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特許7419286情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-12
(45)【発行日】2024-01-22
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/10 20180101AFI20240115BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20240115BHJP
   H04L 67/10 20220101ALI20240115BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20240115BHJP
【FI】
H04W76/10
G06Q50/10
H04L67/10
H04W92/18
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2021046101
(22)【出願日】2021-03-19
(65)【公開番号】P2022144902
(43)【公開日】2022-10-03
【審査請求日】2021-09-16
【審判番号】
【審判請求日】2023-04-28
(73)【特許権者】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】五味 秀仁
(72)【発明者】
【氏名】坪内 孝太
(72)【発明者】
【氏名】寺岡 照彦
【合議体】
【審判長】中木 努
【審判官】新田 亮
【審判官】齋藤 哲
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-341912(JP,A)
【文献】特開2010-198319(JP,A)
【文献】特開2011-113204(JP,A)
【文献】特開2009-176044(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
G06F 13/00
G06F 16/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
任意のコンテキストデータを所望する第1のデバイスである場合に、1以上の第2のデバイスおよび前記第2のデバイス以外の1以上の第3のデバイスに対し、前記コンテキストデータの所在をブロードキャストにより問い合わせる問い合わせ部と、
前記問い合わせ部による問い合わせに対し、前記第2のデバイスから前記コンテキストデータを保持していることを示す応答があった場合に、応答した前記第2のデバイスのうちの少なくともいずれかから前記コンテキストデータを取得する取得部と
を備え、
前記取得部は、
複数の前記第2のデバイスから前記応答があった場合に、少なくとも前記コンテキストデータの新しさおよび過去の通信履歴に基づく前記第2のデバイスの信頼度を含む所定の基準に沿って前記第2のデバイスを取捨選択する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記第1のデバイス、前記第2のデバイスおよび前記第3のデバイスは、アドホックネットワークを形成する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記取得部は、
前記第2のデバイスから前記コンテキストデータを保持していることを示す応答があった場合に確立されるピア・ツー・ピア通信のコネクションを介して、前記第2のデバイスから前記コンテキストデータを取得する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
任意のコンテキストデータを所望する第1のデバイスである場合に、当該コンテキストデータを保持する1以上の第2のデバイスからブロードキャストによる前記コンテキストデータの所望の問い合わせを受けたならば、前記問い合わせのうちの少なくともいずれかに対し前記コンテキストデータを所望していることを応答し、応答した前記第2のデバイスから前記コンテキストデータを取得する取得部と
を備え、
前記取得部は、
複数の前記第2のデバイスから前記問い合わせを受けた場合に、少なくとも前記コンテキストデータの新しさおよび過去の通信履歴に基づく前記第2のデバイスの信頼度を含む所定の基準に沿って前記第2のデバイスを取捨選択する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項5】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
任意のコンテキストデータを所望する第1のデバイスである場合に、1以上の第2のデバイスおよび前記第2のデバイス以外の1以上の第3のデバイスに対し、前記コンテキストデータの所在をブロードキャストにより問い合わせる問い合わせ工程と、
前記問い合わせ工程における問い合わせに対し、前記第2のデバイスから前記コンテキストデータを保持していることを示す応答があった場合に、応答した前記第2のデバイスのうちの少なくともいずれかから前記コンテキストデータを取得する取得工程と
を含み、
前記取得工程は、
複数の前記第2のデバイスから前記応答があった場合に、少なくとも前記コンテキストデータの新しさおよび過去の通信履歴に基づく前記第2のデバイスの信頼度を含む所定の基準に沿って前記第2のデバイスを取捨選択する
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項6】
