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▶ サン−ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイションの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-15
(45)【発行日】2024-01-23
(54)【発明の名称】レドーム設計
(51)【国際特許分類】
   H01Q 1/42 20060101AFI20240116BHJP
   G01S 7/03 20060101ALI20240116BHJP
【FI】
H01Q1/42
G01S7/03 246
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2022539686
(86)(22)【出願日】2020-12-15
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-06
(86)【国際出願番号】 US2020065010
(87)【国際公開番号】W WO2021138037
(87)【国際公開日】2021-07-08
【審査請求日】2022-06-28
(31)【優先権主張番号】62/955,072
(32)【優先日】2019-12-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/972,698
(32)【優先日】2020-02-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500149223
【氏名又は名称】サン-ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キークヘイファー、アレクサンダー
(72)【発明者】
【氏名】オズワルド、エリック アール.
【審査官】岸田 伸太郎
(56)【参考文献】
【文献】特表2016-532354(JP,A)
【文献】特開2017-005685(JP,A)
【文献】特開2009-141736(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01Q 1/42
G01S 7/03
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
レドーム構造であって、
第1の繊維強化ポリマーを含む第1の繊維強化誘電体層を含む構成要素であって、前記第1の繊維強化ポリマーが、第1のポリマー要素と第1の繊維要素とを含み、前記第1のポリマー要素が、エポキシ、シアナートエステル樹脂、又はそれらの組み合わせを含む、構成要素と
前記構成要素の下にある内側調整層要素であって、第2の繊維強化ポリマーを含む第1の内側調整層を含み、更に前記第1の内側調整層の下にある第2の内側調整層を含み、前記第2の内側調整層が、ポリマー発泡体層を含む、内側調整層要素と、
前記構成要素の上にある外側調整層要素であって、第3の繊維強化ポリマーを含む第1の外側調整層を含む、外側調整層要素と、を含む、レドーム構造。
【請求項2】
前記第1の繊維要素が、低誘電率石英織物、高弾性率ポリプロピレン(HMPP)織物、電気グレードガラス(E-glass)織物、構造グレードガラス(S-glass)織物、玄武岩織物、又は低誘電率石英織物の一方向リボン、電気グレードガラス(E-glass)織物の一方向リボン、構造グレードガラス(S-glass)織物の一方向リボン、玄武岩織物の一方向リボン、それらの組み合わせ、又はそれらの多材料ハイブリッド織布を含む、請求項に記載のレドーム構造。
【請求項3】
前記第2の繊維強化ポリマーが、第2のポリマー要素と第2の繊維要素とを含む、請求項1に記載のレドーム構造。
【請求項4】
前記第2のポリマー要素が、エポキシ、シアナートエステル樹脂、又はそれらの組み合わせを含む、請求項に記載のレドーム構造。
【請求項5】
前記第2の繊維要素が、高弾性率ポリプロピレン(HMPP)織物、HMPPの一方向リボン、Eガラス、Sガラス、玄武岩、若しくは石英繊維のうちの少なくとも1つとHMPPとのハイブリッド織布、又はそれらの組み合わせを含む、請求項又はに記載のレドーム構造。
【請求項6】
前記第3の繊維強化ポリマーが、第3のポリマー要素と第3の繊維要素とを含む、請求項1に記載のレドーム構造。
【請求項7】
前記第3のポリマー要素が、エポキシ、シアナートエステル樹脂、又はそれらの組み合わせを含む、請求項に記載のレドーム構造。
【請求項8】
前記第3の繊維要素が、高弾性率ポリプロピレン(HMPP)織物、HMPPの一方向リボン、Eガラス、Sガラス、玄武岩、若しくは石英繊維のうちの少なくとも1つとHMPPとのハイブリッド織布、又はそれらの組み合わせを含む、請求項又はに記載のレドーム構造。
【請求項9】
前記ポリマー発泡体層が、少なくとも.05の誘電率を含む、請求項に記載のレドーム構造。
【請求項10】
前記構成要素が、
前記第1の繊維強化誘電体層の上にある第1の低誘電率層と、
前記第1の低誘電層の上にある第2の繊維強化誘電体層であって、前記第2の繊維強化誘電体層が第4の繊維強化ポリマーを含む、第2の繊維強化誘電体層と、を更に含む、請求項1に記載のレドーム構造。
【請求項11】
前記第1の繊維強化誘電体層が、高誘電率材料を含む、請求項10に記載のレドーム構造。
【請求項12】
前記構成要素が、
前記第2の繊維強化誘電体層の上にある第2の低誘電体層と、
前記第2の低誘電体層の上にある第3の繊維強化誘電体層であって、前記第3の繊維強化誘電体層が第5の繊維強化ポリマーを含む、第3の繊維強化誘電体層と、を更に含む、請求項11に記載のレドーム構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、レドーム構造設計に関し、特に、広帯域電磁波の伝送に最適化されたレドーム構造設計に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、マイクロ波アンテナは、アンテナを有害な気象条件から保護し、アンテナの連続的で正確な動作を保証するために、レドームで覆われている。レドームは、薄壁レドーム、固体壁レドーム、及びサンドイッチレドームの形態であってもよい。薄壁レドームは、典型的には厚さが1/16インチ未満であり、高い空気圧を使用して、又は支持フレームを使用して支持することができる。固体壁レドームは、典型的には、より重い固体積層体から作製され、サンドイッチレドームは、薄い内側積層体層と外側積層体層との間に挟まれた低誘電性コア材料を含む。コア材料は、典型的には、プラスチック発泡体構造又はハニカム構造である。
【0003】
レドームを形成するために使用される材料にかかわらず、レドーム構造は、一般に、アンテナからレドームを介して伝送される電磁波の信号強度を低下させる。これは、広帯域伝送に関して特に当てはまる。したがって、広帯域電磁波伝送にわたる電磁低下を最小限に抑えるために、調整及び最適化の能力を有する改善された構造設計を有するレドームが望ましい。
【発明の概要】
【0004】
第1の態様によれば、レドーム構造は、構成要素、構成要素の下にある内側調整層要素、及び構成要素を覆う外側調整層要素を含むことができる。構成要素は、第1の繊維強化ポリマーを含むことができる第1の繊維強化誘電体層を含むことができる。内側調整層要素は、第2の繊維強化ポリマーを含むことができる第1の内側調整層を含むことができる。外側調整層要素は、第3の繊維強化ポリマーを含むことができる第1の外側調整層を含むことができる。
【0005】
実施形態は、例として示されており、添付の図面に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1a】本明細書に記載の実施形態によるレドーム構造の図を含む。
図1b】本明細書に記載の実施形態によるレドーム構造の図を含む。
図2a】本明細書に記載の実施形態によるレドーム構造の図を含む。
図2b】本明細書に記載の実施形態によるレドーム構造の図を含む。
図3a】本明細書に記載の実施形態によるレドーム構造の図を含む。
図3b】本明細書に記載の実施形態によるレドーム構造の図を含む。
図4a】本明細書に記載の実施形態によるレドーム構造の図を含む。
図4b】本明細書に記載の実施形態によるレドーム構造の図を含む。
図5a】本明細書に記載の実施形態によるレドーム構造の図を含む。
図5b】本明細書に記載の実施形態によるレドーム構造の図を含む。
【発明を実施するための形態】
【0007】
当業者は、図中の要素が簡略化及び明瞭化のために示されており、必ずしも縮尺通りに描かれていないことを理解する。
【0008】
以下の説明は、教示の特定の実装形態及び実施形態に焦点を当てる。詳細な説明は、特定の実施形態を説明するのを助けるために提供されており、本開示又は教示の範囲又は適用性に対する限定として解釈されるべきではない。本明細書で提供される開示及び教示に基づいて他の実施形態を使用することができることが理解されよう。
【0009】
用語「含む(comprises)」、「含む(comprising)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「有する(has)」、「有する(having)」、又はそれらの任意の他の変形は、非排他的包含を網羅することを意図している。例えば、特徴のリストを含む方法、物品、又は装置は、必ずしもそれらの特徴のみに限定されるわけではなく、明示的に列挙されていない、又はそのような方法、物品、若しくは装置に固有の他の特徴を含むことができる。更に、そうではないと明示的に述べられていない限り、「又は」は、包含的論理和を指し、排他的論理和を指すのではない。例えば、条件A又はBは、以下の、Aが真(又は存在する)であり、Bが偽(又は存在しない)、Aが偽(又は存在しない)であり、Bが真(又は存在する)、及びAとBの両方が真(又は存在する)のいずれか1つによって満たされる。
【0010】
また、「1つの(a)」又は「1つの(an)」の使用は、本明細書に記載の要素及び構成要素を説明するために用いられる。これは、単に便宜上、及び本発明の範囲の一般的な意味を与えるために行われる。この説明は、そうでないことを意味することが明らかでない限り、1つ、少なくとも1つ、又は単数形を、複数形も含むものとして、若しくはその逆を含むように読むべきである。例えば、単一のアイテムが本明細書に記載される場合、単一のアイテムの代わりに2つ以上のアイテムが使用されてもよい。同様に、2つ以上のアイテムが本明細書に記載されている場合、単一のアイテムがその2つ以上のアイテムに置き換えられてもよい。
【0011】
本明細書に記載の実施形態は、一般に、構成要素、構成要素の下にある内側調整層要素、及び構成要素を覆う外側調整層要素を含むことができるレドーム構造に関する。積層要素と内側調整層要素との組み合わせは、広帯域スペクトル(すなわち、約10GHz~約31GHzの周波数範囲)にわたって主偏波及び交差偏波を最適化するように設計される。
【0012】
例示の目的で、図1aは、本明細書に記載の実施形態によるレドーム構造100の例示を含む。図1aに示すように、レドーム構造100は、構成要素120、構成要素120の下にある内側調整層要素110、及び構成要素120の上にある外側調整層要素130を含むことができる。特定の実施形態によれば、また図1aに示すように、構成要素120は、第1の繊維強化ポリマーを含むことができる第1の繊維強化誘電体層121を含むことができる。更に他の実施形態によれば、また図1aに更に示すように、内側調整層要素110は、第2の繊維強化ポリマーを含むことができる第1の内側調整層111を含むことができる。更に他の実施形態によれば、また図1aに更に示すように、外側調整層要素130は、第3の繊維強化ポリマーを含むことができる第1の外側調整層131を含むことができる。
【0013】
最初に構成要素120を参照すると、特定の実施形態によれば、構成要素120は特定の厚さであってもよい。例えば、構造構成要素120は、厚さが少なくとも約0.1mm、例えば、少なくとも約0.2mm、又は少なくとも約0.3mm、又は少なくとも約0.4mm、又は少なくとも約0.5mm、又は少なくとも約0.6mm、又は少なくとも約0.7mm、又は少なくとも約0.8mm、又は少なくとも約0.9mm、又は少なくとも約1.0mmであってもよい。更に他の実施形態によれば、構成要素120は、厚さが約15mm以下、例えば、約14.5mm以下、又は約14.0mm以下、又は約13.5mm以下、又は約13.0mm以下、又は約12.5mm以下、又は約12.0mm以下、又は約11.5mm以下、又は約11.0mm以下、又は約10.5mm以下、又は約10.0mm以下、又は約9.5mm以下、又は約9.0mm以下、又は約8.5mm以下、又は約8.0mm以下、又は約7.5mm以下、又は約7.0mm以下、又は約6.5mm以下、又は約6.0mm以下、又は約5.5mm以下、又は更に約5.0mm以下であってもよい。構成要素120の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の範囲内にあってもよいことが理解されよう。構成要素120の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0014】
最初に構成要素120の第1の繊維強化誘電体層121を参照すると、特定の実施形態によれば、第1の繊維強化誘電体層121の第1の繊維強化ポリマーは、第1のポリマー要素及び第1の繊維要素を含むことができる。
【0015】
