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特許7419432ロボット制御システム、方法、計算装置、および記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-12
(45)【発行日】2024-01-22
(54)【発明の名称】ロボット制御システム、方法、計算装置、および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   B65G 1/137 20060101AFI20240115BHJP
   B65G 1/00 20060101ALI20240115BHJP
   G06Q 10/087 20230101ALI20240115BHJP
【FI】
B65G1/137 A
B65G1/00 501C
G06Q10/087
【請求項の数】 34
(21)【出願番号】P 2022073708
(22)【出願日】2022-04-27
(62)【分割の表示】P 2021510315の分割
【原出願日】2019-09-11
(65)【公開番号】P2022115910
(43)【公開日】2022-08-09
【審査請求日】2022-04-27
(31)【優先権主張番号】201811062251.7
(32)【優先日】2018-09-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201910258694.1
(32)【優先日】2019-04-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518227142
【氏名又は名称】北京極智嘉科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING GEEKPLUS TECHNOLOGY CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ ▲凱▼
(72)【発明者】
【氏名】王 梦迪
(72)【発明者】
【氏名】白 易欣
【審査官】福島 和幸
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-052670(JP,A)
【文献】特開2004-277062(JP,A)
【文献】国際公開第2015/125217(WO,A1)
【文献】特開2006-193230(JP,A)
【文献】特表2016-512805(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 1/137
B65G 1/00
G06Q 10/087
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
保管エリア、リフト装置、制御装置、および少なくとも1つの自己駆動ロボットを備え、
前記制御装置が前記リフト装置および前記自己駆動ロボットに通信接続され、
前記保管エリアは、少なくとも2層の屋根裏を有し、容器を保管し、且つ各層の前記屋根裏の床面に前記自己駆動ロボットが運行する通路が設けられているように構成され、
前記リフト装置は、前記自己駆動ロボットまたは前記容器を、搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層まで搬送するように構成され、
前記制御装置は、前記自己駆動ロボットに前記搬送タスクを割り当て、前記自己駆動ロボットについて、前記搬送タスクに応じて前記ターゲット屋根裏層での運行経路を計画し、且つ、前記運行経路に従って運行して前記搬送タスクを実行するように前記自己駆動ロボットをスケジューリングするように構成され、
前記自己駆動ロボットは、前記搬送タスクに対応する運行経路に従い、前記搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層のターゲット容器の所在地に到達して前記ターゲット容器を取得し、前記運行経路に従って前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送するように構成され、
前記容器は容器支持体に保管された材料箱であり、前記容器支持体は前記保管エリアに位置し、
前記制御装置は、更に、前記自己駆動ロボットが識別したターゲット容器コードを受信し、前記ターゲット容器内に保管された積荷の人気度および数に基づいて前記ターゲット容器を人気度評価し、
人気度が所定の閾値を超えたターゲット容器を所定のエリアの容器支持体まで搬送するように前記自己駆動ロボットを制御し、前記ターゲット容器と前記容器支持体とのバンドリング関係を記録するように構成される、ロボット制御システム。
【請求項2】
前記搬送タスクに前記ターゲット容器のコードIDが持たれ、
前記自己駆動ロボットは、前記搬送タスクに対応する運行経路に従い、前記搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層のターゲット容器の所在地に到達して前記ターゲット容器を取得することは、
前記自己駆動ロボットが、前記ターゲット屋根裏層において前記運行経路に従って前記ターゲット容器の所在地まで走行し、前記ターゲット容器のコードIDを識別することにより前記ターゲット容器を取得することを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記リフト装置には、前記自己駆動ロボットまたは前記ターゲット容器を仮置きするように構成される仮置き場が設けられている、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記搬送タスクは第1搬送タスクを含み、前記第1搬送タスクの目的地はリフト装置の仮置き場を含み、
前記制御装置は、第1搬送タスクに対応する第1運行経路に従って前記第1搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層のターゲット容器の所在地に到達し、前記ターゲット容器を取得するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットのうちの第1自己駆動ロボットを制御し、前記ターゲット容器を運んでいる第1自己駆動ロボットがリフト装置の仮置き場に到達するように構成され、または
前記制御装置は、第1搬送タスクに対応する第1運行経路に従って前記第1搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層のターゲット容器の所在地に到達し、前記ターゲット容器を取得し、前記ターゲット容器を前記リフト装置の仮置き場まで搬送するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットのうちの第2自己駆動ロボットを制御するように構成される、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記搬送タスクは第2搬送タスクを更に含み、前記第2搬送タスクの目的地は前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは容器支持体を含み、
前記制御装置は、更に、前記ターゲット容器を運んでいる前記第1自己駆動ロボットを前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層まで搬送するように前記リフト装置を制御し、前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層において前記第2搬送タスクに対応する第2運行経路に従って運行し、前記ターゲット容器を前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは容器支持体まで搬送するように前記ターゲット容器を運んでいる前記第1自己駆動ロボットを制御するように構成され、または
前記制御装置は、更に、前記ターゲット容器を前記ターゲット屋根裏層にリフトするように前記リフト装置を制御し、前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層において前記第2搬送タスクの第2運行経路に従って運行し、前記ターゲット容器を前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは容器支持体まで搬送するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットのうちの第3自己駆動ロボットを制御するように構成され、
前記第2自己駆動ロボットと前記第3自己駆動ロボットとは異なる、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記制御装置が、第1搬送タスクに対応する第1運行経路に従って前記第1搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層のターゲット容器の所在地に到達し、前記ターゲット容器を取得し、前記ターゲット容器を前記リフト装置の仮置き場まで搬送するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットのうちの第2自己駆動ロボットを制御するように構成される場合、前記搬送タスクは第3搬送タスクを更に含み、前記第3搬送タスクの目的地は前記第3搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションを含み、前記リフト装置と操作ステーションの一時保管機構とが接続され、
前記制御装置は、更に、前記ターゲット容器を前記第3搬送タスクのターゲット屋根裏層まで搬送するように前記リフト装置を制御し、前記ターゲット容器を前記一時保管機構まで移す前記リフト装置を制御し、前記一時保管機構により前記ターゲット容器を前記操作ステーションまで運搬するように構成される、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記一時保管機構は、更に、ジョブ操作が完了した容器を受け取るように構成される、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記ターゲット容器の所在地は一時保管機構であり、前記制御装置は、前記一時保管機構から前記ターゲット容器を取得し、前記ターゲット容器をリフト装置の仮置き場に置き、前記ターゲット容器を前記搬送タスクのターゲット屋根裏層まで搬送するように前記リフト装置を制御する、請求項3に記載のシステム。
【請求項9】
前記制御装置は、前記搬送タスクのターゲット屋根裏層において前記リフト装置の仮置き場から前記ターゲット容器を取得し、前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御する、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記保管エリアは、少なくとも1層の屋根裏に操作ステーションが設けられ、前記操作ステーションは、前記ターゲット容器に対してジョブ操作を行うように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
前記ターゲット容器を運んでいる前記自己駆動ロボットが前記操作ステーションまで運行した後、前記操作ステーションで並んでジョブ操作を待ち、
前記ジョブ操作が完了した後、前記自己駆動ロボットは、前記ジョブ操作が完了した前記ターゲット容器を運び、前記ターゲット容器を次の操作ステーションまで搬送するか、または容器支持体に返却する、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記制御装置は、更に、前記操作ステーションまで運行するように前記自己駆動ロボットを制御した後、前記ターゲット容器を前記操作ステーションの置き場まで搬送し、前記ターゲット容器以外の少なくとも1つの操作可能な容器を取得するように構成される、請求項10に記載のシステム。
【請求項13】
前記自己駆動ロボットは、箱取り伸縮機構、昇降機構、およびロボットモーションベースを備え、
前記箱取り伸縮機構は、少なくとも1つの前記ターゲット容器を取得するように構成され、
前記昇降機構は、前記箱取り伸縮機構が前記ターゲット屋根裏層の異なる高さの容器支持体上のターゲット容器を取得するように、前記箱取り伸縮機構を制御して上下調節させるように構成され、
前記ロボットモーションベースは、前記少なくとも1つの自己駆動ロボットの前記ターゲット屋根裏層の運行通路での走行を制御するように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
前記自己駆動ロボットが運行する通路は、更に、緊急人工作業に用いられるように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項15】
少なくとも1つの自己駆動ロボットに搬送タスクを割り当てることと、
前記少なくとも1つの自己駆動ロボットについて、前記搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層での運行経路を計画し、前記経路に従って前記搬送タスクに対応するターゲット容器の所在地まで運行し、前記ターゲット容器を取得するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御することと、
リフト装置の所在する位置まで運行するように、前記ターゲット容器を運んでいる前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御することと、
前記少なくとも1つの自己駆動ロボットまたは前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地であるターゲット屋根裏層まで搬送するように前記リフト装置を制御することと、
前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御することと、を含み、
前記搬送タスクの目的地は屋根裏の容器支持体を含み、
前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御することは、
前記自己駆動ロボットが送信した、仕分け操作が完了したターゲット容器のコードを受信することと、
前記仕分け操作が完了したターゲット容器内に保管された積荷の人気度および数に基づいて前記ターゲット容器を人気度評価することと、
人気度が所定の閾値を超えた前記ターゲット容器を所定のエリアの容器支持体まで搬送するように前記自己駆動ロボットを制御し、前記ターゲット容器と前記容器支持体とのバンドリング関係を記録することと、
を含む、ロボット制御方法。
【請求項16】
前記搬送タスクに前記ターゲット容器のコードIDが持たれ、前記ターゲット容器を取得するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御することは、
