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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-12
(45)【発行日】2024-01-22
(54)【発明の名称】アップリンク電力制御構成
(51)【国際特許分類】
   H04W 52/14 20090101AFI20240115BHJP
   H04W 52/10 20090101ALI20240115BHJP
   H04W 52/18 20090101ALI20240115BHJP
【FI】
H04W52/14
H04W52/10
H04W52/18
【請求項の数】 19
(21)【出願番号】P 2020540463
(86)(22)【出願日】2019-01-19
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-05-06
(86)【国際出願番号】 US2019014382
(87)【国際公開番号】W WO2019147510
(87)【国際公開日】2019-08-01
【審査請求日】2021-12-22
(31)【優先権主張番号】62/621,030
(32)【優先日】2018-01-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/252,177
(32)【優先日】2019-01-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】ナム、ウソク
(72)【発明者】
【氏名】ワン、シャオ・フェン
(72)【発明者】
【氏名】ルオ、タオ
【審査官】齋藤 浩兵
(56)【参考文献】
【文献】特表2021-515994(JP,A)
【文献】特表2021-503788(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0307643(US,A1)
【文献】OPPO,Text proposal for uplink power control[online],3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1801 R1-1800486,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1801/Docs/R1-1800486.zip>,2018年01月13日,(アップロード日)
【文献】LG Electronics,Discussion on UL power control for NR[online],3GPP TSG RAN WG1 #90b R1-1717983,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90b/Docs/R1-1717983.zip>,2017年10月13日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法であって、
第1のパラメータを取得することと、ここにおいて、前記第1のパラメータは、サウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)値を備える、
前記第1のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、第2のパラメータを取得することと、ここにおいて、前記第2のパラメータは、ダウンリンク基準信号インデックス値のインジケーションおよび電力制御プロセスのインジケーションを備える、
前記第1のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、第3のパラメータを取得することと、ここにおいて、前記第3のパラメータは、開ループ電力制御インデックスを備える、
前記第1、第2、および第3のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のための伝送電力を決定することと、
前記伝送電力を使用して前記PUSCHを送信することと
を備える方法。
【請求項2】
前記ダウンリンク基準信号インデックス値の前記インジケーションへの前記SRI値のマッピング、または
前記開ループ電力制御インデックスへの前記SRI値のマッピング
のうちの少なくとも1つを示すシグナリングを受信することをさらに備える、請求項に記載の方法。
【請求項3】
前記シグナリングは、無線リソース制御(RRC)シグナリングを備える、請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記開ループ電力制御インデックスは、前記伝送電力を算出するために使用されるパラメータ値の組合せを取得するために使用される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ダウンリンク基準信号インデックス値は、同期信号ブロック(SSB)リソースインデックスおよびチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)リソースインデックスのうちの1つに対応する、請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記SRI値は、前記PUSCH送信をスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)送信を介して取得される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
ワイヤレス通信のための装置であって
第1のパラメータを取得するための手段と、ここにおいて、前記第1のパラメータは、サウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)値を備える、
前記第1のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、第2のパラメータを取得するための手段と、ここにおいて、前記第2のパラメータは、ダウンリンク基準信号インデックス値のインジケーションおよび電力制御プロセスのインジケーションを備える、
前記第1のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、第3のパラメータを取得するための手段と、ここにおいて、前記第3のパラメータは、開ループ電力制御インデックスを備える、
前記第1、第2、および第3のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のための伝送電力を決定するための手段と、
前記伝送電力を使用して前記PUSCHを送信するための手段と
を備える装置。
【請求項8】
前記ダウンリンク基準信号インデックス値の前記インジケーションへの前記SRI値のマッピング、または
前記開ループ電力制御インデックスへの前記SRI値のマッピング
のうちの少なくとも1つを示すシグナリングを受信するための手段をさらに備える、請求項に記載の装置。
【請求項9】
前記シグナリングは、無線リソース制御(RRC)シグナリングを備える、請求項に記載の装置。
【請求項10】
前記開ループ電力制御インデックスは、前記伝送電力を算出するために使用されるパラメータ値の組合せを取得するために使用される、請求項に記載の装置。
【請求項11】
前記ダウンリンク基準信号インデックス値は、同期信号ブロック(SSB)リソースインデックスおよびチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)リソースインデックスのうちの1つに対応する、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記SRI値は、前記PUSCH送信をスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)送信を介して取得される、請求項に記載の装置。
【請求項13】
ワイヤレス通信のための装置であって、
第1のパラメータを取得することと、ここにおいて、前記第1のパラメータは、サウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)値を備える、
前記第1のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、第2のパラメータを取得することと、ここにおいて、前記第2のパラメータは、ダウンリンク基準信号インデックス値のインジケーションおよび電力制御プロセスのインジケーションを備える、
前記第1のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、第3のパラメータを取得することと、ここにおいて、前記第3のパラメータは、開ループ電力制御インデックスを備える、
前記第1、第2、および第3のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のための伝送電力を決定することと
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記伝送電力を使用して前記PUSCHを送信するように構成された送信機と
を備える装置。
【請求項14】
前記SRI値は、前記PUSCH送信をスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)送信を介して取得される、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記ダウンリンク基準信号インデックス値の前記インジケーションへの前記SRI値のマッピング、または
前記開ループ電力制御インデックスへの前記SRI値のマッピング
のうちの少なくとも1つを示すシグナリングを受信するように構成された受信機をさらに備える、請求項13に記載の装置。
【請求項16】
前記シグナリングは、無線リソース制御(RRC)シグナリングを備える、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記開ループ電力制御インデックスは、前記伝送電力を算出するために使用されるパラメータ値の組合せを取得するために使用される、請求項13に記載の装置。
【請求項18】
前記ダウンリンク基準信号インデックス値は、同期信号ブロック(SSB)リソースインデックスおよびチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)リソースインデックスのうちの1つに対応する、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
非一時的なコンピュータ読取可能な媒体であって、
第1のパラメータを取得することと、ここにおいて、前記第1のパラメータは、サウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)値を備える、
前記第1のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、第2のパラメータを取得することと、ここにおいて、前記第2のパラメータは、ダウンリンク基準信号インデックス値のインジケーションおよび電力制御プロセスのインジケーションを備える、
