(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-12
(45)【発行日】2024-01-22
(54)【発明の名称】スイングスピード練習器具
(51)【国際特許分類】
A63B 69/36 20060101AFI20240115BHJP
【FI】
A63B69/36 501H
(21)【出願番号】P 2023012707
(22)【出願日】2023-01-31
【審査請求日】2023-01-31
(31)【優先権主張番号】10-2022-0047862
(32)【優先日】2022-04-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】521024271
【氏名又は名称】ワイティー カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】キム,ヨン テク
【審査官】田中 洋行
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-174735(JP,A)
【文献】特表2021-531916(JP,A)
【文献】特開2016-112395(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2013-0097130(KR,A)
【文献】米国特許出願公開第2005/0261070(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 69/00-69/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘッドユニットを備え、前記ヘッドユニットにおいてスイングスピードが設定可能なスイングスピード練習器具であって、
前記ヘッドユニットは、
円筒状のフレームの内部に収容空間を有し、長手方向に前記円筒状のフレームの内外部に貫通される調節溝を有するソケットと、
磁石と、
前記磁石の長手方向への位置調節のために前記磁石に結合し、前記調節溝を介して前記円筒状のフレームの外側に突出する調節ピンとを備え、前記収容空間に位置する磁石-ボディと、
前記調節溝を有する前記ソケットの円筒状のフレームの表面に位置し、前記調節ピンと結合するダイアルであって、前記ダイアルの回転につれて前記調節ピンの位置を前記調節溝を介して長手方向に調節するダイアルと、
を備える、スイングスピード練習器具。
【請求項2】
前記磁石-ボディは、前端の前記磁石に結合し、前記収容空間内において
長手方向に前端または後端に前後移動し、内部に前記調節ピンを固定するための固定溝を備える円筒状の磁石固定フレームをさらに備え、
前記ダイアルは、前記ソケットの円筒状のフレームに
向かって突出し、前記調節ピンを位置させて前記ダイアルの回転につれて前記磁石-ボディの長手方向の位置を設定する位置調節ガイドをさらに備え、
前記位置調節ガイドは、前記ダイアルの内側の内周面に長手方向に互いに異なる高さをもって前記調節ピンを位置させる、請求項1に記載のスイングスピード練習器具。
【請求項3】
前記ヘッドユニットは、
円筒状の移動空間を内部に備え、内部ねじ山を介して前記ソケットに結合するヘッドボディと、
前記移動空間内において長手方向に移動する移動フレームと、
前記移動フレームに対して復元力を与える弾性体と、
をさらに備える、請求項1に記載のスイングスピード練習器具。
【請求項4】
前記ヘッドユニットは、
前記ヘッドボディの固定孔に嵌入されて前記ソケットと前記ヘッドボディとの分離を防ぐ固定ピンをさらに備え、
前記ソケットは、
前記円筒状のフレームの表面に前記調節溝から前端へと
ねじ山の途切れなしに繋がり合う第1のねじ山と、
前記第1のねじ山から設計された距離に見合う分だけ離れる前端へと
ねじ山の途切れなしに繋がり合う第2のねじ山と、
を備え、
前記内部ねじ山と前記第1のねじ山及び第2のねじ山が噛合して前記ソケットと前記ヘッドボディとが結合して前記ヘッドユニットを構成し、
前記固定ピンは、前記ソケットと前記ヘッドボディとの結合に伴い位置する前記第1のねじ山と前記第2のねじ山との間の前記固定孔に嵌入される、請求項3に記載のスイングスピード練習器具。
【請求項5】
前記ダイアルは、内側の前記ソケットの円筒状のフレームに
向かって突出し、前記調節ピンに接触して前記ダイアルの回転につれて前記磁石-ボディの長手方向の位置を設定する位置調節ガイドをさらに備え、
前記ダイアルの回転につれて前記調節ピンの長手方向における位置を設定する前記位置調節ガイドは、前記ダイアルの内側の内周面において長手方向に互いに異なる高さを有する、請求項1に記載のスイングスピード練習器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スイングスピード練習器具に関するものであり、さらに詳しくは、スイングスピードの設定精度を高めることができ、スイングスピードの設定のために両方向に無限に回転可能なダイアルを有するスイングスピード練習器具に関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフは、コース上のゴルフボールをゴルフクラブにて打って小さな穴(ホールともカップとも言う)に入れて所要の打数に応じて勝敗が決まる運動である。好適なゴルフのスイング姿勢において、ゴルフボールに好適な位置において正確にインパクトで圧を加えなければ、ゴルフボールが遠くにかつ所望の方向に飛んでいくことができない。
