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特許7420424情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-15
(45)【発行日】2024-01-23
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/00 20240101AFI20240116BHJP
   G06Q 30/0241 20230101ALI20240116BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
G06Q30/0241
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2023108598
(22)【出願日】2023-06-30
【審査請求日】2023-06-30
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】511126914
【氏名又は名称】スマートシェア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100134430
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 卓士
(72)【発明者】
【氏名】西山 統
【審査官】貝塚 涼
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-204878(JP,A)
【文献】特表2020-514847(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソーシャルネットワークサービス上のコミュニティにおける、ソーシャルメディアと、前記ソーシャルメディアにアップロードされたデータと、前記データのアップロード元としてのアカウントと、の関係を示すアップロード履歴を蓄積したUGC(User Generated Content)データベースに対し、新規のキャンペーンに関連する複数のハッシュタグのそれぞれを用いてハッシュタグ検索を行った場合の検索順位を付した複数のソーシャルメディアと、前記検索順位を付した前記複数のソーシャルメディアへデータをアップロードしたアップロード元を示す複数のアカウントの識別情報を取得する取得部と、
前記複数のアカウントのそれぞれについて、少なくとも前記検索順位を用いて、前記複数のハッシュタグに対する評価指標を算出するアカウント評価部と、
前記評価指標に基づいて、前記複数のアカウントの識別情報から、前記新規のキャンペーンのためのデータアップロードに適したアカウントの識別情報を選別して提示するアカウント提示部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記取得部は、
Instagram Graph APIを利用して、前記複数のハッシュタグのそれぞれを用いてハッシュタグ検索を行った場合の検索順位が上位にある上位ソーシャルメディアを取得する上位ソーシャルメディア取得部と、
Instagram oEmbed APIを利用して、前記上位ソーシャルメディアへデータをアップロードしアカウントの識別情報を取得するアカウント取得部と、
を有する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記アカウント評価部は、前記複数のアカウントのそれぞれについて、そのアカウントからデータをアップロードされた複数のソーシャルメディアが所定の検索順位以上に入った回数、最高順位、前記検索順位に係数を掛けたパワー、平均エンゲージメント、および、平均コメント数の少なくとも2つを前記評価指標として出力する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記アカウント提示部が提示した前記新規のキャンペーンのためのデータのアップロードに適したアカウントの識別情報についてフォロワー数、直近のアップロード傾向およびアップロード内容に基づいて、前記新規のキャンペーンのためのアップロードにさらに適したアカウントの識別情報を選定するアカウント選定部をさらに備える請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記アカウント選定部が選定した複数のアカウントの識別情報をそれぞれ有する複数のクリエイタの中で、前記新規のキャンペーンのためのアップロードを承諾したクリエイタによる前記新規のキャンペーンのためのアップロードの効果を評価する効果測定部をさらに備える請求項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記新規のキャンペーンに関連する前記複数のハッシュタグを選定するハッシュタグ選定部をさらに備え、
前記取得部は、選定された前記複数のハッシュタグのそれぞれにおいて検索上位にある上位ソーシャルメディアにアップロードしているアップロード元のアカウントの識別情報を取得する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
取得部とアカウント評価部とアカウント提示部とを備えた情報処理システムで行われる情報処理方法であって、
前記取得部が、ソーシャルネットワークサービス上のコミュニティにおける、ソーシャルメディアと、前記ソーシャルメディアにアップロードされたデータと、データのアップロード元としてのアカウントと、の関係を示すアップロード履歴を蓄積したUGC(User Generated Content)データベースに対し、新規のキャンペーンに関連する複数のハッシュタグのそれぞれを用いてハッシュタグ検索を行った場合の検索順位を付した複数のソーシャルメディアと、前記複数のソーシャルメディアへデータをアップロードしたアップロード元を示す複数のアカウントの識別情報を取得する取得ステップと、
前記アカウント評価部が、前記複数のアカウントのそれぞれについて、少なくとも前記検索順位を用いて、前記複数のハッシュタグに対する評価指標を算出するアカウント評価ステップと
前記アカウント提示部が、前記評価指標に基づいて、前記複数のアカウントの識別情報から、前記新規のキャンペーンのためのデータアップロードに適したアカウントの識別情報を選別して提示するアカウント提示ステップと、
を含む情報処理方法。
【請求項8】
アカウント選定部が、前記アカウント提示ステップにおいて提示された前記新規のキャンペーンのためのアップロードに適したアカウントの識別情報について、フォロワー数、直近のアップロード傾向およびアップロード内容に基づいて、前記新規のキャンペーンのためのアップロードにさらに適したアカウントの識別情報を選定するアカウント選定ステップをさら含む請求項に記載の情報処理方法。
【請求項9】
効果測定部が、前記アカウント選定ステップにより選定された複数のアカウントの識別情報をそれぞれ有する複数のクリエイタの中で、前記新規のキャンペーンのためのアップロードを承諾したクリエイタによる前記新規のキャンペーンのためのアップロードの効果を評価する効果測定ステップをさらに含む請求項に記載の情報処理方法。
【請求項10】
ソーシャルネットワークサービス上のコミュニティにおける、ソーシャルメディアと、前記ソーシャルメディアにアップロードされたデータと、前記データのアップロード元としてのアカウントとの関係を示すアップロード履歴を蓄積したUGC(User Generated Content)データベースに対し、新規のキャンペーンに関連する複数のハッシュタグのそれぞれを用いてハッシュタグ検索を行った場合の検索順位を付した複数のソーシャルメディアと、前記複数のソーシャルメディアへデータをアップロードしたアップロード元を示すアカウントの識別情報を取得する取得ステップと、