前記第1のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、第3のパラメータを取得することと、ここにおいて、前記第3のパラメータは、開ループ電力制御インデックスを備える、
前記第1、第2、および第3のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のための伝送電力を決定することと、
前記伝送電力を使用して前記PUSCHを送信することと
を行うための命令が記憶されている、非一時的なコンピュータ読取可能な媒体。
【発明の詳細な説明】
【米国特許法119条に基づく優先権の主張】
【0001】
[0001]本願は、2018年1月23日に出願された米国仮特許出願番号第62/621,030号の利益を主張する、2019年1月18日に出願された米国特許出願番号第16/252,177号に対して、優先権を主張し、それらは両方とも、参照により全体が本明細書に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
[0002]本開示は一般に、ワイヤレス通信システムに関し、より具体的には、アップリンク電力制御プロシージャに関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]ワイヤレス通信システムは、電話通信、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストのような様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅、伝送電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を用い得る。このような多元接続技術の例には、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、LTEアドバンスド(LTE-A)システム、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)システムが含まれる。
【0004】
[0004]いくつかの例では、ワイヤレス多元接続通信システムは、いくつかの基地局を含み得、それらの各々は、別名ユーザ機器(UE)として知られる複数の通信デバイスのための通信を同時にサポートする。LTEまたはLTE-Aネットワークでは、1つまたは複数の基地局のセットが、発展型ノードB(eNB)を定義し得る。他の例では(例えば、次世代または5Gネットワークでは)、ワイヤレス多元接続通信システムは、いくつかの中央ユニット(CU)(例えば、中央ノード(CN)、アクセスノードコントローラ(ANC)、等)と通信状態にあるいくつかの分散ユニット(DU)(例えば、エッジユニット(EU)、エッジノード(EN)、無線ヘッド(RH)、スマート無線ヘッド(SRH)、送受信ポイント(TRP)、等)を含み得、ここで、中央ユニットと通信状態にある1つまたは複数の分散ユニットのセットは、アクセスノード(例えば、新無線基地局(NR BS)、新無線BS(NR NB)、ネットワークノード、5G NB、eNB、次世代NB(gNB)、等)を定義し得る。BSまたはDUは、(例えば、BSからのまたはUEへの送信のために)ダウンリンクチャネル上で、および(例えば、UEからBSまたはDUへの送信のために)アップリンク上でUEのセットと通信し得る。
【0005】
[0005]これらの多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが、都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格に採用されている。新興の電気通信規格の例は、新無線(NR)、例えば、5G無線アクセスである。NRは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公表されたLTEモバイル規格に対する拡張のセットである。それは、ダウンリンク(DL)上およびアップリンク(UL)上にサイクリックプレフィックス(CP)を有するOFDMAを使用して、スペクトル効率を向上させること、コストを下げること、サービスを向上させること、新たなスペクトルを利用すること、および他のオープン規格とより良好に統合することで、モバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良好にサポートするように、ならびに、ビームフォーミング、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術、およびキャリアアグリゲーションをサポートするように設計されている。
【0006】
[0006]しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要は増加し続けるため、NR技術のさらなる改善の必要性が存在する。望ましくは、これらの改善は、これらの技術を用いる電気通信規格および他の多元接続技術に適用可能であるべきである。
【発明の概要】
【0007】
[0007]本開示のシステム、方法、およびデバイスは、各々がいくつかの態様を有し、それらのうちのいずれも、それの望ましい特質を単独で担うものではない。以下の特許請求の範囲によって表される本開示の範囲を限定することなく、いくつかの特徴がこれより簡潔に説明されるであろう。この説明を検討した後、特に「詳細な説明」と題するセクションを読んだ後には、本開示の特徴が、ワイヤレスネットワークにおけるアクセスポイントと局との間の改善された通信を含む利点をどのように提供するかが理解されるであろう。
【0008】
[0008]特定の態様は、ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法を提供する。方法は一般に、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のための伝送電力を決定するために少なくとも第1および第2のパラメータを取得することと、少なくとも第3のパラメータを、この第3のパラメータと少なくとも2つのパラメータとの関係に基づいて、取得することと、第1、第2、および第3のパラメータに基づいて算出された伝送電力でPUSCHを送信することとを含む。
【0009】
[0009]態様は一般に、添付の図面を参照して本明細書で実質的に説明されるおよびそれらによって例示される、方法、装置、システム、コンピュータ読取可能な媒体、および処理システムを含む。
【0010】
[0010]前述した目的および関連する目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下に十分に説明されかつ特許請求の範囲において具体的に示される特徴を備える。以下の説明および添付の図面は、1つまたは複数の態様の実例となる特定の特徴を詳細に示す。しかしながら、これらの特徴は、様々な態様の原理が用いられ得る様々な方法のうちのほんの一部を示し、この説明は、すべてのこのような態様およびそれらの同等物を含むことが意図される。
【0011】
[0011]本開示の上記特徴を詳細に理解することができるように、上で簡潔に概要を述べた説明のより詳細な説明が、態様を参照して行われ得、そのうちのいくつかは、添付の図面において例示される。しかしながら、添付の図面は、本開示の特定の典型的な態様を例示しているに過ぎず、説明が他の同等に効果的な態様を認め得るため、その範囲を限定するようにみなされるべきではないことに留意されたい。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】[0012]図1は、本開示の特定の態様に係る、例となる電気通信システムを概念的に例示するブロック図である。
図2】[0013]図2は、本開示の特定の態様に係る、分散型無線アクセスネットワーク(RAN)の例となる論理アーキテクチャを例示するブロック図である。
図3】[0014]図3は、本開示の特定の態様に係る、分散型RANの例となる物理アーキテクチャを例示する図である。
図4】[0015]図4は、本開示の特定の態様に係る、例となる基地局(BS)およびユーザ機器(UE)の設計を概念的に例示するブロック図である。
図5】[0016]図5は、本開示の特定の態様に係る、通信プロトコルスタックをインプリメントするための例を示す図である。
図6】[0017]図6は、本開示の特定の態様に係る、ダウンリンク中心サブフレームの例を例示する。
図7】[0018]図7は、本開示の特定の態様に係る、アップリンク中心サブフレームの例を例示する。
図8】[0019]図8は、本開示の態様が実施され得る、SUL(supplemental uplink)コンポーネントキャリアを有する例となるシナリオを例示する。
図9】[0020]図9は、本開示の特定の態様に係る、アップリンク伝送電力制御のための例となる動作を例示する。
図10】[0021]図10は、本開示の特定の態様に係る、アップリンク伝送電力制御のためのパラメータの例となるマッピングを例示する。
【詳細な説明】
【0013】
[0022]理解を容易にするために、可能な場合には、同一の参照番号が、複数の図に共通な同一の要素を指定するために使用されている。一態様で開示される要素が、特定の記載なく他の態様に対して有益に利用され得ることは企図される。
【0014】
[0023]本開示の態様は、新無線(NR)(新無線接続技術または5G技術)のための装置、方法、処理システム、およびコンピュータ読取可能な媒体を提供する。
【0015】
[0024]NRは、広帯域幅(例えば、80MHz以上(beyond))を対象とする拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、高キャリア周波数(例えば、60GHz)を対象とするミリ波(mmW)、後方互換性のないMTC技法を対象とするmMTC(massive MTC)、および/または超高信頼低遅延通信(URLLC)を対象とするミッションクリティカルのような様々なワイヤレス通信サービスをサポートし得る。これらのサービスは、レイテンシおよび信頼性要件を含み得る。これらのサービスはまた、それぞれのサービス品質(QoS)要件を満たすために、異なる送信時間インターバル(TTI)を有し得る。加えて、これらのサービスは、同じサブフレーム内に共存し得る。
【0016】
[0025]態様は、NR技術にしたがって動作する通信システムにおける制御リソースセット(CORESET)重複をサポートするために、制御チャネル要素(CCE)にリソース要素グループ(REG)をマッピングするためのREGバンドルインターリーバ設計のための技法および装置を提供する。態様は、効率的な重複コアセットのための2ステップインターリーバ設計を提供する。第1のステップは、同じCCEからのREGバンドルが異なるインターリーブブロック(interleaved block)内にくるように、REGバンドルのセグメント内のREGバンドルを並べ替えて、REGバンドルのインターリーブブロック(例えば、グループ)を生成することを含む。ゆえに、インターリーブの第2のステップでは、インターリーブブロックは、コアセット全体にわたってインターリーブされ、異なるブロック内の同じCCEのREGバンドルは、最終的に遠く離れることとなり、それによって、周波数ダイバーシティを改善することができる。
