(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-15
(45)【発行日】2024-01-23
(54)【発明の名称】洗浄ユニット
(51)【国際特許分類】
A61B 90/70 20160101AFI20240116BHJP
A61B 50/20 20160101ALI20240116BHJP
A61L 2/18 20060101ALN20240116BHJP
【FI】
A61B90/70
A61B50/20
A61L2/18
(21)【出願番号】P 2021544260
(86)(22)【出願日】2020-01-15
(86)【国際出願番号】 EP2020050931
(87)【国際公開番号】W WO2020156814
(87)【国際公開日】2020-08-06
【審査請求日】2022-10-24
(31)【優先権主張番号】102019102194.4
(32)【優先日】2019-01-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】502154016
【氏名又は名称】アエスキュラップ アーゲー
【住所又は居所原語表記】Am Aesculap-Platz, 78532 Tuttlingen Germany
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ローランド-アロイス ヒューゲル
(72)【発明者】
【氏名】ラルフ プフィステル
(72)【発明者】
【氏名】サイモン ミラー
(72)【発明者】
【氏名】アンドレ バーク
(72)【発明者】
【氏名】マーティン マキル
(72)【発明者】
【氏名】エドガー ブラスト
(72)【発明者】
【氏名】マニュエル ロート
(72)【発明者】
【氏名】ステファニー ウーバー
【審査官】羽月 竜治
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2003/0000774(US,A1)
【文献】米国特許第05571488(US,A)
【文献】米国特許第03556669(US,A)
【文献】米国特許第02878895(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B
A61L
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗浄システムであって、
少なくとも1つ
の外科用ハンドピースを保
持するための保持デバイス
と、
予備洗浄ユニットと、
オイルリザーバと、を備え、
前記保持デバイスは、
中央供給ラインと、
前記中央供給ラインの一方の端部部分に接続され、自由端において前記少なくとも1つの
外科用ハンドピースを結合するための結合デバイスが設けられている少なくとも1つのライン部分と、
前記中央供給ラインの他方の端部部分に形成または配置されたコネクタ部分と、
を備え、
前記コネクタ部分は、
前記予備洗浄ユニッ
トに結合可能であり、
前記中央供給ラインの前記他方の端部部分は、ベンチュリノズルの様式で構成されており、
前記ベンチュリノズルにおける断面積が最大となる位置よりも比較的に小さい位置において、オイルコネクタが、
前記オイルリザーバと結合可能な分岐形式で形成されており、
前記少なくとも1つのライン部分に、バルブデバイスが配置されており、前記バルブデバイスは、前記ライン部分と前記外科用ハンドピースとが結合されていない基本位置で閉じられており、前記外科用ハンドピースが前記ライン部分に結合されているときには開いていることを特徴とする、
洗浄システム。
【請求項2】
前記コネクタ部分は、ルアーロック接続として構成されることを特徴とする、請求項1に記載の
洗浄システム。
【請求項3】
前記中央供給ラインの前記他方の端部部分に
配置されており、
前記オイル
リザーバと結合可能な穿刺スパイク
をさらに備える、請求項1に記載の
