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特許7419569アプリケーション制御方法、装置及び電子機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-12
(45)【発行日】2024-01-22
(54)【発明の名称】アプリケーション制御方法、装置及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/14 20060101AFI20240115BHJP
   G06F 3/0484 20220101ALI20240115BHJP
【FI】
G06F3/14 350B
G06F3/0484
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2022573546
(86)(22)【出願日】2021-06-04
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-27
(86)【国際出願番号】 CN2021098360
(87)【国際公開番号】W WO2021249303
(87)【国際公開日】2021-12-16
【審査請求日】2022-11-29
(31)【優先権主張番号】202010519374.X
(32)【優先日】2020-06-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001933
【氏名又は名称】弁理士法人 佐野特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】陳家興
【審査官】星野 裕
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第109408172(CN,A)
【文献】特表2019-500688(JP,A)
【文献】特開2020-053065(JP,A)
【文献】特開2015-118425(JP,A)
【文献】特開2014-222416(JP,A)
【文献】特開2015-042202(JP,A)
【文献】特表平5-289839(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0143275(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/14
G06F 3/048
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1インタフェースが表示されている場合に、第1入力を受け付けるステップであって、前記第1インタフェースは第1アプリケーションのインタフェースであるステップと、
前記第1入力に応答して、調節ウィジェットを表示し、第1表示領域に前記第1インタフェースを表示し、第2表示領域に第2インタフェースを表示するステップであって、前記第2インタフェースは第2アプリケーションのインタフェースであるステップと、
前記調節ウィジェットへの第2入力を受け付けるステップと、
前記第2入力に応答して、前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節するステップであって、前記関連レベルは前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとの間の関連操作の数、前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとの間の関連操作の重要度のいずれか一項を指示するためのものであるステップとを含む、アプリケーション制御方法。
【請求項2】
前記調節ウィジェットはスライド領域及び前記スライド領域に設けられたスライドブロックを含み、
前記調節ウィジェットへの第2入力を受け付ける前記ステップは、
前記スライドブロックへの第2入力を受け付けるステップを含み、
前記第2入力に応答して、前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節する前記ステップは、
前記第2入力に応答して、前記スライド領域をスライドするように前記スライドブロックを制御し、且つ前記スライドブロックの前記スライド領域での位置により前記関連レベルを調節するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記関連レベルが前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとの間の関連操作の数を指示するためのものである場合に、前記関連レベルの数値が大きいほど、前記関連レベルで指示される前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとの間の関連操作の数が多い、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記調節ウィジェットはM個のサブウィジェットを含み、前記関連レベルはM個のレベルを含み、1つのサブウィジェットが1つのレベルに対応し、Mが1よりも大きい整数であり、
前記調節ウィジェットへの第2入力を受け付ける前記ステップは、
前記M個のサブウィジェット中の目標サブウィジェットへの第2入力を受け付けるステップを含み、
前記第2入力に応答して、前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節する前記ステップは、
前記第2入力に応答して、前記関連レベルを前記目標サブウィジェットに対応するレベルに調節するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記関連レベル中の目標レベルは少なくとも1つの操作に対応し、前記目標レベルは前記第2入力受付前のレベルであり、又は前記第2入力受付後のレベルであり、
第2表示領域に第2インタフェースを表示する前記ステップの後に、
目標インタフェースへの第3入力を受け付けるステップであって、前記第3入力は前記少なくとも1つの操作中の目標操作をトリガする入力であり、前記目標インタフェースは前記第1アプリケーションのインタフェースであり、又は、前記第2アプリケーションのインタフェースであるステップと、
前記第3入力に応答して、前記目標操作を実行するように前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションを制御するステップとを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1表示領域と前記第2表示領域は1つの表示スクリーンにおける異なる表示領域であり、
第1入力を受け付ける前記ステップの前に、
前記第1インタフェースと第1ウィジェットを表示するステップと、
前記第1ウィジェットへの第4入力を受け付けるステップと、
前記第4入力に応答して、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを表示するステップと、を更に含み、
前記第1入力は前記少なくとも1つのアプリケーションアイコンのうち前記第2アプリケーションのアイコンへの入力である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
受付モジュール、表示モジュール及び制御モジュールを備えるアプリケーション制御装置であって、
前記受付モジュールは、前記表示モジュールに第1インタフェースが表示されている場合に、第1入力を受け付けることに用いられ、前記第1インタフェースは第1アプリケーションのインタフェースであり、
前記表示モジュールは、前記受付モジュールの受け付けた前記第1入力に応答して、調節ウィジェットを表示し、第1表示領域に前記第1インタフェースを表示し、第2表示領域に第2インタフェースを表示することに用いられ、前記第2インタフェースは第2アプリケーションのインタフェースであり、前記第2アプリケーションは前記第1アプリケーションに対して関連性のあるアプリケーションであり、
前記受付モジュールは、更に、前記表示モジュールによって表示されている前記調節ウィジェットへの第2入力を受け付けることに用いられ、
前記制御モジュールは、前記受付モジュールの受け付けた前記第2入力に応答して、前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節することに用いられ、
前記関連レベルは、前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとの間の関連操作の数、前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとの間の関連操作の重要度のいずれか一項を指示するためのものである、アプリケーション制御装置。
【請求項8】
前記調節ウィジェットはスライド領域及び前記スライド領域に設けられたスライドブロックを含み、
前記受付モジュールは、具体的には、前記スライドブロックへの第2入力を受け付けることに用いられ、
前記制御モジュールは、具体的には、前記第2入力に応答して、前記スライド領域をスライドするように前記スライドブロックを制御し、且つ前記スライドブロックの前記スライド領域での位置により前記関連レベルを調節することに用いられる、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記関連レベルが前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとの間の関連操作の数を指示するためのものである場合に、前記関連レベルの数値が大きいほど、前記関連レベルで指示される前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとの間の関連操作の数が多い、請求項7に記載の装置。
【請求項10】
前記調節ウィジェットはM個のサブウィジェットを含み、前記関連レベルはM個のレベルを含み、1つのサブウィジェットが1つのレベルに対応し、Mが1よりも大きい整数であり、
前記受付モジュールは、具体的には、前記M個のサブウィジェット中の目標サブウィジェットへの第2入力を受け付けることに用いられ、
前記制御モジュールは、具体的には、前記第2入力に応答して、前記関連レベルを前記目標サブウィジェットに対応するレベルに調節することに用いられる、請求項7に記載の装置。
【請求項11】
前記関連レベル中の目標レベルは少なくとも1つの操作に対応し、前記目標レベルは前記第2入力受付前のレベルであり、又は前記第2入力受付後のレベルであり、
前記受付モジュールは、更に、前記表示モジュールが前記第2表示領域に第2インタフェースを表示した後に、目標インタフェースへの第3入力を受け付けることに用いられ、前記第3入力は前記少なくとも1つの操作中の目標操作をトリガする入力であり、前記目標インタフェースは前記第1アプリケーションのインタフェースであり、又は、前記第2アプリケーションのインタフェースであり、
前記制御モジュールは、更に、前記受付モジュールの受け付けた前記第3入力に応答して、前記目標操作を実行するように前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションを制御することに用いられる、請求項7に記載の装置。
【請求項12】
前記第1表示領域と前記第2表示領域は1つの表示スクリーンにおける異なる表示領域であり、
前記表示モジュールは、更に、前記受付モジュールが前記第1入力を受け付ける前に、前記第1インタフェースと第1ウィジェットを表示することに用いられ、
前記受付モジュールは、更に、前記表示モジュールによって表示されている前記第1ウィジェットへの第4入力を受け付けることに用いられ、
前記表示モジュールは、更に、前記受付モジュールの受け付けた前記第4入力に応答して、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを表示することに用いられ、
前記第1入力は前記少なくとも1つのアプリケーションアイコンのうち前記第2アプリケーションのアイコンへの入力である、請求項7に記載の装置。
【請求項13】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて実行可能なコンピュータプログラムとを備え、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサにより実行される時に、請求項1~6のいずれか一項に記載のアプリケーション制御方法のステップを実現する、電子機器。
【請求項14】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される時に、請求項1~6のいずれか一項に記載のアプリケーション制御方法のステップを実現する、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
少なくとも1つのプロセッサにより実行されることによって、請求項1~6のいずれか一項に記載のアプリケーション制御方法を実現する、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本願は、2020年6月9日に中国に提出された、出願番号がNo.202010519374.Xの中国特許の優先権を主張し、その内容の全てが引用によって本願に組み込まれている。
【技術分野】
【0002】
本発明の実施例は、通信の技術分野に関し、特に、アプリケーション制御方法、装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
通信技術の進化に伴い、電子機器の機能がますます豊富になってきており、例えば、電子機器は電子機器のスクリーンに2つのアプリケーションのインタフェースを同時に表示し、これら2つのインタフェースによって異なる情報をユーザに表示することができる。
【0004】
現在、電子機器が電子機器のスクリーンにアプリケーション1のインタフェースとアプリケーション2のインタフェースを同時に表示している場合に、ユーザは、アプリケーション2のインタフェースを変更せずに、アプリケーション1のインタフェースへ入力することで、アプリケーション1を制御して当該入力に対応する操作を実行させるように電子機器をトリガすることができる。同様に、ユーザは、アプリケーション1のインタフェースを変更せずに、アプリケーション2のインタフェースへ入力することで、アプリケーション2を制御して当該入力に対応する操作を実行させるように電子機器をトリガすることができる。以上から分かるように、電子機器はアプリケーション1とアプリケーション2を独立して実行することで、アプリケーション1のインタフェースとアプリケーション2のインタフェースを同時に表示する。このようにして、電子機器は複数のアプリケーションを独立して実行することで、これらのアプリケーションのインタフェースを同時に表示するので、電子機器による複数のアプリケーションのインタフェース同時表示方式が単一で、柔軟性が悪くなる可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施例は、電子機器による複数のアプリケーションのインタフェース同時表示方式が単一で、柔軟性が悪いという問題を解決する、アプリケーション制御方法、装置及び電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術的問題を解決するために、本願は、下記のように実現する。
