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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-16
(45)【発行日】2024-01-24
(54)【発明の名称】コネクタの取付構造
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/639 20060101AFI20240117BHJP
   H01R 13/64 20060101ALI20240117BHJP
   H01R 24/38 20110101ALN20240117BHJP
【FI】
H01R13/639 Z
H01R13/64
H01R24/38
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2023193671
(22)【出願日】2023-11-14
【審査請求日】2023-11-28
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000102500
【氏名又は名称】SMK株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100172096
【弁理士】
【氏名又は名称】石井 理太
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼野 龍太郎
(72)【発明者】
【氏名】笹木 仁人
【審査官】山下 寿信
(56)【参考文献】
【文献】実開平05-023452(JP,U)
【文献】特開2010-015893(JP,A)
【文献】国際公開第2017/208755(WO,A1)
【文献】特開2021-027019(JP,A)
【文献】特開平07-235344(JP,A)
【文献】特開2020-181702(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 13/639
H01R 13/64
H01R 24/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内嵌合体と外嵌合体とが嵌合され、前記内嵌合体又は前記外嵌合体の何れか一方に配置されたプラグと他方に配置されたソケットとが接続されるようにしてなるコネクタを嵌合方向で抜け出し不能に固定するコネクタの取付構造において、
前記外嵌合体に、内周面に筒軸方向に連続したキー溝と、内周部の前記キー溝を挟んだ両側に形成された外側リテーナ挿入溝と、該外側リテーナ挿入溝と連通したリテーナ挿し込み口とを備え、
前記内嵌合体に、外周面に突設された前記キー溝に挿通される押さえ用凸部と、外周部の前記押さえ用凸部を挟んだ両側に形成された内側リテーナ挿入溝とを備え、
リテーナ基部の両端に一対の挿し込み片が支持されてなるリテーナが前記リテーナ挿し込み口から挿入され、前記挿し込み片が前記内側リテーナ挿入溝と前記外側リテーナ挿入溝とに跨って挿し込まれるとともに、前記リテーナ基部が前記押さえ用凸部と前記キー溝の両側端縁部との間に重なって配置されるようにしたことを特徴としてなるコネクタの取付構造。
【請求項2】
前記押さえ用凸部は、前記内嵌合体の上端まで連続している請求項1に記載のコネクタの取付構造。
【請求項3】
前記内嵌合体が箱型の躯体に一体に突設されている請求項1又は2に記載のコネクタの取付構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像素子等のモジュールと同軸ケーブル等とをコネクタを介して強固に固定するコネクタの取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
車載カメラ用カメラモジュール等のモジュールは、モジュールを収容するケースの一面に一体に突設された筒状の内嵌合体内に収容されたソケットと、同軸ケーブルの先端部に取り付けられた外嵌合体に収容されたプラグ(以下、ジャックという)からなるモジュール用コネクタを使用し、内外嵌合体を嵌合させプラグとソケットとを接続することにより、モジュールと同軸ケーブルとが接続されるようになっている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
このようなモジュール用コネクタでは、振動等によってプラグとソケットとが離脱するおそれがあることから、プラグとソケットとが強固に接続した状態が維持されることが望まれている。
【0004】
一方、コネクタを機器躯体(ケース)に強固に固定する構造(以下、コネクタの取付構造という)としては、リテーナと呼ばれる固定具を用いて機器躯体に対しプラグを抜け出し不能に固定するものが知られている(例えば、特許文献2を参照)。
【0005】
