(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-15
(45)【発行日】2024-01-23
(54)【発明の名称】購読サーバ、購読端末、情報購読方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
H04L 67/55 20220101AFI20240116BHJP
H04M 11/00 20060101ALI20240116BHJP
G16Y 10/75 20200101ALI20240116BHJP
【FI】
H04L67/55
H04M11/00 302
G16Y10/75
(21)【出願番号】P 2020563768
(86)(22)【出願日】2019-01-31
(86)【国際出願番号】 CN2019074122
(87)【国際公開番号】W WO2019218728
(87)【国際公開日】2019-11-21
【審査請求日】2022-01-26
(31)【優先権主張番号】201810479229.6
(32)【優先日】2018-05-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510280589
【氏名又は名称】京東方科技集團股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BOE TECHNOLOGY GROUP CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.10 Jiuxianqiao Rd.,Chaoyang District,Beijing 100015,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】▲趙▼ 君杰
(72)【発明者】
【氏名】▲蘇▼ 京
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 乾
【審査官】羽岡 さやか
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第106973118(CN,A)
【文献】国際公開第2018/013916(WO,A1)
【文献】特表2016-519445(JP,A)
【文献】韓国登録特許第10-1845195(KR,B1)
【文献】特表2018-535605(JP,A)
【文献】特表2016-535532(JP,A)
【文献】米国特許第07275250(US,B1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0163752(US,A1)
【文献】特開2015-119279(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 67/55
H04M 11/00
G16Y 10/75
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1実体からの請求の請求情報が該第1実体に関連する購読リソースにおけるイベント通知規則を満足すると判定した後、前記請求の内容情報をイベントの第1情報と確認することと、
前記購読リソースの関連対象に基づき前記イベントの第2情報を取得することと、
第1情報と第2情報を含む通知メッセージを前記購読リソースの被通知側に送信することと、を含むことを特徴とする情報購読のための方法。
【請求項2】
前記購読リソースが前記イベント通知規則、前記関連対象、及び、前記被通知側の通知アドレスの標識符号を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記購読リソースが前記イベント通知規則と前記被通知側の通知アドレスの標識符号を含み、
前記関連対象が前記第1実体のリソースの容器において作成された関連対象であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記関連対象は、関連リソース、または、関連リソースの標識を含み、
前記購読リソースの関連対象に基づき前記イベントの第2情報を取得することは、
前記関連リソースから前記イベントの第2情報を取得すること、または、
前記関連リソースの標識に基づき、対応した関連リソースから前記イベントの第2情報を取得すること、を含むことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記判定の前に、前記購読リソースの請求側からの第1実体に対する購読請求を受信することをさらに含み、
前記購読請求に、前記イベント通知規則、関連リソースの標識、及び、前記被通知側の通知アドレスの標識符号を含み、
受信した購読請求に基づき、第1実体に対する前記購読リソースを作成することを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記購読リソースに通知内容のタイプをさらに含み、かつ、前記通知内容のタイプの選択可能な値が関連リソースのタイプの値を含むことを特徴とする請求項4または5に記載の方法。
【請求項7】
前記購読リソースの関連対象に基づき前記イベントの第2情報を取得することは、
前記通知内容のタイプが関連リソースのタイプの値であると確認した後、前記購読リソースの関連対象に基づき前記イベントの第2情報を取得することを含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
第1実体が応用実体または汎用サービス実体であることを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記請求が、内容実例を作成する請求または内容実例を更新する請求を含むことを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
第1実体によって送信される内容実例を作成する請求に基づき、第1実体のリソースに用いられる容器において新しい内容実例を作成し、かつ、受信した情報を前記新しい内容実例において記憶することをさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
関連リソースは、実体のリソース、容器または内容実例を含み、
前記実体が応用実体または汎用サービス実体を含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項12】
関連リソースは、第1実体と異なる第2実体のリソースであり、
前記購読リソースの関連対象に基づき前記イベントの前記第2情報を取得することの前に、
第2実体によって送信される前記イベントの第2情報を携帯する内容実例を作成する請求を受信することと、
第2実体によって送信される内容実例を作成する請求に基づき、第2実体のリソースの容器において新しい内容実例を作成し、かつ、前記イベントの第2情報を前記新しい内容実例において記憶することをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項13】
前記イベントの第1情報がイベントの中核的情報であり、前記イベントの第2情報がイベントの補助情報であることを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記イベントの中核的情報が交通事故の発生情報であり、前記イベントの補助情報が事故車両の位置情報であり、
第1実体が交通事故の識別応用実体であり、第2実体が車両位置のセンシング応用実体であることを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
第1実体からの請求の請求情報が第1実体に関連する購読リソースにおけるイベント通知規則を満足すると判定した後、前記請求の内容情報をイベントの第1情報と確認するための確認モジュールと、
前記購読リソースの関連対象に基づき前記イベントの第2情報を取得するための取得モジュールと、
第1情報と第2情報を含む通知メッセージを前記購読リソースの被通知側に送信するための送信モジュールとを含むことを特徴とする購読サーバ。
【請求項16】
前記購読リソースが前記イベント通知規則、前記関連対象、及び、前記被通知側の通知アドレスの標識符号を含むことを特徴とする請求項15に記載の購読サーバ。