【0007】
第1側面において、本発明の実施例は、第1インタフェースが表示されている場合に、第1入力を受け付けるステップであって、前記第1インタフェースは第1アプリケーションのインタフェースであるステップと、第1入力に応答して、調節ウィジェットを表示し、第1表示領域に第1インタフェースを表示し、第2表示領域に第2インタフェースを表示するステップであって、第2インタフェースは第2アプリケーションのインタフェースであり、第2アプリケーションは第1アプリケーションに対して関連性のあるアプリケーションであるステップと、前記調節ウィジェットへの第2入力を受け付けるステップと、第2入力に応答して、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節するステップであって、当該関連レベルは第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連操作の数、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連操作の重要度の少なくとも一項を指示するためのものであるステップとを含む、アプリケーション制御方法を提供する。
【0008】
第2側面において、本発明の実施例は、受付モジュール、表示モジュール及び制御モジュールを備えるアプリケーション制御装置を提供する。受付モジュールは、表示モジュールに第1インタフェースが表示されている場合に、第1入力を受け付けることに用いられ、第1インタフェースは第1アプリケーションのインタフェースであり、表示モジュールは、受付モジュールの受け付けた第1入力に応答して、調節ウィジェットを表示し、第1表示領域に第1インタフェースを表示し、第2表示領域に第2インタフェースを表示することに用いられ、第2インタフェースは第2アプリケーションのインタフェースであり、第2アプリケーションは第1アプリケーションに対して関連性のあるアプリケーションであり、受付モジュールは、更に、表示モジュールによって表示されている調節ウィジェットへの第2入力を受け付けることに用いられ、制御モジュールは、受付モジュールの受け付けた第2入力に応答して、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節することに用いられ、当該関連レベルは第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連操作の数、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連操作の重要度の少なくとも一項を指示するためのものである。
【0009】
第3側面において、本発明の実施例は、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され且つプロセッサにおいて実行可能なコンピュータプログラムとを備え、コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される時に、上記第1側面のアプリケーション制御方法のステップを実現できる、電子機器を提供する。
【0010】
第4側面において、本発明の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されており、当該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される時に、上記第1側面のアプリケーション制御方法のステップを実現できる、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0011】
本願の実施例では、電子機器は、第1インタフェースが表示されている場合に、第1入力を受け付けるステップであって、第1インタフェースは第1アプリケーションのインタフェースであるステップと、第1入力に応答して、調節ウィジェットを表示し、第1表示領域に第1インタフェースを表示し、第2表示領域に第2インタフェースを表示するステップであって、第2インタフェースは第2アプリケーションのインタフェースであり、第2アプリケーションは第1アプリケーションに対して関連性のあるアプリケーションであるステップと、調節ウィジェットへの第2入力を受け付けるステップと、第2入力に応答して、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節するステップであって、当該関連レベルは第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連操作の数、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連操作の重要度のいずれか一項を指示するためのものであるステップとを実行することができる。この解決手段によれば、電子機器は、第1インタフェースと第2インタフェースが同時に表示されている時に、第2インタフェースに対応する第2アプリケーションと第1インタフェースに対応する第1アプリケーションとの間の関連性により、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節するための調節ウィジェットを表示することができるので、ユーザは実際の使用要求に応じて、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを柔軟に調節するように電子機器をトリガすることができ、これによって、電子機器は異なる関連レベルで第1アプリケーションのインタフェースと第2アプリケーションのインタフェースを表示でき、このようにして、電子機器による複数のアプリケーションのインタフェース同時表示の柔軟性を向上させることができる。
【0012】
更に、第1アプリケーションと第2アプリケーションの関連レベルが第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連度を指示でき、これら2つのアプリケーション間で関連操作を行えるか否か及び関連操作の可能な程度が当該関連度に依存するので、本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法によれば、ユーザは、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを、ユーザの第1アプリケーションと第2アプリケーションの関連操作に対する要求を満たした関連レベルに調節するように電子機器をトリガすることができ、ユーザ体験を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施例で提供される可能なAndroidオペレーティングシステムのアーキテクチャ模式図である。
図2】本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法の第1模式図である。
図3】本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法のアプリケーションの第1インタフェース模式図である。
図4】本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法のアプリケーションの第2インタフェース模式図である。
図5】本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法の第2模式図である。
図6】本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法のアプリケーションの第3インタフェース模式図である。
図7】本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法のアプリケーションの第4インタフェース模式図である。
図8】本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法のアプリケーションの第5インタフェース模式図である。
図9】本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法のアプリケーションの第6インタフェース模式図である。
図10】本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御装置の構成模式図である。
図11】本発明の実施例で提供される電子機器のハードウェア模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に本願の実施例における図面を参照し、本願の実施例における技術的解決手段を明確に、完全に説明し、当然ながら、説明される実施例は本発明の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく、得られた他の全ての実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0015】
本明細書における「及び/又は」という用語は、関連対象の関連性を記述するものであり、3種の関係が存在可能であることを示し、例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在すること、AとBが同時に存在すること、及びBのみが存在することの3つの場合を示してもよい。本明細書における「/」という符号は関連対象が「又は」という関係にあり、例えばA/BはA又はBを表す。
【0016】
本明細書における「第1」及び「第2」等の用語は、対象の特定順序を記述するためのものではなく、異なる対象を区別するためのものである。例えば、第1入力及び第2入力等は、入力の特定順序を記述するためのものではなく、異なる入力を区別するためのものである。
【0017】
本願の実施例において、「例示的」又は「例えば」等の用語は例、例証又は説明とすることを示すためのものである。本願の実施例において「例示的」又は「例えば」と説明されるいなかる実施例又は設計案も他の実施例又は設計案より好ましい又は有利であると解釈されるべきではない。厳密に言えば、「例示的」又は「例えば」等の用語は具体的な形態で関連概念を示す目的で使用される。
【0018】
本発明の実施例の説明では、特に断らない限り、「複数」の意味は2つ又は2つ以上ということである。例えば、複数の素子とは、2つの素子又は2つ以上の素子を意味する。
【0019】
本発明の実施例はアプリケーション制御方法、装置及び電子機器を提供し、電子機器は、第1インタフェースが表示されている場合に、第1入力を受け付けるステップであって、第1インタフェースは第1アプリケーションのインタフェースであるステップと、第1入力に応答して、調節ウィジェットを表示し、第1表示領域に第1インタフェースを表示し、第2表示領域に第2インタフェースを表示するステップであって、第2インタフェースは第2アプリケーションのインタフェースであり、第2アプリケーションは第1アプリケーションに対して関連性のあるアプリケーションであるステップと、調節ウィジェットへの第2入力を受け付けるステップと、第2入力に応答して、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節するステップであって、当該関連レベルは第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連操作の数、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連操作の重要度の少なくとも一項を指示するためのものであるステップとを実行できる。この解決手段によれば、電子機器は第1インタフェースと第2インタフェースが同時に表示されている時に、第2インタフェースに対応する第2アプリケーションと第1インタフェースに対応する第1アプリケーションとの間の関連性により、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節するための調節ウィジェットを表示することができるので、ユーザは実際の使用要求に応じて、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを柔軟に調節するように電子機器がをトリガすることができ、これによって、電子機器は異なる関連レベルで第1アプリケーションのインタフェースと第2アプリケーションのインタフェースを表示でき、このようにして、電子機器による複数のアプリケーションのインタフェース同時表示の柔軟性を向上させることができる。更に、第1アプリケーションと第2アプリケーションの関連レベルが第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連度を指示でき、これら2つのアプリケーション間で関連操作を行えるか否か及び関連操作の可能な程度が当該関連度に依存するので、本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法によれば、ユーザは、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを、ユーザの第1アプリケーションと第2アプリケーションの関連操作に対する要求を満たした関連レベルに調節するように電子機器をトリガすることができ、ユーザ体験を向上させることができる。
【0020】
本願の実施例における電子機器は、オペレーティングシステムを有する電子機器であってもよい。当該オペレーティングシステムは、アンドロイド(Android)オペレーティングシステムであってもよいし、iosオペレーティングシステムであってもよいし、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本発明の実施例では具体的に限定されることがない。
【0021】
以下において、Androidオペレーティングシステムを例にして、本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法が適用されるソフトウェア環境を説明する。
【0022】
図1は、本発明の実施例によって提供される可能なAndroidオペレーティングシステムのアーキテクチャ模式図である。図1において、Androidオペレーティングシステムのアーキテクチャは4つの層を含み、それぞれアプリケーション層、アプリケーションフレームワーク層、システム実行ライブラリ層及びカーネル層(具体的に、Linuxカーネル層であってもよい)である。その中、アプリケーション層は、Androidオペレーティングシステム内の各アプリケーション(システムアプリケーションと第三者アプリケーションを含む)を含む。例えば、アプリケーション層は、本願の実施例における第1アプリケーションと第2アプリケーションを含んでもよい。
【0023】
アプリケーションフレームワーク層は、アプリケーションのフレームワークであり、開発者は、アプリケーションフレームワークの開発原則を遵守するうえで、アプリケーションフレームワーク層に基づいて幾つかのアプリケーションを開発することができる。例えば、アプリケーションフレームワーク層に基づいて本願の実施例における第1アプリケーションと第2アプリケーションを開発することができる。
【0024】
