(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-12
(45)【発行日】2024-01-22
(54)【発明の名称】オーディオ伝送方法及び電子機器
(51)【国際特許分類】
H04M 1/72412 20210101AFI20240115BHJP
H04M 1/72442 20210101ALI20240115BHJP
H04R 3/00 20060101ALI20240115BHJP
H04W 84/10 20090101ALI20240115BHJP
H04W 80/02 20090101ALI20240115BHJP
H04W 48/16 20090101ALI20240115BHJP
H04W 88/06 20090101ALI20240115BHJP
【FI】
H04M1/72412
H04M1/72442
H04R3/00 310
H04W84/10 110
H04W80/02
H04W48/16 135
H04W88/06
(21)【出願番号】P 2022553688
(86)(22)【出願日】2021-03-09
(86)【国際出願番号】 CN2021079725
(87)【国際公開番号】W WO2021185122
(87)【国際公開日】2021-09-23
【審査請求日】2022-09-06
(31)【優先権主張番号】202010181286.3
(32)【優先日】2020-03-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100102532
【氏名又は名称】好宮 幹夫
(74)【代理人】
【識別番号】100194881
【氏名又は名称】小林 俊弘
(74)【代理人】
【識別番号】100215142
【氏名又は名称】大塚 徹
(72)【発明者】
【氏名】趙 登
【審査官】山岸 登
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2007/0135046(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2008/0310332(US,A1)
【文献】特開2011-035632(JP,A)
【文献】特開2008-136134(JP,A)
【文献】米国特許第10200803(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B7/24-7/26
H04M1/00
1/24-1/82
99/00
H04R3/00-3/14
H04W4/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一の電子機器に用いられるオーディオ伝送方法であって、前記第一の電子機器は、第二の電子機器に無線接続され、前記第二の電子機器は、第一のサウンドチャンネル再生装置と、第二のサウンドチャンネル再生装置とを含み、前記オーディオ伝送方法は、
ターゲットオーディオを取得し、前記ターゲットオーディオを第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と第二のサウンドチャンネルオーディオ信号に復号することと、
前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送することとを含
み、
前述した、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送することは、
前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号との伝送に必要な伝送帯域幅が予め設定される帯域幅よりも大きい場合、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送することを含み、
前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号との伝送に必要な伝送帯域幅が予め設定される帯域幅よりも大きい場合、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送することは、
前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号との伝送に必要な伝送帯域幅が予め設定される帯域幅よりも大きい場合、第一の帯域幅の第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、第二の帯域幅の第一のサウンドチャンネルオーディオ信号をブルートゥース伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送することと、
第三の帯域幅の第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、第四の帯域幅の第二のサウンドチャンネルオーディオ信号をブルートゥース伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送することとを含み、
そのうち、前記第一の帯域幅と前記第二の帯域幅との和は、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号の伝送に必要な帯域幅であり、第三の帯域幅と第四の帯域幅との和は、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号の伝送に必要な帯域幅である、オーディオ伝送方法。
【請求項2】
前述した、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送することは、
ブルートゥース伝送プロトコルにおける切り替え可能なメディアアクセスコントロール/物理層AMP及びプロトコルアダプテーションレイヤPALによって超帯域幅伝送プロトコルにおけるメディアアクセスコントロールMACと物理層PHYを呼び出し、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前述した、ターゲットオーディオを取得し、前記ターゲットオーディオを第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と第二のサウンドチャンネルオーディオ信号に復号することの後に、前記方法は、
前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号との伝送に必要な伝送帯域幅が前記予め設定される帯域幅以下である場合、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号をブルートゥース伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記ブルートゥース伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送することをさらに含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項4】
第一の電子機器である電子機器であって、前記電子機器は、第二の電子機器に無線接続され、前記第二の電子機器は、第一のサウンドチャンネル再生装置と、第二のサウンドチャンネル再生装置とを含み、そのうち、前記電子機器は、
ターゲットオーディオを取得し、前記ターゲットオーディオを第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と第二のサウンドチャンネルオーディオ信号に復号するための取得モジュールと、
