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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-15
(45)【発行日】2024-01-23
(54)【発明の名称】アレイ基板及び表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/30 20060101AFI20240116BHJP
   H10K 50/814 20230101ALI20240116BHJP
   H10K 50/88 20230101ALI20240116BHJP
   H10K 59/131 20230101ALI20240116BHJP
   H10K 77/10 20230101ALI20240116BHJP
【FI】
G09F9/30 338
G09F9/30 330
G09F9/30 365
H10K50/814
H10K50/88
H10K59/131
H10K77/10
【請求項の数】 21
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022186013
(22)【出願日】2022-11-21
(62)【分割の表示】P 2021538351の分割
【原出願日】2019-11-15
(65)【公開番号】P2023037627
(43)【公開日】2023-03-15
【審査請求日】2022-11-21
(73)【特許権者】
【識別番号】510280589
【氏名又は名称】京東方科技集團股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BOE TECHNOLOGY GROUP CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.10 Jiuxianqiao Rd.,Chaoyang District,Beijing 100015,CHINA
(73)【特許権者】
【識別番号】511121702
【氏名又は名称】成都京東方光電科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】CHENGDU BOE OPTOELECTRONICS TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1188,Hezuo Rd.,(West Zone),Hi-tech Development Zone,Chengdu,Sichuan,611731,P.R.CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】110002000
【氏名又は名称】弁理士法人栄光事務所
(72)【発明者】
【氏名】ファン ヤオ
(72)【発明者】
【氏名】ファン ウェイユン
(72)【発明者】
【氏名】ロン ユエ
(72)【発明者】
【氏名】ツォン チャオ
(72)【発明者】
【氏名】リー モン
【審査官】石本 努
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-218395(JP,A)
【文献】特開2008-066266(JP,A)
【文献】特開2007-164161(JP,A)
【文献】特開2006-065281(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2008/0191603(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F9/30-9/46
H05B33/00-33/28
44/00
45/60
H10K50/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アレイ基板であって、
第1境界、第2境界、第3境界及び第4境界を含む表示領域と、少なくとも一部が前記表示領域を取り囲む周辺領域とを含むベース基板と、
前記表示領域に位置する複数のサブ画素であって、前記複数のサブ画素のうちの少なくとも1つが発光素子を含み、前記発光素子が積層される第1電極、発光層、及び第2電極を含む複数のサブ画素と、
前記表示領域に位置し、前記複数のサブ画素に電気的に接続される複数の正電源線と、
前記周辺領域に位置しかつ前記第1境界に沿って延びており、前記複数の正電源線に電気的に接続される正電源バスと、
前記正電源バスの前記表示領域から離れた側の前記周辺領域に位置する第1正電源アクセス端子、第2正電源アクセス端子、及び第3正電源アクセス端子であって、前記第2正電源アクセス端子が前記第1正電源アクセス端子と前記第3正電源アクセス端子との間に位置し、前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、及び前記第3正電源アクセス端子がそれぞれ前記正電源バスに電気的に接続される第1正電源アクセス端子、第2正電源アクセス端子、及び第3正電源アクセス端子と、
前記周辺領域に位置しかつ少なくとも一部が前記第2境界、前記第3境界、及び前記第4境界を取り囲む負電源線と、
前記周辺領域に位置しかつ少なくとも一部が前記第1境界、前記第2境界、前記第3境界、及び前記第4境界を取り囲み、前記負電源線及び前記第2電極にそれぞれ電気的に接続される補助電極と、
前記正電源バスの前記表示領域から離れた側の前記周辺領域に位置する第1負電源アクセス端子、第2負電源アクセス端子、第3負電源アクセス端子、及び第4負電源アクセス端子であって、前記第1負電源アクセス端子が前記第1正電源アクセス端子の前記第2正電源アクセス端子から離れた側に位置し、前記第2負電源アクセス端子が前記第1正電源アクセス端子と前記第3正電源アクセス端子との間に位置し、前記第3負電源アクセス端子が前記第3正電源アクセス端子の前記第2正電源アクセス端子から離れた側に位置し、前記第4負電源アクセス端子が前記第2負電源アクセス端子と前記第3正電源アクセス端子との間に位置し、前記第1負電源アクセス端子及び前記第3負電源アクセス端子がそれぞれ前記負電源線に電気的に接続される第1負電源アクセス端子、第2負電源アクセス端子、及び第3負電源アクセス端子と、
前記周辺領域に位置し、第1方向に沿って前記第2負電源アクセス端子と前記第4負電源アクセス端子との間に位置し、第2方向に沿って前記正電源バスと前記第2負電源アクセス端子との間に位置する負電源補助線とを含み、
前記負電源補助線、前記第2負電源アクセス端子、及び前記第4負電源アクセス端子は一体となっている構造であり、前記第1方向と前記第2方向とが交差し、
前記負電源補助線は、前記補助電極に電気的に接続され、前記負電源補助線の前記ベース基板での正投影と前記補助電極の前記ベース基板での正投影は、少なくとも一部が重な
前記補助電極は、前記ベース基板から離れた前記負電源線の側に位置し、前記補助電極は、負電源補助ビアを介して前記負電源補助線に電気的に接続され、
前記第2正電源アクセス端子は、前記第1正電源アクセス端子と前記第2負電源アクセス端子の間に位置し、前記第4負電源アクセス端子は、前記第2正電源アクセス端子に対して前記第3正電源アクセス端子の側に位置する、アレイ基板。
【請求項2】
前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、及び前記第3正電源アクセス端子は、前記正電源バスと前記正電源線を介して前記発光素子の前記第1電極に正電圧信号を伝送するように構成され、
前記第1負電源アクセス端子と前記第3負電源アクセス端子は、前記負電源線と前記補助電極を介して負電圧信号を前記発光素子の前記第2電極に伝送するように構成され、
前記第2負電源アクセス端子と前記第4負電源アクセス端子は、前記負電源補助線と前記補助電極を介して負電圧信号を前記発光素子の前記第2電極に伝送するように構成される請求項1に記載のアレイ基板。
【請求項3】
前記正電源バスの前記表示領域から離れた側の前記周辺領域に位置しかつ前記第4負電源アクセス端子と前記第3正電源アクセス端子との間に位置し、前記正電源バスに電気的に接続される第4正電源アクセス端子をさらに含み、
前記第4正電源アクセス端子は、前記正電源バスと前記正電源線を介して前記発光素子の前記第1電極に正電圧信号を伝送するように構成される、請求項1に記載のアレイ基板。
【請求項4】
前記第1正電源アクセス端子と前記第3正電源アクセス端子は、前記負電源補助線に対して対称に設けられ、及び/または、
前記第1負電源アクセス端子と前記第3負電源アクセス端子は、前記負電源補助線に対して対称に設けられ、及び/または、
前記第2正電源アクセス端子と前記第4正電源アクセス端子は、前記負電源補助線に対して対称に設けられ、及び/または、
前記第2負電源アクセス端子と前記第4負電源アクセス端子は、前記負電源補助線に対して対称に設けられる、請求項3に記載のアレイ基板。
【請求項5】
前記正電源バスは、前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、前記第3正電源アクセス端子、および前記第4正電源アクセス端子の少なくとも一つと一体となっている構造である、請求項3又は4に記載のアレイ基板。
【請求項6】
前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、前記第3正電源アクセス端子、前記第4正電源アクセス端子、前記第1負電源アクセス端子、前記第2負電源アクセス端子、前記第3負電源アクセス端子、及び前記第4負電源アクセス端子の少なくとも一つは、前記正電源バスとの角度は直角である、請求項3~5のいずれか一項に記載のアレイ基板。
【請求項7】
前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、前記第3正電源アクセス端子、前記第4正電源アクセス端子、前記第1負電源アクセス端子、前記第2負電源アクセス端子、前記第3負電源アクセス端子、及び前記第4負電源アクセス端子の少なくとも一つは、前記ベース基板での正投影の形状が折れ線状である、請求項3~6のいずれか一項に記載のアレイ基板。
