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特許7421639PDCCHモニタリング制御方法及び関連機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-16
(45)【発行日】2024-01-24
(54)【発明の名称】PDCCHモニタリング制御方法及び関連機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 52/02 20090101AFI20240117BHJP
   H04W 72/232 20230101ALI20240117BHJP
   H04W 72/0457 20230101ALI20240117BHJP
【FI】
H04W52/02 130
H04W72/232
H04W72/0457
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2022517895
(86)(22)【出願日】2020-09-23
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-21
(86)【国際出願番号】 CN2020117065
(87)【国際公開番号】W WO2021057778
(87)【国際公開日】2021-04-01
【審査請求日】2022-03-22
(31)【優先権主張番号】201910899607.0
(32)【優先日】2019-09-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100108833
【弁理士】
【氏名又は名称】早川 裕司
(74)【代理人】
【識別番号】100162156
【弁理士】
【氏名又は名称】村雨 圭介
(72)【発明者】
【氏名】鐘 ▲テイ▼▲テイ▼
(72)【発明者】
【氏名】陳 力
(72)【発明者】
【氏名】鮑 ▲イ▼
【審査官】松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】CATT,Evaluation Results of UE Power Saving Schemes,3GPP TSG RAN WG1#96 R1-1902024,フランス,3GPP,2019年02月16日
【文献】Samsung,PDCCH-based power saving signal/channel,3GPP TSG RAN WG1#97 R1-1906980,フランス,3GPP,2019年05月03日
【文献】ZTE,Discussion on potential techniques for UE power saving,3GPP TSG RAN WG1#96 R1-1902031,フランス,3GPP,2019年02月16日
【文献】Nokia, Nokia Shanghai Bell,PDCCH-based power saving signal/channel,3GPP TSG RAN WG1#98 R1-1909339,フランス,3GPP,2019年08月16日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に用いられる物理下りリンク制御チャネルPDCCHモニタリング制御方法であって、
前記端末のアクティブ化帯域幅部分BWPが第一のBWPから第二のBWPに切り替えられる場合、ターゲット不連続受信持続時間DRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することを含み、
そのうち、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間外にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻の次の持続時間であり、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間内にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻が位置する持続時間であり、
前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されている場合、前述した、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、
前記BWP切り替え時刻が前記第一のウェイクアップ信号の受信オケーションの前にある場合、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じてターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、
前記BWP切り替え時刻が前記第一のウェイクアップ信号の受信オケーションの後にある場合、前記第一のウェイクアップ信号の受信状態に応じてターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することとのうちの少なくとも一つを含む、物理下りリンク制御チャネルPDCCHモニタリング制御方法。
【請求項2】
前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されており、且つ前記第二のBWPに第二のウェイクアップ信号が配置されていない場合、前述した、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、
前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration外にある場合、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じてターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、
前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration内にある場合、前記第一のウェイクアップ信号の受信状態に応じて第一の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定し、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて第二の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することとのうちの少なくとも一つを含み、
そのうち、前記第一の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の前にある時間であり、前記第二の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の後にある時間である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されておらず、且つ前記第二のBWPに第二のウェイクアップ信号が配置されている場合、前述した、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、
プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されておらず、且つ前記第二のBWPに第二のウェイクアップ信号が配置されている場合、前述した、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、
前記BWP切り替え時刻が前記第二のウェイクアップ信号の受信オケーションの前にある場合、前記第二のウェイクアップ信号の受信状態に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、
前記BWP切り替え時刻が前記第二のウェイクアップ信号の受信オケーションの後にある場合、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じてターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されており、前記第二のBWPに第二のウェイクアップ信号が配置されている場合、前述した、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、
前記BWP切り替え時刻が前記第二のウェイクアップ信号の受信オケーションの前にある場合、前記第二のウェイクアップ信号の受信状態に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、
前記BWP切り替え時刻が前記第二のウェイクアップ信号の受信オケーションと前記ターゲットDRX-ondurationの開始時刻との間にある場合、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、
前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration内にある場合、前記第一のウェイクアップ信号の受信状態に応じて第一の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定し、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて第二の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することとのうちの少なくとも一つを含み、
そのうち、前記第一の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の前にある時間であり、前記第二の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の後にある時間である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されており、前記第二のBWPに第二のウェイクアップ信号が配置されている場合、前述した、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、
前記BWP切り替え時刻が前記第一のウェイクアップ信号の受信オケーションと前記第二のウェイクアップ信号の受信オケーションの後にあり、前記ターゲットDRX-ondurationの開始時刻の前にある場合、ターゲットウェイクアップ信号の受信状態に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することを含み、
そのうち、前記ターゲットウェイクアップ信号は、前記第一のウェイクアップ信号と前記第二のウェイクアップ信号のうち、受信オケーションが前記ターゲットDRX-ondurationに最も近いウェイクアップ信号である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration内にある場合、前述した、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、
前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されている場合、第一のウェイクアップ信号の受信状態に応じて第一の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定し、ネットワーク機器によって送信されたターゲットモニタリング指示に応じて第二の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、
前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されていない場合、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて第一の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定し、ネットワーク機器によって送信されたモニタリング指示に応じて前記第二の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することとのうちの少なくとも一つを含み、
そのうち、前記第一の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の前にある時間であり、前記第二の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の後にある時間である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration外にある場合、前述した、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、
ネットワーク機器によって送信されたモニタリング指示に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration内にある場合、前述した、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、
前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されている場合、第一のウェイクアップ信号の受信状態に応じて第一の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定し、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて第二の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、
前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されていない場合、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することとのうちの少なくとも一つを含み、
