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特許7419452エレベータ管理システム及びエレベータ管理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-12
(45)【発行日】2024-01-22
(54)【発明の名称】エレベータ管理システム及びエレベータ管理方法
(51)【国際特許分類】
   B66B 3/00 20060101AFI20240115BHJP
【FI】
B66B3/00 S
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2022119189
(22)【出願日】2022-07-27
【審査請求日】2022-07-27
(73)【特許権者】
【識別番号】390025265
【氏名又は名称】東芝エレベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】豊田 雄介
【審査官】須山 直紀
(56)【参考文献】
【文献】特許第7226666(JP,B2)
【文献】特開平07-291562(JP,A)
【文献】特開2013-095595(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66B 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エレベータの機能に関する設定値の変更を指示する設定変更指令に応じて、対象となる前記エレベータの前記設定値を変更するための処理を行う設定変更部と、
前記設定値と、前記設定値の変化に応じて変化する関連データと、の関係を示す設定関連情報を記憶する記憶部と、
前記設定変更指令により変更が指示された前記設定値の変更後の値である予定設定値に対応する前記関連データに基づいて前記予定設定値の妥当性を判定する判定部と、
顧客端末から送信された前記設定変更指令を受信する受信部と、
受信した前記設定変更指令に対応する前記予定設定値の妥当性に関する判定結果を、当該設定変更指令を送信した前記顧客端末に送信する送信部と、
を備えるエレベータ管理システム。
【請求項2】
前記判定結果は、前記設定関連情報に基づく前記設定値の推奨値を含む、
請求項に記載のエレベータ管理システム。
【請求項3】
前記設定関連情報は、前記設定値としての戸開時間と、前記関連データとしての戸閉ボタンの押下回数と、の関係を示す情報を含み、
前記判定部は、前記予定設定値に対応する前記戸閉ボタンの押下回数に基づいて前記予定設定値の妥当性を判定する、
請求項1に記載のエレベータ管理システム。
【請求項4】
前記設定関連情報は、前記設定値としての戸開時間と、前記関連データとしての戸開ボタンの押下回数と、の関係を示す情報を含み、
前記判定部は、前記予定設定値に対応する前記戸開ボタンの押下回数に基づいて前記予定設定値の妥当性を判定する、
請求項1に記載のエレベータ管理システム。
【請求項5】
前記設定関連情報は、前記設定値としての戸開時間と、前記関連データとしての実際にドアが開放されていた実開放時間と、の関係を示す情報を含み、
前記判定部は、前記予定設定値に対応する前記実開放時間に基づいて前記予定設定値の妥当性を判定する、
請求項1に記載のエレベータ管理システム。
【請求項6】
前記設定関連情報は、前記設定値としての戸開時間と、前記関連データとしての乗員数と、の関係を示す情報を含み、
前記判定部は、前記予定設定値に対応する前記乗員数に基づいて前記予定設定値の妥当性を判定する、
請求項1に記載のエレベータ管理システム。
【請求項7】
コンピュータが、エレベータの機能に関する設定値の変更を指示する設定変更指令に応じて、対象となる前記エレベータの前記設定値を変更する工程と、
コンピュータが、前記設定値と、前記設定値の変化に応じて変化する関連データと、の関係を示す設定関連情報を生成する工程と、
コンピュータが、前記設定変更指令により変更が指示された前記設定値の変更後の値である予定設定値に対応する前記関連データに基づいて前記予定設定値の妥当性を判定する工程と、
コンピュータが、顧客端末から送信された前記設定変更指令を受信する工程と、
コンピュータが、受信した前記設定変更指令に対応する前記予定設定値の妥当性に関する判定結果を、当該設定変更指令を送信した前記顧客端末に送信する工程と、
を含むエレベータ管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、エレベータ管理システム及びエレベータ管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、複数のエレベータを遠隔管理可能なシステムが利用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2021-123452号公報
【文献】特開2020-203776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなシステムにおいて、エレベータの設定を顧客が任意に変更できるようにすることが望まれている。しかしながら、顧客により不適切な設定変更がなされた場合、エレベータの動作が不安定になる可能性がある。