前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送するための伝送モジュールとを含
み、
前記伝送モジュールはさらに、
前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号との伝送に必要な伝送帯域幅が予め設定される帯域幅よりも大きい場合、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送するために用いられ、
前記伝送モジュールはさらに、
前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号との伝送に必要な伝送帯域幅が予め設定される帯域幅よりも大きい場合、第一の帯域幅の第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、第二の帯域幅の第一のサウンドチャンネルオーディオ信号をブルートゥース伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送することと、
第三の帯域幅の第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、第四の帯域幅の第二のサウンドチャンネルオーディオ信号をブルートゥース伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送することとに用いられ、
そのうち、前記第一の帯域幅と前記第二の帯域幅との和は、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号の伝送に必要な帯域幅であり、第三の帯域幅と第四の帯域幅との和は、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号の伝送に必要な帯域幅である、電子機器。
【請求項5】
前記伝送モジュールはさらに、
ブルートゥース伝送プロトコルにおける切り替え可能なメディアアクセスコントロール/物理層AMP及びプロトコルアダプテーションレイヤPALによって超帯域幅伝送プロトコルにおけるメディアアクセスコントロールMACと物理層PHYを呼び出し、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送するために用いられる、請求項
4に記載の電子機器。
【請求項6】
前記伝送モジュールはさらに、
前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号との伝送に必要な伝送帯域幅が前記予め設定される帯域幅以下である場合、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号をブルートゥース伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記ブルートゥース伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送するために用いられる、請求項
4に記載の電子機器。
【請求項7】
第一の電子機器である電子機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項1から
3のいずれか1項に記載のオーディオ伝送方法のステップを実現させる、電子機器。
【請求項8】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、請求項1から
3のいずれか1項に記載のオーディオ伝送方法のステップを実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項9】
コンピュータ可読記憶媒体に記憶されるコンピュータプログラム製品であって、少なくとも一つのプロセッサによって実行されて請求項1から
3のいずれか1項に記載のオーディオ伝送方法のステップを実現させる、コンピュータプログラム製品。
【請求項10】
第一の電子機器である電子機器であって、請求項1から
3のいずれか1項に記載のオーディオ伝送方法のステップを実行するために用いられる、電子機器。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2020年03月16日に中国で提出された中国特許出願番号No.202010181286.3の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
【技術分野】
【0002】
本発明は、通信技術分野に関し、特にオーディオ伝送方法及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
無線通信技術の急速な発展と市場の緩やかな拡大につれて、オーディオの無線伝送技術の無線通信における応用もますます広くなっている。現在、電子機器は、ブルートゥースによってオーディオ伝送する場合、伝送帯域幅の制限のため、データ量が比較的に大きいオーディオファイルに対し、すでにブルートゥースによって伝送することができなくなり、通常、高級オーディオ符号化(Advanced Audio Coding、AAC)などの圧縮-伝送-伸張の方法でしか行うことができないが、圧縮-伝送-伸張の過程において、オーディオファイルの音質が損なわれることを招き、オーディオファイルの再生効果に影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施例は、伝送帯域幅の制限によりオーディオファイルの音質が損なわれるという従来のオーディオ伝送方法における問題を解決するためのオーディオ伝送方法及び電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術課題を解決するために、本発明は、以下のように実現される。
【0006】
第一の側面によれば、本発明の実施例は、第一の電子機器に用いられるオーディオ伝送方法を提供した。前記第一の電子機器は、第二の電子機器に無線接続され、前記第二の電子機器は、第一のサウンドチャンネル再生装置と、第二のサウンドチャンネル再生装置とを含み、前記オーディオ伝送方法は、
ターゲットオーディオを取得し、前記ターゲットオーディオを第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と第二のサウンドチャンネルオーディオ信号に復号することと、
前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送することとを含む。
【0007】
第二の側面によれば、本発明の実施例は、第一の電子機器である電子機器をさらに提供した。前記電子機器は、第二の電子機器に無線接続され、前記第二の電子機器は、第一のサウンドチャンネル再生装置と、第二のサウンドチャンネル再生装置とを含み、前記電子機器は、
ターゲットオーディオを取得し、前記ターゲットオーディオを第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と第二のサウンドチャンネルオーディオ信号に復号するための取得モジュールと、
前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送するための伝送モジュールとを含む。
【0008】