前記複数のソーシャルメディアのそれぞれにデータのアップロードを行った複数のアカウントのそれぞれについて、少なくとも前記検索順位を用いて、前記複数のハッシュタグに対する評価指標を算出するアカウント評価ステップと、
前記評価指標に基づいて、前記複数のアカウントの識別情報から、前記新規のキャンペーンのためのデータアップロードに適したアカウントの識別情報を選別して提示するアカウント提示ステップと、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
上記技術分野において、特許文献1には、コンテンツスポンサーから受信したキャンペーンにマッチするハッシュタグをコンテンツスポンサーに提示して、コンテンツスポンサーが選択したハッシュタグをキャンペーンの選択基準とする技術が開示されている。また、特許文献2には、インフルエンサの投稿から抽出されたキーワードを用いて、インフルエンサを広告キャンペーンに対してペアリングする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特表2017-501480号公報
【文献】特表2020-514847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記文献に記載の技術では、新規のキャンペーンに対し、クリエイタを利用した効果的な支援をすることができなかった。
【0005】
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る装置は、
ソーシャルネットワークサービス上のコミュニティにおける、ソーシャルメディアと、ソーシャルメディアにアップロードされたデータと、前記データのアップロード元としてのアカウントと、の関係を示すアップロード履歴を蓄積したUGC(User Generated Content)データベースに対し、新規のキャンペーンに関連する複数のハッシュタグのそれぞれを用いてハッシュタグ検索を行った場合の検索順位を付した複数のソーシャルメディアと、前記検索順位を付した複数のソーシャルメディアへデータをアップロードしたアップロード元を示す複数のアカウントの識別情報を取得する取得部と、
前記複数のアカウントのそれぞれについて、少なくとも前記検索順位を用いて、前記複数のハッシュタグに対する評価指標を算出するアカウント評価部と、
前記評価指標に基づいて、前記複数のアカウントの識別情報から、前記新規のキャンペーンのためのデータアップロードに適したアカウントの識別情報を選別して提示するアカウント提示部と、
を備える情報処理装置である。
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係る方法は、
取得部とアカウント評価部とアカウント提示部とを備えた情報処理システムにおいて、
前記取得部が、ソーシャルネットワークサービス上のコミュニティにおける、ソーシャルメディアと、ソーシャルメディアにアップロードされたデータと、データのアップロード元としてのアカウントと、の関係を示すアップロード履歴を蓄積したUGC(User Generated Content)データベースに対し、新規のキャンペーンに関連する複数のハッシュタグのそれぞれを用いてハッシュタグ検索を行った場合の検索順位を付した複数のソーシャルメディアと、前記複数のソーシャルメディアへデータをアップロードしたアップロード元を示す複数のアカウントの識別情報を取得する取得ステップと、
前記アカウント評価部が、前記複数のアカウントのそれぞれについて、少なくとも前記検索順位を用いて、前記複数のハッシュタグに対する評価指標を算出するアカウント評価ステップと
前記アカウント提示部が、前記評価指標に基づいて、前記複数のアカウントの識別情報から、前記新規のキャンペーンのためのデータアップロードに適したアカウントの識別情報を選別して提示するアカウント提示ステップと、
を含む情報処理方法
である。
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係るプログラムは、
ソーシャルネットワークサービス上のコミュニティにおける、複数のソーシャルメディアと、それぞれのソーシャルメディアにアップロードされたデータと、前記データのアップロード元としてのアカウントとの関係を示すアップロード履歴を蓄積したUGC(User Generated Content)データベースに対し、新規のキャンペーンに関連する複数のハッシュタグのそれぞれを用いてハッシュタグ検索を行った場合の検索順位を付した複数のソーシャルメディアと、前記複数のソーシャルメディアへデータをアップロードしたアップロード元を示すアカウントの識別情報を取得する取得ステップと、
前記複数のソーシャルメディアのそれぞれにデータのアップロードを行った複数のアカウントのそれぞれについて、少なくとも前記検索順位を用いて、前記複数のハッシュタグに対する評価指標を算出するアカウント評価ステップと、
前記評価指標に基づいて、前記複数のアカウントの識別情報から、前記新規のキャンペーンのためのデータアップロードに適したアカウントの識別情報を選別して提示するアカウント提示ステップと、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、新規のキャンペーンに対し、クリエイタを利用した効果的な支援をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】第1実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図2A】第2実施形態に係るマーケティング支援に関する表示画面を示す図である。
図2B】第2実施形態に係るマーケティング支援の処理手順を示す図である。
図3A】第2実施形態に係る情報処理装置を含むシステムの構成を示す図である。
図3B】第2実施形態に係る情報処理装置を含むシステムにおける動作手順を示すシーケンス図である。
図4A】第2実施形態に係るマーケティング支援を説明する図である。
図4B】第2実施形態に係るマーケティング支援を説明する図である。
図4C】第2実施形態に係るマーケティング支援を説明する図である。
図4D】第2実施形態に係るマーケティング支援を説明する図である。
図4E】第2実施形態に係るマーケティング支援を説明する図である。
図5A】第2実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図5B】第2実施形態に係るデータベースの構成を示す図である。
図6A】第2実施形態に係る収集部の構成を示すブロック図である。
図6B】第2実施形態に係るハッシュタグ検索を示す図である。
図6C】第2実施形態に係る収集部の処理手順を示すフローチャートである。
図7A】第2実施形態に係る集計分析部の構成を示すブロック図である。
図7B】第2実施形態に係る集計分析部の処理を説明する図である。
図7C】第2実施形態に係る集計分析部の処理を説明する図である。
図7D】第2実施形態に係る集計分析部の処理を説明する図である。
図7E】第2実施形態に係る集計分析部の処理を説明する図である。
図7F】第2実施形態に係る集計分析部の処理手順を示すフローチャートである。
図8A】第2実施形態に係る出力内容解析部の構成を示すブロック図である。
図8B】第2実施形態に係る出力内容解析部の処理手順を示すフローチャートである。
図9A】第2実施形態に係る提案アサイン部および効果測定部の構成を示すブロック図である。
図9B】第2実施形態に係る提案アサイン部および効果測定部の処理手順を示すフローチャートである。
図9C】第2実施形態に係る提案アサイン部の処理を説明する図である。
図9D】第2実施形態に係る効果測定部の処理を説明する図である。