このコネクタの取付構造は、プラグが収容される樹脂製のハウジング(以下、内嵌合体という)の中心軸を挟んだ両側にそれぞれ設けられた内リテーナ挿入溝と、機器躯体の内嵌合体が挿入される部分(以下、外嵌合体という)の内側部に設けた外リテーナ挿入溝とを互いに突き合わせ、そこにリテーナの挿し込み片が内外リテーナ挿入溝に跨って配置で挿入され、プラグを機器躯体より抜き出す方向に力が作用した際、リテーナ(挿し込み片)のせん断耐力によって対向し、機器躯体に対しコネクタを抜け出し不能に固定するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2018-098069号公報
【文献】特開2021-019116号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述の如き従来の技術では、リテーナの挿入位置が浅いこと等でリテーナの挿し込み片が内外リテーナ挿入溝の何れかに偏って挿入された場合、或いは内外リテーナ挿入溝間で移動するおそれがある場合、挿し込み片と内外リテーナ挿入溝の何れかと重なる部分の面積が小さくなり、リテーナ(挿し込み片)のせん断耐力が十分に機能せず、安定した固定状態が確保できないおそれがあった。
【0008】
そこで、本発明は、このような従来の問題に鑑み、ケース等に対し抜き出し不能に安定して固定するコネクタの取付構造の提供を目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の如き従来の問題を解決するための請求項1に記載の発明の特徴は、内嵌合体と外嵌合体とが嵌合され、前記内嵌合体又は前記外嵌合体の何れか一方に配置されたプラグと他方に配置されたソケットとが接続されるようにしてなるコネクタを嵌合方向で抜け出し不能に固定するコネクタの取付構造において、前記外嵌合体に、内周面に筒軸方向に連続したキー溝と、内周部の前記キー溝を挟んだ両側に形成された外側リテーナ挿入溝と、該外側リテーナ挿入溝と連通したリテーナ挿し込み口とを備え、前記内嵌合体に、外周面に突設された前記キー溝に挿通される押さえ用凸部と、外周部の前記押さえ用凸部を挟んだ両側に形成された内側リテーナ挿入溝とを備え、リテーナ基部の両端に一対の挿し込み片が支持されてなるリテーナが前記リテーナ挿し込み口から挿入され、前記挿し込み片が前記内側リテーナ挿入溝と前記外側リテーナ挿入溝とに跨って挿し込まれるとともに、前記リテーナ基部が前記押さえ用凸部と前記キー溝の両側端縁部との間に重なって配置されるようにしたことにある。
【0010】
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記押さえ用凸部は、前記内嵌合体の上端まで連続していることにある。
【0011】
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項1又は2の構成に加え、前記内嵌合体が箱型の躯体の一面に一体に突設されていることにある。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係るコネクタの取付構造は、請求項1に記載の構成を具備することによって、常にリテーナ基部が押さえ用凸部とキー溝の両側端縁部との間に重なって配置されているので、リテーナの挿入位置が浅い場合等であっても常にリテーナがせん断キーとして機能し、安定した固定状態を維持することができる。
【0013】
また、本発明において、請求項2に記載の構成を具備することによって、両コネクタ接続時の案内が容易となる。
【0014】
さらに、本発明において、請求項3に記載の構成を具備することによって、ケース外にジャックを接続する場合等でも安定した固定状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明に係るコネクタの取付構造を用いて接続されたモジュールとジャックを示す斜視図である。
図2】同上の分解斜視図である。
図3】同上の縦断面図である。
図4】(a)は図1中のジャックを示す平面図、(b)は同底面図、(c)は正面図である。
図5】(a)は同上のジャックの拡大縦断面図、(b)は同A-A線矢視断面図である。
図6】(a)は図1中のリアケースを示す平面図、(b)は同正面図、(c)は同側面図である。
図7】同上の拡大縦断面図である。
図8】(a)は同上の内嵌合体部分を示すB-B線矢視拡大断面図、(b)は同C-C線矢視拡大断面図、(c)は同D-D線矢視拡大断面図である。
図9】同上のリテーナを示す斜視図である。
図10】同上のコネクタの取付構造の内外嵌合体が嵌合し、リテーナが正常位置に挿入された状態を示す横断面図である。
図11】同上のコネクタの取付構造の内外嵌合体が嵌合し、リテーナが浅い位置に挿入された状態を示す横断面図である。
図12図11の状態の部分拡大縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、本発明に係るコネクタの取付構造の実施態様を図1図12に示した実施例に基づいて説明する。
【0017】