【請求項17】
前記購読リソースの請求側からの第1実体に対する購読請求を受信した後、前記購読請求に基づき第1実体の前記購読リソースを作成するための作成モジュールをさらに含み、
前記購読請求が前記イベント通知規則、関連リソースの標識、及び、前記被通知側の通知アドレスの標識符号を含み、前記関連リソースの標識が、前記関連対象を作成するためのものであることを特徴とする請求項16に記載の購読サーバ。
【請求項18】
前記購読リソースが前記イベント通知規則と前記被通知側の通知アドレスの標識符号を含み、前記関連対象が、前記第1実体のリソースの容器において設置された関連対象であることを特徴とする請求項15に記載の購読サーバ。
【請求項19】
前記購読リソースの請求側からの第1実体に対する購読請求を受信した後、前記購読請求に基づき第1実体の前記購読リソースを作成するための作成モジュールをさらに含み、
前記購読請求が、前記イベント通知規則及び前記被通知側の通知アドレスの標識符号を含むことを特徴とする請求項18に記載の購読サーバ。
【請求項20】
前記購読リソースが通知内容のタイプをさらに含み、かつ、前記通知内容のタイプの選択可能な値が関連リソースのタイプの値を含むことを特徴とする請求項17に記載の購読サーバ。
【請求項21】
前記取得モジュールは、前記通知内容のタイプが関連リソースのタイプの値であると確認した後、前記購読リソースの関連対象に基づき前記イベントの第2情報を取得するためのものであることを特徴とする請求項20に記載の購読サーバ。
【請求項22】
前記請求が、内容実例を作成する請求を含み、
前記購読サーバが、
第1実体によって送信される内容実例を作成する請求を受信するための受信モジュールと、
前記の内容実例を作成する請求に基づき第1実体のリソースの容器において新しい内容実例を作成し、かつ、受信した情報を前記新しい内容実例において記憶するための作成モジュールをさらに含むことを特徴とする請求項15または16に記載の購読サーバ。
【請求項23】
関連リソースは、実体のリソース、容器または内容実例であり、
前記実体が応用実体または汎用サービス実体を含むことを特徴とする請求項17に記載の購読サーバ。
【請求項24】
関連リソースが、前記第1実体と異なる第2実体のリソースであり、
前記受信モジュールがさらに、第2実体によって送信される前記イベントの第2情報を携帯する内容実例を作成する請求を受信するためのものであり、かつ、前記作成モジュールがさらに、第2実体によって送信される内容実例を作成する請求に基づき、第2実体のリソースの容器において新しい内容実例を作成し、かつ、前記イベントの第2情報を前記新しい内容実例において記憶するためのものであることを特徴とする請求項
22に記載の購読サーバ。
【請求項25】
前記イベントの第1情報がイベントの中核的情報であり、前記イベントの第2情報がイベントの補助情報であることを特徴とする請求項15~24のいずれか一項に記載の購読サーバ。
【請求項26】
第1実体に対する購読請求を購読サーバに送信することにより、第1実体に関連する購読リソースを作成するための購読請求モジュールと、
前記購読サーバによって送信される通知メッセージを受信かつ処理するための通知メッセージの処理モジュールを備え、
前記購読請求が、イベント通知規則及び前記購読リソースの被通知側の通知アドレスの標識符号を含み、前記通知メッセージが、第1実体によって送信される請求の内容情報に基づき確認したイベントの第1情報と、前記購読リソースの関連対象に基づき取得した前記イベントの第2情報とを含むことを特徴とする購読端末。
【請求項27】
前記購読請求に、前記購読リソースにおける関連対象を作成するための関連リソースの標識をさらに含むことを特徴とする請求項26に記載の購読端末。
【請求項28】
前記購読請求は通知内容のタイプをさらに含み、かつ、該通知内容のタイプが関連リソースのタイプの値として設置されることを特徴とする請求項27に記載の購読端末。
【請求項29】
請求を送信するための第1実体と、
請求項15~25のいずれか一項に記載の購読サーバと、
前記購読リソースの被通知側として、前記通知メッセージを受信かつ処理するための購読端末と、を含むことを特徴とする情報購読システム。
【請求項30】
第一実体が応用実体または汎用サービス実体であることを特徴とする請求項29に記載のシステム。
【請求項31】
請求を送信するための第1実体と、
請求項15~25のいずれか一項に記載の購読サーバと、
前記購読リソースの被通知側として、前記通知メッセージを受信かつ処理するための請求項26~28のいずれか一項に記載の購読端末を含むことを特徴とする情報購読システム。
【請求項32】
計算デバイスの実行時に前記計算デバイスに請求項1~14のいずれか一項に記載の方法を実行させるコンピュータ読み取り可能な指令が記憶されていることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項33】
一つまたは複数のプロセッサと、
前記一つまたは複数のプロセッサの実行に応答して、前記一つまたは複数のプロセッサに請求項1~14のいずれか一項に記載の方法を実行させる複数の指令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な媒体と、を含むことを特徴とする計算デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
本願は、2018年5月18日に提出された中国特許出願No.201810479229.6の優先権を要求し、ここで上記の中国特許出願に開示された内容を本願の一部分として援用する。
【0002】
本開示は、モノのインターネットの技術分野に関し、特に、購読サーバ、購読端末及び情報購読方法とシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
モノのインターネット(IoT)システムにおいて、M2M(Machine to Machine)は、重要な方面の一つであり、機器端末のインテリジェントインタラクションを中核としたネットワーク化の応用とサービスである。一つの機器は、別の機器のイベントを購読することができ、これにより、別の機器にイベントが発生する時に、別の機器のイベントを取得することができる。通常、イベントは、複数の部分、例えば、中核的部分と補助部分を含む可能性がある。中核的部分はイベントの中核である。しかし、中核的部分だけでは応用のニーズを満足できなく、総合的に判定するには、ほかの補助部分の協力が必要となる。
【0004】
イベント購読のメカニズムを利用してイベントの情報を取得する関連方法は、以下のとおりである:中核的情報を取得した後、さらに補助情報に対する取得請求を送信することにより、補助情報を取得し、かつ、補助情報を取得しなければ、完全なイベントを構築できない。つまり、イベントの中核的情報を取得した後、イベントの処理を即時に行うことができず、さらにほかの補助情報を取得する必要がある。このような方法の課題は、イベントの処理時間を遅らせるかもしれないことにある。
【0005】
イベント購読のメカニズムを利用してイベント情報を取得する別の関連方法は、以下のとおりである:イベントの完全な情報を取得するために、イベントの中核的情報と補助情報をそれぞれ購読する必要がある。しかし、中核的情報と補助情報の送信周期が通常に異なるため、被通知側が通知側からの補助情報を絶えず受信するが、中核的情報を待ってイベント処理を行う状況が現れるかもしれない。このような方法の課題は、イベントの中核的情報がない時に、補助情報を受信するため、被通知側の処理負担が増加すると同時に、被通知側と通知側のインターネット負荷が増加することにある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の方面において、本開示は、情報購読方法を提供した。該方法は、第1実体からの請求の請求情報が該第1実体に関連する購読リソースにおけるイベント通知規則を満足すると判定した後、前記請求の内容情報をイベントの第1情報と確認することと、前記購読リソースの関連対象に基づき前記イベントの第2情報を取得することと、第1情報と第2情報を含む通知メッセージを前記購読リソースの被通知側に送信することと、を含む。
【0007】
