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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-12
(45)【発行日】2024-01-22
(54)【発明の名称】固体撮像装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 25/78 20230101AFI20240115BHJP
   H04N 25/677 20230101ALI20240115BHJP
   H04N 25/11 20230101ALI20240115BHJP
【FI】
H04N25/78
H04N25/677
H04N25/11
【請求項の数】 21
(21)【出願番号】P 2021146388
(22)【出願日】2021-09-08
(65)【公開番号】P2023039289
(43)【公開日】2023-03-20
【審査請求日】2022-07-13
(73)【特許権者】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小林 秀央
【審査官】鈴木 明
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-128278(JP,A)
【文献】特開2010-109893(JP,A)
【文献】国際公開第2018/198802(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 25/00-25/79
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数行および複数列に渡って画素が配置された画素アレイと、
第1の列回路群と、
前記画素アレイに対して前記第1の列回路群と同一方向に配置された第2の列回路群と、
前記第1の列回路群にカウント信号を供給する第1のカウンタと、
前記第2の列回路群にカウント信号を供給する第2のカウンタと、
を備え、
前記第1の列回路群と前記第2の列回路群は、列に沿った方向に分離して配置され、
第1の列回路群と第2の列回路群は、異なる色の画素信号を処理し、
前記画素アレイは、第1の画素と、第2の画素と、を含み、
前記第1の画素と、前記第2の画素と、は異なる列に配置され、
前記第1の画素は、前記第1の列回路群が含む複数の第1の列回路のうちの1つの第1の列回路と電気的に接続可能であり、
前記第2の画素は、前記第2の列回路群が含む複数の第2の列回路のうちの1つの第2の列回路と電気的に接続可能であり、
前記1つの第1の列回路と、前記1つの第2の列回路と、は同じ列に配置される
固体撮像装置。
【請求項2】
複数行および複数列に渡って画素が配置された画素アレイと、
第1の列回路群と、
前記画素アレイに対して前記第1の列回路群と同一方向に配置された第2の列回路群と、
前記第1の列回路群にカウント信号を供給する第1のカウンタと、
前記第2の列回路群にカウント信号を供給する第2のカウンタと、
を備え、
前記第1の列回路群と前記第2の列回路群は、画素信号の読出し方向に分離して配置され、
第1の列回路群と第2の列回路群は、異なる色の画素信号を処理し、
前記画素アレイは、第1の画素と、第2の画素と、を含み、
前記第1の画素と、前記第2の画素と、は異なる列に配置され、
前記第1の画素は、前記第1の列回路群が含む複数の第1の列回路のうちの1つの第1の列回路と電気的に接続可能であり、
前記第2の画素は、前記第2の列回路群が含む複数の第2の列回路のうちの1つの第2の列回路と電気的に接続可能であり、
前記1つの第1の列回路と、前記1つの第2の列回路と、は同じ列に配置される
固体撮像装置。
【請求項3】
前記第1の列回路群は第1の色の画素信号のみを処理し、前記第2の列回路群は第2の色の画素信号のみを処理する、
請求項1または2に記載の固体撮像装置。
【請求項4】
複数行および複数列に渡って画素が配置された画素アレイと、
第1の列回路群と、
前記画素アレイに対して前記第1の列回路群と同一方向に配置された第2の列回路群と、
前記第1の列回路群にカウント信号を供給する第1のカウンタと、
前記第2の列回路群にカウント信号を供給する第2のカウンタと、
を備え、
前記第1の列回路群と前記第2の列回路群は、列に沿った方向に分離して配置され、
前記第1の列回路群は第1の色の画素信号のみを処理し、前記第2の列回路群は第2の色の画素信号のみを処理する、
固体撮像装置。
【請求項5】
複数行および複数列に渡って画素が配置された画素アレイと、
第1の列回路群と、
前記画素アレイに対して前記第1の列回路群と同一方向に配置された第2の列回路群と、
前記第1の列回路群にカウント信号を供給する第1のカウンタと、
前記第2の列回路群にカウント信号を供給する第2のカウンタと、
を備え、
前記第1の列回路群と前記第2の列回路群は、画素信号の読出し方向に分離して配置され、
前記第1の列回路群は第1の色の画素信号のみを処理し、前記第2の列回路群は第2の色の画素信号のみを処理する、
