(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-12
(45)【発行日】2024-01-22
(54)【発明の名称】未消費コンテンツの可用性に関してユーザにアラートするための方法およびシステム
(51)【国際特許分類】
H04N 21/431 20110101AFI20240115BHJP
H04N 21/442 20110101ALI20240115BHJP
H04N 5/765 20060101ALI20240115BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20240115BHJP
【FI】
H04N21/431
H04N21/442
H04N5/765
G06Q50/10
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022164506
(22)【出願日】2022-10-13
(62)【分割の表示】P 2018568915の分割
【原出願日】2017-06-29
【審査請求日】2022-10-13
(32)【優先日】2016-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】518345664
【氏名又は名称】ロヴィ ガイズ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 さくら
【審査官】鈴木 順三
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0350709(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2010/0154021(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0007238(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0281976(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 - 21/858
H04N 5/76 - 5/956
G06Q 50/00 - 50/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メディアアセットの少なくとも一部の未消費コンテンツを第1のデバイスから第2のデバイスにダウンロードするための方法であって、
前記メディアアセットの前記少なくとも一部が前記第1のデバイス上で利用可能であることを決定することと、
前記メディアアセットの前記少なくとも一部が前記第1のデバイス上でもはや利用可能でなくなるのはいつかに基づいて、前記未消費コンテンツを識別することと、
前記メディアアセットの前記少なくとも一部が前記第1のデバイス上で利用可能であることを決定すること、かつ、前記未消費コンテンツを識別することに応答して、表示のために、前記未消費コンテンツをダウンロードするためのオプションを生成することと、
前記未消費コンテンツをダウンロードするための前記オプションをユーザが選択することに応答して、前記未消費コンテンツが前記第2のデバイスにダウンロードされることを引き起こすことと
を含む、方法。
【請求項2】
前記方法は、
前記メディアアセットが前記第1のデバイス上で前記ユーザに利用可能な時間量を決定することと、
前記メディアアセットにおいて残っている未消費コンテンツの時間量を決定することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法は、
前記メディアアセットの前記少なくとも一部が前記第1のデバイス上で利用可能であることを決定すること、かつ、前記未消費コンテンツを識別することに応答して、
閾値時間量を識別することと、
前記メディアアセットにおいて残っている未消費コンテンツの時間量と前記閾値時間量とを比較することと、
前記メディアアセットにおいて残っている未消費コンテンツの時間量が前記閾値時間量に対応していないことを決定することに応答して、表示のために、前記前記メディアアセットの前記一部をダウンロードするためのオプションを生成しないことと
をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記メディアアセットにおいて残っている未消費コンテンツの時間量を決定することは、前記メディアアセットを再生することに先立って行われる、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、
前記メディアアセットの前記一部を抽出することと、
前記メディアアセットの前記一部のみを特徴とする新しいメディアアセットを作成するための命令を伝送することと
をさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記新しいメディアアセットは、ウェブサーバから前記第2のデバイスにダウンロードするために利用可能である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記メディアアセットが前記第1のデバイス上で前記ユーザに利用可能な時間量は、前記メディアアセットを提供するコンテンツプロバイダに対するサブスクリプションの長さに基づく、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記メディアアセットが前記第1のデバイス上で前記ユーザに利用可能な時間量は、前記第1のデバイスのバッテリ寿命に基づく、請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記メディアアセットが前記第1のデバイス上で前記ユーザに利用可能な時間量は、前記ユーザのスケジューリング制限に基づく、請求項2に記載の方法。
【請求項10】
前記未消費コンテンツを前記第2のデバイスにダウンロードするための前記オプションは、前記メディアアセットと同時に表示される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
メディアアセットの少なくとも一部の未消費コンテンツを第1のデバイスから第2のデバイスにダウンロードすることを決定するためのシステムであって、
前記システムは、制御回路を含み、
前記制御回路は、
前記メディアアセットの前記少なくとも一部が前記第1のデバイス上で利用可能であることを決定することと、
前記メディアアセットの前記少なくとも一部が前記第1のデバイス上でもはや利用可能でなくなるのはいつかに基づいて、前記未消費コンテンツを識別することと、
前記メディアアセットの前記少なくとも一部が前記第1のデバイス上で利用可能であることを決定すること、かつ、前記未消費コンテンツを識別することに応答して、表示のために、前記未消費コンテンツをダウンロードするためのオプションを生成することと、
前記未消費コンテンツをダウンロードするための前記オプションをユーザが選択することに応答して、前記未消費コンテンツが前記第2のデバイスにダウンロードされることを引き起こすことと
を行うように構成されている、システム。
【請求項12】
前記制御回路は、
前記メディアアセットが前記第1のデバイス上で前記ユーザに利用可能な時間量を決定することと、
前記メディアアセットにおいて残っている未消費コンテンツの時間量を決定することと
を行うようにさらに構成されている、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記制御回路は、
前記メディアアセットの前記少なくとも一部が前記第1のデバイス上で利用可能であることを決定すること、かつ、前記未消費コンテンツを識別することに応答して、
閾値時間量を識別することと、
前記メディアアセットにおいて残っている未消費コンテンツの時間量と前記閾値時間量とを比較することと、
前記メディアアセットにおいて残っている未消費コンテンツの時間量が前記閾値時間量に対応していないことを決定することに応答して、表示のために、前記前記メディアアセットの前記一部をダウンロードするためのオプションを生成しないことと
を行うようにさらに構成されている、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記制御回路は、前記メディアアセットを再生することに先立って、前記メディアアセットにおいて残っている未消費コンテンツの時間量を決定するように構成されている、請求項12に記載のシステム。
【請求項15】
前記制御回路は、
前記メディアアセットの前記一部を抽出することと、
前記メディアアセットの前記一部のみを特徴とする新しいメディアアセットを作成するための命令を伝送することと
を行うようにさらに構成されている、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
前記新しいメディアアセットは、ウェブサーバから前記第2のデバイスにダウンロードするために利用可能である、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記メディアアセットが前記第1のデバイス上で前記ユーザに利用可能な時間量は、前記メディアアセットを提供するコンテンツプロバイダに対するサブスクリプションの長さに基づく、請求項12に記載のシステム。
【請求項18】
前記メディアアセットが前記第1のデバイス上で前記ユーザに利用可能な時間量は、前記第1のデバイスのバッテリ寿命に基づく、請求項12に記載のシステム。
【請求項19】
前記メディアアセットが前記第1のデバイス上で前記ユーザに利用可能な時間量は、前記ユーザのスケジューリング制限に基づく、請求項12に記載のシステム。
【請求項20】
前記制御回路は、前記未消費コンテンツを前記第2のデバイスにダウンロードするための前記オプションを前記メディアアセットと同時に表示するように構成されている、請求項11に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2016年6月29日に出願された米国特許出願第15/196,938号の利益および該出願からの優先権を主張するものであり、該出願の開示の全体は、参照により本明細書中に援用される。
【背景技術】
【0002】
従来のシステムでは、ユーザは、多数のメディアコンテンツを自由に有する。さらに、技術の進歩を前提として、ユーザは、以前は不可能であったデバイス上でコンテンツを消費することが可能になっている。例えば、ユーザは、1つ以上のモバイル(例えば、スマートフォン、タブレット等)または定常(例えば、テレビ)デバイス上でメディアにアクセスしてもよい。したがって、ユーザは、事実上任意の場所からコンテンツにアクセスしてもよい。
【0003】
本多数のメディアコンテンツにもかかわらず、本メディアコンテンツのユーザの消費(モバイルまたは定常デバイス上であるかどうかにかかわらず)は、ユーザまたはコンテンツのプロバイダの状況に基づいて中断され得る。例えば、いくつかのメディアコンテンツは、具体的期間の間(例えば、飛行の残りの間)、または特定のデバイス(例えば、航空機の定常ビデオプレーヤ)上でのみ、プロバイダからユーザに利用可能になり得る。故に、事実上任意の場所からコンテンツにアクセスするユーザの能力にもかかわらず、ユーザは、コンテンツプロバイダによってコンテンツに課される制限に起因して、そのように可能ではない場合がある。
【0004】
多くの場合、コンテンツプロバイダに課される制限は、コンテンツの非認可共有を防止するために、そのように行われる。例えば、コンテンツプロバイダは、1人の認可ユーザが多数の非認可ユーザとコンテンツを共有しないように防止するために、単一デバイスに対して、または具体的期間にわたってのみ、コンテンツへのアクセスを限定することを所望し得る。例えば、認可ユーザが、非認可ユーザとコンテンツを共有可能である場合、認可ユーザ(例えば、コンテンツのためにコンテンツプロバイダに支払った)の総数は、低減され得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
故に、依然として、ユーザが事実上任意の場所において未消費コンテンツにアクセスすることを可能にしながら、認可ユーザがコンテンツを非認可ユーザと共有する意欲を限定する、メディアガイドアプリケーションのための方法およびシステムが、本明細書に説明される。具体的には、メディアガイドアプリケーションは、指定された期間後、および/またはメディアアセットの残りの部分がアクセス不可能になると、認可ユーザが、異なるデバイス上でアクセスすることが認可されているメディアアセットの一部のみを受信することを可能にする。より具体的には、メディアガイドアプリケーションは、認可ユーザが、未消費コンテンツを構成する部分にのみアクセスすることを可能にしてもよい。例えば、指定された期間後、および/またはメディアアセットの残りの部分がアクセス不可能になると、異なるデバイス上でアクセスすることが認可される、メディアアセットの一部のみが、利用可能になるため、非認可ユーザとその部分を共有するユーザの意欲が、低減される。
【0006】
いくつかの側面では、メディアガイドアプリケーションは、未消費コンテンツの可用性に関してユーザにアラートする。メディアガイドアプリケーションは、表示のために、メディアアセットに関するメディア一覧を生成してもよい。例えば、メディア一覧は、メディアアセットにアクセスするためのユーザアクセスまたは認可を可能にする、選択可能一覧であってもよい。いくつかの実施形態では、メディア一覧は、他のメディア一覧とともに現れてもよい。
【0007】
メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの残りの未消費(例えば、未鑑賞、未聴取、未読等)コンテンツの時間量とメディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を比較してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量を決定してもよく、かつメディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を決定してもよい。いくつかの実施形態では、メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量は、メディアアセットを提供するコンテンツプロバイダとのサブスクリプションの長さ(例えば、月毎サブスクリプション、ペイパービュー映画等の1回限りの使用サブスクリプション、航空機上の定常ビデオプレーヤ等の1デバイスのみのサブスクリプション等)、第1のデバイスのバッテリ寿命(例えば、第1のデバイスの残りのバッテリ寿命量は、メディアアセットを完全に消費するために十分ではないであろう)、および/またはユーザのスケジューリング制限(例えば、ユーザは、以前の関与に起因してメディアアセットの消費を停止しなければならない)に基づいてもよい。さらに、いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生に先立って、および/またはメディアアセットの再生の間、比較(および/または任意の決定)を実施してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの未消費部分が後にまたは異なるデバイス上で利用可能になるであろうことをユーザに知らせることによって、ユーザに、メディア一覧を選択することをプロンプトしてもよい。代替として、または加えて、メディアガイドアプリケーションは、ユーザの進行度を継続的に監視し、彼らに、メディアアセットを終了するであろうかどうか(または未消費部分が後にまたは異なるデバイス上で消費される必要があるであろうかどうか)を知らせてもよい。
【0008】
メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量がメディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を超えることの決定に応答して、メディアガイドアプリケーションは、表示のために、メディアアセットの残りの未消費コンテンツに対応する、メディアアセットの部分が、第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成してもよい。例えば、ユーザがメディアアセットの全体を消費不可能であり得ることの決定に応答して、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、第2のデバイス上で未消費部分にアクセスすることを可能にしてもよい。いくつかの実施形態では、インジケーションは、メディア一覧と同時に表示されてもよい(例えば、ユーザに、前述のように、再生のためにメディアアセットを選択するようにプロンプトするために)。
【0009】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、インジケーションのユーザ選択、後続ユーザ要求、および/またはアクセス可能期間の終了に応答して、消費されていないメディアアセットの部分を抽出し、(例えば、メディアガイドアプリケーションが実装される、デバイスの別のコンポーネント、第2のデバイス、および/または第3のデバイス(例えば、ウェブサーバ)に)メディアアセットの一部のみを特徴とする新しいメディアアセットを作成する命令を伝送してもよい。例えば、新しいメディアアセットは、次いで、第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であってもよい(例えば、ウェブサーバから)。
【0010】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの一部が第2のデバイス上で利用可能であり得るときを限定することを所望し得る。例えば、メディアアセットの実質的部分が、第2のデバイス上で利用可能である場合、メディアアセットを共有する意欲阻害は、減少される。同様に、ある割合のメディアアセット(例えば、数分またはフレーム)のみ、またはユーザが視聴を所望する可能性が低い部分(例えば、エンドクレジット)のみが未消費のままである場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが別のデバイス上でその部分にアクセスすることを可能にしないことを決定してもよい。
【0011】
例えば、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量がメディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を超えることの決定に応答して、メディアガイドアプリケーションは、閾値時間量(例えば、未消費であるメディアアセットの部分への後続アクセスをトリガする、最小または最大量の未消費コンテンツを示す)を読み出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量と閾値時間量を比較し、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量が(例えば、閾値最小値を超える、または閾値最大値を超える)閾値時間量に対応しないことの決定に応答して、表示のために、メディアアセットの部分が第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成しなくてもよい。
【0012】
前述のシステムおよび/または方法は、他のシステム、方法、および/または装置と組み合わせられ、それらに適用され、もしくはそれらに従って使用され得ることに留意されたい。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
未消費コンテンツの可用性に関してユーザにアラートするための方法であって、前記方法は、
表示のために、メディアアセットに関するメディア一覧を生成することと、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量と前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量とを比較することと、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量が前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を超えることの決定に応答して、表示のために、前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツに対応する前記メディアアセットの部分が第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成することと
を含む、方法。
(項目2)
前記メディアアセットが前記第1のデバイス上で前記ユーザに利用可能な時間量を決定することと、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量を決定することと、
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量が前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を超えることの決定に応答して、
閾値時間量を読み出すことと、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量と前記閾値時間量とを比較することと、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量が前記閾値時間量に対応しないことの決定に応答して、表示のために、前記メディアアセットの前記部分が前記第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成しないことと
をさらに含む、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量の決定は、前記メディアアセットの再生に先立って行われる、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記インジケーションは、前記メディア一覧と同時に表示される、項目4に記載の方法。
(項目6)
前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量は、前記メディアアセットを提供するコンテンツプロバイダとのサブスクリプションの長さに基づく、項目5に記載の方法。
(項目7)
前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量は、前記第1のデバイスのバッテリ寿命に基づく、項目5に記載の方法。
(項目8)
前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量は、前記ユーザのスケジューリング制限に基づく、項目5に記載の方法。
(項目9)
前記メディアアセットの前記部分を抽出することと、
前記メディアアセットの前記部分のみを特徴とする新しいメディアアセットを作成する命令を伝送することと
をさらに含む、項目5に記載の方法。
(項目10)
前記新しいメディアアセットは、ウェブサーバから前記第2のデバイスにダウンロードするために利用可能である、項目9に記載の方法。
(項目11)
未消費コンテンツの可用性に関してユーザにアラートするためのシステムであって、前記システムは、
メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量および前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を記憶するように構成されるデータベースと、
制御回路であって、前記制御回路は、
表示のために、前記メディアアセットに関するメディア一覧を生成することと、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量と前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量とを比較することと、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量が前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を超えることの決定に応答して、表示のために、前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツに対応する前記メディアアセットの部分が第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成することと
を行うように構成される、制御回路と、
を備える、システム。
(項目12)
前記制御回路はさらに、
前記メディアアセットが前記第1のデバイス上で前記ユーザに利用可能な時間量を決定することと、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量を決定することと
を行うように構成される、項目11に記載のシステム。
(項目13)
前記制御回路はさらに、前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量が前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を超えることの決定に応答して、