そのうち、前記第一の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の前にある時間であり、前記第二の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の後にある時間である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration外にある場合、前述した、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、
プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
ネットワーク機器に用いられるPDCCHモニタリング制御方法であって、
端末がBWP切り替えを行う場合、ターゲット不連続受信持続時間DRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定するためのモニタリング指示を前記端末に送信することを含み、
そのうち、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間外にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻の次の持続時間であり、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間内にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻が位置する持続時間であり、
前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されている場合、前述した、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、
前記BWP切り替え時刻が前記第一のウェイクアップ信号の受信オケーションの前にある場合、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じてターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、
前記BWP切り替え時刻が前記第一のウェイクアップ信号の受信オケーションの後にある場合、前記第一のウェイクアップ信号の受信状態に応じてターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することとのうちの少なくとも一つを含む、PDCCHモニタリング制御方法。
【請求項12】
端末であって、
前記端末のアクティブ化帯域幅部分BWPが第一のBWPから第二のBWPに切り替えられる場合、ターゲット不連続受信持続時間DRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定するための第一の決定モジュールを含み、
そのうち、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間外にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻の次の持続時間であり、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間内にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻が位置する持続時間であり、
前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されている場合、前述した、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、
前記BWP切り替え時刻が前記第一のウェイクアップ信号の受信オケーションの前にある場合、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じてターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、
前記BWP切り替え時刻が前記第一のウェイクアップ信号の受信オケーションの後にある場合、前記第一のウェイクアップ信号の受信状態に応じてターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することとのうちの少なくとも一つを含む、端末。
【請求項13】
ネットワーク機器であって、
端末がBWP切り替えを行う場合、ターゲット不連続受信持続時間DRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定するためのモニタリング指示を前記端末に送信するための送信モジュールを含み、
そのうち、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間外にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻の次の持続時間であり、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間内にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻が位置する持続時間であり、
前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されている場合、前述した、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、
前記BWP切り替え時刻が前記第一のウェイクアップ信号の受信オケーションの前にある場合、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じてターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、
前記BWP切り替え時刻が前記第一のウェイクアップ信号の受信オケーションの後にある場合、前記第一のウェイクアップ信号の受信状態に応じてターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することとのうちの少なくとも一つを含む、ネットワーク機器。
【請求項14】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~10のいずれか1項に記載のPDCCHモニタリング制御方法のステップを実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2019年9月23日に提出された中国特許出願番号No.201910899607.0の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
【技術分野】
【0002】
本開示は、通信技術分野に関し、特にPDCCHモニタリング制御方法及び関連機器に関する。
【背景技術】
【0003】
関連技術のメカニズムでは、端末は、ウェイクアップ信号(wake up signal、WUS)のモニタリングオケーションでWUSを受信したかどうかによって、物理下りリンク制御チャネル(Physical downlink control channel、PDCCH)をモニタリングするかどうか、例えば、次の発生する直前の不連続受信持続時間タイマー(DRX-onduration Timer)を起動するかどうかを決定して、onDuration状態を決定することにより、省電力効果を実現することができる。しかしながら、端末がアクティブ化帯域幅部分(Active BWP)の切り替えを行う時、異なるBWPによっては、WUSを配置しておらず、又は配置されたWUSパラメータが異なるなどの複数の状況が存在する可能性があり、関連技術では、Active BWPの切り替えシーンでは、onDurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかの行為はまだ明確ではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施例は、アクティブ化帯域幅部分を切り替える場合、onDurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかの行為をどのように定義するかという問題を解決するためのPDCCHモニタリング制御方法及び関連機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一に、本開示の実施例は、端末に用いられるPDCCHモニタリング制御方法を提供する。前記方法は、
前記端末のアクティブ化帯域幅部分BWPが第一のBWPから第二のBWPに切り替えられる場合、ターゲット不連続受信持続時間DRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することを含み、
そのうち、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間外にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻の次の持続時間であり、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間内にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻が位置する持続時間である。
【0006】
第二に、本開示の実施例は、ネットワーク機器に用いられるPDCCHモニタリング制御方法をさらに提供する。前記方法は、
端末がBWP切り替えを行う場合、ターゲット不連続受信持続時間DRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定するためのモニタリング指示を前記端末に送信することを含み、
そのうち、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間外にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻の次の持続時間であり、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間内にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻が位置する持続時間である。
【0007】
第三に、本開示の実施例は、端末をさらに提供する。前記端末は、
前記端末のアクティブ化帯域幅部分BWPが第一のBWPから第二のBWPに切り替えられる場合、ターゲット不連続受信持続時間DRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定するための第一の決定モジュールを含み、
そのうち、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間外にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻の次の持続時間であり、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間内にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻が位置する持続時間である。
【0008】
第四に、本開示の実施例は、ネットワーク機器をさらに提供する。前記ネットワーク機器は、
端末がBWP切り替えを行う場合、ターゲット不連続受信持続時間DRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定するためのモニタリング指示を前記端末に送信するための送信モジュールを含み、
そのうち、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間外にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻の次の持続時間であり、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間内にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻が位置する持続時間である。
【0009】
第五に、本開示の実施例は、端末をさらに提供する。前記端末は、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラムとを含み、前記プログラムが前記プロセッサによって実行されると、上記PDCCHモニタリング制御方法におけるステップを実現させる。
【0010】
第六に、本開示の実施例は、ネットワーク機器をさらに提供する。前記ネットワーク機器は、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラムとを含み、前記プログラムが前記プロセッサによって実行されると、上記PDCCHモニタリング制御方法におけるステップを実現させる。
【0011】
第七に、本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記PDCCHモニタリング制御方法のステップを実現させる。
【発明の効果】
【0012】
本開示の実施例では、前記端末のアクティブ化帯域幅部分BWPが第一のBWPから第二のBWPに切り替えられる場合、前記端末のBWP切り替え時刻に関連するターゲットonDurationの状態を決定することにより、ターゲットonDurationのPDCCHモニタリングの行為を明確にし、システムの信頼性を保証する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本開示の実施例の技術案をより明瞭に説明するために、以下に、本開示の実施例の記述において使用される必要がある図面を簡単に紹介する。以下の記述における図面は、ただ本開示のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、それらの図面に基づき、他の図面を取得することもできることは明らかである。
図1】本開示の実施例の応用可能なネットワークシステムの構造図である。