固体撮像装置。
【請求項6】
前記画素アレイは、第1の画素と、第2の画素と、第3の画素と、を含み、
前記第1の画素と、前記第2の画素と、前記第3の画素と、は同じ列に配置され、
前記第1の画素は、前記第2の画素と、前記第3の画素と、の間に配置され、
前記第1の画素は、前記第1の列回路群が含む複数の第1の列回路のうちの1つの第1の列回路と電気的に接続可能であり、
前記第2の画素と、前記第3の画素と、は前記第2の列回路群が含む1つの第2の列回路と電気的に接続可能である、
請求項3から5のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
【請求項7】
前記第1の列回路群と前記第2の列回路群は、並んで配置される、
請求項1から6のいずれか1項に記載の固体撮像装置
【請求項8】
前記第1のカウンタにクロック信号を供給する第1のクロック生成器と、
前記第2のカウンタにクロック信号を供給する第2のクロック生成器と、
をさらに備える、請求項1から7のいずれか1項に記載の固体撮像装置
【請求項9】
前記第1のカウンタは、前記第1の列回路群の列方向の略中央に配置されるか、または、
前記第2のカウンタは、前記第2の列回路群の列方向の略中央に配置される、
請求項1から8のいずれか1項に記載の固体撮像装置
【請求項10】
前記画素アレイが設けられた第1の基板と、
前記第1の列回路群、前記第2の列回路群、前記第1のカウンタ、および前記第2のカウンタの少なくともいずれかが設けられた第2の基板と、
が積層されている、請求項1から9のいずれか1項に記載の固体撮像装置
【請求項11】
複数の信号処理回路を有し、前記複数の信号処理回路のそれぞれが、前記第1の列回路群、前記第2の列回路群、前記第1のカウンタ、および前記第2のカウンタを有する、
請求項1から10のいずれか1項に記載の固体撮像装置
【請求項12】
複数行および複数列に渡って画素が配置された画素アレイと、
複数の信号処理回路と、
を備え、
前記複数の信号処理回路のそれぞれが、
第1の列回路群と、
前記画素アレイに対して前記第1の列回路群と同一方向に配置された第2の列回路群と、
前記第1の列回路群にカウント信号を供給する第1のカウンタと、
前記第2の列回路群にカウント信号を供給する第2のカウンタと、
を有し、
前記第1の列回路群と前記第2の列回路群は、列に沿った方向に分離して配置され、
前記複数の信号処理回路のうち少なくとも1つにおいて、前記第1の列回路群、前記第2の列回路群、前記第1のカウンタ、および前記第2のカウンタは、各々が複数の画素を行ごとに走査する複数の走査回路の間に位置し、
前記画素アレイは、第1の画素と、第2の画素と、を含み、
前記第1の画素と、前記第2の画素と、は異なる列に配置され、
前記第1の画素は、前記第1の列回路群が含む複数の第1の列回路のうちの1つの第1の列回路と電気的に接続可能であり、
前記第2の画素は、前記第2の列回路群が含む複数の第2の列回路のうちの1つの第2の列回路と電気的に接続可能であり、
前記1つの第1の列回路と、前記1つの第2の列回路と、は同じ列に配置される
固体撮像装置。
【請求項13】
前記第1の列回路群は第1の色の画素信号のみを処理し、前記第2の列回路群は第2の色の画素信号のみを処理する、
請求項12に記載の固体撮像装置。
【請求項14】
複数行および複数列に渡って画素が配置された画素アレイと、
複数の信号処理回路と、
を備え、
前記複数の信号処理回路のそれぞれが、
第1の列回路群と、
前記画素アレイに対して前記第1の列回路群と同一方向に配置された第2の列回路群
と、
前記第1の列回路群にカウント信号を供給する第1のカウンタと、
前記第2の列回路群にカウント信号を供給する第2のカウンタと、
を有し、
前記第1の列回路群と前記第2の列回路群は、列に沿った方向に分離して配置され、
前記複数の信号処理回路のうち少なくとも1つにおいて、前記第1の列回路群、前記第2の列回路群、前記第1のカウンタ、および前記第2のカウンタは、各々が複数の画素を行ごとに走査する複数の走査回路の間に位置し、
前記第1の列回路群は第1の色の画素信号のみを処理し、前記第2の列回路群は第2の色の画素信号のみを処理する、
固体撮像装置。
【請求項15】
前記画素アレイは、第1の画素と、第2の画素と、第3の画素と、を含み、
前記第1の画素と、前記第2の画素と、前記第3の画素と、は同じ列に配置され、
前記第1の画素は、前記第2の画素と、前記第3の画素と、の間に配置され、
前記第1の画素は、前記第1の列回路群が含む複数の第1の列回路のうちの1つの第1の列回路と電気的に接続可能であり、
前記第2の画素と、前記第3の画素と、は前記第2の列回路群が含む1つの第2の列回路と電気的に接続可能である、
請求項13または14に記載の固体撮像装置。
【請求項16】
前記第1の列回路群と前記第2の列回路群は、並んで配置される、
請求項12から15のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