【0003】
ゴルフのスイングは、アドレス(=構え)、バックスイング、ダウンスイング、インパクト及びフォロースイングの一連の連続した姿勢からなる。ゴルフのスイングは、バックスイング、ダウンスイング、インパクト及びフォロースイングに伴う(ゴルファー)とクラブの遠心力をしっかりと利用してはじめて、ゴルフクラブのスピードを高め、ゴルフボールに加えられるインパクト圧を高めることができる。インパクト個所における高いゴルフクラブのインパクト圧によりゴルフボールがさらに遠くに飛んでいく。
【0004】
ゴルフのスイングのスイングスピードの向上やインパクト速度の向上のために、ゴルフ練習器具が用いられる。ゴルファーは、ゴルフ練習器具を用いて、バックスイング、ダウンスイング、インパクト及びフォロースイングの速度を向上させたり、インパクト個所を認識したりすることができる。
【0005】
特許文献1のスイング練習装置は、スイング速度の向上とインパクト個所の認識が行える代表的な既存のゴルフ練習器具である。
図1の(a)は、既存のゴルフ練習器具の斜視図であり、(b)は、同分解斜視図である。同図から明らかなように、特許文献1のスイング練習装置(以下、「既存のゴルフ練習器具」と称する。)は、シャフト10と、グリップ11及びヘッドユニット20を備える。ヘッドユニット20は、スイングに際して重量感を与えるための第1の胴体21及び第2の胴体23を備える。
【0006】
ヘッドユニット20は、内部にマグネット311と、移動体237と、マグネットと移動体との間の間隔の調節のためのアジャストリング30及びアジャストナット40を備え、スイングスピードに伴う遠心力がマグネットと移動体との間の磁力よりも大きな場合、移動体がマグネットから分離されて先端の底面にぶつかって打撃音を生じさせる。
【0007】
ゴルファーは、アジャストナット40を回転させて、アジャストリング30の位置を上下に調節し、それにより、移動体とマグネットとの間の距離を調節する。既存のゴルフ練習器具は、アジャストナットを一方向に回転させて移動体とマグネットとの間の距離を縮め、アジャストナットの回転可能な最大の回転距離に伴い、移動体とマグネットとの間の距離は最小となる。なお、既存のゴルフ練習器具は、アジャストナットを反対の方向に回転させて移動体とマグネットとの間の距離を延ばすことができ、アジャストナットの回転可能な最大の回転距離に伴い、移動体とマグネットとの距離は最大となる。
【0008】
既存のゴルフ練習器具は、第1の胴体に二つのガイド壁間のスライド溝211Bが形成され、スライド溝にアジャストリングが突出して位置し、アジャストリングの外側ねじ山とアジャストナットの内側ねじ山とが噛合して、アジャストナットの正方向への回転につれてアジャストリングがスライド溝から前進して移動体との磁力が強くなり、逆方向への回転につれてアジャストリングがスライド溝から後進して移動体との磁力が弱くなるように構成される。
【0009】
ヘッドユニット20にアジャストナット40が組み込まれて、アジャストナットの回転につれてアジャストリング30の前後移動によりスピードを調節する既存のゴルフ練習器具は、内部の構造により様々な不都合が生じる。
【0010】
まず、第1の胴体と第2の胴体は、互いに対応するねじ山211A、231Aを有して、噛み合ってヘッドユニットの外形を形成する。製造(組み立て)に際して、第1の胴体と第2の胴体を固定し、分離を不可能にするために接着剤をねじ山に塗布するが、第1の胴体のスライド溝を介して接着剤が内部に流れ込んでしまう虞があるため、接着剤の塗布量をむやみに多量に増やすわけにはいかず、作業に際して注意などを払うことが求められ、内部の移動体などがスライド溝を介して接着剤に晒されて胴体にくっついてしまい、その結果、内外部の衝撃や操作により分離されてしまうなど色々な不良の原因となる。
【0011】
また、アジャストナットとアジャストリングは、配備されたねじ山331、41の噛合を通じた前後位置の調整により、インパクト瞬間の設定スイングスピードを調節することになる。アジャストナットとアジャストリングは、プラスチック材質のねじ山を備えることが通常であるため、プラスチックの公差、操作に伴う押潰などが生じて、スイングスピードの設定・調節の精度が低下するという現象が起きる。
【0012】
さらに、アジャストナットは、正方向にアジャストリングとのねじ山の噛合に伴う設計された最大の回転距離内において回転できるように、かつ、逆方向にも設計された最大の回転距離内において回転できるように実現される。既存のゴルフ練習器具に対する使用者の操作の未熟さなどにより、使用者は、最大の回転距離の限界にも拘わらず、アジャストナットを力で特定の方向にさらに回転させることができ、これにより、ヘッドユニットが分解(第1の胴体と第2の胴体とが分離)されてしまうという現象が起きる。