図2】本開示の実施例によるPDCCHモニタリング制御方法のフローチャートである。
図3】本開示の実施例によるPDCCHモニタリング制御方法のBWP切り替え時刻の位置の概略図のその一である。
図4】本開示の実施例によるPDCCHモニタリング制御方法のBWP切り替え時刻の位置の概略図のその二である。
図5】本開示の実施例によるPDCCHモニタリング制御方法のBWP切り替え時刻の位置の概略図のその三である。
図6】本開示の実施例によるPDCCHモニタリング制御方法のBWP切り替え時刻の位置の概略図のその四である。
図7】本開示の実施例による別のPDCCHモニタリング制御方法のフローチャートである。
図8】本開示の実施例による端末の構造図である。
図9】本開示の実施例によるネットワーク機器の構造図である。
図10】本開示の実施例による別の端末の構造図である。
図11】本開示の実施例による別のネットワーク機器の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本開示の実施例における図面を参照しながら、本開示の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本開示の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本開示における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。
【0015】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における「含む」という用語及びその任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、必ずしも明瞭にリストアップされているそれらのステップ又はユニットに限らず、明瞭にリストアップされていない又はそれらのプロセス、方法、製品又は機器に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。なお、明細書及び特許請求の範囲において使用された「及び/又は」は、接続された対象の少なくとも一つを表し、例えばA及び/又はBは、単独のA、単独のB、及びAとBとの組み合わせという三つのケースを含むことを表す。
【0016】
本開示の実施例では、「例示的」又は「例えば」などの用語は、例、例証、又は説明として表すために用いられる。本開示の実施例では、「例示的」又は「例えば」と記述される任意の実施例又は設計方案は、他の実施例又は設計方案より好ましいか、又はより優位性があると解釈されるべきではない。正確に言うと、「例示的」又は「例えば」などの用語を使用することは、関連概念を具体的な方式で示すことを意図する。
【0017】
以下、図面を参照しながら、本開示の実施例を紹介する。本開示の実施例によるPDCCHモニタリング制御方法及び関連機器は、無線通信システムに用いられてもよい。この無線通信システムは、5Gシステム、又は進化型長期的進化(Evolved Long Term Evolution、eLTE)システム、又は後続の進化通信システムであってもよい。
【0018】
図1を参照すると、図1は、本開示の実施例の応用可能なネットワークシステムの構造図である。図1に示すように、端末11とネットワーク機器12を含み、そのうち、端末11は、ユーザ端末又は他の端末側機器、例えば、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device、MID)、又はウェアラブルデバイス(Wearable Device)などの端末側機器であってもよい。なお、本開示の実施例では、端末11の具体的なタイプを限定しない。上記ネットワーク機器12は、5G基地局、又はそれ以降のバージョンの基地局、又は他の通信システムにおける基地局であってもよく、又はノードB、進化ノードB、又は送受信ポイント(Transmission Reception Point、TRP)、又はアクセスポイント(Access Point、AP)、又は当分野における他の用語と呼ばれてもよい。同じ技術的効果を達成する限り、前記ネットワーク機器は、特定の技術用語に限定されない。また、上記ネットワーク機器12は、マスタノード(Master Node、MN)、又はセカンダリノード(Secondary Node、SN)であってもよい。なお、本開示の実施例では、5G基地局のみを例にするが、ネットワーク機器の具体的なタイプを限定しない。
【0019】
図2を参照すると、図2は、本開示の実施例による物理下りリンク制御チャネルPDCCHモニタリング制御方法のフローチャートである。この方法は、端末に用いられる。図2に示すように、以下のステップを含む。
【0020】
ステップ201では、前記端末のアクティブ化帯域幅部分BWPが第一のBWPから第二のBWPに切り替えられる場合、ターゲット不連続受信持続時間(Discontinuous Reception onduration、DRX-onduration)でPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定し、そのうち、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間外にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻の次の持続時間であり、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間内にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻が位置する持続時間である。
【0021】
本開示の実施例では、上記ターゲットDRX-ondurationは、切り替え時刻に関連する持続時間である。前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間外にあることは、前記端末のBWP切り替え時刻がターゲットDRX-ondurationの開始時刻の前にあることとして理解されてもよい。前記端末のBWP切り替え時刻が不連続受信DRX周期の持続時間内にあることは、前記端末のBWP切り替え時刻がターゲットDRX-ondurationの開始時間の後にあり、終了時刻の前にあることとして理解されてもよい。図3に示すように、BWP切り替え時刻が時刻1又は時刻2であることはいずれも、BWP切り替え時刻が持続時間外にあることを表し、BWP切り替え時刻が時刻3であることは、BWP切り替え時刻が持続時間内にあることを表す。
【0022】
前記端末のBWP切り替え時刻が不連続受信DRX周期の持続時間外にある時、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、次の発生する直前のdrx-onDurationTimerを起動するかどうかを決定することとして理解されてもよい。端末がDRX-onduration Timerを起動すると決定する場合、次のDRX-onDurationでPDCCHモニタリングを行い、端末がDRX-onduration Timerを起動しないと決定する場合、次のDRX-onDurationでPDCCHモニタリングを行わない。
【0023】
具体的には、上記ターゲットDRX-ondurationの状態は、実際の需要に応じて設定されてもよく、本開示の実施例では、ターゲットDRX-onduration状態の制御に対して、端末の行為は主に、以下のいくつかの状況を含む。
状況1:第一のBWPの省電力信号に従う
状況2:第二のBWPの省電力信号に従う
状況3:最も近い省電力信号に従う
状況4:ターゲットDRX-ondurationでPDCCHをモニタリングするようにプロトコルにより規定される
状況5:ターゲットDRX-ondurationでPDCCHをモニタリングしないようにプロトコルにより規定される
状況6:ネットワーク機器の指示に従う
【0024】
理解すべきことは、上記省電力信号は、一般的にウェイクアップ信号(wake up signal、WUS)とスリープ信号を含んでもよい。そのうち、WUSは、PDCCHに基づく省電力信号(PDCCH-based power saving signal/channel scheme for wake-up purpose、PDCCH-WUS)と他の任意のウェイクアップ設計の信号を含む。以下の実施例は、PDCCH-WUSを例として説明し、言い換えれば、以下の実施例で言及されたWUSは、PDCCH-WUSとして理解されてもよい。上述した第一のBWPの省電力信号に従うことは、第一のBWPのWUSに従うこととして理解されてもよく、上述した第二のBWPの省電力信号に従うことは、第二のBWPのWUSに従うこととして理解されてもよい。
【0025】
上記ターゲットDRX-ondurationは、固定位置を有するある時間帯であり、開始時刻と終了時刻を含み、各DRXの最初はDRX-ondurationである。各DRXは、WUSモニタリングオケーション(WUS occasion)を備え、各WUSは、対応するWUS occasionの次のDRX-ondurationを指示するためのものである。
【0026】
本開示の実施例では、前記端末のアクティブ化帯域幅部分BWPが第一のBWPから第二のBWPに切り替えられる場合、前記端末のBWP切り替え時刻に関連するターゲットonDurationの状態を決定することにより、ターゲットonDurationのPDCCHモニタリングの行為を明確にし、システムの信頼性を保証した。
【0027】
理解すべきことは、本開示の実施例では、BWP切り替え時刻の位置、第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置される状況と第二のBWPに第二のウェイクアップ信号が配置される状況とのうちの少なくとも一つに従って、ターゲットDRX-ondurationの状態を決定してもよい。上記状況1~6に対して、第一のBWPと第二のBWPにWUSが配置されているかどうか、またBWP切り替え時刻の位置の違いによって、対応するターゲットDRX-ondurationの状態が異なり、以下では、これについて異なる実施例によって詳細に説明する。
【0028】
一つの実施例では、前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されている場合、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、前記BWP切り替え時刻が前記第一のウェイクアップ信号の受信オケーションの前にある場合、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じてターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、前記BWP切り替え時刻が前記第一のウェイクアップ信号の受信オケーションの後にある場合、前記第一のウェイクアップ信号の受信状態に応じてターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0029】
本実施例では、第二のBWPに第二のウェイクアップ信号が配置されているかどうかにかかわらず、第一のBWPの第一のウェイクアップ信号に従ってターゲットonDurationの状態を決定する。具体的には、前記BWP切り替え時刻が前記第一のウェイクアップ信号の受信オケーションの前にある場合、この時、端末は、第一のウェイクアップ信号のモニタリングを見逃し、端末は、デフォルトで次のDRX-ondurationTimerを起動し、又は次のDRX-ondurationTimerを起動しない。次のDRX-ondurationTimer(即ち、上記ターゲットonDurationに対応するonDurationTimer)を起動する時、次のDRX-onDurationは、ウェイクアップ状態に入り、端末は、次のDRX-onDurationでPDCCHをモニタリングしてもよく、次のDRX-ondurationTimerを起動しない時、次のDRX-onDurationは、スリープ状態を維持し、端末は、次のDRX-onDurationでPDCCHをモニタリングする必要がない。
【0030】
前記BWP切り替え時刻が前記第一のウェイクアップ信号の受信オケーションの後にある場合、第一のウェイクアップ信号のモニタリングを見逃していないことに相当する。この時、前記第一のウェイクアップ信号の受信状態に応じてターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定してもよい。具体的には、BWPの切り替え時刻がターゲットDRX-ondurationの開始時刻の前にある場合、第一のBWPでWUSを受信していると、次のDRX-ondurationTimerを起動し、第一のBWPでWUSを受信していないと、次のDRX-onduration Timerを起動しない。第一のBWPでWUSを受信していないことは、受信された省電力信号がスリープ信号であり、又はネットワーク機器が省電力信号を送信しておらず、省電力信号のモニタリングオケーションを配置しているだけであることであってもよい。
【0031】
別の実施例では、前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されており、且つ前記第二のBWPに第二のウェイクアップ信号が配置されていない場合、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration外にある場合、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じてターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration内にある場合、前記第一のウェイクアップ信号の受信状態に応じて第一の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定し、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて第二の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することとのうちの少なくとも一つを含み、そのうち、前記第一の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の前にある時間であり、前記第二の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の後にある時間である。