【請求項8】
前記第1負電源アクセス端子、前記第3負電源アクセス端子、及び前記負電源線は、一体となっている構造である、請求項1~7のいずれか一項に記載のアレイ基板。
【請求項9】
前記補助電極の構成は、閉リングであり、前記補助電極は、前記表示領域を取り囲む、請求項1~8のいずれか一項に記載のアレイ基板。
【請求項10】
前記複数のサブ画素のうちの少なくとも1つは、薄膜トランジスタ及び接続電極を含み、
前記薄膜トランジスタは、前記ベース基板上に位置する活性層と、前記活性層の前記ベース基板から離れた側に位置するゲートと、前記ゲートの前記ベース基板から離れた側に位置するソース及びドレインとを含む、請求項1~9のいずれか一項に記載のアレイ基板。
【請求項11】
前記正電源バスは、電気的に接続されている、正電源バス第1サブ層と、正電源バス第2サブ層とを含み、
前記正電源バス第1サブ層は前記ソース又は前記ドレインと同一層に位置し、前記正電源バス第2サブ層は前記接続電極と同一層に位置する、請求項10に記載のアレイ基板。
【請求項12】
前記正電源バス第1サブ層と前記正電源バス第2サブ層は、正電源バスのビアを介して電気的に接続される、請求項11に記載のアレイ基板。
【請求項13】
前記負電源線は、電気的に接続されている、負電源線第1サブ層と、負電源線第2サブ層とを含み、
前記負電源補助線は、電気的に接続されている、負電源補助線第1サブ層と、負電源補助線第2サブ層とを含み、
前記負電源線第1サブ層及び前記負電源補助線第1サブ層はいずれも前記ソース又は前記ドレインと同一層に位置し、前記負電源線第2サブ層及び前記負電源補助線第2サブ層はいずれも前記接続電極と同一層に位置する、請求項10に記載のアレイ基板。
【請求項14】
前記負電源線第1サブ層と前記負電源線第2サブ層は、負電源線ビアを介して電気的に接続され、前記負電源補助線第1サブ層と前記負電源補助線第2サブ層は負電源補助線ビアを介して電気的に接続される、請求項13に記載のアレイ基板。
【請求項15】
前記複数のサブ画素のうちの少なくとも1つは、薄膜トランジスタを含み、
前記薄膜トランジスタは、前記ベース基板上に位置する活性層と、前記活性層の前記ベース基板から離れた側に位置するゲートと、前記ゲートの前記ベース基板から離れた側に位置するソース及びドレインとを含み、
前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、前記第3正電源アクセス端子、及び前記第4正電源アクセス端子は、いずれも前記ソース又は前記ドレインと同一層に位置する、請求項3~7のいずれか一項に記載のアレイ基板。
【請求項16】
前記複数のサブ画素のうちの少なくとも1つは、薄膜トランジスタを含み、
前記薄膜トランジスタは、前記ベース基板上に位置する活性層と、前記活性層の前記ベース基板から離れた側に位置するゲートと、前記ゲートの前記ベース基板から離れた側に位置するソース及びドレインとを含み、
前記第1負電源アクセス端子、前記第2負電源アクセス端子、前記第3負電源アクセス端子、及び前記第4負電源アクセス端子は、いずれも前記ソース又は前記ドレインと同一層に位置する、請求項1~9のいずれか一項に記載のアレイ基板。
【請求項17】
前記負電源補助線は、電気的に接続されている、負電源補助線第1サブ層と、負電源補助線第2サブ層とを含み、前記負電源補助線第2サブ層は、前記負電源補助線第1サブ層の前記ベース基板から離れた側に位置し、
前記第2負電源アクセス端子、前記第4負電源アクセス端子、及び前記負電源補助線第1サブ層は一体となっている構造である、請求項1~9のいずれか一項に記載のアレイ基板。
【請求項18】
前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、前記第3正電源アクセス端子、前記第4正電源アクセス端子、前記第1負電源アクセス端子、前記第2負電源アクセス端子、前記第3負電源アクセス端子、及び前記第4負電源アクセス端子の、前記表示領域から離れた側の前記周辺領域に位置する回路基板であって、前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、前記第3正電源アクセス端子、前記第4正電源アクセス端子、前記第1負電源アクセス端子、前記第2負電源アクセス端子、前記第3負電源アクセス端子、及び前記第4負電源アクセス端子がそれぞれ電気的に接続される回路基板をさらに含む、請求項5~7のいずれか一項に記載のアレイ基板。
【請求項19】
前記補助電極は、前記負電源線の前記ベース基板から離れた側に位置し、負電源補助ビアを介して前記負電源補助線に電気的に接続される、請求項1~18のいずれか1項に記載のアレイ基板。
【請求項20】
前記発光素子は有機発光ダイオードであり、前記第1電極は陽極であり、前記第2電極は陰極である、請求項1~19のいずれか1項に記載のアレイ基板。
【請求項21】
請求項1~20のいずれか1項に記載のアレイ基板を含む、表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、表示技術分野に関し、特にアレイ基板及び表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
アレイ基板のサイズが大きくなるに伴い、アレイ基板の表示領域外の信号伝送線の長さ及び負荷も大きくなる。正電圧信号(VDD)を伝送するための信号伝送線又は負電圧信号(VSS)を伝送するための信号伝送線のインピーダンスが大きすぎると、アレイ基板に表示される画面には輝度むらが発生しやすい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本願は、アレイ基板及び表示装置を提供する。本願の技術案は以下のとおりである。
【0004】
一態様では、アレイ基板を提供し、
第1境界、第2境界、第3境界、及び第4境界を含む表示領域と、少なくとも一部が前記表示領域を取り囲む周辺領域とを含むベース基板と、
前記表示領域に位置する複数のサブ画素であって、前記複数のサブ画素のうちの少なくとも1つが発光素子を含み、前記発光素子が積層される第1電極、発光層、及び第2電極を含む複数のサブ画素と、
前記表示領域に位置し、前記複数のサブ画素に電気的に接続される複数の正電源線と、
前記周辺領域に位置しかつ前記第1境界に沿って延びており、前記複数の正電源線に電気的に接続される正電源バスと、
前記正電源バスの前記表示領域から離れた側の前記周辺領域に位置する第1正電源アクセス端子、第2正電源アクセス端子、及び第3正電源アクセス端子であって、前記第2正電源アクセス端子が前記第1正電源アクセス端子と前記第3正電源アクセス端子との間に位置し、前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、及び前記第3正電源アクセス端子がそれぞれ前記正電源バスに電気的に接続される第1正電源アクセス端子、第2正電源アクセス端子、及び第3正電源アクセス端子と、
前記周辺領域に位置しかつ少なくとも一部が前記第2境界、前記第3境界、及び前記第4境界を取り囲む負電源線と、
前記周辺領域に位置しかつ少なくとも一部が前記第1境界、前記第2境界、前記第3境界、及び前記第4境界を取り囲み、前記負電源線及び前記第2電極にそれぞれ電気的に接続される補助電極と、
前記正電源バスの前記表示領域から離れた側の前記周辺領域に位置する第1負電源アクセス端子、第2負電源アクセス端子、第3負電源アクセス端子及び第4負電源アクセス端子であって、前記第1負電源アクセス端子が前記第1正電源アクセス端子の前記第2正電源アクセス端子から離れた側に位置し、前記第2負電源アクセス端子が前記第1正電源アクセス端子と前記第3正電源アクセス端子との間に位置し、前記第3負電源アクセス端子が前記第3正電源アクセス端子の前記第2正電源アクセス端子から離れた側に位置し、前記第4負電源アクセス端子が前記第2負電源アクセス端子と前記第3正電源アクセス端子の間に位置し、前記第1負電源アクセス端子及び前記第3負電源アクセス端子がそれぞれ前記負電源線に電気的に接続される第1負電源アクセス端子、第2負電源アクセス端子、第3負電源アクセス端子及び第4負電源アクセス端子と、
前記周辺領域に位置し、第1方向に沿って前記第2負電源アクセス端子と前記第4負電源アクセス端子との間に位置し、第2方向に沿って前記正電源バスと前記第2負電源アクセス端子との間に位置する負電源補助線とを含み、
前記負電源補助線、前記第2負電源アクセス端子、及び前記第4負電源アクセス端子は一体となっている構造であり、前記第1方向と前記第2方向とが交差し、
前記負電源補助線は、前記補助電極に電気的に接続され、前記負電源補助線の前記ベース基板での正投影と前記補助電極の前記ベース基板での正投影は、少なくとも一部が重なる、アレイ基板。
【0005】
選択的に、前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、及び前記第3正電源アクセス端子は、前記正電源バスと前記正電源線を介して前記発光素子の前記第1電極に正電圧信号を伝送するように構成され、
前記第1負電源アクセス端子と前記第3負電源アクセス端子は、前記負電源線と前記補助電極を介して負電圧信号を前記発光素子の前記第2電極に伝送するように構成され、
前記第2負電源アクセス端子と前記第4負電源アクセス端子は、前記負電源補助線と前記補助電極を介して負電圧信号を前記発光素子の前記第2電極に伝送するように構成される。
【0006】
選択的に、前記アレイ基板は、
前記正電源バスの前記表示領域から離れた側の前記周辺領域に位置しかつ前記第4負電源アクセス端子と前記第3正電源アクセス端子との間に位置し、前記正電源バスに電気的に接続される第4正電源アクセス端子をさらに含み、
前記第4正電源アクセス端子は、前記正電源バスと前記正電源線を介して前記発光素子の前記第1電極に正電圧信号を伝送するように構成される。
【0007】