第三の側面によれば、本発明の実施例は、電子機器をさらに提供した。前記電子機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、第一の側面に記載のオーディオ伝送方法のステップを実現させる。
【0009】
第四の側面によれば、本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供した。前記コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、第一の側面に記載のオーディオ伝送方法のステップを実現させる。
【0010】
第五の側面によれば、本発明の実施例は、コンピュータプログラム製品をさらに提供した。前記コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、前記コンピュータプログラム製品は、少なくとも一つのプロセッサによって実行されて第一の側面に記載のオーディオ伝送方法のステップを実現させる。
【0011】
第六の側面によれば、本発明の実施例は、第一の側面に記載のオーディオ伝送方法のステップを実行するための電子機器をさらに提供した。
【発明の効果】
【0012】
本発明の実施例では、第一の電子機器は、ターゲットオーディオを取得し、前記ターゲットオーディオを第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と第二のサウンドチャンネルオーディオ信号に復号し、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送する。このように、第一の電子機器は、超広帯域伝送プロトコル27Mbpsの伝送帯域幅を呼び出すことによってそれぞれ左右サウンドチャンネルオーディオ信号の伝送を行うことができ、左右サウンドチャンネルオーディオ信号に対する伝送帯域幅を大きくしており、第一の電子機器により高品質且つ、より高帯域幅のオーディオを伝送させ、オーディオの音質が損なわれることを回避させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本発明の実施例の技術案をより明瞭に説明するために、以下は、本発明の実施例の記述において使用される必要がある添付図面を簡単に紹介する。自明なことに、以下の記述における添付図面は、本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、これらの添付図面に基づき、他の添付図面を得ることもできる。
【
図1】本発明の実施例によるオーディオ伝送方法のフローチャートである。
【
図2】電子機器が
図1によるオーディオ伝送方法を応用するシーン概略図である。
【
図3】本発明の実施例による電子機器の構造図である。
【
図4】本発明の実施例による別の電子機器の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下は、本発明の実施例における添付図面を結び付けながら、本発明の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本発明の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られた全ての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0015】
本発明の実施例は、オーディオ伝送方法を提供した。前記オーディオ伝送方法は、第一の電子機器、例えば携帯電話、タブレットパソコン、コンピュータ、ウェアラブルデバイスなどに用いられる。そのうち、前記第一の電子機器は、第二の電子機器に無線接続され、例えばブルートゥース接続されている。前記第二の電子機器は、第一のサウンドチャンネル再生装置と、第二のサウンドチャンネル再生装置とを含み、例えば前記第二の電子機器は、イヤホンであり、前記第一のサウンドチャンネル再生装置は、左イヤホンであり、前記第二のサウンドチャンネル再生装置は、右イヤホンであり、又は、前記第二の電子機器は、音響であり、前記第一のサウンドチャンネル再生装置は、左サウンドチャンネル音響であり、前記第二のサウンドチャンネル再生装置は、右サウンドチャンネル音響である。
【0016】
図1を参照すると、
図1は、本発明の実施例によるオーディオ伝送方法のフローチャートである。
図1に示すように、前記オーディオ伝送方法は、以下のステップを含む。
【0017】
ステップ101、ターゲットオーディオを取得し、前記ターゲットオーディオを第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と第二のサウンドチャンネルオーディオ信号に復号する。
【0018】
選択的に、前記ターゲットオーディオは、第一の電子機器において再生されるか、又は再生されているオーディオであってもよい。例えば、第一の電子機器が、ユーザによる音楽再生ボタンのタッチ操作を受信すると、ターゲットオーディオを受信するか、又は、第一の電子機器が、ユーザによるビデオ再生ボタン上のタッチ操作を受信すると、ターゲットオーディオを受信する。第一の電子機器は、ターゲットオーディオを取得した場合、前記ターゲットオーディオを第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と第二のサウンドチャンネルオーディオ信号に復号する。
【0019】
ステップ102、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送する。
【0020】
本案をよりよく記述するために、本発明の実施例の以下の実施の形態では、イヤホンが前記第二の電子機器であり、前記イヤホンの左イヤホンが第一のサウンドチャンネル再生装置であり、前記イヤホンの右イヤホンが第二のサウンドチャンネル再生装置であることを例にして具体的に説明する。
【0021】
本発明の実施例では、前記第一の電子機器がイヤホンと無線接続を確立した場合、第一の電子機器は、ターゲットオーディオを左サウンドチャンネルオーディオ信号と右サウンドチャンネルオーディオ信号に復号し、前記左サウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域(Ultra Wide Band、UWB)伝送プロトコルによって左イヤホンに伝送し、前記右サウンドチャンネルオーディオ信号も超広帯域伝送プロトコルによって右イヤホンに伝送する。
【0022】
理解できるように、電子機器には、通常、ブルートゥースチップが設けられ、ブルートゥース伝送プロトコルに基づいてオーディオ信号をイヤホンに伝送することができる。しかし、ブルートゥース伝送帯域幅は、わずか3 Mbpsであり、伝送プロトコルのオーバヘッドに加え、実際的にオーディオを伝送するレートがより小さく、電子機器オーディオファイルの伝送が制限を受けている。しかし、前記超広帯域伝送プロトコルがサポートしている伝送速度は、すでに27Mbpsに達しており、本発明の実施例における第一の電子機器は、超広帯域伝送プロトコルに基づいて左サウンドチャンネルオーディオ信号を左イヤホンに伝送し、右サウンドチャンネルオーディオ信号を右イヤホンに伝送することができ、第一の電子機器がより高品質且つ、より高解像度要求のオーディオを伝送し、伝送レートが比較的に低いことによる音質が損なわれることを回避し、オーディオの伝送品質と再生効果を確保することができるようにする。
【0023】
具体的な実施の形態として、前記ステップ102は、
