(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-11
(45)【発行日】2024-01-19
(54)【発明の名称】SSのモニタリング方法及び機器
(51)【国際特許分類】
H04W 72/232 20230101AFI20240112BHJP
H04W 72/0457 20230101ALI20240112BHJP
【FI】
H04W72/232
H04W72/0457 110
(21)【出願番号】P 2022550016
(86)(22)【出願日】2021-02-19
(86)【国際出願番号】 CN2021076777
(87)【国際公開番号】W WO2021164714
(87)【国際公開日】2021-08-26
【審査請求日】2022-08-24
(31)【優先権主張番号】202010109200.6
(32)【優先日】2020-02-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【氏名又は名称】森本 有一
(72)【発明者】
【氏名】劉 思▲チー▼
(72)【発明者】
【氏名】紀 子超
(72)【発明者】
【氏名】李 根
(72)【発明者】
【氏名】潘 学明
【審査官】長谷川 未貴
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/154320(WO,A1)
【文献】NTT DOCOMO, INC.,Offline summary for PDCCH structure and search space part 2,3GPP TSG RAN WG1 #94b R1-1811926,2018年10月09日
【文献】Samsung,Discussions on Msg2 location and monitoring for SCell RA,3GPP TSG-RAN WG2#77 R2-120502,<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_77/Docs/R2-120502.zip>,2012年01月30日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
IPC H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
DB名 3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器UEに適用されるサーチスペースSSのモニタリング方法であって、
目標情報を取得するステップであって、前記目標情報は第1目標SSの配置情報と前記第1目標SSのブラインド検出リソース割当情報のうちの少なくとも一つを含み、前記配置情報は前記第1目標SSのブラインド検出数を指示するためのものであり、前記ブラインド検出リソース割当情報は前記第1目標SS中のSSにブラインド検出数を割り当てるためのものであり、前記ブラインド検出数はダウンリンク制御チャネル候補数とチャネル推定数のうちの少なくとも一つを含むステップと、
前記目標情報により、前記第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングするステップとを含
み、
前記第1目標SSは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSS、他のSS、ジョイントスケジューリングSS及びシングルスケジューリングSSのうちの少なくとも一つを含み、
前記他のSSは、セカンダリセルがセルフスケジューリングするSSと他のセカンダリセルをスケジューリングするSSのうちの少なくとも一つを含み、
前記UEの最大ブラインド検出数は、前記UEにおけるセカンダリセルによるプライマリーセルのスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数Y、前記UEがセカンダリセルでサポートする最大ブラインド検出数S、前記UEのセカンダリセルのセルフスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数F、前記UEにおけるセカンダリセルによる他のセカンダリセルのスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数O、前記UEにおけるセカンダリセルによるプライマリーセル以外の他のセルのスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数N、及び前記UEがプライマリーセルとセカンダリセルでサポートするジョイント最大ブラインド検出数Tのうちの少なくとも一つを含み、ただし、Y、S、F、O、Nがいずれも自然数である、
サーチスペースSSのモニタリング方法。
【請求項2】
前記配置情報は、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、プライマリーセルのSSのブラインド検出数、セカンダリセルのSSのブラインド検出数、セカンダリセルがセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルが他のセカンダリセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルがプライマリーセル以外の他のセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、プライマリーセルのSSとセカンダリセルのSSのジョイントブラインド検出数、スケジューリングセルのSSのブラインド検出数、ジョイントスケジューリングSSのブラインド検出数、シングルスケジューリングSSのブラインド検出数、及びジョイントスケジューリングSSのスケジュールドセルに対応するブラインド検出数のうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記配置情報によって指示される前記第1目標SSのブラインド検出数は、
前記第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数が前記UEの最大ブラインド検出数以下であること、及び
前記第1目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数が前記UEのジョイント最大ブラインド検出数以下であることのうちの少なくとも一つを満たす、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第2目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数は前記UEの最大ブラインド検出数以下であり、
及び/又は、
前記第2目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数は前記UEのジョイント最大ブラインド検出数以下である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記UEの最大ブラインド検出数は、前記UEのプライマリーセルのセルフスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数X、
前記UEがプライマリーセルでサポートする最大ブラインド検出数P、
のうちの少なくとも一つを
さらに含み、ただし、X、
Pがいずれも自然数である、請求項1~
4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数が前記UEの最大ブラインド検出数以下であり、又は、前記第2目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数が前記UEの最大ブラインド検出数以下であることは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数がX以下であること、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数がY以下であること、及び他のSSのブラインド検出数がS以下であることのうちの少なくとも一つを含み、
又は、
前記第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数が前記UEの最大ブラインド検出数以下であり、又は、前記第2目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数が前記UEの最大ブラインド検出数以下であることは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数がX以下であること、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数がY以下であること、及びプライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数がP以下であることのうちの少なくとも一つを含み、
又は、
前記第1目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数が前記UEのジョイント最大ブラインド検出数以下であり、又は、前記第2目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数が前記UEのジョイント最大ブラインド検出数以下であることは、第3目標SSのブラインド検出数が第1数値以下であること、前記第3目標SSのブラインド検出数がP以下であること、及び第4目標SSのブラインド検出数がS以下であることのうちの少なくとも一つを含み、
前記第3目標SSは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSとセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSとを含み、前記第1数値がXとYとの和であり、前記第4目標SSは、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSと他のSSとを含む、請求項
5に記載の方法。
【請求項7】
前記ブラインド検出リソース割当情報は、前記第1目標SSの優先順位情報、前記第1目標SSの加重値及び前記第1目標SSの目標超過数のうちの少なくとも一つを含み、前記目標超過数は前記UEの最大ブラインド検出数に対する前記第1目標SSのブラインド検出数の超過数である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記目標情報により、前記第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングする前記ステップは、
前記第1目標SSの加重値により、前記第1目標SS中の全てのSSにブラインド検出数を割り当て、前記第1目標SS中の全てのSSをモニタリングするステップを含む、請求項
7に記載の方法。
【請求項9】
プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSの加重後のブラインド検出数とセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの加重後のブラインド検出数との和はP以下であり、
及び/又は、
セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの加重後のブラインド検出数と他のSS中のSSの加重後のブラインド検出数との和はS以下である、請求項
8に記載の方法。
【請求項10】
ネットワーク機器に適用されるサーチスペースSSのモニタリング方法であって、
ユーザ機器UEに目標情報を送信するステップを含み、
前記目標情報は第1目標SSの第1配置情報と前記第1目標SSのブラインド検出リソース割当情報のうちの少なくとも一つを含み、前記第1配置情報は前記第1目標SSのブラインド検出数を指示するためのものであり、前記ブラインド検出リソース割当情報は前記第1目標SS中のSSにブラインド検出数を割り当てるためのものであり、前記ブラインド検出数はダウンリンク制御チャネル候補数とチャネル推定数のうちの少なくとも一つを含み、前記目標情報は前記UEが前記第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングするためのものであ
り、
前記第1目標SSは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSS、他のSS、ジョイントスケジューリングSS及びシングルスケジューリングSSのうちの少なくとも一つを含み、
前記他のSSは、セカンダリセルがセルフスケジューリングするSSと他のセカンダリセルをスケジューリングするSSのうちの少なくとも一つを含み、
前記UEの最大ブラインド検出数は、前記UEにおけるセカンダリセルによるプライマリーセルのスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数Y、前記UEがセカンダリセルでサポートする最大ブラインド検出数S、前記UEのセカンダリセルのセルフスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数F、前記UEにおけるセカンダリセルによる他のセカンダリセルのスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数O、前記UEにおけるセカンダリセルによるプライマリーセル以外の他のセルのスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数N、及び前記UEがプライマリーセルとセカンダリセルでサポートするジョイント最大ブラインド検出数Tのうちの少なくとも一つを含み、ただし、Y、S、F、O、Nがいずれも自然数である、
サーチスペースSSのモニタリング方法。
【請求項11】
前記第1配置情報は、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、プライマリーセルのSSのブラインド検出数、セカンダリセルのSSのブラインド検出数、セカンダリセルがセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルが他のセカンダリセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルがプライマリーセル以外の他のセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、プライマリーセルのSSとセカンダリセルのSSのジョイントブラインド検出数、スケジューリングセルのSSのブラインド検出数、ジョイントスケジューリングSSのブラインド検出数、シングルスケジューリングSSのブラインド検出数、及びジョイントスケジューリングSSのスケジュールドセルに対応するブラインド検出数のうちの少なくとも一つを含む、請求項
10に記載の方法。
【請求項12】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて実行可能なコンピュータプログラムとを備えるユーザ機器UEであって、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサにより実行されると、請求項1~
9のいずれか一項に記載のサーチスペースSSのモニタリング方法のステップを実現する、ユーザ機器UE。
【請求項13】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて実行可能なコンピュータプログラムとを備えるネットワーク機器であって、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサにより実行されると、請求項
10又は11に記載のサーチスペースSSのモニタリング方法のステップを実現する、ネットワーク機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2020年2月21日に中国に提出された中国特許出願番号202010109200.6の優先権を主張し、その全ての内容が引用によって本願に組み込まれる。
【0002】
本発明の実施例は、通信の技術分野に関し、特に、SSのモニタリング方法及び機器に関する。
【背景技術】
【0003】
ニューラジオ技術(new radio,NR)システムにおいては、ユーザ機器(user equipment,UE)に複数の制御リソースセット(control resource set,CORESET)と複数のサーチスペース(search space,SS)を配置し、且つサーチスペース毎にブラインド検出数を柔軟的に配置することがサポートされており、また、UEの単位時間での最大ブラインド検出数と最大チャネル推定数が規定されている。
【0004】
しかしながら、キャリアアグリゲーション(carrier aggregation,CA)の場合には、UEに対し、複数のセル又はコンポーネントキャリア(component carrier,CC)を配置し、アクティブ化できるが、NRシステムにおいては1つのDCIが1つのセルをスケジューリングすることがサポートされているので、複数のセルをスケジューリングする時に、複数のDCIが必要になるため、サーチスペースのブラインド検出数を配置する過程で、マルチUEブロッキングを引き起こしてしまう。セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングする場合に、プライマリーセルをスケジューリングする一部のDCIがセカンダリセルで送信されるので、セカンダリセルにおいてPDCCHオーバーヘッドが大きくなって、マルチUEブロッキングを引き起こすおそれもある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施例は、サーチスペースのモニタリング過程で存在するマルチUEブロッキングという問題点を解決できるSSのモニタリング方法及び機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の実施例は、下記のような技術的解決手段を採用する。
【0007】
本発明の実施例の第1側面において、UEに適用されるSSのモニタリング方法であって、目標情報を取得するステップであって、目標情報は第1目標SSの配置情報と第1目標SSのブラインド検出リソース割当情報のうちの少なくとも一つを含み、配置情報は第1目標SSのブラインド検出数を指示するためのものであり、ブラインド検出リソース割当情報は第1目標SS中のSSにブラインド検出数を割り当てるためのものであり、ブラインド検出数はダウンリンク制御チャネル候補数とチャネル推定数のうちの少なくとも一つを含むステップと、目標情報により、第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングするステップと、を含むSSのモニタリング方法を提供する。
【0008】
本発明の実施例の第2側面において、ネットワーク機器に適用されるSSのモニタリング方法であって、UEに目標情報を送信するステップを含んでもよいSSのモニタリング方法を提供する。その中で、この目標情報は第1目標SSの第1配置情報と第1目標SSのブラインド検出リソース割当情報のうちの少なくとも一つを含み、第1配置情報は第1目標SSのブラインド検出数を指示するためのものであり、ブラインド検出リソース割当情報は第1目標SS中のSSにブラインド検出数を割り当てるためのものであり、ブラインド検出数はダウンリンク制御チャネル候補数とチャネル推定数のうちの少なくとも一つを含み、目標情報はUEが第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングするためのものである。
【0009】
本発明の実施例の第3側面において、取得モジュールとモニタリングモジュールを備えてもよいUEを提供する。その中で、取得モジュールは、目標情報を取得するためのものであり、この目標情報は第1目標SSの配置情報と第1目標SSのブラインド検出リソース割当情報のうちの少なくとも一つを含み、配置情報は第1目標SSのブラインド検出数を指示するためのものであり、ブラインド検出リソース割当情報は第1目標SS中のSSにブラインド検出数を割り当てるためのものであり、ブラインド検出数はダウンリンク制御チャネル候補数とチャネル推定数のうちの少なくとも一つを含み、モニタリングモジュールは、目標情報により、第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングする。モニタリングモジュールは、取得モジュールが取得した目標情報により、第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングするためのものである。
【0010】
本発明の実施例の第4側面において、送信モジュールを備えてもよいネットワーク機器を提供する。その中で、送信モジュールは、UEに目標情報を送信するためのものである。その中で、この目標情報は第1目標SSの第1配置情報と第1目標SSのブラインド検出リソース割当情報のうちの少なくとも一つを含み、第1配置情報は第1目標SSのブラインド検出数を指示するためのものであり、ブラインド検出リソース割当情報は第1目標SS中のSSにブラインド検出数を割り当てるためのものであり、ブラインド検出数はダウンリンク制御チャネル候補数とチャネル推定数のうちの少なくとも一つを含み、目標情報はUEが第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングするためのものである。
【0011】
本発明の実施例の第5側面において、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され且つプロセッサにおいて実行可能なコンピュータプログラムとを備えるUEであって、このコンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、上記第1側面におけるSSのモニタリング方法のステップを実現するUEを提供する。
【0012】
本発明の実施例の第6側面において、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され且つプロセッサにおいて実行可能なコンピュータプログラムとを備えるネットワーク機器であって、このコンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、上記第2側面におけるSSのモニタリング方法のステップを実現するネットワーク機器を提供する。
【0013】
本発明の実施例の第7側面において、第3側面に記載のUE及び第4側面に記載のネットワーク機器を備えるか、又は第5側面に記載のUE及び第6側面に記載のネットワーク機器を備える通信システムを提供する。
【0014】
本発明の実施例の第8側面において、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体であって、このコンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、第1側面に記載のSSのモニタリング方法のステップ、又は第2側面に記載のSSのモニタリング方法のステップを実現するコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0015】
本発明の実施例では、UEは、取得した目標情報(この目標情報は第1目標SSの配置情報及び/又はブラインド検出リソース割当情報を含み、配置情報は第1目標SSのブラインド検出数を指示するためのものであり、ブラインド検出リソース割当情報は第1目標SS中のSSにブラインド検出数を割り当てるためのものである)により、第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングできる。CAの場合又はセカンダリセルでプライマリーセルをスケジューリングする場合に、UEは、直接配置情報及び/又はブラインド検出リソース割当情報により、第1目標SSからUEがモニタリングするSSの実際ブラインド検出数を決定して、これらのブラインド検出数のSSのモニタリングを実現することができ、複数のDCIによってスケジューリングするか、又はプライマリーセルをスケジューリングする一部のDCIがセカンダリセルで送信されることがないので、SSのモニタリング過程でマルチUEブロッキングが発生することを回避でき、UEの通信能力を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の実施例に係る通信システムのアーキテクチャ模式図である。
