(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-16
(45)【発行日】2024-01-24
(54)【発明の名称】通信チャネル障害検出および復旧
(51)【国際特許分類】
H04W 72/54 20230101AFI20240117BHJP
H04W 24/04 20090101ALI20240117BHJP
H04W 72/0457 20230101ALI20240117BHJP
H04W 72/20 20230101ALI20240117BHJP
H04W 74/08 20240101ALI20240117BHJP
H04W 76/18 20180101ALI20240117BHJP
【FI】
H04W72/54 110
H04W24/04
H04W72/0457
H04W72/20
H04W74/08
H04W76/18
(21)【出願番号】P 2022519433
(86)(22)【出願日】2020-09-30
(86)【国際出願番号】 US2020053531
(87)【国際公開番号】W WO2021067426
(87)【国際公開日】2021-04-08
【審査請求日】2022-05-25
(32)【優先日】2019-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】518272407
【氏名又は名称】コムキャスト ケーブル コミュニケーションズ, エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】弁理士法人信栄事務所
(72)【発明者】
【氏名】シリク,アリ
(72)【発明者】
【氏名】ダイナン,エスマエル
(72)【発明者】
【氏名】イ,ユンジュン
(72)【発明者】
【氏名】チョウ,フア
(72)【発明者】
【氏名】イェオン,ヒョンスク
【審査官】伊藤 嘉彦
(56)【参考文献】
【文献】Google,Consistent LBT failure detection and recovery[online],3GPP TSG RAN WG2 Meeting #107 R2-1910688,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_107/Docs/R2-1910688.zip>,2019年08月15日
【文献】MediaTek Inc.,Actions upon consistent UL LBT failures in MAC[online],3GPP TSG RAN WG2 Meeting #106 R2-1907055,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_106/Docs/R2-1907055.zip>,2019年05月02日
【文献】Ericsson,Handling uplink LBT failures[online],3GPP TSG RAN WG2 Meeting #107 R2-1910779,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_107/Docs/R2-1910779.zip>,2019年08月15日
【文献】Ericsson,Running MAC CR for NR-U[online],3GPP TSG RAN WG2 Meeting #107 R2-1911557,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_107/Docs/R2-1911557.zip>,2019年09月18日
【文献】ZTE, Sanechips,Consideration on Beam Failure Recovery on SCell[online],3GPP TSG RAN WG2 #107 Meeting R2-1910404,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_107/Docs/R2-1910404.zip>,2019年08月16日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 - 99/00
H04B 7/24 - 7/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線デバイスによって、セルのアクティブアップリンク帯域幅部分(BWP)について、リッスン・ビフォア・トーク(LBT)障害の数量を決定することと、
閾値を満たす前記数量に基づいて、前記セルの前記アクティブアップリンクBWPに対するLBT障害復旧手順に関連付けられるアップリンク信号を送信することと、
前記LBT障害復旧手順中に、前記セルに対するLBT障害復旧再構成パラメーターを受信すること、
前記LBT障害復旧手順中に、前記セルに対するBWPスイッチングを示すダウンリンク情報を受信すること、
前記LBT障害復旧手順中に前記セルを非アクティブ化すること、または
前記無線デバイスの媒体アクセス制御(MAC)層によって、前記無線デバイスの無線リソース制御(RRC)層から、および前記LBT障害復旧手順中に、前記MAC層をリセットする要求を受信すること、のうちの少なくとも一つに基づいて、前記LBT障害復旧手順を中止することと、を含む、方法。
【請求項2】
前記LBT障害復旧手順の前記中止に基づいて、前記LBT障害の数量をゼロに設定することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記LBT障害の数量を前記決定することが、前記セルに関連付けられるランダムアクセス手順中に前記数量を決定することを含む、請求項1および2のいずれか一項に記載の方法。
【請求項4】
前記LBT障害の数量に基づいて、前記セルに関連付けられるランダムアクセス手順を中止することをさらに含み、前記アップリンク信号を前記送信することが、前記ランダムアクセス手順を前記中止することに基づく、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記セルに対するビーム障害復旧手順を開始することと、
前記LBT障害復旧手順のためのLBT MAC制御要素(LBT MAC CE)、および
前記ビーム障害復旧手順のためのビーム障害復旧MAC制御要素(BFR MAC CE)の送信を引き起こすことと、
前記BFR MAC CEと前記LBT MAC CEを含むMACプロトコルデータユニット(MAC PDU)を送信することと、をさらに含
み、
前記BFR MAC CEは前記MAC PDU内で前記LBT MAC CEより先行する、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記アップリンク信号を前記送信することが、前記セルとは異なる第二のセルを介して前記アップリンク信号を送信することを含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記アップリンク信号が、
ランダムアクセスプリアンブル、
スケジューリング要求、または
LBT MAC制御要素のうちの少なくとも一つを含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記セルのLBT障害の決定に基づいて、前記セルのLBTカウンターを増分することと、
前記LBT障害復旧手順を中止することに基づいて、前記LBTカウンターをゼロに設定することと、をさらに含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記セルを前記非アクティブ化することが、
MAC制御要素を受信すること、または
非アクティブ化タイマーの満了のうちの少なくとも一つに基づく、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記ダウンリンク情報が、
ダウンリンク制御情報(DCI)、または
RRCメッセージのうちの少なくとも一つを含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記セルに対する一つまたは複数の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを受信することをさらに含み、前記一つまたは複数の構成パラメーターが、
前記セルの前記アクティブアップリンクBWPに対する最大LBT障害カウント、または
前記セルの前記アクティブアップリンクBWPに対するLBT障害検出タイマーのうちの一つまたは複数を示す、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記アクティブアップリンクBWPが占有されるという決定に基づいて、LBT障害を決定することをさらに含む、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
無線デバイスであって、
一つまたは複数のプロセッサーと、
前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されると、前記無線デバイスに請求項1~12のいずれか一項に記載の方法を実施させる命令を格納するメモリーと、を含む、無線デバイス。
【請求項14】
請求項1~12のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成される無線デバイスと、
前記アップリンク信号を受信するように構成される基地局と、を含む、システム。
【請求項15】
実行されると、請求項1~12のいずれか一項に記載の方法の実施を生じさせる命令を格納する、コンピューター可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の参照
本出願は、2019年9月30日に出願された米国仮特許出願第62/908,473号の利益を主張するものである。上述の出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
複数の通信装置は、信号の送信および/または受信に同じ通信チャネルを使用する。通信装置は、他の通信装置からの通信との干渉を避けるために、信号の送信のためのチャネル可用性を決定する。
【発明の概要】
【0003】
以下の概要は、特定の機能について簡略化された概要を示すものである。概要は広範な概要ではなく、キーとなるまたは重要な要素を特定することを意図したものではない。
【0004】
無線通信は、一つまたは複数の通信チャネルを介して送信および/または受信され得る。通信チャネルを介した通信は、通信チャネルが利用可能であり、および/または占有されていないという決定に基づいて開始され得る。例えば、無線デバイスは、チャネルが占有および/または利用できないと決定される場合、通信チャネルを介して信号を送信しなくてもよい。無線デバイスは、チャネルの占有および/または利用可能性を決定するために、一つまたは複数の動作(例えば、リッスン・ビフォア・トーク手順など)を繰り返し得るが、これはチャネルを介した信号の送信を遅らせ得る。通信チャネルの占有および/または利用不能の一つまたは複数の決定に基づいて、無線デバイスは、障害復旧手順(例えば、リッスン・ビフォア・トーク障害復旧手順など)を開始し得る。障害復旧手順は、無線デバイスによる信号の送信を遅らせ得る。障害復旧手順は、無線デバイスによる信号の送信の遅延を低減し、および/または無線デバイスが不正確および/または非効率的な通信構成に基づいてメッセージを送信および/または受信する可能性を低減し得る、一つまたは複数の条件に基づいて、終了および/または中止され得る。本明細書に記載されるさまざまな実施例によって、無線デバイスが、電力消費の低減、干渉の低減、および/または遅延の低減などの利点を提供し得る障害検出および障害復旧手順を使用して、チャネルを介して通信を確立することができる。
【0005】
これらおよびその他の特徴および利点は、以下でより詳細に説明される。
【0006】
一部の特徴は、限定ではなく例として添付図面に示される。図面では、同様の数字が同様の要素を参照している。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図4A】
図4Aは、ユーザープレーン構成のダウンリンクデータフローの例を示す。
【
図4B】
図4Bは、MACプロトコルデータユニット(PDU)の媒体アクセス制御(MAC)サブヘッダーの例示的なフォーマットを示す。
【
図5A】
図5Aは、ダウンリンクチャネルのマッピング例を示す。
【
図5B】
図5Bは、アップリンクチャネルのマッピング例を示す。
【
図6】
図6は、無線リソース制御(RRC)状態およびRRC状態遷移の例を示す。
【
図8】
図8は、一つまたは複数のキャリアの例示的なリソース構成を示す。
【
図9】
図9は、帯域幅部分(BWP)の構成例を示す。
【
図10A】
図10Aは、コンポーネントキャリアに基づく、例示的なキャリアアグリゲーション構成を示す。
【
図11A】
図11Aは、一つまたは複数の同期信号/物理ブロードキャストチャネル(SS/PBCH)ブロックの例示的なマッピングを示す。
【
図11B】
図11Bは、一つまたは複数のチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)のマッピング例を示す。
【
図14B】
図14Bは、制御チャネル要素のリソース要素グループ(CCE-to-REG)へのマッピングの例を示す。
【
図15B】
図15Bは、本明細書に記載されるさまざまなデバイスのいずれかを実施するために使用され得るコンピューティングデバイスの例示的な要素を示す。
【
図17】
図17は、リッスン・ビフォア・トーク(LBT)障害検出の例を示す。
【
図19】
図19は、障害復旧(例えば、LBT障害復旧)のための通信例を示す。
【
図20】
図20は、ビーム障害復旧およびLBT障害復旧の例示的な方法を示す。
【
図21】
図21は、障害復旧(例えば、LBT障害復旧)のための通信を示す。
【
図22】
図22は、LBT障害復旧およびビーム障害復旧のための通信例を示す。
【
図23】
図23は、LBT障害復旧およびビーム障害復旧のための通信例を示す。
【
図25】
図25は、LBT障害検出に基づくデータの送信例を示す。
【
図26】
図26は、LBT障害検出に基づくデータの送信例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
添付図面および説明は、実施例を提供する。図面および/または記載に示す実施例は非排他的であり、図示および記載される特徴は、他の実施例で実践され得ることが理解されるべきである。例は、マルチキャリア通信システムの技術分野で使用され得る無線通信システムの動作のために提供される。より具体的には、本明細書に開示される技術は、通信チャネル障害検出および復旧に関連し得る。
【0009】
図1Aは、通信ネットワーク100の例を示す。通信ネットワーク100は、移動通信ネットワークを含み得る)。通信ネットワーク100は、例えば、ネットワークオペレーターによって運営/管理/実行される、公共の土地の携帯ネットワーク(PLMN)を含んでもよい。通信ネットワーク100は、コアネットワーク(CN)102、無線アクセスネットワーク(RAN)104、および/または無線デバイス106のうちの一つまたは複数を含んでもよい。通信ネットワーク100は、一つまたは複数のデータネットワーク(DN)108を含んでもよい、および/または通信ネットワーク100内の装置は、それと通信し得る(例えば、CN102を介して)。無線デバイス106は、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、および/またはオペレーター内DNなど、一つまたは複数のDN108と通信し得る。無線デバイス106は、RAN104および/またはCN102を介して、一つまたは複数のDN108と通信し得る。CN102は、一つまたは複数のDN108への一つまたは複数のインターフェイスを有する無線デバイス106を提供/構成し得る。インターフェイス機能の一部として、CN102は、無線デバイス106と一つまたは複数のDN108との間のエンドツーエンドの接続をセットアップし、無線デバイス106を認証し、充電機能を提供/構成し得る。
【0010】
無線デバイス106は、エアーインターフェイスを介した無線通信を介してRAN104と通信し得る。RAN104は、さまざまな通信(例えば、有線通信および/または無線通信)を介してCN102と通信し得る。無線デバイス106は、RAN104を介してCN102との接続を確立し得る。RAN104は、例えば、無線通信の一部として、スケジューリング、無線リソース管理、および/または再送信プロトコルを提供/構成し得る。エアーインターフェイスを介したRAN104から無線デバイス106への通信方向は、ダウンリンクおよび/またはダウンリンク通信方向と呼んでもよい。無線デバイス106からRAN104へのエアーインターフェイスを介した通信方向は、アップリンクおよび/またはアップリンク通信方向と呼んでもよい。ダウンリンク送信は、例えば、周波数分割二重化(FDD)、時間分割二重化(TDD)、任意の他の二重化スキーム、および/またはそれらの一つまたは複数の組み合わせのうちの少なくとも一つに基づいて、アップリンク送信から分離および/または区別され得る。
【0011】
全体で使用されるとき、用語「無線デバイス」は、モバイルデバイス、無線通信が構成または使用可能な固定(例えば、非携帯)装置、コンピューティングデバイス、ノード、無線通信可能なデバイス、または信号を送信および/または受信できる任意のその他のデバイスのうちの一つまたは複数を含み得る。非限定的な例として、無線デバイスは、例えば、電話、携帯電話、Wi-Fi電話、スマートフォン、タブレット、コンピューター、ラップトップ、センサー、メーター、ウェアラブルデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、ホットスポット、セルラーリピーター、車両ロードサイドユニット(RSU)、リレーノード、自動車、無線ユーザーデバイス(例えば、ユーザー機器(UE)、ユーザー端末(UT)など)、アクセス端末(AT)、モバイルステーション、受話器、無線送受信ユニット(WTRU)、無線通信装置、および/またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。
【0012】
RAN104は、一つまたは複数の基地局(図示せず)を含んでもよい。全体を通して使用されるように、「基地局」という用語は、基地局、ノード、ノードB(NB)、進化NodeB(eNB)、gNB、ng-eNB、リレーノード(例えば、統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノードなど)、ドナーノード(例えば、ドナーeNB、ドナーgNBなど)、アクセスポイント(例えば、Wi-Fiアクセスポイントなど)、送受信ポイント(TRP)、コンピューティングデバイス、無線通信が可能なデバイス、または信号を送信および/または受信できるその他のデバイスのうちの一つまたは複数を含み得る。基地局は、上記に列挙された各要素のうちの一つまたは複数を含んでもよい。例えば、基地局は、一つまたは複数のTRPを含んでもよい。他の非限定的な例として、基地局は、例えば、ノードB(例えば、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)および/または第三世代(3G)規格に関連付けられている)、Evolved Node B(eNB)(例えば、Evolved-Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA)および/または第四世代(4G)標準に関連付けられている)、リモート無線ヘッド(RRH)、一つまたは複数のリモート無線ヘッド(RRH)に結合されたベースバンド処理ユニット、ドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピーターノードまたはリレーノード、次世代進化ノードB(ng-eNB)、ジェネレーションノードB(gNB)(例えば、NRおよび/または第五世代(5G)規格に関連付けられている)、アクセスポイント(AP)(例えば、例えば、Wi-Fiまたは他の適切な無線通信規格に関連する)、その他の世代の基地局、および/またはそれらの任意の組み合わせのうちの一つまたは複数を含み得る。基地局は、少なくとも一つの基地局中央装置(例えば、gNB中央ユニット(gNB-CU))、および少なくとも一つの基地局分散装置(例えば、gNB分散ユニット(gNB-DU))などの一つまたは複数のデバイスを含んでもよい。
【0013】
基地局(例えば、RAN104内)は、無線デバイス106と無線で(例えば、エアーインターフェイスを介して)通信するための一つまたは複数のアンテナのセットを含んでもよい。一つまたは複数の基地局は、複数のセルまたはセクター(例えば、三つのセル、三つのセクター、任意の他のセルの数量、または任意の他のセクターの数量)をそれぞれ制御するためのアンテナのセット(例えば、三つのセットまたは任意の他の数量のセット)を含んでもよい。セルのサイズは、受信機(例えば、基地局受信機)が、セル内で動作する送信機(例えば、無線デバイス送信機)から送信を首尾よく受信し得る範囲によって決定され得る。基地局の一つまたは複数のセル(例えば、単独でまたは他のセルとの組み合わせ)は、無線デバイスモビリティをサポートするために、広い地理的領域にわたって無線デバイス106に無線カバレッジを提供/構成し得る。三つのセクター(例えば、またはnセクター、ここでnは任意の数量nを指す)を含む基地局は、3セクターサイト(例えば、またはnセクターサイト)または3セクター基地局(例えば、nセクター基地局)と呼んでもよい。
【0014】
一つまたは複数の基地局(例えば、RAN104において)は、三つより多いまたはそれ未満のセクターを有するセクターサイトとして実装され得る。RAN104の一つまたは複数の基地局は、アクセスポイントとして、複数のRRHに結合されたベースバンド処理装置/ユニットとして、および/またはノード(例えば、ドナーノード)のカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピータまたはリレーノードとして実装され得る。RRHに結合されたベースバンド処理装置/ユニットは、例えば、ベースバンド処理装置/ユニットがベースバンド処理装置/ユニットのプール内に集中型であってもよく、または仮想化され得る、集中型またはクラウドRANアーキテクチャーの一部であり得る。リピーターノードは、ドナーノードから受信した無線信号を増幅および送信(例えば、送信、再送信、再ブロードキャストなど)し得る。リレーノードは、リピーターノードと実質的に同じ/類似の機能を実行し得る。リレーノードは、例えば、無線信号を増幅および送信する前にノイズを除去するために、ドナーノードから受信した無線信号をデコードし得る。
【0015】
RAN104は、類似のアンテナパターンおよび/または類似の高レベル送信電力を有する基地局(例えば、マクロセル基地局)の均質なネットワークとして配備され得る。RAN104は、基地局(例えば、異なるアンテナパターンを有する異なる基地局)の異種ネットワークとして配備され得る。異種ネットワークでは、小さなセル基地局を使用して、小さなカバレッジエリア、例えば、他の基地局(例えば、マクロセル基地局)によって提供/構成される比較的大きなカバレッジエリアと重複するカバレッジエリアを提供/構成し得る。小さなカバレッジエリアは、データトラフィックの多いエリア(またはいわゆるホットスポット)または弱いマクロセルカバレッジのエリアに提供/構成され得る。小さなセル基地局の例は、カバレッジエリアの減少順に、マイクロセル基地局、ピコセル基地局、およびフェムトセル基地局またはホーム基地局を含み得る。
【0016】
本明細書に記載される実施例は、さまざまなタイプの通信で使用され得る。例えば、通信は、第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)(登録商標)(例えば、通信ネットワーク100のものと類似した一つまたは複数のネットワーク要素)によるものであり得る、通信は、電気電子技術者協会(IEEE)によるものであり得る、通信は、国際電気通信連合(ITU)によるものであり得る、通信は、国際標準化機構(ISO)によるものであり得る。3GPPは、UMTSとして知られる3Gネットワーク、Long-Term Evolution(LTE)およびLTE Advanced(LTE-A)として知られる4Gネットワーク、および5Gシステム(5GS)およびNRシステムとして知られる5Gネットワークという、複数の世代のモバイルネットワークの仕様を生成してきた。3GPPは、追加の世代の通信ネットワーク(例えば、6Gおよび/または任意の他の世代の通信ネットワーク)の仕様を生成し得る。実施例は、次世代RAN(NG-RAN)と呼ばれる3GPP 5Gネットワークの一つまたは複数の要素(例えば、RAN)、または3GPPネットワークおよび/または非3GPPネットワークなどの任意の他の通信ネットワークを参照して説明され得る。本明細書に記載される実施例は、3Gおよび/または4Gネットワークなどの他の通信ネットワーク、およびまだ最終化/明文化されていない通信ネットワーク(例えば、3GPP 6Gネットワーク)、衛星通信ネットワーク、および/または任意の他の通信ネットワークに適用され得る。NG-RANは、NRと呼ばれる5G無線アクセス技術を実装および更新し、4G無線アクセス技術および/または他の3GPPおよび/または非3GPP無線アクセス技術などの他の無線アクセス技術を実装するために提供され得る。
【0017】
図1Bは、通信ネットワーク150の例を示す。通信ネットワークは、移動通信ネットワークを含んでもよい。通信ネットワーク150は、例えば、ネットワークオペレーターによって運営/管理/実行されるPLMNを含んでもよい。通信ネットワーク150は、CN152(例えば、5Gコアネットワーク(5G-CN))、RAN154(例えば、NG-RAN)、および/または無線デバイス156Aおよび156B(まとめて無線デバイス156)のうちの一つまたは複数を含んでもよい。通信ネットワーク150は、一つまたは複数のデータネットワーク(DN)170を含んでもよい、および/または通信ネットワーク150内の装置は、それと通信し得る(例えば、CN152を介して)。これらの構成要素は、
図1Aに関して説明された対応する構成要素と実質的に同じまたは同様の方法で実装および動作することができる。
【0018】
CN152(例えば、5G-CN)は、無線デバイス156を、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、および/またはオペレーター内DNなどの一つまたは複数のDN170への一つまたは複数のインターフェイスで提供/構成し得る。インターフェイス機能の一部として、CN152(例えば、5G-CN)は、無線デバイス156と一つまたは複数のDNとの間のエンドツーエンドの接続をセットアップし、無線デバイス156を認証し、および/または充電機能を提供/構成し得る。CN152(例えば、5G-CN)は、他のCN(例えば、3GPP 4G CNなど)とは異なってもよいサービスベースのアーキテクチャーであり得る。CN152(例えば、5G-CN)のノードのアーキテクチャーは、他のネットワーク機能へのインターフェイスを介してサービスを提供するネットワーク機能として定義され得る。CN152(例えば、5G CN)のネットワーク機能は、例えば、専用または共有ハードウェア上のネットワーク要素として、専用または共有ハードウェア上で動作するソフトウェアインスタンスとして、および/またはプラットフォーム(例えば、クラウドベースのプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想化機能として、いくつかの方法で実装され得る。
【0019】
CN152(例えば、5G-CN)は、別個の構成要素または一つの構成要素AMF/UPFデバイス158であり得るアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)デバイス158Aおよび/またはユーザープレーン機能(UPF)デバイス158Bを含んでもよい。UPFデバイス158Bは、RAN154(例えば、NG-RAN)と一つまたは複数のDN170との間のゲートウェイとして機能し得る。UPFデバイス158Bは、パケットルーティングおよび転送、パケット検査およびユーザープレーンポリシールールの実施、トラフィック利用の報告、一つまたは複数のDN170へのトラフィックフローのルーティングをサポートするアップリンク分類、ユーザープレーンに対するサービス品質(QoS)処理(例えば、パケットフィルターリング、ゲーティング、アップリンク/ダウンリンクレートの実施、およびアップリンクトラフィック検証)、ダウンリンクパケットバッファリング、および/またはダウンリンクデータ通知トリガーなどの機能を実行し得る。UPFデバイス158Bは、イントラ/インター無線アクセス技術(RAT)モビリティのアンカーポイント、一つまたは複数のDNに相互接続される外部プロトコル(またはパケット)データユニット(PDU)セッションポイント、および/または分岐ポイントとして機能して、マルチホームPDUセッションをサポートし得る。無線デバイス156は、無線デバイスとDNとの間の論理接続であり得るPDUセッションを介してサービスを受信するように構成され得る。
【0020】
AMFデバイス158Aは、非アクセス層(NAS)シグナリングの終了、NASシグナリングセキュリティ、アクセス層(AS)のセキュリティ管理、アクセスネットワーク(3GPPアクセスネットワークおよび/または非3GPPネットワークなど)間のモビリティのためのCN間ノードシグナリング、アイドルモードの無線デバイスの到達可能性(例えば、ページング再送信の制御と実行のためのアイドルモードのUE到達可能性)、登録エリア管理、システム内およびシステム間のモビリティサポート、アクセス認証、ローミング権の確認、モビリティ管理制御を含むアクセス許可(例えば、サブスクリプションとポリシー)、ネットワークスライシングサポート、および/またはセッション管理機能(SMF)の選択などの機能を実行し得る。NASは、CNと無線デバイスとの間で動作する機能を指してもよく、ASは、無線デバイスとRANとの間で動作する機能を指し得る。
【0021】
CN152(例えば、5G-CN)は、
図1Bに示され得ない一つまたは複数の追加のネットワーク機能を含み得る。CN152(例えば、5G-CN)は、セッション管理機能(SMF)、NRリポジトリ機能(NRF)、ポリシー制御機能(PCF)、ネットワーク露出機能(NEF)、統一データ管理(UDM)、アプリケーション機能(AF)、認証サーバー機能(AUSF)、および/または任意の他の機能のうちの少なくとも一つを実装する、一つまたは複数のデバイスを含んでもよい。
【0022】
RAN154(例えば、NG-RAN)は、無線通信(例えば、エアーインターフェイスを介して)を介して無線デバイス156と通信し得る。無線デバイス156は、RAN154を介してCN152と通信し得る。RAN154(例えば、NG-RAN)は、一つまたは複数の第一のタイプの基地局(例えば、gNB160AおよびgNB160B(まとめてgNB160)を含むgNB)、および/または一つまたは複数の第二のタイプの基地局(例えば、ng-eNB162Aおよびng-eB162B(まとめてng eNB162))を含み得る。RAN154は、基地局のタイプの任意の数量のうちの一つまたは複数を含んでもよい。gNB160およびngeNBs162は、基地局と呼んでもよい。基地局(例えば、gNB160およびng eNB162)は、無線デバイス156と無線で通信する(例えば、エアーインターフェイスを介して)ための一つまたは複数のアンテナのセットを含んでもよい。一つまたは複数の基地局(例えば、gNB160および/またはng eNB162)は、複数のセル(またはセクター)をそれぞれ制御するための複数のアンテナセットを含んでもよい。基地局(例えば、gNB160およびng-eNB162)のセルは、無線デバイスモビリティをサポートするために、広い地理的領域にわたって無線デバイス156に無線カバレッジを提供し得る。
【0023】
基地局(例えば、gNB160および/またはng-eNBs162)は、第一のインターフェイス(例えば、NGインターフェイス)を介してCN152(例えば、5G CN)に接続されてもよく、また第二のインターフェイス(例えば、Xnインターフェイス)を介して他の基地局に接続され得る。NGおよびXnインターフェイスは、インターネットプロトコル(IP)トランスポートネットワークなどの基となるトランスポートネットワーク上に、直接的な物理的接続および/または間接的な接続を使用して確立され得る。基地局(例えば、gNB160および/またはng-eNBs162)は、第三のインターフェイス(例えば、Uuインターフェイス)を介して無線デバイス156と通信し得る。基地局(例えば、gNB160A)は、Uuインターフェイスを介して無線デバイス156Aと通信し得る。NG、Xn、およびUuインターフェイスは、プロトコルスタックと関連付けられてもよい。インターフェイスに関連付けられるプロトコルスタックは、データおよびシグナリングメッセージを交換するため
図1Bに示すネットワーク要素によって使用され得る。プロトコルスタックは、二つのプレーン、すなわち、ユーザープレーンおよび制御プレーンを含んでもよい。任意の他の数量のプレーンを使用し得る(例えば、プロトコルスタック内)。ユーザープレーンは、ユーザーにとって関心対象のデータを処理し得る。制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
【0024】
一つまたは複数の基地局(例えば、gNB160および/またはng-eNB162)は、一つまたは複数のインターフェイス(例えば、NGインターフェイス)を介して、AMF/UPF158などの一つまたは複数のAMF/UPFデバイスと通信し得る。基地局(例えば、gNB160A)は、NGユーザープレーン(NG-U)インターフェイスを介して、AMF/UPF158のUPF158Bと通信し、および/またはそれらに接続し得る。NG-Uインターフェイスは、基地局(例えば、gNB160A)とUPFデバイス(例えば、UPF158B)との間のユーザープレーンPDUの送達(例えば、非保証送達)を提供/実施し得る。基地局(例えば、gNB160A)は、NG制御プレーン(NG-C)インターフェイスを介してAMFデバイス(例えば、AMF158A)と通信してもよく、および/またはそれらに接続され得る。NG-Cインターフェイスは、例えば、NGインターフェイス管理、無線デバイスコンテキスト管理(例えば、UEコンテキスト管理)、無線デバイスモビリティ管理(例えば、UEモビリティ管理)、NASメッセージのトランスポート、ページング、PDUセッション管理、構成転送、および/または警告メッセージ送信を提供/実行し得る。
【0025】
無線デバイスは、ユーザープレーン構成および制御プレーン構成のために、インターフェイス(例えば、Uuインターフェイス)を介して基地局にアクセスし得る。基地局(例えば、gNB160)は、Uuインターフェイスを介して、無線デバイス156に向かってユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。基地局(例えば、gNB160A)は、第一のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェイス上の無線デバイス156Aに向かって、ユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。基地局(例えば、ng-eNB162)は、Uuインターフェイス(例えば、E UTRAが3GPP 4G無線アクセス技術を指す場合がある)を介して、無線デバイス156に向かって、進化UMTS地上無線アクセス(E UTRA)ユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。基地局(例えば、ng-eNB162B)は、第二のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェイスを介して、無線デバイス156Bに向かってE UTRAユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。ユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端は、例えば、NRユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端、4Gユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端などを含み得る。
【0026】
CN152(例えば、5G-CN)は、一つまたは複数の無線アクセス(例えば、NR、4G、および/または任意の他の無線アクセス)を処理するように構成され得る。また、NRネットワーク/デバイス(または任意の第一のネットワーク/デバイス)が、非スタンドアローンモード(例えば、非スタンドアローン動作)で4Gコアネットワーク/デバイス(または任意の第二のネットワーク/デバイス)に接続することが可能であり得る。非スタンドアローンモード/動作では、4Gコアネットワークを使用して、制御プレーン機能(例えば、初期アクセス、モビリティ、および/またはページング)を提供(または少なくともサポート)し得る。一つのAMF/UPF158のみが
図1Bに示されるが、一つまたは複数の基地局(例えば、一つまたは複数のgNBおよび/または一つまたは複数のng-eNB)は、複数のAMF/UPFノードに接続されてもよく、例えば、冗長性を提供し、および/または複数のAMF/UPFノードにわたって共有を負荷し得る。
【0027】
ネットワーク要素間(例えば、
図1Bに示されるネットワーク要素)のインターフェイス(例えば、Uu、Xn、および/またはNGインターフェイス)は、ネットワーク要素がデータとシグナリングメッセージを交換するために使用できるプロトコルスタックに関連付けられてもよい。プロトコルスタックは、ユーザープレーンおよび制御プレーンの二つのプレーンを含んでもよい。任意の他の数量のプレーンを使用し得る(例えば、プロトコルスタック内)。ユーザープレーンは、ユーザーに関連付けられるデータ(例えば、ユーザーに対する関心対象のデータ)を処理し得る。制御プレーンは、一つまたは複数のネットワーク要素(例えば、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージ)に関連付けられるデータを処理し得る。
【0028】
図1Aの通信ネットワーク100および/または
図1BAの通信ネットワーク150は、例えば、コンピューティングデバイス、無線デバイス、モバイルデバイス、受話器、タブレット、ラップトップ、モノのインターネット(IoT)デバイス、ホットスポット、セルラーリピーター、コンピューティングデバイス、および/またはより一般的にはユーザー機器(例えば、UE)などの任意の数量/数および/またはタイプのデバイスを含み得る。上述のタイプの装置のうちの一つまたは複数が本明細書に参照され得るが(例えば、UE、無線デバイス、コンピューティングデバイスなど)、本明細書の任意の装置が、上述のタイプの装置または類似の装置のうちの任意の一つまたは複数を含んでもよいことが理解されるべきである。通信ネットワーク、および本明細書に参照される任意の他のネットワークは、LTEネットワーク、5Gネットワーク、衛星ネットワーク、および/または無線通信のための任意の他のネットワーク(例えば、任意の3GPPネットワークおよび/または任意の非3GPPネットワーク)を含んでもよい。本明細書に記述される装置、システム、および/または方法は、一般に、一つまたは複数のネットワーク内の一つまたは複数のデバイス(例えば、無線デバイス、基地局、eNB、gNB、コンピューティングデバイスなど)に実装されるように記述され得るが、一つまたは複数の特徴およびステップが、任意のデバイスおよび/または任意のネットワークに実装され得ることが理解されるであろう。
【0029】
図2Aは、ユーザープレーン構成の例を示す。ユーザープレーン構成は、例えば、NRユーザープレーンプロトコルスタックを含み得る。
図2Bは、制御プレーン構成の例を示す。制御プレーン構成は、例えば、NR制御プレーンプロトコルスタックを含み得る。ユーザープレーン構成および/または制御プレーン構成のうちの一つまたは複数は、無線デバイス210と基地局220との間にあり得るUuインターフェイスを使用し得る。
図2Aおよび
図2Aに示されるプロトコルスタックは、例えば、
図1Bに示される無線デバイス156Aと基地局160Aとの間のUuインターフェイスに使用されるものと実質的に同じまたは類似し得る。
【0030】
ユーザープレーン構成(例えば、NRユーザープレーンプロトコルスタック)は、(例えば、
図2Aに示されるように)無線デバイス210および基地局220に実装されている複数の層(例えば、5層またはその他の数量の層)を含んでもよい。プロトコルスタックの下部で、物理層(PHY)211および221は、プロトコルスタックの上位層にトランスポートサービスを提供してもよく、オープンシステム相互接続(OSI)モデルの層1に対応し得る。PHY211上のプロトコル層は、媒体アクセス制御層(MAC)212、無線リンク制御層(RLC)213、パケットデータ収束プロトコル層(PDCP)214、および/またはサービスデータアプリケーションプロトコル層(SDAP)215を含んでもよい。PHY221の上のプロトコル層は、媒体アクセス制御層(MAC)222、無線リンク制御層(RLC)223、パケットデータ収束プロトコル層(PDCP)224、および/またはサービスデータアプリケーションプロトコル層(SDAP)225を含んでもよい。んPHY211の上の四つのプロトコル層のうちの一つまたは複数は、OSIモデルの層2またはデータリンク層に対応し得る。PHY221の上の四つのプロトコル層のうちの一つまたは複数は、OSIモデルの層2またはデータリンク層に対応し得る。
【0031】
図3は、プロトコル層の一例を示す。プロトコル層は、例えば、NRユーザープレーンプロトコルスタックのプロトコル層を含んでもよい。一つまたは複数のサービスは、プロトコル層の間に提供され得る。SDAP(例えば、
図2Aおよび
図3に示すSDAPS215および225)は、サービス品質(QoS)フロー処理を実行し得る。無線デバイス(例えば、無線デバイス106、156A、156B、および210)は、無線デバイスとDNとの間の論理接続であり得るPDUセッションを介して/それを介してサービスを受信し得る。PDUセッションは、一つまたは複数のQoSフロー310を有し得る。CNのUPF(例えば、UPF158B)は、例えば、一つまたは複数のQoS要件(例えば、遅延、データレート、エラーレート、および/または任意の他の品質/サービス要件に関して)に基づいて、PDUセッションの一つまたは複数のQoSフローにIPパケットをマッピングし得る。SDAP215および225は、一つまたは複数のQoSフロー310と一つまたは複数の無線ベアラ320(例えば、データ無線ベアラ)との間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。一つまたは複数のQoSフロー310と無線ベアラ320との間のマッピング/マッピング解除は、基地局220のSDAP225によって決定され得る。無線デバイス210のSDAP215は、反射マッピングおよび/または基地局220から受信した制御シグナリングを介して、QoSフロー310と無線ベアラ320との間のマッピングについて知らされ得る。反射マッピングについては、基地局220のSDAP225は、無線デバイス210のSDAP215によって監視/検出/特定/指示/観察され得るQoSフローインジケーター(QFI)でダウンリンクパケットをマークして、一つまたは複数のQoSフロー310と無線ベアラ320との間のマッピング/マッピング解除を決定し得る。
【0032】
PDCP(例えば、
図2Aおよび
図3に示すPDCP214および224)は、例えば、エアーインターフェイスを介して送信する必要のあり得るデータの数量を低減するためにヘッダー圧縮/圧縮解除、エアーインターフェイスを介して送信されたデータの不正な復号化を防止するために暗号化/復号化、および/または完全性保護(例えば、制御メッセージが意図されたソースから生じるのを確実にするため)を実施することができる。PDCP214および224は、例えば、ハンドオーバー(例えば、イントラgNBハンドオーバー)のために、未送信パケットの再送、パケットの連続配信および再配列、ならびに/または重複して受信されたパケットの除去を実行し得る。PDCP214および224は、例えば、受信されるパケットの可能性を改善するために、パケット重複を実行し得る。受信機は、パケットを重複して受信してもよく、任意の重複パケットを除去し得る。パケットの重複は、高い信頼性を必要とするサービスなど、特定のサービスに有用であり得る。
【0033】
PDCP層(例えば、PDCP214および224)は、分割無線ベアラとRLCチャネル(例えば、RLCチャネル330)との間のマッピング/マッピング解除を行ってもよい(例えば、二重接続シナリオ/構成において)。二重接続とは、無線デバイスが複数のセル(例えば、二つのセル)、またはより広くは、マスターセルグループ(MCG)および二次セルグループ(SCG)を含む複数のセルグループと通信することを可能にする技術を指し得る。分割ベアラは、例えば、単一の無線ベアラ(例えば、SDAP215および225へのサービスとしてPDCP214および224によって提供/構成される無線ベアラの一つなど)が、二重接続でセルグループによって処理される場合に、構成および/または使用され得る。PDCP214および224は、分割無線ベアラと、セルグループに属するRLCチャネル330との間のマッピング/マッピング解除とし得る。
【0034】
RLC層(例えば、RLC213および223)は、セグメンテーション、自動反復要求(ARQ)を介した再送信、および/またはMAC層から受信した重複データユニットの除去(例えば、それぞれMAC212および222)を実行し得る。RLC層(例えば、RLC213および223)は、複数の送信モード(例えば、三つの送信モード:トランスポーターモード(TM)、未確認応答モード(UM)、および確認応答モード(AM))をサポートし得る。RLC層は、例えば、RLC層が動作している送信モードに基づいて、指摘された機能のうちの一つまたは複数を実行し得る。RLC構成は、論理チャネル毎であり得る。RLC構成は、ヌメロロジおよび/または送信時間間隔(TTI)の期間(または他の期間)に依存しなくてもよい。RLC層(例えば、RLC213および223)は、
図3に示されるようなPDCP層(例えば、それぞれPDCP214および224)へのサービスとしてRLCチャネルを提供/構成し得る。
【0035】
MAC層(例えば、MAC212および222)は、論理チャネルの多重化/多重分離、および/または論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングを実行し得る。多重化/多重分離は、一つまたは複数の論理チャネルに属するデータユニット/データ部分の、PHY層(例えば、それぞれ、PHY211および221)へ/から送達されるトランスポートブロック(TB)への/からの多重化/多重分離を含み得る。基地局(例えば、MAC222)のMAC層は、動的スケジューリングを介して、無線デバイス間のスケジューリング、スケジューリング情報レポート、および/または優先処理を行うように構成され得る。スケジューリングは、ダウンリンク/またはアップリンクのために基地局(例えば、MAC222の基地局220)によって行われてもよい。MAC層(例えば、MAC212および222)は、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)(例えば、キャリアアグリゲーション(CA)の場合、キャリアごとに一つのHARQエンティティ)を介してエラー訂正、論理チャネルの優先順位付けを介して無線デバイス210の論理チャネル間の優先処理、および/またはパディングを行うように構成され得る。MAC層(例えば、MAC212およびMAC222)は、一つまたは複数のヌメロロジおよび/または送信タイミングをサポートし得る。論理チャネル優先順位のマッピング制限は、論理チャネルがどのヌメロロジおよび/または送信タイミングを使用し得るかを制御し得る。MAC層(例えば、MAC212および222)は、サービスとして、RLC層(例えば、RLC213および223)に論理チャネル340を提供/構成し得る。
【0036】
PHY層(例えば、PHY211および221)は、例えば、情報を送信および/または受信するために(例えば、エアーインターフェイスを介して)、物理チャネルおよび/またはデジタルおよびアナログ信号処理機能へのトランスポートチャネルのマッピングを実行し得る。デジタルおよび/またはアナログ信号処理機能は、例えば、符号化/復号化および/または変調/復調を含み得る。PHY層(例えば、PHY211および221)は、マルチアンテナマッピングを行ってもよい。PHY層(例えば、PHY211および221)は、MAC層(例えば、それぞれMAC212および222)に、サービスとして、一つまたは複数のトランスポートチャネル(例えば、トランスポートチャネル350)を提供/構成し得る。
【0037】
図4Aは、ユーザープレーン構成のダウンリンクデータフローの例を示す。ユーザープレーン構成は、例えば、
図2Aに示されるNRユーザープレーンプロトコルスタックを含み得る。一つまたは複数のTBは、例えば、ユーザープレーンプロトコルスタックを介したデータフローに基づいて生成され得る。
図4Aに示すように、NRユーザープレーンプロトコルスタックを介した三つのIPパケット(n、n+1、およびm)のダウンリンクデータフローは、二つのTB(例えば、基地局220)を生成し得る。NRユーザープレーンプロトコルスタックを介したアップリンクデータフローは、
図4Aに示されるダウンリンクデータフローと同様であり得る。三つのIPパケット(n、n+1、およびm)は、例えば、NRユーザープレーンプロトコルスタックを介したアップリンクデータフローに基づいて、二つのTBから決定され得る。第一の数量のパケット(例えば、三つまたは任意の他の数量)は、第二の数量のTB(例えば、二つまたは別の数量)から決定され得る。
【0038】
ダウンリンクデータフローは、例えば、SDAP225が、一つまたは複数のQoSフローから三つのIPパケット(または他の数量のIPパケット)を受信し、三つのパケット(または他の数量のパケット)を無線ベアラ(例えば、無線ベアラ402および404)にマップする場合に開始され得る。SDAP225は、IPパケットnおよびn+1を第一の無線ベアラ402にマッピングし、IPパケットmを第二の無線ベアラ404にマッピングし得る。SDAPヘッダー(
図4Aに示される各SDAP SDUの前に「H」でラベル付けされている)をIPパケットに追加して、PDCPSDUと呼んでもよいSDAP PDUを生成することができる。より高いプロトコル層との間で転送されるデータユニットは、より低いプロトコル層のサービスデータユニット(SDU)と呼んでもよく、より低いプロトコル層との間で転送されるデータユニットは、より高いプロトコル層のプロトコルデータユニット(PDU)と呼んでもよい。
図4Aに示すように、SDAP225からのデータユニットは、より低いプロトコル層PDCP224のSDU(例えば、PDCP SDU)であってもよく、SDAP225のPDU(例えば、SDAP PDU)であり得る。
【0039】
各プロトコル層(例えば、
図4Aに示すように、プロトコル後)、または少なくとも一部のプロトコル層は、自身の機能(例えば、
図3に関して記述された各プロトコル層の一つまたは複数の機能)を実行し、対応するヘッダーを加え、および/またはそれぞれの出力を次の下層(例えば、そのそれぞれの下層)に転送にし得る。PDCP224は、IPヘッダー圧縮および/または暗号化を行ってもよい。PDCP224は、その出力(例えば、RLC SDUであるPDCP PDU)をRLC223に転送し得る。RLC223は、任意選択で、セグメンテーション(例えば、
図4AにおけるIPパケットに対して示される)を実行し得る。RLC223は、その出力(例えば、それぞれのサブヘッダーを二つのSDUセグメント(SDU Segs)に追加することによって生成される、二つのMAC SDUである二つのRLC PDU)をMAC222に転送し得る。MAC222は、いくつかのRLC PDU(MAC SDU)を多重化し得る。MAC222は、MACサブヘッダーをRLC PDU(MAC SDU)に接続し、TBを形成し得る。MACサブヘッダーは、MAC PDU(例えば、
図4Aに示すように、NR構成において)にわたって分布され得る。MACサブヘッダーは、MAC PDUの先頭(例えば、LTE構成において)に完全に位置し得る。NR MAC PDU構造は、例えば、MAC PDUサブヘッダーが完全なMAC PDUを組み立てる前に計算される場合、処理時間および/または関連する遅延を低減し得る。
【0040】
図4Bは、MAC PDUにおけるMACサブヘッダーの例示的なフォーマットを示す。MAC PDUは、MACサブヘッダー(H)およびMAC SDUを含んでもよい。一つまたは複数のMACサブヘッダーの各々は、MACサブヘッダーが対応するMAC SDUの長さ(例えば、バイト)を示すためのSDU長さフィールド、MAC SDUが多重分離プロセスを支援するために開始した論理チャネルを識別/示すための論理チャネル識別子(LCD)フィールド、SDU長さフィールドのサイズを示すためのフラグ(F)、および将来の使用のための予約ビット(R)フィールドを含み得る。
【0041】
一つまたは複数のMAC制御要素(CE)は、MAC223またはMAC222などのMAC層によってMAC PDUに追加または挿入され得る。
図4Bに示すように、二つのMAC CEを二つのMAC PDUの前に挿入/追加し得る。MAC CEは、(
図4Bに示されるように)ダウンリンク送信のために、MAC PDUの先頭に挿入/追加され得る。アップリンク送信のために、MAC PDUの終端に一つまたは複数のMAC CEを挿入/追加し得る。MAC CEは、インバンド制御シグナリングに使用され得る。MAC CEの例としては、バッファステータスレポートや電力ヘッドルームレポートなどのスケジューリング関連MAC CE、起動/停止MAC CE(例えば、PDCP重複検出の起動/停止、チャネル状態情報(CSI)レポート、サウンディング基準信号(SRS)送信、および事前構成済みコンポーネントのためのMAC CE)、不連続受信(DRX)関連MAC CE、タイミング進行MAC CE、およびランダムアクセス関連MAC CEが挙げられてもよい。MAC CEは、MAC SDU用のMACサブヘッダーに記述されたフォーマットと類似したフォーマットのMACサブヘッダーによって先行されてもよく、対応するMAC CEに含まれる制御情報のタイプを示すLCIDフィールド内の予約値で識別され得る。
【0042】
図5Aは、ダウンリンクチャネルのマッピング例を示す。アップリンクチャネルのマッピングは、ダウンリンクのチャネル間のマッピング(例えば、論理チャネル、トランスポートチャネル、および物理チャネル)を含み得る。
図5Bは、アップリンクチャネルのマッピング例を示す。アップリンクチャネルのマッピングは、アップリンクのチャネル間のマッピング(例えば、論理チャネル、トランスポートチャネル、および物理チャネル)を含み得る。情報は、RLC、MAC、およびプロトコルスタック(例えば、NRプロトコルスタック)のPHY層の間のチャネルを通して/通過され得る。論理チャネルは、RLC層とMAC層との間に使用され得る。論理チャネルは、制御および/または構成情報(例えば、NR制御プレーン内)を運ぶことができる制御チャネルとして、またはデータ(例えば、NRユーザープレーン内)を運ぶことができるトラフィックチャネルとして分類/表示され得る。論理チャネルは、特定の無線デバイスに専用であり得る専用論理チャネルとして、および/または複数の無線デバイス(例えば、無線デバイスのグループ)によって使用され得る共通の論理チャネルとして分類/表示され得る。
【0043】