前記ターゲット容器のコードIDを識別することにより前記ターゲット容器を取得するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御することを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記搬送タスクは第1搬送タスクを含み、前記第1搬送タスクの目的地はリフト装置の仮置き場を含み、
第1搬送タスクに対応する第1運行経路に従って前記第1搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層のターゲット容器の所在地に到達し、前記ターゲット容器を取得するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットのうちの第1自己駆動ロボットを制御し、前記ターゲット容器を運んでもいる第1自己駆動ロボットがリフト装置の仮置き場に到達し、または
第1搬送タスクに対応する第1運行経路に従って前記第1搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層のターゲット容器の所在地に到達し、前記ターゲット容器を取得するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットのうちの第2自己駆動ロボットを制御し、前記ターゲット容器を前記リフト装置の仮置き場まで搬送するように前記第2自己駆動ロボットを制御する、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記搬送タスクは第2搬送タスクを更に含み、前記第2搬送タスクの目的地は前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは容器支持体を含み、
前記ターゲット容器を運んでいる前記第1自己駆動ロボットを前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層まで搬送するように前記リフト装置を制御し、前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層において前記第2搬送タスクの第2運行経路に従って運行し、前記ターゲット容器を前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは容器支持体まで搬送するように前記ターゲット容器を運んでいる前記第1自己駆動ロボットを制御し、または
前記ターゲット容器を前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層まで搬送するように前記リフト装置を制御し、前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層において前記第2搬送タスクの第2運行経路に従って運行し、前記ターゲット容器を前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは容器支持体まで搬送するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットのうちの第3自己駆動ロボットを制御し、前記第2自己駆動ロボットと前記第3自己駆動ロボットとは異なる、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
第1搬送タスクに対応する第1運行経路に従って前記第1搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層のターゲット容器の所在地に到達し、前記ターゲット容器を取得するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットのうちの第2自己駆動ロボットを制御し、前記ターゲット容器を前記リフト装置の仮置き場まで搬送するように前記第2自己駆動ロボットを制御する場合、前記搬送タスクは第3搬送タスクを更に含み、前記第3搬送タスクの目的地は前記第3搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションを含み、前記リフト装置と操作ステーションのローララインとが接続され、
前記ターゲット容器を前記第3搬送タスクのターゲット屋根裏層まで搬送するように前記リフト装置を制御し、
前記ターゲット容器を前記ローララインまで移すように前記リフト装置を制御し、前記ローララインにより前記ターゲット容器を前記操作ステーションまで運搬する、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
ジョブ操作が完了した容器を受け取るように前記ローララインを制御することを更に含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記ターゲット容器の所在地は一時保管機構であり、
前記ローララインから前記ターゲット容器を取得し、前記ターゲット容器をリフト装置の仮置き場に置き、前記ターゲット容器を前記搬送タスクのターゲット屋根裏層まで搬送するように前記リフト装置を制御する、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記搬送タスクのターゲット屋根裏層において前記リフト装置の仮置き場から前記ターゲット容器を取得し、前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御する、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御した後、
前記ターゲット容器を作ステーションまで運び、前記操作ステーションで並んでジョブ操作を待つように前記自己駆動ロボットを制御することと、
前記ジョブ操作が完了した後、前記ジョブ操作が完了した容器を運び、前記ターゲット容器を次の操作ステーションまで搬送するか、または容器支持体に返却するように少なくとも1つの前記自己駆動ロボットを制御することと、
を更に含む、請求項15に記載の方法。
【請求項24】
前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御した後、
作ステーションまで運行し、前記ターゲット容器を前記操作ステーションの置き場に押すように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御し、且つ、前記自己駆動ロボットに設けられた箱取り伸縮機構を制御することにより、前記ターゲット容器以外の少なくとも1つの操作可能な容器を取得する、請求項15に記載の方法。
【請求項25】
制御装置が割り当てた搬送タスクを受信することと、
前記搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層において前記制御装置が計画した運行経路に従って前記搬送タスクに対応するターゲット容器の所在地まで運行し、前記ターゲット容器を取得することと、
前記運行経路に従って前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送することと、を含み、
前記搬送タスクの目的地は容器支持体を含み、
前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送することは、
ジョブ操作が既に完了した前記ターゲット容器のコードを検出し、前記コードを前記制御装置に送信することと、人気度が所定の閾値を超えた前記ターゲット容器を所定のエリアの容器支持体まで搬送することと、
を含む、ロボット制御方法。
【請求項26】
前記搬送タスクに前記ターゲット容器のコードIDが持たれ、前記ターゲット容器を取得することは、
前記ターゲット容器のコードIDを識別することにより前記ターゲット容器を取得することを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記搬送タスクは第1搬送タスクを含み、前記第1搬送タスクの目的地はリフト装置の仮置き場を含み、
前記第1搬送タスクに対応する第1運行経路に従って前記第1搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層のターゲット容器の所在地に到達し、前記ターゲット容器を取得し、
前記ターゲット容器を運んで前記リフト装置の仮置き場に到達する、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記搬送タスクは第2搬送タスクを更に含み、前記第2搬送タスクの目的地は前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは容器支持体を含み、
前記ターゲット容器を運んで前記リフト装置により前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層に到達し、
前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層において前記第2搬送タスクの第2運行経路に従って運行し、前記ターゲット容器を前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは容器支持体まで搬送する、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記搬送タスクは第1搬送タスクを含み、前記第1搬送タスクの目的地はリフト装置の仮置き場を含み、
前記第1搬送タスクに対応する第1運行経路に従って前記第1搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層のターゲット容器の所在地に到達し、前記ターゲット容器を取得し、
前記ターゲット容器を前記リフト装置の仮置き場まで搬送する、請求項25に記載の方法。
【請求項30】
前記搬送タスクは第2搬送タスクを更に含み、前記第2搬送タスクの目的地は前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは容器支持体を含み、前記第2搬送タスクのターゲット容器の所在地はリフト装置の仮置き場であり、
前記リフト装置の仮置き場から前記第2搬送タスクのターゲット容器を取得し、
前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層において前記第2搬送タスクの第2運行経路に従って運行し、前記ターゲット容器を前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは容器支持体まで搬送する、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記ターゲット容器を運んで操作ステーションまで運行し、前記操作ステーションで並んでジョブ操作を待つことと、
前記操作が完了した後、前記ジョブ操作が完了した前記ターゲット容器を運び、前記ターゲット容器を次の操作ステーションまで搬送するか、または容器支持体に返却する、請求項25に記載の方法。
【請求項32】
操作ステーションまで運行した後、前記ターゲット容器を操作ステーションの置き場に押し、且つ、箱取り伸縮機構により前記ターゲット容器以外の少なくとも1つの操作可能な容器を取得することを更に含む、請求項25に記載の方法。
【請求項33】
メモリ、プロセッサ、およびメモリに記憶されてプロセッサで実行可能なコンピュータ命令を備える計算装置であって、前記プロセッサが前記命令を実行すると、請求項15~32のいずれか1項に記載の方法のステップが実現される、ことを特徴とする計算装置。
【請求項34】
コンピュータ実行可能命令が記憶されているコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令が実行されると、請求項15~32のいずれか1項に記載の方法のステップが実現される、ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2018年09月12日に中国専利局に提出された出願番号が201811062251.7である発明、および2019年04月01日に中国専利局に提出された出願番号が201910258694.1である発明に対して優先権の利益を主張するものであり、該出願の全ての内容を引用により本願に援用する。
【0002】
本願は、倉庫保管の分野に関し、例えば、ロボット制御システム、方法、計算装置、および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
倉庫保管のGTP(Goods To Person)の分類・仕分けの自動化解決策において、関連技術では、立体空間に用いられる多層仕分け方式は、主に立体シャットルコンベヤにより実現される。立体シャットルコンベヤによる方式は、商品棚の精度に対する要求が高く、床面降下指標および平坦度指標に対する要求も高い。床面降下指標および平坦度指標が標準に達していないと、シャットルコンベヤが軌道に引っ掛かるため、建築コストは非常に高くなる。且つ、システムが故障すると、修理・メンテナンスは複雑であり、立体的な商品棚軌道への作業員の進入も危険である。システムが故障すると、人工作業ができない。
【0004】
ロボットに基づくCTP(container to person)自動仕分け方式は、立体空間の使用を解決する多層仕分け方式である。該方式は、通常、一般的な屋根裏式商品棚を採用し、ロボットが屋根裏のプレート上で運行し、特別な商品棚軌道を設ける必要がなく、ロボットの箱取り機構は昇降でき、同一層の屋根裏における異なる高さの商品棚層の容器を抱持するために用いられ、ロボットは、一度に1つの箱または複数の箱を取って操作ステーションまで送ることができ、ステーションで仕分けを完了した後、ロボットは材料箱を商品棚に返却する。操作ステーションの所在する屋根裏層は操作層であり、他の屋根裏層は保管層であり、保管層に位置する容器を操作層に送って操作する必要がある場合、または一方の操作層の容器を他方の操作層に送って操作する必要がある場合、容器の層間輸送を行う必要がある。現在、よく見られる多層仕分け方式は立体シャットルコンベヤを採用し、採用される容器の層間輸送方式において、リフト装置がコンベアラインと連携して操作ステーションに行って動作する。しかし、立体シャットルコンベヤの運搬難易度が高く、柔軟に調達しにくく、自動化仕分け方式のコストは高くなってしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願の実施例は、関連技術における不足を回避するためのロボット制御方法、システム、計算装置、および記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の実施例は、保管エリア、リフト装置、制御装置、および少なくとも1つの自己駆動ロボットを備え、前記制御装置は、前記リフト装置および前記自己駆動ロボットに通信接続され、保管エリアは、少なくとも2層の屋根裏を有し、容器を保管し、且つ各層の屋根裏の床面に自己駆動ロボットが運行する通路が設けられているように構成され、リフト装置は、自己駆動ロボットまたは容器を、搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層まで搬送するように構成され、制御装置は、自己駆動ロボットに搬送タスクを割り当て、前記自己駆動ロボットについて、前記搬送タスクに応じて前記ターゲット屋根裏層での運行経路を計画し、且つ、前記運行経路に従って運行して前記搬送タスクを実行するように前記自己駆動ロボットをスケジューリングするように構成され、自己駆動ロボットは、前記搬送タスクに対応する運行経路に従い、前記搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層のターゲット容器の所在地に到達して前記ターゲット容器を取得し、前記運行経路に従って前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送するように構成され、前記容器は容器支持体上に保管された材料箱であり、前記容器支持体は前記保管エリアに位置するロボット制御システムを提供する。