システム実行ライブラリ層は、ライブラリ(システムライブラリとも呼ばれる)とAndroidオペレーティングシステム実行環境を含む。ライブラリは主として、Androidオペレーティングシステムに必要な各種リソースを提供するものである。Androidオペレーティングシステム実行環境は、Androidオペレーティングシステムにソフトウェア環境を提供するためのものである。
【0025】
カーネル層は、Androidオペレーティングシステムのオペレーティングシステム層であり、Androidオペレーティングシステムのソフトウェア階層の最下位層である。カーネル層は、Linuxカーネルをもとに、Androidオペレーティングシステムにコアシステムサービスとハードウェア関連のドライバプログラムを提供する。
【0026】
Androidオペレーティングシステムを例にし、本願の実施例において、開発者は、上述した図1に示すAndroidオペレーティングシステムのシステムアーキテクチャをもとに、本発明の実施例によって提供されるアプリケーション制御方法を実現するソフトウェアプログラムを開発することができ、それによって、該アプリケーション制御方法は、図1に示すようなAndroidオペレーティングシステムのもとで実行可能となる。つまり、プロセッサ又は電子機器は、Androidオペレーティングシステムにおいて該ソフトウェアプログラムを実行することで本発明の実施例によって提供されるアプリケーション制御方法を実現することができる。
【0027】
本願の実施例における電子機器は、携帯型端末であってもよいし、非携帯型端末であってもよい。例として、携帯型端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートパソコン、携帯情報端末、車載端末、ウェアラブル機器、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、ネットブック又はパーソナルディジタルアシスタント(personal digital assistant,PDA)等であってもよく、非携帯型端末は、パーソナルコンピュータ(personal computer,PC)、テレビ(television,TV)、現金自動預払機又はキオスク端末等であってもよく、本発明の実施例では具体的に限定されることがない。
【0028】
本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法の実行主体は、上記の電子機器であってもよいし、当該電子機器における当該アプリケーション制御方法を実現可能な機能モジュール及び/又は機能実体であってもよく、具体的には実際の使用要求に応じて決めることができ、本発明の実施例では限定されることがない。以下では電子機器を例として、本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法を例示的に説明する。
【0029】
本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法は、ユーザが電子機器で複数のアプリケーションのインタフェースを同時に表示したい場合に適用可能である。
【0030】
本願の実施例では、電子機器が1つのアプリケーション(以下、アプリケーション4と称する)のインタフェースが表示されている場合に、ユーザがもう一つのアプリケーション(以下、アプリケーション3と称する)に入力(例えば、本願の実施例における第1入力)を実行する時に、電子機器は当該入力に応答して、先に当該アプリケーション4が当該アプリケーション3に対して関連性のあるか否かを判断でき、アプリケーション4がアプリケーション3に対して関連性を有すれば、電子機器は1つの表示領域にアプリケーション3のインタフェースを表示し、もう1つの表示領域にアプリケーション4のインタフェースを表示し、且つ1つの調節ウィジェットを表示することができ、このようにして、ユーザは当該調節ウィジェットへの別の入力によって、アプリケーション3とアプリケーション4との間の関連レベルを調節するように電子機器をトリガすることができる。上記アプリケーション4とアプリケーション3との間に関連性を有さなければ、電子機器は上記調節ウィジェットを表示せず、やはり電子機器の表示スクリーンの異なる表示領域にそれぞれ当該アプリケーション3と当該アプリケーション4のインタフェースを表示でき、このような場合に、電子機器は当該アプリケーション3とアプリケーション4をそれぞれ独立して実行する。このようにして、本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法は複数のアプリケーションのインタフェースを同時に表示できるだけでなく、同時に表示しているこれらのアプリケーションが関連性を有するアプリケーションである時に、これらのアプリケーション間の関連レベルを調節するための調節ウィジェットを表示でき、これによって、ユーザは実際の使用要求に応じて、これらのアプリケーション間の関連レベルを調節するように電子機器をトリガすることができ、複数のアプリケーションのインタフェースを同時に表示する柔軟性を向上させることができる。更に、アプリケーション3とアプリケーション4の関連レベルがアプリケーション3とアプリケーション4との間の関連付け表示の可能な程度を指示でき、これら2つのアプリケーション間が関連付けて表示可能か否か及び関連付け表示の可能な程度が当該関連度に依存するので、本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法によれば、ユーザは複数のアプリケーション間の関連レベルを、これらのアプリケーションの関連付け表示に対する要求を満たした関連レベルに調節するように電子機器をトリガすることができ、ユーザ体験を向上させることができる。
【0031】
本願の実施例では、「XX」とは名称がXXのアプリケーションを指す。例えば、「ショッピング1」とはショッピング1アプリケーションを指す。「XX」のアイコンとは名称がXXのアプリケーションのアイコンを指し、両者は意味が同じで、相互に交換可能であり、例えば、「ショッピング1」のアイコンとはショッピング1アプリケーションのアイコンを指す。
【0032】
以下では、具体的に各図面を参照しながら本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法を例示的に記述する。
【0033】
図2に示すように、本発明の実施例はアプリケーション制御方法を提供し、当該方法は下記のS201~S204を含んでもよい。
【0034】
S201では、電子機器が第1インタフェースが表示されている場合に、ユーザの第1入力を受け付ける。
【0035】
その中、上記第1インタフェースは第1アプリケーションのインタフェースであってもよい。例えば、第1インタフェースは第1アプリケーション中のホームインタフェースであってもよいし、第1アプリケーション中の1つの機能インタフェースであってもよく、具体的には実際の使用要求に応じて決めることができ、本発明の実施例で限定されることがない。
【0036】
選択可能に、本願の実施例では、第1アプリケーションは電子機器中のいずれかのアプリケーションであってもよい。例えば、第1アプリケーションは、「読書」、「チャット」、「ショッピング1」、「ゲーム」、「ニュース」、「地図」、「ナビゲーション」、「設定」及び「天気」等の任意の可能なアプリケーションであってもよい。具体的には実際の使用要求に応じて決めることができ、本発明の実施例で限定されることがない。
【0037】
選択可能に、本願の実施例では、上記第1入力は第1インタフェースと第2インタフェースを同時に表示するように電子機器をトリガするための入力であってもよい。
【0038】
選択可能に、本願の実施例では、上記第1入力は、タップ入力、長押し入力、重押し入力、スワイプ入力及びドラッグ入力等の任意の可能形式の入力であってもよく、具体的には実際の使用要求に応じて決めることができ、本発明の実施例で限定されることがない。その中、上記タップ入力はシングルタップ、ダブルタップ又は第1所定回数連続してタップする入力であってもよい。上記長押し入力は第1所定時間接触する入力であってもよい。上記重押し入力は圧力接触入力とも呼ばれ、ユーザが第1圧力閾値以上の圧力値で押す入力である。上記スワイプ入力は第1所定方向に沿ってスワイプする入力であってもよい。上記ドラッグ入力は第2所定方向に沿ってドラッグする入力であってもよい。
【0039】
説明必要であるように、上記第1所定回数、第1所定時間、第1所定方向、第1圧力閾値及び第2所定方向はいずれも実際の使用要求に応じて決めることができ、本発明の実施例で限定されることがない。
【0040】
S202では、電子機器が第1入力に応答して、調節ウィジェットを表示し、第1表示領域に第1インタフェースを表示し、第2表示領域に第2インタフェースを表示する。
【0041】
その中、上記第2インタフェースは第2アプリケーションのインタフェースであってもよく、第2アプリケーションは電子機器における第1アプリケーションに対して関連性のあるアプリケーションである。
【0042】
選択可能に、本願の実施例では、第2アプリケーションは第1アプリケーションと異なるアプリケーションであってもよいし、第1アプリケーションと同じアプリケーションであってもよく、具体的には実際の使用要求に応じて決めることができ、本発明の実施例で限定されることがない。
【0043】
選択可能に、本願の実施例では、第2アプリケーションの数を限定しなくてもよく、即ち、第2アプリケーションは1つのアプリケーションであってもよいし、複数のアプリケーションであってもよく、具体的には実際の使用要求に応じて決めることができる。本発明の実施例で提供されるアプリケーションの制御方法をより好適に記述するために、特に断らない限り、下記実施例では第2アプリケーションが1つのアプリケーションであることを例として記述する。
【0044】
選択可能に、本願の実施例では、第2インタフェースは第2アプリケーションのいずれか1つのインタフェースであってもよい。例えば、第2インタフェースは第2アプリケーションのホームインタフェースであってもよいし、第2アプリケーションの1つの機能インタフェースであってもよく、具体的には実際の使用要求に応じて決めることができ、本発明の実施例で限定されることがない。
【0045】
選択可能に、本願の実施例では、上記調節ウィジェットは第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルの調節をトリガすることに利用可能である。調節ウィジェットによって第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルの調節をトリガすることについての記述は、具体的に下記実施例における関連説明を参照でき、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0046】
本願の実施例では、調節ウィジェットの表示位置を限定しなくてもよい。例えば、調節ウィジェットの表示位置は第1表示領域中の位置であってもよいし、第2表示領域中の位置であってもよいし、更に第1表示領域と第2表示領域以外の他の位置であってもよい。
【0047】
選択可能に、本願の実施例では、可能な一実現形態において、上記調節ウィジェットはスライド領域及び当該スライド領域に設けられたスライドブロックを含んでもよい。別の可能な実現形態では、上記調節ウィジェットは複数のサブウィジェットを含んでもよい(例えば、M個のサブウィジェットを含んでもよく、Mが1よりも大きい整数である)。
【0048】
選択可能に、本願の実施例では、上記の可能な一実現形態において、上記スライド領域は1つの環状領域、1つの長尺状領域又は1つの矩形領域であってもよく、具体的には実際の使用要求に応じて決めることができ、本発明の実施例で限定されることがない。
【0049】
選択可能に、本願の実施例では、上記の別の可能な実現形態において、電子機器は異なる色で上記M個の部分領域中の異なる部分領域を区別するようになってもよい。又は、電子機器は上記M個の部分領域中の異なる部分領域に数字又はアルファベトを表示して異なる部分領域を区別するようになってもよい。又は、電子機器は他の任意の可能な方式で上記M個の部分領域中の異なる部分領域を区別してもよく、具体的には実際の使用要求に応じて決めることができ、本発明の実施例で限定されることがない。
【0050】
本願の実施例では、電子機器はユーザの第1入力を受け付けた後に、先に第1入力に対応するアプリケーション(例えば、上記第2アプリケーション)と第1アプリケーションとの間では関連付け表示が可能か否かを判断でき、第2アプリケーションと第1アプリケーションとの間では関連付け表示が可能であれば、第1アプリケーションと第2アプリケーションが関連性を有することを意味し、電子機器は調節ウィジェットを表示し、第1表示領域に第1インタフェースを表示し、第2表示領域に第2アプリケーションのインタフェース(即ち、上記第2インタフェース)を表示することができる。第2アプリケーションと第1アプリケーションとの間では関連付け表示が不可能であれば、第1アプリケーションと第2アプリケーションが関連性を有さないことを意味し、電子機器は調節ウィジェットを表示せず、第1表示領域に第1インタフェースを表示し、第2表示領域にアプリケーションのインタフェースを表示することができる。
【0051】
選択可能に、本願の実施例では、1つのアプリケーションと当該もう1つのアプリケーションとの間では関連付け表示が可能であれば、電子機器はこれら2つのアプリケーションを同時に実行する時に、これら2つのアプリケーションを独立して実行してもよいし、これら2つのアプリケーションを関連付けて実行してもよい。1つのアプリケーションともう1つのアプリケーションとの間では関連付け表示が不可能であれば、電子機器はこれら2つのアプリケーションを同時に実行する時に、これら2つのアプリケーションを独立して実行する。
【0052】
本願の実施例では、1つのアプリケーションともう1つのアプリケーションとの間には同じ及び/又は類似的な操作を有すれば、これら2つのアプリケーションでは関連付け表示が可能であると確認できる。
【0053】
例1として、アプリケーションAに検索操作を含み、アプリケーションBにも検索操作を含む場合に、アプリケーションAとアプリケーションBに同じ操作を含むことを意味し、アプリケーションAに検索操作を含み、アプリケーションBにサーチ操作、絞り込み操作及び/又はコメント操作を含む場合に、アプリケーションAとアプリケーションBに類似的な操作を含むことを意味する。以上から分かるように、この例において、アプリケーションAとアプリケーションBとの間では関連付け表示が可能である。
【0054】
例2として、アプリケーションAに前のページに切り替えるように制御する操作を含み、アプリケーションBにも前のページに切り替える操作を含む場合に、アプリケーションAとアプリケーションBに同じ操作を含むことを意味し、アプリケーションBに次のK(Kが正の整数である)ページに切り替える操作及び/又は前のG(Gが1よりも大きい整数である)ページに切り替える操作を含む場合に、アプリケーションAとアプリケーションBに類似的な操作を含むことを意味する。以上から分かるように、この例において、アプリケーションAとアプリケーションBとの間では関連付け表示が可能である。
【0055】