論理チャネルは、それが運ぶ情報のタイプによって定義され得る。論理チャネルのセット(例えば、NR構成で)は、以下に記載される一つまたは複数のチャネルを含んでもよい。ページング制御チャネル(PCCH)は、その位置がセルレベルでネットワークに知られていない無線デバイスのページングに使用される一つまたは複数のページングメッセージを含んでもよく、またはそれを運んでもよい。ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)は、マスター情報ブロック(MIB)およびいくつかのシステム情報ブロック(SIB)の形態で、システム情報メッセージを含む/運ぶことができる。システム情報メッセージは、セルがどのように構成され、セル内でどのように動作するかについての情報を得るために無線デバイスによって使用され得る。共通制御チャネル(CCCH)は、ランダムアクセスとともに制御メッセージを含む/運ぶことができる。専用制御チャネル(DCCH)は、特定の無線デバイスへ/からの制御メッセージを含んで/運び、構成情報で無線デバイスを構成し得る。専用トラフィックチャネル(DTCH)は、特定の無線デバイスへ/特定の無線デバイスからユーザーデータを含む/運ぶことができる。
【0044】
トランスポートチャネルは、MAC層とPHY層との間で使用され得る。トランスポートチャネルは、(例えば、エアーインターフェイスを介して)それらが運ぶ情報がどのように送信/伝達されるかによって定義され得る。トランスポートチャネルのセット(例えば、NR構成または任意の他の構成によって画定され得る)は、以下のチャネルのうちの一つまたは複数を含み得る。ページングチャネル(PCH)は、PCCHから発信されたページングメッセージを含む/運ぶことができる。ブロードキャストチャネル(BCH)は、BCCHからのMIBを含む/運ぶことができる。ダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)は、BCCHからのSIBを含むダウンリンクデータおよびシグナリングメッセージを含む/運ぶことができる。アップリンク共有チャネル(UL-SCH)は、アップリンクデータおよびシグナリングメッセージを含む/運ぶことができる。ランダムアクセスチャネル(RACH)は、事前のスケジューリングなしにネットワークへのアクセスを有する無線デバイスを提供し得る。
【0045】
PHY層は、物理チャネルを使用して、PHY層の処理レベル間で情報をパス/転送し得る。物理チャネルは、一つまたは複数のトランスポートチャネルの情報を運ぶための時間周波数リソースの関連セットを有し得る。PHY層は、PHY層の低レベル動作をサポートするための制御情報を生成し得る。PHY層は、物理制御チャネル(例えば、L1/L2制御チャネルと呼ばれる)を介して、制御情報をPHY層のより低いレベルへ提供/転送し得る。物理チャネルおよび物理制御チャネル(例えば、NR構成または任意の他の構成によって定義され得る)のセットは、以下のチャネルのうちの一つまたは複数を含み得る。物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、BCHからのMIBを含む/運ぶことができる。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、DL-SCHからのダウンリンクデータおよびシグナリングメッセージ、ならびにPCHからのページングメッセージを含む/運ぶことができる。物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)は、ダウンリンクスケジューリングコマンド、アップリンクスケジューリング許可、およびアップリンク電力制御コマンドを含み得るダウンリンク制御情報(DCI)を含む/運ぶことができる。物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)は、以下に説明するように、UL-SCHからのアップリンクデータおよびシグナリングメッセージ、ならびに一部の例ではアップリンク制御情報(UCI)を含む/運ぶことができる。物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)は、HARQ確認応答、チャネル品質インジケーター(CQI)、プレコーディングマトリックスインジケーター(PMI)、ランクインジケーター(RI)、およびスケジューリング要求(SR)を含み得るUCIを含む/運ぶことができる。物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)を、ランダムアクセスに使用し得る。
【0046】
物理層は、物理制御チャネルに類似し得る、物理層の低レベル動作をサポートするために、物理信号を生成し得る。
図5Aおよび
図5Bに示すように、物理層信号(例えば、NR構成またはその他の構成によって定義され得る)は、一次同期信号(PSS)、二次同期信号(SSS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、復調基準信号(DM-RS)、サウンディング基準信号(SRS)、位相追跡基準信号(PT RS)、および/またはその他の任意の信号を含み得る。
【0047】
一つまたは複数のチャネル(例えば、論理チャネル、トランスポートチャネル、物理チャネルなど)を使用して、制御プランプロトコルスタック(例えば、NR制御プレーンプロトコルスタック)に関連付けられる機能を実行し得る。
図2Bは、制御プレーン構成の例(例えば、NR制御プレーンプロトコルスタック)を示す。
図2Bでは、制御プレーン構成(例えば、NR制御プレーンプロトコルスタック)は、実質的に同一の/類似の一つまたは複数のプロトコル層(例えば、PHY211および221、MAC212および222、RLC213および223、ならびにPDCP214および224)を、例示的なユーザープレーン構成(例えば、NRユーザープレーンプロトコルスタック)として使用し得る。類似の四つのプロトコル層は、PHY211および221、MAC212および222、RLC213および223、ならびにPDCP214および224を含み得る。制御プレーン構成(例えば、NR制御プレーンスタック)は、例えば、SDAP215および225を有する代わりに、制御プレーン構成(例えば、NR制御プレーンプロトコルスタック)の最上部に、無線リソース制御(RRC)216および226およびNASプロトコル217および237を有し得る。制御プレーン構成は、NASプロトコル237を含むAMF230を含んでもよい。
【0048】
NASプロトコル217および237は、無線デバイス210とAMF230(例えば、AMF158Aまたは任意の他のAMF)との間に、および/またはより広くは、無線デバイス210とCN(例えば、CN152または任意の他のCN)との間に、制御プレーン機能を提供し得る。NASプロトコル217および237は、NASメッセージと呼ばれるシグナリングメッセージを介して、無線デバイス210とAMF230との間の制御プレーン機能を提供し得る。無線デバイス210とAMF230との間には、それを介してNASメッセージが送信され得る直接経路はなくてもよい。NASメッセージは、UuおよびNGインターフェイスのASを使用して送信され得る。NASプロトコル217および237は、認証、セキュリティ、接続セットアップ、モビリティ管理、セッション管理、および/またはその他の任意の機能などの制御プレーン機能を提供し得る。
【0049】
RRC216および226は、無線デバイス210と基地局220との間の、および/またはより広くは、無線デバイス210とRAN(例えば、基地局220)との間の制御プレーン機能を提供/構成し得る。RRC層216および226は、RRCメッセージと呼んでもよいシグナリングメッセージを介して、無線デバイス210と基地局220との間の制御プレーン機能を提供/構成し得る。RRCメッセージは、無線ベアラおよび同一/類似のPDCP、RLC、MAC、およびPHYプロトコル層を使用して、無線デバイス210とRAN(例えば、基地局220)との間で送信/伝達され得る。MAC層は、制御プレーンおよびユーザープレーンデータを同じTBに多重化し得る。RRC層216および226は、以下の機能のうちの一つまたは複数などの制御プレーン機能を提供/構成することができる。ASおよびNASに関連するシステム情報のブロードキャスト、CNまたはRANによって開始されたページング、無線デバイス210とRAN(例えば、基地局220)との間のRRC接続の確立、メンテナンス、およびリリース、キー管理を含むセキュリティ機能、シグナリング無線ベアラおよびデータ無線ベアラの確立、構成、メンテナンス、およびリリース、モビリティ機能、QoS管理機能、無線デバイス測定レポート(無線デバイス測定レポートなど)およびレポートの制御、無線リンク障害(RLF)からの検出と復旧、および/またはNASメッセージ転送。RRC接続の確立の一部として、RRC層216および226は、無線デバイス210とRAN(例えば、基地局220)との間の通信のためのパラメーターの構成を伴い得る、RRCコンテキストを確立し得る。
【0050】
図6は、RRC状態およびRRC状態遷移の例を示す。無線デバイスのRRC状態は、別のRRC状態(例えば、無線デバイスのRRC状態遷移)に変更され得る。無線デバイスは、無線デバイス106、210、または任意の他の無線デバイスと実質的に同一または類似し得る。無線デバイスは、RRC接続602(例えば、RRC_CONNECTED)、RRCアイドル606(例えば、RRC_IDLE)、およびRRC非アクティブ604(例えば、RRC_INACTIVE)を含む三つのRRC状態など、複数の状態のうちの少なくとも一つであり得る。RRC非アクティブ604は、RRC接続されるが非アクティブであり得る。
【0051】
RRC接続は、無線デバイスに対して確立され得る。例えば、これは、RRC接続状態の間であり得る。RRC接続状態の間(例えば、RRC接続602の間)、無線デバイスは、確立されたRRCコンテキストを有してもよく、基地局と少なくとも一つのRRC接続を有し得る。基地局は、一つまたは複数の基地局のうちの一つに類似し得る(例えば、
図1Aに示されるRAN104の一つまたは複数の基地局、
図1Bに示されるgNB160またはng-eNB162のうちの一つ、
図2Aおよび
図2Bに示される基地局220、またはその他の基地局)。無線デバイスが接続される(例えば、RRC接続を確立した)基地局は、無線デバイスに対するRRCコンテキストを有し得る。無線デバイスコンテキスト(例えば、UEコンテキスト)と呼んでもよいRRCコンテキストは、無線デバイスと基地局との間の通信のためのパラメーターを含んでもよい。これらのパラメーターは、例えば、下記の一つまたは複数を含んでもよい。ASコンテキスト、無線リンク構成パラメーター、ベアラ構成情報(例えば、データ無線ベアラ、シグナリング無線ベアラ、論理チャネル、QoSフロー、および/またはPDUセッションに関連する)、セキュリティ情報、および/または層構成情報(例えば、PHY、MAC、RLC、PDCP、および/またはSDAP層構成情報)。RRC接続状態(例えば、RRC接続602)の間、無線デバイスのモビリティは、RAN(例えば、RAN104またはNGRAN154)によって管理/制御され得る。無線デバイスは、サービングセルおよび隣接セルから送信される一つまたは複数の信号に基づいて、受信信号レベル(例えば、基準信号レベル、基準信号受信電力、基準信号受信品質、受信信号強度インジケーターなど)を測定し得る。無線デバイスは、これらの測定値を、サービング基地局(例えば、無線デバイスに現在サービスを提供する基地局)に報告し得る。無線デバイスのサービング基地局は、例えば、報告された測定値に基づいて、隣接する基地局のうちの一つのセルへのハンドオーバーを要求し得る。RRC状態は、接続リリース手順608を介して、RRC接続状態(例えば、RRC接続602)からRRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)に移行し得る。RRC状態は、接続非アクティブ化手順610を介して、RRC接続状態(例えば、RRC接続602)からRRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)に移行し得る。
【0052】
RRCコンテキストは、無線デバイスに対して確立されなくてもよい。例えば、これは、RRCアイドル状態の間とすることができる。RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)の間、RRCコンテキストは、無線デバイスに対して確立されなくてもよい。RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)の間、無線デバイスは、基地局とのRRC接続を有しなくてもよい。RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)の間、無線デバイスは、ほとんどの時間の間、スリープ状態(例えば、電池電力を節約するため)であり得る。無線デバイスは、定期的に(例えば、各不連続受信(DRX)サイクル)起きて、ページングメッセージ(例えば、RANから設定されたページングメッセージ)を監視することができる。無線デバイスのモビリティは、セル再選択の手順を介して無線デバイスによって管理され得る。RRC状態は、ランダムアクセス手順を伴い得る接続確立手順612を介して、RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)からRRC接続状態(例えば、RRC接続602)に移行し得る。
【0053】
以前に確立されたRRCコンテキストは、無線デバイスに対して維持され得る。例えば、これは、RRC非アクティブ状態の間とすることができる。RRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)の間、以前に確立されたRRCコンテキストは、無線デバイスおよび基地局内で維持され得る。RRCコンテキストのメンテナンスは、RRC接続状態(例えば、RRC接続602)への高速遷移を、RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)からRRC接続状態(例えば、RRC接続602)への遷移と比較して、より少ないシグナリングオーバーヘッドで有効化/可能とし得る。RRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)の間、無線デバイスは、スリープ状態にあり、無線デバイスのモビリティは、セル再選択を介して無線デバイスによって管理/制御され得る。RRC状態は、接続再開手順614を介して、RRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)から、RRC接続状態(例えば、RRC接続602)に移行し得る。RRC状態は、接続リリース手順608と同一または類似の接続リリース手順616を介して、RRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)からRRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)に移行し得る。
【0054】
RRC状態は、モビリティ管理機構と関連付けられてもよい。RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)およびRRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)の間、モビリティは、セル再選択を介して無線デバイスによって管理/制御され得る。RRCアイドル状態(例えば、RRCのアイドル606)中またはRRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)中のモビリティ管理の目的は、移動通信ネットワーク全体にわたってページングメッセージをブロードキャストする必要なく、ネットワークが、ページングメッセージを介してイベントを無線デバイスに通知できるように有効化/可能にすることであり得る。RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)の間、またはRRCアイドル状態(例えば、RRC非アクティブ604)の間で使用されるモビリティ管理機構は、例えば、ページングメッセージが、無線デバイスが現在(例えば、ページングメッセージを移動通信ネットワーク全体にわたって送信するのではなく)中にあるセルグループのセルにわたってブロードキャストされ得るように、ネットワークが、セルグループレベルで無線デバイスを追跡することを有効化/可能にし得る。RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)およびRRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)のモビリティ管理機構は、無線デバイスをセルグループレベルで追跡し得る。モビリティ管理機構は、例えば、異なる粒度のグループ化を使用して、追跡を行ってもよい。複数のレベルのセルグループ化の粒度(例えば、三つのレベルのセルグループ化の粒度:個々のセル、RANエリア識別子(RAI)によって識別されたRANエリア内のセル、および追跡エリアと呼ばれ、追跡エリア識別子(TAI)によって識別されたRANエリアのグループ内のセル)が存在し得る。
【0055】
追跡エリアは、無線デバイスを追跡するために使用され得る(例えば、CNレベルで無線デバイスの位置を追跡する)。CN(例えば、CN102、5G CN152、または任意の他のCN)は、無線デバイス登録エリア(例えば、UE登録エリア)に関連付けられるTAIのリストを無線デバイスに送信し得る。無線デバイスは、CNが無線デバイスの位置を更新することを可能にし、例えば、無線デバイスが、(例えば、セル再選択を介して)、UE登録エリアに関連付けられるTAIのリストに含まれない、TAIに関連付けられるセルに移動した場合に、無線デバイスに新しいUE登録エリアを提供するように、CNで登録更新を行ってもよい。
【0056】
RANエリアは、無線デバイス(例えば、RANレベルでの無線デバイスの位置)を追跡するために使用され得る。RRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)の無線デバイスについて、無線デバイスは、RAN通知エリアで割り当て/提供/構成され得る。RAN通知エリアは、一つまたは複数のセルアイデンティティ(例えば、RAIのリストおよび/またはTAIのリスト)を含み得る。基地局は、一つまたは複数のRAN通知エリアに属し得る。セルは、一つまたは複数のRAN通知エリアに属し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、無線デバイスに割り当てられ/提供/構成されるRAN通知エリアに含まれないセルに(例えば、セル再選択を介して)移動する場合、無線デバイスのRAN通知エリアを更新するために、RANで通知エリアを更新し得る。
【0057】
無線デバイス用のRRCコンテキストを格納する基地局または無線デバイスの最終サービング基地局は、アンカー基地局と呼んでもよい。アンカー基地局は、少なくとも無線デバイスがアンカー基地局のRAN通知エリアに留まる期間、および/または無線デバイスがRRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)に留まる期間、無線デバイスに対するRRCコンテキストを維持し得る。
【0058】
基地局(例えば、
図1BのgNB160または任意の他の基地局)は、中央ユニット(例えば、gNB CUなどの基地局中央ユニット)および一つまたは複数の分散ユニット(例えば、gNB DUなどの基地局分散ユニット)の二つの部分に分割され得る。基地局中央ユニット(CU)は、F1インターフェイス(例えば、NR構成で定義されるF1インターフェイス)を使用して、一つまたは複数の基地局分散ユニット(DU)に結合され得る。基地局CUは、RRC層、PDCP層、およびSDAP層を含んでもよい。基地局分散ユニット(DU)は、RLC層、MAC層、およびPHY層を含んでもよい。
【0059】
物理信号および物理チャネル(例えば、
図5Aおよび
図5B)は、一つまたは複数のシンボル(例えば、NR構成の直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル、または任意の他のシンボル)上にマッピングされ得る。OFDMは、データをF直交サブキャリア(またはトーン)を介して送信/伝達するマルチキャリア通信スキームである。データは、ソースシンボルと呼ばれ、例えば、データの送信前に、F平行シンボルストリームに分割される、一連の複雑なシンボル(例えば、M直交振幅変調(M-QAM)シンボルまたはM相シフトキー(M PSK)シンボルまたは任意の他の変調シンボル)にマッピングされ得る。F平行シンボルストリームは、それらが周波数ドメインの中にあるかのように扱われ得る。F平行シンボルは、それらを時間ドメインに変換する逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロックへの入力として使用され得る。IFFTブロックは、F平行シンボルストリームのそれぞれから一つずつ、一度にFソースシンボルに取り得る。IFFTブロックは、各ソースシンボルを使用して、F直交サブキャリアに対応するF正弦波基底機能の一つの振幅および位相を変調し得る。IFFTブロックの出力は、F直交サブキャリアの総和を表すF時間ドメインサンプルであり得る。F時間ドメインサンプルは、単一のOFDMシンボルを形成し得る。IFFTブロックによって提供/出力されるOFDMシンボルは、例えば、一つまたは複数のプロセス(例えば、周期的プレフィクスの追加)およびアップコンバージョンの後、キャリア周波数でエアーインターフェイスを介して送信/伝達され得る。F平行シンボルストリームは、例えば、IFFTブロックによって処理される前に、高速フーリエ変換(FFT)ブロックを使用して混合され得る。この操作は、離散フーリエ変換(DFT)であらかじめ符号化されたOFDMシンボルを生成してもよく、ピーク対平均電力比(PAPR)を減少させるために、アップリンクの一つまたは複数の無線デバイスによって使用され得る。逆処理は、FFTブロックを使用して受信機でOFDMシンボルに対して実行されて、ソースシンボルにマッピングされたデータを復元することができる。
【0060】
図7は、フレームの構成例を示す。フレームは、例えば、OFDMシンボルがグループ化され得るNR無線フレームを含み得る。フレーム(例えば、NR無線フレーム)は、システムフレーム番号(SFN)または任意の他の値によって識別/示されることができる。SFNは、1024フレームの期間で繰り返し得る。一つのNRフレームは、持続時間10ミリ秒(ms)であってもよく、持続時間1ミリ秒である10個のサブフレームを含んでもよい。サブフレームは、(例えば、ヌメロロジおよび/または異なるサブキャリア間隔に応じて)一つまたは複数のスロットに分割され得る。一つまたは複数のスロットの各々は、例えば、スロット当たり14個のOFDMシンボルを含み得る。任意の数量のシンボル、スロット、または持続時間を、任意の時間間隔に使用し得る。
【0061】
スロットの持続時間は、スロットのOFDMシンボルに使用されるヌメロロジに依存し得る。例えば、異なる配備(例えば、キャリア周波数が1GHz未満であるセルからmm波範囲のキャリア周波数を有するセルまで)に対応するために、柔軟なヌメロロジがサポートされ得る。例えば、NR構成または任意の他の無線構成において、柔軟なヌメロロジがサポートされ得る。ヌメロロジは、サブキャリア間隔および/または周期的プレフィクス持続時間の観点から定義され得る。サブキャリア間隔は、15kHzのベースラインサブキャリア間隔から2の累乗によってスケールアップされ得る。周期的プレフィクス持続時間は、例えば、NR構成または他の任意の無線構成におけるヌメロロジのために、4.7マイクロ秒のベースライン周期的プレフィクス持続時間から2の累乗によってスケールダウンされ得る。ヌメロロジは、以下のサブキャリア間隔/周期的プレフィクス持続時間の組み合わせで定義され得る:15kHz/4.7マイクロ秒、30kHz/2.3マイクロ秒、60kHz/1.2マイクロ秒、120kHz/0.59マイクロ秒、240kHz/0.29マイクロ秒、および/または任意の他のサブキャリア間隔/周期的プレフィクス持続時間の組み合わせ。
【0062】
スロットは、固定数/数量のOFDMシンボル(例えば、14のOFDMシンボル)を有し得る。より高いサブキャリア間隔を有するヌメロロジは、より短いスロット持続時間およびサブフレーム当たりのより多くのスロットを有し得る。ヌメロロジ依存性スロット持続時間およびサブフレーム当たりのスロット送信構造の例を
図7に示す(サブキャリア間隔が240kHzのヌメロロジは
図7には示されていない)。サブフレーム(例えば、NR構成で)は、ヌメロロジ非依存時間基準として使用され得る。スロットは、アップリンクおよびダウンリンク送信がスケジュールされるユニットとして使用され得る。スケジューリング(例えば、NR構成において)は、スロット持続時間から分離され得る。スケジューリングは、任意のOFDMシンボルで開始することができる。スケジューリングは、例えば、低遅延をサポートするために、送信に必要なだけ多くのシンボルに対して継続し得る。これらの部分スロット送信は、ミニスロットまたはサブスロット送信と呼んでもよい。
【0063】
図8は、一つまたは複数のキャリアの例示的なリソース構成を示す。リソース構成は、NRキャリアまたはその他の任意のキャリアのための時間および周波数ドメインにおいてスロットを含み得る。スロットは、リソース要素(RE)およびリソースブロック(RB)を含んでもよい。リソース要素(RE)は、最小の物理リソース(例えば、NR構成)であり得る。REは、
図8に示されるように、周波数ドメインの一つのサブキャリアによって、時間ドメインの一つのOFDMシンボルをまたいでもよい。RBは、
図8に示されるように、周波数ドメインで12個の連続するREをまたいでもよい。キャリア(例えば、NRキャリア)は、特定量のRBおよび/またはサブキャリア(例えば、275RBまたは275×12=3300サブキャリア)の幅に限定され得る。こうした制限は、使用される場合、サブキャリア間隔(例えば、それぞれ15、30、60、および120kHzのサブキャリア間隔に対する50、100、200、および400MHzのキャリア周波数)に基づいて、キャリア(例えば、NRキャリア)周波数を制限し得る。400MHzの帯域幅は、キャリア当たり400MHzの帯域幅制限に基づいて設定され得る。その他の任意の帯域幅は、キャリア当たりの帯域幅制限に基づいて設定され得る。
【0064】
キャリアの全帯域幅にわたって単一のヌメロロジを使用することができる(例えば、
図8に示されるようなNR)。他の例示的な構成では、複数のヌメロロジが、同じキャリア上でサポートされ得る。NRおよび/または他のアクセス技術は、幅広いキャリア帯域幅(例えば、120kHzのサブキャリア間隔に対して最大400MHz)をサポートし得る。全ての無線デバイスが、(例えば、ハードウェアの制限および/または異なる無線デバイス能力のために)全キャリア帯域幅を受信できるわけではない。全キャリア帯域幅の受信および/または利用は、例えば、無線デバイスの電力消費に関して、禁止され得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが受信を予定されるトラフィック量に基づいて(例えば、電力消費量を低減するため、および/または他の目的のために)、無線デバイスの受信帯域幅のサイズを適合させ得る。こうした適合は、帯域幅適合と呼んでもよい。
【0065】
一つまたは複数の帯域幅部分(BWP)の構成は、完全なキャリア帯域幅を受信できない一つまたは複数の無線デバイスをサポートし得る。BWPは、例えば、全キャリア帯域幅を受信できないこのような無線デバイスに対する帯域幅適合をサポートし得る。BWP(例えば、NR構成のBWP)は、キャリア上の連続RBのサブセットによって定義され得る。無線デバイスは、サービングセル当たり一つまたは複数のダウンリンクBWP、およびサービングセル当たり一つまたは複数のアップリンクBWP(例えば、サービングセル当たり最大四つのダウンリンクBWP、およびサービングセル当たり最大四つのアップリンクBWP)で構成され得る(例えば、RRC層を介して)。サービングセルに対して構成されるBWPのうちの一つまたは複数は、例えば、所定の時点で、アクティブであり得る。一つまたは複数のBWPは、サービングセルのアクティブBWPと呼んでもよい。サービングセルは、アップリンクキャリアに一つまたは複数の第一のアクティブBWP、および例えば、サービングセルが二次アップリンクキャリアで構成される場合に、二次アップリンクキャリアに一つまたは複数の第二のアクティブBWPを有し得る。
【0066】
構成されるダウンリンクBWPのセットからのダウンリンクBWPは、構成されるアップリンクBWPのセットからのアップリンクBWPとリンクされ得る(例えば、非対のスペクトルに対して)。ダウンリンクBWPとアップリンクBWPは、例えば、ダウンリンクBWPのダウンリンクBWPインデックスとアップリンクBWPのアップリンクBWPインデックスが同じである場合、リンクされ得る。無線デバイスは、ダウンリンクBWPの中心周波数が、アップリンクBWPの中心周波数と同じである(例えば、非対のスペクトルに対して)と予想し得る。
【0067】
基地局は、少なくとも一つの検索空間に対して、一つまたは複数の制御リソースセット(CORESET)で無線デバイスを構成し得る。基地局は、例えば、一次セル(PCell)または二次セル(SCell)上に構成されるダウンリンクBWPのセットのダウンリンクBWPのために、一つまたは複数のCORESETで無線デバイスを構成し得る。検索空間は、無線デバイスが制御情報を監視/検出/検出/識別し得る、時間および周波数ドメイン内のセットの位置を含み得る。検索空間は、無線デバイス固有の検索空間(例えば、UE固有の検索空間)または共通検索空間(例えば、複数の無線デバイスまたは無線ユーザーデバイスのグループによって潜在的に使用可能)であり得る。基地局は、アクティブダウンリンクBWPにおいて、PCell上または一次二次セル(PSCell)上の共通検索空間で無線デバイスのグループを構成し得る。
【0068】
基地局は、例えば、構成されるアップリンクBWPのセット内のアップリンクBWPのために、一つまたは複数のPUCCH送信用の一つまたは複数のリソースセットで無線デバイスを構成し得る。無線デバイスは、例えば、ダウンリンクBWPに対する、構成されるヌメロロジ(例えば、構成されるサブキャリア間隔および/または構成される周期的プレフィクス持続時間)に従って、ダウンリンクBWP内のダウンリンク受信(例えば、PDCCHまたはPDSCH)を受信し得る。無線デバイスは、例えば、構成されるヌメロロジ(例えば、構成されるサブキャリア間隔および/またはアップリンクBWPに対して構成される周期的プレフィクス長)に従って、アップリンクBWPでアップリンク送信(例えば、PUCCHまたはPUSCH)を送信/伝達し得る。
【0069】
一つまたは複数のBWPインジケーターフィールドは、ダウンリンク制御情報(DCI)で提供/含まれ得る。BWPインジケーターフィールドの値は、構成されるBWPのセットのどのBWPが、一つまたは複数のダウンリンク受信に対するアクティブダウンリンクBWPであるかを示し得る。一つまたは複数のBWPインジケーターフィールドの値は、一つまたは複数のアップリンク送信に対してアクティブアップリンクBWPを示し得る。
【0070】
基地局は、PCellに関連付けられる構成済みダウンリンクBWPのセット内のデフォルトダウンリンクBWPで無線デバイスを半静的に構成し得る。デフォルトダウンリンクBWPは、例えば、基地局が無線デバイスに対して/にデフォルトダウンリンクBWPを提供/構成しない場合、初期アクティブダウンリンクBWPであり得る。無線デバイスは、例えば、PBCHを使用して取得されたCORESET構成に基づいて、どのBWPが初期アクティブダウンリンクBWPであるかを決定し得る。
【0071】
基地局は、PCellに対してBWP非アクティブタイマー値で無線デバイスを構成し得る。無線デバイスは、任意の適切な時点で、BWP非アクティブタイマーを開始または再開し得る。無線デバイスは、例えば、一つまたは複数の条件が満たされた場合に、BWP非アクティブタイマーを開始または再開し得る。一つまたは複数の条件は、無線デバイスが、対のスペクトル動作のためのデフォルトダウンリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWPを示すDCIを検出すること、無線デバイスが、非対のスペクトル動作のためのデフォルトダウンリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWPを示すDCIを検出すること、および/または無線デバイスが、非対のスペクトル動作のためのデフォルトアップリンクBWP以外のアクティブアップリンクBWPを示すDCIを検出することのうちの少なくとも一つを含むことができる。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが時間間隔(例えば、1ミリ秒または0.5ミリ秒)の間にDCIを検出しない場合、BWP非アクティブタイマーを、満了に向かって開始/実行し得る(例えば、ゼロからBWP非アクティブタイマー値まで増分するか、またはBWP非アクティブタイマー値からゼロまで減少する)。無線デバイスは、例えば、BWP非アクティブタイマーが満了になった場合、アクティブダウンリンクBWPからデフォルトダウンリンクBWPに切り替え得る。
【0072】
基地局は、一つまたは複数のBWPで無線デバイスを半静的に構成し得る。無線デバイスは、例えば、アクティブBWPとして第二のBWPを示すDCIを受信した(例えば、それに基づいて、またはそれに応答して)後、アクティブBWPを第一のBWPから第二のBWPに切り替えてもよい。無線デバイスは、例えば、(例えば、第二のBWPがデフォルトのBWPである場合)BWP非アクティブタイマーの満了後(例えば、それに基づいて、またはそれに応答して)、アクティブBWPを第一のBWPから第二のBWPに切り替えることができる。
【0073】
ダウンリンクBWPスイッチングは、アクティブダウンリンクBWPを第一のダウンリンクBWPから第二のダウンリンクBWPに切り替えることを指し得る(例えば、第二のダウンリンクBWPがアクティブ化され、第一のダウンリンクBWPが非アクティブ化される)。アップリンクBWPスイッチングは、アクティブアップリンクBWPを第一のアップリンクBWPから第二のアップリンクBWPに切り替えることを指し得る(例えば、第二のアップリンクBWPがアクティブ化され、第一のアップリンクBWPが非アクティブ化される)。ダウンリンクおよびアップリンクBWPスイッチングは、独立して(例えば、対のスペクトル/スペクトルで)行われてもよい。ダウンリンクおよびアップリンクBWPスイッチングは、同時に(例えば、非対のスペクトル/スペクトルで)行われてもよい。構成されるBWP間の切り替えは、例えば、RRCシグナリング、DCIシグナリング、BWP非アクティブタイマーの満了、および/またはランダムアクセスの開始に基づいて発生し得る。
【0074】
図9は、構成されるBWPの例を示す。複数のBWP(例えば、NRキャリアに対して構成される三つのBWP)を使用した帯域幅適合が、利用可能であり得る。複数のBWP(例えば、三つのBWP)で構成される無線デバイスは、切り替え点で、一つのBWPから別のBWPに切り替えてもよい。BWPは、40MHzの帯域幅および15kHzのサブキャリア間隔を有するBWP902、10MHzの帯域幅および15kHzのサブキャリア間隔を有するBWP904、および20MHzの帯域幅および60kHzのサブキャリア間隔を有するBWP906を含み得る。BWP902は、初期アクティブBWPであってもよく、BWP904は、デフォルトBWPであり得る。無線デバイスは、切り替え点でBWP間で切り替えてもよい。無線デバイスは、切り替え点908でBWP902からBWP904に切り替えてもよい。切り替え点908での切り替えは、任意の適切な理由のために行われてもよい。切り替え点908での切り替えは、例えば、(例えば、デフォルトBWPへの切り替えを示す)BWP非アクティブタイマーの満了後(例えば、それに基づいて、またはそれに応答して)に発生し得る。切り替え点908での切り替えは、例えば、BWP904をアクティブBWPとして示すDCIを受信した後に(例えば、それに基づいて、またはそれに応答して)発生し得る。無線デバイスは、例えば、BWP906を新しいアクティブBWPとして示すDCIを受信した後、またはそれに応答して、アクティブBWP904からBWP906への切り替え点910で切り替えてもよい。無線デバイスは、例えば、BWP非アクティブタイマーの満了後(例えば、それに基づいて、またはそれに応答して)、アクティブBWP906からBWP904への切り替え点912で切り替えてもよい。無線デバイスは、例えば、BWP904を新しいアクティブBWPとして示すDCIを受信した後、またはそれに応答してアクティブBWP906からBWP904への切り替え点912で切り替えてもよい。無線デバイスは、例えば、BWP902を新しいアクティブBWPとして示すDCIを受信した後、またはそれに応答してアクティブBWP904からBWP902への切り替え点914で切り替えてもよい。
【0075】
二次セル上のBWPを切り替えるための無線デバイス手順は、例えば、無線デバイスが、設定されたダウンリンクBWPのセットおよびタイマー値におけるデフォルトダウンリンクBWPで二次セルに対して構成される場合、一次セル上のものと同一/類似し得る。無線デバイスは、無線デバイスが一次セルに対してタイマー値および/またはデフォルトBWPを使用するのと同じ/同様の様式で、二次セルに対してタイマー値およびデフォルトダウンリンクBWPを使用し得る。タイマー値(例えば、BWP非アクティブタイマー)は、例えば、RRCシグナリングまたは他の任意のシグナリングを介して、セル(例えば、一つまたは複数のBWPに対して)ごとに構成され得る。一つまたは複数のアクティブBWPは、例えば、BWP非アクティブタイマーの満了に基づいて、別のBWPに切り替わってもよい。
【0076】
二つ以上のキャリアがアグリゲーションされてもよく、データは、キャリアアグリゲーション(CA)を使用して(例えば、データレートを増加させるために)、同じ無線デバイスとの間で同時に送信/伝達され得る。CAのアグリゲーションキャリアは、コンポーネントキャリア(CC)と呼んでもよい。例えば、CAが構成/使用される場合、無線デバイス(例えば、CC用の一つのサービングセル)用の複数の数/数量のサービングセルがあり得る。CCは、周波数ドメイン内に複数の構成を有し得る。
【0077】
図10Aは、CCに基づくCA構成の例を示す。
図10Aに示すように、3タイプのCA構成は、帯域内(連続)構成1002、帯域内(非連続)構成1004、および/または帯域内構成1006を含み得る。帯域内(連続)構成1002では、二つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされてもよく、周波数帯内で互いに直接隣接して位置し得る。帯域内(非連続)構成1004では、二つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ得るが、ギャップによって周波数帯内で互いに分離され得る。帯域内構成1006では、二つのCCが、異なる周波数帯(例えば、それぞれ、周波数帯Aおよび周波数帯B)の中に位置し得る。
【0078】
ネットワークは、アグリゲーションされ得るCCの最大数量を設定し得る(例えば、最大32のCCがNRでアグリゲーションされてもよく、または任意の他の数量が他のシステムでアグリゲーションされ得る)。アグリゲーションCCは、同じまたは異なる帯域幅、サブキャリア間隔、および/または二重化スキーム(TDD、FDD、またはその他の任意の二重化スキーム)を有し得る。CAを使用する無線デバイス用のサービングセルは、ダウンリンクCCを有し得る。一つまたは複数のアップリンクCCは、任意に、(例えば、FDDに対して)サービングセル用に構成され得る。アップリンクキャリアよりも多くのダウンリンクキャリアをアグリゲーションする能力は、例えば、無線デバイスがアップリンクよりもダウンリンクにおいてより多くのデータトラフィックを有する場合に有用であり得る。
【0079】
無線デバイス用のアグリゲーションセルの一つは、例えば、CAが構成される場合に、一次セル(PCell)と呼んでもよい。PCellは、無線が、例えば、RRC接続確立、RRC接続再確立、および/またはハンドオーバーの間またはそこへ、最初に接続するか、またはアクセスする、サービングセルであり得る。PCellは、無線デバイスにNASモビリティ情報とセキュリティ入力を提供/構成し得る。無線デバイスは、異なるPCellを有し得る。ダウンリンクについては、PCellに対応するキャリアは、ダウンリンク一次セルCC(DL PCC)と呼んでもよい。アップリンクについて、PCellに対応するキャリアは、アップリンク一次セルCC(UL PCC)と呼んでもよい。無線デバイス用の他のアグリゲーションセル(例えば、DL PCCおよびUL PCC以外のCCと関連付けられる)は、二次セル(SCell)と呼んでもよい。SCellsは、例えば、PCellが無線デバイスに対して構成された後に構成され得る。SCellは、RRC接続再構成手順を介して構成され得る。ダウンリンクについて、SCellに対応するキャリアは、ダウンリンク二次CC(DL SCC)と呼んでもよい。アップリンクについては、SCellに対応するキャリアをアップリンク二次CC(UL SCC)と呼んでもよい。
【0080】
無線デバイス用に構成されるSCellは、例えば、トラフィックおよびチャネル条件に基づいて、アクティブ化または非アクティブ化され得る。SCellの非アクティブ化により、無線デバイスが、SCell上のPDCCHおよびPDSCH受信、およびSCell上の、PUSCH、SRSおよびCQI送信を停止し得る。構成されたSCellは、例えばMACCE(例えば、
図4Bに関して説明されたMAC CE)を使用してアクティブ化または非アクティブ化され得る。MAC CEは、ビットマップ(例えば、SCellあたり1ビット)を使用して、無線デバイスに対してどのSCell(例えば、構成されるSCellのサブセット内)がアクティブ化または非アクティブ化されるかを示し得る。構成されるSCellは、例えば、SCell非アクティブ化タイマー(例えば、SCell当たり一つのSCell非アクティブ化タイマーが構成され得る)の満了後に(例えば、それに基づいて、またはそれに応答して)非アクティブ化され得る。
【0081】
DCIは、セルに対するスケジューリング割り当て、およびスケジューリング許可などの制御情報を含み得る。DCIは、自己スケジューリングと呼んでもよい、スケジューリング割り当ておよび/またはスケジューリング許可に対応するセルを介して送信/伝達され得る。セルの制御情報を含むDCIは、クロスキャリアスケジューリングと呼んでもよい別のセルを介して送信/伝達され得る。アップリンク制御情報(UCI)は、アグリゲーションセルに対するHARQ確認応答およびチャネル状態フィードバック(例えば、CQI、PMI、および/またはRI)などの制御情報を含み得る。UCIは、PCellまたは特定のSCell(例えば、PUCCHで構成されるSCell)のアップリンク制御チャネル(例えば、PUCCH)を介して送信/伝達され得る。アグリゲーションされたダウンリンクCCの数が多いと、PCellのPUCCHが過負荷になり得る。セルは、複数のPUCCHグループに分けられてもよい。
【0082】
図10Bは、セルのグループ例を示す。アグリゲーションセルは、(例えば、
図10Bに示されるように)一つまたは複数のPUCCHグループに構成され得る。一つまたは複数のセルグループまたは一つまたは複数のアップリンク制御チャネルグループ(例えば、PUCCHグループ1010およびPUCCHグループ1050)は、それぞれ一つまたは複数のダウンリンクCCを含んでもよい。PUCCHグループ1010は、一つまたは複数のダウンリンクCC、例えば、三つのダウンリンクCC、つまりPCell1011(例えば、DL PCC)、SCell1012(例えば、DL SCC)、およびSCell1013(例えば、DL SCC)を含んでもよい。PUCCHグループ1050は、一つまたは複数のダウンリンクCC、例えば、三つのダウンリンクCC、つまりPUCCH SCell(またはPSCell)1051(例えば、DL SCC)、SCell1052(例えば、DL SCC)、およびSCell1053(例えば、DL SCC)を含んでもよい。PUCCHグループ1010の一つまたは複数のアップリンクCCは、PCell1021(例えば、UL PCC)、SCell1022(例えば、UL SCC)、およびSCell1023(例えば、UL SCC)として構成され得る。PUCCHグループ1050の一つまたは複数のアップリンクCCは、PUCCH SCell(またはPSCell)1061(例えば、UL SCC)、SCell1062(例えば、UL SCC)、およびSCell1063(例えば、UL SCC)として構成され得る。UCI1031、UCI1032、およびUCI1033として示されるPUCCHグループ1010のダウンリンクCCに関連するUCIは、PCell1021のアップリンクを介して(例えば、PCell1021のPUCCHを介して)送信/伝達され得る。UCI1071、UCI1072、およびUCI1073として示されるPUCCHグループ1050のダウンリンクCCに関連するUCIは、PUCCH SCell(またはPSCell)1061のアップリンクを介して(例えば、PUCCH SCell1061のPUCCHを介して)送信/伝達され得る。単一のアップリンクPCellは、例えば、
図10Bに示されるアグリゲーションセルが、PUCCHグループ1010およびPUCCHグループ1050に分割されていない場合、六つのダウンリンクCCに関連するUCIを送信/伝達するように構成できる。PCell1021は、例えば、UCI1031、1032、1033、1071、1072、および1073がPCell1021を介して送信/伝達される場合、過負荷になり得る。PCell1021とPUCCH SCell(またはPSCell)1061との間のUCIの送信を分けることによって、過負荷を防止および/または低減することができる。
【0083】
PCellは、ダウンリンクキャリア(例えば、PCell1011)およびアップリンクキャリア(例えば、PCell1021)を含み得る。SCellは、ダウンリンクキャリアのみを含み得る。ダウンリンクキャリアおよび任意選択でアップリンクキャリアを含むセルは、物理セルIDおよびセルインデックスで割り当てられてもよい。物理セルIDまたはセルインデックスは、例えば、物理セルIDが使用されるコンテキストに応じて、セルのダウンリンクキャリアおよび/またはアップリンクキャリアを表示/識別し得る。物理セルIDは、例えば、ダウンリンクコンポーネントキャリアを介して送信/伝達される同期信号(例えば、PSSおよび/またはSSS)を使用して決定され得る。セルインデックスは、例えば、一つまたは複数のRRCメッセージを使用して決定され得る。物理セルIDは、キャリアIDと呼んでもよく、セルインデックスは、キャリアインデックスと呼んでもよい。第一のダウンリンクキャリアに対する第一の物理セルIDは、第一のダウンリンクキャリアを含むセルに対する第一の物理セルIDを指し得る。実質的に同じ/類似の概念が、例えば、キャリアのアクティブ化に適用され得る。第一のキャリアのアクティブ化は、第一のキャリアを含むセルのアクティブ化を指し得る。
【0084】
PHY層のマルチキャリアの性質は、MAC層に(例えば、CA構成で)露出/示され得る。HARQエンティティは、サービングセル上で動作し得る。トランスポートブロックは、サービングセル当たりの割り当て/許可当たりに生成され得る。トランスポートブロックおよびトランスポートブロックの潜在的なHARQ再送信は、サービングセルにマッピングされ得る。
【0085】
ダウンリンクについて、基地局は、一つまたは複数の無線デバイスに、一つまたは複数の基準信号(RS)(例えば、PSS、SSS、CSI-RS、DM-RS、および/またはPT-RS)を送信/伝達(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト、および/またはブロードキャスト)し得る。アップリンクについて、一つまたは複数の無線デバイスは、一つまたは複数のRSを基地局(例えば、DM-RS、PT-RS、および/またはSRS)に送信/伝達し得る。PSSおよびSSSは、基地局によって送信/伝達されてもよく、一つまたは複数の無線デバイスによって使用され、一つまたは複数の無線デバイスを基地局と同期化し得る。同期信号(SS)/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロックは、PSS、SSS、およびPBCHを含んでもよい。基地局は、SSBと呼んでもよい、SS/PBCHブロックのバーストを定期的に送信/伝達し得る。
【0086】
図11Aは、一つまたは複数のSS/PBCHブロックのマッピング例を示す。SS/PBCHブロックのバーストは、一つまたは複数のSS/PBCHブロック(例えば、
図11Aに示されるような四つのSS/PBCHブロック)を含み得る。バーストは、定期的に送信/伝達され得る(例えば、2フレームごと、20ミリ秒ごと、または任意の他の持続時間)。バーストは、ハーフフレーム(例えば、5ミリ秒の持続時間を有する第一のハーフフレーム)に限定され得る。こうしたパラメーター(例えば、バースト当たりのSS/PBCHブロックの数、バーストの周期性、フレーム内のバーストの位置)は、例えば、SS/PBCHブロックが送信/伝達されるセルのキャリア周波数、セルのヌメロロジまたはサブキャリア間隔、ネットワークによる構成(例えば、RRCシグナリングを使用して)、および/または任意の他の適切な因子のうちの少なくとも一つに基づいて構成され得る。無線デバイスは、例えば、無線ネットワークが、異なるサブキャリア間隔を想定する無線デバイスを構成しない限り、監視されるキャリア周波数に基づいて、SS/PBCHブロックに対してサブキャリア間隔を想定し得る。
【0087】
SS/PBCHブロックは、時間ドメイン内の一つまたは複数のOFDMシンボル(例えば、
図11Aに示す四つのOFDMシンボル、または任意の他の数量/数のシンボル)をまたいでもよい、および周波数ドメイン内の一つまたは複数のサブキャリア(例えば、240個の連続サブキャリアまたは任意の他の数量/数のサブキャリア)をまたいでもよい。PSS、SSS、およびPBCHは、共通中心周波数を有し得る。PSSは、最初に送信/伝達されてもよく、例えば、一つのOFDMシンボルおよび127個のサブキャリアをまたいでもよい。SSSは、PSSの後に送信/伝達されてもよく(例えば、二つのシンボルの後)、一つのOFDMシンボルおよび127個のサブキャリアをまたいでもよい。PBCHは、(例えば、次の三つのOFDMシンボルにわたって)PSS後送信/伝達され得、240のサブキャリアをまたいでもよく(例えば、
図11Aに示されるような第二および第四のOFDMシンボルにおいて)、および/または240未満のサブキャリアをまたいでもよい(例えば、
図11Aに示されるような第三のOFDMシンボルにおいて)。
【0088】
時間および周波数ドメインにおけるSS/PBCHブロックの位置は、無線デバイス(例えば、無線デバイスがセルを検索している場合)に知られていなくてもよい。無線デバイスは、例えば、セルを見つけて選択するために、PSSのキャリアを監視し得る。無線デバイスは、キャリア内の周波数位置を監視し得る。無線デバイスは、例えば、ある期間(例えば、20ミリ秒)後にPSSが見つからない場合、キャリア内の異なる周波数位置でPSSを検索し得る。無線デバイスは、例えば、同期ラスタによって示されるように、キャリア内の異なる周波数位置でPSSを検索し得る。無線デバイスは、PSSが時間ドメインおよび周波数ドメイン内の場所で発見された場合、例えば、SS/PBCHブロックの既知の構造に基づいて、それぞれ、SSSおよびPBCHの位置を決定し得る。SS/PBCHブロックは、セル定義SSブロック(CD-SSB)であり得る。一次セルは、CD-SSBと関連付けられてもよい。CD-SSBは、同期ラスタ上に位置し得る。セル選択/検索および/または再選択は、CD-SSBに基づいてもよい。
【0089】
SS/PBCHブロックは、無線デバイスによってセルの一つまたは複数のパラメーターを決定するために使用され得る。無線デバイスは、例えば、PSSおよびSSSの配列それぞれに基づいて、セルの物理セル識別子(PCI)を決定し得る。無線デバイスは、例えば、SS/PBCHブロックの位置に基づいて、セルのフレーム境界の位置を決定し得る。SS/PBCHブロックは、送信パターンに従って送信/伝達されたことを示し得る。送信パターンにおけるSS/PBCHブロックは、フレーム境界からの既知の距離(例えば、一つまたは複数のネットワーク、一つまたは複数の基地局、および一つまたは複数の無線デバイスの間のRAN構成のための所定の距離)であり得る。
【0090】
PBCHは、QPSK変調および/または順方向エラー訂正(FEC)を使用し得る。FECは、極性符号化を使用し得る。PBCHによってスパンされる一つまたは複数のシンボルは、PBCHの復調のために一つまたは複数のDM-RSを含んでもよく、またはそれを担持し得る。PBCHは、セルの現在のシステムフレーム番号(SFN)および/またはSS/PBCHブロックタイミングインデックスの表示を含み得る。これらのパラメーターは、無線デバイスの基地局への時間同期を容易にし得る。PBCHは、無線デバイスに一つまたは複数のパラメーターを送信/伝達するために使用されるMIBを含んでもよい。MIBは、無線デバイスによって使用され、セルに関連付けられる残りの最小システム情報(RSSI)を見つけることができる。RMSIは、システム情報ブロックタイプ1(SIB1)を含んでもよい。SIB1は、セルにアクセスするための無線デバイスのための情報を含み得る。無線デバイスは、PDSCHをスケジュールするために使用され得るPDCCHを監視するためにMIBの一つまたは複数のパラメーターを使用し得る。PDSCHは、SIB1を含んでもよい。SIB1は、MIBで提供/含まれるパラメーターを使用してデコードされ得る。PBCHは、SIB1の不在を示し得る。無線デバイスは、例えば、SIB1の不在を示すPBCHに基づいて、周波数を指し示し得る。無線デバイスは、無線デバイスが向けられる周波数でSS/PBCHブロックを検索し得る。
【0091】
無線デバイスは、同じSS/PBCHブロックインデックスで送信/伝達された一つまたは複数のSS/PBCHブロックが、おおよそ同じ場所に配置される(QCL化)(例えば、実質的に同じ/類似のドップラー拡散、ドップラーシフト、平均ゲイン、平均遅延、および/または空間Rxパラメーターを有する)と仮定し得る。無線デバイスは、異なるSS/PBCHブロックインデックスを有するSS/PBCHブロック送信に対してQCLを想定しなくてもよい。SS/PBCHブロック(例えば、半フレーム内にあるブロック)は、空間方向(例えば、セルのカバレッジエリアにわたる異なるビームを使用して)に送信/伝達され得る。第一のSS/PBCHブロックは、第一のビームを使用して第一の空間方向に送信/伝達されてもよく、第二のSS/PBCHブロックは、第二のビームを使用して第二の空間方向に送信/伝達されてもよく、第三のSS/PBCHブロックは、第三のビームを使用して第三の空間方向に送信/伝達されてもよく、第四のSS/PBCHブロックは、第四のビームを使用して第四の空間方向に送信/伝達され得る。
【0092】
基地局は、例えば、キャリアの周波数スパン内で、複数のSS/PBCHブロックを送信/伝達し得る。複数のSS/PBCHブロックの第一のSS/PBCHブロックの第一のPCIは、複数のSS/PBCHブロックの第二のSS/PBCHブロックの第二のPCIとは異なってもよい。異なる周波数位置で送信/伝達されるSS/PBCHブロックのPCIは、異なってもよく、または実質的に同一であり得る。
【0093】