前記データベースから閾値時間量を読み出すことと、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量と前記閾値時間量とを比較することと、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量が前記閾値時間量に対応しないことの決定に応答して、表示のために、前記メディアアセットの前記部分が前記第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成しないことと
を行うように構成される、項目12に記載のシステム。
(項目14)
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量の決定は、前記メディアアセットの再生に先立って行われる、項目13に記載のシステム。
(項目15)
前記インジケーションは、前記メディア一覧と同時に表示される、項目14に記載のシステム。
(項目16)
前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量は、前記メディアアセットを提供するコンテンツプロバイダとのサブスクリプションの長さに基づく、項目15に記載のシステム。
(項目17)
前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量は、前記第1のデバイスのバッテリ寿命に基づく、項目15に記載のシステム。
(項目18)
前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量は、前記ユーザのスケジューリング制限に基づく、項目15に記載のシステム。
(項目19)
前記制御回路はさらに、
前記メディアアセットの前記部分を抽出することと、
前記メディアアセットの前記部分のみを特徴とする新しいメディアアセットを作成する命令を伝送することと
を行うように構成される、項目15に記載のシステム。
(項目20)
前記新しいメディアアセットは、ウェブサーバから前記第2のデバイスにダウンロードするために利用可能である、項目19に記載のシステム。
(項目21)
未消費コンテンツの可用性に関してユーザにアラートするための方法であって、前記方法は、
制御回路を使用して、表示のために、メディアアセットに関するメディア一覧を生成することと、
制御回路を使用して、前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量と前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量とを比較することと、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量が前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を超えることの決定に応答して、表示のために、制御回路を使用して、前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツに対応する前記メディアアセットの部分が第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成することと
を含む、方法。
(項目22)
前記メディアアセットが前記第1のデバイス上で前記ユーザに利用可能な時間量を決定することと、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量を決定することと
をさらに含む、項目21に記載の方法。
(項目23)
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量が前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を超えることの決定に応答して、
閾値時間量を読み出すことと、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量と前記閾値時間量とを比較することと、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量が前記閾値時間量に対応しないことの決定に応答して、表示のために、前記メディアアセットの前記部分が前記第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成しないことと
をさらに含む、項目21または22に記載の方法。
(項目24)
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量の決定は、前記メディアアセットの再生に先立って行われる、項目21-23のいずれか1項に記載の方法。
(項目25)
前記インジケーションは、前記メディア一覧と同時に表示される、項目21-24のいずれか1項に記載の方法。
(項目26)
前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量は、前記メディアアセットを提供するコンテンツプロバイダとのサブスクリプションの長さに基づく、項目21-25のいずれか1項に記載の方法。
(項目27)
前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量は、前記第1のデバイスのバッテリ寿命に基づく、項目21-26のいずれか1項に記載の方法。
(項目28)
前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量は、前記ユーザのスケジューリング制限に基づく、項目21-27のいずれか1項に記載の方法。
(項目29)
前記メディアアセットの前記部分を抽出することと、
前記メディアアセットの前記部分のみを特徴とする、新しいメディアアセットを作成する命令を伝送することと
をさらに含む、項目21-28のいずれか1項に記載の方法。
(項目30)
前記新しいメディアアセットは、ウェブサーバから前記第2のデバイスにダウンロードするために利用可能である、項目21-29のいずれか1項に記載の方法。
(項目31)
未消費コンテンツの可用性に関してユーザにアラートするためのシステムであって、前記システムは、
表示のために、メディアアセットに関するメディア一覧を生成するための手段と、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量と前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量とを比較するための手段と、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量が前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を超えることの決定に応答して、表示のために、前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツに対応する、前記メディアアセットの部分が、第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成するための手段と
を備える、システム。
(項目32)
前記メディアアセットが前記第1のデバイス上で前記ユーザに利用可能な時間量を決定するための手段と、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量を決定するための手段と
をさらに備える、項目31に記載のシステム。
(項目33)
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量が前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を超えることの決定に応答して、
閾値時間量を読み出すための手段と、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量と前記閾値時間量とを比較するための手段と、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量が前記閾値時間量に対応しないことの決定に応答して、表示のために、前記メディアアセットの前記部分が前記第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成しないための手段と
をさらに備える、項目32に記載のシステム。
(項目34)
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量の決定は、前記メディアアセットの再生に先立って行われる、項目33に記載のシステム。
(項目35)
前記インジケーションは、前記メディア一覧と同時に表示される、項目34に記載のシステム。
(項目36)
前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量は、前記メディアアセットを提供するコンテンツプロバイダとのサブスクリプションの長さに基づく、項目35に記載のシステム。
(項目37)
前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量は、前記第1のデバイスのバッテリ寿命に基づく、項目35に記載のシステム。
(項目38)
前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量は、前記ユーザのスケジューリング制限に基づく、項目35に記載のシステム。
(項目39)
前記メディアアセットの前記部分を抽出するための手段と、
前記メディアアセットの前記部分のみを特徴とする、新しいメディアアセットを作成する命令を伝送するための手段と
をさらに備える、項目35に記載のシステム。
(項目40)
前記新しいメディアアセットは、ウェブサーバから前記第2のデバイスにダウンロードするために利用可能である、項目39に記載のシステム。
(項目41)
非一過性コンピュータ可読媒体であって、前記非一過性コンピュータ可読媒体は、未消費コンテンツの可用性に関してユーザにアラートするための前記非一過性コンピュータ可読媒体上に記録される命令を有し、前記命令は、
表示のために、メディアアセットに関するメディア一覧を生成するための命令と、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量と前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量とを比較するための命令と、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量が前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を超えることの決定に応答して、表示のために、前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツに対応する、前記メディアアセットの部分が、第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成するための命令と
を備える、非一過性コンピュータ可読媒体。
(項目42)
前記メディアアセットが前記第1のデバイス上で前記ユーザに利用可能な時間量を決定するための命令と、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量を決定するための命令と
をさらに備える、項目41に記載の非一過性コンピュータ可読媒体。
(項目43)
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量が前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を超えることの決定に応答して、
閾値時間量を読み出すための命令と、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量と前記閾値時間量とを比較するための命令と、
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量が前記閾値時間量に対応しないことの決定に応答して、表示のために、前記メディアアセットの前記部分が前記第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成しないための命令と
をさらに備える、項目42に記載の非一過性コンピュータ可読媒体。
(項目44)
前記メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量の決定は、前記メディアアセットの再生に先立って行われる、項目43に記載の非一過性コンピュータ可読媒体。
(項目45)
前記インジケーションは、前記メディア一覧と同時に表示される、項目44に記載の非一過性コンピュータ可読媒体。
(項目46)
前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量は、前記メディアアセットを提供するコンテンツプロバイダとのサブスクリプションの長さに基づく、項目45に記載の非一過性コンピュータ可読媒体。
(項目47)
前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量は、前記第1のデバイスのバッテリ寿命に基づく、項目45に記載の非一過性コンピュータ可読媒体。
(項目48)
前記メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量は、前記ユーザのスケジューリング制限に基づく、
項目45に記載の非一過性コンピュータ可読媒体。
(項目49)
前記メディアアセットの前記部分を抽出することと、
前記メディアアセットの前記部分のみを特徴とする、新しいメディアアセットを作成する命令を伝送することと
をさらに含む、項目45に記載の非一過性コンピュータ可読媒体。
(項目50)
前記新しいメディアアセットは、ウェブサーバから前記第2のデバイスにダウンロードするために利用可能である、項目49に記載の非一過性コンピュータ可読媒体。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本開示の上記および他の目的ならびに利点は、類似参照文字が全体を通して類似部品を指す、添付図面と併せて解釈される、以下の詳細な説明を考慮することによって明白となるであろう。
【0014】
【
図1】
図1は、本開示のいくつかの実施形態による、メディアガイドアプリケーション動作を実施する際に使用するための表示画面の例証的実施例を示す。
【
図2】
図2は、本開示のいくつかの実施形態による、メディアコンテンツに関する継続視聴オプションをユーザに提供するために使用される、表示画面の別の例証的実施例を示す。
【
図3】
図3は、本開示のいくつかの実施形態による、例証的ユーザ機器デバイスのブロック図である。
【
図4】
図4は、本開示のいくつかの実施形態による、例証的メディアシステムのブロック図である。
【
図5】
図5は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザの現在の旅行と関連付けられた旅程を説明する、略図である。
【
図6】
図6は、本開示のいくつかの実施形態による、表示のために、一部が第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成するための例証的ステップのフローチャートである。
【
図7】
図7は、本開示のいくつかの実施形態による、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量と閾値時間量を比較するための例証的ステップのフローチャートである。
【
図8】
図8は、本開示のいくつかの実施形態による、表示のために、メディアアセットの残りの未消費コンテンツに対応する、メディアアセットの部分が、第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成するかどうかを決定するための例証的ステップのフローチャートである。
【
図9】
図9は、本開示のいくつかの実施形態による、表示のために、メディアアセットの残りの未消費コンテンツに対応する、メディアアセットの部分が、第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成するかどうかを決定するための擬似コードの例証的実施例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0015】
依然として、ユーザが事実上任意の場所においてコンテンツにアクセスすることを可能にしながら、認可ユーザがコンテンツを非認可ユーザと共有する意欲を限定する、メディアガイドアプリケーションのための方法およびシステムが、本明細書に説明される。具体的には、メディアガイドアプリケーションは、指定された期間後、および/またはメディアアセットの残りの部分がアクセス不可能になると、認可ユーザが、異なるデバイス上でアクセスすることが認可されているメディアアセットの一部のみを受信することを可能にする。
【0016】
本明細書で言及されるように、「メディアガイドアプリケーション」、「双方向メディアガイドアプリケーション」、または「ガイドアプリケーション」は、ユーザがコンテンツ選択を効率的にナビゲートし、所望し得るコンテンツを容易に識別することを可能にする、インターフェースを提供する、アプリケーションを指す。
【0017】
メディアガイドアプリケーションは、ガイドを提供するコンテンツに応じて、種々の形態をとってもよい。典型的なタイプのメディアガイドアプリケーションの1つは、双方向テレビ番組ガイドである。双方向テレビ番組ガイド(時として、電子番組ガイドと称される場合もある)は、とりわけ、ユーザが、多くのタイプのコンテンツまたはメディアアセット間をナビゲートし、それを特定することが可能である、公知のガイドアプリケーションである。双方向メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、コンテンツ間をナビゲートし、それを特定および選択することを可能にする、グラフィカルユーザインターフェース画面を生成してもよい。本明細書で参照されるように、用語「メディアアセット」および「コンテンツ」とは、電子的に消費可能なユーザアセット、例えば、テレビ番組、ならびに有料番組、オンデマンド番組(ビデオオンデマンド(VOD)システムにおけるような)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングコンテンツ、ダウンロード可能コンテンツ、ウェブキャスト等)、ビデオクリップ、オーディオ、コンテンツ情報、写真、回転画像、ドキュメント、再生一覧、ウェブサイト、記事、書籍、電子書籍、ブログ、広告、チャットセッション、ソーシャルメディア、アプリケーション、ゲーム、および/または任意の他のメディアもしくはマルチメディア、および/またはそれらの組み合わせを意味すると理解されたい。
【0018】
本明細書で参照されるように、用語「マルチメディア」とは、前述の少なくとも2つの異なるコンテンツ形態、例えば、テキスト、オーディオ、画像、ビデオ、または双方向コンテンツ形態を利用する、コンテンツを意味すると理解されたい。コンテンツは、ユーザ機器デバイスによって、録画、再生、表示、またはアクセスされてもよいが、また、ライブパーフォーマンスの一部であることも可能である。
【0019】
本明細書で議論される実施形態のいずれかを行うためのメディアガイドアプリケーションおよび/または任意の命令は、コンピュータ可読媒体上にエンコードされてもよい。コンピュータ可読媒体は、データを記憶可能な任意のメディアを含む。コンピュータ可読媒体は、限定ではないが、電気または電磁信号の伝搬を含む、一過性であってもよく、または限定ではないが、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、USBドライブ、DVD、CD、メディアカード、レジスタメモリ、プロセッサキャッシュ、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)等の揮発性および不揮発性コンピュータメモリまたは記憶デバイスを含む、非一過性であってもよい。
【0020】
メディアガイドアプリケーションの機能の1つは、メディアガイドデータをユーザに提供することである。本明細書で参照されるように、語句「メディアガイドデータ」または「ガイドデータ」は、コンテンツに関連する任意のデータまたはガイドアプリケーションを動作させる際に使用されるデータを意味すると理解されたい。例えば、ガイドデータは、番組情報、ガイドアプリケーション設定、ユーザ選好、ユーザプロファイル情報、メディア一覧、メディア関連情報(例えば、放送時間、放送チャンネル、タイトル、内容、評価情報(例えば、ペアレンタルコントロール評価、批評家の評価等)、ジャンルまたはカテゴリ情報、俳優情報、放送会社またはプロバイダのロゴのロゴデータ等)、メディア形式(例えば、標準解像度、高解像度、3D等)、広告情報(例えば、テキスト、画像、メディアクリップ等)、オンデマンド情報、ブログ、ウェブサイト、およびユーザが所望のコンテンツ選択間をナビゲートし、それを特定するために役立つ、任意の他のタイプのガイドデータを含んでもよい。
【0021】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションはまた、メディアガイドアプリケーション動作を実施してもよい。本明細書で言及されるように、「メディアガイドアプリケーション動作」は、ユーザによる消費のために、メディアガイドデータを提供、受信、および/または生成することに対応する、任意の動作を指す。例えば、メディアガイドアプリケーション動作は、メディアガイドデータを表示し、メディアガイドデータまたはメディアガイドデータと関連付けられたコンテンツ(例えば、メディアアセット)をナビゲート、選択、および編集するためのオプションを提供し、および/またはアクセスするために使用されるデバイス(例えば、ディスプレイデバイス)を操作し、読み出し(例えば、サーバ)、および/またはメディアガイドデータとユーザ(例えば、脳の活動を監視するためのユーザデバイス)を関連付けることを含む。1つのメディアガイドアプリケーション動作(例えば、高速アクセス再生動作)を特徴とする任意の実施形態はまた、任意の他のメディアガイドアプリケーション動作に適用されてもよいことに留意されたい。
【0022】
メディアガイドアプリケーションの他の動作は、メディアアセットを再生し、それらのメディアアセットのための高速アクセス再生動作を提供することである。本明細書で言及されるように、語句「高速アクセス再生動作」は、早送り、巻き戻し、スキップ、チャプタ選択、セグメント選択、スキップセグメント、ジャンプセグメント、次のセグメント、前のセグメント、スキップ広告またはコマーシャル、次のチャプタ、前のチャプタ、もしくはメディアアセットを通常再生速度で再生しない、任意の他の動作等、通常再生速度より高速である、またはメディアアセットが再生されるように設計されるものと異なる順序における、非線形メディアアセットの再生に関する、任意のメディアガイドアプリケーション動作を意味すると理解されるべきである。高速アクセス再生動作は、再生動作がメディアアセットを通常再生速度で再生する、「再生」ではない、任意の再生動作であってもよい。
【0023】
メディアガイドアプリケーションのさらに他の動作は、メディアアセットを消費するために使用されるデバイスの制御を含んでもよい。例えば、メディアガイドアプリケーション動作は、デバイスをオンおよびオフにすること、デバイスと関連付けられた音量を上昇させること、デバイスの表示設定を調節すること、ペアレンタルコントロールを割り当てること、情報を1つのデバイスから別のデバイスに転送すること、コンテンツを記憶および/または記録すること、認可情報および/または支払情報を打ち込むこと等を含んでもよい。
【0024】
メディアガイドアプリケーションのさらに他の動作は、「継続視聴オプション」を含んでもよい。本明細書で言及されるように、「継続視聴オプション」は、ダウンロードすること、未視聴コンテンツのクレジットを要求すること、アクセス可能期間の延長を要求することのためのオプション、もしくは指定された期間後、および/またはメディアアセットの残りの部分がアクセス不可能になると、ユーザがメディアアセットまたはメディアアセットの一部に異なるデバイス上でアクセスすることを可能にする、任意の他の動作を含む。
【0025】
本開示全体を通して、いくつかの実施形態は、メディアアセットの共有、または、複数のデバイス上でのメディアアセットにアクセスする認可の共有について議論する。表示のために第1のデバイス上に生成されたコンテンツ(例えば、メディアアセット)は、各デバイス上のコンテンツが同じではなくても(例えば、異なるフォーマット、長さ、バージョン、互換性等)、表示のために第2のデバイス上で生成されたコンテンツ(例えば、同一メディアアセット)に対応し得ることに留意されたい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、表示のために、高精細度メディアアセット(例えば、またはメディアアセットの標準精細度バージョン等のメディアアセットの1つ以上のバージョン)に第2のユーザデバイス(例えば、スマートフォン)上でアクセスする権限をユーザに付与する、高精細度メディアアセット(例えば、高精細度テレビ上で)に関する認可データを生成してもよい。