【
図2】本発明の実施例に係るSSのモニタリング方法の第1フローチャートである。
【
図3】本発明の実施例に係るSSのモニタリング方法の第2フローチャートである。
【
図4】本発明の実施例に係るSSのモニタリング方法の第3フローチャートである。
【
図5】本発明の実施例に係るSSのモニタリング方法の第4フローチャートである。
【
図6】本発明の実施例に係るSSのモニタリング方法の第5フローチャートである。
【
図7】本発明の実施例に係るSSのモニタリング方法の第6フローチャートである。
【
図8】本発明の実施例に係るSSのモニタリング方法の第7フローチャートである。
【
図9】本発明の実施例に係るUEの第1構成模式図である。
【
図10】本発明の実施例に係るUEの第2構成模式図である。
【
図11】本発明の実施例に係るネットワーク機器の第1構成模式図である。
【
図12】本発明の実施例に係るネットワーク機器の第2構成模式図である。
【
図13】本発明の実施例に係るUEのハードウェア模式図である。
【
図14】本発明の実施例に係るネットワーク機器のハードウェア模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下において、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術的解決手段を明確に、完全に説明し、当然ながら、説明される実施例は本願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく得られた他の全ての実施例は、いずれも本願の保護範囲に属するものとする。
【0018】
本発明実施例の明細書及び特許請求の範囲における「第1」、「第2」等の技術用語は、対象の特定の順序を記述するものではなく、異なる対象を区別するためのものである。例えば、第1プリセットセルタイプと第2プリセットセルタイプ等は、プリセットセルタイプの特定の順序を記述するものではなく、異なるプリセットセルタイプを区別するためのものである。
【0019】
本発明実施例の説明では、特に断らない限り、「複数」の意味は2つ又は2つ以上ということである。例えば、複数の要素とは、2つの要素又は2つ以上の要素を意味する。
【0020】
本明細書における技術用語の「及び/又は」は、関連対象の関連関係を記述するためのものであり、3つの関係が存在可能であることを示し、例えば、表示パネル及び/又はバックライトは、表示パネルのみが存在すること、表示パネルとバックライトが同時に存在すること、及びバックライトのみが存在することの3つの場合を示してもよい。本明細書における符号の「/」は、関連する対象物の間の「又は」の関係を示し、例えば、入力/出力は、入力又は出力を示す。
【0021】
本発明の実施例において、「例示的」又は「例えば」等の用語は、例、例証又は説明を示すためのものである。本発明の実施例において、「例示的」又は「例えば」で述べられるあらゆる実施例又は設計方案は、他の実施例又は設計方案よりも好ましい又は優位的であると解釈されるべきではない。厳密に言えば、「例示的」又は「例えば」等の用語は具体的な形態で関連概念を示す目的で使用される。
【0022】
以下、本発明の実施例に係るSSのモニタリング方法及び機器に関わる若干の概念及び/又は技術用語を解明する。
【0023】
1.ブラインド検出制限については、5G NRシステムは、UEに複数のCORESET及び複数のサーチスペースを配置し、且つサーチスペース毎に柔軟的にブラインド検出数を配置することをサポートしており、CORESETとサーチスペースとの間を柔軟的に関連付けることが可能である。また、NRシステムは、UEの単位時間での最大ブラインド検出数及び最大チャネル推定数を規定しており、即ち、サーチスペース全体におけるブラインド検出総数の和及びチャネル推定数の和がこの上限を超えてはならない。UEが単一キャリアモード又はCAにおけるセルフスケジューリングモードに配置された時に、CC又はセル毎に、複数のCORESET、及び共通サーチスペース(common search space,CSS)とUE固有のサーチスペース(UE-specific search space,USS)を含む複数のSSを配置できる。ネットワーク機器はサーチスペースセット毎に柔軟的にブラインド検出数を配置でき、CORESETとサーチスペースセットとの間を柔軟的に関連付けることが可能である。UEは、配置されたCORESETとSSにより、各種の無線ネットワーク一時的識別子(radio network tempory identity,RNTI)を用いてPDCCHをブラインド検出して、ダウンリンク制御情報(downlink control information,DCI)を復調することで、セル毎のスケジューリング情報を取得することができる。各DCIはそれぞれ1つのセルのデータをスケジューリングする。
【0024】
また、ネットワーク機器は、UEに対し、キャリアを跨いでスケジューリングするように配置でき、即ち、制御チャネルを他のチャネル品質の優れたセル(例えば、プライマリーセル)に配置して、他のセル(例えば、セカンダリセル)のデータをキャリアを跨いでスケジューリングする。スケジューリングセル(scheduling cell)とスケジュールドセル(scheduled cell)はサブキャリア間隔(subcarrier spacing,SCS)が同じであってもく、異なってもよい。スケジューリングセルはセルフスケジューリングモードであってもよく、この時にこのセルは自身のみをスケジューリングする。スケジューリングセルは、キャリアを跨いでスケジューリングするように配置された場合に、自身以外の1つ又は複数のスケジュールドセルをスケジューリングすることもできる。スケジュールドセルは、自分の物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel,PDCCH)を有さなく、1つのスケジューリングセルによってスケジューリングされることしかできない。NRシステムにおいて、1つのセルが1つのスケジューリングセルによってスケジューリングされる(即ち、セルフスケジューリングするか、又は別のセルによってスケジューリングされる)ことしかできなく、且つプライマリーセルがプライマリーセルによってスケジューリングされることしかできない。NRシステムはUEが1つのCC又はセルのPDCCHをブラインド検出する最大処理能力を規定している。この能力は、1つのスロット(slot)内でブラインド検出する最大のPDCCH候補数、及びUEがブラインド検出を実行することに必要な最大チャネル推定数、即ち重ならない制御チャネル要素(Control Channel Element,CCE)の数といった2部分を含む。UEは単位時間でのサーチスペース全体におけるブラインド検出総数の和及びチャネル推定数の和がこの能力上限を超えてはならない。UEの最大処理能力がブラインド検出するCC又はセルのSCSに関係し、即ち、SCSによっては、1つのslot内の処理能力が異なる。
【0025】
2.オーバブッキング(overbooking)
複数のサーチスペースセット(search space set,SS set)が配置された時に、異なるSS setのモニタリング空間が独立して配置されたので、時間によっては、PDCCH候補/CCEsの数量が変わる。従って、ネットワーク機器は各slotにおけるPDCCH候補/CCEs総数がユーザ能力を超えるように配置することが許容され、これはオーバブッキングと称される。
【0026】
本発明の実施例はSSのモニタリング方法及び機器を提供し、UEは、取得した目標情報(この目標情報は第1目標SSの配置情報及び/又はブラインド検出リソース割当情報を含み、配置情報は第1目標SSのブラインド検出数を指示するためのものであり、ブラインド検出リソース割当情報は第1目標SS中のSSにブラインド検出数を割り当てるためのものである)により、第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングできる。CAの場合又はセカンダリセルでプライマリーセルをスケジューリングする場合に、UEは、直接配置情報及び/又はブラインド検出リソース割当情報により、第1目標SSからUEがモニタリングするSSの実際ブラインド検出数を決定して、これらのブラインド検出数のSSのモニタリングを実現することができ、複数のDCIによってスケジューリングするか、又はプライマリーセルをスケジューリングする一部のDCIがセカンダリセルで送信されることがないので、SSのモニタリング過程でマルチUEブロッキングが発生することを回避でき、UEの通信能力を高めることができる。
【0027】
本発明の実施例に係るSSのモニタリング方法及び機器は、通信システムに適用可能である。具体的には、この通信システムに基づいてUEがUEに対応するSSをモニタリングする過程に適用できる。
【0028】
本発明の実施例は、例えば、5G通信システム、将来発展型システム又は他の通信システム等の各種の通信システムに適用可能である。例えば、マシンツーマシン(M2M)、D2M、より高度化したモバイルブロードバンド(eMBB)及び超高信頼低遅延通信(uRLLC)等の多種の適用場面を含んでもよい。具体的には実際の使用要求に応じて定めてもよく、本発明の実施例が限定しない。
【0029】
例として、
図1は本発明の実施例に係る通信システムのアーキテクチャ模式図を示す。
図1に示すように、この通信システムはUE 01とネットワーク機器02を備えてもよい。ここで、UE 01とネットワーク機器02との間は接続を確立し且つ通信することができる。
【0030】
UEは、ユーザに音声及び/又はデータ接続性を提供する機器、有線/無線接続機能を有するハンドヘルド機器、又は無線モデムに接続される他の処理機器である。UEは無線アクセスネットワーク(radio access network,RAN)を介して1つ又は複数のコアネットワーク機器と通信である。UEは、モバイル電話(又は「セルラ」電話と呼ばれ)のようなモバイル端末及びモバイル端末を有するコンピュータであってもよいし、RANと言語及び/又はデータを交換する携帯型、ポータブル型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵又は車載のモバイル装置であってもよく、例えば、パーソナル通信サービス(personal communication service,PCS)電話、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(SIP)電話機、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop,WLL)基地局、携帯情報端末(personal digital assistant,PDA)等の機器が挙げられる。UEはユーザエージェント(User Agent)又は端末機器等と呼んでもよい。一実例として、本発明の実施例において、
図1は携帯電話を例にしてUEを示す。
【0031】
ネットワーク機器は基地局であってもよい。基地局は、RANに配置されてUEに無線通信機能を提供するための装置である。基地局は、各種の形式のマクロ基地局、フェムト基地局、中継局、アクセスポイント等を含んでもよい。異なる無線アクセス技術を用いたシステムにおいて、基地局機能を有する機器は名称が異なることがあり、例えば、第3世代移動通信(3G)ネットワークにおいて基地局(NodeB)と称され、ロング・ターム・エヴォリューション(long term evolution,LTE)システムにおいて進化型基地局(evolved NodeB、eNB又はeNodeB)と称され、第5世代移動通信(5G)ネットワークにおいてgNBと称される等のようになっている。通信技術の進化に伴い、「基地局」といった名称は変わる可能性がある。
【0032】
以下、図面を参照しながら、具体的な実施例及びその適用場面によって本発明の実施例に係るSSのモニタリング方法及び機器を詳細に説明する。
【0033】
図1に示す通信システムに基づき、本発明の実施例は、UEに適用されるSSのモニタリング方法を提供し、
図2に示すように、このSSのモニタリング方法は下記のステップ201とステップ202を含んでもよい。
【0034】
ステップ201で、UEは目標情報を取得する。
【0035】
本発明の実施例では、上記目標情報は第1目標SSの配置情報と第1目標SSのブラインド検出リソース割当情報のうちの少なくとも一つを含み、配置情報は第1目標SSのブラインド検出数を指示するためのものであり、ブラインド検出リソース割当情報は第1目標SS中のSSにブラインド検出数を割り当てるためのものであり、ブラインド検出数はダウンリンク制御チャネル候補数とチャネル推定数のうちの少なくとも一つを含む。
【0036】
説明すべきことは、上記配置情報はネットワーク機器からUEに送信され、上記ブラインド検出リソース割当情報はネットワーク機器からUEに送信される(即ち、ネットワーク機器によって配置される)か、又はプロトコルで規定されるか、又はUEによって決定される点である。
【0037】
選択可能に、本発明の実施例では、上記ダウンリンク制御チャネル候補数は、具体的にPDCCH候補(candidate)数であってもよい。
【0038】
説明すべきことは、上記第1目標SSは1つのSS又は複数のSSを含んでもよく、上記第2目標SSは1つのSS又は複数のSSを含んでもよい点である。理解できることとして、ネットワーク機器はUEに1つ又は複数のSSを割り当てもよく、且つ各SSに単独的にブラインド検出数を割り当てもよく、又は複数のSSにジョイントブラインド検出数を割り当てもよいことである。アグリゲーションレベル毎にブラインド検出数をそれぞれ割り当てもよく、又は複数のアグリゲーションレベルに統一的なブラインド検出数を割り当てもよい。
【0039】
選択可能に、本発明の実施例では、上記第1目標SSは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSS、他のSS、ジョイントスケジューリングSS及びシングルスケジューリングSSのうちの少なくとも一つを含む。
【0040】
選択可能に、本発明の実施例では、上記他のSSは、セカンダリセルがセルフスケジューリングするSSと他のセカンダリセルをスケジューリングするSSのうちの少なくとも一つを含む。
【0041】
説明すべきことは、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングすることを例とすると、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSをP-Self-SS(具体的にはP-Self-CSS及び/又はP-Self-USSであってもよい)と表記してもよく、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSS又はプライマリーセルの所在するプライマリーキャリア(PCC)のSSをSP-CR-SSと表記してもよく、セカンダリセルの他のSSをO-SS(セカンダリセルのセルフスケジューリングのためのO-self-SS、又は他のセカンダリセルをスケジューリングするためのO-otherS-SSを含んでもよく、O-self-SSとO-otherS-SSが同じSSであってもよいし、異なるSSであってもよく、O-SSにはCSSを含んでもよいし、USSのみがあってもよい)と表記してもよい点である。本発明の実施例は同じ又は異なるキャリアをスケジューリングする場合にも適用し、記述の上でセルとキャリアを互いに交換してもよい。このScellがPcellをスケジューリングする場面はセルBがセルAをスケジューリングするように一般化してもよく、且つセルA上でセルフスケジューリングが存在し、即ち、本発明の解決手段は、1つのセルが別のセルをスケジューリングし、且つこの別のセル上でセルフスケジューリングが存在する場合に適用してもよい。
【0042】
説明すべきことは、Cell#0が1つのDCIを送信して2つのCell#1とCell#2を同時にスケジューリングすることを例とすると、このような少なくとも2つのセルをスケジューリングできるDCIをジョイント(joint)DCIと称し(例えば、セルAがセルBとセルCをスケジューリングし、セルAはセルB又はセルCであってもよく、セルBとセルCとそれぞれ異なってもよい)、所在するSSをjoint SSと称し、1回に1つのセルしかスケジューリングできないものをシングル(single)DCIと称し、所在するSSをsingle SSと称する点である。
【0043】
選択可能に、本発明の実施例では、上記プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSS、セカンダリセルがセルフスケジューリングするSS、他のセカンダリセルをスケジューリングするSS、ジョイントスケジューリングSS及びシングルスケジューリングSSは同一のSSに対応してもよい。例えば、セカンダリセルがセルフスケジューリングするSSは他のセカンダリセルをスケジューリングすることに用いてもよく、且つ1つのジョイントスケジューリングSSである。
【0044】
選択可能に、本発明の実施例では、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSS及び/又はジョイントスケジューリングSSは、プリセットセルタイプ、プリセットセル数、プリセットSCS、プリセット周期、プリセットDCIフォーマット、プリセットDCIタイプ、プリセットアグリゲーションレベル、プリセット時間領域長さ、プリセット時間領域位置、プリセット周波数領域位置、及びプリセット識別子のうちの少なくとも一つに関連する。
【0045】
選択可能に、本発明の実施例では、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのダウンリンク制御チャネルは、第1プリセットセルタイプ、第1プリセットセル数、第1プリセットSCS、第1プリセット周期、第1プリセットDCIフォーマット、第1プリセットDCIタイプ、第1プリセットアグリゲーションレベル、第1プリセット時間領域長さ、第1プリセット時間領域位置、第1プリセット周波数領域位置、及び第1プリセット識別子のうちの少なくとも一つに対応する。
【0046】
選択可能に、本発明の実施例では、少なくとも2つのセルをスケジューリングするSSのダウンリンク制御チャネルは、第2プリセットセルタイプ、第2プリセットセル数、第2プリセットSCS、第2プリセット周期、第2プリセットDCIフォーマット、第2プリセットDCIタイプ、第2プリセットアグリゲーションレベル、第2プリセット時間領域長さ、第2プリセット時間領域位置、第2プリセット周波数領域位置、及び第2プリセット識別子のうちの少なくとも一つに対応する。
【0047】
選択可能に、本発明の実施例では、上記配置情報は、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、プライマリーセルのSSのブラインド検出数、セカンダリセルのSSのブラインド検出数、セカンダリセルがセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルが他のセカンダリセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルがプライマリーセル以外の他のセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、プライマリーセルのSSとセカンダリセルのSSのジョイントブラインド検出数、スケジューリングセルのSSのブラインド検出数、ジョイントスケジューリングSSのブラインド検出数、シングルスケジューリングSSのブラインド検出数、及びジョイントスケジューリングSSのスケジュールドセルに対応するブラインド検出数のうちの少なくとも一つを含む。
【0048】
選択可能に、本発明の実施例では、上記配置情報によって指示される第1目標SSのブラインド検出数は、第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数がUEの最大ブラインド検出数以下であること、及び第1目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数がUEのジョイント最大ブラインド検出数以下であることのうちの少なくとも一つを満たす。
【0049】
説明すべきことは、上記第1目標SSの中の少なくとも1つのSSについて、異なるSSに対応する最大ブラインド検出数が異なってもよい点である。この少なくとも1つのSS中の各SSについて、1つのSSのブラインド検出数がこの1つのSSに対応する最大ブラインド検出数以下であることは理解できる。
【0050】
選択可能に、本発明の実施例では、上記ブラインド検出リソース割当情報は、第1目標SSの優先順位情報、第1目標SSの加重値及び第1目標SSの目標超過数のうちの少なくとも一つを含み、この目標超過数はUEの最大ブラインド検出数に対する第1目標SSのブラインド検出数の超過数である。
【0051】
選択可能に、本発明の実施例では、第1目標SSの優先順位情報は、ネットワーク機器によって配置されるか、又はプロトコルで規定されるか、又はUEによって決定される。
【0052】
選択可能に、本発明の実施例では、第1目標SSの加重値は、ネットワーク機器によって配置されるか、又はプロトコルで規定されるか、又はUEによって決定される。
【0053】
選択可能に、本発明の実施例では、目標超過数は、ネットワーク機器によって配置されるか、又はプロトコルで規定されるか、又はUEによって決定される。
【0054】
選択可能に、本発明の実施例では、第1目標SSの加重値及び/又は目標超過数は、関連するセルタイプ、関連するセル数、関連するサブキャリア間隔SCS、関連するSSのタイプ、関連するSSの時間領域リソース、関連するSSの周波数領域リソース、関連するSSの周期、関連するDCIフォーマット、UEの最大ブラインド検出数、ブラインド検出超過総数、及びパラメータ配置のうちの少なくとも一つによって決定される。
【0055】
ステップ202で、UEは目標情報により、第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングする。
【0056】
選択可能に、本発明の実施例では、任意の単位時点において、上記第2目標SSが1つのSSである。
【0057】
説明すべきことは、上記第2目標SSが時間に応じて変化してもよく、即ち、異なる時点で、UEが実際にモニタリングする第2目標SSが異なってもよい点である。
【0058】
選択可能に、本発明の実施例では、上記第2目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数はUEの最大ブラインド検出数以下であり、及び/又は、第2目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数はUEのジョイント最大ブラインド検出数以下である。
【0059】
