(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-15
(45)【発行日】2024-01-23
(54)【発明の名称】サイドリンクリソースの構成およびスケジューリングのための方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04W 76/14 20180101AFI20240116BHJP
H04L 27/26 20060101ALI20240116BHJP
H04W 72/02 20090101ALI20240116BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20240116BHJP
【FI】
H04W76/14
H04L27/26 110
H04W72/02
H04W92/18
(21)【出願番号】P 2021516912
(86)(22)【出願日】2018-09-28
(86)【国際出願番号】 CN2018108456
(87)【国際公開番号】W WO2020034335
(87)【国際公開日】2020-02-20
【審査請求日】2021-09-24
【審判番号】
【審判請求日】2023-06-02
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ルー, ヨウション
(72)【発明者】
【氏名】シン, ウェイミン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン, ジン
【合議体】
【審判長】齋藤 哲
【審判官】中木 努
【審判官】本郷 彰
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/174761(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0146439(US,A1)
【文献】特表2018-506902(JP,A)
【文献】特開2018-050261(JP,A)
【文献】特開2016-149583(JP,A)
【文献】NEC,TB mapping across aggregated slots,3GPP TSG RAN WG1 Meeting #90 R1-1712996,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90/Docs/R1-1712996.zip>,2017年08月11日アップロード
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の無線通信デバイスによって実行される方法であって、前記方法は、
リソース集約レベルに従って、サイドリンクリソースセット内のサイドリンクリソースユニットを決定すること
を含み、
前記リソース集約レベルは、絶対値を備え、前記絶対値は、2の整数べき乗に基づいて決定され、
前記絶対値は、整数または分数であり、前記絶対値が整数である場合には、前記サイドリンクリソースユニットは、整数個のタイムスロットを備え、前記絶対値が分数である場合には、前記サイドリンクリソースユニットは、単一のタイムスロットの部分を占有し、
前記サイドリンクリソースセット内の前記サイドリンクリソースユニットは、時間ドメイン内の第1の数の第1のリソースユニットと、周波数ドメイン内の第2の数の第2のリソースユニットとを備え、前記時間ドメイン内の前記第1のリソースユニットの前記第1の数は、前記リソース集約レベルに従って決定される、方法。
【請求項2】
前記リソース集約レベルは、前記第1のリソースユニットのうちの1つにおけるシンボル部分の数および前記第1のリソースユニットの第1の数のうちの1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記決定することは、リソース集約レベル値、前記リソース集約レベルの事前構成、リソース集約レベルテーブル、リソース集約レベルフィールド、リソース集約レベルセット、前記サイドリンクリソースセットの第1のニューメロロジと基準ニューメロロジとの間の所定の関係のうちの少なくとも1つに従って、前記リソース集約レベルを決定することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記リソース集約レベル値は、電波リソース制御(RRC)メッセージによって示される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記リソース集約レベルテーブルは、複数のリソース集約インデックスを備え、前記複数のリソース集約インデックスのそれぞれは、複数の絶対値のうちのそれぞれに対応し、前記複数の絶対値のうちのそれぞれは、非負数であり、かつ、整数および分数のうちの1つである、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記複数のリソース集約インデックスのうちの1つは、RRCメッセージ、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージ、サイドリンク制御情報(SCI)メッセージのうちの1つによって示される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記リソース集約レベルフィールドは、前記リソース集約レベルテーブル内のリソース集約インデックス、リソース集約セット内のインデックス、リソース集約レベル値、リソース集約レベルパラメータのうちの1つを備え、前記集約レベルフィールドは、DCIメッセージおよびSCIメッセージのうちの1つの中にある、請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記リソース集約レベルセットは、複数のリソース集約インデックスを備え、前記複数のリソース集約インデックスのそれぞれは、複数の絶対値のうちのそれぞれに対応し、前記複数の絶対値のうちのそれぞれは、非負数であり、かつ、整数および分数のうちの1つである、請求項3に記載の方法。
【請求項9】
前記複数のリソース集約インデックスのうちの1つは、RRCメッセージによって示される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記所定の関係は、無線通信ノードおよび事前構成されたパラメータおよび定義によって構成されるもののうちの1つである、請求項3に記載の方法。
【請求項11】
前記基準ニューメロロジは、無線通信ノードおよび事前構成されたパラメータおよび定義によって構成されるもののうちの1つである、請求項3に記載の方法。
【請求項12】
前記サイドリンクリソースユニットは、前記時間ドメイン内の前記サイドリンクリソースユニットの開始位置に従ってさらに決定され、前記時間ドメイン内の前記サイドリンクリソースユニットの開始位置は、タイムスロット内の開始シンボルおよびサイドリンク通信のための開始タイムスロットのうちの少なくとも1つを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記時間ドメイン内の前記サイドリンクリソースユニットの開始位置は、半持続的構成および動的インジケーションのうちの1つによって示される、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記時間ドメイン内の前記第1のリソースユニットのそれぞれは、タイムスロットおよびシンボルのうちの1つであり、前記周波数ドメイン内の前記第2のリソースユニットのそれぞれは、リソースブロック(RB)である、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記決定することは、前記サイドリンクリソースユニット内の少なくとも1つの対応するシンボルに関する少なくとも1つのシンボルタイプを決定することをさらに含み、前記少なくとも1つのシンボルタイプのそれぞれは、サイドリンクチャネルリソースシンボル、基準信号(RS)シンボル、ガード周期(GP)シンボル、サイドリンク同期信号(SS)シンボルのうちの1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記サイドリンクリソースユニット内の前記少なくとも1つの対応するシンボルに関する前記少なくとも1つのシンボルタイプは、DCIメッセージ、SCIメッセージ、構成信号、事前構成、定義のうちの1つによって示される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
無線通信ノードによって実行される方法であって、前記方法は、
サイドリンクリソースセット内のサイドリンクリソースユニットの構成情報を第1の無線通信デバイスに伝送すること
を含み、
前記サイドリンクリソースユニットの構成情報は、リソース集約レベルを備え、前記リソース集約レベルは、絶対値を備え、前記絶対値は、2の整数べき乗に基づいて決定され、
前記絶対値は、整数または分数であり、前記絶対値が整数である場合には、前記サイドリンクリソースユニットは、整数個のタイムスロットを備え、前記絶対値が分数である場合には、前記サイドリンクリソースユニットは、単一のタイムスロットの部分を占有し、
前記構成情報は、サイドリンク通信のための前記サイドリンクリソースユニットを決定するために、前記第1の無線通信デバイスによって使用され、前記サイドリンクリソースセット内の前記サイドリンクリソースユニットは、時間ドメイン内の第1の数の第1のリソースユニットと、周波数ドメイン内の第2の数の第2のリソースユニットとを備え、前記時間ドメイン内の前記第1のリソースユニットの前記第1の数は、前記リソース集約レベルに従って決定される、方法。
【請求項18】
前記リソース集約レベルは、前記第1のリソースユニットのうちの1つにおけるシンボル部分の数および前記第1のリソースユニットの第1の数のうちの1つである、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記リソース集約レベルは、リソース集約レベル値、前記リソース集約レベルの事前構成、リソース集約レベルテーブル、リソース集約レベルフィールド、リソース集約レベルセット、前記サイドリンクリソースセットの第1のニューメロロジと基準ニューメロロジとの間の所定の関係のうちの少なくとも1つに従って決定される、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記リソース集約レベル値は、電波リソース制御(RRC)メッセージによって示される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記リソース集約レベルテーブルは、複数のリソース集約インデックスを備え、前記複数のリソース集約インデックスのそれぞれは、複数の絶対値のうちのそれぞれに対応し、前記複数の絶対値のうちのそれぞれは、非負数であり、かつ、整数および分数のうちの1つである、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記複数のリソース集約インデックスのうちの1つは、RRCメッセージ、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージ、サイドリンク制御情報(SCI)メッセージのうちの1つによって示される、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記リソース集約レベルフィールドは、前記リソース集約レベルテーブル内のリソース集約インデックス、リソース集約セット内のインデックス、リソース集約レベル値、リソース集約レベルパラメータのうちの1つを備え、前記集約レベルフィールドは、DCIメッセージおよびSCIメッセージのうちの1つの中にある、請求項19に記載の方法。