特定の実施形態によれば、第1の繊維強化ポリマーの第1のポリマー要素は、エポキシを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第1の繊維強化ポリマーの第1のポリマー要素は、シアナートエステル樹脂を含むことができる。更に他の実施形態によれば、第1の繊維強化ポリマーの第1のポリマー要素は、エポキシとシアナートエステル樹脂との組み合わせを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第1の繊維強化ポリマーの第1のポリマー要素は、エポキシから本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第1の繊維強化ポリマーの第1のポリマー要素は、シアナートエステル樹脂から本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第1の繊維強化ポリマーの第1のポリマー要素は、エポキシとシアナートエステル樹脂との組み合わせから本質的になってもよい。
【0016】
更に他の実施形態によれば、第1の繊維強化ポリマーの第1の繊維要素は、低誘電率石英織物、高弾性率ポリプロピレン(HMPP)織物、電気グレードガラス(E-glass)織物、構造グレードガラス(S-glass)織物、玄武岩織物、又は低誘電率石英織物の一方向リボン、電気グレードガラス(E-glass)織物の一方向リボン、構造グレードガラス(S-glass)織物の一方向リボン、玄武岩織物の一方向リボン、それらの組み合わせ、又はそれらの多材料ハイブリッド織布を含むことができる。更に他の実施形態によれば、第2の繊維強化ポリマーの第1の繊維要素は、低誘電率石英織物、高弾性率ポリプロピレン(HMPP)織物、電気グレードガラス(E-glass)織物、構造グレードガラス(S-glass)織物、玄武岩織物、又は低誘電率石英織物の一方向リボン、電気グレードガラス(E-glass)織物の一方向リボン、構造グレードガラス(S-glass)織物の一方向リボン、玄武岩織物の一方向リボン、それらの組み合わせ、又はそれらの多材料ハイブリッド織布から本質的になってもよい。
【0017】
更に他の実施形態によれば、第1の構造層要素120の第1の繊維強化誘電体層121は、特定の厚さであってもよい。例えば、第1の繊維強化誘電体層121は、厚さが少なくとも約0.1mm、例えば、少なくとも約0.2mm、又は少なくとも約0.3mm、又は少なくとも約0.4mm、又は少なくとも約0.5mm、又は少なくとも約0.6mm、又は少なくとも約0.7mm、又は少なくとも約0.8mm、又は少なくとも約0.9mm、又は少なくとも約1.0mmであってもよい。更に他の実施形態によれば、第1の繊維強化誘電体層121は、厚さが約5.0mm以下、例えば約4.5mm以下、又は約4.0mm以下、又は約3.5mm以下、又は約3.0mm以下、又は更に約2.5mm以下であってもよい。第1の繊維強化誘電体層121の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の範囲内であってもよいことが理解されよう。第1の繊維強化誘電体層121の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0018】
ここで外側調整層要素110の第1の内側調整層111を参照すると、特定の実施形態によれば、第1の内側調整層111の第2の繊維強化ポリマーは、第2のポリマー要素及び第2の繊維要素を含むことができる。
【0019】
特定の実施形態によれば、第2の繊維強化ポリマーの第2のポリマー要素は、エポキシを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第2の繊維強化ポリマーの第2のポリマー要素は、シアナートエステル樹脂を含むことができる。更に他の実施形態によれば、第2の繊維強化ポリマーの第2のポリマー要素は、エポキシとシアナートエステル樹脂との組み合わせを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第2の繊維強化ポリマーの第2のポリマー要素は、エポキシから本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第2の繊維強化ポリマーの第2のポリマー要素は、シアナートエステル樹脂から本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第2の繊維強化ポリマーの第2のポリマー要素は、エポキシとシアナートエステル樹脂との組み合わせから本質的になってもよい。
【0020】
更に他の実施形態によれば、第2の繊維強化ポリマーの第2の繊維要素は、高弾性率ポリプロピレン(HMPP)織物、HMPPの一方向リボン、Eガラス、Sガラス、玄武岩、若しくは石英繊維の少なくとも1つとHMPPのハイブリッド織布、又はそれらの組み合わせを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第2の繊維強化ポリマーの第2の繊維要素は、高弾性率ポリプロピレン(HMPP)織物、HMPPの一方向リボン、Eガラス、Sガラス、玄武岩、若しくは石英繊維の少なくとも1つとHMPPのハイブリッド織布、又はそれらの組み合わせから本質的になってもよい。
【0021】
更に他の実施形態によれば、内側調整層要素110は、特定の厚さであってもよい。例えば、内側調整層要素110は、厚さが少なくとも約0.5mm、例えば、少なくとも約0.6mm、又は少なくとも約0.7mm、又は少なくとも約0.8mm、又は少なくとも約0.9mm、又は少なくとも約1.0mm、又は少なくとも約1.1mm、又は少なくとも約1.2mm、又は少なくとも約1.3mm、又は少なくとも約1.4mm、又は少なくとも約1.5mm、又は少なくとも約1.6mm、又は少なくとも約1.7mm、又は少なくとも約1.8mm、又は少なくとも約1.9mm又は更に少なくとも約2.0mmであってもよい。更に他の実施形態によれば、内側調整層要素110は、厚さが約4.0mm以下、例えば、約3.9mm以下、又は約3.8mm以下、又は約3.7mm以下、又は約3.6mm以下、又は約3.5mm以下、又は約3.4mm以下、又は約3.3mm以下、又は約3.2mm以下、又は約3.1mm以下、又は約3.0mm以下、又は約2.9mm以下、又は約2.8mm以下、又は約2.7mm以下、又は約2.6mm以下、又は更に約2.5mm以下であってもよい。内側調整層要素110の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の範囲内にあってもよいことが理解されよう。内側調整層要素110の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0022】
更に他の実施形態によれば、内側調整層要素110の第1の内側調整層111は、特定の厚さであってもよい。例えば、第1の内側調整層111は、厚さが少なくとも約0.5mm、例えば、少なくとも約0.6mm、又は少なくとも約0.7mm、又は少なくとも約0.8mm、又は少なくとも約0.9mm、又は少なくとも約1.0mm、又は少なくとも約1.1mm、又は少なくとも約1.2mm、又は少なくとも約1.3mm、又は少なくとも約1.4mm、又は少なくとも約1.5mm、又は少なくとも約1.6mm、又は少なくとも約1.7mm、又は少なくとも約1.8mm、又は少なくとも約1.9mm又は更に少なくとも約2.0mmであってもよい。更に他の実施形態によれば、第1の内側調整層111は、厚さが約4.0mm以下、例えば、約3.9mm以下、又は約3.8mm以下、又は約3.7mm以下、又は約3.6mm以下、又は約3.5mm以下、又は約3.4mm以下、又は約3.3mm以下、又は約3.2mm以下、又は約3.1mm以下、又は約3.0mm以下、又は約2.9mm以下、又は約2.8mm以下、又は約2.7mm以下、又は約2.6mm以下、又は更に約2.5mm以下であってもよい。第1の内側調整層111の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の範囲内にあってもよいことが理解されよう。第1の内側調整層111の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0023】
ここで外側調整層要素130の第1の外側調整層131を参照すると、特定の実施形態によれば、第1の外側調整層131の第3の繊維強化ポリマーは、第3のポリマー要素及び第3の繊維要素を含むことができる。
【0024】
特定の実施形態によれば、第3の繊維強化ポリマーの第3のポリマー要素は、エポキシを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第3の繊維強化ポリマーの第3のポリマー要素は、シアナートエステル樹脂を含むことができる。更に他の実施形態によれば、第3の繊維強化ポリマーの第3のポリマー要素は、エポキシとシアナートエステル樹脂との組み合わせを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第3の繊維強化ポリマーの第3のポリマー要素は、エポキシから本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第3の繊維強化ポリマーの第3のポリマー要素は、シアナートエステル樹脂から本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第3の繊維強化ポリマーの第3のポリマー要素は、エポキシとシアナートエステル樹脂との組み合わせから本質的になってもよい。
【0025】
更に他の実施形態によれば、第3の繊維強化ポリマーの第3の繊維要素は、高弾性率ポリプロピレン(HMPP)織物、HMPPの一方向リボン、Eガラス、Sガラス、玄武岩、若しくは石英繊維の少なくとも1つとHMPPのハイブリッド織布、又はそれらの組み合わせを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第3の繊維強化ポリマーの第3の繊維要素は、高弾性率ポリプロピレン(HMPP)織物、HMPPの一方向リボン、Eガラス、Sガラス、玄武岩、若しくは石英繊維の少なくとも1つとHMPPのハイブリッド織布、又はそれらの組み合わせから本質的になってもよい。
【0026】
更に他の実施形態によれば、外側調整層要素130は、特定の厚さであってもよい。例えば、外側調整層要素130は、厚さが少なくとも約0.5mm、例えば、少なくとも約0.6mm、又は少なくとも約0.7mm、又は少なくとも約0.8mm、又は少なくとも約0.9mm、又は少なくとも約1.0mm、又は少なくとも約1.1mm、又は少なくとも約1.2mm、又は少なくとも約1.3mm、又は少なくとも約1.4mm、又は少なくとも約1.5mm、又は少なくとも約1.6mm、又は少なくとも約1.7mm、又は少なくとも約1.8mm、又は少なくとも約1.9mm又は更に少なくとも約2.0mmであってもよい。更に他の実施形態によれば、外側調整層要素130は、厚さが約4.0mm以下、例えば、約3.9mm以下、又は約3.8mm以下、又は約3.7mm以下、又は約3.6mm以下、又は約3.5mm以下、又は約3.4mm以下、又は約3.3mm以下、又は約3.2mm以下、又は約3.1mm以下、又は約3.0mm以下、又は約2.9mm以下、又は約2.8mm以下、又は約2.7mm以下、又は約2.6mm以下、又は更に約2.5mm以下であってもよい。外側調整層要素130の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の範囲内にあってもよいことが理解されよう。外側調整層要素130の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0027】
更に他の実施形態によれば、外側調整層要素130の第1の外側調整層131は、特定の厚さであってもよい。例えば、第1の外側調整層131は、厚さが少なくとも約0.5mm、例えば、少なくとも約0.6mm、又は少なくとも約0.7mm、又は少なくとも約0.8mm、又は少なくとも約0.9mm、又は少なくとも約1.0mm、又は少なくとも約1.1mm、又は少なくとも約1.2mm、又は少なくとも約1.3mm、又は少なくとも約1.4mm、又は少なくとも約1.5mm、又は少なくとも約1.6mm、又は少なくとも約1.7mm、又は少なくとも約1.8mm、又は少なくとも約1.9mm又は更に少なくとも約2.0mmであってもよい。更に他の実施形態によれば、第1の外側調整層131は、厚さが約4.0mm以下、例えば、約3.9mm以下、又は約3.8mm以下、又は約3.7mm以下、又は約3.6mm以下、又は約3.5mm以下、又は約3.4mm以下、又は約3.3mm以下、又は約3.2mm以下、又は約3.1mm以下、又は約3.0mm以下、又は約2.9mm以下、又は約2.8mm以下、又は約2.7mm以下、又は約2.6mm以下、又は更に約2.5mm以下であってもよい。第1の外側調整層131の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の範囲内にあってもよいことが理解されよう。第1の外側調整層131の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0028】
更なる説明のために、図1bは、本明細書に記載の代替の実施形態によるレドーム構造101の例示を含む。特定の実施形態によれば、図1bに示すように、レドーム構造101は、構成要素120、構成要素120の下にある内側調整層要素110、及び構成要素120の上にある外側調整層要素130を含むことができる。特定の実施形態によれば、また図1bに示すように、構成要素120は、第1の繊維強化ポリマーを含むことができる第1の繊維強化誘電体層121を含むことができる。更に他の実施形態によれば、また図1bに更に示すように、内側調整層要素110は、第1の内側調整層111及び第2の内側調整層112を含むことができる。第1の内側調整層111は、第2の繊維強化ポリマーを含むことができ、第2の内側調整層112は、ポリマー発泡体層を含むことができる。更に他の実施形態によれば、また図1bに更に示すように、外側調整層要素130は、第3の繊維強化ポリマーを含むことができる第1の外側調整層131を含むことができる。