CSI-RSは、基地局によって送信/伝達され、無線デバイスによってチャネル状態情報(CSI)を獲得/取得/決定するために使用され得る。基地局は、チャネル推定またはその他の任意の適切な目的のために、一つまたは複数のCSI-RSを用いて無線デバイスを構成し得る。基地局は、同一/類似のCSI-RSのうちの一つまたは複数で無線デバイスを構成し得る。無線デバイスは、一つまたは複数のCSI-RSを測定し得る。無線デバイスは、例えば、一つまたは複数のダウンリンクCSI-RSの測定に基づいて、ダウンリンクチャネル状態を推定し、および/またはCSIレポートを生成することができる。無線デバイスは、CSIレポートを基地局に送信/伝達し得る(例えば、定期的なCSIレポート、半持続性CSIレポート、および/または不定期CSIレポートに基づく)。基地局は、無線デバイスによって提供されるフィードバック(例えば、推定ダウンリンクチャネル状態)を使用して、リンク適合を実行し得る。
【0094】
基地局は、一つまたは複数のCSI-RSリソースセットを用いて、無線デバイスを半静的に構成し得る。CSI-RSリソースは、時間および周波数ドメイン内の位置および周期性と関連付けられてもよい。基地局は、CSI-RSリソースを選択的にアクティブ化および/または非アクティブ化し得る。基地局は、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースがアクティブ化および/または非アクティブ化されることを無線デバイスに示し得る。
【0095】
基地局は、CSI測定値を報告するように無線デバイスを構成し得る。基地局は、定期的に、不定期に、または半永久的にCSIレポートを提供するように、無線デバイスを構成し得る。定期的なCSIレポートのために、無線デバイスは、複数のCSIレポート書のタイミングおよび/または周期性で構成され得る。不定期のCSIレポートについては、基地局がCSIレポートを要求し得る。基地局は、無線デバイスに、構成されるCSI-RSリソースを測定し、測定値に関連するCSIレポートを提供するよう命令し得る。半持続性CSIレポートについては、基地局は、無線デバイスが定期的に送信/伝達し、定期的な報告を選択的にアクティブ化または非アクティブ化するよう(例えば、一つまたは複数のアクティブ化/非アクティブ化MAC CEおよび/または一つまたは複数のDCIを介して)構成し得る。基地局は、例えば、RRCシグナリングを使用して、CSI-RSリソースセットおよびCSIレポートを用いて無線デバイスを構成し得る。
【0096】
CSI-RS構成は、例えば、最大32個のアンテナポート(または任意の他の数量のアンテナポート)を示す、一つまたは複数のパラメーターを含み得る。無線デバイスは、ダウンリンクCSI-RSおよびCORESETが空間的にQCL化され、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられるリソース要素がCORESETに対して構成される物理リソースブロック(PRB)の外側にある場合など、ダウンリンクCSI-RSおよびCORESETに対して同じOFDMシンボルを使用/採用するように構成され得る。無線デバイスは、例えば、ダウンリンクCSI-RSおよびSS/PBCHブロックが空間的にQCL化され、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられるリソース要素がSS/PBCHブロックに対して構成されるPRBの外部にある場合、ダウンリンクCSI-RSおよびSS/PBCHブロックに対して同じOFDMシンボルを使用/採用するように構成されてもよい。
【0097】
ダウンリンクDM-RSは、基地局によって送信/伝達され、チャネル推定のために無線デバイスによって受信/使用され得る。ダウンリンクDM-RSは、一つまたは複数のダウンリンク物理チャネル(例えば、PDSCH)のコヒーレント復調に使用され得る。ネットワーク(例えば、NRネットワーク)は、データ復調のために、一つまたは複数の可変および/または構成可能なDM-RSパターンをサポートし得る。少なくとも一つのダウンリンクDM-RS構成は、フロントロードDM-RSパターンをサポートし得る。フロントロードDM-RSは、一つまたは複数のOFDMシンボル(例えば、一つまたは二つの隣接するOFDMシンボル)上にマッピングされ得る。基地局は、PDSCHのフロントロードDM-RSシンボルの数/数量(例えば、最大数/数量)で、無線デバイスを半静的に構成し得る。DM-RS構成は、一つまたは複数のDM-RSポートをサポートし得る。DM-RS構成は、無線デバイス当たり最大八つの直交ダウンリンクDM-RSポートをサポートし得る(例えば、単一ユーザーMIMOに対し)。DM-RS構成は、無線デバイス当たり最大四つの直交ダウンリンクDM-RSポートをサポートし得る(例えば、マルチユーザーMIMOに対し)。無線ネットワークは、ダウンリンクおよびアップリンクのための共通DM-RS構造をサポートし得る(例えば、少なくともCP-OFDMについて)。DM-RS位置、DM-RSパターン、および/またはスクランブル配列は、同一であっても異なってもよい。基地局は、ダウンリンクDM-RSおよび対応するPDSCHを、例えば、同じプリコーディングマトリックスを使用して送信/伝達し得る。無線デバイスは、PDSCHのコヒーレント復調/チャネル推定のために、一つまたは複数のダウンリンクDM-RSを使用し得る。
【0098】
送信機(例えば、基地局の送信機)は、送信帯域幅の一部に対してプリコーダマトリックスを使用し得る。送信機は、第一の帯域幅に第一のプリコーダマトリックスを、第二の帯域幅に第二のプリコーダマトリックスを使用し得る。第一のプリコーダマトリックスと第二のプリコーダマトリックスは、例えば、第一の帯域幅が第二の帯域幅とは異なることに基づいて異なってもよい。無線デバイスは、同じプリコーディングマトリックスがPRBのセットにわたって使用されると想定し得る。PRBのセットは、プリコーディングリソースブロックグループ(PRG)として決定/示唆/識別/示されることができる。
【0099】
PDSCHは、一つまたは複数の層を含んでもよい。無線デバイスは、DM-RSを有する少なくとも一つのシンボルが、PDSCHの一つまたは複数の層の層上に存在すると想定し得る。上位層は、PDSCHに対して一つまたは複数のDM-RS(例えば、PDSCHに対して最大三つのDMRS)を構成し得る。ダウンリンクPT-RSは、基地局によって送信/伝達されてもよく、例えば、位相雑音補償のために無線デバイスによって使用され得る。ダウンリンクPT-RSが存在するかどうかは、RRC構成に依存し得る。ダウンリンクPT-RSの存在および/またはパターンは、例えば、RRCシグナリングの組み合わせ、および/またはDCIによって示され得る他の目的(例えば、変調および符号化スキーム(MCS))のために使用/採用される一つまたは複数のパラメーターとの関連付けを使用して、無線デバイス固有の基準で構成され得る。ダウンリンクPT-RSの動的存在は、構成される場合、少なくともMCSを含む一つまたは複数のDCIパラメーターと関連付けられてもよい。ネットワーク(例えば、NRネットワーク)は、時間および/または周波数ドメインに定義される複数のPT-RS密度をサポートし得る。周波数ドメイン密度(構成/存在する場合)は、予定された帯域幅の少なくとも一つの構成と関連付けられてもよい。無線デバイスは、DM-RSポートおよびPT-RSポートに対して同じプリコーディングを想定し得る。PT-RSポートの数量/数は、予定されたリソース内のDM-RSポートの数量/数よりも少なくてもよい。ダウンリンクPT-RSは、無線デバイスに対して予定された時間/周波数持続時間で構成/割り当て/制限され得る。ダウンリンクPT-RSは、例えば、受信機での位相追跡を促進するために、シンボルを介して送信/伝達され得る。
【0100】
無線デバイスは、例えば、チャネル推定のために、アップリンクDM-RSを基地局に送信/伝達し得る。基地局は、一つまたは複数のアップリンク物理チャネルのコヒーレント復調のためにアップリンクDM-RSを使用し得る。無線デバイスは、PUSCHおよび/またはPUCCHでアップリンクDM-RSを送信/伝達し得る。アップリンクDM-RSは、対応する物理チャネルに関連付けられる周波数の範囲に類似する周波数の範囲をまたいでもよい。基地局は、一つまたは複数のアップリンクDM-RS構成で無線デバイスを構成し得る。少なくとも一つのDM-RS構成は、フロントロードDM-RSパターンをサポートし得る。フロントロードDM-RSは、一つまたは複数のOFDMシンボル(例えば、一つまたは二つの隣接するOFDMシンボル)上にマッピングされ得る。一つまたは複数のアップリンクDM-RSは、PUSCHおよび/またはPUCCHの一つまたは複数のシンボルで送信/伝達するよう構成され得る。基地局は、無線デバイスが、単一のシンボルDM-RSおよび/またはダブルシンボルDM-RSをスケジュールするために使用し得る、PUSCHおよび/またはPUCCH用のフロントロードDM-RSシンボルの数/量(例えば、最大数/量)で無線デバイスを半静的に構成し得る。ネットワーク(例えば、NRネットワーク)は、ダウンリンクおよびアップリンク用の共通DM-RS構造をサポートし得る(例えば、周期的プレフィクス直交周波数分割多重化(CP-OFDM)に対して)。DM-RS位置、DM-RSパターン、および/またはDM-RSのスクランブル配列は、実質的に同一であっても異なっていてもよい。
【0101】
PUSCHは、一つまたは複数の層を含んでもよい。無線デバイスは、PUSCHの一つまたは複数の層の層上に存在するDM-RSを用いて、少なくとも一つのシンボルを送信/伝達し得る。上位層は、PUSCHに対して一つまたは複数のDM-RS(例えば、最大三つのDMRS)を構成し得る。アップリンクPT-RS(位相追跡および/または位相雑音補償のために基地局によって使用され得る)は、例えば、無線デバイスのRRC構成に応じて、存在し得るし、存在しなくてもよい。アップリンクPT-RSの存在および/またはパターンは、例えば、RRCシグナリングおよび/または他の目的(例えば、MCS)のために構成/採用される一つまたは複数のパラメーターの組み合わせによって、無線デバイス固有ベース(例えば、UE固有ベース)で構成されてもよく、これはDCIによって示され得る。アップリンクPT-RSの動的存在は、構成される場合、少なくともMCSを含む一つまたは複数のDCIパラメーターと関連付けられてもよい。無線ネットワークは、時間/周波数ドメインに定義される複数のアップリンクPT-RS密度をサポートし得る。周波数ドメイン密度(構成/存在する場合)は、予定された帯域幅の少なくとも一つの構成と関連付けられてもよい。無線デバイスは、DM-RSポートおよびPT-RSポートに対して同じプリコーディングを想定し得る。PT-RSポートの数量/数は、予定されたリソース内のDM-RSポートの数量/数よりも小さくてもよい。アップリンクPT-RSは、無線デバイスに対して予定された時間/周波数持続時間で構成/割り当て/制限され得る。
【0102】
一つまたは複数のSRSは、例えば、アップリンクチャネル依存スケジューリングおよび/またはリンク適合をサポートするために、チャネル状態推定のために、無線デバイスによって基地局に送信/伝達され得る。無線デバイスによって送信/伝達されるSRSは、基地局が一つまたは複数の周波数でアップリンクチャネル状態を推定することを有効化/可能にし得る。基地局のスケジューラは、推定アップリンクチャネル状態を使用/採用して、無線デバイス用のアップリンクPUSCH送信用の一つまたは複数のリソースブロックを割り当てうる。基地局は、一つまたは複数のSRSリソースセットで無線デバイスを半静的に構成し得る。SRSリソースセットの場合、基地局は、一つまたは複数のSRSリソースで無線デバイスを構成し得る。SRSリソースセット適用性は、例えば、上位層(例えば、RRC)パラメーターによって構成され得る。一つまたは複数のSRSリソースセット(例えば、同一/類似の時間ドメイン挙動、周期的、非周期的、および/または同種のものを有する)のあるSRSリソースセット内のSRSリソースは、例えば、上位層パラメーターがビーム管理を示す場合などに、瞬間(例えば、同時に)送信/伝達され得る。無線デバイスは、SRSリソースセット内の一つまたは複数のSRSリソースを送信/伝達し得る。ネットワーク(例えば、NRネットワーク)は、非周期的、周期的、および/または半持続的SRS送信をサポートし得る。無線デバイスは、例えば、一つまたは複数のトリガータイプに基づいて、SRSリソースを送信/伝達し得る。一つまたは複数のトリガータイプは、上位層シグナリング(例えば、RRC)および/または一つまたは複数のDCIフォーマットを含み得る。少なくとも一つのDCIフォーマットは、無線デバイスに対して使用/採用されて、一つまたは複数の構成されるSRSリソースセットのうちの少なくとも一つを選択し得る。SRSトリガータイプ0は、上位層シグナリングに基づいてトリガーされるSRSを指し得る。SRSトリガータイプ1は、一つまたは複数のDCIフォーマットに基づいてトリガーされたSRSを指し得る。無線デバイスは、例えば、PUSCHとSRSが同じスロットで送信/伝達される場合、PUSCHと対応するアップリンクDM-RSの送信後に、SRSを送信/伝達するように構成され得る。基地局は、SRSリソース構成識別子、SRSポートの数、SRSリソース構成の時間ドメイン挙動(例えば、周期的、半永続的、または非周期的SRSの表示)、スロット、ミニスロット、および/またはサブフレームレベル周期性、周期的および/または非周期的SRSリソースのためのオフセット、SRSリソース内のOFDMシンボルの数、SRSリソースの開始OFDMシンボル、SRS帯域幅、周波数ホッピング帯域幅、サイクリックシフト、および/またはSRSシーケンスIDの少なくとも一つを示す一つまたは複数のSRS構成パラメーターを用いて無線デバイスを準統計学的に構成することができる。
【0103】
アンテナポートは、アンテナポート上のシンボルが伝達されるチャネルが、同じアンテナポート上の別のシンボルが伝達されるチャネルから推測され得るように、決定/画定され得る。受信機は、例えば、第一のシンボルおよび第二のシンボルが同じアンテナポート上で送信/伝達される場合など、アンテナポート上の第一のシンボルを搬送するためのチャネルから、アンテナポート上の第二のシンボルを搬送するためのチャネル(例えば、フェードゲイン、マルチパス遅延、および/または同種のもの)を推測/決定し得る。第一のアンテナポートおよび第二のアンテナポートは、例えば、第一のアンテナポート上の第一のシンボルが搬送されるチャネルの一つまたは複数の大規模特性が、第二のアンテナポート上の第二のシンボルが搬送されるチャネルから推測され得る場合、おおよそ同じ場所に配置される(QCL化)と呼んでもよい。一つまたは複数の大規模特性は、遅延拡散、ドップラー拡散、ドップラーシフト、平均ゲイン、平均遅延、および/または空間受信(Rx)パラメーターのうちの少なくとも一つを含み得る。
【0104】
ビーム形成を使用するチャネルは、ビーム管理を必要とし得る。ビーム管理は、ビーム測定、ビーム選択、および/またはビーム表示を含み得る。ビームは、一つまたは複数の基準信号と関連付けられてもよい。ビームは、一つまたは複数のビーム形成基準信号によって識別され得る。無線デバイスは、例えば、一つまたは複数のダウンリンク基準信号(例えば、CSI-RS)に基づいて、ダウンリンクビーム測定を実行し、ビーム測定レポートを生成し得る。無線デバイスは、例えば、RRC接続が基地局とセットアップされた後、ダウンリンクビーム測定手順を実行し得る。
【0105】
図11Bは、一つまたは複数のCSI-RSのマッピング例を示す。CSI-RSは、時間ドメインおよび周波数ドメイン内にマッピングされ得る。
図11Bに示す各矩形のブロックは、セルの帯域幅内のリソースブロック(RB)に対応し得る。基地局は、一つまたは複数のCSI-RSを示すCSI-RSリソース構成パラメーターを含む一つまたは複数のRRCメッセージを送信/伝達し得る。一つまたは複数のパラメーターは、CSI-RSリソース構成のための上位層シグナリング(例えば、RRCおよび/またはMACシグナリング)によって構成され得る。パラメーターの一つまたは複数は、CSI-RSリソース構成アイデンティティ、CSI-RSポートの数、CSI-RS構成(例えば、サブフレーム内のシンボルおよびリソース要素(RE)の位置)、CSI-RSサブフレーム構成(例えば、サブフレーム位置、オフセット、および無線フレームの周期性)、CSI-RS電力パラメーター、CSI-RSシーケンスパラメーター、符号分割多重化(CDM)タイプパラメーター、周波数密度、送信コーム、準同一位置(QCL)パラメーター(例えば、QCL-scramblingidentity、crs-portscount、mbsfn-subframeconfiglist、csi-rs-configZPid、qcl-csi-rs-configNZPid)、および/または他の無線リソースパラメーターの少なくとも一つを含み得る。
【0106】
一つまたは複数のビームは、無線デバイス固有の構成の無線デバイスに対して構成され得る。三つのビームを
図11B(ビーム#1、ビーム#2、およびビーム#3)に示すが、より多くのまたはより少ないビームが構成され得る。ビーム#1は、第一のシンボルのRBの一つまたは複数のサブキャリアで送信/伝達され得るCSI-RS1101で割り当てられてもよい。ビーム#2は、第二のシンボルのRBの一つまたは複数のサブキャリアで送信/伝達され得るCSI-RS1102で割り当てられてもよい。ビーム#3は、第三のシンボルのRB内の一つまたは複数のサブキャリアで送信/伝達され得るCSI-RS1103で割り当てられてもよい。基地局は、同じRB内の他のサブキャリア(例えば、CSI-RS1101を送信/伝達するために使用されないもの)を使用して、例えば、周波数分割多重化(FDM)を使用することによって、別の無線デバイス用のビームに関連付けられる別のCSI-RSを送信し得る。無線デバイスに使用されるビームは、例えば、時間ドメイン多重化(TDM)を使用することによって、無線デバイス用のビームが、他の無線デバイスのビームによって使用されるシンボルとは異なるシンボルを使用するように構成され得る。無線デバイスは、例えば、TDMを使用することによって、直交シンボル(例えば、重複シンボルなし)のビームで送達され得る。
【0107】
CSI-RS(例えば、CSI-RS1101、1102、1103)は、基地局によって送信/伝達されてもよく、一つまたは複数の測定のために無線デバイスによって使用され得る。無線デバイスは、構成されるCSI-RSリソースのRSRPを測定し得る。基地局は、レポート構成で無線デバイスを構成してもよく、無線デバイスは、レポート構成に基づいて、RSRP測定値をネットワーク(例えば、一つまたは複数の基地局を介して)に報告し得る。基地局は、報告された測定結果に基づいて、いくつかの基準信号を含む一つまたは複数の送信構成表示(TCI)状態を決定し得る。基地局は、無線デバイスに(例えば、RRCシグナリング、MAC CE、および/またはDCIを介して)一つまたは複数のTCI状態を示し得る。無線デバイスは、一つまたは複数のTCI状態に基づいて決定されるRxビームでダウンリンク送信を受信し得る。無線デバイスは、ビームビームコレスポンデンス能力を有してもよく、または有しなくてもよい。無線デバイスは、無線デバイスがビームビームコレスポンデンス能力を有する場合、例えば、対応するRxビームの空間ドメインフィルターに基づいて、送信(Tx)ビームの空間ドメインフィルターを決定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスがビームビームコレスポンデンス能力を有していない場合など、Txビームの空間ドメインフィルターを決定するために、アップリンクビーム選択手順を実施することができる。無線デバイスは、例えば、基地局によって無線デバイスに構成される一つまたは複数のサウンディング基準信号(SRS)リソースに基づいて、アップリンクビーム選択手順を実行し得る。基地局は、例えば、無線デバイスによって送信/伝達される一つまたは複数のSRSリソースの測定値に基づいて、無線デバイス用のアップリンクビームを選択および表示し得る。
【0108】
無線デバイスは、例えば、ビーム管理手順において、一つまたは複数のビームペアリンクのチャネル品質を決定/評価(例えば、測定)し得る。ビームペアリンクは、基地局のTxビームおよび無線デバイスのRxビームを含んでもよい。基地局のTxビームは、ダウンリンク信号を送信/伝達してもよく、無線デバイスのRxビームは、ダウンリンク信号を受信し得る。無線デバイスは、例えば、評価/決定に基づいて、ビーム測定レポートを送信/伝達し得る。ビーム測定レポートは、一つまたは複数のビーム識別(例えば、ビームインデックス、基準信号インデックス、または類似のもの)、RSRP、プリコーディングマトリックスインジケーター(PMI)、チャネル品質インジケーター(CQI)、および/またはランクインジケーター(RI)のうちの少なくとも一つを含む、一つまたは複数のビームペア品質パラメーターを示し得る。
【0109】
図12Aは、ダウンリンクビーム管理手順の例を示す。一つまたは複数のダウンリンクビーム管理手順(例えば、ダウンリンクビーム管理手順P1、P2、およびP3)を実施することができる。手順P1は、TRP(または複数のTRP)のTxビーム上の測定(例えば、無線デバイス測定)を可能にし得る(例えば、一つまたは複数の基地局Txビームおよび/または無線デバイスRxビームの選択をサポートするため)。基地局のTxビームおよび無線デバイスのRxビームは、それぞれP1の上段およびP1の下段に楕円形として示される。ビーム形成(例えば、TRPで)は、一セットのビーム(例えば、破線の矢印により示される反時計回りの方向に回転された楕円として、P1およびP2の上段に示されるビームスイープ)に対するTxビームスイープを含んでもよい。ビーム形成(例えば、無線デバイスで)は、ビームのセットに対するRxビームスイープ(例えば、破線矢印によって示される計回りの方向に回転された楕円として、P1およびP3の下段に示されるビームスイープ)を含み得る。手順P2を使用して、(P2の上段で、破線の矢印で示される反時計回りの方向に回転された楕円として示される)TRPのTxビーム上の測定(例えば、無線デバイス測定)を可能にし得る。無線デバイスおよび/または基地局は、例えば、手順P2で使用されるビームのセットよりも小さなセットのビームを使用して、または手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順P1を実施することができる。手順P2は、ビーム精密化と呼んでもよい。無線デバイスは、例えば、基地局の同じTxビームを使用し、および無線デバイスのRxビームをスイープすることによって、Rxビーム決定のための手順P3を実行し得る。
【0110】
図12Bは、アップリンクビーム管理手順の例を示す。一つまたは複数のアップリンクビーム管理手順(例えば、アップリンクビーム管理手順U1、U2、およびU3)を実施することができる。手順U1は、基地局が無線デバイスのTxビーム上で測定を実行すること(例えば、無線デバイスの一つまたは複数のTxビームおよび/または基地局のRxビームの選択をサポートするために)を可能にするように使用され得る。無線デバイスのTxビームおよび基地局のRxビームは、それぞれU1の上段およびU1の下段に楕円形として示される)。ビーム形成(例えば、無線デバイスで)は、一つまたは複数のビームスイープ、例えば、ビームのセット(U1およびU3の下段に、破線の矢印で示される計回りの方向に回転された楕円として示される)からのTxビームスイープを含んでもよい。ビーム形成(例えば、基地局で)は、一つまたは複数のビームスイープ、例えば、ビームのセット(U1およびU2の上段に、破線矢印によって示される反時計回りの方向に回転された楕円として示される)からのRxビームスイープを含んでもよい。手順U2は、例えば、UEが固定Txビームを使用する場合など、基地局がそのRxビームを調整することを可能にするために使用され得る。無線デバイスおよび/または基地局は、例えば、手順P1で使用されるビームのセットよりも小さなセットのビームを使用して、または手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順U2を実施することができる。手順U2は、ビーム精密化と呼んでもよい。無線デバイスは、例えば、基地局が固定Rxビームを使用する場合など、そのTxビームを調整する手順U3を実施することができる。
【0111】
無線デバイスは、例えば、ビーム障害の検出に基づいて、ビーム障害復旧(BFR)手順を開始/スタート/実行し得る。無線デバイスは、例えば、BFR手順の開始に基づいて、BFR要求(例えば、プリアンブル、UCI、SR、MAC CE、および/または同種のもの)を送信/伝達し得る。無線デバイスは、例えば、関連する制御チャネルのビームペアリンクの品質が不十分である(例えば、エラーレート閾値よりも高いエラーレート、受信信号パワー閾値より低い受信信号パワー、タイマーの満了、および/または類似のものを有する)という決定に基づいて、ビーム障害を検出し得る。
【0112】
無線デバイスは、例えば、一つまたは複数のSS/PBCHブロック、一つまたは複数のCSI-RSリソース、および/または一つまたは複数のDM-RSを含む一つまたは複数の基準信号(RS)を使用して、ビームペアリンクの品質を測定し得る。ビームペアリンクの品質は、ブロックエラーレート(BLER)、RSRP値、信号対干渉+ノイズ比(SINR)値、RSRQ値、および/またはRSリソース上で測定されるCSI値のうちの一つまたは複数に基づいてもよい。基地局は、RSリソースが、チャネル(例えば、制御チャネル、共有データチャネル、および/または同種のもの)の一つまたは複数のDM-RSでQCL化されたことを示し得る。チャネルのRSリソースおよび一つまたは複数のDM-RSは、例えば、RSリソースを介して無線デバイスへ送信されるチャネル特性(例えば、ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散、空間Rxパラメーター、フェード、および/または同種のもの)が、チャネルを介して無線デバイスへ送信されるチャネル特性と類似または同一である場合に、QCL化され得る。
【0113】
ネットワーク(例えば、gNBおよび/またはng-eNBを含むNRネットワーク)および/または無線デバイスは、ランダムアクセス手順を開始/スタート/実行し得る。RRCアイドル(例えば、RRC_IDLE)状態および/またはRRC非アクティブ(例えば、RRC_INACTIVE)状態の無線デバイスは、ランダムアクセス手順を開始/実行して、ネットワークへの接続セットアップを要求し得る。無線デバイスは、RRC接続(例えば、RRC_CONNECTED)状態からランダムアクセス手順を開始/スタート/実行し得る。無線デバイスは、ランダムアクセス手順を開始/スタート/実行して、アップリンクリソースを要求し(例えば、利用可能なPUCCHリソースがない場合、SRのアップリンク送信のために)、および/またはアップリンクタイミングを獲得/取得/決定し得る(例えば、アップリンク同期状態が非同期の場合)。無線デバイスは、ランダムアクセス手順を開始/スタート/実行して、一つまたは複数のシステム情報ブロック(SIB)(例えば、SIB2、SIB3などの他のシステム情報ブロック、および/または類似のもの)を要求し得る。無線デバイスは、ビーム障害復旧要求に対するランダムアクセス手順を開始/スタート/実行し得る。ネットワークは、例えば、ハンドオーバーおよび/またはSCell追加のための時間アライメントを確立するためのランダムアクセス手順を開始/スタート/実行し得る。
【0114】
図13Aは、4ステップランダムアクセス手順の例を示す。4ステップランダムアクセス手順は、4ステップの競合ベースのランダムアクセス手順を含み得る。基地局は、例えば、ランダムアクセス手順を開始する前に、構成メッセージ1310を無線デバイスに送信/伝達し得る。4ステップランダムアクセス手順は、第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)、第二のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)、第三のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)、および第四のメッセージ(例えば、Msg 4 1314)を含む、四つのメッセージの送信を含み得る。第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)は、プリアンブル(またはランダムアクセスプリアンブル)を含んでもよい。第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)は、プリアンブルと呼んでもよい。第二のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)は、ランダムアクセス応答(RAR)として含んでもよい。第二のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)は、RARと呼んでもよい。
【0115】
構成メッセージ1310は、例えば、一つまたは複数のRRCメッセージを使用して送信/伝達され得る。一つまたは複数のRRCメッセージは、無線デバイスへの一つまたは複数のランダムアクセスチャネル(RACH)パラメーターを示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、一つまたは複数のランダムアクセス手順の一般的なパラメーター(例えば、RACH-configGeneral)、セル固有のパラメーター(例えば、RACH-ConfigCommon)、および/または専用パラメーター(例えば、RACH-configDedicated)のうちの少なくとも一つを含み得る。基地局は、一つまたは複数のRRCメッセージを一つまたは複数の無線デバイスに送信/伝達(例えば、ブロードキャストまたはマルチキャスト)し得る。一つまたは複数のRRCメッセージは、無線デバイス固有であり得る。無線デバイス固有な一つまたは複数のRRCメッセージは、例えば、RRC接続(例えば、RRC_CONNECTED)状態および/またはRRC非アクティブ(例えば、RRC_INACTIVE)状態の無線デバイスに送信/伝達される専用RRCメッセージであり得る。無線デバイスは、一つまたは複数のRACHパラメーターに基づいて、第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)および/または第三のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)を送信するための時間周波数リソースおよび/またはアップリンク送信電力を決定し得る。無線デバイスは、例えば、一つまたは複数のRACHパラメーターに基づいて、第二のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)および第四のメッセージ(例えば、Msg 4 1314)を受信するための受信タイミングおよびダウンリンクチャネルを決定し得る。
【0116】
構成メッセージ1310で提供/構成/含まれる一つまたは複数のRACHパラメーターは、第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)の送信に利用可能な一つまたは複数の物理RACH(PRACH)機会を示し得る。一つまたは複数のPRACH機会は、事前に定義されていてもよい(例えば、一つまたは複数の基地局を含むネットワークによって)。一つまたは複数のRACHパラメーターは、一つまたは複数のPRACH機会(例えば、prach-ConfigIndex)の一つまたは複数の利用可能なセットを示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、(a)一つまたは複数のPRACH機会と、(b)一つまたは複数の基準信号との間の関連付けを示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、(a)一つまたは複数のプリアンブルと、(b)一つまたは複数の基準信号との間の関連を示し得る。一つまたは複数の基準信号は、SS/PBCHブロックおよび/またはCSI-RSであり得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、PRACH機会にマッピングされたSS/PBCHブロックの数量/数、および/またはSS/PBCHブロックにマッピングされたプリアンブルの数量/数を示し得る。
【0117】
構成メッセージ1310で提供/構成/含まれる一つまたは複数のRACHパラメーターを使用して、第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)および/または第三のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)のアップリンク送信電力を決定し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、プリアンブル送信用の基準電力(例えば、受信したターゲット電力および/またはプリアンブル送信の初期電力)を示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターによって示される一つまたは複数の電力オフセットがあり得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、電力ランピングステップ、SSBとCSI-RSとの間の電力オフセット、第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)と第三のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)の送信との間の電力オフセット、および/またはプリアンブルグループ間の電力オフセット値を示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、例えば、無線デバイスが、少なくとも一つの基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)および/またはアップリンクキャリア(例えば、正常アップリンク(NUL)キャリアおよび/または補完的アップリンク(SUL)キャリア)を決定し得ることに基づいて、一つまたは複数の閾値を示し得る。
【0118】
第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)は、一つまたは複数のプリアンブル送信(例えば、プリアンブル送信および一つまたは複数のプリアンブル再送信)を含んでもよい。RRCメッセージは、一つまたは複数のプリアンブルグループ(例えば、グループAおよび/またはグループB)を構成するために使用され得る。プリアンブルグループは、一つまたは複数のプリアンブルを含んでもよい。無線デバイスは、例えば、経路損失測定および/または第三のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)のサイズに基づいて、プリアンブルグループを決定し得る。無線デバイスは、一つまたは複数の基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)のRSRPを測定し、RSRP閾値(例えば、rsrp-ThresholdSSBおよび/またはrsrp-ThresholdCSI-RS)を超えるRSRPを有する少なくとも一つの基準信号を決定し得る。無線デバイスは、例えば、一つまたは複数のプレアンブルと少なくとも一つの基準信号との間の関連付けがRRCメッセージによって構成される場合、一つまたは複数の基準信号および/または選択されたプリアンブルグループに関連付けられる少なくとも一つのプレアンブルを選択し得る。
【0119】
無線デバイスは、例えば、構成メッセージ1310で提供/構成/含まれる一つまたは複数のRACHパラメーターに基づいて、プリアンブルを決定し得る。無線デバイスは、例えば、経路損失測定、RSRP測定、および/または第三のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)のサイズに基づいて、プリアンブルを決定し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、プレアンブルフォーマット、プリアンブル送信の最大数量/数、および/または一つまたは複数のプリアンブルグループ(例えば、グループAおよびグループB)を決定するための一つまたは複数の閾値を示し得る。基地局は、一つまたは複数のRACHパラメーターを使用して、一つまたは複数のプリアンブルと一つまたは複数の基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)との間の関連付けを有する無線デバイスを構成し得る。無線デバイスは、例えば、関連付けが構成される場合に関連付けに基づいて、第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)に含まれるように、プリアンブルを決定し得る。第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)は、一つまたは複数のPRACH機会を介して基地局に送信/伝達され得る。無線デバイスは、プリアンブルの選択およびPRACH機会の決定のために、一つまたは複数の基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)を使用し得る。一つまたは複数のRACHパラメーター(例えば、ra-ssb-OccasionMskIndexおよび/またはra-OccasionList)は、PRACH機会と一つまたは複数の基準信号との間の関連付けを示し得る。
【0120】
無線デバイスは、例えば、(例えば、RARを監視するための監視ウィンドウなどの)プリアンブル送信の後に(例えば、それに基づいて、またはそれに応答して)応答が受信されない場合、プリアンブル再送信を実行し得る。無線デバイスは、プリアンブル再送信のためのアップリンク送信電力を増加させ得る。無線デバイスは、例えば、経路損失測定および/またはネットワークによって構成されるターゲット受信プリアンブル電力に基づいて、初期プリアンブル送信電力を選択し得る。無線デバイスは、プリアンブルを再送/再伝達することを決定してもよく、アップリンク送信電力をランプアップし得る。無線デバイスは、プリアンブル再送信のためのランピングステップを示す、一つまたは複数のRACHパラメーター(例えば、PREAMBLE_POWER_RAMPING_STEP)を受信し得る。ランピングステップは、再送のためのアップリンク送信電力の増分増加の数量であり得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、前のプリアンブル送信と同じ基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)を決定する場合、アップリンク送信電力を増大させ得る。無線デバイスは、例えば、カウンターパラメーター(例えば、PREAMBLE_TRANSMISSION_counter)を使用して、プリアンブル送信および/または再送信の数量/数をカウントし得る。無線デバイスは、ランダムアクセス手順が、例えば、プリアンブル送信の数量/数が、成功応答(例えば、RAR)を受信せずに、一つまたは複数のRACHパラメーター(例えば、preambleTransMax)によって構成される閾値を超える場合、成功しなかったと決定し得る。
【0121】
第二のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)(例えば、無線デバイスによって受信される)は、RARを含んでもよい。第二のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)は、複数の無線デバイスに対応する複数のRARを含んでもよい。第二のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)は、例えば、第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)の送信/伝達の後(例えば、それに基づいて、またはそれに応答して)受信され得る。第二のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)は、DL-SCH上でスケジュールされてもよく、例えば、ランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA RNTI)を使用して、PDCCHによって示され得る。第二のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)は、第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)が基地局によって受信されたことを示し得る。第二のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)は、無線デバイスの送信タイミングを調整するために無線デバイスによって使用され得る時間アライメントコマンド、第三のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)の送信のためのスケジューリング許可、および/または一時セルRNTI(TC-RNTI)を含んでもよい。無線デバイスは、例えば、第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)を送信/伝達した後に、第二のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)についてPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-Responseウィンドウ)を決定/開始し得る(例えば、プリアンブル)。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)(例えば、プリアンブル)を送信/伝達するために使用するPRACH機会に基づいて、時間ウィンドウの開始時間を決定し得る。無線デバイスは、プリアンブル(例えば、シンボルプリアンブル送信を含む第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)が完了した、またはプリアンブル送信の終了からの第一のPDCCH機会にあるシンボル)を含む第一のメッセージの最後のシンボル(例えば、Msg 1 1311)の一つまたは複数のシンボルの後、時間ウィンドウを開始し得る。一つまたは複数のシンボルは、ヌメロロジに基づいて決定され得る。PDCCHは、RRCメッセージによって構成される共通検索空間(例えば、Type1-PDCCH共通検索空間)にマッピングされ得る。無線デバイスは、例えば、RNTIに基づいて、RARを識別/決定し得る。ランダムアクセス手順を開始/スタートする一つまたは複数のイベントに応じて、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を使用し得る。無線デバイスは、例えば、ランダムアクセスまたは他の任意の目的に関連する一つまたは複数の通信のために、RA-RNTIを使用し得る。RA-RNTIは、無線デバイスがプリアンブルを送信/伝達するPRACH機会と関連付けられてもよい。無線デバイスは、例えば、OFDMシンボルインデックス、スロットインデックス、周波数ドメインインデックス、および/またはPRACH機会のULキャリアインジケーターのうちの少なくとも一つに基づいて、RA-RNTIを決定し得る。RA-RNTIの例は、以下のように決定され得る。
RA-RNTI=1+s_id+14×t_id+14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_idd
ここで、s_idは、PRACH機会の第一のOFDMシンボルのインデックス(例えば、0≦s_id<14)であってもよく、t_idは、システムフレーム内のPRACH機会の第一のスロットのインデックス(例えば、0≦t_id<80)であってもよく、f_idは、周波数ドメイン内のPRACH機会のインデックス(例えば、0≦f_id<8)であってもよく、ul_carrier_idは、プリアンブル送信に使用されるULキャリアであり得る(例えば、NULキャリアの場合は0、SULキャリアの場合は1)。
【0122】
無線デバイスは、例えば、(例えば、Msg 2 1312で識別されたリソースを使用して)第二のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)の受信成功後(例えば、それに基づいて、またはそれに応答して)、第三のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)を送信/伝達し得る。第三のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)は、例えば、競合ベースのランダムアクセス手順における競合解決のために使用され得る。複数の無線デバイスは、同じプリアンブルを基地局に送信/伝達してもよく、基地局は、無線デバイスに対応するRARを送信/伝達し得る。衝突は、例えば、複数の無線デバイスが、RARをそれ自体に対応するものとして解釈する場合に、起こり得る。競合解決(例えば、第三のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)および第四のメッセージ(例えば、Msg 4 1314)を使用して)を使用して、無線デバイスが別の無線デバイスのアイデンティティを誤って使用しない可能性を増大させてもよい。無線デバイスは、例えば、競合解決を実施するために、第三のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)(例えば、割り当てられている場合、C-RNTI、第二のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)に含まれるTC RNTI、および/または任意の他の適切な識別子)にデバイス識別子を含み得る。
【0123】
第四のメッセージ(例えば、Msg 4 1314)は、例えば、第三のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)の送信/伝達の後(例えば、それに基づいて、またはそれに応答して)受信され得る。基地局は、例えば、C-RNTIが第三のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)に含まれていた場合など、C-RNTIを使用して、PDCCH上の無線をアドレスし得る(例えば、基地局は、PDCCHを無線デバイスに送信し得る)。ランダムアクセス手順は、例えば、無線デバイスの固有のC RNTIがPDCCH上で検出される場合(例えば、PDCCHがC-RNTIによってスクランブルされる)、成功したと決定され得る。第四のメッセージ(例えば、Msg 4 1314)は、例えば、TC RNTIが、第三のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)に含まれる場合(例えば、無線デバイスが、RRCアイドル(例えば、RRC_IDLE)状態である場合、またはそうでない場合基地局に接続される場合)、TC RNTIと関連付けられるDL-SCHを使用して受信され得る。例えば、MAC PDUが首尾よくデコードされ、MAC PDUが、第三のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)で送信/伝達されるCCCH SDUに合致するか、または他の方法で対応する無線デバイス競合解決アイデンティティMAC CEを含む場合、無線デバイスは、競合解決が成功したと決定してもよく、および/または無線デバイスは、ランダムアクセス手順が首尾よく完了したと決定し得る。
【0124】
無線デバイスは、SULキャリアおよび/またはNULキャリアで構成され得る。初期アクセス(例えば、ランダムアクセス)は、アップリンクキャリアを介してサポートされ得る。基地局は、複数のRACH構成(例えば、一方がSULキャリア用であり、他方がNULキャリア用である、二つの別個のRACH構成)を有する無線デバイスを構成し得る。SULキャリアで構成されるセル内のランダムアクセスについて、ネットワークは、どのキャリア(NULまたはSUL)を使用するかを示し得る。無線デバイスは、例えば、一つまたは複数の基準信号(例えば、NULキャリアに関連付けられる一つまたは複数の基準信号)の測定品質がブロードキャスト閾値よりも低い場合、SULキャリアを使用するように決定し得る。ランダムアクセス手順(例えば、第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)および/または第三のメッセージ(例えば、Msg 3 1313))のアップリンク送信は、選択されたキャリア上に留まってもよく、または選択されたキャリアを介して行われてもよい。無線デバイスは、ランダムアクセス手順(例えば、Msg 1 1311とMsg 3 1313との間で)の間にアップリンクキャリアを切り替えてもよい。無線デバイスは、例えば、チャネルクリア評価(例えば、リッスン・ビフォア・トーク)に基づいて、第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)および/または第三のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)に対するアップリンクキャリアを決定および/または切り替え得る。
【0125】
図13Bは、2ステップランダムアクセス手順を示す。2ステップランダムアクセス手順は、2ステップの競合のないランダムアクセス手順を含み得る。4ステップの競合ベースのランダムアクセス手順と同様に、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1320を無線デバイスに送信/伝達し得る。構成メッセージ1320は、構成メッセージ1310に対して一部の点で類似し得る。
図13Bは、二つのメッセージ、第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1321)および第二のメッセージ(例えば、Msg 2 1322)の送信を含み得る。第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1321)および第二のメッセージ(例えば、Msg 2 1322)は、それぞれ、第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)および第二のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)に対して、いくつかの点で類似し得る。2ステップの競合のないランダムアクセス手順は、第三のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)および/または第四のメッセージ(例えば、Msg 4 1314)に類似したメッセージを含まなくてもよい。
【0126】
2ステップ(例えば、競合なし)のランダムアクセス手順は、ビーム障害復旧、他のSI要求、SCell追加、および/またはハンドオーバーのために構成/開始され得る。基地局は、無線デバイスに、第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1321)に使用されるプリアンブルを表示または割り当て得る。無線デバイスは、PDCCHおよび/またはRRCを介して基地局から、プリアンブル(例えば、ra-PreambleIndex)の表示を受信し得る。
【0127】
無線デバイスは、例えば、プリアンブルを送信/伝達した後(例えば、それに基づいて、またはそれに応答して)、RARに対しPDCCHを監視するための時間ウィンドウ(例えば、ra-Responseウィンドウ)を開始し得る。基地局は、RRCメッセージ(例えば、recoverySearchSpaceId)によって示される検索空間に、別個の時間ウィンドウおよび/または別個のPDCCHなど、一つまたは複数のビーム障害復旧パラメーターで無線デバイスを構成し得る。基地局は、例えば、ビーム障害復旧要求に関連して、一つまたは複数のビーム障害復旧パラメーターを構成し得る。PDCCHおよび/またはRARを監視するための別個の時間ウィンドウは、ビーム障害復旧要求を送信/伝達した後に開始するよう構成され得る(例えば、ウィンドウは、ビーム障害復旧要求を送信した後に任意の数量のシンボルおよび/またはスロットを開始し得る)。無線デバイスは、検索空間上のCell RNTI(C-RNTI)にアドレス付けられたPDCCH送信に対し監視することができる。2ステップ(例えば、競合なし)のランダムアクセス手順の間、無線デバイスは、例えば、第一のメッセージ(例えば、Msg 1 1321)を送信し、対応する第二のメッセージ(例えば、Msg 2 1322)を受信した後(例えば、それに基づいて、またはそれに応答して)、ランダムアクセス手順が成功したと決定し得る。無線デバイスは、例えば、PDCCH送信が対応するC-RNTIにアドレス指定される場合に、ランダムアクセス手順が正常に完了したと決定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、無線デバイスによって送信/伝達されるプリアンブルに対応するプリアンブル識別子を含むRARを受信し、および/またはRARが、プリアンブル識別子を有するMACサブPDUを含む場合、ランダムアクセス手順が首尾よく完了したと決定し得る。無線デバイスは、SI要求に対する確認応答の表示として応答を決定し得る。
【0128】
図13Cは、2ステップランダムアクセス手順の例を示す。
図13Aおよび13Bに示すランダムアクセス手順に類似して、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1330を無線デバイスに送信/伝達し得る。構成メッセージ1330は、構成メッセージ1310および/または構成メッセージ1320に対して、一部の点で類似し得る。
図13Cに示す手順は、複数のメッセージ(例えば、第一のメッセージ(例えば、Msg A 1331)および第二のメッセージ(例えば、Msg B 1332)を含む二つのメッセージ)の送信を含み得る。
【0129】
Msg A 1320は、無線デバイスによってアップリンク送信で送信/伝達され得る。Msg A 1320は、プリアンブル1341の一つまたは複数の送信および/またはトランスポートブロック1342の一つまたは複数の送信を含み得る。トランスポートブロック1342は、第三のメッセージの内容(例えば、Msg 3 1313)(例えば、
図13Aに示される)と類似および/または同等である内容を含み得る。トランスポートブロック1342は、UCI(例えば、SR、HARQ ACK/NACK、および/または類似のもの)を含んでもよい。無線デバイスは、例えば、第一のメッセージ(例えば、Msg A 1331)を送信/伝達した後(例えば、それに基づいて、またはそれに応答して)、第二のメッセージ(例えば、Msg B 1332)を受信し得る。第二のメッセージ(例えば、Msg B 1332)は、第二のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)(例えば、
図13Aに示されるRAR)の内容、第二のメッセージ(例えば、Msg 2 1322)(例えば、
図13Bに示されるRAR)の内容、および/または第四のメッセージ(例えば、Msg 4 1314)(例えば、
図13Aに示される)と類似および/または同等である内容を含み得る。
【0130】
無線デバイスは、2ステップランダムアクセス手順(例えば、
図13Cに示す2ステップランダムアクセス手順)を、ライセンスされたスペクトルおよび/またはライセンスされていないスペクトルに対して、スタート/開始し得る。無線デバイスは、一つまたは複数の因子に基づいて、2ステップランダムアクセス手順をスタート/開始するかどうかを決定し得る。一つまたは複数の因子は、使用中の無線アクセス技術(例えば、LTE、NR、および/または同種のもの)、無線デバイスが有効なTAを有するかどうか、セルサイズ、無線デバイスのRRC状態、スペクトルのタイプ(例えば、ライセンスされたもの対ライセンスされていないもの)、および/またはその他の任意の適切な因子のうちの少なくとも一つを含み得る。
【0131】
