IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • -画像読取装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-12
(45)【発行日】2024-01-22
(54)【発明の名称】画像読取装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/10 20060101AFI20240115BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20240115BHJP
【FI】
H04N1/10
H04N1/00 519
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2022126431
(22)【出願日】2022-08-08
(62)【分割の表示】P 2018090101の分割
【原出願日】2018-05-08
(65)【公開番号】P2022145816
(43)【公開日】2022-10-04
【審査請求日】2022-09-05
(73)【特許権者】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003133
【氏名又は名称】弁理士法人近島国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐久間 智史
【審査官】橋爪 正樹
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-022776(JP,A)
【文献】特開2006-082381(JP,A)
【文献】特開2001-346006(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 1/00
H04N 1/04- 1/207
G06T 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートが載置される載置部材と、
所定方向に移動しながら前記載置部材に載置されたシートの画像を読み取る読取ユニットと、
前記所定方向及び鉛直方向に沿って延びる側面を有し、前記読取ユニットを収容するフレームと、
前記読取ユニットに一端が接続されて画像信号を伝送するフラットケーブルであって、前記フラットケーブルの平坦面が前記側面に沿うように配置されると共に、前記読取ユニットが移動することで湾曲するフラットケーブルと、を備え、
前記側面は、前記フラットケーブルを前記フレームの外方に導出する孔部と、前記孔部に対して前記所定方向における一方側において前記フラットケーブルの前記平坦面が当接する当接部と、を有し、
前記当接部は、前記所定方向において前記孔部から遠ざかるにつれて、前記鉛直方向及び前記所定方向と直交する方向である直交方向における前記読取ユニットの移動軌跡に対する距離が大きくなるように構成される、
ことを特徴とする画像読取装置。
【請求項2】
前記当接部は、前記所定方向において前記孔部から遠ざかるにつれて、前記移動軌跡に対する距離が大きくなる傾斜面を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記側面は、前記所定方向において前記傾斜面よりも前記孔部から離れた位置に前記傾斜面から連続して形成され、前記所定方向に平行に延びる平面部を有し、
前記フラットケーブルは、前記平坦面が前記傾斜面と前記平面部との両方に当接するように配置されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記フレームは、前記所定方向に延びる本体側面を有する本体フレームと、前記本体側面に固定され、前記当接部を有する樹脂部材と、を有する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記フレームは、前記所定方向に延びる本体側面を有する本体フレームを含み、
前記当接部は、前記本体側面に形成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記フラットケーブルは、前記本体フレームの底面に対して離間している、
ことを特徴とする請求項又はに記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記当接部は、平面である、
ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記当接部は、曲面である、
ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートの画像を読み取る画像読取装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンタクトガラス上に載置されている原稿をキャリッジが走査することで、原稿の画像を読み取る画像読取装置が提案されている(特許文献1参照)。キャリッジは、無端状のベルトに固定されており、ベルトが回転することで、キャリッジは走査方向に移動する。キャリッジには、装置本体との間で読み取り信号及び電力を伝達するFFC(Flexible Flat Cable)が接続されており、FFCは、本体側固定部によって画像読取装置の筐体に固定されている。