選択的に、前記第1正電源アクセス端子と前記第3正電源アクセス端子は、前記負電源補助線に対して対称に設けられ、及び/または、
前記第1負電源アクセス端子と前記第3負電源アクセス端子は、前記負電源補助線に対して対称に設けられ、及び/または、
前記第2正電源アクセス端子と前記第4正電源アクセス端子は、前記負電源補助線に対して対称に設けられ、及び/または、
前記第2負電源アクセス端子と前記第4負電源アクセス端子は、前記負電源補助線に対して対称に設けられる。
【0008】
選択的に、前記正電源バスは、前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、前記第3正電源アクセス端子、および前記第4正電源アクセス端子の少なくとも一つと一体となっている構造である。
【0009】
選択的に、前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、前記第3正電源アクセス端子、前記第4正電源アクセス端子、前記第1負電源アクセス端子、前記第2負電源アクセス端子、前記第3負電源アクセス端子、及び前記第4負電源アクセス端子の少なくとも一つは、前記正電源バスとの角度は直角である。
【0010】
選択的に、前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、前記第3正電源アクセス端子、前記第4正電源アクセス端子、前記第1負電源アクセス端子、前記第2負電源アクセス端子、前記第3負電源アクセス端子、及び前記第4負電源アクセス端子の少なくとも一つは、前記ベース基板での正投影の形状が折れ線状である。
【0011】
選択的に、前記第1負電源アクセス端子、前記第3負電源アクセス端子、及び前記負電源線は、一体となっている構造である。
【0012】
選択的に、前記補助電極の構成は、閉リングであり、前記補助電極は、前記表示領域を取り囲む。
【0013】
選択的に、前記複数のサブ画素のうちの少なくとも1つは、薄膜トランジスタ及び接続電極を含み、
前記薄膜トランジスタは、前記ベース基板上に位置する活性層と、前記活性層の前記ベース基板から離れた側に位置するゲートと、前記ゲートの前記ベース基板から離れた側に位置するソース及びドレインとを含む。
【0014】
選択的に、前記正電源バスは、電気的に接続されている、正電源バス第1サブ層と、正電源バス第2サブ層とを含み、
前記正電源バス第1サブ層は前記ソース又は前記ドレインと同一層に位置し、前記正電源バス第2サブ層は前記接続電極と同一層に位置する。
【0015】
選択的に、前記正電源バス第1サブ層と前記正電源バス第2サブ層は、正電源バスのビアを介して電気的に接続される。
【0016】
選択的に、前記負電源線は、電気的に接続されている、負電源線第1サブ層と、負電源線第2サブ層とを含み、
前記負電源補助線は、電気的に接続されている、負電源補助線第1サブ層と、負電源補助線第2サブ層とを含み、
前記負電源線第1サブ層及び前記負電源補助線第1サブ層はいずれも前記ソース又は前記ドレインと同一層に位置し、前記負電源線第2サブ層及び前記負電源補助線第2サブ層はいずれも前記接続電極と同一層に位置する。
【0017】
選択的に、前記負電源線第1サブ層と前記負電源線第2サブ層は、負電源線ビアを介して電気的に接続され、前記負電源補助線第1サブ層と前記負電源補助線第2サブ層は負電源補助線ビアを介して電気的に接続される。
【0018】
選択的に、前記複数のサブ画素のうちの少なくとも1つは、薄膜トランジスタを含み、
前記薄膜トランジスタは、前記ベース基板上に位置する活性層と、前記活性層の前記ベース基板から離れた側に位置するゲートと、前記ゲートの前記ベース基板から離れた側に位置するソース及びドレインとを含み、
前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、前記第3正電源アクセス端子、及び前記第4正電源アクセス端子は、いずれも前記ソース又は前記ドレインと同一層に位置する。
【0019】
選択的に、前記複数のサブ画素のうちの少なくとも1つは、薄膜トランジスタを含み、
前記薄膜トランジスタは、前記ベース基板上に位置する活性層と、前記活性層の前記ベース基板から離れた側に位置するゲートと、前記ゲートの前記ベース基板から離れた側に位置するソース及びドレインとを含み、
前記第1負電源アクセス端子、前記第2負電源アクセス端子、前記第3負電源アクセス端子、及び前記第4負電源アクセス端子は、いずれも前記ソース又は前記ドレインと同一層に位置する。
【0020】
選択的に、前記負電源補助線は、電気的に接続されている、負電源補助線第1サブ層と、負電源補助線第2サブ層とを含み、前記負電源補助線第2サブ層は、前記負電源補助線第1サブ層の前記ベース基板から離れた側に位置し、
前記第2負電源アクセス端子、前記第4負電源アクセス端子、及び前記負電源補助線第1サブ層は一体となっている構造である。
【0021】
選択的に、前記アレイ基板は、
前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、前記第3正電源アクセス端子、前記第4正電源アクセス端子、前記第1負電源アクセス端子、前記第2負電源アクセス端子、前記第3負電源アクセス端子、及び前記第4負電源アクセス端子の、前記表示領域から離れた側の前記周辺領域に位置する回路基板であって、前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、前記第3正電源アクセス端子、前記第4正電源アクセス端子、前記第1負電源アクセス端子、前記第2負電源アクセス端子、前記第3負電源アクセス端子、及び前記第4負電源アクセス端子がそれぞれ電気的に接続される回路基板をさらに含む。
【0022】
選択的に、前記補助電極は、前記負電源線の前記ベース基板から離れた側に位置し、負電源補助ビアを介して前記負電源補助線に電気的に接続される。
【0023】
選択的に、前記発光素子は有機発光ダイオードであり、前記第1電極は陽極であり、前記第2電極は陰極である。
【0024】
他の態様では、上記態様のいずれか1つのアレイ基板を含む表示装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
本願の実施例の技術案をより明瞭に説明するために、以下は、実施例の記述に必要がある図面を簡単に紹介しする。以下の記述における図面は、ただ本願に記載のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、それらの図面に基づき、他の図面を取得することもできるとは言うまでもない。
図1図1は本願の実施例によるアレイ基板の正面図である。
図2図2は本願の実施例による別のアレイ基板の正面図である。
図3図3は本願の実施例によるさらに別のアレイ基板の正面図である。
図4図4は本願の実施例によるさらなるアレイ基板の正面図である。
図5図5図1図4のいずれかに示すアレイ基板のa-a部位、b-b部位、c-c部位、及びe-e部位の断面図である。
図6図6図1に示すアレイ基板のa-a部位及びf-f部位の断面図である。
図7図7図2に示すアレイ基板のa-a部位及びf-f部位の断面図である。
図8図8図3に示すアレイ基板のa-a部位及びf-f部位の断面図である。
図9図9図4に示すアレイ基板のa-a部位及びf-f部位の断面図である。
図10図10図3又は図4に示すアレイ基板のa-a部位及びg-g部位の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本願の原理、技術案、及びメリットをより明瞭にするために、以下、図面を参照して本願の実施形態をさらに詳細に説明する。
【0027】
本願の実施例は、アレイ基板を提供し、該アレイ基板において、正電圧信号をサブ画素に伝送するための信号伝送線及び負電圧信号をサブ画素に伝送するための信号伝送線のインピーダンスをともに小さくして、アレイ基板に表示される画面には輝度むらが発生しやすいという状況を改善するのに有利であり、アレイ基板に表示される画面の輝度の均一性を確保するようにする。本願の解決手段の詳細は以下のとおりである。
【0028】
本願の実施例では、前記アレイ基板は、第1境界、第2境界、第3境界、及び第4境界を含む表示領域と、少なくとも一部が前記表示領域を取り囲む周辺領域とを含むベース基板と、
前記表示領域に位置する複数のサブ画素であって、前記複数のサブ画素のうちの少なくとも1つが発光素子を含み、前記発光素子が積層される第1電極、発光層、及び第2電極を含む複数のサブ画素と、
前記表示領域に位置し、前記複数のサブ画素に電気的に接続される複数の正電源線と、
前記周辺領域に位置しかつ前記第1境界に沿って延びており、前記複数の正電源線に電気的に接続される正電源バスと、
前記正電源バスの前記表示領域から離れた側の前記周辺領域に位置する第1正電源アクセス端子、第2正電源アクセス端子、及び第3正電源アクセス端子であって、前記第2正電源アクセス端子が前記第1正電源アクセス端子と前記第3正電源アクセス端子との間に位置し、前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、及び前記第3正電源アクセス端子がそれぞれ前記正電源バスに電気的に接続される第1正電源アクセス端子、第2正電源アクセス端子、及び第3正電源アクセス端子と、
前記周辺領域に位置しかつ少なくとも一部が前記第2境界、前記第3境界、及び前記第4境界を取り囲む負電源線と、
前記周辺領域に位置しかつ少なくとも一部が前記第1境界、前記第2境界、前記第3境界、及び前記第4境界を取り囲み、前記負電源線及び前記第2電極にそれぞれ電気的に接続される補助電極と、
