインク貯留部にインクを注入するための注入口である。図1(b)に示すように、インクジェットヘッド001は、インク吐出基板101、第1の支持部材201、インク貯留部8、フィルタ503が、下方から上方に向かってこの順番で形成されている。
【0014】
インク吐出基板101の吐出口列の端部には、不吐補完の困難な吐出口102a(以下、不吐補完困難吐出口と称す。)が配置している。ここにおいて、不吐補完の困難な吐出口102aとは、インク滴を吐出する補完用吐出口のような補完手段を近傍に備えていない吐出口を表す。具体的には、インク吐出基板の端部に位置する吐出口であって、吐出口列の配列方向の隣接する位置に吐出口がない吐出口である。
【0015】
流路部材501の内部には、インクジェットヘッド001のインク流路に内在する異物を捕集するフィルタ503が設けられている。フィルタ503は、一般にSUS(ステンレス)繊維を焼結してなるSUS不織布フィルタや、一定のパターンで織り込んだSUSメッシュフィルタ等が用いられる。流路部材501の製造工程においては、フィルタ503は、熱溶着法で流路部材501と接合したり、流路部材501と一体的にインサート成型したりすることで、流路部材501に固定される。
【0016】
(インク吐出基板)
インク吐出基板101について、図5を参照しながら説明する。図5は、本実施形態におけるインク吐出基板101の一部を示す概略図である。図5に示すように、インク吐出基板101には、インクを吐出する吐出口102と、インクを吐出しない所謂ダミー吐出口102bが形成されている。したがって、以下、単に吐出口と称する場合には、インクを吐出する吐出口102のみを指すこととする。複数の吐出口102がY方向に配列することで、吐出口列103が形成されている。吐出口列の最も端部に位置する吐出口は、吐出口102aとなる。また、複数の吐出口列103は、X方向に配列している。
【0017】
吐出口列103aに配置されている吐出口102が液体を吐出することが困難な状態となった場合には、例えば、吐出口列103bのうちの、その吐出が困難となった吐出口と隣接する紙面左側の吐出口を使用して吐出の補完を行うことと設定したとする。したがって、この場合には、例えば吐出口102cが吐出困難となると、吐出口102dを使用して吐出の補完を行うこととなる。
【0018】
しかしながら、吐出口列103aの端部に位置する吐出口102aについては、隣接する吐出口列103bに、吐出口102aに対して紙面左側に吐出口が存在しないため、吐出口102aの吐出を補完することができず、不吐補完困難吐出口となる。即ち、吐出口列の端部に位置する吐出口を隣接する吐出口列に吐出口列の配列方向(X方向)に平行移動させたとき、平行移動させた吐出口の両側に吐出口がない吐出口が不吐補完困難吐出口となる。
【0019】
(第1の支持部材)
第1の支持部材201が備える梁202について、図3および図4を参照しながら説明する。図3は、第1の支持部材201の上面図を示す概略図である。図4は、図1に示すA-A断面の概略図であって、インク注入時にインク吐出基板101に向かうインクの流れの様子を示した概略図である。図中の矢印は、インクの流れを示す流線である。
【0020】
図3に示すように、第1の支持部材201は、インク吐出基板101にインクを供給するためのインク供給口203を有する。また、第1の支持部材201は、インク供給口203の短手方向(X方向)に延在する梁であって、インク供給口203の長手方向(Y方向)における端部近傍に設けられる梁202を有する。第1の支持部材は、例えばアルミナ(酸化アルミニウム)により形成されている。
【0021】
インクを注入する際には、インク注入口502にインク注入針(不図示)が挿入される。このとき、インクジェットヘッド001は、インク吐出基板101の吐出口が鉛直方向下向き(Z方向)となる姿勢でインク注入装置(不図示)に固定されている。また、インク吐出基板101が覆われるように、電気配線基板401にキャップゴム700が押圧されてキャッピングされる。一般に、インクの注入方式には、加圧方式や減圧方式がある。ここでは、インク吐出基板101側に設置したキャップゴム700からインクジェットヘッド001内を吸引してインクを充填する減圧方式を採用した例を示している。
【0022】
具体的には、インク注入口502を閉じたうえで、一度インクジェットヘッド001内を-60kPa程度に減圧する。その後、インク注入口502を開放して(インク注入口502にインク注入針を挿入して)、約3.0秒間インクを注入する。インクの注入の完了後、インクジェットヘッド001内を大気開放する。このように、減圧、大気開放を繰り返して行う、所謂チョーク吸引方式でインクを注入する。
【0023】
詳しくは後述するが、インク注入口502からインクを注入する際、インクの流れに乗って吐出口列の端部、即ち、不吐補完困難吐出口102aに異物が集まりやすい。不吐補完困難吐出口102aに異物が集まると、不吐補完困難吐出口102aに異物が詰まって吐出不良になる恐れがある。吐出不良となると、不吐補完困難吐出口であるため、他の吐出口を用いて記録の補完をすることができず、記録品位に影響を及ぼす。
【0024】