本願の実施例では、関連付け表示が可能な2つのアプリケーションに関しては、これら2つのアプリケーション間の同じ又は類似的操作の数が多いほど、これら2つのアプリケーションの関連付け表示の可能な程度が高い。
【0056】
本願の実施例では、電子機器が関連付け表示可能な2つのアプリケーション(例えば、アプリケーションA及びアプリケーションB)を関連付けて実行する時に、これら2つのアプリケーションの間に少なくとも1つの関連操作を含み、且つ各関連操作にそれぞれ2つのサブ操作を含み、1つのサブ操作はアプリケーションA中の操作であり、もう1つのサブ入力はアプリケーションB中の操作である。
【0057】
説明必要であるように、本願の実施例では、少なくとも1つの関連操作中の各関連操作に関しては、ユーザは1つの関連操作中の1つのサブ操作をトリガする入力を実行すると、それぞれ当該関連操作中の対応操作を実行するように電子機器がこれら2つのアプリケーションを制御することがトリガすることができる。例えば、電子機器がアプリケーションAとアプリケーションBを関連付けて実行し、且つアプリケーションAの検索操作とアプリケーションBのサーチ操作が関連し、即ち、アプリケーションAの検索操作とアプリケーションBのサーチ操作が1つの関連操作を構成していると仮定すると、ユーザがプログラムAに検索操作トリガ入力を実行する時に、電子機器は検索操作を実行するようにアプリケーションAを制御し、且つサーチ操作を実行するようにアプリケーションBを制御することができる。
【0058】
選択可能に、本願の実施例では、上記第1表示領域と上記第2表示領域は電子機器の同一表示スクリーン中の異なる表示領域にあってもよいし(状況1)、電子機器の異なる表示スクリーン中の表示領域にあってもよい(状況2)。具体的には、上記状況1では、電子機器は1つの表示スクリーンで画面を分割して第1インタフェースと第2インタフェースを表示し、この時に、第1アプリケーションと第2アプリケーションはいずれも画面分割表示可能なアプリケーションである。上記状況2では、電子機器は1つの表示スクリーンに第1インタフェースを表示し、もう1つの表示スクリーンに第2インタフェースを表示し、即ち、このような場合に、電子機器は複数の表示スクリーンを含み、例えば、デュアルスクリーンを備えた電子機器であってもよい。
【0059】
S203では、電子機器がユーザの調節ウィジェットへの第2入力を受け付ける。
【0060】
選択可能に、本願の実施例では、上記第2入力は具体的にはユーザが調節ウィジェットに施すタップ入力、長押し入力、スワイプ入力、ドラッグ入力、重押し入力等の任意の可能形式の入力であってもよく、具体的には実際の使用要求に応じて決めることができ、本発明の実施例で限定されることがない。
【0061】
第2入力の入力形式の記述については、具体的に上記実施例における第1入力の入力形式についての関連記述を参照でき、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0062】
S204では、電子機器が第2入力に応答して、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節する。
【0063】
選択可能に、本願の実施例では、上記関連レベルは、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連操作の数(方式1)、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連操作の重要度(方式2)のいずれか一項を指示することに利用可能である。
【0064】
本願の実施例では、電子機器が第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節することは、電子機器が第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルの範囲内で第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節すると理解できる。
【0065】
本願の実施例では、電子機器において第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを予め設置しておいてもよく、当該関連レベルはM個のレベルを含んでもよく、Mが1よりも大きい整数であってもよい。理解できるように、本願の実施例では、当該M個のレベルは即ち第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルの範囲であり、即ち、電子機器は当該M個のレベルの中で第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節できる。例えば、M個のレベルが第1レベル、第2レベル及び第3レベルといった3つのレベルであり、即ち第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルの範囲が第1レベル、第2レベル及び第3レベルであると仮定すると、電子機器は第1レベル、第2レベル及び第3レベルで構成した範囲内で、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節できる。具体的には、電子機器は第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを第1レベル、第2レベル又は第3レベルに調節できる。
【0066】
選択可能に、本願の実施例では、上記M個のレベル中の各レベルに関しては、1つのレベルは1つの数値(例えば、0、1、2、3…)で表すことができ、且つ異なるレベルは異なる数値で表す。例えば、レベル0とは当該レベルの数値が0であることを意味し、レベル1は当該レベルの数値が1であることを意味する。
【0067】
選択可能に、本願の実施例では、上記方式1と方式2では、1つのレベルが少なくとも1つの操作に対応すれば、当該少なくとも1つの操作中の各操作に関しては、1つの操作は第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の1つの関連操作である。言い換えると、当該少なくとも1つの操作中の各操作に関しては、1つの操作は2つのサブ操作を含んでもよく、1つのサブ操作が第1アプリケーションでの操作であり、もう1つのサブ操作が第2アプリケーションでの当該1つのサブ操作に関連する操作であり、また、当該1つのサブ操作と当該もう1つのサブ操作は同じ又は類似的な操作であってもよい。
【0068】
選択可能に、本願の実施例では、上記方式1において、即ち、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルが第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連操作の数を指示する場合に、当該関連レベルの数値が大きいほど、当該関連レベルで指示される関連操作の数が多い。例えば、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルがレベル0、レベル1及びレベル2といった3つのレベルを含み、且つレベル0で指示される関連操作の数がGであり、レベル1で指示される関連操作の数がHであり、レベル3で指示される関連レベルの数がUであり、G、H及びUがいずれも0以上の整数であると仮定すると、GがHよりも小さく、HがUよりも小さい。
【0069】
以下では、上記方式1及び方式2のそれぞれについて具体的に説明する。
(方式1)
【0070】
選択可能に、本願の実施例では、上記方式1において、M個のレベル中の1つのレベルの数値が0であれば、当該レベルで指示される関連操作の数は0であってもよく、即ち、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間のレベルの数値が0の時に、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間に何らの関連操作もなく、理解できるように、このような場合に、電子機器は第1アプリケーションと第2アプリケーションを独立して実行する。M個のレベル中の1つのレベルの数値が0よりも大きければ、当該レベルで指示される関連操作の数が1以上であり、このような場合に、電子機器は第1アプリケーションと第2アプリケーションを関連付けて実行する。
【0071】
選択可能に、本願の実施例では、M個のレベルをレベル数値の昇順で並べれば、1番目のレベルが何らの操作にも対応しなく、且つ2番目のレベル~M番目のレベルの中の各レベルがいずれも少なくとも1つの操作に対応する。
【0072】
選択可能に、本願の実施例では、上記方式1において、関連付け表示が可能な2つのアプリケーションに関しては、これら2つのアプリケーション間の同じ又は類似的操作が多いほど、これら2つのアプリケーション間の関連レベルの範囲が大きい。例えば、アプリケーション5とアプリケーション6との間の同じ又は類似的操作の数が1つであり、アプリケーション7とアプリケーション8との間の同じ又は類似的操作が3つであると仮定し、更にレベル0が0個の関連操作に対応し、レベル1が1つの関連操作に対応し、レベル2が5つの関連操作に対応すると仮定すると、アプリケーション5とアプリケーション6との間にレベル0とレベル2といった2つのレベルがあり、アプリケーション7とアプリケーション8との間にレベル0、レベル1及びレベル2といった3つのレベルがあることが分かった。即ち、ユーザの実際使用要求に対応するように、これら2つのアプリケーション中の関連操作の数に基づいて、2つのアプリケーション間の関連レベル範囲に等級をつけることができる。異なるアプリケーションに対して異なる関連レベルを提供する。
【0073】
選択可能に、本願の実施例では、上記方式1において、電子機器は第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連操作の重要度、使用頻度又は操作利便性等により、当該P個の関連操作を上記M個のレベルに対応付けることができる。具体的には、1つの関連操作の重要度が高いほど、上記M個のレベルのうち当該操作に対応するレベルが多く、1つの操作ペアの重要度が低いほど、上記M個のレベルのうち当該操作に対応するレベルが少ない。又は、1つの操作ペアの使用頻度が高いほど、上記M個のレベルのうち当該操作に対応するレベルが多く、1つの操作ペアの使用頻度が低いほど、上記M個のレベルのうち当該操作に対応するレベルが少ない。或いは、1つの操作ペアの操作利便性が高いほど、上記M個のレベルのうち当該操作に対応するレベルが多く、1つの操作ペアの操作利便性が低いほど、上記M個のレベルのうち当該操作に対応するレベルが少ない。
【0074】
本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法をより明らかに記述するために、以下では、具体的な実例によって第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベル及び各レベルに対応する操作の対応関係を例示的に説明する。例として、上記関連レベルが4つのレベルを含み(即ち、M=4)、且つレベル数値の昇順でレベル0、レベル1、レベル2及びレベル3のようになり、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間に(操作a1、操作b1)、(操作a2、操作b2)及び(操作a3、操作b3)といった3つの関連操作を含み、操作ai(i=1、2、3)が第1アプリケーション中の操作であり、bj(j=1、2、3)が第2アプリケーション中の操作であると仮定すると、関連レベル中の各レベルに対応する操作間の対応関係は下記の表1に示す通りである。
【0075】
表1
関連レベル(M個のレベルを含む) レベルに対応する操作 関連操作
レベル0
レベル1 操作c1 (操作a1、操作b1)
レベル2 操作c1、操作c2 (操作a1、操作b1)、(操作a2、操作b2)
レベル3 操作c1、操作c2、操作c3(操作a1、操作b1)、(操作a2、操作b2)、(操作a3、操作b3)
【0076】
上記の表1に示すように、まず、レベル0が何らの操作にも対応しない。レベル1が操作c1に対応し、当該操作c1が操作a1と操作b1を含む。レベル2が操作c1と操作c2に対応し、その中、当該操作c1が操作a1と操作b1を含み、操作c2が操作a2と操作b2を含む。レベル3が操作c1、操作c2及び操作c3に対応し、当該操作c1が操作a1と操作b1を含み、操作c2が操作a2と操作b2を含み、操作c3が操作a3と操作b3を含む。
【0077】
更に、電子機器が関連操作の重要度により3つの関連操作をM個のレベルに対応付けると仮定すると、操作c1が上記3つの操作ペアのうち重要度が最も高い操作であってもよく、操作c2の重要度が操作ペアc1の重要度よりも小さく、操作c3の重要度が操作c2の重要度よりも小さいことが分かった。
【0078】
例として、本願の実施例では、上記の表1中の操作c1、即ち(操作a1、操作b1)は(サーチ機能、サーチ機能)であってもよく、上記の表1中の操作c2、即ち(操作a2、操作b2)は(コメント機能、コメント機能)であってもよく、上記の表1中の操作c3、即ち(操作a3、操作b3)は(次のページに切り替えるように制御する、次のページに切り替えるように制御する)であってもよい。
(方式2)
【0079】
選択可能に、本願の実施例では、上記方式2において、即ち、関連レベルが第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連操作の重要度を指示するためのものである場合に、当該関連レベルの数値が大きいほど、当該関連レベルで指示される関連操作の重要度が高い。
【0080】
例えば、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルがレベル0、レベル1及びレベル2といった3つのレベルを含み、且つレベル0が何らの操作にも対応しなく、レベル1が操作c1と操作c2に対応し、レベル2が操作c3、操作c4及び操作c5に対応すると仮定すると、操作c1と操作c2の重要度が操作c3、操作c4及び操作c5の重要度よりも低い。
【0081】
方式2中の他の記述については、具体的に上記方式1における関連説明を参照でき、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0082】
選択可能に、本願の実施例では、ユーザ体験を向上させるために、電子機器はユーザが第2入力を実行する前に、又は電子機器が第2入力に応答した後に、所定透明度で上記調節ウィジェットを表示してもよい。
【0083】
選択可能に、本願の実施例では、電子機器は第1インタフェースと第2インタフェースを表示する時に、直接第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを予め設定されたレベルに調節してもよい。
【0084】
以下では、それぞれ上記の可能な一実現形態と上記別の可能な実現形態によって本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法を例示的に記述する。
【0085】
可能な一実現形態では、即ち、上記調節ウィジェットは具体的にスライド領域及び当該スライド領域に設けられたスライドブロックを含む。
【0086】