図9E】第2実施形態に係る効果測定部の処理を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素は単なる例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0012】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としての情報処理装置100について、図1を用いて説明する。情報処理装置100は、新規のキャンペーンのためのアップロードに適したアカウントの識別情報を提示する装置である。
【0013】
図1に示すように、情報処理装置100は、取得部101と、アカウント評価部102と、アカウント提示部103と、を含む。取得部101は、UGC110(User Generated Content)を元に、複数のハッシュタグ111のそれぞれにおいて検索上位に表示されているアップロード元を示すアカウントの識別情報112を取得して、検索順位114を付して記憶部104に記憶する。アカウント評価部102は、複数のアカウントの識別情報のそれぞれについて複数のハッシュタグに対応する検索順位を集計して、複数のアカウント121の影響度をそれぞれ評価する(122)。アカウント提示部103は、アカウント評価部102の評価結果に基づいて、複数のアカウントの識別情報から、新規のキャンペーンのためのアップロードに適したアカウントの識別情報131を選別して提示する。
【0014】
本実施形態によれば、新規のキャンペーンに対して、クリエイタを使用した効果的な支援を行うことができる。
【0015】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置について説明する。図2A図9Eは、情報処理装置を有するシステムを説明するための図である。情報処理装置においては、UGC(User Generated Content)を元に、複数のハッシュタグのそれぞれにおいて検索上位にある上位ソーシャルメディアにアップロードしている、アップロード元のアカウントの識別情報(例えばアカウント名)を取得する。そして、アカウントの識別情報に検索順位を付して記憶部に記憶する。そして、複数のアカウントの識別情報のそれぞれについて複数のハッシュタグに対応する検索順位を集計して、複数のアカウントのそれぞれを評価する。また、アカウントの評価結果に基づいて、複数のアカウントの識別情報から新規のキャンペーンのためのアップロードに適したアカウントの識別情報を選別して提示する。
【0016】
なお、新規のキャンペーンに関連する複数のハッシュタグを選定するのが望ましい。また、取得された複数のアカウントの識別情報に紐付くUGCに基づいて、各アカウントのランクイン回数、最高順位、ランキング順位に係数を掛けたパワー、平均エンゲージメント、および、平均コメント数の少なくとも2つを評価結果として出力する。また、提示した新規のキャンペーンのためのアップロードに適したアカウントの識別情報について、UGCから収集したフォロワー数、直近のアップロード傾向およびアップロード内容に基づいて、新規のキャンペーンのためのアップロードにさらに適したアカウントの識別情報を選定する。そして、選定した複数のアカウントの識別情報をそれぞれ有する複数のクリエイタの中で、新規のキャンペーンのためのアップロードを承諾したクリエイタによる新規のキャンペーンのためのアップロードの効果を評価する。
【0017】
UGCは、LAN(Local area network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどのネットワークを介した、Instagram、Twitter、Facebook、Line、TiktokなどのSNS(Social networking service)へのユーザのアップロード履歴であり、本実施形態においては、UGCデータベースに蓄積されているものとして説明する。ここで、一般のアップロード元あるいは閲覧者をユーザとし、アップロードによりキャンペーンを行うに当たってマーケティング支援を依頼する者(広告主:スポンサー)をキャンペーン依頼元とし、マーケティング支援のために依頼されたアップロードを行う者をクリエイタ(インフルエンサ)と称する。
【0018】
<マーケティング支援に関する表示画面>
図2Aは、マーケティング支援に関する表示画面を示す図である。
【0019】
図2Aの左図は、マーケティング支援サーバの操作画面210から、マーケティング支援アプリケーションを起動して、複数のハッシュダグを入力して、そのハッシュタグが使用された上位ソーシャルメディア、例えば3000位までの上位ソーシャルメディアを検索する画面211である。このハッシュダグ検索は、例えば、Instagram Graph APIを用いて実現可能である。
【0020】
図2Aの中央図は、ハッシュダグ検索により各ハッシュタグに関して検索された上位ソーシャルメディアについて、マーケティング支援サーバの操作画面210から、上位ソーシャルメディアにアップロードしているアカウントの識別情報を検索する画面221である。このアカウント検索は、例えば、Instagram oEmbed APIを用いて実現可能である。そして、アカウントの識別情報のそれぞれについての評価を集計して、アカウントの識別情報に対応するクリエイタを選別する。
【0021】
図2Aの右図は、新規キャンペーンに適したクリエイタに対するアカウントの識別情報を報知する画面231である。画面231に報知されたアカウントの識別情報のクリエイタに対して、許諾が得られれば新規キャンペーンに関するアップロードを依頼する。
【0022】
<マーケティング支援の処理手順>
図2Bは、マーケティング支援の処理手順を示す図である。本実施形態のマーケティング支援は、大きく4つのフェーズから構成される。フェーズ1は、複数のハッシュタグのそれぞれについて、上位ソーシャルメディアを検索し、その上位ソーシャルメディアで用いられたアカウントの識別情報およびそのアップロード内容を収集する「入力・収集フェーズS210」である。フェーズ2は、上位ソーシャルメディアのラインキングデータを集計して、アカウント単位で集計結果を出力する「集計・分析フェーズS220」である。フェーズ3は、出力されたデータを集計項目ごとに並び替えてキャンペーンに適切な項目で優秀なアカウントの識別情報をピックアップし、ピックアップされたアカウントの識別情報で追加情報をアクセスして追加調査する。そして最終的に今回のキャンペーンに適切なアカウントの識別情報をリスト化してキャンペーン依頼元に提案する「出力内容解析フェーズS230」である。フェーズ4は、キャンペーン依頼元と最終的な依頼対象のアカウントの識別情報を決定して、依頼交渉(スカウト)を実施して、交渉成功したアカウントにアップロードを依頼する「提案・アサインフェーズS240」である。その後、新規キャンペーンに関するアップロード結果を検索して、アップロード効果について検証し、ハッシュタグの選別や適したアカウントの識別情報の選択などにフィードバックして新規キャンペーンのためのより適切なアカウント選択を実現する(S250)。
【0023】
「入力・収集フェーズS210」では、ステップS211において、ハッシュタグ検索に使用するハッシュタグを選定する。なお、ハッシュタグの選定は、任意の選定であっても新規キャンペーンに基づいて関連する選定であってもよい。ハッシュタグの選定数は限定されないが、本実施形態においては5つのハッシュタグを選定する。ステップS213において、Instagram Graph APIを使って、選定されたハッシュタグそれぞれについて上位ソーシャルメディア(例えば、3000位まで)を取得する。次に、ステップS215において、Instagram 0Embed APIを使って、各上位ソーシャルメディアのデータからアップロード元のアカウントの識別情報を取得する。そして、ステップS217において、アカウントの識別情報の取得順に検索順位をつけてアップロードデータをデータベースに保存する。なお、「入力・収集フェーズS210」では、選定された1つのハッシュタグについてステップS211~S217をハッシュタグの数だけ繰り返す。