【0013】
以上述べたように、ヘッドユニットにおいてスイングスピードを操作する既存のゴルフ練習器具において引き起こされる様々な不都合を改善したり向上したり解消したりすることのできるスイングスピード練習器具が切望される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明は、上述した不都合を解消するために案出されたものであり、ダイアルを介してスイングスピードの設定精度を高めることのできるスイングスピード練習器具を提供するところにその目的がある。
【0016】
また、本発明は、正方向及び逆方向への無限回転を通じて設定可能なすべてのスイングスピードを調節可能なダイアルを備えて、使用者の操作の未熟さに起因して引き起こされる不良を払拭したり除去したりできるスイングスピード練習器具を提供するところにその目的がある。
【0017】
さらに、本発明は、スイングスピードの設定・調節のための既知のアジャストナットとアジャストリングの構造を取り除き、改善された構造を有する両方向の回転ダイアルを備えて、アジャストナットとアジャストリングの構造に起因して引き起こされる様々な不良の原因を除去したり改善したりできるスイングスピード練習器具を提供するところにその目的がある。
【0018】
本発明において解決しようとする技術的課題は、上述した技術的課題に何ら制限されるものではなく、未言及の他の技術的課題は、次の記載から本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者にとって明らかに理解できる筈である。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明の一態様により、ヘッドユニットを備え、ヘッドユニットにおいてスイングスピードが設定可能なスイングスピード練習器具は、スイングスピード練習器具のヘッドユニットが、円筒状のフレームの内部に収容空間を有し、長手方向に円筒状のフレームの内外部に貫通される調節溝を有するソケットと、磁石と、磁石の長手方向への位置調節のために磁石に結合し、調節溝を介して円筒状のフレームの外側に突出する調節ピンとを備え、収容空間に位置する磁石-ボディと、調節溝を有するソケットの円筒状のフレームの表面に位置し、調節ピンと結合するダイアルであって、ダイアルの回転につれて調節ピンの位置を調節溝を介して長手方向に調節するダイアルと、を備える。
【0020】
上記のスイングスピード練習器具において、磁石-ボディは、前端の磁石に結合し、収容空間内において前後移動し、内部に調節ピンを固定するための固定溝を備える円筒状の磁石固定フレームをさらに備え、ダイアルは、ソケットの円筒状のフレームに突出し、調節ピンを位置させてダイアルの回転につれて磁石-ボディの長手方向の位置を設定する位置調節ガイドをさらに備え、位置調節ガイドは、ダイアルの内側の内周面に長手方向に互いに異なる高さをもって調節ピンを位置させる。
【0021】
上記のスイングスピード練習器具において、ヘッドユニットは、円筒状の移動空間を内部に備え、内部ねじ山を介してソケットに結合するヘッドボディと、移動空間内において長手方向に移動する移動フレームと、移動フレームに対して復元力を与える弾性体と、をさらに備える。
【0022】
上記のスイングスピード練習器具において、ヘッドユニットは、ヘッドボディの固定孔に嵌入されてソケットとヘッドボディとの分離を防ぐ固定ピンをさらに備え、ソケットは、円筒状のフレームの表面に調節溝から前端へと繋がり合う第1のねじ山と、第1のねじ山から設計された距離に見合う分だけ離れる前端へと繋がり合う第2のねじ山と、を備え、内部ねじ山と第1のねじ山及び第2のねじ山が噛合してソケットとヘッドボディとが結合してヘッドユニットを構成し、固定ピンは、ソケットとヘッドボディとの結合に伴い位置する第1のねじ山と第2のねじ山との間の固定孔に嵌入される。
【0023】
上記のスイングスピード練習器具において、ダイアルは、内側のソケットの円筒状のフレームに突出し、調節ピンに接触してダイアルの回転につれて磁石-ボディの長手方向の位置を設定する位置調節ガイドをさらに備え、ダイアルの回転につれて調節ピンの長手方向における位置を設定する位置調節ガイドは、ダイアルの内側の内周面において長手方向に互いに異なる高さを有する。
【発明の効果】
【0024】
上記の如き本発明に係るスイングスピード練習器具は、ダイアルを介してスイングスピードの設定精度を高めることができるという効果がある。
【0025】
また、上記の如き本発明に係るスイングスピード練習器具は、正方向及び逆方向への無限回転を通じて設定可能なすべてのスイングスピードを調節可能なダイアルを備えて、使用者の操作の未熟さに起因して引き起こされる不良を除去したり低減したりすることができるという効果がある。
【0026】
さらに、上記の如き本発明に係るスイングスピード練習器具は、スイングスピードの設定・調節のための既知のアジャストナットとアジャストリングの構造を取り除き、改善された構造を有する両方向回転ダイアルを備えて、アジャストナットとアジャストリングの構造に起因して引き起こされる様々な不良の原因を除去したり改善したりすることができるという効果がある。