無線デバイスは、構成メッセージ1330に含まれる2ステップのRACHパラメーターに基づいて、(例えば、第一のメッセージ(例えば、Msg A 1331)に含まれる)プリアンブル1341および/またはトランスポートブロック1342の無線リソースおよび/またはアップリンク送信電力を決定し得る。RACHパラメーターは、プリアンブル1341および/またはトランスポートブロック1342のMCS、時間周波数リソース、および/または電力制御を示し得る。プリアンブル1341(例えば、PRACH)の送信のための時間周波数リソースおよびトランスポートブロック1342(例えば、PUSCH)の送信のための時間周波数リソースは、FDM、TDM、および/またはCDMを使用して多重化され得る。RACHパラメーターは、無線デバイスが、第二のメッセージ(例えば、Msg B 1332)を監視および/または受信するための受信タイミングおよびダウンリンクチャネルを決定することを可能にし得る。
【0132】
トランスポートブロック1342は、データ(例えば、遅延に敏感なデータ)、無線デバイスの識別子、セキュリティ情報、および/またはデバイス情報(例えば、International Mobile Subscriber Identity(IMSI))を含み得る。基地局は、第一のメッセージ(例えば、Msg A 1331)に対する応答として、第二のメッセージ(例えば、Msg B 1332)を送信/伝達し得る。第二のメッセージ(例えば、Msg B 1332)は、プリアンブル識別子、タイミングアドバンスコマンド、電力制御コマンド、アップリンク許可(例えば、無線リソース割り当ておよび/またはMCS)、無線デバイス識別子(例えば、競合解決のためのUE識別子)、および/またはRNTI(例えば、C-RNTIまたはTC-RNTI)のうちの少なくとも一つを含んでもよい。無線デバイスは、例えば、第二のメッセージ(例えば、Msg B 1332)のプリアンブル識別子が無線デバイスによって送信/伝達されたプリアンブルに対応するか、一致する場合、および/または第二のメッセージ(例えば、メッセージB 1332)の無線デバイスの識別子が第一のメッセージ(例えば、メッセージA 1331)の無線デバイスの識別子に対応するか、一致する場合(例えば、トランスポートブロック1342)、2ステップランダムアクセス手順が正常に完了したと決定し得る。
【0133】
無線デバイスおよび基地局は、制御シグナリング(例えば、制御情報)を交換し得る。制御シグナリングは、L1/L2制御シグナリングと呼ばれてもよく、無線デバイスまたは基地局のPHY層(例えば、層1)および/またはMAC層(例えば、層2)に由来し得る。制御シグナリングは、基地局から無線デバイスへ送信/伝達されるダウンリンク制御シグナリング、および/または無線デバイスから基地局へ送信/伝達されるアップリンク制御シグナリングを含み得る。
【0134】
ダウンリンク制御シグナリングは、ダウンリンクスケジューリング割り当て、アップリンク無線リソースおよび/またはトランスポートフォーマットを示すアップリンクスケジューリング許可、スロットフォーマット情報、プリエンプション表示、電力制御コマンド、および/またはその他の任意の適切なシグナリングのうちの少なくとも一つを含んでもよい。無線デバイスは、基地局によってPDCCHを介して送信/伝達されるペイロード内のダウンリンク制御シグナリングを受信し得る。PDCCHを介して送信/伝達されるペイロードは、ダウンリンク制御情報(DCI)と呼んでもよい。PDCCHは、無線デバイスのグループに共通なグループ共通PDCCH(GC-PDCCH)であり得る。GC-PDCCHは、グループ共通RNTIによってスクランブルされ得る。
【0135】
基地局は、例えば、送信エラーの検出を容易にするために、一つまたは複数の周期的冗長性チェック(CRC)パリティビットをDCIに接続し得る。基地局は、例えば、DCIが無線デバイス(または無線デバイスのグループ)を意図したものである場合、無線デバイスの識別子(または無線デバイスのグループの識別子)でCRCパリティビットをスクランブルし得る。識別子を用いてCRCパリティビットをスクランブルすることは、識別子値およびCRCパリティビットのModulo-2追加(または排他的OR演算)を含んでもよい。識別子は、RNTIの16ビット値を含み得る。
【0136】
DCIは、異なる目的に使用され得る。目的は、CRCパリティビットをスクランブルするために使用されるRNTIのタイプによって示され得る。ページングRNTI(P-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ページング情報および/またはシステム情報変更通知を示し得る。P-RNTIは、16進数で「FFFE」として事前に定義され得る。システム情報RNTI(SI-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、システム情報のブロードキャスト送信を示し得る。SI-RNTIは、16進数で「FFFE」として事前に定義され得る。ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ランダムアクセス応答(RAR)を示し得る。セルRNTI(C-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、動的スケジュールのユニキャスト送信および/またはPDCCH順序のランダムアクセスのトリガーを示し得る。一時セルRNTI(TC-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを持つDCIは、競合解決を示しえる(例えば、
図13Aに示されるMsg 3 1313に類似するMsg 3)。基地局によって無線デバイスに対して構成される他のRNTIの符号化は、Configured Scheduling RNTI (CS RNTI)、Transmit Power Control-PUCCH RNTI (TPC PUCCH-RNTI)、Transmit Power Control-PUSCH RNTI (TPC-PUSCH-RNTI)、Transmit Power Control-SRS RNTI (TPC-SRS-RNTI)、Interruption RNTI (INT-RNTI)、Slot Format Indication RNTI (SFI-RNTI)、Semi-Persistent CSI RNTI (SP-CSI-RNTI)、Modulation and Coding Scheme Cell RNTI (MCS-C RNTI)、および/または類似のものを含む。
【0137】
基地局は、例えば、DCIの目的および/または内容に応じて、一つまたは複数のDCIフォーマットでDCIを送信/伝達し得る。DCIフォーマット0_0は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用され得る。DCIフォーマット0_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット0_1は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット0_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_0は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用され得る。DCIフォーマット1_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_1は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット1_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット2_0は、無線デバイスのグループにスロットフォーマット表示を提供するために使用され得る。DCIフォーマット2_1は、無線デバイスのグループが無線デバイスのグループに対して意図されていないと想定し得る、物理リソースブロックおよび/またはOFDMシンボルの無線デバイスのグループに情報提供/通知するために使用され得る。DCIフォーマット2_2は、PUCCHまたはPUSCHに対する送信電力制御(TPC)コマンドの送信に使用され得る。DCIフォーマット2_3は、一つまたは複数の無線デバイスによるSRS送信用のTPCコマンドのグループの送信に使用され得る。新機能のDCIフォーマットは、今後のリリースで定義され得る。DCIフォーマットは、異なるDCIサイズを有するか、または同じDCIサイズを共有し得る。
【0138】
基地局は、例えば、DCIをRNTIでスクランブルした後、チャネル符号化(例えば、極性符号化)、レートマッチング、スクランブルおよび/またはQPSK変調を用いてDCIを処理し得る。基地局は、PDCCHに使用される、および/またはPDCCHのために構成されるリソース要素上に、符号化および変調されたDCIをマッピングし得る。基地局は、例えば、DCIのペイロードサイズおよび/または基地局のカバレッジに基づいて、いくつかの連続した制御チャネル要素(CCE)を占有するPDCCHを介して、DCIを送信/伝達し得る。連続するCCEの数(アグリゲーションレベルと呼ばれる)は、1、2、4、8、16、および/または任意の他の適切な数であり得る。CCEは、いくつかの(例えば、6)リソース要素グループ(REG)を含んでもよい。REGは、OFDMシンボル内にリソースブロックを含んでもよい。リソース要素上のコード化および変調されたDCIのマッピングは、CCEおよびREGのマッピング(例えば、CCE~REGマッピング)に基づいてもよい。
【0139】
図14Aは、CORESET構成の例を示す。CORESET構成は、帯域幅部分または任意の他の周波数帯用であり得る。基地局は、一つまたは複数の制御リソースセット(CORESET)上のPDCCHを介してDCIを送信/伝達し得る。CORESETは、無線デバイスが一つまたは複数の検索空間を使用してDCIを復号化しようと試みる/試行する時間周波数リソースを含んでもよい。基地局は、時間周波数ドメイン内のCORESETのサイズおよび位置を構成し得る。第一のCORESET1401および第二のCORESET1402は、スロット内の第一のシンボルで発生してもよく、または設定/構成され得る。第一のCORESET1401は、周波数ドメイン内の第二のCORESET1402と重複し得る。第三のCORESET1403は、スロット内の第三のシンボルで発生してもよく、または設定/構成され得る。第四のCORESET1404は、スロット内の第七のシンボルで発生してもよく、または設定/構成され得る。CORESETは、周波数ドメイン内に異なる数のリソースブロックを有し得る。
【0140】
図14Bは、CCE~REGマッピングの例を示す。CCE~REGマッピングは、CORESETおよびPDCCH処理を介したDCI送信に対して実施され得る。CCE~REGマッピングは、インターリーブドマッピング(例えば、周波数多様性を提供する目的)または非インターリーブドマッピング(例えば、干渉調整および/または制御チャネルの周波数選択送信を促進する目的)であり得る。基地局は、異なるまたは同一のCCE~REGマッピングを異なるCORESETで実行し得る。CORESETは、CCE~REGマッピングと関連付けられてもよい(例えば、RRC構成によって)。CORESETは、アンテナポートQCLパラメーターで構成され得る。アンテナポートのQCLパラメーターは、CORESETを介したPDCCH受信用のDM-RSのQCL情報を示し得る。
【0141】
基地局は、一つまたは複数のCORESETおよび一つまたは複数の検索空間セットの構成パラメーターを含む一つまたは複数のRRCメッセージを、無線デバイスに送信/伝達し得る。構成パラメーターは、検索空間セットとCORESETとの間の関連を示し得る。検索空間セットは、(例えば、所与のアグリゲーションレベルで)CCEによって形成されるPDCCH候補のセットを含んでもよい。構成パラメーターは、アグリゲーションレベルごとに監視されるいくつかのPDCCH候補、PDCCH監視周期性およびPDCCH監視パターン、無線デバイスによって監視される一つまたは複数のDCIフォーマット、および/または検索空間セットが、共通検索空間セットまたは無線デバイス固有の検索空間セット(例えば、UE固有の検索空間セット)であるかどうかのうちの少なくとも一つを示し得る。共通検索空間セット内のCCEのセットは、事前に定義され、無線デバイスに既知であり得る。無線デバイス固有の検索空間セット(例えば、UE固有の検索空間セット)におけるCCEのセットは、例えば、無線デバイス(例えば、C-RNTI)のアイデンティティに基づいて構成され得る。
【0142】
図14Bで、無線デバイスは、一つまたは複数のRRCメッセージに基づいて、CORESETの時間周波数リソースを決定し得る。無線デバイスは、例えば、CORESETの構成パラメーターに基づいて、CORESETのCCE~REGマッピング(例えば、インターリーブまたは非インターリーブ、および/またはマッピングパラメーター)を決定し得る。無線デバイスは、例えば、一つまたは複数のRRCメッセージに基づいて、CORESET上に/のために構成されるいくつかの(例えば、最大で10)検索空間セットを決定し得る。無線デバイスは、検索空間セットの構成パラメーターに従って、PDCCH候補のセットを監視し得る。無線デバイスは、一つまたは複数のDCIを検出するために、一つまたは複数のCORESET内のPDCCH候補のセットを監視し得る。監視は、監視されたDCIフォーマットに従って、PDCCH候補のセットの一つまたは複数のPDCCH候補を復号することを含み得る。監視は、可能性のある(または構成される)PDCCH位置、可能な(または構成される)PDCCHフォーマット(例えば、CCEの数、共通の検索空間におけるPDCCH候補の数、および/または無線デバイス固有の検索空間におけるPDCCH候補の数)、および可能な(または構成される)DCIフォーマットで一つまたは複数のPDCCH候補のDCI内容を復号することを含み得る。復号化は、ブラインド復号化と呼んでもよい。無線デバイスは、例えば、CRCチェック(例えば、RNTI値に一致するDCIのCRCパリティビットのスクランブルビット)の後(例えば、それに基づいて、またはそれに応答して)、DCIを、無線デバイスに対して有効であると決定し得る。無線デバイスは、DCIに含まれる情報(例えば、スケジューリング割り当て、アップリンク許可、電力制御、スロットフォーマット表示、ダウンリンクプリエンプション、および/または同種のもの)を処理し得る。
【0143】
無線デバイスは、アップリンク制御シグナリング(例えば、UCI)を基地局に送信/伝達し得る。アップリンク制御シグナリングは、受信したDL-SCHトランスポートブロックに対するHARQ確認を含んでもよい。無線デバイスは、例えば、DL-SCHトランスポートブロックの受信後(例えば、それに基づいて、またはそれに応答して)、HARQ確認を送信/伝達し得る。アップリンク制御シグナリングは、物理ダウンリンクチャネルのチャネル品質を示すCSIを含んでもよい。無線デバイスは、CSIを基地局に送信/伝達し得る。基地局は、受信したCSIに基づいて、ダウンリンク送信の送信フォーマットパラメーター(例えば、マルチアンテナおよびビーム形成スキームを含む)を決定し得る。アップリンク制御シグナリングは、スケジューリング要求(SR)を含んでもよい。無線デバイスは、アップリンクデータが基地局に送信可能であることを示すSRを送信/伝達し得る。無線デバイスは、PUCCHまたはPUSCHを介して、UCI(例えば、HARQ確認応答(HARQ-ACK)、CSIレポート、SRなど)を送信/伝達し得る。無線デバイスは、いくつかのPUCCHフォーマットのうちの一つを使用して、PUCCHを介してアップリンク制御シグナリングを送信/伝達し得る。
【0144】
複数のPUCCHフォーマット(例えば、五つのPUCCHフォーマット)があり得る。無線デバイスは、例えば、UCIのサイズ(例えば、UCI送信のアップリンクシンボルの数量/数およびUCIビットの数)に基づいて、PUCCHフォーマットを決定し得る。PUCCHフォーマット0は、一つまたは二つのOFDMシンボルの長さを有してもよく、二つ以下のビットを含んでもよい。無線デバイスは、例えば、送信が一つまたは二つのシンボルにわたって/介しており、ポジティブまたはネガティブSR(HARQ-ACK/SRビット)を有するHARQ-ACK情報ビットの数量/数が一つまたは二つである場合、PUCCHフォーマット0を使用して、PUCCHリソースを介してUCIを送信/伝達し得る。PUCCHフォーマット1は、いくつかのOFDMシンボル(例えば、4~14個のOFDMシンボルの間)を占めてもよく、2ビット以下のビットを含んでもよい。無線デバイスは、例えば、送信が四つ以上のシンボルにわたって/介しており、かつHARQ-ACK/SRビットの数が一つまたは二つである場合、PUCCHフォーマット1を使用し得る。PUCCHフォーマット2は、一つまたは二つのOFDMシンボルを占有してもよく、2ビット超を含んでもよい。無線デバイスは、例えば、送信が一つまたは二つのシンボルにわたって/介しており、UCIビットの数量/数が二つ以上である場合、PUCCHフォーマット2を使用し得る。PUCCHフォーマット3は、いくつかのOFDMシンボル(例えば、4~14個のOFDMシンボルの間)を占めてもよく、2ビット超を含んでもよい。無線デバイスは、例えば、送信が四つ以上のシンボルであり、UCIビットの数量/数は二つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコード(OCC)を含まない場合、PUCCHフォーマット3を使用し得る。PUCCHフォーマット4は、いくつかのOFDMシンボル(例えば、4~14個のOFDMシンボルの間)を占めてもよく、2ビット超を含んでもよい。無線デバイスは、例えば、送信が四つ以上のシンボルであり、UCIビットの数量/数が二つ以上であり、PUCCHリソースがOCCを含む場合、PUCCHフォーマット4を使用し得る。
【0145】
基地局は、例えば、RRCメッセージを使用して、複数のPUCCHリソースセットの無線デバイスに構成パラメーターを送信/伝達し得る。複数のPUCCHリソースセット(例えば、NRでは最大4セット、または他のシステムでは最大任意の他の数量のセット)は、セルのアップリンクBWP上に構成され得る。PUCCHリソースセットは、PUCCHリソースセットインデックス、PUCCHリソース識別子(例えば、pucch-Resourceid)によって識別されるPUCCHリソースを有する複数のPUCCHリソース、および/または無線デバイスが、PUCCHリソースセット内の複数のPUCCHリソースのうちの一つを使用して送信することができるいくつかの(例えば、最大数)UCI情報ビットで構成され得る。無線デバイスは、複数のPUCCHリソースセットで構成される場合、例えば、UCI情報ビット(例えば、HARQ-ACK、SR、および/またはCSI)の合計ビット長に基づいて、複数のPUCCHリソースセットのうちの一つを選択し得る。無線デバイスは、例えば、UCI情報ビットの合計ビット長が2以下である場合に、PUCCHリソースセットインデックスが「0」に等しい第一のPUCCHリソースセットを選択し得る。無線デバイスは、例えば、UCI情報ビットの合計ビット長が2より大きく、かつ第一の構成値と等しいか、またはそれ以下の場合、PUCCHリソースセットインデックスが「1」に等しい第二のPUCCHリソースセットを選択し得る。無線デバイスは、例えば、UCI情報ビットの合計ビット長が第一の構成値より大きく、第二の構成値以下である場合に、PUCCHリソースセットインデックスが「2」と等しい第三のPUCCHリソースセットを選択し得る。無線デバイスは、例えば、UCI情報ビットの合計ビット長が第二の構成値より大きく、かつ第三の値(例えば、1406、1706、または任意の他のビット数)以下である場合に、PUCCHリソースセットインデックスが「3」と等しい第四のPUCCHリソースセットを選択し得る。
【0146】
無線デバイスは、例えば、複数のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースセットを決定した後、UCI(HARQ-ACK、CSI、および/またはSR)送信用のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースを決定し得る。無線デバイスは、例えば、PDCCH上で/を介して受信された(例えば、DCIフォーマット1_0または1_1のDCIで)DCIにおけるPUCCHリソースインジケーターに基づいて、PUCCHリソースを決定し得る。DCI内のnビット(例えば3ビット)のPUCCHリソースインジケーターは、PUCCHリソースセット内の複数の(例えば、八つの)PUCCHリソースのうちの一つを示し得る。無線デバイスは、例えば、PUCCHリソースインジケーターに基づいて、DCIのPUCCHリソースインジケーターによって示されるPUCCHリソースを使用して、UCI(HARQ-ACK、CSIおよび/またはSR)を送信/伝達し得る。
【0147】
図15Aは、無線デバイスと基地局との間の例示的な通信を示す。無線デバイス1502および基地局1504は、
図1Aに示す通信ネットワーク100、
図1Bに示される通信ネットワーク150、またはその他の通信ネットワークなど通信ネットワークの一部であり得る。通信ネットワークは、
図15Aに示されるものと実質的に同じまたは類似の構成を有する複数の無線デバイスおよび/または複数の基地局を含み得る。
【0148】
基地局1504は、無線デバイス1502を、エアーインターフェイス(または無線インターフェイス)1506上で無線通信を介してコアネットワーク(図示せず)に接続し得る。基地局1504からエアーインターフェイス1506上の無線デバイス1502への通信方向は、ダウンリンクと呼んでもよい。無線デバイス1502からエアーインターフェイス上の基地局1504への通信方向は、アップリンクと呼んでもよい。ダウンリンク送信は、例えば、さまざまな二重方式(例えば、FDD、TDD、および/または二重化技術のいくつかの組み合わせ)を使用して、アップリンク送信から分離され得る。
【0149】
ダウンリンクについて、基地局1504から無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の処理システム1508に提供/転送/送信され得る。データは、例えば、コアネットワークによって、処理システム1508に提供/転送/送信され得る。アップリンクについては、無線デバイス1502から基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の処理システム1518に提供/転送/送信され得る。処理システム1508および処理システム1518は、層3および層2のOSI機能を実装して、送信のためにデータを処理し得る。層2は、例えば、
図2A、
図2B、
図3、および
図4Aに関して説明したSDAP層、PDCP層、RLC層、およびMAC層を含み得る。層3は、例えば、
図2Bに関して説明されたRRC層を含み得る。
【0150】
無線デバイス1502に送信されるデータは、例えば、処理システム1508によって処理された後、基地局1504の送信処理システム1510に提供/転送/送信され得る。基地局1504に送信されるデータは、例えば、処理システム1518によって処理された後、無線デバイス1502の送信処理システム1520に提供/転送/送信され得る。送信処理システム1510および送信処理システム1520は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、例えば、
図2A、
図2B、
図3、および
図4Aに関して説明されたPHY層を含み得る。送信/伝達処理のために、PHY層は、例えば、トランスポートチャネルの順方向エラー訂正符号化、インターリーブ、レートマッチング、トランスポートチャネルの物理チャネルへのマッピング、物理チャネルの変調、多重入力多重出力(MIMO)またはマルチアンテナ処理、および/または同種のものを実行し得る。
【0151】
基地局1504の受信処理システム1512は、無線デバイス1502からアップリンク送信を受信し得る。基地局1504の受信処理システム1512は、一つまたは複数のTRPを含んでもよい。無線デバイス1502の受信処理システム1522は、基地局1504からダウンリンク送信を受信し得る。無線デバイス1502の受信処理システム1522は、一つまたは複数のアンテナパネルを含んでもよい。受信処理システム1512および受信処理システム1522は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、例えば、
図2A、
図2B、
図3、および
図4Aに関して説明されたPHY層を含み得る。受信処理のために、PHY層は、例えば、エラー検出、順方向エラー訂正復号化、デインターリーブ、物理チャネルへのトランスポートチャネルのデマッピング、物理チャネルの復調、MIMOまたはマルチアンテナ処理、および/または同種のものを実行し得る。
【0152】
基地局1504は、複数のアンテナ(例えば、複数のアンテナパネル、複数のTRPなど)を含んでもよい。無線デバイス1502は、複数のアンテナ(例えば、複数のアンテナパネルなど)を含んでもよい。複数のアンテナは、空間多重化(例えば、単一ユーザーMIMOまたは複数ユーザーMIMO)、送受信多様性、および/またはビーム形成などの一つまたは複数のMIMOまたはマルチアンテナ技術を実施するために使用され得る。無線デバイス1502および/または基地局1504は、単一のアンテナを有し得る。
【0153】
処理システム1508および処理システム1518は、それぞれメモリー1514およびメモリー1524と関連付けられてもよい。メモリー1514およびメモリー1524(例えば、一つまたは複数の非一時的コンピューター可読媒体)は、処理システム1508および/または処理システム1518によってそれぞれ実行され得るコンピュータープログラム命令またはコードを記憶して、一つまたは複数の機能(例えば、本明細書に記述された一つまたは複数の機能、および一般的なコンピューター、プロセッサー、メモリー、および/または他の周辺機器のその他の機能)を実行し得る。送信処理システム1510および/または受信処理システム1512は、それぞれの機能のうちの一つまたは複数を行うために実行され得るコンピュータープログラム命令またはコードを格納する、メモリー1514および/または別のメモリー(例えば、一つまたは複数の非一時的コンピューター可読媒体)に結合され得る。送信処理システム1520および/または受信処理システム1522は、それぞれの機能のうちの一つまたは複数を行うために実行され得るコンピュータープログラム命令またはコードを格納する、メモリー1524および/または別のメモリー(例えば、一つまたは複数の非一時的コンピューター可読媒体)に結合され得る。
【0154】
処理システム1508および/または処理システム1518は、一つまたは複数のコントローラーおよび/または一つまたは複数のプロセッサーを含んでもよい。一つまたは複数のコントローラーおよび/または一つまたは複数のプロセッサーは、例えば、汎用プロセッサー、デジタル信号プロセッサー(DSP)、マイクロコントローラー、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)および/または他のプログラマブル論理装置、ディスクリートゲートおよび/またはトランジスター論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、オンボードユニット、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。処理システム1508および/または処理システム1518は、信号符号化/処理、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/または無線デバイス1502および/または基地局1504が無線環境で動作することを可能にし得る任意の他の機能のうちの少なくとも一つを実行し得る。
【0155】
処理システム1508は、一つまたは複数の周辺装置1516に接続され得る。処理システム1518は、一つまたは複数の周辺装置1526に接続され得る。一つまたは複数の周辺装置1516および一つまたは複数の周辺装置1526は、特徴および/または機能を提供するソフトウェアおよび/またはハードウェア、例えばスピーカー、マイク、キーパッド、表示装置、タッチパッド、電源、衛星トランシーバー、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、ハンズフリーヘッドセット、周波数変調(FM)無線ユニット、メディアプレーヤー、インターネットブラウザ、電子制御ユニット(例えば、車両用)、および/または一つまたは複数のセンサー(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、温度センサー、レーダーセンサー、ライダーセンサー、超音波センサー、光センサー、カメラ、および/または類似のもの)を含んでもよい。処理システム1508および/または処理システム1518は、一つまたは複数の周辺装置1516および/または一つまたは複数の周辺装置1526から入力データ(例えば、ユーザー入力データ)を受信し、および/またはそれらに出力データ(例えば、ユーザー出力データ)を提供し得る。無線デバイス1502の処理システム1518は、電源から電力を受信してもよく、および/または無線デバイス1502の他の構成要素に電力を分配するように構成され得る。電源は、一つまたは複数の電源、例えば、電池、太陽電池、燃料電池、またはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。処理システム1508は、グローバル位置決めシステム(GPS)チップセット1517に接続され得る。処理システム1518は、グローバル位置決めシステム(GPS)チップセット1527に接続され得る。GPSチップセット1517およびGPSチップセット1527は、それぞれ無線デバイス1502および基地局1504の位置情報を決定し、提供するように構成され得る。
【0156】
図15Bは、本明細書に記載のさまざまな装置のいずれかを実施するために使用され得るコンピューティングデバイスの例示的な要素を示し、例えば、基地局160A、160B、162A、162B、220、および/または1504、無線デバイス106、156A、156B、210、および/または1502、または本明細書に記載される任意の他の基地局、無線デバイス、AMF、UPF、ネットワーク装置、またはコンピューティングデバイスを含む。コンピューティングデバイス1530は、ランダムアクセスメモリー(RAM)1533、リムーバブル媒体1534(ユニバーサルシリアルバス(USB)ドライブ、コンパクトディスク(CD)もしくはデジタル多用途ディスク(DVD)、もしくはフロッピーディスクドライブなど)、または任意の他の所望の記憶媒体に格納される命令を実行し得る、一つまたは複数のプロセッサー1531を含み得る。命令はまた、接続される(または内部)ハードドライブ1535に記憶され得る。コンピューティングデバイス1530はまた、プロセッサー1531上で実行されるプロセス、およびコンピューティングデバイス1530の任意のハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネント(例えば、ROM1532、RAM1533、リムーバブル媒体1534、ハードドライブ1535、デバイスコントローラー1537、ネットワークインターフェイス1539、GPS1541、Bluetoothインターフェイス1542、WiFiインターフェイス1543など)へのアクセスを要求する任意のプロセスを監視するための一つまたは複数のコンピュータープログラムの命令を実行し得るセキュリティプロセッサー(図示せず)を含んでもよい。コンピューティングデバイス1530は、ディスプレイ1536(例えば、画面、表示装置、モニター、テレビなど)などの一つまたは複数の出力デバイスを含んでもよく、ビデオプロセッサーなどの一つまたは複数の出力デバイスコントローラー1537を含んでもよい。また、リモートコントロール、キーボード、マウス、タッチスクリーン、マイクなど、一つまたは複数のユーザー入力装置1538があり得る。コンピューティングデバイス1530はまた、有線インターフェイス、無線インターフェイス、または二つの組み合わせであり得る、ネットワークインターフェイス1539などの一つまたは複数のネットワークインターフェイスを含んでもよい。ネットワークインターフェイス1539は、コンピューティングデバイス1530がネットワーク1540(例えば、RAN、またはその他の任意のネットワーク)と通信するためのインターフェイスを提供し得る。ネットワークインターフェイス1539は、モデム(例えば、ケーブルモデム)を含んでもよく、外部ネットワーク1540は、通信リンク、外部ネットワーク、家庭内ネットワーク、プロバイダーの無線、同軸、ファイバー、またはハイブリッドファイバー/同軸分配システム(例えば、DOCSISネットワーク)、または任意の他の所望のネットワークを含んでもよい。さらに、コンピューティングデバイス1530は、グローバル位置決め信号を受信および処理し、外部サーバーおよびアンテナから可能な支援を得て、コンピューティングデバイス1530の地理的位置を決定するように構成され得る、グローバル位置決めシステム(GPS)マイクロプロセッサー1541などの位置検出装置を含んでもよい。
【0157】
図15Bは、ハードウェア構成であり得るが、示されるコンポーネントは、同様にソフトウェアとして実装され得る。所望の場合には、コンピューティングデバイス1530の構成要素を追加、除去、結合、分割などするように変更を加えてもよい。さらに、構成要素は、基本的なコンピューティングデバイスおよび構成要素を使用して実装されてもよく、同じ構成要素(例えば、プロセッサー1531、ROMストレージ1532、ディスプレイ1536など)を使用して、本明細書に記載される他のコンピューティングデバイスおよび構成要素のいずれかを実装し得る。例えば、本明細書で説明されるさまざまな構成要素は、
図15Bに示すように、コンピューター可読媒体に格納されたコンピューター実行可能命令を実行するプロセッサーなどの構成要素を有するコンピューティングデバイスを使用して実装され得る。本明細書に記載されるエンティティの一部または全ては、ソフトウェアベースであってもよく、共通の物理プラットフォームに共存し得る(例えば、要求エンティティは、依存エンティティとは別個のソフトウェアプロセスおよびプログラムであってもよく、それら両方とも共通のコンピューティングデバイス上でソフトウェアとして実行され得る)。
【0158】
図16Aは、アップリンク送信のための例示的な構造を示す。物理アップリンク共有チャネルを表すベースバンド信号の処理は、一つまたは複数の機能を含み得る/実行し得る。この一つまたは複数の機能は、スクランブリング、複素数値シンボルを生成するためのスクランブルビットの変調、一つまたはいくつかの送信層上への複素数値変調シンボルのマッピング、複素数値シンボルを生成するための変換プリコーディング、複素数値シンボルのプリコーディング、プリコーディングされた複素数値シンボルのリソース要素へのマッピング、複素数値時間ドメイン単一キャリア周波数分割多重アクセス(SC-FDMA)、アンテナポートに対するCP-OFDM信号、または任意の他の信号の生成、および/または同様のものの少なくとも一つを含むことができる。アップリンク送信用のSC-FDMA信号は、例えば、変換プリコーディングが有効化される場合に生成され得る。アップリンク送信用のCP-OFDM信号は、例えば、変換プリコーディングが有効になっていない場合(例えば、
図16Aに示されるように)、生成され得る。これらの機能は例であり、アップリンク送信のための他の機構を実装し得る。
【0159】
図16Bは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調およびアップコンバージョンのための例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポートおよび/または複素数値物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)ベースバンド信号に対する、複素数値SC-FDMA、CP-OFDMベースバンド信号(または任意の他のベースバンド信号)であり得る。フィルターリングは、例えば、送信前に実施/採用され得る。
【0160】
図16Cは、ダウンリンク送信の例示的な構造を示す。物理ダウンリンクチャネルを表すベースバンド信号の処理は、一つまたは複数の機能を含み得る/実行し得る。この一つまたは複数の機能は、物理チャネル上で/を介して送信/伝送されるべきコードワード内の符号化されたビットのスクランブリング、複素数値変調シンボルを生成するためのスクランブルされたビットの変調、複素数値変調シンボルの一つまたはいくつかの送信層上へのマッピング、アンテナポート上での送信のための層上にある複素数値変調シンボルのプリコーディング、アンテナポートの複素数値変調シンボルのリソース要素へのマッピング、アンテナポート毎の複素数値時間ドメインOFDM信号の生成、および/または同様のものを含むことができる。これらの機能は、ダウンリンク送信のための実施例であり、その他の機構を実装し得る。
【0161】
図16Dは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調およびアップコンバージョンのための例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポートまたは任意の他の信号に対する複素数値OFDMベースバンド信号であり得る。フィルターリングは、例えば、送信前に実施/採用され得る。
【0162】
無線デバイスは、基地局から、複数のセル(例えば、一次セル、一つまたは複数の二次セル)の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信し得る。無線デバイスは、複数のセルを介して、少なくとも一つの基地局(例えば、二つ以上の二重接続の基地局)と通信し得る。一つまたは複数のメッセージ(例えば、構成パラメーターの一部として)は、無線デバイスを構成するためのPHY、MAC、RLC、PCDP、SDAP、RRC層のパラメーターを含んでもよい。構成パラメーターは、PHYおよびMAC層チャネル、ベアラなどを構成するためのパラメーターを含み得る。構成パラメーターは、PHY、MAC、RLC、PCDP、SDAP、RRC層、および/または通信チャネルに対するタイマーの値を示すパラメーターを含み得る。
【0163】
タイマーは、例えば、開始された場合に、実行を開始し、停止されるか、または満了するまで、実行を続けることができる。タイマーは、動いていない場合に開始され得るか、動いている場合に再起動され得る。タイマーは、値と関連付けられてもよい(例えば、タイマーは、ある値から開始または再開されてもよく、またはゼロから開始され、値に到達したら満了し得る)。タイマーの持続時間は、例えば(例えば、BWPスイッチングにより)タイマーが停止するか、または満了するまで更新され得ない。タイマーを使用して、プロセスの期間/ウィンドウを測定することができる。一つまたは複数のタイマーまたは他のパラメーターに関連する実施および/または手順に関して、一つまたは複数のタイマーまたは他のパラメーターを実施するための複数の方法があり得ることが理解されよう。タイマーを実施する複数の方法のうちの一つまたは複数を使用して、処置の期間/ウィンドウを測定することができる。ランダムアクセス応答ウィンドウタイマーは、ランダムアクセス応答を受信するための時間のウィンドウを測定するために使用され得る。二つのタイムスタンプ間の時間差は、例えば、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマーを開始して、タイマーの満期を決定する代わりに、使用され得る。時間ウィンドウを測定するためのプロセスは、例えば、タイマーが再開された場合に再開され得る。他の実施例の実施は、時間ウィンドウの測定を再開するために構成/提供され得る。
【0164】
無線通信は、相補的アクセス技術を使用し得る。相補的アクセス技術は、二つ以上のアクセス技術の組み合わせを含み得る。少なくとも一部のタイプの無線通信(例えば、3GPPリリース16、早期/後期の3GPPリリースまたは世代、および/または他のアクセス技術と互換性)は、他のタイプの無線通信(例えば、WLAN、および/または他のアクセス技術)に対応するリソース(例えば、ライセンスされていないスペクトル)の使用を可能にし得る、作業間ソリューションで可能とされ得る。ライセンスされていないスペクトルを利用する相補的アクセス技術は、無線トラフィックの使用および/または成長を満たすために配備され得る。ライセンスされていないスペクトルは、利用可能な場合、ライセンスされたスペクトルの効果的な補完であってもよく、および/または少なくとも一部のシナリオ(例えば、ホットスポットおよび/または他のアクセスポイントによってサービスされ得る領域)では、高トラフィックへの対処に役立ち得る。例えば、ライセンスされた支援アクセス(LAA)および/またはライセンスされていないバンド(NR-U)上の新しい無線は、無線通信のためのライセンスされていないスペクトルの使用を可能にし得る(例えば、3GPPリリース16、早期/後期の3GPPリリースまたは世代、LTEアクセス技術、および/またはその他のアクセス技術を使用して)。ライセンスされていないスペクトルの使用は、他の利点の中でも特に、ネットワーク効率を最適化し、ネットワーク容量を改善することができる。
【0165】
無線デバイスは、ライセンスされていないバンド(例えば、LAAセルおよび/またはNR-Uセルと呼んでもよい)および/またはライセンスされたバンドで構成されるセル内の通信のために、リッスン・ビフォア・トーク(LBT)手順を使用し得る。LAAセルおよび/またはNR-Uセルは、ライセンスされていないバンドで動作する任意のセルを指し得る。セルは、ライセンスされたバンドで作動するアンカーセルを含む非スタンドアローンセルとして動作してもよく、またはライセンスされたバンドでアンカーセルなしでスタンドアローンセルとして動作し得る。LBT手順には、クリアチャネル評価(CCA)を含めることができる。機器(例えば、無線デバイスおよび/または他のコンピューティングデバイス)は、例えば、LBT手順でチャネルを使用する前に、CCAを実施することができる。CCAは、少なくともエネルギー検出を利用して、チャネル上の他の信号の有無を決定し得る。チャネル上の他の信号(例えば、閾値を超える信号パワーレベルの表示)の存在は、チャネルが占有されると示し得る。チャネル上の他の信号(例えば、閾値を下回る信号パワーレベルの表示)の不在は、チャネルがクリアであることを示し得る。LBTの使用は、国固有、地域固有、および/またはその他の地域の規制および/または要件によって異なってもよい。例えば、欧州および日本の規制は、ライセンスされていないバンド(例えば、5GHzのライセンスされていないバンド)におけるLBTの使用を義務付けている。LBTを使用したキャリア感知は、ライセンスされていないスペクトルの公正な共有に使用され得る。
【0166】
ライセンスされていないキャリア上での不連続送信は、限定された最大送信期間で有効化され得る。一部の機能は、例えば、ライセンスされていないバンドにおける不連続ダウンリンク送信の間(例えば、開始時)に、送信される(例えば、伝達される)一つまたは複数の信号によってサポートされ得る。チャネル予約は、例えば、成功したLBT手順を介したチャネルアクセスの取得に基づいて(例えば、その後で)、NR-Uノードによる信号の送信によって可能とされ得る。チャネル予約によって、他のノードが、特定の閾値を超えるエネルギーで送信された信号の受信に基づいて、チャネルが占有されると決定することができる。不連続ダウンリンク送信を有するライセンスされていないバンドで動作するための一つまたは複数の信号によってサポートされ得る手順(例えば、機能)は、無線デバイスによるライセンスされていないバンドにおけるダウンリンク送信の検出(セル識別を含む)、無線デバイスの時間および周波数の同期などの一つまたは複数のものを含み得る。
【0167】
LBT手順は、さまざまな無線通信に対して実施され得る。LBT手順は、例えば、無線通信の共存(例えば、公正かつ友好的な共存)のために(例えば、LTEアクセス技術、NRアクセス技術、および/または他の任意のアクセス技術などの複数の異なるアクセス技術を使用する)、ライセンスされていないスペクトル(例えば、他のオペレーターおよび/または他のアクセス技術に対応する通信)における通信とともに使用され得る。ライセンスされていないスペクトルでキャリア(またはチャネル)上で送信を試みるノードに対するLBT手順では、チャネルが使用に無料であるかを決定するために、ノードがCCAを実行することを必要とし得る。LBT手順は、チャネルが使用されるかどうかを決定するための少なくとも無線信号エネルギー検出を含み得る。一部の領域(例えば、欧州)における規制要件は、キャリア(またはチャネル)上の測定されるエネルギーが閾値よりも大きい場合、ノードがチャネルがフリーでない(例えば、チャネルが他のノードによって使用される)と想定し得るように、エネルギー検出閾値を指定し得る。ノードは、任意に、規制要件によって指定されるものよりも低い閾値をエネルギー検出に使用し得る。一部の通信(例えば、NR-U通信)は、エネルギー検出閾値を適応的に変更し得る。例えば、通信(例えば、NR-U通信)は、上限からエネルギー検出閾値を適応的に低下させてもよい。閾値の適合は、閾値の静的および/または半静的な決定を含み得る。カテゴリー4のLBT手順および/または他のタイプのLBT手順を使用し得る。
【0168】
さまざまなLBT手順の例が使用され得る。LBT手順は、例えば、少なくとも一部の実装シナリオでは、少なくとも一部の状況で、一部の信号の送信のために、および/または少なくとも一部の周波数での送信のために、送信エンティティによって使用されなくてもよい。カテゴリー1のLBT手順(CAT1、例えば、LBT手順なし)は、一つまたは複数の事例で使用され得る。無線デバイスは、例えば、チャネルがダウンリンク送信のために基地局によって保持され、かつ無線デバイスがアップリンク送信のためにチャネルを引き継ぐ場合、ライセンスされていないバンドのチャネルにおいてLBT手順なしでアップリンク送信を実施することができる。カテゴリー2のLBT手順(CAT2、例えば、ランダムバックオフを伴わないLBT手順)を使用し得る。送信エンティティがデータを送信/伝達し得る前に、チャネルが(例えば、無線デバイスによって、基地局によって)アイドル状態であることを感知される時間は、決定的であり得る。カテゴリー3のLBT手順(CAT3、例えば、固定サイズの競合ウィンドウを有するランダムバックオフを有するLBT手順)を使用し得る。LBT手順は、その構成要素のうちの少なくとも一つとして以下の手順を有し得る。送信エンティティ(例えば、無線デバイス、基地局)は、競合ウィンドウ内で乱数Nを選択し得る。競合ウィンドウのサイズは、Nの最小値および最大値によって指定され得る。競合ウィンドウのサイズは、固定され得る。乱数Nは、LBT手順で使用され、送信エンティティがチャネル内でデータを送信/伝達し得る前にチャネルがアイドル状態であることが感知される時間の長さを決定することができる。カテゴリー4のLBT手順(CAT4、例えば、可変サイズの競合ウィンドウを有するランダムバックオフを有するLBT手順)を使用し得る。送信エンティティ(例えば、無線デバイス、基地局)は、競合ウィンドウ内で乱数Nを選択し得る。競合ウィンドウのサイズは、Nの最小値および最大値によって指定され得る。送信エンティティは、競合ウィンドウのサイズを変化させ、競合ウィンドウ内の乱数Nを選択し得る。乱数Nは、LBT手順で使用され、送信エンティティがチャネル内でデータを送信/伝達し得る前にチャネルがアイドル状態であることが感知される時間の長さを決定することができる。
【0169】
無線デバイスは、ライセンスされていないバンド上のアップリンク送信のために、アップリンクLBT手順を使用し得る。アップリンクLBT手順は、ダウンリンクLBT手順とは異なってもよい。アップリンクLBT手順およびダウンリンクLBT手順では、異なるLBTプロトコルおよび/またはパラメーターを使用し得る。例えば、アップリンクLBT手順は、無線デバイスのチャネル競合機会に影響を与え得る、予定されたアクセスに基づいてもよい。異なるアップリンクLBT手順を動機付けるその他の考慮事項には、ある期間(例えば、サブフレーム、スロット、および/またはミニスロット)における複数の無線デバイスの多重化が含まれるが、これに限定されるものではない。
【0170】
ダウンリンク送信バーストは、同じキャリアコンポーネント(CC)上のノードから直前および/または直後に送信のないダウンリンク送信ノードからの連続送信であり得る。無線デバイスの観点からのアップリンク送信バーストは、同じCC上の同じ無線デバイスからの直前または直後の送信のない無線デバイスからの連続送信であり得る。アップリンク送信バーストは、無線デバイスの観点から定義され得る。アップリンク送信バーストは、基地局の観点から定義され得る。ダウンリンク送信バーストおよびアップリンク送信バーストは、例えば、基地局がダウンリンク送信およびアップリンク送信を同じライセンスされていないキャリア上で動作する場合など、同じライセンスされていないキャリア上でTDMを使用してスケジュールされ得る。瞬時は、ダウンリンク送信バーストおよび/またはアップリンク送信バーストを含み得る。
【0171】
競合ベースのランダムアクセス(CBRA)および/または競合のないランダムアクセス(CFRA)がサポートされ得る。CBRAおよび/またはCFRAは、マスターセルグループの一次セルまたは二次セルグループ(SpCell)の一次セル上でサポートされ得る。CFRAは、SCell上でサポートされ得る。RARは、SpCellを介して(例えば、非スタンドアローンのシナリオで)送信され得る。RARは、SpCellおよび/またはSCellを介して(例えば、スタンドアローンのシナリオで)送信され得る。所定のHARQプロセスインジケーター/識別子/インデックス(ID)を、RARに使用し得る。
【0172】
キャリアアグリゲーションがサポートされ得る。ライセンスされたバンド上に構成されるPCellと、ライセンスされていないバンド上に構成されるSCellとの間のキャリアアグリゲーションは、サポートされ得る。SCellは、ダウンリンク送信およびアップリンク送信の両方に対して構成されてもよく、またはダウンリンク送信のみに対して構成され得る。ライセンスされたバンド上に構成されるPCell(例えば、LTEセル、または任意の他のセル)と、ライセンスされていないバンド上に構成されるPSCell(例えば、NR-Uセル、または任意の他のセル)との間の二重接続がサポートされ得る。全てのキャリアが一つまたは複数のライセンスされていないバンド内にある、ライセンスされていないバンドでのスタンドアローン動作がサポートされ得る。ライセンスされていないバンド内のダウンリンク送信およびライセンスされたバンド内のアップリンク送信のために、またはその逆のために構成されるセルがサポートされ得る。ライセンスされたバンド上のPCell(例えば、NRセル、または任意の他のセル)と、ライセンスされていないバンド上のPSCell(例えば、NR-Uセル、または任意の他のセル)との間の二重接続がサポートされ得る。
【0173】
図17は、LBT障害検出の例を示す。無線デバイス1700は、例えば、チャネル上の信号の存在を決定することに基づいて、LBT手順が失敗したと決定し得る。無線デバイス1700は、LBT障害カウンター(または類似の機構/方法)を使用して、信号がチャネル上で検出された時間の量を追跡し得る。無線デバイス1700は、例えば、LBTカウンターによって示される値が閾値を超える場合、アップリンクLBT障害を決定し得る。本明細書のLBT障害カウンターは、単に例として使用されるが、当業者は、任意の類似の機構が本発明の目的のために使用され得ることを認識し得る。
【0174】
無線デバイス1700は、一つまたは複数のメッセージを受信し得る。無線デバイス1700は、基地局から一つまたは複数のメッセージを受信し得る。一つまたは複数のメッセージは、一つまたは複数の構成パラメーターを含み得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、セルに対するものであり得る。セルは、PCellまたはSCellであり得る。セルは、PUCCH(例えば、PUCCH SCell)で構成されるSCellであり得る。セルは、ライセンスされていないセル(例えば、ライセンスされていないバンドで作動するセル)であり得る。セルは、ライセンスされたセル(例えば、ライセンスされたバンドで作動するセル)であり得る。
【0175】
セルは、複数の無線リソース(例えば、BWP、バンド、サブバンド、および/または任意の他の無線リソース)を含んでもよい。複数のBWPは、セルのアップリンクBWPを含む一つまたは複数のアップリンクBWPを含み得る。複数のBWPは、セルのダウンリンクBWPを含む一つまたは複数のダウンリンクBWPを含み得る。複数のBWPのBWPは、アクティブ状態および非アクティブ状態のうちの一つであり得る。無線デバイス1700は、例えば、ダウンリンクBWPがアクティブ状態である場合に、一つまたは複数のダウンリンクBWPのダウンリンクBWPにおいて、ダウンリンクチャネル/信号(例えば、PDCCH、DCI、CSI-RS、PDSCH)を監視し得る。無線デバイス1700は、例えば、ダウンリンクBWPがアクティブ状態である場合に、一つまたは複数のダウンリンクBWPのダウンリンクBWP上で/を介してダウンリンク送信(例えば、PDSCH送信)を受信し得る。無線デバイス1700は、例えば、ダウンリンクBWPが非アクティブ状態にある場合、一つまたは複数のダウンリンクBWPのダウンリンクBWPにおいて、ダウンリンクチャネル/信号(例えば、PDCCH、DCI、CSI-RS、PDSCH)を監視しなくてもよい。無線デバイス1700は、例えば、ダウンリンクBWPが非アクティブ状態である場合に、一つまたは複数のダウンリンクBWPをダウンリンクBWP上で/を介してダウンリンク送信(例えば、PDSCH送信)を受信しなくてもよい。
【0176】
無線デバイス1700は、例えば、アップリンクBWPがアクティブ状態である場合に、一つまたは複数のアップリンクBWPのあるアップリンクBWPを介して、アップリンク信号/チャネル(例えば、PUCCH送信、プリアンブル、PUSCH送信、PRACH送信、SRS送信など)を送信/伝達し得る。無線デバイス1700は、例えば、アップリンクBWPが非アクティブ状態にある場合など、一つまたは複数のアップリンクBWPのあるアップリンクBWPを介してアップリンク信号/チャネル(例えば、PUCCH送信、プリアンブル、PUSCH送信、PRACH送信、SRS送信など)を送信/伝達しなくてもよい。
【0177】
無線デバイス1700は、セルの一つまたは複数のダウンリンクBWPのダウンリンクBWPをアクティブ化し得る。ダウンリンクBWPをアクティブ化することは、無線デバイス1700が、ダウンリンクBWPをセルのアクティブダウンリンクBWPとして設定することを含み得る。ダウンリンクBWPをアクティブ化することは、無線デバイス1700がダウンリンクBWPをアクティブ状態に設定することを含み得る。ダウンリンクBWPをアクティブ化することは、ダウンリンクBWPを非アクティブ状態からアクティブ状態に切り替えることを含み得る。
【0178】
無線デバイス1700は、セルの一つまたは複数のアップリンクBWPのあるアップリンクBWPをアクティブ化し得る。アップリンクBWPをアクティブ化することは、無線デバイス1700がセルのアクティブアップリンクBWPとしてアップリンクBWPを設定することを含んでもよい。アップリンクBWPをアクティブ化することは、無線デバイス1700がアップリンクBWPをアクティブ状態に設定することを含んでもよい。アップリンクBWPをアクティブ化することは、アップリンクBWPを非アクティブ状態からアクティブ状態に切り替えることを含み得る。
【0179】
一つまたは複数の構成パラメーターは、LBT障害検出および復旧構成パラメーターを含み得る。LBT障害検出および復旧構成パラメーターは、セルのアップリンクBWP用であり得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、アップリンクBWPに対するLBT障害の最大数量(例えば、数)を示し得る。LBT障害検出および復旧構成パラメーターは、LBT障害の最大数量(例えば、数)を示し得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、セルに対するLBT障害の最大数量(例えば、数)を示し得る。LBT障害検出および復旧構成パラメーターは、LBT障害の最大数量(例えば、数)を示し得る。