【0003】
キャリッジの走査方向への移動に伴って、FFCは湾曲するが、FFCがキャリッジ側に湾曲してキャリッジとFFCとが干渉してしまう場合がある。このため、キャリッジの走査速度が変動して画像読取不良となってしまったり、FFCが破損してしまったりする虞がある。そこで、特許文献1に記載の画像読取装置は、FFCの本体側固定部の近傍に山折り部を形成し、FFCの湾曲方向をキャリッジから離れる方向に規制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2011-030032号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のFFCの山折り部は、FFCの製造過程での折り状態や製品耐久による折れ状態の変動により変化してしまう不安定なものであって、管理が困難であった。このため、FFCの湾曲方向の規制が安定しないという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、フラットケーブルの平坦面に摺動する摺動面の形状によってフラットケーブルが読取ユニット側に湾曲することを規制し、上述した課題を解決した画像読取装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、画像読取装置において、シートが載置される載置部材と、所定方向に移動しながら前記載置部材に載置されたシートの画像を読み取る読取ユニットと、前記所定方向及び鉛直方向に沿って延びる側面を有し、前記読取ユニットを収容するフレームと、前記読取ユニットに一端が接続されて画像信号を伝送するフラットケーブルであって、前記フラットケーブルの平坦面が前記側面に沿うように配置されると共に、前記読取ユニットが移動することで湾曲するフラットケーブルと、を備え、前記側面は、前記フラットケーブルを前記フレームの外方に導出する孔部と、前記孔部に対して前記所定方向における一方側において前記フラットケーブルの前記平坦面が当接する当接部と、を有し、前記当接部は、前記所定方向において前記孔部から遠ざかるにつれて、前記鉛直方向及び前記所定方向と直交する方向である直交方向における前記読取ユニットの移動軌跡に対する距離が大きくなるように構成される、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、フラットケーブルの湾曲方向を安定して規制することができ、読取ユニットとフラットケーブルが干渉することに起因する画像読取不良やフラットケーブルの破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】画像読取装置を示す模式図。
図2】画像読取装置を示す斜視図。
図3】本体フレームの孔部を示す図2のB-B断面図。
図4図2の破線部分を示す拡大斜視図。
図5】(a)は比較例に係るFFCの浮き上がりを示す図であり、(b)は図4のC-C断面図。
図6】第2の実施の形態に係る傾斜面を示す断面図。
図7】第3の実施の形態に係る傾斜面を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
<第1の実施の形態>
[全体構成]
以下、第1の実施の形態について、図面に基づいて説明をする。図1及び図2に示すように、画像読取装置10は、本体部20と、本体部20に収容される読取ユニット17と、を有している。本体部20は、金属材料から構成される本体フレーム14と、本体フレーム14の上面に設けられる載置ガラスとしてのプラテンガラス12と、後述する仲介部材31と、を有している。本体フレーム14には、不図示のモータによって回転駆動されるベルト16と、ガイドシャフト13と、が支持されている。
【0012】
読取ユニット17は、光学ボックス15と、光学ボックス15に固定されるプリント基板18と、を有しており、光学ボックス15は、不図示の光源と、複数のミラー15aと、集光レンズ15bと、を有している。プリント基板18は、CCDやCMOS等の不図示の撮像素子と、フラットケーブルとしてのFFC(Flexible Flat Cable)21が接続される不図示のコネクタと、を有している。
【0013】
プラテンガラス12に原稿11が載置され、コピージョブが入力されると、光学ボックス15内の光源が点灯する。そして、不図示のモータによりベルト16が回転し、読取ユニット17がガイドシャフト13によって案内されながら矢印A方向に移動する。光源から発せられ原稿11で反射した光は、複数のミラー15aによって集光レンズ15bに案内され、プリント基板18の撮像素子に集光される。このように、読取ユニット17は、所定方向としての副走査方向(図1の矢印方向)に移動しながら、プラテンガラス12に載置された原稿の画像を読み取る。
【0014】