任意のコンテキストデータを所望する第1のデバイスである場合に、1以上の第2のデバイスおよび前記第2のデバイス以外の1以上の第3のデバイスに対し、前記コンテキストデータの所在をブロードキャストにより問い合わせる問い合わせ手順と、
前記問い合わせ手順による問い合わせに対し、前記第2のデバイスから前記コンテキストデータを保持していることを示す応答があった場合に、応答した前記第2のデバイスのうちの少なくともいずれかから前記コンテキストデータを取得する取得手順と
をコンピュータに実行させ、
前記取得手順は、
複数の前記第2のデバイスから前記応答があった場合に、少なくとも前記コンテキストデータの新しさおよび過去の通信履歴に基づく前記第2のデバイスの信頼度を含む所定の基準に沿って前記第2のデバイスを取捨選択する
ことを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユビキタス社会を実現するためのコンテキストアウェアネス・プラットフォームを提供する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかる技術は、コンピュータを含む、実空間に偏在する各種のセンサデバイスによって取得される多様なコンテキストデータを共有するためのものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特表2017-503371号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の従来技術には、所望するコンテキストデータの所在を知り、これを取得するうえで、更なる改善の余地がある。
【0005】
具体的には、例えば複数のデバイス群によって形成されるアドホックネットワークにおいて、あるデバイスが任意のコンテキストデータを所望する場合に、そもそもそのデータをネットワーク内のどのデバイスが保持しているのか分からない場合がある。
【0006】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、所望するコンテキストデータの所在を知り、取得することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願に係る情報処理装置は、問い合わせ部と、取得部とを備える。前記問い合わせ部は、任意のコンテキストデータを所望する第1のデバイスである場合に、1以上の第2のデバイスおよび前記第2のデバイス以外の1以上の第3のデバイスに対し、前記コンテキストデータの所在をブロードキャストにより問い合わせる。前記取得部は、前記問い合わせ部による問い合わせに対し、前記第2のデバイスから前記コンテキストデータを保持していることを示す応答があった場合に、応答した前記第2のデバイスのうちの少なくともいずれかから前記コンテキストデータを取得する。また、前記取得部は、複数の前記第2のデバイスから前記応答があった場合に、少なくとも前記コンテキストデータの新しさおよび過去の通信履歴に基づく前記第2のデバイスの信頼度を含む所定の基準に沿って前記第2のデバイスを取捨選択する。
【発明の効果】
【0008】
実施形態の一態様によれば、所望するコンテキストデータの所在を知り、取得することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る端末装置の構成例を示すブロック図である。
図4図4は、変形例に係る提供処理の処理説明図(その1)である。
図5図5は、変形例に係る提供処理の処理説明図(その2)である。
図6図6は、実施形態に係る情報処理システムが実行する処理シーケンス(その1)である。
図7図7は、実施形態に係る情報処理システムが実行する処理シーケンス(その2)である。
図8図8は、実施形態に係る端末装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0011】
〔1.情報処理の一例〕
まず、実施形態に係る情報処理の一例について、図1を用いて説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
【0012】
図1では、実施形態に係る情報処理システム1に含まれる情報処理装置の一例である端末装置10-1が、任意のコンテキストデータを所望する第1のデバイスである場合に、1以上の第2のデバイスおよび第2のデバイス以外の1以上の第3のデバイスに対し、コンテキストデータの所在をブロードキャストにより問い合わせ、かかる問い合わせに対し、第2のデバイスからコンテキストデータを保持していることを示す応答があった場合に、応答した第2のデバイスのうちの少なくともいずれかからコンテキストデータを取得する処理を実行する例を示す。
【0013】
図1に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、複数の端末装置10-1,10-2,…10-nを含む。同図に示すように、端末装置10-1は、第1のデバイスの一例に相当する。また、端末装置10-2は、第2のデバイスの一例に相当する。また、端末装置10-nは、第1のデバイスおよび第2のデバイス以外のデバイスである第3のデバイスの一例に相当する。
【0014】
端末装置10-1,10-2,…10-nは、ピア・ツー・ピアでの無線通信が可能に設けられており、コンテキスト環境であるアドホックネットワークを形成可能である。なお、以下では、端末装置10-1,10-2,…10-nを特に区別する必要がない場合には、適宜「端末装置10」と記載する。
【0015】
端末装置10は、各種のセンサを有するセンサデバイスの一例である。例えば、端末装置10は、Gセンサ、ジャイロセンサ、GPS(Global Positioning System)センサ等を有し、HMI(Human Machine Interface)を介して、ユーザによって各種の情報処理のために利用される端末装置である。