【0017】
[0026]以下の説明は、例を提供するものであり、特許請求の範囲に示される範囲、適用性、または例を限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、説明される要素の配置および機能に変更がなされ得る。様々な例は、様々なプロシージャまたはコンポーネントを、適宜、省略、代用、または追加し得る。例えば、説明される方法は、説明されるものとは異なる順序で実行され得、様々なステップが、追加、省略、または組み合わせられ得る。また、いくつかの例に関して説明される特徴は、いくつかの他の例では組み合わせられ得る。例えば、本明細書で示される任意の数の態様を使用して、装置がインプリメントされ得るか、方法が実施され得る。加えて、本開示の範囲は、本明細書で示される開示の様々な態様に加えて、または、それ以外に、他の構造、機能性、または構造と機能性を使用して実施されるこのような装置または方法をカバーすることが意図されている。本明細書で開示される本開示の任意の態様が、請求項の1つまたは複数の要素によって具現化され得ることは理解されるべきである。「例示的」という用語は、「例、事例、または例示として提供される」を意味するために本明細書で使用される。「例示的」であるとして本明細書で説明される任意の態様は、必ずしも、他の態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。
【0018】
[0027]本明細書で説明される技法は、LTE、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAのような様々なワイヤレス通信ネットワークおよび他のネットワークに使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は交換して使用されることが多い。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000、等のような無線技術をインプリメントし得る。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形を含む。cdma2000は、IS-2000、IS-95、およびIS-856規格をカバーする。TDMAネットワークは、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))のような無線技術をインプリメントし得る。OFDMAネットワークは、NR(例えば、5G RA)、次世代UTRA(E-UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、フラッシュOFDMA(Flash-OFDM)、等のような無線技術をインプリメントし得る。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)の一部である。NRは、5G技術フォーラム(5GTF)と併せて開発中の新興のワイヤレス通信技術である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスド(LTE-A)は、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E―UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)」という名称の団体からの文書に記載されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)」という名称の団体からの文書に記載されている。本明細書で説明される技法は、上述されたワイヤレスネットワークおよび無線技術に加えて、他のワイヤレスネットワークおよび無線技術に対して使用され得る。明確性のために、3Gおよび/または4Gのワイヤレス技術に共通して関連付けられた専門用語を使用して態様が本明細書で説明され得るが、本開示の態様は、NR技術を含む5Gおよびそれ以降のような、他の世代ベースの通信システムにおいて適用されることができる。
【0019】
例となるワイヤレス通信システム
[0028]図1は、本開示の態様が実行され得る、新無線(NR)または5Gネットワークのような、例となるワイヤレスネットワーク100を例示する。例えば、図1に示されるUE120は、以下で説明される動作900にしたがって伝送電力制御を実行するように構成され得る。
【0020】
[0029]図1において例示されているように、ワイヤレスネットワーク100は、いくつかの基地局(BS)110および他のネットワークエンティティを含み得る。BSは、UEと通信する局であり得る。各BS110は、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供し得る。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用されるコンテキストに応じて、ノードBのカバレッジエリア、および/または、このカバレッジエリアにサービス提供するNBサブシステムを指し得る。NRシステムでは、「セル」および発展型NB(eNB)、NB、5G NB、次世代NB(gNB)、アクセスポイント(AP)、BS、NR BS、5G BS、または送受信ポイント(TRP)という用語は、交換可能であり得る。いくつかの例では、セルは、必ずしも静止しているわけではなく、セルの地理的エリアは、モバイルBSのロケーションにしたがって移動し得る。いくつかの例では、BSは、任意の適切な転送ネットワークを使用して、直接的な物理接続、仮想ネットワーク、等のような様々なタイプのバックホールインターフェースを通して、互いにおよび/またはワイヤレスネットワーク100中の1つまたは複数の他のBSまたはネットワークノード(図示せず)に相互接続され得る。
【0021】
[0030]一般に、任意の数のワイヤレスネットワークが、所与の地理的エリアに展開され得る。各ワイヤレスネットワークは、特定の無線アクセス技術(RAT)をサポートし得、1つまたは複数の周波数上で動作し得る。RATは、無線技術、エアインターフェース、等とも呼ばれ得る。周波数は、キャリア、周波数チャネル、等とも呼ばれ得る。各周波数は、異なるRATのワイヤレスネットワーク間の干渉を回避するために、所与の地理的エリアにおいて単一のRATをサポートし得る。いくつかのケースでは、NRまたは5G RATネットワークが展開され得る。
【0022】
[0031]BSは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルのための通信カバレッジを提供し得る。マクロセルは、比較的大きな地理的エリア(例えば、半径数キロ)をカバーし得、サービスに加入しているUEによる無制限のアクセスを許可し得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし得、サービスに加入しているUEによる無制限のアクセスを許可し得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(例えば、家)をカバーし得、このフェムトセルと関連性のあるUE(例えば、クローズド加入者グループ(CSG)内のUE、家の中にいるユーザのUE、等)による制限付きアクセスを許可し得る。マクロセルのためのBSは、マクロBSと呼ばれ得る。ピコセルのためのBSは、ピコBSと呼ばれ得る。フェムトセルのためのBSは、フェムトBSまたはホームBSと呼ばれ得る。図1に示される例では、BS110a、110b、110cはそれぞれ、マクロセル102a、102b、102cのためのマクロBSであり得る。BS110xは、ピコセル102xのためのピコBSであり得る。BS110yおよび110zはそれぞれ、フェムトセル102yおよび102zのためのフェムトBSであり得る。BSは、1つまたは複数の(例えば、3つの)セルをサポートし得る。
【0023】
[0032]ワイヤレスネットワーク100はまた、中継局を含み得る。中継局は、アップストリーム局(例えば、BSまたはUE)からデータおよび/または他の情報の送信を受信し、ダウンストリーム局(例えば、UEまたはBS)にデータおよび/または他の情報の送信を送る局である。中継局はまた、他のUEのための送信を中継するUEであり得る。図1に示される例では、中継局110rは、BS110aとUE120rとの間の通信を容易にするために、BS110aおよびUE120rと通信し得る。中継局は、中継BS、リレー、等とも呼ばれ得る。
【0024】
[0033]ワイヤレスネットワーク100は、異なるタイプのBS、例えば、マクロBS、ピコBS、フェムトBS、リレー、等を含む異種ネットワークであり得る。これらの異なるタイプのBSは、ワイヤレスネットワーク100において、異なる伝送電力レベル、異なるカバレッジエリア、および干渉に対する異なる影響を有し得る。例えば、マクロBSは、高い伝送電力レベル(例えば、20ワット)を有し得るが、ピコBS、フェムトBS、およびリレーは、より低い伝送電力レベル(例えば、1ワット)を有し得る。
【0025】
[0034]ワイヤレスネットワーク100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、BSは、同様のフレームタイミングを有し得、異なるBSからの送信は、時間的におおまかにアラインされ得る。非同期動作の場合、BSは、異なるフレームタイミングを有し得、異なるBSからの送信は、時間的にアラインされない可能性がある。本明細書で説明される技法は、同期動作と非同期動作の両方に対して使用され得る。
【0026】
[0035]ネットワークコントローラ130は、BSのセットに結合され得、これらのBSのための協調および制御を提供する。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してBS110と通信し得る。BS110はまた、例えば、ワイヤレスまたはワイヤラインバックホールを介して間接的または直接的に互いに通信し得る。
【0027】
[0036]UE120(例えば、120x、120y、等)は、ワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散しており、各UEは、据置式または可動式であり得る。UEは、モバイル局、端末、アクセス端末、加入者ユニット、局、カスタマ構内設備(CPE)、セルラ電話、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、タブレット、カメラ、ゲーミングデバイス、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、医療デバイスまたは医療機器、生体センサ/デバイス、スマートウォッチ、スマートクロージング、スマートグラス、スマートリストバンド、スマートジュエリー(例えば、スマートリング、スマートブレスレット、等)のようなウェアラブルデバイス、エンターテイメントデバイス(例えば、ミュージックデバイス、ビデオデバイス、衛星ラジオ、等)、車両用の部品またはセンサ、スマートメータ/センサ、工業製造設備、全地球測位システムデバイス、あるいはワイヤレスまたはワイヤード媒体を介して通信するように構成された任意の他の適切なデバイスとも呼ばれ得る。いくつかのUEは、発展型またはマシンタイプ通信(MTC)デバイスあるいは発展型MTC(eMTC)デバイスとみなされ得る。MTCおよびeMTC UEは、例えば、BS、別のデバイス(例えば、リモートデバイス)、または何らかの他のエンティティと通信し得るロボット、ドローン、リモートデバイス、センサ、メータ、モニタ、ロケーションタグ、等を含む。ワイヤレスノードは、例えば、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介して、ネットワーク(例えば、セルラネットワークまたはインターネットのような広域ネットワーク)のためのまたはそれへの接続性を提供し得る。いくつかのUEは、モノのインターネット(IoT)または狭帯域IoT(NB-IoT)デバイスとみなされ得る。