洗浄システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、少なくとも1つの医療器具、具体的には外科用ハンドピースを保持および保管するための保持デバイスであって、中央供給ラインと、少なくとも1つの医療器具が配置される中央供給ラインの一方の端部部分に接続された少なくとも1つのライン部分と、中央供給ラインの他方の端部部分に形成されたコネクタ部分と、を備える、保持デバイスに関する。
【0002】
保持デバイスは、通常、外科用ハンドピースの処理、及び、洗浄に使用される。外科用ハンドピースは、例えば、ブラシを用いて手動で洗浄できない長手方向チャネルを有するバー又はシェーバーハンドピースであり、これは、ハンドピースの内側にある毛先によって汚染物質を緩めることができるが、完全には除去できず、汚染物質の残留物が残されるからである。
【0003】
外科用ハンドピースの完全な処理、及び、洗浄プロセスは、手動予備洗浄と、機械的な洗浄及び消毒と、整備ステップと、滅菌ステップと、に分割される。手動予備洗浄のために、保持デバイスにハンドピースが置かれる。次いで、ウォーターガンを、保持デバイスのウォーターガンおよび圧縮空気ガン用のコネクタに取り付け、ハンドピースを水で洗い流す。水洗ホース(ウォーターガン)用のコネクタは、洗浄流体が意図せずに流出することを防ぐために、セルロースまたは同様の材料で被覆されていなければならない。機械的な洗浄および消毒の場合、既知の洗浄および消毒デバイス内に配置される保持デバイスにハンドピースが置かれ、洗浄流体および消毒流体で機械的に水洗される。機械的な洗浄および消毒の後、保持デバイスおよび圧縮空気ガンの助けを借りて、手動で吹き飛ばすことによって、残留する液体をハンドピースから除去する。ハンドピースを周囲温度まで冷却した後に、オイルスプレーを用いて整備ステップを実行する。通常、ハンドピースを取り外し、オイルスプレーアダプタに個別に置き、オイルスプレーを使用して一定時間、好ましくは数秒間にわたって噴霧しなければならない。滅菌では、保持デバイス内に提供されたフィルタ材料は、外科用ハンドピースの滅菌に通常使用されるような蒸気滅菌のためには提供されないので、ハンドピースは再び器具トレイに保管される。
【背景技術】
【0004】
従来の保持デバイスを使用すると、時間をかけて手動でハンドピースを再配置することなく、少なくとも洗浄ステップおよび整備ステップを実行することが可能な場合がある。例えば、DE102010017624A1号には、外科用ハンドピースを洗浄および保管するための保持デバイスと、保持デバイスを備える器具トレイが開示されている。保持デバイスは、洗浄流体を導入するための洗浄流体コネクタと、流体コネクタとハンドピースのそれぞれを置くことができる少なくとも2つのハンドピース受容部との間の分配装置と、を有する。洗浄流体コネクタとハンドピース受容部との間に、洗浄流体をろ過するフィルタデバイスが配置されているが、このフィルタデバイスは蒸気滅菌のためには提供されていない。従って、保持デバイスは、手動および機械的な洗浄および消毒にのみ使用することができる。
【0005】
手動による再配置を行わずに洗浄ステップおよび整備ステップを実行することが可能なさらなる保持デバイスが、例えば、US3811208A号に開示されている。管状の歯科用ハンドピースの空気圧洗浄、消毒、及び、潤滑デバイス(オイリングデバイス)は、用途に応じて、洗浄溶液、消毒溶液、又は、オイリング溶液が貯蔵されるコンパクトで持ち運び可能なリザーバと、リザーバ内の溶液が連続的かつ強制的に霧化状態に変換されるように、圧縮空気がそこを介してデバイスに供給される圧縮空気源と、を備える。次いで、取り付けられた歯科用ハンドピースに、霧化された液体を通過させる。しかしながら、このようなデバイスは、滅菌および保管のためには提供されておらず、ハンドピースを洗浄および整備するためにのみ使用される。さらに、ハンドピースは、個別にしか噴霧できない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
