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特許7418403持上ツールを積荷支承手段と連結するための方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-11
(45)【発行日】2024-01-19
(54)【発明の名称】持上ツールを積荷支承手段と連結するための方法
(51)【国際特許分類】
   B66C 1/34 20060101AFI20240112BHJP
   B63B 27/10 20060101ALI20240112BHJP
【FI】
B66C1/34 Z
B63B27/10 A
B66C1/34 Q
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2021504326
(86)(22)【出願日】2019-07-18
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-11-25
(86)【国際出願番号】 EP2019069385
(87)【国際公開番号】W WO2020020744
(87)【国際公開日】2020-01-30
【審査請求日】2022-06-01
(31)【優先権主張番号】2018/5544
(32)【優先日】2018-07-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】BE
(73)【特許権者】
【識別番号】520282638
【氏名又は名称】ディーム・オフショア・ベーエー・エヌ・ヴェー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ディーター・ヴィム・ヤン・ラバウト
(72)【発明者】
【氏名】ケネス・ジェラルド・ファンニューウェンハイセ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン・マリア・クーン・ミッシェルセン
【審査官】太田 義典
(56)【参考文献】
【文献】実開昭53-020776(JP,U)
【文献】特開昭55-066486(JP,A)
【文献】実開昭58-122691(JP,U)
【文献】国際公開第2018/121822(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66C 1/00- 3/20
B63B 27/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スリング(13)を含む持上ツールを係合要素に運んで積荷支承手段と連結するための方法であって、持上クレーンは、吊上ブロック(1)を有し、
前記吊上ブロック(1)は、
互いに離れて配置された2つの支持部(3)であって、滑車(4)が、前記支持部(3)内に、水平回転軸(2)周りに回転可能に受容され、前記滑車(4)は、前記持上クレーン(6)のブーム(60)につながる複数の吊上ケーブル(5)に吊るされ、前記支持部(3)は、回転シャフト(30)により、積荷フック形式の係合要素(11)が下側に配置される中央キャリア(10)に接続される、支持部(3)と、2つの巻上機(9)であって、それぞれ送出巻上ケーブル(90)を有し、前記巻上機(9)は、巻上機(9)と同様に前記キャリア(10)の上面上に取付けられる電気モータ(91)により駆動され、さらに、それぞれの巻上機(9)の前記送出巻上ケーブル(90)は、前記持上ツールの前記スリング(13)を前記係合要素(11)に運んで前記係合要素(11)と連結するように構成される、巻上機(9)と、を備え、
前記持上クレーンは、船舶の作業甲板を含む支持構造物上に提供され、前記吊上ブロックの送出巻上ケーブルが前記スリング(13)と連結され、前記スリング(13)を前記積荷支承手段に運んで前記積荷支承手段と連結するために、前記送出巻上ケーブルが次に前記少なくとも1つの巻上機により引込まれ、前記吊上ブロックの前記送出巻上ケーブルが前記スリング(13)と連結され、前記係合要素(11)のフック(11a)に接続されるケーブル(100)は、その自由外側端部を、前記スリング(13)を通して引張られ、次に前記自由外側端部が前記送出巻上ケーブル(90)の固定小穴(90a)に取付けられ、前記送出巻上ケーブル(90)は、次に前記少なくとも1つの巻上機(9)により引込まれ、前記短縮された巻上ケーブル(90)は、前記係合要素(11)に向けて前記スリング(13)を運び、次に前記スリング(13)を前記係合要素(11)のフック(11a)と連結する、方法。
【請求項2】
前記送出巻上ケーブルが、一定の張力下に保持される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