本実施例は、図1図3に示すように、カメラモジュール等のモジュールと同軸ケーブルの先端に取り付けられたジャックとを接続する場合を例に説明し、図中符号1はモジュールのリアケース、符号2は同軸ケーブル3の先端部に取り付けられたジャックである。
【0018】
このコネクタの取付構造は、ジャック2側に設けられた外嵌合体4と、リアケース1側に設けられた内嵌合体5とを備え、内嵌合体5内に配置されたプラグ6と外嵌合体4内に配置されたソケット7とが外嵌合体4と内嵌合体5とを嵌合させることによって互いに接続され、リテーナ17によって外嵌合体4と内嵌合体5とが抜け出し不能に取り付けられるようになっている。
【0019】
ジャック2は、図4図5に示すように、同軸ケーブル3の先端に取り付けられたソケット7と、ソケット7を保持する絶縁樹脂製の外部カバー8とを備え、同軸ケーブル3の先端に取り付けられたソケット7がモールドによって外部カバー8と一体化され、外部カバー8の一面に突設された筒状の外嵌合体4内にソケット7の先端部が突出した状態で配置されている。
【0020】
ソケット7の態様は、特に限定されないが、例えば、図5(a)に示すように、導電性金属からなる筒状のシェル9と、シェル9内に収容される絶縁樹脂からなるインシュレータ10と、インシュレータ10に保持されてシェル9の内側に同軸配置された中心コンタクト11とを備え、同軸ケーブル3の中心導体が中心コンタクト11に接続されるとともに、外部導体がシェル9に接続され、その状態で保持されるようになっている。
【0021】
外部カバー8は、ソケット7の基端側及びソケット7に接続された同軸ケーブル3の先端が埋設されたカバー本体部8aと、カバー本体部8aの下面に一体に突設された円筒状の外嵌合体4とを備え、外嵌合体4の中心部にソケット7の先端側が突出している。
【0022】
外嵌合体4は、内周面部の所定位置に内周側及び下面(相手側端面)に開口した筒軸方向に連続するキー溝12を備え、キー溝12に内嵌合体5の外周面に突設された案内キーを兼用する押さえ用凸部13が挿通され、外嵌合体4と内嵌合体5とが互いに周方向で位置決めされるようになっている。尚、外部カバー8上面に形成された三角形状の印14は、キー溝12位置を示すマーカーである。
【0023】
また、外嵌合体4には、内周部のキー溝12を挟んだ両側に形成された外側リテーナ挿入溝15,15と、外嵌合体4の外周面に開口し、外側リテーナ挿入溝15,15と連通した横向きスリット状のリテーナ挿し込み口16とを備え、リテーナ挿し込み口16よりリテーナ17が挿入できるようになっている。
【0024】
外側リテーナ挿入溝15,15は、リテーナ挿し込み口16と連続した上下に間隔をおいて平坦な押さえ面15a,15aが対向する溝状に形成され、上下押さえ面15a,15a間にリテーナ17が挿し込まれるようになっている。
【0025】
リテーナ挿し込み口16は、キー溝12を連続方向で分断する横向きスリット状に形成され、外嵌合体4の肉厚部に上下で互いに対向する内面部に上下方向にキー溝12を挟んでその側縁部に当接部16a,16aが形成されている。
【0026】
リアケース1は、図6図8に示すように、箱型の躯体1aの上面部に円筒状の内嵌合体5が一体に突設され、内嵌合体5内に先端部が突出した状態でプラグ6が収容されている。
【0027】
プラグ6は、接続されるソケット7に適合したものであって、図7に示すように、導電性金属材からなるピン状の中心コンタクト20と、中心コンタクト20が保持された絶縁性樹脂からなるインシュレータ21と、中心コンタクト20が保持されたインシュレータ21が収容される導電性金属材からなる筒状のシェル22とを備え、内嵌合体5と外嵌合体4とが嵌合することによって、ソケット7側のシェル9がプラグ6側のシェル22の外側に嵌合されるとともに、ピン状の中心コンタクト20がソケット7側の中心コンタクト11内に挿し込まれて接続される構造になっている。
【0028】
内嵌合体5は、外嵌合体4の内径と略同じ外径を有する円筒状に形成され、外周面に突設された押さえ用凸部13と、外周部の押さえ用凸部13を挟んだ両側に形成された内側リテーナ挿入溝23とを備え、押さえ用凸部13を外嵌合体4のキー溝12に挿通させつつ外嵌合体4の内側に嵌合するようになっている。
【0029】
押さえ用凸部13は、下端が所定の高さ位置、即ち、内外嵌合体5,4が嵌合した際に下端がリテーナ挿し込み口16の上縁位置と同じ高さとなるように配置されるとともに、上端が内嵌合体5の上端まで連続する矩形突条状に形成され、外嵌合体4のキー溝12に挿通され、案内キーとしても機能するようになっている。尚、押さえ用凸部13は、必ずしも上端が内嵌合体5の上端まで連続していなくともよい。
【0030】
内側リテーナ挿入溝23は、押さえ用凸部13の下側、即ち、ケース躯体側に押さえ用凸部13の下端と内側リテーナ挿入溝23の内側上面とが同一平面上に位置するように配置され、内嵌合体5の内周面の全周に亘って所定の深さで連続し、押さえ用凸部13を挟んで両側にリテーナ17が挿し込めるようになっている。
【0031】