【0026】
代替として、いくつかの実施形態では、メディアアセットの共有または複数のデバイス上でメディアアセットにアクセスする認可の共有は、メディアアセットの単一コピーに関連してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、特定のリポジトリに記憶されるメディアアセットの単一コピーにアクセスするための権限を複数のデバイスに付与してもよい。そのような場合、メディアガイドアプリケーションは、一度に単一デバイスにのみ、メディアアセットのコピーにアクセスする権限を付与してもよい。代替として、または加えて、メディアガイドアプリケーションは、複数のデバイス上での同時表示のために、メディアアセットの特定のコピーのコピーを作成してもよい。
【0027】
いくつかの実施形態では、メディアアセットまたは補助コンテンツへのアクセスは、1つ以上の認可規約に従って決定される。本明細書で言及されるように、「認可規約」は、メディアアセットまたは補助コンテンツへのアクセスに関する限定を設定する、または権利を付与する、特定の契約、合意、申出、または購入に関連するかどうかにかかわらず、任意の条件、基準、またはスケジュールである。例えば、認可規約は、メディアアセットがアクセスされ得る時間の長さ、メディアアセットがアクセスされ得る回数、メディアアセットにアクセスすることが認可されるユーザ、メディアアセットにアクセスすることが認可されるアカウント、メディアアセットにアクセスし得る第2のユーザデバイスのタイプ等に関連し得る。
【0028】
いくつかの実施形態では、1つの認可規約は、別の認可規約に依存し得る。例えば、認可規約は、ユーザが特定のユーザデバイス上でメディアアセットにアクセスしたかどうかに基づいて、ユーザがメディアアセットにアクセスすることを可能にする時間の長さまたは決定された時間の長さの特定の修正、ユーザが特定のメディアアセットにアクセスする回数等を示し得る。例えば、認可規約(または複数の認可規約)は、ユーザが2回および/または2週間にわたってメディアアセットにアクセスしてもよいことを含んでもよい。
【0029】
本開示全体を通して議論される実施形態では、「時間の長さ」は、任意の時間的単位(例えば、秒、分、日、年等)で測定されてもよいことに留意されたい。加えて、時間の長さは、1つ以上のイベントの実施のために要求される時間の長さを含んでもよい。例えば、時間の長さは、ユーザがメディアアセットにアクセスするためにかかる時間の長さ、メディアアセットが1つ以上の記憶場所において利用可能な時間の長さ、またはトリガイベントが生じる(例えば、ユーザがメディアアセット全体を完全に視聴する)ために必要な時間の長さに関連し得る。
【0030】
いくつかの実施形態では、認可データは、規約のユーザ選択に対応し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、1つ以上の認可規約(例えば、メディアアセットがアクセスされ得る時間の長さ、メディアアセットがアクセスされ得る回数、メディアアセットにアクセスするために認可されるユーザ、メディアアセットにアクセスするために認可されるアカウント、メディアアセットにアクセスし得る第2のユーザデバイスのタイプ等)に従って、第1のユーザデバイス上でメディアアセットにアクセスするための第1のユーザ要求(例えば、利用可能なメディアアセットのリストからメディアアセットを注文または選択するためのユーザ要求)を受信してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、1つ以上の認可規約に従って、ユーザにメディアアセットにアクセスするための権限を付与する、認可規約を選択してもよい。
【0031】
いくつかの実施形態では、1つ以上の認可規約は、認可データ内に含まれてもよい。本明細書で言及されるように、「認可データ」は、1つ以上の認可規約を示す、含む、通信する、コード化する、または表す、もしくは別様に、複数のデバイス間でメディアアセットにアクセスするための認可の共有を促進する、任意のデータである。例えば、認可データは、メディアアセットのリポジトリに、1つ以上の認可規約に基づいて、ユーザおよび/またはユーザデバイスがメディアアセットにアクセスすることが認可されているかどうかを示し得る。いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、認可データと関連付けられた認可規約を決定し、規約とステータス情報(例えば、現在のデータ、ユーザがメディアアセットにすでにアクセスしている回数等)を比較し、メディアアセットに対する認可が認可規約(例えば、メディアアセットにアクセスするための所定の時間の長さまたは回数)に対応するかどうかを決定してもよい。
【0032】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、ユーザアクセスの認可規約、アクセスされるべきメディアアセット、ならびにメディアガイドアプリケーションおよび/または1つ以上のユーザデバイスが要求し得る任意の他の情報を含む、認可データを生成してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセット内の識別子に基づいて、認可データが、ユーザに、1つ以上の認可規約に従って、第2のユーザデバイス上でメディアアセットにアクセスする権限を付与する、認可データのデータベースから、認可データを読み出してもよい。例えば、メディアアセット、認可規約、および/または認可と関連付けられたアカウント、デバイス、もしくはユーザの識別に応答して、メディアガイドアプリケーションは、適切な認可データを決定してもよい。
【0033】
本明細書に説明されるいくつかの実施形態では、認可データは、データベースと相互参照を受けるが、認可データがデータベースと相互参照を受けない、実施形態もまた、使用されてもよいことに留意されたい。例えば、受信された認可データは、完全であり得、付加的処理を伴わずに、認可規約を示してもよい。そのような場合、認可データ(および/またはメディアガイドアプリケーション)は、データベースへのアクセスを要求しない。
【0034】
本明細書で言及されるように、「メディア識別子」は、メディアアセットを他のメディアアセットから区別するために使用される、任意の情報を指し得る。例えば、メディア識別子は、限定ではないが、シリアル番号、タイトル、説明等を含んでもよい。メディアガイドアプリケーションはまた、ユーザ識別子、ユーザデバイス識別子、および/またはアカウント識別子を受信してもよい。例えば、1つ以上の認可規約は、特定のユーザ、デバイス、またはアカウントに関するメディアアセットへのアクセスを制限(または付与)してもよい。そのような場合、それぞれ、ユーザ、デバイス、またはアカウントを他のユーザ、デバイス、またはアカウントから区別するために使用される任意の情報を指す、ユーザ識別子、ユーザデバイス識別子、またはアカウント識別子もまた、メディアガイドアプリケーションによって、自動的に受信(例えば、ユーザ入力を介して)または決定されてもよい。
【0035】
いくつかの実施形態では、認可データは、メディアガイドアプリケーションによって、継続的に更新されてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、認可データを更新し、ユーザの視聴進行度に対応する、メディアアセット内の再生位置を示してもよい。ユーザが、メディアアセットの視聴を継続するにつれて(すなわち、再生位置が進行するにつれて)、メディアガイドアプリケーションは、認可データを更新し、本進行度を示してもよい。故に、メディアアセットが、第2のユーザデバイス上に表示される場合、メディアアセットは、第2のユーザデバイス上での表示のために、ユーザの現在の再生位置に生成されてもよい。
【0036】
いくつかの実施形態では、認可データは、1つ以上の認可規約に基づいて、メディアガイドアプリケーションによって、継続的に更新されてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、1つ以上の認可規約に従って、第2のユーザデバイス上でのメディアアセットへのアクセスがもはや有効ではない(例えば、メディアアセットと関連付けられたレンタル期間が切れている)ことを決定し得、メディアガイドアプリケーションは、1つ以上の認可規約に従って、第2のユーザデバイス上でのメディアアセットへのアクセスがもはや有効ではないことの決定に応答して、認可データをメディアアセットに関する同時表示から除去してもよい。
【0037】
さらに、いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、後続ユーザアクションに基づいて、認可データを更新してもよい。例えば、ユーザは、余剰料金の支払に応答して、メディアアセットに対する付加的または修正されたアクセスを受信し得る。そのような場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザと関連付けられたおよび/またはそれに提示される認可データを調節または修正してもよい。修正された認可データは、次いで、ユーザに提示されてもよい(例えば、メディアアセット内で)。代替として、または加えて、認可データ(修正された)は、ユーザと関連付けられたオンラインアカウントまたはプロファイル内に記憶されてもよい。
【0038】
適切な認可データの決定に応じて、メディアガイドアプリケーションは、表示のために、メディアアセットと同時に、認可データを生成してもよい。例えば、認可データは、認可データが、ユーザデバイス(例えば、メディアアセットの画像またはスクリーンショットを内蔵認可データとともに捕捉するスマートフォン)によって検出可能であり得るが、認可データがユーザによって知覚可能ではないように(例えば、認可データの提示がユーザの注意を逸らすように)、メディアアセット内に内蔵されてもよい。
【0039】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、認可データが、提示されている、生成された、および/または表示のために、インジケーションを生成することによって、別のデバイスに伝送されたことをユーザに通知してもよい。いくつかの実施形態では、認可データ自体が、インジケーションを構成してもよい(例えば、画面上に現れる場合)。例えば、認可データは、画面上のバーコード(例えば、1つ以上の認可規約を示すようにデコードされてもよい)として現れてもよい。
【0040】
例えば、メディアガイドアプリケーションは、認可データと関連付けられた特定の認可規約が知覚可能ではない場合(例えば、画面上バーコード)でも、表示のために、ユーザに知覚可能な認可データを生成してもよい。本明細書で使用されるように、「バーコード」は、バーコードが関連付けられたメディアアセットに関連する1つ以上の認可規約の光学機械可読表現である。さらに、本明細書に説明されるようなバーコードは、平行線の幅および間隔を変動することによってデータを表すバーコード(例えば、1次元バーコード)、または長方形、ドット、六角形、および他の幾何学的パターンを使用して、データを表すバーコード(例えば、2次元バーコード)を含んでもよい。
【0041】
認可データおよび/または認可データを表すバーコードは、メディアガイドアプリケーションによってエンコードおよびデコードされ、縁決定、最小反映率、シンボルコントラスト、最小縁コントラスト、変調、欠陥、デコーダビリティ、未使用エラー補正、固定パターン損傷、グリッド非均一性、軸方向非均一性等、種々の言語、記号論、コード、または他の試験を使用して、1つ以上の認可規約をエンコードおよびデコードしてもよい。
【0042】
ユーザに知覚可能であるかどうかにかかわらず、メディアガイドアプリケーションは、表示のために、前述の技法および試験を使用して、および/または読取値と暗号化キーおよび/または他の規格を比較することによって、認可データおよび/または認可データを表すバーコードを走査または読取する他のデバイスによって、別のデバイスに通信され得る、認可データを生成してもよい。いくつかの実施形態では、認可データおよび/または認可データを表すバーコードの走査または読取は、メディアアセットおよび/または認可データと関連付けられた画像、スクリーンショット、または他のデータを捕捉することによって生じてもよい。
【0043】
例えば、付加的ユーザデバイス上のメディアアセットのアクセスを促進するために、メディアガイドアプリケーションは、別のユーザデバイスがメディアアセットにアクセスすることを可能にし得る、認可データを提示してもよい。さらに、認可データは、ユーザが認可データを容易に取得し得るように(例えば、認可データが内蔵または提示される、メディアアセットの画像を捕捉することによって)、メディアアセットを内蔵または提示されてもよい。
【0044】
例えば、いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、付加的ユーザ要求を受信し、表示のために、メディアアセットを第2のユーザデバイス上に生成してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザデバイス上でメディアアセットにアクセスするための第2のユーザ要求を受信し得、第2のユーザ要求は、第1のユーザデバイス上のメディアアセットと同時に表示される、認可データの画像(例えば、第2のユーザデバイスと関連付けられたコンテンツ捕捉コンポーネントを介して捕捉された)を含む。メディアガイドアプリケーションは、次いで、画像と認可データ(または認可データと関連付けられたデコードされたデータ)のデータベースを相互参照し、1つ以上の認可規約を決定してもよい。例えば、認可データは、エンコードされた1つ以上の認可規約を表してもよい。1つ以上の認可規約を決定するために、メディアガイドアプリケーションは、認可データをデコードしてもよい。
【0045】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、1つ以上の認可規約を処理し、1つ以上の認可規約がメディアアセットに第2のユーザデバイス上でアクセスされる権限を付与するかどうかを決定してもよい。例えば、1つ以上の認可規約は、ユーザ(または第2のユーザデバイス)がメディアアセットへのアクセスを付与されるかどうかを示してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、1つ以上の認可規約がメディアアセットに第2のユーザデバイス上でアクセスされる権限を付与するかどうかの決定に応答して、表示のために、メディアアセットを第2のユーザデバイス上に生成してもよい。例えば、ユーザ(または第2のユーザデバイス)がメディアアセットにアクセスすることが認可されることの決定に応答して、メディアガイドアプリケーションは、表示のために、メディアアセットをユーザによって選択された第2のユーザデバイスおよび/または別のユーザデバイス上に生成してもよい。
【0046】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、1つ以上の認可規約を処理し、1つ以上の認可規約が補助コンテンツに第2のユーザデバイス上でアクセスされる権限を付与するかどうかを決定し、1つ以上の認可規約が補助コンテンツに第2のユーザデバイス上でアクセスされる権限を付与するかどうかの決定に応答して、表示のために、メディアアセットを第2のユーザデバイス上に生成してもよい。
【0047】
いくつかの実施形態では、ユーザ、デバイス、および/またはアカウント識別子は全て、単一エンティティを識別し得ることに留意されたい。したがって、特定のユーザの識別に関連する実施形態はまた、特定のデバイスおよび/またはアカウントの識別およびその逆に適用されてもよい。例えば、デバイスは、特定のユーザまたはアカウントと関連付けられてもよい。同様に、アカウントは、特定のユーザまたはデバイスと関連付けられてもよい。例えば、ユーザは、ソーシャルネットワークまたは他のオンラインアカウント等の特定のアカウントと関連付けられてもよい。メディアガイドアプリケーションはさらに、ソーシャルネットワークアカウントと関連付けられたユーザおよび/またはデバイスをアカウントと関連付けられたユーザプロファイルから読み出してもよい。
【0048】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーション動作は、メディアコンテンツについての情報を決定する、動作を受けるメディアコンテンツの一部(例えば、未消費コンテンツ)を決定する、コンテンツの可用性を決定する、コンテンツを抽出する、抽出されたコンテンツを提供する際等に使用するための情報を特定のソース(例えば、ウェブサイト、ユーザと関連付けられたプロファイル、コンテンツプロバイダ、ソーシャルメディアネットワーク等)から受信するステップを含んでもよい。
【0049】
例えば、メディアガイドアプリケーションは、友人のリスト(例えば、ソーシャルネットワークバディリスト)、連絡先(例えば、ユーザと関連付けられた電話/テキストメッセージ/電子メールアカウントから読み出される)、および/またはユーザとの既知の関連付けを伴う他のエンティティを特徴とする他の一覧を読み出し、該当する場合、メディアコンテンツの1つ以上のプロットラインに重要な部分、関心がある(または関心がない)部分、スキップまたは早送りされてもよい部分、メディアコンテンツの一部の補助ダウンロード内に含まれるべきコンテンツ(例えば、限定されるアクセスまたはユーザによる無関心に起因して消費されなかった未消費部分であるかどうか)等のメディアコンテンツについての情報を取得してもよい。メディアガイドアプリケーションは、これらの部分とメディアアセットの残りの未消費コンテンツを比較し、未消費コンテンツをユーザに後にまたは異なるデバイス上で提供すべきかどうかを決定してもよい。
【0050】
本明細書で使用されるように、「ソーシャルネットワーク」は、例えば、関心、アクティビティ、背景、および/または実生活上の関わりを共有する、人々間のネットワーキングおよび/またはソーシャル関係を促進する、プラットフォームを指す。ある場合には、ソーシャルネットワークは、ソーシャルメディアサーバを介して、コンテンツを1つのデバイスから別のデバイスに交換することによって、異なるユーザと関連付けられた複数のユーザデバイス(例えば、コンピュータ、テレビ、スマートフォン、タブレット等)間の通信を促進し得る。本明細書で使用されるように、「ソーシャルメディアサーバ」は、ソーシャルネットワークを促進する、コンピュータサーバを指す。例えば、ソーシャルメディアプロバイダによって所有/運営/使用されるソーシャルメディアサーバは、第1のユーザと同一ソーシャルネットワーク内の第2のユーザにアクセス可能な第1のユーザと関連付けられたコンテンツ(例えば、ステータス更新、マイクロブログ投稿、画像、グラフィックメッセージ等)を作成してもよい。そのような場合、エンティティのクラスは、第2のユーザにアクセス可能な第1のユーザと関連付けられたアクセスのレベルおよび/またはコンテンツの量もしくはタイプに対応し得る。
【0051】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、メディアコンテンツの可用性を示す、情報を読み出してもよい。本明細書に説明されるように、メディアコンテンツの「可用性」は、ユーザがメディアコンテンツを所与の時間に消費し得るかどうかに関する。可用性は、メディアコンテンツのプロバイダの期間(例えば、サブスクリプションおよび/または使用期間)に基づく、メディアコンテンツの取得と関連付けられた問題(コネクティビティ等)に基づく、ユーザの状況(例えば、ユーザのスケジュール)に基づく、ユーザデバイスの状況(例えば、バッテリ寿命、ソフトウェアおよび/またはハードウェア互換性問題等)に基づく、および/またはユーザがメディアコンテンツに所与の時間にアクセスすることができるかどうかを決定し得る、任意の他の要因に基づき得る。
【0052】
いくつかの実施形態では、メディアコンテンツの可用性は、可用性ウィンドウとして説明され得る。本明細書で言及されるように、「可用性ウィンドウ」は、連続的または非連続的であるかどうかにかかわらず、ユーザがメディアコンテンツにアクセスし得る期間である。例えば、可用性ウィンドウは、メディアコンテンツのプロバイダがユーザがコンテンツにアクセスすることを可能にするとき、またはユーザがメディアコンテンツにアクセス可能であるときの期間を含んでもよい。例えば、可用性ウィンドウは、日付の範囲として表されてもよい(例えば、第1の日付の開始および第2の日付の終了)、または1つ以上の日付に関して表されてもよい。例えば、可用性ウィンドウは、閾値日付の前、後、またはその日の任意の日付として表されてもよい。
【0053】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、メディアコンテンツの可用性が、ユーザがメディアコンテンツの消費を終える前に終了し得ることの決定に応答して、行われるべきアクションを通知および推奨してもよい(例えば、継続視聴オプションを提供する)。
【0054】
例えば、メディアコンテンツが、具体的期間の間(例えば、8月の間)のみ、プロバイダからユーザに利用可能であって、メディアガイドアプリケーションが、ユーザの現在の視聴進行度を前提として、その期間の間、ユーザがメディアコンテンツを終える可能性が低い(例えば、番組シリーズのあるエピソードまたは番組シリーズの全体)ことを決定する場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザにアラートし、および/または継続視聴オプション等の1つ以上の是正アクションを推奨してもよい。別の実施例では、ユーザのモバイルデバイスは、メディアコンテンツを提示するためにインターネットコネクティビティを必要とし得、メディアガイドアプリケーションは、コネクティビティ問題が所定の時間に生じ得ることを決定し得る(例えば、以前の使用履歴に基づいて)。メディアガイドアプリケーションは、ユーザによって現在消費されているメディアコンテンツが限定されたコネクティビティの時間に先立って完了されるであろうかどうかを決定してもよい。該当しない場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザにアラートし、および/または1つ以上の是正アクションを推奨してもよい。
【0055】
さらに別の実施例では、ユーザのモバイルデバイスのバッテリ電力が減りつつあり得、メディアガイドアプリケーションは、モバイルデバイスがその電力を所定の時間に消耗するであろうことを決定し得る(例えば、バッテリ使用率に基づいて)。メディアガイドアプリケーションは、ユーザによって現在消費されているメディアコンテンツが電力消耗に先立って完了されるであろうかどうかを決定してもよい。該当しない場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザにアラートし、および/または1つ以上の是正アクションを推奨してもよい。最後に、別の実施例では、コンテンツがユーザに利用可能であるにもかかわらず、ユーザのスケジュールが、ユーザがメディアコンテンツをもはや消費することができない時間を示し得る。メディアガイドアプリケーションは、ユーザによって現在消費されているメディアコンテンツがその時間に先立って完了されるであろうかどうかを決定してもよい。該当しない場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザにアラートし、および/または1つ以上の是正アクションを推奨してもよい。
【0056】
加えて、または代替として、メディアガイドアプリケーションは、未消費であるメディアアセットの部分に関する補助コンテンツ(例えば、未消費コンテンツ、テキスト概要、ハイライトクリップ等を構成する残りのメディアアセットの一部)を提供してもよい。本明細書で使用されるように、「補助コンテンツ」は、メディアコンテンツの現在の提示を未消費のメディアコンテンツ部分に関連する情報で補完する、メディアコンテンツに関連する任意のコンテンツを指す。補助コンテンツは、メディアコンテンツの1つ以上の部分と関連付けられたオーディオ、ビデオ、および/またはテキストデータを特徴とする、コンテンツを含んでもよい。例えば、補助コンテンツは、消費されていないメディアコンテンツの部分のコンテンツまたはコンテキストを説明し得る。いくつかの実施形態では、補助コンテンツは、インジケーションのユーザ選択、後続ユーザ要求、および/または可用性の期間の終了の間、前、または後に利用可能であり得る。例えば、メディアアセットに関するメディア一覧が、表示される間、メディアガイドアプリケーションは、後にまたは異なるデバイス上で利用可能である未消費コンテンツのインジケーションをオーバーレイしてもよい。
【0057】
本明細書で使用されるように、メディアコンテンツの「一部」は、メディアコンテンツの再生の2つの点の間のメディアコンテンツのセクションを指す。いくつかの実施形態では、メディアコンテンツの一部は、1つ以上の個々のメディアアセットに及び得ることに留意されたい。例えば、一部は、メディアコンテンツのフレーム、場面、チャプタ、エピソード、シーズン、または任意の他の分割を含んでもよい。本明細書で使用されるように、「再生点」は、メディアコンテンツの再生における有限インスタンスを指す。メディアコンテンツは、その再生長の間の1つ以上の再生点を含んでもよい。例えば、メディアコンテンツが、ビデオである場合、再生点は、ビデオの特定のフレームを指し得る。