選択可能に、本発明の実施例では、UEの最大ブラインド検出数は、UEのプライマリーセルのセルフスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数X、UEにおけるセカンダリセルによるプライマリーセルのスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数Y、UEがプライマリーセルでサポートする最大ブラインド検出数P、UEがセカンダリセルでサポートする最大ブラインド検出数S、UEのセカンダリセルのセルフスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数F、UEにおけるセカンダリセルによる他のセカンダリセルのスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数O、UEにおけるセカンダリセルによるプライマリーセル以外の他のセルのスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数N、及びUEがプライマリーセルとセカンダリセルでサポートするジョイント最大ブラインド検出数Tのうちの少なくとも一つを含んでもよく、ただし、X、Y、P、S、F、O、Nがいずれも自然数である。
【0060】
X、Y、P、S、F、O、Nがいずれも0であってもよく、又は正の整数であってもよいことは理解できる。
【0061】
SP-CR-SSのブラインド検出数をPcellブラインド検出数の一部に算入する(言い換えると、Pcellブラインド検出分け前に算入し、言い換えると、Pcellブラインド検出予算blind decoding budgetに算入する)時に、PがXとYとの和であり、又は、SP-CR-SSをプライマリーセルをスケジューリングするセカンダリセル(scheduling cell)のブラインド検出数の一部に算入する(言い換えると、プライマリーセルをスケジューリングするセカンダリセルのブラインド検出分け前に算入し、言い換えると、プライマリーセルをスケジューリングするセカンダリセルのブラインド検出予算blind decoding budgetに算入する)時に、PがXであることが理解できる。
【0062】
選択可能に、本発明の実施例では、第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数がUEの最大ブラインド検出数以下であり(即ち、超えない)、又は、第2目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数がUEの最大ブラインド検出数以下であることは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数がX以下であること、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数がY以下であること、及び他のSSのブラインド検出数がS以下であることのうちの少なくとも一つを含む。
【0063】
CR-SSのブラインド検出をPcellのブラインド検出分け前の一部として算入することで、本質的にはスケジュールドセルに基づいてブラインド検出リソースを割り振って、より簡単にでき、また、後にPcellに対してoverbookingを実施して、Pcellをスケジューリングする時のユーザブロッキング率を低減できることが理解できる。
【0064】
選択可能に、本発明の実施例では、第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数がUEの最大ブラインド検出数以下であり、又は、第2目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数がUEの最大ブラインド検出数以下であることは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数がX以下であること、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数がY以下であること、及びプライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数がP以下であることのうちの少なくとも一つを含む。
【0065】
CR-SSのブラインド検出をscheduling scellのブラインド検出分け前の一部として算入することで、本質的にはスケジューリングセルに基づいてブラインド検出リソースを割り振って、より柔軟的にでき、また、後にScellに対してoverbookingを実施して、スケジューリングセルscheduling scellのユーザブロッキング率を低減できることが理解できる。
【0066】
選択可能に、本発明の実施例では、第1目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数がUEのジョイント最大ブラインド検出数以下であり、又は、第2目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数がUEのジョイント最大ブラインド検出数以下であることは、第3目標SSのブラインド検出数が第1数値以下であること、第3目標SSのブラインド検出数がP以下であること、及び第4目標SSのブラインド検出数がS以下であることのうちの少なくとも一つを含む。その中で、第3目標SSはプライマリーセルでセルフスケジューリングするSSとセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSとを含み、第1数値がXとYとの和であり、第4目標SSはセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSと他のSSとを含む。
【0067】
第3目標SSのブラインド検出数が第1数値以下であり、第3目標SSのブラインド検出数がP以下である場合に、選択可能に、CR-SSのブラインド検出をPcellのブラインド検出budgetの一部として算入することで、本質的にはスケジュールドセルに基づいてブラインド検出リソースを割り振い、簡単で、後にPcellに対してoverbookingを実施してPcellをスケジューリングする時のユーザブロッキング率を低減できるメリットがあることが理解できる。
【0068】
第4目標SSのブラインド検出数がS以下である場合に、選択可能に、CR-SSのブラインド検出をscheduling scellのブラインド検出budgetの一部として算入することで、本質的にはスケジューリングセルに基づいてブラインド検出リソースを割り振い、柔軟的で、後にScellに対してoverbookingを実施してscheduling scellをスケジューリングする時のユーザブロッキング率を低減できるメリットがあることが理解できる。
【0069】
選択可能に、本発明の実施例では、UEの最大ブラインド検出数は、UEのスケジューリングセルの最大ブラインド検出数I、UEのジョイントスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数J、UEのシングルスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数K、及びUEのM個のセルのうちのスケジュールドセルに対応する最大ブラインド検出数Jiのうちの少なくとも一つを含んでもよく、ただし、i=0、1、…、M-1であり、M個のセルがジョイントスケジューリングされる複数のセルのうちのセルであり、Mが正の整数であり、JとJiがいずれも自然数である。
【0070】
説明すべきことは、UEのM個のセルのうちのスケジュールドセルに対応する最大ブラインド検出数Jiについては、M個のセル中の各セルがそれぞれ1つの最大ブラインド検出数に対応し、即ち、M個のセルがM個の最大ブラインド検出数に対応すると理解してもよい点である。
【0071】
選択可能に、本発明の実施例では、第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数がUEの最大ブラインド検出数以下であり、又は、第2目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数がUEの最大ブラインド検出数以下であることは、ジョイントスケジューリングSSのブラインド検出数がJ以下であること、及びジョイントスケジューリングSSのスケジュールドセルに対応するブラインド検出数がJi以下であることのうちの少なくとも一つを含む。
【0072】
説明すべきことは、SSのブラインド検出数はSSのセルに対応するブラインド検出数(例えば、ジョイントスケジューリングSSのスケジュールドセルに対応するブラインド検出数)を含んでもよく、ジョイントスケジューリングSSのスケジュールドセルに対応するブラインド検出数がJi以下であることについては、ジョイントスケジューリングSSの1つのスケジュールドセルに対応するブラインド検出数がこの1つのスケジュールドセルに対応する最大ブラインド検出数以下であると理解してもよい点である。
【0073】
ジョイントスケジューリングSSのブラインド検出数がJ以下である場合に、joint SSをscheduling cell(Pcellであってもよいし、Scellであってもよい)のブラインド検出分け前の一部として算入することで、本質的には1つのセルとして処理して、より簡単にでき、そして複雑度が低いことが理解できる。
【0074】
ジョイントスケジューリングSSのスケジュールドセルに対応するブラインド検出数がJi以下である場合に、本質的にはjoint SSブラインド検出リソースが1つ又は複数のスケジュールドセル(scheduled cell)のブラインド検出budget内に算入され、例えば、CC1#1がCC2#2とCC#3をスケジューリングし、44個のブラインド検出リソースを平均的にCC#2とCC#3に分配して、異なるセルをスケジューリングする各PDCCHのロードバランサ(load balance)を確保できることが理解できる。M=1の時に、joint SSブラインド検出リソースがスケジュールドセル中のあるセルの分け前内に算入されることに相当し、より簡単にでき、且つ複雑度が低い。
【0075】
選択可能に、本発明の実施例では、第1目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数がUEのジョイント最大ブラインド検出数以下であり、又は、第2目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数がUEのジョイント最大ブラインド検出数以下であることは、第5目標SSのブラインド検出数がI以下であることを含み、Iが自然数である。その中で、第5目標SSはジョイントスケジューリングSSとシングルスケジューリングSSとを含む。
【0076】
具体的な一実現形態では、UEはPcell P-Self-SSとSP-CR-SSにブラインド検出リソースを割り当てることができる。具体的には、PcellにP-Self-SSをマッピングし、scheduling ScellにSP-CR-SSをマッピングする。その中で、P-Self-SSをマッピングしてからSP-CR-SSをマッピングしてもよい。あるSSをマッピングしたことで、マッピングしたブラインド検出数がPより大きく、又はマッピングしたブラインド検出数がXとYとの和より大きく、又はマッピングしたP-Self-SSブラインド検出数がXより大きく、又はマッピングしたSP-CR-SSブラインド検出数がYより大きくなった時に、このSS及びマッピングされていない残りのSSをマッピングしない。
【0077】
具体的な別の実現形態では、UEはスケジューリング(scheduling)Scell O-SSとSP-CR-SSにブラインド検出リソースを割り当てることができる。具体的には、scheduling ScellにO-SSとSP-CR-SSをマッピングする。その中で、SP-CR-SSをマッピングしてからO-SSをマッピングしてもよい。あるSSをマッピングしたことで、マッピングしたブラインド検出数がSより大きく、又はマッピングしたSP-CR-SSブラインド検出数がYより大きくなった時に、このSS及びマッピングされていない残りのSSをマッピングしない。
【0078】
選択可能に、本発明の実施例では、UEの最大ブラインド検出数は、プロトコルで規定されるか、又はUEによって決定されるか、又はネットワーク機器によって配置されてもよい。
【0079】
説明すべきことは、最大ブラインド検出数については、セカンダリセルがプライマリーセル以外の他のセルをスケジューリングする場合(例えば、セカンダリセルのセルフスケジューリング及び他のセカンダリセルに対するスケジューリングの場合)の総数量に対する最大数制限と理解してもよい点である。UEの最大ブラインド検出数がプロトコルで規定されたか、又はUEによって決定されたものである場合に、UEの最大ブラインド検出数はUEがサポートする最大ブラインド検出数と称してもよい。
【0080】
選択可能に、本発明の実施例では、
図2を基に
図3に示すように、上記ステップ201の前に、本発明の実施例に係るSSのモニタリング方法は更に下記のステップ301を含んでもよい。
【0081】
ステップ301で、UEはネットワーク機器に第1情報を送信する。
【0082】
本発明の実施例では、上記第1情報はUEの最大ブラインド検出数を指示するためのものである。
【0083】
選択可能に、本発明の実施例では、上記第1情報によって指示されるUEの最大ブラインド検出数は、プロトコルで規定されるか、又はUEによって決定されてもよい。
【0084】
説明すべきことは、上記ステップ301の実行順序については、ステップ201を実行してからステップ301を実行してもよく、即ち、ステップ301がステップ201に続くものである点である。具体的には実際の使用要求に応じて定めてもよく、本発明の実施例が限定しない。
【0085】
選択可能に、本発明の実施例では、UEは下記のいくつかの実現形態によってSSのマッピング(即ち、SSにブラインド検出リソースを割り当てるoverbookingプロセス)を行ってもよく、これによって、UEが実際にモニタリングするSSのブラインド検出数(即ち、第2目標SSのブラインド検出数)をUEの最大ブラインド検出数以下にする。
【0086】
説明すべきことは、可能な一実現形態では、任意の単位時点においてUEが1つのサーチスペースをブラインド検出すればよく、又は、任意の単位時点においてUEが複数のサーチスペースをブラインド検出すべき可能性があるが、サーチスペース全般のブラインド検出総数の和がUEのサポートする最大ブラインド検出数(M)を超えない場合に、UEは配置されたブラインド検出数に従ってそれぞれブラインド検出を行うことができる点である。
【0087】
選択可能に、本発明の実施例の一実現形態では、
図2を基に
図4に示すように、上記ステップ202は具体的には下記のステップ202aによって実現できる。
【0088】
ステップ202aで、UEは第1目標SSの優先順位情報により、第1目標SSの優先順位に従って、第2目標SSにブラインド検出数を割り当て、第2目標SSをモニタリングする。
【0089】
選択可能に、本発明の実施例では、上記優先順位情報(マッピングの前後順序と理解してもよい)は、第1目標SSのタイプの優先順位を指示するために第1目標SSのタイプの優先順位情報を含んでもよい。
【0090】
選択可能に、本発明の実施例では、UEは、優先的に第1目標SS中の高優先順位(例えば、高優先タイプ)のSSにブラインド検出リソースを割り当てから低優先タイプのSSにブラインド検出リソースを割り当てることができ、これによって、第2目標SSのブラインド検出数がUEの最大ブラインド検出数を超えないように、高優先タイプのSSのブラインド検出数を確保し、低優先タイプのSSのブラインド検出数を減少する。あるSSをマッピングした(即ち、あるSSにブラインド検出リソースを割り当てた)後ブラインド検出総数がUEの最大ブラインド検出数を超えた場合に、このSS及び他のマッピングされていないSSをマッピングしない。
【0091】
選択可能に、本発明の実施例では、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高く、及び/又は、他のSS中のCSSの優先順位は他のSS中のUSSの優先順位より高く、及び/又は、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位は他のSSの優先順位より高いか又は低い。
【0092】
選択可能に、本発明の実施例では、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSの優先順位が、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高い場合に、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のCSSの優先順位はプライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のUSSの優先順位より高く、且つプライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のUSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高く、又は、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のCSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高く、且つセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位はプライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のUSSの優先順位より高く、又は、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のCSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高い。
【0093】
例として、「P-Self-SS中のCSSの優先順位がP-Self-SS中のUSSの優先順位より高く、且つP-Self-SS中のUSSの優先順位がSP-CR-SSの優先順位より高い」という場合には、プライマリーセルに対し、優先的にP-Self-SS中のCSSをマッピングし、次にP-Self-SS中のUSSをマッピングし、次にSP-CR-SSをマッピングするようにしてもよい。選択可能に、SP-CR-SSがプライマリーセルのブラインド検出分け前内に算入される。
【0094】
更なる例として、「P-Self-SS中のCSSの優先順位がSP-CR-SSの優先順位より高い」という場合には、プライマリーセルに対し、優先的にP-Self-SS中のCSSをマッピングし、次にSP-CR-SSをマッピングするようにしてもよい。選択可能に、SP-CR-SSがプライマリーセルのブラインド検出分け前内に算入される。
【0095】
更なる例として、「SP-CR-SSの優先順位がO-SSの優先順位より高い」という場合には、SP-CR-SSがセカンダリセルのブラインド検出分け前内に算入される時に、セカンダリセルに対し、優先的にSP-CR-SSをマッピングし、次にO-SSをマッピングするようにしてもよい。選択可能に、SP-CR-SSがセカンダリセルのブラインド検出分け前内に算入される。
【0096】
更なる例として、「SP-CR-SSの優先順位がO-SSの優先順位より低い」という場合には、セカンダリセルに対し、優先的にO-SSをマッピングし、次にSP-CR-SSをマッピングするようにしてもよく、即ち、優先的にセルフスケジューリングするSSを確保し、次にプライマリーセルをスケジューリングするSSを確保する。選択可能に、SP-CR-SSがセカンダリセルのブラインド検出分け前内に算入される。
【0097】
選択可能に、本発明の実施例では、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位は他のSS中のCSSの優先順位より高く、且つ他のSS中のCSSの優先順位は他のSS中のUSSの優先順位より高い。
【0098】
選択可能に、本発明の実施例では、他のSS中のCSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高く、且つセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位は他のSS中のUSSの優先順位より高く、又は、他のSS中のCSSの優先順位は他のSS中のUSSの優先順位より高く、且つ他のSS中のUSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高い。
【0099】
選択可能に、本発明の実施例では、上記ステップ202aは具体的には下記のステップ202a1~ステップ202a4のうちの少なくとも一つによって実現できる。
【0100】
ステップ202a1で、UEは第1目標SSの優先順位情報により、第1目標SSの識別子順序に従って、第2目標SSにブラインド検出数を割り当て、第2目標SSをモニタリングする。
【0101】
選択可能に、本発明の実施例では、UEは優先的に識別子が最も小さいSSからブラインド検出数を割り当ててもよい。
【0102】
選択可能に、本発明の実施例では、上記優先順位情報は、第1目標SSの識別子の優先順位を指示するために、第1目標SSの識別子の優先順位情報を含んでもよい。
【0103】
選択可能に、本発明の実施例では、SSのタイプの優先順位が同じであるか、又はSSのタイプの優先順位が定義されていない時に、UEは優先的に識別子(ID)が最も小さいSSからマッピングしてもよい。
【0104】
選択可能に、本発明の実施例では、優先順位の高いSSに低いSS識別子を割り当てもよい。
【0105】
例として、P-self-SSの優先順位がSP-CR-SSの優先順位より高い時に、P-self-SSにSS識別子4を割り当て、且つSP-CR-SSにSS識別子5を割り当てるようにしてもよく、これによって優先的にP-self-SSをマッピングし、次にSP-CR-SSをマッピングすることを実現する。選択可能に、SP-CR-SSがプライマリーセルのブラインド検出分け前内に算入される。
【0106】
更なる例として、SP-CR-SSの優先順位がO-SSの優先順位より高い時に、SP-CR-SSにSS識別子4を割り当て、且つO-SSにSS識別子5を割り当てるようにしてもよく、これによって優先的にSP-CR-SSをマッピングし、次にO-SSをマッピングすることを実現する。選択可能に、SP-CR-SSがプライマリーセルをスケジューリングするセカンダリセルのブラインド検出分け前内に算入される。
【0107】
選択可能に、本発明の実施例では、UEは優先的に識別子が最も大きいSSからブラインド検出リソースを割り当ててもよい(即ち、優先的に最も大きいSS識別子からマッピングする)。
【0108】
選択可能に、本発明の実施例では、タイプの優先順位が高いSSに高いSS識別子を割り当ててもよい。
【0109】
例として、SP-CR-SSがプライマリーセルのブラインド検出分け前内に算入され、且つP-self-SSの優先順位がSP-CR-SSの優先順位より高い時に、P-self-SSにSS識別子6を割り当て、且つSP-CR-SSにSS識別子5を割り当てるようにしてもよく、これによって優先的にP-self-SSをマッピングし、次にSP-CR-SSをマッピングすることを実現する。
【0110】
更なる例として、SP-CR-SSがセカンダリセルのブラインド検出分け前内に算入され、且つSP-CR-SSの優先順位がO-SSの優先順位より高い時に、SP-CR-SSにSS識別子6を割り当て、且つO-SSにSS識別子5を割り当てるようにしてもよく、これによって優先的にSP-CR-SSをマッピングし、次にO-SSをマッピングすることを実現する。
【0111】
ステップ202a2で、UEは第1目標SSの優先順位情報により、第1目標SSに対応するセル識別子順序に従って、第2目標SSにブラインド検出数を割り当て、第2目標SSをモニタリングする。
【0112】
選択可能に、本発明の実施例では、UEは優先的に対応するセル識別子が最も小さいSSからブラインド検出数を割り当ててもよい。
【0113】
選択可能に、本発明の実施例では、上記優先順位情報は、第1目標SSに対応するセル識別子の優先順位を指示するために、第1目標SSに対応するセル識別子の優先順位情報を含んでもよい。
【0114】
選択可能に、本発明の実施例では、SSのタイプの優先順位が同じであるか、又はSSのタイプの優先順位が定義されていない時に、UEは優先的に最も小さいセル識別子(cell ID)に対応するSSからマッピングしてもよい。