ブルートゥース伝送プロトコルにおける切り替え可能なメディアアクセスコントロール/物理層AMP及びプロトコルアダプテーションレイヤPALによって超帯域幅伝送プロトコルにおけるメディアアクセスコントロールMACと物理層PHYを呼び出し、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送することを含んでもよい。
【0024】
なお、ブルートゥース伝送プロトコルには、切り替え可能なメディアアクセスコントロール/物理層(Alternate Medium Access Control /Physical layer、AMP)コントローラがあり、AMPは、ブルートゥース伝送システムのセカンダリコントローラであり、ベースレートと拡張レート(Basic Rate/Enhanced Data Rate、BR/EDR)のプライマリコントローラは、検索、ペアリング、接続確立、接続維持として使用されている。二つのBR/EDRブルートゥース機器の論理リンク制御と適合プロトコル(Logical Link Control and Adaptation Protocol、L2CAP)との接続が確立された後に、AMPコントローラは、別の機器のAMPコントローラを検出することができる。二つのブルートゥース機器にいずれもAMPコントローラがある場合、ブルートゥース伝送システムは、データストリームをプライマリコントローラからセカンダリコントローラに移行させるメカニズムを提供する。各AMPコントローラには、一つのプロトコルアダプテーションレイヤ(Protocol Adaptation Layer、PAL)があり、プロトコルスタック階層アーキテクチャ図において、PALは、メディアアクセスコントロール(Medium Access Control、MAC)と物理層(Physical layer、PHY)の上にあり、PALの機能役割は、プライマリコントローラにおけるブルートゥースプロトコルをAMPコントローラにマッピングすることである。
【0025】
本発明の実施例では、前記第一の電子機器と前記イヤホンは、ブルートゥース接続である。第一の電子機器は、ブルートゥース伝送プロトコルを変更することなく、AMP及びPALをセカンダリ伝送リンク制御インターフェースとして利用し、オーディオ信号の伝送を行うように802.15.4a超広帯域伝送プロトコルにおけるMACとPHYを呼び出し、さらに左サウンドチャンネルオーディオ信号を左イヤホンに伝送し、右サウンドチャンネルオーディオ信号を右イヤホンに伝送することができる。このように、第一の電子機器は、すでに設置されたブルートゥースチップ及び既存のブルートゥース伝送プロトコルに基づき、それぞれ左右サウンドチャンネルオーディオ信号を伝送するように超広帯域伝送プロトコル27Mbpsの伝送帯域幅を呼び出して、オーディオ信号の伝送レートを大きくしており、第一の電子機器により高品質且つ、より高帯域幅のオーディオを伝送させ、オーディオの音質が損なわれることを回避させることができるとともに、第一の電子機器とイヤホンブルートゥースとのネットワーキング及びペアリングの便利性、ブルートゥースイヤホンに対する互換を保持していることであってもよい。
【0026】
選択的に、前記第一の電子機器には、二つの第一のブルートゥースチップと第二のブルートゥースチップが設置されてもよく、前記第一のブルートゥースチップは、左サウンドチャンネルオーディオ信号を符号化し、符号化された後の左サウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルに基づいて左イヤホンに伝送するために用いられ、前記第二のブルートゥースチップは、右サウンドチャンネルオーディオ信号を符号化し、符号化された後の右サウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルに基づいて右イヤホンに伝送するために用いられる。このように、第一の電子機器は、二つのブルートゥースチップによってそれぞれ左サウンドチャンネルオーディオ信号と右サウンドチャンネルオーディオ信号を処理し、伝送することができ、さらにオーディオの伝送チャンネルと伝送帯域幅を大きくした。
【0027】
又は、前記第一の電子機器には、一つのブルートゥースチップのみが設置されてもよい。ブルートゥースチップは、左サウンドチャンネルオーディオ信号と右サウンドチャンネルオーディオ信号を符号化した後に、超広帯域伝送プロトコルに基づいて左サウンドチャンネルオーディオ信号を左イヤホンに伝送し、右サウンドチャンネルオーディオ信号を右イヤホンに伝送する。
【0028】
選択的に、前記ステップ102は、
前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号との伝送に必要な伝送帯域幅が予め設定される帯域幅よりも大きい場合、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送することをさらに含んでもよい。
【0029】
理解できるように、第一の電子機器は、既存のブルートゥースチップ及びブルートゥース伝送プロトコルに基づき、AMP及びPALによってオーディオ信号の伝送を行うように超広帯域伝送プロトコルにおけるMACとPHYを呼び出し、第一の電子機器は、ブルートゥースチップを保持したままであり、さらに依然としてブルートゥース伝送プロトコルによってオーディオ信号の伝送を行うことができる。
【0030】
なお、ブルートゥース伝送プロトコルの帯域幅は、3 Mbpsであるが、超広帯域伝送プロトコルの伝送帯域幅は、27Mbpsである。本発明の実施例において、第一の電子機器は、ターゲットオーディオを左サウンドチャンネルオーディオ信号と右サウンドチャンネルオーディオ信号に復号した後に、左サウンドチャンネルオーディオ信号と右サウンドチャンネルオーディオ信号の伝送に必要な伝送帯域幅を判断し、必要な伝送帯域幅が予め設定される帯域幅よりも大きい場合、前記左サウンドチャンネルオーディオ信号と右サウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって左イヤホンと右イヤホンに対応して伝送することであってもよい。
【0031】
例えば、前記予め設定される帯域幅は、3 Mbpsであり、前記左サウンドチャンネルオーディオ信号の伝送に必要な伝送帯域幅が3 Mbpsよりも大きく、右サウンドチャンネルオーディオ信号の伝送に必要な伝送帯域幅も3 Mbpsよりも大きく、ブルートゥース伝送プロトコルによってオーディオ信号の伝送に適用されなくなる場合、超広帯域伝送プロトコルによって左右サウンドチャンネルオーディオ信号を伝送するように選択することができて、第一の電子機器が高品質オーディオに対する伝送を実現することを確保し、高品質オーディオに対して高級オーディオ符号化(Advanced Audio Coding、AAC)によって圧縮-伝送-伸張などの操作を行う必要がなく、音質が損なわれることを回避することができる。
【0032】
さらに、前記ステップ101の後に、
前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号との伝送に必要な伝送帯域幅が前記予め設定される帯域幅以下である場合、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号をブルートゥース伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記ブルートゥース伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送することをさらに含んでもよい。