【0058】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、シリーズのメディアコンテンツを通してユーザの視聴進行度を追跡してもよく、シリーズのメディアコンテンツは、可用性ウィンドウを有する。本明細書で使用されるように、「視聴進行度」は、ユーザの現在の再生点および/または再生点が該当し得るメディアコンテンツの任意の部分を指す。例えば、ユーザの視聴進行度は、メディアコンテンツの特定のフレームまたは分マークを含んでもよい、もしくは特定の部分(例えば、場面、エピソード等)を指してもよい。ユーザの視聴進行度を決定するために、メディアガイドアプリケーションは、1つ以上のユーザプロファイリング技法を採用してもよい。
【0059】
例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアコンテンツを通してユーザの再生点を継続的に監視してもよい。本明細書で使用されるように、「シリーズのメディアコンテンツ」は、所定のシーケンスに関連する、メディアコンテンツを指す。例えば、シリーズのメディアコンテンツは、連続番組の1つ以上のメディアアセット(例えば、エピソード)を含んでもよい。別の実施例では、シリーズのメディアコンテンツは、連続番組の1つ以上のシーズンを指し得る。さらに別の実施例では、シリーズのメディアコンテンツは、連続性質において発展する、共通登場人物、プロットライン、または状況を含む、1つ以上のシリーズの番組(例えば、番組および関連スピンオフ番組)を指し得る。
【0060】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザの視聴進行度を監視するための1つ以上の技法を使用し、および/または該当する場合、消費されていないメディアアセットの部分を決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、能動的監視(例えば、ユーザがメディアコンテンツの一部を視聴したかどうかに関して、ユーザにポーリングおよび/またはクエリする)または受動的監視(例えば、ユーザにポーリングおよび/またはクエリせずに、ユーザがメディアコンテンツの一部を視聴したことを決定する)を使用してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、現在の再生点を追跡し、メディアコンテンツの最後の既知の再生点を記憶してもよい。
【0061】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションはまた、ユーザの視聴進行度を更新し、受信されたユーザ入力を反映させてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションによって記憶される最後の既知の再生点が、シリーズ内の第3のエピソードの間に生じ、ユーザが、シリーズの第5のエピソードを視聴することを選択する場合、メディアガイドアプリケーションは、視聴進行度がここで現在の再生点がシリーズの第5のエピソード内にあることを反映させるように、ユーザの視聴進行度を更新してもよい。
【0062】
故に、ユーザの視聴進行度は、ユーザがメディアアセットの一部を早送りした、スキップした、または別様に消費しなかったことを反映させ得ることに留意されたい。さらに、また、メディアコンテンツの「完了」または「終了」が、必ずしも、ユーザがメディアコンテンツの全ての部分を視聴または再生したことを要求するわけではないことに留意されたい。例えば、メディアコンテンツの完了または終了は、ユーザの主観的意見を指し、ユーザが、視聴または再生されたメディアコンテンツの一部または複数の部分がメディアコンテンツ全体を構成することに満足するかどうかである。例えば、ユーザがメディアコンテンツの任意のさらなる部分の視聴をもはや所望しないとき、メディアコンテンツの全ての部分が実際に視聴された(またはメディアガイドアプリケーションによって視聴されたと決定された)かどうかにかかわらず、ユーザは、メディアコンテンツの消費を完了し得る。例えば、ユーザは、ユーザが視聴していない前の部分が存在する場合でも、ユーザがシリーズのメディアコンテンツの最近公開された部分(例えば、エピソード)を視聴した場合、メディアコンテンツを完了し得る。別の実施例では、ユーザは、ユーザがメディアアセットを全体として視聴していない場合でも(例えば、ユーザがメディアアセットと関連付けられたエンドクレジットを視聴していない)、メディアアセット(例えば、連続番組のエピソード)を完了し得る。
【0063】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションはさらに、消費された部分のパーセンテージまたは消費された部分のコンテンツに基づいて、ユーザがメディアコンテンツの一部を完了したかどうかを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがメディアガイドアプリケーションの一部の閾値量(例えば、80パーセント、90パーセント等)を視聴したかどうかを決定し、一部が視聴されたと見なしてもよい。代替として、または加えて、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがその部分の実質的部分(例えば、エピソードの主要部分)を視聴し、ユーザがその部分の非実質的部分(例えば、エンドクレジット)を視聴する必要がないことを決定し、メディアガイドアプリケーションは、その部分が視聴されたと見なしてもよい。
【0064】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、ユーザの視聴進行度に基づいて、シリーズのメディアコンテンツの完了日を推定してもよい。完了「日」は、任意の時間単位を指し得ることに留意されたい。例えば、日付は、具体的月、日、時間、分等を指し得る。
【0065】
完了日を推定するために、メディアガイドアプリケーションは、視聴されるべき残りのメディアコンテンツの量(任意の好適な単位(例えば、メディアコンテンツの残りの分数、メディアコンテンツの残りのエピソード、メディアコンテンツの残りのシーズン等)で測定される)をユーザがメディアコンテンツを視聴するレート(例えば、ユーザ視聴履歴に基づく平均)で除算し、メディアアセットを完了するために要求される時間量(例えば、残りのメディアコンテンツの量と同一単位で測定される)を決定する等、任意の好適な数学計算を使用してもよい。
【0066】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、視聴セッションの観点から、変数を計算してもよい。本明細書で使用されるように、「視聴セッション」は、メディアコンテンツの1つ以上の部分のユーザの消費によって特徴付けられる期間を指す。例えば、視聴セッションは、典型的時間的測定(例えば、月、週、日等)を含んでもよい、またはユーザがメディアコンテンツを消費するときの特定のインスタンスを指してもよい。
【0067】
例えば、ユーザは、メディアコンテンツの一部を「一気見」し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、典型的には、メディアコンテンツのいくつかのエピソードまたはシーズンを短期間内に鑑賞することを検出し得る。故に、完了日を推定するために、メディアガイドアプリケーションは、一気見視聴セッションの間に消費されたメディアコンテンツの部分の平均数を決定し、メディアコンテンツの残りの部分の数を除算し、メディアコンテンツを完了するために要求されるであろう視聴セッションの数を決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、ユーザが視聴セッションを行う頻度を決定し、メディアコンテンツが完了されるであろう日付を決定してもよい。現在の日付および視聴セッションのレートに基づいて、メディアガイドアプリケーションは、メディアコンテンツの完了日を推定してもよい。
【0068】
例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがシリーズのメディアコンテンツを消費するレートを決定してもよく、かつシリーズのメディアコンテンツの長さを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、ユーザがシリーズのメディアコンテンツを消費するレートおよびシリーズのメディアコンテンツの長さを前提として、シリーズのメディアコンテンツの全長を消費するために要求される時間量を決定し、シリーズのメディアコンテンツの全長を消費するために要求される時間量を現在の日付に追加してもよい。
【0069】
メディアガイドアプリケーションは、完了日が前述のような可用性ウィンドウに対応するかどうかを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、推定された完了日がメディアコンテンツが利用可能な期間内にあるかどうかを決定してもよい。そのような場合、メディアガイドアプリケーションは、推定された完了日が可用性ウィンドウと関連付けられた日付の範囲内に含まれるかどうかを決定してもよい。別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、可用性ウィンドウがすでに公開されているメディアコンテンツに関連する新しいメディアコンテンツの公開に対応することを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、新しいメディアコンテンツが公開される前(例えば、テレビ番組の新しいシーズンの開始前)に、ユーザがすでに公開されているメディアコンテンツ(例えば、テレビ番組の前のシーズン)の消費の完了を所望することを決定してもよい。そのような場合、メディアガイドアプリケーションは、推定された完了日が新しいメディアコンテンツの公開と関連付けられた日の前またはその日にあるかどうかを決定してもよい。例えば、シリーズのメディアコンテンツは、有限数の公開されるエピソードを伴う番組シリーズに対応し得、完了日は、ユーザの視聴進行度が有限数の公開されるエピソードの最近公開されたエピソードを含むときの日付に対応し得る。
【0070】
完了日が可用性ウィンドウに対応しないことの決定に応答して、メディアガイドアプリケーションは、ユーザの視聴進行度を加速するためのアクションを推奨してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、シリーズのメディアコンテンツ内の現在の再生点をシリーズのメディアコンテンツ内の後の再生点まで前進させることによって、ユーザの視聴進行度を加速する、アクション(例えば、前述の任意のメディアガイドアプリケーション動作に対応する)を推奨してもよい。例えば、ユーザの現在の再生位置を前提として、ユーザが映画を終えないであろうことの決定に応答して、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが映画を終え得るように、ユーザが映画の一部を早送りまたはスキップすることを推奨してもよい。
【0071】
いくつかの実施形態では、メディアコンテンツの可用性は、ユーザの現在の旅行に合わせて調整されてもよい(例えば、ユーザが旅行中にユーザを楽しませるために)。そのような場合、メディアガイドアプリケーションは、メディアコンテンツを監視し、現在の旅行の長さに対応する可用性ウィンドウに基づいて、ユーザがメディアコンテンツを完了するであろうかどうかを決定してもよい。いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、ユーザの現在の旅行の残りの時間量を決定してもよい。本明細書で使用されるように、ユーザの「現在の旅行」は、旅程によって定義されたユーザの明確に異なる移動を指す。本明細書で使用されるように、「旅程」は、ユーザの現在の旅行の状況および/または進行度の説明を指す。例えば、旅程は、限定ではないが、ユーザの現在の旅行の出発および/または到着場所(例えば、限定ではないが、地理的場所、入国/出国要件、場所と関連付けられた税関および/または手続、やること、文化的要素、および/または観光名所等を含む)、旅行の長さ(例えば、限定ではないが、旅行で費やす時間および/または距離、1つ以上の場所で費やす時間等を含む)、出発および/または到着時間(例えば、任意の時間帯変化を含む)、予期される着陸地(例えば、乗り継ぎ)、経路(例えば、現在辿っている、または辿ることが予期されるかのいずれか)を含む、旅程と関連付けられた多数の詳細を含んでもよい。加えて、旅程と関連付けられた詳細は、現在の旅行前または後に生じる、アクティビティまたは出来事を含んでもよい。例えば、現在の旅行の終了後の日にスケジュールされた仕事の会議(例えば、ユーザと関連付けられたカレンダアプリケーションによって示されるように)は、現在の旅行に関連し得る(例えば、ユーザは、仕事の会議に向かっていた)。
【0072】
例えば、いくつかの実施形態では、旅程は、限定ではないが、現在の旅行の目的地、現在の旅行の経路、および現在の旅行と関連付けられた時間の長さを説明する。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザの現在の旅行旅程を使用して、ユーザが4時間にわたって旅行するであろうことを決定し得る。
【0073】
いくつかの実施形態では、現在の旅行は、1つ以上のサブ旅行に分割され得、メディアガイドアプリケーションは、各サブ旅行と関連付けられる長さを決定してもよい。例えば、旅行は、異なる交通手段モード(例えば、空港までの車の乗車、異なる都市までの航空機の飛行、ホテルまでのバスの乗車等)によって定義されたいくつかの異なるサブ旅行を含んでもよい。別の実施例では、サブ旅行は、異なる目的地によって定義されてもよい(例えば、1つの都市への航空機の飛行、その都市での乗り継ぎ、異なる都市への第2の航空機の飛行等)。
【0074】
本開示全体を通して、実施形態および実施例は、交通手段の種々の方法およびモードを参照して議論される。交通手段の1つの方法またはモードを参照する、本明細書に説明される任意の実施形態はまた、交通手段の別のモードに適用されてもよいことに留意されたい。例えば、航空機(または交通手段の任意の他の方法またはモード)に関連してメディアガイドアプリケーションの使用を説明する実施形態または実施例はまた、公共または私的であるかどうかにかかわらず、かつ機械(例えば、車、電車等)、手動(例えば、徒歩、自転車等)、または任意の他の手段を動力とする(例えば、馬、帆船等)かどうかにかかわらず、クルーズ船、バス、電車、車、バイク、自転車等、または交通手段の任意の他の方法もしくはモードに適用されてもよい。加えて、メディアガイドアプリケーションは、決定された旅程(例えば、予期される到着時間の調節)または決定された目標地点のいずれかの変更を監視してもよい。
【0075】
決定された旅程および/またはメディアアセットが利用可能なままであろう時間(例えば、航空機内の定常ビデオプレーヤから)のいずれかにおける変化を検出し、および/または更新するために、メディアガイドアプリケーションは、種々のコンポーネント(例えば、ビデオ検出コンポーネント、オーディオ検出コンポーネント、バイオメトリックコンポーネント等)を含み得る、検出モジュールを組み込む、またはそこへのアクセスを有してもよい。旅程の変更または決定された目標地点の変更のいずれかの検出に応じて、メディアガイドアプリケーションは、変更に基づいて、再生リストを改正してもよい。
【0076】
メディアガイドアプリケーションはまた、メディアアセットの残りの時間量および/または現在の旅行の間にユーザによって消費されているメディアコンテンツを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセット内の現在の再生点(例えば、40分マーク)とメディアアセットの終了点(例えば、1時間の長さのメディアアセット内の60分マーク)との間の時間量を決定してもよい。
【0077】
メディアガイドアプリケーションは、現在の旅行の残りの時間量とメディアアセットの残りの時間量を比較してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、現在の旅行の残りの時間量とメディアアセットの残りの時間量を比較し、現在の旅行の終了に先立って、ユーザがメディアアセットを終えるであろうかどうかを決定してもよい。
【0078】
現在の旅行の残りの時間量とメディアアセットの残りの時間量との間の相違の検出に応答して、メディアガイドアプリケーションは、継続視聴オプションを提供し、相違を改正してもよい。本明細書で使用されるように、「相違」は、現在の旅行の残りの時間量がメディアアセットおよび/またはメディアコンテンツを消費するために十分な時間ではない状況を指す。
【0079】
いくつかの実施形態では、現在の旅行の残りの時間は、必ずしも、その目的地へのユーザの到着を指すわけではなく、代わりに、ユーザがメディアアセットおよび/またはメディアコンテンツをもはや消費することが不可能であろう期間を指し得る。例えば、航空機の飛行の間、ユーザは、実際の着陸に先立って、ユーザがメディアアセットを視聴しているユーザデバイスをオフにする必要があり得る。メディアガイドアプリケーションは、現在の旅行の残りの時間量を決定するとき、そのような限界を組み込み得る。同様に、メディアガイドアプリケーションは、現在の旅行の特定の部分において(例えば、地下トンネルに進入するとき)、ユーザがコネクティビティを喪失し得ることを決定し得る(例えば、コネクティビティがメディアアセットを視聴するために必要であるとき)。故に、メディアガイドアプリケーションは、現在の旅行の残りの時間量を決定するとき、そのような限界を組み込む、および/または旅行をいくつかのサブ旅行に分割してもよい。
【0080】
また、メディアアセットまたはメディアコンテンツの完了を参照する、本明細書で議論される任意の実施形態はまた、メディアアセットおよび/またはメディアコンテンツの一部の完了に適用されてもよいことに留意されたい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアコンテンツを種々の部分に分割し、種々の部分を現在の旅行の個々のサブ旅行に割り当ててもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、サブ旅行に割り当てられる特定の部分がサブ旅行の終了までに完了されるであろうかどうかを決定してもよい。該当しない場合、メディアガイドアプリケーションは、本明細書に説明されるアクションを推奨してもよい。
【0081】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、画面上アイコン、メニュー、オーバーレイ、または実施されるべき推奨されるアクションを特徴付けるオプションを生成してもよい。いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、オーディオアナウンス等の非視覚的インジケーションを使用する。例えば、メディアガイドアプリケーションは、表示のために、メディアアセットの一部の早送り、スキップ等、種々のオプションを特徴とするオーバーレイを生成してもよい。加えて、メディアガイドアプリケーションは、表示のために、前述のように、高速アクセス再生動作を受けるメディアアセットの一部と関連付けられた概要情報を生成してもよい。
【0082】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションはまた、ユーザの現在の旅行の進行度を監視してもよい(例えば、
図3に関連して以下に議論されるように)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、旅程の更新を受信してもよい。決定された旅程の変更の決定に応答して、メディアガイドアプリケーションは、現在の旅行の残りの時間量を再計算してもよい。現在の旅行の残りの時間量の再計算後、メディアガイドアプリケーションは、該当する場合、異なる高速アクセス再生動作を推奨してもよい。
【0083】
インターネット、モバイルコンピューティング、および高速無線ネットワークの出現に伴って、ユーザは、従来は使用しなかったユーザ機器デバイス上でメディアにアクセスするようになっている。本明細書で参照されるように、語句「ユーザ機器デバイス」、「ユーザ機器」、「ユーザデバイス」、「電子デバイス」、「電子機器」、「メディア機器デバイス」、または「メディアデバイス」は、テレビ、スマートTV、セットトップボックス、衛星テレビに対応するための統合型受信機デコーダ(IRD)、デジタル記憶デバイス、デジタルメディア受信機(DMR)、デジタルメディアアダプタ(DMA)、ストリーミングメディアデバイス、DVDプレーヤ、DVDレコーダ、接続型DVD、ローカルメディアサーバ、BLU-RAY(登録商標)プレーヤ、BLU-RAY(登録商標)レコーダ、パーソナルコンピュータ(PC)、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ウェブTVボックス、パーソナルコンピュータテレビ(PC/TV)、PCメディアサーバ、PCメディアセンター、ハンドヘルドコンピュータ、固定電話、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、ポータブルビデオプレーヤ、ポータブル音楽プレーヤ、ポータブルゲーム機、スマートフォン、または任意の他のテレビ機器、コンピューティング機器、もしくは無線デバイス、および/またはそれらの組み合わせ等の前述のコンテンツにアクセスするための任意のデバイスを意味すると理解されたい。いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイスは、正面画面および裏面画面、複数の正面画面、または複数の角度付き画面を有してもよい。いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイスは、正面カメラおよび/または背面カメラを有してもよい。これらのユーザ機器デバイス上で、ユーザは、テレビを通して利用可能な同一のコンテンツ間をナビゲートし、それを特定することが可能であってもよい。その結果として、メディアガイドは、これらのデバイス上でも利用可能であってもよい。提供されるガイドは、テレビのみを通して利用可能なコンテンツ、他のタイプのユーザ機器デバイスのうちの1つ以上のもののみを通して利用可能なコンテンツ、またはテレビおよび他のタイプのユーザ機器デバイスのうちの1つ以上のものの両方を通して利用可能なコンテンツのためのものであってもよい。メディアガイドアプリケーションは、ユーザ機器デバイス上で、オンラインアプリケーション(すなわち、ウェブサイト上で提供される)、もしくは独立型アプリケーションまたはクライアントとして提供されてもよい。メディアガイドアプリケーションを実装し得る、種々のデバイスおよびプラットフォームは、以下でより詳細に説明される。
【0084】
図1-2は、継続視聴オプション等のメディアガイドデータを提供するために使用され得る、例証的表示画面を示す。
図1-2に示される表示画面は、任意の好適なユーザ機器デバイスまたはプラットフォーム上に実装されてもよい。
図1-2の表示は、フル画面表示として図示されているが、それらはまた、表示されているコンテンツ上に完全または部分的にオーバーレイされてもよい。ユーザは、表示画面に提供された選択可能なオプション(例えば、メニューオプション、一覧オプション、アイコン、ハイパーリンク等)を選択することによって、もしくはリモートコントロールまたは他のユーザ入力インターフェースもしくはデバイス上の専用ボタン(例えば、「ガイド」ボタン)を押下することによって、コンテンツ情報へのアクセスの要望を示してもよい。ユーザの指示に応答して、メディアガイドアプリケーションは、グリッド内の時間およびチャンネル別、時間別、チャンネル別、ソース別、コンテンツタイプ別、カテゴリ別(例えば、映画、スポーツ、ニュース、子供向け、または他の番組カテゴリ)、または他の所定、ユーザ定義、もしくは他の編成基準等のいくつかの方法のうちの1つにおいて編成されたメディアガイド情報を伴う表示画面を提供してもよい。
【0085】
図1は、単一表示内の異なるタイプのコンテンツへのアクセスも可能にする、時間およびチャンネル別に配列された番組一覧表示100の例証的グリッドを示す。表示100は、以下を伴うグリッド102を含んでもよい:(1)各チャンネル/コンテンツタイプ識別子(列内のセル)が利用可能な異なるチャンネルまたはコンテンツのタイプを識別する、チャンネル/コンテンツタイプ識別子104の列、および(2)各時間識別子(行内のセル)が番組の時間帯を識別する、時間識別子106の行。グリッド102はまた、番組一覧108等の番組一覧のセルも含み、各一覧は、一覧の関連チャンネルおよび時間の上に提供される、番組のタイトルを提供する。ユーザ入力デバイスを用いて、ユーザは、ハイライト領域110を移動させることによって番組一覧を選択することができる。ハイライト領域110によって選択される番組一覧に関する情報が、番組情報領域112内に提供されてもよい。領域112は、例えば、番組タイトル、番組内容、番組が提供される時間(該当する場合)、番組が放送されるチャンネル(該当する場合)、番組の評価、および他の所望の情報を含んでもよい。