【0016】
かかる場合、端末装置10は、例えば、スマートフォンを含む携帯電話機や、タブレット端末や、デスクトップ型PCや、ノート型PCや、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理装置である。また、端末装置10には、眼鏡型や時計型の情報処理装置であるウェアラブルデバイス(wearable device)も含まれる。サーバやワークステーションなどの計算機も含まれる。また、端末装置10は、いわゆるすれちがい通信(登録商標)が可能なゲーム機などであってもよい。
【0017】
また、例えば、端末装置10は、映像、音声、温度、湿度、気圧、生体情報等をそれぞれ特化的にセンシングする各種のセンサデバイスである。
【0018】
ここで、第1のデバイスである端末装置10-1が、アドホックネットワークにおいて、端末装置10-2,…10―nのいずれかから、任意のコンテキストデータを取得したい場合について考える。また、端末装置10-1が所望するコンテキストデータは、第2のデバイスである端末装置10-2がコンテキスト情報として保持しているものとする。
【0019】
ここで、アドホックネットワークにおいては、あるデバイスが任意のコンテキストデータを所望する場合に、そもそもそのデータをネットワーク内のどのデバイスが保持しているのか分からない場合がある。
【0020】
そこで、実施形態に係る情報処理方法では、任意のコンテキストデータを所望する第1のデバイスである場合に、1以上の第2のデバイスおよび第2のデバイス以外の1以上の第3のデバイスに対し、コンテキストデータの所在をブロードキャストにより問い合わせ、かかる問い合わせに対し、第2のデバイスからコンテキストデータを保持していることを示す応答があった場合に、応答した第2のデバイスのうちの少なくともいずれかからコンテキストデータを取得することとした。
【0021】
具体的には、図1に示すように、実施形態に係る情報処理方法では、端末装置10-1はまず、端末装置10-2,…10-nに対し、データの所在の問い合わせをブロードキャストする(ステップS1)。かかる問い合わせは、例えば単に所望のデータの種別等を示すメタ情報であってよい。
【0022】
そして、端末装置10-2,…10-nは、かかる問い合わせに該当するデータを自身が保持していれば、保持していることを示すデータ保持の通知を、ブロードキャスト元である端末装置10-1に向けて応答する(ステップS2)。
【0023】
すると、かかる応答を受けた端末装置10-1は、応答を返した端末装置10-2との間にピア・ツー・ピア通信によるコネクションを確立する(ステップS3)。そして、端末装置10-1は、かかるコネクションを介し、端末装置10-2から所望するコンテキストデータを取得する(ステップS4)。
【0024】
このような一連の手順を踏むことにより、端末装置10-1は、所望するコンテキストデータの所在を知り、取得することができる。
【0025】
なお、端末装置10-2と通信歴のある端末装置10-nが、ステップS1の問い合わせに対し、自身は端末装置10-1の所望するコンテキストデータを保持していないものの、これを保持する端末装置10-2に関する情報を端末装置10-1へ提供するようにしてもよい。
【0026】
また、同じく端末装置10-2と通信歴のある端末装置10-nが、ステップS1の問い合わせに対し、自身は端末装置10-1の所望するコンテキストデータを保持しているものの端末装置10-2の承諾を要する場合、かかる旨を示す情報を端末装置10-1へ提供するようにしてもよい。こうした変形例については、図4および図5を用いた説明で後述する。
【0027】
また、店舗などの施設内に物理的に固定されている端末装置10は、確定的な位置情報を保持しているデバイスとしてシステム上に登録しておき、例えば端末装置10-1が位置情報のコンテキストデータを所望する場合には、無条件にそのデバイスからコンテキストデータを取得するようにしてもよい。
【0028】
また、第2のデバイスは、第1のデバイスが所望するコンテキストデータを保持する1以上のデバイスを指す。したがって、第1のデバイスである端末装置10-1は、複数の端末装置10-2からデータ保持の通知の応答を受けた場合には、応答があったうちのいずれか1つの端末装置10-2からコンテキストデータを取得してもよいし、2つ以上の端末装置10-2からコンテキストデータを取得してもよい。端末装置10-1は、所定の基準に沿って、例えば、コンテキストデータの新しさや、過去の通信履歴等に基づく端末装置10-2の信頼度等に基づいて、端末装置10-2を取捨選択することができる。
【0029】
同様に、第3のデバイスは、第1のデバイスおよび第2のデバイス以外の1以上のデバイスを指す。したがって、第1のデバイスである端末装置10-1は、複数の端末装置10-nから端末装置10-2に関する情報の提供を受けた場合には、提供元のうちのいずれか1つの端末装置10-nから提供された情報に沿って処理を進めてもよいし、2つ以上の端末装置10-nから提供された情報に沿って処理を進めてもよい。端末装置10-1は、所定の基準に沿って、例えば、過去の通信履歴等に基づく端末装置10-nの信頼度等に基づいて、端末装置10-nを取捨選択することができる。
【0030】
上述したように、実施形態に係る情報処理方法では、任意のコンテキストデータを所望する第1のデバイスである場合に、1以上の第2のデバイスおよび第2のデバイス以外の1以上の第3のデバイスに対し、コンテキストデータの所在をブロードキャストにより問い合わせ、かかる問い合わせに対し、第2のデバイスからコンテキストデータを保持していることを示す応答があった場合に、応答した第2のデバイスのうちの少なくともいずれかからコンテキストデータを取得する。