【請求項17】
前記複数の信号処理回路のそれぞれが、
前記第1のカウンタにクロック信号を供給する第1のクロック生成器と、
前記第2のカウンタにクロック信号を供給する第2のクロック生成器と、
をさらに有する、請求項12から16のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
【請求項18】
前記複数の信号処理回路の少なくとも1つにおいて、
前記第1のカウンタは、前記第1の列回路群の列方向の略中央に配置されるか、または、
前記第2のカウンタは、前記第2の列回路群の列方向の略中央に配置される、
請求項12から17のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
【請求項19】
前記画素アレイが設けられた第1の基板と、
前記複数の信号処理回路が設けられた第2の基板と、
が積層されている、請求項12から18のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
【請求項20】
請求項1から19のいずれか1項に記載の固体撮像装置と、
前記固体撮像装置から出力される信号を処理する信号処理部と、
を有することを特徴とする撮像システム。
【請求項21】
移動体であって、
請求項1から19のいずれか1項に記載の固体撮像装置と、
移動装置と、
前記固体撮像装置から出力される信号から情報を取得する処理装置と、
前記情報に基づいて前記移動装置を制御する制御装置と、
を有することを特徴とする移動体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、固体撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
複数の画素列群毎に共通したカウンタを複数有する固体撮像装置が、特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】国際公開第2013/129202号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
列回路領域中に複数のカウンタを配置すると、列毎の特性差が出やすく、画質の低下を招く恐れがある。
【0005】
本発明では、列回路の列毎の特性差を抑制した固体撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第一の態様は、
複数行および複数列に渡って画素が配置された画素アレイと、
第1の列回路群と、
前記画素アレイに対して前記第1の列回路と同一方向に配置された第2の列回路群と、
前記第1の列回路群にカウント信号を供給する第1のカウンタと、
前記第2の列回路群にカウント信号を供給する第2のカウンタと、
を備え、
前記第1の列回路群と前記第2の列回路群は、列に沿った方向に分離して配置され、
第1の列回路群と第2の列回路群は、異なる色の画素信号を処理し、
前記画素アレイは、第1の画素と、第2の画素と、を含み、
前記第1の画素と、前記第2の画素と、は異なる列に配置され、
前記第1の画素は、前記第1の列回路群が含む複数の第1の列回路のうちの1つの第1の列回路と電気的に接続可能であり、
前記第2の画素は、前記第2の列回路群が含む複数の第2の列回路のうちの1つの第2の列回路と電気的に接続可能であり、
前記1つの第1の列回路と、前記1つの第2の列回路と、は同じ列に配置される
固体撮像装置である。
【0007】
本発明の第二の態様は、
複数行および複数列に渡って画素が配置された画素アレイと、
第1の列回路群と、
前記画素アレイに対して前記第1の列回路と同一方向に配置された第2の列回路群と、
前記第1の列回路群にカウント信号を供給する第1のカウンタと、
前記第2の列回路群にカウント信号を供給する第2のカウンタと、
を備え、
前記第1の列回路群と前記第2の列回路群は、画素信号の読み出し方向に分離して配置され、
第1の列回路群と第2の列回路群は、異なる色の画素信号を処理し、
前記画素アレイは、第1の画素と、第2の画素と、を含み、
前記第1の画素と、前記第2の画素と、は異なる列に配置され、
前記第1の画素は、前記第1の列回路群が含む複数の第1の列回路のうちの1つの第1の列回路と電気的に接続可能であり、
前記第2の画素は、前記第2の列回路群が含む複数の第2の列回路のうちの1つの第2の列回路と電気的に接続可能であり、
前記1つの第1の列回路と、前記1つの第2の列回路と、は同じ列に配置される
固体撮像装置である。
本発明の第三の態様は、
複数行および複数列に渡って画素が配置された画素アレイと、
第1の列回路群と、
前記画素アレイに対して前記第1の列回路と同一方向に配置された第2の列回路群と、
前記第1の列回路群にカウント信号を供給する第1のカウンタと、
前記第2の列回路群にカウント信号を供給する第2のカウンタと、
を備え、
前記第1の列回路群と前記第2の列回路群は、列に沿った方向に分離して配置され、
前記第1の列回路群は第1の色の画素信号のみを処理し、前記第2の列回路群は第2の色の画素信号のみを処理する、
