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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-15
(45)【発行日】2024-01-23
(54)【発明の名称】表示制御システムおよび表示制御方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 7/18 20060101AFI20240116BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20240116BHJP
   E02F 9/26 20060101ALI20240116BHJP
   H04Q 9/00 20060101ALI20240116BHJP
【FI】
H04N7/18 J
G09G5/00 510C
G09G5/00 550C
G09G5/00 510H
E02F9/26 B
H04Q9/00 301B
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2020554042
(86)(22)【出願日】2019-10-31
(86)【国際出願番号】 JP2019042846
(87)【国際公開番号】W WO2020090985
(87)【国際公開日】2020-05-07
【審査請求日】2022-09-16
(31)【優先権主張番号】P 2018205905
(32)【優先日】2018-10-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000001236
【氏名又は名称】株式会社小松製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110001634
【氏名又は名称】弁理士法人志賀国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】丁 ▲キ▼
(72)【発明者】
【氏名】指宿 康洋
(72)【発明者】
【氏名】森永 淳
(72)【発明者】
【氏名】皆川 真範
【審査官】佐野 潤一
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-348914(JP,A)
【文献】特開2011-009823(JP,A)
【文献】特開2012-062707(JP,A)
【文献】国際公開第2018/181534(WO,A1)
【文献】特開2017-022433(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 7/18
E02F 9/00
G05D 1/00
G09G 5/00
H04Q 9/00
B60R 1/00
B60R 11/00
B60R 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業具と前記作業具を支持する支持部材を有する作業機を備える作業車両の外部に設けられる表示装置を制御する表示制御システムであって、
前記作業車両に搭載された撮像装置が撮像した撮像画像を取得する撮像画像取得部と、
前記作業車両に係る情報を表し、前記作業車両に乗っているときに得られる感覚の欠乏を補足するための画像である補足画像を取得する補足画像取得部と、
前記撮像画像のうち、前記支持部材の側面が写り得る領域に前記補足画像を配置した表示画像を生成する表示画像生成部と、
前記表示画像を表示させる表示信号を、前記表示装置に出力する表示制御部と
を備え、
前記支持部材は、前記作業車両に対して上下方向に回転可能に支持され、前記撮像装置の側方であって前記撮像装置の撮像範囲に含まれる位置に設けられる
表示制御システム。
【請求項2】
前記支持部材は、アームおよび前記アームを支持するブームを備え、
前記表示画像生成部は、前記撮像画像のうち前記ブームの側面が写り得る領域に前記補足画像を配置した前記表示画像を生成する
請求項1に記載の表示制御システム。
【請求項3】
複数の補足画像のレイアウトの指示を受け付けるレイアウト受付部を備え、
前記表示画像生成部は、前記レイアウトの指示に従って、前記撮像画像の前記領域に複数の補足画像を並べて配置する
請求項1または請求項2に記載の表示制御システム。
【請求項4】
作業具と前記作業具を支持する支持部材を有する作業機を備える作業車両を遠隔操作するための遠隔運転室の表示装置の表示制御方法であって、
前記作業車両に搭載された撮像装置が撮像した撮像画像を取得するステップと、
前記作業車両に係る情報を表し、前記作業車両に乗っているときに得られる感覚の欠乏を補足するための画像である補足画像を取得するステップと、
前記撮像画像のうち、前記支持部材の側面が写り得る領域に前記補足画像を配置した表示画像を生成するステップと、
前記表示画像を前記表示装置に表示するステップと
を備え、
前記支持部材は、前記作業車両に対して上下方向に回転可能に支持され、前記撮像装置の側方であって前記撮像装置の撮像範囲に含まれる位置に設けられる