【0180】
一つまたは複数の構成パラメーターは、アップリンクBWPのLBT検出タイマーを示し得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、LBT検出タイマーのタイマー値を示し得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、LBT検出タイマーに関連付けられるタイマー値を示し得る。LBT障害検出および復旧構成パラメーターは、LBT検出タイマーを示し得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、セルに対するLBT検出タイマーを示し得る。
【0181】
無線デバイス1700は、アップリンク送信のためにアップリンクBWPのアップリンクLBT障害を監視し得る。無線デバイス1700は、LBT障害検出のために、アップリンクLBT障害を監視し得る。アップリンク送信は、ランダムアクセスプリアンブル送信(例えば、RACH内)を含んでもよい。アップリンク送信は、PUCCH送信(例えば、SR、HARQ-ACK、CSIレポート、UCIなど)を含んでもよい。アップリンク送信は、PUSCH送信を含んでもよい。アップリンク送信は、SRS送信を含んでもよい。
【0182】
アップリンクBWPは、一つまたは複数のLBT帯域幅(または一つまたは複数のサブバンド)を含んでもよい。一つまたは複数のLBT帯域幅のあるLBT帯域幅は、20MHz、10MHz、50MHz、または任意の他の帯域幅であり得る。LBT帯域幅は、規制に基づいて決定され得る。アップリンクBWPは、80MHzであり得る。アップリンクBWPは、例えば、LBT帯域幅が20MHzである場合に、四つのLBT帯域幅を含んでもよい。アップリンクBWPは、例えば、LBT帯域幅が10MHzである場合に、八つのLBT帯域幅を含んでもよい。
【0183】
無線デバイス1700は、アップリンクBWPを介したアップリンク送信(例えば、PUSCH送信、PRACH送信、PUCCH送信、SRS送信)において/のためにLBT手順を実施することができる。アップリンク送信において/のためにLBT手順を実施することは、例えば、アップリンク送信の前に、アップリンク送信のアップリンクリソース上でCCAを実施することを含み得る。アップリンクリソース上でチェックを行うことは、エネルギー検出手順を実施して、アップリンクリソース上の信号の存在または不在を決定することを含み得る。
【0184】
無線デバイス1700は、LBT手順を実行することに基づいて、アップリンク送信において/のためにLBT手順の障害を決定(および/または検出)し得る。LBT手順の障害を決定する(および/または検出する)ことは、アップリンクリソース上の信号の存在を決定することに基づいてもよい。LBT手順の障害を決定することは、アップリンク送信のためのアップリンクリソースがビジー(または占有、クリアでない、利用できない、またはアイドルではない)であると決定することに基づいてもよい。アップリンクリソースは、一つまたは複数のLBT帯域幅を含んでもよい。アップリンク送信のためのアップリンクリソースがビジーであると決定することは、一つまたは複数のLBT帯域幅の少なくとも一つのLBT帯域幅がビジーであると決定することを含み得る。アップリンク送信のアップリンクリソースがビジーであることを決定することは、一つまたは複数のLBT帯域幅の各LBT帯域幅がビジーであることを決定することを含み得る。
【0185】
無線デバイス1700は、LBT手順を実行することに基づいて、アップリンク送信において/のためにLBT手順の成功を決定(および/または検出)し得る。LBT手順の成功を決定する(および/または検出する)ことは、アップリンクリソース上の信号の不在を決定することに基づいてもよい。LBT手順の成功を決定することは、アップリンク送信のためのアップリンクリソースがアイドル状態(または、空、クリア、利用可能、またはフリー)であると決定することに基づいてもよい。アップリンクリソースは、一つまたは複数のLBT帯域幅を含んでもよい。アップリンク送信のためのアップリンクリソースがアイドルであると決定することは、一つまたは複数のLBT帯域幅の少なくとも一つのLBT帯域幅がアイドルであると決定することを含み得る。アップリンク送信のアップリンクリソースがアイドルであると決定することは、一つまたは複数のLBT帯域幅の各LBT帯域幅がアイドルであると決定することを含み得る。
【0186】
LBT手順の障害(または成功)を決定することは、無線デバイス1700のPHY層1704によってLBT手順の障害(または成功)を決定することを含み得る。無線デバイス1700(または無線デバイス1700のPHY層1704)は、T1、T2、T3、T4、およびT5の時点で、LBT手順の障害を決定し得る。無線デバイス1700のPHY層1704は、無線デバイス1700のMAC層1708(例えば、T1、T2、T3、T4、およびT5)にLBT障害表示を送信/伝達し得る。LBT障害表示は、アップリンク送信において/のためにLBT手順の障害を示し得る。
【0187】
無線デバイス1700は、LBT障害検出のために少なくとも一つの無線デバイス変数を使用し得る。少なくとも一つの無線デバイス変数は、LBT障害カウンターを含んでもよい。LBT障害カウンターは、LBT障害表示(またはLBT障害インスタンス表示)の数量を追跡するカウンターであり得る。無線デバイス1700は、LBT障害カウンターを最初はゼロに設定し得る(例えば、時刻T1の前)。
【0188】
MAC層1708は、PHY層1704からLBT障害表示を受信し得る。無線デバイス1700は、例えば、LBT障害表示の受信に基づいて、LBT障害カウンターを増分させてもよい。無線デバイス1700は、例えば、T1、T2、T3、T4、およびT5で、LBT障害カウンターを増分させてもよい。LBT障害カウンターの増分は、無線デバイス1700のMAC層1708によってLBT障害カウンターを増分することを含み得る。無線デバイスは、LBT障害カウンターを1だけ増分させ得る。無線デバイス1700は、LBT障害カウンターを任意の他の数量(例えば、二つ、三つなど)だけ増分させてもよい。数量(例えば、数)は、固定、事前構成、および/または事前に定義されていてもよい。一つまたは複数の構成パラメーターが、数量を示し得る。数量は、LBT手順の特定された/検出された障害の数量に基づいてもよい。例えば、二つのLBT手順が失敗と決定される場合、数量は2とすることができ、四つのLBT手順が失敗と決定される場合、数量は4とすることができる。無線デバイス1700は、LBT手順の複数の障害を並列(例えば、同時にまたは実質的に同時に)に決定し得る。無線デバイス1700は、一つまたは複数のLBT帯域幅のそれぞれのLBT帯域幅上のLBT手順の複数の障害のLBT手順の各障害を決定/検出し得る。
【0189】
MAC層1708は、PHY層1704からLBT障害表示を受信し得る。無線デバイス1700は、例えば、LBT障害表示の受信に基づいて、LBT検出タイマーを開始(または再起動)し得る。無線デバイス1700は、T1、T2、T3、T4、およびT5の時点でLBT検出タイマーを起動(再)し得る。LBT検出タイマーの起動(または再起動)は、無線デバイス1700のMAC層1708によるLBT検出タイマーの起動(または再起動)を含み得る。
【0190】
LBT検出タイマーは、(例えば、時刻Tkで)満期となってもよい。無線デバイス1700は、例えば、LBT検出タイマーの満了に基づいて、LBT障害カウンターをリセットし得る。LBT障害カウンターのリセットは、LBT障害カウンターの値をゼロに設定することを含み得る。LBT障害カウンターのリセットは、LBT障害カウンターの値を任意の他の値に設定することを含み得る。値は、固定され、事前構成され、および/または事前に定義され得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、値を示し得る。
【0191】
無線デバイス1700は、LBT障害カウンターの値が、例えば、LBT障害カウンターの増分に基づいて、LBT障害の最大数量(例えば、数)と等しいか、またはそれより大きいと決定し得る。無線デバイス1700は、例えば、LBT障害の最大数量が3に等しい場合、LBT障害カウンターの値が、時刻T5におけるLBT障害の最大数量と等しいか、またはそれより大きいと決定し得る。無線デバイス1700は、例えば、LBT障害カウンターの値がLBT障害の最大数量以上であると決定することに基づいて、セルのアップリンクBWPに対するアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言し得る。無線デバイス1700は、例えば、LBT障害カウンターの値がLBT障害の最大数量(例えば、3)以上であると決定することに基づいて、セルのアップリンクBWPに対するアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言し得る(例えば、時刻T5で、またはその後で)。
【0192】
LBT障害は、LBT手順の一貫した障害(例えば、閾値を満たす障害の数量)を含み得る。例えば、アップリンクLBT障害は、アップリンクリソース(例えば、アップリンクBWP)上のLBT手順の一貫した障害(例えば、閾値を満たす障害の数量)を含み得る。ダウンリンクLBT障害は、ダウンリンクリソース(例えば、ダウンリンクBWP)上のLBT手順の一貫した障害(例えば、閾値を満たす障害の数量)を含み得る。無線デバイス1700は、LBT障害の最大数量に達するLBT障害表示の数量に基づいて、セルのアップリンクBWPに対するアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言し得る。LBT障害表示は連続的であり得る。無線デバイス1700は、アップリンクBWPに対するアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言することに基づいて、アップリンクBWPに対するLBT障害復旧手順を開始し得る。
【0193】
図18は、LBT障害検出の例を示す。無線デバイス1800(例えば、無線デバイスのMAC層1808)は、例えば、
図17を参照して説明したように、LBT障害表示を(例えば、無線デバイス1800のPHY層1804から)受信したことに基づいて、LBT障害カウンターを増分させてもよい。LBT障害カウンターは、セルのアップリンクBWP用であり得る。無線デバイス1800は、
図18を参照して説明された一つまたは複数の考慮事項に基づいて、LBT障害カウンターをリセットすることができる。LBT障害カウンターのリセットは、LBT障害カウンターの値をゼロに設定することを含み得る。無線デバイス1800は、無線デバイス1700を参照して記載した一つまたは複数の動作を行ってもよい。
【0194】
無線デバイス1800は、セルを非アクティブ化し得る。セルを非アクティブ化することは、SCell非アクティブ化タイマー(例えば、sCellDeactivationTimer)の満了に基づいてもよい。一つまたは複数の構成パラメーターは、セルに対するSCell非アクティブ化タイマーを示し得る。セルを非アクティブ化することは、SCellのアクティブ化/非アクティブ化MAC CEによるセルの非アクティブ化の受信(例えば、基地局から)に基づいてもよい。無線デバイス1800は、セルを非アクティブ化することに基づいて、LBT障害カウンターをリセットし得る。
【0195】
無線デバイス1800は、アップリンクBWPから、セルの一つまたは複数のアップリンクBWPの第二のアップリンクBWPに切り替えてもよい。アップリンクBWPから第二のアップリンクBWPへの切り替えは、セルの第二のアクティブアップリンクBWPとして第二のアップリンクBWPをアクティブ化することを含み得る。第二のアップリンクBWPをアクティブ化することは、第二のアップリンクBWPをアクティブ状態にする無線デバイス1800を含んでもよい。アップリンクBWPから第二のアップリンクBWPへの切り替えは、アップリンクBWPを非アクティブ化することを含み得る。アップリンクBWPを非アクティブ化することは、アップリンクBWPを非アクティブ状態に設定する無線デバイス1800を含んでもよい。無線デバイス1800は、BWP非アクティブタイマーの満了に基づいて、アップリンクBWPから第二のアップリンクBWPに切り替えてもよい。一つまたは複数の構成パラメーターは、セルに対するBWP非アクティブタイマーを示し得る。無線デバイス1800は、第二のアップリンクBWPを示すダウンリンク信号(例えば、DCI、RRCメッセージ、MAC CE)を受信することに基づいて、アップリンクBWPから第二のアップリンクBWPに切り替えてもよい。ダウンリンク信号は、第二のアップリンクBWPのBWPインジケーター/インデックス(例えば、bwp-Id)を示すフィールドを含み得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、第二のアップリンクBWPに対するBWPインデックスを示し得る。無線デバイス1800は、ランダムアクセス手順の開始に基づいて、アップリンクBWPから第二のアップリンクBWPに切り替えてもよい。ランダムアクセス手順は、セルに対して開始され得る。無線デバイス1800は、アップリンクBWPから第二のアップリンクBWPへの切り替えに基づいて、LBT障害カウンターをリセットし得る。
【0196】
無線デバイス1800の上位層(例えば、RRC層)は、MAC層1808(またはMACエンティティ)のリセットを要求し得る。無線デバイス1800は、例えば、MAC層1808のリセットを要求する上位層に基づいて、LBT障害カウンターをリセットし得る。
【0197】
一つまたは複数の構成パラメーターは、時間アライメントタイマーを示し得る。時間アライメントタイマーは、セルを含むタイミングアドバンスグループに対するものであり得る。無線デバイス1800は、時間アライメントタイマーの満了に基づいて、LBT障害カウンターをリセットし得る。
【0198】
無線デバイス1800は、アップリンクBWPの一つまたは複数のアップリンクチャネル/信号(例えば、PUCCH、SRS)をリリースし得る。一つまたは複数のアップリンクチャネル/信号をリリースすることは、時間アライメントタイマーの満了に基づいてもよい。一つまたは複数のアップリンクチャネル/信号をリリースすることは、MAC層のリセットを要求する上位層に基づいてもよい。一つまたは複数のアップリンクチャネル/信号をリリースすることは、SR送信の最大数量に到達するSR送信の数量に基づいてもよい(例えば、上位層パラメーターsr-TransMaxによって提供されるように)。一つまたは複数の構成パラメーターは、SR送信の最大数量を示し得る。無線デバイス1800は、SR送信の最大数量に達するSR送信の数量に基づいて、LBT障害カウンターをリセットし得る。無線デバイス1800は、一つまたは複数のアップリンクチャネル/信号をリリースすることに基づいて、LBT障害カウンターをリセットし得る。
【0199】
無線デバイス1800は、アップリンクBWPの一つまたは複数のアップリンクチャネル/信号(例えば、PUSCH、構成されるアップリンク許可)をクリアし得る。一つまたは複数のアップリンクチャネル/信号をクリアすることは、時間アライメントタイマーの満了に基づいてもよい。一つまたは複数のアップリンクチャネル/信号をクリアすることは、MAC層のリセットを要求する上位層に基づいてもよい。一つまたは複数のアップリンクチャネル/信号をクリアすることは、SR送信の最大数量に到達したSR送信の数量に基づいてもよい(例えば、上位層パラメーターsr-TransMaxによって提供されるように)。一つまたは複数の構成パラメーターは、SR送信の最大数量を示し得る。無線デバイス1800は、一つまたは複数のアップリンクチャネル/信号をクリアすることに基づいて、LBT障害カウンターをリセットし得る。
【0200】
構成されるアップリンク許可をクリアすることは、無線デバイス1800が、構成されるアップリンク許可によって示される少なくとも一つのアップリンク無線リソースを介して、トランスポートブロックを送信/伝達しないことを含み得る。構成されるアップリンク許可をクリアすることは、無線デバイス1800が、構成されるアップリンク許可のトランスポートブロックを送信しないことを含み得る。基地局は、例えば、第二の無線デバイスに、構成されるアップリンク許可(または構成されるアップリンク許可によって示される少なくとも一つのアップリンク無線リソース)を指定し/割り当て得る。無線デバイス1800は、例えば、無線デバイス1800が、構成されるアップリンク許可をクリアしない場合など、構成されるアップリンク許可によって示される少なくとも一つのアップリンク無線リソースを介して、トランスポートブロックを送信し得る。少なくとも一つのアップリンク無線リソースを介してトランスポートブロックを送信すると、第二の無線デバイスからの送信との衝突が生じ得る。構成されるアップリンク許可をクリアすることは、無線デバイス1800が、構成されるアップリンク許可をアップリンク送信に使用しないことを含み得る。
【0201】
アップリンクチャネル/信号をリリースすることは、無線デバイス1800がアップリンクチャネル/信号の構成をリリースすることを含んでもよい。基地局は、無線デバイス1800が、例えば、アップリンクチャネル/信号のリリースに基づいて、アップリンクチャネル/信号によって示される少なくとも一つのアップリンク無線リソースを(再)使用することを可能にするために、メッセージ(例えば、明示的なメッセージ、PDCCHシグナリング、MAC CE、RRCメッセージなど)を使用して、アップリンクチャネル/信号で、無線デバイス1800を再構成(または再スケジュール)し得る。
【0202】
無線デバイス1800は、例えば、基地局から、一つまたは複数の第二の構成パラメーター(例えば、RRCメッセージ内の再構成パラメーター)を受信し得る。一つまたは複数の第二の構成パラメーターは、セルのアップリンクBWPに対する第二のLBT障害検出および復旧構成パラメーターを含み得る。
【0203】
第二のLBT障害検出および復旧構成パラメーターは、LBT障害の第二の最大数量(例えば、数)を示し得る。LBT障害の第二の最大数量を示す第二のLBT障害検出および復旧構成パラメーターは、LBT障害の第二の最大数量で、LBT障害の最大数量を再構成/置換/オーバーライドすることを含み得る。LBT障害の第二の最大数を示す第二のLBT障害検出および復旧構成パラメーターは、LBT障害の第二の最大数量の値で、LBT障害の最大数量の値を再構成することを含み得る。無線デバイス1800は、LBT障害の第二の最大数量を示す第二のLBT障害検出および復旧構成パラメーターに基づいて、LBT障害カウンターをリセットし得る。
【0204】
一つまたは複数の構成パラメーターは、LBT障害の最大数量(例えば、数)に対する第一の値を示し得る。一つまたは複数の第二の構成パラメーターは、LBT障害の最大数量に対する第二の値(第一の値とは異なる)を示し得る。無線デバイス1800は、第一の値とは異なる第二の値を示す、一つまたは複数の第二の構成パラメーターに基づいて、LBT障害カウンターをリセットし得る。
【0205】
第二のLBT障害検出および復旧構成パラメーターは、第二のLBT検出タイマーを示し得る。第二のLBT検出タイマーを示す第二のLBT障害検出および復旧構成パラメーターは、第二のLBT検出タイマーでLBT検出タイマーを再構成/置換/オーバーライドすることを含み得る。第二のLBT検出タイマーを示す第二のLBT障害検出および復旧構成パラメーターは、第二のLBT検出タイマーの値で、LBT検出タイマーの値を再構成することを含み得る。無線デバイス1800は、第二のLBT検出タイマーを示す第二のLBT障害検出および復旧構成パラメーターに基づいて、LBT障害カウンターをリセットし得る。
【0206】
一つまたは複数の構成パラメーターは、LBT検出タイマーの第一の値を示し得る。一つまたは複数の第二の構成パラメーターは、LBT検出タイマーについて、第一の値とは異なる第二の値を示し得る。無線デバイス1800は、第一の値とは異なる第二の値を示す、一つまたは複数の第二の構成パラメーターに基づいて、LBT障害カウンターをリセットし得る。
【0207】
一つまたは複数の第二の構成パラメーターは、アップリンクBWP用のアップリンクリソース(例えば、PUCCHリソース、SRSリソース、PUSCHリソース)を表示/再構成し得る。無線デバイス1800は、アップリンクリソースを表示/再構成する一つまたは複数の第二の構成パラメーターに基づいて、LBT障害カウンターをリセットし得る。
【0208】
一つまたは複数の第二の構成パラメーターは、アップリンクBWPに対してアップリンクリソース(例えば、PUCCHリソース、SRSリソース、PUSCHリソース)をリリースし得る。無線デバイス1800は、アップリンクリソースをリリースする一つまたは複数の第二の構成パラメーターに基づいて、LBT障害カウンターをリセットし得る。
【0209】
図19は、障害復旧のための通信例を示す。障害復旧手順は、LBT障害復旧を含み得る。無線デバイス1900は、LBT障害カウンターによって示される値がLBT障害の最大数量を超えていると決定することに基づいて、アップリンクBWPのアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言することができる(例えば、
図17を参照して説明したように)。LBT障害カウンターは、一つまたは複数のLBT障害表示1932を受信することに基づいて増分され得る。無線デバイス1900は、(例えば、
図17を参照して説明したように)アップリンクBWPのアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言することができる(例えば、時刻T0で、またはそれ以降で)。無線デバイス1900のPHY層1912は、
図17および18を参照して上述したPHY層1704およびPHY層1804を参照して記載した一つまたは複数の動作を実行し得る。無線デバイス1900のMAC層1908は、
図17および18を参照して上述したMAC層1708およびMAC層1808を参照して記載した一つまたは複数の動作を実行し得る。
【0210】
無線デバイス1900は、例えば、アップリンクBWPのアップリンクLBT障害の検出/決定/宣言に基づき、アップリンクBWPのLBT障害復旧手順のために基地局1904に、アップリンク信号1916(例えば、(SR、ランダムアクセスプリアンブル、MAC CE、PUSCH送信)の送信をトリガーすることができる(例えば、
図17を参照して説明したように)。LBT障害復旧手順のためのアップリンク信号1916の送信のトリガーは、LBT障害復旧手順を開始することを含み得る。無線デバイス1900は、アップリンクBWPに対するアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言することに基づいて、LBT障害復旧手順を開始し得る。アップリンクBWPのLBT障害復旧手順には、アップリンク信号1916を送信/伝達すること、アップリンク許可1920を受信すること、第二のアップリンク信号1924を送信/伝達すること、および/またはアップリンク許可1928を受信することを含み得る。アップリンクBWPのLBT障害復旧手順には、時刻T0~T4の期間、または時刻T1~T4の期間が含まれ得る。
【0211】
LBT障害復旧手順に対するアップリンク信号1916の送信のトリガーは、継続中のLBT障害復旧手順がないと決定することにさらに基づいていてもよい。継続中のLBT障害復旧手順は、セルに対するものであり得る。進行中のLBT障害復旧手順は、セルとは異なる第二のセルに対するものであり得る。無線デバイス1900は、例えば、無線デバイス1900が、アップリンクBWPのアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言するときに、(例えば、セルまたはセルとは異なる第二のセルに対して)継続中のLBT障害復旧手順がないと決定し得る。無線デバイス1900は、例えば、進行中のLBT障害復旧手順がないという決定に基づいて、アップリンクBWPのLBT障害復旧手順のために、アップリンク信号1916の送信をトリガーし得る。無線デバイス1900は、例えば、無線デバイス1900が、アップリンクBWPに対するアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言するときに、(例えば、セルまたはセルとは異なる第二のセルに対して)継続中のLBT障害復旧手順が存在すると決定し得る。無線デバイス1900は、例えば、進行中のLBT障害復旧手順があるという決定に基づいて、アップリンクBWPのLBT障害復旧手順のために、アップリンク信号1916の送信をトリガーしなくてもよい。
【0212】
LBT障害復旧手順を開始することは、継続中のLBT障害復旧手順がないと決定することに基づいてもよい。継続中のLBT障害復旧手順は、セルに対するものであり得る。進行中のLBT障害復旧手順は、セルとは異なる第二のセルに対するものであり得る。無線デバイス1900は、例えば、無線デバイス1900が、アップリンクBWPのアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言するときに、(例えば、セルまたはセルとは異なる第二のセルに対して)継続中のLBT障害復旧手順がないと決定し得る。無線デバイス1900は、例えば、継続中のLBT障害復旧手順がないという決定に基づいて、アップリンクBWPに対するLBT障害復旧手順を開始し得る。無線デバイス1900は、例えば、無線デバイス1900が、アップリンクBWPに対するアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言するときに、(例えば、セルまたはセルとは異なる第二のセルに対して)継続中のLBT障害復旧手順が存在すると決定し得る。無線デバイス1900は、例えば、進行中のLBT障害復旧手順があるという決定に基づいて、アップリンクBWPに対するLBT障害復旧手順を開始しなくてもよい。
【0213】
無線デバイス1900は、例えば、無線デバイス1900が、アップリンクBWPに対するアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言するときに、(例えば、セルまたはセルとは異なる第二のセルに対して)継続中のLBT障害復旧手順が存在すると決定し得る。無線デバイス1900は、例えば、継続中のLBT障害復旧手順があるという決定に基づいて、継続中のLBT障害復旧手順を停止/終了し得る。無線デバイス1900は、例えば、進行中のLBT障害復旧手順の停止/終了に基づいて、アップリンクBWPのLBT障害復旧手順のために、アップリンク信号1916の送信をトリガーし得る。
【0214】
無線デバイス1900は、例えば、無線デバイス1900が、アップリンクBWPに対するアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言するときに、(例えば、セルまたはセルとは異なる第二のセルに対して)継続中のLBT障害復旧手順が存在すると決定し得る。無線デバイス1900は、例えば、継続的なLBT障害復旧手順が存在するとの決定に基づいて、無線デバイス1900が、継続的なLBT障害復旧手順を停止/終了するか、またはアップリンクBWPのLBT障害復旧手順に対するアップリンク信号1916の送信をトリガーしないか(例えば、継続的なLBT障害復旧手順を継続する)を(例えば、無線デバイス1900の実装に基づいて)決定し得る。無線デバイス1900は、例えば、継続的なLBT障害復旧手順が存在すると決定することに基づいて、無線デバイス1900が、継続的なLBT障害復旧手順の停止/終了であるか、またはアップリンクBWPのLBT障害復旧手順を開始しないか(例えば、継続的なLBT障害復旧手順を継続する)を(例えば、無線デバイス1900の実装に基づいて)決定し得る。
【0215】
無線デバイス1900は、アップリンクBWPを介したアップリンク送信(例えば、PUSCH送信、PRACH送信、PUCCH送信、SRS送信など)において/のために、LBT手順を実施することができる。無線デバイス1900は、LBT障害復旧手順または継続中のLBT障害復旧手順の間(例えば、
図19の時刻T0および時刻T4の間)、LBT手順を実施し得る。無線デバイス1900は、アップリンクBWPを介したアップリンク送信において/のためにLBT手順の障害を決定し得る。無線デバイス1900は、アップリンクBWPの一つまたは複数のLBT帯域幅の任意のLBT帯域幅に対するLBT手順の障害を決定し得る。無線デバイス1900は、アップリンクBWPの一つまたは複数のLBT帯域幅のうちの少なくとも一つのLBT帯域幅に対するLBT手順の障害を決定し得る。
【0216】
無線デバイス1900は、LBT障害復旧手順または継続中のLBT障害復旧手順の間(例えば、
図19の時刻T0および時刻T4の間)、LBT手順の障害を決定し得る。無線デバイス1900のPHY層1908は、例えば、LBT障害復旧手順または継続中のLBT障害復旧手順の間のアップリンク送信において/のためにLBT手順の障害を決定することに基づいて、LBT障害表示を無線デバイス1900のMAC層1908に送信/伝達し得る、またはしなくてもよい。LBT障害表示は、アップリンク送信において/のためにLBT手順の障害を示し得る。
【0217】
無線デバイス1900は、継続中のLBT障害復旧手順がないときに、LBT手順の障害を決定し得る。無線デバイス1900のPHY層1912は、例えば、継続中のLBT障害復旧手順がない時点でのアップリンク送信において/のためにLBT手順の障害を決定することに基づいて、LBT障害表示を無線デバイス1900のMAC層1908に送信/伝達し得る。LBT障害表示は、アップリンク送信において/のためにLBT手順の障害を示し得る。
【0218】
MAC層1908は、PHY層1912からLBT障害表示を受信し得る。MAC層1908は、LBT障害復旧手順または継続中のLBT障害手順の間(例えば、
図19の時刻T0および時刻T4の間)、PHY層1912からLBT障害表示を受信し得る。無線デバイス1900は、例えば、LBT障害復旧手順または継続中のLBT障害手順中にLBT障害表示を受信することに基づいて、LBT障害カウンターを増分させなくてもよい。
【0219】
MAC層1908は、PHY層1912からLBT障害表示を受信し得る。MAC層1908は、例えば、継続中のLBT障害復旧手順がないときに、PHY層1912からLBT障害表示を受信し得る。無線デバイス1900は、例えば、継続中のLBT障害復旧手順がないときにLBT障害表示を受信することに基づいて、LBT障害カウンターを増分させてもよい。
【0220】
無線デバイス1900は、例えば、無線デバイス1900がアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言した場合、第二のアップリンク信号1924(例えば、LBT障害復旧MAC CE、PUSCH送信、トランスポートブロック、非周期性CSIレポート、UCI、PUCCH送信)を送信/伝達するためのアップリンク許可を有していないことに基づいて、LBT障害復旧手順のためのアップリンク信号1916(例えば、SR)の送信をトリガーし得る。アップリンク許可は、動的アップリンク許可(例えば、DCIによって取得/示される)を含み得る。アップリンク許可は、構成されるアップリンク許可(例えば、構成される許可タイプ1、構成される許可タイプ2)であり得る。アップリンク許可は、ランダムアクセス応答によって示され/取得され得る。アップリンク許可は、2ステップランダムアクセス手順の構成パラメーターによって示されるPUSCH機会であり得る。
【0221】
無線デバイス1900は、例えば、無線デバイス1900がアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言する場合、第二のアップリンク信号1924(例えば、LBT障害復旧MAC CE、PUSCH送信、トランスポートブロック、非周期的CSIレポート、UCI、PUCCH送信)を送信/伝達するためのアップリンク許可(例えば、動的許可、構成されたアップリンク許可、ランダムアクセス応答によって取得されたアップリンク許可など)を有することに基づいて、アップリンク信号1916(例えば、SR)の送信をトリガーしえない。無線デバイスは、例えば、無線デバイス1900がアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言する場合、アップリンク許可を有することに基づいて、LBT障害復旧手順のために、第二のアップリンク信号1924を送信/伝達し得る。
【0222】
一つまたは複数の構成パラメーターは、一つまたは複数のアップリンクチャネルリソース(例えば、PUCCHリソース、SRリソース、PRACHリソース、PUSCHリソース)を示し得る。一つまたは複数のアップリンクチャネルリソースは、一つまたは複数のセルのLBT障害復旧手順のため(専用)とし得る(例えば、他の手順および/または通信に使用されなくてもよい)。一つまたは複数のセルは、セルを含んでもよい。一つまたは複数のアップリンクチャネルリソースは、第二のセル(例えば、PCell、PUCCH SCell)上にあり得る。第二のセルは、セルとは異なってもよい。第二のセルおよびセルは同一であり得る。
【0223】
無線デバイス1900は、例えば、アップリンク信号1916の送信のトリガーに基づいて、一つまたは複数のアップリンクチャネルリソース(例えば、
図19の時刻T1で、またはその後で)のあるアップリンクチャネルリソースを介して、アップリンク信号1916(例えば、SR)を送信/伝達し得る。無線デバイス1900は、第二のセルのアクティブアップリンクBWPのアップリンクチャネルリソースを介してアップリンク信号1916を送信し得る。アップリンクチャネルリソースは、PUCCHフォーマット0のPUCCHリソースであり得る。アップリンクチャネルリソースは、PUCCHフォーマット1のPUCCHリソースであり得る。
【0224】
一つまたは複数の構成パラメーターは、一つまたは複数の第二のアップリンクチャネルリソース(例えば、PUCCHリソース、SRリソース、PRACHリソース、PUSCHリソース)を示し得る。一つまたは複数の第二のアップリンクチャネルリソースは、第三のアップリンク信号(例えば、SR)の送信用である。
【0225】
一つまたは複数の第二のアップリンクチャネルリソースは、一つまたは複数のセルのビーム障害復旧手順のため(専用)とし得る。一つまたは複数の第二のアップリンクチャネルリソースは、ビーム障害復旧手順におけるSRの第三のアップリンク信号の送信用であり得る。一つまたは複数のセルは、セルを含んでもよいし、含まなくてもよい。一つまたは複数の第二のアップリンクチャネルリソースは、第二のセル(例えば、PCell、PUCCH SCell)上にあり得る。第二のセルは、セルとは異なってもよい。第二のセルおよびセルは同一であり得る。
【0226】
一つまたは複数の第二のアップリンクチャネルリソースは、アップリンク送信(例えば、PUSCH送信、トランスポートブロック)のためにUL-SCHリソースを要求するためのものであり得る。一つまたは複数の第二のアップリンクチャネルリソースをSRに使用し得る。一つまたは複数の第二のアップリンクチャネルリソースは、UL-SCHリソースを要求する際にSRに対する第三のアップリンク信号を送信するためのものであり得る。無線デバイス1900は、例えば、一つまたは複数の保留中のSRに基づいて、一つまたは複数の第二のアップリンクチャネルリソースのある第二のアップリンクチャネルリソースを介して、第三のアップリンク信号の送信をトリガーし得る。
【0227】
無線デバイス1900は、一つまたは複数のアップリンクチャネルリソースのあるアップリンクチャネルリソースが、一つまたは複数の第二のアップリンクチャネルリソースのある第二のアップリンクチャネルリソースとオーバーラップすると決定し得る。アップリンクチャネルリソースは、第二のアップリンクチャネルリソースと少なくとも部分的に時間的にオーバーラップし得る(例えば、少なくとも一つのシンボル、少なくとも一つのスロット、少なくとも一つのサブフレームなど)。アップリンクチャネルリソースは、第二のアップリンクチャネルリソースと完全にオーバーラップし得る。
【0228】
無線デバイス1900は、第三のアップリンク信号の送信をドロップし得る。無線デバイス1900は、例えば、アップリンクチャネルリソースが第二のアップリンクチャネルリソースとオーバーラップするとの決定に基づいて、第三のアップリンク信号の送信をドロップし得る。無線デバイス1900は、例えば、アップリンクチャネルリソースが第二のアップリンクチャネルリソースとオーバーラップすると決定することに基づいて、第三のアップリンク信号の送信を実行しなくてもよい。無線デバイス1900は、例えば、アップリンクチャネルリソースが第二のアップリンクチャネルリソースとオーバーラップすると決定することに基づいて、アップリンクチャネルリソースを介してアップリンク信号1916を送信/伝達し得る。無線デバイス1900は、例えば、アップリンクチャネルリソースが第二のアップリンクチャネルリソースとオーバーラップすると決定することに基づいて、アップリンク信号1916の送信を実行し得る。第二のアップリンクチャネルリソースは、一つまたは複数のセルのビーム障害復旧手順のため(専用)とし得る。第二のアップリンクチャネルリソースは、UL-SCHリソースを要求するためのものであり得る。
【0229】
無線デバイス1900は、例えば、アップリンクチャネルリソースが第二のアップリンクチャネルリソースとオーバーラップすると決定することに基づいて、アップリンク信号1916の送信をドロップし得る。無線デバイス1900は、例えば、アップリンクチャネルリソースが第二のアップリンクチャネルリソースとオーバーラップすると決定することに基づいて、アップリンク信号1916の送信を実行しなくてもよい。無線デバイス1900は、例えば、アップリンクチャネルリソースが第二のアップリンクチャネルリソースとオーバーラップすると決定することに基づいて、第二のアップリンクチャネルリソースを介して第三のアップリンク信号を送信/伝達し得る。無線デバイス1900は、例えば、アップリンクチャネルリソースが第二のアップリンクチャネルリソースとオーバーラップすると決定することに基づいて、第三のアップリンク信号の送信を実行し得る。第二のアップリンクチャネルリソースは、一つまたは複数のセルのビーム障害復旧手順のため(専用)とし得る。
【0230】
無線デバイス1900は、例えば、アップリンク信号1916の送信に基づいて、アップリンク許可1920を示す/含むDCIに対して監視し得る。無線デバイス1900は、アップリンク許可1920(例えば、時刻T2で、またはその後で)を示す/含むDCIを受信し得る。アップリンク許可1920は、少なくとも一つのアップリンクリソースを示し得る。少なくとも一つのアップリンクリソースは、少なくとも一つの時間リソースを含んでもよい。少なくとも一つのアップリンクリソースは、少なくとも一つの周波数リソースを含んでもよい。
【0231】
アップリンク許可1920によって示される(または提供される)少なくとも一つのアップリンクリソースは、第二のアップリンク信号1924(例えば、LBT障害復旧MAC CE)の送信に使用されるリソースであり得る。アップリンク許可1920によって示される(または提供される)少なくとも一つのアップリンクリソースは、第二のアップリンク信号1924および第二のアップリンク信号1924のサブヘッダーを収容し得る。無線デバイス1900は、動的許可によって示される少なくとも一つのアップリンクリソースを介して、第二のアップリンク信号1924を(時刻T3で、またはその後に)送信/伝達し得る。第二のアップリンク信号1924は、一つまたは複数のフィールドを含んでもよい。一つまたは複数のフィールドのフィールドは、セルのセルインジケーター/インデックスを示し得る(例えば、上位層パラメーターservCellIndexによって提供される)。一つまたは複数の構成パラメーターは、セルを識別するセルインデックスを示し得る。一つまたは複数のフィールドのフィールドは、アップリンクBWPのBWPインジケーター/インデックスを示し得る(例えば、上位層パラメーターbwp-Idによって提供される)。一つまたは複数の構成パラメーターは、アップリンクBWPに関連付けられ得る(例えば、表示、識別など)BWPインデックスを示し得る。
【0232】
一つまたは複数のフィールドのフィールドは、セルの一つまたは複数のアップリンクBWPのある好ましいアップリンクBWPのBWPインデックスを示し得る(例えば、上位層パラメーターbwp-Idによって提供される)。一つまたは複数の構成パラメーターは、好ましいアップリンクBWPに関連付けられる(示す、識別するなど)BWPインデックスを示し得る。基地局1904は、無線デバイス1900をアップリンクBWPから好ましいアップリンクBWPに切り替えるダウンリンク信号(例えば、DCI、RRCメッセージ、MAC CE)を、例えば、好ましいアップリンクBWPのBWPインデックスを示すフィールドを有する第二のアップリンク信号1924を受信することに基づいて、送信/伝達し得る。無線デバイス1900は、セルの一つまたは複数のアップリンクBWPにおいてLBT手順を実行し得る。無線デバイス1900は、一つまたは複数のアップリンクBWPのそれぞれのアップリンクBWPにおいて/のためにLBT手順に対して、各LBT手順を実行し得る。無線デバイス1900は、好ましいアップリンクBWPにおいて/のために、LBT手順のあるLBT手順の成功を、決定(または検出)し得る。
【0233】
一つまたは複数のフィールドのフィールドは、少なくとも一つのLBT帯域幅の少なくとも一つのLBT帯域幅インジケーター/インデックスを示し得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、少なくとも一つのLBT帯域幅インデックスを示し得る。アップリンクBWPは、少なくとも一つのLBT帯域幅を含んでもよい。好ましいアップリンクBWPは、少なくとも一つのLBT帯域幅を含んでもよい。
【0234】
無線デバイス1900は、値と等しいHARQプロセスインジケーター/インデックス(ID)を用いて、第二のアップリンク信号1924(例えば、LBT障害復旧MAC CE)を送信し得る。アップリンク許可1920を示す/含むDCIは、HARQプロセスIDの値を示し得る。第二のアップリンク信号1924(例えば、LBT障害復旧MAC CE)を含むPUSCH送信は、値と等しいHARQプロセスIDを有し得る。無線デバイス1900は、値と等しいHARQプロセスIDを用いて、第二のアップリンク信号1924を含むPUSCH送信を送信/伝達し得る。
【0235】
無線デバイス1900は、許可(例えば、アップリンク許可1928)を示す/含む第二のDCIを受信し得る(例えば、時刻T4で、またはその後で)。第二のDCI(または許可)は、新しい送信(例えば、新しいPUSCH送信)をスケジュールし得る。第二のDCIは、アップリンクLBT障害が検出された通信チャネル(例えば、アップリンクBWP)とは異なる、新しいおよび/または異なる通信チャネル(例えば、新しいアップリンクBWP)を介した新しい送信をスケジュールし得る。第二のDCIは、第二のアップリンク信号1924を含む(例えば、トグルされたNDIを有する)PUSCH送信のHARQプロセスIDの値と同じ第二の値を有する第二のHARQプロセスIDを有する新しい送信をスケジュールし得る。第二のDCIは、第二のHARQプロセスIDの第二の値を示し得る。無線デバイス1900は、例えば、新しい送信をスケジューリングするアップリンク許可1928を示す/含む第二のDCIを受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を完了し得る。無線デバイス1900は、例えば、第二のアップリンク信号1924を含むPUSCH送信のHARQプロセスIDの値と同じ第二の値を有する、第二のHARQプロセスIDに対する新しい送信をスケジューリングするアップリンク許可1928の受信に基づいて、LBT障害復旧手順を完了させてもよい。無線デバイス1900は、例えば、第二のアップリンク信号1924に対する確認応答(ACK)メッセージの受信に基づいて、LBT障害復旧手順を完了し得る。無線デバイス1924は、第二のセル(例えば、セルと同じであるか、またはセルとは異なる)のCORESET内の第二のDCIを受信し得る。CORESETは、ビーム障害復旧手順中に監視されるBFR CORESETとは異なってもよい。
【0236】
無線デバイス1900は、LBT障害復旧手順の完了に基づいて、LBT障害カウンターをリセットし得る。無線デバイス1900は、LBT障害復旧手順の完了に基づいて、LBT検出タイマーをリセットし得る。
【0237】
無線デバイスは、アップリンク許可に基づいて、一つまたは複数のメッセージを送信/伝達し得る。例えば、無線デバイスは、アップリンク許可に基づいて、複数のMAC CE(例えば、ビーム障害復旧手順のためのBFR MAC CE、LBT障害復旧手順のためのLBT障害復旧MAC CEなど)を送信/伝達し得る。無線デバイスは、ビーム障害の検出に基づいて、セルのビーム障害復旧手順のための信号(例えば、BFR MAC CE)の送信をトリガーし得る。無線デバイスは、(例えば、
図17を参照して説明したような、セルのLBT手順の一貫した障害に基づき)セルのアップリンクリソース(例えば、BWP)のアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言することができる。無線デバイスは、アップリンクLBT障害を検出/決定/宣言することに基づいて、セルのアップリンクLBT障害復旧手順のために、LBT障害復旧MAC CE(例えば、
図19を参照して記載するなど)の送信をトリガーし得る。無線デバイスは、BFR MAC CEおよび/またはLBT障害復旧MAC CEの送信のためのアップリンク許可(例えば、アップリンク許可1920)を受信し得る。アップリンク許可は、限定されたサイズ(例えば、10バイト、60バイトなど)を有してもよく、BFR MAC CEおよびLBT障害復旧MAC CEの両方を収容することができるというわけではなくてもよい。
【0238】
少なくとも一部の実施例では、ビーム障害復旧の成功に依存し得るダウンリンク通信は、アップリンクLBT障害復旧に依存し得るアップリンク通信よりも重要であり得る(例えば、優先順位が高い、緊急性が高い、サービスレベルが高いなど)。例えば、アップリンク送信は、ダウンリンク制御チャネルで受信されたDCIによってスケジュールされ得る。無線デバイスは、DCIを受信してもよく、例えば、PUSCH送信などの送信をスケジューリングし、不定期SRS/CSI送信をトリガーし、および/またはトランスポートブロックに対するHARQ-ACK送信を示し得る。基地局は、ダウンリンク制御チャネルを介して、アップリンク送信(例えば、ランダムアクセスプリアンブル送信、構成される許可送信など)のために、ACKメッセージ(例えば、アップリンク許可1928に対応するACKメッセージなど)を送信/伝達し得る。無線デバイス(および/または基地局または他の無線デバイス)は、例えば、ビーム障害復旧手順が正常に完了していない場合、DCIおよび/またはACKメッセージを受信できなくてもよい。
【0239】
本明細書に記載されるように、無線デバイスは、ビーム障害復旧手順およびLBT障害復旧手順の優先順位を決定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスがLBT障害復旧MAC CEおよびBFR MAC CEの両方を送信しなければならない場合、アップリンク許可(例えば、MAC PDU内)に基づいて、送信のためのLBT障害復旧MAC CEおよびBFR MAC CEの優先順位付け順序を決定し得る。無線デバイスは、LBT障害復旧MAC CEとBFR MAC CEとの間の優先順位を決定し、優先順位の高いMAC CEを、よりMAC PDU内に例えば最初におよび/またはより優先順位の低いMAC CEの前に含んでもよい。無線デバイスは、例えば、利用可能なビットがありMAC PDUが両方のMAC CEを収容できる場合、例えば、より優先順位の高いMAC CEの後に、MAC PDU内のより優先順位の低いMAC CEを含み得る。無線デバイスは、無線デバイスがダウンリンク通信のためのダウンリンクチャネルにアクセスできるように、ビーム障害復旧手順を優先し得る。例えば、BFR MAC CEは、LBT障害復旧MAC CEよりも優先され得る。BFR MAC CEを優先順位付けすることで、ビーム障害復旧手順が成功し、ダウンリンク通信チャネルを確立することができる。基地局は、ダウンリンク通信チャネルを使用して、無線デバイスを別のBWPに誘導するか、またはアップリンクLBT障害のあるセルを非アクティブ化し得る。
【0240】
少なくともいくつかの実施例では、LBT障害復旧MAC CEは、BFR MAC CEよりも優先され得る。LBT障害復旧MAC CEの優先順位付けは、例えば、単一のアクティブセル(例えば、キャリアアグリゲーションを伴わないPセルのみを使用する)を使用する無線デバイスに対して有利であり得る。LBT障害復旧MAC CEを優先順位付けすると、LBT障害復旧手順が成功し、および/またはアップリンク通信チャネルが確立されることが可能になる。無線デバイスは、ビーム障害復旧手順のためにアップリンク信号を送信するためにアップリンク通信チャネルを使用し得る。
【0241】
論理チャネル(LCH)を優先し得る。LBT障害復旧MAC CEは、BFR MAC CEよりも高い優先順位を有し得る。LBT障害復旧MAC CEは、C-RNTI MAC CEまたはアップリンクCCCH(UL-CCCH)で送信されるデータよりも高い優先順位を有し得る。LBT障害復旧MAC CEは、構成される許可確認MAC CEよりも高い優先順位を有し得る。LBT障害復旧MAC CEは、バッファステータスレポート(BSR)についてMAC CEよりも高い優先順位を有し得る(例えば、パディングに対し含まれるBSRに対するMAC CEを除く)。無線デバイス1900は、(例えば、無線デバイス1900が第二のアップリンク信号1924に対するアップリンク許可1920を受信/有する場合)例えば、LBT障害復旧MAC CEがBFR MAC CEよりも高い優先順位を有することに基づき、最初に、LBT障害復旧MAC CE(例えば、第二のアップリンク信号1924のMAC PDUに)を含み/追加し、その後、BFR MAC CE(例えば、MAC PDUに)を含む/追加し得る。無線デバイスは、ビットがMAC PDUで利用可能であり、BFR MAC CEを収容する場合に限り、MAC PDUにBFR MAC CEを含んでもよい。
【0242】
LCHに優先順位を付けることができる。LBT障害復旧MAC CEは、BFR MAC CEよりも低い優先順位を有し得る。LBT障害復旧MAC CEは、C-RNTI MAC CEまたはUL-CCCHで送信されるデータよりも低い優先順位を有し得る。LBT障害復旧MAC CEは、構成される許可確認MAC CEよりも低い優先順位を有し得る。LBT障害復旧MAC CEは、BSRについてはMAC CEよりも低い優先順位を有し得る(例えば、パディングに対し含まれるBSRに対するMAC CEを除く)。無線デバイス1900は、(例えば、無線デバイス1900が第二のアップリンク信号1924に対するアップリンク許可1920を受信した場合)例えば、LBT障害復旧MAC CEがBFR MAC CEよりも低い優先順位を有することに基づき、最初に、BFR MAC CE(例えば、第二のアップリンク信号1924のMAC PDUに)を含み/追加し、その後、LBT障害復旧MAC CE(例えば、MAC PDUに)を含む/追加し得る。無線デバイスは、例えば、LBT障害復旧MAC CEを収容するためにビットがMAC PDUで利用可能な場合のみ、MAC PDUにLBT障害復旧MAC CEを含んでもよい。
【0243】
LCHに優先順位を付けることができる。LBT障害復旧MAC CEは、BFR MAC CEと同じ優先順位を有し得る。LBT障害復旧MAC CEは、C-RNTI MAC CEまたはUL-CCCHで送信されるデータと同じ優先順位を有し得る。LBT障害復旧MAC CEは、構成される許可確認MAC CEと同じ優先順位を有し得る。LBT障害復旧MAC CEは、パッドに対し含まれるBSRについて除き、BSRに対するMAC CEと同じ優先順位を有し得る。
【0244】
図20は、ビーム障害復旧手順およびLBT障害復旧手順の例の方法を示す。
図20に示す方法2000の例は、例えば、無線デバイスおよび/または基地局によって行われてもよい。ステップ2004で、無線デバイスは、ビーム障害を検出し、ビーム障害復旧手順を開始し得る。ステップ2008で、無線デバイスは、LBT障害を検出し(例えば、
図17を参照して記載されるように、LBT手順の連続的な障害の検出に基づいて)、および/またはLBT障害復旧手順を開始し得る。LBT障害復旧手順を開始することは、アップリンク信号(例えば、SR、アップリンク信号1916)を送信することを含み得る。ステップ2012で、無線デバイスは、無線デバイスからアップリンク送信のためのアップリンク許可を受信し得る。アップリンク許可は、LBT障害復旧手順(例えば、アップリンク許可1920)に対応し得る。無線デバイスは、アップリンク許可に基づいて、送信のためのアップリンクメッセージ(例えば、MAC PDU)を決定し得る。無線デバイスは、送信のためのビーム障害復旧手順に関連付けられるBFR MAC CEを優先し得る。ステップ2016で、無線デバイスは、MAC PDUにBFR MAC CEを含み得る。ステップ2018で、無線デバイスは、MAC PDUがLBT障害復旧MAC CEを収容できるかどうかを決定し得る。ステップ2020で、無線デバイスは、例えば、MAC PDUがLBT障害復旧MAC CE(例えば、LBT障害復旧MACCEを収容するのに十分なビットを有する)を収容し得ると決定することに基づいて、BFR MAC CEおよびLBT障害復旧MAC CE(例えば、LBT障害復旧手順に関連付けられる)の両方を含むMAC PDUを送信し得る。ステップ2024で、無線デバイスは、例えば、MAC PDUがLBT障害復旧MAC CEを収容し得ない(例えば、BFR MAC CEおよびLBT障害MAC CEの両方を収容するのに十分なビットを有しない)と決定することに基づいて、BFR MAC CE(LBT障害MAC CEではない)を含むMAC PDUを送信し得る。
【0245】
無線デバイスは、セル内のアクティブアップリンクBWP(例えば、アップリンクLBT障害の決定に基づいて)に対するLBT障害復旧手順を開始し得る。基地局は、継続中のLBT障害復旧手順を認識しなくてもよく、一つまたは複数の動作を実行してもよく、および/または一つまたは複数の信号を無線デバイスに送信し得る。基地局(例えば、継続中のLBT障害復旧手順中)は、セルを非アクティブ化する(および/または新しいセルをアクティブ化する)メッセージ(MAC CEなど)、リソースの新しいリソースへの切り替え(例えば、アップリンクBWPから新しいアップリンクBWPへの切り替え)を示すメッセージ(DCI、RRCメッセージなど)、LBT障害復旧パラメーターを更新(例えば、LBT障害復旧パラメーターの緩和、調整、または拡張)するメッセージ(例えば、RRC再構成パラメーターを含む)、無線デバイスの層(例えば、MAC層など)をリセットするリクエストなどの一つまたは複数を送信し得る。追加的に、または代替的に、非アクティブ化タイマー(例えば、SCell非アクティブ化タイマー)は、満期となり(例えば、継続中のLBT手順の間)、セルの非アクティブ化をもたらし得る。無線デバイスは、上記の条件のうちの一つまたは複数の下で、LBT障害復旧手順を継続し得る。例えば、無線デバイスは、アクティブではない可能性のあるセル、(以前の)アクティブアップリンクBWP、厳格なLBT障害復旧パラメーターを有するLBT障害復旧手順(例えば、RRC再構成パラメーターがLBT障害復旧パラメーターを緩和したとしても)、および/またはリセットされたMAC層におけるLBT障害復旧手順の、LBT障害復旧手順を継続し得る。無線デバイスによるLBT障害復旧手順の継続は、他のセルおよび/または他の装置(例えば、無線デバイス、基地局など)へのアップリンク干渉の増加、電力消費量の増加(例えば、無線デバイスで)、および/または全体的な通信の非効率をもたらし得る。(例えば、新しいアップリンクBWP上の(以前の)アップリンクBWPの)LBT障害復旧手順を続けると、無線デバイスが一つまたは複数のメッセージ(例えば、第一のアップリンク信号1916、第二のアップリンク信号2024)を送信することになり得、これは、基地局が、無線デバイスが、新しい無線リソース(例えば、新しいアップリンクBWP)上でLBT障害を検出したと決定/仮定することになり得る。