【請求項24】
前記リソース集約レベルセットは、複数のリソース集約インデックスを備え、前記複数のリソース集約インデックスのそれぞれは、複数の絶対値のうちのそれぞれに対応し、前記複数の絶対値のうちのそれぞれは、非負数であり、かつ、整数および分数のうちの1つである、請求項19に記載の方法。
【請求項25】
前記複数のリソース集約インデックスのうちの1つは、RRCメッセージによって示される、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記所定の関係は、前記無線通信ノードおよび事前構成されたパラメータおよび定義によって構成されるもののうちの1つである、請求項19に記載の方法。
【請求項27】
前記基準ニューメロロジは、無線通信ノードおよび事前構成されたパラメータおよび定義によって構成されるもののうちの1つである、請求項19に記載の方法。
【請求項28】
前記サイドリンクリソースユニットは、前記時間ドメイン内の前記サイドリンクリソースユニットの開始位置に従ってさらに決定され、前記時間ドメイン内の前記サイドリンクリソースユニットの開始位置は、タイムスロット内の開始シンボルおよびサイドリンク通信のための開始タイムスロットのうちの少なくとも1つを備える、請求項19に記載の方法。
【請求項29】
前記時間ドメイン内の前記サイドリンクリソースユニットの開始位置は、半持続的構成および動的インジケーションのうちの1つによって示される、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記時間ドメイン内の前記第1のリソースユニットのそれぞれは、タイムスロットおよびシンボルのうちの1つであり、前記周波数ドメイン内の前記第2のリソースユニットのそれぞれは、リソースブロック(RB)である、請求項17に記載の方法。
【請求項31】
前記構成情報は、前記サイドリンクリソースユニット内の少なくとも1つの対応するシンボルに関する少なくとも1つのシンボルタイプをさらに備え、前記少なくとも1つのシンボルタイプのそれぞれは、サイドリンクチャネルリソースシンボル、基準信号(RS)シンボル、ガード周期(GP)シンボル、サイドリンク同期信号(SS)シンボルのうちの1つである、請求項17に記載の方法。
【請求項32】
前記サイドリンクリソースユニット内の前記少なくとも1つの対応するシンボルに関する前記少なくとも1つのシンボルタイプは、DCIメッセージおよびSCIメッセージのうちの1つによって示される、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
コンピューティングデバイスであって、前記コンピューティングデバイスは、少なくとも1つのプロセッサと、前記プロセッサに結合されているメモリとを備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、請求項1~16のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成されている、コンピューティングデバイス。
【請求項34】
コンピュータ実行可能な命令が記憶されている非一過性のコンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記コンピュータ実行可能な命令は、請求項1~16のいずれか1項に記載の方法を実行するためのものである、非一過性のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項35】
コンピューティングデバイスであって、前記コンピューティングデバイスは、少なくとも1つのプロセッサと、前記プロセッサに結合されているメモリとを備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、請求項17~32のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成されている、コンピューティングデバイス。
【請求項36】
コンピュータ実行可能な命令が記憶されている非一過性のコンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記コンピュータ実行可能な命令は、請求項17~32のいずれか1項に記載の方法を実行するためのものである、非一過性のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、無線通信に関し、より具体的には、無線通信ネットワークにおけるサイドリンク通信に関するサイドリンクリソースの構成およびスケジューリングのための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
サイドリンク(SL)通信は、2つ以上のユーザ機器デバイス(以降、「UE」)の間の直接の無線電波通信である。本タイプの通信では、相互に地理的に近接する2つ以上のUEは、基地局(BS)、例えば、ロングタームエボリューション(LTE)システムにおけるeNBまたは新規無線におけるgNB、またはコアネットワークを経由することなく、直接通信することができる。サイドリンク通信におけるデータ伝送は、したがって、UEがBSにデータを伝送する(すなわち、アップリンク伝送)、またはBSからデータを受信する(すなわち、ダウンリンク伝送)、典型的なセルラーネットワーク通信と異なる。サイドリンク通信では、データは、ソースUEから標的UEに、統合エアインターフェース、例えば、PC5インターフェースを通して直接伝送される。サイドリンク通信は、いくつかの利点、例えば、コアネットワーク上のデータ伝送負荷、システムリソース消費、伝送電力消費、およびネットワーク動作費用の低減、無線スペクトルリソースの節約、およびセルラー無線通信システムのスペクトル効率の向上を提供することができる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本明細書に開示される例示的実施形態は、従来技術に提示される1つ以上の問題に関連する問題を解決し、および付随の図面と併せて想定されるときに以下の詳細な説明を参照することによって容易に明白となるであろう、付加的特徴を提供することを対象とする。いくつかの実施形態によると、例示的システム、方法、およびコンピュータプログラム製品が、本明細書に開示される。しかしながら、これらの実施形態は、限定ではなく、実施例として提示されることが理解され、開示される実施形態の種々の修正が、本発明の範囲内に留まりながら行われ得ることが、本開示を熟読する当業者に明白となるであろう。
【0004】
5G無線通信システムでは、時間および周波数ドメイン内のより微細かつより柔軟な構成を伴うリソース粒度が、利用される。故に、柔軟なリソーススケジューリングインジケーション方法が、開発される。柔軟なリソース粒度に基づいて、対応するサイドリンクチャネルリソースの定義および管理が、サイドリンク通信のために提案される。さらに、現在のサイドリンクチャネルリソーススキームは、5G無線通信システムにおけるそのような柔軟なリソース構成およびスケジューリング方法に直接適用されることができない。したがって、本開示におけるサイドリンクチャネルリソースユニットの構成のための方法および装置は、リソースの効果的な利用を達成し、リソース配分柔軟性を改良し、シグナリングオーバーヘッドおよび処理複雑性を低減させること等ができる。本明細書に使用されるように、「サイドリンクチャネルリソースユニット」は、個別のサイドリンクチャネル上でサイドリンク通信が実施され得る、時間および周波数ドメイン内のリソースセットを指す。
【0005】
一実施形態では、第1の無線通信デバイスによって実施される方法は、リソース集約レベルに従って、サイドリンクリソースセット内のサイドリンクリソースユニットを決定するステップを含み、サイドリンクリソースセット内のサイドリンクリソースユニットは、時間ドメイン内の第1の数の第1のリソースユニットと、周波数ドメイン内の第2の数の第2のリソースユニットとを備え、時間ドメイン内の第1のリソースユニットの第1の数は、リソース集約レベルに従って決定される。
【0006】
別の実施形態では、無線通信ノードによって実施される方法は、サイドリンクリソースセット内のサイドリンクリソースユニットの構成情報を第1の無線通信デバイスに伝送するステップを含み、サイドリンクリソースユニットの構成情報は、リソース集約レベルを備え、構成情報は、サイドリンク通信のためのサイドリンクリソースユニットを決定するために、第1の無線通信デバイスによって使用され、サイドリンクリソースセット内のサイドリンクリソースユニットは、時間ドメイン内の第1の数の第1のリソースユニットと、周波数ドメイン内の第2の数の第2のリソースユニットとを備え、時間ドメイン内の第1のリソースユニットの第1の数は、リソース集約レベルに従って決定される。
【0007】
また、別の実施形態では、コンピューティングデバイスが、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサに結合される、メモリとを備え、少なくとも1つのプロセッサは、本方法を実行するように構成される。
【0008】
また、別の実施形態では、非一過性コンピュータ可読媒体が、その上に記憶される、本方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を有する。
例えば、本願は以下の項目を提供する。
(項目1)
第1の無線通信デバイスによって実施される方法であって、
リソース集約レベルに従って、サイドリンクリソースセット内のサイドリンクリソースユニットを決定すること
を含み、
前記サイドリンクリソースセット内の前記サイドリンクリソースユニットは、時間ドメイン内の第1の数の第1のリソースユニットと、周波数ドメイン内の第2の数の第2のリソースユニットとを備え、前記時間ドメイン内の前記第1のリソースユニットの第1の数は、前記リソース集約レベルに従って決定される、方法。
(項目2)
前記リソース集約レベルは、前記第1のリソースユニットのうちの1つにおけるシンボル部分の数および前記第1のリソースユニットの第1の数のうちの1つである、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記決定することはさらに、リソース集約レベル値、前記リソース集約レベルの事前構成、リソース集約レベルテーブル、リソース集約レベルフィールド、リソース集約レベルセット、および前記サイドリンクリソースセットの第1のニューメロロジと基準ニューメロロジとの間の所定の関係のうちの少なくとも1つに従って、前記リソース集約レベルを決定することを含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記リソース集約レベル値は、電波リソース制御(RRC)メッセージによって示される、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記リソース集約レベルテーブルは、複数のリソース集約インデックスを備え、前記複数のリソース集約インデックスは、それぞれがリソース集約レベル(C)に対応し、Cは、非負数であり、整数および分数のうちの1つである、項目3に記載の方法。
(項目6)
前記複数のリソース集約インデックスのうちの1つは、RRCメッセージ、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージ、およびサイドリンク制御情報(SCI)メッセージのうちの1つによって示される、項目5に記載の方法。
(項目7)
前記リソース集約レベルフィールドは、前記リソース集約レベルテーブル内のリソース集約インデックス、リソース集約セット内のインデックス、リソース集約レベル値、およびリソース集約レベルパラメータのうちの1つを備え、前記集約レベルフィールドは、DCIメッセージおよびSCIメッセージのうちの1つの中にある、項目3に記載の方法。