少なくとも2つの巻上機が利用される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記持上ツールが、風力タービンまたは前記風力タービンの構成要素を持上げるように構成される、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記持上ツールにより風力タービンまたは前記風力タービンの構成要素を持上げるステップをさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記送出巻上ケーブル(90)が、5mから10mの間にある制限された長さを有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記吊上ブロックが、前記少なくとも1つの巻上機を駆動するための少なくとも1つの駆動部備える、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記駆動部が、遠隔で制御され得る、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つの巻上機が、前記少なくとも1つの巻上機と前記送出巻上ケーブルの前記接続された外側端部との間の動きを減衰させる、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記少なくとも1つの巻上機が、前記吊上ブロックに取外し可能に接続される、請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スリングまたは吊上フレームなどの持上ツールが連結されることができる積荷フックなどの係合要素を備える、クレーンのための吊上ブロックに関する。本発明は、同様に吊上ブロックが設けられるクレーンおよび吊上ブロックが利用される方法に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明は、洋上風力タービンの配置を参照して説明される。しかしながら、この参照は、本発明がそれに限定されることを意味するものではなく、吊上ブロックは、任意の他の構造物を持上げて配置するために等しくよく適用されることができる。したがって、例えば、防波堤、レーダーおよび他のタワーなどの他の洋上基礎構造物のための、および陸上での適用のための吊上構成要素に関連して本発明を適用することが可能である。
【0003】
水中の底部上に基礎杭などの風力タービンの構成要素を配置するとき、基礎杭は、持上クレーンで船舶から取上げられ、水中の底部上にまたは水中の底部内に降ろされ、この後に、基礎杭が持上クレーンから分離される。このような基礎杭を取上げる目的のために、例えばスリングまたは吊上フレームなどの持上ツールは、基礎杭に取付けられる。持上げる前に、一般的には支持構造物、例えば船舶の作業甲板にまだ位置付けられる、この持上ツールは、吊上ブロックと、特に吊上ブロックに取付けられる積荷フックなどの係合要素と、連結されなければならない。
【0004】
持上ツールを係合要素と連結することは、一般的には簡単でなく、基礎杭または他の構造物が洋上に配置される必要があるときに特に簡単でない。ここで、作業甲板および作業甲板上に存在する持上クレーンは、波および風力の影響による強い揺動運動を受けるということを考慮することが重要である。これにより、吊上ブロックの制御を維持することは度々困難である。持上げられて設置される構成要素の寸法は、さらに重く大きいため、手動で持上ツールを積荷フックと連結することはもはやできない。したがって、スリングなどの持上ツールを積荷フックに配置するための、支持スリング吊上機、補助クレーン、フォークリフト、または類似の補助装置が必要である。このような設置船舶の作業甲板で利用可能なスペースは、度々輸送される構成要素によりすでに占められており、それにより、これらの補助装置が積荷フックにアクセスすることは困難である。
【0005】
既知のシステムは、クレーンマストの上部にスリング吊上機を取付けることを含む。このようなスリング吊上機は、作業甲板に降ろされ、積荷フックが次に取付けられる。ここで問題点は、浮かんでいる船舶が波およびうねりを受け、それによりスリング吊上機は、激しく揺れる傾向を有し、これが、船の操作性に問題を生じ得ることである。同様に適用される補助クレーン、フォークリフト、または類似の装置は、作業甲板上で多くのスペースを占めるという欠点を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、したがって、上記の欠点を少なくとも部分的に除去することができる、クレーンのための吊上ブロックを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によると、請求項1に記載の吊上ブロックは、この目的のために提供される。吊上ブロックは、スリングまたは吊上フレームなどの持上ツールが連結され得る積荷フックなどの係合要素を備え、吊上ブロックは、少なくとも1つの巻上機と、持上ツールを係合要素に運んで係合要素と連結するように構成される送出巻上ケーブルと、をさらに備える。
【0008】
本発明による装置の実施形態は、送出巻上ケーブルの自由外側端部に、持上ツールのための連結手段が設けられることを特徴とする。
【0009】
別の実施形態は、送出巻上ケーブルの自由外側端部に、係合要素のための連結手段が設けられる、吊上ブロックを備える。
【0010】