【0031】
したがって、実施形態に係る情報処理方法によれば、所望するコンテキストデータの所在を知り、取得することができる。
【0032】
以下、上記のような情報処理を行う情報処理装置を含む情報処理システム1について詳細に説明する。
【0033】
〔2.情報処理システム1の構成〕
図2は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。図2に例示するように、実施形態に係る情報処理システム1は、複数の端末装置10-1,10-2,…10-nと、サーバ装置100と、を含む。
【0034】
これらの各種装置は、ネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。ネットワークNは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、電話網(携帯電話網、固定電話網等)、地域IP(Internet Protocol)網、インターネット等の通信ネットワークである。ネットワークNには、有線ネットワークが含まれていてもよいし、無線ネットワークが含まれていてもよい。
【0035】
また、上記したが、図2では破線の矢印で示すように、端末装置10-1,10-2,…10-nは、ピア・ツー・ピアでの無線通信が可能に設けられている。端末装置10については説明済みのため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0036】
サーバ装置100は、各種サービスをユーザへ提供する情報処理装置である。サーバ装置100が提供するサービスは、例えば、端末装置10にインストールされた各種アプリやブラウザを介して各種情報を提供するサービスである。提供されるサービスには、検索サービスの他、例えば、ニュース提供サービスや、オークションサービス、天気予報サービス、ショッピングサービス、金融取引(株取引等)サービス、路線検索サービス、地図提供サービス、旅行サービス、飲食店紹介サービス、ブログサービス等が含まれてもよい。
【0037】
また、サーバ装置100は、端末装置10を同定および認証し、該当の端末装置10が存在するアドホックネットワーク、すなわちコンテキスト環境に応じた各種サービスを提供することが可能である。
【0038】
〔3.端末装置10〕
次に、図3を用いて、端末装置10の構成例について説明する。図3は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示すブロック図である。なお、図3では、端末装置10の説明に必要となる構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
【0039】
図3に示すように、端末装置10は、通信部11と、センサ部12と、記憶部13と、制御部14とを有する。なお、端末装置10は、端末装置10を利用する利用者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、表示情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)や、音声情報を出力するためのスピーカ部等を有してもよい。
【0040】
(通信部11について)
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部11は、ネットワークNと有線または無線で接続され、ネットワークNを介して、サーバ装置100との間で情報の送受信を行う。
【0041】
また、通信部11は、他の端末装置10とピア・ツー・ピアで無線通信可能に接続され、他の端末装置10との間で情報の送受信を行う。なお、無線通信方式としては、Wi-Fi(登録商標)や、Bluetooth(登録商標)、UWB(Ultra Wide Band)や、NFC(Near Field Communication)等を用いることができる。
【0042】
(センサ部12について)
センサ部12は、端末装置10に搭載され、端末装置10が存在する空間における各種のコンテキストを示すセンシングデータを取得する1以上のセンサを含む。
【0043】
(記憶部13について)
記憶部13は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、図3の例では、記憶部13は、コンテキスト情報記憶部13aと、履歴情報記憶部13bとを有する。
【0044】
(コンテキスト情報記憶部13a)
コンテキスト情報記憶部13aは、後述する取得部14eによって取得されるセンサ部12からのコンテキストデータ、および、他の端末装置10からのコンテキストデータを記憶する。
【0045】
(履歴情報記憶部13b)
履歴情報記憶部13bは、他の端末装置10との間の通信の履歴に関する情報を記憶する。通信の履歴に関する情報としては、通信日時や通信相手の他、通信内容に含まれるコンテキストデータの種別等、通信相手が保持しているコンテキストデータに関する情報を含む。
【0046】
(制御部14について)
制御部14は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、端末装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部14は、例えば、コントローラであり、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0047】