【0246】
本明細書に記載されるように、無線デバイスは、LBT障害復旧手順の継続を防止するために(例えば、一つまたは複数の条件に基づいて)、継続的なLBT障害復旧手順を終了/中止し得る。無線デバイスは、例えば、セルが非アクティブ化された場合、LBT障害復旧手順を終了/中止し得る。無線デバイスは、例えば、セルのアクティブ無線リソース(例えば、アクティブBWP)が切り替わる場合、LBT障害復旧手順を中止し得る。LBT障害復旧手順を終了/中止することは、無線デバイスが、一つまたは複数のメッセージ(例えば、第一のアップリンク信号1916、第二のアップリンク信号1924など)を送信することを妨ぐことができ、これは、基地局が、無線デバイスが新しい無線リソース(例えば、新しいアップリンクBWP)上でLBT障害を検出したと決定/想定することを防ぎ得る。
【0247】
無線デバイスは、一つまたは複数の条件に基づいて、LBT障害復旧手順を中止し得る。無線デバイスは、例えば、LBT障害復旧パラメーターを更新するメッセージが受信された場合に、LBT障害復旧手順を中止し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスのMAC層が、無線デバイスの層(例えば、MAC層)をリセットする要求(例えば、無線デバイスのRRC層から)を受信する場合、LBT障害復旧手順を中止し得る。無線デバイスでLBT障害復旧手順を中止することは、利点の中でもとりわけ、他のセルおよび/または他の装置(例えば、無線デバイス、基地局など)へのアップリンク干渉の低減、および/または電力消費の低減(例えば、無線デバイスで)などの利点を提供し得る。
【0248】
無線デバイスは、LBT障害カウンターを使用して、LBT障害復旧手順を開始し得る。無線デバイスは、例えば、LBT障害カウンターの値がLBT障害の最大数量以上である場合、LBT障害復旧手順を開始し得る。継続的なLBT障害復旧手順を中止すると、例えば、LBT障害カウンターの値がLBT障害の最大数量以上であると決定することに基づいて、無線デバイスがLBT障害復旧手順を(再度)開始する結果となり得る。LBT復旧手順の終了後にLBT復旧手順を再開始すると、通信の非効率が生じ得る。
【0249】
本明細書に記載されるように、無線デバイスは、例えば、LBT障害復旧手順の中止に基づいて、LBT障害カウンターをリセットし得る。LBT障害カウンターのリセットは、LBT障害復旧手順の中止直後の新しいLBT障害復旧手順の再開始を回避し得るが、これは無線通信の効率向上などの利点を提供し得る。
【0250】
図21は、LBT障害復旧のための通信例を示す。無線デバイス2100、基地局2104、PHY層2112、およびMAC層2108は、
図19を参照して説明したように、それぞれ、無線デバイス1900、基地局1904、PHY層1912、およびMAC層1908に関して説明された一つまたは複数の動作を実行することができる。LBT障害復旧手順におけるLBT障害表示2132、アップリンク信号2116、アップリンク許可2120、第二のアップリンク信号2114、およびアップリンク許可2128は、
図19を参照して説明したように、それぞれ、LBT障害表示1932、アップリンク信号1916、アップリンク許可1921、第二のアップリンク信号1914、およびアップリンク許可1928と同様であり得る。
図21の時刻T0、T1、T2、T3およびT4でのステップは、
図19の時刻T0、T1、T2、T3およびT4でのステップにそれぞれ類似し得る。無線デバイス2100は、本明細書に記載の一つまたは複数の考慮事項に基づいて、LBT障害復旧手順を中止し得る。LBT障害復旧手順を中止することは、LBT障害復旧手順に関連する一つまたは複数の信号の送受信を控えることを含み得る。
【0251】
無線デバイス2100は、セルを非アクティブ化し得る(例えば、SCell非アクティブ化タイマーに基づいて、SCellのアクティブ化/非アクティブ化MAC CEを受信する)。無線デバイス2100は、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順(例えば、時刻T0と時刻T4の間)の間に、セルを非アクティブ化し得る。無線デバイス2100は、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順中にセルを非アクティブ化することに基づいて、(継続中の)LBT障害復旧手順を停止/終了/中止し得る。
【0252】
無線デバイス2100は、アップリンクBWPから、セルの一つまたは複数のアップリンクBWPの第二のアップリンクBWPに切り替えてもよい。無線デバイスは、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順(例えば、時刻T0と時刻T4の間)の間に、アップリンクBWPから第二のアップリンクBWPに切り替えてもよい。無線デバイス2100は、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順中のアップリンクBWPから第二のアップリンクBWPへの切り替えに基づいて、(継続中の)LBT障害復旧手順を停止/終了/中止し得る。
【0253】
無線デバイス2100の上位層(例えば、RRC層)は、MAC層2108(またはMACエンティティ)のリセットを要求し得る。上位層は、MAC層2108(またはMACエンティティ)のリセットを、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順(例えば、時刻T0と時刻T4との間の)の間に要求し得る。無線デバイス2100は、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順中にMAC層2108のリセットを要求する上位層に基づいて、(継続中の)LBT障害復旧手順を停止/終了/中止し得る。
【0254】
時間アライメントタイマーは、満期であり得る。時間アライメントタイマーは、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順(例えば、時刻T0と時刻T4との間の)の間に、満期となり得る。無線デバイス2100は、時間アライメントタイマーが例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順中に満期になることに基づいて、(継続中の)LBT障害復旧手順を停止/終了/中止し得る。
【0255】
無線デバイス2100は、アップリンクBWPの一つまたは複数のアップリンクチャネル/信号(例えば、PUCCH、SRS)をリリースし得る。無線デバイス2100は、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順(例えば、時刻T0と時間の間)の間に、アップリンクBWPの一つまたは複数のアップリンクチャネル/信号(例えば、PUCCH、SRS)をリリースし得る。無線デバイス2100は、例えば、LBT障害復旧手順(継続中)中に一つまたは複数のアップリンクチャネル/信号をリリースすることに基づいて、LBT障害復旧手順(継続中)を停止/終了/中止し得る。
【0256】
無線デバイス2100は、アップリンクBWPの一つまたは複数のアップリンクチャネル/信号(例えば、PUSCH、構成されるアップリンク許可)をクリアし得る。無線デバイス2100は、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順(例えば、時刻T0と時刻T4の間)の間に、アップリンクBWPの一つまたは複数のアップリンクチャネル/信号(例えば、PUSCH、設定アップリンク許可)をクリアし得る。無線デバイス2100は、例えば、LBT障害復旧手順(継続中)中に一つまたは複数のアップリンクチャネル/信号をクリアすることに基づいて、LBT障害復旧手順(継続中)を停止/終了/中止し得る。
【0257】
無線デバイス2100は、一つまたは複数の第二の構成パラメーター(例えば、再構成パラメーター)を受信し得る(例えば、基地局2104から)。一つまたは複数の第二の構成パラメーターは、セルのアップリンクBWPに対する第二のLBT障害検出および復旧構成パラメーターを含み得る。第二のLBT障害検出および復旧構成パラメーターは、LBT障害の第二の最大数量を示し得る。第二のLBT障害検出および復旧構成パラメーターは、第二のLBT検出タイマーを示し得る。一つまたは複数の第二の構成パラメーターは、アップリンクBWP用のアップリンクリソース(例えば、PUCCHリソース、SRSリソース)を表示/再構成し得る。無線デバイス2100は、(継続中の)LBT障害復旧手順(例えば、時刻T0と時刻T4の間)の間に、一つまたは複数の第二の構成パラメーターを受信し得る。無線デバイス2100は、例えば、LBT障害復旧手順(継続中)中に一つまたは複数の第二の構成パラメーターを受信することに基づいて、LBT障害復旧手順(継続中)を停止/終了/中止し得る。
【0258】
無線デバイス2100は、アップリンクBWPを介したアップリンク送信(例えば、PUSCH送信、PRACH送信、PUCCH送信、SRS送信)において/のために、LBT手順を実施することができる。無線デバイス2100は、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順(例えば、時刻T0と時刻T4の間)の間に、LBT手順を実施することができる。無線デバイス2100は、アップリンクBWPを介したアップリンク送信において/のためにLBT手順が成功したと決定し得る。無線デバイス2100は、LBT手順が、アップリンクBWPの任意のLBT帯域幅上で成功したと決定し得る。無線デバイス2100は、LBT手順が、アップリンクBWPの少なくとも一つのLBT帯域幅上で成功したと決定し得る。無線デバイス2100は、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順の間に、LBT手順が成功したと決定し得る。
【0259】
無線デバイスのPHY層2112は、例えば、アップリンク送信において/のためにLBT手順が成功したとの決定に基づいて、LBT障害表示を無線デバイス2100のMAC層2108に送信/伝達しない(例えば、送信しない)ことができる。MAC層2108は、例えば、LBT障害表示を送信しないことに基づいて、LBT検出タイマーを開始(または再起動)できない。LBT検出タイマーが満期になってもよい。LBT検出タイマーは、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順の間に満期となってもよい。LBT検出タイマーは、例えば、LBT検出タイマーを開始しない(または再起動しない)ことに基づいて、満期となり得る。無線デバイス2100は、LBT検出タイマーが例えば、LBT障害復旧手順(継続中)中に満期になることに基づいて、LBT障害復旧手順(継続中)を停止/終了/中止し得る。無線デバイス2100は、例えば、アップリンク送信において/のためにLBT手順が成功したと決定することに基づいて、LBT障害復旧手順を停止/終了/中止し得る。
【0260】
無線デバイス2100は、アップリンクBWPを介して、一つまたは複数のアップリンク送信(例えば、PUSCH送信、PRACH送信、PUCCH送信、SRS送信)において/のために一つまたは複数のLBT手順を実行し得る。無線デバイス2100は、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順(例えば、時刻T0と時刻T4との間の)の間に、一つまたは複数のLBT手順を実行し得る。一つまたは複数のLBT手順の数量が成功し得る。無線デバイス2100は、一つまたは複数のLBT手順の数量が成功したと決定し得る。無線デバイス2100は、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順の間に、一つまたは複数のLBT手順の数量が成功したと決定し得る。量は、固定され得る(例えば、1、2、3、5、10、または任意の他の数量)。数量は事前構成され得る。数量は事前に定義され得る。一つまたは複数の構成パラメーターが、数量を示し得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、アップリンクBWPの数量を示し得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、セルの数量を示し得る。無線デバイス2100は、例えば、一つまたは複数のLBT手順の数量が、(継続中の)LBT障害復旧手順の間に成功したと決定することに基づいて、(継続中の)LBT障害復旧手順を停止/終了/中止し得る。
【0261】
無線デバイス2100は、LBT障害復旧手順の停止/終了/中止に基づいて、LBT障害カウンターをリセットし得る。LBT障害カウンターのリセットは、LBT障害カウンターの値をゼロ(または任意の他の値)に設定することを含み得る。無線デバイス2100は、(継続中の)LBT障害復旧手順の停止/終了/中止に基づいて、LBT検出タイマーをリセットし得る。LBT検出タイマーのリセットは、LBT検出タイマーの値をゼロ(または任意の他の値)に設定することを含み得る。
【0262】
無線デバイスは、能力パラメーターを含む少なくとも一つのメッセージを送信/伝達(例えば、基地局へ)し得る。能力パラメーターは、無線がLBT障害検出をサポートするセルの最大数を示し得る。能力パラメーターは、無線デバイスがLBT障害復旧手順をサポートするセルの最大数を示し得る。
【0263】
無線デバイスは、LBT障害検出のために、一つまたは複数のセルのアクティブアップリンクBWPにおけるアップリンクLBT障害を監視し得る。一つまたは複数のセルの数量は、セルの最大数を超えなくてもよい。一つまたは複数のセルの数量は、セルの最大数以下であり得る。
【0264】
基地局は、例えば、セルの最大数量を示す能力パラメーターを含む少なくとも一つのメッセージの受信に基づいて、一つまたは複数の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを送信/伝達し得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、一つまたは複数のセルに対するLBT障害検出および復旧構成パラメーターを示し得る。LBT障害検出および復旧構成パラメーターの各LBT障害検出および復旧構成パラメーターは、一つまたは複数のセルのそれぞれのセルに対してであってもよく、一つまたは複数のセルの数量は、セルの最大数量を超えなくてもよい。一つまたは複数のセルの数量は、セルの最大数量と等しいか、またはそれ以下であり得る。
【0265】
無線デバイスは、例えば、一つまたは複数のセルに対するLBT障害検出および復旧構成パラメーターを示す一つまたは複数の構成パラメーターを受信することに基づいて、一つまたは複数のセルのアクティブアップリンクBWPにおけるアップリンクLBT障害を監視し得る。アップリンクLBT障害の監視は、LBT障害検出を実行すること(例えば、
図17および18を参照して記載される)、および/またはLBT障害復旧手順を実行し得る(例えば、
図19を参照して記載される)。アップリンクLBT障害の監視は、LBT障害カウンターの追跡/増分、LBT検出タイマーの開始/再開、LBT障害表示の送信/受信などを含み得る(例えば、
図17に記載されているように)。アップリンクLBT障害の監視は、LBT障害復旧手順を開始することを含み得る(例えば、
図19に記載されているように)。
【0266】
無線デバイスは、一つまたは複数のアップリンクLBT障害に基づいて、LBT障害復旧手順を開始し得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順のためのランダムアクセス手順を開始(例えば、ランダムアクセスプリアンブルを送信)し得る。無線デバイスは、例えば、進行中のランダムアクセス手順(例えば、ビーム障害復旧手順、または任意の他の手順のために開始された)の間に、LBT障害復旧手順のためのランダムアクセス手順を開始し得る。ランダムアクセス手順では、ランダムアクセスプリアンブル(例えば、ランダムアクセスプリアンブルカウンター、電力ランピングカウンター)の送信を追跡するために、一つまたは複数のカウンターを使用し得る。LBT障害復旧手順に対して開始されたランダムアクセス手順は、進行中のランダムアクセス手順に基づいて決定されるカウンター値を使用し得る。LBT障害復旧手順に対して開始されたランダムアクセス手順に対するカウンター値(例えば、継続的なランダムアクセス手順に基づいて決定される)の使用は、ランダムアクセス手順の早期終了(LBT障害復旧手順に対して開始)、および/またはランダムアクセスプリアンブル送信(LBT障害復旧手順に対して)に対する送信電力の増加をもたらし得る。
【0267】
本明細書に記載されるように、無線デバイスは、例えば、無線デバイスが一つまたは複数のアップリンクLBT障害を決定した場合に、進行中のランダムアクセス手順を終了/中止し、および/またはLBT障害復旧手順を開始し得る。例えば、無線デバイスは、LBT障害表示の数量(例えば、LBT障害カウンターによって追跡される)がLBT障害の最大数量に到達した場合に、進行中のランダムアクセス手順を終了/中止し、および/またはLBT障害復旧手順を開始し得る。進行中のランダムアクセス手順の終了/中止は、一つまたは複数のカウンター値(例えば、ランダムアクセスプリアンブルカウンター、電力ランピングカウンターなどの値)をリセットすることを含み得る。進行中のランダムアクセス手順を終了/中止することおよび/またはカウンター値をリセットすることは、LBT障害復旧手順に対するランダムアクセス手順の適切な動作を確保することに役立ち得る。
【0268】
図22は、LBT障害復旧およびビーム障害復旧のための通信例を示す。無線デバイス2200は、無線デバイス1700、無線デバイス1800、無線デバイス1900、および/または無線デバイス2100に類似していてもよく、
図17~21を参照して記載した一つまたは複数の動作を行ってもよい。無線デバイス2200のPHY層2204は、無線デバイス2200のMAC層2208に、一つまたは複数のビーム障害表示2212を送信し得る。無線デバイス2200のPHY層2204は、一つまたは複数のLBT手順の障害を検出することに基づいて、一つまたは複数のLBT障害表示2216を、無線デバイス2200のMAC層2208に送信し得る。
【0269】
無線デバイス2200は、第二のセル(例えば、PCell、SCell、PUCCH SCell)に対するビーム障害を検出(例えば、
図22の時刻T1で、またはその後に)し得る。無線デバイス2200は、第二のセルのアクティブダウンリンクBWPに対するビーム障害を検出し得る。第二のセルおよびセルは同一であり得る。第二のセルとセルは異なってもよい。無線デバイス2200は、ビーム障害表示2212の数量(例えば、ビーム障害インスタンス表示)に基づいて、ビーム障害を検出して、ビーム障害カウンターに対して画定されるビーム障害の最大数量に到達/超えてもよい。一つまたは複数の構成パラメーターは、第二のセルのビーム障害カウンターに対して画定されるビーム障害の最大数量を示し得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、第二のセルのアクティブダウンリンクBWPのビーム障害カウンターに対して画定されるビーム障害の最大数量を示し得る。
【0270】
無線デバイス2200は、ビーム障害の検出に基づいて、ビーム障害復旧手順(例えば、PRACHベースのビーム障害復旧手順、PUCCHベースのビーム障害復旧手順)を開始し得る。無線デバイス2200は、第二のセルに対するビーム障害復旧手順を開始し得る。無線デバイス2200は、第二のセルのアクティブダウンリンクBWPに対するビーム障害復旧手順を開始し得る。ビーム障害復旧手順を開始することは、ビーム障害復旧手順のためのランダムアクセス手順を開始することを含み得る。
【0271】
無線デバイス2200は、(例えば、
図22の時刻T2で、またはそれ以降)セルのアップリンクBWPのアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言することができる。無線デバイス2200は、(継続中の)ビーム障害復旧手順中に、セルのアップリンクBWPに対するアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言し得る。無線デバイス2200は、例えば、(継続中の)ビーム障害復旧手順の間に、セルのアップリンクBWPに対するアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言することに基づいて、(継続中の)ビーム障害復旧手順を停止/終了/中止し得る。(継続中の)ビーム障害復旧手順を中止することは、ビーム障害復旧手順に対するランダムアクセス手順を停止/終了することを含み得る。無線デバイス2200は、例えば、(継続中の)ビーム障害復旧手順の中止に基づいて、セルのアップリンクBWPに対するLBT障害復旧手順を開始し得る。無線デバイス2200は、例えば、(継続中の)ビーム障害復旧手順の中止に基づいて、セルのアップリンクBWPのLBT障害復旧手順のためのアップリンク信号(例えば、SR、ランダムアクセスプリアンブル)の送信をトリガーし得る。
【0272】
無線デバイス2200は、例えば、(継続中の)ビーム障害復旧手順の間のセルのアップリンクBWPに対するアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言することに基づいて、LBT障害復旧手順が完了するまで(例えば、
図19の時刻T4で、またはその後に)、(継続中の)ビーム障害復旧手順を中断し得る。無線デバイス2200は、LBT障害復旧手順が完了したことに基づいて(例えば、後)、(継続中の)ビーム障害復旧手順を再開し得る。
【0273】
無線デバイス2200は、例えば、(継続中の)ビーム障害復旧手順中のセルのアップリンクBWPに対するアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言することに基づいて、(継続中の)ビーム障害復旧手順(例えば、ランダムアクセスプリアンブルを送信/伝達、BFR MAC CEを送信/伝達、BFR CORESETを監視するなど)を、実行し続けることができる。無線デバイス2200は、例えば、(継続中の)ビーム障害復旧手順中にセルのアップリンクBWPに対するアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言することに基づいて、セルのアップリンクBWPに対するLBT障害復旧手順を開始しなくてもよい。無線デバイス2200は、例えば、少なくとも(継続中の)ビーム障害復旧手順が完了するまで、アップリンクBWPに対するLBT障害復旧手順を開始しなくてもよい。無線デバイス2200は、例えば、(継続中の)ビーム障害復旧手順中のセルのアップリンクBWPのアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言することに基づいて、セルのアップリンクBWPのLBT障害復旧手順に対するアップリンク信号(例えば、SR、ランダムアクセスプリアンブル)の送信をトリガーしなくてもよい。
【0274】
無線デバイス2200は、セルのアップリンクBWPに対するアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言することに基づいて、セルのアップリンクBWPに対するLBT障害復旧手順を開始し得る。無線デバイス2200は、例えば、(継続中の)ビーム障害復旧手順の間に、セルのアップリンクBWPに対するLBT障害復旧手順を開始し得る。無線デバイス2200は、例えば、(継続中の)ビーム障害復旧手順中にLBT障害復旧手順を開始することに基づいて、(継続中の)ビーム障害復旧手順を中止し得る。無線デバイス2200は、例えば、(継続中の)ビーム障害復旧手順の中止に基づいて、セルのアップリンクBWPのLBT障害復旧手順のためのアップリンク信号(例えば、SR、ランダムアクセスプリアンブル)の送信をトリガーし得る。無線デバイス2200は、例えば、(継続中の)ビーム障害復旧手順の間にLBT障害復旧手順を開始することに基づいて、LBT障害復旧手順が完了するまで(例えば、
図19の時刻T4)、(継続中の)ビーム障害復旧手順を中断し得る。無線デバイス2200は、LBT障害復旧手順が完了したことに基づいて(例えば、後)、(継続中の)ビーム障害復旧手順を再開し得る。
【0275】
無線デバイス2200は、例えば、(継続中の)ビーム障害復旧手順の間にLBT障害復旧手順を開始することに基づいて、(例えば、継続中の)ビーム障害復旧手順(例えば、ランダムアクセスプリアンブルを送信し、BFR MAC CEを送信し、BFR CORESETを監視するなど)を維持(例えば、継続)し得る。無線デバイス2200は、例えば、(継続中の)ビーム障害復旧手順の間にLBT障害復旧手順を開始することに基づいて、セルのアップリンクBWPのLBT障害復旧手順のためのアップリンク信号(例えば、SR、ランダムアクセスプリアンブル)の送信をトリガーしなくてもよい。
【0276】
無線デバイス2200は、セルのアップリンクBWPに対するアップリンクLBT障害の検出/決定/宣言に基づいて、セルのアップリンクBWPのLBT障害復旧手順に対するアップリンク信号(例えば、SR、ランダムアクセスプリアンブル)の送信をトリガーし得る。無線デバイス2200は、例えば、(継続中の)ビーム障害復旧手順中に、LBT障害復旧手順のためのアップリンク信号の送信をトリガーし得る。無線デバイス2200は、例えば、(継続中の)ビーム障害復旧手順中にアップリンク信号の送信をトリガーすることに基づいて、(継続中の)ビーム障害復旧手順を中止し得る。無線デバイス2200は、例えば、(継続中の)ビーム障害復旧手順の中止に基づいて、一つまたは複数のアップリンクチャネルリソース(例えば、
図19の時刻T1後の時点)のあるアップリンクチャネルリソースを介して、アップリンク信号を送信/伝達し得る。無線デバイス2200は、例えば、(継続中の)ビーム障害復旧手順の間のアップリンク信号の送信のトリガーに基づいて、LBT障害復旧手順が完了するまで(例えば、
図19の時刻T4で、またはその後で)、(継続中の)ビーム障害復旧手順を中断し得る。無線デバイス2200は、LBT障害復旧手順が完了したことに基づいて(例えば、後)、(継続中の)ビーム障害復旧手順を再開し得る。
【0277】
無線デバイス2200は、例えば、(継続中の)ビーム障害復旧手順の間にアップリンク信号の送信をトリガーすることに基づいて、(継続中の)ビーム障害復旧手順(例えば、ランダムアクセスプリアンブルを送信し、BFR MAC CEを送信し、BFR CORESETを監視するなど)を実行し続けることができる。無線デバイス2200は、例えば、(継続中の)ビーム障害復旧手順中にアップリンク信号の送信をトリガーすることに基づいて、一つまたは複数のアップリンクチャネルリソースのあるアップリンクチャネルリソースを介してアップリンク信号を送信/伝達しなくてもよい。
【0278】
図23は、LBT障害復旧およびビーム障害復旧のための一つの通信例を示す。無線デバイス2300は、無線デバイス1700、無線デバイス1800、無線デバイス1900、無線デバイス2100、および/または無線デバイス2100に類似していてもよく、
図17~21を参照して記載した一つまたは複数の動作を行ってもよい。無線デバイス2300のPHY層2304は、無線デバイス2300のMAC層2308に、一つまたは複数のビーム障害表示2316を送信し得る。無線デバイス2300のPHY層2304は、LBT手順の一つまたは複数の障害を検出することに基づいて、無線デバイス2300のMAC層2308に、一つまたは複数のLBT障害表示2312を送信し得る。
【0279】
無線デバイス2300は、(例えば、
図23の時刻T1で、またはそれ以降で)セルのアップリンクBWPのアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言することができる。無線デバイス2300は、アップリンクLBT障害を検出/決定/宣言することに基づいて、セルのアップリンクBWPに対するLBT障害復旧手順を開始し得る。無線デバイス2300は、アップリンクLBT障害の検出/決定/宣言に基づいて、セルのアップリンクBWPのLBT障害復旧手順のためのアップリンク信号(例えば、SR、ランダムアクセスプリアンブル)の送信をトリガーし得る。
【0280】
無線デバイス2300は、ビーム障害(例えば、
図17または22を参照して記載されるように、
図23の時刻T2で、またはそれ以降で)を検出し得る。無線デバイス2300は、(継続中の)LBT障害復旧手順中にビーム障害を検出し得る。無線デバイス2300は、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順中のビーム障害の検出に基づいて、ビーム障害復旧手順を開始しなくてもよい。無線デバイス2300は、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順中のビーム障害の検出に基づいて、(継続中の)LBT障害復旧手順が完了するまで、ビーム障害復旧手順の開始を停止し得る。無線デバイス2300は、例えば、ビーム障害復旧手順の開始を停止することに基づいて、(継続中の)LBT障害復旧手順の完了に基づいて(またはその後に)、ビーム障害復旧手順を開始し得る。
【0281】
無線デバイス2300は、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順中のビーム障害の検出に基づいて、(継続中の)LBT障害復旧手順を停止/終了/中止し得る。無線デバイス2300は、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順の中止に基づいて、ビーム障害復旧手順(例えば、ランダムアクセスプリアンブル、スケジューリング要求、BFR MAC CEなどを送信/伝達)を開始し得る。無線デバイス2300は、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順中のビーム障害の検出に基づいて、ビーム障害復旧手順が完了するまで、(継続中の)LBT障害復旧手順を中断し得る。無線デバイス2300は、ビーム障害復旧手順の完了(例えば、後)に基づいて、(継続中の)LBT障害復旧手順を再開し得る。
【0282】
無線デバイス2300は、セルのアップリンクBWPに対するアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言し得る。無線デバイス2300は、アップリンクLBT障害を検出/決定/宣言することに基づいて、セルのアップリンクBWPに対するLBT障害復旧手順を開始し得る。無線デバイス2300は、アップリンクLBT障害の検出/決定/宣言に基づいて、セルのアップリンクBWPのLBT障害復旧手順のためのアップリンク信号(例えば、SR、ランダムアクセスプリアンブル)の送信をトリガーし得る。
【0283】
無線デバイス2300は、第二のセルの第二のアップリンクBWPに対する第二のアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言し得る。第二のセルは、セルとは異なってもよい。第二のセルは、セルと同一であり得る。第二のセルは、一次セル(PCell、SpCell)であり得る。セルは、二次セル(例えば、SCell、PsCell)であり得る。第二のセルは、セルよりも高い優先順位を有し得る。第二のセルの第二のLBT障害復旧手順は、セルの(継続中の)LBT障害復旧手順よりも高い優先順位を有し得る。
【0284】
無線デバイス2300は、セルのアップリンクBWPに対する(継続中の)LBT障害復旧手順中に、第二のセルの第二のアップリンクBWPに対する第二のアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言し得る。無線デバイス2300は、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順中に第二のアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言することに基づいて、(継続中の)LBT障害復旧手順を中止し得る。無線デバイス2300は、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順の中止に基づいて、第二のセルの第二のアップリンクBWPに対する第二のLBT障害復旧手順を開始し得る。
【0285】
無線デバイス2300は、第二のアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言することに基づいて、第二のセルの第二のアップリンクBWPに対する第二のLBT障害復旧手順を開始し得る。無線デバイス2300は、セルのアップリンクBWPに対する(継続中の)LBT障害復旧手順の間に、第二のLBT障害復旧手順を開始し得る。無線デバイス2300は、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順の間に第二のLBT障害復旧手順を開始することに基づいて、セルの(継続中の)LBT障害復旧手順を中止し得る。
【0286】
無線デバイス2300は、第二のアップリンクLBT障害を検出/決定/宣言することに基づいて、第二のセルの第二のアップリンクBWPの第二のLBT障害復旧手順のための第二のアップリンク信号(例えば、SR、ランダムアクセスプリアンブル)の送信をトリガーし得る。無線デバイス2300は、例えば、セルのアップリンクBWPに対する(継続中の)LBT障害復旧手順の間に、第二のアップリンク信号の送信をトリガーし得る。無線デバイス2300は、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順中に第二のアップリンク信号の送信をトリガーすることに基づいて、セルの(継続中の)LBT障害復旧手順を中止し得る。無線デバイス2300は、例えば、(継続中の)LBT障害復旧手順の中止に基づいて、第二のセルの第二のアップリンクBWPの第二のLBT障害復旧手順に対する第二のアップリンク信号を送信/伝達し得る。
【0287】
無線デバイスは、セルのアップリンクBWPにおいて、アップリンクLBT障害を監視し得る。アップリンクLBT障害を監視することは、アップリンクBWPを介して、アップリンク送信(例えば、PUSCH送信、PRACH送信、PUCCH送信、SRS送信)において/のために、一つまたは複数のLBT手順を実行することを含み得る。無線デバイスは、一つまたは複数のLBT手順を実行することに基づいて、アップリンク送信において/のために少なくとも一つのLBT手順の障害を決定し得る。一つまたは複数のLBT手順は、少なくとも一つのLBT手順を含んでもよい。無線デバイスは、少なくとも一つのLBT手順の障害を決定することに基づいて、LBT障害カウンターを増分させてもよい。無線デバイスは、増分に基づいて、LBT障害カウンターの第一の値を決定し得る。
【0288】
無線デバイスは、ダウンリンク信号(例えば、基準信号、PDCCHを介したDMR、GC-PDCCHを介したDMR、PDCCH送信、GC-PDCCH送信、DCI(例えば、DCIフォーマット2_0、または任意の他のDCIフォーマットに対応する)など)を(例えば、基地局から)受信/検出し得る。無線デバイスは、例えば、ダウンリンク信号の受信/検出に基づいて、基地局のダウンリンクバーストを決定し得る。無線デバイスは、例えば、ダウンリンク信号を受信/検出することに基づいて、無線デバイスにサービスを提供するチャネル(例えば、ライセンスされたチャネル、ライセンスされていないチャネル)を基地局が取得していると決定/推定し得る。無線デバイスは、ダウンリンク信号の受信/検出に基づいて、チャネル占有時間(COT)の開始を決定し得る。ダウンリンク信号は、COTを示し得る。ダウンリンク信号は、無線デバイスを含む無線デバイスのグループに対するグループ共通DCIであり得る。ダウンリンク信号は、無線デバイス固有のDCIであり得る。DCIは、COT情報(例えば、COTの期間、PDCCH監視情報など)を示し得る。
【0289】
無線デバイスは、例えば、COTのダウンリンク信号を受信/検出することに基づいて、COTを開始し得る。COTは、COT持続時間に対応し得る。ダウンリンク信号は、COT持続時間を示し得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、COT持続時間を示し得る。無線デバイスは、例えば、COTの開始に基づいて、LBT検出タイマーを停止し得る。COTは完了/終了し得る。COTは、COT期間の終了時に完了/終了し得る。無線デバイスは、COTの端部に基づいて(例えば、またはCOTの端部に基づいて)、LBT検出タイマーを再起動し得る。
【0290】
無線デバイスは、例えば、COTの開始に基づいて、LBT検出タイマーを再起動し得る。無線デバイスは、COT(またはCOT持続時間の間)内のLBT障害カウンターの第一の値を(例えば、ゼロに)リセットし得るし、リセットしなくてもよい。LBT検出タイマーは、COT期間中に満期となってもよい。無線デバイスは、COT期間中、LBT検出タイマーの満期に基づいて、LBT障害カウンターの第一の値を(例えば、ゼロに)リセットし得るし、リセットしなくてもよい。無線デバイスは、例えば、COTの終了(例えば、またはCOT持続時間の終了)に基づいて、第一の値に基づいて、LBT障害カウンターの計数/制御/管理を開始し得る。無線デバイスは、例えば、COTの終了に基づいて(例えば、またはCOT持続時間の終了に基づいて)、第一の値に基づいて、LBT障害検出を実行し得る。無線デバイスは、例えば、COT期間前のLBT障害カウンター(例えば、COTの開始)が値と等しい場合、COT期間後(またはCOTの終了時に)、LBT障害カウンターを、値(例えば、3、または任意の他の値)から計数/増分し続けることができる。無線デバイスは、例えば、COT期間中、LBT障害カウンターをゼロにリセットしなくてもよい。
【0291】
無線デバイスは、例えば、COTの開始(またはCOT中)に基づいて、セルのアップリンクBWPにおけるアップリンクLBT障害を監視し得るし、監視しなくてもよい。アップリンクLBT障害を監視しないことは、アップリンクBWPを介したアップリンク送信において/のために一つまたは複数のLBT手順を実行しないことを含み得る。無線デバイスは、例えば、COTの開始(またはCOT中)に基づいて、アップリンクBWPのLBT障害検出を停止し得る。
【0292】
図24Aおよび
図24Bは、LBT障害検出に基づくデータの送信例を示す。無線デバイスは、例えば、複数のLBT帯域幅の各々に対するLBT手順が成功すると、アップリンクBWP内の複数のLBT帯域幅を介してデータを送信/伝達し得る。無線デバイスは、例えば、複数のLBT帯域幅の少なくとも一つのLBT帯域幅に対するLBT手順が成功した場合などに、複数のLBT帯域幅の少なくとも一つのLBT帯域幅を介して、アップリンクBWPでデータを送信/伝達し得る。
【0293】
図24Aでは、無線デバイスはDCIを受信し得る。DCIは、アップリンクBWP2404を介したTBの送信(例えば、PUSCH送信)をスケジュールし得る。TBは、アップリンクBWP2404を含む複数のLBT帯域幅のうちの一つまたは複数のLBT帯域幅で送信するようにスケジュールされ得る。一つまたは複数のLBT帯域幅を含むTBは、TBの周波数リソース割り当て(例えば、物理リソースブロック、サブキャリア)が一つまたは複数のLBT帯域幅を含み得ることを含み得る。TBの一つまたは複数のLBT帯域幅は、LBT帯域幅2412-2、LBT帯域幅2412-3、およびLBT帯域幅2412-4を含む。
【0294】
無線デバイスは、TBの送信のために、無線デバイスおよび/またはTBに関連付けられる一つまたは複数のLBT帯域幅における/上の一つまたは複数のLBT手順を実行し得る。無線デバイスは、TBの送信のために、一つまたは複数のLBT帯域幅の各LBT帯域幅における/上の一つまたは複数のLBT手順のそれぞれのLBT手順を実行し得る。無線デバイスは、TBの送信のために、一つまたは複数のLBT帯域幅のそれぞれのLBT帯域幅における/上の一つまたは複数のLBT手順の各LBT手順を実行し得る。無線デバイスは、LBT帯域幅2412-2における/上の第一のLBT手順、LBT帯域幅2412-3における/上の第二のLBT手順、およびLBT帯域幅2412-4における/上の第三のLBT手順を実行し得る。
【0295】
無線デバイスは、一つまたは複数のLBT手順(例えば、スロット2428-1)の中で、少なくとも一つのLBT手順の障害を決定(または検出)し得る。無線デバイスは、LBT帯域幅2412-3における/上の第二のLBT手順の障害を決定(または検出)し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、一つまたは複数のLBT手順の少なくともLBT手順の障害を決定した場合に、TBを送信しなくてもよい(例えば、送信/伝達しない)。無線デバイスは、例えば、LBT帯域幅2412-3における/上の第二のLBT手順の障害を決定することに基づいて、スロット2428-1にTBを送信することを控えてもよい。
【0296】
無線デバイスは、例えば、一つまたは複数のLBT手順の全てのLBT手順が成功したと無線デバイスが決定した場合に、TBを送信/伝達し得る。無線デバイスは、LBT帯域幅2412-2における/上の第一のLBT手順の成功、LBT帯域幅2412-3における/上の第二のLBT手順の成功、およびLBT帯域幅2412-4における/上の第三のLBT手順の成功を決定し得る。無線デバイスは、例えば、LBT帯域幅2412-2における/上の第一のLBT手順、LBT帯域幅2412-3における/上の第二のLBT手順、およびLBT帯域幅2412-4における/上の第三のLBT手順の成功の決定に基づいて、一つまたは複数のLBT帯域幅を介してスロット2428-2でTB(例えば、データ2420)を送信し得る。
【0297】
図24Bで、無線デバイスはDCIを受信し得る。DCIは、アップリンクBWP2404を介したTBの送信(例えば、PUSCH送信)をスケジュールし得る。TBは、アップリンクBWP2408を含む複数のLBT帯域幅のうちの一つまたは複数のLBT帯域幅で送信するようにスケジュールされ得る。一つまたは複数のLBT帯域幅を含むTBは、TBの周波数リソース割り当て(例えば、物理リソースブロック、サブキャリア)が一つまたは複数のLBT帯域幅を含み得ることを含み得る。TBの一つまたは複数のLBT帯域幅は、LBT帯域幅2416-1、LBT帯域幅2416-2、LBT帯域幅2416-3、およびLBT帯域幅2416-4を含む。
【0298】
無線デバイスは、TBの送信のために、無線デバイスおよび/またはTBに関連付けられる一つまたは複数のLBT帯域幅における/上の一つまたは複数のLBT手順を実行し得る。無線デバイスは、TBの送信のために、一つまたは複数のLBT帯域幅の各LBT帯域幅における/上の一つまたは複数のLBT手順のそれぞれのLBT手順を実行し得る。無線デバイスは、TBの送信のために、一つまたは複数のLBT帯域幅のそれぞれのLBT帯域幅における/上の一つまたは複数のLBT手順の各LBT手順を実行し得る。無線デバイスは、LBT帯域幅2416-1における/上の第一のLBT手順、LBT帯域幅2416-2における/上の第二のLBT手順、LBT帯域幅2416-3における/上の第三のLBT手順、およびLBT帯域幅2416-4における第四のLBT手順を実行し得る。
【0299】
無線デバイスは、例えば、LBT手順が成功したLBT帯域幅を介して、TB(例えば、データ2422)を送信/伝達し得る。無線デバイスは、例えば、第一のLBT手順、第二のLBT手順、および第三のLBT手順の成功、および第四のLBT手順の障害の決定に基づいて、LBT帯域幅2416-1、2416-2、および2416-3を介してスロット2432-1でTB(例えば、データ2422)を送信し得る。無線デバイスは、例えば、第三のLBT手順および第四のLBT手順の成功、ならびに第一のLBT手順および第二のLBT手順の障害の決定に基づいて、LBT帯域幅2416-3および2416-4を介してスロット2432-2でTB(例えば、データ2424)を送信/伝達し得る。
【0300】
図25は、LBT障害検出に基づくデータの送信例を示す。無線デバイス2500は、例えば、複数のLBT帯域幅の各々に対するLBT手順が成功すると、アップリンクBWP内の複数のLBT帯域幅を介してデータを送信/伝達し得る。無線デバイス2500は、例えば、複数のLBT帯域幅のうちの少なくとも一つに対するLBT手順が成功しない場合、データを送信/伝達しなくてもよい。
【0301】
図26は、LBT障害検出に基づくデータの送信例を示す。無線デバイス2600は、例えば、複数のLBT帯域幅の少なくとも一つのLBT帯域幅に対するLBT手順が成功すると、複数のLBT帯域幅の少なくとも一つのLBT帯域幅を介して、アップリンクBWPでデータを送信/伝達し得る。無線デバイス2600は、例えば、複数のLBT帯域幅の全てに対するLBT手順が成功するわけではない場合、データを送信/伝達しなくてもよい。
【0302】
無線デバイス(例えば、無線デバイス2500および/または無線デバイス2600)は、一つまたは複数のメッセージを受信し得る。無線デバイスは、基地局(例えば、基地局2512および/または基地局2612)から一つまたは複数のメッセージを受信し得る。一つまたは複数のメッセージは、一つまたは複数の構成パラメーターを含み得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、セルに対するものであり得る。セルはPCellであり得る。セルは、SCellであり得る。セルは、PUCCH SCellであり得る。セルは、ライセンスされていないセル(例えば、ライセンスされていないバンドで作動するセル)であり得る。セルは、ライセンスされたセル(例えば、ライセンスされたバンドで作動するセル)であり得る。
【0303】
セルは、アップリンクBWP(例えば、BWP2516またはBWP2616)を含む一つまたは複数のアップリンクBWPを含んでもよい。無線デバイスは、アップリンクBWPをアクティブ化し得る。無線デバイスは、アップリンクBWPを介したアップリンク送信(例えば、RACH送信、SRS送信、PUSCH送信、PUCCH送信など)について、アップリンクLBT障害を監視し得る。無線デバイスは、アップリンクBWPのLBT障害検出のために、アップリンクLBT障害を監視することができる(
図17を参照して説明したように)。アップリンクBWPは、複数のLBT帯域幅(例えば、
図25および
図26に示すように、LBT帯域幅1、LBT帯域幅2、LBT帯域幅3、LBT帯域幅4)を含むことができる。
【0304】
無線デバイスはDCIを受信し得る。DCI(例えば、
図25における時刻T0における第一のDCI2504、時刻T2における第二のDCI2508、
図26における第一のDCI2604、第二のDCI2608)は、アップリンクBWPを介したTB(例えば、PUSCH送信)の送信をスケジュールし得る。第一のDCIおよび第二のDCIは、それぞれ第一のTBおよび第二のTBの送信をスケジュールし得る。第一のDCI2504および第二のDCI2508は、それぞれ第一のTB2520および第二のTB2524の送信をスケジュールし得る。第一のDCI2604および第二のDCI2608は、それぞれ第一のTB2620および第二のTB2624の送信をスケジュールし得る。
【0305】
TB(例えば、
図25の第一のTB2520、第二のTB2524、および
図26の第一のTB2620および第二のTB2624)は、複数のLBT帯域幅のうちの一つまたは複数のLBT帯域幅を含んでもよい。一つまたは複数のLBT帯域幅を含むTBは、TBの周波数リソース割り当て(例えば、物理リソースブロック、サブキャリア)が一つまたは複数のLBT帯域幅を含み得ることを含み得る。第一のTB(例えば、第一のTB2520または第一のTB2620)の一つまたは複数のLBT帯域幅(例えば、第一の複数のLBT帯域幅)は、LBT帯域幅2、LBT帯域幅3、およびLBT帯域幅4を含み得る。第二のTB(例えば、第二のTB2524または第二のTB2624)の一つまたは複数のLBT帯域幅(例えば、第二の複数のLBT帯域幅)は、LBT帯域幅1、LBT帯域幅2、およびLBT帯域幅3を含み得る。
【0306】
無線デバイスは、TBの送信のために、無線デバイスおよび/またはTBに関連付けられる一つまたは複数のLBT帯域幅における/上の一つまたは複数のLBT手順を実行し得る。無線デバイスは、TBの送信のために、一つまたは複数のLBT帯域幅の各LBT帯域幅における/上の一つまたは複数のLBT手順のそれぞれのLBT手順を実行し得る。無線デバイスは、TBの送信のために、一つまたは複数のLBT帯域幅のそれぞれのLBT帯域幅における/上の一つまたは複数のLBT手順の各LBT手順を実行し得る。無線デバイスは、第一のTB(例えば、第一のTB2520および/または第一のTB2620)について、LBT帯域幅2における/上の第一のLBT手順、LBT帯域幅3における/上の第二のLBT手順、LBT帯域幅4における/上の第三のLBT手順を実施することができる。無線デバイスは、第二のTB(例えば、第二のTB2524および/または第二のTB2624)について、LBT帯域幅1における/上の第一のLBT手順、LBT帯域幅2における/上の第二のLBT手順、LBT帯域幅3における/上の第三のLBT手順を実行し得る。
【0307】
無線デバイスは、TBに対して、一つまたは複数のLBT手順を並列に実行し得る。TBに対して、一つまたは複数のLBT手順を並列に行うことは、TBに対して、一つまたは複数のLBT手順を同時に(または実質的に同時に)行うことを含み得る。
【0308】
無線デバイスは、TBに対して、異なる時間(または類似の時間)で一つまたは複数のLBT手順を実行し得る。TBに対して、異なる時点で一つまたは複数のLBT手順を行うことは、TBに対して、第一の時間で、一つまたは複数のLBT手順の一つまたは複数の第一のLBT手順を、および第二の時間で、一つまたは複数のLBT手順の一つまたは複数の第二のLBT手順を実行することを含み得る。第一および第二の時間は異なってもよい。第一および第二の時間は、同一であってもよく、または実質的に同一であり得る。
【0309】
無線デバイス(例えば、無線デバイス2500)は、(例えば、
図25の時刻T1で)一つまたは複数のLBT手順のうちの少なくとも一つのLBT手順の障害を決定(または検出)することができる。少なくとも一つのLBT手順の障害を決定することは、一つまたは複数のLBT帯域幅の少なくとも一つのLBT帯域幅に対する少なくとも一つのLBT手順の障害を決定することを含み得る。無線デバイスは、少なくとも一つのLBT帯域幅のそれぞれのLBT帯域幅に対する少なくとも一つのLBT手順の各LBT手順を実行し得る。少なくとも一つのLBT帯域幅上の少なくとも一つのLBT手順の障害を決定することは、少なくとも一つのLBT帯域幅のそれぞれのLBT帯域幅に対する少なくとも一つのLBT手順の各LBT手順の障害を決定することを含み得る。少なくとも一つのLBT手順の障害を決定することは、一つまたは複数のLBT帯域幅の少なくとも一つのLBT帯域幅に対するLBT手順の障害を決定することを含み得る。第一のTBの少なくとも一つのLBT手順は、例えば、
図25に示すように、LBT帯域幅3における/上の第二のLBT手順を含み得る。
【0310】
無線デバイス(例えば、無線デバイス2500)は、少なくとも第一のタイプのアップリンク送信をサポートし得る。無線デバイスは、第一のタイプのアップリンク送信をサポートし得る。無線デバイスは、能力パラメーターを含む少なくとも一つのメッセージを基地局に送信/伝達し得る。能力パラメーターは、無線デバイスが第一のタイプのアップリンク送信をサポートすることを示し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが第一のタイプのアップリンク送信をサポートする場合、第一のタイプのアップリンク送信に基づいて、TB(例えば、第二のTB2524)を送信し得る。
【0311】
一つまたは複数の構成パラメーターは、一つまたは複数のタイプのアップリンク送信の中で、少なくとも第一のタイプのアップリンク送信を示し得る。DCI(例えば、第一のDCI2504および/または第二のDCI2508)は、一つまたは複数のタイプのアップリンク送信の間に第一のタイプのアップリンク送信を示すフィールドを含んでもよい。一つまたは複数の構成パラメーターは、一つまたは複数のタイプのアップリンク送信を示し得る。
【0312】
無線デバイスは、第一のタイプのアップリンク送信において、例えば、少なくとも一つのLBT手順の障害を決定することに基づいて、TB(例えば、時刻T1での第一のTB2520)の送信をドロップし得る。無線デバイスは、例えば、少なくとも一つのLBT手順の障害を決定することに基づいて、第一のタイプのアップリンク送信で、TB(例えば、時刻T1での第一のTB2520)を送信/伝達しなくてもよい。
【0313】
無線デバイス(例えば、無線デバイス2500)は、無線デバイスが例えば、第一のタイプのアップリンク送信に基づいて、少なくとも一つのLBT手順の障害を決定する場合、LBT障害カウンター(例えば、
図17を参照して記載されるLBT障害カウンター)を増分(例えば、
図25の時刻T1で、またはその後で)し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが第一のタイプのアップリンク送信をサポートすることを示す能力パラメーターに基づいて、少なくとも一つのLBT手順の障害を無線デバイスが決定する場合、LBT障害カウンターを増分させてもよい。無線デバイスは、例えば、第一のタイプのアップリンク送信を示すDCIに基づいて、少なくとも一つのLBT手順の障害を無線デバイスが決定する場合、LBT障害カウンターを増分させてもよい。無線デバイスは、例えば、第一のタイプのアップリンク送信を示す一つまたは複数の構成パラメーターに基づいて、少なくとも一つのLBT手順の障害を無線デバイスが決定する場合、LBT障害カウンターを増分させてもよい。
【0314】
無線デバイスは、LBT手順の障害および/または成功を決定(または検出)し得る。無線デバイスは、一つまたは複数のLBT手順間の少なくとも一つの第一のLBT手順の障害、および一つまたは複数のLBT手順間の少なくとも一つの第二のLBT手順の成功を決定(または検出)し得る(例えば、
図26のT1の時点で、またはその後で、スロット2332-1およびスロット2332-2における
図24B)。少なくとも一つの第一のLBT手順の障害および少なくとも一つの第二のLBT手順の成功を決定することは、無線デバイスが、一つまたは複数のLBT手順の少なくとも一つの第一のLBT手順(全てではない)の障害を決定することを含み得る。一つまたは複数のLBT手順のうちの少なくとも一つの第一のLBT手順(全てではない)の障害を決定することは、一つまたは複数のLBT帯域幅のうちの少なくとも一つの第一のLBT帯域幅(全てではない)に対する少なくとも一つの第一のLBT手順の障害を決定することを含み得る。無線デバイスは、少なくとも一つの第一のLBT帯域幅のそれぞれのLBT帯域幅に対する少なくとも一つの第一のLBT手順の各LBT手順を実行し得る。少なくとも一つの第一のLBT帯域幅上の少なくとも一つの第一のLBT手順の障害を決定することは、少なくとも一つの第一のLBT帯域幅のそれぞれのLBT帯域幅に対する少なくとも一つの第一のLBT手順の各LBT手順の障害を決定することを含み得る。
【0315】