【0115】
選択可能に、本発明の実施例では、タイプの優先順位の高いSSに対応するスケジューリングセルがプライマリーセルであれば、このセルに小さい識別子を割り当てる。
【0116】
例として、SP-CR-SSがプライマリーセルのブラインド検出分け前内に算入され、且つP-self-SSの優先順位がSP-CR-SSの優先順位より高い時に、P-self-SSのセルにセル識別子4を割り当て、且つSP-CR-SSのセルにセル識別子5を割り当てるようにしてもよく、これによって優先的にP-Self-SSをマッピングし、次にSP-CR-SSをマッピングすることを実現する。
【0117】
選択可能に、本発明の実施例では、タイプの優先順位の高いSSに対応するスケジュールドセルがプライマリーセルであれば、このセルに小さい識別子を割り当てる。
【0118】
例として、SP-CR-SSがscheduling scellのブラインド検出分け前内に算入され、且つSP-CR-SSの優先順位がO-SSの優先順位より高い時に、SP-CR-SSのセルにセル識別子4を割り当て、且つO-SSのセルにセル識別子5を割り当てるようにしてもよく、これによって優先的にSP-CR-SSをマッピングし、次にO-SSをマッピングすることを実現する。
【0119】
選択可能に、本発明の実施例では、UEは優先的に対応するセル識別子が最も大きいSSからブラインド検出リソースを割り当ててもよい(即ち、優先的に対応するセル識別子の最も大きいSSからマッピングする)。
【0120】
例として、SP-CR-SSがPcellのブラインド検出分け前内に算入され、P-self-SSの優先順位がSP-CR-SSの優先順位より高い時に、P-self-SSのセルにセル識別子6を割り当て、且つSP-CR-SSのセルにセル識別子5を割り当てるようにしてもよく、これによって優先的にP-Self-SSをマッピングし、次にSP-CR-SSをマッピングすることを実現する。
【0121】
例として、SP-CR-SSがscheduled scellのブラインド検出分け前内に算入され、且つSP-CR-SSの優先順位がO-SSの優先順位より高い時に、SP-CR-SSのセルにセル識別子6を割り当て、且つO-SSのセルにセル識別子5割り当てるようにしてもよく、これによって優先的にSP-CR-SSをマッピングし、次にO-SSをマッピングすることを実現する。
【0122】
選択可能に、本発明の実施例では、セル識別子はキャリア指示フィールド(carrier indicator field,CIF)、物理セル識別子(physical cell identifier,PCI)又は他のセルに対応する識別子等であってもよい。
【0123】
ステップ202a3で、UEは優先的にプリセットダウンリンク制御情報DCIフォーマット又はプリセットDCIタイプに関連する第2目標SSにブラインド検出数を割り当て、第2目標SSをモニタリングする。
【0124】
選択可能に、本発明の実施例では、セルフスケジューリングDCIのSSの優先順位は、キャリアを跨いだDCIのSSの優先順位より高いか又は低い。又は、Q1(Q1が1より大きい正の整数)個のセルをスケジューリングするDCIのSSの優先順位は、Q2(Q2がQ1より小さい整数であり、例えば、Q2=1である)個のセルをスケジューリングするDCIのSSの優先順位より高いか又は低い。又は、CIFフィールドを含むDCIのSSの優先順位は、CIFフィールドを含まないDCIのSSの優先順位より高いか又は低い。又は、プライマリーセルに対応するCIFフィールドに関連するDCIのSSの優先順位は、他のDCIのSSの優先順位より高いか又は低い。
【0125】
ステップ202a4で、UEは優先的にプリセットセルに関連する第2目標SSにブラインド検出数を割り当て、第2目標SSをモニタリングする。
【0126】
選択可能に、本発明の実施例では、プライマリーセルに関連するSSの優先順位は、他のセルに関連するSSの優先順位より高いか又は低い。又は、スケジューリングセルに関連するSSの優先順位は、他のセルに関連するSSの優先順位より高いか又は低い。又は、Q3(Q3が1より大きい正の整数)個のセルに関連するSSの優先順位は、Q4(Q4がQ3より小さい整数であり、例えば、Q4=1である)セルに関連するSSの優先順位より高いか又は低い。
【0127】
選択可能に、本発明の実施例の別の実現形態では、
図2を基に
図5に示すように、上記ステップ202は具体的には下記のステップ202bによって実現できる。
【0128】
ステップ202bで、UEは第1目標SSの加重値により、第1目標SS中の全てのSSにブラインド検出数を割り当て、第1目標SS中の全てのSSをモニタリングする。
【0129】
このような形態において、第2目標SSが第1目標SS中の全てのSSであることが理解できる。
【0130】
選択可能に、本発明の実施例では、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSの加重後のブラインド検出数とセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの加重後のブラインド検出数との和はP以下であり、及び/又は、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの加重後のブラインド検出数と他のSS中のSSの加重後のブラインド検出数との和はS以下である。
【0131】
選択可能に、本発明の実施例では、スケジューリングセルのジョイントスケジューリングSSの加重後のブラインド検出数とスケジューリングセルのシングルスケジューリングSSの加重後のブラインド検出数との和はUEのスケジューリングセルの最大ブラインド検出数I以下である。
【0132】
加重値(例えば、ブラインド検出総数割合)に従って全てのSSをマッピングすることで、合計のブラインド検出数がUEのジョイント最大ブラインド検出数を超えないように確保できることが理解できる。
【0133】
選択可能に、本発明の実施例では、少なくとも1つのP-Self-SS(N1*P-Self-SS)と少なくとも1つのSP-CR-SS(N2*SP-CR-SS)のブラインド検出数との和はP以下(N1*P-Self-SS+N2*SP-CR-SS≦P)であり、及び/又は、少なくとも1つのSP-CR-SS(N3*SP-CR-SS)と少なくとも1つのO-SSのブラインド検出数との和はS以下(N3*SP-CR-SS+N4*O-SS≦S)である。少なくとも1つのスケジューリングセルのjoint SS(Nj*スケジューリングセルのjoint SS)と少なくとも1つのスケジューリングセルのsingle SS(Nk*スケジューリングセルのsingle SS)のブラインド検出数との和はスケジューリングセルのI以下(Nj*スケジューリングセルのjoint SS+Nk*スケジューリングセルのsingle SS≦スケジューリングセルのI)である。その中でN1、N2、N3、N4、Nj、Nkがそれぞれ対応する加重値である。
【0134】
説明すべきことは、ここで複数のP-Self-SS、SP-CR-SS、O-SS、Joint SS、single SSが存在してもよいので、ここで実際には和を求める累計工程がある点である。また、P-Self-SSとSP-CR-SSの個数は同じであっても、異なってもよく、SP-CR-SSとO-SSの個数は同じであっても、異なってもよく、Joint SSとsingle SSの個数は同じであっても、異なってもよい。複数のP-Self-SSが存在する時に、それらに対応する加重値は同じであっても、異なってもよく、複数のSP-CR-SSが存在する時に、それらに対応する加重値は同じであっても、異なってもよく、複数のO-SSが存在する時に、それらに対応する加重値は同じであっても、異なってもよく、複数のJoint SSが存在する時に、それらに対応する加重値は同じであっても、異なってもよく、複数のsingle SSが存在する時に、それらに対応する加重値は同じであっても、異なってもよい。
【0135】
選択可能に、本発明の実施例では、SS SiがTi個のセルをスケジューリングできるjoint DCIを送信することに利用でき、割り当てられるブラインド検出数がBiであり、Siの割当加重値を計算する式が
【数1】
であると仮定すると、Siの実際のブラインド検出数が
【数2】
となる。
【0136】
例として、UEの最大ブラインド検出数M=44であり、UEに3つのSS(例えば、S1、S2及びS3)が配置され、S1が2つのセルをスケジューリングできるDCIを送信することに利用でき、S2がsingle SSであり、S3がsingle SSであり、各SSのブラインド検出数がいずれも20に配置されると仮定する。3つのSSが時間的に重なった時に、各SSの実際ブラインド検出数を計算し、割当加重値がそれぞれn1=1/2、n2=1/4、n3=1/4であり、各SSの実際割当ブラインド検出数が
【数3】
であり、本発明の実施例の割当方式によれば、合計ブラインド検出数量が上限44を超えなく、且つ複数のセルをスケジューリングするSSがブラインド検出数を多く保持した。
【0137】
選択可能に、本発明の実施例では、SS SiがTi個のセルをスケジューリングできるjoint DCIを送信することに利用でき、SSの周期がPiであり、割り当てられるブラインド検出数がBiであり、Siの割当加重値を計算する式が
【数4】
であると仮定すると、Siの実際のブラインド検出数が
【数5】
となる。
【0138】
例として、UEの最大ブラインド検出数M=44であり、UEに3つのSS(例えば、S1、S2及びS3)が配置され、S1が2つのセルをスケジューリングできるDCIを送信することに利用でき、S2がsingle SSであり、S3がsingle SSであり、各SSのブラインド検出数がいずれも20に配置され、且つS1、S2、S3の周期がそれぞれ20ms、10ms、10msであると仮定する。3つのSSが時間的に重なった時に、各SSの実際ブラインド検出数を計算し、割当加重値がそれぞれn1=1/2、n2=1/4、n3=1/4であり、各SSの実際割当ブラインド検出数が
【数6】
であり、本発明の実施例の割当方式によれば、合計ブラインド検出数量が上限44を超えなく、且つ複数のセルをスケジューリングするSSがブラインド検出数を多く保持した。また、長い周期のSSがブラインド検出数を多く保持したが、短い周期のSSがブラインド検出数を少なく保持し、公平性が確保され、長周期では長時間にブラインド検出数が割り当てられないことがないのが確保された。
【0139】
選択可能に、本発明の実施例の別の実現形態では、
図2を基に
図6に示すように、上記ステップ202は具体的には下記のステップ202cによって実現できる。
【0140】
ステップ202cで、UEは第1目標SSの目標超過数により、第1目標SS又は第1目標SSのうち超過数が存在するSSにブラインド検出数を割り当て、第1目標SS又は第1目標SSのうち超過数が存在するSSをモニタリングする。
【0141】
このような形態において、第2目標SSは第1目標SS又は第1目標SSのうち超過数が存在するSSであることが理解できる。
【0142】
選択可能に、本発明の実施例では、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSに対応するブラインド検出数は、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSに配置されたブラインド検出数とセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSに対応するブラインド検出超過総数との差であり、及び/又は、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数は、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSに配置されたブラインド検出数とプライマリーセルでセルフスケジューリングするSSに対応するブラインド検出超過総数との差であり、及び/又は、ジョイントSSのブラインド検出数は、ジョイントSSに配置されたブラインド検出数とジョイントSSに対応するブラインド検出超過総数との差である。
【0143】
選択可能に、本発明の実施例では、UEがネットワーク機器の配置(即ち、上記配置情報)に基づいて決定できるブラインド検出数は、UE最大ブラインド検出数と比べてM個のブラインド検出リソースだけ多く、即ち、目標超過数(ブラインド検出超過総数、即ち、全てのSSのブラインド検出数の和がUE最大ブラインド検出数を超えた部分)がMであり、UEはSSをマッピングする時に対応する超過部分を差し引いてもよい。
【0144】
選択可能に、本発明の実施例では、各SSをマッピングするたびに、合計ブラインド検出数がUEの最大ブラインド検出数を超えないように、UEは対応する超過部分を差し引いた後のブラインド検出数に従ってマッピングしてもよい。
【0145】
選択可能に、本発明の実施例では、UEは、先にブラインド検出超過総数を計算し、次に1つ又は複数の配置パラメータ(例えば、周期、ブラインド検出総数、優先順位情報、DCIフォーマット、DCIの大きさ、SSのタイプ及び/又はチャネル推定数等)により、異なるSSの割当加重値を決定し、更に加重値に従って各SSに異なる超過数を割り当て、最後に各SSからそれぞれ超過数を差し引くようにしてもよく、これによって実際のブラインド検出数の和がUEの最大ブラインド検出数を超えない。
【0146】
説明すべきことは、あるSSのブラインド検出数がこのあるSSに対応する超過数より小さければ、このあるSSのブラインド検出数をC(Cが整数)に差し引き、超過数とこのブラインド検出数との差にCを加えてオーバードラフト数とし、オーバードラフト数を再度割当加重値により他のSSに割り当てる点である。
【0147】
選択可能に、本発明の実施例では、超過ブラインド検出数に対応する加重値はスケジュールドセルの個数に関係する(即ち、スケジューリングするセルが多いDCIの所在するサーチスペースに相対的多いブラインド検出数が割り当てられ、又は、関連するセルが多いDCIの所在するサーチスペースに相対的多いブラインド検出数が割り当てられる)。
【0148】
選択可能に、本発明の実施例では、SS SiがTi個のセルをスケジューリングできるDCIを送信することに利用でき、割り当てられるブラインド検出数がBiであり、Siの割当加重値を計算する式が
【数7】
であり、超過ブラインド検出数を計算する式が
【数8】
であり、Siの超過割合を計算する式が
【数9】
であると仮定すると、Siの実際のブラインド検出数が
【数10】
となる。
【0149】
例として、UEの最大ブラインド検出数M=44であり、UEに3つのSS(例えば、S1、S2及びS3)が配置され、S1が2つのセルをスケジューリングできるDCIを送信することに利用でき、S2がsingle SSであり、S3がsingle SSであり、各SSのブラインド検出数がいずれも20に配置されると仮定する。3つのSSが時間的に重なった時に、各SSの実際ブラインド検出数を計算し、超過数M=60-44=16であり、割当加重値がそれぞれn1=1/2、n2=1/4、n3=1/4であり、超過割合がそれぞれD1=8、D2=4、D3=4であり、各SSの実際割当ブラインド検出数が
【数11】
であり、本発明の実施例の割当方式によれば、合計ブラインド検出数量が上限44を超えない。
【0150】
説明すべきことは、UEは、上記ステップ202a、ステップ202b及びステップ202cのうちの少なくとも一つを実行することで、第2目標SSのブラインド検出数を決定できる点である。具体的には実際の使用要求に応じて定めてもよく、本発明の実施例が限定しない。
【0151】
本発明の実施例は、ネットワーク機器の配置(即ち、配置情報)によって、UEがモニタリングするSSの実際ブラインド検出数をUEの最大ブラインド検出数以下に確保し、又は、UEによってoverbookingプロセスを行うことで、UEがモニタリングするSSの実際ブラインド検出数をUEの最大ブラインド検出数以下に確保することができるのが理解できる。
【0152】
本発明の実施例では、UEは、1つのセルがセルフスケジューリングすると同時に、別のセルにスケジューリングされることをサポートでき、例えば、プライマリーセルとセカンダリセルのプライマリーセルに対するスケジューリングのDCIをモニタリングし、2つのスケジューリングセルの間でUEがブラインド検出する最大PDCCH候補数、最大の重ならないCCE数及びDCI大小分け前等を割り当てることで、ネットワーク機器が最大限にUEのブラインド検出能力を利用可能として、マルチUEブロッキングを回避する。
【0153】
本発明の実施例はSSのモニタリング方法を提供し、UEは、取得した目標情報(この目標情報は第1目標SSの配置情報及び/又はブラインド検出リソース割当情報を含み、配置情報は第1目標SSのブラインド検出数を指示するためのものであり、ブラインド検出リソース割当情報は第1目標SS中のSSにブラインド検出数を割り当てるためのものである)により、第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングできる。CAの場合又はセカンダリセルでプライマリーセルをスケジューリングする場合に、UEは、直接配置情報及び/又はブラインド検出リソース割当情報により、第1目標SSからUEがモニタリングするSSの実際ブラインド検出数を決定して、これらのブラインド検出数のSSのモニタリングを実現することができ、複数のDCIによってスケジューリングするか、又はプライマリーセルをスケジューリングする一部のDCIがセカンダリセルで送信されることがないので、SSのモニタリング過程でマルチUEブロッキングが発生することを回避でき、UEの通信能力を高めることができる。
【0154】
図1に示す通信システムに基づき、本発明の実施例は、UEとネットワーク機器のインタラクション過程に適用されるSSのモニタリング方法を提供し、
図7に示すように、このSSのモニタリング方法は下記のステップ401~ステップ403を含んでもよい。
【0155】
ステップ401で、ネットワーク機器はUEに目標情報を送信する。
【0156】
本発明の実施例では、上記目標情報は第1目標SSの第1配置情報と第1目標SSのブラインド検出リソース割当情報のうちの少なくとも一つを含み、第1配置情報は第1目標SSのブラインド検出数を指示するためのものであり、ブラインド検出リソース割当情報は第1目標SS中のSSにブラインド検出数を割り当てるためのものであり、ブラインド検出数はダウンリンク制御チャネル候補数とチャネル推定数のうちの少なくとも一つを含み、目標情報はUEが第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングするためのものである。
【0157】
説明すべきことは、上記第1配置情報が上記実施例における配置情報に対応する点である。
【0158】
ステップ402で、UEはネットワーク機器が送信した目標情報を受信する。
【0159】
ステップ403で、UEは目標情報により、第1目標SS中の第2目標SSのブラインド検出数をモニタリングする。
【0160】
説明すべきことは、上記ステップ401~ステップ403の内容の具体的な説明について、上記実施例における記載を参照でき、ここで詳細な説明を省略する点である。
【0161】
本発明の実施例はSSのモニタリング方法を提供し、ネットワーク機器はUEに目標情報を送信でき、これによって、UEは、CAの場合又はセカンダリセルでプライマリーセルをスケジューリングする場合に、直接配置情報及び/又はブラインド検出リソース割当情報により、第1目標SSからUEがモニタリングするSSの実際ブラインド検出数を決定して、これらのブラインド検出数のSSのモニタリングを実現することができ、複数のDCIによってスケジューリングするか、又はプライマリーセルをスケジューリングする一部のDCIがセカンダリセルで送信されることがないので、SSのモニタリング過程でマルチUEブロッキングが発生することを回避でき、UEの通信能力を高めることができる。
【0162】
選択可能に、本発明の実施例では、
図7を基に
図8に示すように、上記ステップ401の前に、本発明の実施例に係るSSのモニタリング方法は更に下記のステップ501とステップ502を含んでもよい。
【0163】
ステップ501で、UEはネットワーク機器に第1情報を送信する。
【0164】
ステップ502で、ネットワーク機器はUEが送信した第1情報を受信する。
【0165】
説明すべきことは、上記ステップ501とステップ502の内容の具体的な説明について、上記実施例における記載を参照でき、ここで詳細な説明を省略する点である。また、上記ステップ501とステップ502の実行順序については、ステップ401とステップ402を実行してから、ステップ501とステップ502を実行してもよく、即ち、ステップ501とステップ502がステップ402に続くものである。具体的には実際の使用要求に応じて定めてもよく、本発明の実施例が限定しない。
【0166】
選択可能に、本発明の実施例では、上記ステップ401の前に、本発明の実施例に係るSSのモニタリング方法は更に下記のステップ601とステップ602を含んでもよい。
【0167】
ステップ601で、ネットワーク機器はUEに第2配置情報を送信する。
【0168】
本発明の実施例では、上記第2配置情報はUEに最大ブラインド検出数を配置するためのものである。
【0169】
ステップ602で、UEはネットワーク機器が送信した第2配置情報を受信する。
【0170】
説明すべきことは、上記ステップ601とステップ602の内容の具体的な説明について、上記実施例における記載を参照でき、ここで詳細な説明を省略する点である。また、上記ステップ601とステップ602の実行順序について、ステップ401とステップ402を実行してからステップ601とステップ602を実行してもよく、即ち、ステップ601とステップ602がステップ402に続くものである。具体的には実際の使用要求に応じて定めてもよく、本発明の実施例が限定しない。
【0171】
図9は本発明の実施例に係るUEの可能な一構成模式図を示す。
図9に示すように、本発明の実施例に係るUE70は取得モジュール71とモニタリングモジュール72を備えてもよい。
【0172】
取得モジュール71は目標情報を取得するためのものである。この目標情報は第1目標SSの配置情報と第1目標SSのブラインド検出リソース割当情報のうちの少なくとも一つを含み、配置情報は第1目標SSのブラインド検出数を指示するためのものであり、ブラインド検出リソース割当情報は第1目標SS中のSSにブラインド検出数を割り当てるためのものであり、ブラインド検出数はダウンリンク制御チャネル候補数とチャネル推定数のうちの少なくとも一つを含む。モニタリングモジュール72は取得モジュール71が取得した目標情報により、第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングするためのものである。
【0173】
可能な一実現形態では、上記第1目標SSは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSS、他のSS、ジョイントスケジューリングSS及びシングルスケジューリングSSのうちの少なくとも一つを含む。その中で、他のSSは、セカンダリセルがセルフスケジューリングするSSと他のセカンダリセルをスケジューリングするSSのうちの少なくとも一つを含む。
【0174】
可能な一実現形態では、上記配置情報は、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、プライマリーセルのSSのブラインド検出数、セカンダリセルのSSのブラインド検出数、セカンダリセルがセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルが他のセカンダリセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルがプライマリーセル以外の他のセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、プライマリーセルのSSとセカンダリセルのSSのジョイントブラインド検出数、スケジューリングセルのSSのブラインド検出数、ジョイントスケジューリングSSのブラインド検出数、シングルスケジューリングSSのブラインド検出数、及びジョイントスケジューリングSSのスケジュールドセルに対応するブラインド検出数のうちの少なくとも一つを含む。