選択可能に、本願の実施例では、上記の可能な一実現形態において、上記S204は具体的に下記のS204aによって実現でき、且つ上記S203は具体的に下記のS203aで代替してもよい。
【0087】
S204aでは、電子機器が第2入力に応答して、スライド領域をスライドするようにスライドブロックを制御し、且つ当該スライドブロックの当該スライド領域での位置により第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節する。
【0088】
S203aでは、電子機器がユーザのスライドブロックへの第2入力を受け付ける。
【0089】
選択可能に、本願の実施例では、電子機器は第2入力の入力軌跡により、スライド領域をスライドするようにスライドブロックを制御することができる。その中、第2入力の入力軌跡は、第2入力の入力方向、第2入力の入力形状、第2入力の入力開始位置及び第2入力の入力終了位置のいずれか一項を含んでもよい。
【0090】
本願の実施例では、電子機器は関連レベルとスライド領域との間の対応関係を予め設置しておいてもよく、これによって、電子機器はスライドブロックのスライド領域での位置により、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節することができる。
【0091】
選択可能に、本願の実施例では、上記第2入力は具体的にユーザの上記スライドブロックへのドラッグ入力であってもよい。
【0092】
第2入力の記述については、具体的に上記S203における第2入力についての関連記述を参照でき、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0093】
選択可能に、本願の実施例では、上記の可能な一実現形態において、上記スライド領域がM個の部分領域を含み、上記関連レベルがM個のレベルを含み、1つの部分領域が1つのレベルに対応し、Mが1よりも大きい整数であると仮定する。
【0094】
選択可能に、本願の実施例では、上記の可能な一実現形態において、上記S204aは具体的に下記のS204a1によって実現できる。
【0095】
S204a1では、スライドブロックが第1部分領域から第2部分領域にスライドした場合に、電子機器が第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを第1レベルから第2レベルに調節する。
【0096】
その中、第1部分領域と第2部分領域は上記M個の部分領域中の異なる部分領域であってもよく、第1レベルと第2レベルは上記M個のレベル中の異なるレベルであり、第1レベルは第1部分領域に対応するレベルであってもよく、第2レベルは第2部分領域に対応するレベルであってもよい。
【0097】
選択可能に、本願の実施例では、上記スライド領域におけるM個の部分領域に対応するレベルは第2所定方向に沿って順次増大するようになってもよい。第2所定方向は上向きの方向、下向きの方向、左向きの方向、右向きの方向、時計回り方向又は反時計回り方向等の任意の可能な方向であってもよく、その中、上向き、下向き、左向き、右向き、時計回り及び反時計回りはいずれも当該スライド領域を表示する表示スクリーンを例として示すものである。
【0098】
以下では、更に図3を参照してS203a及びS204a1を例示的に説明する。
【0099】
例として、上記スライド領域が第1部分領域、第2部分領域及び第3部分領域といった3つの部分領域を含み(即ち、M=3)、上記関連レベルが具体的にレベル1、レベル2及びレベル3といった3つのレベルを含んでもよく、且つ第1部分領域がレベル1に対応し、第2部分領域がレベル2に対応し、第3部分領域がレベル3に対応すると仮定すると、図3における(a)に示すように、電子機器は調節ウィジェット32を表示し、第1表示領域に「チャット」のインタフェース30を表示し、第2表示領域に「ショッピング1」のインタフェース31を表示することができ、当該調節ウィジェット32は1つのスライド領域320及び当該スライド領域320に設けられた1つのスライドブロック321を含み、且つスライドブロック321がスライド領域320中の第1部分領域322にあり、このような場合に、ユーザはスライドブロック321をドラッグしてもよく(例えば、図3における(a)に示す矢印方向に沿ってスライドブロック321をドラッグしてもよい)、即ち、電子機器はユーザのスライドブロックへの第2入力を受け付け、次に第2入力に応答して、図3における(b)に示すように、第1部分領域322から第2部分領域323にスライドするようにスライドブロック321を制御した場合に、第1アプリケーションと第2アプリケーションの関連レベルをレベル1からレベル2に調節した。
【0100】
理解できるように、ユーザは「チャット1」と「ショッピング1」との間の関連レベルを低くしたい場合に、スライドブロックを改めて上へスライドさせればよく、このようにして、「チャット1」と「ショッピング1」が改めて低い関連度に復帰することができ、スライドブロックが最上端(例えば、第1部分領域)に復帰した時に、「チャット1」と「ショッピング1」との間の関連レベルが最も低くなり、この時に「チャット1」と「ショッピング1」との間に何らの関連操作がなくてもよく、このような場合に、「チャット1」と「ショッピング1」は現在画面を保持している2つの独立的アプリケーションになり、即ち、伝統的な画面分割表示モードに類似するように復帰した。このようにして、ユーザはスライドブロックを下へスライドさせることで、2つのアプリケーション間の関連度を増加するように電子機器をトリガすることで、関連操作又は関連付け表示を実現することができ、これによって、関連付けて表示する時に、より多い情報を表示でき、また、上へスライドさせることで、現在画面を保存し、且つ関連付け表示を解除するように2つのアプリケーションをトリガすることができ、これによって、干渉のない独立操作を行うことができる。
【0101】
本願の実施例では、スライド領域の各部分領域と関連レベル中の各レベルとが一対一に対応するので、電子機器による第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルの調節精確性を向上させることができる。
【0102】
本願の実施例では、電子機器がスライドブロックのスライド領域での位置により、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節することができるので、ユーザは電子機器による第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルの調節工程を直感的に見ることができ、ユーザ体験を向上させることができ、一方、ユーザは実際の使用要求に応じて、スライドブロックをスライド領域における実際の使用要求を満たした対応位置に移動するように電子機器をトリガすることができ、電子機器による当該関連レベルの調節正確性を向上させることができる。
【0103】
別の可能な実現形態では、上記調節ウィジェットは具体的にM個のサブウィジェットを含み、Mが1よりも大きい整数である。
【0104】
選択可能に、本願の実施例では、別の可能な実現形態において、上記調節ウィジェットがM個のサブウィジェットを含み、上記関連レベルがM個のレベルを含み、且つ1つのサブウィジェットが1つのレベルに対応し、Mが1よりも大きい整数であると仮定する。このように、上記S204は具体的に下記のS204bによって実現できる。上記S203は具体的に下記のS203bで代替して実現できる。
【0105】
S204bでは、電子機器が第2入力に応答して、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを目標サブウィジェットに対応するレベルに調節する。
【0106】
S203bでは、電子機器がユーザのM個のサブウィジェット中の目標サブウィジェットへの第2入力を受け付ける。
【0107】
選択可能に、本願の実施例では、上記目標サブウィジェットはM個のサブウィジェット中のいずれか1つのサブウィジェットである。
【0108】
選択可能に、本願の実施例では、電子機器はユーザの目標サブウィジェットへの第2入力を受け付けた後に、先に目標サブウィジェットに対応するレベルを元のレベルと比較でき、目標サブウィジェットに対応するレベルが当該元のレベルと異なれば、電子機器は第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを目標サブウィジェットに対応するレベルに調節でき、目標サブウィジェットに対応するレベルが当該元のレベルと同じであれば、電子機器は元のレベルを変更せず、調節動作を終了できる。その中、当該元のレベルはユーザが第2入力を実行する前の第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルである。
【0109】
選択可能に、本願の実施例では、第2入力は具体的にユーザが目標サブウィジェットに施すタップ入力、長押し入力、重押し入力等の任意の可能な入力であってもよい。第2入力の入力形式の記述については、具体的に上記S203における第2入力についての関連記述を参照でき、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0110】
以下では、更に図4を参照してS203b及びS204bを例示的に説明する。
【0111】
例として、図4に示すように、電子機器が調節ウィジェット42を表示し、第1表示領域に「チャット」のインタフェース40を表示し、第2表示領域に「ショッピング1」のインタフェース41を表示し、当該調節ウィジェット42がサブウィジェット421、サブウィジェット422及びサブウィジェット423といった3つのサブウィジェットを含み(即ち、M=3)、「チャット」と「ショッピング1」との間の関連レベルがレベル1、レベル2及びレベル3といった3つのレベルを含むと仮定し、更に、サブウィジェット421がレベル1に対応し、サブウィジェット422がレベル2に対応し、サブウィジェット423がレベル3に対応し、且つユーザが第2入力を実行する前に、「チャット」と「ショッピング1」との間の関連レベルがレベル3であると仮定すると、図4に示すように、ユーザはサブウィジェット422(即ち、目標サブウィジェット)をタップしてよく、即ち、電子機器はユーザのM個のサブウィジェット中の目標サブウィジェットへの第2入力を受け付け、次に、第2入力に応答して、「チャット」と「ショッピング1」との間の関連レベルをレベル3からレベル2に調節し、即ち、電子機器は第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを目標サブウィジェットに対応するレベルに調節する。
【0112】
本願の実施例では、調節ウィジェット中の各サブウィジェットが関連レベル中の1つの関連レベルに対応可能なので、ユーザは、関連レベルを繰り返して調節するように電子機器をトリガする必要がなく、直接対応するサブウィジェットへ入力して、関連レベルをユーザの実際使用要求を満たしたレベルに調節するように電子機器をトリガすることができ、関連レベル調節工程を簡単にし、関連レベル調節速度を高めることができる。このようにしてユーザ体験を向上させることができる。
【0113】
本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法によれば、電子機器は第1インタフェースと第2インタフェースが同時に表示されている時に、第2インタフェースに対応する第2アプリケーションと第1インタフェースに対応する第1アプリケーションとの間の関連性により、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節するための調節ウィジェットを表示することができるので、ユーザは実際の使用要求に応じて、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを柔軟に調節するように電子機器をトリガすることができ、これによって、電子機器は異なる関連レベルで第1アプリケーションのインタフェースと第2アプリケーションのインタフェースを表示でき、このようにして、電子機器による複数のアプリケーションのインタフェース同時表示の柔軟性を向上させることができる。
【0114】
更に、第1アプリケーションと第2アプリケーションの関連レベルが第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連度を指示でき、これら2つのアプリケーション間で関連操作を行えるか否か及び関連操作の可能な程度が当該関連度に依存するので、本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法によれば、ユーザは、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを、ユーザの第1アプリケーションと第2アプリケーションの関連操作に対する要求を満たした関連レベルに調節するように電子機器をトリガすることができ、ユーザ体験を向上させることができる。
【0115】
選択可能に、本願の実施例では、電子機器が上記S202を実行した後に、即ち、電子機器が調節ウィジェットを表示し、第1表示領域に第1インタフェースを表示し、第2表示領域に第2インタフェースを表示した後に、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の現在の関連レベル(例えば、下記の目標レベル)が少なくとも1つの操作に対応していれば、ユーザは、これら2つのアプリケーション(即ち、第1アプリケーションと第2アプリケーション)中のいずれか1つのアプリケーションのインタフェースに対して、当該少なくとも1つの操作中のある操作(例えば、下記目標操作)をトリガするための入力(例えば、下記第3入力)を実行して、それぞれ目標操作を実行するように電子機器が第1アプリケーションと第2アプリケーションを制御するのをトリガすることができる。
【0116】
例として、本願の実施例では、上記図2を参照し、図5に示すように、上記S204の後に、本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法は、更に、下記のステップ205及びステップ206を含んでもよい。
【0117】
S205では、電子機器がユーザの目標インタフェースへの第3入力を受け付ける。
【0118】
その中、上記第3入力は上記目標レベルに対応する少なくとも1つの操作中の目標操作をトリガするための入力であってもよく、目標インタフェースは第1アプリケーションのインタフェースであってもよく、又は第2アプリケーションのインタフェースであってもよい。
【0119】
本願の実施例では、上記目標レベルは電子機器がユーザの第2入力を受け付ける前の第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間のレベルであってもよく、即ち、電子機器が第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節する前の第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間のレベル、つまり調節前のレベルであってもよい。或いは、上記目標レベルは電子機器がユーザの第2入力を受け付けた後の第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間のレベルであってもよく、即ち、電子機器が第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節した後の第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間のレベル、つまり調節後のレベルであってもよい。具体的には実際の使用要求に応じて決めることができ、本発明の実施例で限定されることがない。