【0028】
[0037]図1では、両矢印付きの実線は、UEと、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でUEにサービス提供するように指定されたBSであるサービングBSとの間の所望の送信を示す。両矢印付きの破線は、UEとBSとの間の干渉する送信を示す。
【0029】
[0038]特定のワイヤレスネットワーク(例えば、LTE)は、ダウンリンク上では直交周波数分割多重化(OFDM)を利用し、アップリンク上ではシングルキャリア周波数分割多重化(SC-FDM)を利用する。OFDMおよびSC-FDMは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビン、サブバンド、等、とも呼ばれる複数の(K個の)直交サブキャリアに分割する。各サブキャリアは、データで変調され得る。一般に、OFDMでは周波数ドメインで、SC-FDMでは時間ドメインで変調シンボルが送られる。隣接したサブキャリア間の間隔は固定であり得、サブキャリアの総数(K)はシステム帯域幅に依存し得る。例えば、サブキャリアの間隔は15kHzであり得、(リソースブロック(RB)と呼ばれる)最小リソース割振りは12個のサブキャリア(または、180kHz)であり得る。結果として、公称FFTサイズは、1.25、2.5、5、10、または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対して、それぞれ128、256、512、1024、または2048に等しいであろう。システム帯域幅はまた、サブバンドに分割され得る。例えば、サブバンドは、1.08MHz(すなわち、6個のRB)をカバーし得、1.25、2.5、5、10、または20MHzのシステム帯域幅に対して、それぞれ1つ、2つ、4つ、8つ、または16個のサブバンドが存在し得る。
【0030】
[0039]本明細書で説明される例の態様は、LTE技術に関連付けられ得るが、本開示の態様は、NRのような他のワイヤレス通信システムが適用可能であり得る。NRは、アップリンクおよびダウンリンク上でCPを有するOFDMを利用し、時分割複信(TDD)を使用する半二重動作へのサポートを含み得る。100MHzの単一のコンポーネントキャリア帯域幅がサポートされ得る。NRリソースブロックは、0.1msの持続時間にわたって、75kHzのサブキャリア帯域幅を有する12個のサブキャリアに広がり得る。各無線フレームは、10msの長さを有する50個のサブフレームからなり得る。結果として、各サブフレームは、0.2msの長さを有し得る。各サブフレームは、データ送信のためのリンク方向(すなわち、DLまたはUL)を示し得、各サブフレームのためのリンク方向は、動的に切り替えられ得る。各サブフレームは、DL/ULデータおよびDL/UL制御データを含み得る。NRのためのULおよびDLサブフレームは、図6および図7に関して以下でより詳細に説明され得る。ビームフォーミングがサポートされ得、ビーム方向が動的に構成され得る。プリコーディング付きのMIMO送信もサポートされ得る。DLにおけるMIMO構成は、最大8つのストリームおよびUEあたり最大2つのストリームまでのマルチレイヤDL送信で最大8つの送信アンテナをサポートし得る。UEあたり最大2つのストリームでのマルチレイヤ送信がサポートされ得る。複数のセルのアグリゲーションが、最大8つのサービングセルでサポートされ得る。代替的に、NRは、OFDMベース以外の異なるエアインターフェースをサポートし得る。NRネットワークは、CUおよび/またはDUのようなエンティティを含み得る。
【0031】
[0040]いくつかの例では、エアインターフェースへのアクセスがスケジューリングされ得、ここにおいて、スケジューリングエンティティ(例えば、BS)は、そのサービスエリアまたはセル内のいくつかのまたはすべてのデバイスおよび機器の間で、通信のためのリソースを割り振る。本開示内では、さらに以下で説明されるように、スケジューリングエンティティは、1つまたは複数の下位エンティティのためにリソースをスケジューリングすること、割り当てること、再構成すること、および解放することを担い得る。すなわち、スケジューリングされた通信のために、下位エンティティは、スケジューリングエンティティによって割り振られたリソースを利用する。BSは、スケジューリングエンティティとして機能し得る唯一のエンティティではない。すなわち、いくつかの例では、あるUEが、1つまたは複数の下位エンティティ(例えば、1つまたは複数の他のUE)のためにリソースをスケジューリングするスケジューリングエンティティとして機能し得る。この例では、このUEがスケジューリングエンティティとして機能しており、他のUEは、このUEによってスケジューリングされたリソースをワイヤレス通信のために利用する。UEは、ピア・ツー・ピア(P2P)ネットワークにおいておよび/またはメッシュネットワークにおいてスケジューリングエンティティとして機能し得る。メッシュネットワークの例では、UEは、オプションで、スケジューリングエンティティと通信することに加えて、互いに直接通信し得る。
【0032】
[0041]ゆえに、時間-周波数リソースへのスケジューリングされたアクセスを有する、および、セルラ構成、P2P構成、およびメッシュ構成を有するワイヤレス通信ネットワークでは、スケジューリングエンティティおよび1つまたは複数の下位エンティティは、スケジューリングされたリソースを利用して通信し得る。
【0033】
[0042]図2は、分散型無線アクセスネットワーク(RAN)200の例となる論理アーキテクチャを例示し、これは、図1において例示されたワイヤレス通信システムにおいてインプリメントされ得る。5Gアクセスノード206は、アクセスノードコントローラ(ANC)202を含み得る。ANC202は、分散型RAN200の中央ユニット(CU)であり得る。次世代コアネットワーク(NG-CN)204へのバックホールインターフェースは、ANC202で終端し得る。近隣の次世代アクセスノード(NG-AN)210へのバックホールインターフェースは、ANC202で終端し得る。ANC202は、1つまたは複数のTRP208を含み得る。上で説明したように、TRPは、「セル」と交換して使用され得る。
【0034】
[0043]TRP208は、DUであり得る。TRPは、1つのANC(ANC202)または1つよりも多くのANC(例示せず)に接続され得る。例えば、RAN共有、RaaS(radio as a service)、およびサービス固有AND展開のために、TRPは、1つよりも多くのANCに接続され得る。TRP208は、1つまたは複数のアンテナポートを含み得る。TRPは、個別に(例えば、動的選択)または合同で(例えばジョイント送信)、UEへのトラフィックをサービス提供するように構成され得る。
【0035】
[0044]論理アーキテクチャは、異なる展開タイプにわたってフロントホールソリューション(fronthauling solution)をサポートし得る。例えば、論理アーキテクチャは、送信ネットワーク能力(例えば、帯域幅、レイテンシ、および/またはジッタ)に基づき得る。論理アーキテクチャは、特徴および/またはコンポーネントをLTEと共有し得る。NG-AN210は、NRとのデュアル接続性をサポートし得る。NG-AN210は、LTEおよびNRについて共通のフロントホールを共有し得る。論理アーキテクチャは、TRP208間の(between and among)協働を可能にし得る。例えば、協働は、ANC202を介して複数のTRPにわたっておよび/または1つのTRP内であらかじめ調整されているであろう。TRP間インターフェースは、存在しない可能性がある。
【0036】
[0045]論理アーキテクチャは、分割論理機能の動的構成を有し得る。図5を参照してより詳細に説明されるように、無線リソース制御(RRC)レイヤ、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤ、無線リンク制御(RLC)レイヤ、媒体アクセス制御(MAC)レイヤ、および物理(PHY)レイヤは、DUまたはCU(例えば、それぞれ、TRPまたはANC)に適応可能に配置され得る。BSは、中央ユニット(CU)(例えば、ANC202)、および/または1つまたは複数の分散ユニット(例えば、1つまたは複数のTRP208)を含み得る。
【0037】
[0046]図3は、本開示の特定の態様にしたがった、分散型RAN300の例となる物理アーキテクチャを例示する。集中型コアネットワークユニット(C-CU)302は、コアネットワーク機能をホストし得る。C-CU302は、中央に展開され得る。C-CUの機能性は、ピーク容量を処理しようとして、(例えば、アドバンスドワイヤレスサービス(AWS)に)オフロードされ得る。集中型RANユニット(C-RU)304は、1つまたは複数のANC機能をホストし得る。C-RU304は、コアネットワーク機能をローカルにホストし得る。C-RU304は、分散型展開を有し得る。C-RU304は、ネットワークエッジの近くあり得る。DU306は、1つまたは複数のTRPをホストし得る。DU306は、無線周波数(RF)機能性を有するネットワークのエッジに位置し得る。
【0038】
[0047]図4は、本開示の態様をインプリメントするために使用され得る、図1において例示されたBS110およびUE120の例となるコンポーネントを例示する。上で説明したように、BSはTRPを含み得る。BS110およびUE120の1つまたは複数のコンポーネントは、本開示の態様を実施するために使用され得る。例えば、UE120のアンテナ452、Tx/Rx222、プロセッサ466、458、464、および/またはコントローラ/プロセッサ480、ならびに/あるいは、BS110のアンテナ434、プロセッサ460、420、438、および/またはコントローラ/プロセッサ440が、本明細書で説明される動作を実行するために使用され得る。
【0039】
[0048]図4は、BS110およびUE120の設計のブロック図を示し、これらは、図1のBSのうちの1つおよびUEのうちの1つであり得る。制限付きの関連付けシナリオの場合、BS110は、図1のマクロBS110cであり得、UE120は、UE120yであり得る。BS110はまた、何らかの他のタイプのBSであり得る。BS110は、アンテナ434a~434tを装備し得、UE120は、アンテナ452a~452rを装備し得る。
【0040】