表示制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車両を遠隔操作するための遠隔運転室の表示装置を制御する表示制御システムおよび表示制御方法に関する。
本願は、2018年10月31日に日本に出願された特願2018-205905号について優先権を主張し、その内容をここに援用する。
【背景技術】
【0002】
作業車両を遠隔操作する技術が知られている。作業車両を遠隔操作するためには、外部から作業車両の周囲の状況が認識可能である必要がある。そのため、遠隔操作される作業車両は、周囲の状況を撮像する撮像装置と撮像された画像を外部に送信する通信機を備える。これにより、オペレータは、作業車両から送信される画像を視認しながら操作を行うことができる(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2013-168778号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
オペレータは、画像の視認によって作業車両の状況を認識し、当該状況に基づいて作業車両を操作する。しかしながら、遠隔操作の場合、オペレータは、作業車両の傾きなど、実際に作業車両に乗っている場合に得ることができる感覚を得ることができない。そのため、オペレータは、作業車両に乗っている場合には、これらの感覚から作業車両の状態を推測して作業をすることができるが、遠隔操作の場合、オペレータは作業車両の状態を推測することが困難となる。
本発明の態様は、遠隔操作であるためにオペレータが得ることができない感覚の欠乏を補足することができる表示制御システムおよび表示制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の態様によれば、表示制御システムは、作業車両の外部に設けられる表示装置を制御する表示制御装置であって、前記作業車両に搭載された撮像装置が撮像した撮像画像を取得する撮像画像取得部と、前記作業車両に係る情報を表す画像である補足画像を取得する補足画像取得部と、前記撮像画像のうち、前記作業車両の一部が写り得る領域に前記補足画像を配置した表示画像を生成する表示画像生成部と、前記表示画像を表示させる表示信号を、前記表示装置に出力する表示制御部とを備える。
【発明の効果】
【0006】
上記態様によれば、表示制御システムは、遠隔操作であるがゆえにオペレータが得ることができない感覚を補足することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】第1の実施形態に係る遠隔操作システムの構成を示す概略図である。
図2】第1の実施形態に係る作業車両の外観図である。
図3】第1の実施形態に係る作業車両の撮像装置が撮像する画像の例である。
図4】第1の実施形態に係る遠隔運転室の制御装置の構成を示す概略ブロック図である。
図5】前方カメラが撮像した画像から切り出される画像の例を示す図である。
図6】姿勢画像の例を示す図である。
図7】周辺画像の例を示す図である。
図8】第1の実施形態に係る表示装置に表示される表示画像の例を示す図である。
図9】第1の実施形態に係る遠隔運転室の制御装置によるレイアウト情報の設定方法を示すフローチャートである。
図10】第1の実施形態に係る遠隔運転室の制御装置による表示制御方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
〈第1の実施形態〉
《遠隔操作システム》
図1は、第1の実施形態に係る遠隔操作システムの構成を示す概略図である。
遠隔操作システム1は、遠隔操作により動作する作業車両100と、遠隔操作を行うための遠隔運転室500とを備える。作業車両100は、作業現場(例えば、鉱山、採石場)において稼動する。遠隔運転室500は、作業車両100から離れた地点(例えば、市街、作業現場内)に設けられる。作業車両100と遠隔運転室500とは、インターネットなどの通信手段を介して接続される。
遠隔操作システム1は、遠隔運転室500を用いて作業車両100を操作するためのシステムである。
【0009】
作業車両100は、遠隔運転室500から受信する操作信号に従って動作する。
遠隔運転室500は、オペレータの操作により、作業車両100の操作を受け付け、操作信号を作業車両100に送信する。
【0010】
《作業車両》
図2は、第1の実施形態に係る作業車両の外観図である。
第1の実施形態に係る作業車両100は、油圧ショベルである。なお、他の実施形態に係る作業車両100は、油圧ショベル以外の例えばホイールローダ、ブルドーザ等の作業車両であってもよい。
作業車両100は、油圧により駆動する作業機130と、作業機130を支持する旋回体120と、旋回体120を支持する走行体110とを備える。
【0011】
作業機130は、ブーム131と、アーム132と、バケット133とを備える。作業機130は、ブームシリンダ134、アームシリンダ135、およびバケットシリンダ136が伸縮することにより駆動する。ブーム131、アーム132、およびバケット133には、それぞれブーム角度センサ137、アーム角度センサ138、およびバケット角度センサ139が装着されている。