【0120】
理解できるように、本願の実施例では、上記目標レベルに対応する少なくとも1つの操作中の異なる操作は第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の異なる関連操作である。
【0121】
選択可能に、本願の実施例では、目標インタフェースが第1アプリケーションのインタフェースである時に、目標インタフェースは具体的に上記第1インタフェースと同じインタフェースであってもよいし、上記第1インタフェースと異なるインタフェースであってもよく、対応的に、目標インタフェースが第2アプリケーションのインタフェースである時に、目標インタフェースは具体的に上記第2インタフェースと同じインタフェースであってもよいし、上記第2インタフェースと異なるインタフェースであってもよい。具体的には実際の使用要求に応じて決めることができ、本発明の実施例で限定されることがない。
【0122】
選択可能に、本願の実施例では、上記第3入力は、目標インタフェースへのタップ入力、長押し入力、重押し入力、スワイプ入力、ドラッグ入力、及び目標インタフェースに情報をキー入力する(例えば、キーワードをキー入力する)等の任意の可能形式の入力であってもよく、具体的には実際の使用要求に応じて決めることができ、本発明の実施例で限定されることがない。
【0123】
説明必要であるように、本願の実施例では、第3入力の入力形式についての記述は例示的な説明に過ぎず、具体的には目標操作と入力の対応関係により決めることができる。
【0124】
S206では、電子機器が第3入力に応答して、目標操作を実行するように第1アプリケーションと第2アプリケーションを制御する。
【0125】
本願の実施例では、電子機器はユーザの第3入力を受け付けた後に、第3入力に応答して、先に第3入力に対応する操作を決定し、且つ当該操作を目標レベルに対応する少なくとも1つの操作と対照することができ、少なくとも1つの操作に当該操作が含まれていれば、電子機器は当該操作を実行するように第1アプリケーションと第2アプリケーションを制御でき、即ち、上記S206を実行でき、少なくとも1つの操作に当該操作が含まれていなければ、電子機器は当該操作を実行するように目標インタフェースの対応するアプリケーションを制御できる。
【0126】
選択可能に、本願の実施例では、上記S204における関連説明から分かるように、上記目標操作は2つの同じ又は類似的サブ操作を含む。これら2つのサブ操作がそれぞれ第1サブ操作と第2サブ操作であり、第1サブ操作が第1アプリケーション中の操作であり、第2サブ操作が第2アプリケーション中の操作であると仮定と、目標操作を実行するように電子機器が第1アプリケーションと第2アプリケーションを制御するステップは具体的には、第1アプリケーションを制御して第1サブ操作を実行させ、且つ第2アプリケーションを制御して第2サブ操作を実行させるように電子機器を制御するようになってもよい。
【0127】
説明必要であるように、本願の実施例では、上記第3入力は具体的に第1サブ操作と第2サブ操作中のいずれか1つの入力に対応するものであり、第1サブ操作と第2サブ操作が1つの関連操作を構成しており、即ち第1サブ操作と第2サブ操作が関連しているので、電子機器は第1サブ操作に基づいて第2サブ操作をサーチし、且つ第2サブ操作に基づいて第1サブ操作をサーチすることができる。
【0128】
選択可能に、本願の実施例では、目標操作に第1サブ操作と第2サブ操作を含み、第1サブ操作が第1アプリケーション中の操作であり、且つ第2サブ操作が第2アプリケーション中の操作であり、目標インタフェースが第1アプリケーションのインタフェースであることを例として、目標操作を実行するように電子機器が第2アプリケーションを制御する方法を例示的に説明する。
【0129】
方法1として、電子機器が第1サブ操作に基づいて、第1サブ操作に関連する第2サブ操作を取得し、次に第2サブ操作を実行するように第2アプリケーションを制御するようにしてもよい。
【0130】
方法2として、電子機器において第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間にコマンドインターフェイスを設置し、第1アプリケーションが当該コマンドインターフェイスを介して第2アプリケーションへ第1サブ操作に関連する第2サブ操作を指示する指示情報を送信でき、第2アプリケーションが当該指示情報を受け付けた後に、第2サブ操作を自動で実行できる。
【0131】
以下では、更に図6を参照して本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法を例示的に説明する。
【0132】
例として、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルがレベル2(調節ウィジェットで指示されるレベル)であり、レベル2が、検索操作、即ち(検索操作、検索操作)及び次に切り替えるように制御する操作、即ち(次に切り替えるように制御する操作、次に切り替えるように制御する操作)に対応し、且つ第1アプリケーションと第2アプリケーションが共に「動画」であり、即ち第1アプリケーションと第2アプリケーションが同一アプリケーションであると仮定すると、図6における(a)に示すように、電子機器は展開状態にある折り畳みスクリーン60で調節ウィジェットを表示し、当該折り畳みスクリーン60の第1表示領域に第1動画の再生インタフェース61を表示し、当該折り畳みスクリーン60の第2表示領域に第1動画のコメントインタフェース62を表示し、このように、ユーザは第1動画の再生インタフェース61(即ち、目標インタフェース)で上へスワイプでき、即ち、電子機器はユーザの目標インタフェースへの第3入力を受け付け、次に、当該の上へスワイプした入力に応答して、図6における(b)に示すように、第1表示領域に表示されている第1動画の再生インタフェースを第2動画の再生インタフェース63に切り替えるように「動画」を制御し、第2表示領域に表示されている第1動画のコメントインタフェースを第2動画のコメントインタフェース64に切り替えるように「動画」を制御し、その中、第2動画は第1動画の次の動画であり、即ち、電子機器は目標操作を実行するように第1アプリケーションと第2アプリケーションを制御する。
【0133】
別の例として、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルがレベル2であり、レベル2が、サーチ操作、即ち(サーチ操作、サーチ操作)、次のページに切り替えるように制御する操作、即ち(次のページに切り替えるように制御する操作、次のページに切り替えるように制御する操作)に対応し、且つ第1アプリケーションと第2アプリケーションが共に「読書」であると仮定すると、図7における(a)に示すように、電子機器は展開状態にある折り畳みスクリーン70で調節ウィジェットを表示し、且つ当該折り畳みスクリーン70の第1表示領域に小説の第8ページの内容を含むインタフェース71を表示し、当該折り畳みスクリーン70の第2表示領域に当該小説の第37ページの内容を含むインタフェース72を表示し、このように、ユーザはインタフェース72における右側領域(即ち、目標インタフェース)をタップでき、即ち、電子機器はユーザの目標インタフェースへの第3入力を受け付け、次に、第3入力に応答して、図7における(b)に示すように、第1表示領域に表示されているインタフェース71を当該小説の第12ページの内容を含むインタフェース73に切り替えるように「読書」を制御し、第2表示領域に表示されているインタフェース72を当該小説の第41ページの内容を含むインタフェース74に切り替えるように「読書」を制御することができ、即ち、電子機器は目標操作を実行するように第1アプリケーションと第2アプリケーションを制御する。
【0134】
別の例として、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルがレベル1であり、レベル1が、検索操作、即ち(検索操作、検索操作)に対応し、且つ第1アプリケーションが「ショッピング1」であり、第2アプリケーションが「ショッピング2」であると仮定すると、図8における(a)に示すように、電子機器は展開状態にある折り畳みスクリーン80で調節ウィジェットを表示し、当該折り畳みスクリーン80の第1表示領域に「ショッピング1」のホームインタフェース81を表示し、当該折り畳みスクリーン80の第2表示領域に「ショッピング2」の物流インタフェース82を表示し、このように、ユーザはホームインタフェース81(即ち、目標インタフェース)にキーワードの<セーター>を入力でき、具体的にはホームインタフェース81中の検索バーに入力でき、即ち、電子機器はユーザの目標インタフェースへの第3入力を受け付け、次に、第3入力に応答して、一実現形態で、図8における(b)に示すように、ホームインタフェースで<セーター>を検索し、且つ検索した結果インタフェース83を表示するように「ショッピング1」を制御し、また、「ショッピング2」のホームインタフェースで<セーター>を検索し、且つ検索した結果インタフェース84を表示するように「ショッピング2」を制御することができ、即ち、電子機器は目標操作を実行するように第1アプリケーションと第2アプリケーションを制御する。別の実現形態では、電子機器はホームインタフェースで<セーター>を検索し、且つ検索した結果インタフェースを表示するように「ショッピング1」を制御し、また、「ショッピング2」の物流インタフェース(即ち、「ショッピング2」の現在のインタフェース)で<セーター>を検索し、且つ検索した結果インタフェース(未図示)を表示するように「ショッピング2」を制御することができる。更に別の実現形態では、電子機器はホームインタフェースで<セーター>を検索し、且つ検索した結果インタフェースを表示するように「ショッピング1」を制御し、また、「ショッピング2」の現在のインタフェースが「ショッピング2」のホームインタフェースであるか否かを判断することができ、「ショッピング2」の現在のインタフェースが「ショッピング2」の物流インタフェースであるので、電子機器は検索操作を実行するように「ショッピング2」を制御しなくてもよく、このような場合に、電子機器は物流インタフェースの第2表示領域にの表示を保持できる。
【0135】
選択可能に、本願の実施例では、ユーザは調節ウィジェットに入力して、「ショッピング1」と「ショッピング1」との間の関連レベルをレベル2に調節するように電子機器をトリガすると、「ショッピング1」と「ショッピング1」との間の関連操作をレベル2に対応する関連操作に更新でき、レベル2に対応する関連操作が検索操作、即ち(検索操作、検索操作)と前のページに切り替える操作、即ち(前のページに切り替える操作、前のページに切り替える操作)であれば、この時に、ユーザが図8における(b)に示す結果インタフェース83で上にスワイプすると、電子機器はそれぞれ前のページに移行する操作を実行するように「ショッピング1」とショッピング2」を制御でき、例えば、電子機器は結果インタフェース83と結果インタフェース84で表示されている内容を更新表示できる。このようにして、ユーザはショッピングと価格比較を便利に行うことができる。
【0136】
本願の実施例では、ユーザが電子機器で同時に表示されている複数のアプリケーションのインタフェースにそれぞれ1つの入力を実行しなければ、複数のアプリケーションを制御して当該入力に対応する操作を実行させるように電子機器をトリガすることができない従来技術と比べると、本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法は、1つの入力によって、当該入力に対応する操作を同時に実行するように複数のアプリケーションを制御するように電子機器をトリガすることができるので、アプリケーション制御工程を簡単にし、ヒューマンコンピュータインタラクション性能を向上させることができる。
【0137】
選択可能に、本願の実施例では、電子機器の1つの表示スクリーンに1つのアプリケーションのインタフェース(例えば、上記第1インタフェース)を表示する時に、当該表示スクリーンに1つのマルチ表示バーを表示してもよく、ユーザがマルチ表示バーをプルダウンすると、電子機器が1つのマルチ表示ドックを表示し、これによって、ユーザは当該マルチ表示ドックから、使用されているアプリケーションとマルチ表示可能(即ち、画面分割表示可能)なアプリケーションを選択でき、ユーザがマルチ表示したいアプリケーションを選択すると、電子機器はマルチ表示操作を行うことができる。その中、ユーザはマルチ表示ドックで上下にスワイプすることで、マルチ表示可能な全てのアプリケーションのアプリケーションアイコンを表示するように電子機器をトリガすることができる。
【0138】
具体的には、上記第1表示領域と第2表示領域が電子機器の1つの表示スクリーン(以下、目標表示スクリーンと称する)における異なる表示領域であり、即ち、電子機器が画面を分割して第1インタフェースと第2インタフェースを表示する場合に、電子機器画面分割のトリガ工程を簡単にするために、電子機器は当該表示スクリーンに第1インタフェースと1つのウィジェット(例えば、下記第1ウィジェット)を表示でき、このようにして、ユーザは当該ウィジェットに入力(例えば、下記第4入力)をして、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを表示するように電子機器をトリガすることができ、このようにして、ユーザは当該少なくとも1つのアプリケーションアイコンのうち第2インタフェースに対応するアプリケーションのアプリケーションアイコンに入力(例えば、上記第1入力)をすることで、当該表示スクリーンの異なる表示領域に第1インタフェースと第2インタフェースを表示するように電子機器をトリガすることができる。
【0139】
本願の実施例では、上記少なくとも1つのアプリケーションアイコンで指示されるアプリケーションは電子機器における画面分割表示可能な全てのアプリケーションである。
【0140】
例として、本願の実施例では、上記S201の前に、本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法は、更に、下記のステップ207~S209を含んでもよい。
【0141】
S207では、電子機器が第1インタフェースと第1ウィジェットを表示する。
【0142】
選択可能に、本願の実施例では、電子機器は上記目標表示スクリーンに第1インタフェースと第1ウィジェットを表示できる。
【0143】
例えば、電子機器は目標表示スクリーンの異なる表示領域に第1インタフェースと第1ウィジェットを表示してもよい。当然ながら、電子機器は第1インタフェースで第1ウィジェットを表示してもよく、具体的には実際の使用要求に応じて決めることができ、本発明の実施例で限定されることがない。
【0144】