【0086】
さらに、メディアガイドアプリケーションは、メディア一覧が継続視聴オプションと関連付けられることを示す、インジケーション130を提供してもよい。本明細書で言及されるように、「インジケーション」は、ユーザに、継続視聴オプション(例えば、未消費コンテンツを後日または異なるデバイス上にダウンロードする能力)が利用可能であることを伝達する、任意のオーディオ、ビデオ、またはテキストデータを含む。
【0087】
線形番組(例えば、所定の時間に複数のユーザ機器デバイスに伝送されるようにスケジューリングされ、スケジューリングに従って提供される、コンテンツ)へのアクセスの提供に加え、メディアガイドアプリケーションはまた、非線形番組(例えば、任意の時間においてユーザ機器デバイスにアクセス可能であって、スケジューリングに従って提供されない、コンテンツ)へのアクセスも提供する。非線形番組は、オンデマンドコンテンツ(例えば、VOD)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングメディア、ダウンロード可能メディア等)、ローカルに記憶したコンテンツ(例えば、前述の任意のユーザ機器デバイスまたは他の記憶デバイス上に記憶されたコンテンツ)、または時間的制約のない他のコンテンツを含む、異なるコンテンツソースからのコンテンツを含んでもよい。オンデマンドコンテンツは、映画または特定のコンテンツプロバイダ(例えば、「The Sopranos」や「Curb Your Enthusiasm」を提供するHBO On Demand)によって提供される任意の他のコンテンツを含んでもよい。HBO ON DEMANDは、Time Warner Company L.P.らによって所有されるサービスマークであり、THE SOPRANOSおよびCURB YOUR ENTHUSIASMは、Home Box Office, Inc.によって所有される商標である。インターネットコンテンツは、チャットセッションまたはウェブキャスト等のウェブイベント、もしくはインターネットウェブサイトまたは他のインターネットアクセス(例えば、FTP)を通して、ストリーミングコンテンツまたはダウンロード可能なコンテンツとしてオンデマンドで利用可能なコンテンツを含んでもよい。
【0088】
グリッド102は、オンデマンド一覧114、録画コンテンツ一覧116、およびインターネットコンテンツ一覧118を含む、非線形番組のメディアガイドデータを提供してもよい。異なるタイプのコンテンツソースからのコンテンツのためのメディアガイドデータを組み合わせる表示は、時として、「混合メディア」表示と称されることもある。表示100とは異なる、表示され得るメディアガイドデータのタイプの種々の順列は、ユーザ選択またはガイドアプリケーション定義に基づいてもよい(例えば、録画および放送一覧のみの表示、オンデマンドおよび放送一覧のみの表示等)。例証されるように、一覧114、116、および118は、これらの一覧の選択が、それぞれ、オンデマンド一覧、録画一覧、またはインターネット一覧専用の表示へのアクセスを提供し得ることを示すように、グリッド102内に表示される時間帯全体に及ぶものとして示されている。いくつかの実施形態では、これらのコンテンツタイプの一覧は、グリッド102に直接含まれてもよい。ユーザがナビゲーションアイコン120のうちの1つを選択することに応答して、付加的メディアガイドデータが表示されてもよい(ユーザ入力デバイス上の矢印キーを押下することによって、ナビゲーションアイコン120を選択することと同様に表示に影響を及ぼしてもよい)。
【0089】
表示100はまた、ビデオ領域122、広告124、およびオプション領域126を含んでもよい。ビデオ領域122は、ユーザが、現在利用可能である、今後利用可能となる、またはユーザに利用可能であった番組を視聴および/またはプレビューすることを可能にしてもよい。ビデオ領域122のコンテンツは、グリッド102に表示される一覧のうちの1つに対応するか、またはそれから独立してもよい。ビデオ領域を含むグリッド表示は、時として、ピクチャインガイド(PIG)表示と称されることもある。PIG表示およびそれらの機能は、2003年5月13日発行のSatterfieldらの米国特許第6,564,378号、および2001年5月29日発行のYuenらの米国特許第6,239,794号でさらに詳細に説明されており、それらは全体として参照することによって本明細書に組み込まれる。PIG表示は、本明細書に説明される実施形態の他のメディアガイドアプリケーション表示画面に含まれてもよい。
【0090】
広告124は、(例えば、サブスクリプション番組に対する)視聴者のアクセス権に応じて、現在視聴が利用可能である、将来視聴が利用可能となる、または決して視聴利用可能とはなり得ない、コンテンツの広告を提供してもよく、グリッド102内のコンテンツ一覧のうちの1つ以上のものに対応するか、または無関係であってもよい。広告124はまた、グリッド102内で表示されるコンテンツに関係するか、または無関係である製品もしくはサービスに対するものであってもよい。広告124は、選択可能であってもよく、コンテンツに関するさらなる情報を提供する、製品またはサービスに関する情報を提供する、コンテンツ、製品、またはサービスの購入を可能にする、広告に関するコンテンツを提供する等を行ってもよい。広告124は、ユーザのプロファイル/選好、監視されたユーザ活動、提供される表示のタイプ、または他の好適な標的化された広告基盤に基づいて標的化されてもよい。
【0091】
広告124は、長方形またはバナー形状として示されているが、広告は、ガイドアプリケーション表示内の任意の好適なサイズ、形状、および場所で提供されてもよい。いくつかの実施形態では、広告は、継続視聴オプションおよび/またはメディアアセットが継続視聴オプションと関連付けられるという事実に関連する、またはそれを広告してもよい。例えば、広告124は、グリッド102に水平方向に隣接する長方形として提供されてもよい。これは、パネル広告と称されることもある。加えて、広告は、コンテンツまたはガイドアプリケーション表示上にオーバーレイされるか、または表示内に埋め込まれてもよい。広告はまた、テキスト、画像、回転画像、ビデオクリップ、または前述の他のタイプのコンテンツを含んでもよい。広告は、ガイドアプリケーションを有するユーザ機器デバイス内、ユーザ機器に接続されたデータベース内、遠隔場所(ストリーミングメディアサーバを含む)内、もしくは他の記憶手段またはこれらの場所の組み合わせ上に記憶されてもよい。メディアガイドアプリケーションに広告を提供するステップは、例えば、それらの全体で参照することにより本明細書に組み込まれる、2003年1月17日出願のKnudsonらの米国特許出願公開第2003/0110499号、2004年6月29日発行のWard,IIIらの米国特許第6,756,997号、および2002年5月14日発行のScheinらの米国特許第6,388,714号で、さらに詳細に議論されている。広告は、本明細書に説明される実施形態の他のメディアガイドアプリケーション表示画面に含まれてもよいことが理解されるであろう。
【0092】
オプション領域126は、ユーザが、異なるタイプのコンテンツ、メディアガイドアプリケーション表示、および/またはメディアガイドアプリケーション特徴にアクセスすることを可能にしてもよい。オプション領域126は、ディプレイ100(および本明細書に説明される他の表示画面)の一部であってもよく、もしくは画面上のオプションを選択すること、またはユーザ入力デバイス上の専用または割当可能ボタンを押下することによって、ユーザによって呼び出されてもよい。オプション領域126内の選択可能オプションは、グリッド102内の番組一覧に関連する特徴に関してもよく、またはメインメニュー表示から利用可能なオプションを含んでもよい。番組一覧に関連する特徴は、他の放送時間または番組の受信方法の検索、番組の録画、番組の連続録画の有効化、番組および/またはチャンネルをお気に入りとして設定、番組の購入、もしくは他の特徴を含んでもよい。メインメニュー表示から利用可能なオプションは、検索オプション、VODオプション、ペアレンタルコントロールオプション、インターネットオプション、クラウドベースのオプション、デバイス同期オプション、第2の画面デバイスオプション、種々のタイプのメディアガイドデータ表示にアクセスするためのオプション、プレミアムサービスをサブスクライブするためのオプション、ユーザのプロファイルを編集するためのオプション、ブラウザオーバーレイにアクセスするためのオプション、もしくは他のオプションを含んでもよい。
【0093】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザの選好に基づいて個人化されてもよい。個人化されたメディアガイドアプリケーションは、ユーザが、メディアガイドアプリケーションによって個人化された「体験」を生成するように、表示および特徴をカスタマイズすることを可能にする。この個人化された体験は、ユーザがこれらのカスタマイズを入力できるようにすることによって、および/または種々のユーザ選好を決定するようにメディアガイドアプリケーションがユーザ活動を監視することによって、生成されてもよい。ユーザは、ログインすることによって、または別様にガイドアプリケーションに対して自らを識別することによって、それらの個人化されたガイドアプリケーションにアクセスしてもよい。メディアガイドアプリケーションのカスタマイズは、ユーザプロファイルに従って作成されてもよい。カスタマイズは、提示方式(例えば、表示の色方式、テキストのフォントサイズ等)、表示されるコンテンツ一覧の態様(例えば、HDTV番組のみまたは3D番組のみ、お気に入りチャンネル選択肢に基づいたユーザ指定の放送チャンネル、チャンネルの表示の並び替え、推奨コンテンツ等)、所望の録画特徴(例えば、特定のユーザに対する録画または連続録画、録画品質等)、ペアレンタルコントロール設定、インターネットコンテンツのカスタマイズされた提示(例えば、ソーシャルメディアコンテンツ、電子メール、電子的に配信された記事等の提示)、および他の所望のカスタマイズを変更させるステップを含んでもよい。
【0094】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、ユーザプロファイル情報を提供することを可能にしてもよく、またはユーザプロファイル情報を自動的にコンパイルしてもよい。メディアガイドアプリケーションは、例えば、ユーザがアクセスするコンテンツ、および/またはユーザがガイドアプリケーションと行ってもよい他の相互作用を監視してもよい。加えて、メディアガイドアプリケーションは、特定のユーザに関連する他のユーザプロファイルの全体または一部を取得し(例えば、www.allrovi.com等のユーザがアクセスするインターネット上の他のウェブサイトから、ユーザがアクセスする他のメディアガイドアプリケーションから、ユーザがアクセスする他の双方向アプリケーションから、ユーザの別のユーザ機器デバイスから等)、および/またはメディアガイドアプリケーションがアクセスし得る他のソースから、ユーザに関する情報を取得してもよい。結果として、ユーザの異なるユーザ機器デバイスにわたって、統一されたガイドアプリケーション体験をユーザに提供することができる。このタイプのユーザ体験は、
図4に関連して、以下でより詳細に説明される。付加的な個人化されたメディアガイドアプリケーション特徴は、2005年7月11日出願のEllisらの米国特許出願公開第2005/0251827号、2007年1月16日発行のBoyerらの米国特許第7,165,098号、および2002年2月21日出願のEllisらの米国特許出願公開第2002/0174430号でさらに詳細に説明されており、それらは全体として参照することにより本明細書に組み込まれる。
【0095】
メディアガイドを提供するための別の表示配列は、
図2に示される。ディスプレイ200は、メディアアセット202を含む。例えば、メディアアセット202が、メディアアセット202と関連付けられた可用性ウィンドウの間、完了されないであろうことの決定に応答して、メディアガイドアプリケーションは、インジケーション204およびオプション208、210、および212を生成している。
【0096】
例えば、メディアコンテンツは、さらに30分のみ利用可能であって、メディアガイドアプリケーションは、ユーザの現在の視聴進行度を前提として、ユーザがメディアコンテンツを30分以内に終える可能性が低いことを決定し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセット202がその再生長が残り40分であることを決定し得る。別の実施例では、ディスプレイ200上のモバイルデバイスは、メディアアセット202を提示するためにインターネットコネクティビティを要求し得、メディアガイドアプリケーションは、コネクティビティ問題がまもなく所定の時間に生じ得ることを決定し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがまもなくそのインターネットプロバイダキャリアの範囲外に旅行するであろうことを決定し得る(例えば、旅程に基づいて)。
【0097】
メディアガイドアプリケーションはまた、メディアアセット202が提示されているモバイルデバイスの残り電力が10分のみである、したがって、メディアアセット202の提示を終えることが不可能であることを決定し得る。同様に、メディアガイドアプリケーションの中に組み込まれる、またはそれによってアクセス可能なカレンダ機能は、以前にスケジュールされた予定に起因して、ユーザがメディアアセット202を20分以内に停止する必要があるであろうことを決定し得る。
【0098】
故に、メディアガイドアプリケーションは、ユーザに、インジケーション204を介して通知し、ユーザがメディアコンテンツを完了することを可能にするためのアクション(例えば、オプション208、210、および212)を推奨している。例えば、メディアガイドアプリケーションは、未消費コンテンツをダウンロードする(例えば、オプション208)、未消費コンテンツのクレジットを要求する(例えば、オプション210)、および未消費コンテンツを視聴する時間の延長を要求するための推奨を提供している。
【0099】
ユーザは、そのユーザ機器デバイスのうちの1つ以上のものから、コンテンツおよびメディアガイドアプリケーション(ならびに上記および下記で説明されるその表示画面)にアクセスしてもよい。
図3は、例証的ユーザ機器デバイス300の一般化された実施形態を示す。ユーザ機器デバイスのより具体的な実装は、
図4に関連して以下で議論される。ユーザ機器デバイス300は、入出力(以下「I/O」)パス302を介して、コンテンツおよびデータを受信してもよい。I/Oパス302は、処理回路306および記憶装置308を含む制御回路304に、コンテンツ(例えば、放送番組、オンデマンド番組、インターネットコンテンツ、ローカルエリアネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)を経由して利用可能なコンテンツ、および/または他のコンテンツ)およびデータを提供してもよい。制御回路304は、I/Oパス302を使用して、コマンド、要求、および他の好適なデータを送受信するために使用されてもよい。I/Oパス302は、制御回路304(具体的には、処理回路306)を1つ以上の通信パス(以下で説明される)に接続してもよい。I/O機能は、これらの通信パスのうちの1つ以上のものによって提供されてもよいが、図面が複雑になり過ぎることを回避するため、
図3では単一パスとして示されている。
【0100】
制御回路304は、処理回路306等の任意の好適な処理回路に基づいてもよい。本明細書で参照されるように、処理回路とは、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、プログラマブル論理デバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)等に基づく回路を意味すると理解され、マルチコアプロセッサ(例えば、デュアルコア、クアドコア、ヘクサコア、または任意の好適な数のコア)またはスーパーコンピュータを含んでもよい。いくつかの実施形態では、処理回路は、複数の別個のプロセッサまたは処理ユニット、例えば、複数の同一のタイプの処理ユニット(例えば、2つのIntel Core i7プロセッサ)または複数の異なるプロセッサ(例えば、Intel Core i5プロセッサおよびIntel Core i7プロセッサ)にわたって分散されてもよい。いくつかの実施形態では、制御回路304は、メモリ(すなわち、記憶装置308)に記憶されたメディアガイドアプリケーションに対する命令を実行する。具体的には、制御回路304は、メディアガイドアプリケーションによって、前述および後述の機能を行うように命令されてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304に、メディアガイド表示を生成するための命令を提供してもよい。いくつかの実装では、制御回路304によって行われるいかなるアクションも、メディアガイドアプリケーションから受信した命令に基づいてもよい。
【0101】
クライアントサーバに基づく実施形態では、制御回路304は、ガイドアプリケーションサーバもしくは他のネットワークまたはサーバと通信するための好適な通信回路を含んでもよい。前述の機能性を実施するための命令は、ガイドアプリケーションサーバ上に記憶されてもよい。通信回路は、ケーブルモデム、総合デジタル通信網(ISDN)モデム、デジタルサブスクライバ回線(DSL)モデム、電話モデム、イーサネット(登録商標)カード、または他の機器との通信用無線モデム、または任意の他の好適な通信回路を含んでもよい。そのような通信は、インターネットもしくは任意の他の好適な通信ネットワークまたはパスを伴ってもよい(
図4に関連してさらに詳細に説明される)。加えて、通信回路は、ユーザ機器デバイスのピアツーピア通信、または相互から遠隔の場所にあるユーザ機器デバイスの通信を可能にする回路を含んでもよい(以下でさらに詳細に説明される)。
【0102】
メモリは、制御回路304の一部である、記憶装置308として提供される、電子記憶デバイスであってもよい。本明細書で参照されるように、語句「電子記憶デバイス」または「記憶デバイス」とは、ランダム-アクセスメモリ、読取専用メモリ、ハードドライブ、光学ドライブ、デジタルビデオディスク(DVD)レコーダ、コンパクトディスク(CD)レコーダ、BLU-RAY(登録商標)ディスク(BD)レコーダ、BLU-RAY(登録商標) 3Dディスクレコーダ、デジタルビデオレコーダ(DVR(時として、パーソナルビデオレコーダ(またはPVR)と呼ばれる場合もある))、固体デバイス、量子記憶デバイス、ゲームコンソール、ゲームメディア、もしくは任意の他の好適な固定またはリムーバブル記憶デバイス、および/または任意のそれらの組み合わせ等の電子データ、コンピュータソフトウェア、またはファームウェアを記憶するための任意のデバイスを意味すると理解されたい。記憶装置308は、本明細書に説明される種々のタイプのコンテンツ、ならびに前述のメディアガイドデータを記憶するために使用されてもよい。非揮発性メモリもまた、使用されてもよい(例えば、ブートアップルーチンや他の命令を起動するために)。
図4に関連して説明される、クラウドベースの記憶装置が、記憶装置308を補完するために使用される、または記憶装置308の代わりに使用されてもよい。
【0103】
制御回路304は、1つ以上のアナログチューナ、1つ以上のMPEG-2デコーダ、または他のデジタル復号回路、高解像度チューナ、または任意の他の好適な同調もしくはビデオ回路、もしくはそのような回路の組み合わせ等のビデオ生成回路および同調回路を含んでもよい。エンコード回路(例えば、記憶のために、無線、アナログ、またはデジタル信号をMPEG信号に変換するためのもの)もまた、提供されてもよい。制御回路304はまた、コンテンツをユーザ機器300の好ましい出力形式に上方変換および下方変換するためのスケーラ回路を含んでもよい。回路304はまた、デジタルおよびアナログ信号間で変換するためのデジタルからアナログへの変換回路およびアナログからデジタルへの変換回路を含んでもよい。同調およびエンコード回路は、コンテンツを受信して表示する、再生する、または録画するために、ユーザ機器デバイスによって使用されてもよい。同調およびエンコード回路はまた、ガイドデータを受信するために使用されてもよい。例えば、同調、ビデオ生成、エンコード、デコード、暗号化、解読、スケーラ、およびアナログ/デジタル回路を含む、本明細書に説明される回路は、1つ以上の汎用または特殊プロセッサ上で起動するソフトウェアを使用して実装されてもよい。複数のチューナが、同時同調機能に対処するように提供されてもよい(例えば、視聴および録画機能、ピクチャインピクチャ(PIP)機能、多重チューナ録画機能等)。記憶装置308が、ユーザ機器300とは別のデバイスとして提供される場合、同調およびエンコード回路(複数のチューナを含む)は、記憶装置308と関連付けられてもよい。
【0104】
ユーザは、ユーザ入力インターフェース310を使用して、命令を制御回路304に送信してもよい。ユーザ入力インターフェース310は、リモートコントロール、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチ画面、タッチパッド、スタイラス入力、ジョイスティック、音声認識インターフェース、または他のユーザ入力インターフェース等、任意の好適なユーザインターフェースであってもよい。ディスプレイ312は、独立型デバイスとして提供されるか、またはユーザ機器デバイス300の他の要素と統合してもよい。例えば、ディスプレイ312は、タッチスクリーンまたはタッチセンサ式表示であってもよい。そのような状況では、ユーザ入力インターフェース312は、ディスプレイ312と統合される、または組み合わせられてもよい。ディスプレイ312は、モニタ、テレビ、モバイルデバイスのための液晶ディスプレイ(LCD)、非晶質シリコンディスプレイ、低温ポリシリコンディスプレイ、電子インクディスプレイ、電気泳動ディスプレイ、アクティブマトリクスディスプレイ、エレクトロウェッティングディスプレイ、電気流体ディスプレイ、ブラウン管ディスプレイ、発光ダイオードディスプレイ、エレクトロルミネセントディスプレイ、プラズマ表示パネル、高性能アドレッシングディスプレイ、薄膜トランジスタディスプレイ、有機発光ダイオードディスプレイ、表面伝導型電子放出素子ディスプレイ(SED)、レーザテレビ、カーボンナノチューブ、量子ドットディスプレイ、干渉変調器ディスプレイ、または視覚的画像を表示するための任意の他の好適な機器のうちの1つ以上のものであってもよい。いくつかの実施形態では、ディスプレイ312は、HDTV対応型であってもよい。いくつかの実施形態では、ディスプレイ312は、3D表示であってもよく、双方向メディアガイドアプリケーションおよび任意の好適なコンテンツは、3Dで表示されてもよい。ビデオカードまたはグラフィックカードは、出力をディスプレイ312に生成してもよい。ビデオカードは、3Dシーンおよび2Dグラフィックのレンダリング加速、MPEG-2/MPEG-4復号、TV出力、または複数のモニタを接続する能力等の種々の機能をもたらしてもよい。ビデオカードは、制御回路304に関連する前述の任意の処理回路であってもよい。ビデオカードは、制御回路304と統合されてもよい。スピーカ314は、ユーザ機器デバイス300の他の要素との統合として提供されてもよく、または独立型ユニットであってもよい。ディスプレイ312上に表示されるビデオおよび他のコンテンツのオーディオ構成要素は、スピーカ314を通して再生されてもよい。いくつかの実施形態では、音声は、スピーカ314を介して音声を処理および出力する、受信機(図示せず)に配信されてもよい。
【0105】
ユーザ機器デバイス300はまた、検出モジュール316を組み込む、またはそれにアクセス可能であってもよい。検出モジュール316はさらに、旅程についての情報の変更を決定および/または検出するための種々のコンポーネント(例えば、ビデオ検出コンポーネント、オーディオ検出コンポーネント等)を含んでもよい。いくつかの実施形態では、検出モジュール316は、特定の情報を生成するために特化されたコンポーネントを含んでもよい。例えば、検出モジュール316は、ユーザおよび/またはユーザのアクションおよび/またはアクティビティについての情報を検出する、および/または読み出す際に使用するためのコンポーネントを含んでもよい。
【0106】
いくつかの実施形態では、検出モジュール316は、画像内のオブジェクトを説明する情報および/またはユーザもしくは他のソース(例えば、空港または航空機内におけるユーザの旅程に関連する場内放送アナウンス)から発せられた雑音を決定または受信する、オーディオ/ビデオ検出コンポーネントを含んでもよい。加えて、または代替として、オーディオ検出コンポーネントは、ユーザの現在の旅行または旅程に関連し得る、他のソースから生じる画像および/または音を監視してもよい。いくつかの実施形態では、オーディオ/ビデオ検出コンポーネントは、ユーザの旅程の変更および/または更新を決定する処理回路306にデータを伝送する、1つ以上のセンサを含む。
【0107】