固体撮像装置である。
本発明の第四の態様は、
複数行および複数列に渡って画素が配置された画素アレイと、
第1の列回路群と、
前記画素アレイに対して前記第1の列回路と同一方向に配置された第2の列回路群と、
前記第1の列回路群にカウント信号を供給する第1のカウンタと、
前記第2の列回路群にカウント信号を供給する第2のカウンタと、
を備え、
前記第1の列回路群と前記第2の列回路群は、画素信号の読み出し方向に分離して配置され、
前記第1の列回路群は第1の色の画素信号のみを処理し、前記第2の列回路群は第2の色の画素信号のみを処理する、
固体撮像装置である。
本発明の第の態様は、
複数行および複数列に渡って画素が配置された画素アレイと、
複数の信号処理回路と、
を備え、
前記複数の信号処理回路のそれぞれが、
第1の列回路群と、
前記画素アレイに対して前記第1の列回路群と同一方向に配置された第2の列回路群と、
前記第1の列回路群にカウント信号を供給する第1のカウンタと、
前記第2の列回路群にカウント信号を供給する第2のカウンタと、
を有し、
前記第1の列回路群と前記第2の列回路群は、列に沿った方向に分離して配置され、
前記複数の信号処理回路のうち少なくとも1つにおいて、前記第1の列回路群、前記第2の列回路群、前記第1のカウンタ、および前記第2のカウンタは、各々が複数の画素を行ごとに走査する複数の走査回路の間に位置し、
前記画素アレイは、第1の画素と、第2の画素と、を含み、
前記第1の画素と、前記第2の画素と、は異なる列に配置され、
前記第1の画素は、前記第1の列回路群が含む複数の第1の列回路のうちの1つの第1の列回路と電気的に接続可能であり、
前記第2の画素は、前記第2の列回路群が含む複数の第2の列回路のうちの1つの第2の列回路と電気的に接続可能であり、
前記1つの第1の列回路と、前記1つの第2の列回路と、は同じ列に配置される
固体撮像装置である。
本発明の第六の態様は、
複数行および複数列に渡って画素が配置された画素アレイと、
複数の信号処理回路と、
を備え、
前記複数の信号処理回路のそれぞれが、
第1の列回路群と、
前記画素アレイに対して前記第1の列回路群と同一方向に配置された第2の列回路群と、
前記第1の列回路群にカウント信号を供給する第1のカウンタと、
前記第2の列回路群にカウント信号を供給する第2のカウンタと、
を有し、
前記第1の列回路群と前記第2の列回路群は、列に沿った方向に分離して配置され、
前記複数の信号処理回路のうち少なくとも1つにおいて、前記第1の列回路群、前記第2の列回路群、前記第1のカウンタ、および前記第2のカウンタは、各々が複数の画素を行ごとに走査する複数の走査回路の間に位置し、
前記第1の列回路群は第1の色の画素信号のみを処理し、前記第2の列回路群は第2の色の画素信号のみを処理する、
固体撮像装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、列回路の列毎の特性差を抑制した固体撮像装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施形態1に関わる固体撮像装置の模式図
図2】実施形態1に関わる固体撮像装置の模式図
図3】実施形態1に関わる固体撮像装置のタイミング図
図4】実施形態2に関わる固体撮像装置の模式図
図5】実施形態3に関わる固体撮像装置の模式図
図6】実施形態3に関わる固体撮像装置の模式図
図7】実施形態4に関わる固体撮像装置の模式図
図8】実施形態4に関わる固体撮像装置の模式図
図9】実施形態5に関わる撮像システムの構成例を示す図
図10】実施形態6に関わる撮像システム及び移動体の構成例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明にかかる固体撮像装置の実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明は本発明を説明するための例示に過ぎず、本発明は以下の実施形態に限定されるわけではない。本発明はその技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
【0011】
(実施形態1)
図1は、第1の実施形態に関わる固体撮像装置の構成を示す模式図である。図1において、10は画素、20は画素アレイ、30~33は垂直線、40、41は電流源、50、51はランプ信号生成回路、60、61は比較器、70、71は第一のメモリ、80、81は第二のメモリ、90、91はカウンタ、100は出力回路である。
【0012】