【0007】
本願の実施例は、少なくとも1つの自己駆動ロボットに搬送タスクを割り当てることと、前記少なくとも1つの自己駆動ロボットについて、前記搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層での運行経路を計画し、前記経路に従って前記搬送タスクに対応するターゲット容器の所在地まで運行し、前記ターゲット容器を取得するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御することと、リフト装置の所在する位置まで運行するように、前記ターゲット容器を運んでいる前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御することと、前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを前記搬送タスクの目的地であるターゲット屋根裏層まで搬送するように前記リフト装置を制御することと、前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御することとを含むロボット制御方法を提供する。
【0008】
本願の実施例は、制御装置が割り当てた搬送タスクを受信することと、前記搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層において前記制御装置が計画した運行経路に従って前記搬送タスクに対応するターゲット容器の所在地まで運行し、前記ターゲット容器を取得することと、前記運行経路に従って前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送することとを含むロボット制御方法を提供する。
【0009】
本願の実施例は、メモリ、プロセッサ、およびメモリに記憶されてプロセッサで実行可能なコンピュータ命令を備える計算装置であって、前記プロセッサが前記命令を実行すると、ロボット制御方法のいずれか1項に記載の方法のステップが実現される、計算装置を提供する。
【0010】
本願の実施例は、コンピュータ実行可能命令が記憶されているコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令が実行されると、ロボット制御方法のいずれか1項に記載の方法のステップが実現される、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本願の実施例に係るロボット制御システムの構造図である。
図2】本願の実施例に係るロボット制御装置の通信フレームの模式図である。
図3】本願の実施例に係るロボット制御システムにおける自己駆動ロボットの模式図である。
図4】本願の実施例に係るロボット制御システムにおけるリフト装置の構造模式図である。
図5】本願の実施例に係る別のロボット制御システムの保管エリアの屋根裏層の平面模式図の模式図である。
図6】本願の実施例に係るロボット制御方法のフローチャートである。
図7】本願の実施例に係るロボット制御方法のフローチャートである。
図8】本願の別の実施例に係るロボット制御システムの構造図である。
図9】本願の実施例に係るロボット制御システムの保管エリアの屋根裏層の平面模式図の模式図である。
図10】本願の実施例に係るロボット制御方法のフローチャートである。
図11】本願の別の実施例に係るロボット制御方法のフローチャートである。
図12】本願の別の実施例に係るロボット制御方法のフローチャートである。
図13】本願の別の実施例に係るロボット制御システムの構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下の説明において、本願を十分に理解するために、多くの具体的な詳細について説明する。しかし、本願は、ここで説明するものと異なる多くの他の形態で実施でき、当業者は本願の主旨に違反することなく類似する普及を行うことができるため、本願は以下に開示する具体的な実施例に限定されるものではない。
【0013】
図1は、本願の実施例によるロボット制御システムを提供し、保管エリア、リフト装置104、制御装置105、操作ステーション106、および少なくとも1つの自己駆動ロボット103を備える。
【0014】
前記保管エリアは、少なくとも2層の屋根裏を有し、容器101を保管し、各層の屋根裏の床面に自己駆動ロボットが運行する通路102が設けられている。
【0015】
前記容器101は、容器支持体上の材料箱または積荷箱であってもよく、容器支持体上のトレイであってもよく、物品を収容するために使用できる他の容器であってもよい。
【0016】
ここで、容器支持体は商品棚であってもよい。
【0017】
前記自己駆動ロボット103が運行する通路102により、自己駆動ロボット103は屋根裏の各層で運行することができる。
【0018】
前記リフト装置104は、自己駆動ロボット103または容器101を、搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層まで搬送するように構成される。
【0019】
制御装置105は、自己駆動ロボット103に搬送タスクを割り当て、前記自己駆動ロボット103について、前記搬送タスクに応じて前記ターゲット屋根裏層での運行経路を計画し、且つ、前記運行経路に従って運行して前記搬送タスクを実行するように前記自己駆動ロボット103をスケジューリングするように構成される。
【0020】
自己駆動ロボット103は、前記搬送タスクに対応する運行経路に従い、前記搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層のターゲット容器の所在地に到達して前記ターゲット容器を取得し、前記運行経路に従って前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送するように構成される。
【0021】
前記制御装置105は、前記リフト装置104および前記自己駆動ロボット103に通信接続される。
【0022】
前記保管エリアは、少なくとも1層の屋根裏に操作ステーション106が設けられ、前記操作ステーション106は、容器101に対してジョブ操作を行うために用いられ、ジョブ操作は、仕分け操作、商品棚卸し操作、ピッキング操作、または整理操作等であってもよい。
【0023】
本願の実施例に係るロボット制御システムは、各層の屋根裏の床面に自己駆動ロボットが運行する通路を設けることにより、リフト装置との連携で、自己駆動ロボットは各屋根裏層において運行することができ、自己駆動ロボットの柔軟性を向上させ、実際の必要に応じて様々な業務を完了することができ、シャットルコンベヤレールを取り付ける必要がなく、建築コストを大きく低減する。
【0024】
図2は、本願の実施例によるロボット制御装置の通信フレームの模式図を示す。
【0025】
前記制御装置105の部材は、メモリ210およびプロセッサ220を含んでもよいが、これらに限定されない。プロセッサ220およびメモリ210はバス230を介して接続され、データベース250は、搬送タスクを記憶するように構成される。
【0026】
制御装置105はアクセスデバイス240を更に備え、アクセスデバイス240により、制御装置105は1つまたは複数のネットワーク260を介して通信することができる。これらのネットワークの例は、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network、PSTN)、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network、LAN)、ワイドエリアネットワーク(Wide Area Network、WAN)、パーソナルエリアネットワーク(Personal Area Network、PAN)、またはインターネットのような通信ネットワークの組み合わせを含む。アクセスデバイス240は、有線または無線の任意のタイプのネットワークインタフェース(例えば、ネットワークインタフェースカード(Network Interface Card、NIC))のうちの1つまたは複数を含んでもよく、例えば、IEEE802.11無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks、WLAN)無線インタフェース、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Acess、Wi-MAX)インタフェース、イーサネットインタフェース、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)インタフェース、セルラーネットワークインタフェース、ブルートゥース(登録商標)インタフェース、近距離無線通信(Near Field Communication、NFC)インタフェース等を含んでもよい。
【0027】
本願の一実施例において、制御装置105の上記および図2に示されていない他の部材は、例えば、バスを介して互いに接続されてもよい。
【0028】
制御装置105は、任意のタイプの静止または移動の計算装置であってもよく、モバイルコンピュータまたはモバイルコンピューティングデバイス(例えば、タブレットコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント、ラップトップ型コンピュータ、ノートパソコン、ネットブック等)、携帯電話(例えば、スマートフォン)、装着可能な計算装置(例えば、スマート腕時計、スマート眼鏡等)または他のタイプのモバイルデバイス、あるいは、デスクトップ型コンピュータまたはPCのような静止計算装置を含む。制御装置105は、移動型または静止型のサーバであってもよい。
【0029】
前記制御装置105は、ネットワーク260を介して自己駆動ロボット103およびリフト装置に通信接続され、制御命令を送信することにより該ロボットの制御システムに対する制御を実現し、あるいは、自己駆動ロボットまたはリフト装置から返却されたメッセージを受信して該ロボットの制御システムに対する制御を実現する。
【0030】
本願の一実施例において、前記搬送タスクには前記ターゲット容器のコードIDを持つことができ、前記少なくとも1つの自己駆動ロボットは、前記ターゲット屋根裏層において前記運行経路に従って前記ターゲット容器の所在地まで走行し、前記ターゲット容器のコードIDを識別することにより前記ターゲット容器を取得することができる。
【0031】
なお、本願の実施例は、自己駆動ロボットの構造に限定されず、関連技術における任意の構造を採用して容器を商品棚から取り出すおよび容器を商品棚に入れる機能を実現することができる。例えば、自己駆動ロボットにアームを設け、アームで容器を取り出したり入れたりしてもよいし、自己駆動ロボットに抱持構造を設け、抱持方式で容器を取り出したり入れたりしてもよいし、他の構造で実現してもよい。
【0032】
図3に示すように、本願の一実施例において、前記少なくとも1つの自己駆動ロボット103は、箱取り伸縮機構301、昇降機構302、およびロボットモーションベース303を備える。
【0033】
箱取り伸縮機構301は、1つまたは複数ターゲット容器を取得するように構成される。
【0034】
昇降機構302は、箱取り伸縮機構が前記ターゲット屋根裏層の異なる高さの商品棚上のターゲット容器を取得しやすいように、箱取り伸縮機構301の上下調節を制御するように構成される。
【0035】
ロボットモーションベース303は、前記少なくとも1つの自己駆動ロボットの前記ターゲット屋根裏層の運行通路での制御装置が計画した運行経路に従う走行を制御するように構成される。
【0036】
前記ターゲット容器は、搬送タスクにおける搬送する必要のある容器101である。
【0037】
本願の実施例に係る自己駆動ロボットは、各層の屋根裏の床面の運行通路で運行し、容器を搬送する柔軟性を大きく向上させ、実際の必要に応じて様々な業務を完了することができ、シャットルコンベヤレールを取り付ける必要がなく、建築コストを大きく低減する。
【0038】
図4に示すように、本願の一実施例において、前記リフト装置104には、前記自己駆動ロボット103または前記ターゲット容器を仮置きするように構成される仮置き場104Aが設けられている。
【0039】
前記ターゲット容器は、搬送タスクにおける搬送する必要のある容器101である。
【0040】
図5は、本願の一実施例における屋根裏層の平面模式図である。商品棚の保管ユニット501、操作ステーション106、および運行通路102を含む。
【0041】
前記商品棚の保管ユニット501は、容器を保管するために用いられる。
【0042】
複数の操作ステーション106は、その上で搬送された容器内の積荷に対して仕分け操作、商品棚卸し操作、補充操作、または整理操作等を行うことができる。
【0043】
運行通路102は、自己駆動ロボットの運行に用いられる。
【0044】
本明細書の実施例において、前記保管エリアは、少なくとも2層の屋根裏を有する。容器を異なる屋根裏層間で移動させる必要がある場合、リフト装置を介して実現できる。
【0045】
本願の実施例は、ロボットをリフトする方式および容器をリフトする方式という2種の方式を提供する。
【0046】
以下、この2種の方式について説明する。
【0047】
本願の一実施例において、搬送タスクは第1搬送タスクおよび第2搬送タスクで構成され、第1搬送タスクは、ターゲット容器をリフト装置の仮置き場まで送る必要があり、第2搬送タスクは、ターゲット容器を運んでいる自己駆動ロボットをターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは容器支持体まで送る必要がある。該態様はロボットをリフトする方式であり、前記制御装置は、第1搬送タスクに対応する第1運行経路に従って前記第1搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層のターゲット容器の所在地に到達し、前記ターゲット容器を取得し、前記ターゲット容器を前記リフト装置の仮置き場まで搬送し、且つ、用意した状態信号を前記制御装置に送信するように第1自己駆動ロボットを制御する。