【0005】
そこで、本発明の実施形態は、顧客によるエレベータの設定変更の妥当性を判定し、不適切な設定変更を抑制可能なエレベータ管理システム及びエレベータ管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態のエレベータ管理システムは、エレベータの機能に関する設定値の変更を指示する設定変更指令に応じて、対象となるエレベータの設定値を変更するための処理を行う設定変更部と、設定値と、設定値の変化に応じて変化する関連データと、の関係を示す設定関連情報を記憶する記憶部と、設定変更指令により変更が指示された設定値の変更後の値である予定設定値に対応する関連データに基づいて予定設定値の妥当性を判定する判定部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、実施形態のエレベータ管理システムの全体的構成の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態のサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態のエレベータ管理システムの機能構成の一例を示すブロック図である。
図4図4は、実施形態の設定関連情報のデータ構成の一例を示す図である。
図5図5は、実施形態の顧客端末に表示される判定結果の一例を示す図である。
図6図6は、実施形態のエレベータ管理システムにおける処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照しながら、実施形態のエレベータ管理システム及びエレベータ管理方法について説明する。
【0009】
図1は、実施形態のエレベータ管理システム1の全体的構成の一例を示す図である。エレベータ管理システム1は、サーバ11、顧客端末12及び複数のエレベータ13,14を含む。
【0010】
サーバ11は、複数のエレベータ13,14を遠隔管理するための各種処理を実行するコンピュータであり、例えばクラウドコンピューティングの一部を構成する。サーバ11は、適宜なネットワーク15を介して顧客端末12及びエレベータ13,14と通信可能に接続されている。ネットワーク15は、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)等を含んで構成され得る。
【0011】
顧客端末12は、顧客(例えばエレベータ13,14の管理者等)が使用する情報処理装置である。図1には、顧客端末12の一例としてスマートフォンが図示されているが、顧客端末12の形態はこれに限定されるものではなく、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末等であってもよい。
【0012】
エレベータ13,14は、内部に人、荷物等を積載して昇降可能な設備である。図1には、顧客による設定変更の指示の対象となるエレベータ13と、その他のエレベータ14と、が例示されている。複数のエレベータ13,14のそれぞれには、制御装置20が備えられている。制御装置20は、CPU、メモリ等を備える電子制御ユニットであり、メモリに記憶されたプログラム、設定データ等に従って各種動作(例えば昇降動作、ドアの開閉動作等)を実現するための所定の情報処理を実行する。
【0013】
本実施形態のエレベータ管理システム1は、顧客端末12の操作によりエレベータ13の設定を変更可能な機能を備えている。また、本実施形態のサーバ11は、顧客端末12からなされた設定変更の指示の妥当性を判定する機構を備えている。以下では、顧客端末12の操作により特定のエレベータ13の設定を変更する場合について説明する。
【0014】
図2は、実施形態のサーバ11のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。ここで例示するサーバ11は、汎用のコンピュータと同様の構成を有し、CPU21、主記憶装置22、補助記憶装置23、通信I/F(Interface)24及びユーザI/F25を備える。
【0015】
CPU21は、主記憶装置22や補助記憶装置23に記憶されたプログラム、設定データ等に従い所定の演算処理や制御処理を実行する。通信I/F24は、所定のネットワーク15を介して接続された他の電子機器(本実施形態では顧客端末12、複数のエレベータ13,14のそれぞれに搭載された各制御装置20等)との通信を可能にするデバイスである。ユーザI/F25は、ユーザからの入力の受け付け、ユーザへの情報の出力等を可能にするデバイスであり、例えばキーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル機構、ディスプレイ、スピーカ、マイク等であり得る。CPU21、主記憶装置22、補助記憶装置23、通信I/F24及びユーザI/F25は、データバスを介して接続されている。
【0016】