プリント基板18のコネクタには、画像信号及び電源を伝送するFFC21の一端が接続されており、FFC21は、図3に示すように、本体フレーム14に形成された孔部71によって本体部20の外方に連通される。そして、FFC21の他端は、本体部20の外方において、画像読取装置10又は画像読取装置10の下方に接続されるプリンタ本体に設けられるコントローラ基板に接続される。ここで、本体フレーム14は、副走査方向に平行に延びかつ読取ユニット17に対向する側面22を有しており、孔部71はこの側面22に形成されている。
【0015】
孔部71は、本体フレーム14の副走査方向における中央部に配置されている。より詳しくは、副走査方向における本体フレーム14の一端14aから孔部71の中央71aまでの距離T1と、副走査方向における本体フレーム14の他端14bから孔部71の中央71aまでの距離T2と、は同じである。
【0016】
なお、本実施の形態において、原稿はシートの一種であり、シートとは、普通紙の他にも、コート紙等の特殊紙、封筒やインデックス紙等の特殊形状からなる記録材、及びオーバーヘッドプロジェクタ用のプラスチックフィルムや布などを含むものである。また、原稿は、白紙でも、片面又は両面に画像が形成されていてもよいものとする。
【0017】
なお、読取ユニット17による読取方法は、固定読み及び流し読みの2種類があり、上述した読取方法は固定読みである。流し読みの場合には、画像読取装置10のプラテンガラス12の上方にADF(Auto Document Feeder)を設け、ADFによって搬送されている原稿の画像を、読取ユニット17が移動せずに読み取る。固定読みの際の読取ユニット17のホームポジションは、図2に示すように、画像読取装置10の左端側であり、流し読みの際のホームポジションも画像読取装置10の左端側である。
【0018】
[仲介部材]
次に、仲介部材31について詳述する。図4は、図2の破線部分を拡大した拡大図である。図2及び図4に示すように、本体フレーム14の側面22には、樹脂材料から構成される樹脂部材としての仲介部材31が固定されている。仲介部材31は、本体フレーム14の孔部71(図3参照)の近傍に配置されており、FFC21を孔部71と共に外方に連通する貫通孔31aを有している。FFC21は、両面テープ又は仲介部材31に形成される爪形状によって、仲介部材31に対して貫通孔31aの近傍において固定される。
【0019】
FFC21は、読取動作に伴って読取ユニット17が副走査方向に移動する際、ホームポジションの近くで本体フレーム14の側面22の第1摺動面81に摺動し、孔部71及び貫通孔31aの近くで仲介部材31の第2摺動面82に摺動する。これら第1摺動面81及び第2摺動面82は、摺動面80を構成しており、摺動面80には、FFC21の幅広の面である平坦面21a(例えば図5(b)参照)が摺動する。FFC21は、副走査方向に移動する際に、平坦面21aを摺動面80に押し付けるようにして略水平方向に湾曲するが、FFC21が摺動面80に支持されることで、FFC21が重力によって垂れ下がることを低減している。これにより、FFC21が本体フレーム14の底面と接触することを低減し、FFC21の断線を防止することができる。
【0020】
ここで、仲介部材31を本体フレーム14の側面22に設けない比較例について、図5(a)を参照しながら説明する。図5(a)は、比較例におけるFFC21の浮き上がりを示す断面図であり、図5(b)は図4のC-C断面図である。FFC21が側面22のみに摺動するように配置されると、特に読取ユニット17がホームポジションで停止している際に、図5(a)の実線で示すように側面22に対してFFC21が浮くことがある。この状態で読取ユニット17によって原稿の読取が開始されると、読取動作の途中で、図5(a)の破線で示すように、FFC21が読取ユニット17に向けて大きく湾曲してしまう虞がある。すると、FFC21が読取ユニット17に対して干渉し、画像読取不良やFFC21の破損の原因となる。
【0021】
そこで、本実施の形態では、図5(b)に示すように、仲介部材31の第2摺動面82が、傾斜面83を有しており、傾斜面83は、本体フレーム14の側面22よりも読取ユニット17の移動軌跡90に向けて突出している。傾斜面83は、移動軌跡90に対して第1距離L1を有する第1部分84と、移動軌跡90に対して第1距離L1よりも小さい第2距離L2を有する第2部分85と、を有している。また、第1部分84は、側面22から移動軌跡90に向けて第1突出量d1だけ突出しており、第2部分85は、側面22から移動軌跡90に向けて第1突出量よりも大きい第2突出量d2だけ突出している。第2部分85は、副走査方向において、読取ユニット17のホームポジションに対して第1部分84よりも遠い位置に位置している。なお、第1部分84は、FFC21が仲介部材31の傾斜面83に当接し始める部分であり、第2部分85は、FFC21が貫通孔31aに向けて下方に折り返されて、傾斜面83との当接が終わる部分である。
【0022】