(項目8)
前記リソース集約レベルセットは、複数のリソース集約インデックスを備え、前記複数のリソース集約インデックスは、それぞれがリソース集約レベル(C)に対応し、Cは、非負数であり、整数および分数のうちの1つである、項目3に記載の方法。
(項目9)
前記複数のリソース集約インデックスのうちの1つは、RRCメッセージによって示される、項目8に記載の方法。
(項目10)
前記所定の関係は、無線通信ノード、事前構成されたパラメータ、および定義によって構成されるもののうちの1つである、項目3に記載の方法。
(項目11)
前記基準ニューメロロジは、無線通信ノード、事前構成されたパラメータ、および定義によって構成されるもののうちの1つである、項目3に記載の方法。
(項目12)
前記サイドリンクリソースユニットはさらに、前記時間ドメイン内の前記サイドリンクリソースユニットの開始位置に従って決定され、前記時間ドメイン内の前記サイドリンクリソースユニットの開始位置は、タイムスロット内の開始シンボルおよびサイドリンク通信のための開始タイムスロットのうちの少なくとも1つを備える、項目1に記載の方法。
(項目13)
前記時間ドメイン内の前記サイドリンクリソースユニットの開始位置は、半持続的構成および動的インジケーションのうちの1つによって示される、項目12に記載の方法。
(項目14)
前記時間ドメイン内の前記第1のリソースユニットは、それぞれ、タイムスロットおよびシンボルのうちの1つであり、前記周波数ドメイン内の前記第2のリソースユニットは、それぞれ、リソースブロック(RB)である、項目1に記載の方法。
(項目15)
前記決定することはさらに、前記サイドリンクリソースユニット内の少なくとも1つの対応するシンボルに関する少なくとも1つのシンボルタイプを決定することを含み、前記少なくとも1つのシンボルタイプは、それぞれ、サイドリンクチャネルリソースシンボル、基準信号(RS)シンボル、ガード周期(GP)シンボル、およびサイドリンク同期信号(SS)シンボルのうちの1つである、項目1に記載の方法。
(項目16)
前記サイドリンクリソースユニット内の前記少なくとも1つの対応するシンボルに関する前記少なくとも1つのシンボルタイプは、DCIメッセージ、SCIメッセージ、構成信号、事前構成、および定義のうちの1つによって示される、項目15に記載の方法。
(項目17)
無線通信ノードによって実施される方法であって、
サイドリンクリソースセット内のサイドリンクリソースユニットの構成情報を第1の無線通信デバイスに伝送すること
を含み、
前記サイドリンクリソースユニットの構成情報は、リソース集約レベルを備え、前記構成情報は、サイドリンク通信のための前記サイドリンクリソースユニットを決定するために、前記第1の無線通信デバイスによって使用され、前記サイドリンクリソースセット内の前記サイドリンクリソースユニットは、時間ドメイン内の第1の数の第1のリソースユニットと、周波数ドメイン内の第2の数の第2のリソースユニットとを備え、前記時間ドメイン内の前記第1のリソースユニットの第1の数は、前記リソース集約レベルに従って決定される、方法。
(項目18)
前記リソース集約レベルは、前記第1のリソースユニットのうちの1つにおけるシンボル部分の数および前記第1のリソースユニットの第1の数のうちの1つである、項目17に記載の方法。
(項目19)
前記リソース集約レベルは、リソース集約レベル値、前記リソース集約レベルの事前構成、リソース集約レベルテーブル、リソース集約レベルフィールド、リソース集約レベルセット、および前記サイドリンクリソースセットの第1のニューメロロジと基準ニューメロロジとの間の所定の関係のうちの少なくとも1つに従って決定される、項目17に記載の方法。
(項目20)
前記リソース集約レベル値は、電波リソース制御(RRC)メッセージによって示される、項目19に記載の方法。
(項目21)
前記リソース集約レベルテーブルは、複数のリソース集約インデックスを備え、前記複数のリソース集約インデックスは、それぞれ、リソース集約レベル(C)に対応し、Cは、非負数であり、整数および分数のうちの1つである、項目19に記載の方法。
(項目22)
前記複数のリソース集約インデックスのうちの1つは、RRCメッセージ、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージ、およびサイドリンク制御情報(SCI)メッセージのうちの1つによって示される、項目21に記載の方法。
(項目23)
前記リソース集約レベルフィールドは、前記リソース集約レベルテーブル内のリソース集約インデックス、リソース集約セット内のインデックス、リソース集約レベル値、およびリソース集約レベルパラメータのうちの1つを備え、前記集約レベルフィールドは、DCIメッセージおよびSCIメッセージのうちの1つの中にある、項目19に記載の方法。
(項目24)
前記リソース集約レベルセットは、複数のリソース集約インデックスを備え、前記複数のリソース集約インデックスは、それぞれ、リソース集約レベル(C)に対応し、Cは、非負数であり、整数および分数のうちの1つである、項目19に記載の方法。
(項目25)
前記複数のリソース集約インデックスのうちの1つは、RRCメッセージによって示される、項目24に記載の方法。
(項目26)
前記所定の関係は、前記無線通信ノード、事前構成されたパラメータ、および定義によって構成されるもののうちの1つである、項目19に記載の方法。
(項目27)
前記基準ニューメロロジは、無線通信ノード、事前構成されたパラメータ、および定義によって構成されるもののうちの1つである、項目19に記載の方法。
(項目28)
前記サイドリンクリソースユニットはさらに、前記時間ドメイン内の前記サイドリンクリソースユニットの開始位置に従って決定され、前記時間ドメイン内の前記サイドリンクリソースユニットの開始位置は、タイムスロット内の開始シンボルおよびサイドリンク通信のための開始タイムスロットのうちの少なくとも1つを備える、項目19に記載の方法。
(項目29)
前記時間ドメイン内の前記サイドリンクリソースユニットの開始位置は、半持続的構成および動的インジケーションのうちの1つによって示される、項目28に記載の方法。
(項目30)
前記時間ドメイン内の前記第1のリソースユニットは、それぞれ、タイムスロットおよびシンボルのうちの1つであり、前記周波数ドメイン内の前記第2のリソースユニットは、それぞれ、リソースブロック(RB)である、項目17に記載の方法。
(項目31)
前記構成情報はさらに、前記サイドリンクリソースユニット内の少なくとも1つの対応するシンボルに関する少なくとも1つのシンボルタイプを備え、前記少なくとも1つのシンボルタイプは、それぞれ、サイドリンクチャネルリソースシンボル、基準信号(RS)シンボル、ガード周期(GP)シンボル、およびサイドリンク同期信号(SS)シンボルのうちの1つである、項目17に記載の方法。
(項目32)
前記サイドリンクリソースユニット内の前記少なくとも1つの対応するシンボルに関する前記少なくとも1つのシンボルタイプは、DCIメッセージおよびSCIメッセージのうちの1つによって示される、項目31に記載の方法。
(項目33)
コンピューティングデバイスであって、前記コンピューティングデバイスは、少なくとも1つのプロセッサと、前記プロセッサに結合されるメモリとを備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、項目1-32のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成される、コンピューティングデバイス。
(項目34)
非一過性コンピュータ可読媒体であって、前記非一過性コンピュータ可読媒体は、その上に記憶される項目1-32のいずれか1項に記載の方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を有する、非一過性コンピュータ可読媒体。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の側面は、付随の図とともに熟読されるとき、以下の詳細な説明から最も深く理解される。種々の特徴は、必ずしも縮尺通りに描かれないことに留意されたい。実際には、種々の特徴の寸法および幾何学形状は、議論の明確化のために、恣意的に拡大または縮小され得る。
【0010】
【
図1A】
図1Aは、本開示のいくつかの実施形態による、BSからの距離の関数として達成可能な変調を図示する、例示的無線通信ネットワークを図示する。
【0011】
【
図1B】
図1Bは、本開示のいくつかの実施形態による、スロット構造情報インジケーションに関する例示的無線通信システムのブロック図を図示する。
【0012】
【
図2】
図2は、本開示のいくつかの実施形態による、サイドリンク通信に関するサイドリンクリソースユニットを構成するための方法を図示する。
【0013】
【
図3】
図3は、本開示のいくつかの実施形態による、リソース集約レベルのパラメータ(N)とインデックス(I)との間のマッピング関係を示す、表を図示する。
【0014】
【
図4】
図4は、本開示のいくつかの実施形態による、リソース集約レベルの絶対値(C)とインデックス(I)との間のマッピング関係を示す、表を図示する。
【0015】
【
図5】
図5は、本開示のいくつかの実施形態による、複数のサイドリンクリソースユニットを伴う電波フレーム構造の概略図を図示する。
【0016】
【
図6】
図6は、本開示のいくつかの実施形態による、複数のサイドリンクリソースユニットを伴う電波フレーム構造の概略図を図示する。
【0017】
【
図7】
図7は、本開示のいくつかの実施形態による、複数のサイドリンクリソースユニットを伴う電波フレーム構造の概略図を図示する。
【0018】
【
図8】
図8は、本開示のいくつかの実施形態による、複数のサイドリンクリソースユニットを伴う電波フレーム構造の概略図を図示する。
【0019】
【
図9】
図9は、本開示のいくつかの実施形態による、複数のサイドリンクリソースユニットを伴う電波フレーム構造の概略図を図示する。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の種々の例示的実施形態は、当業者が本発明を作製および使用することを可能にするために、付随の図を参照して下記に説明される。当業者に明白であろうように、本開示を熟読後、本明細書に説明される実施例の種々の変更または修正が、本発明の範囲から逸脱することなく、行われることができる。したがって、本発明は、本明細書に説明または例証される例示的実施形態および用途に限定されない。加えて、本明細書に開示される方法におけるステップの具体的順序または階層は、単に、例示的アプローチである。設計選好に基づいて、開示される方法またはプロセスのステップの具体的順序または階層は、本発明の範囲内に留まりながら、再配列されることができる。したがって、当業者は、本明細書に開示される方法および技法が、種々のステップまたは行為をサンプル順序において提示し、本発明が、明確に別様に記載されない限り、提示される具体的順序または階層に限定されないことを理解するであろう。
【0021】
本発明の実施形態は、付随の図面を参照して詳細に説明される。同一または類似するコンポーネントは、同一または類似する参照番号によって指定され得るが、それらは、異なる図面に図示される。当技術分野において周知の構造またはプロセスの詳細な説明は、本発明の主題を不明瞭にすることを回避するために省略され得る。さらに、用語は、本発明の実施形態におけるその機能性を考慮して定義され、ユーザまたはオペレータの意図、用途等に従って変動し得る。したがって、定義は、本明細書の全体的内容に基づいて行われるべきである。
【0022】