【0032】
本実施例では、第二のBWPの第二のウェイクアップ信号に従ってターゲットDRX-ondurationの状態を決定し、前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration外にある場合、第二のBWPに第二のウェイクアップ信号が配置されていないため、第二のBWPで第二のウェイクアップ信号を受信できず、デフォルトで次のDRX-onduration Timerを起動し、又はデフォルトで次のDRX-onduration Timerを起動しない。前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration内にある場合、まず、第一のBWPの第一のウェイクアップ信号の受信状况に従ってターゲットDRX-onduration Timerの起動状態を制御し、第一のBWPで第一のウェイクアップ信号を受信した場合、次のDRX-onduration Timerを起動し、第一のBWPで第一のウェイクアップ信号を受信していない場合、次のDRX-onduration Timerを起動しなくてもよく、ターゲットDRX-ondurationの第二の部分時間で、第二のBWPに第二のウェイクアップ信号が配置されていないため、デフォルトでPDCCHをモニタリングしなくてもよく、又はデフォルトでPDCCHをモニタリングしてもよい。
【0033】
別の実施例では、前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されておらず、且つ前記第二のBWPに第二のウェイクアップ信号が配置されている場合、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することを含む。
【0034】
本実施例では、第一のBWPの第一のウェイクアップ信号に従ってターゲットonDurationの状態を決定する。具体的には、第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されていないため、いつBWP切り替えを行っても、デフォルトで次のDRX-ondurationTimerを起動してもよく、又はデフォルトで次のDRX-onduration Timerを起動しなくてもよい。
【0035】
別の実施例では、前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されておらず、且つ前記第二のBWPに第二のウェイクアップ信号が配置されている場合、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、前記BWP切り替え時刻が前記第二のウェイクアップ信号の受信オケーションの前にある場合、前記第二のウェイクアップ信号の受信状態に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、前記BWP切り替え時刻が前記第二のウェイクアップ信号の受信オケーションの後にある場合、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じてターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0036】
本開示の実施例では、第二のBWPの第二のウェイクアップ信号に従ってターゲットDRX-ondurationの状態を決定し、前記BWP切り替え時刻が第二のウェイクアップ信号の受信オケーションの前にある場合、第二のウェイクアップ信号のモニタリングを見逃していないため、第二のBWPで第二のウェイクアップ信号を受信した場合、次のDRX-onduration Timerを起動し、第二のBWPで第二のウェイクアップ信号を受信していない場合、次のDRX-onduration Timerを起動しない。前記BWP切り替え時刻が前記第二のウェイクアップ信号の受信オケーションの後にある場合、第二のウェイクアップ信号のモニタリングを見逃したため、この時、デフォルトでターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHをモニタリングしてもよく、又はモニタリングしなくてもよい。例えば、BWP切り替え時刻がターゲットDRX-onduration外にある時、デフォルトで次のDRX-onduration Timerを起動し、又はデフォルトで次のDRX-onduration Timerを起動しない。
【0037】
別の実施例では、前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されており、前記第二のBWPに第二のウェイクアップ信号が配置されている場合、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、前記BWP切り替え時刻が前記第二のウェイクアップ信号の受信オケーションの前にある場合、前記第二のウェイクアップ信号の受信状態に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、前記BWP切り替え時刻が前記第二のウェイクアップ信号の受信オケーションと前記ターゲットDRX-ondurationの開始時刻との間にある場合、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration内にある場合、前記第一のウェイクアップ信号の受信状態に応じて第一の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定し、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて第二の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することとのうちの少なくとも一つを含み、そのうち、前記第一の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の前にある時間であり、前記第二の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の後にある時間である。
【0038】
本開示の実施例では、第二のBWPの第二のウェイクアップ信号に従ってターゲットDRX-ondurationの状態を決定し、前記BWP切り替え時刻が前記第二のウェイクアップ信号の受信オケーションの前にある場合、第二のウェイクアップ信号のモニタリングを見逃していないため、第二のBWPで第二のウェイクアップ信号を受信した場合、次のDRX-onduration Timerを起動し、第二のBWPで第二のウェイクアップ信号を受信していない場合、次のDRX-onduration Timerを起動しない。前記BWP切り替え時刻が前記第二のウェイクアップ信号の受信オケーションと前記ターゲットDRX-ondurationの開始時刻との間にある場合、第二のウェイクアップ信号のモニタリングを見逃したため、この時、デフォルトで次のDRX-onduration Timerを起動してもよく、又はデフォルトで次のDRX-onduration Timerを起動しなくてもよい。
【0039】
別の実施例では、前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されており、前記第二のBWPに第二のウェイクアップ信号が配置されている場合、前述した、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、前記BWP切り替え時刻が前記第一のウェイクアップ信号の受信オケーションと前記第二のウェイクアップ信号の受信オケーションの後にあり、前記ターゲットDRX-ondurationの開始時刻の前にある場合、ターゲットウェイクアップ信号の受信状態に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することを含み、そのうち、前記ターゲットウェイクアップ信号は、前記第一のウェイクアップ信号と前記第二のウェイクアップ信号のうち、受信オケーションが前記ターゲットDRX-ondurationに最も近いウェイクアップ信号である。
【0040】
上記第一のウェイクアップ信号と第二のウェイクアップ信号はいずれも、対応する受信オケーション、即ち、WUS occasionを有し、本実施例では、最も近い又は最も新しいWUS occasionに関連するWUSに従う。言い換えれば、上記ターゲットウェイクアップ信号は、最も近い又は最も新しいWUS occasionに関連するWUSとして理解されてもよい。具体的には、最も近い又は最も新しいWUS occasionでターゲットウェイクアップ信号を受信した場合、次のDRX-ondurationTimerを起動し、最も近い又は最も新しいWUS occasionでターゲットウェイクアップ信号を受信していない場合、次のDRX-ondurationTimerを起動しない。最も近いWUS occasionに関連するWUSの受信状態を用いてターゲットDRX-ondurationの状態を決定することにより、ターゲットDRX-onduration状態の制御の正確性を保証できる。
【0041】
別の実施例では、前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration内にある場合、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されている場合、第一のウェイクアップ信号の受信状態に応じて第一の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定し、ネットワーク機器によって送信されたターゲットモニタリング指示に応じて第二の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されていない場合、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて第一の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定し、ネットワーク機器によって送信されたモニタリング指示に応じて前記第二の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することとのうちの少なくとも一つを含み、そのうち、前記第一の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の前にある時間であり、前記第二の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の後にある時間である。
【0042】
本実施例では、ネットワーク機器の指示に従ってターゲットDRX-ondurationの状態を決定してもよい。具体的には、上記モニタリング指示は、前記ネットワーク機器が端末によって報告されたモニタリング提案情報に従って送信する指示である。選択的に、端末は、端末省電力性能とサービス品質(Quality of Service、QoS)の重要性を比べた後に自体のプリファレンス(preference)(言い換えれば、端末が推奨する提案)をネットワークに報告してもよく、その後、ネットワーク機器は、RRCシグナリングによって上記モニタリング指示を送信して、このDRX-onDuration Timerを起動するかどうかを端末に知らせてもよい。このモニタリング指示の指示情報は、このDRX-onDuration Timerを起動するように指示するためのものであり、対応するDRX-onDurationでPDCCHをモニタリングするものとして理解されてもよく、このモニタリング指示の指示情報は、このDRX-onDuration Timerを起動しないように指示するためのものであり、対応するDRX-onDurationでPDCCHをモニタリングしないものとして理解されてもよい。本開示の実施例では、端末が自体の実際の状況に応じて提案情報を提供した後、ネットワーク機器がモニタリング指示の送信を決定することにより、モニタリングの柔軟性を向上させると同時に、端末とネットワーク機器の実際の需要を満たすことができ、例えば、端末は、電力量が比較的低い場合、モニタリングしないように提案してもよく、ネットワーク機器が、次のDRX-onDurationでデータ及び/又は制御情報を送信すると決定した時、ネットワーク機器は、次のDRX-onDurationでモニタリングを行うように端末に指示してもよい。
【0043】
別の実施例では、前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration外にある場合、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、ネットワーク機器によって送信されたモニタリング指示に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することを含む。
【0044】
本実施例では、ネットワーク機器の指示に従ってターゲットDRX-ondurationの状態を決定してもよい。上記モニタリング指示の指示情報がこのDRX-onDuration Timerを起動するように指示する場合、端末は、次のDRX-onDuration Timerを起動し、モニタリング指示の指示情報がこのDRX-onDuration Timerを起動しないように指示する場合、端末は、次のDRX-onDuration Timerを起動しない。
【0045】