【0012】
ブーム131の基端部は、旋回体120にピンを介して取り付けられる。
アーム132は、ブーム131とバケット133とを連結する。アーム132の基端部は、ブーム131の先端部にピンを介して取り付けられる。ブーム131およびアーム132は、バケット133を支持する支持部材の一例である。
バケット133は、土砂などを掘削するための刃と掘削した土砂を収容するための容器とを備える。バケット133の基端部は、アーム132の先端部にピンを介して取り付けられる。バケット133は、作業具の一例である。他の実施形態においては、作業具としてバケット133以外のアタッチメントが用いられてもよい。
【0013】
ブームシリンダ134は、例えばブーム131を駆動させるための油圧シリンダである。ブームシリンダ134の基端部は、旋回体120に取り付けられる。ブームシリンダ134の先端部は、ブーム131に取り付けられる。
アームシリンダ135は、例えばアーム132を駆動するための油圧シリンダである。アームシリンダ135の基端部は、ブーム131に取り付けられる。アームシリンダ135の先端部は、アーム132に取り付けられる。
バケットシリンダ136は、例えばバケット133を駆動するための油圧シリンダである。バケットシリンダ136の基端部は、ブーム131に取り付けられる。バケットシリンダ136の先端部は、バケット133に取り付けられる。
【0014】
ブーム角度センサ137は、ブーム131に取り付けられ、ブーム131の傾斜角を検出する。
アーム角度センサ138は、アーム132に取り付けられ、アーム132の傾斜角を検出する。
バケット角度センサ139は、バケット133に取り付けられ、バケット133の傾斜角を検出する。
第1の実施形態に係るブーム角度センサ137、アーム角度センサ138、およびバケット角度センサ139は、地平面に対する傾斜角を検出する。なお、他の実施形態に係る角度センサはこれに限られず、他の基準面に対する傾斜角を検出してもよい。例えば、他の実施形態においては、角度センサは、ブーム131、アーム132およびバケット133の基端部に設けられたポテンショメータによって相対回転角を検出してもよいし、ブームシリンダ134、アームシリンダ135およびバケットシリンダ136のシリンダ長さを計測し、シリンダ長さを角度に変換することで傾斜角を検出するものであってもよい。
【0015】
旋回体120には、運転室121が備えられる。運転室121は、作業機130の左側に設けられる。運転室121には、前方カメラ122が設けられる。前方カメラ122は、運転室121内の前部かつ上部に設置される。前方カメラ122は、運転室121前部のフロントガラスを通して、運転室121の前方を撮像する。ここで、「前方」とは、旋回体120において作業機130が装着された方向をいい、「後方」は「前方」の逆方向をいう。「側方」とは、前後方向に対して交差する方向(左右方向)をいう。前方カメラ122の例としては、例えばCCD(Charge Coupled Device)センサ、およびCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサを用いた撮像装置が挙げられる。他の実施形態に係る作業車両100は、遠隔操作または無人運転により駆動する場合に、運転室121を備えなくてもよい。この場合、前方カメラ122は、旋回体120の前部に、前方を向くように設置される。
図3は、第1の実施形態に係る作業車両の撮像装置が撮像する画像の例である。前方カメラ122は、作業機130および運転室121の前方の作業対象が写る範囲を撮像する。つまり、前方カメラ122が撮像する画像P1には、図3に示すように、作業機130および運転室121の前方の作業対象が写る。また、運転室121が作業機130の左側に設けられるため、画像P1の右側部分には、ブーム131の一部が写りこんでいる。なお、他の実施形態に係る作業車両100の作業機130は、運転室121の右側に搭載されていてもよい。この場合、ブーム131の一部は、画像P1の左側部分に写りこむ。作業機130は、例えば掘削作業中に画像P1に写りこむ。
【0016】
作業車両100は、前方カメラ122、バケットカメラ123、複数の周辺監視カメラ124、位置方位演算器125、傾斜計測器126、油圧装置127、制御装置128を備える。
【0017】
バケットカメラ123は、アーム132の前面に設けられ、バケット133の内部を撮像する。
複数の周辺監視カメラ124は、それぞれ旋回体120の周面に設けられ、作業車両100の近傍を撮像する。各周辺監視カメラ124は、隣り合う周辺監視カメラ124の撮像範囲を互いにオーバーラップするように配置されている。これにより、作業車両100の全周を同時に撮影することができる。周辺監視カメラ124は、例えば、旋回体120の前部、左前部、右前部、左後部、右後部、後部、およびカウンターウェイトの下部にそれぞれ設けられる。
【0018】