【0027】
本発明において得られる効果はは、上述した効果に何ら制限されるものではなく、未言及の他の効果は、次の記載から本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者にとって明らかに理解できる筈である。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【
図1】既存のゴルフ練習器具の斜視図と分解斜視図である。
【
図2】本発明に係るスイングスピード練習器具の例示的な外形を示す図である。
【
図3】ヘッドユニットの例示的な内部構成を示す図である。
【
図4】ダイアル及び磁石-ボディの立体形状とその結合構造を示すための例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
上述した目的、特徴及びメリットは、添付図面と結び付けて行われる以下の詳細な説明からなお一層明らかになる筈であり、それにより、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が本発明の技術的思想を容易に実施することができる筈である。なお、本発明を実施するに当たって、本発明と関わる公知の技術についての具体的な説明が本発明の要旨を余計に曖昧にする虞があると認められる場合にはその詳細な説明を省略する。
【0030】
図2は、本発明に係るスイングスピード練習器具10の例示的な外形を示す図である。
【0031】
図2を参照すると、ゴルフのスイングのスピードの向上などのために用いられるスイングスピード練習器具10は、グリップ900と、シャフト500及びヘッド(ヘッドユニット)100を備えてなる。ゴルファーは、柄であるグリップ900を手に握って、アドレス姿勢からバックスイング、ダウンスイング、インパクト及びフォロースイングへとつながるゴルフのスイングを本発明に係るスイングスピード練習器具10にて練習する。
【0032】
ゴルフのスイングは、アドレスから、バックスイング、ダウンスイング、インパクト及びフォロースイングへの一連の連続した姿勢からなり、本発明に係るスイングスピード練習器具10は、スイングスピードの向上および/またはインパクト(打撃)個所の確認が可能なように構成される。
【0033】
スイングスピード練習器具10は、ヘッドユニット100の内部に磁石131と移動フレーム181とを備え、ゴルファーによるゴルフのスイングに伴う遠心力が移動フレーム181と磁石131との間の設定された距離に応じた磁力よりも強い(大きな)場合、移動フレーム181が磁石131から分離されてヘッドユニット100の底面177を打撃し、それにより、ゴルファーがインパクト時点を打撃音を通じて認識することができる。ヘッドユニット100の外形は、円筒状を呈してもよく、あるいは、
図2の例のような多角形を呈してもよい。
【0034】
本発明に係るスイングスピード練習器具10は、ヘッドユニット100内の移動フレーム181と磁石131との間の設定距離(に応じたスイングスピード)を調節するためのダイアル150をヘッドユニット100に備え、ダイアル150の回転につれて磁石131と移動フレーム181との間の距離が調節される。ダイアル150は、磁石131に結合し、ダイアル150の回転につれた位置の調節により磁石131から移動フレーム181までの距離を調節しかつ設定することができる。
【0035】
ここで、説明のしやすさのために、ゴルフスイング練習器具におけるヘッドユニット100の終端方向を「前端」または「前端側」と称し、グリップ900の末端方向を「後端」または「後端側」と称し、前端と後端とをつなぐ軸方向を「長手方向」と称する。
【0036】
スイングスピード練習器具10を利用するゴルファーは、ヘッドユニット100のダイアル150の目安となる目印を回転させて、ダイアル150に表示される特定の距離目盛に合わせて磁石131と移動フレーム181との間の距離(スイングスピード)を調節し、設定された磁力以上のスイングスピードに伴い打撃音を生じさせることができる。それにより、ゴルファーは、スイングスピードを向上させることができ、ゴルフのスイングにおける打撃音の発生につれたインパクト個所の確認を行うことができる。
【0037】
本発明に係るスイングスピード練習器具10は、既知のゴルフ練習器具と同様に、ダイアル150がヘッドヘッドユニット100に位置する。本発明に係るスイングスピード練習器具10のダイアル150は、既知のゴルフ練習器具とは異なり、両方向の正方向及び逆方向に無限に回転できるように構成される。
【0038】
すなわち、ダイアル150がゴルファーにより一方向(例えば、時計回り方向)に回転する場合、スイングスピード練習器具10は、例えば、最小のスイングスピード(磁石131と移動フレーム181との間の最大の距離)から最大のスイングスピード(磁石131と移動フレーム181との間の最小の距離)までの間において設定される距離に対応するスイングスピードに設定され、360°以上にダイアル150が回転し続けることにつれて、最小及び最大の間のスイングスピードの設定が繰り返し行われることができる。