【0033】
理解できるように、前記ブルートゥース伝送プロトコルの伝送帯域幅が3 Mbpsである場合、前記予め設定される帯域幅を3 Mbpsに設定することができ、前記左サウンドチャンネルオーディオ信号の伝送に必要な伝送帯域幅が3 Mbps以下であり、前記右サウンドチャンネルオーディオ信号の伝送に必要な伝送帯域幅が3 Mbps以下である場合、ブルートゥース伝送プロトコルによって前記左サウンドチャンネルオーディオ信号を左イヤホンに伝送し、右サウンドチャンネルオーディオ信号を右イヤホンに伝送する。前記左サウンドチャンネルオーディオ信号の伝送に必要な伝送帯域幅が3 Mbpsよりも大きく、前記右サウンドチャンネルオーディオ信号の伝送に必要な伝送帯域幅が3 Mbpsよりも大きい場合、超広帯域伝送プロトコルによって前記左サウンドチャンネルオーディオ信号を左イヤホンに伝送し、右サウンドチャンネルオーディオ信号を右イヤホンに伝送する。このように、第一の電子機器がオーディオ信号の伝送に必要な伝送帯域幅に基づき、異なる伝送方法を選択してオーディオ信号を伝送することができるようにして、第一の電子機器のオーディオに対する伝送方法を拡張しており、オーディオ信号の伝送レートを大きくして、第一の電子機器がより高品質且つ、より高帯域幅のオーディオを伝送することができるようにする。
【0034】
図2を参照すると、ブルートゥースチップは、オーディオAudioアプリケーション層によってターゲットオーディオ(第一の音楽又は第二の音楽)を取得し、ターゲットオーディオを左サウンドチャンネルオーディオ信号(L)と右サウンドチャンネルオーディオ信号(R)に復号する。前記第一の音楽(L+R)のオーディオ信号に必要な伝送帯域幅が予め設定される帯域幅以下である場合、ブルートゥースオーディオ伝送モデルプロファイル(Advanced Audio Distribution Profile、A2DP)とオーディオ/ビデオのブルートゥース機器間における伝送プロトコル(Audio/Video Distribution Transport Protocol、AVDTP)によって左サウンドチャンネルオーディオ信号と右サウンドチャンネルオーディオ信号を符号化し、ベースバンドユニットと無線周波数ユニットによってそれぞれイヤホンの左イヤホンと右イヤホンに伝送する。なお、ブルートゥース伝送プロトコルは、準拠している他のプロトコル及び制御層、例えばセッション記述プロトコル(Session Description Protocol、SDP)、AMP、論理リンク制御と適合層プロトコル(Logical Link Control and Adaptation Layer Protocol、L2CAP)、ヒューマン・インタラクション(Human Computer Interaction、HCI)制御プレーン、リンク管理プロトコル(Link Manager Protocol、LMP)、ビットストリーム(Bit Torrent、BT)ベースバンド制御層、物理層(Physical、PHY)などをさらに含む。
【0035】
前記第二の音楽(L+R)のオーディオ信号の伝送に必要な伝送帯域幅が予め設定される帯域幅よりも大きい場合、ブルートゥース伝送プロトコルのAMPとPALによって超広帯域UWB伝送プロトコルにおけるMACとPHYを呼び出し、左サウンドチャンネルオーディオ信号と右サウンドチャンネルオーディオ信号をそれぞれ左イヤホンと右イヤホンに伝送する。このように、第一の電子機器のオーディオ伝送チャンネルを拡張しており、さらにオーディオファイルの伝送品質を向上させ、オーディオファイル音質に対する損害を回避し、オーディオファイルの音質効果を確保することができる。
【0036】
選択的に、前記ステップ102は、
前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号との伝送に必要な伝送帯域幅が予め設定される帯域幅よりも大きい場合、第一の帯域幅の第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、第二の帯域幅の第一のサウンドチャンネルオーディオ信号をブルートゥース伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送することと、
第三の帯域幅の第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、第四の帯域幅の第二のサウンドチャンネルオーディオ信号をブルートゥース伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送することとをさらに含んでもよく、
そのうち、前記第一の帯域幅と前記第二の帯域幅との和は、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号の伝送に必要な帯域幅であり、第三の帯域幅と第四の帯域幅との和は、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号の伝送に必要な帯域幅である。
【0037】
つまり、左サウンドチャンネルオーディオ信号の伝送に必要な伝送帯域幅が3 Mbpsよりも大きい場合、一部の帯域幅の左サウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって左イヤホンに伝送し、残りの一部の帯域幅の左サウンドチャンネルオーディオ信号をブルートゥース伝送プロトコルによって左イヤホンに伝送する。例えば、左サウンドチャンネルオーディオ信号の伝送に必要な伝送帯域幅が30 Mbpsである場合、そのうちの27 Mbpsの左サウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって左イヤホンに伝送し、残りの3 Mbpsの左サウンドチャンネルオーディオ信号をブルートゥース伝送プロトコルによって左イヤホンに伝送してもよい。このように、左サウンドチャンネルオーディオ信号がそれぞれ超広帯域伝送プロトコルとブルートゥース伝送プロトコルによって伝送し、左サウンドチャンネルオーディオ信号の伝送帯域幅と伝送経路をさらに広げており、第一の電子機器が高品質のオーディオを伝送し、ユーザにより良い聴感体験をもたらすことができるようにする。
【0038】
同様の原理で、右サウンドチャンネルオーディオ信号の伝送に必要な伝送帯域幅が3 Mbpsよりも大きい場合、一部の帯域幅の右サウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって右イヤホンに伝送し、残りの一部の帯域幅の右サウンドチャンネルオーディオ信号をブルートゥース伝送プロトコルによって右イヤホンに伝送し、さらに右サウンドチャンネルオーディオ信号の伝送帯域幅と伝送経路を広げており、第一の電子機器が高品質のオーディオを伝送することができることを確保する。
【0039】
本発明の実施例では、第一の電子機器は、ターゲットオーディオを取得し、前記ターゲットオーディオを第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と第二のサウンドチャンネルオーディオ信号に復号し、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送する。このように、第一の電子機器は、超広帯域伝送プロトコル27Mbpsの伝送帯域幅を呼び出すことによってそれぞれ左右サウンドチャンネルオーディオ信号の伝送を行うことができ、左右サウンドチャンネルオーディオ信号に対する伝送帯域幅を大きくしており、第一の電子機器により高品質且つ、より高帯域幅のオーディオを伝送させ、オーディオの音質が損なわれることを回避させることができる。