例えば、検出モジュール316は、メディアガイドアプリケーションによって、コンテンツ捕捉デバイス(例えば、ビデオおよび/またはオーディオレコーダ)から受信された情報を分析するために使用され得る、1つ以上のコンテンツ認識モジュールを含んでもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、オブジェクト認識モジュールを含んでもよい。オブジェクト認識モジュールは、縁検出、限定ではないが、自己学習システム(例えば、ニューラルネットワーク)、光学文字認識、オンライン文字認識(限定ではないが、動的文字認識、リアルタイム文字認識、知的文字認識を含む)を含む、パターン認識、および/または任意の他の好適な技法もしくは方法を使用して、ビデオおよびオーディオ記録内のオブジェクトおよび/またはその特性を決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ビデオ(例えば、旅行アナウンスおよび機内指示のオーディオ/ビデオ記録)の形態でメディアアセットを受信してもよい。ビデオは、一連のフレームを含んでもよい。ビデオのフレーム毎に、メディアガイドアプリケーションは、オブジェクト認識モジュールを使用して、ビデオの各フレーム(または全体としてのメディアアセット)と関連付けられた特性を決定し、旅程に関連する情報、旅程の変更、未消費コンテンツの部分等を決定してもよい。
【0108】
いくつかの実施形態では、コンテンツ認識モジュールまたはアルゴリズムはまた、限定ではないが、隠れマルコフモデル、動的時間ワープ、および/またはニューラルネットワーク(上記に説明されるように)を含む、オーディオ分析および発話認識技法を含み、オーディオデータを処理し、および/または発話された単語をテキストに変換してもよい。コンテンツ認識モジュールはまた、オーディオおよび/または視覚的データを処理するための任意の他の好適な技法を使用してもよい。例えば、コンテンツ認識モジュールは、オーディオデータを分析し、ユーザが話しているかどうかを決定してもよい。さらに、コンテンツ認識モジュールは、ビデオおよび/またはオーディオデータを分析し、ユーザの旅程の変更、旅程の変更等を決定してもよい。
【0109】
加えて、メディアガイドアプリケーションは、例えば、複数のデータフィールド(例えば、以下に説明されるデータベース内に含有されるように)を比較するとき、複数のタイプの光学文字認識および/またはファジー論理を使用してもよい。例えば、コンテンツ認識モジュールまたはアルゴリズムが、ビデオおよび/またはオーディオ記録をテキストに変換した後、メディアガイドアプリケーション(例えば、制御回路304を介して)は、変換されたテキストとデータベース(例えば、記憶装置308またはメディアガイドデータソース418(
図4)に位置する)を相互参照し、変換されたテキストが、ユーザの旅程、旅程の変更等と関連付けられたデータに対応するかどうかを決定してもよい。
【0110】
例えば、メディアガイドアプリケーションは、テキストをデータフィールドの中に配列し、データフィールドと、ユーザの旅程、ユーザステータス変更、および/または目標地点と関連付けられた可能性として考えられる値に対応する他のデータフィールド(例えば、ルックアップテーブルデータベース内)とを相互参照してもよい。ファジー論理を使用して、システムは、データフィールドまたは値の実体が同じではない(例えば、2つの異なるスペル)が、2つのフィールドおよび/または値が同じであることを決定し得る。いくつかの実施形態では、システムは、特定の値またはテキストに関して、データ構造またはメディアアセットフレームの特定のデータフィールドを分析してもよい。データフィールドは、本明細書に説明される実施形態の機能のために要求される特性、他のデータ、および/または任意の他の情報と関連付けられ得る。さらに、データフィールドは、値を含有し得る(例えば、データフィールドは、バイナリまたは任意の他の好適なコードもしくはプログラミング言語で表され得る)。
【0111】
いくつかの実施形態では、検出モジュール316は、ユーザの地理的位置を説明する情報を決定または受信する、全地球測位システム(「GPS」)検出コンポーネントを含んでもよい。例えば、GPS検出コンポーネントは、加えて、または代替として、ユーザが特定の経路を辿っているかどうか(例えば、ユーザの現在の位置が経路内の位置に対応するかどうか)、スケジュール通りであるかどうか(例えば、現在の時間に基づいて、ユーザの現在の位置がユーザが経路内でスケジュールされた位置に対応するかどうか)、またはユーザの現在の旅行速度を決定してもよい。いくつかの実施形態では、GPS検出コンポーネントは、ユーザの旅程、旅程の変更等の変更および/または更新を決定する処理回路306にデータを伝送する、1つ以上のセンサを含む。
【0112】
いくつかの実施形態では、検出モジュール316は、インターネットを経由して読み出される現在の旅行を説明する情報を決定または受信する、インターネットアクセスコンポーネントを含んでもよい。例えば、インターネットアクセスコンポーネントは、加えて、または代替として、インターネット(例えば、航空会社のウェブサイト)上の情報がユーザの決定された旅程または決定された目標地点の変更または更新を示すかどうかを決定してもよい。加えて、または代替として、検出モジュール316は、車両から読み出される現在の旅行を説明する情報(例えば、車の走行距離計から)を決定または受信する、車両アクセスコンポーネントを含んでもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、情報を航空機の飛行制御システムから受信するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、インターネットアクセスコンポーネントおよび車両アクセスコンポーネントは、ユーザの旅程、ユーザステータス、および/または目標地点の変更および/または更新を決定する、処理回路306にデータを伝送してもよい。
【0113】
例えば、検出モジュール316は、システムからのコマンドおよび/または交通手段の方法もしくはモードと関連付けられたデータにアクセスし、および/またはそれを受信してもよい。例えば、検出モジュール316は、具体的入力を交通手段の方法またはモードと関連付けられたメディア制御システム(例えば、航空会社IFEシステム)から受信してもよい。さらに、メディアガイドアプリケーションは、情報および/またはコマンドを組み込んでもよい。例えば、飛行の間、検出モジュール316は、パイロット/客室乗務員のアナウンス、飛行/ナビゲーション機器信号、および/または前の飛行で収集されたデータを組み込み、旅程、旅程の変更等を決定してもよい。
【0114】
ガイドアプリケーションは、任意の好適なアーキテクチャを使用して実装されてもよい。例えば、それは、ユーザ機器デバイス300上で完全に実装される、独立型アプリケーションであってもよい。そのようなアプローチでは、アプリケーションの命令は、ローカルに記憶され(例えば、記憶装置308内に)、アプリケーションによって使用するためのデータは、周期的にダウンロードされる(例えば、帯域外フィードから、インターネットリソースから、または別の好適なアプローチを使用して)。制御回路304は、記憶装置308からアプリケーションの命令を読み出し、本明細書で議論される表示のいずれかを生成するための命令を処理してもよい。処理された命令に基づいて、制御回路304は、入力が入力インターフェース310から受信されるときに行うアクションを決定してもよい。例えば、表示上のカーソルの上/下への移動は、入力インターフェース310が上/下ボタンが選択されたことを示すとき、処理された命令によって示されてもよい。
【0115】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、クライアントサーバベースのアプリケーションである。ユーザ機器デバイス300上に実装される、シックまたはシンクライアントによって使用するためのデータは、ユーザ機器デバイス300の遠隔にあるサーバに要求を発行することによって、オンデマンドで読み出される。クライアントサーバベースのガイドアプリケーションの一実施例では、制御回路304は、遠隔サーバによって提供されるウェブページを解釈する、ウェブブラウザを実行する。例えば、遠隔サーバは、記憶デバイス内にアプリケーションのための命令を記憶してもよい。遠隔サーバは、回路(例えば、制御回路304)を使用して、記憶された命令を処理し、前述および後述の表示を生成してもよい。クライアントデバイスは、遠隔サーバによって生成される表示を受信してもよく、表示のコンテンツを機器デバイス300上でローカルに表示してもよい。このように、命令の処理は、サーバによって遠隔で行われる一方、結果として生じる表示は、機器デバイス300上にローカルに提供される。機器デバイス300は、入力インターフェース310を介して、ユーザからの入力を受信し、対応する表示を処理および生成するために、それらの入力を遠隔サーバに伝送してもよい。例えば、機器デバイス300は、上/下ボタンが入力インターフェース310を介して選択されたことを示す、通信を遠隔サーバに伝送してもよい。遠隔サーバは、その入力に従って命令を処理し、入力に対応するアプリケーションの表示を生成してもよい(例えば、カーソルを上/下に移動させる表示)。生成された表示は、次いで、ユーザへの提示のために、機器デバイス300に伝送される。
【0116】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、インタープリタまたは仮想機械(制御回路304によって起動される)によって、ダウンロードされ、解釈または別様に起動される。いくつかの実施形態では、ガイドアプリケーションは、ETVバイナリ交換形式(ETV Binary Interchange Format/EBIF)でエンコードされ、好適なフィードの一部として制御回路304によって受信され、制御回路304上で起動するユーザエージェントによって解釈されてもよい。例えば、ガイドアプリケーションは、EBIFアプリケーションであってもよい。いくつかの実施形態では、ガイドアプリケーションは、制御回路304によって実行されるローカル仮想機械または他の好適なミドルウェアによって受信および起動される、一連のJAVA(登録商標)ベースのファイルによって定義されてもよい。そのような実施形態のうちのいくつか(例えば、MPEG-2または他のデジタルメディアエンコードスキームを採用するもの)では、ガイドアプリケーションは、例えば、番組のMPEGオーディオおよびビデオパケットを用いたMPEG-2オブジェクトカルーセルにおいてエンコードおよび伝送されてもよい。
【0117】
図3のユーザ機器デバイス300は、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、無線ユーザ通信デバイス406、または非携帯型ゲーム機等のコンテンツにアクセスするために好適な任意の他のタイプのユーザ機器として、
図4のシステム400に実装することができる。簡単にするために、これらのデバイスは、本明細書では総称して、ユーザ機器またはユーザ機器デバイスと称されてもよく、前述のユーザ機器デバイスに実質的に類似してもよい。メディアガイドアプリケーションが実装され得る、ユーザ機器デバイスは、独立型デバイスとして機能してもよく、またはデバイスのネットワークの一部であってもよい。デバイスの種々のネットワーク構成が実装されてもよく、以下でさらに詳細に議論される。
【0118】
図3に関連して前述のシステム特徴のうちの少なくともいくつかを利用する、ユーザ機器デバイスは、単に、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、または無線ユーザ通信デバイス406として分類されなくてもよい。例えば、ユーザテレビ機器402は、いくつかのユーザコンピュータ機器404のように、インターネットコンテンツへのアクセスを可能にするインターネット対応型であってもよい一方で、ユーザコンピュータ機器404は、いくつかのテレビ機器402のように、テレビ番組へのアクセスを可能にするチューナを含んでもよい。メディアガイドアプリケーションはまた、種々の異なるタイプのユーザ機器上で同一レイアウトを有してもよく、またはユーザ機器の表示能力に合わせられてもよい。例えば、ユーザコンピュータ機器404上では、ガイドアプリケーションは、ウェブブラウザによってアクセスされるウェブサイトとして提供されてもよい。別の実施例では、ガイドアプリケーションは、無線ユーザ通信デバイス406用に縮小されてもよい。
【0119】
システム400では、典型的には、各タイプのユーザ機器デバイスが1つを上回って存在するが、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、それぞれ1つだけが
図4に示されている。加えて、各ユーザは、1つを上回るタイプのユーザ機器デバイスと、また、各タイプのユーザ機器デバイスのうちの1つを上回るものとを利用してもよい。
【0120】
いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイス(例えば、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、無線ユーザ通信デバイス406)は、「第2の画面デバイス」と称されてもよい。例えば、第2の画面デバイスは、第1のユーザ機器デバイス上に提示されるコンテンツを補完してもよい。第2の画面デバイス上に提示されるコンテンツは、第1のデバイス上に提示されるコンテンツを補完する、任意の好適なコンテンツであってもよい。いくつかの実施形態では、第2の画面デバイスは、第1のデバイスの設定および表示選好を調節するためのインターフェースを提供する。いくつかの実施形態では、第2の画面デバイスは、他の第2の画面デバイスと相互作用する、またはソーシャルネットワークと相互作用するために構成される。第2の画面デバイスは、第1のデバイスと同一の部屋内に、第1のデバイスと異なる部屋であるが、同一の家または建物内、または第1のデバイスと異なる建物内に位置することができる。
【0121】
ユーザはまた、家庭内デバイスおよび遠隔デバイスにわたって一貫したメディアガイドアプリケーション設定を維持するように、種々の設定を設定してもよい。設定は、本明細書に説明される設定、ならびにお気に入りのチャンネルおよび番組、番組を推奨するためにガイドアプリケーションが利用する番組選好、表示選好、および他の望ましいガイド設定を含む。例えば、ユーザが、オフィスのパソコンで、例えば、ウェブサイトwww.allrovi.comの上で、チャンネルをお気に入りとして設定した場合、所望に応じて、同一のチャンネルが、ユーザの家庭内デバイス(例えば、ユーザテレビ機器およびユーザコンピュータ機器)、ならびにユーザのモバイルデバイス上でお気に入りとして表示される。したがって、同一のまたは異なるタイプのユーザ機器デバイスであるかどうかにかかわらず、1つのユーザ機器デバイス上で行われる変更は、別のユーザ機器デバイス上のガイド体験を変更することができる。さらに、行われる変更は、ユーザによる設定入力、ならびにガイドアプリケーションによって監視されるユーザ活動に基づいてもよい。
【0122】
ユーザ機器デバイスは、通信ネットワーク414に連結されてもよい。すなわち、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、および無線ユーザ通信デバイス406は、それぞれ、通信パス408、410、および412を介して、通信ネットワーク414に連結される。通信ネットワーク414は、インターネット、携帯電話ネットワーク、モバイルボイスまたはデータネットワーク(例えば、4GまたはLTEネットワーク)、ケーブルネットワーク、公衆交換電話ネットワーク、または他のタイプの通信ネットワーク、もしくは通信ネットワークの組み合わせを含む、1つ以上のネットワークであってもよい。パス408、410、412、および412は、別個または一緒に、衛星パス、光ファイバパス、ケーブルパス、インターネット通信をサポートするパス(例えば、IPTV)、フリースペース接続(例えば、放送または他の無線信号用)、もしくは任意の他の好適な有線または無線通信パス、もしくはそのようなパスの組み合わせ等、1つ以上の通信パスを含んでもよい。パス412は、
図4に示された例示的実施形態において、無線パスであることを示すように破線で描かれ、パス408および410は、有線パスであることを示すように実線で描かれている(しかし、これらのパスは、所望に応じて、無線パスであってもよい)。ユーザ機器デバイスとの通信は、これらの通信パスのうちの1つ以上のものによって提供されてもよいが、
図4では、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、単一パスとして示されている。
【0123】
通信パスは、ユーザ機器デバイスの間には描かれていないが、これらのデバイスは、パス408、410、および412に関連して上記で説明されるもの、ならびにUSBケーブル、IEEE1394ケーブル、無線パス(例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線、IEEE802-11x等)等の他の短距離ポイントツーポイント通信パス、もしくは有線または無線パスを介した他の短距離通信等の通信パスを介して、相互に直接通信してもよい。BLUETOOTH(登録商標)は、Bluetooth(登録商標)
SIG, INC.によって所有される認証マークである。ユーザ機器デバイスはまた、通信ネットワーク414を介した間接的パスを通して、直接相互に通信してもよい。
【0124】
システム400は、それぞれ、通信パス420および422を介して、通信ネットワーク414に連結される、コンテンツソース416およびメディアガイドデータソース418を含む。パス420および422は、パス408、410、および412に関して上記で説明される通信パスのうちのいずれかを含んでもよい。コンテンツソース416およびメディアガイドデータソース418との通信は、1つ以上の通信パスを介して交信されてもよいが、
図4では、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、単一パスとして示されている。加えて、コンテンツソース416およびメディアガイドデータソース418のそれぞれが1つを上回ってあってもよいが、
図4では、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、それぞれ1つだけが示されている。(これらのソースのそれぞれの異なるタイプを以下で議論する)。所望に応じて、コンテンツソース416およびメディアガイドデータソース418は、1つのソースデバイスとして統合されてもよい。ソース416および418と、ユーザ機器デバイス402、404、および406との間の通信は、通信ネットワーク414を通したものとして示されているが、いくつかの実施形態では、ソース416および418は、パス408、410、および412に関連して上記で説明されるもの等の通信パス(図示せず)を介して、ユーザ機器デバイス402、404、および406と直接通信してもよい。
【0125】
コンテンツソース416は、テレビ配信施設、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星配信施設、番組ソース(例えば、NBC、ABC、HBO等のテレビ放送会社)、中間配信施設および/またはサーバ、インターネットプロバイダ、オンデマンドメディアサーバ、および他のコンテンツプロバイダを含む、1つ以上のタイプのコンテンツ配信機器を含んでもよい。NBCは、National Broadcasting Company,
Inc.によって所有される商標であり、ABCは、American Broadcasting Company, INC.によって所有される商標であり、HBOは、Home Box Office, Inc.によって所有される商標である。コンテンツソース416は、コンテンツの発信元であってもよく(例えば、テレビ放送会社、ウェブキャストプロバイダ等)、またはコンテンツの発信元でなくてもよい(例えば、オンデマンドコンテンツプロバイダ、ダウンロード用放送番組のコンテンツのインターネットプロバイダ等)。コンテンツソース416は、ケーブルソース、衛星プロバイダ、オンデマンドプロバイダ、インターネットプロバイダ、オーバーザトップコンテンツプロバイダ、または他のコンテンツのプロバイダを含んでもよい。コンテンツソース416はまた、ユーザ機器デバイスのうちのいずれかから遠隔の場所にある、異なるタイプのコンテンツ(ユーザによって選択されるビデオコンテンツを含む)を記憶するために使用される、遠隔メディアサーバを含んでもよい。コンテンツの遠隔記憶のため、および遠隔に記憶されたコンテンツをユーザ機器に提供するためのシステムおよび方法は、全体として参照することにより本明細書に組み込まれる、2010年7月20日発行のEllisらの米国特許第7,761,892号に関連して、さらに詳細に議論されている。
【0126】
メディアガイドデータソース418は、前述のメディアガイドデータ等のメディアガイドデータを提供してもよい。メディアガイドデータは、任意の好適なアプローチを使用して、ユーザ機器デバイスに提供されてもよい。いくつかの実施形態では、ガイドアプリケーションは、データフィード(例えば、継続フィードまたはトリクルフィード)を介して、番組ガイドデータを受信する、独立型双方向テレビ番組ガイドであってもよい。番組スケジューリングデータおよび他のガイドデータは、テレビチャンネルのサイドバンド上で、帯域内デジタル信号を使用して、帯域外デジタル信号を使用して、または任意の他の好適なデータ伝送技術によって、ユーザ機器に提供されてもよい。番組スケジューリングデータおよび他のメディアガイドデータは、複数のアナログまたはデジタルテレビチャンネル上でユーザ機器に提供されてもよい。
【0127】
いくつかの実施形態では、メディアガイドデータソース418からのガイドデータは、クライアントサーバアプローチを使用して、ユーザの機器に提供されてもよい。例えば、ユーザ機器デバイスは、メディアガイドデータをサーバからプルしてもよく、またはサーバは、メディアガイドデータをユーザ機器デバイスにプッシュしてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザの機器上に常駐するガイドアプリケーションクライアントは、必要に応じて、例えば、ガイドデータが、古くなっているとき、またはユーザ機器デバイスが、データを受信するための要求をユーザから受信するとき、ソース418とセッションを開始し、ガイドデータを取得してもよい。メディアガイドは、任意の好適な頻度で(例えば、継続的に、毎日、ユーザ指定期間で、システム指定期間で、ユーザ機器からの要求に応じて等)ユーザ機器に提供されてもよい。メディアガイドデータソース418は、ユーザ機器デバイス402、404、および406に、メディアガイドアプリケーション自体、またはメディアガイドアプリケーションのソフトウェア更新を提供してもよい。
【0128】
いくつかの実施形態では、メディアガイドデータは、視聴者データを含んでもよい。例えば、視聴者データは、現在のおよび/または履歴ユーザアクティビティ情報(例えば、ユーザが典型的に見るコンテンツ、ユーザがコンテンツを見る時刻、ユーザがソーシャルネットワークと相互作用するかどうか、ユーザがソーシャルネットワークと相互作用し、情報をポストする時間、ユーザが典型的に見るコンテンツのタイプ(例えば、有料TVまたは無料TV)、気分、脳の活動情報等)を含んでもよい。メディアガイドデータはまた、サブスクライブデータを含んでもよい。例えば、サブスクライブデータは、所与のユーザがサブスクライブするソースまたはサービスおよび/または所与のユーザが以前にサブスクライブしていたが、後にアクセスを打ち切ったソースまたはサービスを識別してもよい(例えば、ユーザが有料チャネルにサブスクライブしているかどうか、ユーザが有料レベルのサービスを追加したかどうか、ユーザがインターネット速度を加速させたかどうか)。いくつかの実施形態では、視聴者データおよび/またはサブスクライブデータは、1年を上回る期間の間の所与のユーザのパターンを識別してもよい。メディアガイドデータは、所与のユーザがサービス/ソースへのアクセスを打ち切るであろう可能性を示すスコアを生成するために使用される、モデル(例えば、残存者モデル)を含んでもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、所与のユーザが特定のサービスまたはソースへのアクセスを打ち切るであろうかどうかの可能性を示す、値またはスコアを生成するためのモデルを使用して、サブスクライブデータとともに視聴者データを処理してもよい。特に、より高いスコアは、ユーザが特定のサービスまたはソースへのアクセスを打ち切るであろう、より高いレベルの信頼性を示し得る。スコアに基づいて、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがアクセスを打ち切る可能性が高いであろうものとしてスコアによって示される特定のサービスまたはソースをユーザが維持するように勧誘する宣伝および広告を生成してもよい。
【0129】