既知の先行技術に基づくと、処理および洗浄サイクル全体の間、異なる保管デバイス、具体的には、滅菌および保管のための器具トレイ、手動および機械的な洗浄および消毒用の保持デバイス、並びに整備およびオイリング用のオイルスプレーアダプタに、ハンドピースを保管しなければならないことは不利益である。手動でハンドピースを取り外して種々の保管デバイス間で移送しなければならないという事実は、ハンドピースの損傷のリスク、または異物混入/汚染のリスクを増大させる。
【0007】
従って、先行技術の不利益を回避する、又は、少なくとも低減することが、本発明の目的である。具体的には、処理サイクル全体の間、個別の処理ステップの間にハンドピースに手動で再配置することなく、あるいは、可能な限り少ない(手動の)処理ステップ数で、1つの保持デバイスのみを用いたハンドピースの洗浄および消毒、整備、滅菌、並びに、保管が可能になる外科用ハンドピースの保持デバイスが提供される。
【0008】
この目的は、請求項1の特徴を有する汎用デバイスによって解決される。具体的には、この目的は、本発明による医療器具のための保持デバイスのコネクタ部分が、予備洗浄ユニット、具体的にはウォーター/圧縮空気ガンと、洗浄ユニット、具体的には水洗ラインに接続されるフィルタユニットと、に選択的に結合されるように構成され、かつ、中央供給ラインの他方の端部部分、すなわち、医療機器を保持する複数の分岐ラインに分岐し、コネクタ部分に近接する中央供給ラインの端部部分が、ベンチュリノズルの様式で構成される、という点で、本発明の第1の態様による汎用デバイスにおいて解決される。
【0009】
これは、保持デバイスが、処理サイクル全体の間に、医療器具、具体的には外科用ハンドピースを保持し、これにより、洗浄及び整備後の異物混入/汚染のリスクが低減されるという利点を有する。オイルユニット、具体的には使い捨てオイルリザーバに結合可能な穿刺スパイクが、好ましくは、コネクタ部分に近接している中央供給ラインの端部部分に配置されている場合、オイルがベンチュリノズルを通って流れるとき、即ち、オイルが端部部分を通って流れるときに、オイルユニットからオイルが吸引される結果として、ベンチュリノズルが端部部分に真空を形成する。これは、さらに、整備の一部であるオイリングの間にも、医療器具または保持デバイスを手動で操作する必要がないか、又は、処理プロセス全体中の個々の取り扱いステップの数を減らすことができるという利点を有する。加えて、この構成により、保持デバイスおよび少なくとも1つの外科用ハンドピースの整備またはオイリングの前に、水洗流体の残留物を手動で吹き飛ばす必要がなくなる。
【0010】
有利な実施形態は、従属請求項において記載されており、以下に詳細に説明される。
【0011】
好ましい実施形態では、コネクタ部分と保持された医療器具との間の保持デバイスの少なくとも1つのライン部分に、バルブデバイスを配置することができる。当該バルブデバイスは、ライン部分と外科用ハンドピースとが切り離されている基本位置では閉じられており、外科用ハンドピースがライン部分に結合されているときには開いている。例えば、外科用ハンドピースが、気づかずに誤って結合されている場合、洗浄中に供給される濯ぎ水が、誤って結合されたライン部分から漏れるリスクは、既知の先行技術と比べて低くなる。
【0012】
好ましくは、コネクタ部分は、ルアーロック接続として構成されてもよい。
【0013】
さらに好ましい実施形態では、コネクタ部分は、オイルユニット、具体的にはオイルスプレーまたはオイルリザーバに結合可能であるように提供されてもよい。このために、整備またはオイリングのために、少なくとも1つの外科用ハンドピースを保持デバイスから取り外さなくてもよい。このため、保持デバイスの少なくとも1つの外科用ハンドピースと機能部品の両方を1つのステップで同時にオイリングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】第1の実施形態による外科用ハンドピースを保持および保管するための保持デバイスの概略図である。
【
図2】第1の実施形態の修正形態による外科用ハンドピースを保持および保管するための保持デバイスの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本開示の好ましい構成例について、添付の図に基づいて以下に記載する。