【0040】
図3を参照すると、
図3は、本発明の実施例による電子機器の構造図である。前記電子機器は、第一の電子機器であり、前記電子機器は、第二の電子機器に無線接続され、前記第二の電子機器は、第一のサウンドチャンネル再生装置と、第二のサウンドチャンネル再生装置とを含む。
図3に示すように、前記電子機器300は、
ターゲットオーディオを取得し、前記ターゲットオーディオを第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と第二のサウンドチャンネルオーディオ信号に復号するための取得モジュール301と、
前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送するための伝送モジュール302とを含む。
【0041】
選択的に、前記伝送モジュール302はさらに、
ブルートゥース伝送プロトコルにおける切り替え可能なメディアアクセスコントロール/物理層AMP及びプロトコルアダプテーションレイヤPALによって超帯域幅伝送プロトコルにおけるメディアアクセスコントロールMACと物理層PHYを呼び出し、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送するために用いられる。
【0042】
選択的に、前記伝送モジュール302はさらに、
前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号との伝送に必要な伝送帯域幅が予め設定される帯域幅よりも大きい場合、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送するために用いられる。
【0043】
選択的に、前記伝送モジュール302はさらに、
前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号との伝送に必要な伝送帯域幅が予め設定される帯域幅よりも大きい場合、第一の帯域幅の第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、第二の帯域幅の第一のサウンドチャンネルオーディオ信号をブルートゥース伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送することと、
第三の帯域幅の第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、第四の帯域幅の第二のサウンドチャンネルオーディオ信号をブルートゥース伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送することとに用いられ、
そのうち、前記第一の帯域幅と前記第二の帯域幅との和は、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号の伝送に必要な帯域幅であり、第三の帯域幅と第四の帯域幅との和は、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号の伝送に必要な帯域幅である。
【0044】
選択的に、前記伝送モジュール302はさらに、
前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号との伝送に必要な伝送帯域幅が前記予め設定される帯域幅以下である場合、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号をブルートゥース伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記ブルートゥース伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送するために用いられる。
【0045】
なお、電子機器300は、
図1に記載のオーディオ伝送方法の実施例の各プロセスを実現することができ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0046】
本発明の実施例では、電子機器300は、ターゲットオーディオを取得し、前記ターゲットオーディオを第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と第二のサウンドチャンネルオーディオ信号に復号し、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送する。このように、電子機器300は、超広帯域伝送プロトコル27Mbpsの伝送帯域幅を呼び出すことによってそれぞれ左右サウンドチャンネルオーディオ信号の伝送を行うことができ、左右サウンドチャンネルオーディオ信号に対する伝送帯域幅を大きくしており、電子機器300がより高品質且つ、より高帯域幅のオーディオを伝送し、オーディオの音質が損なわれることを回避することができるようにする。
【0047】
図4を参照すると、
図4は、本発明の実施例を実現する別の電子機器の構造図である。電子機器400は、
図1に記載のオーディオ伝送方法の実施例の各プロセスを実現することができ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。
図4に示すように、電子機器400は、無線周波数ユニット401、ネットワークモジュール402、オーディオ出力ユニット403、入力ユニット404、センサ405、表示ユニット406、ユーザ入力ユニット407、インターフェースユニット408、メモリ409、プロセッサ410、及び電源411などの部品を含むが、それらに限らない。当業者が理解できるように、
図4に示す電子機器構造は、電子機器400に対する限定を構成しない。電子機器400は、図示された部品の数よりも多く又は少ない部品、又はなんらかの部品の組み合わせ、又は異なる部品の配置を含んでもよい。本発明の実施例において、電子機器400は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限らない。
【0048】
そのうち、プロセッサ410は、
ターゲットオーディオを取得し、前記ターゲットオーディオを第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と第二のサウンドチャンネルオーディオ信号に復号するために用いられる。
【0049】
無線周波数ユニット401は、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送するために用いられる。
【0050】
選択的に、無線周波数ユニット401はさらに、
ブルートゥース伝送プロトコルにおける切り替え可能なメディアアクセスコントロール/物理層AMP及びプロトコルアダプテーションレイヤPALによって超帯域幅伝送プロトコルにおけるメディアアクセスコントロールMACと物理層PHYを呼び出し、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送するために用いられる。
【0051】
選択的に、無線周波数ユニット401はさらに、
前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号との伝送に必要な伝送帯域幅が予め設定される帯域幅よりも大きい場合、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送するために用いられる。