前記正電源バスの前記表示領域から離れた側の前記周辺領域に位置する第1負電源アクセス端子、第2負電源アクセス端子、第3負電源アクセス端子及び第4負電源アクセス端子であって、前記第1負電源アクセス端子が前記第1正電源アクセス端子の前記第2正電源アクセス端子から離れた側に位置し、前記第2負電源アクセス端子が前記第1正電源アクセス端子と前記第3正電源アクセス端子との間に位置し、前記第3負電源アクセス端子が前記第3正電源アクセス端子の前記第2正電源アクセス端子から離れた側に位置し、前記第4負電源アクセス端子が前記第2負電源アクセス端子と前記第3正電源アクセス端子の間に位置し、前記第1負電源アクセス端子及び前記第3負電源アクセス端子がそれぞれ前記負電源線に電気的に接続される第1負電源アクセス端子、第2負電源アクセス端子、第3負電源アクセス端子及び第4負電源アクセス端子と、
前記周辺領域に位置し、第1方向に沿って前記第2負電源アクセス端子と前記第4負電源アクセス端子との間に位置し、第2方向に沿って前記正電源バスと前記第2負電源アクセス端子との間に位置する負電源補助線とを含み、
前記負電源補助線、前記第2負電源アクセス端子、及び前記第4負電源アクセス端子は一体となっている構造であり、前記第1方向と前記第2方向とが交差し、
前記負電源補助線は、前記補助電極に電気的に接続され、前記負電源補助線の前記ベース基板での正投影と前記補助電極の前記ベース基板での正投影は、少なくとも一部が重なる。
【0029】
選択的に、前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、及び前記第3正電源アクセス端子は、前記正電源バスと前記正電源線を介して前記発光素子の前記第1電極に正電圧信号を伝送するように構成され、
前記第1負電源アクセス端子と前記第3負電源アクセス端子は、前記負電源線と前記補助電極を介して負電圧信号を前記発光素子の前記第2電極に伝送するように構成され、
前記第2負電源アクセス端子と前記第4負電源アクセス端子は、前記負電源補助線と前記補助電極を介して負電圧信号を前記発光素子の前記第2電極に伝送するように構成される。
【0030】
例示的に、図1図4を参照して、図1図4は、本願の実施例による4つのアレイ基板の正面図である。該アレイ基板は、図1図4に示すように、ベース基板10と、複数のサブ画素11と、複数の正電源線12と、正電源バス13と、第1正電源アクセス端子14と、第2正電源アクセス端子15、及び第3正電源アクセス端子16と、負電源線17と、補助電極18と、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、及び第3負電源アクセス端子21と、負電源補助線22とを含む。
ベース基板10は、表示領域B1と、少なくとも一部が表示領域B1を取り囲む周辺領域B2とを含むベース基板10であって、表示領域B1は、第1境界(図1図4には図示せず)、第2境界(図1図4には図示せず)、第3境界(図1図4には図示せず)、及び第4境界(図1図4には図示せず)を含む。なお、本願の実施例では、周辺領域B2が表示領域B1の4辺の周りを取り込む場合を例として説明し、周辺領域B2は、表示領域B1を取り囲む閉リングであってもよい。
複数のサブ画素11は、表示領域B1に位置する複数のサブ画素11であって、該複数のサブ画素11のうちの少なくとも1つは発光素子(図1図4には図示せず)を含み、該発光素子は、積層される第1電極(図1図4には図示せず)、発光層(図1図4には図示せず)、及び第2電極(図1図4には図示せず)を含み、例えば、該発光素子は、順に積層される第1電極、発光層、及び第2電極を含む。該複数のサブ画素11は、表示機能を実現するように発光することができる。
複数の正電源線12は、表示領域B1に位置しかつサブ画素11に電気的に接続され、例えば、該複数の正電源線12は、該サブ画素11における発光素子の第1電極に接続される。
正電源バス13は、周辺領域B2に位置しかつ表示領域B1の第1境界に沿って延びており、上記複数の正電源線12に電気的に接続される。
第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、及び第3正電源アクセス端子16は、正電源バス13の表示領域B1から離れた側の周辺領域B2に位置する第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、及び第3正電源アクセス端子16であって、第2正電源アクセス端子15が第1正電源アクセス端子14と第3正電源アクセス端子16との間に位置し、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、及び第3正電源アクセス端子16がそれぞれ正電源バス13に電気的に接続される。
負電源線17は、周辺領域B2に位置しかつ少なくとも一部が表示領域B1の第2境界、第3境界、及び第4境界を取り囲み、例えば、負電源線17は、表示領域B1の第2境界、第3境界、及び第4境界に沿って延びる。
補助電極18は、周辺領域B2に位置しかつ少なくとも一部が表示領域B1の第1境界、第2境界、第3境界、及び第4境界を取り囲む。該補助電極18は、負電源線17及び発光素子の第2電極にそれぞれ電気的に接続され、例えば、図1図4は、補助電極18が表示領域B1の第1境界、第2境界、第3境界、及び第4境界を取り囲むのを例として説明する。
第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、第3負電源アクセス端子21、及び第4負電源アクセス端子24(図3及び図4を参考)は、正電源バス13の表示領域B1から離れた側の周辺領域B2に位置する第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、及び第3負電源アクセス端子21であって、第1負電源アクセス端子19が第1正電源アクセス端子14の第2正電源アクセス端子15から離れた側に位置し、第2負電源アクセス端子20が第1正電源アクセス端子14と第3正電源アクセス端子16との間に位置し、第3負電源アクセス端子21が第3正電源アクセス端子16の第2正電源アクセス端子15から離れた側に位置し、第4負電源アクセス端子24が第2負電源アクセス端子20と第3正電源アクセス端子16との間(図3及び図4を参考)に位置し、第1負電源アクセス端子19及び第3負電源アクセス端子21がそれぞれ負電源線17に電気的に接続される。なお、本願の実施例では、第2負電源アクセス端子20が第2正電源アクセス端子15と第3正電源アクセス端子16との間に位置する場合を例として説明する。
負電源補助線22は、周辺領域B2に位置し、第1方向xに沿って第2負電源アクセス端子20と第4負電源アクセス端子24との間に位置し、第2方向yに沿って正電源バス13と第2負電源アクセス端子20との間に位置し、負電源補助線22、第2負電源アクセス端子20、及び第4負電源アクセス端子24は一体となっている構造であり、第1方向xと第2方向yとが交差し、例えば、第1方向xと第2方向yとが直交である。
負電源補助線22は、補助電極18に電気的に接続され、負電源補助線22のベース基板10での正投影と補助電極18のベース基板10での正投影は、少なくとも一部が重なる。
【0031】
選択的に、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、及び第3正電源アクセス端子16は、正電源バス13、及び正電源線12を介して正電圧信号を発光素子の第1電極に伝送するように構成され、正電圧信号を該発光素子に伝送し、ひいては正電圧信号を該発光素子のサブ画素11に伝送する。第1負電源アクセス端子19、及び第3負電源アクセス端子21は、負電源線17、及び補助電極18を介して負電圧信号を発光素子の第2電極に伝送するように構成され、負電圧信号を該発光素子に伝送し、ひいては負電圧信号を該発光素子のサブ画素11に伝送する。第2負電源アクセス端子20、及び第4負電源アクセス端子24は、負電源補助線22、及び補助電極18を介して負電圧信号を発光素子の第2電極に伝送するように構成され、これにより負電圧信号を該発光素子に伝送し、ひいては負電圧信号を該発光素子が位置するサブ画素11に伝送する。
【0032】
例えば、図1図4に示すように、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、及び第3正電源アクセス端子16において、各正電源アクセス端子は、正電源バス13、及び正電源線12を介して該正電源線12に電気的に接続される第1電極に正電圧信号を伝送するように構成され、これにより該第1電極の位置する発光素子に正電圧信号を伝送する。各正電源アクセス端子における正電圧信号は、正電源バス13を介して該正電源アクセス端子に近い正電源線12に伝送されて、該正電源線12に電気的に接続される発光素子に伝送される。例えば、第1正電源アクセス端子14及び第3正電源アクセス端子16における正電圧信号は、正電源バス13を介して左右両側(図1図4に示す配置位置の左右両側)の正電源線12に電気的に接続される発光素子に伝送され、第2正電源アクセス端子15における正電圧信号は、正電源バス13を介して中央領域(図1図4に示す配置位置の中央領域)の正電源線12に電気的に接続される発光素子に伝送される。このようにして、正電源アクセス端子によって発光素子に伝送される正電圧信号の通過経路が短くなって、正電圧信号を発光素子に伝送するための信号伝送線が短くなり、インピーダンスが小さくなるため、アレイ基板に表示される画面の輝度の均一性を確保するのに有利である。
【0033】
当業者であれば容易に理解できるように、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、及び第3正電源アクセス端子16は、正電圧信号をアレイ基板におけるすべてのサブ画素の発光素子に同時に伝送する。ただし、第1正電源アクセス端子14及び第3正電源アクセス端子16が左右両側の発光素子に近いため、左右両側の発光素子に第1正電源アクセス端子14及び第3正電源アクセス端子16からの正電圧信号が伝送されるのは通過経路が短く、インピーダンスが小さく、第2正電源アクセス端子15が中央領域の発光素子に近いため、中央領域の発光素子に第2正電源アクセス端子15からの正電圧信号が伝送されるのは通過経路が短く、インピーダンスが小さい。
【0034】