さらに別の実施形態は、送出巻上ケーブルが、5mから25mの間にある制限された長さを有する、吊上ブロックに関する。
【0011】
さらなる実施形態は、吊上ブロックが、少なくとも2つの巻上機を備える、吊上ブロックを備える。
【0012】
少なくとも1つの巻上機は、原則として、当業者にとって既知の任意の様式で構成されかつ駆動されることができる。本発明の実際の実施形態においては、吊上ブロックは、少なくとも1つの巻上機を駆動するための少なくとも1つの駆動部、特に電気駆動部を備える。
【0013】
操作の容易さは、吊上ブロックに、遠隔で制御され得る駆動部が設けられる実施形態においては、さらに向上される。
【0014】
吊上ブロックの利用の分野をさらに拡大するために、実施形態においては、吊上ブロックは、少なくとも1つの巻上機が、送出巻上ケーブルに一定の張力を維持するように構成されることを特徴とする。
【0015】
別の実施形態は、少なくとも1つの巻上機が、少なくとも1つの巻上機と送出巻上ケーブルの接続された外側端部との間の動きを減衰させるように構成される吊上ブロックに関する。
【0016】
多目的に使用できる解決策は、少なくとも1つの巻上機が、吊上ブロックに取外し可能に接続される、吊上ブロックの実施形態により提供される。
【0017】
発明された吊上ブロックは、有利には、既知の様式で持上クレーンの吊上ケーブルに接続されることができる。発明された吊上ブロックが設けられる持上クレーンと共に、任意の構造物が、原則として採用されることができ、上記の利点が少なくとも部分的に存在し得る。
【0018】
任意の種類のクレーンには、原則として、本発明による吊上ブロックが設けられることができる。吊上ブロックの利点は、しかしながら、吊上ブロックがラチスブームクレーンの吊上ケーブルに接続されるときに特に明らかになる。このようなクレーンは、水平回転軸周りに回転可能なブームを使用し、クレーン自身は、一般的にはクレーン基部により提供される鉛直回転軸周りに回転することもできる。
【0019】
本発明の別の側面は、持上ツールを係合要素に運んで積荷支承手段と連結するための方法に関する。発明された方法においては、本発明による吊上ブロックを有するクレーンが提供され、吊上ブロックの送出巻上ケーブルが持上ツールと連結され、持上ツールを積荷支承手段に運んで積荷支承手段と連結するために、送出巻上ケーブルが次に少なくとも1つの巻上機により引込まれる。方法の利点が特に明らかになる実施形態は、支持構造物が船舶の作業甲板を含むことを特徴とする。
【0020】
本発明のさらに別の側面は、支持構造物に対して係合要素を安定化するための方法を含み、上記の吊上ブロックを有するクレーンは、支持構造物上に提供され、吊上ブロックの送出巻上ケーブルは、支持構造物と連結され、張力下で吊上ブロックを支持構造物に接続するために、送出巻上ケーブルは、次に少なくとも1つの巻上機により引込まれて張った状態に引っ張れる。
【0021】
上記の方法の好ましい実施形態においては、送出巻上ケーブルは、一定の張力下に保持される。
【0022】
さらに別の実施形態は、少なくとも2つの、好ましくは少なくとも4つの、巻上機が利用される、方法に関する。
【0023】
方法は、原則として、吊上ブロックから吊るされる構造物の制御を維持するためかつ/または持上ツールをこの目的に適する任意の支持構造物と連結するために適用され得る。方法の利点が特に明らかになる実施形態は、支持構造物が浮かんでいる船舶の作業甲板を含むことを特徴とする。
【0024】
発明された吊上ブロックは、有利には持上ツールが風力タービンまたは風力タービンの構成要素を持上げるように構成される方法の実施形態にも適用される。実施形態によると、方法は、この目的のために持上ツールにより風力タービンまたは風力タービンの構成要素を持上げるステップを含む。加えて、吊上ブロックは、他の用途、例えば石油およびガスプラットホームの設置、またはこのようなプラットホームの除去(撤去)にも適する。
【0025】
この特許出願において説明される本発明の実施形態は、これらの実施形態の任意の可能な組合せで組合せられることができ、それぞれの実施形態は、分割出願の主題を個別に形成することできる。
【0026】
本発明は、図面に限定されることなく、下記の図面を参照して説明される。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明の実施形態による吊上ブロックの概略斜視図である。
図2】発明された吊上ブロックが利用される方法の実施形態の概略斜視図である。
図3】発明された吊上ブロックが利用される方法の別の実施形態の概略斜視図である。
図4】発明された吊上ブロックが利用される方法のさらに別の実施形態の概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