【0048】
ここで、容器支持体は商品棚の保管ユニットであってもよい。
【0049】
第2搬送タスクの目的地は前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは商品棚の保管ユニットを含み、前記制御装置は、前記状態信号を受信し、前記第1自己駆動ロボットを前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層まで搬送するように前記リフト装置を制御し、前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層において前記第2搬送タスクに対応する第2運行経路に従って運行し、前記ターゲット容器を前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは商品棚の保管ユニットまで搬送するように前記第1自己駆動ロボットを制御する。
【0050】
ロボットをリフトする方式で、自己駆動ロボットはリフト装置により異なる屋根裏層に到達することができ、各自己駆動ロボットはいずれも任意の屋根裏層の容器を取到することができ、且つ、容器を任意の屋根裏層の操作ステーションまで送ることができ、容器がステーションで操作を完了した後、自己駆動ロボットは容器を任意の屋根裏層の商品棚の保管ユニットに返却することができる。
【0051】
なお、ロボットをリフトする方式で、リフトされた自己駆動ロボットが容器を運んでいるか否かは、実際の状況に応じて確定でき、本願は限定しない。
【0052】
本願の別の実施例において、搬送タスクは第1搬送タスクおよび第2搬送タスクで構成され、第1搬送タスクは、ターゲット容器をリフト装置の仮置き場まで送る必要があり、第2搬送タスクは、ターゲット容器をターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは商品棚の保管ユニットまで送る必要がある。該態様は容器をリフトする方式であり、第2自己駆動ロボットは、第1搬送タスクに対応する第1運行経路に従って前記第1搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層のターゲット容器の所在地に到達し、前記ターゲット容器を取得し、前記ターゲット容器を前記リフト装置の仮置き場まで搬送し、且つ、用意した状態信号を前記制御装置に送信する。
【0053】
第2搬送タスクの目的地は、前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは商品棚の保管ユニットであり、前記制御装置は、前記状態信号を受信し、前記ターゲット容器を前記ターゲット屋根裏層にリフトするように前記リフト装置を制御し、前記ターゲット屋根裏層において前記第2搬送タスクの第2運行経路に従って運行し、前記ターゲット容器を前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは商品棚の保管ユニットまで搬送するように前記ターゲット屋根裏層に位置する第3自己駆動ロボットを制御する。前記第2自己駆動ロボットと前記第3自己駆動ロボットとは異なる。
【0054】
容器をリフトする方式で、異なる屋根裏層に位置する自己駆動ロボットとリフト装置との連携で、容器を任意の屋根裏層のステーションまたは商品棚の保管ユニットまで搬送することができる。
【0055】
本願の一実施例において、容器をリフトする方式で、リフト装置は操作ステーションのローララインに接続することもできる。前記制御装置は、リフト装置が送信した前記状態信号を受信し、前記ターゲット容器を前記第3搬送タスクのターゲット屋根裏層まで搬送するように前記リフト装置を制御し、前記ターゲット容器を前記ローララインまで移すように前記リフト装置を制御し、前記ローララインにより前記ターゲット容器を前記操作ステーションまで運搬する。
【0056】
実際の適用において、前記ローララインは、操作ステーションでジョブ操作が完了した容器を受け取るように構成されてもよく、ここでのジョブ操作は仕分け操作であってもよい。
【0057】
本願の一実施例において、制御装置は、前記ローララインから前記ターゲット容器を取得し、前記リフト装置の仮置き場に置き、該ターゲット容器を前記搬送タスクのターゲット屋根裏層まで搬送するように前記リフト装置を制御することもできる。前記制御装置は、前記リフト装置の仮置き場から前記ターゲット容器を取得し、前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送するようにターゲット屋根裏層に位置する自己駆動ロボットを制御する。
【0058】
前記ターゲット容器を運んでいる前記自己駆動ロボットが操作ステーションまで運行した後、制御装置は、前記操作ステーションで並んでジョブ操作を待つように前記自己駆動ロボットを制御することができ、前記ジョブ操作が完了した後、前記ジョブ操作が完了した前記ターゲット容器を運び、次の操作ステーションに送るか、または商品棚中の保管ユニットに返却するように前記自己駆動ロボットを制御する。
【0059】
自己駆動ロボットの動作効率を向上させるために、前記自己駆動ロボットが前記ターゲット容器を操作ステーションに押した後、前記ターゲット容器を前記操作ステーションの置き場に押し、制御装置は、ターゲット容器以外の少なくとも1つの操作可能な容器を取得し、保管ユニットまで送るように前記自己駆動ロボットを制御することができる。
【0060】
ここで、操作ステーションの置き場は、操作ステーションの一時保管商品棚または一時保管ローララインであってもよい。
【0061】
前記操作可能な容器は、ジョブ操作が完了した容器であってもよい。
【0062】
本願の一実施例において、前記制御装置は、更に、ターゲット容器のコードを受信して記憶し、前記ターゲット容器内に保管された積荷の人気度および数に基づいて前記ターゲット容器を人気度評価し、人気度が所定の閾値を超えた前記ターゲット容器を所定のエリアの商品棚の保管ユニットまで搬送するように前記自己駆動ロボットを制御し、前記ターゲット容器と前記保管ユニットとのバンドリング関係を記録するように構成され、あるいは、容器の人気度の高い順に従い、前記容器を操作ステーションから近い順で離れた商品棚の保管ユニットまで搬送するように前記自己駆動ロボットを制御し、前記容器と前記保管ユニットとのバンドリング関係を記録するように構成される。
【0063】
該所定のエリアは、操作ステーションに近い保管ユニットの所在するエリアであってもよく、例えば、操作ステーションから3mあるいは5m離れた保管ユニットであってもよい。このような方式により、頻繁に使用する積荷の所在する容器を近い保管ユニットに置き、搬送に要する時間を減少し、業務処理の効率を向上させる。
【0064】
前記容器商品棚は、前記保管エリアの各層の屋根裏に配置された商品棚であり、各容器商品棚は複数の保管ユニットを有し、各保管ユニットには1つの容器が配置可能である。
【0065】
本願の一実施例において、前記自己駆動ロボットが運行する通路は、緊急人工作業に用いられるように構成されてもよい。
【0066】
また、前記保管エリアに歩行階段またはエレベーターを取り付けてもよい。
【0067】
システムが故障すると、例えば、停電またはシステムが正常に動作できない場合、作業者は前記歩行階段またはエレベーターにより、複数の屋根裏層の運行通路で搬送タスクを実行し、緊急人工作業を完了する。
【0068】
前記容器の位置を正確に確定するために、前記容器に識別するためのコードIDが設けられ、該コードIDは、二次元コード、無線周波数識別(Radio Frequency Identification、RFID)タグ等であってもよい。
【0069】
上記に説明したロボット操作システムに基づき、様々な業務フローを完了することができる。以下、FCL(Full Container Load)入庫フロー、入庫フロー、および操作ステーションの作業フローを例として説明する。
【0070】
ここで、補充フローとは、商品を容器と共に入庫せず、商品を既存の容器内に入れることを指す。前記操作ステーションの作業は、出庫、商品棚卸しまたは整理作業を含む。
【0071】
本願の一実施例において、前記FCL入庫フローは、以下のステップを含む。
【0072】
ステップ(1)において、制御装置は、容器番号、商品番号、商品数量を受信してバンドリング関係を記録する。1つの容器に複数種の商品がバンドリングできる。
【0073】
ステップ(2)において、制御装置は、容器商品棚に空きの容器があるか否かを判断する。容器商品棚に空きの容器があるという判断結果に基づき、制御装置は、空きの容器を取って空きの容器を操作ステーションまで搬送するように自己駆動ロボットをスケジューリングし、操作ステーションで並ぶように自己駆動ロボットを制御する。保管ユニットに空きの容器がないという判断結果に基づき、制御装置は、操作ステーションに行って並ぶように自己駆動ロボットを直接制御する。
【0074】
搬送経路中に屋根裏層を上下に通過する必要がある場合、リフト装置によりロボットを対応層まで搬送する。ステップ(2)とステップ(1)とは同期に行うことができる。
【0075】
ステップ(3)において、自己駆動ロボットは容器を取得して容器のコードを検出し、制御装置に引き渡し、制御装置は自己駆動ロボットが搬送している容器の番号を記録する。
【0076】
ステップ(4)において、制御装置は、容器の商品人気度および数に基づいて容器を対応する商品棚の保管ユニットに割り当てる。
【0077】
ステップ(5)において、自己駆動ロボットの全ての容器仮置き場に容器が配置され、または操作ステーションに入庫する必要のある容器が残っていない場合、制御装置は、操作ステーションから離れるように自己駆動ロボットをスケジューリングし、自己駆動ロボットに最適な容器返却経路の順序を計画し、自己駆動ロボットは、システムが割り当てた保管ユニットの位置に順次運行し、容器を保管ユニットに入れる。経路中に屋根裏層を上下に通過する必要がある場合、リフト装置によりロボットを対応層まで搬送する。
【0078】
本願の一実施例において、前記補充フローは、以下ステップを含む。
【0079】
ステップ(1)において、制御装置は、入庫する必要がある商品に基づき、商品を保管可能な複数の容器を選択する。
【0080】
空きの容器であってもよいし、商品があるが保管空間がある容器であってもよい。
【0081】
制御装置は、これらの容器を取り出し、容器を操作ステーションまで搬送するように自己駆動ロボットを制御し、自己駆動ロボットは操作ステーションで並ぶ。経路中に屋根裏層を上下に通過する必要がある場合、リフト装置により自己駆動ロボットを対応層まで搬送する。
【0082】
ステップ(2)において、商品コードおよび容器コードを受信し、容器と商品とのバンドリング関係を記録し、容器により商品を受け取るように自己駆動ロボットを制御する。
【0083】
ステップ(3)において、現在のステーションが補充操作を完了した場合、または現在の自己駆動ロボットが運んでいる容器に保管空間がない場合、制御装置のインタラクションインタフェースによりフィードバックし、制御装置は容器の商品人気度および数に基づいて容器を対応する容器商品棚の保管ユニットに割り当てる。
【0084】
ステップ(4)において、制御装置は、操作ステーションから離れるようにロボットをスケジューリングし、自己駆動ロボットに最適な容器返却経路の順序を計画し、自己駆動ロボットは、制御装置が割り当てた保管ユニットの位置に移動し、容器を保管ユニットに入れる。経路中に屋根裏層を上下に通過する必要がある場合、リフト装置によりロボットを対応層まで搬送する。
【0085】
本願の一実施例において、前記操作ステーション作業フローは、以下のステップを含む。
【0086】
ステップ(1)において、操作ステーションは作業を起動し、制御装置は、作業帳票に応じて複数の容器に命中し、制御装置は、これらの容器を取り出して空きの容器を操作ステーションまで搬送するように自己駆動ロボットを割り当て、自己駆動ロボットはステーションで並ぶ。経路中に屋根裏層を上下に通過する必要がある場合、リフト装置により自己駆動ロボットを対応層まで搬送する。
【0087】
ステップ(2)において、操作ステーションは作業し、制御装置の操作インタラクションインタフェースにより、制御装置に現在の自己駆動ロボットが運んでいる容器の操作が完了したことをフィードバックする。
【0088】
ステップ(3)において、制御装置は、容器内の現在の商品人気度および数に基づいて容器を対応する容器商品棚の保管ユニットに割り当てる。
【0089】
ステップ(4)において、制御装置は、操作ステーションから離れるように自己駆動ロボットをスケジューリングし、自己駆動ロボットに最適な容器返却経路の順序を計画し、自己駆動ロボットは、システムが割り当てた保管ユニットの位置に順次到達し、容器をユニットに入れる。経路中に屋根裏層を上下に通過する必要がある場合、リフト装置によりロボットを対応層まで搬送する。
【0090】
本願の実施例に係るロボット制御システムは、各層の屋根裏の床面に自己駆動ロボットが運行する通路を設けることにより、リフト装置との連携で、自己駆動ロボットが各屋根裏層において運行でき、自己駆動ロボットの柔軟性を向上させ、実際の必要に応じて様々な業務を完了することができ、シャットルコンベヤレールを取り付ける必要がなく、建築コストを大きく低減する。
【0091】
図6は、本願の実施例によるロボット制御方法の模式図を示し、制御装置側に適用され、ステップ602~ステップ610を含む。
【0092】
ステップ602において、少なくとも1つの自己駆動ロボットに搬送タスクを割り当てる。
【0093】
本願の一実施例において、前記搬送タスクは前記ターゲット容器のコードIDを持つ。
【0094】
実際の適用において、前記コードIDは、二次元コードであってもよいし、RFIDタグであってもよい。
【0095】
ステップ604において、前記少なくとも1つの自己駆動ロボットについて、前記搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層での運行経路を計画し、前記経路に従って前記搬送タスクに対応するターゲット容器の所在地まで運行して前記ターゲット容器を取得するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御する。
【0096】
本願の一実施例において、保管エリアは、容器を保管し、各層の床面に自己駆動ロボットが運行する通路が設けられているように構成される少なくとも2層の屋根裏を有する。
【0097】