ある実施例において、前記購読リソースは、前記イベント通知規則、前記関連対象、及び、前記被通知側の通知アドレスの標識符号を含む。
【0008】
ある実施例において、前記購読リソースは、前記イベント通知規則と前記被通知側の通知アドレスの標識符号を含む。前記関連対象は、前記第1実体のリソースの容器において作成された関連対象である。
【0009】
ある実施例において、前記関連対象は、関連リソース、または、関連リソースの標識を含む。前記購読リソースの関連対象に基づき前記イベントの第2情報を取得することは、前記関連リソースから前記イベントの第2情報を取得すること、または、前記関連リソースの標識に基づき、対応した関連リソースから前記イベントの第2情報を取得することと、を含む。
【0010】
ある実施例において、前記判定の前に、前記購読リソースの請求側からの第1実体に対する購読請求を受信することをさらに含む。前記購読請求に前記イベント通知規則、前記関連リソースの標識、及び、前記被通知側の通知アドレスの標識符号を含む。受信した購読請求に基づき第1実体に対する前記購読リソースを作成する。
【0011】
ある実施例において、前記購読リソースに、通知内容のタイプをさらに含む。また、前記通知内容のタイプの選択可能な値は、関連リソースのタイプの値を含む。
【0012】
ある実施例において、前記購読リソースの関連対象に基づき前記イベントの第2情報を取得することは、前記通知内容のタイプが関連リソースのタイプの値であると確認した後、前記購読リソースの関連対象に基づき前記イベントの第2情報を取得することを含む。
【0013】
ある実施例において、第1実体は、応用実体または汎用サービス実体である。
【0014】
ある実施例において、前記請求は、内容実例を作成する請求または内容実例を更新する請求を含む。
【0015】
ある実施例において、前記方法は、第1実体によって送信される内容実例を作成する請求に基づき、第1実体のリソースに用いられる容器において新しい内容実例を作成し、かつ、受信した情報を前記新しい内容実例において記憶すること、をさらに含む。
【0016】
ある実施例において、前記関連リソースは、実体のリソース、容器または内容実例を含む。前記実体は、応用実体または汎用サービス実体を含む。
【0017】
ある実施例において、前記関連リソースは、第1実体と異なる第2実体のリソースである。前記購読リソースの関連対象に基づき前記イベントの前記第2情報を取得することの前に、該方法はさらに以下を含む:第2実体によって送信される前記イベントの第2情報を携帯する内容実例を作成する請求を受信することと、第2実体によって送信される内容実例を作成する請求に基づき、第2実体のリソースの容器において新しい内容実例を作成し、前記イベントの第2情報を前記新しい内容実例において記憶することをさらに含む。
【0018】
ある実施例において、前記イベントの第1情報はイベントの中核的情報であり、前記イベントの第2情報はイベントの補助情報である。
【0019】
ある実施例において、前記イベントの中核的情報は交通事故の発生情報であり、前記イベントの補助情報は事故車両の位置情報である。第1実体は交通事故の識別応用実体であり、第2実体は車両位置のセンシング応用実体である。
【0020】
第2の方面において、本開示は、購読サーバをさらに提供した。該購読サーバは、確認モジュール、取得モジュールと送信モジュールを含む。確認モジュールは、第1実体からの請求の請求情報が第1実体に関連する購読リソースにおけるイベント通知規則を満足すると判定した後、前記請求の内容情報をイベントの第1情報と確認するためのものである。取得モジュールは、前記購読リソースの関連対象に基づき前記イベントの第2情報を取得するためのものである。送信モジュールは、第1情報と第2情報を含む通知メッセージを前記購読リソースの被通知側に送信するためのものである。
【0021】
ある実施例において、前記購読サーバは、前記購読リソースの請求側からの第1実体に対する購読請求を受信した後、前記購読請求に基づき第1実体の前記購読リソースを作成するための作成モジュールをさらに含む。前記購読請求は、前記イベント通知規則、関連リソースの標識、及び、前記被通知側の通知アドレスの標識符号を含む。前記関連リソースの標識は、前記関連対象を作成するためのものである。
【0022】
ある実施例において、前記購読サーバは、前記購読リソースの請求側からの第1実体に対する購読請求を受信した後、前記購読請求に基づき第1実体の前記購読リソースを作成するための作成モジュールをさらに含む。前記購読請求は、前記イベント通知規則及び前記被通知側の通知アドレスの標識符号を含む。
【0023】
ある実施例において、前記取得モジュールは、前記通知内容のタイプが関連リソースのタイプの値であると確認した後、前記購読リソースの関連対象に基づき前記イベントの第2情報を取得するためのものである。
【0024】
ある実施例において、前記請求は、内容実例を作成する請求を含む。前記購読サーバは、受信モジュールと作成モジュールをさらに含む。受信モジュールは、第1実体によって送信される内容実例を作成する請求を受信するためのものである。作成モジュールは、前記の内容実例を作成する請求に基づき、第1実体のリソースの容器において、新しい内容実例を作成し、かつ、受信した情報を前記新しい内容実例において記憶するためのものである。
【0025】
ある実施例において、前記関連リソースは、前記第1実体と異なる第2実体のリソースである。前記受信モジュールはさらに、第2実体によって送信される前記イベントの第2情報を携帯する内容実例を作成する請求を受信するためのものである。前記作成モジュールはさらに、第2実体によって送信される内容実例を作成する請求に基づき、第2実体のリソースの容器において、新しい内容実例を作成し、かつ、前記イベントの第2情報を前記新しい内容実例において記憶するためのものである。
【0026】
第3の方面において、本開示は購読端末をさらに提供した。該購読端末は、購読請求モジュールと通知メッセージの処理モジュールを含む。購読請求モジュールは、第1実体に対する購読請求を購読サービス実体に送信することにより、第1実体に関連する購読リソースを作成するためのものである。前記購読請求は、イベント通知規則及び前記購読リソースの被通知側の通知アドレスの標識符号を含む。通知メッセージの処理モジュールは、前記購読サービス実体によって送信される通知メッセージを受信かつ処理するためのものである。前記通知メッセージは、第1実体によって送信される請求の内容情報に基づき確認したイベントの第1情報と、前記購読リソースの関連対象に基づき取得した前記イベントの第2情報とを含む。
【0027】
ある実施例において、前記購読請求は、前記購読リソースにおける関連対象を作成するための関連リソースの標識をさらに含む。
【0028】
ある実施例において、前記購読請求は、通知内容のタイプをさらに含む。該通知内容のタイプは、関連リソースのタイプの値として設置される。
【0029】
第4の方面において、本開示は、情報購読システムをさらに提供した。該情報購読システムは、第1実体、上記の購読サービス実体、購読端末を含む。第1実体は、請求を送信するためのものである。購読端末は、前記購読リソースの被通知側として、前記通知メッセージを受信かつ処理するためのものである。
【0030】
第5の方面において、本開示は、別の情報購読システムをさらに提供した。該情報購読システムは、請求を送信するための第1実体と、上記の購読サービス実体と、上記の購読端末を含む。購読端末は、前記購読リソースの被通知側として、前記通知メッセージを受信かつ処理するためのものである。
【0031】
第6の方面において、本開示は、コンピュータ読み取り可能な指令が記憶されたコンピュータ読み取り可能な媒体をさらに提供した。前記コンピュータ読み取り可能な指令は、計算デバイスの実行時に前記計算デバイスに上記の方法を実行させる。
【0032】
第7の方面において、本開示は、計算デバイスをさらに提供した。該計算デバイスは、一つまたは複数のプロセッサと、複数の指令が記憶されているメモリを含む。前記複数の指令は、前記一つまたは複数のプロセッサの実行に応答して、前記一つまたは複数のプロセッサに上記の方法を実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