選択可能に、本願の実施例では、電子機器が単一スクリーンを備えた電子機器であるか、複数スクリーンを備えた電子機器であるかを問わず、上記目標表示スクリーンは電子機器中の1つの表示スクリーンである。
【0145】
選択可能に、本願の実施例では、電子機器が折り畳みスクリーンを備えた電子機器である時に、目標表示スクリーンは展開状態での1つの表示スクリーンであってもよい。
【0146】
S208では、電子機器がユーザの第1ウィジェットへの第4入力を受け付ける。
【0147】
S209では、電子機器が第4入力に応答して、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを表示する。
【0148】
その中、上記第1入力はユーザが上記少なくとも1つのアプリケーションアイコンのうち第2アプリケーションのアイコンに施す入力であってもよい。第2入力の記述については、具体的に上記S201における関連説明を参照でき、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0149】
選択可能に、本願の実施例では、第1ウィジェットは、折り畳み状態と展開状態を含んでもよく、ユーザが上記第4入力を実行する前に、第1ウィジェットは図9における(a)に示すウィジェット91のように、折り畳み状態にあってもよく、ユーザが第4入力を実行した後に、第1ウィジェットは図9における(b)に示すウィジェット92のように、展開状態にあってもよい。その中、図9における(b)に示すように、第1ウィジェットが展開状態にある時に、第1ウィジェットに少なくとも1つのアプリケーションアイコンを含んでもよく、当該少なくとも1つのアプリケーションアイコンは「チャット」のアイコン、「ショッピング1」のアイコン及び「ショッピング2」のアイコンを含んでもよい。即ち、電子機器は展開状態にある第1ウィジェットで当該少なくとも1つのアプリケーションアイコンを表示する。
【0150】
選択可能に、本願の実施例では、折り畳み状態にある第1ウィジェットをマルチ表示バーと称してもよく、展開状態にある第1ウィジェットをマルチ表示ドックと称してもよい。
【0151】
選択可能に、本願の実施例では、電子機器が上記S209を実行した後に、第1ウィジェットの表示をキャンセルしてもよいし、第1ウィジェットの状態を展開状態から折り畳み状態に切り替えてもよい。具体的には実際の使用要求に応じて決めることができ、本発明の実施例で限定されることがない。
【0152】
選択可能に、本願の実施例では、第4入力は、ユーザが第1ウィジェットに施すタップ入力、長押し入力、重押し入力、スワイプ入力(例えば、表示スクリーンに対して下へスワイプする入力)及びドラッグ入力等の任意の可能形式の入力であってもよく、具体的には実際の使用要求に応じて決めることができ、本発明の実施例で限定されることがない。第4入力の入力形式の記述については、具体的に上記S201における第1入力についての関連記述を参照でき、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0153】
本願の実施例では、電子機器はアプリケーションのインタフェースが表示されている時に、電子機器における画面分割表示可能な全てのアプリケーションのアプリケーションアイコンの表示をトリガするための第1ウィジェットを表示できるので、画面分割表示ウィジェットに入力するには、最近タスクバーに切り替えたり、又はショートカットセンターのインタフェースの表示をトリガしたりしなければならない従来技術と比べると、本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法は、画面分割表示をより便利且つ快速に実現でき、画面分割表示の操作工程を簡単にでき、操作の利便性を向上可能である。
【0154】
説明必要であるように、本願の実施例では、上記の各方法図面に示すアプリケーション制御方法はいずれも本願の実施例における一図面を例として例示的に説明されたものである。具体的に実現する時に、上記の各方法図面に示すアプリケーション制御方法は更に上記実施例に示す他の参照可能な任意図面を参照して実現でき、ここで詳細な説明を省略する。
【0155】
図10に示すように、本発明の実施例はアプリケーション制御装置120を提供し、当該装置120は、受付モジュール121、表示モジュール122及び制御モジュール123を含んでもよい。受付モジュール121は、表示モジュール122が第1インタフェースが表示されている場合に、ユーザの第1入力を受け付けることに利用可能であり、第1インタフェースは第1アプリケーションのインタフェースであり、表示モジュール122は、受付モジュール121の受け付けた第1入力に応答して、第1表示領域に第1インタフェースを表示し、調節ウィジェットを表示し、第2表示領域に第2インタフェースを表示することに用いられ、第2インタフェースは第2アプリケーションのインタフェースであり、受付モジュール121は、更に、ユーザが表示モジュール122によって表示されている調節ウィジェットに施す第2入力を受け付けることに利用可能であり、制御モジュール123は、受付モジュール121の受け付けた第2入力に応答して、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節することに利用可能であり、当該関連レベルは第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連操作の数、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連操作の重要度のいずれか一項を指示するためのものであってもよい。
【0156】
選択可能に、本願の実施例では、上記調節ウィジェットは、スライド領域及びスライド領域に設けられたスライドブロックを含んでもよく、受付モジュール121は、具体的に、ユーザのスライドブロックへの第2入力を受け付けることに利用可能であり、制御モジュール123は、具体的にユーザの第2入力に応答して、スライド領域をスライドするようにスライドブロックを制御し、且つスライドブロックのスライド領域での位置により第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節することに用いられる。
【0157】
選択可能に、本願の実施例では、関連レベルが第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連操作の数を指示するためのものである場合に、当該関連レベルの数値が大きいほど、当該関連レベルで指示される第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連操作の数が多い。
【0158】
選択可能に、本願の実施例では、上記スライド領域はM個の部分領域を含んでもよく、上記関連レベルはM個のレベルを含んでもよく、その中、1つの部分領域が1つのレベルに対応してもよく、Mが1よりも大きい整数であり、制御モジュール123は、具体的には、スライドブロックが第1部分領域から第2部分領域にスライドした場合に、当該関連レベルを第1レベルから第2レベルに調節することに利用可能であり、第1部分領域と第2部分領域はM個の部分領域中の異なる部分領域であってもよく、第1レベルと第2レベルは当該M個のレベル中の異なるレベルであってもよく、第1レベルは第1部分領域に対応するレベルであり、第2レベルは第2部分領域に対応するレベルである。
【0159】
選択可能に、本願の実施例では、上記調節ウィジェットはM個のサブウィジェットを含んでもよく、上記関連レベルはM個のレベルを含んでもよく、その中、1つのサブウィジェットが1つのレベルに対応し、Mが1よりも大きい整数である。受付モジュール121は、具体的には、ユーザの当該M個のサブウィジェット中の目標サブウィジェットへの第2入力を受け付けることに利用可能であり、制御モジュール123は、具体的には、第2入力に応答して、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを目標サブウィジェットに対応するレベルに調節することに利用可能である。
【0160】
選択可能に、本願の実施例では、上記関連レベル中の目標レベルは少なくとも1つの操作に対応してもよく、目標レベルは前記第2入力受付前のレベルであってもよいし、又は前記第2入力受付後のレベルであってもよい。受付モジュール121は、更に、表示モジュール122が第2表示領域に第2インタフェースを表示した後に、ユーザの目標インタフェースへの第3入力を受け付けることに利用可能であり、第3入力は少なくとも1つの操作中の目標操作をトリガする入力であってもよく、目標インタフェースは第1アプリケーションのインタフェース又は第2アプリケーションのインタフェースであってもよく、制御モジュール123は、更に、受付モジュール121の受け付けた第3入力に応答して、目標操作を実行するように第1アプリケーションと第2アプリケーションを制御することに利用可能である。
【0161】
選択可能に、本願の実施例では、上記第1表示領域と第2表示領域は1つの表示スクリーンにおける異なる表示領域にあってもよく、表示モジュール122は、更に、受付モジュール121が第1入力を受け付ける前に、第1インタフェースと第1ウィジェットを表示することに利用可能であり、受付モジュール121は、更に、ユーザが表示モジュール122によって表示されている第1ウィジェットに施す第4入力を受け付けることに利用可能であり、表示モジュール122は、更に、受付モジュール121の受け付けた第4入力に応答して、少なくとも1つのアプリケーションアイコンを表示することに利用可能であり、第1入力はユーザが少なくとも1つのアプリケーションアイコンのうち第2アプリケーションのアイコンに施す入力である。
【0162】
本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御装置120は上記方法実施例に示す電子機器が実現する各工程を実現でき、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0163】
本発明の実施例はアプリケーション制御装置を提供し、当該アプリケーション制御装置は、第1インタフェースが表示されている場合に、第1入力を受け付けるステップであって、第1インタフェースは第1アプリケーションのインタフェースであるステップと、第1入力に応答して、調節ウィジェットを表示し、第1表示領域に第1インタフェースを表示し、第2表示領域に第2インタフェースを表示するステップであって、第2インタフェースは第2アプリケーションのインタフェースであるステップと、調節ウィジェットへの第2入力を受け付けるステップと、第2入力に応答して、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節するステップとを実行できる。この解決手段によれば、アプリケーション制御装置は第1インタフェースと第2インタフェースが同時に表示されている時に、第2インタフェースに対応する第2アプリケーションと第1インタフェースに対応する第1アプリケーションとの間の関連性により、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節するための調節ウィジェットを表示することができるので、ユーザは実際の使用要求に応じて、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを柔軟に調節するようにアプリケーション制御装置をトリガすることができ、これによって、アプリケーション制御装置は異なる関連レベルで第1アプリケーションのインタフェースと第2アプリケーションのインタフェースを表示でき、このようにして、アプリケーション制御装置による複数のアプリケーションのインタフェース同時表示の柔軟性を向上させることができる。
【0164】
更に、第1アプリケーションと第2アプリケーションの関連レベルが第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連度を指示でき、これら2つのアプリケーション間で関連操作を行えるか否か及び関連操作の可能な程度が当該関連度に依存するので、本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法によれば、ユーザは、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを、ユーザの第1アプリケーションと第2アプリケーションの関連操作に対する要求を満たした関連レベルに調節するように電子機器をトリガすることができ、ユーザ体験を向上させることができる。
【0165】
図11は本発明の各実施例を実現する電子機器のハードウェア構成模式図である。図11に示すように、当該電子機器100は、高周波ユニット101、ネットワークモジュール102、オーディオ出力ユニット103、入力ユニット104、センサ105、表示ユニット106、ユーザ入力ユニット107、インタフェースユニット108、メモリ109、プロセッサ110及び電源111等の素子を含むが、これらに限定されない。図11に示す電子機器構成は電子機器を限定するものではなく、電子機器は図面よりも多く又は少ない素子を含んでもよく、又は何らかの素子を組み合わせてもよく、又は異なる素子配置にしてもよいことが当業者に理解される。本願の実施例では、電子機器は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートパソコン、携帯情報端末、車載電子機器、ウェアラブル機器及び歩数計等を含むが、これらに限定されない。
【0166】
その中、ユーザ入力ユニット107は、表示ユニット106が第1インタフェースが表示されている場合に、第1入力を受け付けることに用いられ、第1インタフェースは第1アプリケーションのインタフェースであり、表示ユニット106は、第1入力に応答して、調節ウィジェットを表示し、第1表示領域に第1インタフェースを表示し、第2表示領域に第2インタフェースを表示することに用いられ、第2インタフェースは第2アプリケーションのインタフェースであり、ユーザ入力ユニット107は、更に、表示ユニット106によって表示されている調節ウィジェットへの第2入力を受け付けることに用いられ、制御モジュールは、ユーザ入力ユニット107の受け付けた第2入力に応答して、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節することに用いられ、当該関連レベルは第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連操作の数、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連操作の重要度のいずれか一項を指示するためのものであってもよい。
【0167】
理解できるように、本願の実施例では、上記電子機器の構成模式図(例えば、図10)における受付モジュール121は上記ユーザ入力ユニット107によって実現できる。上記電子機器の構成模式図(例えば、図10)における表示モジュール122は上記表示ユニット106によって実現できる。上記電子機器の構成模式図(例えば、図10)における制御モジュール123は上記プロセッサ110によって実現できる。
【0168】