ステップ606において、リフト装置の所在する位置まで運行するように、前記ターゲット容器を運んでいる前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御する。
【0098】
本願の一実施例において、前記リフト装置には、前記少なくとも1つの自己駆動ロボットまたは前記ターゲット容器を仮置きするように構成される仮置き場が設けられている。
【0099】
自己駆動ロボットが前記リフト装置の仮置き場まで運行する過程において、制御装置は、前記少なくとも1つの自己駆動ロボットに最適な運行経路を計画し、衝突を回避するために前記運行経路に従って走行するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御することができる。
【0100】
ステップ608において、前記少なくとも1つの自己駆動ロボットまたは前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地であるターゲット屋根裏層まで搬送するように前記リフト装置を制御する。
【0101】
ステップ610において、前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御する。
【0102】
本願の一実施例において、前記搬送タスクに前記ターゲット容器のコードIDが持たれている。
【0103】
前記制御装置は、前記ターゲット容器のコードIDを識別することにより前記ターゲット容器を取得するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御する。
【0104】
前記リフト装置には、前記少なくとも1つの自己駆動ロボットまたは前記ターゲット容器を仮置きするように構成される仮置き場が設けられている。
【0105】
一実施例において、前記搬送タスクは第1搬送タスクを含み、前記第1搬送タスクの目的地は前記リフト装置の仮置き場を含み、前記制御装置は、第1搬送タスクに対応する第1運行経路に従って前記第1搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層のターゲット容器の所在地に到達し、前記ターゲット容器を取得するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットのうちの第1自己駆動ロボットを制御する。
【0106】
一実施例において、前記搬送タスクは第2搬送タスクを更に含み、前記第2搬送タスクの前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは商品棚の保管ユニットを含み、前記制御装置は、前記第1自己駆動ロボットが送信した準備完了の状態信号を受信し、前記第1自己駆動ロボットを前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層まで搬送するように前記リフト装置を制御し、前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層において前記第2搬送タスクの第2運行経路に従って運行し、前記ターゲット容器を前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは商品棚の保管ユニットまで搬送するように前記第1自己駆動ロボットを制御する。
【0107】
本願の別の実施例において、前記搬送タスクは第1搬送タスクを含み、前記第1搬送タスクの目的地は前記リフト装置の仮置き場を含み、前記制御装置は、第1搬送タスクに対応する第1運行経路に従って前記第1搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層のターゲット容器の所在地に到達し、前記ターゲット容器を取得するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットのうちの第2自己駆動ロボットを制御し、前記ターゲット容器を前記リフト装置の仮置き場まで搬送するように前記第2自己駆動ロボットを制御する。
【0108】
前記搬送タスクは第2搬送タスクを更に含み、前記第2搬送タスクの前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは商品棚の保管ユニットを含み、前記制御装置は、前記第2自己駆動ロボットが送信した準備完了の状態信号を受信し、前記ターゲット容器を前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層まで搬送するように前記リフト装置を制御し、前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層において前記第2搬送タスクの第2運行経路に従って運行し、前記ターゲット容器を前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは商品棚の保管ユニットまで搬送するように前記少なくとも2つの自己駆動ロボットのうちの第3自己駆動ロボットを制御し、前記第2自己駆動ロボットと前記第3自己駆動ロボットとは異なる。
【0109】
本願の別の実施例において、前記搬送タスクは第3搬送タスクを更に含み、前記第3搬送タスクの目的地は前記第3搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションを含み、前記リフト装置と操作ステーションのローララインとは接続されている。前記制御装置は、前記第2自己駆動ロボットが送信した準備完了の状態信号を受信し、前記ターゲット容器を前記第3搬送タスクのターゲット屋根裏層まで搬送するように前記リフト装置を制御し、前記ターゲット容器を前記ローララインまで移すように前記リフト装置を制御し、前記ローララインにより前記ターゲット容器を前記操作ステーションまで運搬する。
【0110】
一実施例において、前記制御装置は、更に、仕分け操作が完了した容器を受け取るように前記ローララインを制御する。
【0111】
前記ターゲット容器の所在地がローララインである場合、前記制御装置は、前記ローララインから前記ターゲット容器を取得して前記リフト装置の仮置き場に置き、ターゲット容器を前記搬送タスクのターゲット屋根裏層まで搬送するように前記リフト装置を制御する。
【0112】
本願の一実施例において、前記制御装置は、前記搬送タスクのターゲット屋根裏層において前記リフト装置の仮置き場から前記ターゲット容器を取得し、前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御する。
【0113】
本願の一実施例において、前記制御装置は、前記操作ステーションまで運行し、前記操作ステーションで並んでジョブ操作を待つように前記ターゲット容器を運んでいる前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御する。前記作業は、出庫、商品棚卸し、または整理作業を含み、前記ジョブ操作が完了した後、前記ジョブ操作が完了した前記ターゲット容器を運ぶように少なくとも1つの前記自己駆動ロボットを制御する。
【0114】
前記制御装置は、前記操作ステーションまで運行するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御した後、更に、前記ターゲット容器を前記操作ステーションの一時保管商品棚または一時保管ローララインに押し、ターゲット容器以外の少なくとも1つの操作可能な容器を取得してもよい。
【0115】
前記搬送タスクの目的地は商品棚の保管ユニットを含み、前記制御装置が、前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御することは、前記自己駆動ロボットが送信した、ジョブ操作が完了したターゲット容器のコードを受信することと、前記ジョブ操作が完了したターゲット容器内に保管された積荷の人気度および数に基づいて前記ターゲット容器を人気度評価することと、人気度が所定の閾値を超えた前記ターゲット容器を所定のエリアの商品棚の保管ユニットまで搬送するように前記自己駆動ロボットを制御し、前記ターゲット容器と前記保管ユニットとのバンドリング関係を記録することと、あるいは、容器の人気度の高い順に従い、前記容器を操作ステーションから近い順で離れた商品棚の保管ユニットまで搬送するように前記己駆動ロボットを制御し、前記容器と前記保管ユニットとのバンドリング関係を記録することとを含む。
【0116】
本願の実施例に係るロボット制御方法は、リフト装置との連携で、各層の屋根裏の床面に設けられた自己駆動ロボットが運行する通路で運行するように自己駆動ロボットを制御することができ、自己駆動ロボットの柔軟性を大きく向上させ、実際の必要に応じて様々な業務を完了することができ、シャットルコンベヤレールを取り付ける必要がなく、建築コストを大きく低減する。
【0117】
図7は、本願の一実施例による別のロボット制御方法の模式図を示し、自己駆動ロボット側に適用され、ステップ702~ステップ706を含む。
【0118】
ステップ702において、制御装置が割り当てた搬送タスクを受信する。
【0119】
ステップ704において、前記搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層において前記制御装置が計画した運行経路に従って前記搬送タスクに対応するターゲット容器の所在地まで運行し、前記ターゲット容器を取得する。
【0120】
前記ターゲット屋根裏層は、少なくとも2層の屋根裏を有する保管エリアにおけるある層である。該保管エリアの各層の屋根裏の床面には、自己駆動ロボットが運行する通路が設けられている。
【0121】
ステップ706において、前記運行経路に従って前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送する。
【0122】
一実施例において、前記搬送タスクに前記ターゲット容器のコードIDが持たれ、前記自己駆動ロボットは、前記ターゲット容器のコードIDを識別することにより、前記ターゲット容器を取得する。
【0123】
本願の一実施例において、前記搬送タスクは第1搬送タスクを含み、前記第1搬送タスクの目的地はリフト装置の仮置き場を含み、自己駆動ロボットは、第1搬送タスクに対応する第1運行経路に従って前記第1搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層のターゲット容器の所在地に到達し、前記ターゲット容器を取得し、自己駆動ロボットは、前記ターゲット容器を運んで前記リフト装置の仮置き場に到達し、準備完了の状態信号を前記制御装置に送信する。
【0124】
前記搬送タスクは第2搬送タスクを更に含み、前記第2搬送タスクの前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは商品棚の保管ユニットを含み、前記自己駆動ロボットは、前記ターゲット容器を運んで前記リフト装置により前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層に到達し、前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層において前記第2搬送タスクの第2運行経路に従って運行し、前記ターゲット容器を前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは商品棚の保管ユニットまで搬送する。
【0125】
本願の一実施例において、前記搬送タスクは第1搬送タスクを含み、前記第1搬送タスクの目的地はリフト装置の仮置き場を含み、自己駆動ロボットは、第1搬送タスクに対応する第1運行経路に従って前記第1搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層のターゲット容器の所在地に到達し、前記ターゲット容器を取得するように第1自己駆動ロボットを制御し、前記ターゲット容器を前記リフト装置の仮置き場まで搬送し、準備完了の状態信号を前記制御装置に送信する。
【0126】
本願の一実施例において、前記搬送タスクは第2搬送タスクを含み、前記第2搬送タスクの前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは商品棚の保管ユニットを含み、前記第2搬送タスクのターゲット容器の所在地はリフト装置の仮置き場であり、前記リフト装置の仮置き場から前記第2搬送タスクのターゲット容器を取得し、第2搬送タスクのターゲット屋根裏層に位置する自己駆動ロボットは、前記リフト装置の仮置き場から前記第2搬送タスクのターゲット容器を取得し、前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層において前記第2搬送タスクの第2運行経路に従って運行し、前記ターゲット容器を前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは商品棚の保管ユニットまで搬送する。
【0127】
前記ターゲット容器を運んでいる自己駆動ロボットは、前記操作ステーションまで運行し、前記操作ステーションで並んで仕分け操作を待ち、前記仕分け操作が完了した後、前記仕分け操作が完了した前記ターゲット容器を運び、前記ターゲット容器を次の操作ステーションまで搬送するか、または商品棚に返却する。
【0128】
自己駆動ロボットは、前記ターゲット容器を前記操作ステーションの一時保管商品棚または一時保管ローララインに押し、設けられた箱取り伸縮機構により少なくとも1つの操作可能な容器を取得する。
【0129】
本願の一実施例において、前記搬送タスクの目的地は商品棚の保管ユニットを含み、前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送することは、自己駆動ロボットが、仕分け操作が完了した容器のコードを検出し、前記コードを前記制御装置に送信することと、人気度が所定の閾値を超えた前記積荷の所在する容器を所定のエリアの商品棚の保管ユニットまで搬送することと、あるいは、容器の人気度の高い順に従い、前記容器を操作ステーションから近い順で離れた商品棚の保管ユニットまで搬送することとを含む。
【0130】
本願の実施例に係るロボット制御方法において、自己駆動ロボットは、リフト装置との連携で、各層の屋根裏の床面に設けられた自己駆動ロボットが運行する通路で運行し、自己駆動ロボットの柔軟性を大きく向上させ、実際の必要に応じて様々な業務を完了することができ、シャットルコンベヤレールを取り付ける必要がなく、建築コストを大きく低減する。
【0131】
図8および図13は、本願の実施例によるロボット制御システムを示し、保管エリア、容器101、自己駆動ロボット103、容器リフト装置1041、制御装置105、および一時保管機構108を備える。
【0132】
前記保管エリアは、容器101を保管し、各層の床面に自己駆動ロボット103が運行する通路が設けられ、各層に少なくとも1つの自己駆動ロボット103および少なくとも1つの一時保管機構108が配置されているように構成される少なくとも2層の屋根裏107を備える。