本開示の目的、技術案及び利点をより明瞭にさせるために、以下、図面を参照し、具体的な実施例を合わせて、ある実施例において本開示を詳細に説明する。
【0034】
【
図2】関連技術の別の情報購読方法のフロー図である;
【
図3】本開示の実施例による情報購読システムの構成図である;
【
図4】本開示の実施例による購読サービス実体が、登録した実体に対してローカルに作成するリソースのデータ構造である;
【
図5】本開示の実施例による購読サービス実体が、登録した実体に対してローカルに作成するリソースの別のデータ構造である;
【
図6】本開示の実施例による購読サービス実体が購読リソースを作成する方法フロー図である;
【
図7】本開示の実施例による情報購読方法のフロー図である;
【
図8】本開示の実施例による購読サービス実体の内部構造のフレーム図である;
【
図9】本開示の実施例による購読端末の内部構造のフレーム図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、本開示の実施例を詳しく説明する。前記実施例の例は、図面において示されており、そのうち、同じまたは類似の記号は同じまたは類似の素子または同じまたは類似した機能を有する素子を表示する。以下、図面を参照して記載した実施例は、本開示に対する制限と解釈することができなく、例示的な、本開示を説明するためのものに過ぎない。
【0036】
当業者にとって理解できるように、別段の指定、または、文脈から明らかに単数形式であるという意味がなければ、ここで使用される「一」、「一つ」、「前記」と「該」は、複数の形式を含んでもよい。ここで使用される用語である「及び/または」は、1つまたは複数の互いに関連付けられたリスト項目の任意またはすべての可能な組み合わせを含む。
【0037】
本開示の実施形態において、「第1」と「第2」等を使用するすべての表現は、2つの同じ名称の異なる実体または異なるパラメータを区別するためであることを説明する必要がある。本開示の文脈において、「第1」、「第2」などは、表現の便宜を図るためのものに過ぎなく、本開示の実施例に対する限定として理解するべきではない。
【0038】
M2M通信システムの機能フレームは、応用実体(AE)と汎用サービス実体(CSE)を定義した。応用実体は、M2Mの応用サービスロジック、例えば、交通事故の処理応用、カーネットワーキング応用、工業制御応用などを実現する実体である。汎用サービス実体は、サービス機能を実現する実体を代表し、一つのグループの「汎用サービス機能」を実例化するものであり、主にデータ管理、デバイス管理、購読管理及び安全メカニズムなどを含む。
【0039】
図1は、関連技術における情報購読方法のフロー図を示す。該方法において、イベント購読のメカニズムを利用してイベントの中核的情報と補助情報を取得する。
図1においては、応用実体1(AE1)、応用実体2(AE2)、応用実体3(AE3)及び汎用サービス実体(CSE)を示す。一例の交通事故のシーンにおいて、AE1は、交通事故を識別する識別応用実体であってもよく、AE2は、交通事故の関連データを感知するセンシング応用実体であり、AE3は、交通事故を処理する管理応用実体である。
【0040】
初期に、応用実体AE1は、登録請求をCSEに送信することにより、CSEにおいて登録することができる。CSEは、登録請求に基づき、AE1に対して、AE1のリソースを作成し、かつ、登録応答をそれに返す。
【0041】
それに類似して、AE2及び/またはAE3もCSEにおいて登録することができる。登録が成功した後、それに応じて、CSEは、AE2及び/またはAE3のリソースをローカルに作成することができる。
【0042】
例示したシーンにおいて、AE3は、交通事故の情報を得ることで交通事故の処理を行うように配置されている。このため、交通事故の処理を行うには、AE1によって送信される交通事故の発生情報(イベントの中核的情報)及びAE2によって採集される事故車両の位置情報(イベントの補助情報)を得る必要がある。
【0043】
101において、AE1のイベントを購読するように、AE3は、AE1に対する購読請求をCSEに送信することができる。それに応じて、CSEは、AE1のリソースの下で購読リソースを作成し、かつ、購読応答をAE3に送信する。
【0044】
102において、AE1は、イベント(例えば、交通事故)の発生を検出する時に、内容実例を作成する請求をCSEに送信し、その中には、発生したイベントに関連する内容情報、例えば、交通事故の発生情報を含む。CSEは、AE1の請求を受信した後、AE1のリソースの容器<AE1>/containerの下で内容実例を作成し、その中には、交通事故の発生情報を記録し、かつ、内容実例の作成の応答をAE1に送信する。
【0045】
103において、それに応じて、CSEは、さらにAE1におけるイベントに関する通知請求を発生してAE3に通知する。AE3は、通知請求を受け取った後に、通知応答をCSEに送信し、かつ、該イベントに関連するリソースパラメータを取得する。
【0046】
取得したリソースパラメータから、次の処理を行うには、AE3にとって、例えば、該交通事故における事故車両の位置情報を含むAE2における情報をさらに取得する必要があることを発見する時に、104において、AE3は、AE2における情報を取得する情報請求をCSEに送信する。CSEは、該情報請求に対して応答して、AE2における情報を提供する。AE3は、AE1の情報と取得したAE2の情報に基づき、完全なイベントメッセージパッケージを構築して、交通事故の処理を行う。
【0047】
該方法の課題は、以下のとおりである:AE3がイベントの中核的情報を取得した後、イベントの処理を即時に行うことができず、さらにほかの実体の有する情報を取得する必要があり、よって、イベントの処理時間を遅らせる。交通事故にとって、これは、ベスト事故救援時間を逃がすかもしれないことを意味する。
【0048】
図2は、関連技術の別の情報購読方法のフロー図を示す。
図1と類似しているように、
図2は、AE1、AE2、AE3及びCSEに関し、かつ、初期に、AE1-3もCSEにおいて登録されている。
【0049】
201において、AE3は、AE1とAE2の両方に対する購読請求をCSEに送信して、AE1とAE2のイベントをそれぞれ購読する。それに応じて、CSEは、AE1リソースとAE2リソースの下で購読リソースを作成し、かつ、購読応答をAE3に送信する。
【0050】
202において、AE2は、内容実例を作成/更新する請求を送信することにより、例えば車両の位置情報を定期的にCSEへ送信する。CSEは、AE2の情報を受信する度に、内容実例を新しく作成/更新して、イベントを記録し、かつ、内容実例の作成/更新の応答をAE2に送信する。
【0051】
203において、それに応じて、CSEは、さらに通知請求をAE3に送信することにより、AE2からの情報をそれに送信する。AE3は、通知請求を受け取った後に、通知応答をCSEに送信する。
【0052】
204において、AE1は、イベントの発生、例えば交通事故の発生を検出する時に、内容実例を作成する請求をCSEに送信する。CSEは、AE1の請求を受信した後、AE1リソースの容器<AE1>/containerの下で内容実例を作成し、その中に、交通事故の発生情報を記録し、かつ、内容実例の作成の応答をAE1に送信する。
【0053】
205において、それに応じて、CSEは、さらにAE1におけるイベントに関する通知請求を発生してAE3に通知する。AE3は、通知請求を受け取った後に、通知応答をCSEに送信する。
【0054】
あるシーンにおいて、AE1が交通事故を検出した後に、AE2が、車両の位置情報を引き続き送信する可能性がある。このように、206において、AE2は、内容実例を作成/更新する請求を送信することにより、例えば車両の位置情報をCSEに送信する。CSEは、AE2の情報を受信した後、同様に内容実例を新しく作成/更新してイベントを記憶し、かつ、内容実例の作成/更新の応答をAE2に送信する。
【0055】
207において、それに応じて、CSEは、さらに通知請求をAE3に送信することにより、AE2からの情報をそれへ送信する。AE3は、通知請求を受け取った後に、通知応答をCSEに送信する。
【0056】