画素アレイ20には、画素10が複数行および複数列にわたって配置される。図2は、画素10の回路例を示す図である。図2において、400はフォトダイオード、410は転送トランジスタ、420はフローティングディフュージョン、430はソースフフォロワトランジスタ、440は選択トランジスタ、455はリセットトランジスタである。リセットトランジスタ455はフローティングディフュージョン420をリセットする。フォトダイオード400で発生した光電荷は、転送トランジスタ410をオンすることにより、フローティングディフュージョン420に転送され、フローティングディフュージョン420に付随する寄生容量で信号電圧に変換される。そして、該信号電圧は、ソースフォロワトランジスタ430、選択トランジスタ440を介して垂直線30へ出力される。ソースフォロワトランジスタ430は、図1の電流源40とともにソースフォロワを構成し、フローティングディフュージョン420上の信号電圧は、該ソースフォロワにてバッファされて垂直線30に出力される。
【0013】
垂直線(画素信号線)30,31は、1つの画素列の異なる行の画素10の画素信号を出力する比較器60,61は、垂直線30,31の信号をランプ生成回路50,51から出力されるランプ信号と比較する。比較器60、61は、垂直線30、31の信号をランプ生成回路50、51から出力されるランプ信号と比較する。第一のメモリ70,71は、比較器60、61の出力が反転するタイミングでカウンタ90、91のカウント信号を取り込む。これにより、画素10の信号はAD変換される。第一のメモリ70、71のデジタル信号は、第二のメモリ80、81へ転送された後、出力回路100を介してチップ外へ出力される。
【0014】
1つの画素列に対応する電流源40、比較器60、第1のメモリ70が、1つの第1の列回路に相当し、1つの画素列に対応する電流源41、比較器61、第1のメモリ71が、1つの第2の列回路に相当する。第1の列回路群は複数列の第1の回路群からなり、第2の列回路群は複数列の第2の列回路からなる。第1の列回路群と、第2の列回路群は、画素信号の読み出し方向に分離して配置される。本実施形態において、画素信号の読み出し方向は画素列に平行であり、図1における上下方向である。言い換えると、第1の列回
路群と第2の列回路群は、列に沿った方向(列方向)に分離して配置される。また、第1の列回路群と第2の列回路群は並んで配置されている。なお、上記第1の列回路群と第2の列回路群は、画素アレイ20に対して同一方向(図1では図面下側)に配置されている。そして、このように分離して配置された第1の列回路群中の第1のメモリ70と第2の列回路群中の第1のメモリ71のそれぞれに対してカウント信号を供給するカウンタ90,91を用いている。
【0015】
尚、図1においては、画素アレイ20の奇数列の画素10に接続される垂直線32,33以降の回路については、垂直線30、31と略同一であるため、図示を省略している。
【0016】
図3は、本実施形態に関わる固体撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。以下、図3を参照して、動作について説明する。
【0017】
時刻t0~t1において、図2の制御信号RESがハイレベルとなりリセットトランジスタ455がオンすることにより、フローティングディフュージョン420がリセットされる。それに応じて垂直線30、31の電位はリセットレベルとなっている。時刻t1において、制御信号RESをローレベルとし、リセットトランジスタ455をオフする。その後、時刻t2において、RAMP信号のスロープ動作を開始する。また、カウンタ90、91のカウンタ信号出力がカウントアップしていく。時刻t3において、比較器の入力となるRAMP信号と垂直線の信号が等しくなることにより、比較器の出力が反転する。この反転にかかるまでの時間をカウンタ90、91により計測し、第一のメモリ70、71へ保持することより、リセットレベルのAD変換を行う。時刻t4において、RAMP信号のリセットを行う。
【0018】
時刻t5~t6において、図2の制御信号TXがハイレベルとなることにより、転送トランジスタ410がオンすることにより、フォトダイオード400からフローティングディフュージョン420へ光電荷が転送される。フローティングディフュージョン420の電位は、電荷の量に応じて低下する。これにより、垂直線30、31の電位が低下する。時刻t7から再びRAMP信号のスロープ動作を開始する。時刻t8に再び比較器の出力が反転する。反転までの時間をカウンタにより計測することより、光信号レベルのAD変換を行う。
【0019】
本実施形態においては、複数のカウンタ90,91を用いることにより、各々に接続される第一のメモリ70,71の数を減らして負荷を低減し、高速化可能としている。さらに、カウンタ91は第一のメモリ70とは信号読み出し方向(図面における縦方向)に分離して配置した第一のメモリ71へカウント信号を供給する構成としている。これにより、従来技術と異なり、第一のメモリ70、71などが配される列回路領域中に配置するカウンタの数の増加を抑制している。これにより、列毎の特性差が出るのを抑制している。
【0020】
尚、図1において、画素アレイ20の奇数行の画素と偶数行の画素が異なる色成分に対応する場合、図1では、カウンタ90,91は各々、異なる色信号に対応させるような構成となる。このように構成することにより、同色内での特性差が出るのを抑制することが可能となる。