図3に示すように、制御部14は、問い合わせ部14aと、取得部14bと、通信制御部14cと、提供部14dとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部14の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行うことができる構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部14が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0048】
制御部14は、任意のコンテキストデータを所望する第1のデバイスである場合に、1以上の第2のデバイスおよび第2のデバイス以外の1以上の第3のデバイスに対し、コンテキストデータの所在をブロードキャストにより問い合わせ、かかる問い合わせに対し、第2のデバイスからコンテキストデータを保持していることを示す応答があった場合に、応答した第2のデバイスのうちの少なくともいずれかからコンテキストデータを取得する。
【0049】
(問い合わせ部14aについて)
問い合わせ部14aは、端末装置10が上記した第1のデバイスである場合に、通信部11を介してアドホックネットワーク内の端末装置10-2,…10-nに対し、自身が所望するコンテキストデータの所在を問い合わせるメタ情報をブロードキャストする。
【0050】
(取得部14bについて)
取得部14bは、通信部11を介し、問い合わせ部14aによる問い合わせに対する応答を取得する。また、取得部14bは、かかる応答に所望のコンテキストデータを保持していることを示すデータ保持の通知が含まれる場合に、通信制御部14cに対し、かかる通知を応答した端末装置10との間にピア・ツー・ピア通信によるコネクションを確立させる。
【0051】
また、取得部14bは、確立されたコネクションを介し、該当する端末装置10から所望のコンテキストデータを取得する。
【0052】
(通信制御部14cについて)
通信制御部14cは、取得部14bによって取得された問い合わせ部14aによる問い合わせに対する応答にデータ保持の通知が含まれる場合に、かかる通知を応答した端末装置10との間にピア・ツー・ピア通信によるコネクションを確立する。
【0053】
また、通信制御部14cは、確立されたコネクションを介し、取得部14bによって該当する端末装置10から所望のコンテキストデータが取得された場合に、かかる端末装置10との間に確立されたピア・ツー・ピア通信によるコネクションを解除する。
【0054】
(提供部14dについて)
提供部14dは、端末装置10が上記した第2のデバイスである場合に、自身が保持し、第1のデバイスが所望するコンテキストデータを、第1のデバイスに対し提供する。
【0055】
また、提供部14dは、端末装置10が上記した第3のデバイスである場合に、自身は保持しないが、第1のデバイスが所望するコンテキストデータを保持する第2のデバイスに関する情報を、通信部11を介し、第1のデバイスへ提供してもよい。
【0056】
また、提供部14dは、端末装置10が上記した第3のデバイスである場合に、第1のデバイスが所望するコンテキストデータを自身が保持するが、第2のデバイスの承諾を要する場合は、かかる承諾を要することを情報提供してもよい。
【0057】
かかる変形例を具体的に示す。図4は、変形例に係る提供処理の処理説明図(その1)である。また、図5は、変形例に係る提供処理の処理説明図(その2)である。
【0058】
図4に示すように、第2のデバイスである端末装置10-2と、第3のデバイスである端末装置10-nとの間には通信歴があるものとする(ステップS0)。また、通信歴には、すれちがい通信に関する履歴も含まれるものとする。
【0059】
かかる場合に、端末装置10-nが、第1のデバイスである端末装置10-1から上記のブロードキャストによる問い合わせを受けた場合(ステップS1)、端末装置10-nは、自身の履歴情報に基づき、端末装置10-1に対し、第2のデバイスに関する情報を提供することができる(ステップS5)。
【0060】
かかる第2のデバイスに関する情報には、例えば第2のデバイスの識別情報や、IPアドレス等のアドレス情報、第2のデバイスが保持しているコンテキストデータの種別、また、単にすれちがったこと等が含まれる。
【0061】
そして、かかる情報の提供を受けた端末装置10-1は、第2デバイスである端末装置10-2に対し、例えば所望のコンテキストデータの提供を要求し、承諾が得られたならば端末装置10-2との間にピア・ツー・ピア通信によるコネクションを確立する。そして、端末装置10-2から、所望のコンテキストデータを取得することとなる。
【0062】
また、図5でも図4と同じく、第2のデバイスである端末装置10-2と、第3のデバイスである端末装置10-nとの間には通信歴があるものとする(ステップS0)。また、端末装置10-nは、第1のデバイスである端末装置10-1が所望するコンテキストデータを保持しているが、その提供には第2のデバイスの承諾を要するものとする。
【0063】
かかる場合に、端末装置10-nが、端末装置10-1から上記のブロードキャストによる問い合わせを受けた場合(ステップS1)、端末装置10-nは、端末装置10-1に対し、自身は所望のコンテキストデータを保持しているが、第2のデバイスの承諾を要することを情報提供することができる(ステップS6)。
【0064】
かかる提供される情報には、例えば第2のデバイスの識別情報や、IPアドレス等のアドレス情報などが含まれる。
【0065】
そして、かかる情報の提供を受けた端末装置10-1は、第2デバイスである端末装置10-2に対し、ピア・ツー・ピア通信によるコネクションを確立し、承諾を得るためのやり取りを行う。そして、承諾が得られたならば、端末装置10-1は、端末装置10-2から、所望のコンテキストデータを取得する。