【0133】
本願の実施例において、前記容器101は、容器支持体上の材料箱または容器101であってもよいし、容器支持体上のトレイであってもよいし、物品を収容するために使用できる他の形式の容器であってもよく、前記自己駆動ロボット103が運行する通路により、前記自己駆動ロボット103は、所在する屋根裏層において運行して1つまたは複数の容器101を取得し、それと同時に、作業者は屋根裏107の通路で作業を行うことができ、すなわち、各層の屋根裏107には、いずれも容器101に対して仕分け操作、商品棚卸し操作、ピッキング操作、または整理操作等を行うための操作ステーション106を設けることができる。
【0134】
前記制御装置105は、前記自己駆動ロボット103に搬送タスクを割り当て、前記自己駆動ロボット103について、前記搬送タスクに応じて前記自己駆動ロボット103が所在する屋根裏層での運行経路を計画し、前記運行経路に従って運行して前記搬送タスクを実行するように前記自己駆動ロボット103をスケジューリングするように構成される。
【0135】
前記制御装置105は、更に、前記自己駆動ロボット103に搬送タスクを割り当て、前記自己駆動ロボット103について、前記搬送タスクに応じて前記自己駆動ロボット103が所在する屋根裏層での運行経路を計画し、前記運行経路に従って所在する屋根裏層において運行して前記搬送タスクを実行するように前記自己駆動ロボット103を制御するように構成される。前記搬送タスクは、前記自己駆動ロボット103の所在する屋根裏層の第1ターゲット位置でターゲット容器を取得し、前記一時保管機構108まで搬送すること、および/または、前記自己駆動ロボット103が前記一時保管機構108でターゲット容器を取得し、所在する屋根裏層の第2ターゲット位置まで搬送することを含む。ここで、前記第1ターゲット位置とは、前記自己駆動ロボット103が前記搬送タスクに応じて前記ターゲット容器を取得する際に前記ターゲット容器の所在する位置を指し、前記第2ターゲット位置とは、前記自己駆動ロボット103が前記搬送タスクに応じて前記ターゲット容器を置く際に前記ターゲット容器の所在する位置を指し、前記第1ターゲット位置と第2ターゲット位置とは同じであってもよいし、異なってもよい。
【0136】
本願の実施例において、前記制御装置105は、前記容器101と前記屋根裏107の容器支持体の保管空席との間の対応関係、および前記屋根裏107の容器支持体の在庫情報を記憶することができ、作業する必要のある帳票に基づいて前記搬送タスクを生成し、且つ、前記搬送タスクを実行するように自己駆動ロボット103を割り当てる。それと同時に、前記制御装置105は、更に、衝突を回避するために経路を計画して自己駆動ロボット103の経路実行をスケジューリングすることができ、前記制御装置105と前記容器リフト装置1041との通信接続、前記一時保管機構108と前記自己駆動ロボット103との通信接続により、前記自己駆動ロボット103と一時保管機構108とはドッキングされ、前記一時保管機構108と容器リフト装置1041とはドッキングされている。
【0137】
前記一時保管機構108は、前記ターゲット容器を担持し、前記ターゲット容器を前記容器リフト装置1041まで運搬し、および/または、前記ターゲット容器から前記容器リフト装置1041を搬出するように構成され、前記容器リフト装置1041は、前記ターゲット容器を搬送タスクに対応するターゲット屋根裏層まで搬送するように構成される。
【0138】
本願の一実施例において、ある屋根裏層Aに1つの自己駆動ロボットBおよび1つの一時保管機構Cが配置されている。前記制御装置は、所在する屋根裏層Aの第1ターゲット位置でターゲット容器を取得し、前記一時保管機構Cに搬送して置くように前記自己駆動ロボットBを制御することができ、その後、制御装置は、前記ターゲット容器を前記容器リフト装置まで運搬するように前記一時保管機構Cを制御することができる。他の容器が容器リフト装置により屋根裏層Aに送られると、前記制御器は、更に、前記ターゲット容器を前記容器リフト装置から前記一時保管機構Cまで運搬するように前記一時保管機構Cを制御し、前記一時保管機構Cで前記容器を取得し、前記容器を該容器の第2ターゲット位置まで搬送するように前記自己駆動ロボットAを制御することができる。
【0139】
本願の実施例において、前記容器101は、前記容器リフト装置1041により層間輸送を実現し、前記容器リフト装置1041は、前記一時保管機構108との連携で前記自己駆動ロボット103とドッキングし、例えば、前記自己駆動ロボット103がターゲット容器を取得した後、前記制御装置105は、前記ターゲット容器を一時保管機構108まで移すように自己駆動ロボット103をスケジューリングし、前記一時保管機構108はターゲット容器を容器リフト装置1041に入れ、前記容器リフト装置1041が前記ターゲット容器をターゲット屋根裏層に送ると、前記ターゲット容器は対応する一時保管機構108に移載され、対応する前記自己駆動ロボット103により取り出されるのを待つ。
【0140】
一実施例において、前記一時保管機構108は、ロールテーブル機構であってもよく、例えば、レールラインまたはコンベア等であってもよく、前記一時保管機構108はn階層の構造であり、前記制御装置105は、更に、前記ターゲット容器を前記一時保管機構108におけるアイドルの階層まで搬送するように前記容器リフト装置1041を制御するように構成され、ただし、nは2以上の自然数であり、前記一時保管機構108の層数は、ユーザサービスの状況に応じて設計して調整することができる。
【0141】
一実施例において、図8および図13に示すように、前記一時保管機構は、前記容器リフト装置1041の片側または両側に設けられ、前記容器リフト装置1041と前記一時保管機構とは対応して設けられている。一時保管機構が前記容器リフト装置の両側に設けられている場合、前記容器リフト装置1041の一方側に位置する前記一時保管機構は、前記容器101を前記容器リフト装置1041内に搬入するよう構成され、前記容器リフト装置1041の他方側に位置する前記一時保管機構は、前記容器101を前記容器リフト装置1041内から搬出し、且つ、前記搬入の動作および前記搬出の動作は、次第に行ってもよいし、同期に行ってもよい。
【0142】
一実施例において、前記容器リフト装置1041は移載機構および容器仮置き場を備え、前記移載機構は、前記一時保管機構からのターゲット容器を前記容器仮置き場に移載するか、および/または、前記容器仮置き場に位置するターゲット容器を前記一時保管機構に移載するように構成される。
【0143】
一実施例において、前記移載機構は、ローラ機構またはアームを備え、ローラ機構またはアームが水平面の前後左右の4つの方向に自由度を有することにより、前記容器リフト装置1041は複数の方向において前記一時保管機構108とドッキングすることを実現できる。
【0144】
本願の実施例の動作過程は以下のとおりである。前記自己駆動ロボット103は、前記制御装置105の制御で別の階に層間輸送する必要のある容器101を取得し、前記制御装置105は、容器101が行くべき階、自己駆動ロボット103から容器リフト装置1041までの最適経路、および容器リフト装置1041の前の自己駆動ロボット103の並ぶ状況等の要因に応じ、前記自己駆動ロボット103を、対応する容器リフト装置1041とドッキングする一時保管機構108箇所に割り当て、これにより、少なくとも1つの前記容器101は対応する容器リフト装置1041に順次入り、少なくとも1つの前記容器101がターゲット屋根裏層にリフトされると、前記一時保管機構108は容器101を容器リフト装置1041から移出して前記容器101に仮置きし、前記制御装置105は、一時保管機構108箇所に行って前記容器101を取り出し、前記保管エリアの操作ステーション106まで搬送して仕分けを行うように前記自己駆動ロボット103を再び割り当て、且つ、仕分けが完了した後、上記方式により前記容器101の層間輸送および復帰を実現する。
【0145】
本願の実施例に係るロボット制御システムは、自己駆動ロボット103と屋根裏型の商品棚との組み合わせを用いて立体積荷保管のGTP(Goods To Person)の問題を解決し、各層の屋根裏107の床面に自己駆動ロボット103が運行する通路を設けることにより、容器リフト装置1041との連携で、ターゲット容器をターゲットの各階まで搬送し、前記自己駆動ロボットは各屋根裏層において運行でき、層間物流輸送倉庫保管の効率を向上させ、容器リフト装置1041の位置に自己駆動ロボット103とドッキングする一時保管機構108を設けることにより、アイドルの前記自己駆動ロボット103が一時的にない場合にも、前記容器リフト装置1041は正常に運行でき、異なる屋根裏層の容器101は柔軟かつ効率的な形式で層間輸送を実現し、ロボット仕分けシステム全体の効率および柔軟性を向上させ、容器の層間輸送態様のコストを低減する。
【0146】
図2は、本願の実施例によるロボット制御装置の通信フレームの模式図を示す。
【0147】
前記該制御装置105の部材は、メモリ210およびプロセッサ220を含んでもよいが、これらに限定されない。プロセッサ220とメモリ210とはバス230を介して接続され、データベース250は搬送タスクを保存するために用いられる。
【0148】
制御装置105は、アクセスデバイス240を更に備え、アクセスデバイス240により、制御装置105は1つまたは複数のネットワーク260を介して通信することができる。これらのネットワークの例は、公衆交換電話網(PSTN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、またはインターネットのような通信ネットワークの組み合わせを含む。アクセスデバイス240は、有線または無線の任意のタイプのネットワークインタフェース(例えば、ネットワークインタフェースカード(NIC))のうちの1つまたは複数を含んでもよく、例えば、IEEE802.11無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)無線インタフェース、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(Wi-MAX)インタフェース、イーサネットインタフェース、ユニバーサルシリアルバス(USB)インタフェース、セルラーネットワークインタフェース、ブルートゥース(登録商標)インタフェース、近距離無線通信(NFC)インタフェース等を含んでもよい。
【0149】
本願の一実施例において、制御装置105の上記および図2に示されていない他の部材は、例えば、バスを介して互いに接続されてもよい。
【0150】
制御装置105は、任意のタイプの静止または移動の計算装置であってもよく、モバイルコンピュータまたはモバイルコンピューティングデバイス(例えば、タブレットコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント、ラップトップ型コンピュータ、ノートパソコン、ネットブック等)、携帯電話(例えば、スマートフォン)、装着可能な計算装置(例えば、スマート腕時計、スマート眼鏡等)または他のタイプのモバイルデバイス、あるいは、デスクトップ型コンピュータまたはPCのような静止計算装置を含む。制御装置105は、移動型または静止型のサーバであってもよい。
【0151】
前記制御装置105は、ネットワーク260を介して自己駆動ロボット103およびリフト装置に通信接続され、制御命令を送信すること、または自己駆動ロボットもしくはリフト装置が返却したメッセージを受信することにより、該ロボット制御システムに対する制御を実現する。
【0152】
本願の別の実施例において、前記搬送タスクに前記ターゲット容器のコードIDが持たれ、前記制御装置105は、更に、所在する屋根裏層において前記運行経路に従って前記ターゲット容器の所在地まで走行し、前記ターゲット容器のコードIDをチェックすることにより前記ターゲット容器を取得するように少なくとも1つの前記自己駆動ロボット103を制御するように構成される。
【0153】
なお、本願の実施例は自己駆動ロボットの構造に限定されず、従来技術における任意の構造を採用して容器を商品棚から取り出すおよび容器を商品棚に入れる機能を実現することができる。例えば、自己駆動ロボットにアームを設け、アームで容器を取り出したり入れたりしてもよいし、自己駆動ロボットに抱持構造を設け、抱持方式で容器を取り出したり入れたりしてもよいし、他の構造で実現してもよい。例えば、例示的には、図3に示すように、本願の一実施例において、前記少なくとも1つの自己駆動ロボット103は、1つまたは複数ターゲット容器を取得するように構成される箱取り伸縮機構301と、箱取り伸縮機構の所在する屋根裏層の異なる高さの商品棚上のターゲット容器を取得しやすいように、箱取り伸縮機構301の上下調節を制御するように構成される昇降機構302と、所在する屋根裏層の運行通路で制御装置が計画した運行経路に従って走行するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットを制御するように構成されるロボットモーションベース303とを備える。
【0154】
前記ターゲット容器は、搬送タスクにおける搬送する必要のある容器101である。
【0155】
本願の実施例に係る自己駆動ロボット103は、所在する屋根裏102の床面の運行通路で運行し、容器を搬送する柔軟性を大きく向上させ、実際の必要に応じて様々な業務を完了することができ、シャットルコンベヤレールを取り付ける必要がなく、建築コストを大きく低減する。
【0156】
本願の別の実施例において、前記一時保管機構108は、第1一時保管ローラライン、第2一時保管ローラライン、および移載箇所を備え、前記搬送タスクは第1搬送タスクを含み、前記第1搬送タスクの目的地は前記第1一時保管ローララインに対応する移載箇所を含み、前記制御装置105は、更に、第1搬送タスクに対応する第1運行経路に従って所在する屋根裏層のターゲット容器の所在地で前記ターゲット容器を取得するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボット103のうちの第1自己駆動ロボットを制御するように構成され、前記制御装置105は、更に、前記ターゲット容器を前記第1一時保管ローララインに対応する移載箇所まで搬送するように構成される前記第1自己駆動ロボットを制御するように構成され、前記第1自己駆動ロボットは、準備完了の状態信号を前記制御装置105に送信するように構成され、前記制御装置105は、更に、前記準備完了の状態信号を受信し、前記ターゲット容器を前記容器リフト装置1041まで搬送するように前記第1一時保管ローララインを制御する。
【0157】