位置方位演算器125は、旋回体120の位置および旋回体120が向く方位を演算する。位置方位演算器125は、GNSSを構成する人工衛星から測位信号を受信する2つの受信器を備える。2つの受信器は、それぞれ旋回体120の異なる位置に設置される。位置方位演算器125は、受信器が受信した測位信号に基づいて、現場座標系における旋回体120の代表点(ショベル座標系の原点)の位置を検出する。
位置方位演算器125は、2つの受信器が受信した各測位信号を用いて、一方の受信器の設置位置に対する他方の受信器の設置位置の関係として、旋回体120の向く方位を演算する。
なお、他の実施形態においては、位置方位演算器125は、ロータリーエンコーダやIMUの計測値に基づいて旋回体120が向く方位を検出してもよい。なお、他の実施形態に係る作業車両100は位置方位演算器125を備えなくてもよい。
【0019】
傾斜計測器126は、旋回体120の加速度および角速度を計測し、計測結果に基づいて旋回体120の姿勢(例えば、ロール角、ピッチ角、ヨー角)を検出する。傾斜計測器126は、例えば旋回体120の下面に設置される。傾斜計測器126は、例えば、慣性計測装置(IMU:Inertial Measurement Unit)を用いることができる。傾斜計測器126は、加速度および角速度によらずに傾斜角を検出する傾斜計であってもよい。また、他の実施形態に係る作業車両100は傾斜計測器126を備えなくてもよい。
【0020】
油圧装置127は、作動油タンク、油圧ポンプ、および流量制御弁を備える。油圧ポンプは、図示しないエンジンまたは電動モータの動力で駆動し、流量制御弁を介してブームシリンダ134、アームシリンダ135、およびバケットシリンダ136に作動油を供給する。流量制御弁はロッド状のスプールを有し、スプールの位置によってブームシリンダ134、アームシリンダ135、およびバケットシリンダ136に供給する作動油の流量を調整する。スプールは、制御装置128から受信する制御指令に基づいて駆動される。つまり、ブームシリンダ134、アームシリンダ135、およびバケットシリンダ136に供給される作動油の量は、制御装置128によって制御される。
【0021】
制御装置128は、前方カメラ122、バケットカメラ123、および複数の周辺監視カメラ124が撮像した画像、旋回体120の旋回速度、位置、方位および傾斜角、ブーム131、ならびにアーム132およびバケット133の傾斜角の情報を、遠隔運転室500に送信する。以下、作業車両100が備える各種センサやカメラによって取得され、制御装置128が送信する情報を、車体情報ともいう。
制御装置128は、遠隔運転室500から操作信号を受信する。制御装置128は、受信した操作信号に基づいて、作業機130、旋回体120、または走行体110を駆動させる。
【0022】
《遠隔運転室》
遠隔運転室500は、運転席510、第1表示装置520、第2表示装置530、操作装置540、制御装置550を備える。
第1表示装置520は、運転席510の前方に配置される。第1表示装置520は、オペレータが運転席510に座ったときにオペレータの眼前に位置する。第1表示装置520は、図1に示すように、並べられた中央ディスプレイ521、左ディスプレイ522、右ディスプレイ523、上ディスプレイ524、下ディスプレイ525によって構成される。左ディスプレイ522は中央ディスプレイ521の左側に設けられる。右ディスプレイ523は中央ディスプレイ521の右側に設けられる。上ディスプレイ524は中央ディスプレイ521の上側に設けられる。下ディスプレイ525は中央ディスプレイ521の下側に設けられる。
なお、他の実施形態においては、第1表示装置520を構成するディスプレイの数はこれに限られない。例えば、第1表示装置520は1つのディスプレイによって構成されてもよい。また、第1表示装置520は、プロジェクタ等によって曲面や球面に画像を投影するものであってもよい。
【0023】
第2表示装置530は、運転席510の斜め前方に配置される。第2表示装置530には、作業車両100から送信された車体情報(例えば燃料残量、エンジン水温)や、作業車両100の異常の通知などが表示される。なお、他の実施形態においては、第2表示装置530の位置は、オペレータによって視認が可能な位置であれば、運転席510の斜め前方でなくてもよい。また他の実施形態に係る遠隔運転室500は第2表示装置530を備えなくてもよい。遠隔運転室500が第2表示装置530を備えない場合、上記の車体情報および通知が第1表示装置520に表示されてよい。
【0024】
操作装置540は、運転席510の近傍に配置される。操作装置540は、オペレータが運転席510に座ったときにオペレータの操作可能な範囲内に位置する。操作装置540は、例えば電気式レバーおよび電気式ペダルを備える。オペレータが電気式レバーおよび電気式ペダルを操作することで、操作装置540は、ブーム131、アーム132およびバケット133の操作信号、旋回体120の旋回操作信号、ならびに走行体110の走行操作信号を出力する。
【0025】