AE3は、AE1で発生したイベント、即ちAEにおける交通事故の発生情報を受信したと判断した後、その前に受信したAE2の情報を取得する。AE3は、例えば、AE1におけるイベント情報と、AEにおけるイベントが発生する時間と最も近いAE2データを用いて、完全なイベントメッセージパッケージを構築することにより、交通事故処理を行う。
【0057】
該方法の課題は、例えば、カーネットワーキングのシーンにおいて、交通事故の発生情報の報告周期がより長く、車両位置情報の報告周期がより短い、ということである。このように、CSEは、車両位置に類似した補助情報を携帯する通知メッセージを絶えず購読情報の被通知側(例えば、AE3)に送信する。被通知側は、補助情報で生成したイベントのみに基づき判定を行うことができなく、交通事故発生情報に類似した中核的情報を待つ必要がある。このため、イベントの中核的情報がない時に、補助情報の受信により、被通知側の処理負担が増加すると同時に、被通知側(例えば、AE3)と通知側(例えば、CSE)のインターネット負担も増加した。
【0058】
本開示の実施例によれば、購読サービス実体、購読端末、情報購読方法及びシステムが提供されている。それは、通知側と被通知側のインターネット負荷の増加を回避するとともに、イベントの通知メッセージを受信した後に、イベントを即時に処理するための十分な情報を保証することができる。
【0059】
本開示の実施例において、第1実体(例えば、AE1)が請求情報を購読サービス実体(例えば、CSE)に送信した後、購読サービス実体は、請求情報が購読リソースにおけるイベント通知規則を満足すると判定するなら、請求の内容情報をイベントの第1情報と確認する;さらに、前記購読リソースの関連対象(例えば、AE2のリソース)から前記イベントの第2情報を取得し、第1情報と第2情報を含む通知メッセージを前記購読リソースの被通知側(例えば、AE3)に送信する。このように、イベントの第1情報を購読する時に、購読サービス実体は、イベントに関連する第2情報も取得することにより、完全なイベント情報として組み合わせて、通知メッセージにおいて被通知側(例えば、AE3)に送信する。このように、購読リソースの被通知側は、イベントの通知メッセージを受信した後に、完全なイベント情報に基づき、イベントを即時に処理し、イベント処理時間の遅延を回避することができる;一方、イベントの第2情報を直接的に購読しないため、購読情報の通知メッセージ量が減少し、被通知側と通知側のインターネット負荷が軽くなった。
【0060】
図3は、本開示の実施例による情報購読システムの構成図を示す。該情報購読システムは、第1実体301、購読サーバ302及び購読リソースの被通知側303が含まれた。購読サーバ302は、購読サービス実体を含んでもよい。下記において、購読サーバと購読サービス実体は、相互交換可能に使用することができる。
【0061】
第1実体301は、請求を購読サーバ302に送信するためのものである。第1実体は、購読される実体であってもよい。ある実施例において、第1実体301は、M2M通信における応用実体(AE)であってもよい。
【0062】
別の実施例において、第1実体は、さらに汎用サービス実体であってもよい。M2M通信システムの機能フレームは、応用サービスノード(ASN)を定義した。それは、一つの汎用サービス実体と少なくとも一つの応用実体を含むことができる。このようなシーンにおいて、応用実体は、まず同じASNに含まれる汎用サービス実体に登録することができる。その後、汎用サービス実体は、ASNを代表して購読サービス実体に対して作成、取得、更新、削除及び通知などの請求を送信し、かつ購読サービス実体の応答を受信することができる。
【0063】
ある実施例において、請求は、内容実例を作成する請求または内容実例を更新する請求であってもよい。例示的に、第1実体は、イベントの発生(例えば、交通事故の発生または車両位置の変化)を検出する時に前記請求を送信する。そのことの代わりに、第1実体は、前記請求を定期的に送信することにより、購読サービス実体において記憶される情報を周期的に作成または更新することもできる。請求は、請求情報を含んでもよい。請求情報は、請求のタイプ、例えば、請求に係る動作を指示するためのタイプ情報であってもよい。付加的または代わりに、請求情報は、例えばイベントに関連する情報を送信するための内容情報であってもよい。
【0064】
購読サーバ302は、第1実体301によって送信される請求の請求情報が購読リソースにおけるイベント通知規則を満足することを受信かつ判定した後、前記請求の内容情報をイベントの第1情報と確認する。該購読リソースは、該第1実体のリソースの下で作成されるサブリソースであってもよく、イベント通知規則などの属性を含むことができる。請求情報がイベント通知規則を満足することは、該請求の内容情報がイベントとして購読リソースにおいて指定される被通知側に通知されることを表明する。
【0065】
購読サーバ302は、さらに前記購読リソースの関連対象に基づき、前記イベントの第2情報を取得する。関連対象は、関連リソースまたは関連リソースの標識を含むことができる。一例において、関連対象は、第2実体304のリソースであってもよい。第2実体304は、購読サーバ302に登録され且つその上で対応したリソースを作成する実体であってもよい。これにより、購読サーバ302は、第2実体304のリソースから第2実体304からの前記イベントに関連する第2情報を取得することができる。購読サーバ302は、前記イベントの第1情報と第2情報を含む通知メッセージを、購読リソースにおいて指定される被通知側303に送信する。購読サーバ302における購読サービス実体は、M2M通信における汎用サービス実体(CSE)であってもよい。
【0066】
購読リソースの被通知側303は、購読サービス実体302によって送信される通知メッセージを受信かつ処理するためのものである。被通知側303は、通知メッセージに含まれる第1情報と第2情報に基づき、関連するイベントを処理することができる。購読リソースの被通知側303は、応用実体(AE)または汎用サービス実体(CSE)であってもよい。本文において、第3実体と購読リソースの被通知側は、相互交換可能に使用することができる。
【0067】
ある実施例において、第1実体は、情報を購読サーバに送信する前に、まず購読サーバにおいて登録することができる。登録が成功した後、購読サーバは、第1実体のリソースをローカルに作成する。
【0068】
図4は、本開示の実施例による購読サービス実体が、登録した実体に対してローカルに作成したリソースのデータ構造を示す。例えば、
図4に示すように、第1実体と第2実体の登録後、購読サービス実体は、それらに対して、第1実体のリソースと第2実体のリソースをそれぞれ作成する。それぞれの実体のリソースにおいて、サブリソース、例えば容器をさらに作成することができる。
図4には、第1実体のリソースにおいて、第1実体の容器がさらに作成されていることを示す。容器において、購読リソースを作成することができる。購読リソースは、異なる属性、例えば、イベント通知規則、通知アドレスの標識符号及び関連対象等を含むことができる。通知アドレスの標識符号は、例えば、前記購読リソースの被通知側の通知アドレス、例えば、URI(即ち、第3実体のURI)であってもよい。関連対象の存在は、該購読リソースのイベント通知がさらに該購読リソースに関連するほかの対象に関することを表明することができる。関連対象は、同一のリソースにおけるほかのサブリソースに指向/関連する関連リソースの標識であってもよく、ほかのリソースまたはほかのリソースにおけるサブリソース、例えば、容器または内容実例などに指向/関連する関連リソースの標識であってもよい。例えば、
図4に示すように、第1実体の購読リソースの関連対象は、第2実体の容器に指向することができる。付加的または代わりに、関連リソースの標識は、リソースタイプの標識をさらに含むことができ、これにより、同一のタイプの一つまたは複数のリソースに指向/関連する。このように、簡単な形態で複数のリソースを同時に関連させ、購読効率を向上させた。
【0069】
好ましくは、購読リソースの属性は、さらに通知内容のタイプを含むことができる。通知内容のタイプが関連リソースのタイプの値として設置される時に、指示通知メッセージは、関連対象の関連情報を含むべきである。
【0070】
容器において、さらに内容実例、例えば、