この内側リテーナ挿入溝23は、上下(軸方向)で互いに対向する押さえ面23a,23aが形成され、両押さえ面23a,23a間距離が外側リテーナ挿入溝15,15の上下押さえ面15a,15a間と同じ距離となっている。
【0032】
また、この内側リテーナ挿入溝23は、内外嵌合体5,4を嵌合させ、内嵌合体5の上面が外嵌合体4の内上面(カバー本体部8aの下面)に当接した位置で外側リテーナ挿入溝15,15及びリテーナ挿し込み口16と同じ高さとなるように配置され、内側リテーナ挿入溝23と外側リテーナ挿入溝15,15とが互いに隣り合ってリテーナ挿し込み口16と連続する一つの溝を成し、上下押さえ面間にリテーナ17が挿し込まれるようになっている。
【0033】
尚、本実施例では、内側リテーナ挿入溝23が内嵌合体5の内周面の全周に亘って連続した例について説明したが、円弧溝状に形成された一対の内側リテーナ挿入溝23,23が押さえ用凸部13を挟んで対称配置に設けられたものであってもよい。
【0034】
リテーナ17は、図9に示すように、弾性を有する金属製板材を打ち抜き加工することによって、リテーナ基部17aの両端に一対の挿し込み片17b,17bが支持された平面視蹄鉄型に形成されている。
【0035】
挿し込み片17b,17bは、半径方向幅が内側リテーナ挿入溝23幅よりも広く、且つ、内外側リテーナ挿入溝15,15が成す溝の幅よりも狭い円弧状に形成され、リテーナ挿し込み口16から挿入され、内側リテーナ挿入溝23と外側リテーナ挿入溝15,15とに跨って挿し込まれるようになっている。
【0036】
リテーナ基部17aは、挿し込み片17b,17bの半径方向幅よりも狭く形成され、両挿し込み片17b,17bが互いに離反する方向に撓むことができ、押し広げられて内嵌合体5の内側リテーナ挿入溝23と嵌合できるようになっている。
【0037】
このように構成されたコネクタの取付構造は、内外嵌合体5,4を嵌合させた後、リテーナ挿し込み口16よりリテーナ17を挿入すると、通常の場合、図10(a)に示すように、リテーナ17の両挿し込み片17b,17bが内側リテーナ挿入溝23と外側リテーナ挿入溝15,15とに跨って挿し込まれるとともに、リテーナ基部17aが押さえ用凸部13とキー溝12の両側端縁部との間に重なって配置された状態となり、リテーナ17がせん断キーとして機能して内外嵌合体5,4が抜け出し不能に嵌合され、プラグ6とソケット7とが接続された状態で維持される。
【0038】
一方、リテーナ17の挿し込み不足や振動等によってリテーナ17の挿入位置が浅くなった場合であっても、図11図12に示すように、常に、リテーナ基部17aが押さえ用凸部13とキー溝12の両側端縁部(当接部)16a,16aとの間に重なって配置された状態が維持されるので、リテーナ17がせん断キーとして機能して内外嵌合体5,4が抜け出し不能に嵌合され、プラグ6とソケット7とが接続された状態で維持されるようになっている。
【0039】
尚、上述の実施例では、ジャック2(外嵌合体4)側にソケット7、ケース(内嵌合体5)側にプラグ6を配置した場合について説明したが、ジャック2側にプラグ6、ケース側にソケット7を配置するようにしてもよい。
【0040】
また、上述の実施例では、コネクタとして同軸コネクタを用いた場合について説明したが、コネクタの態様はこれに限定されず、例えば、多極コネクタであってもよい。
【0041】
さらに、上述の実施例では、ジャック2とリアケース1との接続に適用した場合について説明したが、本コネクタの取付構造は、本実施例に限定されず、外嵌合体4と内嵌合体5とを嵌合させることで接続されるあらゆるコネクタにも適用することができる。
【符号の説明】
【0042】
1 リアケース
2 ジャック
3 同軸ケーブル
4 外嵌合体
5 内嵌合体
6 プラグ
7 ソケット
8 外部カバー
9 シェル
10 インシュレータ
11 中心コンタクト
12 キー溝
13 押さえ用凸部
14 マーカー
15 外側リテーナ挿入溝
16 リテーナ挿し込み口
17 リテーナ
20 中心コンタクト
21 インシュレータ
22 シェル
23 内側リテーナ挿入溝
【要約】
【課題】ケース等に対し抜き出し不能に安定して固定するコネクタの取付構造の提供。
【解決手段】このコネクタの取付構造は、外嵌合体4に筒軸方向に連続したキー溝12と、内周部のキー溝12を挟んだ両側に形成された外側リテーナ挿入溝15,15と、外側リテーナ挿入溝15,15と連通したリテーナ挿し込み口16とを備え、内嵌合体5に、外周面に突設された押さえ用凸部13と、外周部の押さえ用凸部13を挟んだ両側に形成された内側リテーナ挿入溝23とを備え、リテーナ17がリテーナ挿し込み口16から挿入され、挿し込み片17b,17bが内側リテーナ挿入溝23と外側リテーナ挿入溝15,15とに跨って挿し込まれるとともに、リテーナ基部17aが押さえ用凸部13とキー溝12の両側端縁部16a,16aとの間に重なって配置されるようにしている。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12