【0175】
可能な一実現形態では、上記配置情報によって指示される第1目標SSのブラインド検出数は、第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数がUEの最大ブラインド検出数以下であること、及び第1目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数がUEのジョイント最大ブラインド検出数以下であることのうちの少なくとも一つを満たす。
【0176】
可能な一実現形態では、第2目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数はUEの最大ブラインド検出数以下であり、及び/又は、第2目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数はUEのジョイント最大ブラインド検出数以下である。
【0177】
可能な一実現形態では、任意の単位時点において、第2目標SSが1つのSSである。
【0178】
可能な一実現形態では、UEの最大ブラインド検出数は、UEのプライマリーセルのセルフスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数X、UEにおけるセカンダリセルによるプライマリーセルのスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数Y、UEがプライマリーセルでサポートする最大ブラインド検出数P、UEがセカンダリセルでサポートする最大ブラインド検出数S、UEのセカンダリセルのセルフスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数F、UEにおけるセカンダリセルによる他のセカンダリセルのスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数O、UEにおけるセカンダリセルによるプライマリーセル以外の他のセルのスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数N、及びUEがプライマリーセルとセカンダリセルでサポートするジョイント最大ブラインド検出数Tのうちの少なくとも一つを含み、ただし、X、Y、P、S、F、O、Nがいずれも自然数である。
【0179】
可能な一実現形態では、第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数がUEの最大ブラインド検出数以下であり、又は、第2目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数がUEの最大ブラインド検出数以下であることは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数がX以下であること、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数がY以下であること、他のSSのブラインド検出数がS以下であることのうちの少なくとも一つを含む。
【0180】
可能な一実現形態では、第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数がUEの最大ブラインド検出数以下であり、又は、第2目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数がUEの最大ブラインド検出数以下であることは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数がX以下であること、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数がY以下であること、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数がP以下であることのうちの少なくとも一つを含む。
【0181】
可能な一実現形態では、第1目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数がUEのジョイント最大ブラインド検出数以下であり、又は、第2目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数がUEのジョイント最大ブラインド検出数以下であることは、第3目標SSのブラインド検出数が第1数値以下であること、第3目標SSのブラインド検出数がP以下であること、及び第4目標SSのブラインド検出数がS以下であることのうちの少なくとも一つを含み、第3目標SSはプライマリーセルでセルフスケジューリングするSSとセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSとを含み、第1数値がXとYとの和であり、第4目標SSはセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSと他のSSとを含む。
【0182】
可能な一実現形態では、UEの最大ブラインド検出数は、UEのスケジューリングセルの最大ブラインド検出数I、UEのジョイントスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数J、UEのシングルスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数K、及びUEのM個のセルのうちのスケジュールドセルに対応する最大ブラインド検出数Jiのうちの少なくとも一つを含み、ただし、i=0、1、…、M-1であり、M個のセルがジョイントスケジューリングされる複数のセルのうちのセルであり、Mが正の整数であり、JとJiがいずれも自然数である。
【0183】
可能な一実現形態では、第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数がUEの最大ブラインド検出数以下であり、又は、第2目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数がUEの最大ブラインド検出数以下であることは、ジョイントスケジューリングSSのブラインド検出数がJ以下であること、及びジョイントスケジューリングSSのスケジュールドセルに対応するブラインド検出数がJi以下であることのうちの少なくとも一つを含む。
【0184】
可能な一実現形態では、第1目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数がUEのジョイント最大ブラインド検出数以下であり、又は、第2目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数がUEのジョイント最大ブラインド検出数以下であることは、第5目標SSのブラインド検出数がI以下であることを含み、Iが自然数である。第5目標SSはジョイントスケジューリングSSとシングルスケジューリングSSとを含む。
【0185】
可能な一実現形態では、
図9を基に
図10に示すように、本発明の実施例に係るUE70は更に送信モジュール73を備えてもよい。その中で、送信モジュール73はネットワーク機器に第1情報を送信し、この第1情報はUEの最大ブラインド検出数を指示するためのものである。
【0186】
可能な一実現形態では、UEの最大ブラインド検出数は、プロトコルで規定されるか、又はUEによって決定されるか、又はネットワーク機器によって配置される。
【0187】
可能な一実現形態では、上記ブラインド検出リソース割当情報は、第1目標SSの優先順位情報、第1目標SSの加重値及び第1目標SSの目標超過数のうちの少なくとも一つを含み、目標超過数はUEの最大ブラインド検出数に対する第1目標SSのブラインド検出数の超過数である。
【0188】
可能な一実現形態では、上記モニタリングモジュール72は、具体的には、第1目標SSの優先順位情報により、第1目標SSの優先順位に従って、第2目標SSにブラインド検出数を割り当て、第2目標SSをモニタリングするためのものである。
【0189】
可能な一実現形態では、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高く、及び/又は、他のSS中のCSSの優先順位は他のSS中のUSSの優先順位より高く、及び/又は、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位は他のSSの優先順位より高いか又は低い。
【0190】
可能な一実現形態では、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のCSSの優先順位はプライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のUSSの優先順位より高く、且つプライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のUSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高く、又は、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のCSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高く、且つセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位はプライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のUSSの優先順位より高く、又は、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のCSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高い。
【0191】
可能な一実現形態では、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位は他のSS中のCSSの優先順位より高く、且つ他のSS中のCSSの優先順位は他のSS中のUSSの優先順位より高い。
【0192】
可能な一実現形態では、上記他のSS中のCSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高く、且つセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位は他のSS中のUSSの優先順位より高く、又は、他のSS中のCSSの優先順位は他のSS中のUSSの優先順位より高く、且つ他のSS中のUSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高い。
【0193】
可能な一実現形態では、上記モニタリングモジュール72は、具体的には、第1目標SSの優先順位情報により、第1目標SSの識別子順序に従って、第2目標SSにブラインド検出数を割り当て、第2目標SSをモニタリングし、及び/又は、第1目標SSの優先順位情報により、第1目標SSに対応するセル識別子順序に従って、第2目標SSにブラインド検出数を割り当て、第2目標SSをモニタリングし、及び/又は、優先的にプリセットダウンリンク制御情報DCIフォーマット又はプリセットDCIタイプに関連する第2目標SSにブラインド検出数を割り当て、第2目標SSをモニタリングし、及び/又は、優先的にプリセットセルに関連する第2目標SSにブラインド検出数を割り当て、第2目標SSをモニタリングするためのものである。
【0194】
可能な一実現形態では、上記モニタリングモジュール72は、具体的には、第1目標SSの加重値により、第1目標SS中の全てのSSにブラインド検出数を割り当て、第1目標SS中の全てのSSをモニタリングするためのものである。
【0195】
可能な一実現形態では、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSの加重後のブラインド検出数とセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの加重後のブラインド検出数との和はP以下であり、及び/又は、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの加重後のブラインド検出数と他のSS中のSSの加重後のブラインド検出数との和はS以下である。
【0196】
可能な一実現形態では、スケジューリングセルのジョイントスケジューリングSSの加重後のブラインド検出数とスケジューリングセルのシングルスケジューリングSSの加重後のブラインド検出数との和はUEのスケジューリングセルの最大ブラインド検出数I以下である。
【0197】
可能な一実現形態では、上記モニタリングモジュール72は、具体的には、第1目標SSの目標超過数により、第1目標SS又は第1目標SSのうち超過数が存在するSSにブラインド検出数を割り当て、第1目標SS又は第1目標SSのうち超過数が存在するSSをモニタリングするためのものである。
【0198】
可能な一実現形態では、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSに対応するブラインド検出数は、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSに配置されたブラインド検出数とセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSに対応するブラインド検出超過総数との差であり、及び/又は、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数は、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSに配置されたブラインド検出数とプライマリーセルでセルフスケジューリングするSSに対応するブラインド検出超過総数との差であり、及び/又は、ジョイントSSのブラインド検出数は、ジョイントSSに配置されたブラインド検出数とジョイントSSに対応するブラインド検出超過総数との差である。
【0199】
可能な一実現形態では、第1目標SSの優先順位情報は、ネットワーク機器によって配置されるか、又はプロトコルで規定されるか、又はUEによって決定される。第1目標SSの加重値は、ネットワーク機器によって配置されるか、又はプロトコルで規定されるか、又はUEによって決定される。目標超過数は、ネットワーク機器によって配置されるか、又はプロトコルで規定されるか、又はUEによって決定される。
【0200】
可能な一実現形態では、第1目標SSの加重値及び/又は目標超過数は、関連するセルタイプ、関連するセル数、関連するサブキャリア間隔SCS、関連するSSのタイプ、関連するSSの時間領域リソース、関連するSSの周波数領域リソース、関連するSSの周期、関連するDCIフォーマット、UEの最大ブラインド検出数、ブラインド検出超過総数、及びパラメータ配置のうちの少なくとも一つによって決定される。
【0201】
可能な一実現形態では、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSS及び/又はジョイントスケジューリングSSは、プリセットセルタイプ、プリセットセル数、プリセットSCS、プリセット周期、プリセットDCIフォーマット、プリセットDCIタイプ、プリセットアグリゲーションレベル、プリセット時間領域長さ、プリセット時間領域位置、プリセット周波数領域位置、及びプリセット識別子のうちの少なくとも一つに関連する。
【0202】
可能な一実現形態では、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのダウンリンク制御チャネルは、第1プリセットセルタイプ、第1プリセットセル数、第1プリセットSCS、第1プリセット周期、第1プリセットDCIフォーマット、第1プリセットDCIタイプ、第1プリセットアグリゲーションレベル、第1プリセット時間領域長さ、第1プリセット時間領域位置、第1プリセット周波数領域位置、及び第1プリセット識別子のうちの少なくとも一つに対応する。
【0203】
可能な一実現形態では、少なくとも2つのセルをスケジューリングするSSのダウンリンク制御チャネルは、第2プリセットセルタイプ、第2プリセットセル数、第2プリセットSCS、第2プリセット周期、第2プリセットDCIフォーマット、第2プリセットDCIタイプ、第2プリセットアグリゲーションレベル、第2プリセット時間領域長さ、第2プリセット時間領域位置、第2プリセット周波数領域位置、及び第2プリセット識別子のうちの少なくとも一つに対応する。
【0204】
本発明の実施例に係るUEは上記方法実施例においてUEが実現する各工程を実現でき、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0205】
本発明の実施例はUEを提供し、CAの場合又はセカンダリセルでプライマリーセルをスケジューリングする場合に、UEは、直接配置情報及び/又はブラインド検出リソース割当情報により、第1目標SSからUEがモニタリングするSSの実際ブラインド検出数を決定して、これらのブラインド検出数のSSのモニタリングを実現することができ、複数のDCIによってスケジューリングするか、又はプライマリーセルをスケジューリングする一部のDCIがセカンダリセルで送信されることがないので、SSのモニタリング過程でマルチUEブロッキングが発生することを回避でき、UEの通信能力を高めることができる。
【0206】
図11は本発明の実施例に係るネットワーク機器の可能な一構成模式図を示す。
図11に示すように、本発明の実施例に係るネットワーク機器80は送信モジュール81を備えてもよい。
【0207】
送信モジュール81は、UEに目標情報を送信するためのものである。その中で、この目標情報は第1目標SSの第1配置情報と第1目標SSのブラインド検出リソース割当情報のうちの少なくとも一つを含み、第1配置情報は第1目標SSのブラインド検出数を指示するためのものであり、ブラインド検出リソース割当情報は第1目標SS中のSSにブラインド検出数を割り当てるためのものであり、ブラインド検出数はダウンリンク制御チャネル候補数とチャネル推定数のうちの少なくとも一つを含み、目標情報はUEが第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングするためのものである。
【0208】
可能な一実現形態では、上記第1目標SSは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSS、他のSS、ジョイントスケジューリングSS及びシングルスケジューリングSSのうちの少なくとも一つを含む。その中で、他のSSは、セカンダリセルがセルフスケジューリングするSSと他のセカンダリセルをスケジューリングするSSのうちの少なくとも一つを含む。
【0209】
可能な一実現形態では、上記第1配置情報は、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、プライマリーセルのSSのブラインド検出数、セカンダリセルのSSのブラインド検出数、セカンダリセルがセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルが他のセカンダリセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルがプライマリーセル以外の他のセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、プライマリーセルのSSとセカンダリセルのSSのジョイントブラインド検出数、スケジューリングセルのSSのブラインド検出数、ジョイントスケジューリングSSのブラインド検出数、シングルスケジューリングSSのブラインド検出数、及びジョイントスケジューリングSSのスケジュールドセルに対応するブラインド検出数のうちの少なくとも一つを含む。
【0210】
可能な一実現形態では、上記第1配置情報によって指示される第1目標SSのブラインド検出数は、第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数がUEの最大ブラインド検出数以下であること、及び第1目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数がUEのジョイント最大ブラインド検出数以下であることのうちの少なくとも一つを満たす。
【0211】
可能な一実現形態では、任意の単位時点において、第2目標SSが1つのSSである。
【0212】
可能な一実現形態では、UEの最大ブラインド検出数は、UEのプライマリーセルのセルフスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数X、UEにおけるセカンダリセルによるプライマリーセルのスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数Y、UEがプライマリーセルでサポートする最大ブラインド検出数P、UEがセカンダリセルでサポートする最大ブラインド検出数S、UEのセカンダリセルのセルフスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数F、UEにおけるセカンダリセルによる他のセカンダリセルのスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数O、UEにおけるセカンダリセルによるプライマリーセル以外の他のセルのスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数N、及びUEがプライマリーセルとセカンダリセルでサポートするジョイント最大ブラインド検出数Tのうちの少なくとも一つを含み、ただし、X、Y、P、S、F、O、Nがいずれも自然数である。
【0213】
可能な一実現形態では、第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数がUEの最大ブラインド検出数以下であることは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数がX以下であること、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数がY以下であること、及び他のSSのブラインド検出数がS以下であることのうちの少なくとも一つを含む。
【0214】
可能な一実現形態では、第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数がUEの最大ブラインド検出数以下であることは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数がX以下であること、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数がY以下であること、及びプライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数がP以下であることのうちの少なくとも一つを含む。
【0215】