図1Aは、本開示のいくつかの実施形態による、例示的無線通信ネットワーク100を図示する。無線通信システムでは、ネットワーク側無線通信ノードは、Node B、E-utran Node B(進化型Node B、eNodeB、またはeNBとしても公知である)、新規無線(NR)技術におけるgNodeB(gNBとしても公知である)、ピコ局、フェムト局、または同等物であり得る。いくつかの実施形態では、ネットワーク側無線通信ノードはまた、リレーノード(RN)、マルチセル協調エンティティ(MCE)、ゲートウェイ(GW)、サイドリンク管理/制御ノード、モビリティ管理エンティティ(MME)、EUTRAN運用/管理/保守(OAM)デバイスを備えることができる。端末側無線通信デバイスは、モバイル電話、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレット、ラップトップコンピュータのような長距離通信システム、または、例えば、ウェアラブルデバイス、車載通信システムを伴う車両、および同等物等の短距離通信システムであり得る。ネットワーク側無線通信ノードは、以降、全ての実施形態において、基地局(BS)102によって表され、概して、「無線通信ノード」と称される。端末側通信デバイスは、以降、全ての実施形態において、ユーザ機器(UE)104によって表され、概して、「無線通信デバイス」と称される。そのような通信ノードおよびデバイスは、本発明の種々の実施形態による、無線および/または有線通信が可能であってもよい。全ての実施形態は、単に、好ましい実施例であり、本開示を限定することを意図していないことに留意されたい。故に、本システムは、本開示の範囲内に留まりながら、UEおよびBSの任意の所望の組み合わせを含み得ることを理解されたい。
【0023】
図1Aを参照すると、無線通信ネットワーク100は、BS102Aと、第1のUE104-1と、第2のUE104-2とを含む。第1のUE104-1は、BS102によって網羅される第1のセル101内を移動する、車両である。いくつかの実施形態では、UE104-1は、BS102との直接通信チャネル103を有する。第2のUE104-2もまた、BS102によって網羅されるセル101のカバレッジ外を移動する、車両であり得、BS102Aとの直接通信チャネルを有していない。UE104-2は、BS102との直接通信チャネルを有していないが、これは、異なるBS102(図示せず)との直接通信チャネルを形成してもよく、これはまた、その近隣UE、例えば、サイドリンク(SL)通信グループ112内のUE104-1との直接通信チャネル105を形成することができる。UE104とBS102との間の直接通信チャネルは、UMTS(ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)エアインターフェースとしても公知である、Uuインターフェース等のインターフェースを通したものであり得る。UE104の間の直接通信チャネル105は、車車間・路車間(V2X)および車両間(V2V)通信等の高移動速度および高密度用途に対処するために導入される、PC5インターフェースを通したものであり得る。BS102は、外部インターフェース107、例えば、BS102のタイプによる、Iuインターフェース、NGインターフェース、およびS1インターフェースを通して、コアネットワーク(CN)108に接続される。
【0024】
第1のUE104-1は、その同期基準を取得する。BS102は、共通時間NTP(ネットワーク時間プロトコル)サーバまたはRNC(無線周波数シミュレーションシステムネットワークコントローラ)サーバ等のインターネット時間サービスを通して、CN108からその独自の同期基準を取得する。これは、ネットワークベースの同期として公知である。代替として、BS102はまた、特に、空への直接通視線を有するラージセル内の大規模BSに関して、衛星信号106を通して、全地球的航法衛星システム(GNSS)109から同期基準を取得することができ、これは、衛星ベースの同期として公知である。衛星ベースの同期の主要な利点は、局が最小数のGPS(全地球測位システム)衛星にロックされたままである限り、信頼性がある同期信号を提供する、完全独立性である。各GPS衛星は、GPS信号に対する非常に精密な時間データに寄与する、複数の原子時計を含有する。BS102上のGPS受信機は、これらの信号をデコーディングし、対応するBS102を原子時計に効果的に同期させる。これは、対応するBS102が、原子時計を所有および動作させる費用を伴わずに、1,000億の1秒(すなわち、100ナノ秒)以内に時間を決定することを可能にする。第1のUE104-1はまた、BS102からサイドリンク信号を受信する、および/またはそれにサイドリンク信号を伝送するために、時間および周波数ドメイン内のリソースを直接取得することができる。
【0025】
同様に、第2のUE104-2は、サイドリンク通信に関する時間および周波数ドメイン内の同期基準およびリソースを対応するBS102(図示せず)から取得することができ、これは、上記に詳細に議論されるように、CN108から、またはGNSS109から、その独自の同期基準をさらに取得する。第2のUE104-2はまた、サイドリンク通信において、第1のUE104-1を通して同期基準を取得することができ、第1のUE104-1の同期基準は、上記に説明されるように、ネットワークベースまたは衛星ベースのいずれかであり得る。同様に、第2のUE104-2はまた、BS102からサイドリンク信号を受信する、および/またはそれにサイドリンク信号を伝送するために、時間および周波数ドメイン内のリソースを直接取得することができる。
【0026】
図1Bは、本開示のいくつかの実施形態による、ダウンリンク、アップリンク、およびサイドリンク通信信号を伝送および受信するための例示的無線通信システム150のブロック図を図示する。システム150は、本明細書に詳細に説明される必要がない、公知または従来の動作特徴をサポートするように構成される、コンポーネントおよび要素を含んでもよい。一例示的実施形態では、システム150は、上記に説明されるように、
図1Aの無線通信ネットワーク100等の無線通信環境内でデータシンボルを伝送および受信するために使用されることができる。
【0027】
システム150は、概して、容易な議論のために、下記では、集合的に、BS102およびUE104と称される、BS102、第1のUE104-1、および第2のUE104-2を含む。BS102は、それぞれ、BS送受信機モジュール152と、BSアンテナアレイ154と、BSメモリモジュール156と、BSプロセッサモジュール158と、ネットワークインターフェース160とを含み、各モジュールは、必要に応じて、データ通信バス180を介して、相互に結合および相互接続される。UE104は、UE送受信機モジュール162と、UEアンテナ164と、UEメモリモジュール166と、UEプロセッサモジュール168と、I/Oインターフェース169とを含み、各モジュールは、必要に応じて、データ通信バス190を介して、相互に結合および相互接続される。BS102は、本明細書に説明されるようなデータの伝送のために好適な当技術分野において公知の任意の無線チャネルまたは他の媒体であり得る、通信チャネル192を介して、UE104と通信する。
【0028】
当業者によって理解されるであろうように、システム150はさらに、
図1Bに示されるモジュール以外の任意の数のモジュールを含んでもよい。当業者は、本明細書に開示される実施形態に関連して説明される、種々の例証的ブロック、モジュール、回路、および処理論理が、ハードウェア、コンピュータ可読ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の実践的組み合わせにおいて実装され得ることを理解するであろう。ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアの本可換性および互換性を明確に例証するために、種々の例証的コンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、概して、その機能性の観点から説明される。そのような機能性が、ハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとして実装されるかどうかは、特定の用途および全体的システム上に課される設計制約に依存する。本明細書に説明される概念を熟知する当業者は、特定の用途毎に好適な様式でそのような機能性を実装してもよいが、そのような実装決定は、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
【0029】
UE104の伝送側アンテナからBS102の受信側アンテナへの無線伝送は、アップリンク伝送として公知であり、BS102の伝送側アンテナからUE104の受信側アンテナへの無線伝送は、ダウンリンク伝送として公知である。いくつかの実施形態によると、UE送受信機162は、本明細書では、「アップリンク」送受信機162と称され得、それぞれ、UEアンテナ164に結合される、RF送信機および受信機回路を含む。デュプレックススイッチ(図示せず)が、代替として、時間デュプレックス方式において、アップリンク送信機または受信機をアップリンクアンテナに結合してもよい。同様に、いくつかの実施形態によると、BS送受信機152は、本明細書では、「ダウンリンク」送受信機152と称され得、それぞれ、アンテナアレイ154に結合される、RF送信機および受信機回路を含む。ダウンリンクデュプレックススイッチが、代替として、時間デュプレックス方式において、ダウンリンク送信機または受信機をダウンリンクアンテナアレイ154に結合してもよい。2つの送受信機152および162の動作は、アップリンク受信機が、無線通信チャネル192を経由した伝送の受信のために、アップリンクUEアンテナ164に結合され、同時に、ダウンリンク送信機が、ダウンリンクアンテナアレイ154に結合されるように、時間的に協調される。UE送受信機162は、UEアンテナ164を通して、無線通信チャネル192を介してBS102と、または無線通信チャネル193を介して他のUEと通信する。無線通信チャネル193は、本明細書に説明されるようなデータのサイドリンク伝送のために好適な当技術分野において公知の任意の無線チャネルまたは他の媒体であり得る。
【0030】
UE送受信機162およびBS送受信機152は、無線データ通信チャネル192を介して通信し、特定の無線通信プロトコルおよび変調スキームをサポートし得る、好適に構成されたRFアンテナ配列154/164と協働するように構成される。いくつかの例示的実施形態では、UE送受信機162およびBS送受信機152は、ロングタームエボリューション(LTE)および新たに出現した5G規格(例えば、NR)および同等物等の産業規格をサポートするように構成される。しかしながら、本発明は、必ずしも、用途において、特定の規格および関連付けられるプロトコルに限定されるわけではないことを理解されたい。むしろ、UE送受信機162およびBS送受信機152は、将来的規格またはその変形例を含む、代替または付加的無線データ通信プロトコルをサポートするように構成されてもよい。
【0031】
プロセッサモジュール158および168は、本明細書に説明される機能を実施するように設計される、汎用プロセッサ、コンテンツアドレス指定可能なメモリ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、任意の好適なプログラマブル論理デバイス、離散ゲートまたはトランジスタ論理、離散ハードウェアコンポーネント、またはそれらの任意の組み合わせを用いて実装または実現されてもよい。このように、プロセッサは、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、状態マシン、または同等物として実現されてもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、デジタル信号プロセッサおよびマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサコアと併せた1つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成の組み合わせとして実装されてもよい。