【0029】
図1bに示すレドーム構造101及びレドーム構造101を参照して説明した全ての要素は、図1aの対応する要素を参照して本明細書で説明した特性のいずれかを有することができることが理解されよう。特に、図1bに示すレドーム構造101、構成要素120、第1の繊維強化誘電体層121、内側調整層要素110、第1の内側調整層111、第1の外側調整層要素130、及び第1の外側調整層131の特性は、それぞれ図1aに示すレドーム構造100、構成要素120、第1の繊維強化誘電体層121、内側調整層要素110、第1の内側調整層111、第1の外側調整層要素130、及び第1の外側調整層131を参照して本明細書で説明した対応する特性のいずれかを有することができる。
【0030】
ここで、内側調整層要素110の第2の内側調整層112を参照すると、特定の実施形態によれば、第2の内側調整層112は、特定の誘電率であってもよい。例えば、第2の内側調整層112は、誘電率が少なくとも約1.00、例えば、少なくとも約1.05、又は少なくとも約1.10、又は少なくとも約1.15、又は少なくとも約1.20、又は少なくとも約1.25、又は少なくとも約1.30、又は少なくとも約1.35、又は少なくとも約1.40、又は少なくとも約1.45、又は少なくとも約1.50、又は少なくとも約1.55、又は少なくとも約1.6、又は少なくとも約1.65、又は少なくとも約1.7、又は少なくとも約1.75、又は少なくとも約1.8、又は少なくとも約1.85、又は少なくとも約1.9、又は少なくとも約1.95、又は少なくとも約2.0、又は少なくとも約2.05、又は少なくとも約2.1、又は少なくとも約2.15又は更に少なくとも約2.2であってもよい。第2の内側調整層112の誘電率は、上記の値のいずれかの間の範囲内にあってもよいことが理解されよう。第2の内側調整層112の誘電率は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0031】
更に他の実施形態によれば、第2の内側調整層112のポリマー発泡体層は、特定の誘電率であってもよい。例えば、ポリマー発泡体層は、誘電率が少なくとも約1.00、例えば、少なくとも約1.05、又は少なくとも約1.10、又は少なくとも約1.15、又は少なくとも約1.20、又は少なくとも約1.25、又は少なくとも約1.30、又は少なくとも約1.35、又は少なくとも約1.40、又は少なくとも約1.45、又は少なくとも約1.50、又は少なくとも約1.55、又は少なくとも約1.6、又は少なくとも約1.65、又は少なくとも約1.7、又は少なくとも約1.75、又は少なくとも約1.8、又は少なくとも約1.85、又は少なくとも約1.9、又は少なくとも約1.95、又は少なくとも約2.0、又は少なくとも約2.05、又は少なくとも約2.1、又は少なくとも約2.15又は更に少なくとも約2.2であってもよい。ポリマー発泡体層の誘電率は、上記の値のいずれかの間の範囲内にあってもよいことが理解されよう。ポリマー発泡体層の誘電率は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0032】
他の実施形態によれば、第2の内側調整層112は特定の密度であってもよい。例えば、第2の内側調整層112は、密度が少なくとも約2ポンド/立方フィート、例えば少なくとも約2.5ポンド/立方フィート、又は少なくとも約3.0ポンド/立方フィート、又は少なくとも約3.5ポンド/立方フィート、又は少なくとも約4.0ポンド/立方フィート、又は更に少なくとも約4.5ポンド/立方フィートであってもよい。更に他の実施形態によれば、第2の内側調整層112は、密度が約10ポンド/立方フィート以下、例えば約9.5ポンド/立方フィート以下、又は約9.0ポンド/立方フィート以下、又は約8.5ポンド/立方フィート以下、又は約8.0ポンド/立方フィート以下、又は約7.5ポンド/立方フィート以下、又は約7.0ポンド/立方フィート以下、又は更に約6.5ポンド/立方フィート以下であってもよい。第2の内側調整層112の密度は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の範囲内にあってもよいことが理解されよう。第2の内側調整層112の密度は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0033】
他の実施形態によれば、ポリマー発泡体層は、特定の密度であってもよい。例えば、ポリマー発泡体層は、密度が少なくとも約2ポンド/立方フィート、例えば少なくとも約2.5ポンド/立方フィート、又は少なくとも約3.0ポンド/立方フィート、又は少なくとも約3.5ポンド/立方フィート、又は少なくとも約4.0ポンド/立方フィート、又は更に少なくとも約4.5ポンド/立方フィートであってもよい。更に他の実施形態によれば、ポリマー発泡体層は、密度が約10ポンド/立方フィート以下、例えば約9.5ポンド/立方フィート以下、又は約9.0ポンド/立方フィート以下、又は約8.5ポンド/立方フィート以下、又は約8.0ポンド/立方フィート以下、又は約7.5ポンド/立方フィート以下、又は約7.0ポンド/立方フィート以下、又は更に約6.5ポンド/立方フィート以下であってもよい。ポリマー発泡体層の密度は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の範囲内にあってもよいことが理解されよう。ポリマー発泡体層の密度は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0034】
更に他の実施形態によれば、第2の内側調整層112のポリマー発泡体層は、特定の誘電率であってもよい。例えば、ポリマー発泡体層は、誘電率が少なくとも約1.00、例えば、少なくとも約1.05、又は少なくとも約1.10、又は少なくとも約1.15、又は少なくとも約1.20、又は少なくとも約1.25、又は少なくとも約1.30、又は少なくとも約1.35、又は少なくとも約1.40、又は少なくとも約1.45、又は少なくとも約1.50、又は少なくとも約1.55、又は少なくとも約1.6、又は少なくとも約1.65、又は少なくとも約1.7、又は少なくとも約1.75、又は少なくとも約1.8、又は少なくとも約1.85、又は少なくとも約1.9、又は少なくとも約1.95、又は少なくとも約2.0、又は少なくとも約2.05、又は少なくとも約2.1、又は少なくとも約2.15又は更に少なくとも約2.2であってもよい。ポリマー発泡体層の誘電率は、上記の値のいずれかの間の範囲内にあってもよいことが理解されよう。ポリマー発泡体層の誘電率は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0035】
更に他の実施形態によれば、内側調整層要素110の第2の内側調整層112は、特定の厚さであってもよい。例えば、第2の内側調整層112は、厚さが少なくとも約0.5mm、例えば、少なくとも約0.6mm、又は少なくとも約0.7mm、又は少なくとも約0.8mm、又は少なくとも約0.9mm、又は少なくとも約1.0mm、又は少なくとも約1.1mm、又は少なくとも約1.2mm、又は少なくとも約1.3mm、又は少なくとも約1.4mm、又は少なくとも約1.5mm、又は少なくとも約1.6mm、又は少なくとも約1.7mm、又は少なくとも約1.8mm、又は少なくとも約1.9mm又は更に少なくとも約2.0mmであってもよい。更に他の実施形態によれば、第2の内側調整層112は、厚さが約4.0mm以下、例えば、約3.9mm以下、又は約3.8mm以下、又は約3.7mm以下、又は約3.6mm以下、又は約3.5mm以下、又は約3.4mm以下、又は約3.3mm以下、又は約3.2mm以下、又は約3.1mm以下、又は約3.0mm以下、又は約2.9mm以下、又は約2.8mm以下、又は約2.7mm以下、又は約2.6mm以下、又は更に約2.5mm以下であってもよい。第2の内側調整層112の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の範囲内にあってもよいことが理解されよう。第2の内側調整層112の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0036】
更に他の実施形態によれば、内側調整層要素110のポリマー発泡体層は、特定の厚さであってもよい。例えば、ポリマー発泡体層は、厚さが少なくとも約0.5mm、例えば、少なくとも約0.6mm、又は少なくとも約0.7mm、又は少なくとも約0.8mm、又は少なくとも約0.9mm、又は少なくとも約1.0mm、又は少なくとも約1.1mm、又は少なくとも約1.2mm、又は少なくとも約1.3mm、又は少なくとも約1.4mm、又は少なくとも約1.5mm、又は少なくとも約1.6mm、又は少なくとも約1.7mm、又は少なくとも約1.8mm、又は少なくとも約1.9mm又は更に少なくとも約2.0mmであってもよい。更に他の実施形態によれば、ポリマー発泡体層は、厚さが約4.0mm以下、例えば、約3.9mm以下、又は約3.8mm以下、又は約3.7mm以下、又は約3.6mm以下、又は約3.5mm以下、又は約3.4mm以下、又は約3.3mm以下、又は約3.2mm以下、又は約3.1mm以下、又は約3.0mm以下、又は約2.9mm以下、又は約2.8mm以下、又は約2.7mm以下、又は約2.6mm以下、又は更に約2.5mm以下であってもよい。ポリマー発泡体層の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の範囲内にあってもよいことが理解されよう。ポリマー発泡体層の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0037】
更なる説明のために、図2aは、本明細書に記載の更に別の代替の実施形態によるレドーム構造200の例示を含む。特定の実施形態によれば、図2aに示すように、レドーム構造200は、構成要素220、構成要素220の下にある内側調整層要素210、及び構成要素220の上にある外側調整層要素230を含むことができる。特定の実施形態によれば、また図2aに示すように、構成要素220は、第1の繊維強化誘電体層221、第1の繊維強化誘電体層221の上にある第1の低誘電率層222、及び第2の繊維強化誘電体層223を含むことができる。第1の繊維強化誘電体層221は第1の繊維強化ポリマーを含むことができ、第2の繊維強化誘電体層223は第4の繊維強化ポリマーを含むことができる。更に他の実施形態によれば、また図2aに更に示すように、内側調整層要素210は、第2の繊維強化ポリマーを含むことができる第1の内側調整層211を含むことができる。更に他の実施形態によれば、また図2aに更に示すように、外側調整層要素230は、第3の繊維強化ポリマーを含むことができる第1の外側調整層231を含むことができる。
【0038】
図2aに示すレドーム構造200及びレドーム構造200を参照して説明した全ての要素は、図1a及び1bの対応する要素を参照して本明細書で説明した特性のいずれかを有することができることが理解されよう。特に、図2aに示すレドーム構造200、構成要素220、第1の繊維強化誘電体層221、内側調整層要素210、第1の内側調整層211、第1の外側調整層要素230、及び第1の外側調整層231の特性は、それぞれ図1a及び/又は1bに示すレドーム構造100(101)、構成要素120、第1の繊維強化誘電体層121、内側調整層要素110、第1の内側調整層111、第2の内側調整層112、第1の外側調整層要素130、及び第1の外側調整層131を参照して本明細書で説明した対応する特性のいずれかを有することができる。
【0039】
ここで、構成要素220の第1の繊維強化誘電体層221を参照すると、特定の実施形態によれば、第1の繊維強化誘電体層221は、高誘電率材料を含むことができる。
【0040】
特定の実施形態によれば、第1の繊維強化誘電体層221の高誘電材料は、特定の誘電率であってもよい。例えば、高誘電材料の誘電率は、少なくとも約2.5、例えば、少なくとも約2.8、又は少なくとも約3.0、又は少なくとも約3.3、又は少なくとも約3.5、又は少なくとも約3.8、又は更に少なくとも約4.0であってもよい。更に他の実施形態によれば、高誘電材料の誘電率は、約8.0以下、例えば、約7.7以下、又は約7.5以下、又は約7.2以下、又は約7.0以下、又は約6.7以下、又は約6.5以下、又は約6.2以下、又は更に約6.0以下であってもよい。高誘電材料の誘電率は、上記の値のいずれかの間の範囲内にあってもよいことが理解されよう。高誘電材料の誘電率は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0041】
更に他の実施形態によれば、第1の繊維強化誘電体層221は、特定の誘電率であってもよい。例えば、第1の繊維強化誘電体層221の誘電率は、少なくとも約2.5、例えば、少なくとも約2.8、又は少なくとも約3.0、又は少なくとも約3.3、又は少なくとも約3.5、又は少なくとも約3.8、又は更に少なくとも約4.0であってもよい。更に他の実施形態によれば、第1の繊維強化誘電体層221の誘電率は、約8.0以下、例えば、約7.7以下、又は約7.5以下、又は約7.2以下、又は約7.0以下、又は約6.7以下、又は約6.5以下、又は約6.2以下、又は更に約6.0以下であってもよい。第1の繊維強化誘電体層221の誘電率は、上記の値のいずれかの間の範囲内であってもよいことが理解されよう。第1の繊維強化誘電体層221の誘電率は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0042】