【0024】
「集計・分析フェーズS220」では、ステップS221において、上位ソーシャルメディアのランキングデータを集計し、アップロード元のアカウントの識別情報を起点に名寄せを行う。集計する項目としては、例えば、ランクイン回数、最高順位、ランキングの順位に所定係数をかけた「パワー」、平均エンゲージ、平均コメント数などが含まれる。そして、ステップS223において、各集計値をアカウント単位で、全体集計および/またはハッシュタグ個別で出力する。
【0025】
「出力内容解析フェーズS230」では、ステップS231において、出力されたデータを集計項目ごとに並び替えて、キャンペーンに適切な項目で優秀なアカウントの識別情報をピックアップする。次に、ステップS233において、ピックアップされたアカウントの識別情報の追加情報をInstagram公式サイトへアクセスし追加調査する。例えば、フォロワー数、直近のアップロード傾向、アップロード内容について確認する。そして、その中で優秀で今回のキャンペーンに適していると判断したアカウントの識別情報をリスト化、キャンペーン依頼元に提案を行い、アサインするアカウントを決定する。
【0026】
「提案・アサインフェーズS240」では、ステップS241において、キャンペーン依頼元と共にアサインするアカウントを最終決定し、アップロードの依頼のためのスカウトを実施する。アップロードの依頼が受諾されれば、ステップS245において、アップロード依頼先のアカウントに対してキャンペーン内容に応じたアップロードを依頼する。受諾されなければステップS243において依頼を中止する。
【0027】
そして、ステップS250において、アサインしたアカウントによるアップロードが上位ソーシャルメディアにランクインしているか、エンゲージが付いたか等の効果測定を実施する。測定された効果はハッシュタグの選別やキャンペーンに適したアカウントの選択などにフィードバックして、新規キャンペーンのためのより適切なアカウント選択につなげる。
【0028】
<情報処理装置を含むシステム>
図3Aは、情報処理装置310を含むシステム300の構成を示す図である。
【0029】
システム300は、ネットワーク301を介して接続された以下の構成要素を含む。SNSサーバ302は、例えば、リソース305を有するウェブサイト304と、コンテンツプロバイダ308と、パブリッシャ309と、を含み、使用者であるユーザ、クリエイタ、キャンペーン依頼元に対してインターネット上のコミュニティサイトとして機能する。UGCデータベース303は、例えば、コンテンツ管理システム313に接続されたハッシュタグ・データベース314、パラメータ・データベース315およびコンテンツアイテム・データベース316と、検索システム317に接続されたインデックス付きキャッシュ・データベース318と、を含んでいる。
【0030】
また、システム300は、ネットワーク301に接続されてSNSサーバ302によるコミュニティ機能を享受する端末として、ユーザ端末306と、クリエイタ端末307と、キャンペーン依頼元端末311と、を含む。なお、これら端末はそれぞれ別途に独立する構成であっても複数の機能を併用する構成であってもよい。ここで、クリエイタ端末307とは、クリエイタあるいはインフルエンサが所定の意図を持ってアップロードを行うための端末である。また、キャンペーン依頼元端末311とは、クリエイタあるいはインフルエンサの助けを受けるために、本実施形態の情報処理装置310としてのマーケティング支援サーバによる支援を要請するキャンペーン依頼元の端末である。
【0031】
情報処理装置310としてのマーケティング支援サーバは、UGCデータベース303に蓄積されたSNSサービスの履歴を参照して、SNSサービスにおいてキャンペーン依頼元の新規キャンペーンに適切なクリエイタあるいはインフルエンサを見付けて、キャンペーン依頼元のマーケティングを支援する。本実施形態においては、特に、ハッシュタグに基づいて上位ソーシャルメディアを検索して、上位ソーシャルメディアからアカウントのアップロード履歴を集計して、アカウントのアップロード効果を評価して、キャンペーン依頼元の新規キャンペーンに適切なクリエイタあるいはインフルエンサのアカウントの識別情報を見付けて、キャンペーン依頼元に提案する。そして、許諾したクリエイタあるいはインフルエンサにアップロードを依頼して、その結果を評価して後の新規キャンペーンに適切なアカウントの識別情報の発見をより改善するように処理を行う。
【0032】
(動作シーケンス)
図3B、情報処理装置310を含むシステム300における動作手順を示すシーケンス図である。
【0033】
ステップS301~S303において、SNSサーバ302によるユーザ端末306およびクリエイタ端末307間のSNS上のコミュニティにおけるアップロード履歴がUGCデータベース303に蓄積される。図3では、アップロードを“UL”で表示している。
【0034】
ステップS311において、キャンペーン依頼元端末311から新規のキャンペーンについての支援依頼を、情報処理装置310が受ける。情報処理装置310は、ステップS313において、上位ソーシャルメディアを検索すべきハッシュタグを選定する。なお、ハッシュタグの選定は、任意であっても新規のキャンペーンに関連するハッシュダクであってもよい。情報処理装置310は、ステップS317において、UGCデータベース303に対して各ハッシュタグにおける上位ソーシャルメディアの抽出を指示して抽出結果を取得する。UGCデータベース303は、ステップS315において、各ハッシュタグにおける上位ソーシャルメディアの抽出を実施する。なお、各ハッシュタグにおける上位ソーシャルメディアの抽出は、Instagram Graph APIを用いることで実現される。情報処理装置310は、ステップS321において、UGCデータベース303に対して各上位ソーシャルメディアにアップロードしたアカウントの識別情報の抽出を指示して抽出結果を取得する。UGCデータベース303は、ステップS319において、各上位ソーシャルメディアにアップロードしたアカウントの識別情報の抽出を実施する。なお、各上位ソーシャルメディアへのアップロードとそのアカウントの識別情報の抽出は、Instagram oEmbed APIを用いることで実現される。そして、情報処理装置310は、ステップS323において、取得したアカウントの識別情報とそのアップロードに検索順位を付けて保存する。なお、検索順位は取得順に付してよい。情報処理装置310は、ステップS325において、アカウントの識別情報に対して種々の点数を付して総合的に判断し、ステップS311で取得した新規のキャンペーンに適切なアカウントを選別して、キャンペーン依頼元端末311に提案する。種々の点数としては、各アカウントの識別情報のランクイン回数、最高順位、ランキング順位に係数を掛けたパワー、平均エンゲージ、および、平均コメント数などが含まれる。情報処理装置310と協働してキャンペーン依頼元端末311は、ステップS327において、アップロードを依頼するアカウントの識別情報のクリエイタあるいはインフルイエンサーを選択する。
【0035】