図4に示す第2実体の容器の下の複数の内容実例を作成することができる。ある例において、イベントが発生し、かつ、具体的な内容が生成する時に、イベントに関連する内容情報を記憶するための内容実例を作成することができる。
【0071】
本開示のこの実施例において、購読リソースの関連対象は、購読リソースにおいて設置されている。それに応じて、購読リソースにおける関連対象は、購読リソースの請求側が購読請求により管理することができ、例えば、設置、変更または削除などを行う。
【0072】
図5は、購読サービス実体が登録した実体に対してローカルに作成したリソースの別のデータ構造を示す。
図4と類似しているように、購読サービス実体は、それぞれの登録した実体に対して、リソースを作成することができる。それぞれの実体のリソースにおいて、例えば、容器のサブリソースをさらに作成することができる。容器において、購読リソースと内容実例などを作成することができる。
図4との相違は以下のとおりである:購読リソースの関連対象は、該購読リソースの属性として作成するのではなく、変更することにより、購読される実体(
図5中において、第1実体)のリソースの容器においてサブリソースとして作成することができる。
【0073】
この実施例において、購読リソースの関連対象は、購読リソースの被購読側(例えば、第1実体)のリソースの容器において直接的に設置されるので、関連対象は、購読リソースの請求側によって購読請求により個別に設置、変更または削除されなくてもよく、第1実体の複数の購読リソースによって共有されることができる。ある実施例において、関連対象は、購読サービス実体または第1実体によって設置、変更または削除することができる。
【0074】
図6は、本開示の実施例による購読サービス実体で購読リソースを作成する方法フロー図を示す。
【0075】
S601:購読リソースの請求側は、第1実体に対する購読請求を、購読サービス実体に送信する。購読リソースの請求側は、購読リソースの被通知側自体であってもよく、即ち、前述の第3実体であってもよい。その代わりに、購読リソースの請求側は、ほかの実体に対して購読請求を送信し、かつ、購読請求においてほかの実体を被通知側と指定することもできる。これにより、それは、購読サービス実体において登録したほかの実体であってもよい。
【0076】
好ましくは、購読リソースの請求側が購読サービス実体に送信する第1実体に対する購読請求は、イベント通知規則、関連リソースの標識、及び、通知アドレスの標識符号(例えば、第3実体のURI)が含まれた。このように、関連対象の関連情報は、購読リソースの請求側が購読請求によって設置または変更することができる。その代わりに、請求側によって送信される購読請求は、関連リソースの標識を含まなくてもよい。このように、関連対象の関連情報は、購読サービス実体によって設置または変更されることができる。
【0077】
好ましくは、購読請求は、さらに通知内容のタイプを含むことができる。通知内容のタイプは、関連リソースのタイプの値として設置されることができる。
【0078】
S602:購読サービス実体は、購読リソースの請求側によって送信される購読請求に基づき、第1実体の購読リソースを作成する。
【0079】
好ましくは、購読サービス実体は、購読リソースの請求側によって送信される購読請求に基づき、第1実体のリソースの容器において購読リソースを作成することができる。作成される購読リソースは、イベント通知規則、関連対象、及び、通知アドレスの標識符号、例えば、前記購読リソースの被通知側のURI(即ち、第3実体のURI)を含むことができる。その代わりに、購読請求が関連リソースの標識を含まない時に、作成される購読リソースは、関連対象を含まなくてもよい。この時に、第1実体のリソースの容器において作成される関連対象を前記購読リソースの関連対象として用いることができる。
【0080】
関連対象は、関連リソース、または、関連リソースの標識を含むことができる。例を挙げて言えば、関連リソースは、第2実体のリソース/容器/最も新しい内容実例など、または、これらのリソースに対応したリソース標識であってもよい。
【0081】
好ましくは、購読請求にさらに通知内容のタイプを含む場合について、作成される購読リソースは、さらに通知内容のタイプを含むことができる。購読請求における通知内容のタイプを関連リソースのタイプの値として設置すれば、作成される購読リソースにおける通知内容のタイプも関連リソースのタイプの値として設置される。このように、作成される購読リソースが関連対象を含まない場合において、購読サービス実体も、該購読リソースのイベント通知がさらにほかの関連リソースに関することが分かる。
【0082】
S603:購読サービス実体は、購読応答を購読リソースの請求側に返すことにより、購読を完了させる。
【0083】
付加的または代わりに、購読サービス実体は、購読請求に基づき第1実体を作成する購読リソースを除いて、管理員によって入力される購読リソースの作成指令に基づき、第1実体の購読リソースをローカルに作成することもできる。
【0084】
第1実体の購読リソースを作成した後、購読請求において指定される購読リソースの被通知側は、購読サービス実体から第1実体に関する購読情報を受け取ることができる。
図7は、本開示の実施例による情報購読の方法フロー図を示す。
【0085】
S701:第1実体は、購読サービス実体に請求を送信する。
【0086】
好ましくは、第1実体は、イベントの発生を検出した後に、請求を購読サービス実体に送信することができる。前記請求は、例えば、内容実例を作成する請求または内容実例を更新する請求であってもよい。請求は、請求情報を含むことができる。例えば、カーネットワーキングのシーンにおいて、第1実体は、交通事故の識別応用モジュールであり、購読サービス実体が関連するイベントを記憶するように、交通事故の発生を検出した後、交通事故の発生情報を、内容実例を作成する請求に携帯して、購読サービス実体に送信する。
【0087】
S702:購読サービス実体は、前記請求における請求情報が該第1実体の購読リソースにおけるイベント通知規則を満足すると判定した後、前記請求の内容情報をイベントの第1情報として確認する。
【0088】
好ましくは、購読サービス実体は、第1実体によって送信される内容実例を作成する請求に基づき、第1実体のリソースの容器において、新しい内容実例を作成し、受信した情報を、作成された内容実例に記憶する。
【0089】
購読サービス実体は、請求情報と購読リソースのイベント通知規則を比較する。請求情報が購読リソースのイベント通知規則を満足するなら、前記請求の内容情報をイベントの第1情報として確認する。好ましくは、前記イベントの第1情報は、イベントの中核的情報であってもよい。例えば、カーネットワーキングのシーンにおいて、イベントの中核的情報は、交通事故の発生情報であってもよい。
【0090】
ある実施例において、請求情報は、請求の内容情報を含むことができる。それに応じて、イベント通知規則によってモニターされたものは、請求における具体的な内容である。付加的にまたは代わりに、請求情報は、請求に対応したタイプ(動作)情報を含むことができる。それに応じて、イベント通知規則によってモニターされたものは、請求に関するタイプまたは動作である。
【0091】
例示的なカーネットワーキングのシーンにおいて、第1実体の請求は、内容容器1の下の内容実例1を作成する請求(内容:isAccident=Y(事故であるか。=はい))であり、それに応じて、タイプ情報は、内容容器1の下の内容実例1を作成することであり、内容情報は、内容容器1の下の内容実例1である(内容:isAccident=Y)。
【0092】
一例において、イベント通知規則は、請求における具体的な内容をモニターすることができる。例えば、イベント内容=(isAccident=Y)を通知する時に、第1情報は、内容容器1の下の内容実例1(内容:isAccident=Y)として確認することができる。別の例において、イベント通知規則は、請求のタイプをモニターすることができる。例えば、イベントのタイプ=内容容器1の内容実例を作成することを通知する時に、第1情報は、内容容器1の下の内容実例1として確認することができる(内容:isAccident=Y)。
【0093】