更に他の実施形態によれば、第1の繊維強化誘電体層221は、特定の厚さであってもよい。例えば、第1の繊維強化誘電体層221は、厚さが少なくとも約0.1mm、例えば、少なくとも約0.2mm、又は少なくとも約0.3mm、又は少なくとも約0.4mm、又は少なくとも約0.5mm、又は少なくとも約0.6mm、又は少なくとも約0.7mm、又は少なくとも約0.8mm、又は少なくとも約0.9mm、又は少なくとも約1.0mmであってもよい。更に他の実施形態によれば、第1の繊維強化誘電体層221は、厚さが約5.0mm以下、例えば約4.5mm以下、又は約4.0mm以下、又は約3.5mm以下、又は約3.0mm以下、又は更に約2.5mm以下であってもよい。第1の繊維強化誘電体層221の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0043】
ここで、構成要素220の第1の低誘電率層222を参照すると、特定の実施形態によれば、第1の低誘電率層222は、低誘電率材料を含むことができる。
【0044】
特定の実施形態によれば、第1の低誘電率層222の低誘電材料は、特定の誘電率であってもよい。例えば、低誘電材料の誘電率は、少なくとも約1.1、例えば、少なくとも約1.2、又は少なくとも約1.3、又は少なくとも約1.4、又は少なくとも約1.5、又は少なくとも約1.6、又は少なくとも約1.7、又は少なくとも約1.8、又は少なくとも約1.9、又は少なくとも約2.0、又は少なくとも約2.1、又は少なくとも約2.2、又は少なくとも約2.3、又は更に少なくとも約2.4であってもよい。更に他の実施形態によれば、低誘電材料の誘電率は、約5.0以下、例えば、約4.9以下、又は約4.8以下、又は約4.7以下、又は約4.6以下、又は約4.5以下、又は約4.4以下、又は約4.3以下、又は約4.2以下、又は約4.1以下、又は約4.0以下、又は約3.9以下、又は約3.8以下、又は約3.7以下、又は約3.6以下、又は約3.5以下、又は約3.4以下、又は約3.3以下、又は約3.2以下、又は約3.1以下、又は約3.0以下、又は約2.9以下、又は約2.8以下、又は約2.7以下、又は更に約2.6以下であってもよい。低誘電材料の誘電率は、上記の値のいずれかの間の範囲内にあってもよいことが理解されよう。低誘電材料の誘電率は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0045】
特定の実施形態によれば、第1の低誘電率層222は、特定の誘電率であってもよい。例えば、第1の低誘電率層222の誘電率は、少なくとも約1.1、例えば、少なくとも約1.2、又は少なくとも約1.3、又は少なくとも約1.4、又は少なくとも約1.5、又は少なくとも約1.6、又は少なくとも約1.7、又は少なくとも約1.8、又は少なくとも約1.9、又は少なくとも約2.0、又は少なくとも約2.1、又は少なくとも約2.2、又は少なくとも約2.3、又は更に少なくとも約2.4であってもよい。更に他の実施形態によれば、第1の低誘電率層222の誘電率は、約5.0以下、例えば、約4.9以下、又は約4.8以下、又は約4.7以下、又は約4.6以下、又は約4.5以下、又は約4.4以下、又は約4.3以下、又は約4.2以下、又は約4.1以下、又は約4.0以下、又は約3.9以下、又は約3.8以下、又は約3.7以下、又は約3.6以下、又は約3.5以下、又は約3.4以下、又は約3.3以下、又は約3.2以下、又は約3.1以下、又は約3.0以下、又は約2.9以下、又は約2.8以下、又は約2.7以下、又は更に約2.6以下であってもよい。第1の低誘電率層222の誘電率は、上記の値のいずれかの間の範囲内であってもよいことが理解されよう。第1の低誘電率層222の誘電率は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0046】
特定の実施形態によれば、第1の低誘電率層222の低誘電材料は、ポリマー発泡体を含むことができる。更に他の実施形態によれば、第1の低誘電率層222の低誘電材料は、シンタクチックフォームを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第1の低誘電率層222の低誘電材料は、HMPP強化ポリマーを含むことができる。特定の実施形態によれば、第1の低誘電率層222の低誘電材料は、ポリマー発泡体から本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第1の低誘電率層222の低誘電材料は、シンタクチックフォームから本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第1の低誘電率層222の低誘電材料は、HMPP強化ポリマーから本質的になってもよい。
【0047】
特定の実施形態によれば、第1の低誘電率層222は、ポリマー発泡体を含むことができる。更に他の実施形態によれば、第1の低誘電率層222は、シンタクチックフォームを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第1の低誘電率層222は、HMPP強化ポリマーを含むことができる。特定の実施形態によれば、第1の低誘電率層222は、ポリマー発泡体から本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第1の低誘電率層222は、シンタクチックフォームから本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第1の低誘電率層222は、HMPP強化ポリマーから本質的になってもよい。
【0048】
更に他の実施形態によれば、第1の低誘電率層222は、特定の厚さであってもよい。例えば、第1の低誘電率層222は、厚さが少なくとも約0.1mm、例えば、少なくとも約0.2mm、又は少なくとも約0.3mm、又は少なくとも約0.4mm、又は少なくとも約0.5mm、又は少なくとも約0.6mm、又は少なくとも約0.7mm、又は少なくとも約0.8mm、又は少なくとも約0.9mm、又は少なくとも約1.0mmであってもよい。更に他の実施形態によれば、第1の低誘電率層222は、厚さが約5.0mm以下、例えば約4.5mm以下、又は約4.0mm以下、又は約3.5mm以下、又は約3.0mm以下、又は更に約2.5mm以下であってもよい。第1の低誘電率層222の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の範囲内であってもよいことが理解されよう。第1の低誘電率層222の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0049】
ここで、第2の繊維強化誘電体層223を参照すると、特定の実施形態によれば、第2の繊維強化誘電体層223は、高誘電率材料を含むことができる。
【0050】
特定の実施形態によれば、第2の繊維強化誘電体層223の高誘電材料は、特定の誘電率であってもよい。例えば、高誘電材料の誘電率は、少なくとも約2.5、例えば、少なくとも約2.8、又は少なくとも約3.0、又は少なくとも約3.3、又は少なくとも約3.5、又は少なくとも約3.8、又は更に少なくとも約4.0であってもよい。更に他の実施形態によれば、高誘電材料の誘電率は、約8.0以下、例えば、約7.7以下、又は約7.5以下、又は約7.2以下、又は約7.0以下、又は約6.7以下、又は約6.5以下、又は約6.2以下、又は更に約6.0以下であってもよい。高誘電材料の誘電率は、上記の値のいずれかの間の範囲内にあってもよいことが理解されよう。高誘電材料の誘電率は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0051】
更に他の実施形態によれば、第2の繊維強化誘電体層223は、特定の誘電率であってもよい。例えば、第2の繊維強化誘電体層223の誘電率は、少なくとも約2.5、例えば、少なくとも約2.8、又は少なくとも約3.0、又は少なくとも約3.3、又は少なくとも約3.5、又は少なくとも約3.8、又は更に少なくとも約4.0であってもよい。更に他の実施形態によれば、第2の繊維強化誘電体層223の誘電率は、約8.0以下、例えば、約7.7以下、又は約7.5以下、又は約7.2以下、又は約7.0以下、又は約6.7以下、又は約6.5以下、又は約6.2以下、又は更に約6.0以下であってもよい。第2の繊維強化誘電体層223の誘電率は、上記の値のいずれかの間の範囲内であってもよいことが理解されよう。第2の繊維強化誘電体層223の誘電率は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0052】
更に他の実施形態によれば、第2の繊維強化誘電体層223は、第4の繊維強化ポリマーを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第2の繊維強化誘電体層223の第4の繊維強化ポリマーは、第4のポリマー要素及び第4の繊維要素を含むことができる。
【0053】
特定の実施形態によれば、第4の繊維強化ポリマーの第4のポリマー要素は、エポキシを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第4の繊維強化ポリマーの第4のポリマー要素は、シアナートエステル樹脂を含むことができる。更に他の実施形態によれば、第4の繊維強化ポリマーの第4のポリマー要素は、エポキシとシアナートエステル樹脂との組み合わせを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第4の繊維強化ポリマーの第4のポリマー要素は、エポキシから本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第4の繊維強化ポリマーの第4のポリマー要素は、シアナートエステル樹脂から本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第4の繊維強化ポリマーの第4のポリマー要素は、エポキシとシアナートエステル樹脂との組み合わせから本質的になってもよい。
【0054】
更に他の実施形態によれば、第4の繊維強化ポリマーの第4の繊維要素は、高弾性率ポリプロピレン(HMPP)織物、HMPPの一方向リボン、Eガラス、Sガラス、玄武岩、若しくは石英繊維の少なくとも1つとHMPPのハイブリッド織布、又はそれらの組み合わせを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第4の繊維強化ポリマーの第4の繊維要素は、高弾性率ポリプロピレン(HMPP)織物、HMPPの一方向リボン、Eガラス、Sガラス、玄武岩、若しくは石英繊維の少なくとも1つとHMPPのハイブリッド織布、又はそれらの組み合わせから本質的になってもよい。
【0055】
更に他の実施形態によれば、第2の繊維強化誘電体層223は、特定の厚さであってもよい。例えば、第2の繊維強化誘電体層223は、厚さが少なくとも約0.1mm、例えば、少なくとも約0.2mm、又は少なくとも約0.3mm、又は少なくとも約0.4mm、又は少なくとも約0.5mm、又は少なくとも約0.6mm、又は少なくとも約0.7mm、又は少なくとも約0.8mm、又は少なくとも約0.9mm、又は少なくとも約1.0mmであってもよい。更に他の実施形態によれば、第2の繊維強化誘電体層223は、厚さが約5.0mm以下、例えば約4.5mm以下、又は約4.0mm以下、又は約3.5mm以下、又は約3.0mm以下、又は更に約2.5mm以下であってもよい。第2の繊維強化誘電体層223の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の範囲内であってもよいことが理解されよう。第2の繊維強化誘電体層223の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0056】
更なる説明のために、図2bは、本明細書に記載の更に別の代替の実施形態によるレドーム構造201の例示を含む。特定の実施形態によれば、図2bに示すように、レドーム構造201は、構成要素220、構成要素220の下にある内側調整層要素210、及び構成要素220の上にある外側調整層要素230を含むことができる。特定の実施形態によれば、また図2aに示すように、構成要素220は、第1の繊維強化誘電体層221、第1の繊維強化誘電体層221の上にある第1の低誘電率層222、及び第2の繊維強化誘電体層223を含むことができる。更に他の実施形態によれば、また図2bに更に示すように、内側調整層要素210は、第1の内側調整層211及び第2の内側調整層212を含むことができる。第1の内側調整層211は、第2の繊維強化ポリマーを含むことができ、第2の内側調整層212は、ポリマー発泡体層を含むことができる。更に他の実施形態によれば、また図2bに更に示すように、外側調整層要素230は、第3の繊維強化ポリマーを含むことができる第1の外側調整層231を含むことができる。
【0057】
図2bに示すレドーム構造201及びレドーム構造201を参照して説明した全ての要素は、図1a、図1b、及び図2aの対応する要素を参照して本明細書で説明した特性のいずれかを有することができることが理解されよう。特に、図2bに示すレドーム構造201、構成要素220、第1の繊維強化誘電体層221、第1の低誘電率層222、第2の繊維強化誘電体層223、内側調整層要素210、第1の内側調整層211、第2の内側調整層212、第1の外側調整層要素230、及び第1の外側調整層231の特性は、それぞれ図1a、1b、及び/又は図2aに示すレドーム構造200(101)(100)、構成要素220(120)、第1の繊維強化誘電体層221(121)、第1の低誘電率層222(122)、第2の繊維強化誘電体層223(123)、内側調整層要素210(110)、第1の内側調整層211(111)、第2の内側調整層212(112)、第1の外側調整層要素230(130)、及び第1の外側調整層231(131)を参照して本明細書で説明した対応する特性のいずれかを有することができる。