情報処理装置310は、ステップS331において、選択されたアカウントの識別情報を有するクリエイタあるいはインフルイエンサにアップロードを依頼する。クリエイタ端末307のステップS333におけるアップロード履歴は、ステップS335において、UGCデータベース303に蓄積される。そして、所定期間のキャンペーンを行った後、情報処理装置310は、ステップS341において、UGCデータベース303からキャンペーンに関するアップロード履歴を収集して、キャンペーンに対するクリエイタあるいはインフルイエンサによるアップロードの効果を測定する。アップロード効果の測定は、キャンペーンに関連するハッシュタグにおけるアップロードのアクセス数ランキングやリールのアップロード効果(リーチ数や保存数)などにより行われる。情報処理装置310は、ステップS343において、アップロード効果の測定結果をキャンペーン依頼元端末311あるいはクリエイタ端末307に報告する。キャンペーン依頼元端末311は、ステップS345において、アップロード効果を報知する。なお、図示しないが、情報処理装置310は、選択されたクリエイタあるいはインフルイエンサーによるアップロード効果を検証して、今後のハッシュタグの選定やキャンペーンに適切なアカウントの選別をより改善するようフィードバックを行う。
【0036】
(マーケティング支援の説明)
図4A図4Eは、マーケティング支援を説明する図である。
【0037】
図4Aは、マーケティング支援における重要な概念であるファネル410について説明する図である。ファネル410とは、広く集客したうえで、ふるいにかけられた見込み顧客が、検討→商談→成約へ流れる中で段々と少数になっていくことを示す。漏斗で濾した様子に似ているところからそう呼ばれる。ファネル410は、トップファネル(認知拡大・想起)と、ミドルファネル(興味関心・比較検討)と、ボトムファネル(購入)とを含む購入までの顧客が減っていく「パーチェスファネル」と、購入後の顧客を増やす「インフルエンサファネル」(例えば、共有)と、を含む。
【0038】
本実施形態においては、ミドルファネル411における「SNS上のリレーションとインタレスト強化」、「SNS検索最適化」、「口コミからの購入の促進」などに注目したキャンペーンを支援する。特に、ミドルファネルの代表的なキャンペーンであるアップロードキャンペーンにおいて、クリエイタとの共創を効果的に実現するためのキャンペーン依頼元への支援を実現する。
【0039】
図4Bは、本実施形態における、ミドルファネルのクリエイタとの共創を効果的に実現するための処理の根拠となるユーザの購買意思決定420のポイントを説明する図である。
(1)ユーザは、クリエイタのアップロードを含むアップロードデータを閲覧して、その中のあるアップロードデータに興味を持つ。
(2)ユーザは、興味を持ったアップロードデータに含まれているハッシュタグを元に情報を収集する。例えば、#オーブンや#オーブンレンジをキーに情報を収集する。
(3)ユーザは、ハッシュタグにより収集した情報から好みの商品のブランドなどを知り、#ブランド名で検索を行う。
(4)ユーザは、#ブランド名での検索結果から、ブランドアカウントを確認して、@ブランド名でさらに詳細な公式ブランド発信情報を確認して、購買か否かの決定を行う。
【0040】
以上のように、ユーザが商品に興味を持ち購買する過程において、アップロードデータに含まれるハッシュタグが多く関与していることが分かる。
【0041】
図4Cは、Instagramのアルゴリズム評価を利用したアップロードを依頼するクリエイタあるいはインフルエンサの選別における、今までの例と本実施形態との相違点430を示す図である。
【0042】
Instagram全体では、アップロードに種々のキーワードが使用され、公式APIを使用し、Instagram全体からあらゆるインタレストでInstagramの評価の高いアップロード元を特定することが可能である。例えば「旅行」に関するキャンペーンの場合に、今までの例では、ステップS411~S415に示すように、クリエイタあるいはインフルエンサ個人の評判によりアップロードを依頼するクリエイタあるいはインフルエンサの選別を行ってきた。すなわち、「フォロワー数が多い」、「旅行のアップロードが多い」、「グルメ系のアップロードもある」、「エンゲージメントは分かり難い」、「女性」のような指標で選別する。これに対して、本実施形態においては、ステップS421~S425に示すように、ハッシュタグを元にクリエイタあるいはインフルエンサのアカウントを評価することにより、フォロワー数が多いことやアップロードが多いことのみを基準に選別しない。すなわち、「旅行系の複数のインタレストで高評価」、「グルメ系の複数のインタレストで高評価」、「エンゲージメントが高い」、「フォロワーが多い」、「女性」のように、キャンペーン依頼元のキャンペーンに適したアップロードが可能なクリエイタあるいはインフルエンサを効果的にかつ効率的に選別することができる。
【0043】
図4Dは、本実施形態のキャンペーン依頼元のキャンペーンに適したアップロードが可能なクリエイタあるいはインフルエンサの選別の優位性440の理由を端的に示した図である。
【0044】
図4Dに示すように、本実施形態におけるキャンペーン依頼元のキャンペーンに適したアップロードが可能なクリエイタあるいはインフルエンサの選別は、ハッシュタグにより上位ソーシャルメディアを検索するので、ユーザのインタレスト441を選別条件の中に容易に取り込むことができる。そして、ハッシュタグ単位でも重要な評価がされるため、ターゲットを捉えた関連性・設計が重要である。そのため、ユーザのインタレスト441ごとの人気度が影響する「発見タブ→検索トップ→おすすめ表示」という閲覧ユーザ毎のリレーションをそのまま辿る評価手順であるため、シードアカウントも反映される(リレーションシップ442)。
【0045】
図4Eは、本実施形態のキャンペーン依頼元のキャンペーンに適したアップロードが可能なクリエイタあるいはインフルエンサの選別が、新規のユーザをキャンペーンに巻き込める構造450を説明する図である。
【0046】
本実施形態のキャンペーン依頼元のキャンペーンに適したアップロードが可能なクリエイタあるいはインフルエンサの選別によれば、ユーザ間の影響度やコンテンツの関心・共感度等の評価によって、フォロワーへのリーチ率が向上したり、非フォロワーへ拡散されたりすることになる。すなわち、今までのフォロワーやコンテンツ閲覧者の興味関心やリレーションシップによる、アップロード元(クリエイタあるいはインフルエンサ)のアップロード、リール、ストーリーズなどに対する評価が、「発見タブ→検索トップ→(コンテンツあるいはアカウントの)おすすめ表示」という閲覧ユーザのリレーションをそのまま辿っている。そのため、非フォロワーが閲覧において選別されたクリエイタあるいはインフルエンサのアップロードにつながる可能性は高くなり、当然に新規ユーザとして獲得できる可能性も上がることになる。
【0047】
<情報処理装置の構成>
図5Aは、情報処理装置310の構成を示すブロック図である。
【0048】
情報処理装置310は、通信制御部501と、入出力インタフェース502と、収集部503と、データベース504と、集計分析部505と、出力内容解析部506と、提案アサイン部507と、効果測定部508と、を備える。
【0049】
通信制御部501は、UGCデータベース303と、キャンペーン依頼元端末311と、クリエイタ(インフリエンサー)端末307との通信を制御する。入出力インタフェース502には、オペレータにデータを提示するまたは情報処理装置310の状態を表示する表示部521と、オペレータが情報処理装置310を操作する操作部522とが接続されて入出力を制御する。
【0050】
収集部503は、通信制御部501を介してUGCデータベース303からマーケティング支援のための処理に必要なデータを検索収集して、検索収集したデータをデータベース504に格納蓄積する。データベース504は、情報処理装置310によるマーケティング支援のための処理に必要なデータを格納蓄積する。
【0051】