例えば、図1図4に示すように、第1負電源アクセス端子19及び第3負電源アクセス端子21のうち、各負電源アクセス端子は、負電源線17、及び補助電極18を介して負電圧信号を該補助電極18に電気的に接続される第2電極に伝送するように構成され、該第2電極の位置する発光素子に負電圧信号を伝送する。第2負電源アクセス端子20は、負電源補助線22、及び補助電極18を介して負電圧信号を該補助電極18に電気的に接続される第2電極に伝送するように構成され、該第2電極の位置する発光素子に負電圧信号を伝送する。第1負電源アクセス端子19及び第3負電源アクセス端子21における負電圧信号は、負電源線17及び補助電極18を介して左右両側(図1図4に示す配置位置の左右両側)の発光素子に伝送され、第2負電源アクセス端子20における負電圧信号は、負電源補助線22及び補助電極18を介して中央領域(図1図4に示す配置位置の中央領域)の発光素子に伝送される。このようにして、負電源アクセス端子から発光素子に伝送される負電圧信号の通過経路が短くなって、発光素子に負電圧信号を伝送するための信号伝送線が短くなり、インピーダンスが小さいため、アレイ基板に表示される画面の輝度の均一性を確保するのに有利である。図3及び図4に示すように、第4負電源アクセス端子24も、負電源補助線22、及び補助電極18を介して負電圧信号を該補助電極18に電気的に接続される第2電極に伝送するように構成され、該第2電極の位置する発光素子に負電圧信号を伝送する。第4負電源アクセス端子24における負電圧信号は、負電源補助線22、及び補助電極18を介して中央領域(図4に示す配置位置の中央領域)の発光素子に伝送するできる。このようにして、第4負電源アクセス端子24から発光素子に伝送されたる負電圧信号の通過経路が短く、発光素子に伝送されたる負電圧信号の信号伝送線が短く、インピーダンスが小さくなるため、アレイ基板に表示される画面の輝度の均一性を確保するのに有利である。
【0035】
当業者であれば容易に理解できるように、図1及び図2に示すアレイ基板において、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、及び第3負電源アクセス端子21は、負電圧信号をアレイ基板におけるすべてのサブ画素の発光素子に同時に伝送する。ただし、第1負電源アクセス端子19及び第3負電源アクセス端子21が左右両側の発光素子に近いため、左右両側の発光素子に第1負電源アクセス端子19及び第3負電源アクセス端子21からの負電圧信号が伝送されるのは通過経路が短く、インピーダンスが小さく、第2負電源アクセス端子20が中央領域の発光素子に近いため、中央領域の発光素子に第2負電源アクセス端子20からの負電圧信号が伝送されるのは通過経路が短く、インピーダンスが小さい。図3及び図4に示すアレイ基板において、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、第3負電源アクセス端子21、及び第4負電源アクセス端子24は、負電圧信号をアレイ基板におけるすべてのサブ画素の発光素子に同時に伝送する。ただし、第1負電源アクセス端子19及び第3負電源アクセス端子21が左右両側の発光素子に近いため、左右両側の発光素子に第1負電源アクセス端子19及び第3負電源アクセス端子21からの負電圧信号が伝送されるのは通過経路が短く、インピーダンスが小さく、第2負電源アクセス端子20、及び第4負電源アクセス端子24が中央領域の発光素子に近いため、中央領域の発光素子に第2負電源アクセス端子20、及び第4負電源アクセス端子24からの負電圧信号が伝送されるのは通過経路が短く、インピーダンスが小さい。
図1図4は、単なる本願の例示的な実施形態であり、いくつかの実施形態において、アレイ基板は、第4負電源アクセス端子24を含まず、第2負電源アクセス端子20を介して中央領域の発光素子に負電圧信号を伝送してもよい。例えば、図1及び図2に示すアレイ基板は、第4負電源アクセス端子24を含まず、第2負電源アクセス端子20を介して中央領域の発光素子に負電圧信号を伝送する。
【0036】
以上のように、本願の実施例によるアレイ基板は、第1正電源アクセス端子と、第2正電源アクセス端子と、第3正電源アクセス端子と、第1負電源アクセス端子と、第2負電源アクセス端子と、第3負電源アクセス端子とを含み、第2正電源アクセス端子及び第2負電源アクセス端子はいずれも第1正電源アクセス端子と第3正電源アクセス端子との間に位置し、各正電源アクセス端子は正電源バス及び正電源線を介してそれに近いサブ画素の発光素子に正電圧信号を伝送することができ、各負電源アクセス端子は、負電源線、負電源補助線、及び補助電極を介してそれに近いサブ画素の発光素子に負電圧信号を伝送することができ、それにより、発光素子に正電圧信号を伝送するための信号伝送線の長さ及び発光素子に負電圧信号を伝送するための信号伝送線はいずれも短く、インピーダンスが小さいため、アレイ基板に表示される画面の輝度の均一性を確保するのに有利である。
【0037】
選択的に、本願の実施例では、前記アレイ基板は、
前記正電源バスの前記表示領域から離れた側の前記周辺領域に位置しかつ前記第1正電源アクセス端子と前記第3正電源アクセス端子との間に位置し、前記正電源バスに電気的に接続される第4正電源アクセス端子をさらに含み、例えば、前記第4正電源アクセス端子は、前記第2負電源アクセス端子と前記第3正電源アクセス端子との間に位置し、そして、前記第4正電源アクセス端子は、前記第4負電源アクセス端子と前記第3正電源アクセス端子との間に位置し、
前記第4正電源アクセス端子は、前記正電源バス、及び前記正電源線を介して前記発光素子の前記第1電極に正電圧信号を伝送するように構成される。
【0038】
例示的に、図1及び図2に示すように、該アレイ基板は、
正電源バス13の表示領域B1から離れた側の周辺領域B2に位置しかつ第2負電源アクセス端子20と第3正電源アクセス端子16との間に位置し、該第4正電源アクセス端子23は、正電源バス13に電気的に接続され、第4正電源アクセス端子23は、正電源バス13、及び正電源線12を介して正電圧信号を発光素子の第1電極に伝送するように構成される。
【0039】
例示的に、図4に示すように、該アレイ基板は、
正電源バス13の表示領域B1から離れた側の周辺領域B2、且つ第4負電源アクセス端子24と第3正電源アクセス端子16との間に位置し、する第4正電源アクセス端子23且つ正電源バス13に電気的に接続される第4正電源アクセス端子23をさらに含み、
第4正電源アクセス端子23は、正電源バス13、及び正電源線12を介して正電圧信号を発光素子の第1電極に伝送するように構成される。
【0040】
図1図2、及び図4に示すように、第4正電源アクセス端子23と第2正電源アクセス端子15は対称であってもよく。第4正電源アクセス端子23及び第2正電源アクセス端子15における正電圧信号は、正電源バス13を介して中央領域(図2及び図4に示す配置位置の中央領域)の正電源線12に電気的に接続される発光素子に伝送されることができる。このようにして、正電源アクセス端子から発光素子に伝送される正電圧信号の通過経路が短いため、発光素子に正電圧信号を伝送するための信号伝送線が短く、インピーダンスが小さくなって、アレイ基板に表示される画面の輝度の均一性を確保するのに有利である。
【0041】
当業者であれば容易に理解できるように、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、第3正電源アクセス端子16、及び第4正電源アクセス端子23は、正電圧信号をアレイ基板におけるすべてのサブ画素の発光素子に同時に伝送し、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、第3負電源アクセス端子21、及び第4負電源アクセス端子24は、負電圧信号をアレイ基板におけるすべてのサブ画素の発光素子に同時に伝送する。ただし、第2正電源アクセス端子15及び第4正電源アクセス端子23が中央領域の発光素子に近いため、中央領域の発光素子に第2正電源アクセス端子15及び第4正電源アクセス端子23からの正電圧信号が伝送されるのは通過経路が短く、インピーダンスが小さく、第1正電源アクセス端子14、および第3正電源アクセス端子16は左右両側の発光素子に近いため、左右両側の発光素子に第1正電源アクセス端子14、および第3正電源アクセス端子16からの正電圧信号が伝送されるのは通過経路が短く、インピーダンスが小さく、第2負電源アクセス端子20及び第4負電源アクセス端子24が中央領域の発光素子に近いため、中央領域の発光素子に第2負電源アクセス端子20及び第4負電源アクセス端子24からの負電圧信号が伝送されるのは通過経路が短く、インピーダンスが小さく、第1負電源アクセス端子19、および第3負電源アクセス端子21は左右両側の発光素子に近いため、左右両側の発光素子に第1負電源アクセス端子19、および第3負電源アクセス端子21からの負電圧信号が伝送されるのは通過経路が短く、インピーダンスが小さい。
【0042】
選択的に、前記第1正電源アクセス端子と前記第3正電源アクセス端子は、前記負電源補助線に対して対称に設けられ、及び/または、前記第1負電源アクセス端子と前記第3負電源アクセス端子は、前記負電源補助線に対して対称に設けられ、及び/または、前記第2正電源アクセス端子と前記第4正電源アクセス端子は、前記負電源補助線に対して対称に設けられ、及び/または、前記第2負電源アクセス端子と前記第4負電源アクセス端子は、前記負電源補助線に対して対称に設けられる。