別の実施例では、前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration内にある場合、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されている場合、第一のウェイクアップ信号の受信状態に応じて第一の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定し、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて第二の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されていない場合、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することとのうちの少なくとも一つを含み、そのうち、前記第一の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の前にある時間であり、前記第二の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の後にある時間である。
【0046】
本実施例では、プロトコルの規定に従ってターゲットDRX-onDurationの状態を決定する。具体的には、ターゲットDRX-onduration内にある場合、第二のBWPの第二のウェイクアップ信号を受信できないため、ターゲットDRX-onDurationの第二の部分時間でデフォルトでPDCCHをモニタリングしてもよく、又はデフォルトでPDCCHをモニタリングしなくてもよい。第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されている場合、第一のウェイクアップ信号を受信していると、ターゲットDRX-onDurationの第一の部分時間でPDCCHをモニタリングしてもよく、第一のウェイクアップ信号を受信していないと、ターゲットDRX-onDurationの第一の部分時間でPDCCHをモニタリングしなくてもよい。第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されていない場合、ターゲットDRX-onDurationでデフォルトでPDCCHをモニタリングしてもよく、又はデフォルトでPDCCHをモニタリングしなくてもよい。
【0047】
別の実施例では、前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration外にある場合、ターゲットDRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することは、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することを含む。
【0048】
本実施例では、プロトコルの規定に従ってターゲットDRX-onDurationの状態を決定する。具体的には、第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されているかどうか、第二のBWPに第二のウェイクアップ信号が配置されているかどうかにかかわらず、デフォルトで次のDRX-ondurationを起動してもよく、又はデフォルトで次のDRX-ondurationを起動しなくてもよい。
【0049】
本開示をよりよく理解するために、第一のBWP(BWP切り替えの元BWP)にPDCCH-WUSが配置されているかどうか及び第二のBWP(BWP切り替えのターゲットBWP)にPDCCH-WUSが配置されているかどうかの異なる状況に対して、ターゲットDRX-ondurationの状態を詳細に説明する。
【0050】
方案1では、端末が、PDCCH-WUSを配置している第一のBWPからPDCCH-WUSを配置していない第二のBWPに切り替えられる場合、端末のDRX-onduration Timerの行為方法について、図3を参照して以下の三つの状況に対して情報解析を行う。
【0051】
一、第一のBWPのPDCCH-WUSは、onDurationTimerを起動する(即ち、端末がウェイクアップ状態にある)ように指示し、
二、第一のBWPのPDCCH-WUSは、onDurationTimerを起動しない(即ち、端末がスリープ状態にある)ように指示し、
三、第一のBWPのPDCCH-WUSのモニタリングを見逃した。
【0052】
図3に示すように、時刻1、時刻2及び時刻3は、それぞれ3つのBWP切り替え時刻を代表する。時刻1は、第一のBWPのPDCCH-WUSのモニタリングを見逃した状況であり、時刻2は、第一のBWPがPDCCH-WUSのモニタリングを見逃しておらず、且つPDCCH-WUS信号を受信しており、又は受信していない状況であり、時刻3は、切り替え時刻がDRX-onDurationにある状況である。
【0053】
上記状況に対して、方案1には以下の細分化された方案が含まれる。
【0054】
方案1Aでは、第一のBWPのPDCCH-WUS指示に従う。この方案の考え方は、第二のBWPのPDCCH-WUSがどのように配置されているかを無視し、決定権は、第一のBWPのPDCCH-WUSにあるということである。
【0055】
時刻2の状況に対して、第一のBWPがPDCCH-WUSを受信した場合、次のDRX-onduration Timerを起動し、第一のBWPがPDCCH-WUSを受信していない場合、次のDRX-onduration Timerを起動しない。
【0056】
時刻1の状況、即ち、第一のBWPのWUS occasionがモニタリングを見逃した状況に対して、端末は、次のDRX-onduration Timerを起動してもよく、又は次のDRX-onduration Timerを起動しなくてもよい。
【0057】
時刻3の状況、即ち、切り替え時刻がDRX-ondurationにある状況に対して、端末は、常に第一のBWPのWUS指示に従う。
【0058】
方案1Bでは、第二のBWPのPDCCH-WUS指示に従う。この方案の考え方は、第一のBWPのPDCCH-WUSがどのように配置されているかを無視し、決定権は、第二のBWPのPDCCH-WUSにあるということである。
【0059】
時刻3の状況に対して、onDuration開始時刻から切り替え時刻までの時間帯内で、端末は、第一のBWPのWUS指示に従い、切り替え時刻からonDuration終了時刻までの時間帯内で、端末は、ターゲットBWPのWUS指示に従うが、第二のBWPがWUSを配置していないため、PDCCHチャネルをモニタリングしてもよく、又はモニタリングしなくてもよい。
【0060】
他の時刻のすべての状況に対して、端末は、次のDRX-onduration Timerを起動してもよく、又は次のDRX-onduration Timerを起動しなくてもよい。
【0061】
方案1Cでは、常にこのDRX-onduration Timerを起動する。この方案の考え方は、BWPが切り替えられた限り、常にこのDRX-ondurationTimerを起動し、即ち、UEが常にウェイクアップしてPDCCHチャネルをモニタリングすることである。第一のBWPにも第一のBWPのWUS配置状況にも関係ない。
【0062】
時刻3の状況に対して、onDuration開始時刻から切り替え時刻までの時間帯内で、UEは、第一のBWPのWUS指示に従い、切り替え時刻からonDuration終了時刻までの時間帯内で、端末は、常にPDCCHチャネルをモニタリングする。
【0063】
他の時刻のすべての状況に対して、端末は、常にこのDRX-ondurationTimerを起動し、即ち、UEは、常にウェイクアップしてPDCCHチャネルをモニタリングする。
【0064】
方案1Dでは、常にこのDRX-onduration Timerを起動しない。この方案の考え方は、BWPが切り替えられた限り、常にこのDRX-onduration Timerを起動せず、即ち、端末が常に、ウェイクアップしてPDCCHチャネルをモニタリングするようにしないことである。第一のBWPにも第一のBWPのWUS配置状況にも関係ない。
【0065】
時刻3の状況に対して、onDuration開始時刻から切り替え時刻までの時間帯内で、UEは、第一のBWPのWUS指示に従い、切り替え時刻からonDuration終了時刻までの時間帯内で、端末は、常にPDCCHチャネルをモニタリングしない。
【0066】
他の時刻のすべての状況に対して、端末は、常にこのDRX-ondurationTimerを起動せず、即ち、UEは常に、ウェイクアップしてPDCCHチャネルをモニタリングするようにしない。
【0067】
方案1Eでは、ネットワーク機器によって决定される。この方案の考え方は、端末が端末省電力性能とQoS品質の重要性を比べた後に自体のpreferenceをネットワーク機器に報告し、その後、ネットワーク機器がRRCシグナリングによってこのonDuration Timerを起動するかどうかを端末に知らせることである。
【0068】
時刻3の状況に対して、onDuration開始時刻から切り替え時刻までの時間帯内で、端末は、第一のBWPのWUS指示に従い、切り替え時刻からonDuration終了時刻までの時間帯内で、端末は、端末省電力性能とQoS品質の重要性を比べた後に自体のpreferenceをネットワーク機器に報告し、その後、ネットワーク機器は、RRCシグナリングによってPDCCHチャネルをモニタリングするかどうかを端末に知らせる。
【0069】
他の時刻のすべて状況に対して、端末は、第一のBWPのWUS指示に従い、切り替え時刻からonDuration終了時刻までの時間帯内で、端末は、端末省電力性能とQoS品質の重要性を比べた後に自体のpreferenceをネットワーク機器に報告し、その後、ネットワーク機器は、RRCシグナリングによってこのonDuration Timerを起動するかどうかを端末に知らせる。
【0070】
方案2では、端末が、PDCCH-WUSを配置していない第一のBWPからPDCCH-WUSを配置している第二のBWPに切り替えられる場合、端末のDRX-ondurationTimerの行為方法について、図4を参照して以下の三つの状況に対して情報解析を行う。
【0071】
一、第二のBWPのPDCCH-WUSは、onDurationTimerを起動する(即ち、端末がウェイクアップ状態にある)ように指示し、
二、第二のBWPのPDCCH-WUSは、onDurationTimerを起動しない(即ち、端末がスリープ状態にある)ように指示し、
三、第二のBWPのPDCCH-WUSのモニタリングを見逃した。
【0072】
図4に示すように、時刻1、時刻2及び時刻3は、それぞれ3つのBWP切り替え時刻を代表する。時刻1は、第二のBWPがPDCCH-WUSのモニタリングを見逃しておらず、且つPDCCH-WUS信号を受信しており、又は受信していない状況であり、時刻2は、第二のBWPのPDCCH-WUSのモニタリングを見逃した状況であり、時刻3は、切り替え時刻がDRX-onDurationにある状況である。
【0073】
上記状況に対して、方案2には以下の細分化された方案が含まれる。
【0074】
方案2Aでは、第一のBWPのPDCCH-WUS指示に従う。
【0075】
本実施例では、第一のBWPにWUSが配置されていないため、時刻1、時刻2及び時刻3の三つの状況に差異はなく、端末は、次のDRX-ondurationTimerを起動してもよく、又は次のDRX-ondurationTimerを起動しなくてもよい。
【0076】
方案2Bでは、第二のBWPのPDCCH-WUS指示に従う。
【0077】
時刻1の状況に対して、第二のBWPがPDCCH-WUSを受信した場合、次のDRX-onduration Timerを起動し、第二のBWPがPDCCH-WUSを受信していない場合、次のDRX-onduration Timerを起動しない。
【0078】
時刻2の状況、即ち、第二のBWPのWUS occasionがモニタリングを見逃した状況に対して、端末は、次のDRX-onduration Timerを起動してもよく、又は次のDRX-onduration Timerを起動しなくてもよい。
【0079】
時刻3の状況、即ち、切り替え時刻がDRXのonDurationにある状況に対して、onDuration開始時刻から切り替え時刻までの時間帯内で、端末は、第一のBWPのWUS指示に従い、また第一のBWPにWUSが配置されていないため、PDCCHをモニタリングしてもよく、又はPDCCHをモニタリングしなくてもよく、切り替え時刻からonDuration終了時刻までの時間帯内で、端末は、第二のBWPのPDCCH-WUS指示に従うが、第二のBWPのWUS occasionがモニタリングを見逃したため、PDCCHをモニタリングしてもよく、又はPDCCHをモニタリングしなくてもよい。
【0080】
方案2Cでは、常にこのDRX-onduration Timerを起動する。
【0081】
時刻3の状況に対して、onDuration開始時刻から切り替え時刻までの時間帯内で、UEは、第一のBWPのWUS指示に従うが、第一のBWPにWUSが配置されていないため、PDCCHチャネルをモニタリングしてもよく、又はモニタリングしなくてもよく、切り替え時刻からonDuration終了時刻までの時間帯内で、UEは、常にPDCCHチャネルをモニタリングする。
【0082】
他の時刻のすべての状況に対して、端末は、常にこのDRX-ondurationTimerを起動し、即ち、UEは、常にウェイクアップしてPDCCHチャネルをモニタリングする。
【0083】
方案2Dでは、常にこのDRX-onduration Timerを起動しない。
【0084】
時刻3の状況に対して、onDuration開始時刻から切り替え時刻までの時間帯内で、UEは、第一のBWPのWUS指示に従うが、第一のBWPにWUSが配置されていないため、PDCCHチャネルをモニタリングしてもよく、又はモニタリングしなくてもよく、切り替え時刻からonDuration終了時刻までの時間帯内で、UEは、常にPDCCHチャネルをモニタリングしない。
【0085】
他の時刻のすべての状況に対して、端末は、常にこのDRX-ondurationTimerを起動せず、即ち、UEは、常にウェイクアップしてPDCCHチャネルをモニタリングするようにしない。
【0086】
方案2Eでは、ネットワーク機器によって决定される。
【0087】