制御装置550は、作業車両100から受信した画像および車体情報を、第1表示装置520に表示させる。つまり、制御装置550は、表示制御システムの一例である。表示制御システムは、制御装置550を含む遠隔運転室500であってもよいし、さらに作業車両100の制御装置128および前方カメラ122を含むものであってもよい。また制御装置550は、操作装置540に入力された操作信号を作業車両100に送信する。
【0026】
《遠隔運転室の制御装置》
図4は、第1の実施形態に係る遠隔運転室の制御装置の構成を示す概略ブロック図である。
制御装置550は、プロセッサ910、メインメモリ930、ストレージ950、インタフェース970を備えるコンピュータである。ストレージ950は、プログラムを記憶する。プロセッサ910は、プログラムをストレージ950から読み出してメインメモリ930に展開し、プログラムに従った処理を実行する。
【0027】
ストレージ950の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ950は、制御装置550の共通通信線に直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース970を介して制御装置550に接続される外部メディアであってもよい。ストレージ950は、一時的でない有形の記憶媒体である。なお、他の実施形態においては、制御装置550は、上記構成に加えて、または上記構成に代えて、PLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのセミカスタムLSIを備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサ910によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。
【0028】
プロセッサ910は、プログラムの実行により、車体情報受信部911、画像切出部912、姿勢画像生成部913、俯瞰画像生成部914、表示画像生成部915、レイアウト受付部916、表示制御部917、操作信号送信部918を備える。また、プロセッサ910は、プログラムの実行により、メインメモリ930にレイアウト記憶部931の記憶領域を確保する。
【0029】
車体情報受信部911は、例えば前方カメラ122、バケットカメラ123、および複数の周辺監視カメラ124が撮像した画像、旋回体120の旋回速度、位置、方位および傾斜角、ならびにブーム131、アーム132およびバケット133の傾斜角の情報を、作業車両100から受信する。つまり、車体情報受信部911は、撮像画像取得部の一例である。なお、バケットカメラ123が撮像した画像を、以下バケット内部画像P4という。
バケット内部画像P4は、作業車両100に乗っているときに得られる感覚の欠乏を補足するための補足画像の一例である。つまり、車体情報受信部911は、補足画像取得部の一例である。オペレータは、実際に作業車両100に乗ることで、作業車両100の微小な傾きの変化を感じ取ることができる。作業車両100を操作し、バケット133に土砂が収容されると、土砂の重みによって作業車両100が前方に傾く。これにより、オペレータは、バケット133に収容された土砂の量を推測することができる。他方、遠隔操作の場合、オペレータは、作業車両100の傾きの変化を感じ取ることができない。一方で、オペレータは、バケット内部画像P4を視認することで、バケット133に収容された土砂の量を推測することができる。つまり、バケット内部画像P4により、作業車両100の微小な傾きの変化の欠乏を補足することができる。
【0030】
図5は、前方カメラが撮像した画像P1から切り出される画像の例を示す図である。
画像切出部912は、車体情報受信部911が受信した前方カメラ122が撮像した画像P1から、中央ディスプレイ521に表示させるための中央画像P11、左ディスプレイ522に表示させるための左画像P12、右ディスプレイ523に表示させるための右画像P13、上ディスプレイ524に表示させるための上画像P14、下ディスプレイ525に表示させるための下画像P15をそれぞれ切り出す。中央画像P11は、画像P1のうち運転室の前方の景色が写る領域に相当する。左画像P12は、画像P1のうち運転室の左方の景色が写る領域に相当する。右画像P13は、画像P1のうち運転室の右方の景色が写る領域に相当する。すなわち、左画像P12および右画像P13には、運転室の側方の景色が写る。上画像P14は、画像P1のうち運転室の上方の景色が写る領域に相当する。下画像P15は、画像P1のうち運転室の下方の景色が写る領域に相当する。図5に示すように、右画像P13の多くの部分には、ブーム131の基端側の側面部分が写りこんでいる。すなわち、右画像P13の多くの部分には、作業機130の基端部が写りこんでいる。以下、画像において作業車両100の一部が写りこむ領域を、「作業車両100の一部が写り得る領域」ともいう。つまり、「作業車両100の一部が写り得る領域」は、作業車両100の姿勢によらず作業車両100の一部が常に写る領域に限られない。