【0032】
さらに、本明細書に開示される実施形態に関連して説明される方法またはアルゴリズムのステップは、直接、それぞれ、プロセッサモジュール158および168によって実行される、ハードウェアにおいて、ファームウェアにおいて、ソフトウェアモジュールにおいて、またはそれらの任意の実践的組み合わせにおいて具現化されてもよい。メモリモジュール156および166は、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野において公知の任意の他の形態の記憶媒体として実現されてもよい。この点で、メモリモジュール156および166は、プロセッサモジュール158および168が、それぞれ、メモリモジュール156および166から情報を読み取り、情報をそれに書き込み得るように、それぞれ、プロセッサモジュール158および168に結合されてもよい。メモリモジュール156および166はまた、その個別のプロセッサモジュール158および168の中に統合されてもよい。いくつかの実施形態では、メモリモジュール156および166はそれぞれ、それぞれ、プロセッサモジュール158および168によって実行されるべき命令の実行の間、一時的変数または他の中間情報を記憶するためのキャッシュメモリを含んでもよい。メモリモジュール156および166はまたそれぞれ、それぞれ、プロセッサモジュール158および168によって実行されるべき命令を記憶するための不揮発性メモリを含んでもよい。
【0033】
ネットワークインターフェース160は、概して、BS送受信機152と、BS102と通信するように構成される、他のネットワークコンポーネントおよび通信ノードとの間の双方向通信を可能にする、BS102のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、処理論理、および/または他のコンポーネントを表す。例えば、ネットワークインターフェース160は、インターネットまたはWiMAXトラフィックをサポートするように構成されてもよい。典型的な展開では、限定ではないが、ネットワークインターフェース160は、BS送受信機152が、従来のイーサネット(登録商標)ベースのコンピュータネットワークと通信し得るように、802.3 イーサネット(登録商標)インターフェースを提供する。このように、ネットワークインターフェース160は、コンピュータネットワーク(例えば、移動交換局(MSC))への接続のために、物理的インターフェースを含んでもよい。規定された動作または機能に関して本明細書に使用されるような用語「~のために構成される(configured for)」または「~するように構成される(configured to)」は、規定された動作または機能を実施するように物理的に構築、プログラム、フォーマット、および/または配列される、デバイス、コンポーネント、回路、構造、機械、信号等を指す。ネットワークインターフェース160は、BS102が、有線または無線接続を経由して、他のBSまたはコアネットワークと通信することを可能にし得る。
【0034】
再び
図1Aを参照すると、上記に言及されるように、BS102は、UE104が、BS102が位置する、セル(例えば、BS102のための101)内のネットワークにアクセスし、一般に、セル内で適切に動作することを可能にするように、BS102と関連付けられるシステム情報を1つ以上のUE(例えば、104)に繰り返しブロードキャストする。例えば、ダウンリンクおよびアップリンクセル帯域幅、ダウンリンクおよびアップリンク構成、ランダムアクセスのための構成等の複数の情報が、システム情報内に含まれることができ、これは、下記にさらに詳細に議論されるであろう。典型的には、BS102は、いくつかの主要なシステム情報、例えば、セル101の構成を搬送する第1の信号を、PBCH(物理ブロードキャストチャネル)を通してブロードキャストする。例証の明確化の目的のために、そのようなブロードキャストされる第1の信号は、本明細書では、「第1のブロードキャスト信号」と称される。BS102は、続けて、本明細書では、「第2のブロードキャスト信号」、「第3のブロードキャスト信号」等と称される、ある他のシステム情報を搬送する1つ以上の信号を個別のチャネル(例えば、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH))を通してブロードキャストし得ることに留意されたい。
【0035】
再び
図1Bを参照すると、いくつかの実施形態では、第1のブロードキャスト信号によって搬送される主要なシステム情報は、BS102によって、シンボルフォーマットにおいて、通信チャネル192(例えば、PBCH)を介して伝送されてもよい。いくつかの実施形態によると、オリジナル形態の主要なシステム情報は、デジタルビットの1つ以上のシーケンスとして提示されてもよく、デジタルビットの1つ以上のシーケンスは、複数のステップ(例えば、コーディング、スクランブリング、変調、マッピングステップ等)を通して処理されてもよく、その全ては、BSプロセッサモジュール158によって処理され、第1のブロードキャスト信号になることができる。同様に、UE104が、UE送受信機162を使用して、第1のブロードキャスト信号(シンボルフォーマットにおける)を受信するとき、いくつかの実施形態によると、UEプロセッサモジュール168は、複数のステップ(マッピング解除、復調、デコーディングステップ等)を実施し、例えば、主要なシステム情報のビットのビット場所、ビット数等の主要なシステム情報を推定してもよい。UEプロセッサモジュール168はまた、I/Oインターフェース169に結合され、これは、UE104に、コンピュータ等の他のデバイスに接続する能力を提供する。I/Oインターフェース169は、これらの付属品とUEプロセッサモジュール168との間の通信経路である。
【0036】
いくつかの実施形態では、UE104は、UE104が、BS102と、および他のUEと、例えば、UE104-1と104-2との間で通信するハイブリッド/異種通信ネットワークにおいて動作することができる。下記にさらに詳細に説明されるように、UE104は、他のUEとのサイドリンク通信およびBS102とUE104との間のダウンリンク/アップリンク通信をサポートする。上記に議論されるように、サイドリンク通信は、サイドリンク通信グループ112内のUE104-1および104-2が、BS102がデータをUEの間で中継することを要求することなく、相互に、または異なるセルからの他のUEと直接通信リンクを確立することを可能にする。
【0037】
図2は、本開示のいくつかの実施形態による、サイドリンク通信に関するサイドリンクユニットを構成するための方法200を図示する。付加的動作が、
図2の方法200の前、その間、およびその後に提供され得、いくつかの動作は、省略される、または再順序付けされ得ることを理解されたい。図示される実施形態における通信システムは、BS102と、第1のUE104-1と、第2のUE104-2とを備える。図示される実施形態では、第1のUE104-1は、BS102によって網羅される少なくとも1つのサービングセルのうちの1つの中にあり、すなわち、第1のUE104-1は、BS102と直接接続し、第2のUE104-2は、BS102によって網羅されるサービングセルのうちのいずれの中にもなく、BS102と直接通信することができない。図示される実施形態では、第1のUE104-1および第2のUE104-2は、サイドリンク通信グループ112内にある。
図2に提示される方法200は、例証目的のためのものであり、限定であることを意図していないことに留意されたい。通信システムは、使用され得、本発明の範囲内である、任意の数のBS102およびUE104を含有してもよい。
【0038】
方法200は、いくつかの実施形態による、BS102が、第1のメッセージを第1のUE104-1および第2のUE104-2に伝送する、動作202から開始される。いくつかの実施形態では、第1のメッセージは、サイドリンク通信のためのサイドリンクリソースユニットのリソース集約レベルの構成および/またはインジケーションを備え、サイドリンクリソースユニットのリソース集約レベルは、UE104によるサイドリンク伝送において使用されるサイドリンクリソースユニットにおける時間ドメイン内の第1のリソースユニットの数である。いくつかの実施形態では、サイドリンクリソースユニットは、時間ドメイン内の少なくとも1つの第1のリソースユニットと、周波数ドメイン内の少なくとも1つの第2のリソースユニットとを備える。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの第1のリソースユニットは、それぞれ、以下のもの、すなわち、シンボルおよびタイムスロットのうちの1つである。少なくとも1つの第2のリソースユニットは、それぞれ、以下のもの、すなわち、サブキャリア、キャリア、およびリソースブロック(RB)のうちの1つを備える。いくつかの実施形態では、サイドリンクリソースユニットにおける時間ドメイン内の第1のリソースユニットのニューメロロジは、以下のもの、すなわち、サイドリンク通信のための帯域幅部分(BWP)、サイドリンクリソースプールの構成、サイドリンクリソースセット、および基準ニューメロロジのうちの1つのニューメロロジである。
【0039】
いくつかの実施形態では、第1のリソースユニットが、タイムスロットであるとき、サイドリンクリソースユニットは、サイドリンク伝送において使用され得る時間ドメイン内の複数のタイムスロットを備えてもよい。さらに、サイドリンクリソースユニットにおける複数のタイムスロットは、それぞれ、サイドリンク伝送において使用される少なくとも1つのシンボルを備える。いくつかの実施形態では、複数のタイムスロットは、以下のもの、すなわち、複数の物理タイムスロットおよび複数の論理タイムスロットのうちの1つである。いくつかの実施形態では、サイドリンク通信のための複数の論理タイムスロットは、サイドリンク通信のためのものである時間ドメイン内の複数の物理タイムスロットを備える。電波フレームが、時間ドメイン内の複数の物理タイムスロット(すなわちsi)を備え、iは、非負整数である。例えば、i=1、2、4、6であるとき、物理タイムスロットs1、s2、s4、およびs6は、サイドリンク通信のためのものである。これらの4つの物理タイムスロットは、物理タイムスロットにおけるs1、s2、s4、およびs6に対応する4つの論理タイムスロットs0、s1、s2、およびs3を備える、連続的論理タイムスロットセットを形成するようにともにグループ化されることができる。タイムスロットであるサイドリンクリソースユニットにおける時間ドメイン内の第1のリソースユニットは、本明細書の以降の議論の目的のために使用され、限定であることを意図していない。
【0040】
いくつかの実施形態では、第1のメッセージは、以下のもの、すなわち、システムメッセージ、システム特有メッセージ、および事前構成メッセージのうちの1つであり得る。いくつかの実施形態では、リソース集約レベルの構成は、RRCメッセージを使用して伝送される。いくつかの他の実施形態では、リソース集約レベルのインジケーションは、以下のもの、すなわち、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージ、サイドリンク制御情報(SCI)メッセージ、およびリソース集約レベルの事前構成のうちの1つにおいて伝送される。