【0058】
更なる説明のために、図3aは、本明細書に記載の代替の実施形態によるレドーム構造300の例示を含む。特定の実施形態によれば、図3aに示すように、レドーム構造300は、構成要素320、構成要素320の下にある内側調整層要素310、及び構成要素320の上にある外側調整層要素330を含むことができる。特定の実施形態によれば、また図3aに示すように、構成要素320は、第1の繊維強化誘電体層321、第1の繊維強化誘電体層321の上にある第1の低誘電率層322、第1の低誘電率層322の上にある第2の繊維強化誘電体層323、第2の繊維強化誘電体層323の上にある第2の低誘電率層324、及び第2の低誘電率層324の上にある第3の繊維強化誘電体層325を含むことができる。第1の繊維強化誘電体層321は第1の繊維強化ポリマーを含むことができ、第2の繊維強化誘電体層323は第4の繊維強化ポリマーを含むことができ、第3の繊維強化誘電体層325は第5の繊維強化ポリマーを含むことができる。更に他の実施形態によれば、また図3aに更に示すように、内側調整層要素310は、第2の繊維強化ポリマーを含むことができる第1の内側調整層311を含むことができる。更に他の実施形態によれば、また図3aに更に示すように、外側調整層要素330は、第3の繊維強化ポリマーを含むことができる第1の外側調整層331を含むことができる。
【0059】
図3aに示すレドーム構造300及びレドーム構造300を参照して説明した全ての要素は、図1a、図1b、図2a、及び図2bの対応する要素を参照して本明細書で説明した特性のいずれかを有することができることが理解されよう。特に、図3aに示すレドーム構造300、構成要素320、第1の繊維強化誘電体層321、第1の低誘電率層322、第2の繊維強化誘電体層323、内側調整層要素310、第1の内側調整層311、第2の内側調整層312、第1の外側調整層要素330、及び第1の外側調整層331の特性は、それぞれ図1a、1b、図2a、及び/又は図2bに示すレドーム構造200(201)(100)(101)、構成要素220(120)、第1の繊維強化誘電体層221(121)、第1の低誘電率層222(122)、第2の繊維強化誘電体層223(123)、内側調整層要素210(110)、第1の内側調整層211(111)、第2の内側調整層212(112)、第1の外側調整層要素230(130)、及び第1の外側調整層231(131)を参照して本明細書で説明した対応する特性のいずれかを有することができる。
【0060】
ここで、構成要素320の第2の低誘電率層324を参照すると、特定の実施形態によれば、第2の低誘電率層324は、低誘電率材料を含むことができる。
【0061】
特定の実施形態によれば、第2の低誘電率層324の低誘電材料は、特定の誘電率であってもよい。例えば、低誘電材料の誘電率は、少なくとも約1.1、例えば、少なくとも約1.2、又は少なくとも約1.3、又は少なくとも約1.4、又は少なくとも約1.5、又は少なくとも約1.6、又は少なくとも約1.7、又は少なくとも約1.8、又は少なくとも約1.9、又は少なくとも約2.0、又は少なくとも約2.1、又は少なくとも約2.2、又は少なくとも約2.3、又は更に少なくとも約2.4であってもよい。更に他の実施形態によれば、低誘電材料の誘電率は、約5.0以下、例えば、約4.9以下、又は約4.8以下、又は約4.7以下、又は約4.6以下、又は約4.5以下、又は約4.4以下、又は約4.3以下、又は約4.2以下、又は約4.1以下、又は約4.0以下、又は約3.9以下、又は約3.8以下、又は約3.7以下、又は約3.6以下、又は約3.5以下、又は約3.4以下、又は約3.3以下、又は約3.2以下、又は約3.1以下、又は約3.0以下、又は約2.9以下、又は約2.8以下、又は約2.7以下、又は更に約2.6以下であってもよい。低誘電材料の誘電率は、上記の値のいずれかの間の範囲内にあってもよいことが理解されよう。低誘電材料の誘電率は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0062】
特定の実施形態によれば、第2の低誘電率層324は、特定の誘電率であってもよい。例えば、第2の低誘電率層324の誘電率は、少なくとも約1.1、例えば、少なくとも約1.2、又は少なくとも約1.3、又は少なくとも約1.4、又は少なくとも約1.5、又は少なくとも約1.6、又は少なくとも約1.7、又は少なくとも約1.8、又は少なくとも約1.9、又は少なくとも約2.0、又は少なくとも約2.1、又は少なくとも約2.2、又は少なくとも約2.3、又は更に少なくとも約2.4であってもよい。更に他の実施形態によれば、第2の低誘電率層324の誘電率は、約5.0以下、例えば、約4.9以下、又は約4.8以下、又は約4.7以下、又は約4.6以下、又は約4.5以下、又は約4.4以下、又は約4.3以下、又は約4.2以下、又は約4.1以下、又は約4.0以下、又は約3.9以下、又は約3.8以下、又は約3.7以下、又は約3.6以下、又は約3.5以下、又は約3.4以下、又は約3.3以下、又は約3.2以下、又は約3.1以下、又は約3.0以下、又は約2.9以下、又は約2.8以下、又は約2.7以下、又は更に約2.6以下であってもよい。第2の低誘電率層324の誘電率は、上記の値のいずれかの間の範囲内であってもよいことが理解されよう。第2の低誘電率層324の誘電率は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0063】
特定の実施形態によれば、第2の低誘電率層324の低誘電材料は、ポリマー発泡体を含むことができる。更に他の実施形態によれば、第2の低誘電率層324の低誘電材料は、シンタクチックフォームを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第2の低誘電率層324の低誘電材料は、HMPP強化ポリマーを含むことができる。特定の実施形態によれば、第2の低誘電率層324の低誘電材料は、ポリマー発泡体から本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第2の低誘電率層324の低誘電材料は、シンタクチックフォームから本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第2の低誘電率層324の低誘電材料は、HMPP強化ポリマーから本質的になってもよい。
【0064】
特定の実施形態によれば、第2の低誘電率層324は、ポリマー発泡体を含むことができる。更に他の実施形態によれば、第2の低誘電率層324は、シンタクチックフォームを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第2の低誘電率層324は、HMPP強化ポリマーを含むことができる。特定の実施形態によれば、第2の低誘電率層324は、ポリマー発泡体から本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第2の低誘電率層324は、シンタクチックフォームから本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第2の低誘電率層324は、HMPP強化ポリマーから本質的になってもよい。
【0065】
更に他の実施形態によれば、第2の低誘電率層324は、特定の厚さであってもよい。例えば、第2の低誘電率層324は、厚さが少なくとも約0.1mm、例えば、少なくとも約0.2mm、又は少なくとも約0.3mm、又は少なくとも約0.4mm、又は少なくとも約0.5mm、又は少なくとも約0.6mm、又は少なくとも約0.7mm、又は少なくとも約0.8mm、又は少なくとも約0.9mm、又は少なくとも約1.0mmであってもよい。更に他の実施形態によれば、第2の低誘電率層324は、厚さが約5.0mm以下、例えば約4.5mm以下、又は約4.0mm以下、又は約3.5mm以下、又は約3.0mm以下、又は更に約2.5mm以下であってもよい。第2の低誘電率層324の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の範囲内であってもよいことが理解されよう。第2の低誘電率層324の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0066】
ここで、第3の繊維強化誘電体層325を参照すると、特定の実施形態によれば、第3の繊維強化誘電体層325は、高誘電率材料を含むことができる。
【0067】
特定の実施形態によれば、第3の繊維強化誘電体層325の高誘電材料は、特定の誘電率であってもよい。例えば、高誘電材料の誘電率は、少なくとも約2.5、例えば、少なくとも約2.8、又は少なくとも約3.0、又は少なくとも約3.3、又は少なくとも約3.5、又は少なくとも約3.8、又は更に少なくとも約4.0であってもよい。更に他の実施形態によれば、高誘電材料の誘電率は、約8.0以下、例えば、約7.7以下、又は約7.5以下、又は約7.2以下、又は約7.0以下、又は約6.7以下、又は約6.5以下、又は約6.2以下、又は更に約6.0以下であってもよい。高誘電材料の誘電率は、上記の値のいずれかの間の範囲内にあってもよいことが理解されよう。高誘電材料の誘電率は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0068】
更に他の実施形態によれば、第3の繊維強化誘電体層325は、特定の誘電率であってもよい。例えば、第3の繊維強化誘電体層325の誘電率は、少なくとも約2.5、例えば、少なくとも約2.8、又は少なくとも約3.0、又は少なくとも約3.3、又は少なくとも約3.5、又は少なくとも約3.8、又は更に少なくとも約4.0であってもよい。更に他の実施形態によれば、第3の繊維強化誘電体層325の誘電率は、約8.0以下、例えば、約7.7以下、又は約7.5以下、又は約7.2以下、又は約7.0以下、又は約6.7以下、又は約6.5以下、又は約6.2以下、又は更に約6.0以下であってもよい。第3の繊維強化誘電体層325の誘電率は、上記の値のいずれかの間の範囲内であってもよいことが理解されよう。第3の繊維強化誘電体層325の誘電率は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0069】
更に他の実施形態によれば、第3の繊維強化誘電体層325は、第5の繊維強化ポリマーを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第3の繊維強化誘電体層325の第5の繊維強化ポリマーは、第5のポリマー要素及び第5の繊維要素を含むことができる。
【0070】
特定の実施形態によれば、第5の繊維強化ポリマーの第5のポリマー要素は、エポキシを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第5の繊維強化ポリマーの第5のポリマー要素は、シアナートエステル樹脂を含むことができる。更に他の実施形態によれば、第5の繊維強化ポリマーの第5のポリマー要素は、エポキシとシアナートエステル樹脂との組み合わせを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第5の繊維強化ポリマーの第5のポリマー要素は、エポキシから本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第5の繊維強化ポリマーの第5のポリマー要素は、シアナートエステル樹脂から本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第5の繊維強化ポリマーの第5のポリマー要素は、エポキシとシアナートエステル樹脂との組み合わせから本質的になってもよい。
【0071】
更に他の実施形態によれば、第5の繊維強化ポリマーの第5の繊維要素は、高弾性率ポリプロピレン(HMPP)織物、HMPPの一方向リボン、Eガラス、Sガラス、玄武岩、若しくは石英繊維の少なくとも1つとHMPPのハイブリッド織布、又はそれらの組み合わせを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第5の繊維強化ポリマーの第5の繊維要素は、高弾性率ポリプロピレン(HMPP)織物、HMPPの一方向リボン、Eガラス、Sガラス、玄武岩、若しくは石英繊維の少なくとも1つとHMPPのハイブリッド織布、又はそれらの組み合わせから本質的になってもよい。
【0072】
更に他の実施形態によれば、第3の繊維強化誘電体層325は、特定の厚さであってもよい。例えば、第3の繊維強化誘電体層325は、厚さが少なくとも約0.1mm、例えば、少なくとも約0.2mm、又は少なくとも約0.3mm、又は少なくとも約0.4mm、又は少なくとも約0.5mm、又は少なくとも約0.6mm、又は少なくとも約0.7mm、又は少なくとも約0.8mm、又は少なくとも約0.9mm、又は少なくとも約1.0mmであってもよい。更に他の実施形態によれば、第3の繊維強化誘電体層325は、厚さが約5.0mm以下、例えば約4.5mm以下、又は約4.0mm以下、又は約3.5mm以下、又は約3.0mm以下、又は更に約2.5mm以下であってもよい。第3の繊維強化誘電体層325の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の範囲内であってもよいことが理解されよう。第3の繊維強化誘電体層325の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0073】