[0049]BS110において、送信プロセッサ420はデータソース412からデータを受け取り、コントローラ/プロセッサ440から制御情報を受け取り得る。制御情報は、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)、物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(PHICH)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、等のためのものであり得る。データは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、等のためのものであり得る。プロセッサ420は、このデータおよび制御情報を処理(例えば、符号化およびシンボルマッピング)して、それぞれデータシンボルおよび制御シンボルを取得し得る。プロセッサ420はまた、例えば、PSS、SSS、およびセル固有基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ430は、適用可能であれば、これらデータシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(例えば、プリコーディング)を実行し得、変調器(MOD)432a~432tに出力シンボルストリームを提供し得る。例えば、TX MIMOプロセッサ430は、RS多重化のために本明細書で説明される特定の態様を実行し得る。各変調器432は、それぞれの出力シンボルストリーム(例えば、OFDM、等のための)を処理して、出力サンプルストリームを取得し得る。各変調器432は、この出力サンプルストリームをさらに処理(例えば、アナログ変換、増幅、フィルタリング、およびアップコンバート)して、ダウンリンク信号を取得し得る。変調器432a~432tからのダウンリンク信号は、それぞれアンテナ434a~434tを介して送信され得る。
【0041】
[0050]UE120において、アンテナ452a~452rは、基地局110からダウンリンク信号を受信し得、受信した信号をそれぞれ復調器(DEMOD)454a~454rに提供し得る。各復調器454は、それぞれの受信した信号を調整(例えば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを取得し得る。各復調器454は、これら入力サンプル(例えば、OFDM、等のための)をさらに処理して、受信シンボルを取得し得る。MIMO検出器456は、すべての復調器454a~454rから受信シンボルを取得し、適用可能であれば、これら受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供し得る。例えば、MIMO検出器456は、本明細書で説明される技法を使用して送信された検出されたRSを提供し得る。受信プロセッサ458は、検出されたシンボルを処理(例えば、復調、デインタリーブ、および復号)し、UE120のための復号済みデータをデータシンク460に提供し、復号済み制御情報をコントローラ/プロセッサ480に提供し得る。
【0042】
[0051]アップリンク上では、UE120において、送信プロセッサ464は、データソース462から(例えば、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)のための)データを、そしてコントローラ/プロセッサ480から(例えば、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)のための)制御情報を受け取り、処理し得る。送信プロセッサ464はまた、基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ464からのシンボルは、適用可能であれば、TX MIMOプロセッサ466によってプリコーディングされ、復調器454a~454rによってさらに処理され(例えば、SC-FDM、等のために)、BS110に送信され得る。BS110において、UE120からのアップリンク信号は、アンテナ434によって受信され、変調器432によって処理され、適用可能であれば、MIMO検出器436によって検出され、受信プロセッサ438によってさらに処理されて、UE120によって送られた復号済みデータおよび制御情報が取得され得る。受信プロセッサ438は、復号済みデータをデータシンク439に提供し、復号済み制御情報をコントローラ/プロセッサ440に提供し得る。
【0043】
[0052]コントローラ/プロセッサ440および480は、それぞれ基地局110およびUE120における動作を指揮し得る。基地局110のプロセッサ440および/または他のプロセッサおよびモジュールは、例えば、本明細書で説明される技法の実行を実行または指揮し得る。UE120のプロセッサ480および/または他のプロセッサおよびモジュールはまた、本明細書で説明される技法のためのプロセスを実行または指揮し得る。メモリ442および482は、それぞれBS110およびUE120のためのデータおよびプログラムコードを記憶し得る。スケジューラ444は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でのデータ送信についてUEをスケジューリングし得る。
【0044】
[0053]図5は、本開示の特定の態様にしたがった、通信プロトコルスタックをインプリメントするための例を示す図500を例示する。例示される通信プロトコルスタックは、5Gシステム(例えば、アップリンクベースのモビリティをサポートするシステム)において動作するデバイスによってインプリメントされ得る。図500は、無線リソース制御(RRC)レイヤ510、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤ515、無線リンク制御(RLC)レイヤ520、媒体アクセス制御(MAC)レイヤ525、および物理(PHY)レイヤ530を含む通信プロトコルスタックを例示する。様々な例では、プロトコルスタックのレイヤは、ソフトウェアの別個のモジュール、プロセッサまたはASICの一部、通信リンクによって接続された非コロケートデバイス(non-collocated device)の一部、あるいはそれらの様々な組合せとしてインプリメントされ得る。コロケートおよび非コロケートインプリメンテーションが、例えば、ネットワークアクセスデバイス(例えば、AN、CU、および/またはDU)またはUEのためのプロトコルスタックにおいて使用され得る。
【0045】
[0054]第1のオプション505-aは、プロトコルスタックの分割インプリメンテーションを示し、ここでは、プロトコルスタックのインプリメンテーションは、集中型ネットワークアクセスデバイス(例えば、図2のANC202)と分散型ネットワークアクセスデバイス(例えば、図2のDU208)との間で分割されている。第1のオプション505-aでは、RRCレイヤ510およびPDCPレイヤ515が中央ユニットによってインプリメントされ得、RLCレイヤ520、MACレイヤ525、およびPHYレイヤ530がDUによってインプリメントされ得る。様々な例では、CUおよびDUは、コロケートであっても非コロケートであってもよい。第1のオプション505-aは、マクロセル、マイクロセル、またはピコセル展開において有用であり得る。
【0046】
[0055]第2のオプション505-bは、プロトコルスタックの統合インプリメンテーションを示し、ここでは、プロトコルスタックは、単一のネットワークアクセスデバイス(例えば、アクセスノード(AN)、新無線基地局(NR BS)、新無線ノードB(NR NB)、ネットワークノード(NN)、等)においてインプリメントされる。第2のオプションでは、RRCレイヤ510、PDCPレイヤ515、RLCレイヤ520、MACレイヤ525、およびPHYレイヤ530は各々、ANによってインプリメントされ得る。第2のオプション505-bは、フェムトセル展開において有用であり得る。
【0047】
[0056]ネットワークアクセスデバイスがプロトコルスタックの一部をインプリメントするか全部をインプリメントするかにかかわらず、UEは、プロトコルスタック全体(例えば、RRCレイヤ510、PDCPレイヤ515、RLCレイヤ520、MACレイヤ525、およびPHYレイヤ530)をインプリメントし得る。
【0048】
[0057]図6は、DL中心サブフレーム600(例えば、スロットとも呼ばれる)の例を示す図である。DL中心サブフレーム600は、制御部分602を含み得る。制御部分602は、DL中心サブフレームの初期部分すなわち初めの部分に存在し得る。制御部分602は、DL中心サブフレーム600の様々な部分に対応する様々なスケジューリング情報および/または制御情報を含み得る。いくつかの構成では、制御部分602は、図6で示されているように、物理DL制御チャネル(PDCCH)であり得る。DL中心サブフレーム600はまた、DLデータ部分604を含み得る。DLデータ部分604は、DL中心サブフレーム600のペイロードと呼ばれ得る。DLデータ部分604は、スケジューリングエンティティ(例えば、UEまたはBS)から下位エンティティ(例えば、UE)にDLデータを通信するために利用される通信リソースを含み得る。いくつかの構成では、DLデータ部分604は、物理DL共有チャネル(PDSCH)であり得る。
【0049】
[0058]DL中心サブフレーム600はまた、共通UL部分606を含み得る。共通UL部分606は、ULバースト、共通ULバースト、および/または様々な他の適切な用語で呼ばれることがあり得る。共通UL部分606は、DL中心サブフレーム600の様々な他の部分に対応するフィードバック情報を含み得る。例えば、共通UL部分606は、制御部分602に対応するフィードバック情報を含み得る。フィードバック情報の非限定的な例には、ACK信号、NACK信号、HARQインジケータ、および/または様々な他の適切なタイプの情報が含まれ得る。共通UL部分606は、ランダムアクセスチャネル(RACH)プロシージャに関する情報、スケジューリング要求(SR)に関する情報、および様々な他の適切なタイプの情報のような、追加のまたは代わりの情報を含み得る。図6において例示されているように、DLデータ部分604の終わりは、共通UL部分606の始まりから時間的に分離され得る。この時間的な分離(separation)は、ギャップ、ガード期間、ガードインターバル、および/または様々な他の適切な用語で呼ばれ得る。この分離は、DL通信(例えば、下位エンティティ(例えば、UE)による受信動作)からUL通信(例えば、下位エンティティ(例えば、UE)による送信)へのスイッチオーバのための時間を提供する。当業者であれば、前述のものが、DL中心サブフレームの単なる一例に過ぎず、必ずしも本明細書で説明されている態様から逸脱することなく、同様の特徴を有する代替的な構造が存在し得ることを理解するであろう。
【0050】
[0059]図7は、UL中心サブフレーム700の例を示す図である。UL中心サブフレーム700は、制御部分702を含み得る。制御部分702は、UL中心サブフレーム700の初期部分すなわち初めの部分に存在し得る。図7の制御部分702は、図6を参照して上で説明した制御部分602に類似し得る。UL中心サブフレーム700はまた、ULデータ部分704を含み得る。ULデータ部分704は、UL中心サブフレームのペイロードと呼ばれ得る。UL部分は、下位エンティティ(例えば、UE)からスケジューリングエンティティ(例えば、UEまたはBS)にULデータを通信するために利用される通信リソースを指し得る。いくつかの構成では、制御部分702は、PDCCHであり得る。