【0041】
いくつかの実施形態では、リソース集約レベル(P)は、以下のもの、すなわち、インデックス値(I)、パラメータ(N)、および絶対値(C)のうちの1つを使用して示されることができ、Cは、整数または分数であり、Nは、整数である。例えば、C=2Nであり、式中、N=-2、-1、0、1、および2である。いくつかの実施形態では、集約レベルのインデックス値は、パラメータ(N)および絶対値(C)との1対1または1対複数マッピング関係を有する。いくつかの実施形態では、マッピング関係は、本システムによって事前構成される、またはシステムメッセージによって示されることができる。いくつかの実施形態では、パラメータNが、所与のインデックスIにおいて決定されるとき、絶対値Cは、所与の方程式、例えば、C=2Nに従って決定される。
【0042】
いくつかの実施形態では、第1のメッセージはまた、具体的UEから他のUEに伝送されることができる。例えば、具体的UEは、以下のもの、すなわち、路側ユニット(RSU)、車載通信グループ内の先行UE104、サイドリンク通信グループ112内のUEへのサイドリンクリソースをスケジューリングおよび構成するためにBS104によって規定されるサイドリンクグループ内のUE104のうちの1つであり得る。
【0043】
図3は、本開示のいくつかの実施形態による、リソース集約レベルのパラメータ(N)とインデックス(I)との間のマッピング関係を示す、表300を図示する。図示される実施形態では、表300は、5つのパラメータ値と、5つの対応するインデックスとを備える。5つのみの集約レベルが、表300に示されるが、任意の値を伴う任意の数の集約レベル値が、含まれ得、これは、本発明の範囲内であることに留意されたい。
【0044】
図示される実施形態では、0のリソース集約レベルインデックスIにおいて、N=0であり、1のリソース集約レベルインデックスIにおいて、N=1であり、2のリソース集約レベルインデックスIにおいて、N=2であり、3のリソース集約レベルインデックスIにおいて、N=-1であり、4のリソース集約レベルインデックスIにおいて、N=-2である。いくつかの実施形態では、リソース集約レベルの対応する絶対値(C)が、所定の関係、例えば、C=2Nに従ってさらに決定されることができる。
【0045】
図4は、本開示のいくつかの実施形態による、リソース集約レベルの絶対値(C)とインデックス(I)との間のマッピング関係を示す、表400を図示する。図示される実施形態では、表400は、リソース集約レベルの5つの絶対値と、5つの対応するインデックスとを備える。5つのみの集約レベルが、表400に示されるが、任意の値を伴う任意の数の集約レベル値が、含まれ得、これは、本発明の範囲内であることに留意されたい。図示される実施形態では、0のリソース集約レベルインデックスIにおいて、C=1であり、これは、いかなるリソース集約も示さず、1つのタイムスロットを備えるサイドリンクリソースユニットを示し、1のリソース集約レベルインデックスIにおいて、C=2であり、これは、2つのタイムスロットを備えるサイドリンクリソースユニットを示し、2のリソース集約レベルインデックスIにおいて、C=4であり、これは、4つのタイムスロットを備えるサイドリンクリソースユニットを示し、3のリソース集約レベルインデックスIにおいて、C=1/2であり、これは、サイドリンク通信のためのタイムスロット内のシンボルが、2つの部分に分割されることを示し、2つの部分は、それぞれ、少なくとも1つのシンボルを備え、サイドリンクリソースユニットは、タイムスロット内の2つの部分のうちの1つを占有する。いくつかの実施形態では、タイムスロット内の部分の数およびタイムスロットの部分のそれぞれにおけるシンボルの数は、本システムによって事前構成される、またはBS102によって構成される。いくつかの実施形態では、サイドリンクリソースユニットに関するタイムスロット内の部分の位置は、パラメータ、例えば、下記に詳細に議論される、slot_startによって示されることができる。いくつかの実施形態では、パラメータは、サイドリンク通信のためのタイムスロットのサイドリンクリソースニットである第1のシンボルの開始位置を示す。例えば、サイドリンク通信のための14個のシンボルを備えるタイムスロットは、2つのシンボル部分に分割されることができ、2つのシンボル部分は、それぞれ、7つのシンボルを備える。別の実施例に関して、サイドリンク通信のための10個のシンボルを備えるタイムスロットは、2つのシンボル部分に分割されることができ、第1のシンボル部分は、4つのシンボルを備え、第2のシンボル部分は、6つのシンボルを備える。1/2のC値が、示されるとき、タイムスロット内の2つのシンボル部分のうちの1つが、サイドリンクリソースユニットとして使用される。同様に、4のリソース集約レベルインデックスIにおいて、C=1/4は、タイムスロット内の4つのシンボル部分のうちの1つが、サイドリンクリソースユニットとして使用されることを示す。例えば、サイドリンク通信のための13個のシンボルを備えるタイムスロットは、4つのシンボル部分に分割されることができ、例えば、第1のシンボル部分は、2つのシンボルを備え、第2のシンボル部分は、4つのシンボルを備え、第3のシンボル部分は、2つのシンボルを備え、第4のシンボル部分は、5つのシンボルを備える。いくつかの実施形態では、タイムスロット内のシンボル部分の数およびタイムスロットのシンボル部分のそれぞれにおけるシンボルの数は、構成テーブルにおいて事前構成される。タイムスロット内のシンボル部分の本構成は、実施例にすぎず、限定であることを意図していないことに留意されたい。サイドリンク通信のための任意の数のシンボルを伴うタイムスロットが、任意の数のシンボル部分を備えることができ、各シンボル部分は、任意の数のシンボルを備えることができ、これは、本発明の範囲内である。
【0046】
いくつかの実施形態では、第1のメッセージはさらに、時間ドメイン内のスケジューリングされたサイドリンクリソースの開始位置を備える。例えば、サイドリンクリソースユニットの開始位置は、タイムスロット番号である。いくつかの実施形態では、サイドリンクリソースユニットの位置はまた、タイムスロットのタイプを備え、タイムスロットのタイプは、以下のもの、すなわち、物理タイムスロットおよび論理タイムスロットのうちの1つを備える。いくつかの実施形態では、タイムスロットのタイプは、本システムによって事前定義または事前構成される。
【0047】
方法200は、いくつかの実施形態による、第1のUE104-1および第2のUE104-2が、サイドリンク通信のためのサイドリンクリソースユニットの構成を決定する、動作204を続ける。いくつかの実施形態では、サイドリンク通信のためのサイドリンクリソースユニットの構成は、サイドリンクリソースユニットのリソース集約レベルおよび開始位置に従って決定されることができる。いくつかの実施形態では、サイドリンクリソースユニットの構成は、以下のもの、すなわち、サイドリンクリソースプール、キャリア、およびサイドリンク通信のためのBWPのうちの1つである、サイドリンクリソースセット内のサイドリンクリソースユニットにおける時間ドメイン内の第1のリソースユニット(例えば、タイムスロット)の数および位置を備える。例えば、集約レベルPが、1のインデックスと、2のC値とを有するとき、サイドリンクリソースユニット、すなわち、TTI(伝送時間間隔)リソースは、サイドリンク伝送のための2つのタイムスロットを備える。いくつかの実施形態では、2つのタイムスロットは、2つの隣接する物理タイムスロットまたは論理タイムスロット、またはサイドリンクリソースプール内の2つの隣接するタイムスロットであり得る。いくつかの実施形態では、2つのタイムスロットは、物理サイドリンク共有チャネル/物理サイドリンク制御チャネル(PSSCH/PSCCH)のためのスケジューリングされたリソースとして使用されることができる。2つのタイムスロットは、それぞれ、サイドリンク通信のための少なくとも1つのシンボルを備える。
【0048】
いくつかの実施形態では、サイドリンクリソースユニットの時間ドメイン内の開始位置は、上位層シグナリングによって構成されることができ、サイドリンクリソースユニットの時間ドメイン内の開始位置(すなわち、slot_start)は、以下のもの、すなわち、時間ドメイン内のサイドリンクリソースユニットの第1のシンボル、第1のシンボル部分、および第1のタイムスロットのうちの1つの位置である。slot_start=kであり、kが、非負整数であるとき、サイドリンクリソースユニットは、タイムスロットkにおいて開始し、全てのC(すなわち、C=2)タイムスロットが、個別のサイドリンク伝送のためのサイドリンクリソースユニットとして使用される。slot_startが、定義されていないとき、slot_startは、デフォルトで0に等しい。
【0049】
図5は、本開示のいくつかの実施形態による、複数のサイドリンクリソースユニット504を伴う電波フレーム構造500の概略図を図示する。
図5は、例証目的のためのものであり、限定であることを意図していないことに留意されたい。電波フレーム構造500は、任意の位置における任意の数のサイドリンクリソースユニット504を備えてもよく、サイドリンクリソースユニット504はさらに、任意の数の物理または論理タイムスロットを備え、タイムスロットはさらに、サイドリンク通信のための任意の位置における時間ドメイン内の任意の数のシンボルを備えてもよく、これは、本発明の範囲内である。
【0050】
図示される実施形態では、電波フレーム構造500は、14個の物理タイムスロット502を備え、6つのタイムスロット502が、サイドリンク通信のためのものである。具体的には、タイムスロット502-2、502-3、502-6、502-7、502-9、および502-11は、サイドリンク通信のためのタイムスロットである。2のslot_startおよび2の絶対値Cを伴うリソース集約レベルPが、示されるとき、第1のサイドリンクリソースユニット504-1は、2つの連続的タイムスロット502-2および502-3を備え、第2のサイドリンクリソースユニット504-2は、2つの連続的タイムスロット502-6および502-7を備え、第3のサイドリンクリソースユニット504-3は、3つの連続的タイムスロット502-9、502-10、および502-11を備え、タイムスロット502-9および502-11は、サイドリンク通信のためのものである。いくつかの実施形態では、サイドリンク通信のための6つのタイムスロットは、それぞれ、サイドリンク通信のための少なくとも1つのシンボルを備え、少なくとも1つのシンボルは、本システムによって事前構成される、またはBS102によって構成される。いくつかの実施形態では、第2のサイドリンクリソースユニット504-2の開始位置は、サイドリンク通信のための時間ドメイン内の第3のタイムスロットの位置である。例えば、サイドリンク通信のための第3のタイムスロットが、タイムスロット502-6であるとき、第2のサイドリンクリソースユニット504-2は、タイムスロット504-6および504-7を備える。別の実施例に関して、サイドリンク通信のための第5のタイムスロットが、タイムスロット502-9であるとき、第3のサイドリンクリソースユニット504-3は、サイドリンク通信のための2つのタイムスロット504-9および504-11と、非サイドリンク通信のための1つのタイムスロット504-10とを備える。いくつかの実施形態では、2つの隣接するサイドリンクリソースユニットの間の一定の間隔が、第2のサイドリンクリソースユニット504-2および第3のサイドリンクリソースユニット504-3の開始位置を決定するように事前構成されることができる。いくつかの他の実施形態では、第2のサイドリンクリソースユニット504-2および第3のサイドリンクリソースユニット504-3の開始位置は、DCIまたはSCIメッセージによって個々に示されることができる。