【0016】
図1は、外科用ハンドピース2の処理プロセス中に外科用ハンドピース2を保持および保管するための保持デバイス1の概略図である。好ましい実施形態では、保持デバイス1は、第1の端部部分において分配部分4と流体接続され、第2の端部部分にコネクタ部分またはラインカップリング5を有する中央供給ライン3を備える。
【0017】
好ましい実施形態では、分配部分4にある中央供給ライン3は、好ましくは、分配部分4とは反対を向いた縁部部分/端部において、3つのライン部分/分岐ライン部分6に分割され、外科用ハンドピース2は、
図1の矢印Aに示されるように、結合デバイス7を介して各々結合可能であるように配置される。これにより、保持デバイス1のコネクタ部分5の結合状態において、中央供給ライン3、分配部分4、及び、ライン部分6のそれぞれを介して、外科用ハンドピース2との流体接続が確立される。
【0018】
さらに、好ましい実施形態では、バルブデバイス8のそれぞれは、(3つの)ライン部分6の各々に/(3つの)ライン部分内に配置され、それにより、閉じた状態では、コネクタ部分5とハンドピース2のそれぞれとの間の前述の流体接続が分離され、開いた状態では、コネクタ部分5からハンドピース2のそれぞれに流体が流れるようになる。バルブデバイス8は、バルブデバイス8が、結合デバイス7のそれぞれに外科用ハンドピース2が結合されているときには開いた状態であり、結合デバイス7のそれぞれにハンドピース2が結合されていないときには閉じた状態になるように構成される。
【0019】
本開示によれば、コネクタ部分5は、
図1の矢印Bに示されるように、異なるユニット、例えば、フィルタユニット、圧縮空気ガン/ウォーターガン、並びに、オイルスプレー又はオイルリザーバに結合可能であるように(ユニバーサルコネクタに準じて)構成される。好ましい実施形態では、コネクタ部分5は、いわゆるルアーロック接続として構成され、それにより、結合されたユニットとコネクタ部分5との間の流体接続が力嵌め様式で確立される。それぞれの結合されたユニット、並びに、それらの機能および保持デバイス1との相互作用は、以下の、外科用ハンドピース2に関する例示的な処理プロセスの説明で明らかになるであろう。
【0020】
(例示的な処理プロセスの説明)
外科用ハンドピース2を処理するために、まず、結合デバイス7を介して(機械的かつ流体的に)保持デバイス1に外科用ハンドピース2を結合する。好ましい実施形態では、上述のように、最大3つのハンドピース2を結合し、同時に処理することができ、より多くの分岐ラインを設けることもできる。次に、任意で、水を噴射することによって保持デバイス1および外科用ハンドピース2の最初の手動予備洗浄を実行することができるように、コネクタ部分5にウォーターガンを接続することができる。
【0021】
コネクタにおいて、保持デバイス1に水洗流体を供給する洗浄および消毒デバイスの水洗ラインが、機械的な洗浄および消毒のために、コネクタ部分5に結合される。水洗ラインのコネクタの端部部分は、上述のフィルタユニットを有し、それにより、保持デバイス1および外科用ハンドピース2の機械的な洗浄中に、水洗流体と共に汚染物質粒子が保持デバイス1に入ることが防止される。水洗流体を用いて保持デバイス1およびハンドピース2を水洗した後、水洗ラインを介して消毒流体が供給される。
【0022】
保持デバイス1および外科用ハンドピース2に残っている可能性のあるいかなる液体残留物も、オイリング前に吹き飛ばされなければならない。この目的のために、保持デバイス1は、洗浄および消毒デバイスから切り離され、圧縮空気ガンを用いて吹き飛ばされる空気が液体残留物を除去できるように、コネクタ部分5に圧縮空気ガンが結合される。
【0023】
外科用ハンドピース2が周囲温度まで冷却された後、ハンドピース2および保持デバイス1の整備またはオイリングのために、容器に収容されているオイルが霧化され、保持デバイス1およびハンドピース2に供給される。手動予備洗浄に使用されるフィルタユニットと同様に、圧縮空気ガンをコネクタ部分5に結合する。このとき、圧縮空気ガンに接続されるラインの遠位端はオイルリザーバに接続されており、それにより、圧縮空気ガンを操作すると、オイルがリザーバから吸引されて強制的に霧化され、結果として生じる空気-オイル混合物が、保持デバイス1および外科用ハンドピース2に供給される。