【0066】
なお、端末装置10-1は、端末装置10-2からの承諾が得られたならば、端末装置10-2とのコネクションを解除し、端末装置10-nとコネクションを確立して、承諾を得られたことを通知したうえで、端末装置10-nから、所望のコンテキストデータを取得してもよい。
【0067】
また、図5の例で、仮に第2のデバイスの承諾が不要である場合、端末装置10-nは、第2のデバイスから取得したコンテキストデータを直接、端末装置10-1に対し提供してもよい。また、かかる場合は、端末装置10-nは、第2のデバイスから取得したコンテキストデータであることを併せて通知するとよい。
【0068】
これにより、端末装置10-1は、将来的に同一の種別のコンテキストデータが必要となった場合に、優先的に端末装置10-2に対して、該当のコンテキストデータを要求することが可能となる。
【0069】
〔4.情報処理システム1の処理シーケンス〕
次に、実施形態に係る情報処理システム1が実行する処理シーケンスについて説明する。図6は、実施形態に係る情報処理システム1が実行する処理シーケンス(その1)である。また、図7は、実施形態に係る情報処理システム1が実行する処理シーケンス(その2)である。
【0070】
なお、図6および図7を用いた説明では、これまで通り、端末装置10-1が第1のデバイスであり、端末装置10-2が第2のデバイスであり、端末装置10-nが第3のデバイスであるものとする。
【0071】
図6に示すように、まず端末装置10-1は、端末装置10-2,…10-nに対しブロードキャストにより、自身が所望するコンテキストデータの所在を問い合わせる(ステップS101)。
【0072】
これを受けた端末装置10-2,…10-nのうち、該当のコンテキストデータを保持する端末装置10-2は、端末装置10-1に対し、データ保持の通知を行う(ステップS102)。
【0073】
そして、端末装置10-1と端末装置10-2の間にピア・ツー・ピア通信によるコネクションが確立され(ステップS103)、かかるコネクションを介して、端末装置10-1は、端末装置10-2からコンテキストデータを取得する(ステップS104)。
【0074】
これらステップS101~S104からなるデータ取得処理によって取得されたコンテキストデータは、例えばサーバ装置100によるアドホックネットワークにおける端末装置10-1の認証処理に用いられる。
【0075】
かかる場合に、図7に示すように、端末装置10-1がサーバ装置100に対し、アドホックネットワークにおける認証要求を行う(ステップS201)。すると、これを受けたサーバ装置100は、端末装置10-1に対しコンテキストデータを要求する(ステップS202)。
【0076】
ここで要求されるコンテキストデータは、例えばアドホックネットワークに対応するコンテキスト環境において端末装置10-1が保持していないコンテキストデータである。
【0077】
かかる要求を受けた端末装置10-1は、図6に示したデータ取得処理によって、自身が保持していないコンテキストデータを取得する(ステップS203)。そして、端末装置10-1は、データ取得処理によって取得されたコンテキストデータをサーバ装置100に対し、送信する(ステップS204)。
【0078】
そして、サーバ装置100は、かかるコンテキストデータに基づいて、端末装置10-1を認証することとなる(ステップS205)。
【0079】
〔5.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る端末装置10やサーバ装置100は、例えば図8に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、端末装置10を例に挙げて説明する。図8は、実施形態に係る端末装置10の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU(Central Processing Unit)1100、RAM(Random Access Memory)1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、およびメディアインターフェイス(I/F)1700を備える。
【0080】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0081】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網500(図2に示したネットワークNやピア・ツー・ピア通信に対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網500を介して他の機器へ送信する。
【0082】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0083】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、当該プログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0084】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部14の各機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部13内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを、記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0085】