集計分析部505は、UGCデータベース303から検索収集したデータを、新規なキャンペーンに適切なクリエイタを選別する指標を得るために集計して分析する。出力内容解析部506は、集計分析部505が集計分析した指標により新規なキャンペーンに適切なクリエイタを選別して、そのアカウントの識別情報に基づいてアップロード内容を追加調査して新規なキャンペーンに最適なクリエイタをさらに絞る。提案アサイン部507は、新規なキャンペーンに最適であると絞られたクリエイタをアサインするためにスカウトを実施して、スカウトが成功したクリエイタをアサインして新規なキャンペーン内容に応じたアップロードを依頼する。
【0052】
効果測定部508は、アサインしたクリエイタによるアップロードの効果を、アサインしたクリエイタのアカウントの識別情報のアップロードが上位ソーシャルメディアにランクインしているか、エンゲージが付いたか等により測定して、測定結果を表示部521に表示する。
【0053】
(データベース)
図5Bは、データベース504の構成を示す図である。データベース504は、情報処理装置310によるマーケティング支援のための処理に必要なデータを格納蓄積するために用いられる。
【0054】
データベース504には、収集部503で用いられる検索用ハッシュタグ、ハッシュタグにより検索された上位ソーシャルメディア、上位ソーシャルメディアにアップロードしているアカウントの識別情報のアップロード内容とその検索順位などが格納される。また、集計分析部505で用いられるランキングデータ(ランクイン回数や最高順位など)、アカウント単位の集計(アカウントの識別情報に対応する全宅集計やハッシュタグ個別集計など)などが格納される。また、出力内容解析部506で用いられるアカウント順位のデータ、選別アカウントの調査データ、スカウト対象の推奨アカウントなどを格納する。また、提案アサイン部507で用いられるクリエイタへのスカウト結果(OK/NG)、キャンペーンにおけるクリエイタのアップロード、アップロードの効果測定結果などを格納する。
【0055】
なお、図5Bにはデータベース504に格納蓄積される全てのデータが記載されてなく、これらに限定されない。
【0056】
<収集部>
図6Aは、収集部503の構成を示すブロック図である。収集部503は、通信制御部501を介してUGCデータベース303からマーケティング支援のための処理に必要なデータを検索収集して、検索収集したデータをデータベース504に格納蓄積する。
【0057】
収集部503は、ハッシュタグ取得部601と、Instagram Graph APIアクセス部602と、上位ソーシャルメディア取得部603と、Instagram oEmbed APIアクセス部604と、アカウント取得部605と、アップロード取得保存部606と、を有する。すなわち、収集部503は、上位ソーシャルメディア取得部と、アカウント取得部と、を有する。上位ソーシャルメディア取得部は、Instagram Graph APIを用いて、前記複数のハッシュタグのそれぞれにおいて検索上位にある上位ソーシャルメディアを取得する。アカウント取得部は、Instagram oEmbed APIを用いて、取得した前記上位ソーシャルメディアにアップロードしたアップロード元のアカウントの識別情報を取得する。
【0058】
ハッシュタグ取得部601はハッシュタグ記憶部611を有し、操作部522からオペレータが選択あるいは入力した、例えば5つのハッシュタグを取得して記憶する。なお、ハッシュタグは任意に選択されたものでも、新規のキャンペーンに適して選択されたものでもよい。Instagram Graph APIアクセス部602は各ハッシュタグ621を保持し、Instagram Graph APIに対してアクセスし各ハッシュタグの上位ソーシャルメディアを検索する。上位ソーシャルメディア取得部603は上位ソーシャルメディア記憶部631を有し、各ハッシュタグに対応して検索された上位ソーシャルメディアをInstagram Graph APIから取得して記憶し、データベース504に格納する。Instagram oEmbed APIアクセス部604はInstagram Graph APIから取得した各上位ソーシャルメディア641にアップロードしたアカウントの識別情報とそのアップロード内容を、Instagram oEmbed APIに対してアクセスする。アカウント取得部605はアカウント・アップロードデータ記憶部651を有し、各上位ソーシャルメディアに対してアップロードしたアカウントの識別情報とそのソーシャルメディアへのアップロードデータをInstagram oEmbed APIから取得して記憶する。アップロード取得保存部606はアップロードデータに順位付けしたテーブル661を有し、アカウント取得部605がInstagram oEmbed APIから取得したアカウントの識別情報とそのアップロードデータを順位付けしてデータベース504に格納する。
【0059】
なお、収集部503は、新規のキャンペーンに関連する複数のハッシュタグを選定するハッシュタグ選定部をさらに備え、上位ソーシャルメディア取得部603は、選定された複数のハッシュタグのそれぞれにおいて検索上位にある上位ソーシャルメディアにアップロードしているアップロード元のアカウントの識別情報を取得してもよい。
【0060】
(ハッシュタグ検索)
図6Bは、ハッシュタグ検索を示す図である。本実施形態においてはInstagram Graph APIを用いてハッシュタグ検索を行う。
【0061】
図6Bには、Instagram Graph APIを用いて利用可能な検索方法610と、取得できるデータ620とが示されている。利用可能な検索方法610としては、24時間以内にアップロードされたデータを検索する"recent_media"検索と、人気のソーシャルメディアに上がったデータを検索する"top_media"検索とを有し、本実施形態においては、ハッシュタグに基づいて"top_media"検索を実施する。
【0062】
(収集部の処理手順)
図6Cは、収集部503の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、情報処理装置310が有するCPU(Central Processing Unit)がRAM(Random Access Memory)を使用して実行し、図5Aおよび図6Aの構成要素を実現する。
【0063】
情報処理装置310は、ステップS611において、ハッシュタグ検索に使用するハッシュタグを選定する。なお、ハッシュタグの選定は、任意の選定であっても新規キャンペーンに基づいて関連する選定であってもよい。ハッシュタグの選定数は限定されないが、本実施形態においては5つのハッシュタグを選定する。情報処理装置310は、ステップS613において、Instagram Graph APIを使って、選定されたハッシュタグそれぞれについて上位ソーシャルメディア(例えば、3000位まで)を取得する。選定されたハッシュタグの数だけステップS613を繰り返す。次に、情報処理装置310は、ステップS615において、Instagram 0Embed APIを使って、ステップS613で取得した各上位ソーシャルメディアのアップロードデータからアップロード元が有するアカウントの識別情報を取得する。そして、情報処理装置310は、ステップS617において、アカウントの識別情報の取得順に検索順位をつけてアップロードデータをデータベース504に保存する。
【0064】
<集計分析部の構成>
図7Aは、集計分析部505の構成を示すブロック図である。集計分析部505は、UGCデータベース303から検索収集したデータを、新規なキャンペーンに適切なクリエイタを選別する指標を得るために集計して分析する。そして、ソーシャルメディアデータおよび検索順位を集計して、複数のアカウントのそれぞれを評価する。
【0065】