【0021】
尚、撮像装置、固体撮像装置の形態は上述のものに限られない。例えば、画素10は図2のもの限られない。フローティングディフュージョン420の容量を切り替え可能な構成としても構わない。また、画素10は複数のフォトダイオード400、401でフローティングディフュージョン420を共有する形態でも構わない。複数のフォトダイオード400、401を同一マイクロレンズ下に形成し、位相差を検出可能な画素としても構わない。また、選択トランジスタ440を複数有する形態でも構わない。また、比較器60
、61は、オートゼロ動作用の容量やスイッチを有する構成でも構わない。
【0022】
(実施形態2)
図4に実施形態2に関わる固体撮像装置の模式図を示す。以下では、実施形態1の図1との相違点についてのみ、説明する。
【0023】
本実施形態では、カウンタ90にクロック信号を供給するクロック生成器110と、カウンタ91にクロック信号を供給するクロック生成器111の2つのクロック生成器を用いる。クロック生成器110,111は、それぞれカウンタ90,91に近接して設けられる。これにより、離れて配置されたカウンタ90、91に対して1つのクロック生成器からクロックを供給する場合に比べて、クロックの伝送距離を短くし、省電力化、高速化を行うことが可能となっている。
【0024】
(実施形態3)
図5に実施形態3に関わる固体撮像装置の模式図を示す。以下では、実施形態1の図1との相違点についてのみ、説明する。
【0025】
図5において、600は画素基板、610は回路基板であり、本実施形態は、画素基板600、回路基板610からなる積層型の固体撮像装置である。回路基板610は2つの信号処理回路620、621を有する。回路基板610の左半面(信号処理回路620)と右半面(信号処理回路621)を共通のマスクセットを用いて2回に分けて露光して作製することにより、信号処理回路620、621は略同一の構成となる。ただし、上層メタルのみ一括露光とすることで、処理回路620、621内の結線状態を互いに変更することが可能である。630~633は行選択回路、640、641は2つの信号処理回路間を接続する配線である。また、650~653は画素10からの信号を処理するADC(AD変換器)、100~103はADC650~653からの信号を処理し、信号を外部へ出力する出力回路である。行選択回路630~633で選択された画素基板610の画素10の行の信号は、不図示の基板間接合を介して、回路基板610のADC650~6
53へ読み出される。
【0026】
図6に、ADC650、651および信号処理回路間を接続する配線640,641の一例を示す。図6において、ADC650、651の回路は図1と略同一である。尚、ADC650と651が略同一の構成であるため、ADC651中にもランプ信号生成回路が存在するが、不使用かつ非動作となっている。代わりに、ランプ信号生成回路50の生成するランプ信号を、信号処理回路間を接続する配線640を介してADC651へ供給することにより、ADC650と651の特性差を低減している。
【0027】
また、ADC650が複数のカウンタ90、91と複数のクロック生成器110、111を有しており、ADC651も複数のカウンタ92、93と複数のクロック生成器112、113を有している。これにより、信号処理回路620、621の双方において、カウンタ90~93の負荷を軽減し、高速化可能となっている。また、クロック生成器110、111をカウンタ90、91へ近接配置させて高速化可能となっている。
【0028】
また、本実施形態では、クロック生成器110~113とカウンタ90~93を信号処理回路620、621の略中央に配置している。言い換えると、クロック生成器110~113とカウンタ90~93は、カウント信号を供給する対象の列回路群の列方向の略中央に配置される。これにより、カウンタ90~93から最も遠い第一のメモリ70、71までの距離を短縮し、高速動作させることが可能となっている。
【0029】
なお、図5では2層型の積層の例を示したが、3層型としても構わない。
【0030】
(実施形態4)
図7に実施形態4に関わる固体撮像装置の模式図を示す。以下では、実施形態1の図1との相違点についてのみ、説明する。
【0031】
本実施形態において、比較器60および第1のメモリ70は垂直線30から出力される画素信号を処理し、比較器61および第1のメモリ71は垂直線33から出力される画素信号を処理する。このように本実施形態では、異なる画素列の画素信号を処理する列回路が、信号読み出し方向に並べて配置される。また、垂直線31および垂直線32から出力される画素信号も、画素アレイ20の反対側(図面上側)において、信号読み出し方向に並べて配置された列回路(不図示)によって処理される。
【0032】
このように信号読み出し方向に並べて配置される列回路が異なる画素列の信号を処理する構成であっても、実施形態1と同様に列毎の特性差が出るのを抑制することが可能である。
【0033】