〔6.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0086】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0087】
例えば、図3に示した問い合わせ部14aと取得部14bとは、同じ通信部11を介するという意味で、統合されてもよい。また、さらに提供部14dが、同じく通信部11を介するという意味で、統合されてもよい。また、例えば、記憶部13に記憶される情報は、ネットワークNを介して、外部に備えられた所定の記憶装置に記憶されてもよい。
【0088】
また、上記実施形態では、第1のデバイスである端末装置10-1が自身の所望するコンテキストデータの所在をブロードキャストにより問い合わせることとしたが、変形例として、第2のデバイスである端末装置10-2が、自身の保持するコンテキストデータの所望をブロードキャストにより問い合わせてもよい。かかる場合、該当のコンテキストデータを所望する端末装置10-1は、問い合わせに応じ、データを所望することを示すデータ所望の通知を端末装置10-2へ応答し、端末装置10-2からコンテキストデータを取得することとなる。
【0089】
また、各端末装置10は、直接的にデータの送受信を行ってもよいが、ネットワークを利用した間接的なデータの送受信を行ってもよい。例えば、端末装置10-2は、あらかじめネットワーク上のストレージにデータを登録しておき、端末装置10-1は、端末装置10-2からこのようなストレージ上のデータの所在を示す情報を取得し、取得した情報に従って、ストレージ上のデータを取得してもよい。
【0090】
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0091】
〔7.効果〕
実施形態に係る端末装置10(「情報処理装置」の一例に相当)は、問い合わせ部14aと、取得部14bとを備える。問い合わせ部14aは、任意のコンテキストデータを所望する第1のデバイスである場合に、1以上の第2のデバイスおよび第2のデバイス以外の1以上の第3のデバイスに対し、コンテキストデータの所在をブロードキャストにより問い合わせる。取得部14bは、問い合わせ部14aによる問い合わせに対し、第2のデバイスからコンテキストデータを保持していることを示す応答があった場合に、応答した第2のデバイスのうちの少なくともいずれかからコンテキストデータを取得する。
【0092】
したがって、実施形態に係る端末装置10によれば、所望するコンテキストデータの所在を知り、取得することができる。
【0093】
また、第1のデバイス、第2のデバイスおよび第3のデバイスは、アドホックネットワークを形成する。
【0094】
したがって、実施形態に係る端末装置10によれば、アドホックネットワークに対応するコンテキスト環境において、所望するコンテキストデータの所在を知り、取得することができる。
【0095】
また、取得部14bは、第2のデバイスからコンテキストデータを保持していることを示す応答があった場合に確立されるピア・ツー・ピア通信のコネクションを介して、第2のデバイスからコンテキストデータを取得する。
【0096】
したがって、実施形態に係る端末装置10によれば、例えば秘匿性を保ちつつ、所望するコンテキストデータを取得することができる。
【0097】
また、実施形態に係る端末装置10は、提供部14dをさらに備える。提供部14dは、第3のデバイスである場合に、問い合わせ部14aによる問い合わせに対し、第2のデバイスとの間の通信に関する履歴情報に基づいて、第2のデバイスに関する情報を第1のデバイスへ提供する。
【0098】
したがって、実施形態に係る端末装置10によれば、第1のデバイスは第3のデバイスを介して間接的に、所望するコンテキストデータの所在を知り、取得することができる。
【0099】
また、提供部14dは、コンテキストデータを保持するが第2のデバイスの承諾を要する場合に、かかる承諾を要することを示す情報を第1のデバイスに対し提供する。
【0100】
したがって、実施形態に係る端末装置10によれば、第1のデバイスは第3のデバイスを介し、第2のデバイスの承諾を得れば所望するコンテキストデータを取得できることを知ることができる。
【0101】
また、変形例に係る端末装置10は、取得部14bを備える。取得部14bは、任意のコンテキストデータを所望する第1のデバイスである場合に、当該コンテキストデータを保持する1以上の第2のデバイスからブロードキャストによる上記コンテキストデータの所望の問い合わせを受けたならば、問い合わせのうちの少なくともいずれかに対し上記コンテキストデータを所望していることを応答し、応答した第2のデバイスから上記コンテキストデータを取得する。
【0102】
したがって、変形例に係る端末装置10によれば、所望するコンテキストデータの所在を、これを保持する第2のデバイスからの問い合わせにより知り、取得することができる。
【0103】
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0104】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0105】
1 情報処理システム
10 端末装置
11 通信部
12 センサ部
13 記憶部
13a コンテキスト情報記憶部
13b 履歴情報記憶部
14 制御部
14a 問い合わせ部
14b 取得部
14c 通信制御部
14d 提供部
100 サーバ装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8