そこで、異物が集まりやすい吐出口列の端部に位置する不吐補完困難吐出口102aの上方に、梁202を設ける。これにより、図4に示すように、インク注入口502から供給されたインクは、フィルタ503を通過した後、この梁202にぶつかって流れが変わる。このため、不吐補完困難吐出口102aに向かうインクの流れが減少し、不吐補完困難吐出口102aに異物が集まることを抑制することができる。したがって、梁202は、インク注入時に不吐補完吐出口102aに向かうインクの流れの流線上に設けることが好ましい。即ち、吐出口列103の端部に位置する不吐補完困難吐出口102aの上方(Z方向における線上)に、梁202が設けられることが好ましい。吐出口列の端部に位置する不吐補完困難吐出口102aの上方に梁202があるとは、図4に示す姿勢において、次のことをいう。即ち、鉛直方向上方向からインクジェットヘッド001を見たときに、吐出口列の一番端に位置する吐出口から、吐出口列の中心に向かって20個目の吐出口までの位置に梁202があることをいう。
【0025】
梁202を第1の支持部材201に設けるのは、インク吐出基板101により近い位置に梁を形成することが異物の集中を抑制する観点から好ましいからである。インク吐出基板101から遠い位置に梁がある場合には、梁によりインクの流れが変わったとしても、インク吐出基板101にインクが到達する位置においてはインクの流れが元に戻ってしまう。しかしながら、第1の支持部材201に梁202があることにより、インク吐出基板101の位置においては、確実にインクの流れが変化する。また、インクの流れを変化させるために、梁はある程度の大きさが必要である。したがって、インク吐出基板に梁を設けようとしてもインク吐出基板に設けることができる梁は大きさの制約があり大きくできないため、梁は第1の支持部材201に設けることが好ましい。
【0026】
本実施形態におけるインクジェットヘッド001の構成においては、インク供給口203の長手方向(Y方向)の片側にインク注入口502が、反対側に梁202が設けられている。これは、後述する比較例を示す図8に示すように、インク注入口502の反対側の端部に異物が集まりやすいためである。しかしながら、片側の端部のみならず、もう片方の端部にも梁(第2の梁)を設けてもよい。両側に梁を設けることにより、両側にある不吐補完困難吐出口に異物が詰まることを抑制することができる。また、第1の支持部材201が左右対称となるため、熱等による第1の支持部材201の反りなどを抑制することができる。
【0027】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について、図6を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同様の箇所については同一の符号を付し、説明は省略する。図6(a)は、本実施形態におけるインクジェットヘッド002を示す概略図である。図6(b)は、本実施形態におけるインクジェットヘッド002の支持部材204を示す概略図である。本実施形態の特徴部分は、図6に示すように、支持部材204が、吐出口列の中央部に相当する位置のインク供給口203の開口に梁202を有することである。
【0028】
インク供給口203の開口の中央部に第3の梁202を設けることにより、記録によりインク吐出基板101に蓄熱された熱を、梁202を介して速やかに外部に放熱することができるようになる。ここで、中央部とは、インク供給口203の長手方向(Y方向)の中心から、インク供給口203のY方向における全長の3分の1までの長さの範囲内にある領域の部分のことをいう。本実施形態によれば、不吐補完困難吐出口が吐出不良となることを抑制しつつ、例えば、熱によるインクジェットヘッド002の変形を抑制することができる。
【0029】
(比較例)
本発明の比較例について、図7ないし図9を参照しながら説明する。図7は、比較例にかかるインクジェットヘッド003を示す概略図である。図8は、比較例のインクジェットヘッド003のインク注入する際の流れおよび異物の挙動を示す概略図である。図8(a)は、予めフィルタ503面に均等に配置した異物(仮想の粒径5μmの球状異物)が等間隔で配置されている初期状態を示す。図8(b)は、インク注入口502からのインクの注入開始から0.176秒後の様子である。図8(c)は、注入開始から0.285秒後の様子である。また、図8中の矢印は、インクの流線を示す。図9は、比較例のインクジェットヘッド003にインクを充填後、全吐出口を観察して集計した異物の分布を示すグラフである。グラフの横軸は、0~128seg、129~256seg,257~384seg…1153~1279segと、吐出口列を10ブロックに分けた吐出口を示す。グラフの縦軸は、各ブロックにおける吐出口に集まった異物の総数を示す。
【0030】
図8のインクの流線が示すように、紙面左から右に向かってインクが注入され、右端から下への流れが生じ、これによりフィルタ503の右側の異物が先にフィルタ503の下に落下し始める。また、インクの流れは、図8(c)に示すように、右端から左へ生じる循環流となる。このようなインクの流れにより、図9に示すように、インク吐出基板101の紙面右側の端部(End側)の方がその他の領域に比べて異物が落下しやすくなる。
【0031】
一方、上述したように、本発明によれば、異物が落下しやすい端部の位置に梁を設けることにより、端部の吐出口に異物が詰まって吐出不良となることを抑制することができる。
【符号の説明】
【0032】
001 インクジェットヘッド
101 インク吐出基板
201 支持部材
202 梁
503 フィルタ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9