時刻3の状況に対して、onDuration開始時刻から切り替え時刻までの時間帯内で、端末は、第一のBWPのWUS指示に従うが、第一のBWPにWUSが配置されていないため、PDCCHチャネルをモニタリングしてもよく、又はモニタリングしなくてもよく、切り替え時刻からonDuration終了時刻までの時間帯内で、端末は、端末省電力性能とQoS品質の重要性を比べた後に自体のpreferenceをネットワーク機器に報告し、その後、ネットワーク機器は、RRCシグナリングによってPDCCHチャネルをモニタリングするかどうかを端末に知らせる。
【0088】
他の時刻のすべて状況に対して、端末は、第一のBWPのWUS指示に従い、切り替え時刻からonDuration終了時刻までの時間帯内で、端末は、端末省電力性能とQoS品質の重要性を比べた後に自体のpreferenceをネットワーク機器に報告し、その後、ネットワーク機器は、RRCシグナリングによってこのonDuration Timerを起動するかどうかを端末に知らせる。
【0089】
方案3では、端末が、PDCCH-WUSを配置している第一のBWPからPDCCH-WUSを配置している第二のBWPに切り替えられる場合、端末のDRX-onduration Timerの行為方法について、図5図6を参照して以下の七つの状況に対して情報解析を行う。
【0090】
1、第一のBWPのPDCCH-WUSは、onDuration Timerを起動する(即ち、端末がウェイクアップ状態にある)ように指示し、第二のBWPのPDCCH-WUSは、onDurationTimerを起動する(即ち、端末がスリープ状態にある)ように指示し、
2、第一のBWPのPDCCH-WUSは、onDurationTimerを起動しない(即ち、端末がスリープ状態にある)ように指示し、第二のBWPのPDCCH-WUSは、onDurationTimerを起動しない(即ち、端末がスリープ状態にある)ように指示し、
3、第一のBWPのPDCCH-WUSは、onDurationTimerを起動する(即ち、端末がウェイクアップ状態にある)ように指示し、第二のBWPのPDCCH-WUSは、onDurationTimerを起動しない(即ち、端末がスリープ状態にある)ように指示し、
4、第一のBWPのPDCCH-WUSは、onDurationTimerを起動しない(即ち、端末がスリープ状態にある)ように指示し、第二のBWPのPDCCH-WUSは、onDurationTimerを起動する(即ち、端末がウェイクアップ状態にある)ように指示し、
5、第一のBWPのPDCCH-WUSのモニタリングを見逃しており、第二のBWPのPDCCH-WUSのモニタリングを見逃しており、
6、第一のBWPのPDCCH-WUSのモニタリングを見逃しておらず、第二のBWPのPDCCH-WUSのモニタリングを見逃しており、
7、第一のBWPのPDCCH-WUSのモニタリングを見逃しており、第二のBWPのPDCCH-WUSのモニタリングを見逃していない。
【0091】
図5図6に示すように、時刻1、時刻2、時刻3及び時刻4は、それぞれ4つのBWP切り替え時刻を代表する。図5に示すように、時刻1は、第一のBWPのPDCCH-WUSのモニタリングを見逃しており、第二のBWPがPDCCH-WUSのモニタリングを見逃しておらず、且つPDCCH-WUS信号を受信しており、又は受信していない状況であり、時刻2は、第一のBWPのPDCCH-WUSのモニタリングを見逃しており、第二のBWPのPDCCH-WUSのモニタリングを見逃した状況であり、時刻3は、第一のBWPがPDCCH-WUSのモニタリングを見逃しておらず、且つPDCCH-WUS信号を受信しており、又は受信しておらず、第二のBWPのPDCCH-WUSのモニタリングを見逃した状況であり、時刻4は、切り替え時刻がDRX-onDurationにある状況である。図6に示すように、時刻1は、第一のBWPのPDCCH-WUSのモニタリングを見逃しており、第二のBWPがPDCCH-WUSのモニタリングを見逃しておらず、且つPDCCH-WUS信号を受信しており、又は受信していない状況であり、時刻3は、第一のBWPがPDCCH-WUSのモニタリングを見逃しておらず、且つPDCCH-WUS信号を受信しており、又は受信しておらず、第二のBWPがPDCCH-WUSのモニタリングを見逃しておらず、PDCCH-WUS信号を受信しており、又は受信していない状況であり、時刻4は、切り替え時刻がDRX-onDurationにある状況である。
【0092】
上記状況に対して、方案3には以下の細分化された方案が含まれる。
【0093】
方案3Aでは、第一のBWPのPDCCH-WUS指示に従う。
【0094】
時刻4の状況、即ち、切り替え時刻がDRX-ondurationにある状況に対して、端末は、常に第一のBWPのWUS指示に従う。
【0095】
他の時刻のすべての状況に対して、第一のBWPのWUS occasionがモニタリングを見逃した場合、端末は、次のDRX-onduration Timerを起動してもよく、又は次のDRX-onduration Timerを起動しなくてもよく、第一のBWPのWUS occasionがモニタリングを見逃していない場合、端末は、WUS情報を受信したかどうかに応じてDRX-onduration Timerを起動するかどうかを决定する。
【0096】
方案3Bでは、第二のBWPのPDCCH-WUS指示に従う。
【0097】
時刻4の状況に対して、onDuration開始時刻から切り替え時刻までの時間帯内で、端末は、第一のBWPのWUS指示に従い、切り替え時刻からonDuration終了時刻までの時間帯内で、端末は、第二のBWPのPDCCH-WUS指示に従うが、第二のBWPのPDCCH-WUSのモニタリングを見逃したため、端末は、PDCCHをモニタリングしてもよく、又はPDCCHをモニタリングしなくてもよい。
【0098】
他の時刻のすべての状況に対して、第二のBWPのWUS occasionがモニタリングを見逃した場合、端末は、次のDRX-ondurationTimerを起動してもよく、又は次のDRX-ondurationTimerを起動しなくてもよく、第二のBWPのWUS occasionがモニタリングを見逃していない場合、端末は、WUS情報を受信したかどうかに応じてDRX-ondurationTimerを起動するかどうかを决定する。
【0099】
方案3Cでは、常にこのDRX-onduration Timerを起動する。
【0100】
時刻4の状況に対して、onDuration開始時刻から切り替え時刻までの時間帯内で、端末は、第一のBWPのWUS指示に従い、切り替え時刻からonDuration終了時刻までの時間帯内で、端末は、常にウェイクアップしてPDCCHチャネルをモニタリングする。
【0101】
他の時刻のすべての状況に対して、常にこのDRX-onduration Timerを起動し、端末UEは、常にウェイクアップしてPDCCHチャネルをモニタリングする。第一のBWPにも第二のBWPのWUS配置状況にも関係ない。
【0102】
方案3Dでは、常にこのDRX-onduration Timerを起動しない。
【0103】
時刻4の状況に対して、onDuration開始時刻から切り替え時刻までの時間帯内で、端末は、第一のBWPのWUS指示に従い、切り替え時刻からonDuration終了時刻までの時間帯内で、端末は常に、ウェイクアップしてPDCCHチャネルをモニタリングするようにしない。
【0104】
他の時刻のすべての状況に対して、常にこのDRX-onduration Timerを起動せず、端末UEは、常にウェイクアップしてPDCCHチャネルをモニタリングするようにしない。第一のBWPにも第二のBWPのWUS配置状況にも関係ない。
【0105】
方案3Eでは、ネットワーク機器によって决定される。
【0106】
時刻4の状況に対して、onDuration開始時刻から切り替え時刻までの時間帯内で、端末は、第一のBWPのWUS指示に従い、切り替え時刻からonDuration終了時刻までの時間帯内で、端末は、端末省電力性能とQoS品質の重要性を比べた後に自体のpreferenceをネットワーク機器に報告し、その後、ネットワーク機器は、RRCシグナリングによってPDCCHチャネルをモニタリングするかどうかを端末に知らせる。
【0107】
他の時刻のすべての状況に対して、端末は、端末省電力性能とQoS品質の重要性を比べた後に自体のpreferenceをネットワーク機器に報告し、その後、ネットワーク機器は、RRCシグナリングによってこのonDuration Timerを起動するかどうかを端末に知らせる。
【0108】
方案3Fでは、最も近いWUSに従う。
【0109】
図6に示す時刻3の状況、即ち、第一のBWPも第二のBWP2もWUSのモニタリングを見逃していない状況に対して、端末のonDurationTimerは、自体が最近モニタリングしたWUS指示に従って、ウェイクアップ又はスリープする。
【0110】
方案4では、端末が、PDCCH-WUSを配置していない第一のBWPからPDCCH-WUSを配置していない第二のBWPに切り替えられる時、PDCCH-WUSの概念がないこととして理解されてもよく、WUSがない時の純粋のDRX方案を参照すればよい。
【0111】
図7を参照すると、図7は、本開示の実施例による別のPDCCHモニタリング制御方法のフローチャートである。この方法は、ネットワーク機器に用いられる。図7に示すように、以下のステップを含む。
【0112】
ステップ701において、前記端末がBWP切り替えを行う場合、ターゲット不連続受信持続時間DRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定するためのモニタリング指示を端末に送信し、そのうち、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間外にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻の次の持続時間であり、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間内にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻が位置する持続時間である。
【0113】
選択的に、前述した、モニタリング指示を端末に送信する前に、前記端末によって報告されたモニタリング提案情報を受信することと、前記モニタリング提案情報に従って前記モニタリング指示の指示情報を決定することとをさらに含む。
【0114】
なお、本実施例は、図2に示される実施例に対応するネットワーク機器の実施の形態として、その具体的な実施の形態は、図2に示される実施例の関連説明を参照することができ、同じ有益な効果を達成することもできる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0115】
図8を参照すると、図8は、本開示の実施例による端末の構造図である。図8に示すように、端末800は、前記端末のアクティブ化帯域幅部分BWPが第一のBWPから第二のBWPに切り替えられる場合、ターゲット不連続受信持続時間DRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定するための第一の決定モジュール801を含み、そのうち、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間外にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻の次の持続時間であり、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間内にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻が位置する持続時間である。
【0116】
選択的に、前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されている場合、前記第一の決定モジュール801は、具体的に、前記BWP切り替え時刻が前記第一のウェイクアップ信号の受信オケーションの前にある場合、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じてターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、前記BWP切り替え時刻が前記第一のウェイクアップ信号の受信オケーションの後にある場合、前記第一のウェイクアップ信号の受信状態に応じてターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することとのうちの少なくとも一つを実行するためのものである。
【0117】
選択的に、前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されており、且つ前記第二のBWPに第二のウェイクアップ信号が配置されていない場合、前記第一の決定モジュール801は、具体的に、前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration外にある場合、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じてターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration内にある場合、前記第一のウェイクアップ信号の受信状態に応じて第一の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定し、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて第二の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することとのうちの少なくとも一つを実行するためのものであり、そのうち、前記第一の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の前にある時間であり、前記第二の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の後にある時間である。