【0051】
いくつかの実施形態では、第1のサイドリンクリソースユニット504-1の開始位置は、対応するDCIによって示され、第2のサイドリンクリソースユニット504-2は、対応するSCIによって示されることができる。例えば、SCIが、タイムスロット502-6上で伝送されるとき、第2のサイドリンクリソースユニット504-2は、タイムスロット502-6および502-7を備え、第2のサイドリンクリソースユニット504-2は、PSSCHリソースである。
【0052】
別の実施例に関して、-1のN値および1/2のC値に対応する、3のインデックスを伴う集約レベルPが、サイドリンク制御情報(SCI)メッセージ内に示されるとき、タイムスロットは、2つのシンボル部分およびサイドリンクリソースユニット(すなわち、TTIリソース)を備え、2つのシンボル部分のうちの1つは、サイドリンク伝送のためのものである。いくつかの実施形態では、タイムスロットは、サイドリンクチャネル、例えば、物理サイドリンク共有チャネル/物理サイドリンク制御チャネル(PSSCH/PSCCH)のためのスケジューリングされたリソースとしての物理タイムスロットまたは論理タイムスロットまたはサイドリンクリソースプールであり得る。シンボル部分におけるサイドリンクリソースユニットは、サイドリンク通信のための少なくとも1つのシンボルを備える。いくつかの実施形態では、サイドリンクリソースユニットの時間ドメイン内の開始位置は、以下のもの、すなわち、本システムによって事前構成されるもの、およびダウンリンク制御情報(DCI)またはSCIによって示されるもののうちの1つであり得、サイドリンクリソースユニットの時間ドメイン内の開始位置(すなわち、slot_start)は、時間ドメイン内のサイドリンクリソースユニットにおける第1のタイムスロットまたは第1のシンボルの位置である。いくつかの実施形態では、DCIの受信位置は、n番目のタイムスロットであり、サイドリンクリソースユニットの開始位置は、DCIの受信位置、例えば、n+slot_start+offsetに従って決定されることができ、オフセットは、#nスロットとその示されるリソーススロットとの間の時間オフセット値である。いくつかの実施形態では、オフセット値は、事前構成または構成される。いくつかの実施形態では、オフセット値は、非負整数または非負分数であり得る。
【0053】
図6は、本開示のいくつかの実施形態による、複数のサイドリンクリソースユニット504を伴う電波フレーム構造600の概略図を図示する。
図6は、例証目的のためのものであり、限定であることを意図していないことに留意されたい。電波フレーム構造600は、任意の位置における任意の数のサイドリンクリソースユニット504を備えてもよく、サイドリンクリソースユニット504はさらに、任意の数の物理または論理タイムスロットを備え、タイムスロットはさらに、サイドリンク通信のための任意の位置における時間ドメイン内の任意の数のシンボルを備えてもよく、これは、本発明の範囲内である。
【0054】
図示される実施形態では、電波フレーム構造600は、14個の物理タイムスロット502を備え、1つのタイムスロット502が、サイドリンク通信のためのものである。具体的には、タイムスロット502-2は、サイドリンク通信のためのものである。2のslot_startおよび1/2の絶対値Cを伴うリソース集約レベルPが、示されるとき、第1のサイドリンクリソースユニット504-1は、第2のタイムスロット502-2内に第1のシンボル部分を備え、第2のサイドリンクリソースユニット504-2は、第2のタイムスロット502-2内に第2のシンボル部分を備える。いくつかの実施形態では、第2のタイムスロット502-2内の第1のシンボル部分は、サイドリンク通信のためのシンボルを備え、第2のタイムスロット502-2内の第2のシンボル部分は、サイドリンク通信のためのいかなるシンボルも備えてもいない。いくつかの実施形態では、タイムスロット502-2は、その最初の7つのシンボルにおいてサイドリンク通信のための少なくとも1つのシンボルを備え、少なくとも1つのシンボルは、本システムによって事前構成される、またはBS102によって構成される。
【0055】
いくつかの実施形態では、リソース集約レベルはまた、DCIまたはSCIメッセージ内のリソース集約レベルフィールド(すなわち、Pフィールド)によって示されることができる。いくつかの実施形態では、Pフィールド値は、集約レベルPのインデックスI、絶対値C、またはパラメータNであり得、Cは、整数または分数であり、Nは、整数である。例えば、C=2Nであり、式中、N=-2、-1、0、1、および2である。いくつかの実施形態では、集約レベルのインデックス値は、パラメータ(N)および絶対値(C)との1対1または1対複数マッピング関係を有する。
【0056】
いくつかの実施形態では、リソース集約レベルは、電波リソース制御(RRC)メッセージ内のリソース集約レベルセット(すなわち、Pセット)を使用して示されることができる。いくつかの実施形態では、Pセットは、少なくとも1つの要素を備え、少なくとも1つのエントリは、インデックスI、絶対値C、パラメータNの形態における集約レベルPであり、Cは、整数または分数であり、Nは、整数である。例えば、C=2Nであり、式中、N=-2、-1、0、1、および2であり、インデックス0、1、2、3、および4に対応する。いくつかの実施形態では、集約レベルのインデックス値は、パラメータ(N)および絶対値(C)との1対1または1対複数マッピング関係を有する。いくつかの実施形態では、DCIまたはSCIメッセージ内のPフィールドは、リソース集約レベルを決定するように、Pセット内のリソース集約レベルまたは集約レベルインデックスを示すために使用されることができる。
【0057】
いくつかの実施形態では、Pセットは、複数の集約レベルセットを備え、複数の集約レベルセットは、それぞれ、集約レベルの複数の絶対値Cと、複数の対応するインデックスとを備える。同様に、DCIまたはSCIメッセージ内のPフィールドは、リソース集約レベルを決定するように、Pセット内のリソース集約レベルまたは集約レベルインデックスを示すために使用されることができる。
【0058】
いくつかの実施形態では、集約レベルは、サイドリンクリソースプールまたはリソースセットの第1のニューメロロジ(K2)と基準ニューメロロジ(K1)との間の所定の関係に従って決定されることができる。いくつかの実施形態では、第1のニューメロロジK2および第2のニューメロロジK1は、以下のもの、すなわち、BS102、事前構成パラメータ、および定義のうちの1つによって示される。いくつかの実施形態では、第1のニューメロロジのインデックスは、u1であり、第2のニューメロロジのインデックスは、u2である。
【0059】
いくつかの実施形態では、リソースプールに対応する集約イネーブル(すなわち、Pフラグ)が、以下のもの、すなわち、BS102、事前構成パラメータ、および定義のうちの1つによって示されることができる。いくつかの実施形態では、異なるPフラグ値が、異なるリソースプールに関して定義されることができる。Pフラグ=0であるとき、いかなるリソース集約も、可能にされない、またはリソース集約レベルの絶対値Cは、1に等しく、Pフラグ=1であるとき、リソース集約は、可能にされる。いくつかの実施形態では、いかなる値も、Pフラグのために構成されないとき、いかなるリソース集約も、可能にされない。
【0060】
いくつかの実施形態では、リソース集約は、可能にされ(すなわち、Pフラグ=1)、集約レベルの絶対値は、所定の方程式、例えば、C=K2/K1によって決定されることができ、C=floor(K2/K1)であり、C=ceil(K2/K1)であり、C=2Nであり、式中、N=u2-u1である。例えば、第1のニューメロロジK1=15キロヘルツ(kHz)であり、u1=0であり、第2のニューメロロジK2=30kHzであり、u2=1であるとき、2の集約レベルCが、方程式C=K2/K1に従って決定されることができる。同様に、2の集約レベルCもまた、方程式C=2Nに従って決定されることができ、式中、N=u2-u1である。本集約レベルにおいて、サイドリンクリソースユニットは、サイドリンク伝送のための2つのタイムスロットを備える。いくつかの実施形態では、2つのタイムスロットは、2つの隣接する物理タイムスロットまたは論理タイムスロットである、またはサイドリンクリソースプール内にあり得る。
【0061】
図7は、本開示のいくつかの実施形態による、複数のサイドリンクリソースユニット504を伴う電波フレーム構造700の概略図を図示する。
図7は、例証目的のためのものであり、限定であることを意図していないことに留意されたい。電波フレーム構造700は、任意の位置における任意の数のサイドリンクリソースユニット504を備えてもよく、サイドリンクリソースユニット504はさらに、任意の数の物理または論理タイムスロットを備え、タイムスロットはさらに、サイドリンク通信のための任意の位置における時間ドメイン内の任意の数のシンボルを備えてもよく、これは、本発明の範囲内である。
【0062】
図示される実施形態では、電波フレーム構造700は、対応する基準ニューメロロジ506-Aを伴う5つの物理タイムスロット502と、対応するサイドリンクニューメロロジ506-Bを伴う10個の物理タイムスロット502とを備える。基準ニューメロロジ506-Aは、サイドリンクリソースプールまたはリソースセットを示すために使用される。具体的には、タイムスロット502-2Aおよび502-4Aは、サイドリンク通信のためのものであり、1つのタイムスロット502が、サイドリンク通信のためのものである。2の絶対値Cを伴うリソース集約レベルPが、示されるとき、タイムスロット502-3B、502-4B、502-7B、および502-8Bは、対応するサイドリンクニューメロロジ506-Bのリソース上でのサイドリンク通信のためのものである。さらに、第1のサイドリンクリソースユニット504-1は、タイムスロット502-3Bおよび502-4Bを備え、第2のサイドリンクリソースユニット504-2は、タイムスロット502-7Bおよび502-8Bを備える。
【0063】
いくつかの実施形態では、サイドリンクリソースユニットの構成が、上記に議論される方法のうちの1つを使用して決定されるとき、サイドリンクリソースユニット内の少なくとも1つのシンボルは、DCIまたはSCIメッセージによって直接構成されることができる。いくつかの実施形態では、DCIまたはSCIメッセージは、サイドリンクリソースユニットにおける時間ドメイン内の範囲を示すことができ、時間ドメイン内の範囲内のシンボルは、それぞれ、個別のサイドリンクチャネルのGAPシンボル、基準信号(RS)シンボル、サイドリンク同期(SS)シンボル、およびサイドリンク通信シンボルとして使用されることができる。時間ドメイン内の範囲内のリソースマッピングが、タイムスロット境界によって限定されることなく、隣接するタイムスロットを横断して実施されることができる。いくつかの実施形態では、サイドリンクリソースユニットは、1つのGAPシンボルを備える。
【0064】
図8は、本開示のいくつかの実施形態による、複数のサイドリンクリソースユニット504を伴う電波フレーム構造800の概略図を図示する。
図8は、例証目的のためのものであり、限定であることを意図していないことに留意されたい。電波フレーム構造800は、任意の位置における任意の数のサイドリンクリソースユニット504を備えてもよく、サイドリンクリソースユニット504はさらに、任意の数の物理または論理タイムスロットを備え、タイムスロットはさらに、サイドリンク通信のための任意の位置における時間ドメイン内の任意の数のシンボルを備えてもよく、これは、本発明の範囲内である。