集計分析部505は、ランキングデータ集計部701と、アカウント単位集計出力部702とを有する。ランキングデータ集計部701は取得された複数のアカウントの識別情報に紐付くUGCデータベース303のデータに基づいて、各アカウントの識別情報のランクイン回数、最高順位など711を集計する。例えば、アカウントの評価は、取得された複数のアカウントの識別情報に紐付くUGCデータベース303のデータに基づいて、各アカウントの識別情報のランクイン回数、最高順位、ランキング順位に係数を掛けたパワー、平均エンゲージ、および、平均コメント数の集計結果の少なくとも2つを評価結果とする。
【0066】
アカウント単位集計出力部702は、ランキングデータ集計部701の集計結果から、各アカウントの全体集計725とハッシュタグ個別集計726を、アカウントの選別指標として出力する。
【0067】
(集計分析部の処理)
図7B図7Eは、集計分析部505の処理を説明する図である。
【0068】
図7Bは、集計分析部505におけるアカウントの選別指標710を説明する図である。
【0069】
図7Bにおいては、様々なインタレストで解析して、インタレストの掛け合わせによる総合評価を行う。例えば、ブランドなどのハッシュタグと、キャンペーン依頼元が重視するハッシュダグとを組み合わせたアップロード効果の総合評価をする。その評価指標としては、例えば、ハッシュタグ検索の上位ソーシャルメディアにアップロードした複数のアカウントの識別情報に紐付くUGCデータに基づいて、各アカウントの識別情報のランクイン回数、最高順位、ランキング順位に係数を掛けたパワー、平均エンゲージ、および、平均コメント数を用いる。そして、ランクイン回数を縦軸、最高順位を横軸にとって各アカウントをプロットした2次元グラフ711を生成することで、各アカウントの評価に用いる。また、ランキング順位に係数を掛けたパワーを縦軸、平均エンゲージを横軸にとって各アカウントをプロットした2次元グラフ712を生成することで、各アカウントの評価に用いる。なお、2次元グラフに限定されず多次元グラフであってもよく、また、その組み合わせもアカウントの影響度やコンテンツの関心・共感度等の評価に適した組み合わせでよく上記例に限定されない。このようにして、ランクイン回数や順位情報、パワー、エンゲージメント情報などのデータから評価の高いアカウントの識別情報(そのクリエイタ)を把握する。また、それらのアップロードデータの評価も確認が可能となる。
【0070】
なお、単に各評価指標が高いアカウントが、キャンペーンに適したアカウントに選択されるわけではない。例えば、各評価指標が高いアカウントは人気があるので他のキャンペーンと重なる可能性もあり、費用も高くなる場合がある。最高順位が低くランクイン回数が少なくても、パワーやエンゲージメントが所定の基準を満たせば、比較的安く他のキャンペーンと識別可能なキャンペーンが実現する可能性がある。すなわち、本実施形態のハッシュタグ検索から上位ソーシャルメディアを介したアカウントの評価指標によれば、効率的で効果的な費用対効果の高いアカウント選別が可能となる。
【0071】
図7Cは、集計分析部505の分析結果720を説明する図である。 本実施形態においては、重要なテーマにおける自社の総合評価(パワー)が可能である。自社のアップロードデータがどれほど検索上位に表示されているのか評価できる。検索上位にあるアカウントを把握できる。重要なテーマにおける自社関連の言及度(UGCデータに基づく口コミ)を把握できる。すなわち、ハッシュタグ検索による上位ソーシャルメディアに基づくアカウント情報なので、重要テーマを掛け合わせたトータルの総合評価721が提示できる。さらに、分野ごとの様々なインタレストやキャンペーン依頼元が重視する複数のインタレストのインタレスト毎の影響度やコンテンツの関心・共感度等の評価順位を提示できる。
【0072】
図7Dは、集計分析部505の分析結果の提示例730を示す図である。
【0073】
集計分析部505の分析結果の提示例730には、ピックアップされた5つのアカウントの識別情報における、ランクイン数、パワー、平均いいね数、平均コメント数、最高順位が評価指標として提示されている。かかる提示例730を参照して、新規のキャンペーンに適切なアカウントの識別情報(クリエイタあるいはインフルエンサ)が選択される。
【0074】
図7Eは、集計分析部505の分析結果の他の提示例740を示す図である。
【0075】
集計分析部505の分析結果の提示例740には、自社アカウントの評価指標741と、ピックアップされた4つのアカウントの評価指標742と、が比較可能に提示されている。各アカウントの評価指標としては、ランクイン数、平均パワー、平均いいね数、平均コメント数、網羅性数が評価指標として提示されている。かかる提示例730を参照して、新規のキャンペーンに適切なアカウントの識別情報(クリエイタあるいはインフルエンサ)が選択される。ここで、「網羅性数」とは、新規のキャンペーンに関連してユーザに必要な情報が抜け漏れなくコンテンツに掲載されているかどうか、かつ、関連性の薄い不必要な情報がコンテンツに含まれていないかを判定するための指標である。
【0076】
(集計分析部の処理手順)
図7Fは、集計分析部505の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、情報処理装置310が有するCPUがRAMを使用して実行し、図5Aおよび図7Aの構成要素を実現する。
【0077】
情報処理装置310は、ステップS721において、上位ソーシャルメディアのランキングデータを集計する。すなわち、ランクイン回数、最高順位、ランキングの順位に係数をかけた「パワー」、平均エンゲージ、平均コメント数などを集計する。そして、情報処理装置310は、ステップS723において、各集計値をアカウント単位で、全体集計・ハッシュタグ個別でデータベース504に格納し、表示部521に提示する。
【0078】
<出力内容解析部の構成>
図8Aは、出力内容解析部506の構成を示すブロック図である。出力内容解析部506は、新規のキャンペーンのためのアップロードに適したアカウントの識別情報について、UGCから収集したフォロワー数、直近のアップロード傾向およびアップロード内容に基づいて、新規のキャンペーンのためのアップロードにさらに適したアカウントの識別情報を選定する。
【0079】
出力内容解析部506は、アカウント選別部801と、選別アカウント調査部802と、推奨アカウント選定部803と、を有する。
【0080】
アカウント選別部801は、集計分析部505の分析結果に基づいて、集計項目に対応するアカウント順位811を記憶して、キャンペーンに適切なアカウントの識別情報を選別する。選別アカウント調査部802は、アカウント選別部801で選別された各選別アカウントの識別情報について、UGCデータベース303からアップロード内容を収集して調査を行い、調査結果821を出力する。推奨アカウント選定部803は、選別アカウント調査部802の調査結果821を参照して選別アカウントの識別情報からさらに適切な推奨アカウント831を選定して、表示部521に表示し、キャンペーン依頼元端末311に報知する。
【0081】
(出力内容解析部の処理手順)
図8Bは、出力内容解析部506の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、情報処理装置310が有するCPUがRAMを使用して実行し、図5Aおよび図8Aの構成要素を実現する。
【0082】
情報処理装置310は、ステップS831において、出力されたデータを集計項目ごとに並び替えてキャンペーンに適切な項目で優秀なアカウントの識別情報をピックアップする。情報処理装置310は、ステップS833において、ピックアップされたアカウントの識別情報の追加情報をInstagramの公式サイトへアクセスし追加調査する。例えば、フォロワー数、直近のアップロード傾向、アップロード内容について確認する。そして、情報処理装置310は、ステップS835において、優秀で、今回のキャンペーンに適していると判断したアカウントの識別情報をリスト化し、キャンペーン依頼元にリストされたアカウントの識別情報を有するクリエイタへのアップロード依頼を提案する。