【0039】
また、ダイアル150がゴルファーにより他方向(例えば、反時計回り方向)に回転する場合、スイングスピード練習器具10は、例えば、最大のスイングスピード(磁石131と移動フレーム181との間の最小の距離)から最小のスイングスピード(磁石131と移動フレーム181との間の最大の距離)までの間において設定される距離に対応するスイングスピードに設定され、360°以上にダイアル150が回転し続けることにつれて、最大及び最小の間のスイングスピードの設定が繰り返し行われることができる。
【0040】
このように、本発明に係るスイングスピード練習器具10は、ヘッドユニット100においてスイングスピードが設定可能であり、ヘッドユニット100においてスイングスピードを調節する既知のゴルフ練習器具とは異なり、どのような方向にもスイングスピードを最小から最大までの間において設定可能であり、ダイアル150の回転制限なしに、無限に回転できるように構成される。
【0041】
本発明に係るスイングスピード練習器具10は、ヘッドユニット100と、シャフト500及びグリップ900を備えるが、ねじ山、接着剤、ファスナーなどを用いて互いに結合して、本発明に係るスイングスピード練習器具10を構成する。スイングスピード練習器具10の外形の寸法(サイズ)は、設計例や変形例に応じて異なってくる可能性がある。組み立てられた例示的なスイングスピード練習器具10のヘッドユニット100は、長さが約12cmであり、幅(直径)が約3.5cmである外形を有し、全体的に長手方向に長い円筒状を呈する。ゴルファーは、グリップ900を手に握ってアドレス姿勢からの一連のスイングにてシャフト500に結合されるヘッドユニット100を回転させて、設定されたスイングスピードに伴う打撃音を認識し、インパクト(打撃)個所の確認が可能である。
【0042】
図3は、ヘッドユニット100の例示的な内部構成を示す図である。
【0043】
図3の(a)は、ヘッドユニット100を構成する部品の例示的な展開図であり、
図3の(b)は、構成部品の配置とその結合構造を示す例示的な内部断面図である。
【0044】
図3を参照して、ヘッドユニット100について述べると、ヘッドユニット100は、ヘッドユニット100の外部の形状(外形)を形成するソケット110と、ダイアル150及びヘッドボディ170を備える。ソケット110は、円筒状のフレーム111と、収容空間112と、調節溝113と、三つのねじ山114、115、117及びピン孔116を備える。一つのねじ山117(以下、「第3のねじ山」と称する。)は、ソケット110の後端の内部に形成され、第3のねじ山117は、シャフト500の対応するねじ山と噛み合ってソケット110またはヘッドユニット100がシャフト500に結合する。
【0045】
長手方向に第3のねじ山117の前端の幅方向に外側にピン孔116が位置し、ピン孔116の前端に長手方向に形成される調節溝113が位置する。調節溝113は、円筒状のフレーム111の内側(内周面)と外側(外周面)の幅方向に貫通するように構成され、調節溝113の長手方向の長さは、磁石131の位置の調節のための前後の最大の設計距離(最大のスピードと最小のスピードのための磁石131の移動距離)に基づいて設計される。例えば、調節溝113の長手方向の長さは、最大のスピードの設定から最小のスピードの設定までの間の磁石131の移動距離に以下において述べる調節ピン135の直径を加算し、一定のマージンを反映して設計される。調節溝113の幅は、調節ピン135の直径に一定のマージンをさらに加算して設計される。
【0046】
調節溝113から前端側に、ソケット110は、円筒状のフレーム111の外側の表面に一つのねじ山(以下、「第1のねじ山」と称する。)を有し、前端側に、第1のねじ山114から設計された距離(
図3の(a)における「d」参照)に見合う分だけ離れる位置に別のねじ山(以下、「第2のねじ山」と称する。)を円筒状のフレーム111の外側の表面に有する。第1のねじ山114と第2のねじ山115のそれぞれは、円筒状の表面に沿って繋がり合って、ヘッドボディ170の対応するねじ山と結合することができる。ソケット110は、アルミニウムなどの金属材質から作製されてもよい。
【0047】
少なくとも、第1のねじ山114は、位置する円筒状のフレーム111の外側の表面が、既知のゴルフ練習器具とは異なり、切り開かれずに一つの連なったねじ山を構成する。なお、第2のねじ山115もまた、位置する円筒状のフレーム111の外側の表面が既知のゴルフ練習器具とは異なり、切開されずに一つのつながったねじ山を構成する。
【0048】
ヘッドボディ170は、内部に円筒状の移動空間171を備え、円筒状の移動空間171の内部に形成される内部ねじ山173を介してソケット110に結合することができる。ヘッドボディ170の内部ねじ山173と対応するソケット110の第1のねじ山114と第2のねじ山115は、噛み合ってヘッドユニット100の外形(