S703:購読サービス実体は、前記購読リソースの関連対象に基づき、前記イベントの第2情報を取得する。関連対象は、前記購読リソースにおける一つの属性であってもよく、かつ、好ましくは、購読請求に基づき作成される。または、関連対象は、前記第1実体のリソースの容器において、サブリソースとして作成され、かつ、好ましくは、第1実体の複数の購読リソースによって共有されることができる。
【0094】
ある実施例において、購読リソースが通知内容のタイプを含む場合について、通知内容のタイプの値は、通知メッセージに含まれる内容のタイプを指示することができる。通知内容のタイプは、複数の選択可能な値を含むことができる。例えば、通知内容のタイプの値は、通知メッセージに含まれる内容がイベントの補正の属性であることを指示するための「補正属性のタイプの値」であってもよい。通知内容のタイプの値は、さらに通知メッセージに含まれる内容がイベントの全ての属性であることを指示するための「全部属性のタイプの値」であってもよい。
【0095】
本開示の実施例によれば、通知内容のタイプの値は、さらに通知メッセージに関連リソースの関連情報をさらに含むための「関連リソースのタイプの値」に拡張されることができる。このように、従来の購読リソースにおけるデータ構造を利用して本開示の実施例に新しく増加された機能を実現することができ、即ち、通知メッセージは、関連リソースの関連情報をさらに携帯する。
【0096】
ある実施例において、本ステップにおいて、購読サービス実体は、前記通知内容のタイプが関連リソースのタイプの値であると確認した後、前記購読リソース中の中、または、購読リソースの外の関連対象に基づき、前記イベントの第2情報を取得することができる。
【0097】
購読リソースの関連対象は、関連リソース、または、関連リソースの標識を含むことができる。購読サービス実体は、関連リソースの標識に基づき、対応した関連リソースから前記イベントの第2情報を取得することができ、または、購読サービス実体は、関連リソースから前記イベントの第2情報を直接的に取得することができる。
【0098】
関連リソースは、実体(第1実体とほかの実体)のリソース、容器、または内容実例などであってもよい。実体は、応用実体または汎用サービス実体を含むことができる。
【0099】
例を挙げて言えば、関連リソースは、第1実体と異なる第2実体のリソースであってもよい。それに応じて、関連対象の標識は、第2実体のリソースの標識であってもよく、かつ、購読サービス実体は、第2実体のリソースの標識に基づき、第2実体のリソースから前記イベントの第2情報を取得することができる。
【0100】
第2実体は、購読サービス実体に予め登録される実体であってもよい。第2実体が購読サービス実体に登録される時に、購読サービス実体も第2実体のリソースをローカルに作成した。
【0101】
第2実体は、購読サービス実体に登録された後、イベントの第2情報を、内容実例を作成する請求に携帯して、購読サービス実体に送信することができる。前記イベントの第2情報は、イベントの補助情報であってもよい。例示的に、該第2情報は、第2実体によって、内容実例を作成する請求に定期的に携帯され、購読サービス実体に送信されることができる。例えば、カーネットワーキングのシーンにおいて、第2実体は、車両における位置センシング応用モジュールであってもよく、イベントの第2情報は、車両の位置情報であってもよい。購読サービス実体は、路側ユニットであってもよい。第2実体は、イベントの第2情報(例えば、車両の位置情報)を、内容実例を作成する請求に定期的に携帯し、購読サービス実体に送信することができる。購読サービス実体は、第2実体によって送信される内容実例を作成する請求を受信しる度に、新しい内容実例を作成し、該内容実例において、内容実例を作成する請求におけるイベントの第2情報(例えば、車両の位置情報)を記憶する。このように、購読サービス実体は、第1実体から受信した請求の内容情報がイベントの第1情報であると確認すれば、関連対象、即ち、第2実体のリソースから新しく作成された内容実例において記憶されるイベントの第2情報(例えば、車両の位置情報)を取得することができる。
【0102】
S704:購読サービス実体は、通知メッセージを、前記購読リソースの被通知側としての第3実体に送信する。
【0103】
本ステップにおいて、購読サービス実体は、イベントの第1情報と第2情報を含む通知メッセージを第3実体に送信する。イベントの第1情報と第2情報は、情報内容の自体であってもよいし、情報標識であってもよい。
【0104】
S705:前記購読リソースの被通知側としての第3実体は、通知メッセージを受信かつ処理する。
【0105】
本ステップにおいて、第3実体は、イベントの第1情報と第2情報を含む通知メッセージを受信した後、通知メッセージからイベントの完全な情報を取得することができ、これにより、イベントを直接的に処理し、イベント処理時間の遅延を回避することができる。また、第2実体のイベントの第2情報を直接的に購読しなくてもよく、購読情報の通知メッセージ量が減少し、第3実体と購読サービス実体のインターネット負荷が軽くなった。カーネットワーキングのシーンにおいて、第3実体は、交通事故の管理応用モジュールであってもよく、通知メッセージを受信した後、通知メッセージにおける交通事故の発生情報及び車両の位置情報に基づき、交通事故の処理を即時に行うことができる。
【0106】
図8は、本開示の実施例による購読サーバの内部構造のフレーム図を示す。該購読サーバは、確認モジュール801、取得モジュール802、送信モジュール803が含まれた。
【0107】
確認モジュール801は、第1実体からの請求の請求情報が第1実体の購読リソースにおけるイベント通知規則を満足すると判定した後、前記請求の内容情報をイベントの第1情報として確認するためである。前記購読リソースは、前記イベント通知規則、及び、被通知側の通知アドレスの標識符号以下を含む。前記購読リソースは、対応した関連対象をさらに備える。関連対象は、属性として購読リソースに含まれてもよいし、購読リソースと異なるサブリソースとして作成されてもよい。前記関連対象は、関連リソース、または、関連リソースの標識を含む。ある実施例において、購読リソースは、通知内容のタイプをさらに含むことができる。好ましくは、前記イベントの第1情報は、イベントの中核的情報であってもよい。
【0108】
取得モジュール802は、前記購読リソースの関連対象に基づき、前記イベントの第2情報を取得するためのものである。好ましくは、取得モジュール802は、前記通知内容のタイプが関連リソースのタイプの値であると確認した後、前記購読リソースの関連対象に基づき、前記イベントの第2情報を取得する。前記関連リソースは、第1実体のほかのサブリソース、または、ほかの実体のリソース、容器または内容実例などであってもよい。ほかの実体は、応用実体、または、汎用サービス実体を含むことができる。好ましくは、前記イベントの第2情報は、イベントの補助情報であってもよい。
【0109】
送信モジュール803は、前記イベントの第1情報と第2情報を含む通知メッセージを、前記購読リソースの被通知側に送信するためのものである。
【0110】
ある実施例において、購読サーバは、作成モジュール804をさらに含むことができる。作成モジュール804は、前記購読リソースの請求側からの第1実体に対する購読請求を受信した後、前記購読請求に基づき、第1実体の前記購読リソースを作成する。前記購読請求は、前記イベント通知規則、関連リソースの標識、及び、通知アドレスの標識符号を含むことができる。
【0111】
ある実施例において、購読サーバは、受信モジュール805をさらに含むことができる。受信モジュール805は、第1実体からの内容実例を作成する請求を受信するためのものである。作成モジュール804は、該請求に基づき、第1実体のリソースの容器において、新しい内容実例を作成し、受信した請求における情報(イベントの第1情報を含む)を、作成された内容実例に記憶する。
【0112】
前記関連リソースが、例えば、第2実体のリソースである時に、受信モジュール805は、第2実体からの前記イベントの第2情報を携帯する内容実例を作成する請求をさらに受信する。作成モジュール804は、該請求に基づき、第2実体によって送信される内容実例を作成する請求に基づき、第2実体のリソースにおいて、第2実体の容器内に新しい内容実例を作成し、かつ、前記イベントの第2情報を、第2実体の新しく作成された内容実例において記憶する。
【0113】