例示的に、図1及び図2に示すように、第1正電源アクセス端子14と第3正電源アクセス端子16は、負電源補助線22に対して対称に設けられ、第2正電源アクセス端子15と第4正電源アクセス端子23は、負電源補助線22に対して対称に設けられ、第1負電源アクセス端子19と第3負電源アクセス端子21は、負電源補助線22に対して対称に設けられる。図3に示すように、第1正電源アクセス端子14と第3正電源アクセス端子16は、負電源補助線22に対して対称に設けられ、第1負電源アクセス端子19と第3負電源アクセス端子21は、負電源補助線22に対して対称に設けられる。第2負電源アクセス端子20と第4負電源アクセス端子24は、負電源補助線22に対して対称に設けられる。図4に示すように、第1正電源アクセス端子14と第3正電源アクセス端子16は、負電源補助線22に対して対称に設けられ、第2正電源アクセス端子15と第4正電源アクセス端子23は、負電源補助線22に対して対称に設けられ、第1負電源アクセス端子19と第3負電源アクセス端子21は、負電源補助線22に対して対称に設けられ、第2負電源アクセス端子20と第4負電源アクセス端子24は、負電源補助線22に対して対称に設けられる。
【0043】
選択的に、本願の実施例では、前記正電源バスは、前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、前記第3正電源アクセス端子、および前記第4正電源アクセス端子の少なくとも一つと一体となっている構造である。
【0044】
例示的に、図1図2及び図4に示すアレイ基板において、正電源バス13は、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、第3正電源アクセス端子16、及び第4正電源アクセス端子23と一体となっている構造である。図3に示すアレイ基板において、正電源バス13は、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、及び第3正電源アクセス端子16と一体となっている構造である。
【0045】
選択的に、本願の実施例では、前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、前記第3正電源アクセス端子、前記第4正電源アクセス端子、前記第1負電源アクセス端子、前記第2負電源アクセス端子、前記第3負電源アクセス端子、及び前記第4負電源アクセス端子の少なくとも一つは、前記正電源バスとの角度は直角である。
【0046】
例示的に、図1及び図2に示すアレイ基板において、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、第3正電源アクセス端子16、第4正電源アクセス端子23、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、及び第3負電源アクセス端子21のうち、いずれも正電源バスとの角度は直角である。図3に示すアレイ基板において、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、第3正電源アクセス端子16、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、及び第3負電源アクセス端子21、及び第4負電源アクセス端子24のうち、いずれも正電源バスとの角度は直角である。図4に示すアレイ基板において、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、第3正電源アクセス端子16、第4正電源アクセス端子23、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、及び第3負電源アクセス端子21、第4負電源アクセス端子24のうち、いずれも正電源バスとの角度は直角である。
【0047】
選択的に、本願の実施例では、前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、前記第3正電源アクセス端子、前記第4正電源アクセス端子、前記第1負電源アクセス端子、前記第2負電源アクセス端子、前記第3負電源アクセス端子、及び前記第4負電源アクセス端子の少なくとも一つは、前記ベース基板での正投影の形状が折れ線状である。
【0048】
例示的に、図1及び図2に示すアレイ基板において、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、第3正電源アクセス端子16、第4正電源アクセス端子23、第1負電源アクセス端子19、及び第3負電源アクセス端子21のうち、いずれもベース基板での正投影の形状が折れ線状である。図3に示すアレイ基板において、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、第3正電源アクセス端子16、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、第3負電源アクセス端子21、および第4負電源アクセス端子24のうち、いずれもベース基板での正投影の形状が折れ線状である。図4に示すアレイ基板において、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、第3正電源アクセス端子16、第4正電源アクセス端子23、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、第3負電源アクセス端子21、および第4負電源アクセス端子24のうち、いずれもベース基板での正投影の形状が折れ線状である。
【0049】
選択的に、本願の実施例では、前記第1負電源アクセス端子、前記第3負電源アクセス端子、及び前記負電源線は一体となっている構造である。例えば、図1図4に示すアレイ基板において、第1負電源アクセス端子19、第3負電源アクセス端子21、および負電源線は一体となっている構造である。
【0050】
選択的に、本願の実施例では、前記補助電極の構成は、閉リングであり、前記補助電極は、前記表示領域を取り囲む。例えば、図1図4に示すように、補助電極18は、閉リングであり、補助電極18は、表示領域B1を取り囲む。すなわち、補助電極18は、表示領域B1の4つの境界に沿って延びる閉リング構成である。
【0051】
選択的に、本願の実施例では、前記発光素子は有機発光ダイオードであり、前記第1電極は陽極であり、前記第2電極は陰極である。
【0052】
選択的に、本願の実施例では、前記複数のサブ画素のうちの少なくとも1つは、薄膜トランジスタ及び接続電極を含み、前記薄膜トランジスタは、前記ベース基板上に位置する活性層と、前記活性層の前記ベース基板から離れた側に位置するゲートと、前記ゲートの前記ベース基板から離れた側に位置するソース及びドレインとを含む。
【0053】
選択的に、前記正電源バスは、電気的に接続されている、正電源バス第1サブ層と、正電源バス第2サブ層とを含み、
前記正電源バス第1サブ層は前記ソース又は前記ドレインと同一層に位置し、前記正電源バス第2サブ層は前記接続電極と同一層に位置する。
【0054】
選択的に、前記正電源バス第1サブ層と前記正電源バス第2サブ層は、正電源バスのビアを介して電気的に接続される。
【0055】
選択的に、前記負電源線は、電気的に接続されている、負電源線第1サブ層と、負電源線第2サブ層とを含み、
前記負電源補助線は、電気的に接続されている、負電源補助線第1サブ層と、負電源補助線第2サブ層とを含み、
前記負電源線第1サブ層及び前記負電源補助線第1サブ層はいずれも前記ソース又は前記ドレインと同一層に位置し、前記負電源線第2サブ層及び前記負電源補助線第2サブ層はいずれも前記接続電極と同一層に位置する。
【0056】
選択的に、前記負電源線第1サブ層と前記負電源線第2サブ層は、負電源線ビアを介して電気的に接続され、前記負電源補助線第1サブ層と前記負電源補助線第2サブ層は負電源補助線ビアを介して電気的に接続される。
【0057】
例示的に、図5を参照して、図1図4のいずれか1つに示すアレイ基板のa-a部位、b-b部位、c-c部位、及びe-e部位の断面図が示されている。図5に示すように、複数のサブ画素11のうちの少なくとも1つは、薄膜トランジスタ110と、接続電極111とを含み、薄膜トランジスタ110は、ベース基板10上に位置する活性層1101と、活性層1101のベース基板10から離れた側に位置するゲート1102と、ゲート1102のベース基板10から離れた側に位置するソース1103及びドレイン1104とを含み、ソース1103及びドレイン1104は同一層に位置してもよい。
【0058】
正電源バス13は、正電源バスのビア(図5には図示せず)を介して電気的に接続されている、正電源バス第1サブ層131と、正電源バス第2サブ層132とを含む。該正電源バス第1サブ層131は、ソース1103又はドレイン1104と同一層に位置し、該正電源バス第2サブ層132は、接続電極111と同一層に位置する。正電源バスのビアの数は複数であってもよく、正電源バス第1サブ層131及び正電源バス第2サブ層132は複数の正電源バスのビアを介して電気的に接続されて接続の信頼性を確保する。
【0059】
負電源線17は、負電源線ビア(図5には図示せず)を介して電気的に接続されている、負電源線第1サブ層171と、負電源線第2サブ層172とを含む。負電源補助線22は、負電源補助線ビアを介して電気的に接続されている、負電源補助線第1サブ層221と、負電源補助線第2サブ層222とを含む。負電源線第1サブ層171及び負電源補助線第1サブ層221はいずれもソース1103又はドレイン1104と同一層に位置し、負電源線第2サブ層172及び負電源補助線第2サブ層222はいずれも接続電極111と同一層に位置する。負電源線ビアの数及び負電源補助線ビアの数はいずれも複数であってもよく、負電源線第1サブ層171及び負電源線第2サブ層172は、複数の負電源線ビアを介して電気的に接続されて接続の信頼性を確保し、負電源補助線第1サブ層221及び負電源補助線第2サブ層222は複数の負電源補助線ビアを介して電気的に接続されて接続の信頼性を確保する。
【0060】
選択的に、本願の実施例では、前記補助電極は、前記負電源線の前記ベース基板から離れた側に位置し、負電源補助ビアを介して前記負電源補助線に電気的に接続される。
【0061】