本発明の実施例はアプリケーション制御装置を提供し、当該アプリケーション制御装置は、第1インタフェースが表示されている場合に、第1入力を受け付けるステップであって、第1インタフェースは第1アプリケーションのインタフェースであるステップと、第1入力に応答して、調節ウィジェットを表示し、第1表示領域に第1インタフェースを表示し、第2表示領域に第2インタフェースを表示するステップであって、第2インタフェースは第2アプリケーションのインタフェースであり、第2アプリケーションは第1アプリケーションに対して関連性のあるアプリケーションであるステップと、調節ウィジェットへの第2入力を受け付けるステップと、第2入力に応答して、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節するステップであって、関連レベルは第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連操作の数、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連操作の重要度のいずれか一項を指示するためのものであるステップとを実行できる。この解決手段によれば、アプリケーション制御装置は第1インタフェースと第2インタフェースが同時に表示されている時に、第2インタフェースに対応する第2アプリケーションと第1インタフェースに対応する第1アプリケーションとの間の関連性により、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを調節するための調節ウィジェットを表示することができるので、ユーザは実際の使用要求に応じて、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを柔軟に調節するようにアプリケーション制御装置をトリガすることができ、これによって、アプリケーション制御装置は異なる関連レベルで第1アプリケーションのインタフェースと第2アプリケーションのインタフェースを表示でき、このようにして、アプリケーション制御装置による複数のアプリケーションのインタフェース同時表示の柔軟性を向上させることができる。
【0169】
更に、第1アプリケーションと第2アプリケーションの関連レベルが第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連度を指示でき、これら2つのアプリケーション間で関連操作を行えるか否か及び関連操作の可能な程度が当該関連度に依存するので、本発明の実施例で提供されるアプリケーション制御方法によれば、ユーザは、第1アプリケーションと第2アプリケーションとの間の関連レベルを、ユーザの第1アプリケーションと第2アプリケーションの関連操作に対する要求を満たした関連レベルに調節するようにアプリケーション制御装置をトリガすることができ、ユーザ体験を向上させることができる。
【0170】
なお、本願の実施例において、高周波ユニット101は、情報の受送信又は通話プロセスでの信号の受送信に用いることができることを理解すべきであり、具体的には、基地局からのダウンリンクデータを受信した後に、プロセッサ110で処理し、また、アップリンクのデータを基地局に送信する。通常、高周波ユニット101は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、受送信機、カプラー、低騒音増幅器、デュプレクサ等を含むが、それらに限定されない。また、高周波ユニット101は、無線通信システムを介してネットワーク及び他の機器と通信することもできる。
【0171】
電子機器はネットワークモジュール102によって、例えば、電子メールの受送信、ウェブページの閲覧及びストリーミングメディアへのアクセスなどを助けるように、無線ブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供する。
【0172】
オーディオ出力ユニット103は、高周波ユニット101又はネットワークモジュール102が受信した又はメモリ109に記憶されているオーディオデータをオーディオ信号に変換して音声として出力することができる。且つ、オーディオ出力ユニット103は、電子機器100が実行する特定の機能に関するオーディオ出力(例えば、コール信号受信音、メッセージ受信音等)を提供することもできる。オーディオ出力ユニット103は、スピーカ、ブザー及び受話器等を含む。
【0173】
入力ユニット104は、オーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット104は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードで画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)が取得したスチル画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット(graphics processing unit,GPU)1041、及びマイクロホン1042を含んでもよい。処理された画像フレームは、表示ユニット106に表示することができる。グラフィックスプロセッシングユニット1041で処理された画像フレームは、メモリ109(又は他の記憶媒体)に記憶するか、又は高周波ユニット101もしくはネットワークモジュール102によって送信することができる。マイクロホン1042は、音声を受信することができ、且つこのような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話通話モードで、高周波ユニット101によって移動通信基地局に送信可能なフォーマットに変換して出力することができる。
【0174】
電子機器100は光センサ、運動センサ及び他のセンサのような少なくとも1つのセンサ105をさらに含む。具体的には、光センサは、環境光の明暗に応じて表示パネル1061の輝度を調整することができる環境光センサと、電子機器100が耳元に移動された時、表示パネル1061及び/又はバックライトを消すことができる近接センサと、を含む。運動センサの1つとして、加速度センサは、各方向(一般的には、三軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時に、重力の大きさ及び方向を検出することができ、電子機器の姿勢(例えば、画面の横縦の切り替え、関連するゲーム、磁力計姿勢校正)の認識、振動認識関連機能(例えば、歩数計、タップ)等に用いることができる。センサ105は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサ等をさらに含んでもよく、ここでは説明を省略する。
【0175】
表示ユニット106は、ユーザが入力した情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット106は表示パネル1061を含んでもよく、液晶ディスプレイ(liquid crystal display,LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode, OLED)等の形態で表示パネル1061を構成することができる。
【0176】
ユーザ入力ユニット107は、入力される数字又は文字情報の受信、及び電子機器でのユーザ設定及び機能制御に関するキー信号入力の生成に用いることができる。具体的には、ユーザ入力ユニット107は、タッチパネル1071及び他の入力機器1072を含む。タッチパネル1071はタッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザのタッチ操作(例えば、ユーザが指、スタイラス等、あらゆる適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル1071上又はタッチパネル1071付近で行う操作)を検出可能である。タッチパネル1071は、タッチ検出装置及びタッチコントローラとの2つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出すると共に、タッチ操作による信号を検出し、タッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してプロセッサ110に送信し、そして、プロセッサ110から送信された命令を受信して実行する。また、タッチパネル1071は、抵抗式、容量式、赤外線及び表面弾性波等の様々な形態で実現することができる。タッチパネル1071に加え、ユーザ入力ユニット107は他の入力機器1072をさらに含んでもよい。具体的には、他の入力機器1072は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限定されず、ここでは説明を省略する。
【0177】
さらに、タッチパネル1071は、表示パネル1061を被覆してもよく、タッチパネル1071はその上又は付近でのタッチ操作を検出すると、それをプロセッサ110に伝送してタッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ110は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル1061で対応する視覚出力を提供する。図11において、タッチパネル1071と表示パネル1061は、2つの独立した部材として電子機器の入力と出力機能を実現するが、何らの実施例では、電子機器の入力と出力機能を実現するように、タッチパネル1071と表示パネル1061を統合してもよく、ここでは具体的に限定しない。
【0178】
インタフェースユニット108は、外部装置と電子機器100を接続するインタフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドホンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、認識モジュールを備える装置を接続するためのポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポート等を含んでもよい。インタフェースユニット108は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力等)を受信し、受信された入力を電子機器100内の1つ又は複数の部材に伝送するか、又は電子機器100と外部装置の間でデータを伝送するために用いることができる。
【0179】
メモリ109は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いることができる。メモリ109は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等を記憶可能なプログラム記憶領域と、携帯電話の使用に応じて作成されたデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳等)等を記憶可能なデータ記憶領域と、を主に含んでもよい。また、メモリ109は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性ソリッドステート記憶デバイスをさらに含んでもよい。
【0180】
プロセッサ110は、電子機器の制御センタであり、様々なインタフェース及び回線により電子機器全体の各部分を接続するものであり、メモリ109内に記憶されているソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを動作させ又は実行し、及びメモリ109内に記憶されているデータを呼び出すことで、電子機器の様々な機能及びデータ処理を実行し、それにより、電子機器を全体的に監視する。プロセッサ110は、1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよく、選択可能に、プロセッサ110に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーション等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、無線通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ110に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0181】
電子機器100は各素子に給電する電源111(例えば、電池)を更に含んでもよく、選択可能に、電源111は電源管理システムによってプロセッサ110に論理的に接続し、更に電源管理システムによって充放電の管理、及び電力消費管理等の機能を実現することができる。
【0182】
なお、電子機器100はいくつかの示されていない機能モジュールを含み、ここで詳細な説明を省略する。
【0183】
選択可能に、本発明の実施例は、図11に示すプロセッサ110と、メモリ109と、メモリ109に記憶され且つ前記プロセッサ110において実行可能なコンピュータプログラムとを備え、当該コンピュータプログラムがプロセッサ110により実行される時に、上記方法実施例の各工程を実現する電子機器を更に提供し、且つ同じ技術効果を達成でき、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0184】
本発明の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されており、当該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される時に、上記方法実施例の各工程を実現するコンピュータ可読記憶媒体を更に提供し、且つ同じ技術効果を達成でき、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。その中、当該コンピュータ可読記憶媒体は、読み出し専用メモリ(read-only memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等を含んでもよい。
【0185】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含むようになる点である。特に断らない限り、語句「一つの…を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。
【0186】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本願の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、電子機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器等であってもよい)に本願の各実施例に記載の方法を実行させる複数の命令を含む。
【0187】
以上、図面を参照しながら本願の実施例を説明したが、本願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本願の示唆をもとに、当業者が本願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本願の保護範囲に属するものとする。
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