「作業車両100の一部が写り得る領域」は、表示画像のうち作業車両100の一部が実際に写っている領域、表示画像のうち作業中の過半の期間において作業車両100の一部が写る領域、表示画像のうち作業車両100の一部が写る可能性がある領域、複数のディスプレイの表示画像のうち過半の領域に作業車両が写っている表示画像、を含み、そのいずれか1つに該当するものであればよい。作業車両100の一部が写る可能性がある領域は、作業機130の可動領域に対応する領域、例えば掘削作業中に作業車両100の一部が写る可能性がある領域を含む。なお、第1表示装置520が1つのディスプレイから構成される場合、画像切出部912は画像の切り出しを行わなくてもよい。なお、中央画像P11、上画像P14および下画像P15は、画像P1のうち作業具であるバケット133が写り得る領域である。他方、左画像P12および右画像P13は、バケット133が写り得る領域とは異なる領域である。また、左画像P12および右画像P13は、支持部材であるブーム131の側面が写り得る領域である。
【0031】
図6は、作業車両100の姿勢画像の例を示す図である。
姿勢画像生成部913は、車体情報受信部911が受信したブーム131、アーム132およびバケット133の傾斜角の情報に基づいて、作業機130の現在の姿勢を表す姿勢画像P2を生成する。姿勢画像P2は、作業車両100の側面を描く作業車両画像P21と、長さの目安となるグリッドP22とを含む。姿勢画像P2において、旋回体120を表すの旋回体画像P21aは固定位置に描画される。姿勢画像生成部913は、ブーム131を表すブーム画像P21bを、ブーム131の傾斜角だけ傾けて、旋回体画像P21aのピンの位置に基端部が位置するように描画する。姿勢画像生成部913は、アーム132を表すアーム画像P21cを、アーム132の傾斜角だけ傾けて、ブーム画像P21bのピンの位置に基端部が位置するように描画する。姿勢画像生成部913は、バケット133を表すバケット画像P21dを、バケット133の傾斜角だけ傾けて、アーム画像P21cのピンの位置に基端部が位置するように描画する。旋回体画像P21a、ブーム画像P21b、アーム画像P21c、およびバケット画像P21dは、例えば予めストレージ950に記憶されていてよい。なお、第1の実施形態に係る姿勢画像P2において旋回体画像P21aは固定位置に描画されるが、他の実施形態においては、傾斜計測器126の計測値に基づいて旋回体画像P21aを傾けてもよい。
姿勢画像P2は、作業車両100に乗っているときに得られる感覚の欠乏を補足するための補足画像の一例である。姿勢画像生成部913は、姿勢画像P2を生成することで、姿勢画像P2を取得する。つまり、姿勢画像生成部913は、補足画像取得部の一例である。なお、本明細書において「取得する」とは、新たな値を得ることである。例えば、「取得する」は、値を受信すること、値の入力を受け付けること、記憶装置から値を読み出すこと、ある値から他の値を算出すること、値を生成することを含む。
オペレータは、実際に作業車両100に乗ることで、作業車両100の前方の視界の奥行きを認識することができる。作業機130は、作業車両100の前方の視界に映るため、オペレータは、作業機130の奥行きを認識することで、作業機130の位置および姿勢を推測することができる。他方、奥行きの情報は、前方カメラ122が撮像する画像において抜け落ちる。そのため、遠隔操作の場合、オペレータは、作業機130の奥行きを認識することができない。一方で、オペレータは、姿勢画像P2を視認することで、作業機130の位置および姿勢を認識することができる。つまり、姿勢画像P2により、奥行きの情報の欠乏を補足することができる。なお、他の実施形態に係る姿勢画像には、グリッドP22が含まれなくてもよい。
【0032】
図7は、周辺画像の例を示す図である。
俯瞰画像生成部914は、車体情報受信部911が受信した複数の周辺監視カメラ124が撮像した画像に基づいて、図7に示す俯瞰画像P3を生成する。例えば、俯瞰画像生成部914は、旋回体120の前部、左前部、右前部、左後部、右後部、および後部にそれぞれ設けられた周辺監視カメラ124が撮像した画像に基づいて俯瞰画像P3を生成する。俯瞰画像生成部914は、周辺監視カメラ124の配置に基づいてあらかじめ定められた変形式に基づいて、周辺監視カメラ124が撮像した画像を変形して部分俯瞰画像P31を生成し、これを俯瞰画像P3のあらかじめ定められた位置に配置する。部分俯瞰画像P31は、俯瞰画像P3の一部分を構成する上面視の画像である。そして、俯瞰画像生成部914は、俯瞰画像P3の中心に、作業車両100の上面を描く作業車両画像P32を描画する。