可能な一実現形態では、第1目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数がUEのジョイント最大ブラインド検出数以下であり、又は、第2目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数がUEのジョイント最大ブラインド検出数以下であることは、第3目標SSのブラインド検出数が第1数値以下であること、第3目標SSのブラインド検出数がP以下であること、及び第4目標SSのブラインド検出数がS以下であることのうちの少なくとも一つを含み、第3目標SSはプライマリーセルでセルフスケジューリングするSSとセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSとを含み、第1数値がXとYとの和であり、第4目標SSはセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSと他のSSとを含む。
【0216】
可能な一実現形態では、UEの最大ブラインド検出数は、UEのスケジューリングセルの最大ブラインド検出数I、UEのジョイントスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数J、UEのシングルスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数K、及びUEのM個のセルのうちのスケジュールドセルに対応する最大ブラインド検出数Jiのうちの少なくとも一つを含み、ただし、i=0、1、…、M-1であり、M個のセルがジョイントスケジューリングされる複数のセルのうちのセルであり、Mが正の整数であり、JとJiがいずれも自然数である。
【0217】
可能な一実現形態では、第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数がUEの最大ブラインド検出数以下であることは、ジョイントスケジューリングSSのブラインド検出数がJ以下であること、及びジョイントスケジューリングSSのスケジュールドセルに対応するブラインド検出数がJi以下であることのうちの少なくとも一つを含む。
【0218】
可能な一実現形態では、第1目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数がUEのジョイント最大ブラインド検出数以下であることは、第3目標SSのブラインド検出数が第1数値以下であること、第3目標SSのブラインド検出数がP以下であること、第4目標SSのブラインド検出数がS以下であること、及び第5目標SSのブラインド検出数がI以下であることのうちの少なくとも一つを含む。その中で、第3目標SSはプライマリーセルでセルフスケジューリングするSSとセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSとを含み、第1数値がXとYとの和であり、第4目標SSはセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSと他のSSとを含み、第5目標SSはジョイントスケジューリングSSとシングルスケジューリングSSとを含み、Iが自然数である。
【0219】
可能な一実現形態では、
図11を基に
図12に示すように、本発明の実施例に係るネットワーク機器は更に受信モジュール82を備えてもよい。受信モジュール82はUEが送信した第1情報を受信するためのものであり、この第1情報はUEの最大ブラインド検出数を指示するためのものである。
【0220】
可能な一実現形態では、上記送信モジュール81は更に、UEに第2配置情報を送信するためのものであり、この第2配置情報はUEに最大ブラインド検出数を配置するためのものである。
【0221】
可能な一実現形態では、上記ブラインド検出リソース割当情報は、第1目標SSの優先順位情報、第1目標SSの加重値及び第1目標SSの目標超過数のうちの少なくとも一つを含み、目標超過数はUEの最大ブラインド検出数に対する第1目標SSのブラインド検出数の超過数である。
【0222】
可能な一実現形態では、第1目標SSの加重値及び/又は目標超過数は、関連するセルタイプ、関連するセル数、関連するSCS、関連するSSのタイプ、関連するSSの時間領域リソース、関連するSSの周波数領域リソース、関連するSSの周期、関連するDCIフォーマット、UEの最大ブラインド検出数、ブラインド検出超過総数、及びパラメータ配置のうちの少なくとも一つによって決定される。
【0223】
可能な一実現形態では、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSS及び/又はジョイントスケジューリングSSは、プリセットセルタイプ、プリセットセル数、プリセットSCS、プリセット周期、プリセットDCIフォーマット、プリセットDCIタイプ、プリセットアグリゲーションレベル、プリセット時間領域長さ、プリセット時間領域位置、プリセット周波数領域位置、及びプリセット識別子のうちの少なくとも一つに関連する。
【0224】
可能な一実現形態では、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのダウンリンク制御チャネルは、第1プリセットセルタイプ、第1プリセットセル数、第1プリセットSCS、第1プリセット周期、第1プリセットDCIフォーマット、第1プリセットDCIタイプ、第1プリセットアグリゲーションレベル、第1プリセット時間領域長さ、第1プリセット時間領域位置、第1プリセット周波数領域位置、及び第1プリセット識別子のうちの少なくとも一つに対応する。
【0225】
可能な一実現形態では、少なくとも2つのセルをスケジューリングするSSのダウンリンク制御チャネルは、第2プリセットセルタイプ、第2プリセットセル数、第2プリセットSCS、第2プリセット周期、第2プリセットDCIフォーマット、第2プリセットDCIタイプ、第2プリセットアグリゲーションレベル、第2プリセット時間領域長さ、第2プリセット時間領域位置、第2プリセット周波数領域位置、及び第2プリセット識別子のうちの少なくとも一つに対応する。
【0226】
本発明の実施例に係るネットワーク機器は上記方法実施例においてネットワーク機器が実現する各工程を実現でき、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0227】
本発明の実施例はネットワーク機器を提供し、ネットワーク機器はUEに目標情報を送信でき、これによって、UEは、CAの場合又はセカンダリセルでプライマリーセルをスケジューリングする場合に、直接第1配置情報及び/又はブラインド検出リソース割当情報により、第1目標SSからUEがモニタリングするSSの実際ブラインド検出数を決定して、これらのブラインド検出数のSSのモニタリングを実現することができ、複数のDCIによってスケジューリングするか、又はプライマリーセルをスケジューリングする一部のDCIがセカンダリセルで送信されることがないので、SSのモニタリング過程でマルチUEブロッキングが発生することを回避でき、UEの通信能力を高めることができる。
【0228】
図13は本発明の実施例に係るUEのハードウェア模式図を示す。
図13に示すように、このUE 110は、無線周波ユニット111、ネットワークモジュール112、オーディオ出力ユニット113、入力ユニット114、センサ115、表示ユニット116、ユーザ入力ユニット117、インタフェースユニット118、メモリ119、プロセッサ120及び電源121等の部材を含むが、それらに限定されない。
【0229】
当業者であれば、
図13に示すUEの構造はUEを限定するものではなく、UEは
図13より多く又はより少ない部材、又は一部の部材の組合せ、又は異なる部材配置を含んでもよいことが理解可能である。例として、本発明の実施例において、UEは、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、携帯情報端末、車載端末、ウェアラブル機器、及び万歩計(登録商標)等を含むが、それらに限定されない。
【0230】
その中で、プロセッサ120は、目標情報を取得し、この目標情報により、第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングするためのものである。その中で、目標情報は第1目標SSの配置情報と第1目標SSのブラインド検出リソース割当情報のうちの少なくとも一つを含み、配置情報は第1目標SSのブラインド検出数を指示するためのものであり、ブラインド検出リソース割当情報は第1目標SS中のSSにブラインド検出数を割り当てるためのものであり、ブラインド検出数はダウンリンク制御チャネル候補数とチャネル推定数のうちの少なくとも一つを含む。
【0231】
本発明の実施例はUEを提供し、CAの場合又はセカンダリセルでプライマリーセルをスケジューリングする場合に、UEは、直接配置情報及び/又はブラインド検出リソース割当情報により、第1目標SSからUEがモニタリングするSSの実際ブラインド検出数を決定して、これらのブラインド検出数のSSのモニタリングを実現することができ、複数のDCIによってスケジューリングするか、又はプライマリーセルをスケジューリングする一部のDCIがセカンダリセルで送信されることがないので、SSのモニタリング過程でマルチUEブロッキングが発生することを回避でき、UEの通信能力を高めることができる。
【0232】
なお、本発明の実施例において、高周波ユニット111は、情報の受送信又は通話プロセスでの信号の受送信に用いることができることを理解すべきであり、具体的には、基地局からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ120で処理し、また、アップリンクのデータを基地局に送信する。通常、高周波ユニット111は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、受送信機、カプラー、低騒音増幅器、デュプレクサ等を含むが、それらに限定されない。また、高周波ユニット111は、無線通信システムを介してネットワーク及び他の機器と通信することもできる。
【0233】
UEはネットワークモジュール112によって、例えば、電子メールの受送信、ウェブページの閲覧及びストリーミングメディアへのアクセスなどを助けるように、無線ブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供する。
【0234】
オーディオ出力ユニット113は、高周波ユニット111又はネットワークモジュール112が受信した又はメモリ119に記憶されているオーディオデータをオーディオ信号に変換して音声として出力することができる。且つ、オーディオ出力ユニット113は、UE 110が実行する特定の機能に関するオーディオ出力(例えば、コール信号受信音、メッセージ受信音等)を提供することもできる。オーディオ出力ユニット113は、スピーカ、ブザー及び受話器等を含む。
【0235】
入力ユニット114は、オーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット114は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードで画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)が取得したスチル画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit,GPU)1141、及びマイクロフォン1142を含んでもよい。処理された画像フレームは、表示ユニット116に表示することができる。グラフィックスプロセッシングユニット1141で処理された画像フレームは、メモリ119(又は他の記憶媒体)に記憶するか、又は高周波ユニット111もしくはネットワークモジュール112によって送信することができる。マイクロフォン1142は、音声を受信することができ、且つこのような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話通話モードで、高周波ユニット111によって移動通信基地局に送信可能なフォーマットに変換して出力することができる。
【0236】
UE 110は光センサ、運動センサ及び他のセンサのような少なくとも1つのセンサ115をさらに含む。具体的には、光センサは、環境光の明暗に応じて表示パネル1161の輝度を調整することができる環境光センサと、UE 110が耳元に移動された時、表示パネル1161及び/又はバックライトを消すことができる近接センサと、を含む。運動センサの1つとして、加速度計センサは、各方向(一般的には、三軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時に、重力の大きさ及び方向を検出することができ、UEの姿勢(例えば、画面の横縦の切り替え、関連するゲーム、磁力計姿勢校正)の認識、振動認識関連機能(例えば、万歩計(登録商標)、タップ)等に用いることができる。センサ115は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサ等をさらに含んでもよく、ここでは説明を省略する。
【0237】
表示ユニット116は、ユーザが入力した情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット116は表示パネル1161を含んでもよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display,LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode,OLED)等の形態で表示パネル1161を構成することができる。
【0238】
ユーザ入力ユニット117は、入力される数字又は文字情報の受信、及びUEでのユーザ設定及び機能制御に関するキー信号入力の生成に用いることができる。具体的には、ユーザ入力ユニット117は、タッチパネル1171及び他の入力機器1172を含む。タッチパネル1171はタッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザのタッチ操作(例えば、ユーザが指、スタイラス等、あらゆる適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル1171上又はタッチパネル1171付近で行う操作)を検出可能であり、タッチ検出装置及びタッチコントローラとの2つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出すると共に、タッチ操作による信号を検出し、タッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してプロセッサ120に送信し、そして、プロセッサ120から送信された命令を受信して実行する。また、タッチパネル1171は、抵抗式、容量式、赤外線及び表面弾性波等の様々な形態で実現することができる。タッチパネル1171に加え、ユーザ入力ユニット117は他の入力機器1172をさらに含んでもよい。具体的には、他の入力機器1172は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限定されず、ここでは説明を省略する。
【0239】
さらに、タッチパネル1171は、表示パネル1161を被覆してもよく、タッチパネル1171はその上又は付近でのタッチ操作を検出すると、それをプロセッサ120に伝送してタッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ120は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル1161で対応する視覚出力を提供する。
図13において、タッチパネル1171と表示パネル1161は、2つの独立した部材としてUEの入力と出力機能を実現するが、何らかの実施例では、UEの入力と出力機能を実現するように、タッチパネル1171と表示パネル1161を統合してもよく、ここでは具体的に限定しない。
【0240】
インタフェースユニット118は、外部装置とUE 110を接続するインタフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドホンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、認識モジュールを備える装置を接続するためのポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポート等を含んでもよい。インタフェースユニット118は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力等)を受信し、受信された入力をUE 110内の1つ又は複数の部材に伝送するか、又はUE 110と外部装置の間でデータを伝送するために用いることができる。
【0241】
メモリ119は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いることができる。メモリ119は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等を記憶可能なプログラム記憶領域と、携帯電話の使用に応じて作成されたデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳等)等を記憶可能なデータ記憶領域と、を主に含んでもよい。また、メモリ119は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性ソリッドステート記憶デバイスをさらに含んでもよい。
【0242】
プロセッサ120は、UEの制御センタであり、様々なインタフェース及び回線によりUE全体の各部分を接続するものであり、メモリ119内に記憶されているソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを動作させ又は実行し、及びメモリ119内に記憶されているデータを呼び出すことで、UEの様々な機能及びデータ処理を実行し、それにより、UEを全体的に監視する。プロセッサ120は、1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよく、選択可能に、プロセッサ120に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーション等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、無線通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ120に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0243】
UE 110は各部材に給電する電源121(例えば、電池)をさらに含んでもよく、選択可能に、電源121は、電源管理システムによってプロセッサ120に論理的に接続し、さらに電源管理システムによって充放電の管理、及び電力消費管理等の機能を実現することができる。
【0244】
なお、UE 110はいくつかの示されていない機能モジュールを含み、ここで詳細な説明を省略する。
【0245】
選択可能に、本発明の実施例は、更に、
図13に示すプロセッサ120と、メモリ119と、メモリ119に記憶され且つ前記プロセッサ120において実行可能なコンピュータプログラムとを備えるUEであって、このコンピュータプログラムがプロセッサ120により実行されると、上記方法実施例の各工程を実現し、且つ同じ技術的効果を達成できるUEを提供し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0246】
本発明の実施例は、更に、コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、このコンピュータプログラムが
図13に示すプロセッサ120により実行されると、上記方法実施例の各工程を実現し、且つ同じ技術的効果を達成できるコンピュータ可読記憶媒体を提供し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。その中で、前記のコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスクまたは光ディスク等である。
【0247】
図14は本発明の実施例に係るネットワーク機器のハードウェア模式図を示す。
図14に示すように、このネットワーク機器130は、プロセッサ131、送受信機132、メモリ133、ユーザインタフェース134及びバスインタフェース135を備える。
【0248】
送受信機132は、UEに目標情報を送信するためのものである。その中で、この目標情報は第1目標SSの第1配置情報と第1目標SSのブラインド検出リソース割当情報のうちの少なくとも一つを含み、第1配置情報は第1目標SSのブラインド検出数を指示するためのものであり、ブラインド検出リソース割当情報は第1目標SS中のSSにブラインド検出数を割り当てるためのものであり、ブラインド検出数はダウンリンク制御チャネル候補数とチャネル推定数のうちの少なくとも一つを含み、目標情報はUEが第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングするためのものである。
【0249】
本発明の実施例はネットワーク機器を提供し、ネットワーク機器はUEに目標情報を送信でき、これによって、UEは、CAの場合又はセカンダリセルでプライマリーセルをスケジューリングする場合に、直接第1配置情報及び/又はブラインド検出リソース割当情報により、第1目標SSからUEがモニタリングするSSの実際ブラインド検出数を決定して、これらのブラインド検出数のSSのモニタリングを実現することができ、複数のDCIによってスケジューリングするか、又はプライマリーセルをスケジューリングする一部のDCIがセカンダリセルで送信されることがないので、SSのモニタリング過程でマルチUEブロッキングが発生することを回避でき、UEの通信能力を高めることができる。
【0250】
その中で、プロセッサ131はバスアーキテクチャの管理と通常の処理を担当でき、プロセッサ131はメモリ133におけるプログラムを読み取って実行して、処理機能及びネットワーク機器130の制御を実現することに利用できる。メモリ133はプロセッサ131が操作を実行する時に使用するデータを記憶できる。プロセッサ131とメモリ133は一体に統合されてもよいし、独立して設置されてもよい。
【0251】
本発明の実施例では、ネットワーク機器130は更に、メモリ133に記憶され且つプロセッサ131において実行可能なコンピュータプログラムを備えてもよく、このコンピュータプログラムがプロセッサ131により実行されると、本発明の実施例に係る方法のステップを実現する。
【0252】
図14において、バスアーキテクチャは相互に接続されている任意数のバス及びブリッジを含んでもよく、具体的にはプロセッサ131を代表とした1つ又は複数のプロセッサ及びメモリ133を代表としたメモリの様々な回路によって一体に接続する。バスアーキテクチャはさらに、周辺機器、電圧レギュレータ及び電力管理回路等のような様々な他の回路を一体に接続することができ、これらはいずれも本分野に周知のことであるため、本発明の実施例ではさらに説明しない。バスインタフェース135はインタフェースを提供する。送受信機132は、送信機及び受信機を含む複数の部材であってもよく、伝送媒体で様々な他の装置と通信するためのユニットを提供する。UEによっては、ユーザインタフェース134は必要なデバイスを外部接続又は内部接続できるインタフェースであってもよく、接続デバイスは、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、操作レバー等を含むが、それらに限定されない。
【0253】
本発明の実施例は、更に、コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、このコンピュータプログラムが
図14に示すプロセッサ131により実行されると、上記方法実施例の各工程を実現し、且つ同じ技術的効果を達成できるコンピュータ可読記憶媒体を提供し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。その中で、前記のコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、ROM、RAM、磁気ディスクまたは光ディスク等である。