【0052】
選択的に、無線周波数ユニット401はさらに、
前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号との伝送に必要な伝送帯域幅が予め設定される帯域幅よりも大きい場合、第一の帯域幅の第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、第二の帯域幅の第一のサウンドチャンネルオーディオ信号をブルートゥース伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送することと、
第三の帯域幅の第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、第四の帯域幅の第二のサウンドチャンネルオーディオ信号をブルートゥース伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送することとに用いられ、
そのうち、前記第一の帯域幅と前記第二の帯域幅との和は、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号の伝送に必要な帯域幅であり、第三の帯域幅と第四の帯域幅との和は、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号の伝送に必要な帯域幅である。
【0053】
選択的に、無線周波数ユニット401はさらに、
前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号との伝送に必要な伝送帯域幅が前記予め設定される帯域幅以下である場合、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号をブルートゥース伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記ブルートゥース伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送するために用いられる。
【0054】
本発明の実施例では、電子機器400は、ターゲットオーディオを取得し、前記ターゲットオーディオを第一のサウンドチャンネルオーディオ信号と第二のサウンドチャンネルオーディオ信号に復号し、前記第一のサウンドチャンネルオーディオ信号を超広帯域伝送プロトコルによって前記第一のサウンドチャンネル再生装置に伝送し、前記第二のサウンドチャンネルオーディオ信号を前記超広帯域伝送プロトコルによって前記第二のサウンドチャンネル再生装置に伝送する。このように、電子機器400は、超広帯域伝送プロトコル27Mbpsの伝送帯域幅を呼び出すことによってそれぞれ左右サウンドチャンネルオーディオ信号の伝送を行うことができ、左右サウンドチャンネルオーディオ信号に対する伝送帯域幅を大きくしており、電子機器400がより高品質且つ、より高帯域幅のオーディオを伝送し、オーディオの音質が損なわれることを回避することができるようにする。
【0055】
理解すべきことは、本発明の実施例では、無線周波数ユニット401は、情報の送受信又は通話における信号の送受信に用いられてもよい。具体的には、基地局からの下りリンクのデータを受信してから、プロセッサ410に処理させ、また、上りリンクのデータを基地局に送信する。通常、無線周波数ユニット401は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。なお、無線周波数ユニット401は、無線通信システムやネットワークを介して他の機器との通信を行ってもよい。
【0056】
電子機器400は、ネットワークモジュール402によってユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば、ユーザによる電子メールの送受信、ウェブページの閲覧とストリーミングメディアへのアクセスなどを支援する。
【0057】
オーディオ出力ユニット403は、無線周波数ユニット401又はネットワークモジュール402によって受信された又はメモリ409に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換して、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット403は、電子機器400によって実行された特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼び信号受信音、メッセージ着信音など)をさらに提供することができる。オーディオ出力ユニット403は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
【0058】
入力ユニット404は、オーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット404は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)4041とマイクロホン4042とを含んでもよく、グラフィックスプロセッサ4041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット406上に表示されてもよい。グラフィックスプロセッサ4041によって処理された画像フレームは、メモリ409(又は他のコンピュータ可読記憶媒体)に記憶されてもよく、又は無線周波数ユニット401又はネットワークモジュール402によって送信されてもよい。マイクロホン4042は、音声を受信することができるとともに、このような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話の通話モードにおいて、無線周波数ユニット401を介して移動通信基地局に送信することが可能なフォーマットに変換して出力されてもよい。
【0059】
電子機器400は、少なくとも一つのセンサ405、例えば光センサ、モーションセンサ及び他のセンサをさらに含む。具体的には、光センサは、環境光センサ及び接近センサを含み、そのうち、環境光センサは、環境光の明暗に応じて、表示パネル4061の輝度を調整することができ、接近センサは、電子機器400が耳元に移動した時、表示パネル4061及び/又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度センサは、各方向(一般的には、三軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時、重力の大きさ及び方向を検出することができ、電子機器姿勢(例えば縦横スクリーン切り替え、関連ゲーム、磁力計姿勢キャリブレーション)の識別、振動識別関連機能(例えば歩数計、タップ)などに用いられてもよい。センサ405は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含んでもよい。ここでこれ以上説明しない。
【0060】
表示ユニット406は、ユーザによって入力された情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット406は、表示パネル4061を含んでもよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形式で表示パネル4061が配置されてもよい。