【0051】
[0060]図7において例示されているように、制御部分702の終わりは、ULデータ部分704の始まりから時間的に分離され得る。この時間的な分離は、ギャップ、ガード期間、ガードインターバル、および/または様々な他の適切な用語で呼ばれ得る。この分離は、DL通信(例えば、スケジューリングエンティティによる受信動作)からUL通信(例えば、スケジューリングエンティティによる送信)へのスイッチオーバのための時間を提供する。UL中心サブフレーム700はまた、共通UL部分706を含み得る。図7の共通UL部分706は、図6を参照して上で説明した共通UL部分606に類似し得る。共通UL部分706は、チャネル品質インジケータ(CQI)、サウンディング基準信号(SRS)に関する追加のまたは代わりの情報、および様々な他の適切なタイプの情報を含み得る。当業者であれば、前述のものが、UL中心サブフレームの単なる一例に過ぎず、必ずしも本明細書で説明されている態様から逸脱することなく、同様の特徴を有する代替的な構造が存在し得ることを理解するであろう。
【0052】
[0061]いくつかの状況では、2つ以上の下位エンティティ(例えば、UE)は、サイドリンク信号を使用して互いに通信し得る。そのようなサイドリンク通信の実世界の適用例には、公共の安全、プロキシミティサービス、UEからネットワークへの中継、車車間(V2V)通信、IoE(Internet of Everything)通信、IoT通信、ミッションクリティカルメッシュ、および/または様々な他の適切な適用が含まれ得る。一般に、サイドリンク信号は、スケジューリングエンティティ(例えば、UEまたはBS)がスケジューリングおよび/または制御目的に利用され得るとしても、そのスケジューリングエンティティを通して通信を中継することなく、ある下位エンティティ(例えば、UE1)から別の下位エンティティ(例えば、UE2)に通信される信号を指し得る。いくつかの例では、サイドリンク信号は、(典型的にはアンライセンススペクトルを使用するワイヤレスローカルエリアネットワークとは違って)ライセンススペクトルを使用して通信され得る。
【0053】
[0062]特定のワイヤレス通信システム展開は、キャリアアグリゲーション(CA)方式の一部として複数のダウンリンク(DL)コンポーネントキャリア(CC)を利用する。例えば、プライマリDL CCに加えて、1つまたは複数のSDL(Supplemental DL)CCが、データスループットおよび/または信頼性を高めるために使用され得る。
【0054】
[0063]図8において例示されているように、NRの場合、SUL(Supplemental UL)も利用され得る。SULは一般に、セル中に対応するDL CCのないUL CCを指し得る。換言すると、SULは一般に、NRデバイスの観点からするとキャリアのためにULリソースのみがある場合を指し得る。本開示の態様は、(プライマリ)UL CC上またはSUL CC上のどちらでもRACH送信を可能にするシステムにおいてRACHプロシージャをサポートおよび可能にするのを助け得る技法を提供する。
【0055】
例となる電力制御構成
[0064]物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のようなアップリンク送信を送るとき、UEは、適用すべき伝送電力の値を決定する必要があり得る。この値は、典型的に、他のUE(のアップリンクおよび/またはダウンリンク送信)への干渉を緩和しつつ、基地局が送信を正常に(successfully)復号することできるギリギリの値となるように選択される。
【0056】
[0065]いくつかのケースでは、UEは、UEからのPUSCH、PUCCH、SRS、およびPRACH送信のための伝送電力を決定するためにUEが使用する式において使用することとなる様々なパラメータを含む電力制御構成で構成され得る。例えば、UEは、以下の式にしたがって、PUSCH伝送電力制御を決定し得る:
【0057】
【数1】
【0058】
これは以下のパラメータを含む:
i:送信期間のインデックス;f:キャリアのインデックス(例えば、プライマリULまたはSUL)、cは、キャリアアグリゲーション(CA)のケースでのサービングセルのインデックスである。
-PCMAX,f、c(i)は、PUSCH送信機会iにおいてサービングセルcのキャリアfのための構成されたUE伝送電力である。
j:開ループ電力制御インデックスは、例えば、以下のために構成されることができる、
グラントベースのPUSCH、グラントフリーのPUSCH、およびMsg3のためのPUSCH
グラントベースのPUSCHのためのPUSCHビームインジケーション(存在する場合)、および/または
PUSCHの可能な論理チャネル
:経路損失(PL)を算出するために使用されるダウンリンク基準信号のインデックス
l:最大2、すなわちl=1または2、の電力制御プロセスであって、例えば、以下のために構成されることができる、
グラントベースのPUSCHのためのPUSCHビームインジケーション(存在する場合)
スロットセット(サポートされる場合)、および/または
グラントフリーPUSCHおよびグラントベースPUSCH。
【0059】
[0066]いくつかのケースでは、セル(BWPまたは帯域幅部分)ごとに、(例えば、j=0,1,..31について)最大32個の値のアルファおよびPが構成され得る。セル/BWPごとに、ある数の、M個の、ダウンリンク基準信号が、UEに送信するために構成され得る(例えば、q=0,1,..M-1)。SRSリソースセットごとに、リソースにつき1つのDL基準信号が(例えば、RRC構成を介して)構成される。
【0060】
[0067]残念ながら、現時点では、j、q、およびlの間に定義された関係(リンケージ)が存在しないため、UEは、上の式に基づいてアップリンク伝送電力を決定するために必要なすべてのパラメータを取得することは困難であり得る。結果として、伝送電力制御のためのパラメータの準最適値が使用され得る。例えば、(Msg3のような)SRS構成の前に、DL基準信号が暗示的に導出され得、jが(例えば、1の値に)固定であると仮定され得る。
【0061】
[0068]しかしながら、本開示の態様は、そのようなリンケージを提供および利用するメカニズムを提供する。結果として、本明細書で提示される技法は、UEによる改善された伝送電力制御を達成するのを助け得、それは、システム性能を改善するのを助け、他のUEへの干渉を緩和し、および/またはUEによる電力を節約するのを助け得る。
【0062】
[0069]図9は、本開示の態様に係る、伝送電力制御のための例となる動作900の例を例示する。例えば、動作900は、PUSCHを送信するときにユーザ機器(UE)によって実行され得る。
【0063】
[0070]動作900は、902において、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のための伝送電力を決定するために少なくとも第1および第2のパラメータを取得することから開始する。第1のパラメータは、ダウンリンク基準信号のインジケーション(例えば、上で説明した式中のパラメータq)を提供し得、第2のパラメータは、電力制御プロセスのインジケーション(例えば、パラメータl)を提供し得る。
【0064】
[0071]904において、UEは、少なくとも第3のパラメータを、この第3のパラメータと少なくとも2つのパラメータとの関係に基づいて、取得する。第3のパラメータは、伝送電力を算出するために使用されるパラメータ値の組合せを取得するために使用される開ループ電力制御インデックス(例えば、パラメータj)であり得る。
【0065】
[0072]906において、UEは、第1、第2、および第3のパラメータに基づいて算出された伝送電力でPUSCHを送信する。例えば、ひとたび取得されると、パラメータjは、上の式中のPO_UE_PUSCH,b,f,c(j)の値を見つけるために使用され、PUSCHのための伝送電力を算出するために使用され得る。
【0066】
[0073](例えば、グラントベースのPUSCHのための)いくつかのケースでは、PUSCH電力制御構成におけるパラメータjは、インデックスqに基づいて決定され得、それは、今度は、対応するSRSリソースインジケータ(SRI)値から導出され得る。SRI値は、ダウンリンク制御情報(DCI)送信におけるSRIフィールドにおいて示され得る。SRI値は、構成されたSRSリソースセットから複数のSRSリソースを(BSによって)示すためおよび(UEによって)選択するために使用され得る。BSおよびUEは、どのSRSリソースセットのどのSRSリソースがマルチパネルアップリンク送信のために使用されるか、へのSRIフィールドのマッピングまたはテーブルで構成され得る。
【0067】
[0074]図10は、本開示の態様に係る、パラメータの例となるマッピングを例示する。例示されるように、SRI値からDL基準信号インデックスqの値へのマッピングが存在し得る。さらに例示されるように、開ループ電力制御インデックスjの値へのqの値のマッピング/リンクも存在し得る。例示されるように、マッピングのうちの1つまたは両方は、少なくともいくつかの一対多マッピングを含み得る。図10に示されるようなマッピングを使用して、UEは、(例えば、DCIによってスケジュールされたPUSCH送信のための)伝送電力を実行するために使用される、DCI中で提供されるSRI値に基づいて、パラメータ(qおよびj)を決定し得る。
【0068】
[0075]上で述べたように、少なくともCSI獲得のための各SRSリソースセットについて、DL基準信号は、(例えば、RRC構成を介して)リソースごとに構成され得る。これは、同期信号ブロック(SSB)リソースインデックスまたはチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)リソースインデックスを、または、好ましくは、PUSCH電力制御構成におけるqのインデックスを、またはその両方を明示的に提供することによって行われることができる。SSB/CSI-RSリソースインデックスだけを介する場合、UEは、対応するPUSCH PC構成におけるSSBインデックス/CSI-RSインデックスを一致させ、それに応じてqの値を見つける必要があり得る。これは、例えば、ネットワークが、SRSリソースセット構成の後かつ対応するPUSCHが開始する前に、PUSCH電力制御構成における対応するDL基準信号を構成する場合に起こり得る。
【0069】
[0076]いくつかのケースでは、PUSCH電力制御構成における最大M個のDL基準信号の各々について、インデックスjは、各DL基準信号を対応する開ループPCパラメータ(アルファおよびP0)とリンクさせるように構成され得る。(RRCを通した)PUSCH PC制御構成における基準信号が変更されるときはいつでも、(例えば、qに対するjのおよび/またはqに対するSRI値の修正/更新されたマッピングを提供することによって)jを再構成することができる。
【0070】
[0077]グラントベースのUL送信について、マルチビームULがサポートされない場合、電力制御プロセス値(例えば、l=1または2)が(例えば、標準仕様において)構成または固定され得る。いくつかのケースでは、マルチビームUL送信がグラントベースのUL送信のためにサポートされ得る場合、lは、以下のオプションを介して示され得る:
DCIスクランブリングのための異なるRNTI、
異なるDCI CRCマスキング、
DCIコンテンツにおける1ビットインジケーション。
対応するDCIが受信される異なるCORESET。
CORESETにおける異なる開始RE
異なるDCI監視ウィンドウ(例えば、UL1はDCI監視期間10およびオフセット1に対応し、UL2はオフセット0でのDCI監視期間2に対応する)。
【0071】
[0078]少なくともグラントベースのPUSCHについて、基準信号インデックスqの値は、対応するSRI値(存在する場合)から導出され得る。上で述べたように、qのこの値は、次に、PUSCH電力制御構成における開ループ電力制御インデックスjにリンクされ得る。上で述べたように、Msg3のようなSRS構成の前に、DL基準信号が暗示的に導出され得、jの値が固定され得る(例えば、1に固定される)。
【0072】
[0079]本明細書で開示された方法は、説明された方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく互いと置き換えられ得る。換言すると、ステップまたはアクションの特定の順序が明記されていない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく修正され得る。
【0073】
[0080]本明細書で使用される場合、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を参照する表現は、単一のメンバを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-c、ならびに同一の要素の重複を有する任意の組合せ(例えば、a-a、a-a-a、a-a-b、a-a-c、a-b-b、a-c-c、b-b、b-b-b、b-b-c、c-c、およびc-c-cあるいはa、b、およびcの任意の他の順序)をカバーすることが意図される。
【0074】
[0081]本明細書で使用される場合、「決定する」という用語は、幅広いアクションを包含する。例えば、「決定すること」は、算出すること、計算すること、処理すること、導出すること、調査すること、ルックアップすること(例えば、テーブル、データベース、または別のデータ構造をルックアップすること)、確定すること、等を含み得る。また、「決定すること」は、受信すること(例えば、情報を受信すること)、アクセスすること(例えば、メモリ内のデータにアクセスすること)、等を含み得る。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立すること、等を含み得る。
【0075】
[0082]先の説明は、当業者が本明細書で説明された様々な態様を実施することを可能にするために提供される。これらの態様に対する様々な修正は、当業者には容易に明らかとなり、本明細書において定義された包括的な原理は、他の態様に適用され得る。ゆえに、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されることが意図されたものではなく、特許請求の範囲における文言と一致する全範囲が付与されるべきものであり、ここにおいて、単数形の要素への参照は、別途明記されていない限り、「1つおよび1つのみ」を意味することを意図するのではなく、むしろ「1つまたは複数」を意味する。別途明記されていない限り、「何らかの/いくつかの」という用語は、1つまたは複数を指す。当業者に知られているかまたは後に知られることとなる、本開示全体にわたって説明された様々な態様の要素と構造的および機能的に同等なものはすべて、参照によって本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることが意図されている。さらに、本明細書におけるどの開示も、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に記載されているかどうかに関わらず、公衆に献呈されることを意図するものではない。請求項のいずれの要素も、その要素が「~のための手段(means for)」という表現を使用して明確に記載されていない限り、または、方法の請求項のケースでは、その要素が「~のためのステップ(step for)」という表現を使用して記載されていない限り、米国特許法第112条第6項の規定のもとで解釈されるべきではない。
【0076】
[0083]上で説明した方法の様々な動作は、対応する機能を実行することができる任意の適切な手段によって実行され得る。これら手段は、回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはプロセッサを含むがそれらに限定されるわけではない、様々なハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネントおよび/またはモジュールを含み得る。一般に、動作が図において例示されている場合、これらの動作は、同様の番号付けを有する、対応する対をなすミーンズプラスファンクションのコンポーネントを有し得る。例えば、図9に示される様々な動作は、図4に示される様々なプロセッサによって実行され得る。より具体的には、図9の動作900は、UE120のプロセッサ466、458、464、および/またはコントローラ/プロセッサ480のうちの1つまたは複数によって実行され得る。
【0077】
[0084]例えば、送信するための手段および/または受信するための手段は、基地局110の送信プロセッサ420、TX MIMOプロセッサ430、受信プロセッサ438、またはアンテナ434、および/または、ユーザ機器120の送信プロセッサ464、TX MIMOプロセッサ466、受信プロセッサ458、またはアンテナ452のうちの1つまたは複数を備え得る。追加的に、生成するための手段、多重化するための手段、および/または適用するための手段は、基地局110のコントローラ/プロセッサ440および/またはユーザ機器120のコントローラ/プロセッサ480のような1つまたは複数のプロセッサを備え得る。
【0078】
[0085]本開示に関連して説明された実例となる様々な論理ブロック、モジュール、回路は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネントまたは本明細書で説明された機能を実行するよう設計されたそれらの任意の組合せでインプリメントまたは実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替的に、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、例えば、DSPと、1つのマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに連結した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成との組合せとしてインプリメントされ得る。
【0079】
[0086]ハードウェアでインプリメントされる場合、例となるハードウェア構成は、ワイヤレスノードにおいて処理システムを備え得る。処理システムは、バスアーキテクチャを用いてインプリメントされ得る。バスは、処理システムの特定の用途と設計制約全体に依存して、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バスは、プロセッサ、機械読取可能な媒体、およびバスインターフェースを含む様々な回路を互いにンクさせ得る。バスインターフェースは、とりわけ、バスを通じて処理システムにネットワークアダプタを接続するために使用され得る。ネットワークアダプタは、PHYレイヤの信号処理機能をインプリメントするために使用され得る。ユーザ端末120(図1参照)のケースでは、ユーザインターフェース(例えば、キーパッド、ディスプレイ、マウス、ジョイスティック、等)もまた、バスに接続され得る。バスはまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、電力管理回路、等のような様々な他の回路をリンクさせ得、これらは、当技術分野では周知であるため、これ以上は説明されないであろう。プロセッサは、1つまたは複数の汎用および/または専用プロセッサを用いてインプリメントされ得る。例には、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSPプロセッサ、およびソフトウェアを実行することができる他の回路が含まれる。当業者は、特定の用途とシステム全体に課された設計制約全体とに依存して処理システムに関する説明された機能性をどのようにインプリメントすることが最善であるかを認識するであろう。
【0080】
[0087]ソフトウェアによりインプリメントされる場合、これら機能は、コンピュータ読取可能な媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして、記憶または送信され得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれる場合も、その他の名称で呼ばれる場合も、命令、データ、またはそれらの任意の組合せを意味するものと広く解釈されるものとする。コンピュータ読取可能な媒体は、ある箇所から別の箇所へのコンピュータプログラムの移送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体およびコンピュータ記憶媒体の両方を含む。プロセッサは、バスの管理と、機械読取可能な記憶媒体に記憶されているソフトウェアモジュールの実行を含む汎用処理とを担い得る。コンピュータ読取可能な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合され得る。代替的に、記憶媒体は、プロセッサに一体化され得る。例として、機械読取可能な媒体は、伝送回線、データによって変調されるキャリア波、および/またはワイヤレスノードとは別個の、命令が記憶されているコンピュータ読取可能な記憶媒体を含み得、それらすべては、バスインターフェースを通してプロセッサによってアクセスされ得る。代替的にまたは加えて、機械読取可能な媒体、またはその任意の部分は、キャッシュおよび/または汎用レジスタファイルを伴うような場合、プロセッサに一体化され得る。機械読取可能な記憶媒体の例には、例として、RAM(ランダムアクセスメモリ)、フラッシュメモリ、ROM(読取専用メモリ)、PROM(プログラマブル読取専用メモリ)、EPROM(消去可能なプログラマブル読取専用メモリ)、EEPROM(登録商標)(電気的に消去可能なプログラマブル読取専用メモリ)、レジスタ、磁気ディスク、光ディスク、ハードドライブ、または任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの任意の組合せが含まれ得る。機械読取可能な媒体は、コンピュータプログラム製品で具現化され得る。
【0081】