図1を参照すると、本発明の実施形態による吊上ブロック1が示される。吊上ブロック1は、互いに離れて配置された2つの支持部3を備え、滑車4が、支持部3内に、水平回転軸2周りに回転可能に受容される。滑車4は、図3および図4に示される持上クレーン6のブーム60につながる複数の吊上ケーブル5に吊るされる。必要に応じて、クレーンの吊上ケーブル5は、吊上ブロック1の滑車4内に複数回配置されることができる。持上クレーンは、複数の吊上ケーブル作用を有するクレーンとして実施されることができる。持上クレーン6は、鉛直軸7周りで回転するために、船舶8の作業甲板80上に位置付けられる基部61に接続される。ブーム60は、ラフケーブル63を張ることまたは繰り出すことによる既知の様式で、基部61の水平回転軸62周りに回転させられることができる。
【0029】
支持部3は、回転シャフト30により、積荷フック11の形式の係合要素が下側に配置される中央キャリア10に接続される。必要に応じて、積荷フック11は、(自由に吊るされた状態で)鉛直軸12周りで回転するためにキャリア10に接続されることができる。スリング13(図2参照)または吊上フレームなどの持上ツールは、積荷フック11と連結されることができる。積荷フック11には、この目的のために、図1に示される4つの直立フック11aが設けられる。
【0030】
本発明の示される実施形態によると、吊上ブロック1は、それぞれ送出巻上ケーブル90を有する2つの巻上機9をさらに備える。巻上機9は、巻上機9と同様にキャリア10の上面上に取付けられる電気モータ91により駆動される。電圧源または遠隔制御部などの選択的な補助設備は、ハウジング92内に受容される。電気モータに加えて、駆動部は、電気モータのためのバッテリー、燃料タンク、油圧タンクならびに/またはモータおよび油圧導管のための制御装置をさらに備えることができる。巻上機9、および必要に応じて補助設備は、選択的には取外し可能に吊上ブロック1のキャリア10に接続され、簡単な様式で別の吊上ブロック上に配置されることができる。
【0031】
送出巻上ケーブル90は、キャリア10の両側に沿って下方に延びるが、これは必須ではない。それぞれの送出巻上ケーブル90は、必要に応じて、巻上ケーブル90を、例えば吊上フック11などの、別の要素と連結するための固定フック90aを自由外側端部に備える。
【0032】
送出巻上ケーブル90は、任意の必要な長さを有することができるが、意図される目的のために、それらの長さは、一般的には繰り出された状態で、吊上ブロック1の最大の特徴的な長さに類似の長さに制限され、好ましくは最大で5倍の長さであり、より好ましくは最大で3倍の長さであり、最も好ましくは最大で2倍の長さであり、例えば5mから10mの間にある。
【0033】
図2を参照すると、吊上ブロック1が持上クレーン6の吊上ケーブル5から吊るされた状態で、スリング13などの持上ツールは、吊上フック11に運ばれることができ、次に簡単な様式で吊上フック11と連結されることができる。スリング13は、例えば船舶8の作業甲板80上に位置付けられることができる。吊上ブロック1を有するクレーン6は、この目的のために提供される。図2(A)によると、荷重フック11のフック11aに接続されるケーブル100は、次にその自由外側端部を、例えば人力14により、スリング13を通して引張られ、次に自由外側端部が吊上ブロック1の送出巻上ケーブル90の固定小穴90aに取付けられる(図2(B))。送出巻上ケーブル90は、次に巻上機9により取込まれ、短縮された巻上ケーブル90は、積荷フック11の方向に沿ってスリング13を運び、次にスリング13を積荷フック11のフック11aと連結する(図2(C))。
【0034】
類似の様式において吊上ブロック1の積荷フック11は、図3に示されるように、巻上ケーブル90とともに、例えば風力タービンのジャケット基礎95などの構造物に運ばれることができる。
【0035】
図4を参照すると、発明された吊上ブロック1の別の利用が示される。示される方法において、積荷フック11は、船舶8の作業甲板80の形態の支持構造物に対して相対的に安定化される。作業甲板80上で支持された持上クレーン6には、ブーム60上に、本発明による吊上ブロック1が設けられる。吊上ブロック1には、4つの巻上機9が設けられる。巻上機9から延びる4本の巻上ケーブル90は、次に作業甲板と、例えば作業甲板に取り付けられた4つのアンカー固定リング81と、連結される。送出巻上ケーブル90は、次に4つの巻上機9により引込まれ、好ましくは一定の張力で張られ、それにより、張力下で吊上ブロック1を作業甲板80に接続する。吊上ブロック1およびそこに接続された積荷フック11は、これにより制御下に維持され、より具体的には、作業甲板80に対して固定された位置に保持される。ここで、吊上ブロック1の巻上機9は、巻上機9とアンカー固定リング81との間の動きを減衰させるように構成されることが有利である。これは、例えば油圧導管内にスロットルバルブを提供することにより、または任意の他の既知の様式で、実行されることができる。
【0036】
上記の実施形態には、例えば油圧源および電力源、それらのための供給導管などの周辺設備が設けられる必要があることは明らかであろう。この周辺設備は、さらに詳細には説明されない。
【符号の説明】
【0037】
1…吊上ブロック、6…クレーン、8…船舶、9…巻上機、11…積荷フック、13…スリング、80…作業甲板、90…送出巻上ケーブル
図1
図2(A)】
図2(B)】
図2(C)】
図3
図4