少なくとも一つの第一のLBT手順の障害および少なくとも一つの第二のLBT手順の成功を決定することは、無線デバイスが、一つまたは複数のLBT手順の少なくとも一つの第二のLBT手順(全てではない)の成功を決定することを含み得るが、全てではない。一つまたは複数のLBT手順のうちの少なくとも一つの第二のLBT手順の成功を決定することは、一つまたは複数のLBT帯域幅のうちの少なくとも一つの第二のLBT帯域幅(全てではない)に対する少なくとも一つの第二のLBT手順の成功を決定することを含み得る。無線デバイスは、少なくとも一つの第二のLBT帯域幅のそれぞれのLBT帯域幅に対して少なくとも一つの第二のLBT手順の各LBT手順を実行し得る。少なくとも一つの第二のLBT帯域幅に対する少なくとも一つの第二のLBT手順の成功を決定することは、少なくとも一つの第二のLBT帯域幅のそれぞれのLBT帯域幅上の、少なくとも一つの第二のLBT手順の各LBT手順の成功を決定することを含み得る。
【0316】
一つまたは複数のLBT帯域幅は、少なくとも一つの第一のLBT帯域幅および少なくとも一つの第二のLBT帯域幅を含み得る。少なくとも一つの第一のLBT帯域幅および少なくとも一つの第二のLBT帯域幅は、直交し得る。少なくとも一つの第一のLBT帯域幅および少なくとも一つの第二のLBT帯域幅は、オーバーラップし得る(またはオーバーラップしなくてもよい)。少なくとも一つの第一のLBT帯域幅は、一つまたは複数のLBT帯域幅のあるLBT帯域幅を含み得る。少なくとも一つの第二のLBT帯域幅は、例えば、少なくとも一つの第一のLBT帯域幅および少なくとも一つの第二のLBT帯域幅が直交(または重複しない)であることに基づいて、LBT帯域幅を含まなくてもよい。少なくとも一つの第二のLBT帯域幅は、一つまたは複数のLBT帯域幅のLBT帯域幅を含み得る。少なくとも一つの第一のLBT帯域幅は、例えば、少なくとも一つの第一のLBT帯域幅および少なくとも一つの第二のLBT帯域幅が直交(または重複しない)であることに基づいて、LBT帯域幅を含まなくてもよい。
【0317】
少なくとも一つの第二のLBT帯域幅は、周波数が隣接し得る(例えば、
図24Bのスロット2432-1のLBT帯域幅2416-1、LBT帯域幅2416-2、およびLBT帯域幅2416-3、
図24Bのスロット2432-2のLBT帯域幅2416-3およびLBT帯域幅2416-4)。2424LBT帯域幅2416-1およびLBT帯域幅2416-3は、周波数において隣接していなくてもよい。LBT帯域幅2416-2およびLBT帯域幅2416-4は、周波数において隣接していなくてもよい。LBT帯域幅2416-1およびLBT帯域幅2416-2は、周波数において隣接し得る。LBT帯域幅2416-3およびLBT帯域幅2416-4は、周波数において隣接し得る。
【0318】
24
図24Bを参照して、少なくとも一つの第一のLBT手順は、LBT帯域幅2416-1における/上の第一のLBT手順およびLBT帯域幅2416-2における/上の第二のLBT手順を含み得る。少なくとも一つの第二のLBT手順は、LBT帯域幅2416-3における/上の第三のLBT手順およびLBT帯域幅2416-4における/上の第四のLBT手順を含み得る。
【0319】
図26を参照すると、第一のTBの少なくとも一つの第一のLBT手順は、LBT帯域幅3に対する第二のLBT手順を含んでもよい。第一のTBの少なくとも一つの第二のLBT手順は、LBT帯域幅2に対する第一のLBT手順、およびLBT帯域幅4に対する第三のLBT手順を含んでもよい。
【0320】
無線デバイス(例えば、無線デバイス2600)は、少なくとも第二のタイプのアップリンク送信をサポートし得る。無線デバイスは、第二のタイプのアップリンク送信をサポートし得る。無線デバイスは、能力パラメーターを含む少なくとも一つのメッセージを基地局に送信/伝達し得る。能力パラメーターは、無線デバイスが第二のタイプのアップリンク送信をサポートすることを示し得る。無線デバイスは、第二のタイプのアップリンク送信に基づいて、TB(例えば、第一のTB2620および/または第二のTB2624)を送信/伝達し得る。
【0321】
一つまたは複数の構成パラメーターは、一つまたは複数のタイプのアップリンク送信のうち、少なくとも第二のタイプのアップリンク送信を示し得る。DCI(例えば、第一のDCI2604および/または第二のDCI2608)は、一つまたは複数のタイプのアップリンク送信の間に第二のタイプのアップリンク送信を示すフィールドを含み得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、一つまたは複数のタイプのアップリンク送信を示し得る。基地局(例えば、基地局2512または基地局2612)は、セルの配備シナリオに基づいて、第一のタイプのアップリンク送信または第二のタイプのアップリンク送信を示し得る。基地局は、高干渉環境における第二のタイプのアップリンク送信と、低干渉環境における第一のタイプのアップリンク送信などを示し得る。
【0322】
無線デバイス(例えば、無線デバイス2600)は、例えば、第二のタイプのアップリンク送信において、少なくとも一つの第二のLBT手順の成功の決定に基づいて、アップリンクBWPの少なくとも一つの第二のLBT帯域幅(例えば、
図26の時刻T1で、またはその後で)を介して、TBの送信を行ってもよい。無線デバイス(例えば、無線デバイス2600)は、例えば、第二のタイプのアップリンク送信において、少なくとも一つの第二のLBT手順の成功の決定に基づいて、アップリンクBWPの少なくとも一つの第二のLBT帯域幅を介して、TB(例えば、
図26の時刻T1で、またはその後で、第一のTB2620)を送信/伝達し得る。
【0323】
第二のタイプのアップリンク送信をサポート(または可能に)する無線デバイスは、例えば、少なくとも一つの第一のLBT手順の障害および少なくとも一つの第二のLBT手順の成功に基づいて、TB(例えば、PUSCH送信)のフォーマット(例えば、再符号化または切断、PHYチャネル再フォーマット、ベースバンドフィルターリング、適応フィルターリングなど)の変更を引き起こし得る。第二のタイプのアップリンク送信をサポートする(または可能にする)無線デバイスは、例えば、少なくとも一つの第一のLBT手順の障害および少なくとも一つの第二のLBT手順の成功に基づいて、処理時間でフォーマットを変更し得る。第二のタイプのアップリンク送信ができない第二の無線デバイスは、例えば、少なくとも一つの第一のLBT手順の障害および少なくとも一つの第二のLBT手順の成功の決定に基づいて、処理時間でTBのフォーマットを変更しなくてもよい。
【0324】
無線デバイス(例えば、無線デバイス2600)は、アップリンクBWPの少なくとも一つの第二のLBT帯域幅を介して、例えば、第二のタイプのアップリンク送信において、および少なくとも一つの第一のLBT手順の障害および少なくとも一つの第二のLBT帯域幅に対する少なくとも一つの第二のLBT手順の成功に基づいて、TB(例えば、
図26の時刻T1で、またはその後で第一のTB2620)の送信を行ってもよい。無線デバイスは、アップリンクBWPの少なくとも一つの第二のLBT帯域幅を介して、例えば、第二のタイプのアップリンク送信において、および少なくとも一つの第二のLBT手順の成功を決定することに基づいて、TB(例えば、
図26の時刻T1で、またはその後で第一のTB2620)を送信/伝達し得る。
【0325】
無線デバイス(例えば、無線デバイス2600)は、例えば、無線デバイスが少なくとも一つの第一のLBT手順の障害と少なくとも一つの第二のLBT手順の成功を決定した場合、例えば、第二のタイプのアップリンク送信に基づいて、LBT障害カウンター(例えば、
図17を参照して説明したようなLBT障害カウンター)を増分しなくてもよい(例えば、
図26の時刻T1で、またはそれ以降で)。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが第二のタイプのアップリンク送信をサポートすることを示す能力パラメーターに基づいて、少なくとも一つの第一のLBT手順および少なくとも一つの第二のLBT手順の成功の障害を無線デバイスが決定する場合、LBT障害カウンターを増分しなくてもよい。無線デバイスは、例えば、第二のタイプのアップリンク送信を示すDCIに基づいて、無線デバイスが少なくとも一つの第一のLBT手順の障害および少なくとも一つの第二のLBT手順の成功を決定する場合、LBT障害カウンターを増分しなくてもよい。無線デバイスは、例えば、第二のタイプのアップリンク送信を示す一つまたは複数の構成パラメーターに基づいて、無線デバイスが少なくとも一つの第一のLBT手順の障害および少なくとも一つの第二のLBT手順の成功を決定する場合、LBT障害カウンターを増分しなくてもよい。
【0326】
無線デバイス(例えば、無線デバイス2500)は、一つまたは複数のLBT手順の成功を決定(または検出)し得る(例えば、
図25の時刻T3で、またはそれ以降で)。一つまたは複数のLBT手順の成功を決定することは、一つまたは複数のLBT帯域幅のそれぞれのLBT帯域幅上の、一つまたは複数のLBT手順の各LBT手順の成功を決定することを含み得る。一つまたは複数のLBT手順の成功を決定することは、一つまたは複数のLBT帯域幅の各LBT帯域幅に対するLBT手順の成功を決定することを含み得る。無線デバイスは、第二のTB(例えば、第二のTB2524)について、LBT帯域幅1における/上の第一のLBT手順の成功、LBT帯域幅2における/上の第二のLBT手順の成功、およびLBT帯域幅3における/上の第三のLBT手順の成功を決定し得る。
【0327】
無線デバイス(例えば、無線デバイス2500)は、例えば、第一のタイプのアップリンク送信における一つまたは複数のLBT手順の成功を決定することに基づいて、TB(例えば、
図25の時刻T3で、またはその後で第二のTB2524)の送信を行ってもよい。無線デバイスは、例えば、第一のタイプのアップリンク送信における一つまたは複数のLBT手順の成功を決定することに基づいて、TB(例えば、
図25の時刻T3で、またはその後で第二のTB2524)を送信し得る。無線デバイスは、アップリンクBWPの一つまたは複数のLBT帯域幅を介してTBを送信し得る。
【0328】
無線デバイス(例えば、無線デバイス2500)は、例えば、第一のタイプのアップリンク送信に基づいて、無線デバイスが一つまたは複数のLBT手順の成功を決定する場合、LBT障害カウンター(例えば、
図17を参照して記述されたLBT障害カウンター)を増分させなくてもよい(例えば、
図25の時刻T3で、またはその後で)。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが第一のタイプのアップリンク送信をサポートすることを示す能力パラメーターに基づいて、無線デバイスが一つまたは複数のLBT手順の成功を決定する場合、LBT障害カウンターを増分しなくてもよい。無線デバイスは、例えば、第一のタイプのアップリンク送信を示すDCIに基づいて、一つまたは複数のLBT手順の成功を無線デバイスが決定する場合、LBT障害カウンターを増分しなくてもよい。無線デバイスは、例えば、第一のタイプのアップリンク送信を示す一つまたは複数の構成パラメーターに基づいて、無線デバイスが一つまたは複数のLBT手順の成功を決定する場合、LBT障害カウンターを増分しなくてもよい。
【0329】
無線デバイス(例えば、無線デバイス2600)は、一つまたは複数のLBT手順の障害を決定(または検出)し得る(例えば、
図26の時刻T3で、またはそれ以降で)。一つまたは複数のLBT手順の障害を決定することは、一つまたは複数のLBT帯域幅のそれぞれのLBT帯域幅に対して一つまたは複数のLBT手順のそれぞれのLBT手順の障害を決定することを含み得る。一つまたは複数のLBT手順の障害を決定することは、一つまたは複数のLBT帯域幅の各LBT帯域幅に対するLBT手順の障害を決定することを含み得る。無線デバイスは、第二のTB(例えば、第二のTB2624)について(例えば、
図26の時刻T3で、またはその後で)、LBT帯域幅1における/上の第一のLBT手順の障害、LBT帯域幅2における/上の第二のLBT手順の障害、およびLBT帯域幅3における/上の第三のLBT手順の障害を決定し得る。
【0330】
無線デバイス(例えば、無線デバイス2600)は、例えば、第二のタイプのアップリンク送信における、一つまたは複数のLBT手順の障害を決定することに基づいて、TB(例えば、
図26の時刻T3で、またはその後で第二のTB2624)の送信をドロップし得る。無線デバイスは、例えば、第二のタイプのアップリンク送信における、一つまたは複数のLBT手順の障害を決定することに基づいて、TB(例えば、
図26の時刻T3で、またはその後で第二のTB2624)を送信/伝達しなくてもよい。
【0331】
無線デバイス(例えば、無線デバイス2600)は、無線デバイスが、例えば、第二のタイプのアップリンク送信に基づいて、一つまたは複数のLBT手順の障害を決定する場合、LBT障害カウンター(例えば、
図17を参照して記載されるLBT障害カウンター)を増分させてもよい(例えば、
図26の時刻T3で、またはそれ以降で)。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが第二のタイプのアップリンク送信をサポートすることを示す能力パラメーターに基づいて、無線デバイスが一つまたは複数のLBT手順の障害を決定する場合、LBT障害カウンターを増分させてもよい。無線デバイスは、例えば、第二のタイプのアップリンク送信を示すDCIに基づいて、無線デバイスが一つまたは複数のLBT手順の障害を決定する場合、LBT障害カウンターを増分させてもよい。無線デバイスは、例えば、第二のタイプのアップリンク送信を示す一つまたは複数の構成パラメーターに基づいて、無線デバイスが一つまたは複数のLBT手順の障害を決定する場合、LBT障害カウンターを増分させてもよい。
【0332】
無線デバイスは、アップリンク送信のために、アップリンクBWPの第一の複数のLBT帯域幅における/上の第一の複数のLBT手順を実行し得る。アップリンク送信(例えば、PUSCH送信、トランスポートブロック、PUCCH送信、SRS送信、PRACH送信)は、第一の複数のLBT帯域幅を含んでもよい。無線デバイスは、アップリンク送信のために、第一の複数のLBT帯域幅のそれぞれのLBT帯域幅における/上の複数の第一のLBT手順の各LBT手順を実行し得る。
【0333】
図24Bを参照して、第一の複数のLBT手順は、第一のLBT手順、第二のLBT手順、第三のLBT手順、および第四のLBT手順を含んでもよい。第一の複数のLBT帯域幅は、LBT帯域幅2416-1、LBT帯域幅2416-2、LBT帯域幅2416-3、およびLBT帯域幅2416-4を含み得る。無線デバイスは、LBT帯域幅2416-1における/上の第一のLBT手順、LBT帯域幅2416-2における/上の第二のLBT手順、LBT帯域幅2416-3における/上の第三のLBT手順、およびLBT帯域幅2416-4における/上の第四のLBT手順を実行し得る。
【0334】
図26を参照すると、第一の複数のLBT手順は、第二のTB2624について、第一のLBT手順、第二のLBT手順、および第三のLBT手順を含み得る。第一の複数のLBT帯域幅は、第二のTB2624について、LBT帯域幅1、LBT帯域幅2、およびLBT帯域幅3を含み得る。無線デバイス(例えば、無線デバイス2600)は、LBT帯域幅1における/上の第一のLBT手順、LBT帯域幅2における/上の第二のLBT手順、およびLBT帯域幅3における/上の第三のLBT手順を実施することができる。
【0335】
無線デバイスは、アップリンク送信のために、第一の複数のLBT手順を並列に実行し得る。第一の複数のLBT手順を並列に行うことは、第一の複数のLBT手順を同時/平行(または実質的に同時/平行)に行うことを含み得る。
【0336】
無線デバイスは、第一の複数のLBT手順の中で、第二の複数のLBT手順の障害を決定(または検出)し得る。第二の複数のLBT手順の障害を決定することは、第一の複数のLBT帯域幅の第二の複数のLBT帯域幅に対して第二の複数のLBT手順の障害を決定することを含み得る。第二の複数のLBT帯域幅上の第二の複数のLBT手順の障害を決定することは、第二の複数のLBT帯域幅のそれぞれのLBT帯域幅に対する第二の複数のLBT手順の各LBT手順の障害を決定することを含み得る。
図24Bを参照して、スロット2432-2において、第二の複数のLBT手順が、LBT帯域幅2416-1における/上の第一のLBT手順、およびLBT帯域幅2416-2における/上の第二のLBT手順を含んでもよい。第二の複数のLBT帯域幅は、LBT帯域幅1およびLBT帯域幅2を含む。
【0337】
無線デバイスのPHY層は、(例えば、
図17を参照して説明したような時刻T1、T2、T3、T4、およびT5で)LBT障害表示を無線デバイスのMAC層に送る/送信することができる。LBT障害表示は、障害を示し得る。無線デバイスのMAC層は、例えば、LBT障害表示の受信に基づいて、LBT障害カウンター(例えば、一つまたは任意の他の値によって)を増分させてもよい。LBT障害表示は、第二の複数のLBT手順の数量を示さな(または含まな)くてもよい。無線デバイスのPHY層は、第二の複数のLBT手順の数量を示さなくてもよい。無線デバイスのPHY層は、例えば、第一の複数のLBT手順を並列/同時(または実質的に並列/同時)に実行することに基づいて、第一の複数のLBT手順の第二の複数のLBT手順の数量を示さなくてもよい。無線デバイスのPHY層は、並列/同時(または実質的に並列/同時)に実行される第二の複数のLBT手順の数量を示さなくてもよい。無線デバイスのMAC層は、例えば、無線デバイスのPHY層が第二の複数のLBT手順の数を示さないことに基づいて、第二の複数のLBT手順の数量を認識しなくてもよい。MAC層は、第二の複数のLBT手順の数量を認識していないことに基づいて、LBT障害カウンターを1だけ増分させてもよい。
【0338】
図24Bを参照して、無線デバイスのMAC層は、例えば、無線デバイスのPHY層が、二つのLBT手順(例えば、LBT帯域幅2416-1における/上の第一のLBT手順、LBT帯域幅2416-2における/上の第二のLBT手順)の障害を決定する場合、第二のスロット2432-2のLBTカウンターを1だけ増分させてもよい。無線デバイス2600のMAC層は、例えば、無線デバイス2600のPHY層が、第二のTB2624について、三つのLBT手順(例えば、LBT帯域幅1における/上の第一のLBT手順、LBT帯域幅2における/上の第二のLBT手順、LBT帯域幅3における/上の第三のLBT手順)の障害を決定する場合、LBTカウンターを1だけ増分させることができる。
【0339】
無線デバイスのPHY層は、例えば、アップリンク送信において/のために第二の複数のLBT手順の障害を決定することに基づいて、LBT障害表示を、無線デバイスのMAC層(例えば、
図17を参照して記載した時刻T1、T2、T3、T4、およびT5で)に送信/伝達し得る。LBT障害表示は、障害を示し得る。無線デバイスのMAC層は、例えば、LBT障害表示の受信に基づいて、第二の複数のLBT手順の数量だけ、LBT障害カウンターを増分させてもよい。LBT障害表示は、第二の複数のLBT手順の数量を示し得る(または含み得る)。無線デバイスのPHY層は、第二の複数のLBT手順の数量を示し得る。無線デバイスのPHY層は、例えば、第一の複数のLBT手順を並列/同時(または実質的に並列/同時)に実行するに基づいて、第一の複数のLBT手順の第二の複数のLBT手順の数量を示し得る。無線デバイスのPHY層は、並列/同時(または実質的に並列/同時)に実行される第二の複数のLBT手順の数量を示し得る。無線デバイスのMAC層は、第二の複数のLBT手順の数量を示す無線デバイスの物理層(PHY)層に基づいて、第二の複数のLBT手順の数量を認識し得る。MAC層は、第二の複数のLBT手順の数量を認識することに基づいて、第二の複数のLBT手順の数量だけLBT障害カウンターを増分し得る。
【0340】
図24Bを参照して、無線デバイスのMAC層は、例えば、無線デバイスのPHY層が、二つのLBT手順(例えば、LBT帯域幅2416-1における/上の第一のLBT手順、LBT帯域幅2416-2における/上の第二のLBT手順)の障害を決定する場合、第二のスロット2432-2のLBTカウンターを2だけ増分させてもよい。無線デバイス2600のMAC層は、例えば、無線デバイス2600のPHY層が、第二のTB2624について、三つのLBT手順(例えば、LBT帯域幅1における/上の第一のLBT手順、LBT帯域幅2における/上の第二のLBT手順、LBT帯域幅3における/上の第三のLBT手順)の障害を決定する場合、LBTカウンターを3だけ増分させることができる。
【0341】
図27は、LBT障害検出の例示的な方法を示す。
図27に示す方法2700の例は、例えば、無線デバイスによって行われてもよい。ステップ2704で、無線デバイスは、一つまたは複数の能力パラメーターを含む少なくとも一つのメッセージを送信/伝達(例えば、基地局へ)し得る。一つまたは複数の能力パラメーターは、無線デバイスが、第一のタイプのアップリンク送信および/または第二のタイプのアップリンク送信をサポートすることを示し得る。ステップ2708で、無線デバイスは、セルのアップリンクBWPを介して、アップリンク送信(例えば、PUSCH送信、構成される許可に基づく送信)をスケジューリングするDCIを受信し得る。アップリンク送信は、アップリンクBWP内に複数のLBT帯域幅を含んでもよい。
【0342】
ステップ2712で、無線デバイスは、複数のLBT帯域幅のうちの少なくとも一つ(全てではない)に対するLBT手順の成功を決定し得る。ステップ2714で、無線デバイスは、一つまたは複数の能力パラメーターが、無線デバイスが第二のタイプのアップリンク送信(例えば、PUSCH送信、PUCCH送信など)をサポートすることを示すかを決定し得る。ステップ2716では、無線デバイスは、例えば、複数のLBT帯域幅のうちの少なくとも一つ(全てではない)に対するLBT手順の成功を決定することに基づいて、かつ一つまたは複数の能力パラメーターが、無線デバイスが第二のタイプのアップリンク送信(例えば、PUSCH送信、PUCCH送信など)をサポートすることを示すことに基づいて、LBT障害カウンターを増分させなくてもよい。無線デバイスは、第二のタイプのアップリンク送信を示す一つまたは複数の構成パラメーターを受信することに基づいて、LBT障害カウンターを増分させなくてもよい。無線デバイスは、第二のタイプのアップリンク送信を示すフィールドを含むDCIに基づいて、LBT障害カウンターを増分させなくてもよい。ステップ2716で、無線デバイスは、複数のLBT帯域幅のうちの少なくとも一つ(全てではない)を介して、アップリンク送信を行ってもよい。
【0343】
ステップ2720で、無線デバイスは、例えば、複数のLBT帯域幅のうちの少なくとも一つ(全てではない)に対するLBT手順の成功を決定することに基づいて、かつ一つまたは複数の能力パラメーターが、無線デバイスが第一のタイプのアップリンク送信(例えば、PUSCH送信、PUCCH送信など)をサポートすることを示すことに基づいて、LBT障害カウンターを増分させなくてもよい。無線デバイスは、第一のタイプのアップリンク送信を示す一つまたは複数の構成パラメーターを受信することに基づいて、LBT障害カウンターを増分させてもよい。無線デバイスは、第一のタイプのアップリンク送信を示すフィールドを含むDCIに基づいて、LBT障害カウンターを増分させなくてもよい。ステップ2720で、無線デバイスは、アップリンク送信を実行しなくてもよい。
【0344】
無線デバイスは、複数のLBT帯域幅のうちの少なくとも一つのLBT帯域幅に対するLBT手順の障害を決定し得る。無線デバイスは、決定に基づいてLBT障害カウンターを増分させてもよい。無線デバイスは、一つまたは複数の能力パラメーターに基づいて、LBT障害カウンターを増分させてもよい。一つまたは複数の能力パラメーターに基づいてLBT障害カウンターを増分することは、一つまたは複数の能力パラメーターが、無線デバイスが第一のタイプのアップリンク送信(例えば、PUSCH送信、PUCCH送信など)をサポートすることを示すことに基づいて、LBT障害カウンターを増分することを含み得る。無線デバイスは、第一のタイプのアップリンク送信を示す一つまたは複数の構成パラメーターを受信することに基づいて、LBT障害カウンターを増分させてもよい。無線デバイスは、第一のタイプのアップリンク送信を示すフィールドを含むDCIに基づいて、LBT障害カウンターを増分させてもよい。
【0345】
無線デバイスは、複数のLBT帯域幅のそれぞれに対するLBT手順の障害を決定し得る。無線デバイスは、決定に基づいてLBT障害カウンターを増分させてもよい。無線デバイスは、一つまたは複数の能力パラメーターに基づいて、LBT障害カウンターを増分させてもよい。一つまたは複数の能力パラメーターに基づいてLBT障害カウンターを増分することは、一つまたは複数の能力パラメーターが、無線デバイスが第二のタイプのアップリンク送信(例えば、PUSCH送信、PUCCH送信など)をサポートすることを示すことに基づいて、LBT障害カウンターを増分することを含み得る。無線デバイスは、第二のタイプのアップリンク送信を示す一つまたは複数の構成パラメーターを受信することに基づいて、LBT障害カウンターを増分させてもよい。無線デバイスは、第二のタイプのアップリンク送信を示すフィールドを含むDCIに基づいて、LBT障害カウンターを増分させてもよい。
【0346】
無線デバイスは、複数のLBT帯域幅の各LBT帯域幅に対するLBT手順の成功を決定し得る。無線デバイスは、決定に基づいてLBT障害カウンターを増分させなくてもよい。無線デバイスは、一つまたは複数の能力パラメーターに基づいて、LBT障害カウンターを増分させなくてもよい。一つまたは複数の能力パラメーターに基づいてLBT障害カウンターを増分しないことは、一つまたは複数の能力パラメーターが、無線デバイスが第一のタイプのアップリンク送信(例えば、PUSCH送信、PUCCH送信など)をサポートすることを示すことに基づいて、LBT障害カウンターを増分しないことを含んでもよい。無線デバイスは、第一のタイプのアップリンク送信を示す一つまたは複数の構成パラメーターを受信することに基づいて、LBT障害カウンターを増分させなくてもよい。無線デバイスは、第一のタイプのアップリンク送信を示すフィールドを含むDCIに基づいて、LBT障害カウンターを増分させなくてもよい。
【0347】
以下、さまざまな特性が、番号付き項目または段落のセットにおいて強調表示される。これらの特徴は、本発明または発明の概念を限定していると解釈されるものではなく、本明細書に記述されるいくつかの特徴の強調として、そのような特徴の特定の順序の重要性または関連性を示唆することなく、単に提供されるものである。
【0348】
項目1:無線デバイスによって、セルのアクティブアップリンク帯域幅部分(BWP)について、リッスン・ビフォア・トーク(LBT)障害の数量を決定することを含む、方法。
【0349】
項目2:閾値を満たす数量量に基づいて、セルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害復旧手順に関連付けられるアップリンク信号を送信することをさらに含む、項目1に記載の方法。
【0350】
項目3:LBT障害復旧手順中に、セルのLBT障害復旧再構成パラメーターを受信すること、LBT障害復旧手順中に、セルのBWPスイッチングを示すダウンリンク情報を受信すること、LBT障害復旧手順中にセルを非アクティブ化しすること、または、無線デバイスの媒体アクセス制御(MAC)層によって、無線デバイスの無線リソース制御(RRC)層から、およびLBT障害復旧手順中に、MAC層をリセットする要求を受信することの少なくとも一つに基づいて、LBT障害復旧手順を中止することをさらに含む、項目1および2のいずれか一項に記載の方法。
【0351】
項目4:中止に基づいて、LBT障害の数量をゼロに設定することをさらに含む、項目1~3のいずれか一項に記載の方法。
【0352】
項目5:LBT障害の数量を決定することが、セルに関連付けられるランダムアクセス手順中に量を決定することを含む、項目1~4のいずれか一項に記載の方法。
【0353】
項目6:LBT障害の数量に基づいて、セルに関連付けられるランダムアクセス手順を中止することをさらに含み、アップリンク信号を送信することが、ランダムアクセス手順を中止することに基づく、項目1~5のいずれか一項に記載の方法。
【0354】
項目7:セルに対するビーム障害復旧手順を開始することをさらに含む、項目1~6のいずれか一項に記載の方法。
【0355】
項目8:LBT障害復旧手順用のLBT MAC制御要素(LBT MAC CE)、およびビーム障害復旧手順用のビーム障害復旧MAC制御要素(BFR MAC CE)の送信を引き起こすことをさらに含む、項目1~7のいずれか一項に記載の方法。
【0356】
項目9:LBT MAC CEの論理チャネルの前のBFR MAC CEの論理チャネルを含むMACプロトコルデータユニット(MAC PDU)を送信することをさらに含む、項目1~8のいずれか一項に記載の方法。
【0357】
項目10:アップリンク信号を送信することが、セルとは異なる第二のセルを介してアップリンク信号を送信することを含む、項目1~9のいずれか一項に記載の方法。
【0358】
項目11:アップリンク信号が、ランダムアクセスプリアンブル、スケジューリング要求、またはLBT MAC制御要素のうちの少なくとも一つを含む、項目1~10のいずれか一項に記載の方法。
【0359】
項目12:セルのLBT障害の決定に基づいて、セルのLBTカウンターを増分することをさらに含む、項目1~11のいずれか一項に記載の方法。
【0360】
項目13:LBT障害復旧手順を中止することに基づいて、LBTカウンターをゼロに設定することをさらに含む、項目1~12のいずれか一項に記載の方法。
【0361】
項目14:セルの非アクティブ化が、MAC制御要素の受信、または非アクティブ化タイマーの満了のうちの少なくとも一つに基づく、項目1~13のいずれか一項に記載の方法。
【0362】
項目15:ダウンリンク情報が、ダウンリンク制御情報(DCI)またはRRCメッセージのうちの少なくとも一つを含む、項目1~14のいずれか一項に記載の方法。
【0363】
項目16:一つまたは複数のメッセージを受信することがセルに対する一つまたは複数の構成パラメーターを含むことをさらに含み、一つまたは複数の構成パラメーターが、セルのアクティブアップリンクBWPに対する最大LBT障害カウント、またはセルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害検出タイマーのうちの一つまたは複数を示す、項目1~15のいずれか一項に記載の方法。
【0364】
項目17:アクティブアップリンクBWPが占有されるという決定に基づいて、LBT障害を決定することをさらに含む、項目1~16のいずれか一項に記載の方法。
【0365】
項目18:クリアチャネル評価(CCA)チェックの実施に基づいてLBT障害を決定することをさらに含む、項目1~17のいずれか一項に記載の方法。
【0366】
項目19:LBT障害の決定に基づいて、LBT障害検出タイマーを開始または再起動することをさらに含む、項目1~18のいずれか一項に記載の方法。
【0367】
項目20:LBT障害検出タイマーの満了に基づいて、LBTカウンターをゼロに設定することをさらに含む、項目1~19のいずれか一項に記載の方法。
【0368】
項目21:アップリンク信号を送信することが、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを介して、スケジューリング要求(SR)を送信することを含む、項目1~20のいずれか一項に記載の方法。
【0369】
項目22:アップリンク信号を送信することが、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソースを介して、ランダムアクセスプリアンブルを送信することを含む、項目1~21のいずれか一項に記載の方法。
【0370】
項目23:アップリンク信号を送信することが、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソースを介して、LBT障害MAC制御要素を送信することを含む、項目1~22のいずれか一項に記載の方法。
【0371】
項目24:アップリンク信号を送信することが、LBT障害MAC制御要素を送信するために一つまたは複数のアップリンクリソースを示す有効なアップリンク許可を有することに基づいて、LBT障害MAC制御要素を送信することを含む、項目1~23のいずれか一項に記載の方法。
【0372】
項目25:アップリンク信号を送信することが、LBT障害MAC制御要素を送信するために、一つまたは複数のアップリンクリソースを示す有効なアップリンク許可を有していないことに基づいて、スケジューリング要求を送信することを含む、項目1~24のいずれか一項に記載の方法。
【0373】
項目26:アップリンク信号を送信することが、LBT障害MAC制御要素の送信を含み、LBT障害MAC制御要素が、セル、アップリンクBWP、セルの複数のアップリンクBWPの好ましいアップリンクBWP、またはアップリンクBWPの複数のLBT帯域幅の少なくとも一つのLBT帯域幅のうちの少なくとも一つを示す、項目1~25のいずれか一項に記載の方法。
【0374】
項目27:一つまたは複数のプロセッサーと、一つまたは複数のプロセッサーによって実行されると、無線デバイスに、項目1~26のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を格納するメモリーとを含む、無線デバイス。
【0375】
項目28:項目1~26のいずれか一項に記載の方法を行うように構成される無線デバイスと、アップリンク信号を受信するように構成される基地局とを含む、システム。
【0376】
項目29:実行されると、項目1~26のいずれか一項に記載の方法の実施を生じさせる命令を格納する、コンピューター可読媒体。
【0377】
項目30:無線デバイスによって、セルのアクティブアップリンク帯域幅部分(BWP)について、リッスン・ビフォア・トーク(LBT)障害の数量を決定することを含む、方法。
【0378】
項目31:閾値を満たす数量に基づいて、セルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害復旧手順に関連付けられるアップリンク信号を送信することをさらに含む、項目30に記載の方法。
【0379】
項目32:LBT障害復旧手順中に、セルに対する再構成パラメーターを受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を中止することをさらに含む、項目30および31のいずれか一項に記載の方法。
【0380】
項目33:LBT障害復旧手順を中止することが、LBT障害復旧手順中、セルに対するBWPスイッチングを示すダウンリンク情報を受信すること、LBT障害復旧手順中にセルを非アクティブ化すること、または無線デバイスの媒体アクセス制御(MAC)層によって、無線デバイスの無線リソース制御(RRC)層から、およびLBT障害復旧手順の間に、MAC層をリセットする要求を受信することの少なくとも一つにさらに基づく、項目30~32のいずれか一項に記載の方法。
【0381】
項目34:セルに対する再構成パラメーターが、セルに対するLBT障害復旧再構成パラメーターを含む、項目30~33のいずれか一項に記載の方法。
【0382】
項目35:LBT障害復旧手順を中止することが、LBT障害復旧手順に関連付けられる構成される送信をドロップすることを含む、項目30~34のいずれか一項に記載の方法。
【0383】
項目36:LBT障害の数量に基づいて、セルに関連付けられるランダムアクセス手順を中止することをさらに含み、アップリンク信号を送信することが、ランダムアクセス手順を中止することに基づく、項目30~35のいずれか一項に記載の方法。
【0384】
項目37:セルに対するビーム障害復旧手順を開始することをさらに含む、項目30~36のいずれか一項に記載の方法。
【0385】
項目38:LBT障害復旧手順用のLBT MAC制御要素(LBT MAC CE)、およびビーム障害復旧手順用のビーム障害復旧MAC制御要素(BFR MAC CE)の送信を引き起こすことをさらに含む、項目30~37のいずれか一項に記載の方法。
【0386】
項目39:LBT MAC CEの論理チャネルの前のBFR MAC CEの論理チャネルを含むMACプロトコルデータユニット(MAC PDU)を送信することをさらに含む、項目30~38のいずれか一項に記載の方法。
【0387】
項目40:アップリンク信号を送信することが、セルとは異なる第二のセルを介してアップリンク信号を送信することを含む、項目30~39のいずれか一項に記載の方法。
【0388】
項目41:セルのLBT障害の決定に基づいて、セルのLBTカウンターを増分することをさらに含む、項目30~40のいずれか一項に記載の方法。
【0389】
項目42:LBT障害復旧手順の中止に基づいて、LBTカウンターをゼロに設定する、項目30~41のいずれか一項に記載の方法。
【0390】
項目43:セルに対する一つまたは複数の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを受信することをさらに含み、一つまたは複数の構成パラメーターが、セルのアクティブアップリンクBWPに対する最大LBT障害カウント、またはセルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害検出タイマーのうちの一つまたは複数を示す、項目30~42のいずれか一項に記載の方法。
【0391】
項目44:アクティブアップリンクBWPが占有されるという決定に基づいてLBT障害を決定することをさらに含む、項目30~43のいずれか一項に記載の方法。
【0392】
項目45:クリアチャネル評価(CCA)チェックの実施に基づいてLBT障害を決定することをさらに含む、項目30~44のいずれか一項に記載の方法。
【0393】
項目46:アップリンク信号を送信することが、LBT障害MAC制御要素の送信を含み、LBT障害MAC制御要素が、セル、アップリンクBWP、セルの複数のアップリンクBWPの好ましいアップリンクBWP、またはアップリンクBWPの複数のLBT帯域幅の少なくとも一つのLBT帯域幅のうちの少なくとも一つを示す、項目30~45のいずれか一項に記載の方法。
【0394】
項目47:一つまたは複数のプロセッサーと、一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、無線デバイスに、項目30~46のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を格納するメモリーとを含む、無線デバイス。
【0395】
項目48:項目30~46のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成される無線デバイスと、アップリンク信号を受信するように構成される基地局とを含む、システム。
【0396】
項目49:実行されると、項目30~46のいずれか一項に記載の方法の実施を生じさせる命令を格納する、コンピューター可読媒体。
【0397】
項目50:セルのアクティブアップリンク帯域幅部分(BWP)に対する一つまたは複数のリッスン・ビフォア・トーク(LBT)障害の決定に基づいて無線デバイスによって、セルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害復旧手順に関連付けられるアップリンク信号を送信することを含む、方法。
【0398】
項目51:LBT障害復旧手順中に、セルのBWPスイッチングを示すダウンリンク情報を受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を中止することをさらに含む、項目50に記載の方法。
【0399】
項目52:アップリンク信号を送信することが、閾値を超える一つまたは複数のLBT障害の数量に基づく、項目50および51のいずれか一項に記載の方法。
【0400】
項目53:LBT障害復旧手順を中止することが、LBT障害復旧手順中に、セルのLBT障害復旧再構成パラメーターを受信すること、LBT障害復旧手順中にセルを非アクティブ化すること、または、無線デバイスの媒体アクセス制御(MAC)層によって、無線デバイスの無線リソース制御(RRC)層から、およびLBT障害復旧手順中に、MAC層をリセットする要求を受信することのうちの少なくとも一つに基づく、項目50~52のいずれか一項に記載の方法、
【0401】
項目54:LBT障害復旧手順を中止することが、LBT障害復旧手順に関連付けられる構成される送信をドロップすることを含む、項目50~53のいずれか一項に記載の方法。
【0402】
項目55:一つまたは複数のLBT障害に基づいて、セルに関連付けられるランダムアクセス手順を中止することをさらに含み、アップリンク信号を送信することが、ランダムアクセス手順を中止することに基づく、項目50~54のいずれか一項に記載の方法。
【0403】
項目56:セルに対するビーム障害復旧手順を開始することをさらに含む、項目50~55のいずれか一項に記載の方法。
【0404】
項目57:LBT障害復旧手順のためのLBT MAC制御要素(LBT MAC CE)、およびビーム障害復旧手順のためのビーム障害復旧MAC制御要素(BFR MAC CE)の送信を引き起こすことをさらに含む、項目50~56のいずれか一項に記載の方法。
【0405】
項目58:LBT MAC CEの論理チャネルの前のBFR MAC CEの論理チャネルを含むMACプロトコルデータユニット(MAC PDU)を送信することをさらに含む、項目50~57のいずれか一項に記載の方法。
【0406】
項目59:セルのLBT障害の決定に基づいて、セルのLBTカウンターを増分することをさらに含む、項目50~58のいずれか一項に記載の方法。
【0407】
項目60:LBT障害復旧手順の中止に基づいて、LBTカウンターをゼロに設定することをさらに含む、項目50~59のいずれか一項に記載の方法。
【0408】
項目61:ダウンリンク情報が、ダウンリンク制御情報(DCI)またはRRCメッセージのうちの少なくとも一つを含む、項目50~60のいずれか一項に記載の方法。
【0409】
項目62:セルに対する一つまたは複数の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを受信することをさらに含み、一つまたは複数の構成パラメーターが、セルのアクティブアップリンクBWPに対する最大LBT障害カウント、またはセルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害検出タイマーのうちの一つまたは複数を示す、項目50~61のいずれか一項に記載の方法。
【0410】
項目63:アクティブアップリンクBWPが占有されるという決定に基づいてLBT障害を決定することをさらに含む、項目50~62のいずれか一項に記載の方法。
【0411】
項目64:クリアチャネル評価(CCA)チェックの実施に基づいてLBT障害を決定することをさらに含む、項目50~63のいずれか一項に記載の方法。
【0412】
項目65:LBT障害の決定に基づいて、LBT障害検出タイマーを開始または再起動することをさらに含む、項目50~64のいずれか一項に記載の方法。
【0413】
項目66:LBT障害検出タイマーの満了に基づいて、LBTカウンターをゼロに設定することをさらに含む、項目50~65のいずれか一項に記載の方法。
【0414】
項目67:一つまたは複数のプロセッサーと、一つまたは複数のプロセッサーによって実行されると、無線デバイスに、項目50~66のいずれか一項に記載の方法を実施させる命令を格納するメモリーとを含む、無線デバイス。
【0415】
項目68:項目50~66のいずれか一項に記載の方法を行うように構成される無線デバイスと、アップリンク信号を受信するように構成される基地局とを含む、システム。
【0416】
項目69:実行されると、項目50~66のいずれか一項に記載の方法の実施を生じさせる命令を格納する、コンピューター可読媒体。
【0417】
項目70:無線デバイスによって、セルに対するランダムアクセス手順を開始することを含む、方法。
【0418】
項目71:ランダムアクセス手順の間に、セルのリッスン・ビフォア・トーク(LBT)障害復旧手順をトリガーすることをさらに含む、項目70に記載の方法。
【0419】
項目72:トリガーに基づき、ランダムアクセス手順を停止し、LBT障害復旧手順のためにアップリンク信号を送信する、項目70および71のいずれか一項に記載の方法。
【0420】
項目73:ランダムアクセス手順を開始することが、セルに対するビーム障害の検出に基づく、項目70~72のいずれか一項に記載の方法。
【0421】
項目74:セルのアクティブアップリンク帯域幅部分(BWP)に対するLBT障害の数量を決定することをさらに含み、LBT障害復旧手順をトリガーすることが、閾値を満たすLBT障害の数量に基づく、項目70~73のいずれか一項に記載の方法。
【0422】
項目75:LBT障害復旧手順中に、セルに対するLBT障害復旧再構成パラメーターを受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を中止することをさらに含む、項目70~74のいずれか一項に記載の方法。
【0423】
項目76:LBT障害復旧手順中に、セルの帯域幅部分(BWP)スイッチングを示すダウンリンク情報を受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を中止することをさらに含む、項目70~75のいずれか一項に記載の方法。
【0424】
項目77:LBT障害復旧手順中にセルを非アクティブ化することに基づいて、LBT障害復旧手順を中止することをさらに含む、項目70~76のいずれか一項に記載の方法。
【0425】
項目78:無線デバイスの媒体アクセス制御(MAC)層によって、無線デバイスの無線リソース制御(RRC)層から、およびLBT障害復旧手順の間に、MAC層をリセットする要求を受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を中止することをさらに含む、項目70~77のいずれか一項に記載の方法。
【0426】
項目79:ハイブリッド自動反復要求(HARQ)プロセスのための新しい送信をスケジュールするアップリンク許可の受信に基づいてLBT障害復旧手順を完了することをさらに含み、HARQプロセスのインデックスが、アップリンク信号を含む物理アップリンクスケジュールチャネル(PUSCH)送信のHARQプロセスのインデックスと同じである、項目70~78のいずれか一項に記載の方法。
【0427】
項目80:LBT障害復旧手順の完了に基づいて、LBTカウンター、およびLBT障害検出タイマーをリセットすることをさらに含む、項目70~79のいずれか一項に記載の方法。
【0428】
項目81:一つまたは複数のメッセージを受信することがセルに対する一つまたは複数の構成パラメーターを含むことをさらに含み、一つまたは複数の構成パラメーターが、セルのアクティブアップリンクBWPに対する最大LBT障害カウント、またはセルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害検出タイマーのうちの一つまたは複数を示す、項目70~80のいずれか一項に記載の方法。
【0429】
項目82:アクティブアップリンクBWPが占有されるという決定に基づいてLBT障害を決定することをさらに含む、項目70~81のいずれか一項に記載の方法。
【0430】
項目83:クリアチャネル評価(CCA)チェックの実施に基づいてLBT障害を決定することをさらに含む、項目70~82のいずれか一項に記載の方法。
【0431】
項目84:一つまたは複数のプロセッサーと、一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、無線デバイスに、項目70~83のいずれか一項に記載の方法を実施させる命令を格納するメモリーと、を含む、無線デバイス。
【0432】
項目85:項目70~83のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成される無線デバイスと、アップリンク信号を受信するように構成される基地局とを含む、システム。
【0433】
項目86:実行されると、項目70~83のいずれか一項に記載の方法の実施を生じさせる命令を格納する、コンピューター可読媒体。
【0434】
項目87:無線デバイスによって、セルに対するビーム障害復旧(BFR)手順を開始することを含む、方法。
【0435】
項目88:BFR手順中に、リッスン・ビフォア・トーク(LBT)障害復旧手順をトリガーすることをさらに含む、項目87の方法。
【0436】
項目89:媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータユニットにおける、BFR MAC CEの論理チャネル優先順位、およびLBT障害MAC CEの論理チャネルに基づいて、BFR手順のBFR MAC制御要素(CE)と、LBT障害復旧手順のLBT障害MAC CEのうち少なくとも一つを多重化することをさらに含む、項目87および88のいずれか一項に記載の方法。
【0437】
項目90:MAC PDUを基地局に送信することをさらに含む、項目87~89のいずれか一項に記載の方法。
【0438】
項目91:セルのアクティブアップリンク帯域幅部分(BWP)に対するLBT障害の数量を決定することをさらに含み、LBT障害復旧手順をトリガーすることが、閾値を満たすLBT障害の数量に基づく、項目87~90のいずれか一項に記載の方法。
【0439】
項目92:LBT障害復旧手順中に、セルに対するLBT障害復旧再構成パラメーターを受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を中止することをさらに含む、項目87~91のいずれか一項に記載の方法。
【0440】
項目93:LBT障害復旧手順中に、セルの帯域幅部分(BWP)スイッチングを示すダウンリンク情報を受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を中止することをさらに含む、項目87~92のいずれか一項に記載の方法。
【0441】
項目94:LBT障害復旧手順中にセルを非アクティブ化することに基づいて、LBT障害復旧手順を中止することをさらに含む、項目87~93のいずれか一項に記載の方法。
【0442】
項目95:無線デバイスのMAC層によって、無線デバイスの無線リソース制御(RRC)層から、およびLBT障害復旧手順の間に、MAC層をリセットする要求を受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を中止することをさらに含む、項目87~94のいずれか一項に記載の方法。
【0443】
項目96:ハイブリッド自動反復要求(HARQ)プロセスのための新しい送信をスケジュールするアップリンク許可の受信に基づいてLBT障害復旧手順を完了することをさらに含み、HARQプロセスのインデックスが、アップリンク信号を含む物理アップリンクスケジュールチャネル(PUSCH)送信のHARQプロセスのインデックスと同じである、項目87~95のいずれか一項に記載の方法。
【0444】
項目97:LBT障害復旧手順の完了に基づいて、LBTカウンター、およびLBT障害検出タイマーをリセットすることをさらに含む、項目87~96のいずれか一項に記載の方法。
【0445】
項目98:一つまたは複数のメッセージを受信することがセルに対する一つまたは複数の構成パラメーターを含むことをさらに含み、一つまたは複数の構成パラメーターが、セルのアクティブアップリンクBWPに対する最大LBT障害カウント、またはセルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害検出タイマーのうちの一つまたは複数を示す、項目87~97のいずれか一項に記載の方法。
【0446】
項目99:アクティブアップリンクBWPが占有されるという決定に基づいてLBT障害を決定することをさらに含む、項目87~98のいずれか一項に記載の方法。
【0447】
項目100:クリアチャネル評価(CCA)チェックの実施に基づいてLBT障害を決定することをさらに含む、項目87~99のいずれか一項に記載の方法。
【0448】
項目101:MAC PDUを送信することが、LBT障害MAC CEの論理チャネルの前のBFR MAC CEの論理チャネルでMAC PDUを送信することを含む、項目87~100のいずれか一項に記載の方法。
【0449】
項目102:MAC PDUを送信することが、MAC CEの論理チャネルの前のLBT障害MAC CEの論理チャネルでBFR MAC PDUを送信することを含む、項目87~101のいずれか一項に記載の方法。
【0450】
項目103:一つまたは複数のプロセッサーと、一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、無線デバイスに、項目87~102のいずれか一項に記載の方法を実施させる命令を格納するメモリーと、を含む、無線デバイス。
【0451】
項目104:項目87~102のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成される無線デバイスと、MAC PDUを受信するように構成される基地局とを含む、システム。
【0452】
項目105:実行されると、項目87~102のいずれか一項に記載の方法の実施を生じさせる命令を格納する、コンピューター可読媒体。
【0453】
項目106:無線デバイスによって、リッスン・ビフォア・トーク(LBT)障害媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)、およびビーム障害復旧(BFR)MAC CEの送信をトリガーすることを含む、方法。
【0454】
項目107:BFR MAC CEを、LBT障害MAC CEの前にMACプロトコルデータユニット(PDU)に含めることによって、LBT障害MAC CEの論理チャネルよりもBFR MAC CEの論理チャネルを優先させることをさらに含む、項目106に記載の方法。
【0455】
項目108:MAC PDUを基地局に送信することをさらに含む、項目106および107のいずれか一項に記載の方法。
【0456】
項目109:LBT障害MAC CEを、データの前にMAC PDUに含めることによって、データよりもLBT障害MAC CEの論理チャネルを優先させることをさらに含む、項目106~108のいずれか一項に記載の方法。
【0457】
項目110:LBT障害MAC CEを、BSR MAC CEの前にMAC PDUに含めることによって、バッファステータスレポート(BSR)MAC CEの論理チャネルよりも、LBT障害MAC CEの論理チャネルを優先させることをさらに含む、項目106~109のいずれか一項に記載の方法。
【0458】
項目111:構成される許可確認MAC CEを、LBT障害MAC CEの前にMAC PDU内に含めることによって、LBT障害MAC CEの論理チャネルよりも、構成される許可確認MAC CEの論理チャネルを優先させることをさらに含む、項目106~110のいずれか一項に記載の方法。
【0459】
項目112:セルのアクティブアップリンク帯域幅部分(BWP)に対するLBT障害の数量を特定することをさらに含み、LBT障害MAC CEをトリガーすることは、閾値を満たすLBT障害の数量に基づく、項目106~111のいずれか一項に記載の方法。
【0460】
項目113:LBT障害復旧手順中に、セルに対するLBT障害復旧再構成パラメーターを受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を中止することをさらに含む、項目106~112のいずれか一項に記載の方法。
【0461】
項目114:LBT障害復旧手順中にセルを非アクティブ化することに基づいて、LBT障害復旧手順を中止することをさらに含む、項目106~113のいずれか一項に記載の方法。
【0462】
項目115:無線デバイスのMAC層によって、無線デバイスの無線リソース制御(RRC)層から、およびLBT障害復旧手順の間に、MAC層をリセットする要求を受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を中止することをさらに含む、項目106~114のいずれか一項に記載の方法。
【0463】