例示的に、図5に示すように、補助電極18は負電源線17のベース基板10から離れた側に位置しており、補助電極18は負電源補助ビアを介して負電源補助線22に電気的に接続され、例えば、補助電極18は負電源補助ビアを介して負電源補助線第2サブ層222に電気的に接続される。負電源補助ビアの数は複数であってもよく、補助電極18及び負電源補助線第2サブ層222は複数の負電源補助ビアを介して電気的に接続されて接続の信頼性を確保する。
【0062】
選択的に、本願の実施例では、前記補助電極は前記負電源線の前記ベース基板から離れた側に位置し、負電源補助ビアを介して前記負電源線に電気的に接続される。
【0063】
例示的に、図5に示すように、補助電極18は負電源線17のベース基板10から離れた側に位置しており、補助電極18は負電源補助ビアを介して負電源線17に電気的に接続される。例えば、補助電極18は負電源補助ビアを介して負電源線第2サブ層172に電気的に接続される。負電源補助ビアの数は複数であってもよく、補助電極18及び負電源線第2サブ層172は複数の負電源補助ビアを介して電気的に接続されて接続の信頼性を確保する。
【0064】
当業者であれば容易に理解できるように、補助電極18と負電源補助線第2サブ層222を接続する負電源補助ビアは、補助電極18と負電源補助線第2サブ層222との間の絶縁層に位置するビアであり、補助電極18と負電源線第2サブ層172を接続する負電源補助ビアは、補助電極18と負電源線第2サブ層172との間の絶縁層に位置するビアであり、補助電極18と負電源補助線第2サブ層222を接続する負電源補助ビアは、補助電極18と負電源線第2サブ層172を接続する負電源補助ビアとは異なる。
【0065】
選択的に、本願の実施例では、前記複数のサブ画素のうちの少なくとも1つは、薄膜トランジスタを含み、前記薄膜トランジスタは、前記ベース基板上に位置する活性層と、前記活性層の前記ベース基板から離れた側に位置するゲートと、前記ゲートの前記ベース基板から離れた側に位置するソース及びドレインとを含み、前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、及び前記第3正電源アクセス端子は、いずれも前記ソース又は前記ドレインと同一層に位置し、前記第1負電源アクセス端子、前記第2負電源アクセス端子、及び前記第3負電源アクセス端子は、いずれも前記ソース又は前記ドレインと同一層に位置する。
【0066】
例示的に、図6を参照して、図1に示すアレイ基板のa-a部位及びf-f部位の断面図が示されている。図6に示すように、複数のサブ画素11のうちの少なくとも1つは、薄膜トランジスタ110を含み、薄膜トランジスタ110は、ベース基板10上に位置する活性層1101と、活性層1101のベース基板10から離れた側に位置するゲート1102と、ゲート1102のベース基板10から離れた側に位置するソース1103及びドレイン1104とを含み、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、及び第3正電源アクセス端子16は、いずれもソース1103又はドレイン1104と同一層に位置し、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、及び第3負電源アクセス端子21は、いずれもソース1103又はドレイン1104と同一層に位置する。
【0067】
選択的に、本願の実施例では、アレイ基板は、第4正電源アクセス端子、及び/又は、第4負電源アクセス端子をさらに含む。該第4正電源アクセス端子、及び/又は、第4負電源アクセス端子は、いずれも前記ソース又は前記ドレインと同一層に位置する。
【0068】
例示的に、図7を参照して、図2に示すアレイ基板のa-a部位及びf-f部位の断面図が示されている。図7に示すように、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、第3正電源アクセス端子16、及び第4正電源アクセス端子23は、いずれもソース1103又はドレイン1104と同一層に位置し、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、及び第3負電源アクセス端子21は、いずれもソース1103又はドレイン1104と同一層に位置する。
【0069】
例示的に、図8を参照して、図3に示すアレイ基板のa-a部位及びf-f部位の断面図が示されている。図8に示すように、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、及び第3正電源アクセス端子16は、いずれもソース1103又はドレイン1104と同一層に位置し、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、第3負電源アクセス端子21、及び第4負電源アクセス端子24は、いずれもソース1103又はドレイン1104と同一層に位置する。
【0070】
例示的に、図9を参照して、図4に示すアレイ基板のa-a部位及びf-f部位の断面図が示されている。図9に示すように、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、第3正電源アクセス端子16、及び第4正電源アクセス端子23は、いずれもソース1103又はドレイン1104と同一層に位置し、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、第3負電源アクセス端子21、及び第4負電源アクセス端子24は、いずれもソース1103又はドレイン1104と同一層に位置する。
【0071】
選択的に、本願の実施例では、前記負電源補助線は、電気的に接続されている、負電源補助線第1サブ層と、負電源補助線第2サブ層とを含み、前記負電源補助線第2サブ層は、前記負電源補助線第1サブ層の前記ベース基板から離れた側に位置し、前記第2負電源アクセス端子、前記第4負電源アクセス端子、及び前記負電源補助線第1サブ層は一体となっている構造である。
【0072】
例示的に、図10を参照して、図3又は図4に示すアレイ基板のa-a部位及びg-g部位の断面図が示されている。図10に示すように、負電源補助線22は、負電源補助線ビア(図10には図示せず)を介して電気的に接続されている、負電源補助線第1サブ層221と、負電源補助線第2サブ層222とを含み、負電源補助線第2サブ層222は、負電源補助線第1サブ層221のベース基板から離れた側に位置し、第2負電源アクセス端子20、第4負電源アクセス端子24、及び負電源補助線第1サブ層221は一体となっている構造である。
【0073】
なお、図10には、アレイ基板が第2負電源アクセス端子20と第4負電源アクセス端子24とをともに含む場合を例として説明するが、アレイ基板が第2負電源アクセス端子20又は第4負電源アクセス端子24のいずれか一方のみを含む場合、第2負電源アクセス端子20又は第4負電源アクセス端子24、及び負電源補助線第1サブ層221は一体となっている構造である。例えば、アレイ基板が第2負電源アクセス端子20を含むが、第4負電源アクセス端子24を含まない場合、第2負電源アクセス端子20及び負電源補助線第1サブ層221は一体となっている構造であり、アレイ基板が第4負電源アクセス端子24を含むが、第2負電源アクセス端子20を含まない場合、第4負電源アクセス端子24及び負電源補助線第1サブ層221は一体となっている構造である。
【0074】
選択的に、本願の実施例では、前記アレイ基板は、前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、前記第3正電源アクセス端子、前記第4正電源アクセス端子、前記第1負電源アクセス端子、前記第2負電源アクセス端子、前記第3負電源アクセス端子、及び前記第4負電源アクセス端子の前記表示領域から離れた側の前記周辺領域に位置する回路基板であって、前記第1正電源アクセス端子、前記第2正電源アクセス端子、前記第3正電源アクセス端子、前記第4正電源アクセス端子、前記第1負電源アクセス端子、前記第2負電源アクセス端子、前記第3負電源アクセス端子、及び前記第4負電源アクセス端子がそれぞれ電気的に接続される回路基板をさらに含む。
【0075】
例示的に、図1に示すように、該アレイ基板は、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、第3正電源アクセス端子16、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、及び第3負電源アクセス端子21の表示領域B1から離れた側の前記周辺領域B2に位置する回路基板であって、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、第3正電源アクセス端子16、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、及び第3負電源アクセス端子21がそれぞれ電気的に接続される回路基板25をさらに含む。
【0076】
例示的に、図2に示すように、該アレイ基板は、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、第3正電源アクセス端子16、第4正電源アクセス端子23、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、及び第3負電源アクセス端子21の表示領域B1から離れた側の前記周辺領域B2に位置する回路基板であって、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、第3正電源アクセス端子16、第4正電源アクセス端子23、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、及び第3負電源アクセス端子21がそれぞれ電気的に接続される回路基板25をさらに含む。
【0077】