前記搬送タスクは第2搬送タスクを更に含み、前記第2搬送タスクの目的地は前記第2一時保管ローララインに対応する移載箇所を含み、前記制御装置105は、更に、前記ターゲット容器を前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層まで搬送するように前記容器リフト装置1041を制御するように構成され、前記制御装置105は、更に、前記ターゲット容器を前記第2一時保管ローララインに対応する移載箇所まで搬送するように前記容器リフト装置1041を制御するように構成され、前記容器リフト装置1041は、更に、荷受け待ちの状態信号を前記制御装置105に送信するように構成される。
【0158】
前記搬送タスクは第3搬送タスクを更に含み、前記第3搬送タスクの目的地は前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーション106または容器支持体を含み、前記制御装置105は、更に、前記荷受け待ちの状態信号を受信し、所在する屋根裏層において前記第3搬送タスクに対応する第3運行経路に従って運行するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボット103のうちの第2自己駆動ロボットを制御するように構成され、前記制御装置105は、更に、前記ターゲット容器を前記第2一時保管ローララインに対応する移載箇所から前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーション106または容器支持体まで搬送するように前記第2自己駆動ロボットを制御するように構成され、前記第1自己駆動ロボットと前記第2自己駆動ロボットとは異なる。
【0159】
本願の実施例において、前記搬送タスクは、第1搬送タスク、第2搬送タスク、および第3搬送タスクで構成され、前記第1一時保管ローララインおよび第2一時保管ローララインは、101を取得するための箱置き一時保管ローララインおよび前記容器101を仮置きするための箱取り一時保管ローララインにそれぞれ対応し、前記箱取り一時保管ローララインおよび前記箱置き一時保管ローララインに前記自己駆動ロボットとドッキングする移載箇所が設けられ、本実施例の前記搬送タスクの運行過程は以下のとおりである。前記自己駆動ロボット103は、取到した容器101を箱置き一時保管ローララインに対応する移載箇所まで搬送し、前記箱置き一時保管ローララインは、前記容器101を前記容器リフト装置1041に送り、前記容器101がターゲット屋根裏層に到達した後、前記容器リフト装置1041により箱取り一時保管ローララインまで移載され、ここで、前記箱取り一時保管ローララインは多層形式に設けられ、前記制御装置105は、前記箱取り一時保管ローララインの空き状況に応じて前記容器101をアイドルの階層まで移すことができ、前記制御装置105は、前記箱取り一時保管ローララインに移動して1つまたは複数の前記容器101を取り出すように前記ターゲット屋根裏層の自己駆動ロボット103を制御し、前記制御装置105は、前記容器101を前記ターゲット屋根裏層の操作ステーション106まで送るように箱取り操作が完了した自己駆動ロボット103を再びスケジューリングする。
【0160】
本願の実施例において、前記一時保管機構は第3一時保管ローララインを更に含み、前記第3一時保管ローララインおよび前記第2一時保管ローララインは、それぞれ前記容器リフト装置1041の両側に設けられ、前記搬送タスクは第4搬送タスクを更に含み、前記第4搬送タスクの目的地は前記第4搬送タスクのターゲット屋根裏層を含む。
【0161】
前記制御装置105は、更に、前記第3一時保管ローララインの移載箇所に位置する容器101を前記容器リフト装置1041まで搬送するように前記第3一時保管ローララインを制御するように構成される。
【0162】
前記制御装置105は、更に、前記容器101を前記第4搬送タスクのターゲット屋根裏層まで搬送するように前記容器リフト装置1041を制御するように構成される。
【0163】
ここで、第3一時保管ローララインは、容器101を取得するための箱置き一時保管ローララインに対応し、前記箱置き一時保管ローララインの搬入の動作および前記箱取り一時保管ローララインの搬出の動作は同期に行われる。
【0164】
本願の別の実施例において、前記保管エリアは、1層の保管層および1層の仕分け層を少なくとも含み、前記仕分け層に操作ステーション106が設けられ、前記操作ステーション106は前記ターゲット容器に対してジョブ操作を行うように構成される。
【0165】
一実施例において、前記制御装置105は、更に、前記ターゲット容器を前記操作ステーション106まで運んだ後、前記操作ステーション106で並んでジョブ操作を待つように前記自己駆動ロボット103を制御するように構成され、前記制御装置105は、更に、前記ジョブ操作が完了した後、前記ジョブ操作が完了した前記ターゲット容器を運び、前記ターゲット容器を次の前記操作ステーション106まで搬送するか、または前記屋根裏107の容器支持体に返却するように前記自己駆動ロボット103を制御するように構成される。
【0166】
一実施例において、自己駆動ロボット103の作業効率を向上させるために、前記制御装置105は、更に、前記操作ステーション106まで運行した後、前記ターゲット容器を前記操作ステーション106の容器支持体まで搬送するように前記自己駆動ロボット103を制御し、前記自己駆動ロボット103に設けられた箱取り伸縮機構を制御することにより、前記ターゲット容器以外の少なくとも1つの操作可能な容器101を取得するように構成される。
【0167】
前記操作可能な容器は、ジョブ操作が完了した容器101であってもよい。
【0168】
本願の別の実施例において、前記制御装置105は、更に、前記自己駆動ロボット103が識別したターゲット容器コードを受信し、前記ターゲット容器内に保管された積荷の人気度および数に基づいて前記ターゲット容器を人気度評価するように構成される。
【0169】
前記制御装置105は、更に、人気度が所定の閾値を超えたターゲット容器を所定のエリアの容器支持体まで搬送するように前記自己駆動ロボット103を制御し、前記ターゲット容器と前記容器支持体とのバンドリング関係を記録するように構成され、あるいは、前記ターゲット容器の人気度の高い順に従い、前記ターゲット容器を前記屋根裏107の操作ステーション106から近い順で離れた屋根裏107の容器支持体まで搬送するように前記自己駆動ロボット103を制御し、前記ターゲット容器と前記容器支持体とのバンドリング関係を記録するように構成される。
【0170】
該所定のエリアは、前記操作ステーション106に近い保管ユニットの所在するエリアであってもよく、例えば、前記操作ステーション106から3mまたは5m離れた容器支持体であってもよい。このような方式により、頻繁に使用する積荷の所在する容器101を近い容器支持体内に置き、搬送に要する時間を減少し、業務処理の効率を向上させる。
【0171】
前記容器支持体は、前記保管エリアの各層の屋根裏107に配置された商品棚であり、各容器支持体は複数の保管ユニットを有し、各保管ユニットには1つの容器が配置可能である。
【0172】
一実施例において、前記容器支持体は、前記保管エリアの各層の屋根裏107に配置された保管商品棚を含んでもよいが、これらに限定されない。各容器支持体は複数の保管ユニットを有し、各保管ユニットには1つの容器が配置可能である。
【0173】
前記操作ステーションの置き場は、操作ステーションの容器を置くための保管商品棚または仮置きロールテーブルを含む。
【0174】
本願の別の実施例において、前記自己駆動ロボット103が運行する通路は、緊急人工作業に使用できる。
【0175】
本願の別の実施例において、如図9に示すように、前記ロボットシステムはロボットリフト装置1042を更に備え、前記ロボットリフト装置1042は、異なる前記ターゲット屋根裏層のトラフィック量が変化した場合、前記制御装置105の制御命令に基づいて前記自己駆動ロボット103を対応する前記ターゲット屋根裏層に調達するように構成される。
【0176】
本願の実施例において、図9に示すように、前記箱の層間輸送態様の動作フローは、以下のステップを含む。
【0177】
ステップ(1)において、前記制御装置105は、前記保管エリアで1つまたは複数前記ターゲット容器を取得するように前記ターゲット屋根裏層の自己駆動ロボット103を割り当て、前記制御装置105は、前記自己駆動ロボット103、前記容器リフト装置1041の位置、および前記自己駆動ロボット103の並ぶ状況に基づき、指定された容器リフト装置1041に行って一時保管操作を行うように前記自己駆動ロボット103を割り当てる。
【0178】
ステップ(2)において、前記自己駆動ロボット103が指定された前記容器リフト装置1041のドッキング位置に到達した際に、前記箱置き一時保管ローララインの移載箇所がアイドルであると、前記制御装置105は、前記ターゲット容器を前記箱置き一時保管ローララインの移載箇所に置くように前記自己駆動ロボット103を制御し、前記箱置き一時保管ローララインはターゲット容器を前記容器リフト装置1041に搬入し、箱置き一時保管ローララインの移載箇所がアイドルでないと、前記自己駆動ロボット103は前記箱置き一時保管ローララインの移載箇所で箱置き命令を待つ。
【0179】
ステップ(3)において、前記容器リフト装置1041がターゲット容器をターゲット屋根裏層まで送ると、前記制御装置105は、前記ターゲット容器を前記容器リフト装置1041から前記箱取り一時保管ローララインまで移すように前記移載デバイスを制御するとともに、対応する前記容器リフト装置1041のドッキング点に行ってターゲット容器を取得するように前記自己駆動ロボット103を割り当てる。
【0180】
ステップ(4)において、前記自己駆動ロボット103は、前記箱取り一時保管ローララインの移載箇所で前記ターゲット容器を取得した後、前記制御装置105により指定された場所に運行して指定操作を行う。
【0181】
ステップ(5)において、前記指定操作が終了した後、前記制御装置105は、元の位置に戻すようにターゲット容器を割り当て、前記ターゲット容器はステップ101~ステップ104に従って元の位置に戻される。
【0182】
ステップ(6)において、異なるターゲット屋根裏層のトラフィック量が変化した場合、前記制御装置105は各層の前記自己駆動ロボット103の数を改めて割り当て、ロボットのリフト装置1042により前記自己駆動ロボット103を指定されたターゲット屋根裏層に調達する。
【0183】
また、前記保管エリアに歩行階段またはエレベーターを取り付けてもよい。
【0184】
システムが故障すると、例えば、停電またはシステムが正常に動作できない場合、作業者は前記歩行階段またはエレベーターにより、各屋根裏層の運行通路で搬送タスクを実行し、緊急人工作業を行う。
【0185】
前記容器101の位置を正確に確定するために、前記容器101に識別するためのコードIDが設けられ、該コードIDは、二次元コード、RFIDタグ等であってもよい。
【0186】
上記に説明したロボット操作システムに基づき、様々な業務フローを完了することができる。以下、FCL入庫フロー、入庫フロー、および操作ステーション107の作業フローを例として説明する。
【0187】
ここで、補充フローとは、商品を容器101と共に入庫せず、商品を既存の容器101内に入れることを指す。操作ステーション107の作業は、出庫、商品棚卸し、または整理作業を含む。
【0188】
本願の実施例において、前記FCL入庫フローは、以下のステップを含む。
【0189】
ステップ(1)において、制御装置105は、容器番号、商品番号、商品数を受信して容器101とのバンドリング関係を記録し、ここで、1つの前記容器101に複数種の商品がバンドリングできる。
【0190】
ステップ(2)において、前記制御装置105が、前記保管エリアの容器支持体または前記一時保管機構108に空きの容器101があると判断した場合、制御装置105は、前記空きの容器101を取得し、前記空きの容器101を前記操作ステーション106まで搬送するように自己駆動ロボット103を割り当て、操作ステーション106で並ぶように前記自己駆動ロボット103を制御する。前記保管エリアの容器支持体または前記一時保管機構108に空きの容器101がない場合、前記制御装置105は、操作ステーション106に行って並ぶように前記自己駆動ロボット103を直接制御し、前記搬送経路中に前記容器リフト装置1041および一時保管機構108により前記容器101の層間輸送を実現する。
【0191】
ステップ(3)において、前記自己駆動ロボット103は、前記容器101を取得して前記容器101のコードIDを検出し、制御装置105に引き渡し、前記制御装置105は前記自己駆動ロボット103が搬送している容器の番号を記録する。
【0192】
ステップ(4)において、前記制御装置105は、前記容器101の商品人気度および数に基づいて容器101を対応する容器支持体の保管ユニットに割り当てる。
【0193】
ステップ(5)において、前記自己駆動ロボット103の全ての容器仮置き場に容器101が配置された後、または操作ステーション106に入庫する必要のある容器101が残っていない場合、前記制御装置105は、前記操作ステーション106から離れるように前記自己駆動ロボット103をスケジューリングし、前記自己駆動ロボット103に最適な返却経路の順序を計画し、前記自己駆動ロボット103は、割り当てられた前記保管ユニットの位置に順次運行し、容器101を前記保管ユニットに入れる。前記返却経路中に前記容器リフト装置1041および一時保管機構108により前記容器101の層間輸送を実現する。
【0194】
本願の実施例において、前記補充フローは、以下のステップを含む。
【0195】
ステップ(1)において、制御装置105は、入庫する必要がある商品に基づき、商品を保管可能な複数の容器101を選択し、ここで、前記容器101は、空きの容器101であってもよいし、商品があるが保管空間がある容器101であってもよい。前記制御装置105は、前記容器101を取り出し、前記容器101を前記操作ステーション106まで搬送して並ぶように前記自己駆動ロボット103を割り当て、搬送経路中に前記容器リフト装置1041および一時保管機構108により前記容器101の層間輸送を実現する。
【0196】
ステップ(2)において、前記制御装置105は、商品コードおよび容器コードを受信し、容器101と商品とのバンドリング関係を記録し、容器101により商品を受け取るように自己駆動ロボット103を制御する。
【0197】
ステップ(3)において、現在のステーションが補充操作を完了するか、または現在の自己駆動ロボット103が運んでいる容器101に保管空間がなく、作業者は前記制御装置105のインタラクションインタフェースによりフィードバックし、前記制御装置105は容器101の商品人気度および数に基づいて前記容器101を対応する容器支持体の保管ユニットに割り当てる。
【0198】
ステップ(4)において、前記制御装置105は、前記操作ステーション106から離れるように前記自己駆動ロボット103をスケジューリングし、自己駆動ロボット103に最適な返却経路の順序を計画し、前記自己駆動ロボット103は、制御装置105が割り当てた容器支持体の保管ユニットの位置に順次移動し、前記容器101を容器支持体の保管ユニットに入れ、前記返却経路中に前記容器リフト装置1041および一時保管機構108により前記容器101の層間輸送を実現する。