【0065】
図示される実施形態では、電波フレーム構造800は、2つのサイドリンクリソースユニットと、第1のサイドリンクリソースユニット504-1と、第2のサイドリンクリソースユニット504-2とを備える。具体的には、第1および第2のサイドリンクリソースユニット504-1および504-2の構成は、上記に議論されるようなサイドリンクリソースユニットのリソース集約レベルPおよび開始位置に従って決定される。図示される実施形態では、第1のサイドリンクリソースユニット504-1は、タイムスロット502-3および502-4を備え、第2のサイドリンクリソースユニット504-2は、タイムスロット502-7および502-8を備える。タイムスロットは、それぞれ、14個のシンボル510を備える。図示される実施形態では、第1のサイドリンクリソースユニット504-1および第2のサイドリンクリソースユニット504-2は、周波数ドメイン内の5つのリソースブロック(RB)を占有する。PSSCHリソースは、PSCCHリソース、RSシンボル、GAPシンボルによって使用されていないシンボルを占有する。具体的には、PSCCHリソースは、タイムスロット502-3内のシンボル0および1を占有し、RSシンボルは、タイムスロット502-3内のシンボル5およびタイムスロット502-4内のシンボル0を占有し、GAPシンボルは、タイムスロット502-4のシンボル13を占有し、PSSCHリソースは、タイムスロット502-3内のシンボル2-4および6-13およびタイムスロット502-4内のシンボル1-12を占有する。
【0066】
図9は、本開示のいくつかの実施形態による、複数のサイドリンクリソースユニット504を伴う電波フレーム構造900の概略図を図示する。
図9は、例証目的のためのものであり、限定であることを意図していないことに留意されたい。電波フレーム構造800は、任意の位置における任意の数のサイドリンクリソースユニット504を備えてもよく、サイドリンクリソースユニット504はさらに、任意の数の物理または論理タイムスロットを備え、タイムスロットはさらに、サイドリンク通信のための任意の位置における時間ドメイン内の任意の数のシンボルを備えてもよく、これは、本発明の範囲内である。
【0067】
図示される実施形態では、電波フレーム構造900は、8つのサイドリンクリソースユニット504を備える。具体的には、8つのサイドリンクリソースユニット504の構成は、上記に議論されるようなサイドリンクリソースユニットのリソース集約レベルPおよび開始位置に従って決定される。図示される実施形態では、第1のサイドリンクリソースユニット504-1は、1/2タイムスロット502-3を備え、第2のサイドリンクリソースユニット504-2は、1/2タイムスロット502-3を備え、第3のサイドリンクリソースユニット504-3は、1/2タイムスロット502-4を備え、第4のサイドリンクリソースユニット504-4は、1/2タイムスロット502-4を備え、第5のサイドリンクリソースユニット504-5は、1/2タイムスロット502-7を備え、第6のサイドリンクリソースユニット504-6は、1/2タイムスロット502-7を備え、第7のサイドリンクリソースユニット504-7は、1/2タイムスロット502-8を備え、第8のサイドリンクリソースユニット504-8は、1/2タイムスロット502-8を備える。具体的には、8つのサイドリンクリソースユニットは、それぞれ、時間ドメイン内の7つのシンボルを備え、周波数ドメイン内の3つのRBを占有する。タイムスロット502-3内の第1のサイドリンクリソースユニット504-1は、タイムスロット502-3内の1つのDMRSシンボル510-3およびPSCCHリソースに関する6つのシンボル、すなわち、シンボル510-0、510-1、510-2、510-4、510-5、および510-6を備える。
【0068】
本発明の種々の実施形態が、上記に説明されているが、それらは、限定としてではなく、実施例としてのみ提示されていることを理解されたい。同様に、種々の略図は、例示的アーキテクチャまたは構成を描写し得、これは、当業者が、本発明の例示的特徴および機能を理解することを可能にするために提供される。しかしながら、そのような当業者は、本発明が、図示される例示的アーキテクチャまたは構成に制限されず、種々の代替アーキテクチャおよび構成を使用して実装され得ることを理解するであろう。加えて、当業者によって理解されるであろうように、一実施形態の1つ以上の特徴は、本明細書に説明される別の実施形態の1つ以上の特徴と組み合わせられることができる。したがって、本開示の範疇および範囲は、上記に説明される例示的実施形態のうちのいずれかによって限定されるべきではない。
【0069】
また、「第1」、「第2」等の指定を使用する本明細書における要素の任意の言及は、概して、それらの要素の数量または順序を限定するものではないことを理解されたい。むしろ、これらの指定は、本明細書では、2つ以上の要素または要素のインスタンスを区別する便宜的手段として使用されることができる。したがって、第1および第2の要素の言及は、2つのみの要素が採用され得る、または第1の要素がある様式で第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
【0070】
加えて、当業者は、情報および信号が種々の異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得ることを理解するであろう。上記の説明において言及され得る、例えば、データ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、およびシンボルは、例えば、電圧、電流、電磁波、磁場または粒子、光学場または粒子、またはそれらの任意の組み合わせによって表されることができる。
【0071】
当業者はさらに、本明細書に開示される側面に関連して説明される、いくつかの例証的論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、方法、および機能のうちのいずれかが、電子ハードウェア(例えば、ソースコーディングまたはある他の技法を使用して設計され得る、デジタル実装、アナログ実装、またはその2つの組み合わせ)、命令を組み込む種々の形態のプログラムまたは設計コード(本明細書では、便宜上、「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール」と称され得る)、または両方の組み合わせによって実装され得ることを理解するであろう。ハードウェアおよびソフトウェアの本可換性を明確に例証するために、種々の例証的コンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、概して、その機能性の観点から上記に説明されている。そのような機能性が、ハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェア、またはこれらの技法の組み合わせとして実装されるかどうかは、特定の用途および全体的システム上に課される設計制約に依存する。当業者は、説明される機能性を特定の用途毎に種々の方法で実装することができるが、そのような実装決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じさせるものと解釈されるべきではない。
【0072】
さらに、当業者は、本明細書に説明される種々の例証的論理ブロック、モジュール、デバイス、コンポーネント、および回路が、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る、集積回路(IC)内に実装される、またはそれによって実施され得ることを理解するであろう。論理ブロック、モジュール、および回路はさらに、アンテナおよび/または送受信機を含み、ネットワーク内またはデバイス内の種々のコンポーネントと通信することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替では、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、または状態マシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPおよびマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併せた1つ以上のマイクロプロセッサ、または本明細書に説明される機能を実施するための任意の他の好適な構成の組み合わせとして実装されることができる。
【0073】
ソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つ以上の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されることができる。したがって、本明細書に開示される方法またはアルゴリズムのステップは、コンピュータ可読媒体上に記憶されるソフトウェアとして実装されることができる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラムまたはコードを1つの場所から別の場所に転送することを可能にされ得る、任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体および通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく、実施例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、または所望のプログラムコードを命令またはデータ構造の形態において記憶するために使用され得、かつコンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を含むことができる。
【0074】
本書では、本明細書で使用されるような用語「モジュール」は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、および本明細書に説明される関連付けられる機能を実施するためのこれらの要素の任意の組み合わせを指す。加えて、議論の目的のために、種々のモジュールは、離散モジュールとして説明されるが、しかしながら、当業者に明白となるであろうように、2つ以上のモジュールが、組み合わせられ、本発明の実施形態に従って関連付けられる機能を実施する、単一のモジュールを形成してもよい。
【0075】
加えて、メモリまたは他の記憶装置および通信コンポーネントが、本発明の実施形態において採用されてもよい。明確化の目的のために、上記の説明は、異なる機能ユニットおよびプロセッサを参照して本発明の実施形態を説明していることを理解されたい。しかしながら、異なる機能ユニット、処理論理要素、またはドメインの間の機能性の任意の好適な分散が、本発明から逸脱することなく使用され得ることが明白となるであろう。例えば、別個の処理論理要素またはコントローラによって実施されるように例証される機能性は、同一の処理論理要素またはコントローラによって実施されてもよい。したがって、具体的機能ユニットの言及は、厳密な論理または物理構造または編成を示すのではなく、説明される機能性を提供するための好適な手段の言及にすぎない。
【0076】
本開示に説明される実装の種々の修正が、当業者に容易に明白となり、本明細書に定義される一般的原理は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の実装に適用されることができる。したがって、本開示は、本明細書に示される実装に限定されることを意図しておらず、下記の請求項において列挙されるように、本明細書に開示される新規の特徴および原理と一貫する最も広い範囲と見なされるものである。