なお、図2に示される構成は例示であり、サーバ11のハードウェア構成は上記に限定されるものではない。サーバ11は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を利用して構成されてもよいし、複数のコンピュータが連携して動作するシステムであってもよい。
【0017】
図3は、実施形態のエレベータ管理システム1の機能構成の一例を示すブロック図である。エレベータ管理システム1は、受信部101、設定変更部102、記憶部103、DB(Data Base)管理部104、判定部105及び送信部106を含む。これらの機能部101~106は、例えば図2に示されるようなサーバ11のハードウェア要素及びソフトウェア要素(プログラム等)の協働により構成され得る。また、これらの機能部101~106のうちの少なくとも1つが専用のハードウェア(回路等)により構成されてもよい。
【0018】
受信部101は、顧客端末12から送信された設定変更指令を受信する。設定変更指令は、エレベータ13の機能に関する設定値の変更を指示する信号であり、設定変更の対象となるエレベータ13を特定する情報、設定変更の内容を示す情報等を含む。設定値は、例えば、ドアが開放されてから自動的に閉鎖されるまでの時間である戸開時間等であり得る。顧客端末12からの設定変更指令の送信は、例えば、顧客端末12にインストールされたアプリケーションの機能により実現され得る。
【0019】
設定変更部102は、受信部101により受信された設定変更指令に応じて、対象となるエレベータ13の設定値を変更するための処理を行う。設定変更部102は、後述する判定部105により、設定変更指令が示す設定変更の内容が妥当であると判定された場合に、対象となるエレベータ13の制御装置20に対して設定値を当該設定変更指令が示す値に変更するための指示信号を送信する。
【0020】
記憶部103は、設定関連情報111を記憶する。設定関連情報111は、設定値と、設定値の変化に応じて変化する関連データと、の関係を示す情報である。例えば、設定値が戸開時間である場合、関連データは、開放状態のドアを閉鎖させるための戸閉ボタンの押下回数等であり得る。
【0021】
図4は、実施形態の設定関連情報111のデータ構成の一例を示す図である。ここで例示する設定関連情報111は、設定値としての戸開時間と、関連データとしての戸閉ボタンの押下回数と、の関係を示している。図4に例示される設定関連情報111において、戸開時間の増加に伴い1日当たりの戸閉ボタンの押下回数が増加し、戸開時間が5秒以上に設定された場合に戸閉ボタンの押下回数が飛躍的に増加することが示されている。このように、戸閉ボタンの押下回数は、戸開時間が過度に長く設定された場合に急激に増加する傾向がある。このような設定関連情報111を利用することにより、戸開時間は5秒未満に設定されることが妥当であると判定できる。
【0022】
上記の他、設定値が戸開時間である場合における関連データとして、例えば、ドアを開放した状態に維持させるための戸開ボタンの押下回数、実際にドアが開放されていた実開放時間、乗員数等が挙げられる。戸開ボタンの押下回数は、戸開時間が短く設定されるほど増加する傾向がある。実開放時間は、戸開時間が妥当でない場合、実開放時間と戸開時間(設定値)との差分が大きくなる傾向がある。乗員数は、戸開時間が短く設定されるほど減少する傾向がある。上記のような複数の関連データを用いて設定関連情報111を生成してもよい。なお、設定値と関連データとの組み合わせは、エレベータの機能、構成、使用状況等に応じて適宜設定されるべきものである。
【0023】
DB管理部104は、上記のような設定関連情報111を管理(生成、更新、削除等)するための処理を行う。DB管理部104は、例えば、複数のエレベータ13,14の制御装置20から取得される動作情報(例えば戸閉ボタンや戸開ボタンの押下回数、実開放時間、乗員数等を示す情報)等に基づいて、設定関連情報111をリアルタイムに更新してもよい。また、DB管理部104は、人為的な操作により設定関連情報111の編集等を可能にするものであってもよい。
【0024】
判定部105(図3参照)は、上記のような設定関連情報111を参照し、受信部101により受信された設定変更指令により変更が指示された設定値の変更後の値である予定設定値に対応する関連データに基づいて、当該予定設定値の妥当性を判定し、当該妥当性を示す判定結果を出力する。判定部105は、例えば、図4に示されるような設定関連情報111に基づいて、戸開時間の予定設定値が5秒以上である場合には当該予定設定値は妥当でないと判定する。判定部105は、予定設定値が妥当でないと判定した場合には、判定結果に妥当な設定値である推奨値(例えば、戸開時間:4秒等)を含めてもよい。
【0025】
送信部106は、予定設定値の妥当性に関する判定結果を、当該予定設定値に対応する設定変更指令を送信した顧客端末12に送信する。送信部106は、例えば、判定部105により予定設置値が妥当でないと判定された場合に、当該予定設定値が妥当でないことを示す判定結果を顧客端末12に送信する。このとき、判定結果には、設定値の推奨値が含まれてもよい。このような判定結果が顧客端末12のディスプレイ等に出力されることにより、顧客端末12のユーザ(顧客)は、設定変更の内容が妥当でなかったことを認識し、設定変更の内容を適切に修正することが可能となる。