更なる説明のために、図3bは、本明細書に記載の更に別の代替の実施形態によるレドーム構造301の例示を含む。特定の実施形態によれば、図3bに示すように、レドーム構造301は、構成要素320、構成要素320の下にある内側調整層要素310、及び構成要素320の上にある外側調整層要素330を含むことができる。特定の実施形態によれば、また図3bに示すように、構成要素320は、第1の繊維強化誘電体層321、第1の繊維強化誘電体層321の上にある第1の低誘電率層322、第1の低誘電率層322の上にある第2の繊維強化誘電体層323、第2の繊維強化誘電体層323の上にある第2の低誘電率層324、及び第2の低誘電率層324の上にある第3の繊維強化誘電体層325を含むことができる。更に他の実施形態によれば、また図3bに更に示すように、内側調整層要素310は、第1の内側調整層311及び第2の内側調整層312を含むことができる。第1の内側調整層311は、第2の繊維強化ポリマーを含むことができ、第2の内側調整層312は、ポリマー発泡体層を含むことができる。更に他の実施形態によれば、また図3bに更に示すように、外側調整層要素330は、第3の繊維強化ポリマーを含むことができる第1の外側調整層331を含むことができる。
【0074】
図3bに示すレドーム構造301及びレドーム構造301を参照して説明した全ての要素は、図1a、図1b、図2a、図2b、及び図3aの対応する要素を参照して本明細書で説明した特性のいずれかを有することができることが理解されよう。特に、図3bに示すレドーム構造301、構成要素320、第1の繊維強化誘電体層321、第1の低誘電率層322、第2の繊維強化誘電体層323、第2の低誘電率層324、第3の繊維強化誘電体層325、内側調整層要素310、第1の内側調整層311、第2の内側調整層312、第1の外側調整層要素330、及び第1の外側調整層331の特性は、それぞれ図1a、図1b、図2a、及び/又は図2bに示すレドーム構造300(200)(201)(100)(101)、構成要素320(220)(120)、第1の繊維強化誘電体層321(221)(121)、第1の低誘電率層322(222)(122)、第2の繊維強化誘電体層323(223)(123)、第2の低誘電率層324、第3の繊維強化誘電体層325、内側調整層要素310(210)(110)、第1の内側調整層211(111)、第2の内側調整層212(112)、第1の外側調整層要素230(130)、及び第1の外側調整層231(131)を参照して本明細書で説明した対応する特性のいずれかを有することができる。
【0075】
更なる説明のために、図4aは、本明細書に記載の更に別の代替の実施形態によるレドーム構造400の例示を含む。特定の実施形態によれば、図4aに示すように、レドーム構造400は、構成要素420、構成要素420の下にある内側調整層要素410、及び構成要素420の上にある外側調整層要素430を含むことができる。特定の実施形態によれば、また図4aに示すように、構成要素420は、第1の低誘電率層422、第1の低誘電率層422の上にある第1の繊維強化誘電体層421、及び第1の繊維強化誘電体層421の上にある第2の低誘電体層424を含むことができる。第1の繊維強化誘電体層421は、第1の繊維強化ポリマーを含むことができる。更に他の実施形態によれば、また図4aに更に示すように、内側調整層要素410は、第2の繊維強化ポリマーを含むことができる第1の内側調整層411を含むことができる。更に他の実施形態によれば、また図4aに更に示すように、外側調整層要素430は、第3の繊維強化ポリマーを含むことができる第1の外側調整層431を含むことができる。
【0076】
図4aに示すレドーム構造400及びレドーム構造400を参照して説明した全ての要素は、図1a、図1b、図2a、図2b、図3a、及び図3bの対応する要素を参照して本明細書で説明した特性のいずれかを有することができることが理解されよう。特に、図4aに示すレドーム構造400、構成要素420、第1の低誘電率層422、第1の繊維強化誘電体層421、第2の低誘電率層424、内側調整層要素410、第1の内側調整層411、第2の内側調整層412、第1の外側調整層要素430の特性は、それぞれ図1a、図1b、図2a、図2b、図3a、及び図3bに示すレドーム構造300(301)(200)(201)(100)(101)、構成要素320(220)(120)、第1の低誘電率層322(222)(122)、第1の繊維強化誘電体層321(221)(121)、第2の低誘電率層324、内側調整層要素310(210)(110)、第1の内側調整層311(211)(111)、第1の外側調整層要素330(230)(130)、及び第1の外側調整層331(231)(131)を参照して本明細書で説明した対応する特性のいずれかを有することができる。
【0077】
更なる説明のために、図4bは、本明細書に記載の更に別の代替の実施形態によるレドーム構造401の例示を含む。特定の実施形態によれば、図4bに示すように、レドーム構造400は、構成要素420、構成要素420の下にある内側調整層要素410、及び構成要素420の上にある外側調整層要素430を含むことができる。特定の実施形態によれば、また図4aに示すように、構成要素420は、第1の低誘電率層422、第1の低誘電率層422の上にある第1の繊維強化誘電体層421、及び第1の繊維強化誘電体層421の上にある第2の低誘電体層424を含むことができる。第1の繊維強化誘電体層421は、第1の繊維強化ポリマーを含むことができる。更に他の実施形態によれば、また図4aに更に示すように、内側調整層要素410は、第2の繊維強化ポリマーを含むことができる第1の内側調整層411を含むことができる。更に他の実施形態によれば、また図4aに更に示すように、外側調整層要素430は、第3の繊維強化ポリマーを含むことができる第1の外側調整層431を含むことができる。
【0078】
図4aに示すレドーム構造400及びレドーム構造400を参照して説明した全ての要素は、図1a、図1b、図2a、図2b、図3a、及び図3bの対応する要素を参照して本明細書で説明した特性のいずれかを有することができることが理解されよう。特に、図4aに示すレドーム構造400、構成要素420、第1の低誘電率層422、第1の繊維強化誘電体層421、第2の低誘電率層424、内側調整層要素410、第1の内側調整層411、第2の内側調整層412、第1の外側調整層要素430の特性は、それぞれ図1a、図1b、図2a、図2b、図3a、及び図3bに示すレドーム構造300(301)(200)(201)(100)(101)、構成要素320(220)(120)、第1の低誘電率層322(222)(122)、第1の繊維強化誘電体層321(221)(121)、第2の低誘電率層324、内側調整層要素310(210)(110)、第1の内側調整層311(211)(111)、第1の外側調整層要素330(230)(130)、及び第1の外側調整層331(231)(131)を参照して本明細書で説明した対応する特性のいずれかを有することができる。
【0079】
更なる説明のために、図5aは、本明細書に記載の代替の実施形態によるレドーム構造500の例示を含む。特定の実施形態によれば、図5aに示すように、レドーム構造500は、構成要素520、構成要素520の下にある内側調整層要素510、及び構成要素520の上にある外側調整層要素530を含むことができる。特定の実施形態によれば、また図5aに示すように、構成要素520は、第1の低誘電率層522、第1の低誘電率層522の上にある第1の繊維強化誘電体層521、及び第1の繊維強化誘電体層521の上にある第2の低誘電体層524、第2の低誘電体層524の上にある第2の繊維強化誘電体層523、及び第2の繊維強化誘電体層524の上にある第3の低誘電体層526を含むことができる。第1の繊維強化誘電体層521は第1の繊維強化ポリマーを含むことができ、第2の繊維強化誘電体層523は第4の繊維強化ポリマーを含むことができる。更に他の実施形態によれば、また図5aに更に示すように、内側調整層要素510は、第2の繊維強化ポリマーを含むことができる第1の内側調整層511を含むことができる。更に他の実施形態によれば、また図5aに更に示すように、外側調整層要素530は、第3の繊維強化ポリマーを含むことができる第1の外側調整層531を含むことができる。
【0080】
図5aに示すレドーム構造500及びレドーム構造500を参照して説明した全ての要素は、図1a、図1b、図2a、図2b、図3a、図3b、図4a及び図4bの対応する要素を参照して本明細書で説明した特性のいずれかを有することができることが理解されよう。特に、図5aに示すレドーム構造500、構成要素520、第1の低誘電率層522、第1の繊維強化誘電体層521、第2の低誘電率層524、第2の繊維強化誘電体層523、内側調整層要素510、第1の内側調整層511、第2の内側調整層512、第1の外側調整層要素530の特性は、それぞれ図1a、図1b、図2a、図2b、図3a、図3b、図4a及び図4bに示すレドーム構造400(400)(300)(301)(200)(201)(100)(101)、構成要素420(320)(220)(120)、第1の低誘電率層422(322)(222)(122)、第1の繊維強化誘電体層421(321)(221)(121)、第2の低誘電率層424(324)、内側調整層要素410(310)(210)(110)、第1の内側調整層411(311)(211)(111)、第1の外側調整層要素430(330)(230)(130)、及び第1の外側調整層431(331)(231)(131)を参照して本明細書で説明した対応する特性のいずれかを有することができる。
【0081】
ここで、構成要素520の第3の低誘電率層526を参照すると、特定の実施形態によれば、第3の低誘電率層526は、低誘電率材料を含むことができる。
【0082】
特定の実施形態によれば、第3の低誘電率層526の低誘電材料は、特定の誘電率であってもよい。例えば、低誘電材料の誘電率は、少なくとも約1.1、例えば、少なくとも約1.2、又は少なくとも約1.3、又は少なくとも約1.4、又は少なくとも約1.5、又は少なくとも約1.6、又は少なくとも約1.7、又は少なくとも約1.8、又は少なくとも約1.9、又は少なくとも約2.0、又は少なくとも約2.1、又は少なくとも約2.2、又は少なくとも約2.3、又は更に少なくとも約2.4であってもよい。更に他の実施形態によれば、低誘電材料の誘電率は、約5.0以下、例えば、約4.9以下、又は約4.8以下、又は約4.7以下、又は約4.6以下、又は約4.5以下、又は約4.4以下、又は約4.3以下、又は約4.2以下、又は約4.1以下、又は約4.0以下、又は約3.9以下、又は約3.8以下、又は約3.7以下、又は約3.6以下、又は約3.5以下、又は約3.4以下、又は約3.3以下、又は約3.2以下、又は約3.1以下、又は約3.0以下、又は約2.9以下、又は約2.8以下、又は約2.7以下、又は更に約2.6以下であってもよい。低誘電材料の誘電率は、上記の値のいずれかの間の範囲内にあってもよいことが理解されよう。低誘電材料の誘電率は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0083】
特定の実施形態によれば、第3の低誘電率層526は、特定の誘電率であってもよい。例えば、第3の低誘電率層526の誘電率は、少なくとも約1.1、例えば、少なくとも約1.2、又は少なくとも約1.3、又は少なくとも約1.4、又は少なくとも約1.5、又は少なくとも約1.6、又は少なくとも約1.7、又は少なくとも約1.8、又は少なくとも約1.9、又は少なくとも約2.0、又は少なくとも約2.1、又は少なくとも約2.2、又は少なくとも約2.3、又は更に少なくとも約2.4であってもよい。更に他の実施形態によれば、第3の低誘電率層526の誘電率は、約5.0以下、例えば、約4.9以下、又は約4.8以下、又は約4.7以下、又は約4.6以下、又は約4.5以下、又は約4.4以下、又は約4.3以下、又は約4.2以下、又は約4.1以下、又は約4.0以下、又は約3.9以下、又は約3.8以下、又は約3.7以下、又は約3.6以下、又は約3.5以下、又は約3.4以下、又は約3.3以下、又は約3.2以下、又は約3.1以下、又は約3.0以下、又は約2.9以下、又は約2.8以下、又は約2.7以下、又は更に約2.6以下であってもよい。第3の低誘電率層526の誘電率は、上記の値のいずれかの間の範囲内であってもよいことが理解されよう。第3の低誘電率層526の誘電率は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0084】
特定の実施形態によれば、第3の低誘電率層526の低誘電材料は、ポリマー発泡体を含むことができる。更に他の実施形態によれば、第3の低誘電率層526の低誘電材料は、シンタクチックフォームを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第3の低誘電率層526の低誘電材料は、HMPP強化ポリマーを含むことができる。特定の実施形態によれば、第3の低誘電率層526の低誘電材料は、ポリマー発泡体から本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第3の低誘電率層526の低誘電材料は、シンタクチックフォームから本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第3の低誘電率層526の低誘電材料は、HMPP強化ポリマーから本質的になってもよい。
【0085】
特定の実施形態によれば、第3の低誘電率層526は、ポリマー発泡体を含むことができる。更に他の実施形態によれば、第3の低誘電率層526は、シンタクチックフォームを含むことができる。更に他の実施形態によれば、第3の低誘電率層526は、HMPP強化ポリマーを含むことができる。特定の実施形態によれば、第3の低誘電率層526は、ポリマー発泡体から本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第3の低誘電率層526は、シンタクチックフォームから本質的になってもよい。更に他の実施形態によれば、第3の低誘電率層526は、HMPP強化ポリマーから本質的になってもよい。