図6と
図7に対して検討したすべての可能性は、
図8に対しても有効であることを指摘する必要がある。
【0114】
例示的に、購読サーバは、プロセッサとメモリを含む計算デバイスであってもよく、それは、サーバの形式を採用してもよいし、デスクトップパソコン、ノートパソコン、スマートフォン、タブレット、及び、ほかの、プロセッサとメモリを含む電子デバイスであってもよい。
【0115】
図9は、本開示の実施例による購読端末の内部構造のフレーム図を示す。該購読端末は、購読リソースの請求側としてもよいし、購読リソースの被通知側としてもよい。該購読端末は、購読請求モジュール901と通知メッセージ処理モジュール902を含む。
【0116】
購読請求モジュール901は、第1実体に対する購読請求を購読サーバに送信することにより、第1実体に関連する購読リソースを作成するためのものである。前記購読請求は、イベント通知規則、関連リソース標識、及び、被通知側の通知アドレスの標識符号を含む。ある実施例において、購読請求は、関連リソースのタイプの値として設置される通知内容のタイプをさらに含むことができる。
【0117】
通知メッセージ処理モジュール902は、前記購読サーバによって送信される通知メッセージを受信かつ処理するためのものである。前記通知メッセージは、第1実体によって送信される請求の内容情報に基づき確認したイベントの第1情報と、前記購読リソースの関連対象に基づき取得した前記イベントの第2情報を含む。
【0118】
本開示の実施例において、イベントの第1情報と第2情報をともに通知メッセージにより購読リソースの被通知側に送信するように、第1実体からのイベントの第1情報を受信した後、第1実体の購読リソースの関連対象に基づき、対応した関連対象から前記イベントの第2情報を取得することができる。このように、被通知側は、通知メッセージを受信した後、完全なイベント情報に基づき、イベントを即時に処理し、イベント処理時間の遅延を回避することができる。一方、イベントの第2情報を直接的に購読しないため、購読情報の通知メッセージ量が減少し、被通知側と通知側のインターネット負荷が軽くなった。
【0119】
本開示の実施例によれば、通知内容のタイプの値を拡がることにより、通知内容のタイプの選択可能な値はさらに、通知メッセージにおいて関連リソースの関連情報を含むことを指示するための「関連リソースのタイプの値」であってもよい。このように、従来の購読リソースにおけるデータ構造を利用して、本開示の実施例に新しく増加される機能を実現することができ、よって、既存の購読メカニズムに後向きに互換することが便利である。
【0120】
例示的に、購読端末は、テレビ、インテリジェント家電デバイス、充電自動車、デスクトップパソコン、ノートパソコン、スマートフォン、タブレット、ゲームコントローラー、音楽プレーヤー(例えば、mp3プレーヤーなど)、及び、ほかの、プロセッサとメモリを含む端末(例えば、移動端末、インテリジェント端末)であっても良い。
【0121】
用語の「モジュール」、「システム」及び/または「インターフェイス」などは、本文において使用される時に、一般にコンピュータに関連する実体、または、ハードウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、または、実行中のソフトウェアを指す。ある例において、「モジュール」は、プロセッサ、機能ブロックなどとして配置されたハードウェアユニットであってもよい。これは、ハードウェアとして、専用集積回路、または、一つまたは複数の半導体で構成されるほかのロジックデバイスを実現することを含むことができる。ハードウェアユニットは、材料、または、その中に採用される処理メカニズムによって限定されない。ハードウェアユニットは、以下のコンポーネントを含むことができる:集積回路またはシステムオンチップ、専用集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、複雑なプログラマブルロジックデバイス(CPLD)、及び、ケイ素またはほかのハードウェアデバイスにおけるほかの実現。別の例において、「モジュール」は、プロセッサにおいて実行されるプロセス、プロセッサ、対象、実行可能なファイル、実行のスレッド、プログラム、及び/または、コンピュータであってもよいが、これに限定されない。例を挙げて言えば、コントローラーにおいて実行されるアプリケーションもコントローラーもモジュールであってもよい。一つまたは複数のモジュールは、実行中のプロセス及び/またはスレッドにおいて存在し、かつ、モジュールは、一つのコンピュータに限定され、及び/または二つ以上のコンピュータの間に分布することができる。
【0122】
また、保護請求する主題は、標準的なプログラミング及び/またはエンジニアリング技術を使用して、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェアまたはこれらの任意の組み合わせを生成することにより、開示された主題を実現するようにコンピュータを制御する方法、装置または製造品に実現されてもよい。本文において使用される場合、用語の「製造品」は、任意のコンピュータの可読デバイス、キャリアまたは媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムをカバーする。
【0123】
さらに、本文には、実施例の様々な動作が提供されている。一実施例において、記載された動作のうちの1つまたは複数は、一つまたは複数のコンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されたコンピュータ読み取り可能な指令を構成してもよい。前記コンピュータ読み取り可能な指令は、計算デバイスによって実行される場合において、計算デバイスに前記動作を実行させる。いくつかまたは全部の動作を記載する順序は、これらの動作が必然的に順序に依存することを指すように解釈されるべきではない。本説明のおかげで、当業者は取替可能な順序を意識することができる。さらに、すべての動作が、本文に提供される各実施例において必然的に存在するわけではないことが理解すべきである。
【0124】
「コンピュータ読み取り可能な媒体」とは、情報の持続的な記憶を可能にする非一時の媒体及び/またはデバイス、及び/または、単なる信号伝送、搬送波または信号自体が対比になる有形の記憶装置をいう。よって、コンピュータ読み取り可能な媒体は、非信号伝送媒体を指す。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、ロジック素子/回路またはほかのデータなどの情報を記憶するのに適した方法または技術で実現される揮発性および不揮発性、取り外し可能な、及び、取り外し不可能な媒体及び/または記憶デバイスなどのようなハードウェアを含む。コンピュータ読み取り可能な媒体の例は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリまたはほかのメモリ技術、CD-ROM、デジタル多機能ディスク(DVD)またはほかの光学記憶装置、ハードディスク、カセット、磁気ディスク記憶装置またはほかの磁気記憶装置、または、所望の情報の記憶に適し、かつ、コンピュータによってアクセス可能なほかの記憶装置、有形の媒体または製造品を含むことができるが、これらに限定されない。
【0125】
上記のいかなる実施例の検討は単なる例示であり、本開示の範囲(特許請求の範囲を含む)がこれらの例に限定されることを意味するものではないことを、当業者は理解すべきである。本開示の思想では、上記実施例または異なる実施例における技術的特徴の間の組み合わせも可能であり、ステップは、任意の適当な順序で実現されてもよい。また、上記の本開示の異なる方面の多くのほかの変化が存在する。簡明にするために、それらが詳細に提供されていない。このため、本開示の精神及び原則に基づき行った全ての省略、修正、同一取替、改善などは、本開示の保護範囲に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0126】
302 購読サービス実体
801 確認モジュール
802 取得モジュール
803 送信モジュール
804 作成モジュール
805 受信モジュール
901 購読請求モジュール
902 通知メッセージ処理モジュール