【0118】
選択的に、前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されておらず、且つ前記第二のBWPに第二のウェイクアップ信号が配置されている場合、前記第一の決定モジュール801は、具体的に、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することを実行するためのものである。
【0119】
選択的に、前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されておらず、且つ前記第二のBWPに第二のウェイクアップ信号が配置されている場合、前記第一の決定モジュール801は、具体的に、前記BWP切り替え時刻が前記第二のウェイクアップ信号の受信オケーションの前にある場合、前記第二のウェイクアップ信号の受信状態に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、前記BWP切り替え時刻が前記第二のウェイクアップ信号の受信オケーションの後にある場合、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じてターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することとのうちの少なくとも一つを実行するためのものである。
【0120】
選択的に、前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されており、前記第二のBWPに第二のウェイクアップ信号が配置されている場合、前記第一の決定モジュール801は、具体的に、前記BWP切り替え時刻が前記第二のウェイクアップ信号の受信オケーションの前にある場合、前記第二のウェイクアップ信号の受信状態に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、前記BWP切り替え時刻が前記第二のウェイクアップ信号の受信オケーションと前記ターゲットDRX-ondurationの開始時刻との間にある場合、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration内にある場合、前記第一のウェイクアップ信号の受信状態に応じて第一の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定し、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて第二の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することとのうちの少なくとも一つを実行するためのものであり、そのうち、前記第一の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の前にある時間であり、前記第二の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の後にある時間である。
【0121】
選択的に、前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されており、前記第二のBWPに第二のウェイクアップ信号が配置されている場合、前記第一の決定モジュール801は、具体的に、前記BWP切り替え時刻が前記第一のウェイクアップ信号の受信オケーションと前記第二のウェイクアップ信号の受信オケーションの後にあり、前記ターゲットDRX-ondurationの開始時刻の前にある場合、ターゲットウェイクアップ信号の受信状態に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することを実行するためのものであり、そのうち、前記ターゲットウェイクアップ信号は、前記第一のウェイクアップ信号と前記第二のウェイクアップ信号のうち、受信オケーションが前記ターゲットDRX-ondurationに最も近いウェイクアップ信号である。
【0122】
選択的に、前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration内にある場合、前記第一の決定モジュール801は、具体的に、前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されている場合、第一のウェイクアップ信号の受信状態に応じて第一の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定し、ネットワーク機器によって送信されたターゲットモニタリング指示に応じて第二の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されていない場合、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて第一の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定し、ネットワーク機器によって送信されたモニタリング指示に応じて前記第二の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することとのうちの少なくとも一つを実行するためのものであり、そのうち、前記第一の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の前にある時間であり、前記第二の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の後にある時間である。
【0123】
選択的に、前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration外にある場合、前記第一の決定モジュール801は、具体的に、ネットワーク機器によって送信されたモニタリング指示に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することを実行するためのものである。
【0124】
選択的に、前記モニタリング指示は、前記ネットワーク機器が端末によって報告されたモニタリング提案情報に従って送信する指示である。
【0125】
選択的に、前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration内にある場合、前記第一の決定モジュール801は、具体的に、前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されている場合、第一のウェイクアップ信号の受信状態に応じて第一の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定し、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて第二の部分時間で前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することと、前記第一のBWPに第一のウェイクアップ信号が配置されていない場合、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することとのうちの少なくとも一つを実行するためのものであり、そのうち、前記第一の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の前にある時間であり、前記第二の部分時間は、前記ターゲットDRX-ondurationにおいて前記BWP切り替え時刻の後にある時間である。
【0126】
選択的に、前記BWP切り替え時刻が前記ターゲットDRX-onduration外にある場合、前記第一の決定モジュール801は、具体的に、プロトコルによって規定されたモニタリング状態に応じて前記ターゲットDRX-ondurationで前記PDCCHモニタリングを行うかどうかを決定することを実行するためのものである。
【0127】
本開示の実施例による端末は、図2の方法の実施例において端末によって実現された各プロセスを実現することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0128】
図9を参照すると、図9は、本開示の実施例によるネットワーク機器の構造図である。図9に示すように、ネットワーク機器900は、端末がBWP切り替えを行う場合、ターゲット不連続受信持続時間DRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定するためのモニタリング指示を前記端末に送信するための送信モジュール901を含み、そのうち、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間外にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻の次の持続時間であり、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間内にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻が位置する持続時間である。
【0129】
選択的に、前記ネットワーク機器900は、前記端末によって報告されたモニタリング提案情報を受信するための受信モジュールと、前記モニタリング提案情報に従って前記モニタリング指示の指示情報を決定するための第二の決定モジュールとをさらに含む。
【0130】
本開示の実施例によるネットワーク機器は、図7の方法の実施例においてネットワーク機器によって実現された各プロセスを実現することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0131】
図10は、本開示の各実施例を実現する端末のハードウェア構造概略図である。
【0132】
この端末1000は、無線周波数ユニット1001、ネットワークモジュール1002、オーディオ出力ユニット1003、入力ユニット1004、センサ1005、表示ユニット1006、ユーザ入力ユニット1007、インターフェースユニット1008、メモリ1009、プロセッサ1010、及び電源1011などの部材を含むが、それらに限らない。当業者であれば理解できるように、図10に示される端末の構造は、端末に対する限定を構成せず、端末は、図示される部材の数よりも多くまたは少ない部材、またはなんらかの部材の組み合わせ、または異なる部材の配置を含んでもよい。本開示の実施例では、端末は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限らない。
【0133】
プロセッサ1010は、前記端末のアクティブ化帯域幅部分BWPが第一のBWPから第二のBWPに切り替えられる場合、ターゲット不連続受信持続時間DRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定するためのものであり、そのうち、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間外にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻の次の持続時間であり、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間内にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻が位置する持続時間である。
【0134】
理解すべきことは、本実施例では、上記プロセッサ1010と無線周波数ユニット1001は、図2の方法の実施例において端末によって実現された各プロセスを実現することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0135】
理解すべきことは、本開示の実施例では、無線周波数ユニット1001は、情報の送受信または通話中の信号の送受信に用いられてもよい。具体的には、基地局からの下りリンクデータを受信してから、プロセッサ1010に処理させてもよい。また、上りリンクのデータを基地局に送信してもよい。一般的には、無線周波数ユニット1001は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。なお、無線周波数ユニット1001は、無線通信システムやネットワークを介して他の機器との通信を行ってもよい。
【0136】
端末は、ネットワークモジュール1002によってユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば、ユーザへ電子メールの送受信、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセスなどを支援する。
【0137】
オーディオ出力ユニット1003は、無線周波数ユニット1001またはネットワークモジュール1002によって受信されたまたはメモリ1009に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換して、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット1003はさらに、端末1000によって実行された特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼び信号受信音、メッセージ着信音など)を提供することができる。オーディオ出力ユニット1003は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
【0138】