項目116:ハイブリッド自動反復要求(HARQ)プロセスのための新しい送信をスケジュールするアップリンク許可の受信に基づいてLBT障害復旧手順を完了することをさらに含み、HARQプロセスのインデックスが、MAC PDUを含む物理アップリンクスケジュールチャネル(PUSCH)送信のHARQプロセスのインデックスと同じである、項目106~115のいずれか一項に記載の方法。
【0464】
項目117:LBT障害復旧手順の完了に基づいて、LBTカウンター、およびLBT障害検出タイマーをリセットすることをさらに含む、項目106~116のいずれか一項に記載の方法。
【0465】
項目118:セルに対する一つまたは複数の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを受信することをさらに含み、一つまたは複数の構成パラメーターが、セルのアクティブアップリンクBWPに対する最大LBT障害カウント、またはセルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害検出タイマーのうちの一つまたは複数を示す、項目106~117のいずれか一項に記載の方法。
【0466】
項目119:一つまたは複数のプロセッサーと、一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、無線デバイスに、項目106~118のいずれか一項に記載の方法を実施させる命令を格納するメモリーとを含む、無線デバイス。
【0467】
項目120:項目106~118のいずれか一項に記載の方法を行うように構成される無線デバイスと、MAC PDUを受信するように構成される基地局とを含む、システム。
【0468】
項目121:実行されると、項目106~118のいずれか一項に記載の方法の実施を生じさせる命令を格納する、コンピューター可読媒体。
【0469】
項目122:無線デバイスによって、セルのアクティブアップリンク帯域幅部分(BWP)について、リッスン・ビフォア・トーク(LBT)障害の数量を決定することを含む、方法。
【0470】
項目123:閾値を満たす数量に基づいて、セルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害復旧手順に関連付けられるアップリンク信号を送信することをさらに含む、項目122に記載の方法。
【0471】
項目124:LBT障害復旧手順を中止することをさらに含む、項目122および123のいずれか一項に記載の方法。
【0472】
項目125:中止に基づいて、LBT障害の数量をゼロに設定することをさらに含む、項目122~124のいずれか一項に記載の方法。
【0473】
項目126:LBT障害復旧手順を中止することは、LBT障害復旧手順中に、セルのLBT障害復旧再構成パラメーターを受信すること、LBT障害復旧手順中に、セルのBWPスイッチングを示すダウンリンク情報を受信すること、LBT障害復旧手順中にセルを非アクティブ化すること、または、無線デバイスの媒体アクセス制御(MAC)層によって、無線デバイスの無線リソース制御(RRC)層から、およびLBT障害復旧手順中に、MAC層をリセットする要求を受信することの少なくとも一つに基づいて、LBT障害復旧手順を中止することを含む、項目122~125のいずれか一項に記載の方法。
【0474】
項目127:LBT障害の数量を決定することは、セルに関連付けられるランダムアクセス手順中に数量を決定することを含む、項目122~126のいずれか一項に記載の方法。
【0475】
項目128:LBT障害の数量に基づいて、セルに関連付けられるランダムアクセス手順を中止することをさらに含み、アップリンク信号を送信することが、ランダムアクセス手順を中止することに基づく、項目122~127のいずれか一項に記載の方法。
【0476】
項目129:セルに対するビーム障害復旧手順を開始することをさらに含む、項目122~128のいずれか一項に記載の方法。
【0477】
項目130:LBT障害復旧手順用のLBT MAC制御要素(LBT MAC CE)、およびビーム障害復旧手順用のビーム障害復旧MAC制御要素(BFR MAC CE)の送信を引き起こすことをさらに含む、項目122~129のいずれか一項に記載の方法。
【0478】
項目131:LBT MAC CEの論理チャネルの前のBFR MAC CEの論理チャネルを含むMACプロトコルデータユニット(MAC PDU)を送信することをさらに含む、項目122~130のいずれか一項に記載の方法。
【0479】
項目132:アップリンク信号を送信することが、セルとは異なる第二のセルを介してアップリンク信号を送信することを含む、項目122~131のいずれか一項に記載の方法。
【0480】
項目133:アップリンク信号が、ランダムアクセスプリアンブル、スケジューリング要求、またはLBT MAC制御要素のうちの少なくとも一つを含む、項目122~132のいずれか一項に記載の方法。
【0481】
項目134:セルのLBT障害の決定に基づいて、セルのLBTカウンターを増分することをさらに含む、項目122~133のいずれか一項に記載の方法。
【0482】
項目135:LBT障害復旧手順を中止することに基づいて、LBTカウンターをゼロに設定することをさらに含む、項目122~134のいずれか一項に記載の方法。
【0483】
項目136:一つまたは複数のメッセージを受信することがセルに対する一つまたは複数の構成パラメーターを含むことをさらに含み、一つまたは複数の構成パラメーターが、セルのアクティブアップリンクBWPに対する最大LBT障害カウント、またはセルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害検出タイマーのうちの一つまたは複数を示す、項目122~135のいずれか一項に記載の方法。
【0484】
項目137:アクティブアップリンクBWPが占有されるという決定に基づいてLBT障害を決定することをさらに含む、項目122~136のいずれか一項に記載の方法。
【0485】
項目138:クリアチャネル評価(CCA)チェックの実施に基づいてLBT障害を決定することをさらに含む、項目122~137のいずれか一項に記載の方法。
【0486】
項目139:LBT障害の決定に基づいて、LBT障害検出タイマーを開始または再起動することをさらに含む、項目122~138のいずれか一項に記載の方法。
【0487】
項目140:一つまたは複数のプロセッサーと、一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、無線デバイスに、項目122~139のいずれか一項に記載の方法を実施させる命令を格納するメモリーとを含む、無線デバイス。
【0488】
項目141:項目122~139のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成される無線デバイスと、アップリンク信号を受信するように構成される基地局とを含む、システム。
【0489】
項目142:実行されると、項目122~139のいずれか一項に記載の方法を実施させる命令を格納する、コンピューター可読媒体。
【0490】
項目143:無線デバイスによって、セルのアクティブアップリンク帯域幅部分(BWP)について、リッスン・ビフォア・トーク(LBT)障害の数量を決定することを含む、方法。
【0491】
項目144:閾値を満たす数量に基づいて、セルとは異なる第二のセルを介して、セルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害復旧手順に関連付けられるアップリンク信号を送信することを含む、項目143に記載の方法
【0492】
項目145:LBT障害復旧手順中に、セルのLBT障害復旧再構成パラメーターを受信すること、LBT障害復旧手順中に、セルのBWPスイッチングを示すダウンリンク情報を受信すること、LBT障害復旧手順中にセルを非アクティブ化しすること、または、無線デバイスの媒体アクセス制御(MAC)層によって、無線デバイスの無線リソース制御(RRC)層から、およびLBT障害復旧手順中に、MAC層をリセットする要求を受信することの少なくとも一つに基づいて、LBT障害復旧手順を中止することをさらに含む、項目143および144のいずれか一項に記載の方法。
【0493】
項目146:LBT障害の数量を決定することは、セルに関連するランダムアクセス手順中に数量を決定することを含む、項目143~145のいずれか一項に記載の方法。
【0494】
項目147:LBT障害の数量に基づいて、セルに関連付けられるランダムアクセス手順を中止することをさらに含み、アップリンク信号を送信することが、ランダムアクセス手順を中止することに基づく、項目143~146のいずれか一項に記載の方法。
【0495】
項目148:セルに対するビーム障害復旧手順を開始することをさらに含む、項目143~147のいずれか一項に記載の方法。
【0496】
項目149:LBT障害復旧手順用のLBT MAC制御要素(LBT MAC CE)、およびビーム障害復旧手順用のビーム障害復旧MAC制御要素(BFR MAC CE)の送信を引き起こすことをさらに含む、項目143~148のいずれか一項に記載の方法。
【0497】
項目150:LBT MAC CEの論理チャネルの前のBFR MAC CEの論理チャネルを含むMACプロトコルデータユニット(MAC PDU)を送信することをさらに含む、項目143~149のいずれか一項に記載の方法。
【0498】
項目151:アップリンク信号が、ランダムアクセスプリアンブル、スケジューリング要求、またはLBT MAC制御要素のうちの少なくとも一つを含む、項目143~150のいずれか一項に記載の方法。
【0499】
項目152:セルのLBT障害の決定に基づいて、LBTカウンターを増分することをさらに含む、項目143~151のいずれか一項に記載の方法。
【0500】
項目153:LBT障害復旧手順の中止に基づいて、LBTカウンターをゼロに設定することをさらに含む、項目143~152のいずれか一項に記載の方法。
【0501】
項目154:一つまたは複数のメッセージを受信することがセルに対する一つまたは複数の構成パラメーターを含むことをさらに含み、一つまたは複数の構成パラメーターが、セルのアクティブアップリンクBWPに対する最大LBT障害カウント、またはセルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害検出タイマーのうちの一つまたは複数を示す、項目143~153のいずれか一項に記載の方法。
【0502】
項目155:アクティブアップリンクBWPが占有されるという決定に基づいてLBT障害を決定することをさらに含む、項目143~154のいずれか一項に記載の方法。
【0503】
項目156:クリアチャネル評価(CCA)チェックの実施に基づいてLBT障害を決定することをさらに含む、項目143~155のいずれか一項に記載の方法。
【0504】
項目157:LBT障害の決定に基づいて、LBT障害検出タイマーを開始または再起動することをさらに含む、項目143~156のいずれか一項に記載の方法。
【0505】
項目158:LBT障害検出タイマーの満了に基づいて、LBTカウンターをゼロに設定することをさらに含む、項目143~157のいずれか一項に記載の方法。
【0506】
項目159:一つまたは複数のプロセッサーと、一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、無線デバイスに、項目143~158のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を格納するメモリーとを含む、無線デバイス。
【0507】
項目160:項目143~158のいずれか一項に記載の方法を行うように構成される無線デバイスと、アップリンク信号を受信するように構成される基地局とを含む、システム。
【0508】
項目161:実行されると、項目143~158のいずれか一項に記載の方法を実施させる命令を格納する、コンピューター可読媒体。
【0509】
無線デバイスは、複数の動作を含む方法を実施することができる。無線デバイスは、セルのアクティブアップリンク帯域幅部分(BWP)について、リッスン・ビフォア・トーク(LBT)障害の数量を決定し得る。無線デバイスは、閾値を満たす量に基づいて、セルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害復旧手順に関連付けられるアップリンク信号を送信し得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順中に、セルのLBT障害復旧再構成パラメーターを受信すること、LBT障害復旧手順中に、セルのBWPスイッチングを示すダウンリンク情報を受信すること、LBT障害復旧手順中にセルを非アクティブ化すること、または、無線デバイスの媒体アクセス制御(MAC)層によって、無線デバイスの無線リソース制御(RRC)層から、およびLBT障害復旧手順中に、MAC層をリセットする要求を受信することの少なくとも一つに基づいて、LBT障害復旧手順を終了および/または中止し得る。無線デバイスは、一つまたは複数の追加の動作を実行し得る。無線デバイスは、終了および/または中止に基づいて、LBT障害の数量をゼロに設定し得る。LBT障害の数量を決定することは、セルに関連付けられるランダムアクセス手順中に数量を決定することを含み得る。LBT障害の数量を決定することは、セルと関連付けられるランダムアクセス手順中に数量を決定することを含み得、本方法は、ランダムアクセス手順を停止することをさらに含み得る。無線デバイスは、セルに対するビーム障害復旧手順を開始し得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順用のLBT MAC制御要素(LBT MAC CE)、およびビーム障害復旧手順用のビーム障害復旧MAC制御要素(BFR MAC CE)の送信を引き起こし得る。無線デバイスは、LBT MAC CEの論理チャネルの前のBFR MAC CEの論理チャネルを含むMACプロトコルデータユニット(MAC PDU)を送信し得る。アップリンク信号を送信することが、セルとは異なる第二のセルを介してアップリンク信号を送信することを含み得る。アップリンク信号は、ランダムアクセスプリアンブル、スケジューリング要求、またはLBT MAC制御要素のうちの少なくとも一つを含んでもよい。無線デバイスは、セルのLBT障害を決定することに基づいて、セルのLBTカウンターを増分させてもよい。無線デバイスは、LBT障害復旧手順の終了および/または中止に基づいて、LBTカウンターをゼロに設定し得る。セルの非アクティブ化は、MAC制御要素を受信すること、または非アクティブ化タイマーの満了のうちの少なくとも一つに基づいてもよい。ダウンリンク情報は、ダウンリンク制御情報(DCI)、またはRRCメッセージのうちの少なくとも一つを含んでもよい。無線デバイスは、セルに対する一つまたは複数の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを受信してもよく、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのアクティブアップリンクBWPに対する最大LBT障害カウント、またはセルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害検出タイマーのうちの一つまたは複数を示し得る。アクティブアップリンクBWPに対するLBT障害の数量のLBT障害を決定することは、アクティブアップリンクBWPが占有されることを決定することを含み得る。アクティブアップリンクBWPに対するLBT障害の数量のLBT障害を決定することは、クリアチャネル評価(CCA)チェックを実行することを含み得る。無線デバイスは、LBT障害の数量のLBT障害を決定することに基づいて、LBT障害検出タイマーを開始または再開し得る。無線デバイスは、LBT障害検出タイマーの満了に基づいて、LBTカウンターをゼロに設定し得る。アップリンク信号を送信することが、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを介して、スケジューリング要求(SR)を送信することを含み得る。アップリンク信号を送信することが、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソースを介して、ランダムアクセスプリアンブルを送信することを含み得る。アップリンク信号を送信することが、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソースを介して、LBT障害MAC制御要素を送信することを含み得る。アップリンク信号を送信することが、LBT障害MAC制御要素を送信するために、一つまたは複数のアップリンクリソースを示す有効なアップリンク許可を有することに基づいて、LBT障害MAC制御要素を送信することを含み得る。アップリンク信号を送信することが、LBT障害MAC制御要素を送信するために、一つまたは複数のアップリンクリソースを示す有効なアップリンク許可を有していないことに基づいて、スケジューリング要求を送信することを含み得る。アップリンク信号を送信することが、LBT障害MAC制御要素の送信を含み得、LBT障害MAC制御要素が、セル、アップリンクBWP、セルの複数のアップリンクBWPの好ましいアップリンクBWP、およびアップリンクBWPの複数のLBT帯域幅の少なくとも一つのLBT帯域幅のうちの少なくとも一つを示し得る。無線デバイスは、一つまたは複数のプロセッサーと、一つまたは複数のプロセッサーによって実行されると、無線デバイスに、説明された方法、追加の動作を実行させ、および/または追加の要素を含む命令を格納するメモリーとを含んでもよい。システムは、記載された方法、追加の動作を実施するように構成され、および/または追加の要素を含む無線デバイスと、アップリンク信号を受信するように構成される基地局とを含んでもよい。コンピューター可読媒体は、実行されると、記載された方法の実施、追加の動作を引き起こす、および/または追加の要素を含む命令を格納し得る。
【0510】
無線デバイスは、複数の動作を含む方法を実施することができる。無線デバイスは、セルのアクティブアップリンク帯域幅部分(BWP)について、リッスン・ビフォア・トーク(LBT)障害の数量を決定し得る。無線デバイスは、閾値を満たす量に基づいて、セルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害復旧手順に関連付けられるアップリンク信号を送信し得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順中に、セルの再構成パラメーターを受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を終了および/または中止し得る。無線デバイスは、一つまたは複数の追加の動作を実行し得る。LBT障害復旧手順の終了および/または中止は、LBT障害復旧手順中に、セルのBWPスイッチングを示すダウンリンク情報を受信すること、LBT障害復旧手順中にセルを非アクティブ化すること、または、無線デバイスの媒体アクセス制御(MAC)層によって、無線デバイスの無線リソース制御(RRC)層から、およびLBT障害復旧手順中に、MAC層をリセットする要求を受信することの少なくとも一つにさらに基づいてもよい。セルの再構成パラメーターは、セルのLBT障害復旧再構成パラメーターを含んでもよい。LBT障害復旧手順の終了および/または中止は、LBT障害復旧手順に関連付けられる構成される送信をドロップすることを含み得る。LBT障害の数量を決定することは、セルに関連付けられるランダムアクセス手順中に数量を決定することを含み得る。無線デバイスは、ランダムアクセス手順を停止し得る。無線デバイスは、セルに対するビーム障害復旧手順を開始し得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順用のLBT MAC制御要素(LBT MAC CE)、およびビーム障害復旧手順用のビーム障害復旧MAC制御要素(BFR MAC CE)の送信を引き起こし得る。無線デバイスは、LBT MAC CEの論理チャネルの前のBFR MAC CEの論理チャネルを含むMACプロトコルデータユニット(MAC PDU)を送信し得る。アップリンク信号を送信することが、セルとは異なる第二のセルを介してアップリンク信号を送信することを含み得る。無線デバイスは、セルのLBT障害の数量のLBT障害を決定することに基づいて、セルのLBTカウンターを増分し得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順の終了および/または中止に基づいて、LBTカウンターをゼロに設定し得る。無線デバイスは、セルに対する一つまたは複数の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを受信してもよく、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのアクティブアップリンクBWPに対する最大LBT障害カウント、またはセルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害検出タイマーのうちの一つまたは複数を示し得る。アクティブアップリンクBWPに対するLBT障害の数量のLBT障害を決定することは、アクティブアップリンクBWPが占有されることを決定することを含み得る。アクティブアップリンクBWPに対するLBT障害の数量のLBT障害を決定することは、クリアチャネル評価(CCA)チェックを実行することを含み得る。アップリンク信号を送信することが、LBT障害MAC制御要素の送信を含み得、LBT障害MAC制御要素が、セル、アップリンクBWP、セルの複数のアップリンクBWPの好ましいアップリンクBWP、およびアップリンクBWPの複数のLBT帯域幅の少なくとも一つのLBT帯域幅のうちの少なくとも一つを示し得る。無線デバイスは、一つまたは複数のプロセッサーと、一つまたは複数のプロセッサーによって実行されると、無線デバイスに、説明された方法、追加の動作を実行させ、および/または追加の要素を含む命令を格納するメモリーとを含んでもよい。システムは、記載された方法、追加の動作を実施するように構成され、および/または追加の要素を含む無線デバイスと、アップリンク信号を受信するように構成される基地局とを含んでもよい。コンピューター可読媒体は、実行されると、記載された方法の実施、追加の動作を引き起こす、および/または追加の要素を含む命令を格納し得る。
【0511】
無線デバイスは、複数の動作を含む方法を実施することができる。無線デバイスは、セルのアクティブアップリンク帯域幅部分(BWP)に対し一つまたは複数のリッスン・ビフォア・トーク(LBT)障害を決定することに基づいて、セルのアクティブアップリンクBWPのLBT障害復旧手順に関連付けられるアップリンク信号を送信し得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順中に、セルに対するBWPスイッチングを示すダウンリンク情報を受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を終了および/または中止し得る。無線デバイスは、一つまたは複数の追加の動作を実行し得る。アップリンク信号を送信することが、閾値を超える一つまたは複数のLBT障害の数量に基づいてもよい。LBT障害復旧手順の終了および/または中止は、LBT障害復旧手順中に、セルのLBT障害復旧再構成パラメーターを受信すること、LBT障害復旧手順中にセルを非アクティブ化すること、または、無線デバイスの媒体アクセス制御(MAC)層によって、無線デバイスの無線リソース制御(RRC)層から、およびLBT障害復旧手順中に、MAC層をリセットする要求を受信することの少なくとも一つにさらに基づいてもよい。LBT障害復旧手順の終了および/または中止は、LBT障害復旧手順に関連付けられる構成される送信をドロップすることを含み得る。一つまたは複数のLBT障害を決定することは、セルに関連付けられるランダムアクセス手順中に一つまたは複数のLBT障害を決定することを含み得る。無線デバイスは、ランダムアクセス手順を停止し得る。無線デバイスは、セルに対するビーム障害復旧手順を開始し得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順用のLBT MAC制御要素(LBT MAC CE)、およびビーム障害復旧手順用のビーム障害復旧MAC制御要素(BFR MAC CE)の送信を引き起こし得る。無線デバイスは、LBT MAC CEの論理チャネルの前のBFR MAC CEの論理チャネルを含むMACプロトコルデータユニット(MAC PDU)を送信し得る。無線デバイスは、セルの一つまたは複数のLBT障害のLBT障害を決定することに基づいて、セルのLBTカウンターを増分し得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順の終了および/または中止に基づいて、LBTカウンターをゼロに設定し得る。ダウンリンク情報は、ダウンリンク制御情報(DCI)、またはRRCメッセージのうちの少なくとも一つを含んでもよい。無線デバイスは、セルに対する一つまたは複数の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを受信してもよく、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのアクティブアップリンクBWPに対する最大LBT障害カウント、またはセルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害検出タイマーのうちの一つまたは複数を示し得る。アクティブアップリンクBWPに対する一つまたは複数のLBT障害のLBT障害を決定することは、アクティブアップリンクBWPが占有されると決定することを含み得る。アクティブアップリンクBWPに対するLBT障害のうちの一つまたは複数についてLBT障害を決定することは、クリアチャネル評価(CCA)チェックを実行することを含み得る。無線デバイスは、一つまたは複数のLBT障害のLBT障害の検出に基づいて、LBT障害検出タイマーを開始または再起動し得る。無線デバイスは、LBT障害検出タイマーの満了に基づいて、LBTカウンターをゼロに設定し得る。無線デバイスは、一つまたは複数のプロセッサーと、一つまたは複数のプロセッサーによって実行されると、無線デバイスに、説明された方法、追加の動作を実行させ、および/または追加の要素を含む命令を格納するメモリーとを含んでもよい。システムは、記載された方法、追加の動作を実施するように構成され、および/または追加の要素を含む無線デバイスと、アップリンク信号を受信するように構成される基地局とを含んでもよい。コンピューター可読媒体は、実行されると、記載された方法の実施、追加の動作を引き起こす、および/または追加の要素を含む命令を格納し得る。
【0512】
無線デバイスは、複数の動作を含む方法を実施することができる。無線デバイスは、セルに対するランダムアクセス手順を開始し得る。無線デバイスは、ランダムアクセス手順の間に、セルのリッスン・ビフォア・トーク(LBT)障害復旧手順をトリガーし得る。無線デバイスは、トリガーに基づいて、ランダムアクセス手順を停止し、LBT障害復旧手順のためにアップリンク信号を送信し得る。無線デバイスは、一つまたは複数の追加の動作を実行し得る。ランダムアクセス手順の開始は、セルに対するビーム障害の検出に基づいてもよい。無線デバイスは、セルのアクティブアップリンク帯域幅部分(BWP)に対するLBT障害の数量を決定してもよく、LBT障害復旧手順のトリガーは、閾値を満たすLBT障害の数量に基づいてもよい。無線デバイスは、LBT障害復旧手順中に、セルに対するLBT障害復旧再構成パラメーターを受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を終了および/または中止し得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順中に、セルの帯域幅部分(BWP)スイッチングを示すダウンリンク情報を受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を終了および/または中止し得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順中にセルを非アクティブ化することに基づいて、LBT障害復旧手順を終了および/または中止し得る。無線デバイスは、無線デバイスの媒体アクセス制御(MAC)層によって、無線デバイスの無線リソース制御(RRC)層から、およびLBT障害復旧手順の間にMAC層をリセットする要求を受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を終了および/または中止し得る。無線デバイスは、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)プロセスのための新しい送信をスケジューリングするアップリンク許可の受信に基づいて、LBT障害復旧手順を完了させてもよく、HARQプロセスのインデックスは、アップリンク信号を含む物理アップリンクスケジュールチャネル(PUSCH)送信のHARQプロセスのインデックスと同じであり得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順の完了に基づいて、LBTカウンター、およびLBT障害検出タイマーをリセットし得る。無線デバイスは、セルに対する一つまたは複数の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを受信してもよく、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのアクティブアップリンクBWPに対する最大LBT障害カウント、またはセルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害検出タイマーのうちの一つまたは複数を示し得る。LBT障害を決定することは、アクティブアップリンクBWPが占有されることを決定することを含み得る。LBT障害を決定することは、クリアチャネル評価(CCA)チェックを実行することを含み得る。無線デバイスは、一つまたは複数のプロセッサーと、一つまたは複数のプロセッサーによって実行されると、無線デバイスに、説明された方法、追加の動作を実行させ、および/または追加の要素を含む命令を格納するメモリーとを含んでもよい。システムは、記載された方法、追加の動作を実施するように構成され、および/または追加の要素を含む無線デバイスと、アップリンク信号を受信するように構成される基地局とを含んでもよい。コンピューター可読媒体は、実行されると、記載された方法の実施、追加の動作を引き起こす、および/または追加の要素を含む命令を格納し得る。
【0513】
無線デバイスは、複数の動作を含む方法を実施することができる。無線デバイスは、セルに対するビーム障害復旧(BFR)手順を開始し得る。無線デバイスは、BFR手順中に、リッスン・ビフォア・トーク(LBT)障害復旧手順をトリガーし得る。無線デバイスは、媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータユニットにおいて、BFR MAC CEの論理チャネル優先順位、およびLBT障害MAC CEの論理チャネルに基づいて、BFR手順のBFR MAC制御要素(CE)と、LBT障害復旧手順のLBT障害MAC CEの少なくとも一つを多重化し得る。無線デバイスは、基地局にMAC PDUを送信し得る。無線デバイスは、一つまたは複数の追加の動作を実行し得る。無線デバイスは、セルのアクティブアップリンク帯域幅部分(BWP)に対するLBT障害の数量を決定してもよく、LBT障害復旧手順のトリガーは、閾値を満たすLBT障害の数量に基づいてもよい。無線デバイスは、LBT障害復旧手順中に、セルに対するLBT障害復旧再構成パラメーターを受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を終了および/または中止し得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順中に、セルの帯域幅部分(BWP)スイッチングを示すダウンリンク情報を受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を終了および/または中止し得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順中にセルを非アクティブ化することに基づいて、LBT障害復旧手順を終了および/または中止し得る。無線デバイスは、無線デバイスのMAC層によって、無線デバイスの無線リソース制御(RRC)層から、およびLBT障害復旧手順の間に、MAC層をリセットする要求を受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を終了および/または中止し得る。無線デバイスは、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)プロセスのための新しい送信をスケジューリングするアップリンク許可の受信に基づいて、LBT障害復旧手順を完了させてもよく、HARQプロセスのインデックスは、アップリンク信号を含む物理アップリンクスケジュールチャネル(PUSCH)送信のHARQプロセスのインデックスと同じであり得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順の完了に基づいて、LBTカウンター、およびLBT障害検出タイマーをリセットし得る。無線デバイスは、セルに対する一つまたは複数の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを受信してもよく、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのアクティブアップリンクBWPに対する最大LBT障害カウント、またはセルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害検出タイマーのうちの一つまたは複数を示し得る。LBT障害を決定することは、アクティブアップリンクBWPが占有されることを決定することを含み得る。LBT障害を決定することは、クリアチャネル評価(CCA)チェックを実行することを含み得る。MAC PDUを送信することは、LBT障害MAC CEの論理チャネルの前にBFR MAC CEの論理チャネルでMAC PDUを送信することを含み得る。MAC PDUを送信することは、BFR MAC CEの論理チャネルの前にLBT障害MAC CEの論理チャネルでMAC PDUを送信することを含み得る。無線デバイスは、一つまたは複数のプロセッサーと、一つまたは複数のプロセッサーによって実行されると、無線デバイスに、説明された方法、追加の動作を実行させ、および/または追加の要素を含む命令を格納するメモリーとを含んでもよい。システムは、記載された方法、追加の動作を実施し、および/または追加の要素を含むように構成される無線デバイスと、MAC PDUを受信するように構成される基地局とを含んでもよい。コンピューター可読媒体は、実行されると、記載された方法の実施、追加の動作を引き起こす、および/または追加の要素を含む命令を格納し得る。
【0514】
無線デバイスは、複数の動作を含む方法を実施することができる。無線デバイスは、リッスン・ビフォア・トーク(LBT)障害媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)、およびビーム障害復旧(BFR)MAC CEの送信をトリガーし得る。無線デバイスは、BFR MAC CEをLBT障害MAC CEの前にMACプロトコルデータユニット(PDU)に含めることによって、LBT障害MAC CEの論理チャネルよりもBFR MAC CEの論理チャネルを優先させ得る。無線デバイスは、基地局にMAC PDUを送信し得る。無線デバイスは、一つまたは複数の追加の動作を実行し得る。無線デバイスは、LBT障害MAC CEをデータの前にMAC PDUに含めることによって、データよりもLBT障害MAC CEの論理チャネルを優先し得る。無線デバイスは、LBT障害MAC CEをBSR MAC CEの前にMAC PDUに含めることによって、バッファステータスレポート(BSR)MAC CEの論理チャネルよりも、LBT障害MAC CEの論理チャネルを優先し得る。無線デバイスは、構成される許可確認MAC CEをLBT障害MAC CEの前にMAC PDUに含めることによって、LBT障害MAC CEの論理チャネルよりも、構成される許可確認MAC CEの論理チャネルを優先し得る。無線デバイスは、セルのアクティブアップリンク帯域幅部分(BWP)に対するLBT障害の数量を特定してもよく、LBT障害MAC CEのトリガーは、閾値を満たすLBT障害の数量に基づいてもよい。無線デバイスは、LBT障害復旧手順中に、セルのLBT障害復旧再構成パラメーターを受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を終了および/または中止し得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順中に、セルの帯域幅部分(BWP)スイッチングを示すダウンリンク情報を受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を終了および/または中止し得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順中にセルを非アクティブ化することに基づいて、LBT障害復旧手順を終了および/または中止し得る。無線デバイスは、無線デバイスのMAC層によって、無線デバイスの無線リソース制御(RRC)層から、およびLBT障害復旧手順の間に、MAC層をリセットする要求を受信することに基づいて、LBT障害復旧手順を終了および/または中止し得る。無線デバイスは、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)プロセスのための新しい送信をスケジューリングするアップリンク許可の受信に基づいて、LBT障害復旧手順を完了させてもよく、HARQプロセスのインデックスは、MAC PDUを含む物理アップリンクスケジュールチャネル(PUSCH)送信のHARQプロセスのインデックスと同じであり得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順の完了に基づいて、LBTカウンター、およびLBT障害検出タイマーをリセットし得る。無線デバイスは、セルに対する一つまたは複数の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを受信してもよく、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのアクティブアップリンクBWPに対する最大LBT障害カウント、またはセルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害検出タイマーのうちの一つまたは複数を示し得る。無線デバイスは、一つまたは複数のプロセッサーと、一つまたは複数のプロセッサーによって実行されると、無線デバイスに、説明された方法、追加の動作を実行させ、および/または追加の要素を含む命令を格納するメモリーとを含んでもよい。システムは、記載された方法、追加の動作を実施し、および/または追加の要素を含むように構成される無線デバイスと、MAC PDUを受信するように構成される基地局とを含んでもよい。コンピューター可読媒体は、実行されると、記載された方法の実施、追加の動作を引き起こす、および/または追加の要素を含む命令を格納し得る。
【0515】
無線デバイスは、複数の動作を含む方法を実施することができる。無線デバイスは、セルのアクティブアップリンク帯域幅部分(BWP)について、リッスン・ビフォア・トーク(LBT)障害の数量を決定し得る。無線デバイスは、閾値を満たす量に基づいて、セルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害復旧手順に関連付けられるアップリンク信号を送信し得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順を終了および/または中止し得る。無線デバイスは、終了および/または中止に基づいて、LBT障害の数量をゼロに設定し得る。無線デバイスは、一つまたは複数の追加の動作を実行し得る。LBT障害復旧手順を終了および/または中止することは、LBT障害復旧手順中に、セルのLBT障害復旧再構成パラメーターを受信すること、LBT障害復旧手順中に、セルのBWPスイッチングを示すダウンリンク情報を受信すること、LBT障害復旧手順中に、セルを非アクティブ化すること、または、無線デバイスの媒体アクセス制御(MAC)層によって、無線デバイスの無線リソース制御(RRC)層から、およびLBT障害復旧手順中に、MAC層をリセットする要求を受信することのうちの少なくとも一つに基づいて、LBT障害復旧手順を終了および/または中止することを含み得る。LBT障害の数量を決定することは、セルに関連付けられるランダムアクセス手順中に数量を決定することを含み得る。LBT障害の数量を決定することは、セルに関連付けられるランダムアクセス手順中に数量を決定することを含み得る。無線デバイスは、ランダムアクセス手順を停止し得る。無線デバイスは、セルに対するビーム障害復旧手順を開始し得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順用のLBT MAC制御要素(LBT MAC CE)、およびビーム障害復旧手順用のビーム障害復旧MAC制御要素(BFR MAC CE)の送信を引き起こし得る。無線デバイスは、LBT MAC CEの論理チャネルの前のBFR MAC CEの論理チャネルを含むMACプロトコルデータユニット(MAC PDU)を送信し得る。アップリンク信号を送信することが、セルとは異なる第二のセルを介してアップリンク信号を送信することを含み得る。アップリンク信号は、ランダムアクセスプリアンブル、スケジューリング要求、またはLBT MAC制御要素のうちの少なくとも一つを含んでもよい。無線デバイスは、セルのLBT障害を決定することに基づいて、セルのLBTカウンターを増分させてもよい。無線デバイスは、LBT障害復旧手順の終了および/または中止に基づいて、LBTカウンターをゼロに設定し得る。無線デバイスは、セルに対する一つまたは複数の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを受信してもよく、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのアクティブアップリンクBWPに対する最大LBT障害カウント、またはセルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害検出タイマーのうちの一つまたは複数を示し得る。アクティブアップリンクBWPに対するLBT障害の数量のLBT障害を決定することは、アクティブアップリンクBWPが占有されることを決定することを含み得る。アクティブアップリンクBWPに対するLBT障害の数量のLBT障害を決定することは、クリアチャネル評価(CCA)チェックを実行することを含み得る。無線デバイスは、LBT障害の数量のLBT障害を決定することに基づいて、LBT障害検出タイマーを開始または再開し得る。無線デバイスは、一つまたは複数のプロセッサーと、一つまたは複数のプロセッサーによって実行されると、無線デバイスに、説明された方法、追加の動作を実行させ、および/または追加の要素を含む命令を格納するメモリーとを含んでもよい。システムは、記載された方法、追加の動作を実施するように構成され、および/または追加の要素を含む無線デバイスと、アップリンク信号を受信するように構成される基地局とを含んでもよい。コンピューター可読媒体は、実行されると、記載された方法の実施、追加の動作を引き起こす、および/または追加の要素を含む命令を格納し得る。
【0516】
無線デバイスは、複数の動作を含む方法を実施することができる。無線デバイスは、セルのアクティブアップリンク帯域幅部分(BWP)について、リッスン・ビフォア・トーク(LBT)障害の数量を決定し得る。無線デバイスは、閾値を満たす量に基づいて、セルとは異なる第二のセルを介して、セルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害復旧手順に関連付けられるアップリンク信号を送信し得る。無線デバイスは、一つまたは複数の追加の動作を実行し得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順中に、セルのLBT障害復旧再構成パラメーターを受信すること、LBT障害復旧手順中に、セルのBWPスイッチングを示すダウンリンク情報を受信すること、LBT障害復旧手順中にセルを非アクティブ化すること、または、無線デバイスの媒体アクセス制御(MAC)層によって、無線デバイスの無線リソース制御(RRC)層から、およびLBT障害復旧手順中に、MAC層をリセットする要求を受信することの少なくとも一つに基づいて、LBT障害復旧手順を終了および/または中止し得る。LBT障害の数量を決定することは、セルに関連付けられるランダムアクセス手順中に数量を決定することを含み得る。LBT障害の数量を決定することは、セルに関連付けられるランダムアクセス手順中に数量を決定することを含み得る。無線デバイスは、ランダムアクセス手順を停止し得る。無線デバイスは、セルに対するビーム障害復旧手順を開始し得る。無線デバイスは、LBT障害復旧手順用のLBT MAC制御要素(LBT MAC CE)、およびビーム障害復旧手順用のビーム障害復旧MAC制御要素(BFR MAC CE)の送信を引き起こし得る。無線デバイスは、LBT MAC CEの論理チャネルの前のBFR MAC CEの論理チャネルを含むMACプロトコルデータユニット(MAC PDU)を送信し得る。アップリンク信号は、ランダムアクセスプリアンブル、スケジューリング要求、またはLBT MAC制御要素のうちの少なくとも一つを含んでもよい。無線デバイスは、セルのLBT障害を決定することに基づいて、セルのLBTカウンターを増分させてもよい。無線デバイスは、LBT障害復旧手順の終了および/または中止に基づいて、LBTカウンターをゼロに設定し得る。無線デバイスは、セルに対する一つまたは複数の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを受信してもよく、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのアクティブアップリンクBWPに対する最大LBT障害カウント、またはセルのアクティブアップリンクBWPに対するLBT障害検出タイマーのうちの一つまたは複数を示し得る。アクティブアップリンクBWPに対するLBT障害の数量のLBT障害を決定することは、アクティブアップリンクBWPが占有されることを決定することを含み得る。アクティブアップリンクBWPに対するLBT障害の数量のLBT障害を決定することは、クリアチャネル評価(CCA)チェックを実行することを含み得る。無線デバイスは、LBT障害の数量のLBT障害を決定することに基づいて、LBT障害検出タイマーを開始または再起動し得る。無線デバイスは、LBT障害検出タイマーの満了に基づいて、LBTカウンターをゼロに設定し得る。無線デバイスは、一つまたは複数のプロセッサーと、一つまたは複数のプロセッサーによって実行されると、無線デバイスに、説明された方法、追加の動作を実行させ、および/または追加の要素を含む命令を格納するメモリーとを含んでもよい。システムは、記載された方法、追加の動作を実施するように構成され、および/または追加の要素を含む無線デバイスと、アップリンク信号を受信するように構成される基地局とを含んでもよい。コンピューター可読媒体は、実行されると、記載された方法の実施、追加の動作を引き起こす、および/または追加の要素を含む命令を格納し得る。
【0517】
本明細書に記述された動作のうちの一つまたは複数は、条件付きであり得る。例えば、無線デバイス、基地局、無線環境、ネットワーク、上記の組み合わせ、および/または類似のものなど、特定の基準が満たされた場合に、一つまたは複数の動作を実施することができる。例示的な基準は、無線デバイスおよび/またはネットワークノード構成、トラフィック負荷、初期システムセットアップ、パケットサイズ、トラフィック特性、上記の組み合わせ、および/または類似のものなど、一つまたは複数の条件に基づいてもよい。一つまたは複数の基準が満たされる場合、さまざまな実施例を使用し得る。本明細書に記載される実施例の任意の部分を任意の順序で、任意の条件に基づいて実装することが可能であり得る。
【0518】
基地局は、無線デバイスのうちの一つまたは複数と通信し得る。無線デバイスおよび/または基地局は、複数の技術、および/または同じ技術の複数のリリースをサポートし得る。無線デバイスは、無線デバイスのカテゴリーおよび/または能力に応じて、何らかの特定の能力を有し得る。基地局は、複数のセクター、セル、および/または送信エンティティの一部を含んでもよい。複数の無線デバイスと通信する基地局は、カバレッジエリア内の総無線デバイスのサブセットと通信する基地局を指し得る。本明細書で言及される無線デバイスは、所与の能力を有する、および基地局の所与のセクターにおける、所与のLTE、5G、または他の3GPPもしくはnon-3GPPリリースと互換性のある複数の無線デバイスに対応し得る。複数の無線デバイスは、選択された複数の無線デバイス、カバレッジエリア内の総無線デバイスのサブセット、および/または無線デバイスの任意のグループを指し得る。こうした装置は、本明細書の図面および/または説明、および/または類似のものに基づいて、またはそれらに従って、動作、機能、および/または実行し得る。例えば、これらの無線デバイスおよび/または基地局が、LTE、5G、または他の3GPPもしくはnon-3GPP技術の旧リリースに基づいて実行し得るため、本開示の方法に準拠しない、複数の基地局および/または複数の無線デバイスが、カバレッジエリア内にあり得る。
【0519】
一つまたは複数のパラメーター、フィールド、および/または情報要素(IE)は、一つまたは複数の情報オブジェクト、値、および/または任意の他の情報を含み得る。情報物体は、一つまたは複数の他の物体を含んでもよい。少なくともいくつかの(または全て)パラメーター、フィールド、IE、および/または同種のものが使用されてもよく、コンテキストに応じて互換性があり得る。意味または定義が与えられる場合、かかる意味または定義が支配する。
【0520】
本明細書に記載される実施例の一つまたは複数の要素は、モジュールとして実装され得る。モジュールは、定義された機能を実行する要素、および/または他の要素への定義されたインターフェイスを有する要素であり得る。モジュールは、ハードウェア、ハードウェアと組み合わせたソフトウェア、ファームウェア、ウエットウェア(例えば、生物学的要素を有するハードウェア)、またはそれらの組み合わせに実装されてもよく、それら全ては、挙動的に等価であり得る。例えば、モジュールは、ハードウェアマシン(C、C++、Fortran、Java、Basic、Matlabなど)もしくはSimulink、Stateflow、GNU Octave、またはLabVIEWMathScriptで実行されるように構成されるコンピューター言語で記述されたソフトウェアルーチンで実装され得る。追加的または代替的に、ディスクリートまたはプログラム可能なアナログ、デジタルおよび/または量子ハードウェアを組み込んだ物理ハードウェアを使用してモジュールを実装することが可能であり得る。プログラマブルハードウェアの例としては、コンピューター、マイクロコントローラー、マイクロプロセッサー、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および/または複雑なプログラマブル論理デバイス(CPLD)が挙げられる。コンピューター、マイクロコントローラー、および/またはマイクロプロセッサーは、アセンブリー、C、C++などの言語を使用してプログラムされ得る。FPGA、ASIC、CPLDは、多くの場合、プログラマブルデバイスの機能が少ない内部ハードウェアモジュール間の接続を構成し得るVHSICハードウェア記述言語(VHDL)またはVerilogなどのハードウェア記述言語(HDL)を使用してプログラムされる。上述の技術は、機能的モジュールの結果を達成するために組み合わせて使用され得る。
【0521】
本明細書に記載される一つまたは複数の特徴は、一つまたは複数のコンピューターまたは他のデバイスによって実行される、一つまたは複数のプログラムモジュールなど、コンピューターで使用可能なデータおよび/またはコンピューター実行可能命令に実装され得る。一般に、プログラムモジュールは、コンピューター内のプロセッサーまたはデータ処理装置によって実行されるとき、特定のタスクを実行する、または特定の抽象データ型を実現するルーチン、プログラム、物体、構成要素、データ構造などを含む。コンピューター実行可能命令は、ハードディスク、光ディスク、リムーバブル記憶媒体、ソリッドステートメモリー、RAMなどの一つまたは複数のコンピューター可読媒体上に記憶され得る。プログラムモジュールの機能は、所望に応じて組み合わせられてもよく、または分配され得る。機能性は、ファームウェアまたはハードウェア等価物、例えば集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などにおいて、全部または一部で実装され得る。特定のデータ構造を使用して、本明細書に記述される一つまたは複数の特徴をより効果的に実装することができ、かかるデータ構造は、本明細書に記述されるコンピューター実行可能命令およびコンピューターで使用可能なデータの範囲内で意図される。
【0522】
非一時的有形コンピューター可読媒体は、本明細書に記載されるマルチキャリア通信の動作を引き起こすように構成される一つまたは複数のプロセッサーによって実行可能な命令を含み得る。製造品は、プログラム可能なハードウェアがデバイス(例えば、無線デバイス、無線コミュニケータ、無線デバイス、基地局など)が本明細書に記載のマルチキャリア通信の動作を可能にさせることを可能にするためにその上に符号化された命令を有する非一時的な有形のコンピューター可読な機械アクセス可能な媒体を含み得る。デバイス、またはシステム内などの一つまたは複数のデバイスは、一つまたは複数のプロセッサー、メモリー、インターフェイス、および/または同種のものを含み得る。他の実施例は、基地局、無線デバイスまたはユーザー機器(無線デバイス)、サーバー、スイッチ、アンテナ、および/または類似のものなどの装置を含む通信ネットワークを含み得る。ネットワークは、携帯電話、無線、WiFi、4G、5G、3GPPまたはその他の携帯電話規格または推奨の任意の世代、任意の非3GPPネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク、無線パーソナルエリアネットワーク、無線アドホックネットワーク、無線メトロポリタンエリアネットワーク、無線ワイドエリアネットワーク、グローバルエリアネットワーク、衛星ネットワーク、スペースネットワーク、および無線通信を使用する任意の他のネットワークを含むが、これらに限定されない、任意の無線技術を含み得る。任意のデバイス(例えば、無線デバイス、基地局、または任意のその他のデバイス)またはデバイスの組み合わせを使用して、例えば、上記ステップのうちの一つまたは複数のうちの任意の相補的なステップまたはステップを含む、本明細書に記載のステップのうちの一つまたは複数のうちの任意の組み合わせを実行し得る。
【0523】
実施例は上記に記載されるが、これらの実施例の特徴および/またはステップは、任意の所望の様式で組み合わせ、分割、省略、再構成、改訂、および/または拡張され得る。当業者には、さまざまな変更、改変、および改善が容易に起こるであろう。かかる変更、修正、および改善は、本明細書に明示的に記載されていないが、本明細書の一部となることが意図され、本明細書の記載の趣旨および範囲内であることが意図される。従って、前述の記載は、例示のみを目的としており、限定するものではない。