なお、1つの画素列に対して3つ以上の垂直線が設けられてもよい。例えば、1つの画素列に対して20本の垂直線を設けてもよい。より詳細には、図7の構成において、垂直線30~33をそれぞれ10本ずつ設けてもよい。図8はこのような構成における列回路の配置例を模式的に示す。
【0034】
図8に示すように、電流源40、比較器60、第一のメモリ70、電流源41、比較器61、第一のメモリ71のそれぞれが、5行2列(合計10個)に配列され、これらが列方向に並べて配置される。電流源40、比較器60、第一のメモリ70は、10本の垂直線30から出力される画素信号を処理する。電流源41、比較器61、第一のメモリ71は、10本の垂直線33から出力される画素信号を処理する。
【0035】
また、第一のメモリ70のそれぞれに対しては1つのカウンタ90からカウント信号が供給され、第一のメモリ71のそれぞれに対しては1つのカウンタ91からカウント信号が供給される。なお、第一のメモリ70を2つ以上のグループに分けて、それぞれに対して異なるカウンタからカウント信号を供給するようにしてもよい。第一のメモリ71に対しても同様である。
【0036】
(実施形態5)
本発明の実施形態5による撮像システムについて、図13を用いて説明する。図13は、本実施形態による撮像システムの概略構成を示すブロック図である。
【0037】
上記実施形態1~4で述べた固体撮像装置(CMOSイメージセンサ)は、種々の撮像システムに適用可能である。適用可能な撮像システムとしては、特に限定されるものではないが、例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダ、監視カメラ、複写機、ファックス、携帯電話、車載カメラ、観測衛星、医療用カメラなどの各種の機器が挙げられる。また、レンズなどの光学系と固体撮像装置(光電変換装置)とを備えるカメラモジュールも、撮像システムに含まれる。図13にはこれらのうちの一例として、デジタルスチルカメラのブロック図を例示している。
【0038】
撮像システム2000は、図13に示すように、撮像装置2001、撮像光学系2002、CPU2010、レンズ制御部2012、撮像装置制御部2014、画像処理部2016、絞りシャッター制御部2018を備える。撮像システム2000は、また、表示部2020、操作スイッチ2022、記録媒体2024を備える。
【0039】
撮像光学系2002は、被写体の光学像を形成するための光学系であり、レンズ群、絞り2004等を含む。絞り2004は、その開口径を調節することで撮影時の光量調節を行なう機能を備えるほか、静止画撮影時には露光秒時調節用シャッターとしての機能も備える。レンズ群及び絞り2004は、光軸方向に沿って進退可能に保持されており、これらの連動した動作によって変倍機能(ズーム機能)や焦点調節機能を実現する。撮像光学系2002は、撮像システムに一体化されていてもよいし、撮像システムへの装着が可能な撮像レンズでもよい。
【0040】
撮像光学系2002の像空間には、その撮像面が位置するように撮像装置2001が配置されている。撮像装置2001は、実施形態1~4で説明した固体撮像装置(光電変換装置)であり、CMOSセンサ(画素部)とその周辺回路(周辺回路領域)とを含んで構成される。撮像装置2001は、複数の光電変換部を有する画素が2次元配置され、これらの画素に対してカラーフィルタが配置されることで、2次元単板カラーセンサを構成している。撮像装置2001は、撮像光学系2002により結像された被写体像を光電変換し、画像信号や焦点検出信号として出力する。
【0041】
レンズ制御部2012は、撮像光学系2002のレンズ群の進退駆動を制御して変倍操作や焦点調節を行うためのものであり、その機能を実現するように構成された回路や処理装置により構成されている。絞りシャッター制御部2018は、絞り2004の開口径を変化して(絞り値を可変として)撮影光量を調節するためのものであり、その機能を実現するように構成された回路や処理装置により構成される。
【0042】
CPU2010は、カメラ本体の種々の制御を司るカメラ内の制御装置であり、演算部、ROM、RAM、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェイス回路等を含む。CPU2010は、ROM等に記憶されたコンピュータプログラムに従ってカメラ内の各部の動作を制御し、撮像光学系2002の焦点状態の検出(焦点検出)を含むAF、撮像、画像処理、記録等の一連の撮影動作を実行する。CPU2010は、信号処理部でもある。
【0043】
撮像装置制御部2014は、撮像装置2001の動作を制御するとともに、撮像装置2001から出力された信号をA/D変換してCPU2010に送信するためのものであり、それら機能を実現するように構成された回路や制御装置により構成される。A/D変換機能は、撮像装置2001が備えていてもかまわない。画像処理部2016は、A/D変換された信号に対してγ変換やカラー補間等の画像処理を行って画像信号を生成する処理装置であり、その機能を実現するように構成された回路や制御装置により構成される。表示部2020は、液晶表示装置(LCD)等の表示装置であり、カメラの撮影モードに関する情報、撮影前のプレビュー画像、撮影後の確認用画像、焦点検出時の合焦状態等を表示する。操作スイッチ2022は、電源スイッチ、レリーズ(撮影トリガ)スイッチ、ズーム操作スイッチ、撮影モード選択スイッチ等で構成される。記録媒体2024は、撮影済み画像等を記録するためのものであり、撮像システムに内蔵されたものでもよいし、メモリカード等の着脱可能なものでもよい。