メディアガイドアプリケーションは、例えば、ユーザ機器デバイス上に実装される独立型アプリケーションであってもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、記憶装置308内に記憶され、ユーザ機器デバイス300の制御回路304によって実行され得る、ソフトウェアまたはセットの実行可能命令として実装されてもよい。いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、クライアント-サーバアプリケーションであってもよく、その場合、クライアントアプリケーションのみ、ユーザ機器デバイス上に常駐し、サーバアプリケーションは、遠隔サーバ上に常駐する。例えば、メディアガイドアプリケーションは、部分的に、ユーザ機器デバイス300の制御回路304上のクライアントアプリケーションとして、および部分的に遠隔サーバ上で、遠隔サーバの制御回路上で起動するサーバアプリケーションとして(例えば、メディアガイドデータソース418)、実装されてもよい。遠隔サーバの制御回路(メディアガイドデータソース418等)によって実行されると、メディアガイドアプリケーションは、制御回路に、ガイドアプリケーション表示を生成し、生成された表示をユーザ機器デバイスに伝送するように命令してもよい。サーバアプリケーションは、メディアガイドデータソース418の制御回路に、ユーザ機器上での記憶のためのデータを伝送するように命令してもよい。クライアントアプリケーションは、受信用ユーザ機器の制御回路に、ガイドアプリケーション表示を生成するように命令してもよい。
【0130】
ユーザ機器デバイス402、404、および406に配信されるコンテンツおよび/またはメディアガイドデータは、オーバーザトップ(OTT)コンテンツであってもよい。OTTコンテンツ配信は、前述の任意のユーザ機器デバイスを含む、インターネット対応型ユーザデバイスが、ケーブルまたは衛星接続を経由して受信されるコンテンツに加え、前述の任意のコンテンツを含む、インターネットを経由して転送されるコンテンツを受信することを可能にする。OTTコンテンツは、インターネットサービスプロバイダ(ISP)によって提供されるインターネット接続を介して配信されるが、第三者も、コンテンツを配信する。ISPは、視聴能力、著作権、またはコンテンツの再配信に関与していなくてもよく、OTTコンテンツプロバイダによって提供されるIPパケットのみ転送してもよい。コンテンツプロバイダの実施例として、IPパケットを介して、オーディオおよびビデオを提供する、YOUTUBE(登録商標)、NETFLIX、およびHULUが挙げられる。Youtubeは、Google Inc.によって所有される商標であり、Netflixは、Netflix, Inc.によって所有される商標であり、Huluは、Hulu, LLC.によって所有される商標である。OTTコンテンツプロバイダは、加えて、または代替として、前述のメディアガイドデータを提供してもよい。コンテンツおよび/またはメディアガイドデータに加え、OTTコンテンツのプロバイダは、メディアガイドアプリケーション(例えば、ウェブベースのアプリケーションまたはクラウドベースのアプリケーション)を配信することができ、またはコンテンツは、ユーザ機器デバイス上に記憶されるメディアガイドアプリケーションによって表示されることができる。
【0131】
メディアガイドシステム400は、いくつかのアプローチまたはネットワーク構成を例証することを意図しており、これによって、ユーザ機器デバイスならびにコンテンツおよびガイドデータのソースは、コンテンツにアクセスし、メディアガイドを提供する目的で、相互に通信してもよい。本明細書に説明される実施形態は、これらのアプローチの任意の1つまたは一部において、またはコンテンツを配信し、メディアガイドを提供するための他のアプローチを採用するシステムにおいて、適用されてもよい。以下の4つのアプローチは、
図4の一般化された実施例の具体的例証を提供する。
【0132】
あるアプローチでは、ユーザ機器デバイスは、ホームネットワーク内で相互に通信してもよい。ユーザ機器デバイスは、上記で説明される短距離ポイントツーポイント通信方式を介して、ホームネットワーク上に提供されるハブまたは他の類似デバイスを通した間接パスを介して、もしくは通信ネットワーク414を介して、直接的に相互に通信することができる。1つの家庭内の複数の個人のそれぞれが、ホームネットワーク上の異なるユーザ機器デバイスを操作してもよい。結果として、種々のメディアガイド情報または設定が、異なるユーザ機器デバイス間で伝達されることが望ましくてもよい。例えば、2005年7月11日出願のEllisらの米国特許出願第11/179,410号でさらに詳細に説明されているように、ホームネットワーク内の異なるユーザ機器デバイス上で、ユーザが一貫したメディアガイドアプリケーション設定を維持することが望ましくてもよい。ホームネットワーク内の異なるタイプのユーザ機器デバイスがまた、相互に通信し、コンテンツを伝送してもよい。例えば、ユーザは、ユーザコンピュータ機器から携帯用ビデオプレーヤまたは携帯用音楽プレーヤにコンテンツを伝送してもよい。
【0133】
第2のアプローチでは、ユーザは、複数のタイプのユーザ機器を有してもよく、これによって、コンテンツにアクセスし、メディアガイドを取得する。例えば、一部のユーザは、家庭内およびモバイルデバイスによってアクセスされる、ホームネットワークを有してもよい。ユーザは、遠隔デバイス上に実装されるメディアガイドアプリケーションを介して、家庭内デバイスを制御してもよい。例えば、ユーザは、オフィスのパーソナルコンピュータ、もしくはPDAまたはウェブ対応携帯電話等のモバイルデバイスを介して、ウェブサイト上のオンラインメディアガイドアプリケーションにアクセスしてもよい。ユーザは、オンラインガイドアプリケーション上で種々の設定(例えば、録画、リマインダ、または他の設定)を設定して、ユーザの家庭内機器を制御してもよい。オンラインガイドは、直接、またはユーザの家庭内機器上のメディアガイドアプリケーションと通信することによって、ユーザの機器を制御してもよい。ユーザ機器デバイスが相互から遠隔の場所にある、ユーザ機器デバイスの通信のための種々のシステムおよび方法は、例えば、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、Ellisらの2011年10月25日発行の米国特許第8,046,801号で議論されている。
【0134】
第3のアプローチでは、家庭内外のユーザ機器デバイスのユーザは、コンテンツソース416と直接通信し、コンテンツにアクセスするために、そのメディアガイドアプリケーションを使用することができる。具体的には、家庭内では、ユーザテレビ機器402およびユーザコンピュータ機器404のユーザは、メディアガイドアプリケーションにアクセスし、所望のコンテンツ間をナビゲートし、それを特定してもよい。ユーザはまた、無線ユーザ通信デバイス406を使用して、家庭外のメディアガイドアプリケーションにアクセスし、所望のコンテンツ間をナビゲートし、それを特定してもよい。
【0135】
第4のアプローチでは、ユーザ機器デバイスは、クラウドコンピューティング環境内で操作し、クラウドサービスにアクセスしてもよい。クラウドコンピューティング環境では、コンテンツ共有、記憶、または配信のための種々のタイプのコンピューティングサービス(例えば、ビデオ共有サイトまたはソーシャルネットワーキングサイト)が、「クラウド」と称される、ネットワーク-アクセス可能コンピューティングおよび記憶リソースの集合によって提供される。例えば、クラウドは、ネットワークを介して接続される、種々のタイプのユーザおよびデバイスにクラウドベースのサービス、例えば、通信ネットワーク414を介したインターネットを提供する、中央または分散場所に位置し得る、サーバコンピューティングデバイスの集合を含むことができる。これらのクラウドリソースは、1つ以上のコンテンツソース416および1つ以上のメディアガイドデータソース418を含んでもよい。加えて、または代替として、遠隔コンピューティングサイトは、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、および無線ユーザ通信デバイス406等の他のユーザ機器デバイスを含んでもよい。例えば、他のユーザ機器デバイスは、ビデオの記憶されたコピーまたはストリーミングされたビデオへのアクセスを提供してもよい。そのような実施形態では、ユーザ機器デバイスは、中央サーバと通信せずに、ピアツーピア様式で操作してもよい。
【0136】
クラウドは、ユーザ機器デバイスのために、他の実施例の中でもとりわけ、コンテンツ記憶、コンテンツ共有、またはソーシャルネットワーキングサービス等のサービスへのアクセス、ならびに前述の任意のコンテンツへのアクセスを提供する。サービスは、クラウドコンピューティングサービスプロバイダを通して、またはオンラインサービスの他のプロバイダを通して、クラウド内で提供されることができる。例えば、クラウドベースのサービスは、コンテンツ記憶サービス、コンテンツ共有サイト、ソーシャルネットワーキングサイト、または他のサービスを含むことができ、それを介して、ユーザ供給コンテンツは、接続されたデバイス上の他者によって視聴するために配信される。これらのクラウドベースのサービスは、ユーザ機器デバイスが、コンテンツをローカルに記憶し、ローカルに記憶されたコンテンツにアクセスするのではなく、コンテンツをクラウドに記憶し、コンテンツをクラウドから受信することを可能にしてもよい。
【0137】
ユーザは、カムコーダ、ビデオモード付きデジタルカメラ、オーディオレコーダ、携帯電話、およびハンドヘルドコンピューティングデバイス等の種々のコンテンツ捕捉デバイスを使用して、コンテンツを録画してもよい。ユーザは、直接、例えば、ユーザコンピュータ機器404から、またはコンテンツ捕捉特徴を有する、無線ユーザ通信デバイス406からのいずれかにおいて、クラウド上のコンテンツ記憶サービスにコンテンツをアップロードすることができる。代替として、ユーザは、最初に、コンテンツをユーザコンピュータ機器404等のユーザ機器デバイスに転送することができる。コンテンツを記憶するユーザ機器デバイスは、通信ネットワーク414上のデータ伝送サービスを使用して、コンテンツをクラウドにアップロードしてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイス自体が、クラウドリソースであって、他のユーザ機器デバイスが、直接、ユーザがコンテンツを記憶したユーザ機器デバイスから、コンテンツにアクセスすることができる。
【0138】
クラウドリソースは、例えば、ウェブブラウザ、メディアガイドアプリケーション、デスクトップアプリケーション、モバイルアプリケーション、および/またはそれらのアクセスアプリケーションの任意の組み合わせを使用して、ユーザ機器デバイスによってアクセスされてもよい。ユーザ機器デバイスは、アプリケーション配信のために、クラウドコンピューティングに依拠する、クラウドクライアントであってもよく、またはユーザ機器デバイスは、クラウドリソースにアクセスせずに、いくつかの機能性を有してもよい。例えば、ユーザ機器デバイス上で起動するいくつかのアプリケーションは、クラウドアプリケーション、すなわち、インターネットを経由して、サービスとして配信されるアプリケーションであってもよい一方、他のアプリケーションは、ユーザ機器デバイス上に記憶され、起動されてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザデバイスは、コンテンツを複数のクラウドリソースから同時に受信してもよい。例えば、ユーザデバイスは、オーディオを1つのクラウドリソースからストリーミングする一方、コンテンツを第2のクラウドリソースからダウンロードすることができる。または、ユーザデバイスは、より効率的ダウンロードのために、コンテンツを複数のクラウドリソースからダウンロードすることができる。いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイスは、
図3に関連して説明される処理回路によって行われる処理操作等の処理操作のために、クラウドリソースを使用することができる。
【0139】
図5は、ユーザの現在の旅行と関連付けられた旅程を説明する、略図である。ディスプレイ500は、例証にすぎず、いかようにも限定と見なされるべきではないことに留意されたい。例えば、いくつかの実施形態では、ディスプレイ100および/またはディスプレイ200の特徴のうちの1つ以上のものは、ディスプレイ500の中に組み込まれてもよい。ディスプレイ500は、ユーザ機器デバイス(例えば、ユーザ機器デバイス402、404、および/または406(
図4))のディスプレイ(例えば、ディスプレイ312(
図3))上に現れてもよい。さらに、いくつかの実施形態では、ディスプレイ500は、ユーザ入力インターフェース310(
図3)を介して、入力を受信し、および/またはI/Oパス302(
図3)を介して、データを受信してもよい。
【0140】
ディスプレイ500は、ユーザの現在の旅行と関連付けられた旅程のグラフィカルディスプレイを示す。例えば、ディスプレイは、目的地場所502および出発場所504を示す。ディスプレイ500はまた、旅行経路506および現在の位置510ならびに付加的ディスプレイ情報508(例えば、国際日付変更線、時間帯変更、国境等)を含む。メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量がメディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を超えるかどうかを決定するために、そのような情報を使用してもよい。
【0141】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、種々のソース(例えば、ユーザ入力インターフェース310および/または検出モジュール316(
図3))に基づいて、目的地場所502、出発場所504、旅行経路506、および/または現在の位置510を決定する。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ディスプレイ(例えば、ディスプレイ500(
図5))へのユーザ入力を受信し(例えば、ユーザ入力インターフェース310(
図3)を介して)、目的地場所502、出発場所504、旅行経路506、現在の位置510、および/または旅程に関連する任意の他の情報(例えば、旅行速度、燃料補充着陸地、乗り継ぎ長さ等)のうちの1つ以上のものを決定してもよい。
【0142】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、ユーザ入力を伴わずに、目的地場所502、出発場所504、旅行経路506、現在の位置510、および/または旅程に関連する任意の他の情報のうちの1つ以上のものを決定してもよい(例えば、検出モジュール316(
図3)を介して)。例えば、現在の旅行の時間の長さを決定するために、メディアガイドアプリケーションは、情報を航空会社から受信してもよい(例えば、航空会社と関連付けられたウェブサイトへのアクセスまたは航空会社からのメールもしくは他の情報の受信を介して)。メディアガイドアプリケーションは、加えて、または代替として、インターネットソースから(例えば、I/Oパス302(
図3)を介して読み出される)、読み出されるGPSデータを使用して(例えば、検出モジュール316(
図3)を使用して)、ユーザの現在の位置を監視しながら、地図、方向、および/または旅行を計画するための他の特徴を提供する、経路および旅行長情報を受信してもよい。
【0143】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、目的地場所502、出発場所504、旅行経路506、現在の位置510および/または旅程に関連する任意の他の情報をデータベースから読み出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザの現在の旅行の目的地(例えば、目的地場所502)を決定してもよい。加えて、メディアガイドアプリケーションは、ユーザの現在の位置(例えば、現在の位置510)および速度を決定してもよい(例えば、検出モジュール316(
図3)を介して)。メディアガイドアプリケーションはさらに、経路情報に関連するデータベースを相互参照することによって、ユーザの現在の位置から目的地までの経路(例えば、旅行経路506)を決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアガイドアプリケーションが、目的地および現在の位置を入力し、最短および/または最速経路を決定し得る、ローカル(例えば、記憶装置308(
図3)に位置する)または遠隔(例えば、メディアコンテンツソース416(
図4)、メディアガイドデータソース418(
図4)、および/または通信ネットワーク414(
図4)を介してアクセス可能なデバイス/場所に位置する)データベース(例えば、ルックアップテーブル)を組み込む、もしくはそこへのアクセスを有してもよい。
【0144】
さらに、いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、旅程の他の特性を伴う数学的算出に基づいて、目的地場所502、出発場所504、旅行経路506、現在の位置510、および/または旅程に関連する任意の他の情報を算出してもよい(例えば、処理回路306(
図3)を介して)。例えば、ユーザの現在の位置(例えば、現在の位置510)から目的地(例えば、目的地場所502)までの距離、経路(例えば、旅行経路506)、および/または旅行の速度が、上記に説明される方法のうちの1つ以上のものから決定されると、メディアガイドアプリケーションは、好適な数学的演算を適用し、旅程に関連する任意の他の情報を決定してもよい(例えば、距離を速度で除算し、現在の旅行の残りの時間の長さを決定する)。
【0145】
いくつかの実施形態では、ディスプレイ500は、メディアアセット、すなわち、その現在の旅行の進行度を監視する際にユーザによって使用するための第三者(例えば、共通キャリア)によって提供される、車両もしくはユーザデバイス(例えば、スマートフォン)上に表示されるメディアアセットと併せて表示されるコンテンツに対応し得る。例えば、いくつかの実施形態では、メディアコンテンツがユーザの現在の旅行の間に完了されることを要求する、ユーザ選択に応答して(例えば、ユーザインターフェース310(
図3)を介して)、メディアガイドアプリケーションは、ユーザの旅程を示す情報(例えば、航空機スケジュール、電車スケジュール、バススケジュール等)を受信してもよい。さらに、いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、メディアガイドアプリケーションが、ユーザの決定された旅程を更新し、ユーザの現在の旅行および/または現在の旅行の残りの時間量と関連付けられた可用性ウィンドウを決定するために、1つ以上の基準(例えば、目的地場所502、出発場所504、旅行経路506、および/または現在の位置510)のユーザ入力を受信してもよい(例えば、ユーザ入力インターフェース310(
図3)を介して)。代替として、または加えて、メディアガイドアプリケーションは、持続的および/または自動的に、旅程または旅程の変更に関連する第三者によって提供されるデータを読み出し、現在の旅行の残りの時間の長さの可用性ウィンドウを決定してもよい。
【0146】
例えば、ユーザの現在の位置(例えば、検出モジュール316(
図3)によって決定されるように)、ユーザ入力インターフェース310(
図3)を介して受信された情報、処理回路306(
図3)の数学的算出、および/または記憶装置308(
図3)、メディアコンテンツソース416(
図4)、メディアガイドデータソース418(
図4)、および/または通信ネットワーク414(
図4)を介してアクセス可能なデバイス/場所に位置するデータベースとの相互参照から受信された情報に基づいて、メディアガイドアプリケーションは、旅程の変更(例えば、遅延)が考慮され得るように、リアルタイムデータに基づいて、ユーザの現在の旅行および/または現在の旅行の残りの時間量と関連付けられた可用性ウィンドウを決定してもよい。
【0147】
図6は、表示のために、一部が第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成するための例証的ステップのフローチャートである。プロセス600またはその任意のステップは、
図3-4に示されるデバイスのいずれか上で実施される、またはそれによって提供され得ることに留意されたい。例えば、プロセス600は、表示のために、一部が第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成するために、ユーザデバイス(例えば、ユーザ機器デバイス402、404、および/または406(
図4))上に実装されるメディアガイドアプリケーションによって命令されるように制御回路304(
図3)によって実行されてもよい。加えて、プロセス600の1つ以上のステップは、任意の他のプロセスまたは実施形態の1つ以上のステップの中に組み込まれる、またはそれと組み合わせられてもよい(例えば、
図7-9に関連して説明されるように)。
【0148】
ステップ602では、メディアガイドアプリケーションは、表示のために、メディアアセットに関するメディア一覧を生成する(例えば、制御回路304(
図3)を介して)。例えば、メディア一覧は、ユーザが、メディアアセットにアクセスする、またはアクセスするための認可を得ることを可能にする、選択可能一覧であってもよい。いくつかの実施形態では、メディア一覧は、他のメディア一覧とともに現れてもよい。
【0149】
ステップ604では、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの残りの未消費(例えば、未鑑賞、未聴取、未読等)コンテンツの時間量とメディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を比較する(例えば、制御回路304(
図3)を介して)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量を決定してもよく(例えば、制御回路304(
図3)を介して)、かつメディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を決定してもよい(例えば、制御回路304(
図3)を介して)。いくつかの実施形態では、メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量は、メディアアセットを提供するコンテンツプロバイダとのサブスクリプションの長さ(例えば、月毎サブスクリプション、ペイパービュー映画等の1回限りの使用サブスクリプション、航空機上の定常ビデオプレーヤ等の1デバイスのみのサブスクリプション等)、第1のデバイスのバッテリ寿命(例えば、第1のデバイスの残りのバッテリ寿命量は、メディアアセットを完全に消費するために十分ではないであろう)、および/またはユーザのスケジューリング制限(例えば、ユーザは、以前の関与に起因してメディアアセットの消費を停止しなければならない)に基づいてもよい(および/または記憶装置308(
図3)および/または通信ネットワーク414(
図4)を介してアクセス可能な任意の場所から読み出される)。さらに、いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生に先立って、および/またはメディアアセットの再生の間、比較(および/または任意の決定)を実施してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの未消費部分が後にまたは異なるデバイス上で利用可能になるであろうことをユーザに知らせることによって、ユーザに、メディア一覧を選択することをプロンプトしてもよい。代替として、または加えて、メディアガイドアプリケーションは、ユーザの進行度を継続的に監視し、彼らに、メディアアセットを終了するであろうかどうか(または未消費部分が後にまたは異なるデバイス上で消費される必要があるであろうかどうか)を知らせてもよい。
【0150】
ステップ606では、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量がメディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を超えることの決定に応答して、メディアガイドアプリケーションは、表示のために、メディアアセットの残りの未消費コンテンツに対応する、メディアアセットの部分が、第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーション(例えば、インジケーション130(
図1)またはインジケーション204(
図2))を生成する(例えば、制御回路304(
図3)を介して)。例えば、ユーザがメディアアセットの全体を消費不可能であり得ることの決定に応答して、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、第2のデバイス上で未消費部分にアクセスすることを可能にしてもよい。いくつかの実施形態では、インジケーションは、メディア一覧と同時に表示されてもよい(例えば、ユーザに、前述のように、再生のためにメディアアセットを選択するようにプロンプトするために)。