図3の(b)参照)を構成する。内部ねじ山173の長手方向の長さは、第1のねじ山114の長手方向の長さと、第2のねじ山115の長手方向の長さと、第1のねじ山114と第2のねじ山115との間の距離(
図3の(a)における「d」参照)との和に等しくてもよく、これよりもさらに大きくてもよい。
【0049】
ヘッドボディ170は、後端側の幅方向に突出する円筒状のリングの表面に固定孔175を備え、ヘッドボディ170とソケット110との結合後の第1のねじ山114と第2のねじ山115との間にヘッドボディ170の固定孔175が位置し、固定孔175に固定ピン191が嵌入されてもよい。ヘッドユニット100に組み込まれてヘッドボディ170の固定孔175に嵌入される固定ピン191は、鉄などの金属材質から作製されて、ヘッドユニット100の構成(組み立て)に際してのソケット110とヘッドボディ170との分離を防ぐ。固定ピン191と固定孔175は、ヘッドボディ170とソケット110との結合後に、第1のねじ山114と第2のねじ山115との間に好適に位置して嵌入される。ヘッドボディ170は、鉄などの金属材質から作製されてもよい。ヘッドボディ170は、
図3の例のように、円筒状の外観を有していてもよい。あるいは、ヘッドボディ170は、
図2の例のように、多角形(正六角形)の形状の外観を有していてもよい。
【0050】
このように、ヘッドボディ170の内部ねじ山173とソケット110の第1のねじ山114及び第2のねじ山115は、噛み合ってソケット110とヘッドボディ170とを結合し、それにより、ヘッドユニット100を構成する。ここで、ヘッドボディ170の内部ねじ山173は、移動空間171の内周面においてねじ山の途切れなしに繋がり合い、かつ、第1のねじ山114及び第2のねじ山115もまた、両方とも円筒状のフレーム111の外周面において途切れることなく繋がり合う。
【0051】
ヘッドボディ170とソケット110とのねじ山を介した結合に際して、内部ねじ山173と第1のねじ山114及び第2のねじ山115の噛合による固定の他に、内部ねじ山173と第1のねじ山114及び第2のねじ山115に接着剤を塗布してヘッドボディ170とソケット110とが互いに完全に固定されるようにしてもよい。既存のゴルフ練習器具とは異なり、ヘッドボディ170とソケット110のねじ山が円筒状のフレームの内周面と外周面に切開(切断)なしに形成されて、接着剤の漏出、漏れなどとそれに伴う不良の原因の提供なしにヘッドユニット100の外部の形状を形成することが可能である。
【0052】
ヘッドユニット100は、磁石-ボディ130とダイアル150をさらに備える。ソケット110の内部の円筒状のフレーム111内の収容空間112に位置し、長手方向に前後移動可能なように形成される磁石-ボディ130は、(円板状の)磁石131と、円筒状の磁石固定フレーム139及び調節ピン135を備える。
【0053】
磁石固定フレーム139は、前端の磁石131にねじなどを用いて結合し、一側面に調節ピン135を固定するための固定溝(
図3の(a)におけるa参照)を備える。調節ピン135の一方の端(一方の終端)は、固定溝に嵌入されて磁石固定フレーム139に結合し、他方の端(他方の終端)は、長手方向に長い調節溝113を介して円筒状のフレーム111の外側に突出する。
【0054】
磁石固定フレーム139は、金属材質またはプラスチック材質から作製され、調節ピン135もまた、金属製あるいはプラスチック製であってもよい。磁石131は、既知、あるいは今後知らされる磁石であって、例えば、希土類タイプ、ネオジウムタイプ、フェライトタイプの磁石であってもよい。磁石-ボディ130の幅方向の直径は、円筒状のフレーム111の内部の直径よりも小さいように構成され、ダイアル150と結合して円筒状のフレーム111内の収容空間112において長手方向に前端または後端に前後移動可能である。
【0055】
ヘッドユニット100は、ソケット110の収容空間112に位置する磁石-ボディ130と収容空間112の後端側との間に弾性体187(以下、「第2の弾性体」と称する。)をさらに備えて、磁石-ボディ130の前後移動に伴う衝撃を緩和し(緩和したり)、前後移動に伴う磁石-ボディ130(の調節ピン135)の設定位置を弾性により位置調節ガイド155に密着して固定する。第2の弾性体187は、金属材(鉄材)のバネであってもよい。
【0056】
磁石固定フレーム139は、円筒状の二重フレーム形状を呈し、後端フレームの直径が第2の弾性体187の外径よりも小さくて、後端フレームが第2の弾性体187の内部に嵌入され、磁石固定フレーム139の前端フレームの直径が第2の弾性体187の外径よりも大きいように構成される。なお、前端フレームの幅方向の直径は、円筒状のフレーム111の内部の直径よりも小さいように構成される。
【0057】
ダイアル150は、ソケット110の円筒状のフレーム111の表面に位置し、円筒状のフレーム111とは別途に、時計回り方向や反時計回り方向に回転し、回転につれて収容空間112内において磁石-ボディ130(具体的に、磁石-ボディ130の磁石131)の前後位置を調節する。