【0199】
本願の実施例において、前記操作ステーション106作業フローは、以下のステップを含む。
【0200】
ステップ(1)において、操作ステーション106は作業を起動し、制御装置105は、作業帳票に応じて複数の容器101に命中し、前記制御装置105は、命中された容器101を取り出し、前記命中された容器101を計画された搬送経路に沿って操作ステーション106まで搬送して操作ステーション106で並ぶように前記自己駆動ロボット103を割り当て、前記搬送経路中に前記容器リフト装置1041および一時保管機構108により前記容器101の層間輸送を実現する。
【0201】
ステップ(2)において、操作ステーション106の作業が完了した後、制御装置105のインタラクションインタフェースにより、制御装置105に現在の自己駆動ロボット103が運んでいる容器101の操作が完了したことをフィードバックする。
【0202】
ステップ(3)において、前記制御装置105は、容器101内の現在の商品人気度および数に基づいて容器101を対応する容器支持体の保管ユニットに割り当てる。
【0203】
ステップ(4)において、前記制御装置105は、前記操作ステーション106から離れるように前記自己駆動ロボット103をスケジューリングし、自己駆動ロボット103に最適な返却経路の順序を計画し、前記自己駆動ロボット103は、制御装置105が割り当てた前記容器支持体の保管ユニットの位置に順次到達し、前記容器101を容器支持体の保管ユニットに入れ、前記返却経路中に前記容器リフト装置1041および一時保管機構108により前記容器101の層間輸送を実現する。
【0204】
本願の実施例に係るロボット制御システムは、各層の屋根裏の床面に自己駆動ロボット103が運行する通路を設けることにより、リフト装置との連携で、自己駆動ロボット103は各屋根裏層において運行でき、自己駆動ロボット103の柔軟性を向上させ、実際の必要に応じて様々な業務を完了することができ、シャットルコンベヤレールを取り付ける必要がなく、建築コストを大きく低減する。
【0205】
ここで、プロセッサ220は図10に示す方法におけるステップを実行することができる。図10は、本願の一実施例によるロボット制御方法の模式的なフローチャートを示し、ステップ1001~ステップ1005を含む。
【0206】
ステップ1001において、自己駆動ロボットに搬送タスクを割り当てる。
【0207】
ステップ1002において、前記自己駆動ロボットについて、前記搬送タスクに応じて前記自己駆動ロボットが所在する屋根裏層での運行経路を計画し、所在する屋根裏層の第1ターゲット位置でターゲット容器を取得して前記一時保管機構108まで搬送するように前記自己駆動ロボットを制御する。
【0208】
本願の実施例において、前記搬送タスクに前記ターゲット容器のコードIDが持たれている。
【0209】
所在する屋根裏層の第1ターゲット位置でターゲット容器を取得するように前記自己駆動ロボットを制御することは、
所在する屋根裏層前記運行経路に従って前記ターゲット容器の所在地まで走行し、前記ターゲット容器のコードIDを識別することにより、前記ターゲット容器を取得するように前記少なくとも1つの前記自己駆動ロボットを制御することを含む。
【0210】
本願の実施例において、前記搬送タスクは第1搬送タスクを含み、所在する屋根裏層の第1ターゲット位置でターゲット容器を取得するように前記自己駆動ロボットを制御することは、第1搬送タスクに対応する第1運行経路に従って所在する屋根裏層のターゲット容器の所在地で前記ターゲット容器を取得するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットのうちの第1自己駆動ロボットを制御することを含む。
【0211】
本願の実施例において、前記一時保管機構はロールテーブル機構であり、前記一時保管機構は第1一時保管ローララインおよび移載箇所を含み、前記第1搬送タスクの目的地は前記第1一時保管ローララインに対応する移載箇所を含む。
【0212】
前記一時保管機構まで搬送することは、前記ターゲット容器を前記第1一時保管ローララインに対応する移載箇所まで搬送するように前記第1自己駆動ロボットを制御することを含む。
【0213】
ステップ1003において、前記ターゲット容器を容器リフト装置まで搬送するように前記一時保管機構108を制御する。
【0214】
前記ターゲット容器を容器リフト装置に搬送するように前記一時保管機構を制御することは、前記第1自己駆動ロボットの準備完了の状態信号を受信するステップと、前記ターゲット容器を前記容器リフト装置まで搬送するように前記第1一時保管ローララインを制御するステップとを含む。
【0215】
ステップ1004において、前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地であるターゲット屋根裏層まで搬送するように前記容器リフト装置を制御する。
【0216】
本願の実施例において、前記搬送タスクは第2搬送タスクを更に含み、前記第2搬送タスクの目的地は前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層を含む。前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地であるターゲット屋根裏層まで搬送するように前記容器リフト装置を制御することは、前記ターゲット容器を前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層まで搬送するように前記容器リフト装置を制御することを含む。
【0217】
ここで、プロセッサ220は図11に示す方法におけるステップを実行することができる。図11は、本願の一実施例によるロボット制御方法の模式的なフローチャートを示し、ステップ1101~ステップ1102を含む。
【0218】
ステップ1101において、前記容器リフト装置からの容器を受け取って仮置きするように、前記搬送タスクの目的地であるターゲット屋根裏層の一時保管機構を制御する。
【0219】
本願の実施例において、前記一時保管機構はロールテーブル機構であり、前記一時保管機構は第2一時保管ローララインおよび移載箇所を含み、前記搬送タスクは第2搬送タスクを更に含み、前記第2搬送タスクの目的地は前記第2一時保管ローララインに対応する移載箇所を含む。前記容器リフト装置からの容器を受け取って仮置きするように、前記搬送タスクの目的地であるターゲット屋根裏層の一時保管機構を制御することは、前記ターゲット容器を前記第2一時保管ローララインに対応する移載箇所まで搬送するように前記容器リフト装置を制御することを含む。
【0220】
ステップ1102において、所在する屋根裏層の一時保管機構から前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送するように自己駆動ロボットを制御する。
【0221】
本願の実施例において、前記搬送タスクは第3搬送タスクを更に含み、前記第3搬送タスクの目的地は前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは容器支持体を含む。
【0222】
所在する屋根裏層の一時保管機構から前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送するように自己駆動ロボットを制御することは、前記荷受け待ちの状態信号を受信するステップと、所在する屋根裏層において前記第3搬送タスクに対応する第3運行経路に従って運行するように前記少なくとも1つの自己駆動ロボットのうちの第2自己駆動ロボットを制御するステップと、前記ターゲット容器を前記第2一時保管ローララインに対応する移載箇所から前記第2搬送タスクのターゲット屋根裏層の操作ステーションまたは容器支持体まで搬送するように前記第2自己駆動ロボットを制御するステップとを含み、ここで、前記第1自己駆動ロボットと前記第2自己駆動ロボットとは異なる。
【0223】
本願の実施例において、前記一時保管機構は第3一時保管ローララインを更に含み、前記第3一時保管ローララインおよび前記第2一時保管ローララインは、それぞれ前記容器リフト装置の両側に設けられ、前記搬送タスクは第4搬送タスクを更に含み、前記第4搬送タスクの目的地は前記第4搬送タスクのターゲット屋根裏層を含む。
【0224】
前記ターゲット容器を前記第2一時保管ローララインに対応する移載箇所まで搬送するように前記容器リフト装置を制御した後、前記第3一時保管ローララインの移載箇所に位置する容器を前記容器リフト装置まで搬送するように前記第3一時保管ローララインを制御することと、前記容器を前記第4搬送タスクのターゲット屋根裏層まで搬送するように前記容器リフト装置を制御することとを更に含む。
【0225】
本願の実施例において、前記搬送タスクの目的地は屋根裏の容器支持体を含み、所在する屋根裏層の一時保管機構から前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送するように自己駆動ロボットを制御することは、前記自己駆動ロボットが送信した、仕分けが完了したターゲット容器のコードを受信することと、前記仕分けが完了した容器内に保管された積荷の人気度および数に基づいて前記ターゲット容器を人気度評価することと、人気度が所定の閾値を超えたターゲット容器を所定のエリアの容器支持体まで搬送するように前記自己駆動ロボットを制御し、前記ターゲット容器と前記容器支持体とのバンドリング関係を記録することと、あるいは、容器の人気度の高い順に従い、前記ターゲット容器を前記屋根裏の操作ステーションから近い順で離れた容器支持体まで搬送するように前記自己駆動ロボットを制御し、前記ターゲット容器と前記容器支持体とのバンドリング関係を記録することとを含む。
【0226】
本願の実施例において、図12に示すように、所在する屋根裏層の一時保管機構から前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送するように自己駆動ロボットを制御した後、ステップ1201~ステップ1202を更に含む。
【0227】
ステップ1201において、前記ターゲット容器を操作ステーションまで運んだ後、前記操作ステーションで並んでジョブ操作を待つように前記自己駆動ロボットを制御する。
【0228】
ステップ1202において、前記ジョブ操作が完了した後、前記ジョブ操作が完了した前記ターゲット容器を運び、前記ターゲット容器を次の前記操作ステーションまで搬送するか、または前記屋根裏の容器支持体に返却するように前記自己駆動ロボットを制御する。
【0229】
本願の実施例において、所在する屋根裏層の一時保管機構から前記ターゲット容器を前記搬送タスクの目的地まで搬送するように自己駆動ロボットを制御した後、前記操作ステーションまで運行した後、前記ターゲット容器を前記操作ステーションの置き場まで搬送するように前記自己駆動ロボットを制御し、前記自己駆動ロボットに設けられた箱取り伸縮機構を制御することにより、1つまたは複数の他の操作可能な容器を取得することを更に含む。
【0230】
本願の実施例に係るロボット制御方法は、容器リフト装置と自己駆動ロボット103とが連携して異なる各階の運行通路で運行することができることにより、自己駆動ロボット103の柔軟性を大きく向上させ、実際の必要に応じて様々な業務を完了することができ、シャットルコンベヤレールを取り付ける必要がなく、建築コストを大きく低減する。
【0231】
本願の一実施例は、メモリ、プロセッサ、およびメモリに記憶されてプロセッサで実行可能なコンピュータ命令を備え、前記プロセッサが前記命令を実行すると、前述したようなロボット制御方法のステップが実現される、計算装置を更に提供する。
【0232】
本願の一実施例は、プロセッサにより実行されると、前述したようなロボット制御方法のステップが実現される、コンピュータ命令が記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。
【0233】
上記は、本実施例のコンピュータ可読記憶媒体の模式的な態様である。なお、該記憶媒体の技術案は、上記のロボット制御方法の技術案と同一の概念に属するものであるため、記憶媒体の技術案の詳しく説明されていない詳細内容は、いずれも上記ロボット制御方法の技術案の説明を参照することができる。
【0234】
上記は、本明細書の特定の実施例について説明した。他の実施例は添付の特許請求の範囲の範囲内にある。いくつかの場合、特許請求の範囲に記載された動作またはステップは、実施例における順序と異なる順序で実行でき、且つ、依然として所望の結果を達成することができる。また、図面に描かれた過程は、所望の結果を実現ために、必ずしも示された特定の順序または連続した順序を必要としない。いくつかの実施形態において、マルチタスク処理および並列処理も可能であり、または有利である可能性がある。
【0235】
前記コンピュータ命令は、コンピュータプログラムコードを含み、前記コンピュータプログラムコードは、ソースコード形式、オブジェクトコード形式、実行可能ファイル形式、またはある中間形式等であってもよい。前記コンピュータ可読媒体は、前記コンピュータプログラムコードを担持可能な任意のエンティティまたは装置、記録媒体、USB、リムーバブルディスク、磁気ディスク、光ディスク、コンピュータメモリ、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、電気搬送波信号、電気通信信号およびソフトウェア配信媒体等を含んでもよい。なお、前記コンピュータ可読媒体に含まれる内容は、裁判管轄区内の立法および特許実践の要求に応じて適当に増減することができ、例えば、ある裁判管轄区で、立法および特許実践に基づき、コンピュータ可読媒体は電気搬送波信号および電気通信信号を含まない。
【0236】
なお、前述した各方法実施例について、説明の便宜上、一連の動作の組み合わせとして表現するが、本願によれば、あるステップは他の順序を採用してもよいし、同時に行ってもよいため、本願は説明された動作の順序に限定されないことは、当業者に理解されるべきである。次に、明細書に説明された実施例が例示的な実施例に属し、関する動作およびモジュールが必ずしも本願に必須なものではないことは、当業者にも理解されるべきである。
【0237】
上記実施例において、各実施例の説明にそれぞれ焦点が当てられ、ある実施例に詳述されていない部分は、他の実施例の関連説明を参照することができる。
図1
図2
図3
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図5
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図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13