【0254】
説明すべきことは、本発明の実施例において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は、非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「1つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。
【0255】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本願の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器等であってもよい)に本願の各実施例に記載の方法を実行させる複数の命令を含む。
【0256】
以上、図面を参照しながら本願の実施例を説明したが、本願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本願の示唆をもとに、当業者が本願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本願の保護範囲に属するものとする。
上述の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限定されない。
[付記1]
ユーザ機器UEに適用されるサーチスペースSSのモニタリング方法であって、
目標情報を取得するステップであって、前記目標情報は第1目標SSの配置情報と前記第1目標SSのブラインド検出リソース割当情報のうちの少なくとも一つを含み、前記配置情報は前記第1目標SSのブラインド検出数を指示するためのものであり、前記ブラインド検出リソース割当情報は前記第1目標SS中のSSにブラインド検出数を割り当てるためのものであり、前記ブラインド検出数はダウンリンク制御チャネル候補数とチャネル推定数のうちの少なくとも一つを含むステップと、
前記目標情報により、前記第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングするステップとを含む、サーチスペースSSのモニタリング方法。
[付記2]
前記第1目標SSは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSS、他のSS、ジョイントスケジューリングSS及びシングルスケジューリングSSのうちの少なくとも一つを含み、
前記他のSSは、セカンダリセルがセルフスケジューリングするSSと他のセカンダリセルをスケジューリングするSSのうちの少なくとも一つを含む、付記1に記載の方法。
[付記3]
前記配置情報は、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、プライマリーセルのSSのブラインド検出数、セカンダリセルのSSのブラインド検出数、セカンダリセルがセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルが他のセカンダリセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルがプライマリーセル以外の他のセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、プライマリーセルのSSとセカンダリセルのSSのジョイントブラインド検出数、スケジューリングセルのSSのブラインド検出数、ジョイントスケジューリングSSのブラインド検出数、シングルスケジューリングSSのブラインド検出数、及びジョイントスケジューリングSSのスケジュールドセルに対応するブラインド検出数のうちの少なくとも一つを含む、付記1に記載の方法。
[付記4]
前記配置情報によって指示される前記第1目標SSのブラインド検出数は、
前記第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数が前記UEの最大ブラインド検出数以下であること、及び
前記第1目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数が前記UEのジョイント最大ブラインド検出数以下であることのうちの少なくとも一つを満たす、付記1に記載の方法。
[付記5]
前記第2目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数は前記UEの最大ブラインド検出数以下であり、
及び/又は、
前記第2目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数は前記UEのジョイント最大ブラインド検出数以下である、付記1に記載の方法。
[付記6]
任意の単位時点において、前記第2目標SSが1つのSSである、付記1に記載の方法。
[付記7]
前記UEの最大ブラインド検出数は、前記UEのプライマリーセルのセルフスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数X、前記UEにおけるセカンダリセルによるプライマリーセルのスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数Y、前記UEがプライマリーセルでサポートする最大ブラインド検出数P、前記UEがセカンダリセルでサポートする最大ブラインド検出数S、前記UEのセカンダリセルのセルフスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数F、前記UEにおけるセカンダリセルによる他のセカンダリセルのスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数O、前記UEにおけるセカンダリセルによるプライマリーセル以外の他のセルのスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数N、及び前記UEがプライマリーセルとセカンダリセルでサポートするジョイント最大ブラインド検出数Tのうちの少なくとも一つを含み、ただし、X、Y、P、S、F、O、Nがいずれも自然数である、付記1~6のいずれか一項に記載の方法。
[付記8]
前記第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数が前記UEの最大ブラインド検出数以下であり、又は、前記第2目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数が前記UEの最大ブラインド検出数以下であることは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数がX以下であること、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数がY以下であること、及び他のSSのブラインド検出数がS以下であることのうちの少なくとも一つを含む、付記7に記載の方法。
[付記9]
前記第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数が前記UEの最大ブラインド検出数以下であり、又は、前記第2目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数が前記UEの最大ブラインド検出数以下であることは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数がX以下であること、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数がY以下であること、及びプライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数がP以下であることのうちの少なくとも一つを含む、付記7に記載の方法。
[付記10]
前記第1目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数が前記UEのジョイント最大ブラインド検出数以下であり、又は、前記第2目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数が前記UEのジョイント最大ブラインド検出数以下であることは、第3目標SSのブラインド検出数が第1数値以下であること、前記第3目標SSのブラインド検出数がP以下であること、及び第4目標SSのブラインド検出数がS以下であることのうちの少なくとも一つを含み、
前記第3目標SSは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSとセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSとを含み、前記第1数値がXとYとの和であり、前記第4目標SSは、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSと他のSSとを含む、付記7に記載の方法。
[付記11]
前記UEの最大ブラインド検出数は、前記UEのスケジューリングセルの最大ブラインド検出数I、前記UEのジョイントスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数J、前記UEのシングルスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数K、及び前記UEのM個のセルのうちのスケジュールドセルに対応する最大ブラインド検出数Jiのうちの少なくとも一つを含み、ただし、i=0、1、…、M-1であり、前記M個のセルがジョイントスケジューリングされる複数のセルのうちのセルであり、Mが正の整数であり、JとJiがいずれも自然数である、付記1~6のいずれか一項に記載の方法。
[付記12]
前記第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数が前記UEの最大ブラインド検出数以下であり、又は、前記第2目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数が前記UEの最大ブラインド検出数以下であることは、ジョイントスケジューリングSSのブラインド検出数がJ以下であること、及びジョイントスケジューリングSSのスケジュールドセルに対応するブラインド検出数がJi以下であることのうちの少なくとも一つを含む、付記11に記載の方法。
[付記13]
前記第1目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数が前記UEのジョイント最大ブラインド検出数以下であり、又は、前記第2目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数が前記UEのジョイント最大ブラインド検出数以下であることは、第5目標SSのブラインド検出数がI以下であることを含み、前記第5目標SSはジョイントスケジューリングSSとシングルスケジューリングSSとを含み、Iが自然数である、付記11に記載の方法。
[付記14]
ネットワーク機器に第1情報を送信するステップを更に含み、前記第1情報は前記UEの最大ブラインド検出数を指示するためのものである、
付記1に記載の方法。
[付記15]
前記UEの最大ブラインド検出数は、プロトコルで規定されるか、又は前記UEによって決定されるか、又はネットワーク機器によって配置される、付記1、4又は5に記載の方法。
[付記16]
前記ブラインド検出リソース割当情報は、前記第1目標SSの優先順位情報、前記第1目標SSの加重値及び前記第1目標SSの目標超過数のうちの少なくとも一つを含み、前記目標超過数は前記UEの最大ブラインド検出数に対する前記第1目標SSのブラインド検出数の超過数である、付記1に記載の方法。
[付記17]
前記目標情報により、前記第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングする前記ステップは、
前記第1目標SSの優先順位情報により、前記第1目標SSの優先順位に従って、前記第2目標SSにブラインド検出数を割り当て、前記第2目標SSをモニタリングするステップを含む、付記16に記載の方法。
[付記18]
プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高く、
及び/又は、
他のSS中の共通サーチスペースCSSの優先順位は前記他のSS中の前記UE固有のサーチスペースUSSの優先順位より高く、
及び/又は、
セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位は前記他のSSの優先順位より高いか又は低い、付記17に記載の方法。
[付記19]
プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のCSSの優先順位はプライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のUSSの優先順位より高く、且つプライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のUSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高く、
又は、
プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のCSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高く、且つセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位はプライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のUSSの優先順位より高く、
又は、
プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のCSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高い、付記18に記載の方法。
[付記20]
セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位は前記他のSS中のCSSの優先順位より高く、且つ前記他のSS中のCSSの優先順位は前記他のSS中のUSSの優先順位より高い、付記18に記載の方法。
[付記21]
前記他のSS中のCSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高く、且つセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位は前記他のSS中のUSSの優先順位より高く、
又は、
前記他のSS中のCSSの優先順位は前記他のSS中のUSSの優先順位より高く、且つ前記他のSS中のUSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高い、付記18に記載の方法。
[付記22]
前記第1目標SSの優先順位情報により、前記第1目標SSの優先順位に従って、前記第2目標SSにブラインド検出数を割り当て、前記第2目標SSをモニタリングする前記ステップは、
前記第1目標SSの優先順位情報により、前記第1目標SSの識別子順序に従って、前記第2目標SSにブラインド検出数を割り当て、前記第2目標SSをモニタリングするステップ、
及び/又は、
前記第1目標SSの優先順位情報により、前記第1目標SSに対応するセル識別子順序に従って、前記第2目標SSにブラインド検出数を割り当て、前記第2目標SSをモニタリングするステップ、
及び/又は、
優先的にプリセットダウンリンク制御情報DCIフォーマット又はプリセットDCIタイプに関連する前記第2目標SSにブラインド検出数を割り当て、前記第2目標SSをモニタリングするステップ、
及び/又は、
優先的にプリセットセルに関連する前記第2目標SSにブラインド検出数を割り当て、前記第2目標SSをモニタリングするステップを含む、付記17に記載の方法。
[付記23]
前記目標情報により、前記第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングする前記ステップは、
前記第1目標SSの加重値により、前記第1目標SS中の全てのSSにブラインド検出数を割り当て、前記第1目標SS中の全てのSSをモニタリングするステップを含む、付記16に記載の方法。
[付記24]
プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSの加重後のブラインド検出数とセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの加重後のブラインド検出数との和はP以下であり、
及び/又は、
セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの加重後のブラインド検出数と他のSS中のSSの加重後のブラインド検出数との和はS以下である、付記23に記載の方法。
[付記25]
スケジューリングセルのジョイントスケジューリングSSの加重後のブラインド検出数とスケジューリングセルのシングルスケジューリングSSの加重後のブラインド検出数との和は前記UEのスケジューリングセルの最大ブラインド検出数I以下である、付記23に記載の方法。
[付記26]
前記目標情報により、前記第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングする前記ステップは、
前記第1目標SSの目標超過数により、前記第1目標SS又は前記第1目標SSのうち超過数が存在するSSにブラインド検出数を割り当て、前記第1目標SS又は前記第1目標SSのうち超過数が存在するSSをモニタリングするステップを含む、付記16に記載の方法。
[付記27]
セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSに対応するブラインド検出数は、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSに配置されたブラインド検出数とセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSに対応するブラインド検出超過総数との差であり、
及び/又は、
プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数は、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSに配置されたブラインド検出数とプライマリーセルでセルフスケジューリングするSSに対応するブラインド検出超過総数との差であり、
及び/又は、
ジョイントSSのブラインド検出数は、ジョイントSSに配置されたブラインド検出数とジョイントSSに対応するブラインド検出超過総数との差である、付記26に記載の方法。
[付記28]
前記第1目標SSの優先順位情報は、ネットワーク機器によって配置されるか、又はプロトコルで規定されるか、又は前記UEによって決定され、
前記第1目標SSの加重値は、前記ネットワーク機器によって配置されるか、又はプロトコルで規定されるか、又は前記UEによって決定され、
前記目標超過数は、前記ネットワーク機器によって配置されるか、又はプロトコルで規定されるか、又は前記UEによって決定され、
前記第1目標SSの加重値及び/又は前記目標超過数は、関連するセルタイプ、関連するセル数、関連するサブキャリア間隔SCS、関連するSSのタイプ、関連するSSの時間領域リソース、関連するSSの周波数領域リソース、関連するSSの周期、関連するDCIフォーマット、前記UEの最大ブラインド検出数、ブラインド検出超過総数、及びパラメータ配置のうちの少なくとも一つによって決定される、付記16に記載の方法。
[付記29]
セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSS及び/又はジョイントスケジューリングSSは、プリセットセルタイプ、プリセットセル数、プリセットSCS、プリセット周期、プリセットDCIフォーマット、プリセットDCIタイプ、プリセットアグリゲーションレベル、プリセット時間領域長さ、プリセット時間領域位置、プリセット周波数領域位置、及びプリセット識別子のうちの少なくとも一つに関連する、付記2に記載の方法。
[付記30]
ネットワーク機器に適用されるサーチスペースSSのモニタリング方法であって、
ユーザ機器UEに目標情報を送信するステップを含み、
前記目標情報は第1目標SSの第1配置情報と前記第1目標SSのブラインド検出リソース割当情報のうちの少なくとも一つを含み、前記第1配置情報は前記第1目標SSのブラインド検出数を指示するためのものであり、前記ブラインド検出リソース割当情報は前記第1目標SS中のSSにブラインド検出数を割り当てるためのものであり、前記ブラインド検出数はダウンリンク制御チャネル候補数とチャネル推定数のうちの少なくとも一つを含み、前記目標情報は前記UEが前記第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングするためのものである、サーチスペースSSのモニタリング方法。
[付記31]
前記第1目標SSは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSS、他のSS、ジョイントスケジューリングSS及びシングルスケジューリングSSのうちの少なくとも一つを含み、
前記他のSSは、セカンダリセルがセルフスケジューリングするSSと他のセカンダリセルをスケジューリングするSSのうちの少なくとも一つを含む、付記30に記載の方法。
[付記32]
前記第1配置情報は、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、プライマリーセルのSSのブラインド検出数、セカンダリセルのSSのブラインド検出数、セカンダリセルがセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルが他のセカンダリセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルがプライマリーセル以外の他のセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、プライマリーセルのSSとセカンダリセルのSSのジョイントブラインド検出数、スケジューリングセルのSSのブラインド検出数、ジョイントスケジューリングSSのブラインド検出数、シングルスケジューリングSSのブラインド検出数、及びジョイントスケジューリングSSのスケジュールドセルに対応するブラインド検出数のうちの少なくとも一つを含む、付記30に記載の方法。
[付記33]
前記第1配置情報によって指示される前記第1目標SSのブラインド検出数は、
前記第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数が前記UEの最大ブラインド検出数以下であること、及び
前記第1目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数が前記UEのジョイント最大ブラインド検出数以下であることのうちの少なくとも一つを満たす、付記30に記載の方法。
[付記34]
前記UEが送信した第1情報を受信するステップを更に含み、前記第1情報は前記UEの最大ブラインド検出数を指示するためのものである、
付記30に記載の方法。
[付記35]
前記UEに第2配置情報を送信するステップを更に含み、前記第2配置情報は前記UEに最大ブラインド検出数を配置するためのものである、
付記30又は33に記載の方法。
[付記36]
前記ブラインド検出リソース割当情報は、前記第1目標SSの優先順位情報、前記第1目標SSの加重値及び前記第1目標SSの目標超過数のうちの少なくとも一つを含み、前記目標超過数は前記UEの最大ブラインド検出数に対する前記第1目標SSのブラインド検出数の超過数である、付記30に記載の方法。
[付記37]