俯瞰画像P3は、作業車両100に乗っているときに得られる感覚の欠乏を補足するための補足画像の一例である。つまり、俯瞰画像生成部914は、補足画像取得部の一例である。オペレータは、実際に作業車両100に乗っている場合、運転席510の側面に設けられた窓またはミラーから、作業車両100の周辺の様子を認識することができる。他方、遠隔操作の場合、第1表示装置520に表示される画像において、オペレータが姿勢を変えても表示される範囲は変わらない。例えば、オペレータが窓の外を覗き込んだときの視界は、第1表示装置520に表示される画像によって再現することができない。そのため、オペレータは、作業車両100の周囲の様子を認識することが困難である。一方で、オペレータは、俯瞰画像P3を視認することで、作業機130の周囲の様子を認識することができる。なお、他の実施形態においては、俯瞰画像P3に代えて、周辺監視カメラ124が撮像した画像、または固定カメラによって撮像された画像を補足画像として用いてもよい。
【0033】
図8は、第1の実施形態に係る表示装置に表示される表示画像の例を示す図である。
表示画像生成部915は、レイアウト記憶部931が記憶するレイアウト情報に従って、姿勢画像P2、俯瞰画像P3、およびバケット内部画像P4を、画像切出部912が切り出した右画像P13の配置領域Rに配置することで、表示用右画像P13aを生成する。配置領域Rは、右画像P13において、ブーム131を含む作業車両100の一部が写り得る領域である。図8に示す例においては、配置領域Rは、作業機130の可動領域に対応する領域R1および旋回体120の一部が常に写る領域R2に重なる領域である。レイアウト情報は、配置領域Rにおける複数の補足画像のレイアウトを示す情報である。例えば、レイアウト情報は、複数の補足画像の配置順を指定する情報であってもよいし、複数の補足情報それぞれの配置座標を指定する情報であってもよい。
【0034】
レイアウト受付部916は、図示しないタブレット装置等を介したオペレータの操作により、レイアウト情報の入力または変更を受け付ける。
【0035】
表示制御部917は、中央ディスプレイ521に中央画像P11を表示させる。左ディスプレイ522に左画像P12を表示させる。制御装置550は、右ディスプレイ523に表示用右画像P13aを表示させる。制御装置550は、上ディスプレイ524に上画像P14を表示させる。制御装置550は、下ディスプレイ525に下画像P15を表示させる。つまり、表示制御部917は、第2表示装置530が表示する車体情報とは別個に、第1表示装置520の配置領域に補足画像を表示させる。
【0036】
操作信号送信部918は、オペレータによる操作装置540の操作に基づいて操作信号を生成し、作業車両100に送信する。
【0037】
《遠隔運転室の表示制御方法》
図9は、第1の実施形態に係る遠隔運転室の制御装置によるレイアウト情報の設定方法を示すフローチャートである。
作業車両100の遠隔操作を行う前に、オペレータは、予め図示しないタブレット端末等を操作し、右ディスプレイ523の配置領域Rにおける補足情報のレイアウトを入力しておく。制御装置550のレイアウト受付部916は、レイアウト情報の入力を受け付け(ステップS01)、入力されたレイアウト情報をメインメモリ930に記憶させる(ステップS02)。なお、他の実施形態においては補足情報のレイアウトが固定されていてもよい。この場合、制御装置550はレイアウト受付部916を備えなくてよく、図9の処理を行わなくてよい。
【0038】
図10は、第1の実施形態に係る遠隔運転室の制御装置による表示制御方法を示すフローチャートである。作業車両100の遠隔操作が開始されると、制御装置550は、以下に示す表示制御を所定の周期で実行する。
車体情報受信部911は、作業車両100の制御装置128から車体情報を受信する(ステップS11)。次に、画像切出部912は、受信した車体情報のうち前方カメラ122が撮像した画像P1から、中央画像P11、左画像P12、右画像P13、上画像P14、および下画像P15をそれぞれ切り出す(ステップS12)。
【0039】
姿勢画像生成部913は、受信した車体情報のうちブーム131、アーム132およびバケット133の傾斜角に基づいて、作業機130の現在の姿勢を表す姿勢画像P2を生成する(ステップS13)。俯瞰画像生成部914は、受信した車体情報のうち複数の周辺監視カメラ124が撮像した画像に基づいて俯瞰画像P3を生成する(ステップS14)。
【0040】
表示画像生成部915は、レイアウト記憶部931が記憶するレイアウト情報に従って、姿勢画像P2、俯瞰画像P3、およびバケット内部画像P4を、右画像P13の配置領域Rに配置することで、表示用右画像P13aを生成する(ステップS15)。表示制御部917は、中央画像P11、左画像P12、表示用右画像P13a、上画像P14、および下画像P15を、第1表示装置520に表示させるための表示信号を生成し、第1表示装置520に送信する(ステップS16)。
【0041】
《作用・効果》