【0024】
好ましい実施形態では、オイルは、オイルリザーバに貯蔵され、空気-オイル混合物が、圧縮空気ガンによって保持デバイス1に噴射される。代替的には、整備やオイリングのために、オイルスプレーを使用することができる。この場合、オイルスプレーの噴射部分は保持デバイス1のコネクタ部分5に直接結合され、オイルが噴射されたときに形成される空気-オイル混合物が保持デバイス1に供給される。
【0025】
整備またはオイリングの後に、外科用ハンドピース2を従来の滅菌器で滅菌する。好ましい構成例では、保持デバイス1は、滅菌時には保持デバイス1を篩かごに置くことができ、滅菌後には篩かごに保管できるように構成され、取り扱いが改善される。
【0026】
(好ましい実施形態の修正形態)
好ましい実施形態では、コネクタ部分5は、フィルタユニット、圧縮空気ガン/ウォーターガン、並びに、オイルスプレーまたはオイルリザーバに結合可能であるように適合される。
図2に示すように、好ましい実施形態の修正形態では、コネクタ部分に面する中央供給ライン3の端部部分に、ノズル部分9を形成することができる。このノズル部分9は、好ましくは、ベンチュリノズルの形態で設計され、それにより、断面は、流体が流れる方向において漸進的に減少する。断面が比較的小さい点において、穿刺スパイク10が分岐様式でさらに形成され、その上にオイリングのために使い捨てオイルリザーバを置くことができ、使い捨てオイルリザーバの可撓性封止部を穿刺して、リザーバと中央供給ライン3のノズル部分9との間の流体接続を確立する。
【0027】
このとき、オイリングのために、圧縮空気ガンをコネクタ部分5に結合することができ、それによって、圧縮空気ガンを操作したときにノズル部分9内に真空が生成される。これにより、オイルがノズル部分9に吸引され、次いで、そこで強制的に霧化されて、保持デバイス1および外科用ハンドピース2をオイリングするために使用される空気-オイル混合物が形成される。オイリングは、使い捨てオイルリザーバが空になるまで継続される。
【0028】
保持デバイス1が、好ましい実施形態の修正形態によるノズル部分9を有する場合、保持デバイス1およびハンドピース2に残っている可能性のある液体は、上述の機械的な洗浄および消毒後に、圧縮空気ガンによって手動で吹き飛ばさなくてもよい。保持デバイス1のオイリング中、またはそれぞれのハンドピース2のオイリング中にそれぞれ、一体的に吹き飛ばされる。
以下の項目は、出願当初の特許請求の範囲に記載の要素である。
(項目1)
少なくとも1つの医療器具、特に、外科用ハンドピースを保持および保管するための保持デバイスであって、
中央供給ラインと、
前記中央供給ラインの一方の端部部分に接続され、前記少なくとも1つの外科用ハンドピースが結合可能な少なくとも1つのライン部分と、
前記中央供給ラインの他方の端部部分に形成または配置されたコネクタ部分と、
を備え、
前記コネクタ部分は、予備洗浄ユニットおよび洗浄ユニットに結合可能であり、
前記中央供給ラインの前記他方の端部部分は、ベンチュリノズルの様式で構成されていることを特徴とする、保持デバイス。
(項目2)
前記少なくとも1つのライン部分に、バルブデバイスが配置されており、
前記バルブデバイスは、前記ライン部分と前記外科用ハンドピースとが結合されていない基本位置で閉じられており、前記外科用ハンドピースが前記ライン部分に結合されているときには開いていることを特徴とする、項目1に記載の保持デバイス。
(項目3)
前記コネクタ部分は、ルアーロック接続として構成されることを特徴とする、項目1又は2に記載の保持デバイス。
(項目4)
前記中央供給ラインの前記他方の端部部分に、オイルユニットと結合可能な穿刺スパイクが配置されることを特徴とする、項目1に記載の保持デバイス。
(項目5)
前記コネクタ部分が、オイルユニットと結合可能であることを特徴とする、項目1から3のいずれか一項に記載の保持デバイス。