【0044】
このようにして、実施形態1~4による撮像装置2001を適用した撮像システム2000を構成することにより、高性能の撮像システムを実現することができる。
【0045】
(実施形態6)
本発明の実施形態6による撮像システム及び移動体について、図14A及び図14Bを用いて説明する。図14A及び図14Bは、本実施形態による撮像システム及び移動体の構成を示す図である。
【0046】
図14Aは、車載カメラに関する撮像システム2100の一例を示したものである。撮像システム2100は、撮像装置2110を有する。撮像装置2110は、上述の実施形態1~4に記載の固体撮像装置(光電変換装置)のいずれかである。撮像システム2100は、画像処理部2112と視差取得部2114を有する。画像処理部2112は、撮像装置2110により取得された複数の画像データに対し、画像処理を行う処理装置である。視差取得部2114は、撮像装置2110により取得された複数の画像データから視差(視差画像の位相差)の算出を行う処理装置である。また、撮像システム2100は、算出された視差に基づいて対象物までの距離を算出する処理装置である距離取得部2116と、算出された距離に基づいて衝突可能性があるか否かを判定する処理装置である衝突判定部2118と、を有する。ここで、視差取得部2114や距離取得部2116は、対象物までの距離情報等の情報を取得する情報取得手段の一例である。すなわち、距離情報とは、視差、デフォーカス量、対象物までの距離等に関する情報である。衝突判定部2118はこれらの距離情報のいずれかを用いて、衝突可能性を判定してもよい。上述の処理装置は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールに基づいて演算を行う汎用のハードウェアによって実現されてもよい。また、処理装置はFPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
【0047】
撮像システム2100は、車両情報取得装置2120と接続されており、車速、ヨーレート、舵角などの車両情報を取得することができる。また、撮像システム2100は、衝突判定部2118での判定結果に基づいて、車両に対して制動力を発生させる制御信号を出力する制御装置である制御ECU2130が接続されている。すなわち、制御ECU2130は、距離情報に基づいて移動体を制御する移動体制御手段の一例である。また、撮像システム2100は、衝突判定部2118での判定結果に基づいて、ドライバーへ警報を発する警報装置2140とも接続されている。例えば、衝突判定部2118の判定結果として衝突可能性が高い場合、制御ECU2130はブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制するなどして衝突を回避、被害を軽減する車両制御を行う。警報装置2140は音等の警報を鳴らす、カーナビゲーションシステムなどの画面に警報情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどしてユーザに警告を行う。
【0048】
本実施形態では、車両の周囲、例えば前方又は後方を撮像システム2100で撮像する。図14Bに、車両前方(撮像範囲2150)を撮像する場合の撮像システム2100を示した。車両情報取得装置2120は、撮像システム2100を動作させ撮像を実行させるように指示を送る。上述の実施形態1~4の撮像装置を撮像装置2110として用いることにより、本実施形態の撮像システム2100は、測距の精度をより向上させることができる。
【0049】
以上の説明では、他の車両と衝突しないように制御する例を述べたが、他の車両に追従して自動運転する制御、車線からはみ出さないように自動運転する制御等にも適用可能である。更に、撮像システムは、自動車等の車両に限らず、例えば、船舶、航空機あるいは産業用ロボットなどの移動体(輸送機器)に適用することができる。移動体(輸送機器)における移動装置はエンジン、モーター、車輪、プロペラなどの各種の駆動源である。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)等、広く物体認識を利用する機器に適用することができる。
【符号の説明】
【0050】
20:画素アレイ, 40,41:電流源, 60,61:比較器
70,71:第1のメモリ, 90,91:カウンタ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10