目標情報を取得するための取得モジュールであって、前記目標情報は第1目標サーチスペースSSの配置情報と前記第1目標SSのブラインド検出リソース割当情報のうちの少なくとも一つを含み、前記配置情報は前記第1目標SSのブラインド検出数を指示するためのものであり、前記ブラインド検出リソース割当情報は前記第1目標SS中のSSにブラインド検出数を割り当てるためのものであり、前記ブラインド検出数はダウンリンク制御チャネル候補数とチャネル推定数のうちの少なくとも一つを含む取得モジュールと、
前記取得モジュールが取得した前記目標情報により、前記第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングするためのものであるモニタリングモジュールとを備える、ユーザ機器UE。
[付記38]
前記第1目標SSは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSS、他のSS、ジョイントスケジューリングSS及びシングルスケジューリングSSのうちの少なくとも一つを含み、
前記他のSSは、セカンダリセルがセルフスケジューリングするSSと他のセカンダリセルをスケジューリングするSSのうちの少なくとも一つを含む、付記37に記載のUE。
[付記39]
前記配置情報は、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、プライマリーセルのSSのブラインド検出数、セカンダリセルのSSのブラインド検出数、セカンダリセルがセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルが他のセカンダリセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルがプライマリーセル以外の他のセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、プライマリーセルのSSとセカンダリセルのSSのジョイントブラインド検出数、スケジューリングセルのSSのブラインド検出数、ジョイントスケジューリングSSのブラインド検出数、シングルスケジューリングSSのブラインド検出数、及びジョイントスケジューリングSSのスケジュールドセルに対応するブラインド検出数のうちの少なくとも一つを含む、付記37に記載のUE。
[付記40]
前記配置情報によって指示される前記第1目標SSのブラインド検出数は、
前記第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数が前記UEの最大ブラインド検出数以下であること、及び
前記第1目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数が前記UEのジョイント最大ブラインド検出数以下であることのうちの少なくとも一つを満たす、付記37に記載のUE。
[付記41]
前記第2目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数は前記UEの最大ブラインド検出数以下であり、
及び/又は、
前記第2目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数は前記UEのジョイント最大ブラインド検出数以下である、付記37に記載のUE。
[付記42]
任意の単位時点において、前記第2目標SSが1つのSSである、付記37に記載のUE。
[付記43]
前記UEの最大ブラインド検出数は、前記UEのプライマリーセルのセルフスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数X、前記UEにおけるセカンダリセルによるプライマリーセルのスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数Y、前記UEがプライマリーセルでサポートする最大ブラインド検出数P、前記UEがセカンダリセルでサポートする最大ブラインド検出数S、前記UEのセカンダリセルのセルフスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数F、前記UEにおけるセカンダリセルによる他のセカンダリセルのスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数O、前記UEにおけるセカンダリセルによるプライマリーセル以外の他のセルのスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数N、及び前記UEがプライマリーセルとセカンダリセルでサポートするジョイント最大ブラインド検出数Tのうちの少なくとも一つを含み、ただし、X、Y、P、S、F、O、Nがいずれも自然数である、付記37~42のいずれか一項に記載のUE。
[付記44]
前記第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数が前記UEの最大ブラインド検出数以下であり、又は、前記第2目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数が前記UEの最大ブラインド検出数以下であることは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数がX以下であること、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数がY以下であること、及び他のSSのブラインド検出数がS以下であることのうちの少なくとも一つを含む、付記43に記載のUE。
[付記45]
前記第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数が前記UEの最大ブラインド検出数以下であり、又は、前記第2目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数が前記UEの最大ブラインド検出数以下であることは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数がX以下であること、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数がY以下であること、及びプライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数がP以下であることのうちの少なくとも一つを含む、付記43に記載のUE。
[付記46]
前記第1目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数が前記UEのジョイント最大ブラインド検出数以下であり、又は、前記第2目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数が前記UEのジョイント最大ブラインド検出数以下であることは、第3目標SSのブラインド検出数が第1数値以下であること、前記第3目標SSのブラインド検出数がP以下であること、及び第4目標SSのブラインド検出数がS以下であることのうちの少なくとも一つを含み、
前記第3目標SSは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSとセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSとを含み、前記第1数値がXとYとの和であり、前記第4目標SSは、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSと他のSSとを含む、付記43に記載のUE。
[付記47]
前記UEの最大ブラインド検出数は、前記UEのスケジューリングセルの最大ブラインド検出数I、前記UEのジョイントスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数J、前記UEのシングルスケジューリングに対応する最大ブラインド検出数K、及び前記UEのM個のセルのうちのスケジュールドセルに対応する最大ブラインド検出数Jiのうちの少なくとも一つを含み、ただし、i=0、1、…、M-1であり、前記M個のセルがジョイントスケジューリングされる複数のセルのうちのセルであり、Mが正の整数であり、JとJiがいずれも自然数である、付記37~42のいずれか一項に記載のUE。
[付記48]
前記第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数が前記UEの最大ブラインド検出数以下であり、又は、前記第2目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数が前記UEの最大ブラインド検出数以下であることは、ジョイントスケジューリングSSのブラインド検出数がJ以下であること、及びジョイントスケジューリングSSのスケジュールドセルに対応するブラインド検出数がJi以下であることのうちの少なくとも一つを含む、付記47に記載のUE。
[付記49]
前記第1目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数が前記UEのジョイント最大ブラインド検出数以下であり、又は、前記第2目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数が前記UEのジョイント最大ブラインド検出数以下であることは、第5目標SSのブラインド検出数がI以下であることを含み、前記第5目標SSはジョイントスケジューリングSSとシングルスケジューリングSSとを含み、Iが自然数である、付記47に記載のUE。
[付記50]
ネットワーク機器に第1情報を送信するための送信モジュールを更に備え、前記第1情報は前記UEの最大ブラインド検出数を指示するためのものである、
付記37に記載のUE。
[付記51]
前記UEの最大ブラインド検出数は、プロトコルで規定されるか、又は前記UEによって決定されるか、又はネットワーク機器によって配置される、付記37、40又は41に記載のUE。
[付記52]
前記ブラインド検出リソース割当情報は、前記第1目標SSの優先順位情報、前記第1目標SSの加重値及び前記第1目標SSの目標超過数のうちの少なくとも一つを含み、前記目標超過数は前記UEの最大ブラインド検出数に対する前記第1目標SSのブラインド検出数の超過数である、付記37に記載のUE。
[付記53]
前記モニタリングモジュールは、具体的には、前記第1目標SSの優先順位情報により、前記第1目標SSの優先順位に従って、前記第2目標SSにブラインド検出数を割り当て、前記第2目標SSをモニタリングするためのものである、付記52に記載のUE。
[付記54]
プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高く、
及び/又は、
他のSS中の共通サーチスペースCSSの優先順位は前記他のSS中の前記UE固有のサーチスペースUSSの優先順位より高く、
及び/又は、
セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位は前記他のSSの優先順位より高いか又は低い、付記53に記載のUE。
[付記55]
プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のCSSの優先順位はプライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のUSSの優先順位より高く、且つプライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のUSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高く、
又は、
プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のCSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高く、且つセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位はプライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のUSSの優先順位より高く、
又は、
プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS中のCSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高い、付記54に記載のUE。
[付記56]
セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位は前記他のSS中のCSSの優先順位より高く、且つ前記他のSS中のCSSの優先順位は前記他のSS中のUSSの優先順位より高い、付記54に記載のUE。
[付記57]
前記他のSS中のCSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高く、且つセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位は前記他のSS中のUSSの優先順位より高く、
又は、
前記他のSS中のCSSの優先順位は前記他のSS中のUSSの優先順位より高く、且つ前記他のSS中のUSSの優先順位はセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの優先順位より高い、付記54に記載のUE。
[付記58]
前記モニタリングモジュールは、具体的には、
前記第1目標SSの優先順位情報により、前記第1目標SSの識別子順序に従って、前記第2目標SSにブラインド検出数を割り当て、前記第2目標SSをモニタリングし、
及び/又は、
前記第1目標SSの優先順位情報により、前記第1目標SSに対応するセル識別子順序に従って、前記第2目標SSにブラインド検出数を割り当て、前記第2目標SSをモニタリングし、
及び/又は、
優先的にプリセットダウンリンク制御情報DCIフォーマット又はプリセットDCIタイプに関連する前記第2目標SSにブラインド検出数を割り当て、前記第2目標SSをモニタリングし、
及び/又は、
優先的にプリセットセルに関連する前記第2目標SSにブラインド検出数を割り当て、前記第2目標SSをモニタリングするためのものである、付記53に記載のUE。
[付記59]
前記モニタリングモジュールは、具体的には、前記第1目標SSの加重値により、前記第1目標SS中の全てのSSにブラインド検出数を割り当て、前記第1目標SS中の全てのSSをモニタリングするためのものである、付記52に記載のUE。
[付記60]
プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSの加重後のブラインド検出数とセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの加重後のブラインド検出数との和はP以下であり、
及び/又は、
セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSの加重後のブラインド検出数と他のSS中のSSの加重後のブラインド検出数との和はS以下である、付記59に記載のUE。
[付記61]
スケジューリングセルのジョイントスケジューリングSSの加重後のブラインド検出数とスケジューリングセルのシングルスケジューリングSSの加重後のブラインド検出数との和は前記UEのスケジューリングセルの最大ブラインド検出数I以下である、付記59に記載のUE。
[付記62]
前記モニタリングモジュールは、具体的には、前記第1目標SSの目標超過数により、前記第1目標SS又は前記第1目標SSのうち超過数が存在するSSにブラインド検出数を割り当て、前記第1目標SS又は前記第1目標SSのうち超過数が存在するSSをモニタリングするためのものである、付記52に記載のUE。
[付記63]
セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSに対応するブラインド検出数は、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSに配置されたブラインド検出数とセカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSに対応するブラインド検出超過総数との差であり、
及び/又は、
プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数は、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSに配置されたブラインド検出数とプライマリーセルでセルフスケジューリングするSSに対応するブラインド検出超過総数との差であり、
及び/又は、
ジョイントSSのブラインド検出数は、ジョイントSSに配置されたブラインド検出数とジョイントSSに対応するブラインド検出超過総数との差である、付記62に記載のUE。
[付記64]
前記第1目標SSの優先順位情報は、ネットワーク機器によって配置されるか、又はプロトコルで規定されるか、又は前記UEによって決定され、
前記第1目標SSの加重値は、前記ネットワーク機器によって配置されるか、又はプロトコルで規定されるか、又は前記UEによって決定され、
前記目標超過数は、前記ネットワーク機器によって配置されるか、又はプロトコルで規定されるか、又は前記UEによって決定され、
前記第1目標SSの加重値及び/又は前記目標超過数は、関連するセルタイプ、関連するセル数、関連するサブキャリア間隔SCS、関連するSSのタイプ、関連するSSの時間領域リソース、関連するSSの周波数領域リソース、関連するSSの周期、関連するDCIフォーマット、前記UEの最大ブラインド検出数、ブラインド検出超過総数、及びパラメータ配置のうちの少なくとも一つによって決定される、付記52に記載のUE。
[付記65]
セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSS及び/又はジョイントスケジューリングSSは、プリセットセルタイプ、プリセットセル数、プリセットSCS、プリセット周期、プリセットDCIフォーマット、プリセットDCIタイプ、プリセットアグリゲーションレベル、プリセット時間領域長さ、プリセット時間領域位置、プリセット周波数領域位置、及びプリセット識別子のうちの少なくとも一つに関連する、付記38に記載のUE。
[付記66]
ユーザ機器UEに目標情報を送信するための送信モジュールを備えるネットワーク機器であって、
前記目標情報は第1目標サーチスペースSSの第1配置情報と前記第1目標SSのブラインド検出リソース割当情報のうちの少なくとも一つを含み、前記第1配置情報は前記第1目標SSのブラインド検出数を指示するためのものであり、前記ブラインド検出リソース割当情報は前記第1目標SS中のSSにブラインド検出数を割り当てるためのものであり、前記ブラインド検出数はダウンリンク制御チャネル候補数とチャネル推定数のうちの少なくとも一つを含み、前記目標情報は前記UEが前記第1目標SS中の第2目標SSをモニタリングするためのものである、ネットワーク機器。
[付記67]
前記第1目標SSは、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSS、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSS、他のSS、ジョイントスケジューリングSS及びシングルスケジューリングSSのうちの少なくとも一つを含み、
前記他のSSは、セカンダリセルがセルフスケジューリングするSSと他のセカンダリセルをスケジューリングするSSのうちの少なくとも一つを含む、付記66に記載のネットワーク機器。
[付記68]
前記第1配置情報は、プライマリーセルでセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルがプライマリーセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、プライマリーセルのSSのブラインド検出数、セカンダリセルのSSのブラインド検出数、セカンダリセルがセルフスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルが他のセカンダリセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、セカンダリセルがプライマリーセル以外の他のセルをスケジューリングするSSのブラインド検出数、プライマリーセルのSSとセカンダリセルのSSのジョイントブラインド検出数、スケジューリングセルのSSのブラインド検出数、ジョイントスケジューリングSSのブラインド検出数、シングルスケジューリングSSのブラインド検出数、及びジョイントスケジューリングSSのスケジュールドセルに対応するブラインド検出数のうちの少なくとも一つを含む、付記66に記載のネットワーク機器。
[付記69]
前記第1配置情報によって指示される前記第1目標SSのブラインド検出数は、
前記第1目標SSの中の少なくとも1つのSSのブラインド検出数が前記UEの最大ブラインド検出数以下であること、及び
前記第1目標SSの中の少なくとも2つのSSのジョイントブラインド検出数が前記UEのジョイント最大ブラインド検出数以下であることのうちの少なくとも一つを満たす、付記66に記載のネットワーク機器。
[付記70]
前記UEが送信した第1情報を受信するための受信モジュールを更に備え、前記第1情報は前記UEの最大ブラインド検出数を指示するためのものである、
付記66に記載のネットワーク機器。
[付記71]
前記送信モジュールは、更に、前記UEに第2配置情報を送信するためのものであり、前記第2配置情報は前記UEに最大ブラインド検出数を配置するためのものである、付記66又は69に記載のネットワーク機器。
[付記72]
前記ブラインド検出リソース割当情報は、前記第1目標SSの優先順位情報、前記第1目標SSの加重値及び前記第1目標SSの目標超過数のうちの少なくとも一つを含み、前記目標超過数は前記UEの最大ブラインド検出数に対する前記第1目標SSのブラインド検出数の超過数である、付記66に記載のネットワーク機器。
[付記73]
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて実行可能なコンピュータプログラムとを備えるユーザ機器UEであって、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサにより実行されると、付記1~29のいずれか一項に記載のサーチスペースSSのモニタリング方法のステップを実現する、ユーザ機器UE。
[付記74]
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて実行可能なコンピュータプログラムとを備えるネットワーク機器であって、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサにより実行されると、付記30~36のいずれか一項に記載のサーチスペースSSのモニタリング方法のステップを実現する、ネットワーク機器。
[付記75]
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、付記1~29のいずれか一項に記載のサーチスペースSSのモニタリング方法のステップ、又は付記30~36のいずれか一項に記載のSSのモニタリング方法のステップを実現する、コンピュータ可読記憶媒体。
[付記76]
少なくとも1つのプロセッサにより実行されることで、付記1~29のいずれか一項に記載のサーチスペースSSのモニタリング方法、又は付記30~36のいずれか一項に記載のSSのモニタリング方法を実現する、コンピュータプログラム製品。
[付記77]
付記1~29のいずれか一項に記載のサーチスペースSSのモニタリング方法を実行するように配置される、ユーザ機器UE。
[付記78]
付記30~36のいずれか一項に記載のサーチスペースSSのモニタリング方法を実行するように配置される、ネットワーク機器。