入力ユニット1004は、オーディオまたはビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット1004は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)10041とマイクロホン10042を含んでもよい。グラフィックスプロセッサ10041は、ビデオキャプチャモードまたは画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像またはビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット1006に表示されてもよい。グラフィックスプロセッサ10041によって処理された画像フレームは、メモリ1009(または他の記憶媒体)に記憶されてもよく、または無線周波数ユニット1001またはネットワークモジュール1002を介して送信されてもよい。マイクロホン10042は、音声を受信することができるとともに、このような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話の通話モードにおいて、無線周波数ユニット1001を介して移動通信基地局に送信することが可能なフォーマットに変換して出力されてもよい。
【0139】
端末1000は、少なくとも一つのセンサ1005、例えば、光センサ、モーションセンサ及び他のセンサをさらに含む。具体的には、光センサは、環境光センサ及び接近センサを含み、そのうち、環境光センサは、環境光の明暗に応じて、表示パネル10061の輝度を調整することができ、接近センサは、端末1000が耳元に移動した時、表示パネル10061及び/又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度計センサは、各方向(一般的には、三軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時、重力の大きさ及び方向を検出することができ、端末姿勢(例えば、縦横スクリーン切り替え、関連ゲーム、磁力計姿勢校正)の識別、振動識別関連機能(例えば、歩数計、タップ)などに用いることができる。センサ1005は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含んでもよい。ここではこれ以上説明しない。
【0140】
表示ユニット1006は、ユーザによって入力された情報またはユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット1006は、表示パネル10061を含んでもよい。液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形式で表示パネル10061を配置してもよい。
【0141】
ユーザ入力ユニット1007は、入力された数字またはキャラクタ情報の受信、端末のユーザによる設置及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。具体的には、ユーザ入力ユニット1007は、タッチパネル10071および他の入力機器10072を含む。タッチパネル10071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上または付近でのユーザによるタッチ操作(例えば、ユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体または付属品を使用してタッチパネル10071上またはタッチパネル10071付近で行う操作)を収集することができる。タッチパネル10071は、タッチ検出装置とタッチコントローラの二つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザによるタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ1010に送信し、プロセッサ1010から送信されてきた指令を受信して実行する。なお、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを用いてタッチパネル10071を実現してもよい。タッチパネル10071以外、ユーザ入力ユニット1007は、他の入力機器10072を含んでもよい。具体的には、他の入力機器10072は、物理的なキーボード、機能キー(例えば、ボリューム制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らない。ここではこれ以上説明しない。
【0142】
さらに、タッチパネル10071は、表示パネル10061上に覆われてもよい。タッチパネル10071は、その上または付近でのタッチ操作を検出すると、プロセッサ1010に伝送して、タッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ1010は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル10061上で相応な視覚出力を提供する。図10では、タッチパネル10071と表示パネル10061は、二つの独立した部材として端末の入力と出力機能を実現するものであるが、なんらかの実施例では、タッチパネル10071と表示パネル10061を集積して端末の入力と出力機能を実現してもよい。具体的には、ここでは限定しない。
【0143】
インターフェースユニット1008は、外部装置と端末1000との接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線または無線ヘッドフォンポート、外部電源(または電池充電器)ポート、有線または無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット1008は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信するとともに、受信した入力を端末1000内の一つまたは複数の素子に伝送するために用いられてもよく、または端末1000と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。
【0144】
メモリ1009は、ソフトウェアプログラム及び各種のデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ1009は、主に記憶プログラム領域および記憶データ領域を含んでもよい。そのうち、記憶プログラム領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができ、記憶データ領域は、携帯電話の使用によって作成されるデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができる。なお、メモリ1009は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、または他の不揮発性ソリッドステートメモリデバイスをさらに含んでもよい。
【0145】
プロセッサ1010は、端末の制御センターであり、各種のインターフェースと線路によって端末全体の各部分に接続され、メモリ1009内に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運行又は実行すること、及びメモリ1009内に記憶されたデータを呼び出し、端末の各種の機能を実行し、データを処理することにより、端末全体をモニタリングする。プロセッサ1010は、一つまたは複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ1010は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを集積してもよい。そのうち、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェースおよびアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ1010に集積されなくてもよい。
【0146】
端末1000はさらに、各部材に電力を供給する電源1011(例えば、電池)を含んでもよい。選択的に、電源1011は、電源管理システムによってプロセッサ1010にロジック的に接続されてもよい。それにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
【0147】
また、端末1000は、いくつかの示されていない機能モジュールを含む。ここではこれ以上説明しない。
【0148】
選択的に、本開示の実施例は、端末をさらに提供する。プロセッサ1010と、メモリ1009と、メモリ1009に記憶され、且つ前記プロセッサ1010上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサ1010によって実行されると、上記PDCCHモニタリング制御方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0149】
図11を参照すると、図11は、本開示の実施例による別のネットワーク機器の構造図である。図11に示すように、このネットワーク機器1100は、プロセッサ1101、送受信機1102、メモリ1103、およびバスインターフェースを含み、そのうち、送受信機1102は、前記端末がBWP切り替えを行う場合、ターゲット不連続受信持続時間DRX-ondurationでPDCCHモニタリングを行うかどうかを決定するためのモニタリング指示を端末に送信するためのものであり、そのうち、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間外にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻の次の持続時間であり、前記端末のBWP切り替え時刻が持続時間内にある時、前記ターゲットDRX-ondurationは、前記BWP切り替え時刻が位置する持続時間である。
【0150】
理解すべきことは、本実施例では、上記プロセッサ1101と送受信機1102は、図7の方法の実施例においてネットワーク機器によって実現された各プロセスを実現することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0151】
図11では、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスとブリッジを含んでもよく、具体的にはプロセッサ1101によって代表される一つまたは複数のプロセッサとメモリ1103によって代表されるメモリの各種の回路でリンクされてもよい。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータ及びパワー管理回路などの各種の他の回路をリンクしてもよい。それらは、すべて当技術分野でよく知られているものであるため、ここではこれ以上説明しない。バスインターフェースは、インターフェースを提供する。送受信機1102は、複数の素子であってもよく、すなわち、送信機と受信機を含み、伝送媒体で各種の他の装置と通信するためのユニットを提供してもよい。異なるユーザ機器に対して、ユーザインターフェース1104は、必要な機器に外接や内接することができるインターフェースであってもよい。接続された機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロホン、ジョイスティックなどを含むが、それらに限らない。
【0152】
プロセッサ1101は、バスアーキテクチャと一般的な処理の管理を担当し、メモリ1103は、プロセッサ1101の操作実行時に使用されるデータを記憶してもよい。
【0153】
選択的に、本開示の実施例は、ネットワーク機器をさらに提供する。プロセッサ1101と、メモリ1103と、メモリ1103に記憶され、且つ前記プロセッサ1101上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサ1101によって実行されると、上記PDCCHモニタリング制御方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0154】
本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、本開示の実施例によるネットワーク機器側のPDCCHモニタリング制御方法の実施例の各プロセスを実現させるか、又はこのコンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、本開示の実施例による端末側のPDCCHモニタリング制御方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。そのうち、前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスクまたは光ディスクなどである。
【0155】
なお、本明細書において、「含む」、「包含」という用語またはその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品または装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、またはこのようなプロセス、方法、物品または装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品または装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
【0156】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本開示の技術案は、実質にはまたは関連技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、または基地局などであってもよい)に本開示の各の実施例に記載の方法を実行させるための若干の指令を含む。
【0157】
以上は、図面を参照しながら、本開示の実施例を記述したが、本開示は、上記具体的な実施の形態に限らず、上記具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本開示による示唆を基にして、本開示の趣旨や請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式の変更を行うことができ、それらはいずれも本開示の保護範囲に入っている。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11