傾斜面83は、側面22に対して傾斜角度θを有する平面であるため、読取ユニット17のホームポジション(本体フレーム14の左端側)から孔部71(本体フレーム14の中央側)に向けて、側面22に対する突出量が徐々に大きくなるように形成される。すなわち、傾斜面83は、副走査方向において読取ユニット17のホームポジションから離れるほど、移動軌跡90に対する距離が小さくなる。このため、FFC21は、読取ユニット17が副走査方向に移動する際に、傾斜面83から傾斜面83に沿った方向の力42を受ける。力42は、FFC21を側面22側に押し付ける方向の成分42aを含んでいるため、FFC21が摺動面80から浮き上がることを低減し、FFC21の湾曲方向を安定して規制することができる。そして、読取ユニット17とFFC21が干渉することに起因する画像読取不良やFFC21の破損を防止することができる。
【0023】
また、仲介部材31は、本体フレーム14の孔部71の近傍に配置されているため、FFC21の浮き上がりが起きやすい孔部71の近傍において、効果的にFFC21の浮き上がりを低減することができる。また、孔部71は副走査方向における本体フレーム14の中央部に形成されているので、FFC21の長さが最適となり、コストダウンできる。
【0024】
本実施の形態において、仲介部材31の傾斜面83の形状をシミュレーションにて解析を行った結果、図5(b)における突出量d2を2mm、傾斜角度θを1.5度、傾斜距離L3を105mmに設定するのが最適であった。ただし、本体部20のサイズ、厚さ、幅、信号線の数等に依存するFFC21の剛性、読取ユニット17と側面22との距離等によって、傾斜面83の最適形状は変更される。
【0025】
<第2の実施の形態>
次いで、本発明の第2の実施の形態について説明するが、第2の実施の形態は、第1の実施の形態の傾斜面83の形状を変更したものである。このため、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
【0026】
本実施の形態に係る仲介部材131の傾斜面51は、図6に示すように、曲面である。傾斜面51は、副走査方向における上流から下流、すなわち、副走査方向において読取ユニット17のホームポジションから離れるほど、移動軌跡90に対する距離が小さくなるように形成されている。このように傾斜面51を形成することで、第1の実施の形態と同様に、FFC21を側面22側に押し付ける力42が働き、FFC21の浮き上がりを低減できる。これにより、画像読取不良やFFC21の破損を防止することができる。
【0027】
<第3の実施の形態>
次いで、本発明の第2の実施の形態について説明するが、第3の実施の形態は、第1の実施の形態の仲介部材31の代わりに、側面22の形状を変更したものである。このため、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
【0028】
本実施の形態に係る本体フレーム114は、図7に示すように、読取ユニット17(図2参照)の移動軌跡90に向けて突出する絞り形状61を有している。絞り形状61は、副走査方向において読取ユニット17のホームポジションから離れるほど、移動軌跡90に対する距離が小さくなる傾斜面61aを有している。これにより、FFC21の浮き上がりを低減でき、画像読取不良やFFC21の破損を防止することができる。また、第1及び第2の実施の形態のように仲介部材を設ける必要が無いため、コストダウンできる。
【0029】
なお、第1乃至第3の実施の形態の傾斜面83,51,61aは、摺動抵抗が高いほどFFC21の浮き上がりを抑える効果が高い。このため、第1及び第2の実施の形態の仲介部材31,131を摺動抵抗の高い材料から形成したり、第3の実施の形態の傾斜面61aに細かい凹凸を形成したりしてもよい。また、傾斜面83,51,61aに摺動抵抗の高いシール材等を貼り付けてもよい。
【0030】
また、第1及び第2の実施の形態の傾斜面83,51は、仲介部材31,131のホームポジションに近い端部から形成されているが、これに限定されない。例えば、仲介部材31の第2摺動面82は、側面22と平行な面と、この面に連続して形成される傾斜面と、から構成されてもよい。
【0031】
また、第1及び第2の実施の形態において、摺動面80は、側面22の一部の第1摺動面81と、仲介部材31の一部の第2摺動面82と、によって形成されていたが、これに限定されない。例えば、仲介部材を側面22に沿って上述の形態よりも長く形成し、FFC21が摺動する摺動面を、仲介部材によってのみ形成してもよい。
【0032】
また、第1乃至第3の実施の形態において、傾斜面83,51,61aは、読取ユニット17のホームポジションから離れるほど移動軌跡90に近くなるように一様に形成されていたが、これに限定されない。例えば、傾斜面の中途部が両端部よりも移動軌跡90から遠くなるように形成されてもよい。
【符号の説明】
【0033】
12:載置ガラス(プラテンガラス)/14:本体フレーム/17:読取ユニット/20:本体部/21:フラットケーブル(FFC)/21a:平坦面/22:側面/31:樹脂部材(仲介部材)/51,61a,83:傾斜面/71:孔部/80:摺動面/84:第1部分/85:第2部分/90:移動軌跡/d1:第1突出量/d2:第2突出量/L1:第1距離/L2:第2距離
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7