[0088]ソフトウェアモジュールは、単一の命令または多数の命令を備え得、数個の異なるコードセグメントにわたって、異なるプログラム間で、および複数の記憶媒体にわたって分散され得る。コンピュータ読取可能な媒体は、いくつかのソフトウェアモジュールを備え得る。ソフトウェアモジュールは、プロセッサのような装置によって実行されると、様々な機能を実行することを処理システムに行わせる命令を含む。これらのソフトウェアモジュールは、送信モジュールおよび受信モジュールを含み得る。各ソフトウェアモジュールは、単一の記憶デバイスに存在し得るか、または複数の記憶デバイスにわたって分散され得る。例として、ソフトウェアモジュールは、トリガイベントが発生すると、ハードドライブからRAMにロードされ得る。ソフトウェアモジュール実行中、プロセッサは、命令のうちのいくらかをキャッシュへとロードして、アクセススピードを上げ得る。次に、1つまたは複数のキャッシュラインが、プロセッサによる実行のために、汎用レジスタファイルにロードされ得る。以下においてソフトウェアモジュールの機能性を参照する場合、そのような機能性は、ソフトウェアモジュールからの命令を実行するときにプロセッサによってインプリメントされることは理解されるであろう。
【0082】
[0089]また、いずれの接続も、厳密には、コンピュータ読取可能な媒体と称される。例えば、ソフトウェアが、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線(IR)、電波、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、電波、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用される場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスクを含み、ここで、ディスク(disk)は、通常磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。ゆえに、いくつかの態様では、コンピュータ読取可能な媒体は、非一時的なコンピュータ読取可能な媒体(例えば、有形媒体)を備え得る。加えて、他の態様では、コンピュータ読取可能な媒体は、一時的なコンピュータ読取可能な媒体(例えば、信号)を備え得る。上記の組合せもまた、コンピュータ読取可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0083】
[0090]ゆえに、特定の態様は、本明細書で提示された動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を備え得る。例えば、そのようなコンピュータプログラム製品は、命令が記憶(および/または符号化)されているコンピュータ読取可能な媒体を備え得、これら命令は、本明細書で説明された動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である。
【0084】
[0091]さらに、モジュールおよび/または本明細書で説明された方法および技法を実行するための他の適切な手段が、適宜、ユーザ端末および/または基地局によってダウンロードされ得ること、および/または、それ以外の方法で取得され得ることは認識されるべきである。例えば、このようなデバイスは、本明細書で説明された方法を実行するための手段の移送を容易にするためにサーバに結合され得る。代替的に、本明細書で説明された様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局が、デバイスへの記憶手段の結合または提供により様々な方法を取得することができるように、記憶手段(例えば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクのような物理的な記憶媒体、等)を介して提供され得る。さらに、本明細書で説明された方法および技法をデバイスに提供するための任意の他の適切な技法が利用され得る。
【0085】
[0092]特許請求の範囲が上に例示されたとおりの構成およびコンポーネントに限定されないことは理解されるべきである。様々な修正、変更、および変形が、特許請求の範囲から逸脱することなく、上で説明した方法および装置の配列、動作、および詳細に対してなされ得る。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法であって、
物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のための伝送電力を決定するために少なくとも第1および第2のパラメータを取得することと、
少なくとも第3のパラメータを、前記第3のパラメータと前記少なくとも2つのパラメータとの関係に基づいて、取得することと、
前記第1、第2、および第3のパラメータに基づいて算出された伝送電力で前記PUSCHを送信することと
を備える方法。
[C2]
前記第1のパラメータは、ダウンリンク基準信号のインジケーションを備え、
前記第2のパラメータは、電力制御プロセスのインジケーションを備える、
C1に記載の方法。
[C3]
前記第3のパラメータは、前記伝送電力を算出するために使用されるパラメータ値の組合せを取得するために使用される開ループ電力制御インデックスを備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記第1のパラメータは、サウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)値を備え、
前記第2のパラメータは、ダウンリンク基準信号インデックス値を備える、
C3に記載の方法。
[C5]
前記SRI値に基づいて前記ダウンリンク基準信号インデックスの値を導出すること
をさらに備える、C4に記載の方法。
[C6]
前記SRI値は、前記PUSCH送信をスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)送信を介して取得される、
C5に記載の方法。
[C7]
ダウンリンク基準信号インデックス値へのSRI値のマッピング、または
開ループ電力制御インデックス値へのダウンリンク基準信号インデックス値またはSRI値のマッピング
のうちの少なくとも1つを示すシグナリングを受信することをさらに備える、C5に記載の方法。
[C8]
前記シグナリングは、無線リソース制御(RRC)シグナリングを備える、C7に記載の方法。
[C9]
ワイヤレス通信のための装置であって
物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のための伝送電力を決定するために少なくとも第1および第2のパラメータを取得するための手段と、
少なくとも第3のパラメータを、前記第3のパラメータと前記少なくとも2つのパラメータとの関係に基づいて、取得するための手段と、
前記第1、第2、および第3のパラメータに基づいて算出された伝送電力で前記PUSCHを送信するための手段と
を備える装置。
[C10]
前記第1のパラメータは、ダウンリンク基準信号のインジケーションを備え、
前記第2のパラメータは、電力制御プロセスのインジケーションを備える、
C9に記載の装置。
[C11]
前記第3のパラメータは、前記伝送電力を算出するために使用されるパラメータ値の組合せを取得するために使用される開ループ電力制御インデックスを備える、C9に記載の装置。
[C12]
前記第1のパラメータは、サウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)値を備え、
前記第2のパラメータは、ダウンリンク基準信号インデックス値を備える、
C11に記載の装置。
[C13]
前記SRI値に基づいて前記ダウンリンク基準信号インデックスの値を導出するための手段
をさらに備える、C12に記載の装置。
[C14]
前記SRI値は、前記PUSCH送信をスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)送信を介して取得される、
C13に記載の装置。
[C15]
ダウンリンク基準信号インデックス値へのSRI値のマッピング、または
開ループ電力制御インデックス値へのダウンリンク基準信号インデックス値またはSRI値のマッピング
のうちの少なくとも1つを示すシグナリングを受信するための手段をさらに備える、C13に記載の装置。
[C16]
前記シグナリングは、無線リソース制御(RRC)シグナリングを備える、C15に記載の装置。
[C17]
ワイヤレス通信のための装置であって、
伝送電力または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信を決定するために少なくとも第1および第2のパラメータを取得するように、および、少なくとも第3のパラメータを、前記第3のパラメータと前記少なくとも2つのパラメータとの関係に基づいて、取得するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記第1、第2、および第3のパラメータに基づいて算出された伝送電力で前記PUSCHを送信するように構成された送信機と
を備える装置。
[C18]
前記第1のパラメータは、ダウンリンク基準信号のインジケーションを備え、
前記第2のパラメータは、電力制御プロセスのインジケーションを備える、
C17に記載の装置。
[C19]
前記第3のパラメータは、前記伝送電力を算出するために使用されるパラメータ値の組合せを取得するために使用される開ループ電力制御インデックスを備える、C17に記載の装置。
[C20]
前記第1のパラメータは、サウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)値を備え、
前記第2のパラメータは、ダウンリンク基準信号インデックス値を備える、
C19に記載の装置。
[C21]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記SRI値に基づいて前記ダウンリンク基準信号インデックスの値を導出する
ようにさらに構成される、C20に記載の装置。
[C22]
前記SRI値は、前記PUSCH送信をスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)送信を介して取得される、
C21に記載の装置。
[C23]
ダウンリンク基準信号インデックス値へのSRI値のマッピング、または
開ループ電力制御インデックス値へのダウンリンク基準信号インデックス値またはSRI値のマッピング
のうちの少なくとも1つを示すシグナリングを受信するように構成された受信機をさらに備える、C21に記載の装置。
[C24]
前記シグナリングは、無線リソース制御(RRC)シグナリングを備える、C23に記載の装置。
[C25]
コンピュータ読取可能な媒体であって、
物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のための伝送電力を決定するために少なくとも第1および第2のパラメータを取得することと、
少なくとも第3のパラメータを、前記第3のパラメータと前記少なくとも2つのパラメータとの関係に基づいて、取得することと、
前記第1、第2、および第3のパラメータに基づいて算出された伝送電力で前記PUSCHを送信することと
を行うための命令が記憶されている、コンピュータ読取可能な媒体。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10