【0151】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、認可データの検出に応答して、表示のために、インジケーションを生成してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、別のデバイスに、ユーザによって現在消費されており、特定のリポジトリに記憶される、メディアアセットのコピーにアクセスする権限を付与してもよい。そのような場合、メディアガイドアプリケーションは、他のデバイスに、一度にメディアアセットのコピーにアクセスする権限を付与してもよい。代替として、または加えて、メディアガイドアプリケーションは、別のデバイス上での継続視聴のために、メディアアセットまたはメディアアセットの一部のコピーを作成してもよい。
【0152】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、インジケーションのユーザ選択、後続ユーザ要求、および/またはアクセス可能期間の終了に応答して、消費されていないメディアアセットの部分を抽出し、(例えば、メディアガイドアプリケーションが実装される、デバイスの別のコンポーネント、第2のデバイス、および/または第3のデバイス(例えば、ウェブサーバ)に)メディアアセットの一部のみを特徴とする新しいメディアアセットを作成する命令を伝送してもよい。例えば、新しいメディアアセットは、次いで、第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であってもよい(例えば、ウェブサーバから)。
【0153】
図6のステップまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態とともに使用され得ることが考慮される。加えて、
図6に関して説明されるステップおよび説明は、本開示の目的を促進するように、代替的な順序で、または並行して行われてもよい。例えば、これらのステップのそれぞれは、システムまたは方法の遅延を減少させるかまたは速度を増加させるように、任意の順序で、または並行して、もしくは実質的に同時に行われてもよい。さらに、
図6のステップのうちの1つ以上のものを行うために、
図3-4に関して議論されるデバイスまたは機器のいずれかを使用できることに留意されたい。
【0154】
図7は、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量と閾値時間量を比較するための例証的ステップのフローチャートである。プロセス700またはその任意のステップは、
図3-4に示されるデバイスのいずれか上で実施される、またはそれによって提供され得ることに留意されたい。例えば、プロセス700は、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量と閾値時間量を比較するために、ユーザデバイス(例えば、ユーザ機器デバイス402、404、および/または406(
図4))上に実装されるメディアガイドアプリケーションによって命令されるように制御回路304(
図3)によって実行されてもよい。加えて、プロセス700の1つ以上のステップは、任意の他のプロセスまたは実施形態の1つ以上のステップの中に組み込まれる、またはとそれ組み合わせられてもよい(例えば、
図6および8-9に関連して説明されるように)。
【0155】
メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの一部が第2のデバイス上で利用可能であり得るときを限定することを所望し得る。例えば、メディアアセットの実質的部分が、第2のデバイス上で利用可能である場合、メディアアセットを共有する意欲阻害は、減少される。同様に、ある割合のメディアアセット(例えば、数分またはフレーム)のみ、またはユーザが視聴を所望する可能性が低い部分のみが未消費のままである(例えば、エンドクレジット)場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが別のデバイス上でその部分にアクセスすることを可能にしないことを決定してもよい。
【0156】
例えば、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量がメディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を超えることの決定に応答して、メディアガイドアプリケーションは、閾値時間量(例えば、未消費であるメディアアセットの部分への後続アクセスをトリガする、最小または最大量の未消費コンテンツを示す)を読み出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量と閾値時間量を比較し、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量が(例えば、閾値最小値を超える、または閾値最大値を超える)閾値時間量に対応しないことの決定に応答して、表示のために、メディアアセットの部分が第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成しなくてもよい。1つ以上の閾値が、使用されてもよいことに留意されたい。
【0157】
ステップ702では、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を決定する(例えば、制御回路304(
図3)を介して)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、使用の期間、デバイスのバッテリ寿命、現在の旅行の残りの時間量等を読み出してもよい。ステップ704では、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量を決定する(例えば、制御回路304(
図3)を介して)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、現在未鑑賞のコンテンツの量を読み出してもよい(例えば、記憶装置308(
図3)および/または通信ネットワーク414(
図4)を介してアクセス可能な任意のデバイスから)。
【0158】
ステップ706では、メディアガイドアプリケーションは、利用可能なメディアアセットの時間量とメディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量を比較する(例えば、制御回路304(
図3)を介して)。例えば、
図6に関連して説明されるように、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量を決定してもよく(例えば、制御回路304(
図3)を介して)、かつメディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を決定してもよい(例えば、制御回路304(
図3)を介して)。
【0159】
いくつかの実施形態では、メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量は、メディアアセットを提供するコンテンツプロバイダとのサブスクリプションの長さ(例えば、月毎サブスクリプション、ペイパービュー映画等の1回限りの使用サブスクリプション、航空機上の定常ビデオプレーヤ等の1デバイスのみのサブスクリプション等)、第1のデバイスのバッテリ寿命(例えば、第1のデバイスの残りのバッテリ寿命量は、メディアアセットを完全に消費するために十分ではないであろう)、および/またはユーザのスケジューリング制限(例えば、ユーザは、以前の関与に起因してメディアアセットの消費を停止しなければならない)に基づいてもよい(および/または記憶装置308(
図3)および/または通信ネットワーク414(
図4)を介してアクセス可能な任意の場所から読み出される)。
【0160】
さらに、いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生に先立って、および/またはメディアアセットの再生の間、比較(および/または任意の決定)を実施してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの未消費部分が後にまたは異なるデバイス上で利用可能になるであろうことをユーザに知らせることによって、ユーザに、メディア一覧を選択することをプロンプトしてもよい。代替として、または加えて、メディアガイドアプリケーションは、ユーザの進行度を継続的に監視し、彼らに、メディアアセットを終了するであろうかどうか(または未消費部分が後にまたは異なるデバイス上で消費される必要があるであろうかどうか)を知らせてもよい。
【0161】
ステップ708では、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量がメディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を超えることの決定に応答して、メディアガイドアプリケーションは、閾値時間量を読み出す(例えば、制御回路304(
図3)を介して)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、閾値量を記憶装置308(
図3)および/または通信ネットワーク414(
図4)を介してアクセス可能な任意の場所から読み出してもよい。閾値(例えば、最小および/または最大時間、フレーム等)は、第三者、産業規格等によって決定されてもよい。
【0162】
ステップ710では、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量と閾値時間量を比較する(例えば、制御回路304(
図3)を介して)。ステップ712では、メディアガイドアプリケーションは、表示のために、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量が閾値時間量に対応することの決定に応答して、メディアアセットの部分が第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成する(例えば、制御回路304(
図3)を介して)。代替として、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量が閾値時間量に対応しないことの決定に応答して、表示のために、メディアアセットの部分が第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であるのことインジケーションを生成しない(例えば、制御回路304(
図3)を介して)。
【0163】
図7のステップまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態とともに使用され得ることが考慮される。加えて、
図7に関して説明されるステップおよび説明は、本開示の目的を促進するように、代替的な順序で、または並行して行われてもよい。例えば、これらのステップのそれぞれは、システムまたは方法の遅延を減少させるかまたは速度を増加させるように、任意の順序で、または並行して、もしくは実質的に同時に行われてもよい。さらに、
図7のステップのうちの1つ以上のものを行うために、
図3-4に関して議論されるデバイスまたは機器のいずれかを使用できることに留意されたい。
【0164】
図8および9は、制御回路(例えば、制御回路304)が、表示のために、メディアアセットの残りの未消費コンテンツに対応する、メディアアセットの部分が、第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成するかどうかを決定するためのプロセスを提示する。いくつかの実施形態では、本アルゴリズムは、処理回路(例えば、処理回路306)によってデコードおよび実行される命令のセットとして、非一過性記憶媒体(例えば、記憶デバイス308)上にエンコードされてもよい。処理回路は、順に、同調、ビデオ生成、エンコード、デコード、暗号化、解読、スケーリング、アナログ/デジタル変換回路、および同等物等、制御回路304内に含有される他のサブ回路への命令を提供してもよい。
【0165】
図8におけるフローチャートは、制御回路(例えば、制御回路304)上に実装され、表示のために、メディアアセットの残りの未消費コンテンツに対応する、メディアアセットの部分が、第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成するかどうかを決定するためのプロセスを説明する。プロセス800は、
図6および7の1つ以上のステップを伴ってもよい。
【0166】
ステップ802では、制御回路304は、表示のために、メディアアセットの残りの未消費コンテンツに対応する、メディアアセットの部分が、第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成するかどうかを決定するためのルーチンを開始する。いくつかの実施形態では、これは、直接、またはユーザアクションもしくは入力(例えば、制御回路304またはユーザ入力インターフェース310によって受信された信号から)に応答して間接的にのいずれかで行われてもよい。例えば、プロセスは、直接、制御回路304がユーザ入力インターフェース310からの信号を受信することに応答して、開始してもよい、または制御回路304は、ユーザに、アルゴリズムの起動に先立って、ディスプレイを使用して、その入力を確認するようにプロンプトしてもよい(例えば、ディスプレイ312上に表示されるプロンプトを生成することによって)。
【0167】
ステップ804では、制御回路304は、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量およびメディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を読み出すことに進む。いくつかの実施形態では、制御回路304は、次の基準の値を表す、単一プリミティブデータ構造を受信してもよい。いくつかの実施形態では、値は、より大きいデータ構造の一部として記憶されてもよく、制御回路304は、適切なアクセッサメソッドを実行し、値をより大きいデータ構造から読み出すことによって、値を読み出してもよい。
【0168】
ステップ806では、制御回路304は、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量とメディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を比較することに進む。いくつかの実施形態では、差異の値が、記憶されてもよい(例えば、記憶デバイス308上に)。いくつかの実施形態では、差異の値はまた、1つ以上の閾値との比較のために読み出されてもよい(例えば、
図7に関連して議論されるように)。いくつかの実施形態では、制御回路304は、それぞれ、メモリからの値にアクセスし、値比較を実施することによって、直接、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量の値とメディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量の値を比較してもよい。いくつかのインスタンスでは、制御回路304は、比較関数(例えば、オブジェクト間比較のため)を呼び出し、ユーザプロファイル修正内の基準とユーザプロファイル内の基準を比較してもよい。
【0169】
ステップ808では、制御回路304は、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量の値とメディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量の値を比較し、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量の値がメディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量の値を超えるかどうかを決定してもよい。条件が満たされる(例えば、ユーザがメディアアセットの残りを消費不可能であろう)場合、プロセス800は、ステップ810に進み、条件が満たされない場合、プロセス800は、代わりに、ステップ804に戻る。
【0170】
ステップ810では、制御回路304は、ステップ808における条件が満たされることに基づいて、継続視聴オプションを読み出すためのサブルーチンを実行する。サブルーチンが実行された後、プロセス800は、ステップ812に進む。
【0171】
ステップ812では、制御回路304は、表示のために、メディアアセットの残りの未消費コンテンツに対応する、メディアアセットの部分が、第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成するためのサブルーチンを実行する。
【0172】
図8の説明は、本開示の任意の他の実施形態とともに使用され得ることが考慮される。加えて、
図5のアルゴリズムに関して説明される説明は、本開示の目的を促進するように、代替的な順序で、または並行して行われてもよい。例えば、808および812におけるものの等の条件文ならびに論理評価は、システムまたは方法の遅延を低減させる、もしくは速度を増加させるように、任意の順序で、または並行して、もしくは同時に行われてもよい。さらなる実施例として、いくつかの実施形態では、ユーザプロファイル修正における基準のいくつかのインスタンスは、複数の論理プロセッサスレッドを使用して並行して評価されてもよい、またはアルゴリズムは、分岐予測を組み込むことによって向上されてもよい。さらに、
図8のプロセスは、適切に構成されたソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせ上に実装されてもよく、プロセスのうちの1つ以上の部分を実装するために、
図3-4に関して議論されるデバイスまたは機器のいずれかが使用され得ることに留意されたい。
【0173】
図9における擬似コードは、表示のために、メディアアセットの残りの未消費コンテンツに対応する、メディアアセットの部分が、第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成するためのプロセスを説明する。
図9における擬似コードによって説明されるプロセスは、任意の数のプログラミング言語および種々の異なるハードウェアで実装され得、スタイルおよび形式は、限定的として解釈されるべきではなく、むしろ、本開示のいくつかの実施形態を実装するために使用されるコードと一致するであろうステップおよびプロシージャの一般的テンプレートであることが当業者に明白となるであろう。
【0174】
ライン901では、制御回路304は、ライン905上で開始する、メディアアセットの残りの未消費コンテンツに対応するメディアアセットの部分が、第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを表示のために生成するかどうかを決定するためのサブルーチンを初期化する。ライン903では、制御回路304は、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量およびメディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を読み出すためのルーチンを起動する。例えば、いくつかの実施形態では、制御回路304は、初期化段階の間、非一過性記憶媒体(例えば、記憶デバイス308)から、RAMの中に、または処理回路306のためのキャッシュの中に、命令をコピーしてもよい。加えて、いくつかの実施形態では、比較のために使用される閾値時間量の値または2つの値が本質的に等価であるかどうかを決定するための公差レベルが、901において、読み出され、設定され、および記憶されてもよい。
【0175】
ライン905では、制御回路304は、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量およびメディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量を受信する。いくつかの実施形態では、これらの量は、メモリから読み出されてもよい。制御回路304は、例えば、種々のメディアアセットのためのユーザプロファイル内の量の値のアレイへのポインタを受信することによって、これらの量を受信してもよい。別の実施例では、制御回路304は、種々のメディアアセットの要素を含有するイテレータオブジェクトおよび/またはユーザの視聴進行度のインジケータ等のクラスのオブジェクトを受信してもよい。
【0176】
ライン906では、制御回路304は、種々のメディアアセットを通して反復し、単一インスタンスのみが利用可能である場合、ループは、1回のみ実行するであろう。本ループは、
図9のアルゴリズムを実装するために使用されるハードウェアおよびソフトウェア言語の選択肢に応じて、複数の方式で実装されてもよい。例えば、これは、「for」または「while」ループの一部として実装されてもよい。
【0177】
ライン907では、制御回路304は、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量の値を一時的変数「A」の中に記憶する。いくつかの実施形態では、値は、より大きいデータ構造またはクラスの一部として記憶され、値は、適切なアクセッサメソッドを通して取得されてもよい。いくつかの実施形態では、値は、適切なハッシュアルゴリズムを用いて、ストリングまたは他の非数値データタイプから数値データタイプに変換されてもよい。いくつかの実施形態では、制御回路304は、関数を呼び出し、値および閾値の比較を実施してもよい。いくつかの実施形態では、閾値は、プリミティブデータ構造としてエンコードされてもよく、一時的変数を使用するのではなく、閾値は、直接、ライン909における比較において使用されてもよい。
【0178】
ライン908では、制御回路304は、メディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量の値を一時的変数「B」の中に記憶する。ライン907と同様に、いくつかの実施形態では、値は、より大きいデータ構造またはクラスの一部として記憶され、値は、アクセッサメソッドを通して取得されてもよい。いくつかの実施形態では、値は、適切なハッシュアルゴリズムを用いて、ストリングまたは他の非数値データタイプから数値データタイプに変換されてもよい、または値は、プリミティブデータ構造であってもよく、直接、ライン909における比較において使用されてもよい。
【0179】
ライン909では、制御回路304は、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量の値とメディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量の値を比較する。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量の値とメディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量の値を比較し、メディアアセットの残りの未消費コンテンツの時間量の値がメディアアセットが第1のデバイス上でユーザに利用可能な時間量の値を超えるかどうかを決定する。
【0180】
ライン910では、制御回路304は、条件が満たされることに基づいて、継続視聴オプションを読み出すためのサブルーチンを実行する。ライン912では、制御回路304は、表示のために、メディアアセットの残りの未消費コンテンツに対応する、メディアアセットの部分が、第2のデバイスにダウンロードするために利用可能であることのインジケーションを生成するためのサブルーチンを実行する。
【0181】
ライン912では、制御回路304は、アルゴリズムがその機能を実施した後、終了サブルーチンを起動する。例えば、いくつかの実施形態では、制御回路304は、変数を破棄する、ガーベッジコレクションを行う、処理回路306のメモリを解放する、またはキャッシュをクリアしてもよい。
【0182】
図9における擬似コードによって説明されるプロセス900は、任意の数のプログラミング言語および種々の異なるハードウェアで実装され得、プリミティブ関数、論理均等物、および機能均等物の特定の選択肢および場所は、限定的として解釈されるべきではないことが当業者に明白となるであろう。また、コードは、リファクタリングされ、または書き換えられ、種々の論理評価の順序を操作する、いくつかの反復を単一反復ループではなく、並行して行う、または別様に、入力もしくは最終出力を基本的に変更することなく、ランタイムおよび性能メトリックを操作および最適化してもよいことが明白となるであろう。例えば、いくつかの実施形態では、ブレーク条件が、演算を加速するために、ライン910および912後に設置されてもよい、または条件文が、case-switch文と置換されてもよい。
【0183】
本開示の前述の実施形態は、限定ではなく、例証目的であることが提示され、本開示は、以下の請求項のみに限定されない。さらに、いずれか1つの実施形態で説明される特徴および制限は、本明細書の任意の他の実施形態に適用され得、一実施形態に関するフローチャートまたは実施例は、好適な様式で任意の他の実施形態と組み合わせられ、異なる順序で行われ、または並行して行われ得ることに留意されたい。加えて、本明細書で説明されるシステムおよび方法は、リアルタイムで行われてもよい。また、上記で説明されるシステムおよび/または方法は、他のシステムおよび/または方法に適用され、またはそれらに従って使用され得ることにも留意されたい。