このように、第1の実施形態に係る遠隔運転室500の制御装置550は、前方カメラ122による撮像画像のうち、作業車両100の一部が写り得る領域に、作業車両100に乗っているときに得られる感覚の欠乏を補足するための補足画像を配置した表示画像を、第1表示装置520に表示させる。これによりオペレータは、遠隔操作であるためにオペレータが得ることができない感覚の欠乏を補足して作業車両100の遠隔操作を行うことができる。例えば、オペレータは、補足画像であるバケット内部画像P4を視認することで、遠隔操作のために作業車両100の傾きの変化を感じ取れなくても、バケット133に収容された土砂の量を推測することができる。またオペレータは、姿勢画像P2を視認することで、遠隔操作のために作業機130の奥行きを認識できなくても、作業機130の位置および姿勢を認識することができる。またオペレータは、俯瞰画像P3を視認することで、姿勢を変えて窓の外を覗き込めなくても、作業機130の周囲の様子を認識することができる。また、配置画像が作業車両100の一部が写り得る領域に表示されることで、表示画像において作業対象を隠すことなく配置画像を表示することができる。これにより、配置画像がオペレータによる作業車両100の操作の邪魔になることを防ぐことができる。
【0042】
特に、第1の実施形態においては、配置画像は表示画像において作業機130が写り得る領域に配置される。運転室121と作業機130とが並んでいる場合、作業機130は、前方カメラ122の撮像画像に写りこみ、作業対象を遮ることとなる。したがって、制御装置550は表示画像のうち作業機130が写り得る領域を配置領域Rとすることで、補足画像を配置するための広い配置領域Rを確保することができる。なお、他の実施形態においてはこれに限られず、例えば上画像P14における運転室121の天井が写りこんでいる領域など、作業車両100の他の部分が写り得る領域を配置領域Rとしてもよい。
【0043】
また、第1の実施形態に係る制御装置550は、複数の補足画像のレイアウトの指示を受け付け、当該指示に従って補足画像を並べて配置する。これにより、オペレータは、第1表示装置520に好みのレイアウトで補足情報を表示させることができる。例えば、オペレータは、確認する頻度が高い補足画像を、視線と同程度の高さの位置に配置し、確認する頻度が低い補足画像を、視線から離れた位置に配置することができる。なお、他の実施形態においてはこれに限られず、固定のレイアウトに基づいて複数の補足画像が配置されてもよい。この場合、設計上のオペレータの視線高さと同じ高さの位置に少なくとも1つの補足画像が配置されることが好ましい。
【0044】
〈他の実施形態〉
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、補足画像として、姿勢画像P2、俯瞰画像P3およびバケット内部画像P4を表示するが、これに限られない。例えば、他の実施形態においては、作業車両100の傾きを表す傾斜計、作業車両100のバケット133の刃先が作業対象に接触したか否かを表す刃先インジケータなど、他の補足画像を表示してもよい。なお、傾斜計は、作業車両100の傾きの感覚の欠乏を補足する補足画像である。刃先インジケータは、バケット133が作業対象に接触したときに作業車両100にかかる衝撃の感覚の欠乏を補足する補足画像である。
また例えば、他の実施形態においては、補足画像の数は3つでなくてもよい。例えば、他の実施形態に係る補足画像は1つまたは2つでもよく、4つ以上であってもよい。また複数の補足画像のうち一部の補足画像のみが表示されるものであってもよい。
【0045】
また、上述した実施形態では、作業車両100から受信した車両情報に基づいて制御装置550が補足画像を生成するが、これに限られない。例えば、他の実施形態においては、作業車両100の制御装置128や、外部のサーバ装置が補足画像を生成し、制御装置550がこれを受信して表示するものであってもよい。
【0046】
また、上述した実施形態では、遠隔操作システム1に表示制御装置が実装されるが、これに限られない。例えば、他の実施形態においては、作業車両100の外部であって作業車両100を視認できる位置において無線通信により作業車両100を操作するラジオコントロールシステムに表示制御装置を適用してもよい。ラジオコントロールシステムに表示制御装置を適用する場合、制御装置が表示装置を備えていてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0047】
上記態様によれば、表示制御システムは、遠隔操作であるがゆえにオペレータが得ることができない感覚を補足することができる。
【符号の説明】
【0048】
1…遠隔操作システム 100…作業車両 130…作業機 120…旋回体 110…走行体 122…前方カメラ 123…バケットカメラ 124…周辺監視カメラ 125…位置方位演算器 126…傾斜計測器 127…油圧装置 128…制御装置 500…遠隔運転室 510…運転席 520…第1表示装置 530…第2表示装置 540…操作装置 550…制御装置 911…車体情報受信部 912…画像切出部 913…姿勢画像生成部 914…俯瞰画像生成部 915…表示画像生成部 916…レイアウト受付部 917…表示制御部 918…操作信号送信部 921…レイアウト記憶部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図10