【0026】
図5は、実施形態の顧客端末12に表示される判定結果121の一例を示す図である。ここで例示する判定結果121は、顧客端末12のディスプレイに表示されるものであり、妥当性情報131及び推奨値情報132を含んでいる。ここで例示する妥当性情報131には、設定変更の指示内容が妥当でない旨及び妥当でない理由が含まれている。ここで例示する推奨値情報132には、設定関連情報111に基づいて導出される設定値の推奨値(4秒)が含まれている。
【0027】
図6は、実施形態のエレベータ管理システム1における処理の一例を示すフローチャートである。受信部101が顧客端末12から設定変更指令を受信すると(S101)、判定部105は、当該設定変更指令が示す予定設定値を取得する(S102)。判定部105は、設定関連情報111を参照し、取得した予定設定値と、予定設定値の妥当性を判定するための基準となる閾値(図4に示される例では5秒)と、を比較する(S103)。当該閾値は、設定関連情報111に基づいて人為的に設定されてもよいし、所定のアルゴリズムに従って自動的に設定されてもよい。
【0028】
判定部105は、予定設定値と閾値との比較結果に基づいて、当該予定設定値が妥当か否かを判定する(S104)。予定設定値が妥当である場合(S104:Yes)、設定変更部102は、設定変更の対象となるエレベータ13の制御装置20に対し、設定値を予定設定値に変更するための処理を行う(S105)。一方、予定設定値が妥当でない場合(S104:No)、判定部105は、設定変更の指示内容が妥当でないことを示す判定結果(推奨値を含んでもよい)を生成し(S106)、当該判定結果を、当該設定変更指令を送信した顧客端末12へ送信する(S107)。
【0029】
上記実施形態によれば、顧客からエレベータの設定変更が指示されると、当該設定変更の妥当性が判定され、その判定結果が顧客に通知される。これにより、顧客からの指示により不適切な設定変更がなされることを抑制することが可能となる。
【0030】
(変形例)
設定関連情報111は、複数のエレベータが設置された建物毎に生成されてもよい。この場合、判定部105は、設定変更の対象となるエレベータ13が設置された建物と類似性の高い建物の設定関連情報111に基づいて、設定変更の指示内容の妥当性を判定できる。類似性の判断は、例えば、エレベータの仕様、建物の階層数、利用者数等に基づいて行われ得る。
【0031】
また、記憶部103には、追加可能なオプション機能の適用率(例えば複数のエレベータのうちオプション機能を適用しているエレベータの数の割合)に関するオプション適用情報が記憶されてもよい。この場合、判定部105は、オプション適用情報に基づいて、適用率が閾値以上のオプション機能が適用されていないエレベータを管理する顧客の顧客端末12に対して、当該オプション機能の適用を推奨する情報等を提供できる。
【0032】
上述したようなエレベータ管理システム1に含まれるコンピュータ(サーバ11等)で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
【0033】
さらに、当該プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態で実行される当該プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
【0034】
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態はあくまで例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0035】
1…エレベータ管理システム、11…サーバ、12…顧客端末、13,14…エレベータ、15…ネットワーク、20…制御装置、21…CPU、22…主記憶装置、23…補助記憶装置、24…通信I/F、25…ユーザI/F、101…受信部、102…設定変更部、103…記憶部、104…DB管理部、105…判定部、106…送信部、111…設定関連情報、121…判定結果、131…妥当性情報、132…推奨値情報
【要約】
【課題】顧客によるエレベータの設定変更の妥当性を判定し、不適切な設定変更を抑制可能にする。
【解決手段】エレベータ管理システムは、エレベータの機能に関する設定値の変更を指示する設定変更指令に応じて、対象となるエレベータの設定値を変更するための処理を行う設定変更部と、設定値と、設定値の変化に応じて変化する関連データと、の関係を示す設定関連情報を記憶する記憶部と、設定変更指令により変更が指示された設定値の変更後の値である予定設定値に対応する関連データに基づいて予定設定値の妥当性を判定する判定部と、を備える。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4
図5
図6