【0086】
更なる説明のために、図5bは、本明細書に記載の更に別の代替の実施形態によるレドーム構造501の例示を含む。特定の実施形態によれば、図5bに示すように、レドーム構造501は、構成要素520、構成要素520の下にある内側調整層要素510、及び構成要素520の上にある外側調整層要素530を含むことができる。特定の実施形態によれば、また図5bに示すように、構成要素520は、第1の低誘電率層522、第1の低誘電率層522の上にある第1の繊維強化誘電体層521、及び第1の繊維強化誘電体層521の上にある第2の低誘電体層524、第2の低誘電体層524の上にある第2の繊維強化誘電体層523、及び第2の繊維強化誘電体層524の上にある第3の低誘電体層526を含むことができる。更に他の実施形態によれば、また図5bに更に示すように、内側調整層要素510は、第1の内側調整層511及び第2の内側調整層512を含むことができる。第1の内側調整層511は、第2の繊維強化ポリマーを含むことができ、第2の内側調整層512は、ポリマー発泡体層を含むことができる。更に他の実施形態によれば、また図5bに更に示すように、外側調整層要素530は、第3の繊維強化ポリマーを含むことができる第1の外側調整層531を含むことができる。
【0087】
図5bに示すレドーム構造501及びレドーム構造501を参照して説明した全ての要素は、図1a、図1b、図2a、図2b、図3a、図3b、図4a、図4b及び図5aの対応する要素を参照して本明細書で説明した特性のいずれかを有することができることが理解されよう。特に、図5aに示すレドーム構造500、構成要素520、第1の低誘電率層522、第1の繊維強化誘電体層521、第2の低誘電率層524、第2の繊維強化誘電体層523、内側調整層要素510、第1の内側調整層511、第2の内側調整層512、第1の外側調整層要素530の特性は、それぞれ図1a、図1b、図2a、図2b、図3a、図3b、図4a、図4b及び図5aに示すレドーム構造500(400)(300)(301)(200)(201)(100)(101)、構成要素520(420)(320)(220)(120)、第1の低誘電率層522(422)(322)(222)(122)、第1の繊維強化誘電体層521(421)(321)(221)(121)、第2の低誘電率層524(424)(324)、内側調整層要素410(310)(210)(110)、第1の内側調整層511(411)(311)(211)(111)、第1の外側調整層要素530(430)(330)(230)(130)、及び第1の外側調整層531(431)(331)(231)(131)を参照して本明細書で説明した対応する特性のいずれかを有することができる。
【0088】
他の特定の実施形態によれば、本明細書に記載の任意のレドーム構造(すなわち、レドーム構造100、101、200、201、300、301、400、401、500又は501)は、代替的に、任意の2つの繊維強化層の間に位置する中間調整層を含むことができることが理解されよう。更に他の実施形態によれば、本明細書に記載の任意のレドーム構造(すなわち、レドーム構造100、101、200、201、300、301、400、401、500又は501)は、代替的に、レドーム構造内の繊維強化層の各々の間に位置する中間調整層を含むことができる。
【0089】
特定の実施形態によれば、レドーム構造内の中間調整層は、ポリマー樹脂材料を含むことができる。更に他の実施形態によれば、レドーム構造内の中間調整層は、シンタクチックフォームを含むことができる。
【0090】
更に他の実施形態によれば、レドーム構造内の中間調整層は、特定の密度であってもよい。例えば、レドーム構造内の中間調整層は、密度が少なくとも約300kg/m、例えば、少なくとも約310kg/m、又は少なくとも約320kg/m、又は少なくとも約330kg/m、又は少なくとも約340kg/m、又は少なくとも約350kg/m、又は少なくとも約360kg/m、又は少なくとも約370kg/m、又は少なくとも約380kg/m、又は少なくとも約390kg/m、又は少なくとも約400kg/m、又は少なくとも約410kg/m、又は少なくとも約420kg/m、又は少なくとも約430kg/m、又は少なくとも約440kg/m、又は少なくとも約450kg/m、又は少なくとも約460kg/m、又は少なくとも約470kg/m、又は少なくとも約480kg/m、又は少なくとも約490kg/m、又は更に少なくとも約500kg/mであってもよい。更に他の実施形態によれば、レドーム構造内の中間調整層は、密度が約1000kg/m以下、例えば、約990kg/m以下、又は約980kg/m以下、又は約970kg/m以下、又は約960kg/m以下、又は約950kg/m以下、又は約940kg/m以下、又は約930kg/m以下、又は約920kg/m以下、又は約910kg/m以下、又は約900kg/m以下、又は約890kg/m以下、又は約880kg/m以下、又は約870kg/m以下、又は約860kg/m以下、又は約850kg/m以下、又は約840kg/m以下、又は約830kg/m以下、又は約820kg/m以下、又は約810kg/m以下、又は約800kg/m以下であってもよい。レドーム構造内の中間調整層の密度は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の範囲内であってもよいことが理解されよう。レドーム構造内の中間調整層は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0091】
更に他の実施形態によれば、レドーム構造内の中間調整層は、特定の誘電率であってもよい。例えば、レドーム構造内の中間調整層は、誘電率が少なくとも約1.00、例えば、少なくとも約1.05、又は少なくとも約1.10、又は少なくとも約1.15、又は少なくとも約1.20、又は少なくとも約1.25、又は少なくとも約1.30、又は少なくとも約1.35、又は少なくとも約1.40、又は少なくとも約1.45、又は少なくとも約1.50、又は少なくとも約1.55、又は少なくとも約1.6、又は少なくとも約1.65、又は少なくとも約1.7、又は少なくとも約1.75、又は少なくとも約1.8、又は少なくとも約1.85、又は少なくとも約1.9、又は少なくとも約1.95、又は少なくとも約2.0、又は少なくとも約2.05、又は少なくとも約2.1、又は少なくとも約2.15又は更に少なくとも約2.2であってもよい。更に他の実施形態によれば、レドーム構造内の中間調整層は、誘電率が約3.0以下、又は約2.95以下、又は約2.9以下、又は約2.85以下、又は約2.80以下、又は約2.75以下、又は約2.7以下、又は約2.65以下、又は約2.6以下、又は約2.55以下、又は更に約2.5以下であってもよい。レドーム構造内の中間調整層の誘電率は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の範囲内であってもよいことが理解されよう。レドーム構造内の中間調整層の誘電率は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0092】
更に他の実施形態によれば、レドーム構造内の中間調整層は、特定の厚さであってもよい。例えば、レドーム構造内の中間調整層は、厚さが少なくとも約0.1mm、例えば、少なくとも約0.3mm、又は少なくとも約0.5mm、又は少なくとも約0.7mm、又は少なくとも約1.0mm、又は少なくとも約1.3mm、又は少なくとも約1.5mm、又は少なくとも約1.7mm、又は少なくとも約2.0mm、又は少なくとも約2.5mm、又は少なくとも約3.0mmであってもよい。更に他の実施形態によれば、レドーム構造内の中間調整層は、厚さが約6.5mm以下、例えば、約6.25mm以下、又は約6.0mm以下、又は約5.75mm以下、又は約5.5mm以下、又は約5.25mm以下、又は約5.0mm以下、又は約4.75mm以下、又は約4.5mm以下、又は約4.25mm以下、又は約4.0mm以下、又は約3.75mm以下、又は更に約3.5mm以下であってもよい。レドーム構造内の中間調整層の厚さは、上記の最小値と最大値のいずれかの間の範囲内であってもよいことが理解されよう。レドーム構造内の中間調整層は、上記の最小値と最大値のいずれかの間の任意の値であってもよいことが更に理解されよう。
【0093】
本明細書に記載の実施形態に従って形成された構造を有するレドームがシミュレートされ、比較レドーム構造と比較して、K帯域及びKa帯域にわたる周波数範囲内の主偏波において0.5dB以上もレドームの性能を改善することが示されたことが理解されよう。更に、本明細書に記載の実施形態に従って形成された構造を有するレドームをシミュレートし、比較レドーム構造と比較して、K帯域及びKa帯域にわたる周波数範囲内の交差偏波において10dB以上もレドームの性能を改善することを示した。
【0094】
多くの異なる態様及び実施形態が可能である。これらの態様及び実施形態のいくつかを本明細書に記載する。本明細書を読んだ後、当業者は、それらの態様及び実施形態が例示にすぎず、本発明の範囲を限定しないことを理解するであろう。実施形態は、以下に列挙される実施形態のいずれか1つ又は複数に従うことができる。
【0095】
実施形態1.レドーム構造であって、第1の繊維強化ポリマーを含む第1の繊維強化誘電体層を含む構成要素、構成要素の下にある内側調整層要素であって、第2の繊維強化ポリマーを含む第1の内側調整層を含む、内側調整層要素、及び構成要素の上にある外側調整層要素であって、第3の繊維強化ポリマーを含む第1の外側調整層を含む、外側調整層要素を含む、レドーム構造。
【0096】
実施形態2.第1の繊維強化ポリマーが、第1のポリマー要素と第1の繊維要素を含む、実施形態1に記載のレドーム構造。
【0097】
実施形態3.第1のポリマー要素が、エポキシ、シアナートエステル樹脂、又はそれらの組み合わせを含む、実施形態2に記載のレドーム構造。
【0098】
実施形態4.第1の繊維要素が、低誘電率石英織物、高弾性率ポリプロピレン(HMPP)織物、電気グレードガラス(E-glass)織物、構造グレードガラス(S-glass)織物、玄武岩織物、又は低誘電率石英織物の一方向リボン、電気グレードガラス(E-glass)織物の一方向リボン、構造グレードガラス(S-glass)織物の一方向リボン、玄武岩織物の一方向リボン、それらの組み合わせ、又はそれらの多材料ハイブリッド織布を含む、実施形態2又は3に記載のレドーム構造。
【0099】
実施形態5.第2の繊維強化ポリマーが、第2のポリマー要素と第2の繊維要素を含む、実施形態1に記載のレドーム構造。
【0100】
実施形態6.第2のポリマー要素が、エポキシ、シアナートエステル樹脂、又はそれらの組み合わせを含む、実施形態5に記載のレドーム構造。
【0101】
実施形態7.第2の繊維要素が、高弾性率ポリプロピレン(HMPP)織物、HMPPの一方向リボン、Eガラス、Sガラス、玄武岩、若しくは石英繊維のうちの少なくとも1つとHMPPとのハイブリッド織布、又はそれらの組み合わせを含む、実施形態5及び6のいずれか一項に記載のレドーム構造。
【0102】
実施形態8.第3の繊維強化ポリマーが、第3のポリマー要素と第3の繊維要素を含む、実施形態1に記載のレドーム構造。
【0103】
実施形態9.第3のポリマー要素が、エポキシ、シアナートエステル樹脂、又はそれらの組み合わせを含む、実施形態8に記載のレドーム構造。
【0104】
実施形態10.第3の繊維要素が、高弾性率ポリプロピレン(HMPP)織物、HMPPの一方向リボン、Eガラス、Sガラス、玄武岩、若しくは石英繊維のうちの少なくとも1つとHMPPとのハイブリッド織布、又はそれらの組み合わせを含む、実施形態8及び9のいずれか一項に記載のレドーム構造。
【0105】
実施形態11.内側調整層要素が、厚さが少なくとも約0.5mmである、実施形態1に記載のレドーム構造。
【0106】
実施形態12.内側調整層要素が、厚さが約4.0mm以下である、実施形態1に記載のレドーム構造。
【0107】
実施形態13.第1の内側調整層が、厚さが少なくとも約0.5mmである、実施形態1に記載のレドーム構造。
【0108】
実施形態14.第1の内側調整層が、厚さが約4.0mm以下である、実施形態1に記載のレドーム構造。
【0109】
実施形態15.内側調整層要素が、第1の内側調整層の下にある第2の内側調整層を更に含み、第2の内側調整層が、ポリマー発泡体層を含む、実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、及び10のいずれか一項に記載のレドーム構造。
【0110】
実施形態16.第2の内側調整層が、厚さが少なくとも約0.5mmである、実施形態15に記載のレドーム構造。
【0111】
実施形態17.第2の内側調整層が、厚さが約4.0mm以下である、実施形態1に記載のレドーム構造。
【0112】
実施形態18.ポリマー発泡体層が、少なくとも約1.05の誘電率を含む、実施形態15に記載のレドーム構造。
【0113】
実施形態19.ポリマー発泡体層が、約1.4以下の誘電率を含む、実施形態15及び18のいずれか一項に記載のレドーム構造。
【0114】
実施形態20.ポリマー発泡体層が、密度が少なくとも約2ポンド/立方フィート以上である、実施形態15に記載のレドーム構造。
【0115】
実施形態21.ポリマー発泡体層が、密度が約10ポンド/立方フィート以下である、実施形態15及び18のいずれか一項に記載のレドーム構造。
【0116】