【0058】
ダイアル150は、円筒状のフレーム111の第1のねじ山114と第2のねじ山115の後端の調節溝113とピン孔116上の外周面に位置し、円筒状のフレーム111とは別途に(独立して)、一方向(例えば、時計回り方向)や他方向(例えば、反時計回り方向)に無限で回転可能なように構成される。ダイアル150は、円筒状のフレーム111の調節溝113の外部に突出する磁石-ボディ130の調節ピン135と結合する。ダイアル150は、回転につれて結合された調節ピン135の位置を調節溝113を介して(調節溝113内において)長手方向に前後に調節することができる。ダイアル150は、金属材質、または(好ましくは)プラスチック材質から作製されてもよい。
【0059】
ダイアル150及び磁石-ボディ130のより具体的な構成及び結合構造については、
図4に基づいて詳しく説明する。
【0060】
ヘッドユニット100は、ヘッドボディ170の移動空間171内に位置し、移動空間171内において長手方向に前後移動する移動フレーム181と、移動フレーム181に対して復元力を与える弾性体189(以下、「第3の弾性体」と称する)と、をさらに備える。
【0061】
第3の弾性体189は、金属材(鉄材)のバネであり、円筒状の移動フレーム181は、鉄材などの金属材から作製されてもよい。円筒状の移動フレーム181は、前端フレームと後端フレームとから構成され、前端フレームと後端フレームは、幅方向の直径が異なっていてもよい。後端フレームは、ソケット110の収容空間112と第3の弾性体189よりもさらに大きな直径を有して、第2のねじ山115の下の収容空間112の底面と前端側の第3の弾性体189に接するように構成され、前端フレームの直径は、第3の弾性体189の外径よりも小さくて、前端フレームが第3の弾性体189の内部に嵌入されることができる。
【0062】
ヘッドユニット100は、その他に、音ピン185と弾性体183(以下、「第1の弾性体」と称する。)とをさらに備える。第1の弾性体183は、ソケット110のピン孔116に嵌入され、第1の弾性体183上のピン孔116に音ピン185が嵌入される。音ピン185は、ダイアル150と結合して、ダイアル150の回転につれてその回転を認識可能な摩擦音を生じさせる。第1の弾性体183は、金属材からなるバネであってもよく、音ピン185は、金属材またはプラスチック材質のピンであってもよい。
【0063】
図3の(b)から明らかなように、移動フレーム181は、ソケット110の円筒状のフレーム111の底面により背面側への移動が制限され、磁石-ボディ130と移動フレーム181は、一定の距離(
図3の(b)におけるb参照)を有するように設定(スイングスピードの設定)される。調節ピン135を備える磁石-ボディ130は、ダイアル150の回転につれて調節溝113内において前後移動し、それにより、移動フレーム181間の距離が調節される。
【0064】
図4は、ダイアル150及び磁石-ボディ130の立体形状とその結合構造を示すための例示図である。
【0065】
図4の(a)は、ダイアル150の例示的な立体形状を示し、
図4の(b)は、磁石-ボディ130の立体形状を示し、
図4の(c)は、ダイアル150と磁石-ボディ130との結合構造を示す。
【0066】
図4に示すように、長手方向に前後が貫通される円筒状のダイアル150は、内周面の長手方向に後端側に多数の摩擦突起151と、内周面の長手方向に前端側に位置調節ガイド155と、を備える。内側に突出する摩擦突起151は、ダイアル150の長手方向に一定の高さを有し、ソケット110のピン孔116に嵌入される音ピン185と接触する。ダイアル150の回転につれて、音ピン185は回転方向と長手方向に回転し、摩擦突起151との接触により摩擦音を生じさせる。
【0067】
また、ダイアル150は、ダイアル150の内周面において結合されるとき、ソケット110の円筒状のフレーム111に一定の厚さ(
図4の(a)と(c)における「w」参照)に見合う分だけ突出し、突出面の上に調節ピン135を位置させ、ダイアル150の回転につれて磁石-ボディ130の長手方向の位置を設定する(ガイドする)位置調節ガイド155をさらに備える。位置調節ガイド155は、カムの形状を呈していてもよい。
【0068】
位置調節ガイド155は、ダイアル150の摩擦突起151に比べて前端側に位置し、ダイアル150の目安の内周面(
図4の(a)と(c)における 参照)から内部の円筒状のフレーム111に向かって一定の厚さに見合う分だけ突出して、突出した面の上にソケット110の調節溝113を介して突出する磁石-ボディ130の調節ピン135を載置する。磁石-ボディ130(の突出する調節ピン135)は、第2の弾性体187の力(復元力)により位置調節ガイド155に密着され、位置調節ガイド155の密着された現在の高さにおいて保持されることができる。
【0069】
図4の(b)に示すように構成される磁石-ボディ130の調節ピン135は、ソケット110の調節溝113を介してソケット110の外部に晒され、調節ピン135は、ダイアル150の位置調節ガイド155の内部に突出した表面の上に位置する。