【0083】
<提案アサイン部および効果測定部の構成>
図9Aは、提案アサイン部507および効果測定部508の構成を示すブロック図である。
【0084】
提案アサイン部507は、クリエイタ依頼部901と、キャンペーン実施部902とを有する。クリエイタ依頼部901は、推奨アカウント選定部803が選択した推奨アカウントを持つクリエイタにアップロードを依頼して、受諾(OK)か否(NG)かの結果911を取得する。キャンペーン実施部902は、新規のキャンペーンに適したアップロードデータ921を、アップロードを受諾したクリエイタと協働しながら実施する。
【0085】
効果測定部508は、UGCデータベース303からアップロードに関するデータを収集し、アカウント選定部が選定した複数のアカウントの識別情報をそれぞれ有する複数のクリエイタの中で、アップロードを承諾したクリエイタによる新規のキャンペーンのためのアップロードの効果を評価する。
【0086】
(提案アサイン部および効果測定部の処理手順)
図9Bは、提案アサイン部507および効果測定部508の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、情報処理装置310が有するCPUがRAMを使用して実行し、図5Aおよび図9Aの構成要素を実現する。
【0087】
情報処理装置310は、ステップS941において、キャンペーン依頼元と共に、アサインするアカウントを最終決定し、決定したアカウントへのスカウトを実施する。情報処理装置310は、ステップS943において、スカウトの成功か否かを判定する。スカウトが成功すれば、情報処理装置310は、ステップS945において、スカウトが成功したクリエイタにキャンペーン内容に応じたアップロードを依頼する。そして、情報処理装置310は、ステップS950において、アサインしたアカウントによるアップロードデータが上位ソーシャルメディアにランクインしているか、エンゲージが付いたか等の効果測定を実施する。一方、スカウトが失敗した場合、情報処理装置310は、ステップS947において、スカウトの失敗を記録する。
【0088】
(集計分析部の処理)
図9C図9Eは、提案アサイン部507および効果測定部508の処理を説明する図である。図9C図9Eにおいては、スマホでテレビを代用可能な機能についてのキャンペーンの例を示す。
【0089】
図9Cは、新規なキャンペーンに対するアップロードの種々の例910を説明する図である。図9Cには、一例として、新規なキャンペーンに対するアップロードの、ハッシュタグ検索による上位表示例、ブランドコンテンツ広告例、Webサイトでの活用例、自社アカウントでのアップロード例、を示している。
【0090】
図9Dは、効果測定部508による効果測定例920を説明する図である。図9Dにおいては、クリエイタのアップロードデータに複数のハッシュタグを付けた結果を評価した例である。図9Dに示した5つのハッシュタグによる検索結果において、例えば“パソコン不要でCDをスマホに!”とのアップロードデータがいずれにもアップされている。
【0091】
また、図9Eは、効果測定部508による効果測定例930を示す図である。図9Eにおいて、本実施形態に従って、ハッシュタグ検索による上位ソーシャルメディア(上位ソーシャルメディア)からアカウントの識別情報を抽出して評価して、評価の高いアカウントの識別情報のクリエイタに対して新規のキャンペーンのための支援としてアップロードを依頼した場合の、効果の評価結果が示されている。例えば、Instagramのリールのアップロード効果として、リーチ数の1.510%アップと保存数の3.935%アップや、リーチ数の1.328%アップと保存数の1.138%アップが得られた。
【0092】
本実施形態によれば、スポンサー(キャンペーン依頼元)のキャンペーンに対してクリエイタによる効果的な支援をすることができる。
【0093】
すなわち、本実施形態においては、ハッシュタグを元にクリエイタあるいはインフルエンサのアカウントの識別情報を評価する。これにより、フォロワー数が多いことやアップロードが多いことのみを基準に選別せずに、キャンペーン依頼元のキャンペーンに適したアップロードが可能なクリエイタあるいはインフルエンサを効果的にかつ効率的に選別することができる。
【0094】
本実施形態におけるキャンペーン依頼元のキャンペーンに適したアップロードが可能なクリエイタあるいはインフルエンサの選別は、ハッシュタグにより上位ソーシャルメディアを検索するので、ユーザのインタレスト441を選別条件の中に容易に取り込むことができる。そして、ハッシュタグ単位でも重要な評価がされるため、ターゲットを捉えた関連性・設計が重要である。すなわち、ユーザのインタレストごとの人気度が影響する「発見タブ→検索トップ→おすすめ表示」という閲覧ユーザ毎のリレーションをそのまま辿る評価手順であるため、シードアカウントも反映される。
【0095】
本実施形態のキャンペーン依頼元のキャンペーンに適したアップロードが可能なクリエイタあるいはインフルエンサの選別によれば、ユーザ間の影響度やコンテンツの関心・共感度等の評価によって、フォロワーへのリーチ率が向上したり、非フォロワーへ拡散されたりすることになる。すなわち、今までのフォロワーやコンテンツ閲覧者の興味関心やリレーションシップによる、アップロード元(クリエイタあるいはインフルエンサ)のアップロード、リール、ストーリーズなどに対する評価が、「発見タブ→検索トップ→(コンテンツあるいはアカウントの識別情報の)おすすめ表示」という閲覧ユーザのリレーションをそのまま辿っている。したがって、非フォロワーが閲覧において選別されたクリエイタあるいはインフルエンサのアップロードにつながる可能性は高くなり、当然に新規ユーザとして獲得できる可能性も上がることになる。
【0096】
[他の実施形態]
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の技術的範囲で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の技術的範囲に含まれる。
【0097】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システムあるいは装置に供給され、内蔵されたプロセッサによって実行される場合にも適用可能である。本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるサーバも、プログラムを実行するプロセッサも本発明の技術的範囲に含まれる。特に、少なくとも、上述した実施形態に含まれる処理ステップをコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)は本発明の技術的範囲に含まれる。
【要約】
【課題】本発明によれば、スポンサーのキャンペーンに対してクリエイタによる効果的な支援をすることができる。
【解決手段】UGC(User Generated Content)を元に、複数のハッシュタグのそれぞれにおいて検索上位に表示されているアップロード元を示すアカウントの識別情報を取得して、検索順位を付して記憶部に記憶する取得部と、複数のアカウントの識別情報のそれぞれについて複数のハッシュタグに対応する検索順位を集計して、複数のアカウントの影響度をそれぞれ評価するアカウント評価部と、アカウント評価部の評価結果に基づいて、複数のアカウントの識別情報から、新規のキャンペーンのためのアップロードに適したアカウントの識別情報を選別して提示するアカウント提示部と、を備える情報処理装置である。
【選択図】 図1
図1
図2A
図2B
図3A
図3B
図4A
図4B
図4C
図4D
図4E
図5A
図5B
図6A
図6B
図6C
図7A
図7B
図7C
図7D
図7E
図7F
図8A
図8B
図9A
図9B
図9C
図9D
図9E