実施形態22.ポリマー発泡体層が、少なくとも約0.5mmの厚さを含む、実施形態15に記載のレドーム構造。
【0117】
実施形態23.ポリマー発泡体層が、約4.0mm以下の厚さを含む、実施形態15及び18のいずれか一項に記載のレドーム構造。
【0118】
実施形態24.構成要素が、第1の繊維強化誘電体層の上にある第1の低誘電率層、及び第1の低誘電体層の上にある第2の繊維強化誘電体層であって、第2の繊維強化誘電体層が第4の繊維強化ポリマーを含む、第2の繊維強化誘電体層を更に含む、実施形態1に記載のレドーム構造。
【0119】
実施形態25.第1の繊維強化誘電体層が、高誘電率材料を含む、実施形態24に記載のレドーム構造。
【0120】
実施形態26.高誘電率材料が、誘電率が少なくとも約2.5である、実施形態25に記載のレドーム構造。
【0121】
実施形態27.高誘電率材料が、誘電率が約8.0以下である、実施形態25に記載のレドーム構造。
【0122】
実施形態28.第1の繊維強化誘電体層が、誘電率が少なくとも約2.5である、実施形態25に記載のレドーム構造。
【0123】
実施形態29.第1の繊維強化誘電体層が、誘電率が約8.0以下である、実施形態25に記載のレドーム構造。
【0124】
実施形態30.第1の繊維強化ポリマーが、第1のポリマー要素と第1の繊維要素を含む、実施形態25に記載のレドーム構造。
【0125】
実施形態31.第1のポリマー要素が、エポキシ、シアナートエステル樹脂、又はそれらの組み合わせを含む、実施形態30に記載のレドーム構造。
【0126】
実施形態32.第1の繊維要素が、石英、Eガラス、Sガラス、HMPP、又は玄武岩繊維、1つ又は複数の材料のハイブリッド織布、又はそれらの組み合わせを含む、実施形態30に記載のレドーム構造。
【0127】
実施形態33.第1の低誘電率層が、低誘電率材料を含む、実施形態24に記載のレドーム構造。
【0128】
実施形態34.第1の低誘電率層の低誘電率材料が、誘電率が少なくとも約1.1である、実施形態33に記載のレドーム構造。
【0129】
実施形態35.第1の低誘電率層の低誘電率材料が、誘電率が約5.0以下である、実施形態33に記載のレドーム構造。
【0130】
実施形態36.第1の低誘電率層が、誘電率が少なくとも約1.1である、実施形態33に記載のレドーム構造。
【0131】
実施形態37.第1の低誘電率層が、誘電率が約5.0以下である、実施形態33に記載のレドーム構造。
【0132】
実施形態38.第1の低誘電率層が、ポリマー発泡体、シンタクチックフォーム、又はHMPP強化ポリマーを含む、実施形態24に記載のレドーム構造。
【0133】
実施形態39.第2の繊維強化誘電体層が、高誘電率材料を含む、実施形態24に記載のレドーム構造。
【0134】
実施形態40.高誘電率材料が、誘電率が少なくとも約2.5である、実施形態39に記載のレドーム構造。
【0135】
実施形態41.高誘電率材料が、誘電率が約8.0以下である、実施形態39に記載のレドーム構造。
【0136】
実施形態42.第2の繊維強化誘電体層が、誘電率が少なくとも約2.5である、実施形態39に記載のレドーム構造。
【0137】
実施形態43.第2の繊維強化誘電体層が、誘電率が約8.0以下である、実施形態39に記載のレドーム構造。
【0138】
実施形態44.第4の繊維強化ポリマーが、第4のポリマー要素と第4の繊維要素を含む、実施形態25に記載のレドーム構造。
【0139】
実施形態45.第4のポリマー要素が、エポキシ、シアナートエステル樹脂、又はそれらの組み合わせを含む、実施形態44に記載のレドーム構造。
【0140】
実施形態46.第4の繊維要素が、石英、Eガラス、Sガラス、HMPP、又は玄武岩繊維、1つ又は複数の材料のハイブリッド織布、又はそれらの組み合わせを含む、実施形態44に記載のレドーム構造。
【0141】
実施形態47.積層要素が、第2の繊維強化誘電体層の上にある第2の低誘電体層、及び第2の低誘電体層の上にある第3の繊維強化誘電体層であって、第3の繊維強化誘電体層が第5の繊維強化ポリマーを含む、第3の繊維強化誘電体層を更に含む、実施形態24に記載のレドーム構造。
【0142】
実施形態48.第2の低誘電率層が、低誘電率材料を含む、実施形態47に記載のレドーム構造。
【0143】
実施形態49.第2の低誘電率層の低誘電率材料が、誘電率が少なくとも約1.1である、実施形態48に記載のレドーム構造。
【0144】
実施形態50.第2の低誘電率層の低誘電率材料が、誘電率が約5.0以下である、実施形態48に記載のレドーム構造。
【0145】
実施形態51.第2の低誘電率層が、誘電率が少なくとも約1.1である、実施形態48に記載のレドーム構造。
【0146】
実施形態52.第2の低誘電率層が、誘電率が約3.5以下である、実施形態48に記載のレドーム構造。
【0147】
実施形態53.第2の低誘電率層が、ポリマー発泡体、シンタクチックフォーム、又はHMPP強化ポリマーを含む、実施形態47に記載のレドーム構造。
【0148】
実施形態54.第3の繊維強化誘電体層が、高誘電率材料を含む、実施形態47に記載のレドーム構造。
【0149】
実施形態55.高誘電率材料が、誘電率が少なくとも約2.5である、実施形態54に記載のレドーム構造。
【0150】
実施形態56.高誘電率材料が、誘電率が約8.0以下である、実施形態54に記載のレドーム構造。
【0151】
実施形態57.第3の繊維強化誘電体層が、誘電率が少なくとも約2.5である、実施形態54に記載のレドーム構造。
【0152】
実施形態58.第3の繊維強化誘電体層が、誘電率が約8.0以下である、実施形態54に記載のレドーム構造。
【0153】
実施形態59.第5の繊維強化ポリマーが、第5のポリマー要素と第5の繊維要素を含む、実施形態47に記載のレドーム構造。
【0154】
実施形態60.第5のポリマー要素が、エポキシ、シアナートエステル樹脂、又はそれらの組み合わせを含む、実施形態59に記載のレドーム構造。
【0155】
実施形態61.第4の繊維要素が、石英、Eガラス、Sガラス、HMPP、又は玄武岩繊維、1つ又は複数の材料のハイブリッド織布、又はそれらの組み合わせを含む、実施形態59に記載のレドーム構造。
【0156】
実施形態62.構成要素が、第1の繊維強化誘電体層の下にある第1の低誘電体層、及び第1の繊維強化誘電体層の上にある第2の低誘電体層を更に含む、実施形態1に記載のレドーム構造。
【0157】
実施形態63.第1の繊維強化誘電体層が、高誘電率材料を含む、実施形態62に記載のレドーム構造。
【0158】
実施形態64.高誘電率材料が、誘電率が少なくとも約2.5である、実施形態63に記載のレドーム構造。
【0159】
実施形態65.高誘電率材料が、誘電率が約8.0以下である、実施形態63に記載のレドーム構造。
【0160】
実施形態66.第1の繊維強化誘電体層が、誘電率が少なくとも約2.5である、実施形態63に記載のレドーム構造。
【0161】
実施形態67.第1の繊維強化誘電体層が、誘電率が約8.0以下である、実施形態63に記載のレドーム構造。
【0162】
実施形態68.第1の繊維強化ポリマーが、第1のポリマー要素と第1の繊維要素を含む、実施形態63に記載のレドーム構造。
【0163】
実施形態69.第1のポリマー要素が、エポキシ、シアナートエステル樹脂、又はそれらの組み合わせを含む、実施形態63に記載のレドーム構造。
【0164】
実施形態70.第1の繊維要素が、石英、Eガラス、Sガラス、HMPP、又は玄武岩繊維、1つ又は複数の材料のハイブリッド織布、又はそれらの組み合わせを含む、実施形態63に記載のレドーム構造。
【0165】
実施形態71.第1の低誘電率層が、低誘電率材料を含む、実施形態62に記載のレドーム構造。
【0166】
実施形態72.第1の低誘電率層の低誘電率材料が、誘電率が少なくとも約1.1である、実施形態71に記載のレドーム構造。
【0167】
実施形態73.第1の低誘電率層の低誘電率材料が、誘電率が約5.0以下である、実施形態71に記載のレドーム構造。
【0168】
実施形態74.第1の低誘電率層が、誘電率が少なくとも約1.1である、実施形態71に記載のレドーム構造。
【0169】
実施形態75.第1の低誘電率層が、誘電率が約3.5以下である、実施形態71に記載のレドーム構造。
【0170】
実施形態76.第1の低誘電率層が、ポリマー発泡体、シンタクチックフォーム、又はHMPP強化ポリマーを含む、実施形態62に記載のレドーム構造。
【0171】
実施形態77.第2の低誘電率層が、低誘電率材料を含む、実施形態62に記載のレドーム構造。
【0172】
実施形態78.第2の低誘電率層の低誘電率材料が、誘電率が少なくとも約1.1である、実施形態77に記載のレドーム構造。
【0173】
実施形態79.第2の低誘電率層の低誘電率材料が、誘電率が約5.0以下である、実施形態77に記載のレドーム構造。
【0174】
実施形態80.第2の低誘電率層が、誘電率が少なくとも約1.1である、実施形態77に記載のレドーム構造。
【0175】
実施形態81.第2の低誘電率層が、誘電率が約3.5以下である、実施形態77に記載のレドーム構造。
【0176】
実施形態82.第2の低誘電率層が、ポリマー発泡体、シンタクチックフォーム、又はHMPP強化ポリマーを含む、実施形態62に記載のレドーム構造。
【0177】
実施形態83.構成要素が、第2の低誘電体層の上にある第2の繊維強化誘電体層であって、第2の繊維強化誘電体層が、第4の繊維強化ポリマーを含む、第2の繊維強化誘電体層、及び第2の繊維強化誘電体層の上にある第3の低誘電体層を更に含む、実施形態62に記載のレドーム構造。
【0178】
実施形態84.第2の繊維強化誘電体層が、高誘電率材料を含む、実施形態83に記載のレドーム構造。
【0179】
実施形態85.高誘電率材料が、誘電率が少なくとも約2.5である、実施形態84に記載のレドーム構造。
【0180】
実施形態86.高誘電率材料が、誘電率が約8.0以下である、実施形態84に記載のレドーム構造。
【0181】
実施形態87.第2の繊維強化誘電体層が、誘電率が少なくとも約2.5である、実施形態84に記載のレドーム構造。
【0182】
実施形態88.第2の繊維強化誘電体層が、誘電率が約8.0以下である、実施形態84に記載のレドーム構造。
【0183】
実施形態89.第4の繊維強化ポリマーが、第4のポリマー要素と第4の繊維要素を含む、実施形態83に記載のレドーム構造。
【0184】
実施形態90.第4のポリマー要素が、エポキシ、シアナートエステル樹脂、又はそれらの組み合わせを含む、実施形態89に記載のレドーム構造。
【0185】
実施形態91.第4の繊維要素が、石英、Eガラス、Sガラス、HMPP、又は玄武岩繊維、1つ又は複数の材料のハイブリッド織布、又はそれらの組み合わせを含む、実施形態89に記載のレドーム構造。
【0186】
実施形態92.第3の低誘電率層が、低誘電率材料を含む、実施形態83に記載のレドーム構造。
【0187】
実施形態93.第3の低誘電率層の低誘電率材料が、誘電率が少なくとも約1.1である、実施形態92に記載のレドーム構造。
【0188】
実施形態94.第3の低誘電率層の低誘電率材料が、誘電率が約5.0以下である、実施形態92に記載のレドーム構造。
【0189】
実施形態95.第3の低誘電率層が、誘電率が少なくとも約1.1である、実施形態92に記載のレドーム構造。
【0190】
実施形態96.第3の低誘電率層が、誘電率が約3.5以下である、実施形態92に記載のレドーム構造。
【0191】
実施形態97.第3の低誘電率層が、ポリマー発泡体、シンタクチックフォーム、又はHMPP強化ポリマーを含む、実施形態83に記載のレドーム構造。
【0192】
実施形態98.レドーム構造が、積層要素の上にある保護層を更に含む、実施形態1に記載のレドーム構造。
【0193】
実施形態99.レドーム構造が、積層要素の上にある保護層を更に含む、実施形態1に記載のレドーム構造。
【0194】
実施形態100.レドーム構造が、少なくとも約5mmの厚さを含む、実施形態1に記載のレドーム構造。
【0195】
実施形態101.レドーム構造が、少なくとも約20mmの厚さを含む、実施形態1に記載のレドーム構造。
【0196】
一般的な説明又は例で上述した活動の全てが必要とされるわけではなく、特定の活動の一部が必要とされなくてもよく、記載した活動に加えて1つ又は複数の更なる活動が行われてもよいことに留意されたい。更に、活動が列挙される順序は、必ずしもそれらが行われる順序ではない。
【0197】
利益、他の利点、及び問題の解決策は、特定の実施形態に関して上述されている。しかし、利益、利点、問題の解決策、及び任意の利益、利点、又は解決策を発生させるか又はより顕著にする可能性がある任意の特徴(複数可)は、請求項のいずれか又は全ての重要な、必要な、又は本質的な特徴として解釈されるべきではない。
【0198】
本明細書及び本明細書に記載の実施形態の例示は、様々な実施形態の構造の一般的な理解を提供することを意図している。本明細書及び例示は、本明細書に記載の構造又は方法を使用する装置及びシステムの全ての要素及び特徴の網羅的かつ包括的な説明として役立つことを意図するものではない。別個の実施形態はまた、単一の実施形態において組み合わせて提供されてもよく、逆に、簡潔にするために単一の実施形態の文脈で説明されている様々な特徴はまた、別個に又は任意の部分的な組み合わせで提供されてもよい。更に、範囲で記載された値への言及は、その範囲内のありとあらゆる値を含む。多くの他の実施形態は、本明細書を読んだ後に初めて当業者に明らかとなってもよい。本開示の範囲から逸脱することなく、構造的置換、論理的置換、又は別の変更を行うことができるように、他の実施形態を使用し、本開示から導出することができる。したがって、本開示は、限定的ではなく例示的であると見なされるべきである。
図1a
図1b
図2a
図2b
図3a
図3b
図4a
図4b
図5a
図5b