【0070】
ダイアル150の回転につれて調節ピン135の長手方向における位置を設定する位置調節ガイド155は、ダイアル150の内側の内周面において長手方向に互いに異なる高さを有し、互いに異なる高さにおいてソケット110の円筒状のフレーム111の外部に突出する調節ピン135を位置させるように構成される。
【0071】
すなわち、ダイアル150の内部の表面から内側に向かって突出する位置調節ガイド155の調節ピン135が載置する(結合する)後端側の表面は、位置調節ガイド155の360°の個所ごとに互いに異なる高さを有し、ダイアル150の回転につれて互いに異なる高さにおいて調節ピン135を位置させかつ載置する。ダイアル150の回転につれて設定される高さの調節ピン135の位置に、磁石-ボディ130は、長手方向に前後移動し、磁石-ボディ130と移動フレーム181は、設定される間隔をあけて離れる(
図3の(b)におけるb参照)。
【0072】
図4の(c)は、磁石-ボディ130とダイアル150とが結合された構造を示すが、ダイアル150の回転につれて調節ピン135が位置調節ガイド155の特定の一ヵ所(
図4の(c)におけるc参照)に位置することにより、磁石-ボディ130と移動フレーム181との間の距離(間隔)は最大となり、別の一ヵ所(
図4の(c)におけるd参照)に位置することにより、磁石-ボディ130と移動フレーム181との間の距離(間隔)は最小となる。
【0073】
最大の間隔においてスイングスピード練習器具10に対して設定されるスイングスピードは最小(例えば、5m/Sec)となり、最小の間隔においてスイングスピード練習器具10に対して設定されるスイングスピードは最大(例えば、50m/Sec)となる。
【0074】
位置調節ガイド155は、表面の高さが必ずしも同一の傾斜をもって設計される必要はなく、ダイアル150の外側の表面に表示される速度設定の表示に伴い、互いに異なる傾斜を有するように、あるいは、曲線状を有するように実現されてもよい。
【0075】
本発明に係る位置調節ガイド155は、ダイアル150の内側において途切れることなく360°の全体の内周面に対して配設され、位置調節ガイド155の特定の個所(例えば、最大のスピード設定個所)から一つの回転方向(設定スピードの漸進的な減少方向、例えば、時計回り方向)への表面の傾斜と同一の特定の個所(または、隣接する特定の個所)において他の回転方向(最大のスピードから最小のスピードへの切り替わり、例えば、時計回り方向)への表面の傾斜は異なっていてもよい。例えば、他の方向側への表面傾斜が一方向への表面傾斜よりも大きいか、あるいは、傾斜の方向(長手方向における傾斜の方向)が反対または異なっていてもよい。
【0076】
少なくとも位置調節ガイド155の一ヵ所における表面の傾斜と他の一ヵ所における表面の傾斜は、互いに(傾斜方向が)異なり、ゴルファーの操作につれてダイアル150が360°回転して位置調節ガイド155の表面の傾斜に沿って磁石-ボディ130の調節ピン135が特定の高さに位置して載置されることができる。
【0077】
図3及び
図4の構成から明らかなように、本発明により構成されるスイングスピード練習器具10のヘッドユニット100のダイアル150は、スイングスピードの調節のために両方向に無限に回転できるように構成される。すなわち、スイングスピード練習器具10は、例えば、一方向に最大から最小のスピードに繰り返し(無限に)設定することができ、反対の方向に最小から最大のスピードに繰り返し設定することができる。
【0078】
本発明のスイングスピード練習器具10は、ダイアル150の位置調節ガイド155と磁石-ボディ130の調節ピン135との間の位置の調節を行うことで、高い精度にてスピードの設定が可能である。なお、スイングスピード練習器具10は、両方向に無限に回転可能なダイアル150を備えて、既存のダイアル150の正方向や逆方向の操作の未熟さと操作エラーに伴う各種の不良の原因などを取り除くことができる。
【0079】
以上において述べた本発明は、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者にとって、本発明の技術的な思想を逸脱しない範囲内において、種々の置換、変形及び変形が行われることが可能であるため、前述した実施形態及び添付図面により何ら限定されるものではない。
【符号の説明】
【0080】
10 スイングスピード練習器具
100 ヘッドユニット
110 ソケット
111 円筒状のフレーム
112 収容空間
113 調節溝
114 第1のねじ山
115 第2のねじ山
116 ピン孔
117 第3のねじ山
130 磁石-ボディ
131 磁石
135 調節ピン
139 磁石固定フレーム
150 ダイアル
151 摩擦突起
155 位置調節ガイド
170 ヘッドボディ
171 移動空間
173 内部ねじ山
175 固定孔
177 底面
181 移動フレーム
183 第1の弾性体
185 音ピン
187 第2の弾性体
189 第3の弾性体
191 固定ピン
500 シャフト
900 グリップ