例示的に、図3に示すように、該アレイ基板は、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、第3正電源アクセス端子16、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、第3負電源アクセス端子21、及び第4負電源アクセス端子24の表示領域B1から離れた側の前記周辺領域B2に位置する回路基板であって、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、第3正電源アクセス端子16、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、第3負電源アクセス端子21、及び第4負電源アクセス端子24がそれぞれ電気的に接続される回路基板25をさらに含む。
【0078】
例示的に、図4に示すように、該アレイ基板は、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、第3正電源アクセス端子16、第4正電源アクセス端子23、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、第3負電源アクセス端子21、及び第4負電源アクセス端子24の表示領域B1から離れた側の前記周辺領域B2に位置する回路基板であって、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、第3正電源アクセス端子16、第4正電源アクセス端子23、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、第3負電源アクセス端子21、及び第4負電源アクセス端子24がそれぞれ電気的に接続される回路基板25をさらに含む。
【0079】
なお、本願の実施例に記載の回路基板25は、フレキシブル回路基板(英語:Flexible Printed Circuit、略称FPC)であってもよい。
【0080】
例示的に、図5図10に示すように、複数のサブ画素11のうちの少なくとも1つは、薄膜トランジスタ110と、接続電極111と、発光素子112と、蓄積容量113とを含む。薄膜トランジスタ110は、ベース基板10上に位置する活性層1101と、活性層1101のベース基板10から離れた側に位置する第1絶縁層1105と、第1絶縁層1105のベース基板10から離れた側に位置するゲート1102と、ゲート1102のベース基板10から離れた側に位置する第2絶縁層1106と、第2絶縁層1106のベース基板10から離れた側に位置する第3絶縁層1107と、第3絶縁層1107のベース基板10から離れた側に位置するソース1103及びドレイン1104とを含む。接続電極111は、薄膜トランジスタ110のベース基板10から離れた側に位置し、接続電極111はドレイン1104に電気的に接続され、発光素子112は接続電極111のベース基板から離れた側に位置し、該発光素子112は、ベース基板10から離れる方向において順に積層される、第1電極1121と、発光層1122と、第2電極1123とを含み、第1電極1121が接続電極111に電気的に接続される。蓄積容量113は、第1極板1131と、第2極板1132とを含み、第1極板1131がゲート1102と同一層に位置し、第2極板1132が第2絶縁層1106と第3絶縁層1107との間に位置する。
【0081】
例示的に、図5図10に示すように、複数のサブ画素11のうちの少なくとも1つは、活性層1101とベース基板10との間に位置するバッファ層114と、ベース基板10から離れる方向においてソース1103と接続電極111との間に位置するパッシベーション層115及び第1平坦層116と、接続電極111と第1電極1121との間に位置する第2平坦層117とをさらに含む。パッシベーション層115及び第1平坦層116にはビアを有し、接続電極111は、パッシベーション層115及び第1平坦層116のビアを介してドレイン1104に電気的に接続され、第2平坦層117にはビアを有し、第1電極1121は第2平坦層117のビアを介して接続電極111に電気的に接続される。
【0082】
選択的に、図5図10に示すように、該アレイ基板は、画素定義層26と、パッケージ構造27とをさらに含む。該画素定義層26は、第2平坦層117のベース基板10から離れた側に位置し、バリア壁構造で定義される開口領域を含み、発光素子112が画素定義層26の開口領域に位置する。該パッケージ構造27は、発光素子112のベース基板から離れた側に位置し、発光素子112をパッケージすることに用いられる。
【0083】
なお、図5図10のb-b部位、c-c部位、e-e部位、f-f部位、及びg-g部位において、第1絶縁層1105、第2絶縁層1106、第3絶縁層1107、バッファ層114、パッシベーション層115、第1平坦層116、及び第2平坦層117は、a-a部位の第1絶縁層1105、第2絶縁層1106、第3絶縁層1107、バッファ層114、パッシベーション層115、第1平坦層116、及び第2平坦層117のそれぞれの周辺領域B2まで延伸した部分であってもよい。当業者であれば容易に理解できるように、図5図10のb-b部位、c-c部位、e-e部位、f-f部位、及びg-g部位において、正電源バス13、第1正電源アクセス端子14、第2正電源アクセス端子15、第3正電源アクセス端子16、負電源線17、補助電極18、第1負電源アクセス端子19、第2負電源アクセス端子20、第3負電源アクセス端子21、負電源補助線22、第4正電源アクセス端子23、及び第4負電源アクセス端子24のみが示されているが、アレイ基板の周辺領域は、図5図10に示されない他の回路構造を含んでもよい。
【0084】
なお、該アレイ基板では、本願で説明した構造に加えて、他の構造を含んでもよい。例えば、該アレイ基板は、同じ延伸方向の複数のゲートラインをさらに含んでもよく、同じ延伸方向の複数のデータライン、複数のゲートライン、及び複数のデータラインが交差して複数の画素領域を定義し、複数のサブ画素は複数の画素領域に一対一で位置する。さらに、例えば、該アレイ基板は、チップオンフィルム(英語:Chip On Film、略称COF)及び集積回路(英語:Integrated Circuit、略称IC)等をさらに含んでもよく、本願の実施例はここで説明を省略する。
【0085】
以上のように、本願の実施例によるアレイ基板は、第1正電源アクセス端子と、第2正電源アクセス端子と、第3正電源アクセス端子と、第1負電源アクセス端子と、第2負電源アクセス端子と、第3負電源アクセス端子とを含み、第2正電源アクセス端子及び第2負電源アクセス端子は、いずれも第1正電源アクセス端子と第3正電源アクセス端子との間に位置し、各正電源アクセス端子は、正電源バス及び正電源線を介してそれに近いサブ画素の発光素子に正電圧信号を伝送することができ、各負電源アクセス端子は、負電源線、負電源補助線、及び補助電極を介してそれに近いサブ画素の発光素子に負電圧信号を伝送することができ、それにより、発光素子に正電圧信号を伝送するための信号伝送線の長さ及び発光素子に負電圧信号を伝送するための信号伝送線がいずれも短く、インピーダンスが小さいため、アレイ基板に表示される画面の輝度の均一性を確保するのに有利である。
【0086】
同じ発明構想に基づき、本願の実施例は、表示装置をさらに提供し、該表示装置は、上記いずれか一つのアレイ基板を含む。本願の実施例における表示装置は、携帯電話、タブレットコンピュータ、テレビ、ディスプレイ、ノートパソコン、デジタルフォトフレーム、ナビゲータ等の表示機能を有する任意の製品又は部材であってもよい。
【0087】
本願の実施例では、用語「同一層」とは、同一のステップで同時に形成される層の間の関係を指す。例えば、負電源補助線第2サブ層222及び接続電極111は同一層の材料において同じパターニングプロセスの1つ又は複数のステップを実行することによって形成されるとき、それらは同一層に位置し、別の例では、負電源補助線第2サブ層222及び接続電極111は、負電源補助線第2サブ層222を形成するステップと、接続電極111を形成するステップとを同時に行うことにより、同一層に形成される。「同一層」とは、いつでも横断面図にはその層の厚さ又は高さが同じであることを意味するとは限らない。
【0088】
本願の実施例では、用語「第1」、「第2」、「第3」、「第4」及び類似した単語は、いかなる順次、数量又は重要性を示すものではなく、単に異なる構成要件を区別するために用いられるものである。2つの導体が「電気的に接続」されるとは、この2つの導体が直接又は間接的に電気的に接続されかつ電気信号を伝送できることである。用語「少なくとも1つ」は1つ又は複数を指し、「複数」は2つ又は2つ以上を指す。
【0089】
本願の実施例では、用語「及び/又は」は、関連する事物の関連関係を説明するために過ぎず、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在する場合、A及びBの両方が存在する場合、Bのみが存在する場合を表すことができる。また、本明細書中における文字「/」は、一般的には、その前後の関連する事物の間の「又は」である関係を示す。
【0090】
なお、図面では、明確化のために、一部又はすべての層のサイズ、又は一部又はすべての領域のサイズが拡大されていることがある。かつ、要素又は層が、別の要素又は層「上」にあると記載された場合、他の要素の上に直接存在してもよく、又は介在する層が存在してもよいことが理解される。また、要素又は層が、別の要素又は層「下」にあると記載された場合、他の要素の下に直接存在してもよく、又は1つ以上の介在する層又は要素が存在してもよいことが理解される。さらに、層又は要素が、2層又は2つの要素の「間」に存在すると記載された場合、2層又は2つの素子の間の唯一な層であってもよく、又は1つ以上の中間層又は要素が存在してもよいことが理解される。全文を通じ、同じ符号は類似の要素を示している。
【0091】
以上は、本願の例示的な実施例に過ぎず、本願を制限するものではない。本願の思想と原則の範囲内で行われた変更、等価置換、改良等は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10