【0061】
ユーザ入力ユニット407は、入力された数字又はキャラクタ情報の受信、及び電子機器400のユーザ設定及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。具体的には、ユーザ入力ユニット407は、タッチパネル4071及び他の入力機器4072を含む。タッチパネル4071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作(例えばユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル4071上又はタッチパネル4071付近で行う操作)を収集することができる。タッチパネル4071は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザによるタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ410に送信し、プロセッサ410から送信されてきたコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを採用してタッチパネル4071を実現してもよい。タッチパネル4071以外、ユーザ入力ユニット407は、他の入力機器4072をさらに含んでもよい。具体的には、他の入力機器4072は、物理的なキーボード、機能キー(例えば、ボリューム制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らない。ここでこれ以上説明しない。
【0062】
更に、タッチパネル4071は、表示パネル4061上に覆われてもよい。タッチパネル4071は、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作を検出すると、プロセッサ410に伝送して、タッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ410は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル4061上で相応な視覚出力を提供する。
図4において、タッチパネル4071と表示パネル4061は、二つの独立した部品として電子機器400の入力と出力機能を実現するものであるが、なんらかの実施例において、タッチパネル4071と表示パネル4061とを統合して電子機器400の入力と出力機能を実現してもよい。具体的には、ここで限定しない。
【0063】
インターフェースユニット408は、外部装置と電子機器400との接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドフォンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット408は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信するとともに、受信した入力を電子機器400内の一つ又は複数の素子に伝送するために用いられてもよく、又は電子機器400と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。
【0064】
メモリ409は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ409は、主にプログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含んでもよい。そのうち、プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができ、データ記憶領域は、携帯電話の使用によって作成されるデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができる。なお、メモリ409は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスをさらに含んでもよい。
【0065】
プロセッサ410は、電子機器400の制御センターであり、様々なインターフェースと線路によって電子機器400全体の各部分に接続され、メモリ409に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運行又は実行すること、及びメモリ409に記憶されたデータを呼び出し、電子機器400の様々な機能を実行し、データを処理することによって、電子機器400全体をモニタリングする。プロセッサ410は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。好ましくは、プロセッサ410は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを集積してもよい。そのうち、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ410に統合されなくてもよい。
【0066】
電子機器400は、各部品に電力を供給する電源411(例えば電池)をさらに含んでもよく、好ましくは、電源411は、電源管理システムによってプロセッサ410にロジック的に接続されてもよく、それにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
【0067】
また、電子機器400は、いくつかの示されていない機能モジュールを含む。ここでこれ以上説明しない。
【0068】
選択的に、本発明の実施例は、電子機器をさらに提供する。前記電子機器は、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、
図1に記載のオーディオ伝送方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0069】
本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、
図1に記載のオーディオ伝送方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。そのうち、前記コンピュータ可読記憶媒体は、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROMと略称される)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略称される)、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
【0070】
なお、本明細書では、「包括」、「包含」という用語又はその他の任意の変形は、非排他的な「包含」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
【0071】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本発明の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0072】
以上に記述されているのは、本発明の具体的な実施の形態に過ぎず、本発明の保護範囲は、それに限らない。いかなる当業者が、本発明に掲示される技術範囲内、容易に想到できる変形又は置き換えは、いずれも本発明の保護範囲内に含まれるべきである。そのため、本発明の保護範囲は、請求項の保護範囲を基にすべきである。